JP2007230453A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行環境を走行するために適切な減速度に基づいて、運転者の減速意図に応答して減速制御を実施する車両用駆動力制御装置であって、減速の応答性に関して、運転者のフィーリングに合う減速制御を行なうことが可能な車両用駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】車両の走行環境を検出する手段と、前記走行環境を走行するために適切な前記車両の減速度を設定減速度として求める手段(S101)と、運転者の減速意図を検出する手段(S104)と、前記運転者の減速意図が検出されたときに前記設定減速度に基づいて前記車両の駆動力を制御する手段(S108)とを備え、予め設定された通常時に比べて、前記設定減速度が大きいときには、前記通常時に比べて前記車両に減速度が早く発生するように制御する(S107)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用駆動力制御装置に関し、特に、走行環境を検出し、その走行環境を走行するために適切な減速度を求め、運転者の減速意図が検出されたときに、その減速度に基づいて車両の駆動力を制御する車両用駆動力制御装置に関する。
特開平11−170889号公報(特許文献1)には、ブレーキ作動を頻発させることなく適切な車間距離を維持することが可能な車間距離制御装置として、自車と追従すべき先行車との間の車間距離若しくは該車間距離に相当する物理量を検出する車間距離検出手段と、ブレーキランプの作動を伴い、自車に減速力を与える第1の減速手段とを有し、該第1の減速手段を自動で作動させることにより、前記車間距離若しくは前記車間距離に相当する物理量を設定値に維持させる車間距離制御装置において、前記ブレーキランプの作動を伴わずに前記自車に減速力を与える第2の減速手段と、前記第1の減速手段の作動に先立ち前記第2の減速手段を作動させる減速実行手段とを備えた車間距離制御装置が開示されている。
特開平11−170889号公報
車両の走行環境(先行車両との車間距離や車両前方のコーナーなど)を検出し、その走行環境を走行するために適切な減速度を求め、運転者の減速意図が検出されたときに、その減速度に基づいて車両の駆動力を制御(減速制御)する技術が知られている。一般に、減速の応答性は、運転者の減速意図に迅速に応えるという点より速い方が良いが、減速の応答性を速くすると、その分、大きな減速ショックが発生する。大きな減速ショックは、運転者に不快感を与える場合があるため、応答性を速くすることができない場合がある。
また、運転者が車両の減速の必要性をそれほど大きく感じていないときなどに、上記減速制御が実施される場合、減速の応答性が速いと運転者はお節介と感じてしまう場合がある。そのため、減速の応答性をそれほど速くせずに適度に遅めに設定した方が良い場合もある。
このため、従来のように減速の応答性を一律に設定すると減速ショックの点から減速の応答性を十分に上げられなかったり、減速制御によってお節介感が出たりするため、運転者のフィーリングと合わず違和感を与える場合があった。
本発明の目的は、走行環境を走行するために適切な減速度に基づいて、運転者の減速意図に応答して減速制御を実施する車両用駆動力制御装置であって、減速の応答性に関して、運転者のフィーリングに合う減速制御を行なうことが可能な車両用駆動力制御装置を提供することである。
本発明の車両用駆動力制御装置は、車両の走行環境を検出する手段と、前記走行環境を走行するために適切な前記車両の減速度を設定減速度として求める手段と、運転者の減速意図を検出する手段と、前記運転者の減速意図が検出されたときに前記設定減速度に基づいて前記車両の駆動力を制御する手段とを備え、前記設定減速度に応じて、前記車両に減速度が発生する時期を変更するように制御することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記設定減速度が大きいほど前記減速度が発生する時期を早くすることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記設定減速度が小さいほど前記減速度が発生する時期を遅くすることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、予め設定された通常時に比べて、前記設定減速度が大きいときには、前記通常時に比べて前記車両に減速度が早く発生するように制御することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記通常時に比べて、前記設定減速度が小さいときには、前記通常時に比べて前記車両に減速度が遅く発生するように制御することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両に減速度が早く発生する場合は、前記車両に発生する減速度の時間的変化率が大きいことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両に減速度が早く発生する場合は、前記車両に減速度が発生し始めるまでの時間が短いことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記車両の駆動力を制御する手段は、前記車両の変速機、車輪の制動手段及び前記車両の駆動力を電気に変換する手段の少なくともいずれか一つであることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記設定減速度が大きいときは、前記設定減速度が小さいときと異なり、前記車両の変速機と、前記車輪の制動手段及び前記車両の駆動力を電気に変換する手段の少なくともいずれかか一方とが協調制御されることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置によれば、減速の応答性に関して、運転者のフィーリングに合う減速制御を行なうことが可能となる。
以下、本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図14を参照して、第1実施形態について説明する。
本実施形態は、走行環境を走行するために適切な減速度に基づいて、運転者の減速意図に応答して減速制御を実施する車両用駆動力制御装置において、上記適切な減速度が大きい場合には、上記適切な減速度が小さい場合に比べて、車両に早く減速度が発生するように減速制御するものである。
上記において、走行環境パラメータは、車両の前方に存在し車両の走行に影響を与える対象物(先行車両、交差点、一時停止、踏み切り、自動車専用道路等の料金所、スクールゾーン、商店街、一方通行、進入禁止、信号、横断歩道、歩行者、自動車専用道路等の退出路など)や、道路に関するパラメータ(コーナー、見通し、道路勾配など)が挙げられる。
本実施形態の構成としては、以下に詳述するように、上記走行環境パラメータを検出又は推定する手段と、運転者の減速意図(アクセルオフやブレーキオンなど)を検出する手段と、減速制御(自動変速機のダウンシフト、自動ブレーキ、回生ブレーキ、電子制御スロットル閉じ制御、排気ブレーキなど)を実施する手段と、減速制御による減速の応答性を制御できる手段とが前提となる。
図2を参照して、本実施形態の構成について説明する。
図2において、符号10は有段の自動変速機、40はエンジン、200はブレーキ装置である。自動変速機10は、電磁弁121a、121b、121cへの通電/非通電により油圧が制御されて5段変速が可能である。図2では、3つの電磁弁121a、121b、121cが図示されるが、電磁弁の数は3に限定されない。電磁弁121a、121b、121cは、制御回路130からの信号によって駆動される。
スロットル開度センサ114は、エンジン40の吸気通路41内に配置されたスロットルバルブ43の開度を検出する。エンジン回転数センサ116は、エンジン40の回転数を検出する。車速センサ122は、車速に比例する自動変速機10の出力軸120cの回転数を検出する。シフトポジションセンサ123は、シフトポジションを検出する。パターンセレクトスイッチ117は、変速パターンを指示する際に使用される。加速度センサ90は、車両の減速度(減速加速度)を検出する。先行車両検出部100は、車両前部に搭載されたレーザーレーダーセンサ、ミリ波レーダーセンサ又は画像センサなどのセンサを有し、先行車両の検出や車間距離の計測を行なう。
ナビゲーションシステム装置95は、自車両を所定の目的地に誘導することを基本的な機能としており、演算処理装置と、車両の走行に必要な情報(地図、直線路、カーブ、登降坂、高速道路など)が記憶された情報記憶媒体と、自立航法により自車両の現在位置や道路状況を検出し、地磁気センサやジャイロコンパス、ステアリングセンサを含む第1情報検出装置と、電波航法により自車両の現在位置、道路状況などを検出するためのもので、GPSアンテナやGPS受信機などを含む第2情報検出装置等を備えている。
制御回路130は、スロットル開度センサ114、エンジン回転数センサ116、車速センサ122、シフトポジションセンサ123、及び加速度センサ90の各検出結果を示す信号を入力し、また、パターンセレクトスイッチ117のスイッチング状態を示す信号を入力し、また、ナビゲーションシステム装置95からの信号を入力する。
制御回路130は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU131、RAM132、ROM133、入力ポート134、出力ポート135、及びコモンバス136を備えている。入力ポート134には、上述の各センサ114、116、122、123、90からの信号、上述のスイッチ117からの信号、ナビゲーションシステム装置95からの信号が入力される。出力ポート135には、電磁弁駆動部138a、138b、138cが接続されている。
制御回路130は、油圧指令値算出部118を有している。油圧指令値算出部118は、CPU131の一部として設けられることができる。油圧指令値算出部118は、自動変速機10のクラッチの油圧指令値を算出する。油圧指令値算出部118により算出された油圧指令値に基づいて、電磁弁駆動部138a〜138cが制御される。
ROM133には、予め図1のフローチャートに示す動作(制御ステップ)が記述されたプログラム、図3、図5から図11のマップが格納されているとともに、変速制御の動作(図示せず)が格納されている。制御回路130は、入力した各種制御条件に基づいて、自動変速機10の変速を行う。
ブレーキ装置200は、制御回路130からブレーキ制動力信号SG1を入力するブレーキ制御回路230によって制御されて、車両を制動する。ブレーキ装置200は、油圧制御回路220と、車両の車輪204、205、206、207に各々設けられる制動装置208、209、210、211とを備えている。各制動装置208、209、210、211は、油圧制御回路220によって制動油圧が制御されることにより、対応する車輪204、205、206、207の制動力を制御する。油圧制御回路220は、ブレーキ制御回路230により、制御される。
油圧制御回路220は、ブレーキ制御信号SG2に基づいて、各制動装置208、209、210、211に供給する制動油圧を制御することで、ブレーキ制御を行う。ブレーキ制御信号SG2は、ブレーキ制動力信号SG1に基づいて、ブレーキ制御回路230により生成される。ブレーキ制動力信号SG1は、自動変速機10の制御回路130から出力され、ブレーキ制御回路230に入力される。ブレーキ制御の際に車両に与えられるブレーキ力は、ブレーキ制動力信号SG1に含まれる各種データに基づいてブレーキ制御回路230により生成される、ブレーキ制御信号SG2によって定められる。
ブレーキ制御回路230は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU231、RAM232、ROM233、入力ポート234、出力ポート235、及びコモンバス236を備えている。出力ポート235には、油圧制御回路220が接続されている。ROM233には、ブレーキ制動力信号SG1に含まれる各種データに基づいて、ブレーキ制御信号SG2を生成する際の動作が格納されている。ブレーキ制御回路230は、入力した各制御条件に基づいて、ブレーキ装置200の制御(ブレーキ制御)を行う。
第1実施形態は、前方の車両と自車両との位置関係を適正にするための追従制御に関する。第1実施形態の追従制御では、前方車両と自車両の相対車速や車間距離に基づいて、目標減速度(設定減速度)が求められ、その目標減速度に基づいて減速制御の際の減速の応答性の速さが決定される。
図1を参照して、本実施形態の動作を説明する。
[ステップS101]
まず、ステップS101に示すように、制御回路130では、先行車両検出部100から入力した信号に基づいて、自車両の前方に車両(先行車両)がいるか否かの判定を行なう。その判定の結果、先行車両がいると判定された場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には本制御フローはリターンされる。
[ステップS102]
ステップS102では、制御回路130により、先行車両と自車両との間の車間距離、相対車速、先行車両の車速、先行車両の加速度が算出される。先行車両検出部100がミリ波レーダーである場合には、車間距離、相対車速が直接計測される。先行車両の車速は、自車速−相対車速より算出される。先行車両の加速度は、先行車両の車速の時間的変化率により算出される。ステップS102の次にステップS103に進む。
[ステップS103]
ステップS103では、制御回路130により目標減速度が算出される。目標減速度は、例えば、目標車間距離で相対車速を0とするための減速度が下記式1より理論的に算出される。
Figure 2007230453
上記式1において、相対車速Vdは、自車速−前車車速である。目標車間距離Lfは、前車車速×目標車間時間である。目標車間時間は、例えば1.2秒とすることができる。
上記式1を用いて目標減速度を算出する方法に代えて、図3に示すように、相対車速Vdと、現在の車間距離L0−目標車間距離Lfのマップ値と、前車加速度aの和として目標減速度を求めてもよい。ステップS103の次にステップS104に進む。
[ステップS104]
ステップS104では、制御回路130により、スロットル開度センサ114からの信号に基づいて、アクセルがOFFの状態か否かが判定される。ステップS104の結果、アクセルがOFFの状態であると判定されれば、ステップS105に進む。一方、アクセルがOFFの状態であると判定されなければ、ステップS101に戻る。
[ステップS105]
ステップS105では、制御回路130により、自動変速機10の変速制御(シフトダウン)に際して選択すべき変速段(目標変速段)が決定される。ステップS103で求められた目標減速度に基づいて、目標変速段が決定される。例えば、各変速段についてダウンシフト後に発生するエンジンブレーキ力がエンジントルクと走行抵抗、路面勾配に基づいて算出され、その各変速段についてのダウンシフト後のエンジンブレーキ力と、目標減速度を比較し、下式が成立する最も大きいn速が目標変速段とされることができる。
目標減速度>n速のエンジンブレーキ力
[ステップS106]
ステップS105の次に、ステップS106では、制御回路130により、ダウンシフトが必要か否かが判定される。現在の変速段>目標変速段の関係が成立するときに、ダウンシフトが必要であると判定される。その判定の結果、ダウンシフトが必要であると判定された場合には、ステップS107に進み、そうでない場合にはステップS109に進む。
[ステップS107]
ステップS107では、油圧指令値算出部118により自動変速機10のクラッチの油圧指令値が算出される。図4は、自動変速機10のクラッチ係合圧を説明するためのタイムチャートである。
図4において、変速指令(変速出力)からタービン回転数が変化し始める(クラッチが系合を始める)までの時間が変速開始までの時間である。タービン回転数が変化し始めてから、変速段指令値と同期する回転数(m速同期回転数)と同じ回転数になり、変速が終了するまでの時間が変速時間である。変速指令(変速出力)から変速終了までの時間は、上記変速開始までの時間と、上記変速時間の合計である。このステップS107の制御例としては、クラッチ係合圧が、図4に示すように、ファーストフィル圧501と、基本油圧502と、スイープレート503と、第1タイマ504と、第2タイマ505と、自動変速機10の出力軸120cの回転数(後述)とにより決定される場合、以下の二つの制御例(第1制御例、第2制御例)が考えられる。
(ステップS107の第1制御例)
第1制御例では、目標減速度に基づいて、上記変速時間が可変に制御される。ここでは、変速時間は、基本油圧502と、スイープレート503がそれぞれ可変に制御される。
図5のマップを用いて、基本油圧502が制御される。変速の種類と、目標減速度と、出力軸120cの回転数とに基づいて、基本油圧502が決定される。図5は、変速の種類が5速から4速へのダウンシフト用のマップであり、変速の種類ごとに基本油圧502を制御するためのマップが用意される。図5に示すように、目標減速度が小さい場合(例えば−0.2G)には、通常時よりも基本油圧502が低く設定され、目標減速度が大きい場合(例えば−0.6G)には、通常時よりも基本油圧502が高く設定されている。図5では、通常時の目標減速度として−0.4Gが設定されている。
また、図6のマップを用いて、スイープレート503が制御される。スイープレート503も上記基本油圧502と同様に、変速の種類と、目標減速度と、出力軸120cの回転数とに基づいて、決定される。図6は、変速の種類が5速から4速へのダウンシフト用のマップであり、変速の種類ごとにスイープレート503を制御するためのマップが用意される。図6に示すように、目標減速度が小さい場合(例えば−0.2G)には、通常時よりもスイープレート503が低く設定され、目標減速度が大きい場合(例えば−0.6G)には、通常時よりもスイープレート503が高く設定されている。図6では、通常時の目標減速度として−0.4Gが設定されている。
(ステップS107の第2制御例)
第2制御例では、目標減速度に基づいて、上記変速開始までの時間が可変に制御される。ここでは、変速開始までの時間は、ファーストフィル圧501と、第1タイマ504と、第2タイマ505がそれぞれ可変に制御される。
図7のマップを用いて、ファーストフィル圧501が制御される。変速の種類と、目標減速度に基づいて、ファーストフィル圧501が決定される。図7は、変速の種類が5速から4速へのダウンシフト用のマップであり、変速の種類ごとにファーストフィル圧501を制御するためのマップが用意される。図7に示すように、目標減速度が小さい場合(例えば−0.1G)には、通常時よりもファーストフィル圧501が低く設定され、目標減速度が大きい場合(例えば−0.4G)には、通常時よりもファーストフィル圧501が高く設定されている。図7では、通常時の目標減速度として−0.2Gが設定されている。
また、図8のマップを用いて、第1タイマ504が制御される。図9のマップを用いて、第2タイマ505が制御される。第1タイマ504及び第2タイマ505も上記ファーストフィル圧501と同様に、変速の種類と、目標減速度とに基づいて、決定される。図8及び図9は、変速の種類が5速から4速へのダウンシフト用のマップであり、変速の種類ごとに第1タイマ504及び第2タイマ505を制御するためのマップがそれぞれ用意される。
図8に示すように、目標減速度が小さい場合(例えば−0.1G)には、通常時よりも第1タイマ504が短く設定され、目標減速度が大きい場合(例えば−0.4G)には、通常時よりも第1タイマ504が長く設定されている。図9に示すように、目標減速度が小さい場合(例えば−0.1G)には、通常時よりも第2タイマ505が長く設定され、目標減速度が大きい場合(例えば−0.4G)には、通常時よりも第2タイマ505が短く設定されている。図8及び図9では、通常時の目標減速度として−0.2Gが設定されている。
上記第1制御例の図5及び図6のマップと、上記第2制御例の図7から図9のマップを用いて、変速開始までの時間と変速時間の両方を目標減速度に応じて変更することができる。なお、図5及び図6では、基本油圧502及びスイープレート503のそれぞれを、目標減速度に応じて連続的に可変になるように制御したが、図10及び図11に示すように、目標減速度に応じて段階的に基本油圧502及びスイープレート503を変える構成にしてもよい。同様に、図示はしないが、目標減速度に応じて段階的にファーストフィル圧501、第1タイマ504及び第2タイマ505を異なる値に設定する構成にすることができる。ステップS107の次にステップS108に進む。
[ステップS108]
ステップS108では、制御回路130により、上記ステップS105にて算出された目標変速段に対して、上記ステップS107にて算出された油圧指令値に基づいてダウンシフト制御を実施する。制御回路130のCPU131から電磁弁駆動部138a〜138cにダウンシフト指令(変速指令)が出力される。ダウンシフト指令に応答して、電磁弁駆動部138a〜138cは、電磁弁121a〜121cを通電又は非通電にする。これにより、自動変速機10では、ダウンシフト指令に指示される変速が実行される。この場合のダウンシフト指令には、上記ステップS107にて算出された油圧指令値が反映されている。ステップS108の次にステップS109に進む。
[ステップS109]
ステップS109では、制御回路130により、アップシフトの禁止が実行される。上記ステップS8にて実行されたダウンシフト制御によるダウンシフト先(上記目標変速段)+1速へアップシフトすることが禁止される。ステップS109の次にステップS110が実行される。
[ステップS110]
ステップS110では、制御回路130により変速段復帰条件が成立したか否かが判定される。変速段復帰条件とは、例えば下記の二つの条件であり、以下の二つの条件が全て成立したときに変速段復帰条件が成立したと判定される。
(1)上記ステップS103にて算出された目標減速度と予め設定された所定値が以下の関係であるとき。
目標減速度≧予め設定された所定値
ここで、上記所定値は、例えば0/ms2であることができる。
(2)アクセルオフからオンへの変化を検出してから予め設定された所定時間が経過したとき。
上記ステップS110の判定の結果、変速段復帰条件が成立したと判定されれば、ステップS111に進み、そうでない場合には再度ステップS110が実行される。
[ステップS111]
ステップS111において、制御回路130は、通常変速段に復帰させる。上記ステップS9にて行なったアップシフト禁止処理を中止し、通常変速段(通常時に用いられる変速線図が参照されて、アクセル開度と車速に基づいて決定された変速段)に復帰する。
ステップS111の次に、本制御フローがリターンされる。
以上述べた本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
本実施形態では、走行環境を走行するために適切な減速度(目標減速度)に基づいて、運転者の減速意図(アクセルオフ)に応答して自動変速機10のダウンシフト制御を実施する車両用駆動力制御装置において、目標減速度に合わせて自動変速機10のダウンシフトの変速特性を通常時のものから変更する。目標減速度が大きい場合には、目標減速度が小さい場合に比べて、車両に早く減速度が発生するように自動変速機10の変速特性を変更するものである。
図12は、運転者の要求する減速度(目標減速度)が大きい場合の自動変速機10の変速特性を示している。図12に示すように、目標減速度が大きい場合には、クラッチ係合油圧指令値601は、通常時(従来)のクラッチ係合油圧指令値602よりも基本油圧(図4の基本油圧502参照)及びスイープレート(同図のスイープレート503参照)が大きな値に設定されている。これにより、変速時間が短縮化される。
このことから、本実施形態において、目標減速度が大きい場合には、自車加速度603が、通常時(従来の)自車加速度604に比べて、早く立ち上がる(自車加速度603の立ち上がりの傾きを示す直線Aと、通常時の自車加速度604の立ち上がりの傾きを示す直線B参照)。このように、目標減速度が大きい場合には、早く減速度が増加するように変速特性が変更される。走行環境パラメータが先行車両である場合には、先行車両との急激な接近を回避することができ、これにより、運転者の指向に合った制御とすることができる。
図13も上記図12と同様に、運転者の要求する減速度(目標減速度)が大きい場合の自動変速機10の変速特性を示している。図13に示すように、目標減速度が大きい場合には、クラッチ係合油圧指令値701は、通常時(従来)のクラッチ係合油圧指令値702よりもファーストフィル圧(図4のファーストフィル圧501参照)及び第1タイマ(同図の第1タイマ504参照)が大きな値に設定されている。これにより、変速開始までの時間が短縮される。
このことから、本実施形態において、目標減速度が大きい場合には、自車加速度703が、通常時(従来の)自車加速度704に比べて、早く立ち上がる(自車加速度703の立ち上がりタイミングを示す直線Aと、通常時の自車加速度704の立ち上がりタイミングを示す直線B参照)。このように、目標減速度が大きい場合には、早く減速度が増加するように変速特性が変更される。
図14は、運転者の要求する減速度(目標減速度)が小さい場合の自動変速機10の変速特性を示している。図14に示すように、目標減速度が小さい場合には、クラッチ係合油圧指令値801は、通常時(従来)のクラッチ係合油圧指令値802よりも基本油圧(図4の基本油圧502参照)及びスイープレート(同図のスイープレート503参照)が小さな値に設定されている。これにより、変速時間が長い値に設定される。
このことから、本実施形態において、目標減速度が小さい場合には、自車加速度803が、通常時(従来の)自車加速度804に比べて、遅く立ち上がる(自車加速度803の立ち上がりの傾きを示す直線Aと、通常時の自車加速度804の立ち上がりの傾きを示す直線B参照)。このように、目標減速度が小さい場合には、遅く減速度が増加するように変速特性が変更される。これにより、減速度がゆっくりと増加し(図14の符号A参照)、スムーズに減速するので、従来のように運転者が直ちに減速度が必要と感じていないタイミングで減速度が急に立ち上がり(図14の符号B参照)、運転者がお節介と感じることがなくなるので、運転者の指向に合った制御とすることができる。
なお、図示はしないが、目標減速度が小さい場合には、図13の場合と反対に、変速開始までの時間を大きな値に設定することができる。また、図12から図14に示した変速時間及び変速開始までの時間の制御を組合わせることにより、運転者の要求する減速度に合わせて、減速度が通常時よりも早く増加したり、ゆっくりと増加するようにする変速特性とすることができる。
本実施形態では、目標減速度が大きいほど、車両に減速度が発生する時期を早くすることができ、また、目標減速度が小さいほど、車両に減速度が発生する時期を遅くすることができる。この場合、車両に減速度が発生する時期は、閾値との比較結果に基づいて設定される場合のみならず、連続的に変化するように設定することができる。
(第2実施形態)
図15を参照して、第2実施形態について説明する。
第2実施形態において、上記第1実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
上記第1実施形態では、走行環境パラメータが先行車両であったが、第2実施形態では、車両前方のコーナーである。図15を参照して、第2実施形態について説明する。
[ステップS501]
ステップS501では、車両の前方にコーナーがあるか否かが判定される。制御回路130は、ナビゲーションシステム装置95から入力した情報に基づいて、車両の前方にコーナーがあるか否かを判定する。その判定の結果、車両の前方にコーナーがあると判定された場合には、ステップS502に進み、そうでない場合には、本制御フローはリターンされる。
[ステップS502]
ステップS502では、制御回路130により、前方のコーナーの曲がり度合い(例えば曲率半径R)と、現在位置からコーナーの入口までの距離が算出される。ここでは、ナビゲーションシステム装置95の情報に基づいて、コーナーRと、コーナーの入口までの距離が算出されることができる。ステップS502の次には、ステップS503に進む。
[ステップS503]
ステップS503では、制御回路130により、目標減速度が算出される。まず、コーナーRの情報と、予め設定された目標横Gに基づいて、下記式2により、目標旋回車速が演算される。
Figure 2007230453
次いで、現在位置からコーナーの入口までの距離の間に、現在の車速から目標旋回車速まで減速するまでの必要な減速度(目標減速度)を算出する。目標減速度は、下記式3により算出される。
Figure 2007230453
ステップS504からステップS511は、上記図1のステップS104からステップ11と同様であるため、その説明を省略する。本実施形態によれば、走行環境パラメータが車両前方のコーナーである場合にも、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、図16を参照して、第3実施形態について説明する。
第3実施形態において、上記実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
上記第1及び第2実施形態では、減速制御にて用いられる減速手段が自動変速機10であった。これに対して、第3実施形態では、減速手段がブレーキ装置200又はモータジェネレータの回生ブレーキであることができる。
第3実施形態では、上記図1のステップS103や上記図15のステップS503にて求められた目標減速度が車両に作用するように、ブレーキ装置200や回生ブレーキが制御される。その場合、ブレーキ装置200や回生ブレーキは、目標減速度の大きさに応じて、動作特性(減速特性)が制御され、目標減速度が大きい場合には小さい場合に比べて、車両に早く減速度が発生するように、ブレーキ装置200や回生ブレーキの動作特性が変更されるものである。ブレーキ装置200の動作特性の変更は、ブレーキ油圧の制御によって行われる。回生ブレーキの動作特性の変更は、回生量を変更させることにより行なわれる。以下、図16を参照して説明する。
まず、上記図1のステップS103や上記図15のステップS503と同様に、目標減速度が求められる。その目標減速度は、図16の符号Gtで示され、以下、最大目標減速度Gtと称する。
次に、制御回路130により、ブレーキ装置200や回生ブレーキの作動により車両に減速度を作用させるときの目標減速度403が求められる。目標減速度403は、最大目標減速度Gtまでに到達するまでの勾配αを有している。勾配αが大きいときには、車両に対して減速度が早く(急に)作用し、勾配αが小さいときには減速度がゆっくりと作用する。
ここでは、目標減速度403の勾配αが決定される。勾配αは、最大目標減速度Gtの大きさに応じて決定される。最大目標減速度Gtであるときの目標減速度403の勾配をαで示す。符号Gt1に示すように、最大目標減速度Gtよりも最大目標減速度が大きい場合には、勾配αの目標減速度403よりも大きな勾配を有する目標減速度403−1とされる。反対に、符号Gt2に示すように、最大目標減速度Gtよりも最大目標減速度が小さい場合には、勾配αの目標減速度403よりも小さな勾配を有する目標減速度403−2とされる。
第3実施形態では、減速手段がブレーキ装置200又は回生ブレーキであるが、ここでは、代表として、ブレーキ装置200の制御について説明する(回生ブレーキの制御についても減速として同様である)。ブレーキ装置200のフィードバック制御がブレーキ制御回路230(図2参照)により実行される。目標減速度403(403−1又は403−2)を示す信号がブレーキ制動力信号SG1として制御回路130からブレーキ制動力信号線L1を介してブレーキ制御回路230に出力される。ブレーキ制御回路230は、制御回路130から入力したブレーキ制動力信号SG1に基づいて、ブレーキ制御信号SG2を生成し、そのブレーキ制御信号SG2を油圧制御回路220に出力する。
油圧制御回路220は、ブレーキ制御信号SG2に基づいて、制動装置208、209、210、211に供給する油圧を制御することで、ブレーキ制御信号SG2に含まれる指示通りのブレーキ力(ブレーキ制御量)を発生させる。
ブレーキ装置200のフィードバック制御において、目標値は目標減速度403であり、制御量は車両の実減速度であり、制御対象はブレーキ(制動装置208、209、210、211)であり、操作量はブレーキ制御量である。車両の実減速度は、加速度センサ90により検出される。即ち、ブレーキ装置200では、車両の実減速度が目標減速度403となるように、ブレーキ制動力(ブレーキ制御量)が制御される。
上記のように、上記図1のステップS103や上記図15のステップS503にて求められた目標減速度(目標減速度Gt)の大きさに応じて、ブレーキ装置200や回生ブレーキの作動により車両に減速度を作用させるときの目標減速度403の勾配が可変とされる。これにより、ブレーキ装置200や回生ブレーキの動作特性が変更され、目標減速度Gtが大きい場合には小さい場合に比べて、車両に早く減速度が発生するように制御される。
(第4実施形態)
次に、図17及び図18を参照して、第4実施形態について説明する。
第4実施形態において、上記実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
第4実施形態では、上記図1のステップS105にて求められた目標減速段への変速によって作用する目標減速度(図18の最大目標減速度Gv)が予め設定された設定値以下である場合には、上記第1実施形態と同様のダウンシフト制御が行われ、上記設定値よりも大きい場合には、自動変速機10とブレーキ装置200の協調制御が行われて、車両に減速度が応答性良く作用するようにしている。目標減速度(最大目標減速度Gv)が大きい場合には、車両に減速度が早く作用した方が運転者の感覚に合うからである。
以下では、最大目標減速度Gvが上記設定値よりも上記設定値よりも大きい場合の動作について図17を参照して説明する。
[ステップS901]
まず、制御回路130により、最大目標減速度Gvが求められる。ここで、最大目標減速度Gvは、変速の種類(例えば4速→3速、3速→2速のように、変速前の変速段と変速後の変速段の組合わせ)と車速から決まる最大減速度と同じ(又は付近)となるように決定される。図5において、符号402で示す破線は、自動変速機10の出力軸120cの負トルク(制動力、エンジンブレーキ)に対応した減速加速度を示しており、変速の種類と車速によって決まる。
目標変速段への自動変速機10の変速により車両に作用する減速度402の最大値(上記最大減速度)402maxと概ね同じとなるように、最大目標減速度Gvが決定される。自動変速機10の変速による減速度402の最大値402maxは、予めROM133に格納された最大減速度マップが参照されて決定される。その最大減速度マップには、最大減速度402maxの値が変速の種類と車速に基づく値として定められている。ステップS901の次に、ステップS902が行われる。
[ステップS902]
ステップS902では、制御回路130により、目標減速度413の勾配αが決定される。勾配αの決定に際しては、まず、ダウンシフト指令が出力されてから(後述のように、ステップS903にてt1の時点に出力される)、変速が実際に(実質的に)開始(t3)されるまでの時間taに基づいて、その変速開始時点t3までに車両に実際に作用する減速度(以下、車両の実減速度という)が最大目標減速度Gvに到達するように目標減速度413の初期の勾配最小値が決定される。上記において、ダウンシフト指令が出力された時点t1から実際に変速が開始される時点t3までの時間taは、変速の種類に基づいて決定される。図18において、符号414で示す二点鎖線が上記初期の目標減速度の勾配最小値に対応している。
[ステップS903]
ステップS903では、制御回路130のCPU131から電磁弁駆動部138a〜138cにダウンシフト指令(変速指令)が出力される。ダウンシフト指令は、t1の時点に出力される。
t1の時点にダウンシフト指令が出力される(ステップS903)と、その時点から変速の種類に基づいて決定される上記時間taが経過した後のt3の時点で、自動変速機10の変速が実際に開始されて、クラッチトルク(図示せず)が上昇し始めるとともに、自動変速機10の変速による減速度412が上昇し始める。ステップS903の次に、ステップS904が実行される。
[ステップS904]
ステップS904では、ブレーキのフィードバック制御がブレーキ制御回路230により実行される。ブレーキのフィードバック制御は、ダウンシフト指令が出力された時点t1にて開始される。
即ち、t1の時点から目標減速度413を示す信号がブレーキ制動力信号SG1として制御回路130からブレーキ制動力信号線L1を介してブレーキ制御回路230に出力される。ブレーキ制御回路230は、制御回路130から入力したブレーキ制動力信号SG1に基づいて、ブレーキ制御信号SG2を生成し、そのブレーキ制御信号SG2を油圧制御回路220に出力する。
油圧制御回路220は、ブレーキ制御信号SG2に基づいて、制動装置208、209、210、211に供給する油圧を制御することで、ブレーキ制御信号SG2に含まれる指示通りのブレーキ力(ブレーキ制御量)を発生させる。
ステップS904のブレーキ装置200のフィードバック制御において、目標値は目標減速度413であり、制御量は車両の実減速度であり、制御対象はブレーキ(制動装置208、209、210、211)であり、操作量はブレーキ制御量であり、外乱は主として自動変速機10の変速による減速度412である。車両の実減速度は、加速度センサ90により検出される。
即ち、ブレーキ装置200では、車両の実減速度が目標減速度413となるように、ブレーキ制動力(ブレーキ制御量)が制御される。即ち、ブレーキ制御量は、車両に目標減速度413を生じさせるに際して、自動変速機10の変速による減速度412では不足する分の減速度を生じさせるように設定される。
図18の例では、ダウンシフト指令が出力された時点t1から自動変速機10の変速が実際に開始される時点t3までは、自動変速機10による減速度402はゼロであるため、ブレーキで目標減速度413の全ての減速度が生じさせるような、ブレーキ制御量とされている。t3の時点から自動変速機10の変速が開始され、自動変速機10による減速度412が増加するに伴って、ブレーキ制御量は減少する。
第4実施形態によれば、上記図1のステップS105にて求められた目標減速段への変速によって作用する目標減速度(最大目標減速度Gv)が上記設定値よりも大きい場合には、自動変速機10とブレーキ装置200の協調制御が行われて、自動変速機10による減速度が実際に発生する前にブレーキ装置200による制動力が車両に作用し始めるように制御する。このように、目標減速度(最大目標減速度Gv)が大きい場合には、車両に減速度が応答性良く作用した方が、運転者の感覚に合うからである。
本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の概略構成図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度算出マップを説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の自動変速機の油圧指令値を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度に対する基本油圧を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度に対する油圧スイープレートを説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度に対するファーストフィル圧を説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度に対する第1タイマ長さを説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度に対する第2タイマ長さを説明するための図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度に対する基本油圧を説明するための他の図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の目標減速度に対する油圧スイープレートを説明するための他の図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態において目標減速度が大きい場合に変速時間を変更した例を説明するためのタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態において目標減速度が大きい場合に変速開始までの時間を変更した例を説明するためのタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態において目標減速度が小さい場合に変速時間を変更した例を説明するためのタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第2実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第3実施形態において最大目標減速度に応じてブレーキによる目標減速度が設定される例を説明するためのタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第4実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第4実施形態において最大目標減速度に応じてブレーキによる目標減速度が設定される例を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
10 自動変速機
40 エンジン
90 加速度センサ
95 ナビゲーションシステム装置
100 先行車両検出部
114 スロットル開度センサ
116 エンジン回転数センサ
117 パターンセレクトスイッチ
116 エンジン回転数センサ
118 油圧指令値算出部
122 車速センサ
123 シフトポジションセンサ
130 制御回路
131 CPU
133 ROM
403 目標減速度
403−1 目標減速度
403−2 目標減速度
412 自動変速機の変速による減速度
413 目標減速度
414 目標減速度の勾配最小値
501 ファーストフィル圧
502 基本油圧
503 スイープレート
504 第1タイマ
505 第2タイマ
601 クラッチ係合油圧指令値
602 クラッチ係合油圧指令値
603 自車加速度
604 自車加速度
701 クラッチ係合油圧指令値
702 クラッチ係合油圧指令値
703 自車加速度
704 自車加速度
801 クラッチ係合油圧指令値
802 クラッチ係合油圧指令値
803 自車加速度
804 自車加速度
Gt 最大目標減速度
Gt−1 最大目標減速度
Gt−2 最大目標減速度
Gv 最大目標減速度

Claims (9)

  1. 車両の走行環境を検出する手段と、
    前記走行環境を走行するために適切な前記車両の減速度を設定減速度として求める手段と、
    運転者の減速意図を検出する手段と、
    前記運転者の減速意図が検出されたときに前記設定減速度に基づいて前記車両の駆動力を制御する手段とを備え、
    前記設定減速度に応じて、前記車両に減速度が発生する時期を変更するように制御する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記設定減速度が大きいほど前記減速度が発生する時期を早くする
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記設定減速度が小さいほど前記減速度が発生する時期を遅くする
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  4. 請求項1記載の車両用駆動力制御装置において、
    予め設定された通常時に比べて、前記設定減速度が大きいときには、前記通常時に比べて前記車両に減速度が早く発生するように制御する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  5. 請求項1または4に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記通常時に比べて、前記設定減速度が小さいときには、前記通常時に比べて前記車両に減速度が遅く発生するように制御する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両に減速度が早く発生する場合は、前記車両に発生する減速度の時間的変化率が大きい
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両に減速度が早く発生する場合は、前記車両に減速度が発生し始めるまでの時間が短い
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記車両の駆動力を制御する手段は、前記車両の変速機、車輪の制動手段及び前記車両の駆動力を電気に変換する手段の少なくともいずれか一つである
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  9. 請求項8記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記設定減速度が大きいときは、前記設定減速度が小さいときと異なり、前記車両の変速機と、前記車輪の制動手段及び前記車両の駆動力を電気に変換する手段の少なくともいずれかか一方とが協調制御される
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
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