JP2007228747A - インバータ装置 - Google Patents

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和彦 麻田
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Abstract

【課題】倍電圧整流する整流ブリッジの入力端子の電流値を低減できるインバータ装置を提供する。
【解決手段】整流ブリッジ30の2つの入力端子30B、30Cは共通に接続して単相の交流電源21の一方の端子に接続し、直列接続した2個のコンデンサ35、36同士の接続点は交流電源21の他方の端子に接続することにより、1つの入力端子の電流を抑えて信頼の高いインバータ装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務用、或いは一般家庭で使用される洗濯機、洗濯乾燥機、エアコンなどに使用されるインバータ装置に関するものである。
従来、この種の衣類乾燥機は、蒸発器で除湿された空気を凝縮器を通し、乾燥空気として回転ドラムに循環させて乾燥を行うようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
図5は、上記特許文献1に記載された従来の電気洗濯機として動作するインバータ装置の回路図を示すもので、単相の交流電源1に接続される、整流回路2、整流回路2から直流電圧を供給されて動作するインバータ回路3、インバータ回路3から交流電力が供給されて駆動される電動機4が設けられたものとなっている。
インバータ回路3は、IGBTとダイオードを組み合わせた6個のスイッチング素子を、駆動回路5に入力されるオンオフ信号に従ってゲート電圧をコントロールするものであり、制御回路6は駆動回路5に、そのオンオフ信号を発生させるものである。
整流回路2は、整流ブリッジ7、整流ブリッジ7の出力に接続したコンデンサ8、9の直列回路を有しており、整流ブリッジ7は、4本のダイオード10、11、12、13により構成されたものとなっている。
以上の構成により、従来のインバータ装置は交流電源1から入力された交流電圧を倍電圧整流した直流電圧VDCを、インバータ回路3に供給し、電動機4を回転駆動して洗濯、脱水などの動作を行うものであった。
特開2001−259281号公報
しかしながら、上記従来のインバータ装置では、倍電圧整流となっていることから、直流電圧VDCが、交流電源1の電圧に対して高いものとすることができるので、インバータ回路3を構成するIGBT等のスイッチング素子の電流定格がその分、小さくて安価なものとすることができるという効果があるが、パワーが大きいインバータ回路3を設ける場合には、交流電源1から電力供給を行う際の電流が大きな値となり、例えば1kW程度の電力を、実効値が100Vの交流電源1から供給しようとする場合、図5において太い線で記した部分については、10Aを越える実効値の電流が流れるものとなる。
発明者らの検討によると、プリント基板に銅箔で形成された配線(パタン)について、7Aを越える実効値を有する電流を流そうとした場合には、無風の状態におけるパタン面および実装される部品のリード線ハンダ付け部分での発熱による温度上昇を効果的に抑えることができず、信頼性が低くなるという傾向があるものとなっており、図5において整流ブリッジ7の一方の入力端子であるB端子について、電流値の実効値が10A以上となり、信頼性の課題を有しているものとなる。
また、さらに整流ブリッジ7を構成する4本のダイオード10、11、12、13の内のダイオード12、13については、コンデンサ8、9への過渡的な逆電圧の印加を防ぐ作用はあるものの、定常動作期間中については、逆阻止状態を保った状態となり、整流素子としては働かない休止状態となっており、一方ダイオード10、11には大きな電流が集中するものとなり、一般的に同等の電流容量を有する4本のダイオード10、11、12、13で構成されている整流ブリッジ7が、有効に活用されていないという不合理があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、大きいパワーで動作するインバータ回路を使用する場合でも、倍電圧整流を行う整流ブリッジの端子への流入電流の実効値を低減し、さらに4本のダイオードを有効に活用して、高い信頼性を確保できるインバータ装置を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明のインバータ装置は、2つの入力端子と2本の出力端子と4個のダイオードを有する整流ブリッジと、前記出力端子に接続した2個のコンデンサの直列回路と、前記2個のコンデンサのそれぞれに並列に接続した2個の逆電圧保護ダイオードと、前記2個のコンデンサの直列回路から直流電圧が供給されて動作するインバータ回路を有し、前記2つの入力端子は共通に接続して単相の交流電源の一方の端子に接続し、直列接続した前記2個のコンデンサ同士の接続点は前記交流電源の他方の端子に接続したもので、交流電源から共通に接続した2つの入力端子を通じての整流ブリッジへの電流の供給を、2つの入力端子に分流させて行うことにより、電流の集中を防ぐことができ、入力端子を通過する電流の実効値を、インバータ装置への入力パワー(入力電力)に対して低く抑えることができるものとなり、信頼性の高いインバータ装置が実現できるものとなる。
本発明のインバータ装置は、高い信頼性を確保することができるものである。
第1の発明は、2つの入力端子と2本の出力端子と4個のダイオードを有する整流ブリッジと、前記出力端子に接続した2個のコンデンサの直列回路と、前記2個のコンデンサのそれぞれに並列に接続した2個の逆電圧保護ダイオードと、前記2個のコンデンサの直列回路から直流電圧が供給されて動作するインバータ回路を有し、前記2つの入力端子は共通に接続して単相の交流電源の一方の端子に接続し、直列接続した前記2個のコンデンサ同士の接続点は前記交流電源の他方の端子に接続した構成とすることにより、交流電源から共通に接続した2つの入力端子を通じての整流ブリッジへの電流の供給を、2つの入力端子に分流させて行うことにより、電流の集中を防ぐことができ、入力端子を通過する電流の実効値を、インバータ装置への入力パワー(入力電力)に対して低く抑えることができるものとなる。
第2の発明は、第1の発明の整流ブリッジは、プリント基板に実装し、前記整流ブリッジの1方の入力端子の第1のパタンと、前記整流ブリッジの他方の入力端子の第2のパタンを有し、前記第1のパタンと前記第2のパタンが接続される部分に交流電源の一方の端子が接続され、前記交流電源から入力された電流は即前記第1のパタンと前記第2のパタンに分流されて前記整流ブリッジに供給される構成とすることにより、プリント基板のパタンを通過する電流の実効値を効果的に低減しパタンの発熱を防止し、信頼性の確保に強い効果があげられるものとなる。
第3の発明は、第2の発明の交流電源の一方の端子に接続されたリアクタを整流ブリッジが実装されるプリント基板の外に有し、前記リアクタの一方の端子は、プリント基板の第1のパタンと第2のパタンが接続される部分に設けたコネクタによって接続した構成とすることにより、リアクタによる力率改善効果によって、大きいパワーをインバータ回路に供給する場合にあっても、交流電源からの電流の実効値を低減し、かつプリント基板に実装した整流ブリッジに電流供給されるコネクタの温度上昇を抑え、信頼性の確保に関して、多大なる効果をもたらすものとなる。
第4の発明は、第1の発明にリアクタを有し、前記リアクタは複数の巻線を有し、整流ブリッジの一方の入力端子は、前記リアクタの第1の巻線に接続し、整流ブリッジの他方の入力端子は、前記リアクタの第2の巻線に接続した構成とすることにより、交流電源から整流ブリッジの2つの入力端子に分かれて供給される際のバランスを改善し、極めて信頼性の高いものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるインバータ装置の回路図を示したものである。なお、本実施の形態は、ヒートポンプを有する乾燥機能付のドラム式洗濯機として動作するインバータ装置を示しているものとなっている。
図1において、2つの入力端子30B、30Cと、2本の出力端子30A、30D、4個のダイオード31、32、33、34を有する整流ブリッジ30と、出力端子30A、30D間に接続した2個の電解式のコンデンサ35、36の直列回路、2個のコンデンサ35、36のそれぞれに並列に接続した2個の逆電圧保護ダイオード37、38、2個のコンデンサ35、36の直列回路から直流電圧VDCが出力されるものとなっている。
直流電圧VDCは、インバータ回路23に供給され、負荷となる電動機24を回転駆動するものとなっている。
なお、本実施の形態においては、電動機24は、洗濯物と水を入れて回転するドラムの回転駆動用となる。
インバータ回路23は、6個のIGBTおよび逆導通ダイオードによるスイッチング素子を、駆動回路25によってオンオフさせて、電動機24への交流電流の供給を行い、駆動するものとなっており、制御回路26が6つのスイッチング素子に対応した駆動回路25へのオンオフ指令を出すものとなっている。
同様に、インバータ回路27は、負荷として電動機28を接続しているが、電動機28は、本実施の形態においては、ヒートポンプと呼ばれる冷媒の圧縮動作用として働くものを構成している。
インバータ回路27についても、同様に駆動回路29を設けており、やはり制御回路26からのオンオフ指令を受けて働くものとなっている。
また、本実施の形態においては、整流ブリッジ30の2つの入力端子30B、30Cは共通に接続した上で、リアクタ45、およびコモンモードチョークコイル46、電流ヒューズ47を経た上で、100Vの実効値電圧を有する交流電源21の一方の端子に接続している。
また、直列接続した2個のコンデンサ35とコンデンサ36の接続点からは、コモンモードチョークコイル46を経た上で、やはり交流電源21の他方の端子に接続している。
図2は、本実施の形態におけるインバータ装置の整流ブリッジ30のピン配置および破線Pよりも下側の部分に、プリント基板のパタンを示した図となっている。
図2に示されるように、4本のダイオード31、32、33、34は1つの樹脂パッケージ内に封入されたものとなっており、アルミニウム製の放熱器(ヒートシンク)にも取り付けられる樹脂パッケージングとなっていたものを使用している。
1列に並んで配置された4本の端子は、交流が入力される2本の入力端子30B、30Cが、整流された直流電流を出力する2本の出力端子30A、30Dによって挟まれた形となっている。なお、30Aはプラス側端子、30Dはマイナス側端子となっている。
このようなピン配置とした整流ブリッジ30を使用する場合には、2本の入力端子30B、30Cが4本の内の内側の2本となっているため、パタン幅を確保することが難しくなっており、絶縁のためのパタン間隔も確保する設計が必要であることから、発明者らの試験によれば、1本の端子の電流実効値が7Aを越える状態で運転を続けた場合には、特に冷却のための風が無いとした際には、ハンダ付部分付近の温度の上昇が大きくなり、信頼性の確保を行う上で困難なものとなってくる。
また、図2に示しているように、整流ブリッジ30は、プリント基板48に実装しており、整流ブリッジ30の1方の入力端子30Bからの第1のパタン50と、整流ブリッジ30の他方の入力端子30Cの第2のパタン51を別々に設けたものとなっている。
さらに本実施の形態においては、第1のパタン50と、第2のパタン51が接続される部分に、コネクタ54のハウジングを設けており、交流電源21の一方の端子へと接続されている。
ただし、本実施の形態においては、1本のエナメル線を鉄心(コア)に巻いて構成したリアクタ45、およびフェライトコアに2本のエナメル線を巻いて実現したコモンモードチョークコイル46を間に挿入した上での交流電源21の接続という接続順としている。
特にリアクタ45は、重量が大であり、また発熱も大きいことからプリント基板48には実装せず、別の場所に取り付けている。
このようなリアクタが十分なインダクタンスを有するものとなっていることから、交流電源21から見た力率は、85パーセント程度にまで改善されたものとなり、よって同一の入力パワーであっても、その分交流電源21からの入力電流の実効値、ならびにピーク値も低減できるものとなり、交流電源21への負担を減らせるほか、インバータ装置内に流れる電流も小さくなることから発熱が抑えられ高効率での運転ができるものとなり、電流定格の小さい部品でも十分な信頼性の下で働かせることができるものとなる。
本実施の形態では、リアクタ45による力率改善効果によって、交流電源21から入力される電流の実効値が抑えられた上で、コネクタ54からは即第1のパタン50と第2のパタン51に分流され、整流ブリッジ30のそれぞれの入力端子30B、30Cに供給されるものとなり、ダイオード31、33が並列接続された形となることから、電流がダイオード31、33にほぼ半分ずつに分担されて流れるものとなる。
よってダイオード31、33は、各としては、従来の技術の場合よりも小さい電流での整流動作が可能となり、合理的に動作するものとなる。
同様に、ダイオード32、34に関しても、並列に接続された状態となり、電流が分担される。
ここで、本実施の形態においては、第1のパタン50と第2のパタン51とを別々にしていることから、それぞれの電流値を7A以下に抑えることができ、十分な信頼性をあげることができるものとなっている。
その上、第1のパタン50と第2のパタン51が有するインピーダンスをほぼ同一値になるようにパタン設計を行うことにより、並列に接続される2つのダイオード31とダイオード33への電流バランスを保つことが比較的容易に実現できるものとなる。ダイオード32、34の電流バランスに関しても同様である。
ただし、必ずしも第1のパタン50と第2のパタン51を別々に引く必要があるというものではなく、十分なパタン幅が確保できる場合には、整流ブリッジ30の、並んでピン配置がなされている2つの入力端子30Bを30Cと直に接続してしまう構成でも良い。
なお、逆電圧保護ダイオード37、38は、それぞれ極性を有する電解式のコンデンサ35、36に対して、プラス側にカソード端子を接続し、マイナス側にアノード端子を接続することにより、特に電源投入時などにおける過渡的な逆電圧がコンデンサ35、36に印加されようとする際の保護となる。
一方、定常の動作条件下にては、逆電圧保護ダイオード37、38は逆阻止状態で電流は全く流れないものとなることから、リード線をアキシャル式などに構成した小型のダイオードで、十分な保護動作ができるものとなる。
また、本実施の形態においては、整流回路22の直流電圧出力端子間には、電解式のコンデンサ39を接続した構成となっており、これによって出力電圧VDCの電圧リプル分を効果的に抑えながら、交流電源21から見た力率も確保しやすい構成となっている。
コンデンサ39を設けた本実施の形態において、前記力率を高く保つには、コンデンサ35、36の静電容量を、200〜400マイクロファラッド程度という比較的小さな値とし、かつコンデンサ35、36としては静電容量に対しての耐リプル電流が大きい仕様のものが適している。
しかし、必ずしもコンデンサ39を設けることが、本発明を実現する上で必要となるというものではなく、例えばコンデンサ35、36を共に1000マイクロファラッド以上の大容量のものとして、コンデンサ35、36の電圧リプルを十分に抑えたものとしてコンデンサ39を接続しない構成などであってもよく、その場合についても、リアクタ45のインダクタンス値を適切に設計するなどすれば、交流電源21から見た力率も、十分に高めることも可能であり、これらは自由に設計できる要素となる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態におけるインバータ装置の回路図を示したものである。本実施の形態においても、負荷となるインバータ回路23、27などの構成は、実施の形態1と全く同等のものとなっており、整流回路22内のリアクタ60のみが実施の形態1と異なったものとなっている。
本実施の形態においては、リアクタ60は、磁路としてギャップを有する珪素鋼板を積層したコアに巻いた2本の巻線61、62を有しており、この2本の巻線をちょうどコモンモードチョークコイル46と同様に、図3では交流電源21の側に共に黒丸印がくるように接続がなされたものとしている。
整流ブリッジ30の一方の入力端子30Bは、リアクタ30の第1の巻線61が接続され、整流ブリッジ30の他方の入力端子30Cは、リアクタ30の第2の巻線62に接続されたものとなっている。
実施の形態1と比較すると、リアクタ60の巻線61、62間にも、直流抵抗分および磁気結合漏れによるインダクタンス成分も入ってくることから、リアクタ60の巻線61、62がそれぞれインダクタンスを含む、かなり大きなインピーダンスを持っているものとなる。
よって、並列に接続されることになるダイオード31とダイオード33への分流のアンバランス(ダイオード32とダイオード34への分流のアンバランスも同様)をより小さく抑えることができるものとなり、例えば各ダイオード間の順方向の電圧降下の特性に差があったりした場合でも、電流のバランスを良好に保つことができるものとなる。
また、さらにリアクタ60の巻線61、62が整流ブリッジ30の入力端子30B、30Cそれぞれに接続されていく部分においても、1kW入力時には電流が7A以下とすることが容易に実現できることから、プリント基板上にリアクタを実装しても、信頼性の高いものを比較的簡単に実現することができるものとなり、効果が大きい。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態におけるインバータ装置の回路図を示したものである。図4においては、整流回路22の出力に接続され、直流電圧を受ける負荷なる回路の部分については回路図に示していないが、実施の形態1に示したものと同等のものを接続して構成したものとなっている。
本実施の形態においては、リアクタ70が、ギャップのある珪素鋼板のコアに巻いた3本の巻線71、72、73を有したものとなっている。
3本の巻線の内の巻線71、72については、実施の形態2で示したものと同様に、巻線71を整流ブリッジ30の一方の入力端子30Bに接続し、巻線72は整流ブリッジ30の他方の入力端子30Cへと接続している。
巻線73については、直列に接続したコンデンサ35、36の接続点に一端を接続、巻線73の他端をコモンモードチョークコイル46を経て交流電源21のもう一方の端子へと接続した構成となっている。
なお、各巻線71、72、73の極性に関しては、図4の黒丸印がついた端子からの電流流入により、同一方向の磁束を磁路内に発生させる向きとなることから、巻線73には巻線71と巻線72の合計電流が流れるものとなり、ノーマルモードのリアクタとして動作するものとなる。
よって、実施の形態2と同様に、リアクタ70の持つノーマルモードインダクタンスによって、交流電源21から見た力率を改善し、同一パワーでの電流実効値を低減させる効果があり、かつ往復共に巻線を通過するもの、すなわち往路では巻線71、または巻線72を通過し、復路では巻線73を通過するという電流の流れ方となることから、負荷となるインバータ回路23、27が発生するノイズが交流電源21に逆流するのを効果的に抑えるのに有利となる。
以上の各実施の形態においては、インバータ装置として、乾燥機能付きの洗濯機とし、2つのインバータ回路23、27たものを示しているが、特にこのようなインバータ装置に限定されるものではなく、例えばエアコンの圧縮機を駆動するものや、誘導加熱のためのインバータ回路を有するもの、また電力変換器として直流、交流、高周波などの電力を出力するインバータ回路を用いたものであってもよく、またインバータ回路の数についても様々なものが使用できるものである。
以上のように、本発明にかかるインバータ装置は、整流ブリッジへの入力電流を2つの入力端子に分担させて流して信頼性を高めることができ、各種のインバータ装置に広く適用できる。
本発明の実施の形態1におけるインバータ装置の回路図 同インバータ装置の整流ブリッジ実装でのピン配置およびパタン図 本発明の実施の形態2におけるインバータ装置の回路図 本発明の実施の形態3におけるインバータ装置の整流回路の回路図 従来の技術におけるインバータ装置の回路図
符号の説明
21 交流電源
23、27 インバータ回路
30 整流ブリッジ
30B、30C 入力端子
30A、30D 出力端子
31、32、33、34 ダイオード
35、36 コンデンサ
37、38 逆電圧保護ダイオード
45、60、70 リアクタ
48 プリント基板
50 第1のパタン
51 第2のパタン
54 コネクタ
61、71 第1の巻線
62、72 第2の巻線

Claims (4)

  1. 2つの入力端子と2本の出力端子と4個のダイオードを有する整流ブリッジと、前記出力端子に接続した2個のコンデンサの直列回路と、前記2個のコンデンサのそれぞれに並列に接続した2個の逆電圧保護ダイオードと、前記2個のコンデンサの直列回路から直流電圧が供給されて動作するインバータ回路を有し、前記2つの入力端子は共通に接続して単相の交流電源の一方の端子に接続し、直列接続した前記2個のコンデンサ同士の接続点は前記交流電源の他方の端子に接続したインバータ装置。
  2. 整流ブリッジはプリント基板に実装し、前記整流ブリッジの一方の入力端子の第1のパタンと、前記整流ブリッジの他方の入力端子の第2のパタンを有し、前記第1のパタンと前記第2のパタンが接続される部分に交流電源の一方の端子が接続され、前記交流電源から入力された電流は即前記第1のパタンと前記第2のパタンに分流されて前記整流ブリッジに供給される請求項1記載のインバータ装置。
  3. 交流電源の一方の端子に接続されたリアクタを整流ブリッジが実装されるプリント基板の外に有し、前記リアクタの一方の端子は、プリント基板の第1のパタンと第2のパタンが接続される部分に設けたコネクタによって接続した請求項2記載のインバータ装置。
  4. リアクタを有し、前記リアクタは複数の巻線を有し、整流ブリッジの一方の入力端子は、前記リアクタの第1の巻線に接続し、整流ブリッジの他方の入力端子は、前記リアクタの第2の巻線に接続した請求項1記載のインバータ装置。
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