JP2007231509A - 塗り目地工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗り目地工法に好適なタイル用目地材と、このタイル用目地材を用いた塗り目地工法を提供する。
【解決手段】エポキシ樹脂100重量部に対し、硬化剤としてポリアミドアミン及び変性ポリアミンを配合し、さらに非イオン系界面活性剤、酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化セリウムの少なくとも1種と骨材とを配合してなるタイル用目地材。このタイル用目地材を用いた塗り目地工法。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイル用目地材を用いた塗り目地工法に関する。
塗り目地工法は、ペースト状の目地材料を床や壁の建材の一面に塗って目地間隙にも該目地材料を詰め、次いで建材表面の目地材料を拭き取るようにしたものであり、きわめて効率良く目地詰めを行うことができる。
この塗り目地工法に用いられている目地材は、従来はセメント系のものである(例えば特開2002−211964号)。
特開2002−226674号には、建築・土木用に用いられるエポキシ接着剤として、エポキシ樹脂及び硬化剤と微粉末ケイ酸とを含んだものが記載されており、この硬化剤として変性芳香族ポリアミン、変性脂環式ポリアミン、ポリアミドアミンが記載されている。
特開2002−211964号 特開2002−226674号
上記特開2002−226674号には、この接着剤を塗り目地工法に用いることや、塗り目地工法のための組成については記載されていない。
本発明は、塗り目地工法に好適なタイル用目地材を用いた塗り目地工法を提供することを目的とする。
請求項1の塗り目地工法は、タイル張り面の全体に未硬化の目地材を塗り付け、その後、タイル表面の目地材を拭き取る塗り目地工法において、目地材として、エポキシ樹脂、ポリアミドアミンと変性ポリアミンとを含有する硬化剤、非イオン系界面活性剤、及び該エポキシ樹脂100重量部に対して300〜700重量部の充填剤を含有するタイル用目地材を用いることを特徴とするものである。
請求項2の塗り目地工法は、請求項1において、該タイル用目地材は、骨材として酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化セリウムの少なくとも1種を含有することを特徴とするものである
本発明者は、種々の研究を重ねた結果、エポキシ樹脂の硬化剤としてポリアミドアミンと変性ポリアミンとを併用した場合、塗り目地工法に好適なタイル用目地材になることを見出した。
即ち、硬化剤として変性ポリアミンのみを用いた場合、タイル用目地材の硬化時間が短すぎると共に、水溶性ではなく、塗り目地後に水拭きで除去できず、塗り目地工法における拭き取りに支障が生じる。また、硬化剤としてポリアミドアミンのみを用いたのでは、硬化が遅すぎると共に、変色し易いという短所がある。本発明によると、これらの欠点が解決され、効率よく塗り目地工法による目地填めを行うことができる。
特に、エポキシ樹脂100重量部に対しポリアミドアミン10〜50重量部、変性ポリアミン10〜50重量部を配合することにより、目地填めをきわめて効率よく行うことができる。
このタイル用目地材に、骨材として酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化セリウムの少なくとも1種を配合することにより、紫外線反射性能を付与し、目地の耐久性を高めることができ、特に変色を防止することができる。
また、タイル用目地材に非イオン系界面活性剤を配合することにより、
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明の塗り目地工法は、タイル張り面の全体に未硬化の目地材を塗り付け、その後、タイル表面の目地材を拭き取る塗り目地工法において、目地材として、エポキシ樹脂、ポリアミドアミンと変性ポリアミンとを含有する硬化剤、非イオン系界面活性剤、及び該エポキシ樹脂100重量部に対して300〜700重量部の充填剤を含有するタイル用目地材を用いることを特徴とするものである。
エポキシ樹脂としては、たとえば、ビスフェノールAタイプと言われるエピクロルヒドリンと2,2−ビス(P−ヒドロキシフェノール)プロパンとの反応生成物があげられる。
硬化剤としては、ポリアミドアミンと変性ポリアミンとが併用される。変性ポリアミンとしては、たとえば、変性脂肪族ポリアミン、変性芳香族ポリアミン、変性脂環式ポリアミンがあげられる。中でも、変性脂環式ポリアミンが好適である。
エポキシ樹脂に対するポリアミドアミン及び変性ポリアミンの配合割合は、エポキシ樹脂100重量部に対しポリアミドアミン10〜50重量部、特に20〜40重量部、変性ポリアミン10〜50重量部、特に20〜40重量部程度が好ましい。ポリアミドアミンと変性ポリアミンとの割合は1:4〜4:1前後が好適であり、具体的には2:1〜1:2程度が好ましい。
本発明では、タイル用目地材に酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化セリウムの少なくとも1種、好ましくは酸化チタン及び/又は酸化亜鉛を配合し、紫外線反射能を付与して変色防止等を図るのが好ましい。
酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化セリウムの少なくとも1種の配合量は、エポキシ樹脂と硬化剤の総量100重量部に対して70重量部以下、例えば5〜70重量部、特に15〜35重量部程度が好ましい。
本発明では、タイル用目地材に非イオン系界面活性剤を配合し、流動性や親水性を高める。非イオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデジルエーテル、ポリオキシエチレンアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノールアミドなどを用いることができ、その配合量は、エポキシ樹脂100重量部に対し10重量部以下例えば1〜10重量部、特に3〜8重量部程度が好ましい。
本発明では、タイル用目地材には、珪砂、重質炭酸カルシウム、極微細炭酸カルシウム、タルク等の充填剤をエポキシ樹脂100重量部に対し300〜700重量部配合する。これらの充填剤はコスト低減と塗工性等の作業性の向上をもたらす。
本発明では、タイル用目地材は、エポキシ樹脂を主体とする主剤、硬化剤を主体とする硬化液との二液タイプ接着剤として使用されるが、酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化セリウムの少なくとも1種や充填材は、主剤もしくは硬化液の両方またはいずれか一方に配合されて使用される。
のタイル用目地材は、前記した塗り目地工法に用いられる。
本発明をさらに詳しく説明するため、以下に実施例をあげる。
実施例1〜3、比較例1〜
表1に示すとおりの配合にてエポキシ樹脂(主剤)、硬化剤、骨材、添加剤を調整した。なお、表中のエポキシ樹脂等は次に示すものを使用した。
エポキシ樹脂:ビスフェノールA型 ジャパンエポキシレジン株式会社製エピコート
828
酸化チタン:堺化学工業株式会社製R−5N
酸化亜鉛:堺化学工業株式会社製微細酸化亜鉛
ポリアミドアミン:エアープロダクツジャパン株式会社製サンマイド330
変性脂環式ポリアミン:エアープロダクツジャパン株式会社製サンマイド1M−54
4。
表1に示す主剤と硬化剤を混合して接着剤を調製し、タイル張り面(目地間隙5mm、目地深さ10mm)の塗り目地工法に供し、塗り性、ふき取り性、オープンタイム、硬化性及び紫外線変色を測定した。その結果は表1に示すとおりであった。なお、紫外線変色は、UVテスターを用い、紫外線を15時間照射して行った。
Figure 2007231509
表1の通り、実施例1,2のタイル用目地材によると、塗り性、ふき取り性、オープンタイム、硬化性のいずれの項目にも優れ、しかも紫外線変色も防止されることが明らかである。実施例3のものは、比較例に比べ施工性が良好であるが、酸化チタン及び酸化亜鉛を含有しないため、耐紫外線性に劣る。

Claims (4)

  1. エポキシ樹脂及び硬化剤を含有するタイル用目地材において、該硬化剤として、ポリアミドアミンと変性ポリアミンとを含有することを特徴とするタイル用目地材。
  2. 請求項1において、骨材として酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化セリウムの少なくとも1種を含有することを特徴とするタイル用目地材。
  3. 請求項1又は2において、非イオン系界面活性剤を含有することを特徴とするタイル用目地材。
  4. タイル張り面の全体に未硬化の目地材を塗り付け、その後、タイル表面の目地材を拭き取る塗り目地工法において、目地材として請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイル用目地材を用いることを特徴とする塗り目地工法。
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