JP2007225986A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】広い温度範囲にわたって、黒輝度の上昇を抑えながら安定した高速書込みを行う。
【解決手段】1フィールド期間内に、初期化期間において画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を発生させる全セル初期化サブフィールドと、初期化期間において直前のサブフィールドで維持放電を発生した放電セルで選択的に初期化放電を発生させる選択初期化サブフィールドとを備えるパネルの駆動方法であって、全セル初期化サブフィールドで初期化放電を発生させるための初期化電圧を可変でき、全セル初期化動作を行うサブフィールドの数および初期化電圧の少なくとも一方が異なる少なくとも3種類の駆動モードを切換えてパネルを駆動するように構成し、パネル周辺の温度にもとづきパネルのとりうる最低推定温度および最高推定温度を推定し、最低推定温度および最高推定温度にもとづき駆動モードを選択する。
【選択図】図7

Description

本発明は、壁掛けテレビや大型モニターに用いられるプラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。
前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が前面ガラス基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、背面ガラス基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。
そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には、例えば分圧比で5%のキセノンを含む放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極との対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としてはサブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般的である。
各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有し、初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み動作に必要な壁電荷を各電極上に形成する。初期化動作には、全ての放電セルで初期化放電を発生させる初期化動作(以下、「全セル初期化動作」と略記する)と、維持放電を行った放電セルで初期化放電を発生させる初期化動作(以下、「選択初期化動作」と略記する)とがある。
書込み期間では、表示を行うべき放電セルにおいて選択的に書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に維持パルスを印加し、書込み放電を起こした放電セルで維持放電を発生させ、対応する放電セルの蛍光体層を発光させることにより画像表示を行う。
また、サブフィールド法の中でも、緩やかに変化する電圧波形を用いて初期化放電を行い、さらに維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行うことで、階調表示に関係しない発光を極力減らしコントラスト比を向上させた新規な駆動方法が開示されている。
具体的には、例えば複数のサブフィールドのうち、1つのサブフィールドの初期化期間において全ての放電セルを放電させる全セル初期化動作を行い、他のサブフィールドの初期化期間においては維持放電を行った放電セルのみ初期化する選択初期化動作を行う。その結果、表示に関係のない発光は全セル初期化動作の放電にともなう発光のみとなりコントラストの高い画像表示が可能となる(例えば、特許文献1参照)。
このように駆動することによって、画像の表示に関係のない発光に依存して変化する黒表示領域の輝度(以下、「黒輝度」と略記する)は全セル初期化動作における微弱発光だけとなり、コントラストの高い画像表示が可能となる。
一方、パネルの高精細度化や大画面化にともなって放電セル数が増加し、また、動画擬似輪郭の改善等、画像表示品質を向上させるためにサブフィールド数を増加させる等、今後ますます書込み動作の高速化が要求されている。
ところで、全ての放電セルを初期化させる全セル初期化動作は、上述したように書込み動作に必要な壁電荷を形成するとともに、放電遅れを小さくし、書込み放電を安定して発生させるためのプライミングを発生させるという働きをも併せ持っている。したがって、高速書込み動作のためにはプライミングを増やすという方法が有効である。しかし、単純に1フィールド期間内の全セル初期化動作を行うサブフィールドの数(以下、「全セル初期化回数」と記す)を増やすと、黒輝度が上がってコントラストが低下し、画像表示品質が低下する。
そこで、表示すべき画像信号の平均画像レベル(APL:Average Picture Level)にもとづいて、各サブフィールドの初期化期間における初期化動作を、全セル初期化動作または選択初期化動作のいずれかに決定して全セル初期化回数を増減させ、黒輝度の上昇を抑えながら安定した高速書込みが可能なパネルの駆動方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−242224号公報 特開2005−215132号公報
しかしながら、全セル初期化動作により形成される壁電荷やプライミングは放電開始電圧等の放電特性に大きく左右され、放電特性はパネルの温度に依存して変化するため、上述した駆動方法を用いても、黒輝度の上昇を抑えながら安定した高速書込みが可能なパネル駆動を行うことができる温度範囲がある程度制限されるという問題点があった。
本発明はこれらの課題を解決するために行われたもので、広い温度範囲にわたって、黒輝度の上昇を抑えながら安定した高速書込みが可能なパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明は、1フィールド期間内に、初期化期間において画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を発生させる全セル初期化サブフィールドと、初期化期間において直前のサブフィールドで維持放電を発生した放電セルで選択的に初期化放電を発生させる選択初期化サブフィールドとを備えるパネルの駆動方法であって、全セル初期化サブフィールドで初期化放電を発生させるための初期化電圧を可変でき、全セル初期化サブフィールドの数および初期化電圧の少なくとも一方が異なる少なくとも3種類の駆動モードを切換えてパネルを駆動するように構成し、パネル周辺の温度にもとづきパネルのとりうる最低推定温度および最高推定温度を推定し、最低推定温度および最高推定温度にもとづき駆動モードを選択することを特徴とする。この方法により、広い温度範囲にわたって、黒輝度の上昇を抑えながら安定した高速書込みが可能なパネルの駆動方法を提供することができる。
また本発明のパネルの駆動方法は、最低推定温度があらかじめ定めた低温しきい値未満の場合に選択する低温駆動モードと、最高推定温度があらかじめ定めた高温しきい値以上の場合に選択する高温駆動モードと、最低推定温度が低温しきい値以上であってかつ最高推定温度が高温しきい値未満の場合に選択する常温駆動モードとを少なくとも備え、高温駆動モードにおける全セル初期化サブフィールドの数を常温駆動モードにおける全セル初期化サブフィールドの数よりも多く設定し、低温駆動モードにおける初期化電圧を常温駆動モードにおける初期化電圧よりも高い電圧値に設定することが望ましい。
また本発明のパネルの駆動方法は、画像信号の1フィールド期間または1フレーム期間における平均輝度を検出するAPL検出部を備え、APL検出部が検出した平均輝度にもとづき全セル初期化サブフィールドの数を変化させるように構成してもよい。
また本発明のプラズマディスプレイ装置は、走査電極および維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたパネルと、温度センサを有し温度センサが検出した温度にもとづきパネルのとりうる最低推定温度および最高推定温度を推定する温度推定回路と、パネルを駆動する駆動回路とを備え、1フィールドを、放電セルで初期化放電を発生させる初期化期間と、放電セルで書込み放電を発生させる書込み期間と、書込み放電を発生させた放電セルで維持放電を発生させる維持期間とを有する複数のサブフィールドで構成し、1フィールド期間内に、初期化期間において画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を発生させる全セル初期化サブフィールドと、初期化期間において直前のサブフィールドで維持放電を発生した放電セルで選択的に初期化放電を発生させる選択初期化サブフィールドとを備え、駆動回路は、全セル初期化サブフィールドの数を増減できるとともに、全セル初期化サブフィールドで初期化放電を発生させるための初期化電圧を可変でき、全セル初期化サブフィールドの数および初期化電圧の少なくとも一方が異なる少なくとも3種類の駆動モードを切換えてパネルを駆動するように構成し、かつ、温度推定回路が推定した最低推定温度および最高推定温度にもとづき駆動モードを選択することを特徴とする。
本発明によれば、広い温度範囲にわたって、黒輝度の上昇を抑えながら安定した高速書込みが可能なパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の(実施の形態1)におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対28が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層24が形成され、その誘電体層24上に保護層25が形成されている。背面板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これら前面板21と背面板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対28とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、例えばネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。本実施の形態においては、輝度向上のためにキセノン分圧を10%とした放電ガスが用いられている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対28とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネルの構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2は、本発明の(実施の形態1)におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUi(i=1〜n)と1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。
図3は、本発明の(実施の形態1)におけるパネルを駆動するための駆動回路の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置1は、パネル10、画像信号処理回路51、データ電極駆動回路52、走査電極駆動回路53、維持電極駆動回路54、タイミング発生回路55、APL検出回路57、温度推定回路58および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路51は、入力された画像信号sigをサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。データ電極駆動回路52はサブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜Dmに対応する信号に変換し各データ電極D1〜Dmを駆動する。
APL検出回路57は画像信号sigの平均輝度レベル(以下、「APL」と略記する)を検出する。具体的には、例えば画像信号の輝度値を1フィールド期間または1フレーム期間にわたって累積する等の一般に知られた手法を用いることによってAPLを検出する。
温度推定回路58は、温度を検出するために用いられる熱電対等の一般に知られた素子からなる温度センサ81を有し、温度センサ81で検出されたパネル10周辺の温度、本実施の形態では筐体内部の温度からパネル10のとりうる最高温度および最低温度の推定値(以下、単に「最高推定温度」、「最低推定温度」と表記する)を算出し、その結果をタイミング発生回路55に出力する。
タイミング発生回路55は、水平同期信号H、垂直同期信号V、APL検出回路57が検出したAPLおよび温度推定回路58が推定した最高推定温度および最低推定温度をもとにして各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。走査電極駆動回路53は、初期化期間において走査電極SC1〜SCnに印加する初期化電圧波形を発生するための初期化波形発生回路300を有し、タイミング信号にもとづいて各走査電極SC1〜SCnをそれぞれ駆動する。維持電極駆動回路54は、タイミング信号にもとづいて維持電極SU1〜SUnを駆動する。
図4は、本発明の(実施の形態1)におけるプラズマディスプレイ装置の温度センサの取り付け位置を示す図であり、図4(a)はプラズマディスプレイ装置の背面図、図4(b)はプラズマディスプレイ装置の断面図を拡大した図である。パネル10の背面には熱伝導シート86が密着して設けられ、さらに熱伝導シート86に密着してアルミシャーシ87が設けられている。そして、アルミシャーシ87には各駆動回路を備えた回路基板89がボス材88を介して取り付けられており、回路基板89の表面に温度センサ81が取り付けられている。したがって、パネル10と温度センサ81とは空気層を挟んで隔てられており、温度センサ81はパネル10と直接に接触しない位置に配置され、パネル10と直接には熱的に結合しない構成となっている。
このように、本実施の形態では、温度センサ81は、パネル10と熱伝導シート86とアルミシャーシ87とのいずれとも直接に接触しない位置に設けられている。そして、パネル10と温度センサ81との間にボス材88によって形成された空気層を挟むことで、パネル10に温度センサ81が直に接触しないようにし、温度センサ81がパネル10の局所的な熱を検出しないようにしている。なお、温度センサ81は、パネル10と直接には熱的に結合しない構成であれば他の位置に取り付けてあってもよい。
次に、パネル10を駆動するための駆動電圧波形とその動作について説明する。プラズマディスプレイ装置1は、サブフィールド法、すなわち1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に各放電セルの発光・非発光を制御することによって階調表示を行う。それぞれのサブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。
初期化期間では初期化放電を発生し、続く書込み放電に必要な壁電荷を各電極上に形成する。このときの初期化動作には、全ての放電セルで初期化放電を発生させる全セル初期化動作と、維持放電を行った放電セルで初期化放電を発生させる選択初期化動作とがある。
書込み期間では、発光させるべき放電セルで選択的に書込み放電を発生し壁電荷を形成する。そして維持期間では、輝度重みに比例した数の維持パルスを表示電極対に交互に印加して、書込み放電を発生した放電セルで維持放電を発生させて発光させる。このときの比例定数を輝度倍率と呼ぶ。なお、サブフィールド構成の詳細については後述することとし、ここではサブフィールドにおける駆動電圧波形とその動作について説明する。
図5は、本発明の(実施の形態1)におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形図である。図5には、全セル初期化動作を行うサブフィールドと選択初期化動作を行うサブフィールドとを示している。
まず、全セル初期化動作を行うサブフィールドについて説明する。
初期化期間前半部では、データ電極D1〜Dm、維持電極SU1〜SUnにそれぞれ0(V)を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を印加する(以下、初期化期間の前半部において走査電極SC1〜SCnに印加する、緩やかに上昇する電圧の最大値を「初期化電圧Vr」として引用する)。
この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上部に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜Dm上部および維持電極SU1〜SUn上部には正の壁電圧が蓄積される。ここで、電極上部の壁電圧とは電極を覆う誘電体層上、保護層上、蛍光体層上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
このときの初期化放電では、続く初期化期間の後半部において壁電圧の最適化を図ることを見越して、過剰に壁電圧を蓄えておく。こうして蓄えられる過剰な壁電圧は初期化電圧Vrによって制御することができる。そして詳細は後述するが、初期化電圧Vrの値は常に一定の電圧ではなく、必要に応じて変化させる。
初期化期間後半部では、維持電極SU1〜SUnに正の電圧Ve1を印加し、走査電極SC1〜SCnには、維持電極SU1〜SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧(以下、「ランプ電圧」とも記す)を印加する。この間に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUn、データ電極D1〜Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜SCn上部の負の壁電圧および維持電極SU1〜SUn上部の正の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上部の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により、全ての放電セルに対して初期化放電を行う全セル初期化動作が終了する。
そしてこのときの放電は、初期化期間の前半部において蓄えられた過剰な壁電圧に依存するので、初期化電圧Vrが低く初期化期間前半部の初期化放電が弱いと、初期化期間後半部の初期化放電も弱くなる。逆に初期化電圧Vrが高いと、両方の初期化放電が強くなる。
続く書込み期間では、維持電極SU1〜SUnに電圧Ve2を、走査電極SC1〜SCnに電圧Vcを印加する。
次に、1行目の走査電極SC1に負の走査パルス電圧Vaを印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。このときデータ電極Dk上と走査電極SC1上との交差部の電圧差は、外部印加電圧の差(Vd−Va)にデータ電極Dk上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧の差とが加算されたものとなり放電開始電圧を超える。そして、データ電極Dkと走査電極SC1との間および維持電極SU1と走査電極SC1との間に書込み放電が起こり、走査電極SC1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SU1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルス電圧Vdを印加しなかったデータ電極D1〜Dmと走査電極SC1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作を走査電極SCnのn行目の放電セルに至るまで行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、まず走査電極SC1〜SCnに正の維持パルス電圧Vsを印加するとともに維持電極SU1〜SUnに0(V)を印加する。すると書込み放電を起こした放電セルでは、走査電極SCi上と維持電極SUi上との電圧差が維持パルス電圧Vsに走査電極SCi上の壁電圧と維持電極SUi上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。
そして、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層35が発光する。そして走査電極SCi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUi上に正の壁電圧が蓄積される。さらにデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保たれる。
続いて、走査電極SC1〜SCnには0(V)を、維持電極SU1〜SUnには維持パルス電圧Vsをそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUi上と走査電極SCi上との電圧差が放電開始電圧を超えるので再び維持電極SUiと走査電極SCiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCi上に正の壁電圧が蓄積される。以降同様に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に輝度重みに輝度倍率を乗じた数の維持パルスを印加し、表示電極対の電極間に電位差を与えることにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。
そして、維持期間の最後には走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとの間にいわゆる細幅パルス状の電圧差を与えて、データ電極Dk上の正の壁電圧を残したまま、走査電極SCiおよび維持電極SUi上の壁電圧を消去している。
次に、選択初期化動作を行うサブフィールドの動作について説明する。
選択初期化動作を行う初期化期間では、維持電極SU1〜SUnに電圧Ve1を、データ電極D1〜Dmに0(V)をそれぞれ印加し、走査電極SC1〜SCnに電圧Vi3’から電圧Vi4に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。
すると前のサブフィールドの維持期間で維持放電を起こした放電セルでは微弱な初期化放電が発生し、走査電極SCi上および維持電極SUi上の壁電圧が弱められる。またデータ電極Dkに対しては、直前の維持放電によってデータ電極Dk上に十分な正の壁電圧が蓄積されているので、この壁電圧の過剰な部分が放電され、書込み動作に適した壁電圧に調整される。
一方、前のサブフィールドで維持放電を起こさなかった放電セルについては放電することはなく、前のサブフィールドの初期化期間終了時における壁電荷がそのまま保たれる。このように選択初期化動作は、直前のサブフィールドの維持期間で維持動作を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行う動作である。
続く書込み期間の動作は全セル初期化動作を行うサブフィールドの書込み期間の動作と同様であるため説明を省略する。続く維持期間の動作も維持パルスの数を除いて同様である。
次に、本実施の形態におけるパネルの駆動方法のサブフィールド構成について説明をする。本実施の形態においては、1フィールドを10のサブフィールド(第1SF、第2SF、・・・、第10SF)に分割し、各サブフィールドはそれぞれ(1、2、3、6、11、18、30、44、60、80)の輝度重みを持つと仮定して説明するが、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重みが上記の値に限定されるものではない。
なお、本実施の形態においては、画像信号のAPLにもとづき、上述のサブフィールド数および輝度重み以外のサブフィールド構成を切換えるとともに、温度センサの検出した筐体内部の温度にもとづきさらにサブフィールド構成を切換えている。以下、温度にもとづくサブフィールド構成を「駆動モード」と略記する。
まず、APLとサブフィールド構成との関係を説明する。図6は、本発明の(実施の形態1)におけるサブフィールド構成を示す図であり、サブフィールドのそれぞれは、初期化期間に全セル初期化動作を行うサブフィールド(以下、「全セル初期化サブフィールド」と略記する)か、初期化期間に選択初期化動作を行うサブフィールド(以下、「選択初期化サブフィールド」と略記する)かのどちらかである。なお、図6、図7は、パネルの駆動波形の1フィールドの概略を示すもので、各サブフィールドの各々の期間における波形の詳細は図5に示すとおりである。
本実施の形態においては表示すべき画像信号のAPLにもとづいてサブフィールド構成を切換えている。図6(a)は、APLが6%未満の画像信号時に使用する構成であり、第1SFのみ全セル初期化サブフィールドであり、第2SF〜第10SFは選択初期化サブフィールドである。図6(b)は、APLが6%以上の画像信号時に使用する構成であり、第1SFおよび第4SFは全セル初期化サブフィールド、第2SF、第3SFと第5SF〜第10SFは選択初期化サブフィールドとなっている。すなわち、APLがしきい値6%未満の場合は全セル初期化回数は1回、しきい値6%以上の場合には全セル初期化回数が2回のサブフィールド構成となっている。以下の(表1)に上述のサブフィールド構成とAPLとの関係を示した。
Figure 2007225986
上記は、通常用いられる駆動モード(以下、「常温駆動モード」と表記する)であるが、本実施の形態においては、常温駆動モード以外に、低温駆動モード、高温駆動モードを備えている。
図7は、本発明の(実施の形態1)におけるサブフィールド構成を示す図であり、例として、APLが6%未満の画像信号時に使用する3つの駆動モードに対するサブフィールド構成を示している。
図7(a)は、低温駆動モードの一例である。低温駆動モードは、パネル10の温度が低温であっても安定した画像表示を行うことができる駆動モードであり、例えば、プラズマディスプレイ装置が低温の環境下に設置され、かつ電源が投入された直後等、パネルの温度が上昇する前に用いられる駆動モードである。
本実施の形態における低温駆動モードは、第1SFおよび第4SFでは全セル初期化動作を行い、その他のサブフィールドでは選択初期化動作を行う。そして、このときの初期化電圧Vrは、常温駆動モードと後述する高温駆動モードとのそれぞれの初期化電圧値VrCよりも高い電圧値VrHに設定されている。
図7(b)は上述した常温駆動モードである。常温駆動モードは通常使用する駆動モードである。本実施の形態においては第1SFおよび第4SFで全セル初期化動作を行い、それ以外のサブフィールドでは選択初期化動作を行う。そして、このときの初期化電圧Vrは低温駆動モードの初期化電圧値VrHよりも低い電圧値VrCに設定されている。
次に、図7(c)は高温駆動モードの一例である。高温駆動モードは、パネル10の温度が高温であっても安定した画像表示を行うことができる駆動モードであり、例えば、プラズマディスプレイ装置が温度の高い環境下に設置され、またはパネル10が高温になった場合に用いる駆動モードである。
本実施の形態における高温駆動モードは、第1SF、第4SFおよび第6SFで全セル初期化動作を行い、その他のサブフィールドでは選択初期化動作を行う。このときの初期化電圧Vrは、常温駆動モードと同じく電圧値VrCである。このように高温駆動モードは低温駆動モードと常温駆動モードとに比べて全セル初期化動作の回数が多く設定されている。
次に、低温駆動モード、常温駆動モード、高温駆動モードの3つの駆動モードを切換えて用いる理由について説明する。
パネル10が低温になると、放電開始電圧が上昇する等により全セル初期化動作における初期化放電が不安定になる傾向がある。そして初期化放電が不安定になると発光すべきでない放電セルが発光する等の誤放電現象が発生することがある。そしてこの誤放電は全セル初期化サブフィールドにおける初期化電圧Vrを上げることで低減することができる。
そこで、本実施の形態では、低温駆動モードにおける全セル初期化動作時の初期化電圧Vrを常温駆動モードにおける電圧値VrCよりも高い電圧値VrHに設定し、パネル10が低温であっても安定した全セル初期化動作を行い、安定した画像表示を行っている。
一方パネル10が高温になると、書込み期間において、いずれかの走査電極の放電セルで書込み放電を発生させている間に、選択されていない走査電極の放電セルの壁電荷が奪われ、本来書込み放電を発生させたいときに壁電圧が不足して書込み放電が発生しないという書込み不良が発生することがある。
そこで、本実施の形態では、高温駆動モードにおける全セル初期化動作の回数を増やすことにより、不足している壁電荷を補充して書込み不良の発生を防いでいる。これにより、パネル10が高温になった場合であっても安定した画像表示ができるようになる。
このように、パネル10が高温あるいは低温になると、誤放電や書込み不良等の放電不良が発生する恐れがあり、これら放電不良による表示品質の低下を招く恐れがあるが、本実施の形態においてはこれらの放電不良を低減するために、常温駆動モード、高温駆動モード、低温駆動モードの3つの駆動モードを、タイミング発生回路55で切換えて用いている。
次に、駆動モードを切換える方法について説明する。パネル10の温度は、プラズマディスプレイ装置の置かれている環境温度に影響されるのはもちろんであるが、パネルを駆動する回路が発する熱、パネル自身が発する熱、さらにそれらの熱を左右する画像信号等によって複雑に変動する。そのためパネル全体にわたってパネルの温度を正確に検出することは難しく、刻々と変化する表示画像に影響されることなくパネルの温度を検出するためには、多数の温度センサをパネルの各部に配置する必要があり、現実的ではない。
そこで本実施の形態においては、パネル10の温度を直接に検出するのではなく、パネルの表示画面内に、低温駆動モードによる駆動が必要な領域が発生する可能性があるか、あるいは高温駆動モードによる駆動が必要な領域が発生する可能性があるかを推定し、その結果により駆動モードを切換えて、放電不良を抑えた画像表示を行っている。
図8は、本発明の(実施の形態1)における温度センサ81が検出した筐体内部の温度(以下、「センサ温度」と略記する)θsとパネル10の温度(以下、「パネル温度」と略記する)θpとの関係を測定した結果を示す図であり、縦軸は温度を、横軸は時間を表す。この測定では、センサ温度θsがパネル10の局所的な温度の影響を受けにくくするために、回路基板上に、かつパネル10に密着しないように温度センサ81を配置した。
パネル10のとりうる最低温度を推定するためには、パネル10の温度が最も低く抑えられるような画像、すなわち全セル非発光パタンを表示し、このときパネル10の最も低温になる領域の温度を測定し、センサ温度θsとの差を調べればよい。
図8(a)は、全セル非発光パタンを表示したときのパネル温度θpとセンサ温度θsとを示す図である。プラズマディスプレイ装置の電源投入後、センサ温度θsは緩やかに上昇する。一方、パネル温度θpはさらに緩やかに上昇する。これはパネル10で放電がほとんど発生しないのでパネル10自身の発熱が少ないためである。そして本実施の形態においては、10分〜20分の後、センサ温度θsとパネル温度θpとの差がほぼ一定となり、そのときのパネル温度θpはセンサ温度θsよりも約7℃低いことが分かった。そこで本実施の形態では、低温補正値ΔθLを7℃として、センサ温度θsから低温補正値ΔθLを引いた温度を最低推定温度θLとした。
パネル10のとりうる最高温度を推定するためには、パネル10の温度が最も高くなるような画像、すなわち全セル発光パタンを表示し、このときパネル10の最も高温となる領域の温度を測定し、センサ温度θsとの差を調べればよい。
図8(b)は、全セル発光パタンを表示したときのパネル温度θpとセンサ温度θsとを示す図である。プラズマディスプレイ装置の電源投入後、センサ温度θsは急激に上昇する。一方、パネル温度θpはさらに急激に上昇する。これは駆動回路の消費電力が大きいことに加えて放電によりパネル10自身も発熱するためである。そして本実施の形態においても、10分〜20分の後、センサ温度θsとパネル温度θpとの差がほぼ一定となり、そのときのパネル温度θpはセンサ温度θsよりも約10℃高いことが分かった。そこで本実施の形態では高温補正値ΔθHを10℃として、センサ温度に高温補正値ΔθHを加算した温度を最高推定温度θHとした。
そして本実施の形態においては、最低推定温度θL、最高推定温度θHを
θL(t)=θs(t)−ΔθLo
θH(t)=θs(t)+ΔθHo
として求める。ここで、センサ温度θs、最低推定温度θL、最高推定温度θHが時間tの関数であることを明示するためにそれぞれθs(t)、θL(t)、θH(t)と記した。また、ΔθLo、ΔθHoは低温補正値ΔθL、高温補正値ΔθHであり、本実施の形態においては、それぞれ上記の7℃および10℃ある。
図9は、本発明の(実施の形態1)における最低推定温度θL(t)、最高推定温度θH(t)と低温しきい値ThL、高温しきい値ThHとの関係を示した概略図である。図面に示すように、最低推定温度θL(t)があらかじめ設定されている低温しきい値ThL未満であれば低温駆動モードを用いてパネルを駆動し、最高推定温度θH(t)があらかじめ設定されている高温しきい値ThH以上であれば高温駆動モードを用いてパネルを駆動し、それ以外のときは常温駆動モードでパネルを駆動している。
このように本実施の形態においては、画像のAPLにもとづきサブフィールド構成を切換えるとともに、センサ温度θsにもとづき駆動モードを切換えている、したがって、APLの高い画像表示時には黒表示領域が無いか、わずかの面積であると考えられるので、全セル初期化回数を増やしプライミングを増やすことによって書込み放電の安定化を図っている。逆に、APLの低い画像表示時には黒の画像表示領域が広いと考えられるため全セル初期化回数を減らし、黒輝度を抑えてコントラストの高い画像表示を行っている。
そして、センサ温度θsにもとづいて駆動モードを切換えているので、パネルが低温の場合であっても初期化電圧Vrを高く設定して初期化放電を安定させ、上述したAPLによるサブフィールド構成の切換えを可能としている。またパネルが高温であっても全セル初期化回数を増やし書込み不良の発生を防ぐことで、APLによるサブフィールド構成の切換えを可能としている。
次に、全セル初期化動作における初期化電圧Vrを制御する方法について説明する。初期化電圧Vrを変化させるには、例えば、図5の走査電極SC1の電圧Vi1を増加すること、または電圧Vi1から電圧Vi2の上昇傾斜を急にして電圧Vi2を大きくすること等、様々な方法が考えられる。以下に、その一例を図面を用いて説明する。
図10は、本発明の(実施の形態1)における走査電極駆動回路53の回路図である。走査電極駆動回路53は、維持パルスを発生させる維持パルス発生回路100、初期化波形を発生させる初期化波形発生回路300、走査パルスを発生させる走査パルス発生回路400を備えている。
維持パルス発生回路100は、走査電極22を駆動するときの電力を回収して再利用するための電力回収回路110と、走査電極22を電圧Vsにクランプするためのスイッチング素子SW1と、走査電極22を0(V)にクランプするためのスイッチング素子SW2とを有する。また、走査パルス発生回路400は、書込み期間において走査パルスを走査電極22に順次印加する。なお、走査パルス発生回路400は、初期化期間および維持期間では維持パルス発生回路100または初期化波形発生回路300の電圧波形をそのまま出力する。
初期化波形発生回路300は、ミラー積分回路310、320を備え、上述した初期化波形を発生させるとともに、全セル初期化動作における初期化電圧Vrの制御を行う。ミラー積分回路310は、FET1とコンデンサC1と抵抗R1とを有し、所定の初期化電圧Vrまでランプ状に緩やかに上昇する傾斜波形電圧を発生し、ミラー積分回路320は、FET2とコンデンサC2と抵抗R2とを有し、電圧Vi4までランプ状に緩やかに低下する傾斜波形電圧を発生する。なお、図10には、ミラー積分回路310、320のそれぞれの入力端子を端子IN1、端子IN2として示している。
なお、本実施の形態では、初期化波形発生回路300として実用的であり比較的構成が簡単なFETを用いたミラー積分回路を採用しているが、何らこの構成に限定されるものではなく、初期化電圧Vrを制御しつつ傾斜波形電圧を発生することができる回路であればどのような回路であってもよい。
次に、初期化波形発生回路300の動作について説明する。図11は、本発明の(実施の形態1)における全セル初期化期間における走査電極駆動回路53の動作を説明するためのタイミングチャートである。なお、ここでは、全セル初期化動作を行う駆動電圧波形をT1〜T4で示した4つの期間に分割し、それぞれの期間について説明する。
また、電圧Vi1、電圧Vi3、電圧Vi3’は全て電圧Vsに等しいものとして説明する。なお、以下の説明においてスイッチング素子を導通させる動作をオン、遮断させる動作をオフと表記する。
(期間T1)
まず、維持パルス発生回路100のスイッチング素子SW1をオンにする。するとスイッチング素子SW1を介して走査電極22に電圧Vsが印加される。そして、その後スイッチング素子SW1をオフにする。
(期間T2)
次に、ミラー積分回路310の入力端子IN1を「ハイレベル」にする。具体的には入力端子IN1に、例えば電圧15(V)を印加する。すると、抵抗R1からコンデンサC1に向かって一定の電流が流れ、FET1のソース電圧がランプ状に上昇し、走査電極駆動回路53の出力電圧もランプ状に上昇し始める。そしてこの電圧上昇は、入力端子IN1が「ハイレベル」の間継続する。
この出力電圧が必要な初期化電圧Vrまで上昇したら、その後、入力端子IN1を「ローレベル」にする。
このようにして、放電開始電圧以下となる電圧Vs(本実施の形態では、電圧Vi1、電圧Vi3、電圧Vi3’と等しい)から、放電開始電圧を超える初期化電圧Vr(本実施の形態では、電圧Vi2と等しい)に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を走査電極22に印加する。
このとき、入力端子IN1を「ハイレベル」にする時間trを長くすると初期化電圧Vrを高くすることができ、時間trを短くすると初期化電圧Vrを低くすることができる。
(期間T3)
次に、維持パルス発生回路100のスイッチング素子SW1をオンにする。すると走査電極22の電圧が電圧Vsまで低下する。そしてその後スイッチング素子SW1をオフにする。
(期間T4)
次に、ミラー積分回路320の入力端子IN2を「ハイレベル」にする。具体的には入力端子IN2に、例えば電圧15(V)を印加する。すると、抵抗R2からコンデンサC2に向かって一定の電流が流れ、FET2のドレイン電圧がランプ状に下降し、走査電極駆動回路53の出力電圧もランプ状に下降し始める。そして、出力電圧が負の電圧Vi4に至った後、入力端子IN2を「ローレベル」とする。
以上のようにして、走査電極22に対して、放電開始電圧以下となる電圧Vi1から放電開始電圧を超える初期化電圧Vrに向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加し、その後、電圧Vi3から電圧Vi4に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。
図11において、初期化電圧VrHを印加するには、図10の走査電極駆動回路53の入力端子IN1を「ハイレベル」にする時間trを長くし、初期化電圧VrCを印加するには、時間trを短くすることで実現することができる。
(実施の形態2)
次に、パネルの累積使用時間が長くなるにつれて放電特性が変化する影響を考慮して、プラズマディスプレイ装置の使用初期から累積使用時間によらずに上述した制御を最適な条件で行うことができる実施の形態について説明する。
本実施の形態におけるパネルの構造、駆動電圧波形の概要等は(実施の形態1)と同様である。本実施の形態が(実施の形態1)と異なる点は、プラズマディスプレイ装置に電源が投入された時間の合計(以下、「通電累積時間」と略記する)を計測する累積時間計測回路を備え、画像信号のAPLおよびセンサ温度θsとともにパネルの通電累積時間にもとづいて全セル初期化回数および初期化電圧を制御している点である。
図12は、本発明の(実施の形態2)におけるプラズマディスプレイ装置1の回路ブロック図である。累積時間計測回路83は、単位時間毎に数値が一定量増加する一般に知られた積算機能を有し、通電累積時間を計測してタイミング発生回路55に出力する。
タイミング発生回路55は、温度推定回路58から出力される最低推定温度θL(t)、最高推定温度θH(t)にもとづき駆動モードを決定し、その駆動モードで画像信号のAPLにもとづきサブフィールド構成を切換えるとともに、通電累積時間が長くなるにつれて初期化電圧Vrが高くなるように制御している。そして、パネル10を駆動するための各種のタイミング信号を生成し、それぞれの回路ブロックへ出力する。
その他の回路ブロックについては(実施の形態1)と同様である。
次に、通電累積時間と初期化電圧Vrとの関係について説明する。図13は、本発明の(実施の形態2)におけるパネルの通電累積時間と放電開始電圧との関係を示した模式図であり、パネルの通電累積時間が大きくなるにつれて放電開始電圧は徐々に高くなる傾向があることを示している。このように放電特性が経時変化するため、通電累積時間の短いパネルの放電開始電圧を基準にして初期化電圧Vrを設定すると、通電累積時間が長くなるにつれて放電開始電圧が上昇し、放電開始電圧に対して初期化電圧Vrが相対的に低くなるので初期化放電も弱くなり、十分な壁電圧が形成できなくなる、あるいはプライミングが不足する等、初期化放電が不十分になる恐れがある。逆に、放電特性の経時変化を見越して初期化電圧Vrをあらかじめ高めに設定してしまうと、通電累積時間の短いパネルでは初期化放電が必要以上に強くなってしまい、画像の表示に関係のない発光が強くなって黒輝度が上昇しコントラストを低下させる恐れがある。
しかしながら、本実施の形態においては、累積時間計測回路83を備え、通電累積時間を計測し、通電累積時間が長くなるにつれて初期化電圧Vrが高くなるように制御している。そのため、プラズマディスプレイ装置の製造初期から通電累積時間によらず、初期化放電を不安定にさせることなく、かつコントラストの高い画像を表示することができる。
通電累積時間にもとづき初期化電圧Vrを制御する方法としては、通電累積時間の増加にともない連続的に初期化電圧Vrも連続的に増加させる等、様々な方法があるが、本実施の形態においては、複数の累積時間しきい値を設け、累積時間計測回路83から出力される通電累積時間と累積時間しきい値とを比較し、通電累積時間が累積時間しきい値を超える毎に初期化電圧Vrを増加させている。図14は、本発明の(実施の形態2)における初期化電圧の制御方法を示す図であり、図14(a)は通電累積時間と初期化電圧Vrとの関係を示し、図14(b)は通電累積時間とコントラスト比との関係を示している。このように、本実施の形態においては、650時間、850時間、1000時間の3つの累積時間しきい値を設け、通電累積時間が650時間を超えると初期化電圧Vrを5(V)増加させる。この初期化電圧の増加は、常温駆動モードはもちろん、低温駆動モード、高温駆動モードについても行い、またAPLの値にかかわらず行う。そして、通電累積時間が850時間を超えると初期化電圧Vrをさらに5(V)増加させる。そして、通電累積時間が1000時間を超えると初期化電圧Vrをさらに5(V)増加させる。
このように本実施の形態においては、通電累積時間の増加にともなう放電開始電圧の増加にしたがって初期化電圧Vrも増加させるので、通電累積時間にかかわらずコントラストが高く安定して画像表示が可能となっている。
なお、本実施の形態では低温駆動モード、常温駆動モード、高温駆動モードの全ての駆動モードにおいて、累積時間しきい値を一律に設定し、初期化電圧Vrも一律に上昇させるものとして説明したが、本発明は何らこの構成に限定するものではない。例えば駆動モードのそれぞれに対して個別に累積時間しきい値を設定してもよく、また、駆動モードのそれぞれに対して個別の電圧幅で初期化電圧Vrを上昇させてもよい。
また、初期化電圧Vrが高ければ経時変化による放電開始電圧の上昇の影響を受けにくいと考えられるので、初期化電圧Vrが高いほど初期化電圧の上げ幅を小さくするような構成としてもかまわない。
また、本実施の形態においては、通電累積時間と累積時間しきい値とを比較して初期化電圧Vrを増加させる動作はプラズマディスプレイ装置の電源投入時に行い、画像表示中に通電累積時間が累積時間しきい値を超えても初期化電圧Vrを増加させない構成としている。これは、画像表示中に黒輝度が変化するのを避けるためである。しかし、黒輝度の変化があまり大きくない程度に徐々に初期化電圧Vrを上げるのであれば、通電累積時間が累積時間しきい値以上になった時点で初期化電圧Vrを高くしてもよい。
なお、本発明の(実施の形態1)、(実施の形態2)において、全セル初期化回数を増減させる際にヒステリシス特性を持たせると、黒輝度の頻繁な変動を抑制できるのでさらに画像表示品質を向上させることができる。
まず駆動モードを切換える際にヒステリシス特性を持たせる方法について説明する。図15は、本発明の実施の形態における最高推定温度θHと高温しきい値ThHとの関係の一例を示す図である。1フィールド期間内に、常温駆動モードでは全セル初期化回数が2回、高温駆動モードでは全セル初期化回数が3回あるので、図15(a)に示すように最高推定温度θHが高温しきい値ThHを挟んで頻繁に変動すると全セル初期化回数も頻繁に変動し黒輝度の変化が目立ちやすくなる。そこで本実施の形態においては、図15(b)に示すように、2つの高温しきい値ThH1、ThH2を設け、常温駆動モードから高温駆動モードへ切換えるときの高温しきい値ThH1を、高温駆動モードから常温駆動モードへ切換える高温しきい値ThH2よりも高く設定してヒステリシス特性を持たせることで、駆動モードの頻繁な切換えを防いでいる。低温しきい値についても同様に、ヒステリシス特性を持たせることも可能である。
APLにもとづいて全セル初期化回数を増減させる際にも同様の考え方でヒステリシス特性を持たせることができる。図16は、本発明の実施の形態におけるAPLと全セル初期化回数との関係の一例を示す図である。1フィールド期間内に、APLが6%以上の場合には全セル初期化回数が2回、6%未満の場合には全セル初期化回数が1回あるので、図16(a)に示すようにAPLが6%を挟んで頻繁に変動すると全セル初期化回数も頻繁に変動する。そこで、図16(b)に示すように、APLに対して2つのしきい値、例えば5%と7%とを設け、全セル初期化回数が1回から2回に増加させるときのしきい値を7%、全セル初期化回数が2回から1回に減少させるときのしきい値を5%と設定することでヒステリシス特性を持たせることができる。
このように、全セル初期化回数を変更するときにヒステリシス特性を持たせることにより、全セル初期化回数が頻繁に変化しなくなり、黒輝度が頻繁に変動することを防ぐことができる。
なお、(実施の形態1)においては、センサ温度θsだけでなく画像信号のAPLにももとづいて全セル初期化回数および初期化電圧を制御する方法について説明したが、(実施の形態1)はセンサ温度θsにもとづく制御が主眼であるので、画像信号のAPLにもとづく制御を省略してもよい。
また、本発明の実施の形態では、放電ガスのキセノン分圧を10%としたが、他のキセノン分圧であってもそのパネルに応じた駆動電圧に設定すればよい。
さらに、本発明の実施の形態において用いた具体的な各数値は、単に一例を挙げたに過ぎず、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
本発明は、広い温度範囲にわたって、黒輝度の上昇を抑えながら安定した高速書込みが可能とできるので、壁掛けテレビや大型モニターに用いられるパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置として有用である。
本発明の(実施の形態1)におけるパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの電極配列図 同パネルを駆動するための駆動回路の回路ブロック図 本発明の(実施の形態1)におけるプラズマディスプレイ装置の温度センサの取り付け位置を示す図 同パネルの各電極に印加する駆動電圧波形図 本発明の(実施の形態1)におけるサブフィールド構成を示す図 本発明の(実施の形態1)におけるサブフィールド構成を示す図 本発明の(実施の形態1)における温度センサが検出した筐体内部の温度とパネルの温度との関係を測定した結果を示す図 本発明の(実施の形態1)における最低推定温度、最高推定温度と低温しきい値、高温しきい値との関係を示した概略図 本発明の(実施の形態1)における走査電極駆動回路の回路図 本発明の(実施の形態1)における全セル初期化期間における走査電極駆動回路の動作を説明するためのタイミングチャート 本発明の(実施の形態2)におけるプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 本発明の(実施の形態2)におけるパネルの通電累積時間と放電開始電圧との関係を示した模式図 本発明の(実施の形態2)における初期化電圧の制御方法を示す図 本発明の実施の形態における最高推定温度と高温しきい値との関係の一例を示す図 本発明の実施の形態におけるAPLと全セル初期化回数との関係の一例を示す図
符号の説明
1 プラズマディスプレイ装置
10 パネル
21 (ガラス製の)前面板
22 走査電極
23 維持電極
24,33 誘電体層
25 保護層
28 表示電極対
31 背面板
32 データ電極
34 隔壁
35 蛍光体層
51 画像信号処理回路
52 データ電極駆動回路
53 走査電極駆動回路
54 維持電極駆動回路
55 タイミング発生回路
57 APL検出回路
58 温度推定回路
81 温度センサ
83 累積時間計測回路
86 熱伝導シート
87 アルミシャーシ
88 ボス材
89 回路基板
100 維持パルス発生回路
110 電力回収回路
300 初期化波形発生回路
310,320 ミラー積分回路
400 走査パルス発生回路

Claims (4)

  1. 1フィールド期間内に、初期化期間において画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を発生させる全セル初期化サブフィールドと、初期化期間において直前のサブフィールドで維持放電を発生した放電セルで選択的に初期化放電を発生させる選択初期化サブフィールドとを備えるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    前記全セル初期化サブフィールドで初期化放電を発生させるための初期化電圧を可変でき、前記全セル初期化サブフィールドの数および前記初期化電圧の少なくとも一方が異なる少なくとも3種類の駆動モードを切換えて前記プラズマディスプレイパネルを駆動するように構成し、
    前記プラズマディスプレイパネル周辺の温度にもとづき前記プラズマディスプレイパネルのとりうる最低推定温度および最高推定温度を推定し、前記最低推定温度および前記最高推定温度にもとづき前記駆動モードを選択することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  2. 前記最低推定温度があらかじめ定めた低温しきい値未満の場合に選択する低温駆動モードと、前記最高推定温度があらかじめ定めた高温しきい値以上の場合に選択する高温駆動モードと、前記最低推定温度が前記低温しきい値以上であってかつ前記最高推定温度が前記高温しきい値未満の場合に選択する常温駆動モードとを少なくとも備え、
    前記高温駆動モードにおける前記全セル初期化サブフィールドの数を前記常温駆動モードにおける前記全セル初期化サブフィールドの数よりも多く設定し、前記低温駆動モードにおける前記初期化電圧を前記常温駆動モードにおける前記初期化電圧よりも高い電圧値に設定した
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  3. 画像信号の1フィールド期間または1フレーム期間における平均輝度を検出するAPL検出部を備え、
    前記APL検出部が検出した平均輝度にもとづき前記全セル初期化サブフィールドの数を変化させるように構成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  4. 走査電極および維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、
    温度センサを有し、前記温度センサが検出した温度にもとづき前記プラズマディスプレイパネルのとりうる最低推定温度および最高推定温度を推定する温度推定回路と、
    前記プラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路とを備え、
    1フィールドを、前記放電セルで初期化放電を発生させる初期化期間と、前記放電セルで書込み放電を発生させる書込み期間と、前記書込み放電を発生させた放電セルで維持放電を発生させる維持期間とを有する複数のサブフィールドで構成し、
    1フィールド期間内に、前記初期化期間において画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を発生させる全セル初期化サブフィールドと、前記初期化期間において直前のサブフィールドで維持放電を発生した放電セルで選択的に初期化放電を発生させる選択初期化サブフィールドとを備え、
    前記駆動回路は、前記全セル初期化サブフィールドの数を増減できるとともに、前記全セル初期化サブフィールドで初期化放電を発生させるための初期化電圧を可変でき、前記全セル初期化サブフィールドの数および前記初期化電圧の少なくとも一方が異なる少なくとも3種類の駆動モードを切換えて前記プラズマディスプレイパネルを駆動するように構成し、
    かつ、前記温度推定回路が推定した前記最低推定温度および前記最高推定温度にもとづき前記駆動モードを選択することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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