JP2007228427A - マルチバンド無線通信装置及びフィルタ作動制御方法 - Google Patents

マルチバンド無線通信装置及びフィルタ作動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数帯域の異なる複数の無線信号を同時に送受信する場合において、フィルタを用いて異なる周波数帯域のノイズが受信回路に回り込むことを効果的に抑制するとともに、受信感度を向上させることができるマルチバンド無線通信装置及びフィルタ作動制御方法を提供する。
【解決手段】携帯電話端末100は、ノイズ抑制フィルタ152A,152Bをセカンダリ無線通信部100Sから切り離すスイッチ151A,151Bを備える。また、携帯電話端末100は、プライマリ無線通信部100Pまたはセカンダリ無線通信部100Sを介して送信または受信される通信データの状態を判定し、判定した通信データの状態に基づいて、スイッチ151A,151Bを作動させる制御部161を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、周波数帯域の異なる複数の無線信号を同時に送受信する場合において、フィルタを用いて異なる周波数帯域のノイズが受信回路に回り込むことを防止するマルチバンド無線通信装置、及び当該フィルタの作動を制御するフィルタ作動制御方法に関する。
今日、無線通信技術の進歩に伴い、様々な移動体通信システムが実用化されている。例えば、日本では、PDC、CDMA及びPHSなどの各方式に準拠した移動体通信システムが実用化されている。
様々な移動体通信システムの実用化に伴い、複数の周波数帯域(マルチバンド)に対応するマルチバンド無線通信装置(例えば、携帯電話端末)が提供されている。具体的には、マルチバンド無線通信装置は、周波数帯域の異なる複数の無線信号を同時に送受信することができる。
マルチバンド無線通信装置では、ある周波数帯域の無線信号が、他の周波数帯域の無線信号を受信する受信回路にノイズとして回り込むことを防止するため、一般的に当該ノイズを抑制するフィルタが設けられる(例えば、特許文献1)。
特開平11−112382号公報(第4−5頁、第1図)
しかしながら、上述した従来のマルチバンド無線通信装置には、次のような問題があった。すなわち、フィルタが設けられると、受信回路の挿入損失が増大するため、受信感度が劣化するといった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、周波数帯域の異なる複数の無線信号を同時に送受信する場合において、フィルタを用いて異なる周波数帯域のノイズが受信回路に回り込むことを効果的に抑制するとともに、受信感度を向上させることができるマルチバンド無線通信装置、及び当該フィルタの作動を制御するフィルタ作動制御方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、第1周波数帯域(例えば、800MHz帯)の第1無線信号を送信するとともに、前記第1周波数帯域と異なる第2の周波数帯域(例えば、2GHz帯)の第2無線信号を受信する無線通信部(プライマリ無線通信部100P及びセカンダリ無線通信部100S)と、前記無線通信部と接続され、前記第1無線信号を減衰させるフィルタ(例えば、ノイズ抑制フィルタ152A)とを少なくとも備えるマルチバンド無線通信装置(携帯電話端末100)であって、前記フィルタを前記無線通信部から切り離すスイッチ(例えば、スイッチ151A)と、前記無線通信部を介して送信または受信される通信データの状態を判定する通信データ判定部(制御部161)と、前記通信データ判定部によって判定された前記通信データの状態に基づいて、前記スイッチを作動させるスイッチ制御部(制御部161)とを備えることを要旨とする。
このようなマルチバンド無線通信装置によれば、無線通信部を介して送信または受信される通信データの状態に基づいて、第1無線信号の電力を減衰させるフィルタが無線通信部から切り離される。フィルタが無線通信部から切り離されるため、無線通信部内の受信回路の挿入損失を低減させることができる。
また、通信データの状態に基づいて、フィルタによる第1無線信号の電力の減衰が必要と判定された場合には、フィルタが無線通信部に接続されるため、異なる周波数帯域のノイズが受信回路に回り込むことを効果的に抑制することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記通信データ判定部は、前記通信データの伝送速度を判定し、前記スイッチ制御部は、前記通信データ判定部によって判定された前記伝送速度に基づいて、前記スイッチを作動させることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記スイッチ制御部は、前記第1無線信号の送信電力値が、前記通信データ判定部によって判定された前記伝送速度と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記スイッチを作動させることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記通信データ判定部は、前記通信データの優先制御の有無を判定し、前記スイッチ制御部は、前記通信データ判定部によって判定された前記優先制御の有無に基づいて、前記スイッチを作動させることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記スイッチ制御部は、前記第1無線信号の受信電力値が、前記通信データ判定部によって判定された前記優先制御の有無と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記スイッチを作動させることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至第5の特徴に係り、前記無線通信部は、前記第1無線信号を送信する第1無線通信部と、前記第2無線信号を受信する第2無線通信部とを少なくとも有し、前記フィルタは、前記スイッチを介して前記第2無線通信部と接続されることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記第2無線通信部に接続ライン(接続ライン143L)を介して接続される第2無線アンテナ(セカンダリアンテナ143)をさらに備え、前記フィルタは、前記スイッチを介して前記接続ラインと接続されることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、第1周波数帯域の第1無線信号を送信するとともに、前記第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域の第2無線信号を受信する無線通信部と、前記無線通信部とスイッチを介して接続され、前記第1無線信号を減衰させるフィルタとを用いたフィルタ作動制御方法であって、前記無線通信部を介して送信または受信される通信データの状態判定するステップ(例えば、ステップS40)と、前記判定するステップにおいて判定された前記通信データの状態に基づいて前記スイッチを作動させ、前記フィルタを前記無線通信部から切り離すステップ(例えば、ステップS80)とを備えることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第8の特徴に係り、前記判定するステップでは、前記通信データの伝送速度を判定し、前記切り離すステップでは、前記判定するステップにおいて判定された前記伝送速度に基づいて前記スイッチを作動させ、前記フィルタを前記無線通信部から切り離すことを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第9の特徴に係り、前記切り離すステップでは、前記第1無線信号の送信電力値が、前記判定するステップにおいて判定された前記伝送速度と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記フィルタを前記無線通信部から切り離すことを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第8の特徴に係り、前記判定するステップでは、前記通信データの優先制御の有無を判定し、前記切り離すステップでは、前記判定するステップにおいて判定された前記優先制御の有無に基づいて前記スイッチを作動させ、前記フィルタを前記無線通信部から切り離すことを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第11の特徴に係り、前記切り離すステップでは、前記第1無線信号の受信電力値が、前記判定するステップにおいて判定された前記優先制御の有無と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記フィルタを前記無線通信部から切り離すことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、周波数帯域の異なる複数の無線信号を同時に送受信する場合において、フィルタを用いて異なる周波数帯域のノイズが受信回路に回り込むことを効果的に抑制するとともに、受信感度を向上させることができるマルチバンド無線通信装置及びフィルタ作動制御方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(マルチバンド無線通信装置の全体概略構成)
図1は、本実施形態においてマルチバンド無線通信装置を構成する携帯電話端末100の全体概略斜視図である。
携帯電話端末100は、CDMA方式に準拠した移動体通信システムにおいて用いられる。携帯電話端末100は、800MHz帯及び2GHz帯の無線信号を同時に送受信すること(いわゆる“ハイブリッドモード”)ができる。
また、携帯電話端末100は、携帯電話端末100の位置情報を取得するため、GPS信号(1.5GHz)を受信することができる。
さらに、携帯電話端末100は、1xEVDO(Evolution-Data Only)方式に準拠した高速なデータ通信を実行することができる。また、携帯電話端末100は、データ通信のスループットの向上やハイブリッドモードでの動作を実行するため、800MHz帯及び2GHz帯とも、ダイバシティ受信機能を備える。
(マルチバンド無線通信装置の論理ブロック構成)
図2は、携帯電話端末100(マルチバンド無線通信装置)の論理ブロック構成図である。図2に示すように、携帯電話端末100は、プライマリ無線通信部100P及びセカンダリ無線通信部100Sを備える。
プライマリ無線通信部100Pは、800MHz帯及び2GHz帯の無線信号を送信及び受信する機能を有する。
セカンダリ無線通信部100Sは、800MHz帯、2GHz帯及びGPS信号を受信する機能を有する。セカンダリ無線通信部100Sは、無線信号を送信する機能を有さない。
なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、携帯電話端末100は、携帯電話端末100としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した論理ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
(1)プライマリ無線通信部100P
プライマリ無線通信部100Pは、800MHz帯の無線信号(第1無線信号)を送受信するため、電力増幅器101A、デュープレクサ102A、低雑音増幅器103A及び帯域通過フィルタ104Aを備える。本実施形態において、プライマリ無線通信部100Pは、第1周波数帯域(800MHz帯)における第1無線信号を送信する第1無線通信部を構成する。
また、プライマリ無線通信部100Pは、2GHz帯の無線信号を送受信するため、電力増幅器101B、デュープレクサ102B、低雑音増幅器103B及び帯域通過フィルタ104Bを備える。
電力増幅器101Aは、800MHz帯の送信無線信号を所定の電力値まで増幅する。デュープレクサ102Aは、800MHz帯の送信無線信号と受信無線信号とを分離する。
低雑音増幅器103Aは、デュープレクサ102Bから出力された800MHz帯の受信無線信号の付加雑音を少なく保ちながら、当該受信無線信号を増幅する。帯域通過フィルタ104Aは、800MHz帯以外の無線信号(不要波)を除去する。
電力増幅器101B、デュープレクサ102B、低雑音増幅器103B及び帯域通過フィルタ104Bは、2GHz帯の無線信号に対応しており、上述したデュープレクサ102A、低雑音増幅器103A及び帯域通過フィルタ104Aとそれぞれ同様の機能を有する。
また、プライマリ無線通信部100Pには、アンテナスイッチ111が接続される。アンテナスイッチ111は、プライマリアンテナ141及び計測用コネクタ142を、800MHz帯及び2GHz帯の無線信号で共用するためのスイッチである。
プライマリアンテナ141は、接続ライン141Lを介してアンテナスイッチ111に接続される。
(2)セカンダリ無線通信部100S
セカンダリ無線通信部100Sは、800MHz帯、2GHz帯及びGPS信号(1.5GHz帯)を受信する受信回路を備える。本実施形態において、セカンダリ無線通信部100Sは、第1周波数帯域(800MHz帯)と異なる第2周波数帯域(2GHz帯)における第2無線信号を受信する第2無線通信部を構成する。
具体的には、セカンダリ無線通信部100Sは、800MHz帯の無線信号を受信するため、帯域通過フィルタ121A及び低雑音増幅器122Aを備える。
また、セカンダリ無線通信部100Sは、2GHz帯の無線信号を受信するため、帯域通過フィルタ121B及び低雑音増幅器122Bを備え、GPS信号(1.5GHz帯)を受信するため、帯域通過フィルタ121C及び低雑音増幅器122Cを備える。
また、セカンダリ無線通信部100Sは、セカンダリアンテナ143を、800MHz帯、2GHz帯及びGPS信号の受信で共用するため、周波数分波器131を備える。
帯域通過フィルタ121Aは、800MHz帯以外の無線信号(不要波)を除去する。低雑音増幅器122Aは、周波数分波器131から出力された800MHz帯の受信無線信号の付加雑音を少なく保ちながら、当該受信無線信号を増幅する。
帯域通過フィルタ121B及び低雑音増幅器122Bは、2GHz帯の受信無線信号に対応しており、上述した帯域通過フィルタ121A及び低雑音増幅器122Aとそれぞれ同様の機能を有する。
帯域通過フィルタ121C及び低雑音増幅器122Cは、GPS信号に対応しており、上述した帯域通過フィルタ121A及び低雑音増幅器122Aとそれぞれ同様の機能を有する。
周波数分波器131には、接続ライン143Lを介してセカンダリアンテナ143(第2無線アンテナ)が接続される。
また、接続ライン143Lには、スイッチ151A及びスイッチ151Bの一端が接続される。スイッチ151Aの他端には、ノイズ抑制フィルタ152Aが接続される。スイッチ151Bの他端には、ノイズ抑制フィルタ152Bが接続される。
スイッチ151Aは、ノイズ抑制フィルタ152Aをセカンダリ無線通信部100Sから切り離し可能とする。具体的には、スイッチ151Aは、制御部161からの制御信号に基づいて、ノイズ抑制フィルタ152Aのセカンダリ無線通信部100Sへの接続・切り離しを行う。
ノイズ抑制フィルタ152Aは、スイッチ151Aを介してセカンダリ無線通信部100Sと接続され、受信無線信号に含まれる800MHz帯の無線信号(第1無線信号)成分を減衰させる。ノイズ抑制フィルタ152Aは、一端がスイッチ151Aに接続され、他端がグランドに接続される。
スイッチ151Bは、ノイズ抑制フィルタ152Bをセカンダリ無線通信部100Sから切り離し可能とする。具体的には、スイッチ151Bは、制御部161からの制御信号に基づいて、ノイズ抑制フィルタ152Bのセカンダリ無線通信部100Sへの接続・切り離しを行う。
ノイズ抑制フィルタ152Bは、スイッチ151Bを介してセカンダリ無線通信部100Sと接続され、受信無線信号に含まれる2GHz帯の無線信号成分を減衰させる。ノイズ抑制フィルタ152Bは、一端がスイッチ151Bに接続され、他端がグランドに接続される。
(3)制御部161
制御部161は、携帯電話端末100を構成する各論理ブロックを制御する。特に、本実施形態では、制御部161は、プライマリ無線通信部100P及びセカンダリ無線通信部100S(無線通信部)を介して送信または受信される通信データの状態を判定する。本実施形態において、制御部161は、通信データ判定部を構成する。
具体的には、制御部161は、送信または受信される通信データの伝送速度(データレート)を判定することができる。また、制御部161は、当該通信データの優先制御(QoS制御)の有無を判定することができる。
また、制御部161は、判定した通信データの状態に基づいて、スイッチ151Aまたはスイッチ151Bを作動させる。本実施形態において、制御部161は、スイッチ制御部を構成する。
具体的には、制御部161は、判定した伝送速度に基づいて、スイッチ151Aまたはスイッチ151Bを作動させる。
例えば、制御部161は、判定した伝送速度と対応付けられる800MHz帯の無線信号(第1無線信号)の送信電力が所定の閾値以下の場合(図5参照)、スイッチ151Aを非導通状態(OFF)として、ノイズ抑制フィルタ152Aによる800MHz帯の無線信号の抑制を無効にし、所定の閾値を超える場合、スイッチ151Aを導通状態(ON)として、ノイズ抑制フィルタ152Aによる800MHz帯の無線信号の抑制を有効にする。
また、制御部161は、判定した優先制御の有無に基づいて、スイッチ151Aまたはスイッチ151Bを作動させる。
例えば、制御部161は、判定した優先制御の有無と対応付けられる800MHz帯の無線信号(第1無線信号)の受信電力が所定の閾値を超える場合(図6参照)、スイッチ151Aを非導通状態(OFF)として、ノイズ抑制フィルタ152Aによる800MHz帯の無線信号の抑制を無効にし、所定の閾値以下の場合、スイッチ151Aを導通状態(ON)として、ノイズ抑制フィルタ152Aによる800MHz帯の無線信号の抑制を有効にする。
なお、制御部161は、2GHz帯の無線信号の送信電力値が所定の閾値以下の場合、或いは2GHz帯の無線信号の受信電力値が所定の閾値を超える場合、スイッチ151Bを非導通状態として、ノイズ抑制フィルタ152Bによる2GHz帯の無線信号の抑制を無効したり、2GHz帯の無線信号の送信電力値が所定の閾値を超える場合、或いは2GHz帯の無線信号の受信電力値が所定の閾値以下の場合、スイッチ151Bを導通状態として、ノイズ抑制フィルタ152Bによる2GHz帯の無線信号の抑制を有効にしたりすることもできる。
(マルチバンド無線通信装置の動作)
次に、上述した携帯電話端末100(マルチバンド無線通信装置)の動作について説明する。具体的には、(1)通信データの伝送速度に基づくスイッチ(スイッチ151A,151B)の制御動作、及び(2)通信データの優先制御の有無に基づくスイッチの制御動作について説明する。
(1)通信データの伝送速度に基づくスイッチの制御
図3は、携帯電話端末100を介して送信される通信データの伝送速度(データレート)に基づくスイッチ(スイッチ151A,151B)の制御動作フローである。
ステップS10において、携帯電話端末100は、無線信号(800MHz帯、2GHz帯及びGPS信号)の受信を待機する。
ステップS20において、携帯電話端末100は、通信データの送信を要求する。
ステップS30において、携帯電話端末100は、携帯電話端末100の動作モードがハイブリッドモード、つまり、800MHz帯及び2GHz帯において無線信号を同時に送受信するモードであるか否かを判定する。
ハイブリッドモードである場合(ステップS30のYES)、ステップS40において、携帯電話端末100は、通信データのデータレートを確認する。
ステップS50において、携帯電話端末100は、セカンダリパスが800MHz帯または2GHz帯の何れであるかを判定する。具体的には、携帯電話端末100は、セカンダリ無線通信部100Sを用いて受信する無線信号が800MHz帯または2GHz帯の何れであるかを判定する。
セカンダリパスが800MHz帯である場合(ステップS50の800MHz帯)、ステップS60Aにおいて、携帯電話端末100は、データレートテーブルを参照し、プライマリ無線通信部100Pによって送信される2GHz帯の送信無線信号の送信電力閾値を決定する。
ここで、図5は、データレートテーブルの一例を示す。図5に示すように、データレートテーブルは、データレート、プライマリパス周波数帯域、及び送信電力閾値によって構成される。
例えば、セカンダリパスが800MHz帯であり、プライマリ無線通信部100Pによって送信される通信データのデータレートが約2,000kbpsである場合、プライマリ無線通信部100Pによって送信される2GHz帯の送信無線信号の送信電力閾値は、12.5dBmと決定される。
ステップS70Aにおいて、携帯電話端末100は、プライマリ無線通信部100Pによって送信される2GHz帯の送信無線信号の送信電力が決定した送信電力閾値を超えるか否かを判定する。
2GHz帯の送信無線信号の送信電力が送信電力閾値を超える場合(ステップS70AのYES)、ステップS80において、携帯電話端末100は、800MHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Aと接続されるスイッチ151AをOFFにする。一方、携帯電話端末100は、2GHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Bと接続されるスイッチ151BをONにする。
セカンダリパスが2GHz帯である場合(ステップS50の2GHz帯)、ステップS60Bにおいて、携帯電話端末100は、データレートテーブルを参照し、プライマリ無線通信部100Pによって送信される800MHz帯の送信無線信号の送信電力閾値を決定する。
例えば、セカンダリパスが2GHz帯であり、プライマリ無線通信部100Pによって送信される通信データのデータレートが約2,000kbpsである場合、プライマリ無線通信部100Pによって送信される800MHz帯の送信無線信号の送信電力閾値は、6.5dBmと決定される。
ステップS70Bにおいて、携帯電話端末100は、プライマリ無線通信部100Pによって送信される800MHz帯の送信無線信号の送信電力が決定した送信電力閾値を超えるか否かを判定する。
800MHz帯の送信無線信号の送信電力が送信電力閾値を超える場合(ステップS70BのYES)、ステップS90において、携帯電話端末100は、2GHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Bと接続されるスイッチ151BをOFFにする。一方、携帯電話端末100は、800MHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Aと接続されるスイッチ151AをONにする。
ハイブリッドモードでない場合(ステップS30のNO)、2GHz帯の送信無線信号の送信電力が送信電力閾値以下の場合(ステップS70AのNO)、または800MHz帯の送信無線信号の送信電力が送信電力閾値以下の場合(ステップS70BのNO)、ステップS100において、携帯電話端末100は、2GHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Bと接続されるスイッチ151BをOFFにする。さらに、携帯電話端末100は、800MHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Aと接続されるスイッチ151AもOFFとする。
ステップS110において、携帯電話端末100は、プライマリ無線通信部100Pを用いて、ステップS20において送信が要求された通信データを送信する。
(2)通信データの優先制御の有無に基づくスイッチの制御
図4は、携帯電話端末100を介して送信される通信データの優先制御(QoS制御)の有無に基づくスイッチ(スイッチ151A,151B)の制御動作フローである。以下、図3に示した通信データの伝送速度(データレート)に基づくスイッチの制御動作フローと異なる部分について主に説明する。
ステップS210〜S230の処理は、上述したステップS10〜S30の処理と同様である。
ハイブリッドモードである場合(ステップS230のYES)、ステップS240において、携帯電話端末100は、送信される通信データのQoS制御の有無を確認する。
ステップS250において、携帯電話端末100は、セカンダリパスが800MHz帯または2GHz帯の何れであるかを判定する。
セカンダリパスが800MHz帯である場合(ステップS250の800MHz帯)、ステップS260Aにおいて、携帯電話端末100は、QoSテーブルを参照し、2GHz帯の受信無線信号の受信電力閾値を決定する。
ここで、図6は、QoSテーブルの一例を示す。図6に示すように、QoSテーブルは、QoS制御、プライマリパス周波数帯域及び受信電力閾値によって構成される。
例えば、セカンダリパスが800MHz帯であり、プライマリ無線通信部100Pによって送信される通信データのQoS制御が有りに設定されている場合、2GHz帯の受信無線信号の受信電力閾値は、−86.0dBmと決定される。
ステップS270Aにおいて、携帯電話端末100は、2GHz帯の受信無線信号の受信電力が決定した受信電力閾値を下回るか否かを判定する。
2GHz帯の受信無線信号の受信電力が受信電力閾値を下回る場合(ステップS270AのYES)、ステップS280において、携帯電話端末100は、800MHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Aと接続されるスイッチ151AをOFFにする。一方、携帯電話端末100は、2GHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Bと接続されるスイッチ151BをONにする。
セカンダリパスが2GHz帯である場合(ステップS250の2GHz帯)、ステップS260Bにおいて、携帯電話端末100は、QoSテーブルを参照し、800MHz帯の受信無線信号の受信電力閾値を決定する。
例えば、セカンダリパスが2GHz帯であり、プライマリ無線通信部100Pによって送信される通信データのQoS制御が無しに設定されている場合、800MHz帯の受信無線信号の受信電力閾値は、−85.0dBmと決定される。
ステップS270Bにおいて、携帯電話端末100は、800MHz帯の受信無線信号の受信電力が決定した受信電力閾値を下回るか否かを判定する。
800MHz帯の受信無線信号の受信電力が受信電力閾値を下回る場合(ステップS270BのYES)、ステップS290において、携帯電話端末100は、2GHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Bと接続されるスイッチ151BをOFFにする。一方、携帯電話端末100は、800MHz帯の無線信号を抑制するノイズ抑制フィルタ152Aと接続されるスイッチ151AをONにする。
ステップS300及びS310の処理は、上述したステップS100及びS110の処理と同様である。
(作用・効果)
携帯電話端末100(マルチバンド無線通信装置)によれば、プライマリ無線通信部100Pまたはセカンダリ無線通信部100S(無線通信部)を介して送信または受信される通信データの状態(データレートやQoS制御の有無)に基づいて、ノイズ抑制フィルタ152A(またはノイズ抑制フィルタ152B)がセカンダリ無線通信部100Sから切り離される。
ノイズ抑制フィルタ152A(またはノイズ抑制フィルタ152B)がセカンダリ無線通信部100Sから切り離されるため、セカンダリ無線通信部100S内の受信回路の挿入損失を低減させることができる。
また、通信データの状態に基づいて、ノイズ抑制フィルタ152A(またはノイズ抑制フィルタ152B)による無線信号の電力の減衰が必要と判定された場合には、当該ノイズ抑制フィルタがセカンダリ無線通信部100Sに接続される。このため、異なる周波数帯域のノイズがセカンダリ無線通信部100S内の受信回路に回り込むことを効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、通信データのデータレートと対応付けられた送信電力閾値(図5参照)、または通信データのQoS制御の有無と対応付けられた受信電力閾値(図6参照)に基づいて、ノイズ抑制フィルタ152A(またはノイズ抑制フィルタ152B)をセカンダリ無線通信部100Sに接続するか否かが判定される。
このため、単に送受信電力に応じて当該ノイズ抑制フィルタをセカンダリ無線通信部100Sに接続するか否かを判定する場合と比較して、当該ノイズ抑制フィルタをセカンダリ無線通信部100Sに接続するか否かをより緻密に制御することができる。
また、本実施形態では、ノイズ抑制フィルタ152A(またはノイズ抑制フィルタ152B)は、スイッチ151A(スイッチ151B)を介してセカンダリ無線通信部100Sと接続される。具体的には、当該ノイズ抑制フィルタは、スイッチを介して接続ライン143Lと接続される。
つまり、当該ノイズ抑制フィルタは、周波数分波器131の前段に配置されるため、周波数分波器131の後段に各周波数帯域用として独立に配置される場合と比較して、回路の共用化が図れ、携帯電話端末100の小型化や軽量化に寄与する。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、セカンダリ無線通信部100Sにスイッチ151A,151B、及びノイズ抑制フィルタ152A,152Bに配置されていたが、当該スイッチ及びノイズ抑制フィルタは、プライマリ無線通信部100Pに配置してもよい。
なお、プライマリ無線通信部100Pにノイズ抑制フィルタを配置する場合、当該ノイズ抑制フィルタは、セカンダリ無線通信部100Sで受信される周波数帯域を減衰するように機能する。
図7は、当該変更例に係るプライマリ無線通信部100Pを構成するアンテナスイッチ111Aの内部構成図である。アンテナスイッチ111Aは、アンテナスイッチ111に代えて、プライマリ無線通信部100P内に配置される。
図7に示すように、アンテナスイッチ111Aは、スイッチ112A〜112C、及びノイズ抑制フィルタ113A〜113Cを備える。
スイッチ112Aは、ノイズ抑制フィルタ113Aをプライマリ無線通信部100Pから切り離す。具体的には、スイッチ112Aは、制御回路119からの制御信号に基づいて、ノイズ抑制フィルタ113Aをプライマリ無線通信部100Pから切り離す。なお、制御回路119は、制御部161(図2参照)と接続される。
ノイズ抑制フィルタ113Aは、スイッチ112Aを介してプライマリ無線通信部100P(第1無線通信部)と接続され、800MHz帯の送信無線信号の電力を減衰させる。つまり、プライマリ無線通信部100Pで2GHz帯または1.5GHz帯の無線信号を送信し、セカンダリ無線通信部100Sで800MHz帯の無線信号が受信されている場合に、ノイズ抑制フィルタ113Aは、プライマリ無線通信部100Pに接続される。
ノイズ抑制フィルタ113Aは、一端がスイッチ112Aに接続され、他端がグランドに接続される。
また、スイッチ112B及びノイズ抑制フィルタ113Bは、スイッチ112A及びノイズ抑制フィルタ113Aと同様の機能を有する。なお、ノイズ抑制フィルタ113Bは、2GHz帯の送信無線信号の電力を減衰させる。つまり、プライマリ無線通信部100Pで800MHz帯または1.5GHz帯の無線信号を送信し、セカンダリ無線通信部100Sで2GHz帯の無線信号が受信されている場合に、ノイズ抑制フィルタ113Bは、プライマリ無線通信部100Pに接続される。
さらに、スイッチ112C及びノイズ抑制フィルタ113Cも、スイッチ112A及びノイズ抑制フィルタ113Aと同様の機能を有する。なお、ノイズ抑制フィルタ113Cは、1.5GHz帯の無線信号の電力を減衰させる。つまり、プライマリ無線通信部100Pで800MHz帯または2GHz帯の無線信号を送信し、セカンダリ無線通信部100Sで1.5GHz帯の無線信号が受信されている場合に、ノイズ抑制フィルタ113Cは、プライマリ無線通信部100Pに接続される。
端子114は、接続ライン141Lを接続するための端子である。端子115は、計測用コネクタ142を接続するための端子である。
端子116は、デュープレクサ102Aを接続するための端子である。端子117は、デュープレクサ102Bを接続するための端子である。また、端子118は、制御部161を接続するための端子である。
また、プライマリアンテナ141(第1無線アンテナ)は、端子114に接続される接続ライン141L及びアンテナスイッチ111Aを介して、プライマリ無線通信部100Pに接続される。つまり、ノイズ抑制フィルタ113A〜113Cは、スイッチ112A〜112Cを介して接続ライン141Lにそれぞれ接続される。
上述した実施形態では、データレートテーブル(図5参照)及びQoSテーブル(図6参照)に基づいて、スイッチ151A(またはスイッチ151B)を制御したが、図示したデータレートテーブル及びQoSテーブルは一例であり、異なる構成としてもよい。
例えば、通信データのデータレートに対応付けられた送信電力閾値ではなく、通信データのデータレート自体に基づいて、スイッチ151A(またはスイッチ151B)を制御してもよい。
同様に、通信データのQoS制御に対応付けられた受信電力閾値ではなく、通信データのQoS制御の有無自体に基づいて、スイッチ151A(またはスイッチ151B)を制御してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明に係るマルチバンド無線通信装置を携帯電話端末100が構成するものとして説明したが、マルチバンド無線通信装置は、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末及びカーナビゲーションシステムなどに実装されるカードモジュールによって構成してもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係るマルチバンド無線通信装置の全体概略斜視図である。 本発明の実施形態に係るマルチバンド無線通信装置の論理ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るマルチバンド無線通信装置の動作フロー図である。 本発明の実施形態に係るマルチバンド無線通信装置の動作フロー図である。 本発明の実施形態に係るマルチバンド無線通信装置において用いられるデータレートテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るマルチバンド無線通信装置において用いられるQoSテーブルの一例を示す図である。 本発明の変更例に係るマルチバンド無線通信装置に設けられるアンテナスイッチの内部構成図である。
符号の説明
100…携帯電話端末、100P…プライマリ無線通信部、100S…セカンダリ無線通信部、101A,101B…電力増幅器、102A,102B…デュープレクサ、103A,103B…低雑音増幅器、104A,104B…帯域通過フィルタ、111,111A…アンテナスイッチ、112A〜112C…スイッチ、113A〜113C…ノイズ抑制フィルタ、114〜118…端子、119…制御回路、121A〜121C…帯域通過フィルタ、122A〜122C…低雑音増幅器、131…周波数分波器、141…プライマリアンテナ、141L…接続ライン、142…計測用コネクタ、143…セカンダリアンテナ、143L…接続ライン、151A,151B…スイッチ、152A,152B…ノイズ抑制フィルタ、161…制御部

Claims (12)

  1. 第1周波数帯域の第1無線信号を送信するとともに、前記第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域の第2無線信号を受信する無線通信部と、
    前記無線通信部と接続され、前記第1無線信号を減衰させるフィルタと
    を少なくとも備えるマルチバンド無線通信装置であって、
    前記フィルタを前記無線通信部から切り離すスイッチと、
    前記無線通信部を介して送信または受信される通信データの状態を判定する通信データ判定部と、
    前記通信データ判定部によって判定された前記通信データの状態に基づいて、前記スイッチを作動させるスイッチ制御部と
    を備えるマルチバンド無線通信装置。
  2. 前記通信データ判定部は、前記通信データの伝送速度を判定し、
    前記スイッチ制御部は、前記通信データ判定部によって判定された前記伝送速度に基づいて、前記スイッチを作動させる請求項1に記載のマルチバンド無線通信装置。
  3. 前記スイッチ制御部は、前記第1無線信号の送信電力値が、前記通信データ判定部によって判定された前記伝送速度と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記スイッチを作動させる請求項2に記載のマルチバンド無線通信装置。
  4. 前記通信データ判定部は、前記通信データの優先制御の有無を判定し、
    前記スイッチ制御部は、前記通信データ判定部によって判定された前記優先制御の有無に基づいて、前記スイッチを作動させる請求項1に記載のマルチバンド無線通信装置。
  5. 前記スイッチ制御部は、前記第1無線信号の受信電力値が、前記通信データ判定部によって判定された前記優先制御の有無と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記スイッチを作動させる請求項4に記載のマルチバンド無線通信装置。
  6. 前記無線通信部は、
    前記第1無線信号を送信する第1無線通信部と、
    前記第2無線信号を受信する第2無線通信部と
    を少なくとも有し、
    前記フィルタは、前記スイッチを介して前記第2無線通信部と接続される請求項1乃至5の何れか一項に記載のマルチバンド無線通信装置。
  7. 前記第2無線通信部に接続ラインを介して接続される第2無線アンテナをさらに備え、
    前記フィルタは、前記スイッチを介して前記接続ラインと接続される請求項6に記載のマルチバンド無線通信装置。
  8. 第1周波数帯域の第1無線信号を送信するとともに、前記第1周波数帯域と異なる第2周波数帯域の第2無線信号を受信する無線通信部と、
    前記無線通信部とスイッチを介して接続され、前記第1無線信号を減衰させるフィルタと
    を用いたフィルタ作動制御方法であって、
    前記無線通信部を介して送信または受信される通信データの状態を判定するステップと、
    前記判定するステップにおいて判定された前記通信データの状態に基づいて前記スイッチを作動させ、前記フィルタを前記無線通信部から切り離すステップと
    を備えるフィルタ作動制御方法。
  9. 前記判定するステップでは、前記通信データの伝送速度を判定し、
    前記切り離すステップでは、前記判定するステップにおいて判定された前記伝送速度に基づいて前記スイッチを作動させ、前記フィルタを前記無線通信部から切り離す請求項8に記載のフィルタ作動制御方法。
  10. 前記切り離すステップでは、前記第1無線信号の送信電力値が、前記判定するステップにおいて判定された前記伝送速度と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記フィルタを前記無線通信部から切り離す請求項9に記載のフィルタ作動制御方法。
  11. 前記判定するステップでは、前記通信データの優先制御の有無を判定し、
    前記切り離すステップでは、前記判定するステップにおいて判定された前記優先制御の有無に基づいて前記スイッチを作動させ、前記フィルタを前記無線通信部から切り離す請求項8に記載のフィルタ作動制御方法。
  12. 前記切り離すステップでは、前記第1無線信号の受信電力値が、前記判定するステップにおいて判定された前記優先制御の有無と対応付けられた所定の閾値を超える場合、前記フィルタを前記無線通信部から切り離す請求項11に記載のフィルタ作動制御方法。


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