JP2007229258A - ゲーム機およびゲーム制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】プレイヤが特別な装置を必要とせずに、また各種の遅延に影響されずに遠隔地から特定の部位の移動を制御することのできるゲーム機およびゲーム機の特定の部位の移動を制御するゲーム制御システムを実現する。
【解決手段】クレーンゲーム機101の傍にはこれを操作するゲーム機側プレイヤ102がゲーム機側携帯電話機103を持って位置している。ゲーム機側携帯電話機103は、プレイの指示を行う遠隔側プレイヤ105の所持する遠隔側携帯電話機106と通信ネットワーク104で接続されている。特定部位の移動の開始はゲーム機側プレイヤ102が操作し、停止の指示は遠隔側プレイヤ105がゲーム機側携帯電話機103によるクレーンゲーム機101の画像を見て行う。停止後、特定部位を逆方向に移動させて、伝送遅延等に起因する位置ずれが補正される。
【選択図】図1
【解決手段】クレーンゲーム機101の傍にはこれを操作するゲーム機側プレイヤ102がゲーム機側携帯電話機103を持って位置している。ゲーム機側携帯電話機103は、プレイの指示を行う遠隔側プレイヤ105の所持する遠隔側携帯電話機106と通信ネットワーク104で接続されている。特定部位の移動の開始はゲーム機側プレイヤ102が操作し、停止の指示は遠隔側プレイヤ105がゲーム機側携帯電話機103によるクレーンゲーム機101の画像を見て行う。停止後、特定部位を逆方向に移動させて、伝送遅延等に起因する位置ずれが補正される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ゲーム機およびゲーム機のゲームの進行を制御するゲーム制御システムに係わり、特にプレイの指示を遠隔地で行うことが可能なゲーム機およびゲームが行われる場所から離れた場所でゲームを進行させる際に有用なゲーム制御システムに関する。
アミューズメント施設等の遊技施設に足を運ぶと各種のゲームを行うことができる。ところが、病気であったり、仕事が忙しかったりすると、このような施設に行ってゲームを楽しむことができない。また、騒音や喫煙環境といった現実の遊技施設の環境を取り除いてゲームに集中したい場合もある。そこで、ゲームマシンの状態を撮影して、その画像をインターネットで送ってもらい、遠隔地から操作を行うことでゲームを楽しむことが提案されている(例えば特許文献1参照)。この提案は、クレーンゲームに関するものである。クレーンゲームとは、透明な箱の中に入っている所望の景品をクレーンで掴んで、あるいは引っ掛けて、受け取り口まで運ぶことで、これを入手するゲームである。
従来の提案では、クレーンゲーム機の遊技領域をビデオカメラで撮影して、その映像データをゲーム場の端末からインターネットを介して遊技者端末のディスプレイに表示するようにしていた。遊技者は、手元の遊技者端末を操作して、その操作信号をインターネットで伝送し、ゲーム場端末がクレーンゲーム機の操作を行うようになっていた。
特開2004−202107号公報(第0014〜第0026段落、図2)
ところが、この提案のゲーム制御システムでは、クレーンゲーム機に予めセットされたビデオカメラで撮影した画像が遊技者に送られてくるので、遊技者が最も必要とする画像を得ることができない場合が多かった。すなわち、クレーンゲーム機では、クレーンで持ち上げられるぬいぐるみ等の景品の空間的な配置をよく分析する必要があったが、クレーンゲーム機に予めセットされたビデオカメラを用いると、必ずしも最適な画像を得ることができない。
このような問題を解決するために、クレーンゲーム機に複数台のテレビカメラを配置すると、遠隔操作を行う遊技者側に特別の遊技者端末を必要とした。更に、その遊技者端末から送られくる信号を基にして、クレーンゲーム機を高精度に操作する操作変換機構を必要とした。このため、設備にかなりの費用が発生した。特に遠隔操作を行う者が使用する遊技者端末は、信号の送出に使用するモデム(変復調装置)や操作内容を見るためのディスプレイおよび遠隔操作のための操作盤を必要とする。このため、個々のユーザに1つのゲームのプレイのために多額の金銭を掛けさせて操作盤を用意させることになり、システムの普及に大きな障害となっていた。
また、従来のゲーム制御システムでは、特にインターネットを経由してゲームを行う場合に、パケットの伝送時のホップ数等の通信環境によって伝送遅延の量が異なるという問題があった。このため、プレイヤは、プレイに時間的なずれを発生させ、精度の高い制御を行うことができなかった。
以上、クレーンゲーム機を例に挙げて従来のゲーム制御システムの問題を説明したが、遠隔地からゲーム機内の特定の部位の移動の操作を行う他のゲーム制御システムについても同様の問題が発生していた。
そこで本発明の目的は、プレイヤが特別な装置を必要とせずに遠隔地から特定の部位の移動を制御することのできるゲーム機およびゲーム機の特定の部位の移動を制御することのできるゲーム制御システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、伝送遅延等の各種遅延に影響されずに遠隔地から特定の部位の移動を制御することのできるゲーム機およびゲーム機の特定の部位の移動を制御することのできるゲーム制御システムを提供することにある。
本発明では、(イ)移動を指示されたとき、特定部位を指定された方向に第1の速度で移動させる指定方向移動機構と、(ロ)この指定方向移動機構による前記した特定部位の移動の開始および停止の指示をそれぞれ入力する移動指示入力手段と、(ハ)指定方向移動機構がこの移動指示入力手段によって移動の開始の指示を入力した後に停止の指示を入力したとき、移動の開始の指示により移動を開始し停止の指示によって停止した後、指定された方向と逆方向に特定時間だけ第2の速度で更に移動を行って停止する逆方向移動機構と、(ニ)この逆方向移動機構の移動する前記した特定時間を外部から入力する特定時間入力手段とをゲーム機に具備させる。
すなわち本発明では、指定方向移動機構の指示によって特定部位を指定された方向に移動させた後に停止させることでゲームを進行させるゲーム機で、伝送遅延や人間の介在による遅延を考慮して、移動後に逆方向に移動して停止する逆方向移動機構を設け、この移動時間としての特定時間を、遅延の状況に応じて外部から入力できるようにしている。これにより、遅延を解消させたプレイが可能になる。
なお、指定方向移動機構の指示による移動と逆方向移動機構による移動の速度の絶対値が等しいとしたときには、たとえば前記した特定時間は、指定方向移動機構の移動の様子を撮影する第1の地点で所定の撮影が行われたとき、この撮影の画像が、前記した特定部位の移動の停止のタイミングを指示する第2の地点まで送られて、この画像を基に第2の地点で直ちに移動指示入力手段による入力が指示され、この指示を受信した第1の地点で移動指示入力手段による入力が行われるまでの全所要時間として算出された時間であってもよい。
また、本発明では、(イ)移動を指示されたとき、特定部位を指定された方向に第1の速度で移動させる指定方向移動機構と、この指定方向移動機構による前記した特定部位の移動の開始および停止の指示をそれぞれ入力する移動指示入力手段と、指定方向移動機構がこの移動指示入力手段によって移動の開始の指示を入力した後に停止の指示を入力したとき、移動の開始の指示により移動を開始し停止の指示によって停止した後、指定された方向と逆方向に特定時間だけ第2の速度で更に移動を行って停止する逆方向移動機構とを備えたゲーム機と、(ロ)このゲーム機の移動指示入力手段による移動の開始の入力によって移動を開始する前記した特定部位の移動の様子を撮影可能な撮影手段と、(ハ)この撮影手段の撮影する画像を受信し、この画像によってゲーム機の移動指示入力手段による移動の開始の指示の入力後に移動の停止の入力の指示を行う停止入力指示手段と、(ニ)この停止入力指示手段による停止の入力の指示があったとき、移動指示入力手段の入力が可能なゲーム機の近傍でこれを受信する停止入力指示受信手段と、(ホ)前記した特定時間をゲーム機にゲーム開始前に入力する特定時間入力手段とをゲーム制御システムに具備させる。
すなわち本発明では、請求項1記載の発明の構成のゲーム機を使用して遠隔操作可能なゲーム制御システムを構成している。このために、撮影手段が設けられており、ゲーム機の移動指示入力手段による移動の開始の入力によって移動を開始する前記した特定部位の移動の様子を撮影可能となっている。たとえばゲーム機の傍に存在する携帯電話機に付属のカメラをこれに割り当てることができる。ゲーム機側で指定方向移動機構により特定部位の移動を開始させたとき、撮影手段で撮像された画像を見ながら移動を停止させる指示を遠隔的に与える停止入力指示手段も必要である。この停止入力指示手段は、たとえばゲーム機の傍に存在する携帯電話機と通信する遠隔地の携帯電話機が備えることができる。この場合、停止入力指示受信手段はゲーム機の傍に存在する携帯電話機が備えることができる。すなわち、停止入力の指示を受けて、ゲーム機の前記した特定部位の移動を人を介して、あるいは無線等で停止させることができる。特定時間入力手段は遠隔地からの停止入力指示に起因する移動の進み過ぎを補正するものである。
なお、指定方向移動機構の指示による移動と逆方向移動機構による移動の速度の絶対値が等しいときには、たとえば前記した特定時間は、指定方向移動機構の移動の様子を撮影する第1の地点で所定の撮影が行われたとき、この撮影の画像が、前記した特定部位の移動の停止のタイミングを指示する第2の地点まで送られて、第2の地点で直ちに移動指示入力手段による入力が指示され、この指示を受信した第1の地点で移動指示入力手段による入力が行われるまでの全所要時間として算出された時間であってもよい。
また、本発明では、(イ)移動を指示されたとき、特定部位を指定された方向に第1の速度で移動させる指定方向移動機構と、この指定方向移動機構による前記した特定部位の移動の開始および停止の指示をそれぞれ入力する移動指示入力手段と、指定方向移動機構がこの移動指示入力手段によって移動の開始の指示を入力した後に停止の指示を入力したとき、移動の開始の指示により移動を開始し停止の指示によって停止した後、指定された方向と逆方向に特定時間だけ第2の速度で更に移動を行って停止する逆方向移動機構と、この逆方向移動機構の移動する前記した特定時間を外部から入力する特定時間入力手段とを備えたゲーム機と、(ロ)このゲーム機の移動指示入力手段による移動の開始の入力によって移動を開始する前記した特定部位の移動の様子を撮影可能な撮影手段と、この撮影手段の撮影した画像データをリアルタイムで送信する画像データ送信手段と、この画像データ送信手段の送信先からゲーム機の移動指示入力手段による移動の開始の指示の入力後に移動の停止の入力の指示に関する情報を受信する停止入力指示情報受信手段と、画像データ送信手段の送信先との間のゲーム機の移動指示入力手段の操作の遅延時間としての前記した特定時間を算出する特定時間算出手段とを備えた第1の通信端末と、(ハ)この第1の通信端末と回線を介して接続され、画像データ送信手段の送信した画像データを受信する画像データ受信手段と、この画像データ受信手段の受信した画像データをリアルタイムで表示する表示手段と、第1の通信端末に対してゲーム機の移動指示入力手段の操作の指示に関する情報を送信する操作指示情報送信手段とを備えた第2の通信端末とをゲーム制御システムに具備させる。
すなわち本発明では、請求項1記載の発明の構成のゲーム機と2台の通信端末を使用してゲーム制御システムを構成している。第1の通信端末はゲーム機の傍に配置されており、その所持者はゲームの補助を行うことになる。第2の通信端末は第1の通信端末と回線を介して接続されており、その所持者はゲームのアクションの決定権を有している。すなわち、第1の通信端末が前記した特定部位の移動の様子を撮影し、その画像が第2の通信端末に送られて表示されることで第2の通信端末の所持者は第1の通信端末の所持者が開始させた特定部位の移動の停止を指示することができる。この指示は第1の通信端末に伝えられ、ゲーム機におけるその特定部位の移動の停止を制御することができる。この際のゲーム機における停止操作までの遅延分としての特定時間は第1の通信端末で算出されゲーム機に入力されるので、これによる位置補正が行われることになる。特定時間の算出は第2の通信端末やゲーム機自体で行われてもよく、またゲーム機へ特定時間の入力は第2の通信端末がネットワークを経由して行ってもよい。ゲーム機自体で特定時間を算出する場合もこれを人為的に調整する場合にはその調整入力はゲーム機への入力手段で行われる。
以上説明したように本発明によれば、インターネット等の通信ネットワークを利用した場合の信号の伝送遅延や、ゲームの操作を補助する者のアクションの遅延分を予測して補正することにしたので、これらの補正を行っていない場合、あるいは補正値を勘で入力した場合と比べて、信頼性の高いゲーム操作を行うことができる。したがって、移動の終了のタイミングが問題となるゲームを通信ネットワークを使用して違和感なく行うことができる。また、携帯電話機のような常備したツールでゲームを行うことができるので、旅行先等の遠隔地であっても、友人等の他の人の協力で、普段通いなれた場所のゲームを行うことができ、仮想のゲーム機でゲームを行う場合とは異なった感触を得ることができる。
また、ゲームが得意でないがその雰囲気を味わいたい者や、ゲームの景品を効率よく取得したい者は、ゲームの得意な者に協力してもらってゲームを行うことができ、ゲームの需要を増大することができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例におけるゲーム制御システムの概要を表わしたものである。このゲーム制御システム100は、アミューズメント施設に設置されたクレーンゲーム機101と、たとえばクレーンゲームがあまり得意でないゲーム機側プレイヤ102の所持するゲーム機側携帯電話機103と、このゲーム機側携帯電話機103と接続された携帯電話網やインターネットからなる通信ネットワーク104と、たとえばクレーンゲームが得意な遠隔側プレイヤ105が所持し、通信ネットワーク104と接続された遠隔側携帯電話機106から構成されている。ゲーム機側携帯電話機103および遠隔側携帯電話機106は、共にテレビ電話機能を備えた通常の携帯電話機である。
図2は、本実施例で使用されるクレーンゲーム機の外観を表わしたものである。クレーンゲーム機101は、透明なアクリル樹脂板のウィンドウで囲まれたプレイ空間部111を備えており、その床面には景品112が複数個置かれている。プレイ空間部111の下側には、コインを投入するコイン投入口113、操作を行うクレーン操作盤114および景品を取り出す景品取り出し口115が設けられている。プレイ空間部111の上側には、クレーン移動機構収納部116が配置されており、ここからクレーン117が垂れ下がっている。また、クレーン操作盤114の近傍には、ネットワーク上での遅延時間を測定する際の表示器としての遅延時間調整用表示器118と、遅延時間を入力するための遅延時間入力操作盤119が配置されている。遅延時間入力操作盤119は、液晶ディスプレイ120と入力キー部121によって構成されている。
図3は、このクレーンゲーム機の回路構成の概要を表わしたものである。クレーンゲーム機101は、各部を制御する主制御部131を備えている。主制御部131は、CPU(Central Processing Unit)132と、制御用のプログラムおよび固定的なデータを格納したROM(Read Only Memory)133および作業用メモリとしてのRAM(Random Access Memory)134を備えている。主制御部131は、バス等の信号伝達手段135を介して次の各部と接続されている。
クレーン操作盤インタフェース136は、図1に示したクレーン操作盤114の操作を入力する入力インタフェースである。照明器具制御回路137は、図2には示していないがプレイ空間部111等の各部の照明器具138の点灯制御を行うようになっている。音響制御回路139は、図2に示していないスピーカ140からゲームの進行に伴って各種の音響を出力させる制御を行うようになっている。コイン識別管理回路141は、図2に示したコイン投入口113から投入されたコインの識別と管理を行うようになっている。クレーン駆動制御回路142はクレーン操作盤インタフェース136と連動して図2に示していないクレーン駆動機構143の駆動制御を行うようになっている。表示器制御回路144は、図2に示した遅延時間調整用表示器118の表示制御を行うようになっている。表示制御回路145は、液晶ディスプレイ120の表示制御を行うようになっている。入力回路146は、入力キー121から入力されるデータを入力するようになっている。
図4は、本実施例のゲーム制御システムによるゲームの運行の全体的な流れを表わしたものである。図1〜図3と共に説明する。まずゲーム機側プレイヤ102はアミューズメント施設で気にいったクレーンゲーム機101を見つけたら、クレーンゲームが得意な遠隔側プレイヤ105にゲーム機側携帯電話機103を使用してテレビ電話を掛けて、クレーンゲームを行ってもらうよう依頼する(ステップS201)。この際に、ゲーム機側プレイヤ102はクレーンゲーム機101の概観をテレビ電話で遠隔側プレイヤ105に見てもらい、特に目指す景品112がどの位置にあるかについて各種の方向から画像を送って検討させる。ゲーム機側プレイヤ102は、景品112の取得のための予算についても必要に応じて相談する。
遠隔側プレイヤ105がゲーム機側プレイヤ102の依頼を承諾したとする。この場合、ゲーム機側携帯電話機103と遠隔側携帯電話機106の間の通信ネットワーク104による伝送遅延等の処理の遅れがプレイに及ぼす影響を補正するために遅延時間の計測を行う(ステップS202)。このためにゲーム機側プレイヤ102はゲーム機側携帯電話機103のカメラの部分をクレーンゲーム機101の遅延時間調整用表示器118に近づけて、この撮影を開始する。そして、遅延時間調整用表示器118に“0”の表示がされたら遠隔側携帯電話機106の図示しない画面の切り替えボタンを押すことを遠隔側プレイヤ105に依頼して、入力キー121を操作して遅延時間調整用表示器118を作動させる。
遅延時間調整用表示器118は、入力キー121のうちの図示しない「測定開始キー」を押すと、その表示する数字が“3”、“2”、“1”、“0”と順に表示する数字を切り替える。そして、“0”が表示されたときから計時動作を開始する。ゲーム機側プレイヤ102は、ゲーム機側携帯電話機103の図示しないディスプレイに表示された遠隔側プレイヤ105の画像が切り替わるタイミングで入力キー121のうちの図示しない「測定終了キー」を押す。すると、計時動作が終了し、その値が液晶ディスプレイ120に表示される。ゲーム機側プレイヤ102は、その計測された時間を遅延時間として設定する場合には、入力キー121のうちの図示しない「遅延時間入力キー」を押す。これにより、遅延時間の入力処理が終了する(ステップS203)。ゲーム機側プレイヤ102は、遠隔側プレイヤ105の指示や経験によって遅延時間を更に調整して入力することもできる。
遅延時間の入力が終了したら、クレーンゲーム機101によるゲームが1回分実行される(ステップS204)。これによって全部のゲームを終了させるときには(ステップS205:Y)、その後の通話を適宜行った後にテレビ電話を終了させる(ステップS206)。これに対して、ゲームを再度行う場合(ステップS205:N)、ゲーム機側プレイヤ102は遠隔側プレイヤ105と遅延時間の設定がまずかったかを話し合う。この結果、時間調整が必要とされた場合には(ステップS207:Y)、再びステップS202から処理を開始する。遅延時間の調整が必要ないとなったときには(ステップS207:N)、直ちにゲームを再開する(ステップS204)。
図5は、本実施例で必要とされる遅延時間の概念を説明するためのものである。この図で縦軸は時間の経過を表わしている。クレーンゲーム機101の遅延時間調整用表示器118が“0”を表示すると(ステップS221)、同一時刻にゲーム機側携帯電話機103のカメラ(図示せず)がこれを撮影し、その画像は通信ネットワーク104を経由して遠隔側携帯電話機106に到達する。このとき、ゲーム機側携帯電話機103の画像処理と通信ネットワーク104の伝送遅延および遠隔側携帯電話機106の画像処理によって、遠隔側携帯電話機106の図示しないディスプレイに“0”が表示されるまでに遅延時間td1の遅延が生じる。
遠隔側プレイヤ105は、遠隔側携帯電話機106のディスプレイに“0”が表示されたのを見ると、画面の切り替えを行う等のように予め取り決めておいたゲーム機側プレイヤ102側で認知できる操作を行う(ステップS222)。この操作に要する人為的な遅延を遅延時間tfとする。遠隔側プレイヤ105が画面の切り替えを行ったとする。すると、この後、遅延時間td2の経過後にこの画面の切り替えがゲーム機側携帯電話機103で認識される。この遅延時間td2には、画像の純粋な伝送遅延時間の他に画像処理の際の処理時間も含まれている。これまでのゲーム機側携帯電話機103側で確認できる遅れが遅延時間tDである。
ゲーム機側プレイヤ102は、自分のゲーム機側携帯電話機103で画面の切り替えを認識するとクレーンゲーム機101の「測定終了キー」を押す(ステップS223)。この操作に要する人為的な遅延を遅延時間tgとする。以上のようにして、遅延時間調整用表示器118に“0”を表示したことがクレーンゲーム機101自体に伝達されるまでの総遅延時間txが求められる。総遅延時間txは、次の(1)式で表わされる。
tx=td1+tf+td2+tg …(1)
この(1)式で表わした総遅延時間txは、通信ネットワーク104の状況がほとんど違わないと想定されるこの直後のゲームにそのまま適用することができる。そこで、ゲーム機側プレイヤ102は、「遅延時間入力キー」を押して、この総遅延時間txをクレーンゲーム機101にセットする。もちろん、人為的な操作の慣れを配慮して、これよりも短い時間に調整してもよい。
以上のようにして、ゲーム開始前の遅延時間の設定操作が行われると、ゲームが開始される。ゲーム機側プレイヤ102は、ゲーム機側携帯電話機103でプレイ空間部111内の適所を撮影しながら、クレーン操作盤114の1つのボタンをクレーン117の一方向(横方向あるいはこれと直交する奥行方向)の位置決めのために押下を開始する(ステップS231)。このときのプレイ空間部111の画像は遠隔側携帯電話機106に送られて、遠隔側プレイヤ105は、丁度よい位置までクレーン117が所定速度で移動した時点で該当するボタンを停止させる指示を行う(ステップS232)。この指示は、画面上で表示されるようなキー操作で行われてもよいし、遠隔側プレイヤ105が声で行ってもよい。この指示でゲーム機側プレイヤ102は該当するボタンの押下を停止する(ステップS233)。
遠隔側プレイヤ105から見たときのゲーム機側プレイヤ102が該当するボタンを押下した時間を押下時間tcとする。クレーン駆動機構143は実際にはこの押下時間tcに総遅延時間txを加えた時間だけクレーン117を前記した一方向に移動さている。そこで、クレーン駆動機構143は、セットされた総遅延時間txだけクレーン117を前記した所定速度で逆方向に移動させる(ステップS234)。これにより、前記した一方向の位置決めが終了することになる。もちろん、逆方向への移動速度が元の速度と異なる場合には、速度と時間の積が等しくなるように逆方向に移動する場合の時間を調整すればよい。
ゲーム機側プレイヤ102は、同様にして他の方向の位置決めを遠隔側プレイヤ105の協力の下で行う。これにより、クレーン117の平面座標上での位置決めが終了する。クレーン駆動機構143はこの段階でクレーン117を下ろして景品112を掴む動作を行うことになる。ここで、景品112が掴み上げられ、あるいは引っ掛けられて、景品取り出し口115の直上までクレーン117が移動して景品112を放せば、ゲーム機側プレイヤ102はこれを取得することができる。
図6は、図5の前半で説明した総遅延時間の設定のためのクレーンゲーム機側の処理の流れを表わしたものである。図1、図3および図5と共に説明する。主制御部131のCPU132は、ROM133に格納されている制御プログラムに従ってこの制御を行う。主制御部131は入力回路146を介して入力キー121の押下を監視している。ゲーム機側プレイヤ102が入力キー121の中の測定開始キーを押すと(ステップS251:Y)、遅延時間調整用表示器118に表示する数字を“3”からカウントダウンする処理を開始する(ステップS252)。カウントダウンの結果として遅延時間調整用表示器118に数字“0”が表示されたら(ステップS253:Y)、その時点から総遅延時間txを計測するためのタイマの計時動作を開始する(ステップS254)。計時は、CPU132の使用するクロックを用いて行う。
ゲーム機側プレイヤ102が入力キー121の中の測定終了キーを押すと(ステップS255:Y)、タイマの計時動作を終了する(ステップS256)。そして、その計時時間を液晶ディスプレイ120に表示する(ステップS257)。ゲーム機側プレイヤ102は、これをそのまま総遅延時間txとして使用してゲームを開始する場合も多いが、遠隔側プレイヤ105と話し合って、遅延時間の増減を行う場合がある。たとえば、画角の関係でクレーン117が現実の移動位置よりも進んで見えるので遅延時間を0.5秒増加させようとか、ゲーム機側プレイヤ102の応答時間がステップS223で計った遅延時間tgよりも長いような気がするので、0.05秒だけ遅延時間を増加させようというような場合がある。また、ゲームの当事者によっては、図5のステップS221〜ステップS223の処理を複数回行って、その結果得られる平均値を総遅延時間txとしてセットする場合もある。これは、通信ネットワーク104による伝送遅延が均一でない場合に、平均した値を求める際に有効である。
このように遅延時間の計測終了後に液晶ディスプレイ120に表示された値をそのまま使用しない場合には、ゲーム機側プレイヤ102が入力キー121の中の図示しない時間調整キーを押下して(ステップS258:Y)、その後に入力キー121の図示しない数字キーや加減指示キーを操作して調整時間を入力する。この場合には、計時時間が調整される(ステップS259)。
ゲーム機側プレイヤ102が最終的に入力キー121の中の遅延時間入力キーを押すと(ステップS260:Y)、液晶ディスプレイ120に現在表示されている計時時間が総遅延時間txとしてクレーン駆動制御回路142にセットされる(ステップS261)。したがって、図5のステップS234で説明したように、クレーン駆動機構143は、セットされた総遅延時間txだけクレーン117を逆方向に移動させて一方向の位置決めを終了させることになる。
図7は、クレーンの景品キャッチ処理動作の流れを表わしたものである。この処理も前記したROM133に書き込まれた制御プログラムをCPU132が実行することによって行われる。図1および図3と共に説明する。CPU132はクレーン操作盤インタフェース136を介してクレーン操作盤114のボタンの操作を監視している(ステップS281)。そして、クレーン操作盤114のボタンの1つが押下されたら(Y)、クレーン駆動制御回路142を用いてボタンの押下中だけクレーン117を該当する方向に移動させる(ステップS282、ステップS283:Y)。
ゲーム機側プレイヤ102がそのボタンの押下を停止したら(ステップS283:N)、セットされている総遅延時間txだけ、直前に動かした方向と逆方向にクレーン117を移動させるようクレーン駆動制御回路142を制御する(ステップS284)。この後、クレーン117を2方向に移動させたかどうかを図示しないフラグをチェックして判別し(ステップS285)、まだ残りの方向の移動が終了していない場合には(N)、監視するクレーン操作盤114のボタンをもう一方に切り替えて(ステップS286)、ステップS281に戻ってそのボタンの押下開始を待機する。この場合、該当するボタンの押下があったら(ステップS281:Y)、前記した処理をその方向についても行う(ステップS282〜ステップS284)。
このようにしてクレーン117をを2方向に移動させる処理が終了したら(ステップS285:Y)、このクレーン117を下に下降させて景品112をキャッチする等のその後の処理を実行することになる(ステップS287)。
以上説明したように本実施例によれば、クレーンゲーム機101に総遅延時間txを計測するためのデバイスとこの総遅延時間txによるクレーン117の位置補正のための機構を組み込んだので、クレーンゲーム機101のプレイが苦手の者であっても景品112を獲得できるチャンスを得ることができる。また、クレーンゲーム機101のプレイをしたくなった者は、たとえば仕事の休憩時間でも友人の協力を得て本物のゲームを楽しむことができる。
<本発明の変形例>
図8は、本発明の変形例におけるゲーム制御システムの概要を表わしたものである。このゲーム制御システム100Aで図1と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。変形例では、クレーンゲーム機101Aがクレーン操作盤インタフェース136に無線受信機301を接続している。その代わり、実施例で説明した遅延時間調整用表示器118、遅延時間入力操作盤119、液晶ディスプレイ120、入力キー部121、表示器制御回路144、表示制御回路145および入力回路146は配置されていない。
ゲーム機側携帯電話機103Aは、テレビ電話機能を備えている点で実施例のゲーム機側携帯電話機103と同じであるが、更に無線受信機301に対してデータを送信する無線送信機302を備えている。無線受信機301および無線送信機302の扱う無線は、たとえば赤外線による信号形式であってもよいし、無線LAN(Local Area Network)による信号形式であってもよい。無線送信機302は、ソフトウェアによって実現するクレーン制御部303からクレーン制御信号304を入力してこれを送信するようになっている。
この変形例でもゲーム機側携帯電話機103Aがそのカメラ部305でクレーンゲーム機101の必要とされる箇所の撮影を行って、そのリアルタイムな動画データを画像送信制御部306を介して通信ネットワーク104に送出し、遠隔側携帯電話機106側に伝達するようになっている。ゲーム機側携帯電話機103Aは、ゲームの開始前にインターネット等の通信ネットワーク104あるいはアミューズメント施設に備えられたダウンロード設備によって所定のプログラムをインストールしており、これによってクレーン制御部303を実現している。クレーン制御部303は、遅延時間の測定のために遅延時間測定制御信号307を画像送信制御部306に送出するようになっている。
図9は、この変形例における総遅延時間の設定処理を表わしたもので、実施例の図6に対応するものである。ただし、図6ではクレーンゲーム機101側で総遅延時間の設定を行ったが、変形例ではゲーム機側携帯電話機103Aで総遅延時間の設定を行う。図8と共に説明を行う。
図1に示したゲーム機側プレイヤ102は、ゲーム機側携帯電話機103Aの図示しない操作パネルに割り当てられた測定開始キーを押す(ステップS401:Y)。すると、遠隔側携帯電話機106に対して遠隔側プレイヤ105(図1)による応答を指示するための応答指示画面の送出指示がクレーン制御部303から遅延時間測定制御信号307として画像送信制御部306に入力される(ステップS402)。画像送信制御部306はこれを基にして応答指示画面を通信ネットワーク104を介して遠隔側携帯電話機106に送信する。
この送信制御を行ったら、クレーン制御部303はゲーム機側携帯電話機103A内でタイマによる計時動作を開始する(ステップS403)。そして、これ以後はゲーム機側プレイヤ102が操作パネルに割り当てられた図示しない測定停止キーを押すのを待機することになる(ステップS404)。
一方、遠隔側プレイヤ105は遠隔側携帯電話機106の画面を見つめており、予め通話で説明された応答指示画面が表示されたら操作パネルの図示しない予め通知されたキーを押すことになる。このキーが押されると、その信号は通信ネットワーク104を介してゲーム機側携帯電話機103Aに送信され、画面または音によって通知される。これを基にしてゲーム機側プレイヤ102は測定停止キーを押すことになる。
ゲーム機側プレイヤ102が測定停止キーを押すと(ステップS404:Y)、タイマの計時動作が終了する(ステップS405)。そして、タイマの計時時間がゲーム機側携帯電話機103Aの図示しないディスプレイに表示される(ステップS406)。この計時時間が図5で説明した総遅延時間txとしてゲーム機側携帯電話機103Aにセットされる。ゲーム機側プレイヤ102はこれをそのまま使用してもよいが、予め割り当てておいた図示しない時間調整キーを押下することで(ステップS407:Y)、総遅延時間txを調整することができる(ステップS408)。調整を行ったときには、調整後の総遅延時間txがディスプレイに表示されると共に、これが総遅延時間txとしてゲーム機側携帯電話機103Aにセットされることになる。セットされた総遅延時間txはゲーム開始前に無線送信機302からクレーンゲーム機101Aの無線受信機301に送信される。
図10は、変形例におけるクレーンの位置決め処理の様子を表わしたものであり、図7の前半の処理に対応する。ただし、図7はクレーンゲーム機101側の処理であったが、図10はゲーム機側携帯電話機103A側の処理である。図3および図8と共に説明を行う。
この変形例では、クレーン117(図2参照)の操作をゲーム機側携帯電話機103Aで行うようになっている。ゲーム機側携帯電話機103Aの予め割り当てられたクレーン制御キーの一方が押されると(ステップS421:Y)、クレーン117をそのキーに割り当てられた方向に移動させるクレーン制御信号304が無線送信機302からクレーンゲーム機101Aの無線受信機301に送られる(ステップS422)。無線受信機301はこの移動を指示するクレーン制御信号304が送られてきている間、クレーン操作盤インタフェース136によってクレーン駆動制御回路142を指示してクレーン駆動機構143の駆動制御を行う。これは、実施例でクレーン操作盤114の操作によってクレーン駆動機構143の駆動制御が行われたのと同様である。
この状態でゲーム機側携帯電話機103Aは、図8に示した遠隔側携帯電話機106から遠隔側プレイヤ105の操作による停止指示によって、ゲーム機側プレイヤ102が停止キーを押下するのを待機している(ステップS423)。ゲーム機側プレイヤ102がゲーム機側携帯電話機103Aの停止キーを押下すると(Y)、クレーン制御部303は事前にセットされている総遅延時間txだけ直前の方向と逆方向にクレーン117を移動させるクレーン制御信号304を無線送信機302に送信する(ステップS424)。
このクレーン制御信号304を受信する無線受信機301によってクレーンゲーム機101Aのクレーン駆動制御回路142は、総遅延時間txだけ直前の方向と逆方向にクレーン117を移動させる。これによって、クレーン117は遠隔側プレイヤ105の意図する位置に停止することになる。
このようにしてゲーム機側携帯電話機103Aでクレーン117の2つの方向の移動制御が行われたら、クレーンゲーム機101Aは図7のステップS287で説明したようにそれ以後の制御を自動で行い、これによって所望の景品112を取得できるか否かのゲームが実行されることになる。
<本発明の他の変形可能性>
以上説明した実施例および変形例では、ゲーム機側プレイヤ102がクレーン117の移動の様子等をゲーム機側携帯電話機103、103Aを操作して撮影することにしたが、クレーンゲーム機101、101A側に幾つかのカメラを設置しておいてもよい。この場合には、これらのカメラで撮影した画像情報をゲーム機側携帯電話機103、103Aを経由して遠隔側携帯電話機106に送信し、遠隔側プレイヤ105がカメラを適宜切り替えるようにしてもよい。
また、総遅延時間txのうちで通信ネットワーク104を経由する純粋な伝送遅延分については、特定のパケットをクレーンゲーム機101、101Aと遠隔側携帯電話機106の間で往復させて測定し、その値に応じて総遅延時間txを適宜調整するようにしてもよい。
更に実施例および変形例ではゲーム機側携帯電話機103、103Aとしてテレビ電話機能を備えた通常の携帯電話機を使用したが、同様の機能を備えたPHS(Personal Handy-phone System)等の他の通信端末であれば本発明を同様に適用することができることは当然である。
また変形例では、クレーンゲーム機101がゲーム機側携帯電話機103Aからクレーンの両方向に移動する指示を受信することにしたが、実施例と同様に予め定めた方向の移動の開始および停止に関する情報のみ受信し、別途入力された総遅延時間txで逆方向の移動を行うものであってもよい。
更に変形例では、クレーンゲーム機101をゲーム機側携帯電話機103Aから操作することにしたが、ゲーム機側携帯電話機103を中継する形で遠隔側携帯電話機106側で操作を行うようにしてもよい。また、ゲーム機側携帯電話機103Aから操作する代わりに操作はクレーンゲーム機101のクレーン操作盤114で行ってもよい。
また、実施例および変形例ではクレーンゲームを例に挙げて説明したが、これに限るものではない。すなわち、遠隔地にいるプレイヤが、伝送路または人を介することによる信号の応答の遅延によって生じる誤差を解消すべき各種のゲームに本発明を適用することができることは当然である。また、クレーンゲームの場合にも、2つの位置を決めて直ちに景品112を掴む動作を開始するものの他、各種のものが存在する。これらのゲームで各位置の制御に本発明を適用することができる。
100、100A ゲーム制御システム
101、101A クレーンゲーム機
102 ゲーム機側プレイヤ
103、103A ゲーム機側携帯電話機
104 通信ネットワーク
105 遠隔側プレイヤ
106 遠隔側携帯電話機
112 景品
114 クレーン操作盤
117 クレーン
118 遅延時間調整用表示器
120 液晶ディスプレイ
121 入力キー部
131 主制御部
132 CPU
133 ROM
134 RAM
301 無線受信機
302 無線送信機
303 クレーン制御部
305 カメラ部
306 画像送信制御部
101、101A クレーンゲーム機
102 ゲーム機側プレイヤ
103、103A ゲーム機側携帯電話機
104 通信ネットワーク
105 遠隔側プレイヤ
106 遠隔側携帯電話機
112 景品
114 クレーン操作盤
117 クレーン
118 遅延時間調整用表示器
120 液晶ディスプレイ
121 入力キー部
131 主制御部
132 CPU
133 ROM
134 RAM
301 無線受信機
302 無線送信機
303 クレーン制御部
305 カメラ部
306 画像送信制御部
Claims (7)
- 移動を指示されたとき、特定部位を指定された方向に第1の速度で移動させる指定方向移動機構と、
この指定方向移動機構による前記特定部位の移動の開始および停止の指示をそれぞれ入力する移動指示入力手段と、
前記指定方向移動機構がこの移動指示入力手段によって移動の開始の指示を入力した後に停止の指示を入力したとき、前記移動の開始の指示により移動を開始し前記停止の指示によって停止した後、前記指定された方向と逆方向に特定時間だけ第2の速度で更に移動を行って停止する逆方向移動機構と、
この逆方向移動機構の移動する前記特定時間を外部から入力する特定時間入力手段
とを具備することを特徴とするゲーム機。 - 前記第1の速度と第2の速度の絶対値が等しいとき、前記特定時間は、前記指定方向移動機構の移動の様子を撮影する第1の地点で所定の撮影が行われたとき、この撮影の画像が、前記特定部位の移動の停止のタイミングを指示する第2の地点まで送られて、この画像を基に第2の地点で直ちに前記移動指示入力手段による入力が指示され、この指示を受信した前記第1の地点で前記移動指示入力手段による入力が行われるまでの全所要時間として算出された時間であることを特徴とする請求項1記載のゲーム機。
- 移動を指示されたとき、特定部位を指定された方向に第1の速度で移動させる指定方向移動機構と、この指定方向移動機構による前記特定部位の移動の開始および停止の指示をそれぞれ入力する移動指示入力手段と、前記指定方向移動機構がこの移動指示入力手段によって移動の開始の指示を入力した後に停止の指示を入力したとき、前記移動の開始の指示により移動を開始し前記停止の指示によって停止した後、前記指定された方向と逆方向に特定時間だけ第2の速度で更に移動を行って停止する逆方向移動機構とを備えたゲーム機と、
このゲーム機の前記移動指示入力手段による移動の開始の入力によって移動を開始する前記特定部位の移動の様子を撮影可能な撮影手段と、
この撮影手段の撮影する画像を受信し、この画像によって前記ゲーム機の移動指示入力手段による移動の開始の指示の入力後に移動の停止の入力の指示を行う停止入力指示手段と、
この停止入力指示手段による停止の入力の指示があったとき、前記移動指示入力手段の入力が可能なゲーム機の近傍でこれを受信する停止入力指示受信手段と、
前記特定時間を前記ゲーム機にゲーム開始前に入力する特定時間入力手段
とを具備することを特徴とするゲーム制御システム。 - 前記撮影手段、停止入力指示受信手段および特定時間入力手段は、前記ゲーム機の近傍に位置するプレイヤの所持するゲーム機側通信端末が備え、前記停止入力指示手段はこのゲーム機側通信端末と通信ネットワークを介して接続された遠隔地側通信端末が備えることを特徴とする請求項3記載のゲーム制御システム。
- 前記第1の速度と第2の速度の絶対値が等しいときで第1の地点で前記指定方向移動機構の移動の様子の撮影が行われたとき、この撮影の画像が、前記特定部位の移動の停止のタイミングを指示する第2の地点まで送られて、第2の地点で直ちに前記移動指示入力手段による入力が指示され、この指示を受信した前記第1の地点で前記移動指示入力手段による入力が行われるまでの全所要時間を前記特定時間として算出する特定時間算出手段を具備することを特徴とする請求項3記載のゲーム制御システム。
- 移動を指示されたとき、特定部位を指定された方向に第1の速度で移動させる指定方向移動機構と、この指定方向移動機構による前記特定部位の移動の開始および停止の指示をそれぞれ入力する移動指示入力手段と、前記指定方向移動機構がこの移動指示入力手段によって移動の開始の指示を入力した後に停止の指示を入力したとき、前記移動の開始の指示により移動を開始し前記停止の指示によって停止した後、前記指定された方向と逆方向に特定時間だけ第2の速度で更に移動を行って停止する逆方向移動機構と、この逆方向移動機構の移動する前記特定時間を外部から入力する特定時間入力手段とを備えたゲーム機と、
このゲーム機の前記移動指示入力手段による移動の開始の入力によって移動を開始する前記特定部位の移動の様子を撮影可能な撮影手段と、この撮影手段の撮影した画像データをリアルタイムで送信する画像データ送信手段と、この画像データ送信手段の送信先から前記ゲーム機の移動指示入力手段による移動の開始の指示の入力後に移動の停止の入力の指示に関する情報を受信する停止入力指示情報受信手段と、前記画像データ送信手段の送信先との間の前記ゲーム機の移動指示入力手段の操作の遅延時間としての前記特定時間を算出する特定時間算出手段とを備えた第1の通信端末と、
この第1の通信端末と回線を介して接続され、前記画像データ送信手段の送信した画像データを受信する画像データ受信手段と、この画像データ受信手段の受信した画像データをリアルタイムで表示する表示手段と、前記第1の通信端末に対して前記ゲーム機の移動指示入力手段の操作の指示に関する情報を送信する操作指示情報送信手段とを備えた第2の通信端末
とを具備することを特徴とするゲーム制御システム。 - 前記特定時間算出手段は、前記第1の速度と第2の速度の絶対値が等しいときで第1の地点で前記指定方向移動機構の移動の様子の撮影が行われたとき、この撮影の画像が、前記特定部位の移動の停止のタイミングを指示する第2の地点まで送られて、第2の地点で直ちに前記移動指示入力手段による入力が指示され、この指示を受信した前記第1の地点で前記移動指示入力手段による入力が行われるまでの全所要時間を前記特定時間として算出することを特徴とする請求項6記載のゲーム制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006055301A JP2007229258A (ja) | 2006-03-01 | 2006-03-01 | ゲーム機およびゲーム制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006055301A JP2007229258A (ja) | 2006-03-01 | 2006-03-01 | ゲーム機およびゲーム制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007229258A true JP2007229258A (ja) | 2007-09-13 |
Family
ID=38550447
Family Applications (1)
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JP2006055301A Pending JP2007229258A (ja) | 2006-03-01 | 2006-03-01 | ゲーム機およびゲーム制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007229258A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112212A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 株式会社三共 | 遊技用システム |
CN107335217A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-10 | 厦门木炎网络科技有限公司 | 一种远程终端操控娃娃机系统 |
JP2020089664A (ja) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | 株式会社コナミアミューズメント | ゲームシステム及びそれに用いるコンピュータプログラム |
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2006
- 2006-03-01 JP JP2006055301A patent/JP2007229258A/ja active Pending
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