JP2007230258A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤからの逆入力によるステアリングノイズ(ラトル音)を低減することができる電動パワーステアリング装置の提供。
【解決手段】車両の操舵部材(図示せず)と車輪側の舵取機構(図示せず)とを連結する操舵軸(図示せず)の回転角度を、軸長方向の異なる位置で検出し、検出した回転角度の差に基づき操舵軸に加わるトルクを算出し、算出したトルクの方向及び大きさに応じた補助力を舵取機構に加えるように、舵取機構に付設された操舵補助用のモータ4を駆動回路3により駆動制御する電動パワーステアリング装置。算出したトルクが操舵部材側からの入力によるものか、舵取機構側からの入力によるものかを判定する手段2と、該手段2が舵取機構側からの入力によるものと判定したときに、モータ4及び駆動回路3間を所定時間切断する切断手段6,6a,6bとを備える構成である。
【選択図】図2

Description

本発明は、舵取りの為に車両の操舵軸に加えられるトルクを検出し、検出したトルクに基づいて、操舵補助用のモータを駆動制御する電動パワーステアリング装置に関するものである。
舵取り操作の為に操舵部材(ステアリングホイール)に加えられるトルクの検出結果に基づいて操舵補助用のモータを駆動し、モータの回転力を舵取機構に伝えて操舵を補助する構成とした電動パワーステアリング装置の適用範囲が、近年、拡大する傾向にある。電動パワーステアリング装置には、操舵補助力の発生源として油圧アクチュエータを用いる油圧パワーステアリング装置と比較して、車速の高低、操舵の頻度等、走行状態に応じた補助力特性の制御が容易であるという利点が有る。
このような電動パワーステアリング装置においては、操舵部材に加えられるトルクを検出する必要がある。一般的に、操舵部材と舵取機構とを連結する操舵軸の中途において、軸長方向に離隔した2か所の回転角度を検出することにより、トルクを検出することが出来る。即ち、舵取り操作中の操舵軸には、操舵部材に加えられるトルクの作用により捩れが生じており、この捩れは、前述した2か所での検出角度の差に対応するから、この差を用いてトルクを求めることが出来る。
このように求められるトルクの検出精度は、操舵部材側の入力軸と舵取機構側の出力軸とを細径のトーションバーを介して連結して操舵軸を構成し、トルクの作用時に、入力軸と出力軸との間に、トーションバーの捩れを伴って大きな回転角度差が生じるようにしておき、両軸の連結部においてそれぞれの回転角度を検出することにより高めることが出来る。
電動パワーステアリング装置では、モータの出力軸に繋がり、その出力軸の回転を減速して舵取機構側の操舵軸に伝達する減速歯車機構を備えている。
減速歯車機構は、図6の断面図に示すように、モータ4の回転軸50に繋がるウォーム41と、操舵軸を構成する出力軸17の中間に嵌合固定されたウォームホイール44とを備え、ハウジング48に収容されている。ウォーム41は、その両端に一体に設けられた軸部43,45に転がり軸受49,42が嵌合しており、出力軸17の軸芯と交叉するように配置してある。出力軸17には、操舵軸の入力軸及び出力軸17を接続するトーションバー19が内接されている。
これらウォーム41及びウォームホイール44が噛合することにより、回転軸50の回転を減速して出力軸17に伝達し、出力軸17からユニバーサルジョイントを経て、例えばラックピニオン式の舵取機構へ伝達するように構成されている。
特開2003−165457号公報 特開2003−341541号公報
上述したような電動パワーステアリング装置の減速歯車機構では、モータ4がウォーム41を回転させ、ウォーム41がウォームホイール44を回転させることにより、操舵補助力を生み出している。
車両が石畳路等を走行中に、タイヤ側から操舵軸を回そうとする逆入力が生じると、減速歯車機構のウォームホイール44の歯が、バックラッシュの為にウォーム41の歯に衝突する。
ところが、ウォーム41を回転させるには、ウォーム41の軸部43,45を支持する転がり軸受49,42を回転させるトルク、ウォーム41及びモータ4のロータの慣性力、及びモータ4の発電損失等の影響から、非常に大きなトルクが必要である。その為、殆ど固定された状態のウォーム41の歯にウォームホイール44の歯が衝突することになり、これがタイヤからの逆入力によるステアリングノイズ(所謂ラトル音)を発生させるという問題がある。
ここで、上記のモータの発電損失はかなり大きく、例えば、軸受を回転させるトルクとウォーム41及びモータ4のロータの慣性力との合計が1N・m以下であるのに対して、モータの発電損失に起因する反力は4N・m程度である。
このような問題に関連する技術として、本願出願人は、特許文献1,2において、逆入力を検知した際に、逆方向への操舵補助を行い、操舵感の向上を図った電動パワーステアリング装置を提案している。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、タイヤからの逆入力によるステアリングノイズ(ラトル音)を低減することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る電動パワーステアリング装置は、車両の操舵部材と車輪側の舵取機構とを連結する操舵軸の回転角度を、軸長方向の異なる位置で検出し、検出した回転角度の差に基づき前記操舵軸に加わるトルクを算出し、算出したトルクの方向及び大きさに応じた補助力を前記舵取機構に加えるように、該舵取機構に付設された操舵補助用のモータを駆動回路により駆動制御する電動パワーステアリング装置において、前記トルクが前記操舵部材側からの入力によるものか、前記舵取機構側からの入力によるものかを判定する手段と、該手段が前記舵取機構側からの入力によるものと判定したときに、前記モータ及び駆動回路間を所定時間切断する切断手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記切断手段が切断する時間は0.2秒以下であることを特徴とする。
第1発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、判定する手段が、算出したトルクが操舵部材側からの入力によるものか、舵取機構側からの入力によるものかを判定し、判定する手段が、舵取機構側からの入力によるものと判定したときに、切断手段が、モータ及び駆動回路間を所定時間切断するので、モータの発電損失に起因する反力が発生せず、ロータが回転し易く、タイヤからの逆入力によるステアリングノイズ(ラトル音)を低減することができる。
第2発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、切断手段が切断する時間は0.2秒以下であるので、舵取機構側からの入力に対しては、モータ及び駆動回路間を所定時間切断して、ステアリングノイズを低減することができると共に、速やかに操舵補助制御へ復帰することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施の形態の要部構成を示す模式図である。この電動パワーステアリング装置は、例えば舵取りの為の操舵輪15(操舵部材、ステアリングホイール)と、操舵輪15の操舵に応じて駆動される操舵補助用のモータ4と、モータ4の回転を減速歯車機構33を介して舵取機構31,31に伝える伝動手段24と、モータ4を駆動するモータ駆動回路3(駆動回路)と、モータ駆動回路3を制御する制御部2とを備えている。操舵輪15は、入力軸16に連結されている。
伝動手段24は、入力軸16に図示しないトーションバーを介して連結される出力軸17と、出力軸17にユニバーサルジョイントを介して連結される連結軸30と、連結軸30にユニバーサルジョイントを介して連結されるピニオン軸18と、ピニオン軸18のピニオンに噛合するラック歯を有し、左右の操向輪A,Aに舵取機構31,31を介して連結されるラック軸32とを備えている。入力軸16及び伝動手段24は操舵軸13を構成している。
入力軸16の周りには、操舵輪15を操作することにより入力軸16に加わる操舵トルクを、トーションバーに生じる捩れによって検出するトルクセンサ1が配置されており、トルクセンサ1が検出した操舵トルクに基づいて、制御部2がモータ駆動回路3を制御するように構成してある。
減速歯車機構33は、上述したように(図6)、モータ4の回転軸50に繋がるウォーム41と、操舵軸を構成する出力軸17の途中に嵌合されるウォームホイール44とを備えており、モータ4の回転をウォーム41及ウォームホイール44から出力軸17に減速して伝達するように構成してある。
このような構成の電動パワーステアリング装置では、操舵輪15の操作による舵取り操作力を入力軸16、トーションバー(図示せず)、出力軸17、連結軸30、及びピニオン軸18を介してラック軸32に伝達し、ラック軸32を軸長方向へ移動させ、舵取機構31,31を作動させる。また、それと共に、トルクセンサ1が検出した操舵トルクに基づき、制御部2がモータ駆動回路3を制御してモータ4を駆動し、モータ4の駆動力を出力軸17に伝達することにより、舵取り操作力を補助し、舵取りの為の運転者の労力負担を軽減する。
図2は、図1に示す電動パワーステアリング装置の要部構成を示すブロック図である。この電動パワーステアリング装置は、操舵軸13(図1)に加えられたトルクを検出するトルクセンサ1が検出し出力したトルク検出信号が、演算処理回路10により処理され、演算処理回路10により処理作成されたトルク信号と、操舵軸13の操舵輪15(図1)側及び舵取機構31(図1)側の各絶対舵角信号とが、制御部2へ与えられる。また、車両の速度を検出する車速センサ11が検出し出力した車速信号が、制御部2へ与えられる。
制御部2から出力されるリレー制御信号がリレー駆動回路5へ入力され、リレー駆動回路5は、リレー制御信号に従ってフェイルセーフリレー接点5aをオン又はオフ(通常はオン)させる。
制御部2は、トルク信号、車速信号、及び後述するモータ電流信号に基づき、内蔵するアシスト制御部8内のトルク/電流テーブル8aを参照することにより、モータ電流目標値を作成する。
尚、車速信号は、これに限らず、車両の速度に関連する値、例えば、エンジンの回転数又は車輪の回転数、また電動車両の場合はモータの回転数等を示す信号であっても良い。
制御部2は、作成したモータ電流目標値をPWM信号及び回転方向指示信号としてモータ駆動回路3へ与える。モータ駆動回路3は、フェイルセーフリレー接点5aを通じて、車載バッテリーPの電源電圧が印加され、与えられたモータ電流目標値に基づき、操舵補助用のモータ4を回転駆動させる。
操舵補助用のモータ4に流れるモータ電流は、モータ電流検出回路7により検出され、モータ電流信号として制御部2に与えられ、モータ電流のフィードバック制御に使用される。
制御部2から出力される他のリレー制御信号がリレー駆動回路6(切断手段)へ入力され、リレー駆動回路6は、リレー制御信号に従って、操舵補助用のモータ4及びモータ駆動回路3間を接続するリレー接点6a,6b(切断手段)をオン又はオフ(通常はオン)させる。
図3は、トルクセンサ1の要部構成例を模式的に示す模式図である。このトルクセンサ1は、上端を操舵輪15に連結された入力軸16と、下端を舵取機構のピニオン18に連結された出力軸17とを、細径のトーションバー19を介して同軸上に連結し、操舵輪15と舵取機構とを連結する操舵軸13が構成されており、入力軸16及び出力軸17の連結部近傍は以下のように構成されている。
入力軸16には、出力軸17との連結側端部近傍に、円板形をなすターゲット板20が同軸上に外嵌固定されており、ターゲット板20の外周面には、磁性体製の凸起であるターゲット21が、例えば36個、周方向に等間隔で突設されている。
このターゲット21は、インボリュート歯形を有する平歯車の歯からなり、環状の平歯車がターゲット板20及びターゲット21を構成している。
上述したのと同様のターゲット21を備えたターゲット板20が、出力軸17の入力軸16との連結側端部近傍にも外嵌固定されており、出力軸17側のターゲット板20の各ターゲット21と、入力軸16側のターゲット板20の各ターゲット21とは周方向に整合されて並設されている。
尚、前記歯は、入力軸16,出力軸17を磁性体製とし、入力軸16,出力軸17の周面を歯切り加工することにより形成されてもよい。
入力軸16には、ターゲット板20の操舵輪15側に、ターゲット板20と略同形状のターゲット板22が更に同軸上に外嵌固定されており、ターゲット板22の外周面には、磁性体製の凸起であるターゲット23が、周方向に突設されている。
このターゲット23は、ターゲット板22の外周面に1周分、螺旋状に設けられている。
ターゲット板20,22の外側には、それぞれの外周のターゲット21,23の外縁を臨むようにセンサボックス14が配設されている。センサボックス14は、入力軸16及び出力軸17を支承するハウジング等の動かない部位に固定支持されている。センサボックス14の内部には、入力軸16側のターゲット21の周方向に異なる部位に対向する磁気センサ1A,1Bと、出力軸17側のターゲット21の周方向に異なる部位に対向する磁気センサ2A,2Bとが、周方向位置を正しく合わせて収納され、ターゲット板22のターゲット23の部位に対向する磁気センサ1Cが収納されている。
磁気センサ1A,2A,1B,2B,1Cは、磁気抵抗効果素子(MR素子)等、磁界の作用により電気的特性(抵抗)が変化する特性を有する素子を用い、対向するターゲット21,23の近接する部位に応じて検出信号が変わるように構成されたセンサであり、これらの検出信号は、センサボックス14外部又は内部のマイクロプロセッサを用いてなる演算処理回路10に与えられている。
磁気センサ1A,2A,1B,2Bは、各ターゲット21の通過に応じて、それぞれ図4(a)(b)に示すような三角波(又はサイン波)に近似した検出信号を出力する。この検出信号は、上昇から下降に又は下降から上昇に転換する付近で非線形的な変化率が最大となるが、後述する信号処理方法により補間することが出来る。
一方、磁気センサ1Cは、ターゲット23の通過に応じて、図4(c)に示すような一方向に上昇又は下降する波形の検出信号を出力する。この検出信号は、ターゲット板22が1回転する都度、1周期分を出力する。
このような構成のトルクセンサ1では、各磁気センサ1A,1B(2A,2B)は、対応するターゲット21がそれぞれとの対向位置を通過する間、図4(a)(b)に示すように、入力軸16(出力軸17)の回転角度の変化に応じて、上昇し下降する検出信号を出力する。
磁気センサ1A,1Bの検出信号は、これらに対応するターゲット21が設けられた入力軸16の回転角度に対応するものとなり、磁気センサ2A,2Bの検出信号は、これらが対向するターゲット21が設けられた出力軸17の回転角度に対応するものとなる。
従って、演算処理回路10は、磁気センサ1A,1Bの検出信号から入力軸16の相対回転角度を算出することができ、演算処理回路10及び磁気センサ1A,1Bは入力軸16の回転角度検出装置として作動する。また、演算処理回路10は、磁気センサ2A,2Bの検出信号から出力軸17の相対回転角度を算出することが出来る。
入力軸16にトルクが加わった場合、磁気センサ1A,1Bの各検出信号と磁気センサ2A,2Bの各検出信号とには差が生じる。
磁気センサ1A,2Aと磁気センサ1B,2Bとは、ターゲット板20の周方向に、例えば電気角90°位相が異なっている。それぞれの検出信号は、上昇及び下降の転換点である極大値及び極小値で非線形的な変化率が最大となるが、位相が異なっている為、相互に補間させることが出来る。尚、補間が可能であれば、異なる位相角度は電気角1°〜360°未満の何れでも良い。
ここで、磁気センサ1Aの検出信号と磁気センサ2Aの検出信号との差、又は磁気センサ1Bの検出信号と磁気センサ2Bの検出信号との差は、入力軸16と出力軸17との相対回転角度の差(相対角変位)に対応するものとなる。この相対角変位は、入力軸16に加わるトルクの作用下において、入力軸16と出力軸17とを連結するトーションバー19に生じる捩れ角度に対応する。従って、前述した検出信号の差に基づいて入力軸16に加わるトルクを算出することができる。
一方、磁気センサ1Cは、ターゲット23の通過に応じて、図4(c)に示すような一方向に上昇又は下降する波形の検出信号を出力し、検出信号は、ターゲット板22が1回転するのに応じて、1周期分を出力するので、検出信号とターゲット板22の回転位置とを対応させることが出来る。従って、磁気センサ1Cの検出信号から、舵輪15及び入力軸16,出力軸17の舵角中点からの絶対舵角を求めることが出来、上述した相対角変位から、入力軸16,出力軸17の舵角中点からの絶対舵角も容易に求めることが出来、演算処理回路10は、算出したトルク信号と、入力軸16及び出力軸17の絶対舵角信号とを出力する。
以下に、このような構成の電動パワーステアリング装置の動作を、それを示す図5のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部2は、先ず、パラメータ類の初期化を行い(S1)、次いで、車速センサ11からの車速、演算処理回路10からのトルク信号、入力軸16及び出力軸17の各絶対舵角θ1,θ2を読み込む(S3)。
制御部2は、次に、絶対舵角θ1,θ2に基づき、入力軸16及び出力軸17の各角速度の絶対値|θ1′|,|θ2′|を演算する(S5)。
制御部2は、次に、|θ2′|−|θ1′|を演算し(S7)、演算した|θ2′|−|θ1′|が所定角速度より大きいか否かを判定する(S9)。
尚、所定角速度は、ステアリングノイズが発生しない程度の逆入力では、通常の操舵補助を中断しないように定められる。
制御部2は、演算した|θ2′|−|θ1′|が所定角速度より大きければ(S9;YES)、舵取機構側からの入力があったとして、リレー駆動回路6にリレー接点6a,6bを0.2秒間オフにさせ、操舵補助用のモータ4及びモータ駆動回路3間を0.2秒間切断する(S13)。次いで、新たに車速センサ11からの車速、演算処理回路10からのトルク信号、入力軸16及び出力軸17の各絶対舵角θ1,θ2を読み込む(S3)。
操舵補助用のモータ4及びモータ駆動回路3間を0.2秒間切断する(S13)ことにより、モータの発電損失に起因する反力が発生せず、ロータが回転し易くなるので、ウォーム41の歯にウォームホイール44の歯が衝突しても、ウォーム41の歯が逃げることになり、ステアリングノイズが低減される。
制御部2は、演算した|θ2′|−|θ1′|が所定角速度以下であれば(S9;NO)、トルク信号、車速信号及びモータ電流信号に基づき、内蔵するアシスト制御部8内のトルク/電流テーブル8aを参照することにより、モータ電流目標値を作成して、通常の操舵補助を実行する(S11)。次いで、新たに車速センサ11からの車速、演算処理回路10からのトルク信号、入力軸16及び出力軸17の各絶対舵角θ1,θ2を読み込む(S3)。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施の形態の要部構成を示す模式図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置の要部構成を示すブロック図である。 トルクセンサの要部構成例を模式的に示す模式図である。 トルクセンサの各磁気センサの検出信号を示す波形図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の動作を示すフローチャートである。 電動パワーステアリング装置の減速歯車機構の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 トルクセンサ、1A,2A,1B,2B,1C 磁気センサ、2 制御部(判定する手段)、3 モータ駆動回路(駆動回路)、4 モータ、6 リレー駆動回路(切断手段)、6a,6b リレー接点(切断手段)、8 アシスト制御部、8a トルク/電流テーブル、10 演算処理回路、13 操舵軸、15 操舵輪(操舵部材、ステアリングホイール)、16 入力軸、17 出力軸、18ピニオン軸、19 トーションバー、20,22 ターゲット板、21,23 ターゲット、31 舵取機構、32 ラック軸、33 減速歯車機構、41 ウォーム、44 ウォームホイール、A 操向輪

Claims (2)

  1. 車両の操舵部材と車輪側の舵取機構とを連結する操舵軸の回転角度を、軸長方向の異なる位置で検出し、検出した回転角度の差に基づき前記操舵軸に加わるトルクを算出し、算出したトルクの方向及び大きさに応じた補助力を前記舵取機構に加えるように、該舵取機構に付設された操舵補助用のモータを駆動回路により駆動制御する電動パワーステアリング装置において、
    前記トルクが前記操舵部材側からの入力によるものか、前記舵取機構側からの入力によるものかを判定する手段と、該手段が前記舵取機構側からの入力によるものと判定したときに、前記モータ及び駆動回路間を所定時間切断する切断手段とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記切断手段が切断する時間は0.2秒以下である請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
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