JP2007226705A - 光パス貸し出し方法、光パス貸し出しプログラム、および、設定制御装置 - Google Patents

光パス貸し出し方法、光パス貸し出しプログラム、および、設定制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】VNT構成によって発生する余剰パスについて、単数のユーザへの貸し出しを活性化すること。
【解決手段】設定制御装置2が、光ネットワークシステムから余剰パスの情報を収集し、データベース12のデータテーブルに格納する情報収集手順と、初期料金から入力された応募料金に応じて徐々に増加する余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、応募料金の入力欄を含む画面をユーザ端末21〜25に表示する情報加工手順と、入力欄に入力された応募料金をユーザ端末ごとにデータテーブルに格納し、最高額の応募料金を入力したユーザ端末のユーザを、貸し出し対象ユーザに決定する計算手順と、貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、余剰パス上で行うように、光ネットワークシステムの余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示手順と、を実行する。
【選択図】図1

Description

近年、通信ネットワークの光化が進み、光ネットワークにより様々なレイヤを統合的に制御するGMPLS(Generalized multi-protocol Label Switching)が提案されており、GMPLS網において大容量のIPトラヒックを経済的に収容する技術として例えば、VNT(Virtual Network Topology)構成がある(非特許文献1)。VNTは、物理網の上に仮想的な網として複数の光パスで形成するトポロジで、IPレイヤから見ると光パスはリンクとして扱われる。
VNT構成は、光パスの設定および解放によりVNT網のトポロジを変更する処理を指す。VNT構成は、物理的に回線の配置を変更する従来のネットワークに比べ、トポロジの変更コストおよび変更時間が少なくて済む。そして、トラヒック需要の変動に応じて臨機応変にVNT構成をすることで、ネットワークの利用効率が高い効率的なリソース(物理網)の活用ができる。
ところで、通信帯域をユーザが賃借する場合に、貸し出し料金の決定が重要な課題となる。
特許文献1に記載の技術は、オークションまたは入札により貸し出し料金を決定する手法である。この手法は、ユーザの賃借希望に対して複数のネットワーク事業者がオークションを行って、貸し出すネットワーク事業者を決める方法であり、ネットワーク事業者が1つの場合は、貸し出し料金が高くなる可能性がある。また、複数ユーザの入札により貸し出し料金が決定されるため、他のユーザが申請した貸し出し料金が分からず、ユーザは高額な貸し出し料金を申請する必要がある。また、貸し出し料金が、ネットワーク事業者の希望料金になるとは限らない。
特開2002−230444号公報 宮村崇、林理恵ほか著、"PCEによるマルチレイヤトラヒックエンジニアリング機能の実装と評価"、電子情報通信学会、信学技報、PN2005-33(2005-08),pp.75-80
VNT構成を行うと、余剰パスが発生する。例えば、昼間にパスを張っていた対地間が夜間にはそのパスが不要になる、または、必要なパス本数が少なくなり、光パスが解放される場合があり、余ったルータポートやファイバなどの設備が無駄になってしまう。そこで、VNT構成により発生した余剰パスをユーザに貸し出すことにより、ネットワーク事業者は、利益を確保することができる。
従来の技術は、VNT構成により発生した余剰パスの貸し出し料金について、需給のバランスがとれた適正な価格を提供してこなかった。そのため、ネットワーク事業者は、貸し出し料金を高額にすると借り手がつかず、また貸し出し料金を安くすると設備料の元を取り返せない。
例えば、ユーザが専用線としてネットワーク資源を賃貸する場合、輻輳による品質低下などの問題を避けるため専用線の帯域をピークトラヒックに合わせる必要があり、貸し出し料金が高額となる。そのため、専用線ほどの品質を必要とせずに、低額で借りたいユーザは、ネットワーク資源を借りることができなかった。
VNT構成によって発生する余剰パスの貸し出し料金が、需給バランスに沿った適正な価格となれば、貸し出しが活性化されて貸し出し件数が増加し、ネットワーク事業者およびユーザ双方にとって、利益となる。
そこで、本発明は、VNT構成によって発生する余剰パスについて、単数のユーザへの貸し出しを活性化することを、主な目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す光パス貸し出し方法であって、コンピュータが、前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集手順と、初期料金から入力された応募料金に応じて徐々に増加する前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記応募料金の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工手順と、入力欄に入力された前記応募料金をユーザ端末ごとに前記データテーブルに格納し、最高額の前記応募料金を入力したユーザ端末のユーザを、貸し出し対象ユーザに決定する計算手順と、貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示手順と、を実行することを特徴とする。
これにより、最高額で申し込んだユーザが、オークション方式により確実に余剰パスを借りることができ、VNT構成によって発生する余剰パスの貸し出しが活性化される。
本発明は、光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す光パス貸し出し方法であって、コンピュータが、前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集手順と、初期料金から徐々に減じる前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記貸し出し料金に対する申込の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工手順と、入力欄に最初に申込を入力したユーザ端末のユーザを、申込を入力したときの前記貸し出し料金で、貸し出し対象ユーザに決定する計算手順と、貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示手順と、を実行することを特徴とする。
これにより、最初に申し込んだユーザが、逆オークション方式により適正な価格で余剰パスを借りることができ、VNT構成によって発生する余剰パスの貸し出しが活性化される。
本発明は、前記情報加工手順が、前記初期料金を、前記余剰パスにおける使用履歴、および、ユーザ端末からの応募金額の履歴のうち、少なくとも1つの履歴をもとに決定された料金とすることを特徴とする。
これにより、オークション方式または逆オークション方式における初期料金が適正な価格となるので、通信事業者は確実な利益を得ることができる。
本発明は、前記光パス貸し出し方法を、コンピュータに実行させるための光パス貸し出しプログラムである。
これにより、ユーザが、オークション方式または逆オークション方式により余剰パスを借りることができ、VNT構成によって発生する余剰パスの貸し出しが活性化される。
本発明は、光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す設定制御装置であって、前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集部と、初期料金から入力された応募料金に応じて徐々に増加する前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記応募料金の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工部と、入力欄に入力された前記応募料金をユーザ端末ごとに前記データテーブルに格納し、最高額の前記応募料金を入力したユーザ端末のユーザを、貸し出し対象ユーザに決定する計算部と、貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示部と、を有することを特徴とする。
これにより、最高額で申し込んだユーザが、オークション方式により確実に余剰パスを借りることができ、VNT構成によって発生する余剰パスの貸し出しが活性化される。
本発明は、光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す設定制御装置であって、前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集部と、初期料金から徐々に減じる前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記貸し出し料金に対する申込の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工部と、入力欄に最初に申込を入力したユーザ端末のユーザを、申込を入力したときの前記貸し出し料金で、貸し出し対象ユーザに決定する計算部と、貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示部と、を有することを特徴とする。
これにより、最初に申し込んだユーザが、逆オークション方式により適正な価格で余剰パスを借りることができ、VNT構成によって発生する余剰パスの貸し出しが活性化される。
本発明により、ユーザは適正な価格で余剰パスを借りることができ、VNT構成によって発生する余剰パスの貸し出しが活性化される。
また、本発明により、通信ネットワークの設備量(リソース)を利用者の申し込み量の総計にもとづいて構築する必要がなく、利用者の使用しない時間帯に別の利用者が通信ネットワークのリソース(光パス帯域)を使用することが可能となり、効率的な設備運用が可能になる。
ユーザは、借用したい光パスの貸し出し料金を確認しながら借用するかどうかを決めることができ、必要な都度、適切な料金で光パスを借用できる。
通信事業者は、光パスの賃貸を公募することで、活動パターンの異なる複数のユーザが時間を分けて同じ光パスを共有することが可能になり、安価に通信帯域を提供できる。VNT構成を行うことで、時間帯によっては余って無駄となってしまう網設備を有効活用できるため、安価の料金であっても貸し出し料金の収入が増加する。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態を説明するためのシステム構成の一例である。ネットワークシステムは、光ネットワーク1、および、設定制御装置2を含めて構成される。光ネットワーク1は、エッジルータ41〜44、および、光クロスコネクト31〜33を接続することにより構成され、エッジルータ41〜44にはユーザ端末21〜25が接続されている。設定制御装置2は、光ネットワーク1内の各装置に、光パスを設定するための制御メッセージを送信する。なお、ノードは、エッジルータ41〜44、および、光クロスコネクト31〜33を総称したものである。
なお、ネットワークシステムの各装置は、演算処理を行う際に用いられる記憶手段としてのメモリと、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備えるコンピュータとして構成される。なお、メモリは、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。演算処理は、CPU(Central Processing Unit)によって構成される演算処理装置が、メモリ上のプログラムを実行することで、実現される。本実施形態は、各装置に加え、各装置に演算処理を実行させるためのプログラム、および、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含む。
図2は、光ネットワーク1に構成した光パス構成の一例である。光パス51〜53は、それぞれエッジルータ41〜43間に設定される。例えば、光パス51は、エッジルータ41とエッジルータ42との間の通信に使用される。
図3は、光パスの貸し出しを募集するためにインターネットに公開するWEB画面61の一例である。WEB画面61は、募集要項画面62、および、ユーザ端末21〜25が応募するための応募画面63を含む。詳細は、フローチャートを参照した動作の説明において、後記する。
図4は、設定制御装置2の構成図である。
設定制御装置2は、情報収集部11、計算部13、データベース12、情報加工部14、回線設定指示部15、および、外部装置との制御インターフェースを含めて構成される。以下、設定制御装置2の各構成要素について具体的に説明する。
情報収集部11は、ネットワーク内の通信装置から光パスの容量や空帯域、ユーザからの借用リクエストなどの情報を収集する。通信装置からの情報収集の方法としては、NetFlow、sFlowといった市販の計測システム、SNMP(Simple Network Management Protocol)などのプロトコルによる方法がある。NetFlowおよびsFlowは、文献「財団法人マルチメディア振興センター、“ブロードバンドの普及に伴うインターネット・トラフィックに関する調査報告書”、[online]、[平成18年2月24日検索]、インターネット<URL:http://www.fmmc.or.jp/fileserv/31/1078460548_h029.pdf>」に説明されている。NetFlowは、Cisco社の計測技術である。sFlowは、InMon社の計測技術である(RFC3176を参照)。また、特開2005−79668号公報に記載されるように、あらかじめ定められた期間の帯域の使用率に基づいて次の期間に割り当てる帯域を決定してもよい。
計算部13は、情報収集部11から渡された情報とデータベース12が持つ光パス情報とを用いてデータベース12が保持するデータテーブルの情報を最新な値に計算する。
情報加工部14は、データベース12が保持する情報をユーザがWEB画面61(図3参照)の形で確認できるように情報を加工する。
回線設定指示部15は、募集した光パスの貸し出し開始時刻に間に合うように、申し込みがあったユーザ端末21〜25間の通信トラヒックを該当光パスに多重するよう、各エッジルータに指示をする。
外部装置との制御インターフェースは、外部装置と情報を送受信するための出入り口の役割を果たす。
図5は、光パスの容量や空帯域などの情報を保持するデータベース12が格納するデータテーブルの構成図である。
データテーブルは、光パスが設定されている始終点ノード、光パスルート、パス容量、使用容量、貸出可能容量、貸出帯域量、申し込み締切時間、貸し出し開始時刻、貸し出し終了時刻、申し込み者ID、応募金額を含む。また、データテーブルは、ネットワークのトポロジ情報なども保持する(図示省略)。
例えば、エッジルータ41からエッジルータ42までのパスは、2人の申し込み者(ABC012,DEF345)によって応募されている。申し込み者(ABC012)の応募金額¥200,000が、申し込み者(DEF345)の応募金額¥150,000よりも高額なため、このまま申し込み締切時間になると、申し込み者(ABC012)が貸し出し対象ユーザとなる。
図6および図7は、光パスを貸し出す場合の処理を説明するフローチャートである。光パス51内の通信帯域に空きが生じ、ユーザに貸し出し可能になったとする。
図6は、設定制御装置2およびユーザ端末21〜25の動作フローを示すフローチャートである。
設定制御装置2は、WEB画面61上に募集要項画面62を作成して、現在の料金64に通信帯域の貸し出し最低料金を設定してインターネットに公開する(S1)。
ユーザ端末21は、募集要項画面62を取得し、応募金額65を現在の料金64より高額にして応募する(S2)。設定制御装置2は、S2の応募金額を現在の料金64に変更設定して公開することにより、申込を反映する(S3)。
ユーザ端末22は、募集要項画面62を取得し、応募金額65を現在の料金64より高額にして応募する(S4)。設定制御装置2は、S4の応募金額を現在の料金64に再度変更設定して公開することにより、申込を反映する(S5)。
ユーザ端末21は、光パス51の通信帯域を是非とも使用したいので、再度、募集要項画面62を取得し、応募金額65を現在の料金64より高額にして再度応募する(S6)。設定制御装置2は、S6の応募金額を現在の料金64に設定変更して公開することにより、申込を反映する(S7)。
ユーザ端末22は、募集要項画面62の現在の料金64が予定より高額になったため、応募をあきらめる旨の操作をユーザから受け付ける(S8)。
設定制御装置2は、応募の締め切り時刻になって、最も高額で応募したS6のユーザ端末21に光パス51の通信帯域の貸し出しを決定する(S9)。ユーザ端末21は、貸し出し対象のパス設定がなされているので、そのパスを利用して通信する(S10)。
図7は、設定制御装置2における回線貸し出し方法を示すフローチャートである。
情報収集部11は、データベース12のデータテーブルを参照して、空き帯域などから貸し出せる光パスを検索する(S21)。情報収集部11は、定期的にネットワーク内の通信装置から光パスの容量や空帯域情報を収集して、データベース12を更新する。また、計算部13は、データテーブルに格納される光パスの最新の利用帯域や空き帯域の帯域情報などから光パスルートの最適解を計算し、その情報をデータテーブル内で随時書き換えてもよい。
情報加工部14は、貸し出せる光パスの情報をデータベース12から取得し、WEB画面61にその情報を表示させることで貸し出し募集を開始する(S22)。光パスごとに申し込み締め切り時刻を決め、その申し込み締め切りまで受け付けをする。
情報収集部11は、WEB画面61を介して貸し出し募集をしていた光パスに対する借用の申込を受け付ける(S23)。後から申し込むユーザは、先に申し込んだユーザの貸し出し料金より高値で申し込みをし、そうでないときには、申込を受け付けない。
情報収集部11は、ユーザからの申込があるたびに、申込に関する情報(ユーザID、入札価格など)をデータベース12に登録し、計算部13にも申込に関する情報を通知する(S24)。
計算部13は、すでに受け付けた申込履歴と今回の申込とをもとに、貸し出し募集内容を更新する(S25)。ユーザの貸し出し料金は、後から申し込むユーザのものを採用する。
情報加工部14は、データベース12において書き換えた貸し出し募集内容を、ユーザが見るWEB画面61へ情報を反映させるために加工を行い、加工された最新の情報をWeb画面61に表示する(S26)。ユーザは、反映された最新の情報を閲覧することができる。
計算部13は、分岐条件「申込の締め切り時刻になる」を満たすか否か判定し(S27)、満たす場合(S27,Yes)はS28を実行し、満たさない場合(S27,No)はS23を実行する。なお、S27,Yesなら、情報加工部14は、貸し出し募集を停止するために、受付停止の情報をWEB画面61に表示し、S28に進む。
計算部13は、データベース12に登録された申込から、光パスの貸し出し対象ユーザを決定する(S28)。最後に申し込んだユーザが最高値の貸し出し料金を申請しているので、最後に申し込んだユーザだけを光パスの貸し出し対象ユーザとする。そして、貸し出し対象の光パスを貸し出し対象ユーザに貸し出すためにデータベース12が保持するデータテーブルの情報を回線指定指示部に通知する。通知する情報は、貸し出し対象ユーザの通信装置間の通信トラヒックを貸し出し対象の光パス上で通信するために必要な情報である。
回線設定指示部15は、貸し出し開始時刻に間に合うように、光パスを貸し出しようにエッジルータに指示を出す(S29)。貸し出し対象ユーザのユーザ端末21〜25間の通信トラヒックを貸し出し対象の光パス上で通信するよう各エッジルータ41〜43に指示をする。
以下の表1は、光パスの過去の使用状況および申し込み状況をもとに、オークションまたは逆オークション(詳細は後記)開始時の貸し出し料金を決定する処理を説明するための表である。この表1は、例えば、管理者によって入力され、設定制御装置2の記憶手段に格納されている。
Figure 2007226705
表1は、光パスごとに、光パス名、光パス帯域容量、貸し出し中平均使用帯域量、最大帯域量、および、10Mbps当りの貸出料金を示している。最大帯域量は、貸し出しを募集した場合のユーザ端末からの申し込み帯域量の合計である。10Mbps当りの貸出料金は、光パス帯域容量、貸し出し中平均使用帯域量、および、最大帯域量をもとに、設定制御装置2が決定した今後の光パスの貸し出し料金である。
光パス51は使用率が高く、光パスの通信容量を超えて申し込みがあった場合があることを示しているため、計算部13がデータベース12の保持するデータテーブルの情報から計算をして光パス51の今後の10Mbps当りの貸し出し料金を他の光パスより高額に設定する。一方、光パス53は、申し込み帯域も少なく、使用率が低くて、空き帯域が多いので、設定制御装置2は同様に計算をして10Mbps当りの貸し出し料金を低く設定して、使用率向上により使用料金の収入増を図る。
以上、初期料金から徐々に金額が増加するオークション方式を説明した。以下、初期料金から徐々に金額が減少する逆オークション方式を説明する。
図8は、逆オークション方式によって光パスの通信帯域を貸し出す一例を説明するための説明図である。逆オークション方式とは、最初に高額の貸し出し料金から始め、徐々に貸し出し料金を下げていき、最初に申し込んだユーザを採用する方式である。これにより、ユーザは1回の申込で済むため、ライバルのユーザに邪魔されず確実に落札することができる。
設定制御装置2がインターネットに公開したWEB画面67は、光パスの借用ユーザを募集する貸し出し募集画面68、および、応募画面69を含む。設定制御装置2は、貸し出したい光パスの通信帯域がある場合、貸し出し料金66に貸し出し金額を設定してインターネットに公開する。
所定期間経過後、ユーザ端末からの応募がない場合は、計算部13は、データベース12が保持するデータテーブルに変化がなかったのを判断して金額を再計算し、貸し出し金額を下げて貸し出し料金66に設定して、再度、貸し出し募集画面68をインターネットに公開する。
ユーザ端末は、貸し出し募集画面68を取得して貸し出し料金66に表示された金額により該当の光パスの帯域を借用するかどうかを判断し、納得のいく金額であれば、応募画面69により応募する。
図9は、光パスの申込時刻によって、貸し出し料金の割引を受けるときの割引率を説明するグラフである。このグラフは、光パスの使用期間から申込時刻までの時間が長いほど、高い割引率が設定されている。このグラフは、例えば、管理者によって入力され、設定制御装置2の記憶手段に格納されている。
借用申し込み時刻T1、T2、T3は、この順に時間が経過する。つまり、借用申し込み時刻T3は、借用申し込み時刻T1よりも後となる。例えば、借用申し込み時刻T3(たとえば使用開始の3ヶ月前)に借用を申し込めば、通常の貸し出し料金の50%の割引が受けられる。一方、申し込み時期T2(たとえば使用開始の1ヶ月前)に借用を申し込めば20%の割引が受けられ、申し込み時期T1(たとえば使用開始の1週間前)であれば10%の割引が受けられることを示している。
設定制御装置2は、貸し出し予定の光パスの割引料金を借用申し込み時刻T3より前にWEB画面で公開して、借用ユーザを募集することで、設備の長期利用計画を作ることができ、申し込みが多い期間には、新規光パスを事前に作成しておくこともできる。
以上説明した本発明は、以下のようにその趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
例えば、設定制御装置2が実行するプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、前記プログラムは、前記した処理の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前記した処理を別の装置に既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本実施形態は、光ネットワーク1に構成した光パス内の通信帯域をユーザに賃貸する産業に利用できる。
本発明の一実施形態に関するネットワークシステムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するネットワークシステムに設定された光パスを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するオークション方式におけるWEB画面を示す画面図である。 本発明の一実施形態に関する設定制御装置を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する設定制御装置のデータベースが保持する光パスデータテーブルを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する設定制御装置およびユーザ端末の動作フローを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する設定制御装置における回線貸し出し方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する逆オークション方式によって光パスの通信帯域を貸し出す一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するユーザが実際に光パスの帯域を使用するより一定期間前に借用を申し込んで貸し出し料金の割引を受ける一例を示す説明図である。
符号の説明
1 光ネットワーク
2 設定制御装置
11 情報収集部
12 データベース
13 計算部
14 情報加工部
15 回線設定指示部

Claims (6)

  1. 光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す光パス貸し出し方法であって、
    コンピュータが、
    前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集手順と、
    初期料金から入力された応募料金に応じて徐々に増加する前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記応募料金の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工手順と、
    入力欄に入力された前記応募料金をユーザ端末ごとに前記データテーブルに格納し、最高額の前記応募料金を入力したユーザ端末のユーザを、貸し出し対象ユーザに決定する計算手順と、
    貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示手順と、
    を実行することを特徴とする光パス貸し出し方法。
  2. 光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す光パス貸し出し方法であって、
    コンピュータが、
    前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集手順と、
    初期料金から徐々に減じる前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記貸し出し料金に対する申込の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工手順と、
    入力欄に最初に申込を入力したユーザ端末のユーザを、申込を入力したときの前記貸し出し料金で、貸し出し対象ユーザに決定する計算手順と、
    貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示手順と、
    を実行することを特徴とする光パス貸し出し方法。
  3. 前記情報加工手順は、前記初期料金を、前記余剰パスにおける使用履歴、および、ユーザ端末からの応募金額の履歴のうち、少なくとも1つの履歴をもとに決定された料金とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光パス貸し出し方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光パス貸し出し方法を、コンピュータに実行させるための光パス貸し出しプログラム。
  5. 光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す設定制御装置であって、
    前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集部と、
    初期料金から入力された応募料金に応じて徐々に増加する前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記応募料金の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工部と、
    入力欄に入力された前記応募料金をユーザ端末ごとに前記データテーブルに格納し、最高額の前記応募料金を入力したユーザ端末のユーザを、貸し出し対象ユーザに決定する計算部と、
    貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示部と、
    を有することを特徴とする設定制御装置。
  6. 光パスによりネットワークトポロジを仮想的に構成する光ネットワークシステムにおいて、使用されていない余剰パスを貸し出す設定制御装置であって、
    前記光ネットワークシステムから前記余剰パスの情報を収集し、データベースのデータテーブルに格納する情報収集部と、
    初期料金から徐々に減じる前記余剰パスの貸し出し料金の表示欄、および、前記貸し出し料金に対する申込の入力欄を含む画面をユーザ端末に表示する情報加工部と、
    入力欄に最初に申込を入力したユーザ端末のユーザを、申込を入力したときの前記貸し出し料金で、貸し出し対象ユーザに決定する計算部と、
    貸し出し対象ユーザのユーザ端末に関する通信を、前記余剰パス上で行うように、前記光ネットワークシステムの前記余剰パスの経路上の通信装置に設定する回線設定指示部と、
    を有することを特徴とする設定制御装置。
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