JP2007226904A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
光ディスク装置において、光学系の収差を補正する収差学習を行う際に、光ディスク上の学習領域における信号劣化が発生した場合には、適切な収差学習結果を得ることができない。
【解決手段】
本光ディスク装置では、光学系の収差を補正する収差学習を行う際に、光ディスク上の学習領域の記録品質またはサーボ信号の状態に基づいて、学習領域、レーザ発光パワー、ディスク回転速度、サーボループゲインを変更する。これにより光学系の収差を適切に補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学系の収差を補正することが可能である光ディスク装置に関する。
一般的に、光ディスク装置における光学系では収差が発生する。代表的な収差としては、非点収差、コマ収差、球面収差が挙げられる。非点収差は、対物レンズの開口数(以下、NA)の2乗に比例して増加し、コマ収差は、ディスク表面から記録再生層までの距離(以下、カバー層)と対物レンズのNAの3乗に比例して増加する。また、球面収差は、カバー層の誤差と対物レンズのNAの4乗に比例して増加する。これらの収差が発生することによって、ディスク面上の光スポットは焦点が定まらず、結果として装置の記録再生性能が劣化してしまう。このため、適切に収差を補正する手段が必要となる。
これまでに、最適な収差補正値を算出する手段として、ディスク上の領域におけるサーボ信号や再生信号を利用する方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、受光信号のRF信号の総和の振幅が最大となるフォーカスオフセット値をフォーカスサーボ制御部に付与することで、非点収差を補正する手段が記載されている。
また、例えば、特許文献2では、トラッキングエラー信号の振幅、または、再生信号の振幅やジッタに基づいて、コマ収差および球面収差を補正する手段が記載されている。
特開平8−007311号公報 特開2005−158228号公報
しかし、収差を補正するため、光学系の収差がどれくらい有るかを算出する学習を行う際に、ディスク上の学習を行う領域において記録品質が劣化している場合や、学習領域においてディスクの偏芯あるいは面振れによりトラッキングサーボ信号やフォーカスサーボ信号が不安定になる場合や、学習領域においてディスク表面にキズや指紋がある場合には、適切な収差の学習結果を算出できないという問題が生じる。その結果、装置の記録再生性能が劣化してしまう。
そこで本発明の目的は、光学系の収差を補正する収差学習を行う際に、ディスク上の或る学習領域の記録品質またはサーボ信号の状態が劣化している場合においても、適切な収差の学習結果を算出できるようにする。
本発明による光ディスク装置において、光ディスクの記録層にレーザ光を集光させる対物レンズを有する光学系と、光学系の収差を補正する収差補正機構と、収差補正機構を制御し収差補正を行うコントローラと、光ディスクから検出した再生信号を測定する信号測定手段と、レーザ光の発光パワーを制御するレーザパワー制御手段と、ディスクの回転速度を制御するディスク回転制御手段と、光ディスクの再生信号の劣化を検出する劣化検出手段と、光学系を構成する対物レンズを光ディスク記録層に対し垂直方向に駆動するフォーカス制御手段と、光ディスクの記録面と対物レンズとの合焦点との誤差信号を検出するフォーカス誤差信号検出手段と、光学系を構成する対物レンズをディスクの半径方向に駆動するトラッキング制御手段と、光ディスク記録層におけるトラックと対物レンズとのトラック追従誤差を検出するトラッキング誤差信号検出手段とを備える。
本発明によれば、ディスクにおける収差学習領域の記録品質またはサーボ信号の状態が劣化しても、適切な収差の学習結果を算出することが可能であり、適切な収差補正を行うことにより記録再生性能が向上するため、ユーザにとって良好な光ディスク装置を提供できる。
以下、本発明を光ディスク装置に採用した実施の形態である、幾つかの実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は,実施例1における光ディスク装置のブロック図で、1は光ディスク、光学系である光ピックアップ2は、レーザを発光するレーザ光源3と、光ディスク1に対してレーザ光源3からのレーザ光を集光させる対物レンズ5と、光ディスク1からの反射光を受光するディテクタ6と、光ピックアップ2の収差を補正する収差補正機構7から構成されている。
また、レーザ光源3から発光するレーザの発光パワーを制御するレーザ発光駆動回路4と、収差補正機構7を駆動するための収差補正機構駆動回路8および収差補正機構用ドライバ9を備える。スライダ機構10は光ピックアップ2を光ディスク1に対する半径方向に移動を行うため手段であり、スライダ機構10を駆動するためのスライダ駆動回路11およびスライダ駆動用ドライバ12を備えられている。ディスク回転用モータ13は光ディスク1を回転させるための手段であり、ディスク回転モータ13を駆動するためのディスク回転駆動回路14とディスク回転モータ用ドライバ15とを備えられている。
さらに、ディテクタ6からの信号に基づき、再生信号測定回路16は光ディスク1の学習領域の再生信号の振幅値を測定し、測定結果はコントローラ18へ送られる。
一方、ディフェクト検出回路17は、光ディスクの学習領域のディスク表面のキズや指紋(以下、ディフェクト)を検出し、検出結果はコントローラ18へ送られる。
ここで、レーザ発光駆動回路4、収差補正機構駆動回路8、スライダ駆動回路12およびディスク回転駆動回路14は、コントローラ18からの指令に基づいて動作する。また、コントローラ18には、光ピックアップの収差補正機構7において発生する収差を補正する学習アルゴリズムAが組み込まれている。
続いて、図1に示す光ディスク装置における収差学習方法について、図2の光ディスク記録層の断面図と図3のフローチャートとを用いて説明する。
まず、図2に示すように、光ディスク1には複数の収差学習が可能である領域が存在し、例えば、ディスク情報管理領域、学習専用領域、記録パワー算出領域(以下、OPC領域)、ユーザデータ領域のいずれかである。
次に、図1に示した光ディスク装置においては、図2で示した複数の収差学習領域に対して収差学習を行うことを特徴とし、図3に示すように収差学習の際には、第1に、コントローラ18からスライダ駆動回路11に対して学習専用領域に光ピックアップ2を移動するように指令が送られる(S301)。学習専用領域に移動した後、再生信号測定回路16で測定した再生信号振幅値に基づいて(S302)、コントローラ18は、収差学習を実施するか否かの判定を行う(S303)。このとき、正常な再生信号振幅値が取得でき、かつ、ディフェクト検出回路17においてディフェクトが検出されなかった場合は(Yes)、学習アルゴリズムAにおいて再生信号振幅値が最大になるように収差学習を実施して(S304)、収差学習処理を終了する。
一方、正常な再生信号振幅値が取得できない場合は(No)、第2に、コントローラ18からスライダ駆動回路11に対して、ディスク情報管理領域に光ピックアップ2を移動するように指令が送られる(S305)。ディスク情報管理領域に移動した後、再生信号測定回路16で測定した再生信号振幅値に基づいて(S306)、コントローラ18は、収差学習を実施するか否かの判定を行う(S307)。このとき、正常な再生信号振幅値が取得でき、かつ、ディフェクト検出回路17においてディフェクトが検出されなかった場合は(Yes)、学習アルゴリズムAにおいて再生信号振幅値が最大になるように収差学習を実施して(S304)、収差学習処理を終了する。
一方、正常な再生信号振幅値が取得できない場合は(No)、第3に、コントローラ18からスライダ駆動回路11に対して、ユーザデータ領域に光ピックアップ2を移動するように指令が送られる(S308)。ユーザデータ領域に移動した後に、再生信号測定回路16で測定した再生信号振幅値に基づいて(S309)、コントローラ18は、収差学習を実施するか否かの判定を行う(S310)。このとき、正常な再生信号振幅値が取得でき、かつ、ディフェクト検出回路17においてディフェクトが検出されなかった場合は(Yes)、学習アルゴリズムAにおいて再生信号振幅値が最大になるように収差学習を実施して(S304)、収差学習処理を終了する。
一方、正常な再生信号振幅値が取得できない場合は(No)、第4に、コントローラ18からスライダ駆動回路11に対して、OPC領域に光ピックアップ2を移動するように指令が送られる(S311)。OPC領域に移動した後に、再生信号測定回路16で測定した再生信号振幅値に基づいて(S312)、コントローラ18は、収差学習を実施するか否かの判定を行う(S313)。このとき、正常な再生信号振幅値が取得でき、かつ、ディフェクト検出回路17においてディフェクトが検出されなかった場合は(Yes)、学習アルゴリズムAにおいて再生信号振幅値が最大になるように収差学習を実施して(S304)、収差学習処理を終了する。
ここで、光ディスク1上に収差学習が可能である領域がない場合は、OPC領域にて所定の記録パワーで記録を行い、その記録された領域において再生信号振幅値が最大になるように収差学習を実施して、収差学習処理を終了する。
なお、収差学習の方法として、上記の第1から第4の全ての領域で収差学習を実施し、その中で最も適切な学習結果を選択してもよい。
以上実施例1では、或る学習領域において記録品質が劣化していても、他の学習領域を利用することで、より精度の高い学習結果を算出することができる。
また、或る学習領域にてディフェクトが存在していても、他の学習領域を利用することで、より精度の高い学習結果を算出することができる。
次に実施例2として、図1における光ディスク装置のブロック図で、レーザ発光駆動回路4を利用した収差学習方法について図4のフローチャートを用いて説明する。
ここで、図1のレーザ発光駆動回路4は、コントローラ18の指令により、レーザの発光パワーを変更することができる。
図4に示すように、収差学習を行う際には、コントローラ18は、再生信号測定回路16で測定した再生信号振幅値に基づいて(S401)、収差学習を実施するか否かの判定を行う(S402)。さらに、判定結果に応じて、コントローラ18は、レーザ発光駆動回路4に対してレーザ発光パワーを変更するように指令を送り(S403)、学習アルゴリズムAにおいて再生信号振幅値が最大になるように収差学習を実施する(S404)ことである。
なお、収差学習時にコントローラ18が変更するレーザ発光パワーは、光ディスク1の記録膜に影響のない範囲とする。
以上実施例2では、学習領域の再生信号のS/Nが劣化していても、レーザ発光パワーを上げることで再生信号のS/Nが向上し、より精度の高い学習結果を算出することができる。
さらに実施例3として、図1における光ディスク装置のブロック図で、ディスク回転駆動回路14を利用した収差学習方法について図5のフローチャートを用いて説明する。
ここで、図1のディスク回転駆動回路14は、コントローラ18の指令により、ディスク回転モータ用ドライバ15を介してディスク回転モータ13の回転速度を変更することができる。
図5に示すように、収差学習を行う際には、コントローラ18は、再生信号測定回路16で測定した再生信号振幅値に基づいて(S501)、収差学習を実施するか否かの判定を行う(S502)。さらに、判定結果に応じて、コントローラ18は、ディスク回転駆動回路14に対してディスク回転モータ13の回転速度を変更するように指令を送り(S503)、学習アルゴリズムAにおいて再生信号振幅値が最大になるように収差学習を実施する(S504)ことである。
以上実施例3では、学習領域において或る一定時間内に再生される記録ブロック数が変わっても、回転速度を下げることで収差学習に必要な記録ブロック数を増やせるため、より精度の高い学習結果を算出することができる。
また、回転速度を下げることで再生信号のS/Nが向上し、より精度の高い学習結果を算出することができる。
図6は,実施例4における光ディスク装置のブロック図であり、符号1〜15までの動作および機能については、前記実施例1における図1の符号1〜15の説明と同様であるため、それらの説明については省略する。
図6の光ピックアップ2におけるフォーカスアクチュエータ19は、対物レンズ5を光ディスク1の垂直方向に駆動させる。また、フォーカス誤差信号検出回路20は、ディテクタ6における受光信号に基づいて対物レンズの合焦点と所定位置との誤差であるフォーカス誤差信号を生成する。フォーカス駆動回路21は、フォーカス誤差信号検出回路20の出力に基づいて、対物レンズ5が光ディスク1との合焦点距離を維持するためのフォーカスサーボ信号を生成し、フォーカスアクチュエータドライバ22を介してフォーカスアクチュエータ19を駆動する。
一方、トラッキングアクチュエータ23は、対物レンズ5を光ディスク1の半径方向に駆動させる。また、トラッキング誤差信号検出回路24は、ディテクタ6における受光信号に基づいて対物レンズ5のトラック追従位置と所定位置との誤差であるトラッキング誤差信号を生成する。トラッキング駆動回路25は、トラッキング誤差信号検出回路24の出力に基づいて、対物レンズ5が光ディスク1上のトラックを追従するためのトラッキングサーボ信号を生成し、トラッキングアクチュエータドライバ26を介してトラッキングアクチュエータ23を駆動する。
さらに、フォーカス誤差信号検出回路20で生成されたフォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号検出回路24で生成されたトラッキング誤差信号は、コントローラ18へ送られる。
ここで、レーザ発光駆動回路4、収差補正機構駆動回路8、スライダ駆動回路11およびディスク回転駆動回路14は、コントローラ18からの指令に基づいて動作する。また、コントローラ18には、光ピックアップの収差補正機構7において発生する収差を補正する学習アルゴリズムAが組み込まれている。
続いて、図6に示す光ディスク装置における収差学習方法について説明する。
図6に示した光ディスク装置においては、図2で示した複数の収差学習領域に対して収差学習を行うことを特徴とし、実施例4が前記実施例1と異なる点としては、収差学習を実施するか否かを判定する条件が、再生信号振幅値ではなく、フォーカス誤差信号検出回路20で生成されたフォーカス誤差信号またはトラッキング誤差信号検出回路24で生成されたトラッキング誤差信号に基づくことである。また、学習アルゴリズムAにおいてトラッキング誤差信号の振幅値が最大になるように収差学習を実施することである。
以上実施例4では、或る学習領域においてフォーカスサーボ信号またはトラッキングサーボ信号が、面振れや偏芯あるいはデビエーションによるサーボ信号のS/Nが劣化する場合でも、他の学習領域を利用することで、より精度の高い学習結果を算出することができる。
次に実施例5として、図6における光ディスク装置のブロック図で、ディスク回転駆動回路14を利用した収差学習方法について説明する。
このとき、図6のディスク回転駆動回路14は、コントローラ18の指令により、ディスク回転モータ用ドライバ15を介してディスク回転モータ13の回転速度を変更することができる。
実施例5が前記実施例3と異なる点としては、収差学習を実施するか否かを判定する条件とディスク回転モータ13の回転速度を変更する条件が、再生信号振幅値ではなく、フォーカス誤差信号検出回路20で生成されたフォーカス誤差信号またはトラッキング誤差信号検出回路24で生成されたトラッキング誤差信号に基づくことである。また、学習アルゴリズムAにおいてトラッキング誤差信号の振幅値が最大になるように収差学習を実施することである。
以上実施例5では、フォーカスサーボ信号またはトラッキングサーボ信号が、デビエーションにより不安定になる場合でも、回転速度を下げることでデビエーションによるサーボ信号のS/N劣化を低減できるため、より精度の高い学習結果を算出することができる。
さらに実施例6として、図6における光ディスク装置のブロック図で、フォーカス駆動回路21およびトラッキング駆動回路25を利用した収差学習方法について図7のフローチャートを用いて説明する。
ここで、図6のフォーカス駆動回路21は、コントローラ18の指令により、フォーカスサーボ回路のループゲインを変更することが可能である。また、トラッキング駆動回路25は、コントローラ18の指令により、トラッキングサーボ回路のループゲインを変更することが可能である。
図7に示すように、収差学習を行う際には、コントローラ18は、フォーカス誤差信号検出回路20で生成されたフォーカス誤差信号またはトラッキング誤差信号検出回路24で生成されたトラッキング誤差信号に基づいて(S701)、収差学習を実施するか否かの判定を行う(S702)。さらに、判定結果に応じて、コントローラ18は、フォーカス駆動回路21またはトラッキング駆動回路25に対してループゲインを変更するように指令を送り(S703)、学習アルゴリズムAにおいてトラッキング誤差信号の振幅値が最大になるように収差学習を実施する(S704)ことである。
以上実施例6では、フォーカスサーボ信号またはトラッキングサーボ信号が、面振れや偏芯あるいはデビエーションによりサーボ信号のS/Nが劣化する場合でも、ループゲインを変更することでS/Nが向上し、より精度の高い学習結果を算出することができる。
本発明の実施例1となる光ディスク装置のブロック図 光ディスク記録層の断面図の一例 本発明の実施例1におけるフローチャート 本発明の実施例2におけるフローチャート 本発明の実施例3におけるフローチャート 本発明の実施例4となる光ディスク装置のブロック図 本発明の実施例6におけるフローチャート
符号の説明
1・・・光ディスク、2・・・光ピックアップ、3・・・レーザ光源、4・・・レーザ発光制御回路、5・・・対物レンズ、6・・・ディテクタ、7・・・収差補正機構、8・・・収差補正機構駆動回路、9・・・収差補正用ドライバ、10・・・スライダ機構、11・・・スライダ駆動回路、
12・・・スライダ駆動用ドライバ、13・・・ディスク回転モータ、
14・・・ディスク回転駆動回路、15・・・ディスク回転モータ用ドライバ、
16・・・再生信号測定回路、17・・・ディフェクト検出回路、18・・・コントローラ、
19・・・フォーカスアクチュエータ、20・・・フォーカス誤差信号検出回路、
21・・・フォーカス駆動回路、22・・・フォーカスアクチュエータドライバ、
23・・・トラッキングアクチュエータ、24・・・トラッキング誤差信号検出回路、
25・・・トラッキング駆動回路、26・・・トラッキングアクチュエータドライバ、
A・・・収差補正学習アルゴリズム。

Claims (9)

  1. 光ディスクに記録再生する光ディスク装置であって、
    前記光ディスクの記録層にレーザ光を集光させる対物レンズを有する光学系と、
    前記光学系の収差を補正する収差補正機構と、
    前記収差補正機構を制御し、収差補正を行うコントローラと、
    前記光ディスクから検出した再生信号を測定する信号測定手段とを備え、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に利用する光ディスク上の領域を、前記信号測定手段の出力に基づいて変更することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記信号測定手段は、再生信号に対する振幅を測定し、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に利用する光ディスク上の領域を、前記信号測定手段の測定結果に基づいて変更することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記信号測定手段は、再生信号に対するジッタを測定し、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に利用する光ディスク上の領域を、前記信号測定手段の測定結果に基づいて変更することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記レーザ光の発光パワーを制御するレーザパワー制御手段を備え、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に、前記信号測定手段の出力に基づいて、前記レーザパワー制御手段に対するレーザ発光パワーを制御することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記光ディスクの回転速度を制御するディスク回転制御手段を備え、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に、前記信号測定手段の出力に基づいて、前記ディスク回転制御手段に対してディスク回転速度を変更することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 光ディスクに記録再生する光ディスク装置であって、
    前記光ディスクの記録層にレーザ光を集光させる対物レンズを有する光学系と、
    前記光学系の収差を補正する収差補正機構と、
    前記収差補正機構を制御し、収差補正を行うコントローラと、
    前記光ディスクの再生信号の劣化を検出する劣化検出手段とを備え、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に利用する光ディスク上の領域を、前記劣化検出手段の出力に基づいて変更することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 光ディスクに記録再生する光ディスク装置であって、
    該光ディスクの記録層にレーザ光を集光させる対物レンズを有する光学系と、
    該光学系の収差を補正する収差補正機構と、
    前記収差補正機構を制御し、収差補正を行うコントローラと、
    前記光学系を構成する対物レンズを光ディスク記録層に対し垂直方向に駆動するフォーカス制御手段と、
    前記光ディスクの記録面と前記対物レンズとの合焦点との誤差信号を検出するフォーカス誤差信号検出手段と、
    前記対物レンズを光ディスクの半径方向に駆動するトラッキング制御手段と、
    前記光ディスク記録層におけるトラックと前記対物レンズとのトラック追従誤差信号を検出するトラッキング誤差信号検出手段とを備え、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に利用する光ディスク上の領域を、前記フォーカス誤差信号または前記トラッキング誤差信号に基づいて変更することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項7に記載の光ディスク装置において、
    前記光ディスクの回転速度を制御するディスク回転制御手段を備え、
    前記コントローラは、収差補正を実施する際に、前記フォーカス誤差信号または前記トラッキング誤差信号に基づいて、前記ディスク回転制御手段に対してディスク回転速度を変更することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項7に記載の光ディスク装置において、
    前記フォーカス制御手段は、前記光学系、前記フォーカス誤差信号検出手段、該フォーカス制御手段で構成されるフォーカスサーボループに対するループゲイン変更が可能であり、
    前記トラッキング制御手段は、前記光学系、前記トラッキング誤差信号検出手段、トラッキング制御手段で構成されるトラッキングサーボループに対するループゲイン変更が可能であり、
    前記コントローラで収差補正を実施する際に、前記フォーカス誤差信号に基づいて、フォーカスサーボループゲインを変更する、または、前記トラッキング誤差信号の出力に基づいて、トラッキングサーボループゲインを変更することを特徴とする光ディスク装置。
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