JP2007039097A - キャップ、および飲料入り閉止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外面にコーティングが施された容器に適用した場合でも、密閉性能が損なわれず、しかも開栓トルクを低減することができるキャップおよび飲料入り閉止装置を提供する。
【解決手段】 天板部2と筒部3とを有するキャップ本体4と、キャップ本体4の天板部2内面に設けられたライナー5とを備え、ライナー5は、容器口部21の内面に当接する環状の内側シール突起12と、容器口部21の外面に当接する環状の外側シール突起13とを備え、外側シール突起13の突出高さは0.6mm以下である。
【選択図】 図1
【解決手段】 天板部2と筒部3とを有するキャップ本体4と、キャップ本体4の天板部2内面に設けられたライナー5とを備え、ライナー5は、容器口部21の内面に当接する環状の内側シール突起12と、容器口部21の外面に当接する環状の外側シール突起13とを備え、外側シール突起13の突出高さは0.6mm以下である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、飲料などが充填される容器の口部に装着されて該容器口部を閉止するキャップと、このキャップを用いた飲料入り閉止装置に関する。
図4および図5は、従来のキャップの一例を用いた閉止装置を示すものである。
ここに示す閉止装置は、ガラス製容器20と、容器20の口部21に装着されるキャップ31とから構成されている。
ここに示す閉止装置は、ガラス製容器20と、容器20の口部21に装着されるキャップ31とから構成されている。
ガラス製容器20は、胴部24と、胴部24に連なる肩部25と、肩部25から上方へ延出する首部26と、首部26に連なる口部21とを備えている。
キャップ31は、円形の天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とからなるキャップ本体4と、天板部2の内面に設けられたライナー5とを備えている。キャップ本体4は、アルミニウムやスチールなどの金属から構成されている。
キャップ31は、円形の天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とからなるキャップ本体4と、天板部2の内面に設けられたライナー5とを備えている。キャップ本体4は、アルミニウムやスチールなどの金属から構成されている。
図5に示すように、ライナー5には、容器口部21の開口端部21aの内面に当接する環状の内側シール突起12と、開口端部21aの外面に当接する環状の外側シール突起33とが形成されている。
ライナー5は、十分な密閉性を確保するため、開口端部21a外面に対する外側シール突起33の接触長さが十分に大きくなるように、外側シール突起33の高さは、内側シール突起12の高さにほぼ等しくなっている。
特開2003−94133号公報
ライナー5は、十分な密閉性を確保するため、開口端部21a外面に対する外側シール突起33の接触長さが十分に大きくなるように、外側シール突起33の高さは、内側シール突起12の高さにほぼ等しくなっている。
近年、軽量化のためガラス製容器を薄肉化することが検討されている。
そのため、容器の強度を高めることを目的として、容器成形直後の高温状態(500℃以上)で、四塩化スズまたはモノブチルスズ化合物を原料として、蒸着によって容器の外表面に酸化スズからなるコーティングが施されている。最もコーティングが必要なのは、強度が低い肩部である。
しかしながら、容器の肩部にコーティングを施すと、コーティングの必要のない口部にもコーティングが施されてしまい、その結果、開栓トルクが上昇するという問題があった。
このため、外面にコーティングが施された容器に適用した場合であっても適正な開栓トルクが得られる技術が要望されていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、外面にコーティングが施された容器に適用した場合でも、密閉性能が損なわれず、しかも適正な開栓トルクが得られるキャップと、このキャップを用いた飲料入り閉止装置を提供することを目的としている。
そのため、容器の強度を高めることを目的として、容器成形直後の高温状態(500℃以上)で、四塩化スズまたはモノブチルスズ化合物を原料として、蒸着によって容器の外表面に酸化スズからなるコーティングが施されている。最もコーティングが必要なのは、強度が低い肩部である。
しかしながら、容器の肩部にコーティングを施すと、コーティングの必要のない口部にもコーティングが施されてしまい、その結果、開栓トルクが上昇するという問題があった。
このため、外面にコーティングが施された容器に適用した場合であっても適正な開栓トルクが得られる技術が要望されていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、外面にコーティングが施された容器に適用した場合でも、密閉性能が損なわれず、しかも適正な開栓トルクが得られるキャップと、このキャップを用いた飲料入り閉止装置を提供することを目的としている。
本発明のキャップは、天板部と、その周縁から垂下した筒部とを有するキャップ本体と、キャップ本体の天板部内面に設けられたライナーとを備えたキャップであって、ライナーが、容器口部の内面に当接する環状の内側シール突起と、容器口部の外面に当接する環状の外側シール突起とを備え、外側シール突起の突出高さが、0.6mm以下であることを特徴とする。
外側シール突起の内面は、断面略円弧状に湾曲する凹面をなすことが好ましい。
内側シール突起の外面は、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面をなすことが好ましい。
本発明の飲料入り閉止装置は、飲料が充填されたガラス製容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、キャップが、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする。
外側シール突起の内面は、断面略円弧状に湾曲する凹面をなすことが好ましい。
内側シール突起の外面は、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面をなすことが好ましい。
本発明の飲料入り閉止装置は、飲料が充填されたガラス製容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、キャップが、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする。
本発明のキャップでは、次に示す効果が得られる。
(1)外側シール突起の突出高さが0.6mm以下であるので、外側シール突起と開口端部との接触面積が小さくなり、開栓時の摩擦抵抗が適正化される。
従って、適正な開栓トルクが得られ、開栓が容易となる。
(2)外側シール突起の内面を、断面略円弧状に湾曲する凹面とすることによって、開口端部の形状にかかわらず、開口端部に隙間なく当接し、密封性を高めることができる。
(3)内側シール突起の外面を、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面となるよう形成することによって、内側シール突起と開口端部との相対位置が径方向にずれた場合でも十分な密封性が得られる。
(1)外側シール突起の突出高さが0.6mm以下であるので、外側シール突起と開口端部との接触面積が小さくなり、開栓時の摩擦抵抗が適正化される。
従って、適正な開栓トルクが得られ、開栓が容易となる。
(2)外側シール突起の内面を、断面略円弧状に湾曲する凹面とすることによって、開口端部の形状にかかわらず、開口端部に隙間なく当接し、密封性を高めることができる。
(3)内側シール突起の外面を、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面となるよう形成することによって、内側シール突起と開口端部との相対位置が径方向にずれた場合でも十分な密封性が得られる。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
図1から図3は、本発明のキャップの一例を用いた閉止装置を示すもので、この閉止装置は、ガラス製容器20と、その口部21に装着されるキャップ1とから構成されている。
ガラス製容器20は、胴部24と、胴部24に連なる肩部25と、肩部25から延出する首部26と、首部26に連なる口部21とを備えている。
図1から図3は、本発明のキャップの一例を用いた閉止装置を示すもので、この閉止装置は、ガラス製容器20と、その口部21に装着されるキャップ1とから構成されている。
ガラス製容器20は、胴部24と、胴部24に連なる肩部25と、肩部25から延出する首部26と、首部26に連なる口部21とを備えている。
キャップ1は、天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを有するキャップ本体4と、天板部2内面に設けられたライナー5とを備えている。
キャップ本体4の筒部3は、水平スコア6(弱化ライン)によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたTEリング部9とに区画されている。
筒部3には、キャップ1を容器口部21に装着する際にネジ部10が形成される。ネジ部10は、容器口部21の雄ネジ22に螺合するように形成される。
TEリング部9の下部は、容器口部21の膨出段部23に沿って内方に湾曲した裾部11とされ、開栓時にガラス製容器20の膨出段部23に係止するようになっている。
キャップ本体4は、アルミニウムやスチールなどの金属から構成されている。
なお、キャップ本体4の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を使用することもできる。
キャップ本体4の筒部3は、水平スコア6(弱化ライン)によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたTEリング部9とに区画されている。
筒部3には、キャップ1を容器口部21に装着する際にネジ部10が形成される。ネジ部10は、容器口部21の雄ネジ22に螺合するように形成される。
TEリング部9の下部は、容器口部21の膨出段部23に沿って内方に湾曲した裾部11とされ、開栓時にガラス製容器20の膨出段部23に係止するようになっている。
キャップ本体4は、アルミニウムやスチールなどの金属から構成されている。
なお、キャップ本体4の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を使用することもできる。
ライナー5は、ポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、ポリエチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)などの比較的軟質の合成樹脂材料が使用できる。
ライナー5は、円板状の基部5aと、容器口部21の開口端部21a内面に当接する環状の内側シール突起12と、開口端部21a外面に当接する環状の外側シール突起13とを備えている。
内側シール突起12と外側シール突起13は、径方向に離間して形成するのが好ましい。図示例では、内側シール突起12と外側シール突起13は、開口端部21aの上面が当接する平坦な中間部17を隔てて形成されている。中間部17はキャップ1の軸方向にほぼ垂直とされている。
ライナー5は、円板状の基部5aと、容器口部21の開口端部21a内面に当接する環状の内側シール突起12と、開口端部21a外面に当接する環状の外側シール突起13とを備えている。
内側シール突起12と外側シール突起13は、径方向に離間して形成するのが好ましい。図示例では、内側シール突起12と外側シール突起13は、開口端部21aの上面が当接する平坦な中間部17を隔てて形成されている。中間部17はキャップ1の軸方向にほぼ垂直とされている。
内側シール突起12は、下方に向けて突出するように形成され、開口端部21aの頂部よりも内面側の領域に当接するように形成されている。
図2および図3に示すように、内側シール突起12は、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面である外面12aと、キャップ1の軸方向に沿う内面12bとを有するように形成されている。
内側シール突起12の高さAは、十分な密閉性を得るため、1mm以上(好ましくは1.2mm以上)とするのが好ましい。
図2および図3に示すように、内側シール突起12は、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面である外面12aと、キャップ1の軸方向に沿う内面12bとを有するように形成されている。
内側シール突起12の高さAは、十分な密閉性を得るため、1mm以上(好ましくは1.2mm以上)とするのが好ましい。
外側シール突起13は、下方に向けて突出するように形成され、開口端部21aの頂部よりも外面側の領域に当接するように形成されている。
外側シール突起13は、内面14が断面略円弧状に湾曲する凹面をなし、外面15がキャップ1の軸方向に沿うように形成することができる。
図3において、符号a、bはそれぞれ内面14の内周縁および外周縁に相当する。
外側シール突起13の先端面16は、断面円弧状に湾曲する凸面である内周側部分16aと、キャップ1の軸方向にほぼ垂直な外周側部分16bとからなる。図3において、符号b、cはそれぞれ内周側部分16aの内周縁および外周縁に相当する。
外側シール突起13は、内面14が断面略円弧状に湾曲する凹面をなし、外面15がキャップ1の軸方向に沿うように形成することができる。
図3において、符号a、bはそれぞれ内面14の内周縁および外周縁に相当する。
外側シール突起13の先端面16は、断面円弧状に湾曲する凸面である内周側部分16aと、キャップ1の軸方向にほぼ垂直な外周側部分16bとからなる。図3において、符号b、cはそれぞれ内周側部分16aの内周縁および外周縁に相当する。
図2に示すように、外側シール突起13の突出高さBは、0.6mm以下(好ましくは0.5mm以下)が好ましい。高さBをこの範囲とすることによって、外側シール突起13と開口端部21a外面との摩擦抵抗を小さくし、開栓トルクが過大になるのを防ぐことができる。
高さBは、0.1mm以上(好ましくは0.2mm以上)とすると、密封性を高めることができる。
外側シール突起13の高さBは、内側シール突起の高さAよりも小さくするのが好ましい。外側シール突起13の高さBが、内側シール突起12の高さA以上となると、開栓トルクが高くなるか、または密封性が低下することになる。
外側シール突起13の高さBは、中間部17を基準とする高さである。
高さBは、0.1mm以上(好ましくは0.2mm以上)とすると、密封性を高めることができる。
外側シール突起13の高さBは、内側シール突起の高さAよりも小さくするのが好ましい。外側シール突起13の高さBが、内側シール突起12の高さA以上となると、開栓トルクが高くなるか、または密封性が低下することになる。
外側シール突起13の高さBは、中間部17を基準とする高さである。
図3に示すように、外側シール突起13の内面14の曲率半径R1は、0.6〜1.0mm(好ましくは0.7〜0.9mm)が好適である。曲率半径R1をこの範囲とすることによって、内面14が広い面積で開口端部21aに押接するため、密封性を高めることができる。
先端面16の内周側部分16aの曲率半径R2は、小さすぎれば、外側シール突起13が内面14でなく先端面16で開口端部21aに当接しやすくなる。曲率半径R2が大きすぎる場合には、内面14の面積が不十分となる。いずれの場合にも密封性が低下することがあるため、曲率半径R2は0.2〜0.4mmが好ましい。
先端面16の内周側部分16aの曲率半径R2は、小さすぎれば、外側シール突起13が内面14でなく先端面16で開口端部21aに当接しやすくなる。曲率半径R2が大きすぎる場合には、内面14の面積が不十分となる。いずれの場合にも密封性が低下することがあるため、曲率半径R2は0.2〜0.4mmが好ましい。
キャップ1を容器口部21に装着するには、次の方法をとることができる。
容器20に飲料等の内溶液を充填した後、未成形のキャップ1を容器口部21に被せ、キャップ装着装置で筒部3を内方に押圧することによって、雄ネジ22に沿う形状のネジ部10を形成する。また、TEリング部9の下部を内方に押圧し湾曲させ、裾部11を形成し、図1に示すキャップ1を得る。
容器20に飲料等の内溶液を充填した後、未成形のキャップ1を容器口部21に被せ、キャップ装着装置で筒部3を内方に押圧することによって、雄ネジ22に沿う形状のネジ部10を形成する。また、TEリング部9の下部を内方に押圧し湾曲させ、裾部11を形成し、図1に示すキャップ1を得る。
容器口部21に装着したキャップ1を開栓方向に回すと、キャップ1が上昇し、ライナー5が容器口部21の開口端部21aから離れ、容器20の密封が解除される。
キャップ開栓の過程では、TEリング部9の裾部11が膨出段部23に係止することから、主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
このため、キャップ1の開栓操作に伴って、主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、主部8がTEリング部9から切り離される。
キャップ開栓の過程では、TEリング部9の裾部11が膨出段部23に係止することから、主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
このため、キャップ1の開栓操作に伴って、主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、主部8がTEリング部9から切り離される。
上記閉止装置は、健康飲料や栄養補給飲料等の飲料を容器に充填し、口部にキャップを装着することによって、飲料が充填された飲料入り閉止装置とすることができる。
キャップ1では、次に示す効果が得られる。
(1)外側シール突起13の高さBが0.6mm以下であるので、外側シール突起13と開口端部21aとの接触面積が小さくなり、開栓時の摩擦抵抗が適正化される。
従って、適正な開栓トルクが得られ、開栓が容易となる。
(2)外側シール突起13の内面14を、断面略円弧状に湾曲する凹面とすることによって、開口端部21aの形状にかかわらず、開口端部21aに隙間なく当接し、密封性を高めることができる。
(3)内側シール突起12の外面12aを、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面となるよう形成することによって、内側シール突起12と開口端部21aとの相対位置が径方向にずれた場合でも十分な密封性が得られる。
(1)外側シール突起13の高さBが0.6mm以下であるので、外側シール突起13と開口端部21aとの接触面積が小さくなり、開栓時の摩擦抵抗が適正化される。
従って、適正な開栓トルクが得られ、開栓が容易となる。
(2)外側シール突起13の内面14を、断面略円弧状に湾曲する凹面とすることによって、開口端部21aの形状にかかわらず、開口端部21aに隙間なく当接し、密封性を高めることができる。
(3)内側シール突起12の外面12aを、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面となるよう形成することによって、内側シール突起12と開口端部21aとの相対位置が径方向にずれた場合でも十分な密封性が得られる。
(試験例1〜8)
図1に示すキャップ1を作製した。
中間部17の厚さは0.84mmとし、内側シール突起12の高さAを1.0mmとした。
外側シール突起13の高さBは、表1に示す通りとした。
キャップ1の外径は28mmとした。
図1に示すキャップ1を作製した。
中間部17の厚さは0.84mmとし、内側シール突起12の高さAを1.0mmとした。
外側シール突起13の高さBは、表1に示す通りとした。
キャップ1の外径は28mmとした。
(開栓試験)
100ml容量のガラス製容器20の胴部24および肩部25の外表面に、蒸着によって、酸化スズからなるコーティングを施した。
この容器20の口部21にキャップ1を装着した後、開栓し、その際、開栓トルク値を測定した。
各条件について10個のキャップ1をサンプルとして開栓試験に供し、最適性トルク値(4〜10kg/cm)、適正トルク値(10kg/cmを越え、12kg/cm以下)、および不適正トルク値(12kg/cmを越える)を示したサンプル数を測定した。
100ml容量のガラス製容器20の胴部24および肩部25の外表面に、蒸着によって、酸化スズからなるコーティングを施した。
この容器20の口部21にキャップ1を装着した後、開栓し、その際、開栓トルク値を測定した。
各条件について10個のキャップ1をサンプルとして開栓試験に供し、最適性トルク値(4〜10kg/cm)、適正トルク値(10kg/cmを越え、12kg/cm以下)、および不適正トルク値(12kg/cmを越える)を示したサンプル数を測定した。
(密封性試験)
開栓試験で用いたものと同様の容器20にキャップ1を装着し、未開栓のまま、倒立状態で50cmの高さから落下させて鋼製の台に衝突させることによってキャップ1に衝撃を与えた。前記台の衝突面は、水平面から10°傾斜した状態とした。
キャップ1からの内容液漏れの有無を調べ、10個のサンプルのうち内容液漏れが生じたものの数を調べた。結果を表2に示す。
開栓試験で用いたものと同様の容器20にキャップ1を装着し、未開栓のまま、倒立状態で50cmの高さから落下させて鋼製の台に衝突させることによってキャップ1に衝撃を与えた。前記台の衝突面は、水平面から10°傾斜した状態とした。
キャップ1からの内容液漏れの有無を調べ、10個のサンプルのうち内容液漏れが生じたものの数を調べた。結果を表2に示す。
表1より、外側シール突起13の高さBを0.6mm以下とすることによって、開栓トルクを適正化できたことがわかる。
表2より、密封性の点から、高さBは0.1mm以上とするのが好ましいことがわかる。
表2より、密封性の点から、高さBは0.1mm以上とするのが好ましいことがわかる。
1・・・キャップ、2・・・天板部、3・・・筒部、4・・・キャップ本体、5・・・ライナー、12・・・内側シール突起、12a・・・内側シール突起の外面、13・・・外側シール突起、14・・・外側シール突起の内面、20・・・容器、21・・・口部、21a・・・開口端部
Claims (4)
- 天板部と、その周縁から垂下した筒部とを有するキャップ本体と、キャップ本体の天板部内面に設けられたライナーとを備えたキャップであって、
ライナーが、容器口部の内面に当接する環状の内側シール突起と、容器口部の外面に当接する環状の外側シール突起とを備え、
外側シール突起の突出高さは、0.6mm以下であることを特徴とするキャップ。 - 外側シール突起の内面は、断面略円弧状に湾曲する凹面をなすことを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 内側シール突起の外面は、径方向内方に向かって漸次下降する傾斜面をなすことを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
- 飲料が充填されたガラス製容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、
キャップが、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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CN105883168A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-08-24 | 苏州华源包装股份有限公司 | 密封盖 |
CN111108045A (zh) * | 2017-09-22 | 2020-05-05 | 大和制罐株式会社 | 盖、模具以及盖的制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |