JP6450643B2 - 飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器 - Google Patents

飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6450643B2
JP6450643B2 JP2015094960A JP2015094960A JP6450643B2 JP 6450643 B2 JP6450643 B2 JP 6450643B2 JP 2015094960 A JP2015094960 A JP 2015094960A JP 2015094960 A JP2015094960 A JP 2015094960A JP 6450643 B2 JP6450643 B2 JP 6450643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouth
top plate
wide
peripheral surface
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015094960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016210458A (ja
Inventor
正芳 西本
正芳 西本
基義 武田
基義 武田
智弘 曽我
智弘 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mercian Corp
Original Assignee
Mercian Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mercian Corp filed Critical Mercian Corp
Priority to JP2015094960A priority Critical patent/JP6450643B2/ja
Publication of JP2016210458A publication Critical patent/JP2016210458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6450643B2 publication Critical patent/JP6450643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、飲料、例えばアルコール飲料用に適した広口プラスチックキャップ付き樹脂製容器に関する。
従来、コーヒー、茶、スポーツ飲料、炭酸飲料のような非アルコール飲料用ポリエステル樹脂製容器としては、口部の外径が約26mmの比較的細口のネジ付き口部を備えたポリエチレンテレフタレート製容器本体に、プラスチックの一体成形により製造されたプラスチックキャップを装着した容器が用いられてきた。特許文献1に示されているようにこの種の細口プラスチックキャップは、密封性を確保するために、天板内面側にアウターリング、コンタクトリング、インナーリングの、所謂三方封止リングを備えたネジキャップが用いられている。
特開2015−009853号公報
一方、焼酎、酒のようなアルコール含有飲料用ポリエステル樹脂製容器としては、口部の外径が約45mmのネジ付き広口ポリエステル容器本体が用いられているが、かかる広口ポリエステル容器本体の口部は、広口のため変形し易く、それに用いるキャップも広口となり、両者の嵌合性が悪く、密封性の確保が困難であり、広口キャップに至っては落下強度も不十分であった。
そのため、広口ポリエステル樹脂製容器の密封用キャップとしては、天板部を比較的厚肉とし、パッキン材を天板部の内面側(下面側)に組み込み、密封性や強度を確保したネジ付き広口プラスチックキャップが用いられてきた。しかし、かかるパッキン材を組み込んだネジ付き広口プラスチックキャップは、コストダウンを図るための軽量薄肉化がし難く、かつパッキン材を使用することでコスト高となっており、キャップ本体の成形後の二次工程でパッキン材を組み込むため、製造工程が煩雑という問題点があった。
更に、内容物を焼酎などのアルコール飲料とする場合、内容成分が果汁等の水溶液に比べて粘度・表面張力が低いために漏れる可能性が高かった。そのため、アルコール飲料の漏れを防止するために容器とキャップの間にパッキン材を用いていたが、その分コスト高となっていた。
そこで本発明は上記事情に鑑み、広口プラスチックキャップにアウターリング、コンタクトリング、インナーリングによる三方封止リングを備えたネジ付きの広口プラスチックキャップで、広口プラスチック製容器の口部を適切に封止できるようにすることを課題とし、パッキン材を使用せずにコストダウンが図れることのできる広口プラスチック付き広口プラスチック製容器を提供することを目的とする。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、口部が広口とされた広口樹脂製容器本体の前記口部に広口プラスチックキャップを螺着した飲料用の広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器であって、前記広口樹脂製容器本体は、該広口樹脂製容器本体の前記広口とされた口部の上端部の外周面に、口部径方向での外方に向けて張り出してなる厚肉部が一体に形成され、前記広口プラスチックキャップは、天板部とこの天板部の外周部から下降する周壁部とが一体成形により形成され、前記広口プラスチックキャップの天板部の内面側での前記周壁部の近傍となる部分に、天板部の外周部から天板部の中心部に向かう方向での順にして、前記口部の厚肉部の外周面に密接するアウターリング傾斜膨出部を備えたアウターリングと、容器高さ方向下方に向けて凸となって前記口部の上端面に密接するコンタクトリングと、前記口部の内周面に密接するインナーリング膨出部を備えるインナーリングとが垂下して設けられる広口樹脂製容器において、
前記インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の内面にかけて曲面を呈して連続する曲面部が設けられて、前記インナーリングの内周面が、前記曲面部から6〜9度の範囲の傾斜角度で前記周壁部側に傾斜しており、
前記天板部にあっては、該天板部の側面部外周面からインナーリングの内周面側の付け根部に対応する部分に至るまでの範囲の天板部外面側に、天板部の側面部外周面から天板部の中央部側に向けて厚みが漸次減じている上面厚肉部を形成して、前記インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中央部に向けての天板部の厚さが、天板部の側面部外周面からインナーリングの外周面側の付け根部に向けての天板部の厚さより薄肉とされていることを特徴とする飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
また、本発明において、上記広口プラスチックキャップの天板部は、インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中心部に亘る天板部中央部の内面に、段差部が同心円状に形成されて、前記天板部中央部の厚さが、インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中心部に向けて前記段差部を経るごとに減じていることが良好である。
(請求項3の発明)
本発明において、アウターリングが、その内周面側の付け根部であって天板部の内面側に凹入する溝部が形成されていること良好である。
本発明によれば、 前記インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の内面にかけて曲面を呈して連続する曲面部が設けられて、前記インナーリングの内周面が、前記曲面部から6〜9度の範囲の傾斜角度で前記周壁部側に傾斜しており、かつ、前記天板部にあっては、該天板部の側面部外周面からインナーリングの内周面側の付け根部に対応する部分に至るまでの範囲の天板部外面側に、天板部の側面部外周面から天板部の中央部側に向けて厚みが漸次減じている上面厚肉部を形成して、前記インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中央部に向けての天板部の厚さが、天板部の側面部外周面からインナーリングの外周面側の付け根部に向けての天板部の厚さより薄肉としている。これによって、飲料、特にアルコール含有飲料用容器として用いた場合、内容物の保存安定性に優れ、パッキン材を使用しなくとも横倒し状態や倒立状態での液漏れ試験、加圧状態や減圧状態での液漏れ試験で液漏れが無く密封性に優れ、落下試験でキャップが破損したり、巻締めキャップが外れることがない優れた特性を有し、開栓性にも優れ、コスト的にも有利な広口プラスチックキャップ付き広口ポリエステル樹脂製容器が提供される。
また、本発明によれば、上記広口プラスチックキャップの天板部は、インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中心部に亘る天板部中央部の内面に、段差部が同心円状に形成されて、前記天板部中央部の厚さが、インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中心部に向けて前記段差部を経るごとに減じていることしているので、インナーリングの付け根部が肉厚で天板部中央部に向かうにつれて薄肉となるため、キャップ自体の軽量化を図りつつもドーミングによるインナーリングのシール切れを抑制することができる。また、インナーリングの付け根部が肉厚となるので、インナーリングの強度を向上させることができる。
本発明においては、アウターリングが、その内周面側の付け根部であって天板部の内面側に凹入する溝部が形成されている。これによって、キャップ装着の際、アウターリングが動き易くなり、キャップ巻き締め性を向上させることができる。
本発明容器と従来構成の容器とを対比して示すもので、(A)は本発明に係る飲料用広口プラスチックキャップ付き広口ポリエステル樹脂製容器の一例を一部断面で示す説明図、(B)は従来構成容器を一部断面で示す説明図である。 本発明容器の容器本体の口部と従来構成の容器の容器本体の口部とを対比して示すもので、(A)は本発明における容器本体の口部を断面で示す説明図、(B)は従来構成容器における容器本体の口部を断面で示す説明図である。 本発明におけるキャップの一部分を断面で示す説明図である。 本発明におけるキャップの要部を拡大して示す説明図である。 比較例1、2、3、4と実施例のキャップ要部を示す説明図である。 本発明におけるキャップの変更例を示す要部拡大図である。
つぎに本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1(A)は飲料用広口プラスチックキャップ付き広口ポリエステル樹脂製容器で、該飲料用広口プラスチックキャップ付き広口ポリエステル樹脂製容器1は、図1(A)に示されているように、広口ポリエステル樹脂製容器本体2とこの広口ポリエステル樹脂製容器本体2の口部に螺合させて装着された広口プラスチックキャップ3とからなるものである。なお、図1の(B)は従来構成の容器を示しており、この図1に基づく(A)の本発明容器と(B)の従来構成容器との対比については後述する。
(広口ポリエステル樹脂製容器本体)
広口ポリエステル樹脂製容器本体2(以下、単に容器本体2と略記する)は、広口とされた口部4と、この口部4の下部として連なる肩部5と、肩部5に連なって容器として収納部分を形成する胴部6と、胴部6の下部に連なって容器底として形成されている底部7とが、ポリエステル樹脂を成形材料としてストレッチブロー成形法などの手法により一体に形成されているものである。
容器本体2自体は例えば容量243ml程度とされて手持ちできる程度の大きさのものであり、図示の如く胴部6には肩部5側と底部7側とにビード8が補強用として胴部周方向に亘って施されている。
(口部)
容器本体2の口部4は後述する広口プラスチックキャップ3とで良好な密封性が得られるようにするためにつぎの各部の構成としている。まず、口部4の外周面9で設定される口部の外径10が40〜50mmの範囲としている。また、図2(A)に示すように口部4の上端面11から口部4の下端部におけるビードリング12までの容器高さ方向での長さ(口部の長さ)13が13〜18mmの範囲としている。また、口部4の外周面9と口部4の内周面14との距離、即ち、口部4の肉厚15が1.8〜2.5mmの範囲としている。なお、図2の(B)は従来構成容器における容器本体の口部を断面で示しており、この図2に基づく(A)の本発明容器の口部と(B)の従来構成容器の口部との対比については後述する。
図2(A)に示されているように口部4の上端部の外周面には、口部径方向での外方に向けて張り出す厚肉部18が一体に形成されている。この厚肉部18は、口部4の上端面11の容器高さ方向での位置から容器高さ方向下方に向かっての長さ(厚肉部の上下長さ)19が0.8〜1.5mmの範囲としている。また、前記厚肉部18における口部4の外周面9の位置から外方に向けて張り出した張り出し厚さ20が0.2〜1.2mmの範囲としている。
上記広口プラスチックキャップ3を装着するための雄ネジ部21が、上記厚肉部18の下方となる部分における外周面9に形成されている。
図1(A)と図2(A)において示すようにビードリング12が前記雄ネジ部21の下方となる部分での外周面9に周方向に亘って形成されている。
(広口プラスチックキャップ)
広口プラスチックキャップ3(以下、単にキャップ3と略記する)は、勿論、広口とされた上記容器本体の上記口部4に装着できるように広口タイプのものである。キャップ径方向の断面での半面を表している図3に示されているようにこのキャップ3は、天板部22と、この天板部22の外周部58から容器高さ方向の下方に延設されている周壁部23とが、ポリオレフィン樹脂による一体成形により形成されている。そして、前記周壁部23の内周面24は容器本体3の上記雄ネジ部21と螺合する雌ネジ部25が一体に形成されている。なお、このキャップ3の成形材料としては、ポリエチレン樹脂が好適に使用できる。
上記天板部22の内面(下面)26において、周壁部23の近傍となる部分に、上記容器本体2の口部4の上端部27を三方向から封止をする仕組みが備えられている。図4に示されているように天板部22の外周部58から径方向にて天板部22の中心部に向かう順で、アウターリング28とコンタクトリング29とインナーリング30とが配置されている。これらアウターリング28とコンタクトリング29とインナーリング30はそれぞれ周状(環状)にして天板部22の内面26から垂下するように設けられている。
(三方封止)
上記三つのリング28,29,30で容器本体2の口部4の上端部27を縦断面方向での三方向から接して封止する三方封止はつぎの通りにして行なうものとされている。このキャップ3を容器本体2の口部4に螺着したときに、アウターリング28とインナーリング30の間に容器本体2の前記口部4の上端部27が嵌合するようにしている。そして口部の外方がアウターリング28と接するとともに、口部の内方がインナーリング30と接し、口部の上方がコンタクトリング29と接するようにしていて、それぞれの位置で液体の通過及び気体の通過が行なわれないように図られている。
キャップ3は、容器本体2の口部4とで良好な密封性が得られるようにするためにつぎの各部の構成としている。天板部22にあっては、この天板部22の外径31が45〜55mmの範囲とし、天板部22の厚み32が1.4〜2.5mmの範囲としている。また、周壁部23の容器高さ方向での長さ(周壁部の上下長さ)33は16〜22mmの範囲としている。
(天板部の形状)
また、天板部22は、その上面59が、外周部58側を除いた部分の平面を側面部外周面60近傍の外周部58の高さ位置より下位の位置となるように盆状に形成されている。そして、天板部22の上面59において、前記側面部外周面60からインナーリング30の内周面34側の付け根部50に対応する部分に至るまでの範囲Xの天板部外面側、即ち、上面59の外周辺61側に、前記側面部外周面60近傍の外周部58から天板部22の中央部側に向けて厚みが漸次減じている上面厚肉部62を形成している。なお、上面厚肉部62での形状を、後述する検討技術と比較しながら一層明確にするために、図3、図4において、比較検討の技術での前記上面厚肉部を設けていない外周辺の断面形状を一点鎖線で併せて図示している。
このように天板部22にあっては上面59の外周辺61側に、上記側面部外周面60近傍の外周部58から天板部22の中央部側に向けて厚みが漸次減じている上面厚肉部62を形成して、インナーリング30の内周面34側の付け根部50から天板部22の中央部に向けての天板部22の厚さ35を、天板部22の側面部外周面60からインナーリング30の外周面36側の付け根部47に向けての天板部22の厚さ51より薄肉としており、天板部22での大半の面積を占める箇所を薄肉にしてキャップ3を成形する際の樹脂量を少なくするとともに、アウターリング28とコンタクトリング29とインナーリング30とが配されている部分に対応する箇所を厚肉部分として剛性の低下を抑止して、前記アウターリング28やインナーリング30の支持が適切になるように図れている。
(インナーリング形状)
インナーリング30にあっては、その外周面36に、天板部22から下降する垂下面部37と、この垂下面部37の下部に連続してアウターリング28側に凸状に膨出するインナーリング凸状膨出部52が設けられている。前記インナーリング凸状膨出部52は、上記三方封止での一か所の封止を行なうものであり、キャップ3を容器本体2の口部4に螺着し、アウターリング28とインナーリング30の間に前記容器本体2の口部4の上端部27が嵌合したときに口部4の内周面14に密接する部分である。
また、インナーリング30の内周面34には、この内周面34側の付け根部から天板部22の内面26に曲面を呈して連続する曲面部38と、この曲面部38から6〜9度の範囲の傾斜角度にしてインナーリング30の外周面36側に傾斜する傾斜面部57が設けられている。インナーリング30の外周面36側、即ちキャップ3の径方向での外方に向けて下り傾斜する前記傾斜面部57の傾斜角度として、6〜9度の範囲とされているが、好ましくは、6〜7度の範囲である。そして7度の傾斜角度がさらに好ましい傾斜角度である。
また、インナーリング30では、天板部22の内面26(中央部側)から下方に凸の先細りの断面形状とされた下端部39までの容器高さ方向での長さ(インナーリング上下長さ)40を2〜4mmの範囲としている。
(アウターリング形状)
アウターリング28にあっては、このアウターリング28の容器高さ方向の長さ(アウターリングの上下長さ)41が、上記インナーリング30の上下長さ40よりも短かく形成されている。そして図4に示すようにアウターリング28は、天板部22の内面26からキャップ3の中心の方向に向けて下り傾斜するようにして傾斜している。
アウターリング28の内周面42には、上記インナーリング30側に向けて凸となるアウターリング凸状膨出部43が設けられている。このアウターリング凸状膨出部43はインナーリング30と同じように上記三方封止での一か所の封止を行なうものであり、キャップ3を容器本体2の口部4に螺着し、このアウターリング28とインナーリング30の間に容器本体2の口部4の上端部27が嵌合したときに、口部4の厚肉部18の外周面44に密接する部分である。
さらに図4に示されているように、このアウターリング28の内周面42側の付け根部45にあっては、天板部22の内面26側に凹入する溝部46が形成されている。前記溝部46がアウターリング28の内周面42の付け根部45の部分に設けられていることで、アウターリング28がキャップ径方向に開く動きが良好に行なわれ易くなる。よって、キャップ3を容器本体2の口部4に螺着(巻き締め)する際、キャップ巻き締め性を向上させる効果がある。
(コンタクトリング)
図4に示されているようにコンタクトリング29は、インナーリング30の外周面36側の付け根部47とアウターリング28の内周面42側の付け根部45にある上記溝部46との間での天板部22の内面26側に位置している。そして、容器高さ方向下方に向けての突出長さ48を1mm以下とした凸状の断面形状に形成されている。
このコンタクトリング29は上述したように上記三方封止での一か所の封止を行なうものであり、キャップ3を容器本体2の口部4に螺着し、このアウターリング28とインナーリング30の間に容器本体2の口部4の上端部27が嵌合したときに、口部4の上端面11に密接する。このコンタクトリング29が密接する箇所は前記上端面11の周方向に連続していればよく、口部4の外周面9位置と内周面14位置との間の領域としたり、また厚肉部18の上面の領域であってもよい。
本発明の実施の例と従来構成品(パッキン材入り)とで行った比較検討、また本発明に至るに際して行った比較検討の結果を以下に説明する。
(実施の例と従来構成品の比較−パッキン材の有無 図1)
まず、パッキン材を用いていない本発明の実施の例とパッキン材を用いている従来構成品との比較検討を行なった。図1(A)(B)は本発明の実施の例である容器1とパッキン材を用いている従来構成品を比較して示している。上述したように図1(A)は本発明の実施の例の容器1を示し、容量約243mlの容器であって、口部4の下方にビードリング12、肩部5、二本の周状ビード8を有する胴部6、底部7が設けられている。口部4の外周面9にはキャップ3と螺合する雄ネジ部21が形成されている。
キャップ3として、上述したように三方封止リングであるアウターリング、コンタクトリング、インナーリングがキャップ3の内面側に形成され、パッキン材は使用されていない。また、図1(B)は従来構成品である容器1aを示していて、従来パッキン材使用広口プラスチックキャップを装着した広口ポリエステル樹脂製容器を示す。
図示されているように本発明の容器1では、キャップ3にパッキン材を使用しない。一方、従来構成品の容器1aはキャップ3aの天板部22aの内面に密着するようにしてパッキン材49を位置させている。本発明の容器1と従来構成品の容器1aとの比較から明らかなように、本発明の容器1はパッキン材を使用していないため、キャップ3の周壁部23の上下長さ33は、従来構成品の容器1aのキャップ3aの周壁部23aの上下長さ33aに比して、パッキン材の厚さに相当する長さだけ短かくすることができた。よって、パッキン材を使用しないことと、キャップの上下寸法を小さくすることとが相俟ってコストダウンが図られた。また、パッキン材の組み込み工程が不要のため製造工程の煩雑さが解消された。
(実施の例と従来構成品の比較−容器口部厚肉部の有無 図2)
つぎに容器本体の口部の上端部外方に厚肉部を形成している本発明の実施の例と口部に厚肉部を有していない従来構成品との比較検討を行なった。上述したように図2(A)は本発明の実施の例である容器1における容器本体2の口部4の断面を示し、(B)は従来構成品の容器1aにおける容器本体2aの口部4aの断面を示している。図2(A)に示すように本発明の実施の例の口部4は、従来構成品での口部4aに比べ、口部の上端面11から軸方向(上下方向)に約1.3mm長さで、外周面位置から約0.5mmだけ外方側に張り出させて厚肉部18を形成した。
これにより本発明の実施の例の容器では広口の口部の強度が増し、口部の変形を防止することができた。また、口部の上端面の面積が広くなるため、細口の容器に比べてキャップや容器口部における撓み等が発生しやすい広口の容器においても、キャップの三方封止リングの一つであるコンタクトリングと、より正確に当接させることができるため、より液漏れを防止できる。
また、本発明の実施の例の容器の製造段階で、金型の組み合わせ部に当たる広口ポリエステル樹脂製容器本体の外面にはパーティングライン(PL)が薄く形成され微小なバリができるが、口部4の厚肉部18の外周面44に形成するパーティングラインPLの位置を軸方向で下方にずらすように金型を設計して使用することにより、前記厚肉部18の外周面44でのパーティングラインPLが、キャップ3のアウターリング28のアウターリング凸状膨出部43と当接しないようにした。これにより上記同様、広口の容器およびキャップであっても、より液漏れを防ぐことができる。
(アウターリング 図3、図4)
図3、図4に示すように、アウターリング28の内周面42側の付け根部45に天板部22に凹入する溝部46を設けた構成とした。このようにすることで、キャップ装着の際、アウターリング28が動き易くなり、キャップ巻き締め性が向上し、且つ口部の外周面(厚肉部外周面)にアウターリング28の内面(アウターリング傾斜膨出部43)が密に接触するため、この部位での密封性を高めることができた。
また、図4に示すように、インナーリング30の外周面36にインナーリング膨出部52も形成した。天板部22のインナーリング30の内周面34側の付け根部50から中心部にかけての天板部中央部53の厚さ35は、三方封止リングが形成されている天板部厚さ51に比べ薄肉とした。このようにすることにより、キャップの嵌合部(口部上端部が嵌合する三方封止する部分)が変形し難く密封性を高めることができ、かつ材料減によるコストダウンを図ることができた。
(比較 図5)
つぎに三方封止リングでのインナーリングの形状等について、図5(A)〜(D)で示す比較例1〜4と図5(E)で示す実施例に基づいて検討を行なった。まず三タイプの比較例1、2、3のインナーリング30それぞれは、キャップ巻き締めの際、容器本体の口部の内周面と接するが、図5(A)(B)の比較例1、2のインナーリング30の形状については、天板部22(天板部中央部)の内面からの長さ(インナーリング上下長さ40)を約3.5mmに設定し、図5(C)の比較例3でのインナーリング30の長さは、それよりも低く設定して検討を行なった。
上記三タイプの比較例1、2、3については、キャップを容器本体の口部に装着した状態での容器内容物の液漏れ試験(横倒し液漏れ試験、減圧での液漏れ試験、加圧での液漏れ試験)や、容器落下液漏れ試験を行ない、検討を行なった。容器本体については図2(A)に示すものを使用した。なお、試験結果を表1に示す。
その結果、図5(A)の比較例1は、インナーリング30が容器本体の口部の内周面と面接触するため密封性が悪かった。図5(C)の比較例3では、容器本体の口部を挟み込むにはインナーリング30の高さが低すぎるため密封性が悪かった。図5(B)の比較例2では、容器本体の口部の内周面と接するインナーリング30の接触箇所が上記インナーリング膨出部としているものであり、この図5(B)の比較例2の形態が液漏れ密封性の点で良好であり、このタイプで検討を進めた。しかし、この図5(B)の比較例2において、液漏れ試験で、通常の横倒し液漏れ試験では良好であったが、減圧状態や加圧状態での液漏れ試験では不十分であったため、インナーリング形状に着目して検討を進めた。
(インナーリングの内周面傾斜角度 図5(D)、(E))
つぎに図5(D)と図5(E)は、上記図5(B)の比較例でのインナーリング30の内周面34の傾斜角度を変更した比較例4、及び本発明に係る実施例を示していて、図5(E)の実施例は、図5(D)の比較例4でのインナーリング30の内周面34(傾斜面部57)の傾斜角度(鉛直から伏す方向への傾斜角度)を大きくしており、図5(D)と図5(E)に示す比較例4、実施例それぞれについて液漏れ試験等を実施して検討を行なった。容器本体については図2(A)に示すものを使用した。なお、試験結果を表1に示す。
図5(D)の比較例4においてはインナーリング30の内周面34の傾斜角度を5度としたキャップ3を示している。このキャップ3を用いた容器での液漏れ試験において、通常の横倒し液漏れ試験では良好であったが、減圧状態や加圧状態での液漏れ試験では液漏れが確認された。
図5(E)の実施例においては、上記図5(D)の比較例4に比してインナーリング30の外周面36のインナーリング膨出部52をより高く膨出させ(径方向外方に向けて突出させる)、インナーリング膨出部52の断面形状を比較例4でのものの断面形状より滑らかに膨出した形状としているとともに、インナーリング30の内周面34の傾斜角度を前記比較例4大きく設定して下端部39に向かってテーパー状に傾斜させ、前記内周面34から天板部22の内面26につらなる付け根部50を緩やかな曲面形状の曲面部38とした。
実施例では、インナーリング30の内周面34の傾斜角度を6〜9度の範囲としたものである。この比較例は、表1に示すように横倒し液漏れ試験、減圧での液漏れ試験、加圧の液漏れ試験を全て良好となる結果が得られた。さらに70cm落下試験でも液漏れしない優れた密封性を有するキャップであることの結果を得ることができた。
これは、実施例においてキャップ3を容器本体の口部に巻き締めする際に、アウターリング28とインナーリング30との間に、容器本体の口部の厚肉部のある上端部が滑らかに挿入し、かつ、インナーリング30の内周面34(傾斜面部57)が、インナーリング30の天板部22側における径方向縦断面での幅が幅広となっている部分から下端部39に向けて、このインナーリング30が先細りする方向に程よい傾斜角度で傾斜しており、巻き締め性に悪影響を与えず、インナーリングの外周面のインナーリング凸状膨出部が容器本体の口部の内周面に緊密に、かつ、しっかりと押し付けて密封性を高めることができたためと判断される。
なお、インナーリング30の内周面34の傾斜角度が適切とした範囲に比べて小さ過ぎると、上述したように密封性が悪くなり、また一方で、大き過ぎると巻き締め時に動き難くなり巻き締め性が低下するので好ましくない。インナーリング30の内周面34の傾斜角度を大きくすれば、密封性を高め液漏れを防止し易くなるが、開栓トルクが高くなり、いわゆる開け難いものとなる。広口容器のキャップにおいては、細口容器用の小型のキャップのように、手でしっかりと握り込めるものではないため、この開栓トルク上昇による使用感への影響は、細口のものと比較して大きい。そのため、上述したようにインナーリング30の内周面34の上記傾斜角度は6〜9度の範囲が適切であり、好ましくは6〜7度の範囲であり、さらに好ましくは7度とすることが良好である。
Figure 0006450643
(試験の説明)
○液漏れ試験;
(1)通常試験;容器に着色常温水を所定量入れ、キャップを締めトルク200N・cmで締め、容器を横倒し状態および倒立状態で24時間保管後、液漏れの有無を調べる。
(2)減圧試験;容器に着色常温水を所定量入れ、キャップを締めトルク200N・cmで締め、減圧デシケーター(−0.04MPa)中に容器を横倒し状態および倒立状態で24時間保管後、液漏れの有無を調べる。
(3)加圧試験;容器に着色常温水を所定量入れ、キャップを締めトルク200、250、300N・cmで締める。ついで、ボルトを横倒し状態にし、容器胴部を200N・cmで20秒間押さえ、液漏れの有無を調べる。
○倒立落下試験;所定の高さからコンクリート上に、キャップ付き容器を倒立で落下させてキャップの破損やキャップ外れが無いかどうかを調べる。
上記比較例の天板部22において、図5(A)〜(D)に示されているようにその天板部22の側面部外周面60からアウターリング28の内周面42側の溝部46に対応する部分に至るまでの範囲を、直線状に下り傾斜した面形状にしていて、そしてその直線状に下り傾斜した面が、前記溝部46に対応する部分から天板部22の中心部に亘る天板部中央部53での平坦な上面の部分に連続させていた。
一方、図5(E)で示す実施例では、上記比較例での外周辺側の直線状に傾斜している面と上記平坦な上面部部分とが繋がる曲がりの部分を埋めるように肉盛していて、上述したように上面厚肉部62を設けているものである。実施の例でのこの部分を図4において拡大した断面で示しており、前記上面厚肉部62は、側面部外周面60からインナーリング30の内周面34側の付け根部50に対応する部分に至るまでの範囲Xの外面側に設けられている。そしてこの上面厚肉部62は、前記側面部外周面60から天板部中央部53側に向けて厚みが漸次減じている。
さらに実施例では上記上面厚肉部62は、周壁部23の上端から緩やかな曲面部分55としている。そして前記曲面部分55を経て、縦状ローレットを外周に設けたキャップの周壁部23の上端部分より高さ位置を下位としている天板部中央部53の上面に連続させており、上面厚肉部62側の前記曲面部分55を設けることで、インナーリング30の内周面34側の付け根部50から天板部中央部53に向けての天板部の厚さ35が、天板部の側面部外周面60からインナーリング30の外周面36側の付け根部47に向けての天板部厚さ51より薄肉としている。これを逆に表現すると、天板部の側面部外周面60からインナーリング30の外周面36側の付け根部47に向けての天板部厚さ51を、インナーリング30の内周面34側の付け根部50から天板部中央部53に向けての天板部の厚さ35より厚肉にしている。
これによって、本実施例では、キャップにおけるインナーリング、コンタクトリング、アウターリング直上付近を厚肉とし、キャップ天板部中央部53付近においては薄肉とすることで、容器の密封性を確保するための要部については強度を高めて液漏れを防ぐ働きを向上させると共に、それ以外は薄肉となるため広口用のキャップであっても使用する樹脂材料を削減できコスト安を同時に実現することができる。また、キャップの外周部の縦方向の長さが大きくなるためキャップ開閉を容易とする効果もあった。
なお、上記実施例の容器1におけるキャップ3の天板部22は、インナーリング30の内周面34側の付け根部50から天板部22の中心部に亘る天板部中央部53の厚さ35は一定とされているが、本発明は上記実施の例に限定されるものではなく、天板部中央部53の厚さ35に変化を持たせることで液漏れを防ぐ働きをより高めるようにしてもよい。
(天板部厚さの段階的減少 図6)
その構成を図6に示す。インナーリング30の内周面34側の付け根部50から中心部に亘る天板部中央部53の内面26に、段差部54が同心円状に形成されており、天板部中央部53の厚さ35を、前記付け根部50の位置から天板部22の中心部に向けてその段差部54を経るごとに減じている。このように天板部中央部53の厚さを付け根部50の位置から天板部中央部にかけて段階的に減じて、このキャップ3を容器本体2に取り付けることによりキャップのドーミングによるシール切れを防止でき液漏れを防ぐ働きをより高めることができる。
なお、図1における符号56は、キャップ3の周壁部23の上端側の外周面と、容器本体2の肩部5に設けられた巻き締め検査マークであり、キャップ3を螺着装着した後に前記二か所の巻き締め検査マーク56の位置関係を検査することにより、巻き締めの良否を判定できるようにしているものである。
キャップ3に関しては、ポリオレフィン樹脂のなかで、特にポリエチレン樹脂の一体成形により製造したキャップが、適度な強度と柔軟性を備え、容器口部との嵌合性に優れ、ネジキャップの巻締めに必要な巻締め角度が得られ密封性に優れている。また焼酎のようなアルコール含有飲料の容器用としても内容物適性を備えている。焼酎などのアルコール飲料ではこれに含まれる内容成分の特性から、果汁などを希釈した水溶液に比べて粘度・表面張力が低いため、この焼酎などのアルコール飲料を従来容器に収容した場合に容器から漏れる可能性が高くなるが、上述した本発明の構成によれば、こういったアルコール飲料であっても液漏れをより確実に防止することができる。なお、本発明の容器1は、その容量として特に限定は無いが、使用段階での取り扱いを考慮して、100〜500mlサイズの容器に好適に適用できる。
1 広口プラスチックキャップ付き広口ポリエステル樹脂製容器
2 広口ポリエステル樹脂製容器本体
3 広口プラスチックキャップ
4 口部
9 口部の外周面
10 口部の外径
11 口部の上端面
13 口部の長さ
14 口部の内周面
15 口部の肉厚
18 厚肉部
19 厚肉部の上下長さ
20 厚肉部の張り出し厚さ
21 雄ネジ部
22 天板部
23 周壁部
24 周壁部の内周面
26 天板部の内面
27 口部の上端部
28 アウターリング
29 コンタクトリング
30 インナーリング
31 天板部の外径
32 天板部の厚さ
33 周壁部の上下長さ
34 インナーリングの内周面
35 天板部中央部の厚さ
36 インナーリングの外周面
37 インナーリングの垂下面部
38 インナーリングの内周面の曲面部
39 インナーリングの下端部
40 インナーリングの上下長さ
41 アウターリングの上下長さ
42 アウターリングの内周面
43 アウターリング凸状膨出部
44 厚肉部の外周面
45 アウターリングの内周面側の付け根部
46 アウターリングの内周面側の溝部
47 インナーリングの外周面側の付け根部
48 コンタクトリングの突出長さ
50 インナーリングの内周面側の付け根部
51 天板部厚さ
52 インナーリングの外周面の凸状膨出部
53 天板部中央部
54 段差部
55 曲面部分
56 巻き締め検査マーク
57 インナーリングの傾斜面部
58 天板部の外周部
59 天板部の上面
60 天板部の側面部外周面
61 天板部の外周辺
62 上面厚肉部
X 天板部の側面部外周面からインナーリングの内周面側の付け根部に対応する部分に至るまでの範囲

Claims (3)

  1. 口部が広口とされた広口樹脂製容器本体の前記口部に広口プラスチックキャップを螺着した飲料用の広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器であって、前記広口樹脂製容器本体は、該広口樹脂製容器本体の前記広口とされた口部の上端部の外周面に、口部径方向での外方に向けて張り出してなる厚肉部が一体に形成され、前記広口プラスチックキャップは、天板部とこの天板部の外周部から下降する周壁部とが一体成形により形成され、前記広口プラスチックキャップの天板部の内面側での前記周壁部の近傍となる部分に、天板部の外周部から天板部の中心部に向かう方向での順にして、前記口部の厚肉部の外周面に密接するアウターリング傾斜膨出部を備えたアウターリングと、容器高さ方向下方に向けて凸となって前記口部の上端面に密接するコンタクトリングと、前記口部の内周面に密接するインナーリング膨出部を備えるインナーリングとが垂下して設けられる広口樹脂製容器において、
    前記インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の内面にかけて曲面を呈して連続する曲面部が設けられて、前記インナーリングの内周面が、前記曲面部から6〜9度の範囲の傾斜角度で前記周壁部側に傾斜しており、
    前記天板部にあっては、該天板部の側面部外周面からインナーリングの内周面側の付け根部に対応する部分に至るまでの範囲の天板部外面側に、天板部の側面部外周面から天板部の中央部側に向けて厚みが漸次減じている上面厚肉部を形成して、前記インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中央部に向けての天板部の厚さが、天板部の側面部外周面からインナーリングの外周面側の付け根部に向けての天板部の厚さより薄肉とされていることを特徴とする飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器。
  2. 上記広口プラスチックキャップの天板部は、インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中心部に亘る天板部中央部の内面に、段差部が同心円状に形成されて、前記天板部中央部の厚さが、インナーリングの内周面側の付け根部から天板部の中心部に向けて前記段差部を経るごとに減じている請求項1に記載の飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器。
  3. 前記アウターリングの内周面側の付け根部に、天板部の内面側に凹入する溝部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器。
JP2015094960A 2015-05-07 2015-05-07 飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器 Active JP6450643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015094960A JP6450643B2 (ja) 2015-05-07 2015-05-07 飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015094960A JP6450643B2 (ja) 2015-05-07 2015-05-07 飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016210458A JP2016210458A (ja) 2016-12-15
JP6450643B2 true JP6450643B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=57549644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015094960A Active JP6450643B2 (ja) 2015-05-07 2015-05-07 飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6450643B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7099016B2 (ja) * 2018-04-04 2022-07-12 凸版印刷株式会社 包装容器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53108556U (ja) * 1977-02-07 1978-08-31
DE3139526A1 (de) * 1981-10-05 1983-04-21 Albert Obrist AG, 4153 Reinach, Basel Verschlusskappe aus kunststoffmaterial
JPH0531078Y2 (ja) * 1986-04-28 1993-08-10
JP2002173157A (ja) * 2000-03-13 2002-06-18 Japan Crown Cork Co Ltd 合成樹脂製容器蓋
JP5289699B2 (ja) * 2006-10-13 2013-09-11 大日本印刷株式会社 密閉性に優れたプラスチック製容器
JP5154266B2 (ja) * 2008-02-29 2013-02-27 株式会社吉野工業所 容器用キャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016210458A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101823165B1 (ko) 합성수지제 병체
US20190062007A1 (en) Closure With Angled Plug Seal
KR20130087483A (ko) 용기용 폐쇄체
US20170197764A1 (en) Container And Closure
JP6598767B2 (ja) 陽圧飲料用の密閉容器及びその製造方法
JP2008534389A (ja) 熱可塑性樹脂で作られた容器、特に瓶
US20190337691A1 (en) Venting Closure
US20180370694A1 (en) Method of forming a metal closure and closure for container
CN105050903A (zh) 具有双拱式可变形底部的容器
US20190337692A1 (en) Venting closure
WO2016012810A1 (en) Container and closure and manufacture thereof
WO2019094339A1 (en) Closure and package that vents at high pressure
JP6450643B2 (ja) 飲料用広口プラスチックキャップ付き広口樹脂製容器
KR20180034527A (ko) 용기 및 마개
RU2367589C2 (ru) Крышка для контейнера, в частности, для бутылки
JP2013151310A (ja) 炭酸水用容器および該容器の輸送方法
JP5173560B2 (ja) 合成樹脂製キャップ、閉止装置、および飲料入り閉止装置
GB2542641A (en) Container and closure
JP7455081B2 (ja) プラスチックボトル
JP5271332B2 (ja) 缶の二重巻締め部構造
EP4279412A2 (en) A cap for a food package
JP2010215274A (ja) 缶蓋
CA3035504A1 (en) Venting closure
JP2006096396A (ja) 容器のキャップとこれに用いるパッキン
JP2021095182A (ja) 合成樹脂製容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6450643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250