JP2007230640A - キャップおよび飲料入り閉止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】密封性の低下が起きるのを防ぐことができるキャップを提供する。
【解決手段】ライナー5下面には、容器の開口端部24の内面側に当接する内側シール突起12と、開口端部24の外面側に当接する外側シール突起13とが形成されている。内側シール突起12および外側シール突起13は、開口端部24の頂部24bとライナー5との間に隙間16ができるように形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器口元部を閉止するキャップ、このキャップを用いた閉止装置および飲料入り閉止装置に関する。
図5および図6は、従来のキャップの一例を示すもので、ここに示すキャップ31は、天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とからなるキャップ本体4と、天板部2の内面に設けられたライナー35とを備えている。キャップ本体4は、アルミニウムやスチールなどの金属から構成されている。
キャップ31が装着される容器20の口元部21の開口端部は、外方に湾曲して形成された断面略円形のカール部24となっている。
図7は、ネジ部10等の形成が行われる前の状態のキャップ31(未成形キャップ)を示すものである。
キャップ31を口元部21に装着するには、未成形のキャップ31を口元部21に被せ、側方からの押圧により筒部3にネジ部10および裾部11を形成する。
この種のキャップとしては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開2004−175388号公報
キャップ31を容器20に装着した状態で、落下などによりキャップ31に強い衝撃が加えられると、口元部21に凹みが生じるおそれがある。
特に、アルミニウムなどの金属からなる容器20を用いる場合には、ガラス製やPET製に比べて耐衝撃性に劣るため、口元部21に凹みが生じやすい。このため、密封が不完全になり内容液の漏れが起こりやすくなる。
また、高い密封性能を得るには、ライナー35がカール部24に当接する部分(以下、当接部分という)の幅が全周にわたって十分に確保されていることが重要である。そのためにはキャップ31と口元部21の中心位置が一致するのが好ましい。
しかしながら、キャップ31では、口元部21に装着する際に、口元部21に対する位置が径方向にずれ、周方向の一部で当接部分が狭くなり、密封性の低下が起きるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、密封性の低下が起きるのを防ぐことができるキャップ、閉止装置および飲料入り閉止装置を提供することを目的とする。
本発明のキャップは、容器の口元部に装着されるキャップであって、天板部とその周縁から垂下する筒部とを有するキャップ本体と、このキャップ本体内に設けられたライナーとを備え、前記ライナー下面には、前記容器の開口端部の内面側に当接する内側シール突起と、前記開口端部の外面側に当接する外側シール突起とが形成され、前記内側シール突起および外側シール突起は、開口端部の頂部とライナーとの間に隙間ができるように形成されていることを特徴とする。
本発明のキャップは、前記容器の開口端部の少なくともライナーに接する部分が断面略円弧状とされ、前記天板部の周縁部が、前記ライナーに接する部分の開口端部に沿う断面略円弧状とされている構成とすることができる。
本発明のキャップは、容器の口元部に装着されるキャップであって、天板部とその周縁から垂下する筒部とを有するキャップ本体と、このキャップ本体内に設けられたライナーとを備え、前記ライナー下面には、前記容器の開口端部の内面側に当接する内側シール突起と、前記開口端部の外面側に当接する外側シール突起とが形成され、少なくとも前記開口端部に当接する部分の前記内側シール突起の外面は、下方に向かって径が小さくなるように傾斜しており、前記キャップの中心軸方向に対する傾斜角度が30〜60度とされ、少なくとも前記開口端部に当接する部分の前記外側シール突起の内面は、下方に向かって径が大きくなるように傾斜しており、前記キャップの中心軸方向に対する傾斜角度が2〜10度とされていることを特徴とする。
本発明では、前記容器の開口端部は、少なくともライナーに接する部分が断面略円弧状とされ、前記天板部の周縁部は、前記ライナーに接する部分の開口端部に沿う断面略円弧状とされてもよい。
本発明の閉止装置は、容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、前記キャップが前述のものであることを特徴とする。
本発明の飲料入り閉止装置は、飲料が充填された容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、前記キャップが前述のものであることを特徴とする。
本発明のキャップは、開口端部の頂部とライナーとの間に隙間ができるようにされているので、落下などにより天板部に外力が加えられた場合でも、前記外力は容器の口元部には伝えられない。このため、口元部の変形を防ぎ、密封性の低下を防ぐことができる。従って、耐衝撃性を高め、密封性を高めることができる。
一般に、断面略円弧状の開口端部を備えた容器を用いる場合には、開口端部とライナーとの接触面積が大きくなりやすく、これらの当接部分では押圧力が分散するため密封性が低くなりやすい。これに対し、本発明のキャップでは、開口端部とライナーとの間に隙間が形成されるので、当接部分の面積は、隙間がない場合に比べて小さくなる。このため、上記当接部分に応力が集中し、密封性が高められる。
本発明のキャップは、容器の開口端部に当接する部分の内側シール突起の外面が下方に向かって径が小さくなるように傾斜しており、かつ開口端部に当接する部分の外側シール突起の内面が下方に向かって径が大きくなるように傾斜している。
キャップを容器の口元部に被せる際には、キャップと口元部の相対位置が径方向にずれることがある。特に、ライナーに接する部分の開口端部が断面略円弧状である場合には、天板部の周縁部の曲げ変形が小さくなるため、位置ズレが修正されにくい。
これに対し、本発明のキャップは、前記位置ズレが起きた場合でも、前記内側シール突起外面または外側シール突起内面の傾斜に沿って移動し、前記位置ズレが修正される。
従って、前記開口端部とライナーとの当接部分の幅を全周にわたって十分に大きくすることができ、密封性の低下を防ぐことができる。
以下、本発明に係るキャップの一例について、図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の閉止装置の一例を示すもので、この閉止装置は、容器20と、その口元部21に装着されるキャップ1とから構成されている。
容器20は、アルミニウム、アルミニウム合金、スチール等の金属で構成することができる。口元部21は、キャップ1が装着される筒状の部分であり、その外面には雄ネジ22と、膨出段部23とが形成されている。
口元部21の開口端部は、外方に湾曲して形成されたカール部24となっている。カール部24は、口元部21の最小径部24aから頂部24bを経て端縁部24cに至る部分をいう(図2を参照)。
カール部24は、少なくともライナー5に接する部分は断面略円弧状とすることができる。図示例では、カール部24は断面略円形とされ、カール部24の外面の断面曲率半径は、例えば0.5mm以上(好ましくは1〜2mm)である。
キャップ1は、天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを有するキャップ本体4と、天板部2内面に設けられたライナー5とを備えている。
天板部2の周縁部2aは、ライナー5に接する部分のカール部24に沿う断面略円弧状に形成されている。
筒部3は、水平スコア6(弱化ライン)によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7を介して主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部9(TEリング部9)とに区画されている。
筒部3には、キャップ1を口元部21に装着する際に、雄ネジ22に沿うネジ部10が形成される。筒部3の上部には、キャップ1内のガスを外部に排出する複数の排気孔14が形成されている。
TEリング部9の下部は、膨出段部23に沿って内方に湾曲した裾部11とされ、開栓時に膨出段部23に係止するようになっている。
キャップ本体4は、アルミニウム、アルミニウム合金、スチール等の金属で構成することができる。
ライナー5は、ポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、ポリエチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)などの比較的軟質の合成樹脂材料からなるものであり、天板部2内面(下面)に設けられている。
ライナー5は、略円板状の基部5aと、基部5aの下面から下方に突出して形成された環状の内側シール突起12と、基部5aの下面から下方に突出して形成された環状の外側シール突起13とを備えている。
図3および図4は、ネジ部10等の形成を行う前のキャップ1(未成形キャップ)を示すものである。
図3に示すように、内側シール突起12は、断面略台形状とされ、外面12aの少なくともカール部24に当接する部分は、下方に向かって径が小さくなるように傾斜している。外面12aは、カール部24の頂部24bより内面側の領域に当接するように形成されている。図示例では、カール部24に当接する部分の外面12aは、ほぼ一定の角度で傾斜している。この一定角度で傾斜した部分を傾斜部分25という。
キャップ1の中心軸Cに対する外面12aの傾斜角度A1は、30〜60度(好ましくは40〜50度)が好ましい。
傾斜角度A1をこの範囲とすることによって、キャップ1を口元部21に装着する際にキャップ1の位置がずれた場合に、その位置ズレを修正し、キャップ1と口元部21の中心位置を一致させることができる。
傾斜角度A1が上記範囲を下回ると、キャップ1の位置ズレが大きい場合に、その位置ズレを修正できなくなる。傾斜角度A1が上記範囲を越えると、位置ズレが起きた場合に、それを修正する方向のキャップ1の移動が起こりにくくなる。
傾斜部分25の幅(径方向の距離)は、例えば0.5〜2mmとすると、キャップ1の位置ズレを修正する効果を高めることができる。
内側シール突起12の高さH1(内側シール突起12と外側シール突起13との間の基部15からの高さ)は、0.5〜2mmが好ましい。
図示例では、内側シール突起12の内面12bは中心軸Cに沿って形成されているが、中心軸Cに対し傾斜していてもよい。内側シール突起12の下面12cはほぼ水平な面に沿って形成することができる。
外側シール突起13は、断面略台形状とされ、内面13aの少なくともカール部24に当接する部分は、下方に向かって径が大きくなるように傾斜している。内面13aは、カール部24の頂部24bよりも外面側の領域に当接するように形成されている。図示例では、カール部24に当接する部分の内面13aは、ほぼ一定の角度で傾斜している。この一定角度で傾斜した部分を傾斜部分26という。
キャップ1の中心軸Cに対する内面13aの傾斜角度A2は、2〜10度(好ましくは4〜8度)が好ましい。
傾斜角度A2をこの範囲とすることによって、キャップ1を口元部21に装着する際にキャップ1の位置ズレを修正し、キャップ1と口元部21の中心位置を一致させることができる。
傾斜角度A2が上記範囲を下回ると、キャップ1の位置ズレが大きい場合に、その位置ズレを修正できなくなる。傾斜角度A2が上記範囲を越えると、外側シール突起13が薄くなるため、キャップ1に衝撃が加えられた場合に、口元部21の変形による密封性の低下が起こりやすい。
傾斜部分26の幅(径方向の距離)は、例えば0.02〜0.5mmとすると、キャップ1の位置ズレを修正する効果を高めることができる。
図示例では、外側シール突起13の外面13bは中心軸Cに沿って形成されているが、中心軸Cに対し傾斜していてもよい。外側シール突起13の下面13cはほぼ水平な面に沿って形成することができる。
外側シール突起13の突出高さH2(内側シール突起12と外側シール突起13との間の基部15からの高さ)は、0.5〜2mmが好ましい。
図示例では、外側シール突起13は内側シール突起12より高く形成されているが、内側シール突起12と同じ高さであってもよいし、内側シール突起12より低くてもよい。
なお、図示例では、カール部24に当接する部分の外面12aおよび内面13a(傾斜部分25、26)は、ほぼ一定の角度で傾斜しているが、この部分の傾斜角度は一定でなくてもよい。また、水平方向とは天板部2に平行な方向をいう。
内側シール突起12および外側シール突起13は、キャップ1を口元部21に装着した状態(図1および図2に示す状態)で、カール部24の頂部24bとライナー5(基部15)との間に隙間16が生じるように形成することができる。
隙間16(図2に示す距離B1)は、高さ方向(中心軸C方向)に0.1mm以上とすると耐衝撃性を高めることができる。隙間16は、1mm以下とすることができる。
次に、キャップ1を口元部21に装着する操作について図1〜図4を参照して説明する。
図3および図4に示す未成形のキャップ1を口元部21に被せる際には、内側シール突起12の外面12aと外側シール突起13の内面13aがカール部24に当接する位置にキャップ1を配置するのが好ましい。この位置(以下、正位置P1という)はキャップ1と口元部21の中心位置が一致する位置である。
キャップ1を口元部21に被せる際には、キャップ1と口元部21の相対位置が径方向にずれることがある。すなわち、キャップ1と口元部21の中心位置が一致しなくなるようなズレが生じることがある。
キャップ1の位置ズレがおきた場合には、周方向の一部において、ライナー5がカール部24に当接する部分(以下、当接部分という)の幅が狭くなり、密封性の低下が起きることがある。特に、図示例のように、ライナー5に接する部分のカール部24が断面略円弧状である場合には周縁部2aの曲げ変形が小さくなるため、位置ズレが修正されにくい。
キャップ1では、次に示すように、上記位置ズレは修正される。
図4に符号P2で示すように、カール部24が相対的に内方にずれるような位置ズレが起きた場合には、キャップ1は、外面12aの傾斜に沿って移動し、カール部24が外側シール突起13に当接する位置(正位置P1)に達する。
逆に、符号P3で示すように、カール部24が相対的に外方にずれるような位置ズレが起きた場合には、キャップ1は、内面13aの傾斜に沿って移動し、カール部24が内側シール突起12に当接する位置(正位置P1)に達する。
このように、キャップ1では、位置ズレが修正されるため、上記当接部分の幅を全周にわたって十分に大きくすることができ、密封性の低下を防ぐことができる。
次いで、天板部2に下方への荷重(トップ荷重)を与えつつ、キャップ装着装置のネジ部形成ローラ(図示略)で筒部3を内方に押圧することによって、雄ネジ22に沿う形状のネジ部10を形成する。この際、上記トップ荷重によって天板部2の周縁部2aはカール部24に沿って曲げ変形する。
さらに、裾部形成ローラ(図示略)によってTEリング部9の下部を内方に押圧し湾曲させて裾部11を形成し、図1および図2に示すキャップ1を得る。
次に、キャップ1の開栓操作について説明する。
キャップ1を開栓方向に回すと、キャップ1が上昇し、ライナー5がカール部24から離れ、容器20の密封が解除される。
キャップ開栓の過程では、TEリング部9の裾部11が膨出段部23に係止することから、主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。このため、ブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、主部8がTEリング部9から切り離される。
上記閉止装置は、果汁飲料、茶飲料、コーヒー飲料、炭酸飲料等の飲料を容器20に充填し、口元部21にキャップ1を装着することによって、飲料入り閉止装置とすることができる。
(実施例1)
図1に示すキャップ1を作製し、その密封性能を以下に示すようにして調べた。
(1)キャップ1
内側シール突起12の形状は、未成形の状態(図3および図4を参照)において次のとおりとした。
高さH1:1.5mm、
外面12aの傾斜角度A1:45度、
下面12cの幅:0.2mm。
外側シール突起13の形状は、未成形の状態において次のとおりとした。
高さH2:1.7mm、
内面13aの傾斜角度A2:5度、
下面13cの幅:0.4mm。
カール部24の頂部24bとライナー5の基部15との隙間16(距離B1)は、表1に示すとおりとした。
キャップ1の外径は約28mmとした。
(2)容器20
容器20としては、以下に示す仕様のものを用いた。
カール部24の外面の断面曲率半径:1mm、
容量:400ml。
(密封性試験)
400mlの水を容器20内に入れ、口元部21にキャップ1を装着した。
未開栓のまま、倒立状態で30cmの高さから落下させて鋼製の台に衝突させることによってキャップ1に衝撃を与えた。前記台の衝突面は、水平面から10度傾斜した状態とした。
キャップ1を開栓した後、手で再び口元部21に装着し、この状態でキャップ1からの内容液漏れの有無を調べ、20個のサンプルのうち内容液漏れが生じたものの数を調べた。結果を表1および表2に示す。
Figure 2007230640
表1より、カール部24の頂部24bとライナー5との間に隙間16がある試験例では、密封性能を高めることができたことがわかる。
(実施例2)
図1に示すキャップ1を作製し、その密封性能を以下に示すようにして調べた。
(1)キャップ1
内側シール突起12の形状は、未成形の状態(図3および図4を参照)において次のとおりとした。
高さH1:1.5mm、
下面12cの幅:0.2mm。
外側シール突起13の形状は、未成形の状態において次のとおりとした。
高さH2:1.7mm、
下面13cの幅:0.4mm。
キャップ1の外径は約28mmとした。
(2)容器20
容器20としては、以下に示す仕様のものを用いた。
カール部24の外面の断面曲率半径:1mm、
容量:400ml。
(密封性試験)
400mlの水を容器20内に入れ、口元部21にキャップ1を装着した。
未開栓のまま、倒立状態で30cmの高さから落下させて鋼製の台に衝突させることによってキャップ1に衝撃を与えた。前記台の衝突面は、水平面から10度傾斜した状態とした。
キャップ1からの内容液漏れの有無を調べ、20個のサンプルのうち内容液漏れが生じたものの数を調べた。結果を表2および表3に示す。
Figure 2007230640
Figure 2007230640
試験例15では、他の試験例と異なり、20のうち3つのサンプルで口元部21に凹みが形成されたことが確認された。
表2より、内側シール突起12の外面12aの傾斜角度A1を30〜60度とした試験例では、優れた密封性が得られたことができたことがわかる。
また、表3より、外側シール突起13の内面13aの傾斜角度A2を2〜10度とした試験例では、優れた密封性が得られたことができたことがわかる。
傾斜角度A2が上記範囲を越える試験例では、液漏れはなかったものの、口元部21に凹みが形成され、再栓時の密封性低下が起こりやすい状態となった。
本発明のキャップの一例を用いた閉止装置を示す断面図である。 図1に示すキャップの要部を示す断面図である。 図1に示すキャップの成形前の状態を示す断面図である。 図1に示すキャップの動作を示す断面図である。 従来のキャップの一例を用いた閉止装置を示す断面図である。 図5に示すキャップの要部を示す断面図である。 図5に示すキャップの成形前の状態を示す断面図である。
符号の説明
1…キャップ、2…天板部、2a…周縁部、3…筒部、4…キャップ本体、5…ライナー、12…内側シール突起、12a…外面、13…外側シール突起、13a…内面、16…隙間、24…カール部(開口端部)、24b…頂部、A1…内側シール突起の外面の傾斜角度、A2…外側シール突起の内面の傾斜角度、C…キャップの中心軸。

Claims (6)

  1. 容器の口元部に装着されるキャップであって、
    天板部とその周縁から垂下する筒部とを有するキャップ本体と、このキャップ本体内に設けられたライナーとを備え、
    前記ライナー下面には、前記容器の開口端部の内面側に当接する内側シール突起と、前記開口端部の外面側に当接する外側シール突起とが形成され、
    前記内側シール突起および外側シール突起は、開口端部の頂部とライナーとの間に隙間ができるように形成されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記容器の開口端部は、少なくともライナーに接する部分が断面略円弧状とされ、
    前記天板部の周縁部は、前記ライナーに接する部分の開口端部に沿う断面略円弧状とされていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 容器の口元部に装着されるキャップであって、
    天板部とその周縁から垂下する筒部とを有するキャップ本体と、このキャップ本体内に設けられたライナーとを備え、
    前記ライナー下面には、前記容器の開口端部の内面側に当接する内側シール突起と、前記開口端部の外面側に当接する外側シール突起とが形成され、
    少なくとも前記開口端部に当接する部分の前記内側シール突起の外面は、下方に向かって径が小さくなるように傾斜しており、前記キャップの中心軸方向に対する傾斜角度が30〜60度とされ、
    少なくとも前記開口端部に当接する部分の前記外側シール突起の内面は、下方に向かって径が大きくなるように傾斜しており、前記キャップの中心軸方向に対する傾斜角度が2〜10度とされていることを特徴とするキャップ。
  4. 前記容器の開口端部は、少なくともライナーに接する部分が断面略円弧状とされ、
    前記天板部の周縁部は、前記ライナーに接する部分の開口端部に沿う断面略円弧状とされることを特徴とする請求項3に記載のキャップ。
  5. 容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、
    前記キャップは、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載されたものであることを特徴とする閉止装置。
  6. 飲料が充填された容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、
    前記キャップは、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載されたものであることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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