JP2003281231A - 電力売買管理方法及び電力売買管理システム - Google Patents

電力売買管理方法及び電力売買管理システム

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JP2003281231A
JP2003281231A JP2002084721A JP2002084721A JP2003281231A JP 2003281231 A JP2003281231 A JP 2003281231A JP 2002084721 A JP2002084721 A JP 2002084721A JP 2002084721 A JP2002084721 A JP 2002084721A JP 2003281231 A JP2003281231 A JP 2003281231A
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Yoshio Sato
美雄 佐藤
Akira Osawa
陽 大澤
Akira Yamada
章 山田
Akihiko Yamada
昭彦 山田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適切な電力売買管理方法及び電力売買管理シス
テムを提供することにある。 【解決手段】本発明の電力売買管理では、少なくとも時
期及び電力量の情報を含む売電権情報と少なくとも時期
及び電力量の情報を含む買電権情報とが記憶された記憶
手段からの情報によって、売電権情報の時期及び電力量
の情報と買電権情報の時期及び電力量の情報とを照合す
る。 【効果】電力売買管理を効率よく適切に実施する電力売
買管理方法及びそのシステムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力売買管理方法
及び電力売買管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電力売買取引は特開2001−2
43358号公報に記載されているように、発電業者
(以後売電者と呼ぶ)あるいは電力購入者(以後買電者
と呼ぶ)がコンピュータネットワーク上で売り渡し希望
価格を入力し、買電者が希望購入価格を入力すると、仲
介業者が売電者及び買電者の地理的情報を基に電力会社
の情報から託送料金を計算し、買電者あるいは売電者に
提示し、売電者と買電者の要求が近い順に照会し電力売
買の契約を進めるものであった。すなわち、電力売買仲
介業者が、売電者と買電者を取り持ち、相対契約をする
か、オープン市場からスポット的に電力を購入するとい
うやり方であった。ここでいう相対契約は、売電者と買
電者が1対1で電力需要量と発電価格を契約するもので
ある。一般的に本契約は、発電設備の寿命である15年
から20年とする長期的な契約になっていた。この方式
は、売電者と買電者が固定されているため、価格変動や
需要変動に対し柔軟に対応することができないという欠
点を持っている。すなわち、景気変動により電力需要が
増減した場合、契約書に記載されている電力量は発電あ
るいは受電する義務を負っている。したがって、電力を
消費しない場合は、消費したものと考え、電力料金を売
電者に支払うことが必要であった。逆に、何らかの事情
で売電者が発電できなくなった場合にも、買電者が他の
電力会社から購入した場合のその対価を支払うことが必
要であった。
【0003】一方、オープン市場からの電力の調達で
は、その日その日で変わる電力料金で電力を購入する必
要があり、需要家は電力購入時に常に変動リスクに晒さ
れるという問題があった。従来の電力売買管理システム
の硬直さを解消し、柔軟な電力売買管理システムが望ま
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力売買では、
売電者と買電者が1対1で電力売買の契約書を取り交わ
していた。この契約は10年以上の長期的なものであ
り、途中で契約を変更し、他の需要家に電力を売電す
る、あるいは、他の売電者から電力を購入するなどを自
由に取り引することが困難であった。
【0005】本発明の第一の目的はこの問題を解決し、
電力売買を自由に実現するためのコンピュータネットワ
ークシステムを利用した電力売買管理システムを提供す
ることである。
【0006】従来の電力売買の契約は、発電業者と電力
購入者が一つの契約書を取り交わすことで成立してい
た。このため、売電者が都合で発電できない場合でも、
他の発電業者に代行を依頼できなかった。また、発電で
きる電力量も一致している必要があった。
【0007】本発明の第二の目的は、かかる問題を解決
し、不慮の事故により発電が困難な場合に他の発電業者
に発電を依頼できる電力売買管理システムを提供するこ
とである。
【0008】従来の電力売買の契約は、同様に発電業者
と電力購入者が一つ契約書を取り交わすことで成立して
いたため、買電権を他の需要家に一方的に売却する権利
がなかった。このため、買電者が自己都合で電力が不要
になっても、契約した電力を購入したものとして発電業
者へ対価を支払う義務があった。
【0009】本発明の第三の目的は、かかる問題を解決
し、急に電力が不要になった場合に他の電力購入者に契
約した電力を融通できる電力売買管理システムを提供す
ることにある。
【0010】従来の電力売買管理システムは、発電業者
すなわち売電者と電力需要家すなわち買電者が売買契約
を結ぶか仲介業者を介して、インターネットなどネット
ワークを利用して電力を売買するいわゆる相対契約が基
本であった。このため、電力供給設備の状況や電力需要
変化などに弾力的に対応することが難しかった。また、
従来の電力売買契約は、相対者と1対1の契約であった
ため、電力会社の同時同量の監視は比較的容易であっ
た。ところが、本発明で提案しているように売電権およ
び/あるいは買電権を個別売買できるようになると、n
対mの契約になる。この場合でも同時同量が守られなけ
ればならない。
【0011】本発明の第四の目的は、売電権および買電
権を分割あるいは転売した場合の同時同量制御が実現で
きる電力売買管理システムを提供することである。
【0012】さらに、電力を使用する買電者の需要量が
時間ごとに変化した場合、売電権および買電権に記載さ
れている契約電力ではその需要量変化をどの売電者が吸
収すべきかの判断ができない。一般的に電力需要化の使
用電力量は、契約どおりにならない場合が多々ありこの
場合でも同時同量を守る必要がある。
【0013】本発明の第五の目的はかかる要求に対応可
能な電力売買管理システムを提供するにある。
【0014】電力売買契約後何らかの事由により発電で
きなくなる場合も生じる。この場合、同業の発電業者に
権利を売却する必要が生じる。
【0015】本発明の第六の目的は、かかる要求に対応
できる電力売買管理システムを提供するにある。
【0016】反対に契約後、何らかの事由により電力が
不要になる場合もある。この場合電力需要家に権利を売
却する必要が生じる。
【0017】本発明の第七の目的は、かかる要求に対応
できる電力売買管理システムを提供するにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも時
期及び電力量の情報を含む売電権情報と少なくとも時期
及び電力量の情報を含む買電権情報とが記憶された記憶
手段からの情報によって、売電権情報の時期及び電力量
の情報と買電権情報の時期及び電力量の情報とを照合す
ることを特徴とする。
【発明の実施の形態】本発明の第一の目的を達成するた
めに、本発明の実施の形態では、少なくとも時期及び電
力量の情報を含む売電権情報と少なくとも時期及び電力
量の情報を含む買電権情報とが記憶された記憶手段から
の情報によって、売電権情報の時期及び電力量の情報と
買電権情報の時期及び電力量の情報とを照合することを
特徴とする。これにより、適切な電力の売買管理が可能
となる。
【0019】或いは、本発明の第一の目的を達成するた
めに、本発明の実施の形態では、少なくとも時期及び電
力量の情報を含む売電権情報と少なくとも時期及び電力
量の情報を含む買電権情報とを記憶する記憶手段と、該
記憶手段により記憶された情報に基づき売電権情報の時
期及び電力量の情報と買電権情報の時期及び電力量の情
報とを照合する手段とを有することを特徴とする。これ
により、適切な電力の売買管理が可能となり、しいては
管理を効率良く簡便に実施できる。
【0020】或いは、本発明の第一の目的を達成するた
めに、本発明の実施の形態では、少なくとも買電者,時
期,電力量,価格,売電者の情報を含む売電権情報と少
なくとも売電者,時期,電力量,価格,買電者の情報を
含む買電権情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に前
記売電権情報及び買電権情報を入力する入力手段と、前
記売電権情報及び買電権情報の時期と電力量を照合する
照合手段と、該照合手段による結果で権利の有効性を認
知する認知手段を有することを特徴とする。即ち、電力
売買契約書を電力売電権(以後売電権と呼ぶ)と電力購
入権(以後買電権と呼ぶ)を分離し、売電権と買電権を
別々にコンピュータネットワークシステムに入力する手
段と入力された売電権および買電権をコンピュータネッ
トワーク上の記憶装置に記憶する手段と入力された2つ
の権利の買電者および売電者,期間,電力量を照合する
手段と該照合結果で2つの権利の有効性を認知する手段
を設けている。これにより、売電権と買電権を2つの独
立した権利として取り扱うことが可能になる。すなわ
ち、電力売電権を他の発電業者(他の売電者)に売却し
たり、または他の売電者から購入したりすることを可能
にしている。また、買電権も、事情により電力が不要に
なった場合は、他の需要家(他の買電者)に売却できる
という特徴をもっている。
【0021】本発明の第二の目的を達成するため、記憶
装置に記憶されている売電権を読み出し、2つ以上の売
電権に分離・入力する手段と分離された売買権に記載さ
れた時期に対応する電力量の総計が対応する買電権に記
載された時期に対応する電力量と比較する手段と該比較
結果が一致していることを確認した上で2つ以上の売電
権として分離発行する手段を設けている。これにより、
売電権を購入する発電業者が、売電権に記載された総電
力量より少ない電源を持っている発電業者も、売電権を
購入できるようになる。売電権のうち一部でも売却でき
れば不慮の事故で発電できない場合でも、ペナルテイ支
払い料を少なく抑えることができる。
【0022】本発明の第三の目的を達成するため、記憶
装置に記憶されている買電権を読み出し2つ以上の買電
権に分離・入力する手段と分離された買電権に記載され
た時期に対応する電力量の総計が対応する売電権に記載
された時期に対応する電力量と比較する手段と該比較結
果が一致していることを確認した上で2つ以上の買電権
に分離発行する手段を設けている。これにより、買電権
を購入する電力購入者が、買電権に記載された総電力量
より少ない電力量であれば、買電権を購入できるように
なる。買電権のうち一部でも売却できれば不慮の事故で
電力需要が減少しても、発電業者に支払うペナルテイ料
を少なく抑えることができる。
【0023】電力購入権に記載された総電力量一致して
いれば権利を2つに分割し2つ以上の権利書として管理
できるようにする。
【0024】本発明の第四の目的を達成するために、特
定業者により売電権と買電権を発行された権利の内容を
コンピュータネットワークシステムに入力する手段と入
力された権利の内容を記憶する記憶装置と記憶装置に記
憶されている該売電権と買電権の内容を受け売電権に記
載されている売電者の電力量すなわち送電量を売電者毎
に集計しその集計値が実際の送電量と所定の範囲で一致
していることを監視する手段と買電権に記載されている
買電者の電力量すなわち受電量を買電者毎に集計しその
集計値が実際の受電量と所定の範囲で一致していること
を監視する手段を備えている。これにより、電力供給設
備の不慮の事故による発電不可状態、あるいは不慮の事
故あるいは生産計画などで電力が不要になった場合に、
権利を売買でき契約不履行によるペナルテイの支払いを
緩和できる。
【0025】買電量は予め決まっている場合と時時刻刻
変わる場合がある。この場合は契約した売電量と買電量
の集計による監視では不充分である。
【0026】本発明では第五の目的を達成するために、
特定業者により売電権と買電権を発行された権利の内容
をコンピュータネットワークシステムに入力する手段と
時時刻刻変化する買電者の電力需要量を契約している売
電者に配分する手段と配分された売電量と買電者が発行
した電力デマンドにより、売電者の電力量と計測した電
力量を比較する手段と買電者の電力デマンドと受電した
電力計測値を比較する手段を持たせている。これにより
電力会社は取引権発行所が提示する売電権と買電権の総
量で個別の売電者および買電者の電力量を監視すれば、
トータルとして同時同量を実現していることを確認でき
る。
【0027】電力売買契約後何らかの事由により発電で
きなくなる場合も生じる。この場合、同業の発電業者に
権利を売却する必要が生じる。
【0028】本発明の第六の目的を達成するために、所
有している売電権の内容を入力する手段と入力された売
電権をコンピュータネットワーク上に開示する手段と発
電の希望量と希望価格を入力する手段と入力された該希
望量と希望価格から契約する売電者を決め前記売電権の
売電者及び電力量,価格を変更する手段を設けている。
これにより、コンピュータネットワーク上で売電権の売
買が可能になる。
【0029】反対に契約後、何らかの事由により電力が
不要になる場合もある。この場合電力需要家に権利を売
却する必要が生じる。
【0030】本発明の第七の目的を達成するため、所有
している買電権の内容を入力する手段と入力された買電
権の内容をコンピュータネットワーク上に開示する手段
と電力購入の希望量と希望価格を入力する手段と入力さ
れた該希望量と希望価格から契約する買電者を決め前記
買電権の買電者及び電力量,価格を変更する手段を提供
している。これにより、電力が不要になった時点で不要
になった電力量分売却することが出来る。
【0031】(実施例1)図1は、本発明の実施の形態
による電力売買管理システムを実現するためのコンピュ
ータネットワークシステムの一実施形態を示している。
【0032】図1及び図3(a)を用い、売電権の情報
を入力する入力手段110を説明する。すなわち、図3
(a)に示すように、売電権の情報として少なくとも、
買電者2010(実施例ではA),期間2020(実施
例では2003年5月1日から2003年5月31日ま
で),総電力量2030(実施例では100MWh),
平均単価2040(実施例では12k¥/MWh),負
荷パターン指定の有無2050(実施例では有り),売
電者2060(実施例ではB)等があげられる。入力手
段110は、これらが記載された売電権をコンピュータ
ネットワークに入力する手段である。実際の入力手段1
10はキーボードなど通常の入力手段110である。売
電権情報として、少なくとも時期及び電力量の情報を含
むことが望ましい。少なくとも時期及び電力量の情報を
含むことにより、電力売買を分割化する際の管理が容易
である。
【0033】次に、図1及び図4(a)を用い、買電権
の情報を入力する入力手段120を説明する。すなわ
ち、図4(a)に示すように、買電権の情報として、少
なくとも、売電者2110,期間2120,総電力量2
130,平均単価2140,負荷パターン指定の有無2
150,買電者2160等があげられる。入力手段120
は、これらが記載された買電権をコンピュータネットワ
ークに入力する手段である。買電権情報として、少なく
とも時期及び電力量の情報を含むことが望ましい。買電
権情報として、少なくとも時期及び電力量の情報を含む
ことにより、電力売買を分割化する際の管理が容易であ
る。
【0034】このようにコンピュータネットワークシス
テム1000に情報が入力されると、2つの売電権及び
買電権の情報は、記憶手段500に記憶される。ここで
重要なのは、2つの売電権と買電権は対であり、図3
(a)の買電者2010と図4(a)の買電者2160
は一致している必要がある。同様に、図3(a)の期間
2020,総電力量2030,平均単価2040,負荷
パターン指定の有無2050,売電者2060と図4(a)
の期間2120,総電力量2130,平均単価214
0,負荷パターン指定の有無2150,売電者2110
はそれぞれ一致していることが必要である。
【0035】このように、同じ内容の情報を別々に管理
する理由は、本発明の実施内容を読み進むにつれて明ら
かになる。重要なのは、2つの売電権と買電権の記載内
容が一致していることである。
【0036】本発明の実施の形態では、そのため、売電
権と買電権の情報を照合する照合手段130が設けられ
ている。この照合結果、一致していれば認知手段140
によって、2つの権利は有効であると判断され、認知さ
れる。ここでは説明しないが、この認知作業では、売電
者および買電者の合意であることを別途審査し、最終的
に認知することは当然である。
【0037】また、本発明の実施の形態では、売電権と
買電権の情報を入力する手段として入力手段110及び
入力手段120というように別々に記述しているが、同
じ入力端末を用いてもよい。また、説明の都合上、照合
手段130と認知手段140を別々に表現しているが、
一つの端末で実施してもよい。
【0038】図3(b)および図4(b)は図3(a)
および図4(a)の負荷パターン指定の有無で有を指定
した場合に有効な情報で、一日の所定時刻に売電あるい
は買電する電力量、および電力の単価2070と217
0を規定するものである。当然売電量と買電量は一致し
ていることが前提なので前記照合手段130ではこの負
荷パターンが一致していることを確認する必要がある。
この負荷パターンは、売電者と買電者の同時同量の監視
制御の指標として用いられる。本発明の実施の形態の特
徴は、売電者の送電量の同時同量性は売電者が契約した
売電量(売電権に記載された電力量2070)で監視制
御され、買電者の受電量は買電権の記載された電力量2
170で監視制御されるということになる。
【0039】また、図3(a)および図4(a)の負荷
パターン指定の有無で無を指定した場合は図3(b)お
よび図4(b)の指定は不要で指定も有効にはならな
い。この場合には、図3(c)に記載されたように所定
時間内に、たとえば今から30分内に、総受電する電力
量2080と2180を別途指定することになる。これ
により、売電者の同時同量はこの電力量デマンド208
0と実際の送電量を監視することにより実現し、買電者
の同時同量性はこの電力量デマンド2180と実際の受
電量で監視されることになる。本発明の特徴は、売電者
は契約された売電量で同時同量を買電者は買電権で契約
した買電量で同時同量の制御することである。
【0040】(実施例2)図2は、本発明の実施の形態
による電力売買管理システムを実現するためのコンピュ
ータネットワークシステムのもう一つの実施形態を示し
ている。図2において、150は記憶手段500に記憶
されている売電権を読み出し、2つ以上の売電権として
分離・入力する手段である。記憶手段500には、図3
(a)に示すように買電者2010,期間2020,総
電力量2030,平均単価2040,負荷パターン指定
の有無2050,売電者2060が記載された売電権が
記憶されている。この売電権を有する事業者が何らかの
事情で発電できなくなるあるいは出力を低い値に制限さ
れる場合がある。この場合従来の契約では、出力できな
かった電力量に関して買電者にペナルテイとして対価を
支払う義務が生じる。このような場合、売電権に記載さ
れている一部の電力量でも他の売電者に権利を売却でき
れば、ペナルテイの支払いを軽減できる。
【0041】本発明の実施の形態は、この場合の電力売
買の方法を提供している。本発明の売電権は、買電権と
対になっているが、独立した権利としてコンピュータ記
憶されているので、その権利を読み出し、売却した電力
量に相当する売電権として発行することにより実現でき
る。今、売電者がDで買電者がCで7000MWhの電
力売買契約が成立しているものとする。このとき、記憶
手段500には売電権は図5のように買電権は図7のよ
うに記憶されている。Dが何らかの理由で発電できなく
なり、代わりにEがその一部5000MWhを肩代わり
することを想定する。この場合、売電権の分離・入力手
段150から図6(a),(b)のように入力する。す
なわち、買電者はCのままであるが、総電力量7000
MWhのうちEが5000MWhを発電し、Dが200
0MWh発電するという2つの別々の売電権に分離した
ことになる。これで契約の総量は一致しており、期間も
一致している。平均単価は、Cから支払われる電力料金
をDとEで分担する契約となるので総額が一致していれ
ば変更してもかまわない。この場合、入力された契約が
有効であるためには、買電者が同じであること、総電力
量が一致していること、期間が一致していること、電力
料金の総額が一致していることである。このためにも、
売電権情報のうち少なくとも時期及び電力量の情報が重
要であり、且つ買電権情報のうち少なくとも時期及び電
力量の情報が重要である。
【0042】照合手段160は、これらの値が一致して
いることおよび買電者であるCが了解していることをチ
ェックする。これらのチェックに合格すれば認知手段1
70により正式の契約として認知される。これによりD
は発電能力が2000MWhに低下してもペナルテイを
支払う義務がなくなる。
【0043】一方、対になっている買電権は、図7のよ
うに記載されているので、買電量7000MWhに変更
はないので契約をそのままにしておくことも可能であ
る。すなわち、Dは図6(b)に記載された電力量に対
応する電力量で同時同量を制御し、Eは図6(a)に記
載された電力量に対応する電力量で同時同量を制御すれ
ばよい。この場合、Cから要求される電力量デマンドは
5対2に配分され同時同量制御の指標となる。一方、買
電者であるCは要求した電力量デマンドと受電量で同時
同量の監視制御が可能になる。以上より、買電権の内容
を変更無に売電権の売買が可能な点に本発明の特徴があ
り、また、期間と総電力量が守られれば、売電権を自由
に分割販売することができる。
【0044】しかしながら、図7では売電者がDのまま
になっているため、電力量デマンドを一度Dに出し、そ
の後E一部転送されてEが発電することになるので、ネ
ットワーク機能を十分に発揮していない。そこで、売電
権の分離と同時に買電権も図8(a),(b)のように
変更することが望ましい。必ず実施しなければならない
わけではないが、図8(a)および(b)のように実態
に合わせておけば、Cの電力デマンドはあらかじめ、D
とEに別々に同時に送ることができるので迅速な対応が
可能になる。また、こうすることにより、同時同量制御
の敬称に使用することも可能になる。
【0045】(実施例3)図15は、本発明による電力
売買管理システムを実現するためのコンピュータネット
ワークシステムのもう一つの実施形態を示している。図
15において、買電権の分離入力手段180は、記憶手
段500に記憶されている買電権を読み出し、2つ以上
の買電権として分離して入力する手段である。記憶手段
500には、図4(a)に示すように売電者2110,
期間2120,総電力量2130,平均単価2140,
負荷パターン指定の有無2150,買電者2160が記
載された買電権が記憶されている。この買電権を有する
事業者が何らかの事情で電力不要になるあるいは少ない
電力で十分になる場合がある。この場合従来の契約で
は、使用しなかった電力量に関して売電者に電力使用が
あったものとして対価を支払う義務が生じる。このよう
な場合、買電権に記載されている一部の電力量でも他の
需要家に権利を売却できれば、ペナルテイの支払いを軽
減できる。
【0046】本発明の実施の形態は、この場合の電力売
買の方法を提供している。本発明の実施の形態の買電権
は、売電権と対になっているが、売電権と同様に独立し
た権利としてコンピュータ記憶されているので、その権
利を読み出し、売却した電力量に相当する買電権として
分離・発行することにより実現できる。
【0047】今、前記した実施例と同様に買電者がCで
売電者がDで7000MWhの電力売買契約が成立して
いるものとする。このとき、記憶手段500には買電権
は図7のように買電権は図5のように記憶されている。
Cが何らかの理由で契約した電力量を必要としなくなっ
て、代わりにFがその一部5000MWhを肩代わりし
て購入する場合を想定する。この場合、買電権の分離入
力手段180から図16(a),(b)のように入力す
る。すなわち売電者はDのままであるが、総電力量70
00MWhのうちFが5000MWh使用し、Cが20
00MWh使用するという2つの別々の買電権に分離し
たことになる。これで契約の総量は一致しており、期間
も一致している。平均単価は、Cから支払われる電力料
金をDとEで分担する契約となるので総額が一致してい
れば変更してもかまわないがこの例では同じ契約をした
例を示している。
【0048】この場合、入力された契約が有効であるた
めには、売電者が同じであること、総電力量が一致して
いること、期間が一致していること、電力料金の総額が
一致していることである。照合手段190は、これらの
値が一致していることおよび売電者であるDが了解して
いることをチェックする。これらのチェックに合格すれ
ば認知手段200により正式の契約として認知される。
これによりCは使用電力が2000MWhに低下しても
ペナルテイを支払う義務がなくなる。
【0049】一方、対になっている売電権は、図5のよ
うに記載されているので、売電量7000MWhに変更
はないので契約をそのままにしておくことも可能である
が、売電権の分離のときと同様に売電権も対応して図1
7(a)(b)のように分離しておく方が管理しやす
い。
【0050】以上は負荷パターンの指定がない場合の例
を示したが、負荷パターンの指定がある場合は、分離す
る場合にも負荷パターンまで分離指定する必要がある。
この配分の考え方をしましたのが、図9と図10であ
る。通常の契約で図9の契約が結ばれていた場合、それ
を2つに分離する場合の例を示す。当初の契約を示した
のが図9である。1日24時間の出力と単価を図9のよ
うに契約されていたと仮定する。この権利を2つの権利
に分割する場合に守らなければならないのは、分割した
時刻別の出力の合計が原契約の出力に一致しているこ
と、及び時刻別の出力X単価の合計が原契約と一致して
いることである。すなわち、本実施例では、次の(1)
式,(2)式を満足するように分割することが必要であ
る。
【0051】 ai=b1i+b2i(i=1,2,3…,48) …(1) ここで、aiは、時刻iにおける原契約の出力、b1i
は、分割された第1契約の時刻iの出力、b2iは、分
割された第2契約の時刻iの出力を示し、iの範囲は、
30分単位で時刻が指定されるため、1から48とな
る。
【0052】 ai×di=b1i×c1i+b2i×c2i …(2) ここで、diは、時刻iにおける原契約の単価、c1i
は、分割された第1契約の時刻iの単価、c2iは、分
割された第2契約の時刻iの単価を示す。
【0053】次に、電力会社やPPS業者による同時同
量の監視方法について説明する。従来は、相対契約書に
基づいた発電業者の送電量と需要家の受電量の監視が一
般的であった。
【0054】本発明の実施の形態は、売電権と買電権の
転売を可能にしているため、従来の方法では同時同量を
監視できない。そこで、図18に示すような手段を設け
ている。図18で、210は特定業者による買電権及び
売電権の入力手段で、基本的に図3及び図4に示す売電
権と買電権の内容を入力する。この内容は、記憶手段5
00に記憶されるので、電力会社及びあるいは発電仲介
業者は、220に示す監視手段により同時同量が達成さ
れているかどうかを監視する。600は売電者の送電量
計測手段、700は買電者の受電量の監視手段である。
売電者に対しては、該売電者が所有している売電権、こ
れは一個とは限らず複数の売電権を所有している場合も
ありうる。この場合は、売電権に記載されている電力量
の合計量と送電量計測装置による電力量が一致している
かどうかをチェックする。
【0055】一方、買電者に対しては、複数の買電権を
有している場合はその合計量と受電量計測装置で計測し
た電力量が一致していることを監視する。これにより従
来のような相対契約だけでなく、複数対複数の電力売買
が可能になる。
【0056】(実施例4)図19は買電者の需要が変動
した場合に対する同時同量の実現方法を説明する実施例
の一つである。買電権を所有している買電者は、買電者
の電力需要のデマンドを図4の電力量デマンド2180
として、逐次入力する。買電権が1対1の相対契約の場
合は、対になっている売電者の売電権の電力量デマンド
2080を修正することによって、買電者の電力量デマ
ンドが伝えられる。売電権と買電権がn対mの複数契約
で成り立っている場合は、電力仲介業者あるいは電力配
分業者が買電者の電力需要デマンドの集計をして、過不
足分を契約している売電者に分配し売電者の電力量デマ
ンドを修正する。この場合、説明をしていないが、各発
電設備の余剰電力,負荷追従能力を加味して配分するこ
とが望ましい。
【0057】(実施例5)図11はネットワークシステ
ムを利用した電力売買の売電権と買電権の発行までのビ
ジネス形態を説明する。売電者は、自社の余剰電力を推
計し、売電できる電力量と時期と希望単価を入力する手
段210を使用して、入力する(3001)。オークショ
ンマーケッタは、ネットワーク上にその内容を開示する
(3002)。これを見た電力需要家あるいは買電者は、
提示されている電力量以下であれば、購入した電力量,
時期,希望単価を入力する(3003)。これを受けて
オークションマーケッタはその内容をネット上に開示す
る(3004)。応札期間が過ぎると、売電者は入力さ
れた希望購入電力量,時期,希望単価を考慮して、買電
者を決定する(3005)。この決定を受けてオークシ
ョンマーケッタは、契約内容で売電権と買電権を発行す
る(3006)。契約した売電者と買電者は売電権と買
電権を受領する(3007,3008)。
【0058】(実施例6)図12はネットワークシステ
ムを利用した電力売買の売電権と買電権の発行までの他
のビジネス形態を説明する。買電者は、自社の電力需要
の内不足分を推計し、購入したい電力量と時期と希望単
価を入力する手段210を使用して、入力する(310
1)。オークションマーケッタは、ネットワーク上にそ
の内容を開示する(3102)。これを見た売電者は、
提示されている電力量以下であれば、売電したい電力
量,時期,希望単価を入力する(3103)。これを受
けてオークションマーケッタはその内容をネット上に開
示する(3104)。応札期間が過ぎると、買電者は入
力された希望卸売り電力量,時期,希望単価を考慮し
て、売電者を決定する(3105)。この決定を受けて
オークションマーケッタは、契約内容で売電権と買電権
を発行する(3106)。契約した売電者と買電者は売
電権と買電権を受領する(3107,3108)。
【0059】(実施例7)図13はネットワークシステ
ムを利用した売電権売買のビジネス形態を説明する。売
電者は、自社が保有する売電量のうち権利として売りた
い、購入者,電力量と時期と希望単価を入力する(32
01)。オークションマーケッタは、ネットワーク上に
その内容を開示する(3202)。これを見た売電者
は、提示されている電力量以下であれば、購入したい売
電権として電力量,時期,希望単価を入力する(320
3)。これを受けてオークションマーケッタはその内容
をネット上に開示する(3204)。応札期間が過ぎる
と、売電者は入力された希望電力量,時期,希望単価を
考慮して、売電者を決定する(3205)。この決定を
受けてオークションマーケッタは、原契約内容と変更の
契約内容を照合し、売電権を発行する(3206)。こ
の場合、原契約電力より新しい契約電力が少ない場合
は、残りの分も売電権として原所有者に売電権を発行す
る(3207)。契約した新しい売電者は売電権を受領
する(3208)。
【0060】(実施例8)図14はネットワークシステ
ムを利用した買電権売買のビジネス形態を説明するもの
である。買電者は、自社が保有する買電量のうち権利と
して売りたい、売電者,電力量と時期と希望単価を入力
する(3301)。これを受けオークションマーケッタ
は、ネットワーク上にその内容を開示する(330
2)。これを見た買電者は、提示されている電力量以下
であれば、購入したい買電権として電力量,時期,希望
単価を入力する(3303)。これを受けてオークショ
ンマーケッタはその内容をネット上に開示する(330
4)。応札期間が過ぎると、権利を保有する買電者は入
力された希望電力量,時期,希望単価を考慮して、買電
者を決定する(3305)。この決定を受けてオークシ
ョンマーケッタは、原契約内容と変更の契約内容を照合
し、買電権を発行する(3306)。この場合、原契約
電力より新しい契約電力が少ない場合は、残りの分も買
電権として原所有者に買電権を発行する(3307)。
契約した新しい買電者は買電権を受領する(330
8)。
【0061】本発明の実施の形態によれば、従来1対1
の相対契約の電力売買が、複数対複数の電力売買が可能
になる。さらに電力売買の権利が売電権と買電権と言う
ように独立の契約になっているので、一度契約した電力
売買契約を別々に売買が可能になる。
【0062】また、本発明によれば、売電権と買電権を
独立し売買でき、かつ売電者の電力量は売電権の総計
で、買電者の電力量は買電権の総計で監視制御するた
め、n対mの電力売買における同時同量を実現できる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、適切な電力売買管理方
法及び電力売買管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一つである電力売買取引
を実施するためのビジネスモデル形態図を示す。
【図2】本発明の実施の形態の一つである電力売買取引
を実施するためのビジネスモデル形態図を示す。
【図3】売電権情報を示す図。
【図4】買電権情報を示す図。
【図5】売電権情報の一例を示す図。
【図6】売電権分割時の情報の一例を示す図。
【図7】買電権情報の一例を示す図。
【図8】買電権分割時の情報の一例を示す図。
【図9】時刻別出力契約の1例を示す図。
【図10】権利分割時の時刻別出力の1例を示す図。
【図11】電力売電権,買電権のオープン市場でのオー
クションプロセスの1例を示す図。
【図12】電力売電権,買電権のオープン市場でのオー
クションプロセスの1例を示す図。
【図13】電力売電権のオープン市場でのオークション
プロセスの1例を示す図。
【図14】電力買電権のオープン市場でのオークション
プロセスの1例を示す図。
【図15】本発明の実施の形態の一つである電力売買取
引を実施するためのビジネスモデル形態図を示す。
【図16】買電権の分割例を示す図。
【図17】売電権の分割例を示す図。
【図18】本発明の実施の形態の一つである電力売買取
引を実施するためのビジネスモデル形態図を示す。
【図19】本発明の実施の形態の一つである電力売買取
引を実施するためのビジネスモデル形態図を示す。
【符号の説明】
110…売電権の入力手段、120…買電権の入力手
段、130…売電権と買電権の記載内容照合手段、14
0,170…認知手段、150…売電権分離入力手段、
180…買電権の分離入力手段、500…記憶手段、1
000…ネットワークシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 章 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 山田 昭彦 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 5G066 AA20 HA17 HB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも時期及び電力量の情報を含む売
    電権情報と少なくとも時期及び電力量の情報を含む買電
    権情報とが記憶された記憶手段からの情報によって、売
    電権情報の時期及び電力量の情報と買電権情報の時期及
    び電力量の情報とを照合することを特徴とする電力売買
    管理方法。
  2. 【請求項2】少なくとも時期及び電力量の情報を含む売
    電権情報と少なくとも時期及び電力量の情報を含む買電
    権情報とを記憶する記憶手段と、該記憶手段により記憶
    された情報に基づき売電権情報の時期及び電力量の情報
    と買電権情報の時期及び電力量の情報とを照合する手段
    とを有することを特徴とする電力売買管理システム。
  3. 【請求項3】少なくとも買電者,時期,電力量,価格,
    売電者の情報を含む売電権情報と少なくとも売電者,時
    期,電力量,価格,買電者の情報を含む買電権情報を記
    憶する記憶手段と、該記憶手段に前記売電権情報及び買
    電権情報を入力する入力手段と、前記売電権情報及び買
    電権情報の時期と電力量を照合する照合手段と、該照合
    手段による結果で権利の有効性を認知する認知手段を有
    することを特徴とする電力売買管理システム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電力売買管理システムに
    おいて、 該記憶装置に記憶されている売電権情報を読み出し、2
    つ以上の売電権に分離・入力する手段と、分離された売
    買権情報の時期に対応する電力量の総計と対応する買電
    権情報の時期に対応する電力量とを比較する比較手段
    と、該比較手段による比較結果が一致していることを確
    認した上で2つ以上の売電権として分離発行する手段を
    有することを特徴とする電力売買管理システム。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の電力売買管理システムに
    おいて、 該記憶装置に記憶されている買電権情報を読み出し、2
    つ以上の買電権に分離・入力する手段と、分離された買
    電権情報の時期に対応する電力量の総計と対応する売電
    権情報の時期に対応する電力量とを比較する比較手段
    と、該比較手段による結果が一致していることを確認し
    た上で2つ以上の買電権に分離発行する手段を有するこ
    とを特徴とする電力売買管理システム。
  6. 【請求項6】特定業者により売電権と買電権を発行され
    た権利の内容をコンピュータネットワークシステムに入
    力する手段と入力された権利の内容を記憶する記憶装置
    と該記憶装置に記憶されている該売電権と買電権の内容
    を受け売電権に記載されている売電者の電力量すなわち
    送電量を売電者毎に集計しその集計値が実際の送電量と
    所定の範囲で一致していることを監視する手段と買電権
    に記載されている買電者の電力量すなわち受電量を買電
    者毎に集計しその集計値が実際の受電量と所定の範囲で
    一致していることを監視する手段とで構成されたことを
    特徴とする電力売買管理システム。
  7. 【請求項7】特定業者により売電権と買電権を発行され
    た権利の内容をコンピュータネットワークシステムに入
    力する手段と時時刻刻変化する買電者の電力需要量を契
    約している売電者に配分する手段と配分された売電量と
    買電者が発行した電力デマンドにより、売電者の電力量
    と計測した電力量を比較する手段と買電者の電力デマン
    ドと受電した電力計測値を比較する手段を有することを
    特徴とする電力売買管理システム。
  8. 【請求項8】所有している売電権の内容を入力する手段
    と入力された売電権の内容をコンピュータネットワーク
    上に開示する手段と発電の希望量と希望価格を入力する
    手段と入力された該希望量と希望価格から契約する売電
    者を決め前記売電権の売電者及び電力量,価格を変更す
    る手段を有することを特徴とする電力売買管理システ
    ム。
  9. 【請求項9】所有している買電権の内容を入力する手段
    と入力された買電権の内容をコンピュータネットワーク
    上に開示する手段と電力購入の希望量と希望価格を入力
    する手段と入力された該希望量と希望価格から契約する
    買電者を決め前記買電権の買電者及び電力量,価格を変
    更する手段を有することを特徴とする電力売買管理シス
    テム。
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