JP2007231820A - 可変排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な制御及び構成で浄化手段の暖機性の向上と背圧の低減とを両立できる可変排気装置を提供すること。
【解決手段】第1触媒31が設けられる主通路21にバイパス通路25を接続し、主通路21には主通路21を閉じる方向の付勢力が与えられた触媒側バルブ40を設け、バイパス通路25にはバイパスバルブ50を設ける。これにより、主通路21内を流れる排気ガスの圧力が低い場合には、触媒側バルブ40は開き難くなるので、排気ガスは流速が低下する。このため、第1触媒31付近を流れる排気ガスの滞留時間は長くなり、第1触媒31は温度が上昇し易くなる。また、主通路21内を流れる排気ガスの圧力が比較的高めの場合には、排気ガスの圧力により触媒側バルブ40は開くので、排気ガスは流れ易くなり、背圧が低減する。これらの結果、簡易な制御及び構成で浄化手段である第1触媒31の暖機性の向上と背圧の低減とを両立することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変排気装置に関するものである。特に、この発明は、浄化手段をバイパスするバイパス通路が設けられた可変排気装置に関するものである。
従来の内燃機関では、排気ガスの通路中に、排気ガスの浄化手段である触媒を2つ設け、排気温度に応じて2つの触媒を使い分けているものがある。この場合、排気ガスの通路に主通路とバイパス通路とを設け、一方の触媒は主通路に設ける。また、他方の触媒は、排気ガスの通路においてバイパス通路が設けられている部分よりも下流側に設ける。さらに、主通路における当該主通路内に設けられた触媒の下流側とバイパス通路内には、それぞれ開閉バルブを設け、内燃機関の運転状況に応じて双方の開閉バルブの開閉を互いに異ならせることにより、排気ガスを主通路またはバイパス通路のいずれかを通すことができる。これにより、運転状況に応じて、主通路に設けられる触媒の通過や不通過を切り替えることができる。
具体的には、主通路に設けられる触媒は内燃機関に近いことにより、排気ガスがこの触媒を通過する際には排気ガスの温度があまり下がらない状態で通過するので、触媒の温度は上昇し易くなっている。このため、内燃機関が低回転低負荷で運転している場合には、主通路に設けられる開閉バルブを開け、バイパス通路に設けられる開閉バルブを閉じて主通路に設けられる触媒を通過させる。また、内燃機関が高回転高負荷で運転している場合には、主通路に設けられる触媒は温度が高くなり過ぎる虞があるため、主通路に設けられる開閉バルブを閉じ、バイパス通路に設けられる開閉バルブを開ける。これにより、排気ガスをバイパス通路にのみ通し、主通路内の触媒を通らないようにして、バイパス通路の下流側に位置する触媒のみを通過するようにする。この結果、触媒による排気ガスの浄化性能の向上を図ることができる。
しかし、排気ガスはこのように運転状況に応じて流れる通路が切り替えられるため、主通路内を流れる排気ガスの温度とバイパス通路内を流れる排気ガスとでは、その温度が異なっている。即ち、主通路内に流れる排気ガスは、内燃機関が低回転低負荷で運転している場合における排気ガスであるため、比較的温度が低くなっており、バイパス通路内に流れる排気ガスは、内燃機関が高回転高負荷で運転している場合における排気ガスであるため、比較的温度が高くなっている。このため、主通路内に設けられる開閉バルブ及びバイパス通路内に設けられる開閉バルブは、このように温度が異なる排気ガスを考慮して設ける必要があるため、従来の排気浄化装置では、主通路内の開閉バルブとバイパス通路内の開閉バルブとで異なるものを用いているものがある。
例えば、特許文献1に記載の排気浄化装置では、主通路である主排気管路内に開閉バルブである第1のバタフライバルブを設け、バイパス通路であるバイパス管路内に開閉バルブである第2のバタフライバルブを設けている。また、これらのバタフライバルブは、回転軸を支持する軸受部材の摺動特性を異ならせており、第1のバタフライバルブの回転軸を支持する軸受部材は、低温摺動性に優れた材料により形成し、第2のバタフライバルブの回転軸を支持する軸受部材は、高温摺動性に優れた材料により形成している。これにより、比較的温度が低い排気ガスが流れる主排気管路内に設けられる第1のバタフライバルブの回転軸と軸受部材とは、第1のバタフライバルブの開閉時に容易に摺動する。同様に、比較的温度が高い排気ガスが流れるバイパス管路内に設けられる第2のバタフライバルブの回転軸と軸受部材とは、第2のバタフライバルブの開閉時に容易に摺動する。これらの結果、バタフライバルブの回動軸の摺動性能を、確実に維持することができる。
特開平8−14032号公報
しかしながら、このように第1のバタフライバルブと第2のバタフライバルブとを設ける、即ち、開閉バルブを2つ設ける場合には、開閉バルブの開閉を切り替える切替手段も2つ必要となり、構成する部品が増加する虞がある。また、これらの2つの開閉バルブを、それぞれ独立して開閉させる場合には、その制御が複雑になる虞がある。また、排気ガスを浄化する触媒は、排気ガスを効率よく浄化させるには、所定の温度以上に触媒の温度を上昇させて使用する、即ち、触媒を暖機させる必要があるが、内燃機関の暖気運転時には、排気ガスの温度が低いため、暖気運転時に排気ガスを主排気管路に流しても、触媒の暖機に時間がかかる虞がある。
また、内燃機関の暖気運転時に触媒を暖機させることを目的として、主排気管路内を流れる排気ガスの滞留時間が長くなるように主排気管路の排気抵抗を大きくした場合には、内燃機関の低回転低負荷時など、通常の運転時において排気ガスを主排気管路内に流す場合に、背圧が高くなる虞がある。この場合、背圧が高くなることに起因して、内燃機関の運転性能が低下する虞がある。このため、触媒を暖機させる場合には、第1のバタフライバルブを閉じ気味にして排気ガスの滞留時間が長くなるようにし、背圧が高くなることを抑制する場合には、第1のバタフライバルブを開け、排気ガスの排気抵抗を低減する必要がある。従って、これらを両立させるには、主排気管路内を流れる排気ガスの温度や圧力を検出しながら第1のバタフライバルブを開閉する必要があるが、排気ガスの温度や圧力を検出しながら開閉バルブを開閉する場合、制御が複雑になる虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な制御及び構成で浄化手段の暖機性の向上と背圧の低減とを両立できる可変排気装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る可変排気装置は、内燃機関の排気ガスが流れる第1通路を有し、さらに、前記排気ガスが流れると共に両端で前記第1通路に接続される第2通路を有する排気通路と、前記第1通路内に配設され、且つ、前記排気ガスを浄化する浄化手段と、前記第1通路に配設されていると共に前記第1通路内を開閉可能に設けられ、且つ、前記第1通路内を流れる前記排気ガスの圧力により前記第1通路内を開く第1通路開閉手段と、前記第2通路に配設されていると共に前記第2通路内を開閉可能に設けられた第2通路開閉手段と、を備えることを特徴とする。
この発明では、浄化手段が設けられる第1通路内に、第1通路開閉手段を設けており、この第1通路開閉手段は、第1通路内を排気ガスの圧力によって開くように形成されている。また、第2通路には、第2通路内を開閉可能な第2通路開閉手段が設けられているので、第2通路開閉手段を開閉させることにより、排気ガスを第1通路または第2通路のいずれか一方に流すことができる。このため、第2通路開閉手段を閉じた場合には、排気ガスは第1通路内に流れるが、この場合において排気ガスの圧力が低い場合には、第1通路開閉手段はあまり開かないため、排気ガスは第1通路内に滞留し易くなる。これにより、第1通路内の浄化手段は、温度が上昇し易くなる。また、第2通路開閉手段を閉じることにより排気ガスが第1通路内に流れた場合において、排気ガスの圧力が高い場合には、排気ガスの圧力により第1通路開閉手段は開くので、排気ガスは容易に流れることができる。従って、第1通路開閉手段を作動させる作動手段を設ける必要がなく、また、第2通路開閉手段の開閉の制御のみで、排気ガスの流れを所望の流れにすることができる。これらの結果、簡易な制御及び構成で浄化手段の暖機性の向上と背圧の低減とを両立することができる。
また、この発明に係る可変排気装置は、前記第1通路開閉手段は、前記第1通路開閉手段に対して前記第1通路内を閉じる方向の付勢力を与える付勢手段の前記付勢力により前記第1通路内を閉じることを特徴とする。
この発明では、付勢手段によって、第1通路開閉手段に対して第1通路内を閉じる方向の付勢力を与えているので、より容易に、且つ、確実に第1通路開閉手段で第1通路内を閉じることができる。この結果、より確実に、簡易な制御及び構成で浄化手段の暖機性の向上を図ることができる。
また、この発明に係る可変排気装置は、前記第1通路開閉手段には、前記第1通路内を閉じた状態において前記排気ガスの流通が可能な微小通路が形成されていることを特徴とする。
この発明では、第1通路開閉手段に微小通路が形成されているので、第1通路開閉手段が閉じた状態においても、排気ガスは第1通路内を流れることができる。この場合、排気ガスが微小通路を流れる際に流速が落ちるので、排気ガスが第1通路内に滞留する滞留時間が長くなる。これにより、より確実に第1通路内の浄化手段の温度を上昇させることができる。この結果、より確実に、簡易な制御及び構成で浄化手段の暖機性の向上を図ることができる。
本発明に係る可変排気装置は、簡易な制御及び構成で浄化手段の暖機性の向上と背圧の低減とを両立することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る可変排気装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施例に係る可変排気装置が設けられた内燃機関の概略図である。同図に示す内燃機関1には、本発明の実施例に係る可変排気装置15が備えられており、この内燃機関1は、内部に燃焼室5が形成されたシリンダヘッド2とシリンダブロック3とを有している。また、シリンダブロック3内には、当該シリンダブロック3内を往復運動可能に設けられたピストン4が配設されている。燃焼室5は、このピストン4の上死点側に位置しており、当該燃焼室5には吸気通路である吸気管10と、排気通路である排気管11とが接続されている。このうち、吸気管10と燃焼室5との接続部分には、吸気バルブ12が設けられており、排気管11と燃焼室5との接続部分には、排気バルブ13が設けられている。また、この燃焼室5には、内燃機関1の運転時に点火する点火手段である点火プラグ6が設けられている。
また、排気管11は、内側に内燃機関1運転時の排気ガスが流れる第1通路である主通路21と、同様に内燃機関1運転時の排気ガスが流れる第2通路であるバイパス通路25とを有している。これらの主通路21とバイパス通路25とは、排気管11が、内燃機関1から排気ガスの下流方向に向かった所定の位置で分岐しており、分岐した後さらに接続されている。詳しくは、バイパス通路25は、その両端部で主通路21に接続されており、両端部のうち、バイパス通路25内を流れる排気ガスの流れの上流側に位置する端部が上流側接続部26となり、主通路21内を流れる排気ガスの流れの下流側に位置する端部が下流側接続部27となり、上流側接続部26と下流側接続部27とで主通路21に接続されている。
換言すると、これらの上流側接続部26と下流側接続部27とは、主通路21の両端部において、主通路21内を流れる排気ガスの流れの上流側に位置する端部に上流側接続部26が形成されており、主通路21内を流れる排気ガスの流れの下流側に位置する端部に下流側接続部27が形成されている。
また、排気管11内には、内側に排気ガスを浄化する浄化手段である触媒30が設けられており、このうち、主通路21には、内側に排気ガスを浄化する触媒30のうち第1触媒31が配設されている。詳しくは、第1触媒31は、主通路21内における上流側接続部26と下流側接続部27との間に位置している。また、排気管11には、当該排気管11内を流れる排気ガスの流れ方向における下流側接続部27の下流側に、触媒30のうち第2触媒32が配設されている。これらの第1触媒31と第2触媒32とは、炭化水素(HC)と、一酸化炭素(CO)と、窒素酸化物(NOx)との3物質を酸化・還元反応によって同時に除去する、いわゆる三元触媒となっている。また、これらの第1触媒31と第2触媒32とでは、浄化温度は同じであるが、排気ガスは、流れ方向で放熱し温度勾配を持つため、第2触媒32よりも、排気ガスの流れ方向において上流側に位置する第1触媒31の方が、高温に晒されることになる。
また、主通路21には、第1通路開閉手段である触媒側バルブ40が配設されている。この触媒側バルブ40は、主通路21内に設けられており、主通路21内において第1触媒31よりも排気ガスの流れ方向における下流側で、且つ、下流側接続部27よりも排気ガスの流れ方向における上流側に設けられている。
また、バイパス通路25には、第2通路開閉手段であるバイパスバルブ50が配設されている。このバイパスバルブ50は、バイパス通路25内に設けられており、バイパス通路25内において上流側接続部26よりも排気ガスの流れ方向における下流側で、且つ、下流側接続部27よりも排気ガスの流れ方向における上流側に設けられている。また、このバイパスバルブ50には、内圧を変化させることにより作動するアクチュエータ61が接続されており、バイパスバルブ50は、このアクチュエータ61によって作動可能になっている。また、バイパスバルブ50は、このようにアクチュエータ61によって作動することによりバイパス通路25内を開閉可能に設けられている。
このようにバイパスバルブ50に接続されるアクチュエータ61には、内側に空気が通るチューブである制御チューブ66が接続されており、さらに、この制御チューブ66においてアクチュエータ61に接続されている側に位置する端部の反対側の端部には、VSV(Vacuum Switching Valve)62が接続されている。このVSV62は、内側の空気圧が、大気圧よりも低い状態を維持できるように設けられた負圧タンク63に接続されており、負圧タンク63は負圧チューブ67によって吸気管10に接続されている。このように、負圧タンク63は吸気管10に接続されているため、内側の空気圧は、吸気管10内の空気圧と同程度の圧力になる。また、VSV62は、制御チューブ66と負圧タンク63内とを連通する、または、制御チューブ66と外気、即ち大気とを連通することを、切り替えることができるように設けられている。
また、排気管11内には、排気管11内を流れる排気ガスの成分を検出するガス成分検出手段である第1ガス成分検出センサ75と第2ガス成分検出センサ76とが設けられている。このうち、第1ガス成分検出センサ75は、排気管11内における上流側接続部26よりも排気ガスの流れ方向における上流側の位置に配設されている。また、第2ガス成分検出センサ76は、排気管11内における下流側接続部27と第2触媒32との間の位置に配設されている。また、吸気管10には、燃料を吸気管10内に噴射する燃料供給手段であるインジェクタ70が配設されており、当該インジェクタ70は、燃料を吸気管10内に噴射することにより内燃機関1に対して燃料を供給可能に設けられている。
これらの第1ガス成分検出センサ75、第2ガス成分検出センサ76、インジェクタ70、VSV62は、全て当該内燃機関1を搭載する車両(図示省略)の各部を制御するECU(Electronic Control Unit)80に接続されている。
このECU80には、処理部81、記憶部82及び入出力部83が設けられており、これらは互いに接続され、互いに信号の受け渡しが可能になっている。また、ECU80に接続されている第1ガス成分検出センサ75、第2ガス成分検出センサ76、インジェクタ70及びVSV62は、入出力部83に接続されており、入出力部83は、これらのセンサ等との間で信号の入出力を行なう。また、記憶部82には、本発明に係る可変排気装置15を制御するコンピュータプログラムが格納されている。この記憶部82は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、またはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ(CD−ROM等のような読み出しのみが可能な記憶媒体)や、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、或いはこれらの組み合わせにより構成することができる。
また、処理部81は、メモリ及びCPU(Central Processing Unit)により構成されている。当該可変排気装置15が有するバイパスバルブ50の制御は、第1ガス成分検出センサ75や第2ガス成分検出センサ76など車両の各部に設けられたセンサ(図示省略)による検出結果に基づいて、処理部81が前記コンピュータプログラムを当該処理部81に組み込まれたメモリに読み込んで演算し、演算の結果に応じてVSV62を作動させることにより、バイパスバルブ50を制御する。その際に処理部81は、適宜記憶部82へ演算途中の数値を格納し、また格納した数値を取り出して演算を実行する。なお、このように可変排気装置15を制御する場合には、前記コンピュータプログラムの代わりに、ECU80とは異なる専用のハードウェアによって制御してもよい。
図2は、図1のA部詳細図である。図3は、図1の触媒側バルブの斜視図である。前記触媒側バルブ40は、主通路21内に形成された主通路バルブシート92の近傍に設けられている。この主通路バルブシート92は、主通路21の内壁である主通路内壁91から主通路21の内側方向に向けて突出すると共に内側に略円形の穴が開いた板状の形状で形成されている。この穴は主通路バルブシート穴93となっており、主通路バルブシート92を貫通して形成されている。触媒側バルブ40は、このように形成される主通路バルブシート92の近傍で、且つ、主通路バルブシート92の下流側接続部27側に設けられており、この位置で主通路バルブシート穴93を開閉することにより、主通路21内を開閉可能に形成されている。
また、触媒側バルブ40は、フラップ41とシャフト42とを有している。このうちフラップ41は、主通路バルブシート穴93の径よりも大きい径で形成された板状の形状となっており、シャフト42は、略円柱状の形状で形成され、回動可能に設けられている。また、フラップ41は、回動可能に設けられたシャフト42に接続されており、シャフト42が回動することにより、シャフト42の回動に伴ってフラップ41も回動可能に形成されている。これにより、触媒側バルブ40は、主通路バルブシート穴93を開閉でき、主通路21内を開閉可能に形成されている。
また、フラップ41には、当該フラップ41を貫通する穴によって形成された微小通路44が設けられている。この微小通路44は、開口面積が、主通路21内を流れる排気ガスの流れ方向に対する主通路21の開口面積、或いは断面積よりも大幅に小さくなっている。触媒側バルブ40には、このように微小通路44が形成されているため、触媒側バルブ40で主通路21内を閉じた場合においても、主通路21内を流れる排気ガスは微小通路44を通ることにより、流通が可能になっている。
さらに、触媒側バルブ40には、当該触媒側バルブ40に対して主通路バルブシート穴93を閉じる方向、即ち、主通路21内を閉じる方向の付勢力を与える付勢手段であるスプリング43が設けられている。このスプリング43は、線状の部材が螺旋状に形成され、シャフト42の周囲に設けられて当該シャフト42と主通路内壁91との双方に接続されている。スプリング43は、このように螺旋状に形成されていることによりシャフト42が回動する方向の弾性力を有しており、また、スプリング43はシャフト42と主通路内壁91との双方に接続されているので、シャフト42に対して付勢力を与えている。この付勢力の方向は、主通路バルブシート92の下流側接続部27側の面から主通路バルブシート穴93を閉じる方向となっており、主通路21内を流れる排気ガスの流れ方向における下流側から上流側に向けて主通路21内を閉じる方向になっている。このように、触媒側バルブ40はスプリング43の付勢力によって閉じられており、主通路21内に排気ガスが流れた場合において、排気ガスの圧力が付勢力よりも高い場合には、触媒側バルブ40は、その圧力によって主通路バルブシート穴93、或いは主通路21内を開くように設けられている。
また、バイパスバルブ50は、バイパス通路25内に形成されたバイパス通路バルブシート97の近傍に設けられている。このバイパス通路バルブシート97は、バイパス通路25の内壁であるバイパス通路内壁96から当該バイパス通路25の内側方向に向けて突出すると共に内側に略円形の穴が開いた板状の形状で形成されている。この穴はバイパス通路バルブシート穴98となっており、バイパス通路バルブシート97を貫通して形成されている。
バイパスバルブ50は、このように形成されるバイパス通路バルブシート97の近傍に設けられ、バイパス通路バルブシート穴98を開閉することにより、バイパス通路25内を開閉可能に設けられている。詳しくは、バイパスバルブ50は、略円柱状の形状で形成され、アクチュエータ61(図1参照)によって回動可能なバイパスバルブシャフト51を有しており、アクチュエータ61によってバイパスバルブシャフト51が回動することにより、バイパスバルブ50は回動する。また、バイパスバルブ50は、バイパス通路バルブシート穴98を閉じることができるように設けられており、バイパスバルブ50が回動することにより、バイパスバルブ50はバイパス通路バルブシート穴98を開閉できる。これにより、バイパスバルブ50はバイパス通路25内を開閉可能に形成されている。
この実施例に係る内燃機関1の可変排気装置15は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。内燃機関1を運転すると、吸気管10に設けられたインジェクタ70から吸気管10内に燃料を噴射することにより、吸気管10内を流れる空気と燃料とが混合し、吸気管10内で燃料と空気との混合気が作られる。この混合気は、吸気バルブ12が開いた際に吸気管10から燃焼室5内に入り込む。燃焼室5内に入り込んだ混合気は、点火プラグ6が点火した際に着火し、燃焼室5内で燃焼する。このように燃焼室5内で燃料が燃焼してピストン4を押し下げることにより、内燃機関1は作動する。燃料の燃焼後のガスは、排気ガスとなって排気バルブ13が開いた際に排気管11の方向に流れ、燃焼室5内から排出される。
また、このように内燃機関1を運転している際には、吸気管10から燃焼室5内に混合気が吸い込まれるため、吸気管10内の空気圧は大気圧よりも低くなる。即ち、吸気管10内は負圧になる。このため、負圧チューブ67によって吸気管10に接続される負圧タンク63内の空気は、吸気管10の方向に流れ、負圧タンク63内の空気圧は、吸気管10内の圧力と同程度の圧力になる。これにより、負圧タンク63内は負圧になる。また、負圧タンク63はVSV62と接続されているが、VSV62は、制御チューブ66と負圧タンク63内とを連通する、または、制御チューブ66と大気とを連通することを、切り替えることができるように設けられている。
この制御チューブ66は、アクチュエータ61に接続されているため、VSV62を切り替えることにより、アクチュエータ61に大気圧、または負圧を伝えることができる。つまり、制御チューブ66と負圧タンク63内とを連通するようにVSV62を切り替えた場合には、アクチュエータ61に負圧を伝えることができ、制御チューブ66と大気とを連通するようにVSV62を切り替えた場合には、アクチュエータ61に大気圧を伝えることができる。このように、大気圧や負圧を伝えることにより、アクチュエータ61は作動し、アクチュエータ61に接続されるバイパスバルブ50も作動する。つまり、バイパスバルブ50は、VSV62を切り替えることにより作動可能になっている。
内燃機関1の運転時には、排気ガスが排気管11内を流れるが、内燃機関1の始動直後や内燃機関1を低回転低負荷で運転している際には、ECU80からVSV62に信号を送り、VSV62を切り替えてバイパスバルブ50を閉じる。これにより、バイパス通路25内は閉じられるが、この状態では、排気ガスは、バイパス通路25には流れず、上流側接続部26付近から主通路21内に流れ込む。この主通路21内には、第1触媒31が設けられているため、主通路21内を流れる排気ガスは、第1触媒31を通過し、排気ガスは第1触媒31により浄化される。第1触媒31を通過した排気ガスは、さらに、排気ガスの流れ方向において下流側接続部27よりも下流側に位置する第2触媒32の方向に流れる。このため、排気ガスは、第2触媒32を通過し、第2触媒32により浄化される。バイパスバルブを閉じた状態では、排気ガスはこのように主通路21内を流れるが、内燃機関1の暖気運転時や低回転低負荷時には、排気ガスの温度は低くなっている。このため、バイパスバルブ50を閉じることにより、主通路21内に設けられ、高温の排気ガスに晒され易い第1触媒31を排気ガスが通過するようにした場合でも、排気ガスの温度は低くなっているため、第1触媒31の温度が高くなり過ぎることを抑制できる。
また、このようにバイパスバルブ50を閉じている状態では、排気ガスは主通路21内を流れるが、主通路21内には触媒側バルブ40が設けられており、当該触媒側バルブ40は、スプリング43によって、下流側接続部27側から主通路バルブシート92方向の付勢力が与えられている。即ち、触媒側バルブ40は、スプリング43によって主通路21内を流れる排気ガスの下流側から上流側の方向への付勢力が与えられている。
このため、排気ガスが主通路21内を流れる場合には、スプリング43による付勢力に逆らう方向に、排気ガスは触媒側バルブ40に対して作用するが、排気ガスが主通路21内を流れる場合において内燃機関1から排出される排気ガスの量が比較的少ない場合には、触媒側バルブ40に作用する排気ガスの圧力は低くなる。これにより、スプリング43の付勢力は排気ガスの圧力に打ち勝ち、触媒側バルブ40はスプリング43の付勢力によって主通路バルブシート92に接触して主通路21内を閉じる。
触媒側バルブ40に作用する排気ガスの圧力が低い場合には、触媒側バルブ40は主通路21内を閉じるが、触媒側バルブ40には微小通路44が形成されているため、主通路21内の排気ガスは微小通路44を通り、触媒側バルブ40の上流側から下流側の方向に流れる。このように、主通路21内が触媒側バルブ40によって閉じられている場合には、主通路21内を流れる排気ガスは微小通路44を通るが、この微小通路44は、開口面積が主通路21の断面積よりも大幅に小さくなっているので、排気ガスの流速は低下する。このため、主通路21内に流れ込んだ排気ガスは、主通路21内における滞留時間が長くなり、この排気ガスは、第1触媒31付近を流れる際における滞留時間が長くなる。
図4は、図2の触媒側バルブが開いた状態を示す図である。内燃機関1を中負荷で運転している場合には、低負荷時と同様にバイパスバルブ50を閉じるが、中負荷時には、低負荷時と比較して内燃機関1から排出される排気ガスの量が多くなる。このため、主通路21内に流れて触媒側バルブ40に作用する排気ガスの圧力は、低負荷時に触媒側バルブ40に作用する排気ガスの圧力よりも高くなる。
このように排気ガスの圧力が高くなった場合には、触媒側バルブ40に作用する圧力、即ち、触媒側バルブ40に対して排気ガスの流れ方向における上流側から下流側に作用する力が大きくなるが、排気ガスの圧力は運転状況により変化するので、触媒側バルブ40に作用する力も、排気ガスの圧力に伴って変化する。つまり、排気ガスの圧力が高くなるに従って、触媒側バルブ40に作用する力は大きくなる。触媒側バルブ40に作用する力は、このように排気ガスの圧力に伴って変化するが、この力がスプリング43の付勢力よりも大きい場合には、触媒側バルブ40は上流側から下流側に向けて回動する。これにより、触媒側バルブ40は主通路バルブシート92から離れ、主通路バルブシート穴93を開くことにより、主通路内を開ける。
触媒側バルブ40が主通路21内を開けた場合には、排気ガスは主通路バルブシート穴93を通るため、触媒側バルブ40付近における排気ガスの通路は、触媒側バルブ40が主通路21内を閉じて排気ガスが触媒側バルブ40の微小通路44を通る場合よりも大きくなる。これにより、主通路21内を流れる排気ガスの背圧は低減する。
また、触媒側バルブ40の回動は、排気ガスの圧力によって触媒側バルブ40に作用する力に応じて回動の大きさが変化し、触媒側バルブ40に作用する力が大きくなるに従って、触媒側バルブ40は大きく回動する。このように触媒側バルブ40が大きく回動した場合には、主通路21内は大きく開けられる。即ち、触媒側バルブ40は、主通路21内の排気ガスの圧力が高くなるに従い、開度が大きくなる。触媒側バルブ40の開度が大きくなると、排気ガスは、より主通路バルブシート穴93を流れ易くなるので、背圧はより低減する。従って、主通路21内の排気ガスの圧力が高くなるに従って、背圧はより低くなる。
また、内燃機関1を高回転高負荷で運転している場合には、ECU80からVSV62に信号を送り、VSV62を切り替えてバイパスバルブ50を開ける。バイパスバルブ50を開けることによってバイパス通路25内が開かれると、排気ガスは上流側接続部26付近からバイパス通路25に流れ込む。この場合、排気管11内を流れる排気ガスは、ほぼ全てバイパス通路25に流れるため、主通路21内には流れなくなる。このように、バイパスバルブ50を開けた状態では、排気ガスは主通路21内に流れないため、排気ガスは第1触媒31を通過することなく第2触媒32の方向に流れて第2触媒32を通過し、第2触媒32のみにより浄化される。また、内燃機関1を高回転高負荷で運転する際には排気ガスの温度は高くなるが、排気ガスは放熱しながら下流方向に流れ、また、第2触媒32は、排気ガスの流れ方向において第1触媒31よりも下流側に位置している。このため、高温の排気ガスが第2触媒32を通過する際には、排気ガスの温度は低下しているので、第2触媒32の温度が高くなり過ぎることが抑制される。
以上の可変排気装置15は、第1触媒31が設けられる主通路21内に、触媒側バルブ40を設けており、この触媒側バルブ40は、主通路21内を流れる排気ガスの圧力によって開くように設けられている。また、バイパス通路25には、バイパス通路25内を開閉可能なバイパスバルブ50が設けられているので、バイパスバルブ50を開閉させることにより、排気ガスを主通路21またはバイパス通路25のいずれか一方に流すことができる。このため、バイパスバルブ50を閉じた場合には、排気ガスは主通路21内に流れるが、この場合おいて排気ガスの圧力が低い場合には、触媒側バルブ40はあまり開かないため、排気ガスは主通路21内に滞留し易くなる。これにより、主通路21内の排気ガスは、第1触媒31付近を流れる際における滞留時間が長くなるので、第1触媒31は温度が上昇し易くなる。
また、バイパスバルブ50を閉じることにより排気ガスが主通路21内に流れた場合において、排気ガスの圧力が高い場合には、排気ガスの圧力により触媒側バルブ40は開くので、背圧が低減し、排気ガスは容易に流れることができる。従って、触媒側バルブ40を作動させる作動手段を設ける必要がなく、また、バイパスバルブ50の開閉の制御のみで、排気ガスの流れを所望の流れにすることができる。これらの結果、簡易な制御及び構成で浄化手段である第1触媒31の暖機性の向上と背圧の低減とを両立することができる。
また、触媒側バルブ40は、当該触媒側バルブ40に設けられたスプリング43によって、主通路21内を閉じる方向の付勢力が与えられているので、より容易に、且つ、確実に触媒側バルブ40で主通路21内を閉じることができる。この結果、より確実に、簡易な制御及び構成で第1触媒31の暖機性の向上を図ることができる。
また、主通路21内に排気ガスが流れる場合において、排気ガスの圧力が低い場合には触媒側バルブ40は開かなくなり、第1触媒31付近を流れる際における滞留時間が長くなるので、排気ガスは、第1触媒31によって浄化され易くなる。つまり、排気ガスが第1触媒31付近を流れる際における滞留時間が長くなることにより、排気ガスが第1触媒31に接触する時間が長くなるので、この排気ガスは、より確実に第1触媒31によって浄化される。この結果、浄化性能の向上を図ることができる。
また、触媒側バルブ40に微小通路44が形成されているので、触媒側バルブ40が閉じた状態においても、排気ガスは主通路21内を流れることができる。この場合、排気ガスは、微小通路44を流れる際に流速が落ちるので、排気ガスが主通路21内に滞留する滞留時間が長くなる。これにより、排気ガスが第1触媒31付近を流れる際における滞留時間が、より長くなるので、より確実に第1触媒31の温度を上昇させることができる。この結果、より確実に、簡易な制御及び構成で第1触媒31の暖機性の向上を図ることができる。
また、触媒側バルブ40に微小通路44を形成しているので、排気ガスに含まれるカーボン等が触媒側バルブ40に付着し、触媒側バルブ40が閉じた状態で固着した場合でも、主通路21内の排気ガスは、第1触媒31側から微小通路44を通って下流側接続部27の方向に流れるので、主通路21内の排気ガスの流路を確保できる。この結果、触媒側バルブ40の故障時における排気ガスの排出性能を確保することができる。
また、触媒側バルブ40に微小通路44を形成しているので、バイパスバルブ50を閉じて主通路21内に排気ガスが流れた状態において、排気ガスの脈動により排気ガスの圧力が変化する場合でも、触媒側バルブ40が頻繁に開閉することを抑制できる。つまり、触媒側バルブ40に微小通路44が形成されていない場合には、主通路21内の排気ガスは、触媒側バルブ40が開くことによってのみ、第1触媒31側から下流側接続部27の方向に流れる。このため、排気ガスの圧力が比較的低く、且つ、脈動が生じた状態で主通路21内を排気ガスが流れる場合には、その脈動に応じて触媒側バルブ40が頻繁に開閉する場合がある。このように、触媒側バルブ40が頻繁に開閉した場合には、フラップ41と主通路バルブシート92とが接触する際の音が頻繁に発生する虞がある。これに対し、触媒側バルブ40に微小通路44を形成した場合には、触媒側バルブ40を閉じた状態でも排気ガスは微小通路44を通って第1触媒31側から下流側接続部27の方向に流れる。このため、圧力が比較的低い排気ガスが脈動を生じて主通路21内を流れた場合でも、排気ガスは触媒側バルブ40が閉じた状態で流れるため、排気ガスの脈動によって触媒側バルブ40が頻繁に開閉することが抑制される。これにより、触媒側バルブ40の開閉によって発生する音を低減することができる。この結果、静粛性の向上を図ることができる。
また、触媒側バルブ40に微小通路44を形成することにより、触媒側バルブ40は頻繁に開閉することが抑制されるので、内燃機関1運転時における作動回数を低減することができる。これにより、触媒側バルブ40の作動回数が多いことに起因して発生する故障を抑制することができる。この結果、触媒側バルブ40の故障の発生を低減することができる。
また、主通路21内に、スプリング43の付勢力により閉じられる触媒側バルブ40を設けているので、触媒側バルブ40を主通路21内における排気ガスの流れの抵抗にすることができ、容易にバイパス通路25を形成することができる。即ち、触媒側バルブ40が主通路21内を流れる排気ガスの抵抗になるので、バイパスバルブ50を開いた際に、より容易に排気ガスをバイパス通路25内にのみに流れるように、バイパス通路25を形成することができる。この結果、排気管11が設計し易くなるので、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上述した触媒側バルブ40では、付勢手段として螺旋状に形成されたスプリング43が設けられているが、触媒側バルブ40に設けられる付勢手段は、螺旋状のスプリング43以外のものでもよい。付勢手段は、触媒側バルブ40に対して主通路21内を流れる排気ガスの下流側から上流側の方向への付勢力が与えることができるものであれば、上述したスプリング43以外のものでもよい。
また、上述した触媒側バルブ40には微小通路44が形成されているが、触媒側バルブ40には微小通路44は形成されていなくてもよい。触媒側バルブ40に微小通路44が形成されていない場合でも、主通路21内に排気ガスが流れる場合には排気ガスの圧力によって主通路21内を開くように触媒側バルブ40を形成することにより、主通路21内を流れる排気ガスの滞留時間を長くすることができる。これにより、第1触媒31付近を流れる排気ガスの滞留時間を長くすることができる。また、触媒側バルブ40に微小通路44を設けない場合には、触媒側バルブ40に対して排気ガスが作用する部分の面積を大きくすることができ、より確実に排気ガスの圧力によって触媒側バルブ40を開けることができる。これにより、より確実に主通路21内を流れる排気ガスの背圧を低減することができる。これらの結果、より確実に第1触媒31の暖機性の向上と背圧の低減とを両立することができる。
以上のように、本発明に係る可変排気装置は、排気管がバイパス通路を有している場合に有用であり、特に、触媒をバイパスする機構を有している場合に適している。
本発明の実施例に係る可変排気装置が設けられた内燃機関の概略図である。 図1のA部詳細図である。 図1の触媒側バルブの斜視図である。 図2の触媒側バルブが開いた状態を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダヘッド
3 シリンダブロック
4 ピストン
5 燃焼室
6 点火プラグ
10 吸気管
11 排気管
12 吸気バルブ
13 排気バルブ
15 可変排気装置
21 主通路
25 バイパス通路
26 上流側接続部
27 下流側接続部
30 触媒
31 第1触媒
32 第2触媒
40 触媒側バルブ
41 フラップ
42 シャフト
43 スプリング
44 微小通路
50 バイパスバルブ
51 バイパスバルブシャフト
61 アクチュエータ
62 VSV
63 負圧タンク
66 制御チューブ
67 負圧チューブ
70 インジェクタ
75 第1ガス成分検出センサ
76 第2ガス成分検出センサ
80 ECU
81 処理部
82 記憶部
83 入出力部
91 主通路内壁
92 主通路バルブシート
93 主通路バルブシート穴
96 バイパス通路内壁
97 バイパス通路バルブシート
98 バイパス通路バルブシート穴

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気ガスが流れる第1通路を有し、さらに、前記排気ガスが流れると共に両端で前記第1通路に接続される第2通路を有する排気通路と、
    前記第1通路内に配設され、且つ、前記排気ガスを浄化する浄化手段と、
    前記第1通路に配設されていると共に前記第1通路内を開閉可能に設けられ、且つ、前記第1通路内を流れる前記排気ガスの圧力により前記第1通路内を開く第1通路開閉手段と、
    前記第2通路に配設されていると共に前記第2通路内を開閉可能に設けられた第2通路開閉手段と、
    を備えることを特徴とする可変排気装置。
  2. 前記第1通路開閉手段は、前記第1通路開閉手段に対して前記第1通路内を閉じる方向の付勢力を与える付勢手段の前記付勢力により前記第1通路内を閉じることを特徴とする請求項1に記載の可変排気装置。
  3. 前記第1通路開閉手段には、前記第1通路内を閉じた状態において前記排気ガスの流通が可能な微小通路が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の可変排気装置。
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