JP2007225691A - Oaローラの製造方法 - Google Patents

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卓郎 杉本
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Abstract

【課題】第2のキャップ7をスムーズに芯金他端に嵌合させることが可能なOAローラの製造方法を提供することにある。
【解決手段】少なくとも1つの磁力発生手段6を金型21の外周上に、かつ前記芯金1の他端から該金型21の軸方向の所定距離dの範囲内に配置し、該磁力発生手段6が発する磁力によって芯金1の他端を金型21の中心軸Xから所定距離dの範囲内に配置してから第2のキャップ7を芯金1の他端に嵌合させることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、乾式電子写真装置等の画像形成装置における、帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ、トナー供給ローラ、クリーニングローラおよび給紙ローラなどに供するOAローラの製造方法に関する。
近年、電子写真技術の進歩に伴い、乾式電子写真装置等の画像形成装置には、帯電用、現像用、転写用、トナー供給用、クリーニング用および給紙などの用途として、高分子材による部品が注目され、具体的には、帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ、トナー供給ローラ、クリーニングローラおよび給紙ローラなどの弾性を有するOAローラの形態で用いられている。
上記OAローラは、通常は、芯金と、その周囲に形成された弾性層よりなる。このようなOAローラは、一般的には両端が開口した円筒状の金型を用いて以下のようにして製造される。すなわち、芯金の一端に第1のキャップの中心穴を嵌合させ、当該第1のキャップに嵌合された芯金を、円筒状の金型内へ挿入して該第1のキャップによって該金型の一方の開口部を閉塞し、該芯金の他端に第2のキャップの中心穴を嵌合させると共に該第2のキャップによって該金型の他方の開口部を閉塞して、該芯金を金型の中心軸上に保持した後、前記第1のキャップと前記第2のキャップとの間に前記弾性層の材料を注入し、前記芯金の周囲に該弾性層を形成する。
しかしながら、上記のようにしてOAローラを製造する場合、第1のキャップに嵌合された芯金の他端に第2のキャップを嵌合させる際に、当該芯金の他端の位置がふらつき、第2のキャップをスムーズに該芯金他端に嵌合させることができず、場合によっては第2のキャップが損傷して、製造されたOAローラの形状不良が生じる恐れがあった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決し、従来よりも、第2のキャップをスムーズに芯金他端に嵌合させることが可能なOAローラの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討を行った結果、少なくとも1つの磁力発生手段を前記金型の外周上に、かつ前記芯金の他端から軸方向の所定距離範囲内に配置し、該磁力発生手段が発する磁力によって当該芯金の他端を該金型の中心軸から所定距離範囲内に配置することで、第2のキャップが損傷することなく、当該芯金の他端に第2のキャップの中心穴をスムーズに嵌合させることが可能であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明のOAローラの製造方法は、芯金の周囲に弾性層を有するOAローラを製造するに際し、磁性体からなる芯金の一端に第1のキャップの中心穴を嵌合させ、当該第1のキャップに嵌合された芯金を、両端が開口し、非磁性体からなる円筒状の金型内へ挿入して該第1のキャップによって該金型の一方の開口部を閉塞し、該芯金の他端に第2のキャップの中心穴を嵌合させると共に該第2のキャップによって該金型の他方の開口部を閉塞して、該芯金を金型の中心軸上に保持した後、前記第1のキャップと前記第2のキャップとの間に前記弾性層の材料を注入し、前記芯金の周囲に該弾性層を形成するOAローラの製造方法において、
少なくとも1つの磁力発生手段を前記金型の外周上に、かつ前記芯金の他端から軸方向の所定距離範囲内に配置し、該磁力発生手段が発する磁力によって当該芯金の他端を該金型の中心軸から所定距離範囲内に配置してから第2のキャップを該芯金の他端に嵌合させることを特徴とする。
本発明のOAローラの好適例においては、前記磁力発生手段を複数の同じ磁力を有する永久磁石で構成し、該複数の永久磁石を前記金型の中心軸から同心円上に、かつ該金型の円周方向に等間隔で配置したことを特徴とする。
本発明のOAローラの製造方法によれば、第1のキャップに嵌合された芯金の他端に第2のキャップを嵌合させる際に、第2のキャップをスムーズに芯金他端に嵌合させることが可能となり、第2のキャップの損傷やOAローラの形成不良を防ぐことができるという有利な効果を奏する。
まず、本発明の製造方法によって得られるOAローラの一例について、その長さ方向断面を示す図1を参照しながら説明する。図1において、1は芯金を、2は芯金1の周囲に形成された弾性層を示す。なお、図示例のOAローラ10は、弾性層2の外側に、弾性層2よりも硬度の高い1層以上の表面層(図示せず)を有してもよい。
ここで、芯金1は、その先端を磁力によって所定の位置に配置するために磁性体からなることが肝要である。そのような磁性体としては、鉄、コバルト、ニッケル、及びこれらの金属を少なくとも1種含む合金などが挙げられる。また、芯金1の形状は、中実、中空のいずれであってもよい。
また、弾性層2の材料としては、特に限定されないが、ポリウレタン、ゴム及びこれらの発泡体などOAローラの弾性層に通常使用される材料が挙げられる。なお、製造するOAローラの使用目的に応じて、上記弾性層2の材料に一般に使用されている各種導電性付与剤を添加して、OAローラに導電性を付与してもよい。
次に、本発明の上記OAローラの製造方法について図面を参照しながら説明する。図2から図7は、本発明のOAローラの製造方法を説明するための金型の断面図である。本発明のOAローラの製造方法においては、まず、図2に示すように、芯金1の一端に第1のキャップ5の中心穴を嵌合させる。次いで、図3に示すように、当該第1のキャップ5に嵌合された芯金1を、両端が開口した円筒状の金型21内へ挿入して該第1のキャップ5によって該金型21の一方の開口部を閉塞する。
ここで、上記円筒状金型21の材料は磁力の影響を受けない非磁性体からなることが肝要である。このような非磁性体としては、銅、アルミニウム等の金属、真鍮、ステンレス等の合金、及び樹脂等が挙げられる。
また、図3において、少なくとも1つ、図示例では1つの磁力発生手段6が前記金型21の外周上に、かつ前記芯金1の他端から軸方向の所定距離dの範囲内に配置されている。本発明のOAローラの製造方法においては、該磁力発生手段6から発せられる磁力によって前記芯金1の他端を金型21の中心軸Xから所定距離dの範囲内に配置することが肝要である。ここで、所定距離dの範囲とは、磁力発生手段から発せられる磁力が該芯金1の他端に及んで、該他端を所定の位置に配置することが可能である範囲であって、磁力の強さによって定まるものである。また、所定距離dの範囲とは、第2のキャップ7を損傷することなく、芯金1の他端に第2のキャップ7の中心穴を勘合させることができる範囲であって、芯金の先端形状とキャップの形状によって定まるものである。
なお、磁力発生手段6としては、特に限定されず、永久磁石や電磁石を使用することができる。磁力発生手段6が発する磁力の強さは、特に限定されず、磁力発生手段6の数や金型21及び芯金1の形状にもよるが、4000ガウス程度であればよい。また、図示例では磁力発生手段6は1つ設けられているが、複数設けることができる。磁力発生手段6を複数設ける場合、各磁力発生手段の金型に面する側の磁極は同じであっても異なっていてもよい。また、前記金型21の中心軸Xにより近い位置に芯金1の他端を配置することができるという観点から、図4に示すように、前記磁力発生手段6を複数の、図示例では4個の同じ磁力を有する永久磁石で構成し、該複数の永久磁石を前記金型の中心軸から同心円上に、かつ該金型の円周方向に等間隔で配置するのが好ましい。
上記のように磁力発生手段6が発する磁力によって芯金1の他端を金型21の中心軸Xから所定距離dの範囲内に配置してから、図5に示すように、該他端に第2のキャップ7の中心穴を嵌合させると共に第2のキャップ7によって金型21の他方の開口部を閉塞して、芯金1を金型21の中心軸X上に保持する。ここで、芯金1の他端、金型21及び第2のキャップ7に、図6に示すようなテーパー面を付与するのが好ましい。このようなテーパー面を芯金1の他端と第2のキャップに付与することによって、芯金1の他端が金型21の中心軸X上から多少ずれていても当該テーパー面によって誘導されて第2のキャップ7を損傷することなく芯金1の他端に第2のキャップ7の中心穴を勘合させることができる。
次いで、図5に示す第1のキャップ5と第2のキャップ7との間の弾性層2に対応するキャビティ11に弾性層2の材料を注入し、図7に示すように芯金1の周囲に弾性層2を形成する。ここで、第1のキャップ5と第2のキャップ7にはキャビティ11に通じる穴5a及び7aが設けられ、これらの穴5a及び7aは、材料を注入する金型一方側の第1のキャップ5又は第2のキャップ7のいずれかにおいては材料を注入するための注入口となり、金型他方側の第1のキャップ5又は第2のキャップ7のいずれかにおいては材料注入時にキャビティ11内の空気を排出するための排気口として機能し、図示例では、穴5aが材料の注入口となり、穴7aが排気口となっている。なお、第1のキャップ5及び第2のキャップ7の材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂、及びステンレス、鉄等の金属が挙げられる。
なお、弾性層2の外側に表面層を設ける場合には、シャフト1の周囲に弾性層2が形成されたものを金型21から脱型した後に、表面層となる材料を常法に従って弾性層2の外表面に塗装すればよく、塗装方法としては、ディップ塗装法、スプレー塗装法又はロールコータ塗装法が挙げられる。
以上、本発明のOAローラの製造方法について、例として金型21を横に設置したものを挙げて説明したが、金型21を縦に設置したものについても本発明の製造方法を実施することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明のOAローラの製造方法をより詳細に説明するが、これらの実施例は本発明を制限するものではない。
実施例および比較例のOAローラの製造は以下の方法に従って行った。すなわち、径6mmおよび長さ250mmの鉄製の芯金1の一端に第1のキャップ5の中心穴を勘合させたものを、内径10mmおよび長さ300mmの両端が開口した非磁性体のステンレス鋼製円筒状金型21内へ挿入して第1のキャップ5によって該金型21の一方の開口部を閉塞したものを用意し、実施例1においては、金型21を横置きにして、磁力発生手段6として4000ガウスの1つの永久磁石を金型21上部に配置し、実施例2においては、金型21を縦置きにして、3000ガウスの4つの永久磁石を金型21の中心軸Xから同心円上に、かつ金型21の円周方向に等間隔で配置し、比較例では、磁力発生手段を金型外周上に配置しなかった。各実施例及び比較例において、芯金1の他端への第2のキャップの中心穴の嵌合を100回行い、嵌合の成否を調査した。
Figure 2007225691
表1より、実施例1及び2では、比較例よりも成功率が高かった。
本発明の製造方法によって得られるOAローラの一例を示す断面図である。 本発明の製造方法に用いる芯金とキャップの断面図である。 本発明の製造方法の一例を説明するための金型の軸方向断面図である。 本発明の製造方法の一例を説明するための金型の周方向断面図である。 図3に続く工程を示す金型の断面図である。 本発明の製造方法に用いる芯金、キャップ及び金型の一例の拡大断面図である。 図5に続く工程を示す金型の断面図である。
符号の説明
1 シャフト
2 弾性層
5 第1のキャップ
5a 第1のキャップの穴
6 磁力発生手段
7 第2のキャップ
7a 第2のキャップの穴
10 OAローラ
11 キャビティ
21 金型
X 金型の中心軸

Claims (2)

  1. 芯金の周囲に弾性層を有するOAローラを製造するに際し、磁性体からなる芯金の一端に第1のキャップの中心穴を嵌合させ、当該第1のキャップに嵌合された芯金を、両端が開口した、非磁性体からなる円筒状の金型内へ挿入して該第1のキャップによって該金型の一方の開口部を閉塞し、該芯金の他端に第2のキャップの中心穴を嵌合させると共に該第2のキャップによって該金型の他方の開口部を閉塞し、該芯金を金型の中心軸上に保持した後、前記第1のキャップと前記第2のキャップとの間に前記弾性層の材料を注入し、前記芯金の周囲に該弾性層を形成するOAローラの製造方法において、
    少なくとも1つの磁力発生手段を前記金型の外周上に、かつ前記芯金の他端から該金型の軸方向の所定距離範囲内に配置し、該磁力発生手段が発する磁力によって該芯金の他端を該金型の中心軸から所定距離範囲内に配置してから第2のキャップを該芯金の他端に嵌合させることを特徴とするOAローラの製造方法。
  2. 前記磁力発生手段を複数の同じ磁力を有する永久磁石で構成し、該複数の永久磁石を前記金型の中心軸から同心円上に、かつ該金型の円周方向に等間隔で配置したことを特徴とする請求項1記載のOAローラの製造方法。
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JP2009199008A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Bridgestone Corp 画像形成装置用ローラーの製造方法

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