JP2018112914A - 無線局管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、移動無線局の運用を委託会社に委託する場合の無線局運用管理について開示されているが、無線局情報のすべてを一元的に管理して無線局管理業務の効率化を目指したものではない。
管理用端末と、
無線局の運用個所に設置される利用者端末と、
前記管理サーバー、管理用端末、及び利用者端末を相互に接続するネットワークと、
により構成される無線局管理システムであって、
前記管理サーバーは、
無線局を構成する無線設備及び無線従事者に関する情報をそれぞれ無線設備台帳及び無線従事者台帳により構造化し表形式にして管理する無線局情報複合管理機能と、
電波法に基づく無線局免許申請手続きにおいて無線局免許の電子申請に必要な申請・届出資料を一括して作成可能な申請管理機能と、
無線設備の点検・調査に対する依頼およびその結果を管理する点検調査機能と、
を備えた無線局管理システムとした。
無線設備を委託会社に貸し出して運用する場合に委託会社に携帯させることを電波法で義務付けられている運用証明書と、
無線基地局を新規に開設する際の工事立案、工事発注、材料発注及び免許申請の際に必要となる無線局事項書・工事設計書と、
を前記無線局情報複合管理機能が管理する情報に基づいて自動作成可能な各種証明書類自動作成機能をさらに備えたことを特徴とする。
無線設備の使用記録及び無線設備の劣化状態を把握するための無線業務日誌を作成する無線業務日誌作成機能をさらに備えたことを特徴とする。
また、最新の電子申請システムに対応した無線局の申請ファイルを作成でき、無線局申請に係る作業時間を短縮することができる。
また、無線局管理部署から各運用個所への免許証票等の送付及び受領の相互確認を利用者端末及び管理端末の画面上で行うことができ、業務の効率化を図ることができる。
また、無線局管理部署から各運用個所への無線局の点検・調査においても各運用個所での進捗状況を迅速に把握することができるので、完了を促す材料になるとともに集約に掛かる時間を短縮することができる。
また、無線設備の紛失防止に繋がることになる。
(1)無線局管理システムの概略構成
(2)管理サーバーの機能構成
(3)管理サーバーに含まれる機能
(3−1)無線局情報複合管理機能
(3−2)申請管理機能
(3−3)点検調査機能
(3―4)貸出管理機能
(3−5)ログイン・証跡管理機能
(3−6)各種証明書自動作成機能
(3−7)無線業務日誌作成機能
(3−8)督促メール通知機能
図1は、無線局管理システム(RADIUS:RADio station Interactive management Utility System :以下、本システム)の概略構成を示す図である。
図2は、管理サーバー100の機能構成を示す図である。
管理サーバー100は、インターネットまたはイントラネット接続のためのWEBサブシステム110と、各機能を実行する実行部120と、各機能で管理するファイルを記憶するデーベース部130と、よりなっている。実行部120は、無線局情報複合管理機能121と、申請管理機能122と、点検調査機能123と、貸出管理機能124と、ログイン・証跡管理機能125と、各種証明書自動作成機能126と、無線業務日誌作成機能127と、督促メール通知機能128と、自動ファイリング機能129と、を含む各機能を実行制御する。データベース部130には、無線設備の免許情報を一覧テーブルにまとめた無線設備一覧台帳141と、各無線設備の各免許関連情報を1画面にレイアウトして表示する際に無線設備一覧台帳141から抽出して一時的に作成する無線設備詳細台帳142と、後述する無線業務日誌作成機能によって作成される無線設備の使用履歴に関する無線設備使用履歴台帳143と、を含む無線設備に関する情報を保持する無線設備台帳140があり、更には、無線設備を操作する無線従事者に関する情報を保持する無線従事者台帳150や、無線局を委託会社等に貸し出す場合の貸し出し情報に関する貸出台帳160や、申請管理用申請情報ファイル170や、点検調査ファイル180等が含まれ保持されている。
(3−1)無線局情報複合管理機能
無線局とは、無線設備と無線設備の操作を行なう者(無線従事者)の総体をいう。無線局情報複合管理機能121では、無線設備の仕様及び運用に関する情報、例えば、無線設備の設置場所や固有識別番号等の情報、無線設備の搭載を義務付けられている車両の情報、無線設備の免許状況、周波数、アンテナ等の無線局特有の詳細情報、および無線従事者情報を構造化し表形式にした無線設備台帳140及び無線従事者台帳150により無線局情報を一元的に管理している。これら台帳の情報は利用者端末10及び管理端末20からアクセスしダウンロードすることができる。管理サーバー100が提供する申請管理機能122、点検・調査及び各種サービス機能はこれらの台帳情報に基づいて提供される。
各無線設備のレコード1〜nは、項目1〜mとして、具体的には、各無線設備の項番、無線設備のステータス(申請状況及び貸出状況)、電波法で定める無線局種別(基地局、固定局、標定陸上局、陸上移動局、簡易無線局など)、無線設備種別(在来線の場合の乗務員無線、列車防護無線、構内無線、作業無線など、新幹線の場合の列車無線、列車防護無線、構内無線、入換無線など)、識別信号(名称、連番部など)、無線設備管理箇所(本社、支社、グループ会社など、及び、無線設備の管理する部署)、無線設備運用箇所(本社、支社、グループ会社など、及び、無線設備の運用する部署)、設備の付帯情報(メーカー、型式又は名称、製造番号、製造年月など)、免許の付帯情報(免許番号の地方局部、免許番号の局種部、免許番号の連続部、免許番号、免許の年月日、免許の有効期間、最初の免許の年月日など)、列車の附帯情報(編成、車号符号、車号記号、車号番号、部位、列車無線記事、防護無線型名など)、申請理由、電波利用料及びその支払区分、運用証明書(発行名称、発行先グループ会社名、運用証明日、開始日、終了日など)、技術基準適合証明書番号(記号部、番号部など)、工事設計認証機器番号(記号部、認証番号など)、検定番号、装置の区別番号、設備設置(設置場所の区別、都道府県名、市町村名、町・丁目、町・丁目フリガナ、設置箇所など)、移動範囲(基本名称、付加名称など)、希望する運用許容時間、運用開始の予定期日、希望する免許の運用期間、廃止する年月日、無線局の目的、通信事項、通信の相手方、周波数(占有周波数帯幅、電波の型式、周波数:始、空中線電力、周波数:始単位、空中線電力単位など)、附属装置の情報、通信方式の情報、通信路の情報(容量、数単位、実装数、内訳など)、ATIS(Automatic Transmitter Identification System)番号出力(定格出力、低下させる方法、低下後の出力など)、変調方式、技適・型検の別、電波の型式並びに希望する周波数の範囲及び空中線電力、空中線系(番号、送受の別、基本コード、付加コード、偏波面コード、海抜高、地上高、高さ、利得、指向方向、口径、水平面の主輻射の角度の幅、経度(度)、経度(分)、経度(秒)、緯度(度)、緯度(分)、緯度(秒)、給電線損失(送信)、給電線損失(受信)、共用器損失(送信)、共用器損失(受信)、その他損失(送信)、その他損失(受信)、発射する周波数等一覧、伝搬障害防止区域の指定など)、貸出(貸出元、貸出先など)、に係る情報を含んで構成される。運用個所は、委託会社等社外の場合もある。
図10は、無線設備台帳画面の一例を示す図である。
第1の欄は、各無線設備の項番を示している。
第2の欄は、無線設備のステータスすなわち申請状況及び貸出状況を示している。
第3の欄は、電波法で定める無線局の種別すなわち基地局、固定局、標定陸上局、陸上移動局、簡易無線局などを示している。
第4の欄は、無線設備の種別すなわち在来線の場合の乗務員無線、列車防護無線、構内無線、作業無線など、新幹線の場合の列車無線、列車防護無線、構内無線、入換無線などの種別を示している。
第5の欄は、無線局に付与される識別信号を示している。
第6、7の欄は、無線設備の運用を管理する部署を示している。
第8の欄は、無線設備の運用個所が管理個所と異なる場合に運用する部署を示している。 運用個所は、委託会社等社外の場合もある。
このように、無線設備台帳140は、無線設備に関する基本情報及び管理情報からなっている。
図11は、無線設備詳細台帳画面の一例を示す図である。
第1の行は、無線局に付与された識別信号を示している。
第2及び第3の行は、それぞれ無線局情報を管理する部署及び無線設備の運用を管理する部署用の備考欄である。
第3の行は、無線局に付与された免許番号を示している。
第4の行は、電波法で定める無線局の種別を示している。
第5の行は、無線設備の種別すなわち在来線の場合の乗務員無線、列車防護無線、構内無線、作業無線など、新幹線の場合の列車無線、列車防護無線、構内無線、入換無線などの種別を示している。
第6の行は、本社・支社、線区を示している。
第7の行は、無線設備の運用を管理する部署を示している。
第8の行は、無線設備の運用個所が管理個所と異なる場合に無線設備を運用する部署を示している。委託会社等に無線設備の運用を委託する場合は、委託会社の部署名を示している。
第9の行は、無線設備が列車搭載無線である場合に、列車編成、車号、設置部位などを示している。
第10の行は、連射搭載無線の最終更新日などを示している。
第11の行は、無線設備の常置場所を表す住所が示されている。
第12の行は、無線局が移動局の場合、無線設備の移動範囲を示している。
各運用記録単位のレコード1〜pは、項目1〜qとして、具体的には、使用年月日、曜日、使用開始時間、使用終了時間、箇所、無線従事者氏名、無線従事者の所持資格種別、通信状態良否、通信状態の状況(通信状態が否の場合の状況、等)、記事の有無を示すフラグ、記事(空電・混信・調整・感度の減退・故障・修理(があれば)、等)、無線設備の識別信号、設備種別、無線局種別、に係る情報を含んで構成される。
無線従事者台帳150は、無線免許を取得している者がどの箇所にいるかに関する情報をまとめた台帳であり、各無線従事者のレコード1〜kを有しており、各レコードは、無線従事者に関する基本情報及び管理情報を格納する複数の項目1〜jを含む構成である。
各無線従事者のレコード1〜kは、項目1〜jとして、具体的には、所属(本社/支社、事業部、箇所/グループ会社)、勤務箇所、氏名、ふりがな、資格種別、免許証番号、免許証取得日、情報更新日に係る情報を含んで構成される。
無線従事者は、無線設備を操作する国家資格を有するものである。
無線従事者台帳150は、これら資格を有する無線従事者の情報を登録したものである。
図12は、無線従事者台帳画面の一例を示す図である。
第1の欄は、無線従事者台帳150の項番である。
第2の欄は、選択欄である。無線従事者選任届作成時などで使用する。
第3の欄は、本社・支社・委託会社等の区別を示している。
第4の欄は、無線従事者が所属する無線設備管理個所を示している。
第5の欄は、無線従事者の氏名を示している。
第6の欄は、無線従事者が保有する資格の種別を示している。
第7及び第8の欄は、無線従事者資格の免許番号及び免許取得日を示している。
無線局免許の電子申請用ファイルの作成、無線局申請状況の管理、管理部署と運用個所間での無線局に関する書類の送付・受領の相互確認を行う機能である。
申請管理機能122では、これらの申請に必要な書類を様式化して作成する。
無線局に対する各種申請処理途中の段階では、電波法を遵守して、無線設備台帳140は該当する無線局については申請中の表示を行い編集は行えないようにしている。申請に関する情報は台帳とは別の申請情報ファイル170を用いて管理される。免許取得が完了した時点で無線設備台帳140に反映される。変更申請、再免許申請についても同様であり、申請処理が完了した時点で無線設備台帳140の利用が可能となる。
電波を利用するためには無線設備などを備えた無線局を開設することが必要となる。無線局を開設するためには無線局の開局申請を行って総務大臣から無線局免許(または証票)を取得することが必要となる。
無線設備管理個所は、無線局の開局(開設)を希望する場合、無線局管理部署である電波管理に手続き依頼書を送り、無線局の開局に伴う申請手続きを依頼する(ステップS00、S01)。手続き依頼書には、申請内容(開設)、無線局種別、無線設備種別、数量、申請理由、及び希望日が記載されている。
また、陸上移動局、簡易無線局などの場合は、別紙として、製造番号、製造年月日、製造会社、無線設備常置場所の住所・部署名、希望周波数及び出力など記載する
基地局、固定局、無線標定陸上局などの場合は、別紙として、製造番号、製造年月日、製造会社、無線設備常置場所の住所・部署名、通信の相手方、電波の型式、周波数及び出力の他、空中線(アンテナ)に関する空中線型式、空中線位置(緯度・経度)など工事設計書に記載する詳細内容を記載する。
総務省では、申請書類を審査し、技術基準適合認証無線設備など、落成検査が省略される無線局については、審査合格をもって免許が付与される。
落成検査が必要とされる無線局の場合は、審査合格時に無線局予備免許通知書が発行され無線設備の工事、試験電波の発射が許可される。
無線局予備免許通知書では、識別信号、電波の形式、周波数、空中線電力、運用許容時間などが仮指定される。
無線設備管理個所では、無線局予備免許通知書に記載された情報に基づいて、無線設備の工事を行い、試験電波を発射して点検調整を行う。また、登録点検事業者等に発注して落成検査を実施して点検結果通知書を作成し、電波管理に送付する。
ステップS05からS11までのステップは予備免許に関するステップであり、予備免許を要しない簡易手続きによる場合はステップS04-01からスキップしてステップS12-01に移る。
移動局、簡易無線局などは免許状に加えて証票が発行される。
免許受領のタイミングで無線設備台帳140にデータが連携されるが該当する無線局に関する無線設備台帳140はまだ申請処理途中であり他の目的に使用することはできないようになっている。
無線設備台帳140は、無線設備に関する基本情報及び運用管理情報を記載した無線設備一覧台帳141、無線局事項書、工事設計書などの詳細情報も記載した無線設備詳細台帳142から構成されている。さらに無線設備の使用履歴を記載した無線設備使用履歴台帳143がある。無線設備台帳140は構造化され、表形式で管理され、出力はCSV(Comma Separated Value)形式で行われる。
無線局は、運用開始後、通信の相手方、通信事項もしくは無線設備の設置場所を変更、または無線設備の変更の工事をしようとするときは、変更申請を行いあらかじめ総務大臣の許可を受けることが必要となる。
無線設備管理個所は、無線局の変更を希望する場合、無線局管理部署である電波管理に手続き依頼書を送り、無線局の変更に伴う申請手続きを依頼する(ステップS00、S01)。手続き依頼書には、申請内容(変更)、無線局種別、無線設備種別、数量、申請理由、及び希望日が記載されている。
また、陸上移動局、簡易無線局などの場合は、別紙として、製造番号、製造年月日、製造会社、無線設備常置場所の住所・部署名、希望周波数及び出力などが記載されている
また、基地局、固定局、無線標定陸上局などの場合、必要な場合は、別紙として、製造番号、製造年月日、製造会社、無線設備常置場所の住所・部署名、通信の相手方、電波の型式、周波数及び出力の他、空中線(アンテナ)に関する空中線型式、空中線位置(緯度・経度)など工事設計書に記載する詳細内容を記載する。
総務省では、申請書類を審査し、法令に適合していれば 無線局の変更検査が不要の場合、変更内容を記載した無線局免許状が発行される。この場合、変更した免許状を受理してステップ13の処理に移る。無線局の変更検査が必要な場合は、無線局の変更が許可され無線変更許可通知書または電波型式、周波数、空中線電力などの指定事項の変更がある場合、無線局指定事項・変更許可通知書が発行される。
無線設備管理個所では、無線局指定事項・変更許可通知書に記載された情報に基づいて、無線設備の変更工事を行い、試験電波を発射して点検調整を行う。また、登録点検事業者等に発注して変更検査を実施して点検結果通知書を作成し、電波管理に送付する。
ステップS05からS11までのステップは変更工事・検査に関するステップであり、変更検査を要しない簡易手続きによる場合はステップS04-01からスキップしてステップS12-01に移る。
移動局、簡易無線局などは免許状に加えて証票が発行される。
免許受領のタイミングで無線設備台帳140にデータが連携されるが該当する無線局の無線設備台帳140はまだ申請処理途中であり他の目的に使用することはできないようになっている。
無線局免許の有効期間(最長5年)満了後も引き続き無線局を運用しようとするときは無線局免許の有効期間の満了前(3か月以上前6か月以内)に再免許の申請を行い、総務大臣から再免許を受けることが必要となる
まず、ステップS01では、無線設備台帳140から各無線局の免許有効期間を調べ当年度中に満了となる無線局を抽出する。
申請依頼入力画面において選択した各無線局について免許の有効期間、申請理由などを入力する。管理サーバー100では、入力した情報を申請情報ファイル170に記録するとともに無線設備台帳140の該当する無線局について再免許申請中となり申請が完了するまでは他の申請を不可能とする。
多数の再免許対象無線局がある場合は、ステップS02及びステップS03を繰り返すこととなる。
送付には制限があるので、必要に応じて何回かに分けて送付する。
総務省では、再免許申請書を審査し、法令に適合していれば、無線局免許状を発行する。
移動局、簡易無線局などの場合は、免許状に加えて証票が発行される。
無線局免許状受理後に、無線設備台帳140に変更後のデータが連携されるが当該無線局は申請処理途中であり他の申請などは行えない。
無線従事者は、無線設備を操作または監督を行う者であって総務大臣の免許を有する者であり、毎年、無線局に対する無線従事者選任届を総務省に提出することが法令で定められている。
ステップS01において、電波管理は、無線従事者選任届に伴う無線設備及び無線従事者免許証の確認依頼文書を作成し、(社内の)無線設備運用個所に送付する。文書には、管理No、通達番号が記載されている。
各委託会社は、確認シートを受理し、無線設備の確認・点検及び無線従事者の資格の確認を行う。確認シートに結果を記入して電波管理に返送する。
無線局確認画面には、利用者端末10を操作する運用個所に紐づけられた無線設備及び無線従事者のみが表示される。
無線局管理部署が無線局を運用する各運用個所へ無線局の点検や調査を依頼し、その依頼に対し各運用個所が結果を入力、承認することで点検・調査結果が無線局管理部署に集約される機能である。
第1の行には、管理No、通達番号、点検調査の種別(例えば無線従事者選任届)、タイトル(この例では、無線従事者選任届及び無線設備総点検)、作業期間が表示されている。
第2行は、点検・調査の内容欄である。
第3行以降は、左側の確認画面と、右側の結果画面と、に分かれている。
確認画面の第1欄は、無線設備の項番である。
確認画面の第2、3欄は、無線設備運用個所の本支社別、所属場所を示している。
確認画面の第3欄は、無線設備管理個所を示している。運用個所は、委託会社の場合もある。
確認画面の第4欄は、対象となる無線局の識別信号を示している。
確認画面の第5欄は、対象となる無線局の種別を示している。
確認画面の第6欄は、対象となる無線局の免許の有効期間を示している。
確認画面の第7欄は、対象となる無線局の製造番号を示している。
結果画面の第1欄は、項番である。
結果画面の第2欄は、選択欄である。
結果画面の第3欄は、確認結果の入力欄である。(この例では○)
結果画面の第4欄は、無線設備管理個所による承認欄である。
結果画面の第5欄は、記事入力欄である。
無線局の運用委託会社への貸し出しに際し、貸出予約や貸出・返却状況について貸出台帳160を作成し管理する機能である。無線局を委託会社に貸し出す場合は電波法によって運用証明書を発行し委託会社に携帯させる必要があるため、無線局管理部署(電波管理)が運用証明書を発行しない限り、運用個所が運用委託会社に無線局を貸し出せない仕組みとなっている。
第1欄は、項番である。
第2欄は、対象となる無線設備の貸出状況を示している。
第3欄は、貸出及び返却の確認欄を示している。
第4欄は、対象となる無線設備の貸出先を示している。
第5欄は、対象となる無線設備の貸出元を示している。
第6欄は、対象となる無線設備の種別を示している。
第7欄は、対象となる無線設備の識別信号を示している。
対象となる無線設備は、操作している利用者端末10が所属する運用個所に関する無線設備である。
無線設備を免許人以外(運用委託会社など)に貸し出す場合は、電波法の定めにより、無線局運用証明書(以下運用証明書)を発行して運用先に携帯させる必要がある。
ステップS01において無線設備の運用を委託された会社(グループ会社など)は、無線設備の借用申請書を作成し、委託元の運用個所に提出する。
ログイン機能は、無線局管理システムをユーザーが利用する際、社員コードとパスワードの入力することでユーザーを認証する機能である。証跡管理機能は、どの社員が、何時、システムにログインし、どのような操作を行ったかを記録する機能である。これら機能を設けることで、ユーザー毎に利用できる画面や機能に制限を設け、不正利用の防止を図り、万が一、不正利用や悪意のある操作を行った場合、誰がどのような操作したかの特定を行うことが可能となる。
無線局従事者選任届、運用証明書、無線局事項書・工事設計書等の各種証明書類を自動で作成する機能である。無線局管理部署が使用する。
無線局従事者選任届提出の流れについては、(3−2)の申請管理機能の中で記述している。
運用証明書発行に伴う業務の流れについては、(3−4)の貸出管理機能の中で記述している。
無線業務日誌は、無線従事者が無線局を使用の都度、無線局の使用記録、無線局の状態記録を行う業務日誌である。無線業務日誌作成機能127は、利用者端末10の画面上で無線業務日誌を作成し、権限のある社員が承認できる機能である。
承認が滞った場合は、承認を促す電子メールが送付される(詳細後述)。
無線業務日誌の情報は無線設備使用履歴台帳143に反映される。
なお、電波法施工規則によれば、無線業務日誌の無線設備への備え付けは省略可能である。
一覧画面では、
第1欄は、無線設備を表す項番である。
第2欄は、確認欄であり、無線業務日誌作成の確認(承認)欄である。
第3から6の欄は、それぞれ、使用年月日、曜日、使用開始時間、使用終了時間を示している。
第7欄以降には、識別信号、無線設備種別、無線局種別の欄がある。
選択欄から特定の無線設備を選択すると、無線局業務日誌作成画面となる。
作成画面では、
第1行は、使用年月日、
第2行は、使用時間、
第3行は、無線従事者、
第4行は、通信状態の良否、
第5行からの数行は、否の場合の状況、
さらに次の行から、記事として空電・混信・調整・感度の減退・故障・修理(があれば)
を記入するようになっている。
無線局管理部署から無線局運用個所へ点検・調査の依頼を行った場合、運用個所では結果の入力及びその承認が必要であるが、未承認であったり、入力項目に不備があったりした場合は入力を促す電子メールを送信する。
また、各種申請管理(開局申請、変更申請、再免許申請、無線従事者選任届など)において一定期間を過ぎても入力がない場合にも、督促の電子メールが担当者に送信される。
20 管理端末
100 管理サーバー
110 WEBサブシステム
120 実行部
121 無線局情報複合管理機能
122 申請管理機能
123 点検調査機能
124 貸出管理機能
125 ログイン・証跡管理機能
126 各種証明書自動作成機能
127 無線業務日誌作成機能
128 督促メール通知機能
130 データベース部
140 無線設備台帳
141 無線設備一覧台帳
142 無線設備詳細台帳
143 無線設備使用履歴台帳
150 無線従事者台帳
160 貸出台帳
170 申請情報ファイル
180 点検調査ファイル
200 ネットワーク
Claims (6)
- 無線局に関する情報を一元的に管理する管理サーバーと、
管理用端末と、
無線局の運用個所に設置される利用者端末と、
前記管理サーバー、管理用端末、及び利用者端末を相互に接続するネットワークと、
により構成される無線局管理システムであって、
前記管理サーバーは、
無線局を構成する無線設備及び無線従事者に関する情報をそれぞれ無線設備台帳及び無線従事者台帳により構造化し表形式にして管理する無線局情報複合管理機能と、
電波法に基づく無線局免許申請手続きにおいて無線局免許の電子申請に必要な申請・届け出資料を一括して作成可能な申請管理機能と、
無線設備の点検・調査に対する依頼およびその結果を管理する点検調査機能と、
を備えた無線局管理システム。 - 無線設備の貸し出し情報を貸出台帳により構造化し表形式にして管理する貸出管理機能をさらに備えた請求項1に記載の無線局管理システム。
- 無線従事者免許を有しない操作者による端末操作の制限や、操作者の操作履歴を管理可能なログイン・証跡管理機能をさらに備えた請求項1または2に記載の無線局管理システム。
- 電波法で提出を義務付けられている無線従事者選任届と、
無線設備を委託会社に貸し出して運用する場合に委託会社に携帯させることを電波法で義務付けられている運用証明書と、
無線基地局を新規に設置する際の工事立案、工事発注、材料発注及び免許申請の際に必要となる無線局事項書・工事設計書と、
を前記無線局情報複合管理機能が管理する情報に基づいて自動作成可能な各種証明書類自動作成機能をさらに備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線局管理システム。 - 無線設備の使用記録及び無線設備の劣化状態を把握するための無線業務日誌を作成する無線業務日誌作成機能をさらに備えた請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線局管理システム。
- 点検・調査等の依頼に対して未確認であったり、入力項目に不備があったりした場合に担当者に入力等を促す電子メールを送信する督促メール通知機能をさらに備えた請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線局管理システム。
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Title |
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佐藤 幸男 外3名: "汎用PCによる技術管理システム", 放送技術, vol. 第52巻, JPN6019028403, 1 November 1999 (1999-11-01), JP, pages 153 - 158, ISSN: 0004217157 * |
Also Published As
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