JP2007224412A - 金属粉末、及びそれを用いた圧粉体並びにその製造方法 - Google Patents

金属粉末、及びそれを用いた圧粉体並びにその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】充填性が高く、圧粉体の高密度化を実現することができる金属粉末、及びそれを用いた圧粉体並びにその製造方法を提供すること。
【解決手段】圧縮成形することによって圧粉体を得るための原料となる金属粉末1は、充填した際に、隣り合う金属粉末1同士が面接触しうる複数の接触可能面11を有している。金属粉末1を圧縮成形してなる圧粉体の製造方法は、金属粉末1を所定の金型内へ投入する投入工程と、金属粉末1を金型内に充填する充填工程と、金属粉末1を圧縮成形して、圧粉体を得る成形工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮成形することによって圧粉体を得るための原料となる金属粉末、及びそれを用いた圧粉体並びにその製造方法に関する。
金属粉末(以下、適宜、単に粉末という)を圧縮成形してなる圧粉体は、例えばギア部品のスプロケット、ポンプ部品のロータ、ベーン等の材料として用いられる。このような圧粉体は、機械的強度等の性能向上を図るために、密度をできるだけ高くすることが行われている。
従来から、圧粉体の密度を高める方法として、特許文献1〜8等が開示されている。
例えば、材料面からのアプローチ方法としては、粉末の形状を異形状にして、粉末の圧縮性を高める方法がある。しかしながら、粉末の圧縮性向上には限界があるため、圧粉体の高密度化を充分に図ることができないおそれがある。
また、粒度の異なるものを混合した粉末を用いて、粉末の充填性を高める方法がある。しかしながら、この場合には、充填した粉末間に形成される隙間を充分に低減することができないおそれがある。また、球状の粉末を用いる方法もあるが、この場合には、粉末の圧縮性が低下するおそれがある。そのため、いずれの方法においても、圧粉体の高密度化を充分に図ることができないおそれがある。
また、成形面からのアプローチ方法としては、高圧力を付与する成形方法がある。しかしながら、この場合には、成形後の圧粉体の品質が低下するおそれがある。また、潤滑剤を用いた成形方法もあるが、成形後の圧粉体内部に潤滑剤が残ってしまうという問題があり、圧粉体の高密度化を充分に図ることができないおそれがある。
すなわち、従来の方法では、圧粉体の高密度化を充分に図ることができない、あるいはさらなる高密度化を実現することが困難であった。
また、上記圧粉体としては、表面を絶縁皮膜で被覆した金属粉末を圧縮成形してなる圧粉磁心がある。このような圧粉磁心は、磁気特性が重視される材料に適用され、例えば電源部品であるノイズフィルタ、リアクトル等の材料として用いられる。近年、圧粉磁心は、これらの用途に加え、その形状の自由度を活かして、モータ用コア、ソレノイドコア等への適用が提案されている。
圧粉磁心の大きな特性として、磁束密度と鉄損が挙げられる。圧粉磁心をモータ用コア等に適用した場合、磁束密度が高いほど高出力が得られ、鉄損が低いほど高効率なモータとなる。磁束密度を高めるためには、圧粉磁心の密度を高めることが重要である。一方、鉄損を低くするためには、交流磁界における渦電流損失を低減すること、さらに成形時における粉末の変形(歪み)によって生じるヒステリシス損失を低減することが重要である。
従来から、渦電流損失を低減する目的で、粉末の表面を絶縁皮膜で被覆し、粉末間の電気的な絶縁性(以下、単に絶縁性という)を確保することが行われている。一方で、高い磁束密度を得ようとすれば、高圧での成形、絶縁皮膜の薄膜化が必要となる。しかしながら、高圧で成形することにより、粉末の変形や摩擦による絶縁皮膜の破損が生じ、絶縁皮膜の薄膜化により、粉末間の絶縁性が著しく低下するおそれがある。そして、渦電流損失やヒステリシス損失の増大を招くという問題が生じる。
そこで、近年、圧粉磁心の高磁束密度と低鉄損とを両立させるための圧粉磁心用の粉末、及びそれを用いた圧粉磁心並びにその製造方法が特許文献9〜16等に開示されている。しかしながら、上記の文献においても、やはり磁束密度または鉄損のどちらか一方が不充分となる。すなわち、従来の方法では、圧粉磁心の高磁束密度と低鉄損とを両立させることは困難であった。
特開平6−2007号公報 特開平10−140207号公報 特開平10−219302号公報 特開平11−100602号公報 特開2001−254102号公報 特開2002−317204号公報 特開2003−171741号公報 特開2004−342937号公報 特開2000−169901号公報 特開2001−155914号公報 特開2003−303711号公報 特開2003−332116号公報 特開2004−14614号公報 特開2004−221549号公報 特開2005−113258号公報 特開2005−213639号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、充填性が高く、圧粉体の高密度化を実現することができる金属粉末、及びそれを用いた圧粉体並びにその製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、圧縮成形することによって圧粉体を得るための原料となる金属粉末であって、
上記金属粉末は、充填した際に、隣り合う該金属粉末同士が面接触しうる複数の接触可能面を有していることを特徴とする金属粉末にある(請求項1)。
本発明の金属粉末は、上記のごとく、充填した際に、隣り合う該金属粉末同士が面接触しうる複数の接触可能面を有している。すなわち、上記金属粉末は、充填した際に、隣り合う該金属粉末と複数の接触可能面において確実に面接触することができる。これにより、充填時に上記金属粉末間に形成される隙間を低減することができ、該金属粉末の充填性を高めることができる。
そして、この充填性の高い上記金属粉末を密に充填し、該金属粉末間の隙間を低減した状態で圧縮成形することによって得られる圧粉体は、成形後に存在する空隙が少なく、高密度を有するものとなる。
また、上記金属粉末は充填性が高いため、圧縮成形する際に、該金属粉末間の隙間を埋めるための高い圧力を付与する必要がない。これにより、従来よりも低圧で圧縮成形を行い、高密度の圧粉体を得ることができる。
このように、本発明によれば、充填性が高く、圧粉体の高密度化を実現することができる金属粉末を提供することができる。
第2の発明は、上記第1の発明の金属粉末を圧縮成形してなる圧粉体を製造する方法であって、
上記金属粉末を所定の金型内へ投入する投入工程と、
上記金属粉末を上記金型内に充填する充填工程と、
上記金属粉末を圧縮成形して、上記圧粉体を得る成形工程とを有することを特徴とする圧粉体の製造方法にある(請求項9)。
本発明の圧粉体の製造方法は、上記第1の発明の金属粉末、すなわち充填性の高い金属粉末を用いる。そのため、上記製造方法によって、上記金型内に上記金属粉末を密に充填し、圧縮成形して得られる圧粉体は、高密度を有するものとなる。
また、上記金属粉末は充填性が高いため、上記成形工程において、上記金属粉末間の隙間を埋めるための高い圧力を付与する必要がない。これにより、従来よりも低圧で圧縮成形を行い、高密度の圧粉体を得ることができる。
このように、本発明の製造方法によれば、高密度の圧粉体を得ることができる。
第3の発明は、上記第2の発明の圧粉体の製造方法により製造してなることを特徴とする圧粉体にある(請求項12)。
本発明の圧粉体は、上記第2の発明の圧粉体の製造方法により製造したものである。そのため、上記圧粉体は、高密度を有するものとなる。
上記第1の発明においては、上記接触可能面の合計面積は、上記金属粉末の全表面積の70%以上であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記金属粉末は、充填した際に、隣り合う該金属粉末と面接触する面積を充分に確保することができる。そのため、上記金属粉末間の隙間を確実に低減することができ、充填性を充分に高めることができる。
また、上記金属粉末の形状は、略立方体、略直方体、略三角錐、又は略四角錐のいずれかであり、上記金属粉末の上記各接触可能面の形状は、略正方形、略長方形、又は略三角形のいずれかであることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記金属粉末は、充填した際に、隣り合う該金属粉末と面接触する面積を大きくすることができる。そのため、上記金属粉末間の隙間を大幅に低減し、充填性をより一層向上させることができる。
なお、上記各接触可能面の形状は、上記金属粉末が略立方体の場合には、全ての面が略正方形である。また、略直方体の場合には、略正方形又は略長方形である。また、略三角錐の場合には、全ての面が略三角形である。また、略四角錐の場合には、1つの面が略正方形又は略長方形であり、残りの4つの面が略三角形である。
また、上記金属粉末は、一辺の長さが10〜500μmであることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記金属粉末は、充填した際に、隣り合う該金属粉末と効率よく面接触することができる。そのため、上記金属粉末間の隙間を低減して、充填性を高める効果を有効に発揮することができる。
また、上記金属粉末のタップ密度をA、上記金属粉末の密度をBとした場合に、(A/B)×100(%)により表されるタップ充填率が60%以上であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記金属粉末は、高い充填性を有するものとなる。これにより、上記金属粉末を用いて得られる圧粉体の高密度化を充分かつ確実に図ることができる。
なお、上記金属粉末のタップ密度の測定方法は、任意の重量aの上記金属粉末をメスシリンダに投入しながら、該メスシリンダを10mmの高さから自由落下させる動作と引き上げる動作を繰り返して行い、上記メスシリンダの底部に振動を加える。上記金属粉末の投入完了後、さらに上記メスシリンダの底部に20回の振動を加える。そして、充填された上記金属粉末の体積bを測定し、a/bの値をタップ密度Aとする。また、タップ密度の測定には、タップデンサー(セイシン企業社製:KYT−2000)等を用いることができる。
また、上記金属粉末は、表面に微小な凹凸を有しており、該凹凸の凹部の深さは、該金属粉末の最外径の10%以下であることが好ましい(請求項6)。
この場合には、圧縮成形時の上記金属粉末同士の機械的結合を向上させることができる。そのため、上記金属粉末を用いて得られる圧粉体の強度を高めることができる。
なお、上記凹凸の凹部の深さが上記金属粉末の最外径の10%を超える場合には、充填時の該金属粉末間の隙間が増大し、充填性が低下するおそれがある。
また、上記凹部の深さは、1〜50μmであることが好ましい(請求項7)。
この場合には、圧縮成形時の上記金属粉末同士の機械的結合をより強固なものとすることができる。
また、上記金属粉末は、Fe系、Fe−Al系、Fe−Si系、Fe−Al−Si系、Fe−Co系、Fe−Ni系の金属のいずれかであることが好ましい(請求項8)。
この場合には、上記金属粉末を用いて得られる圧粉体は、磁気特性を有するものとなる。また、上記圧粉体は、高密度を有するものとなるため、磁気特性の一つである磁束密度も高くなる。それ故、磁気特性に優れた上記圧粉体を、圧粉磁心としてモータ用コア、ソレノイドコア等に適用することにより、その性能を向上させることができる。なお、この場合には、表面に絶縁皮膜を形成した金属粉末を用いることにより、上記性能をさらに高めることができる。
すなわち、上記金属粉末は、表面を絶縁皮膜で被覆してある圧粉磁心用粉末であることが好ましい(請求項9)。
この場合には、上記金属粉末としての圧粉磁心用粉末を圧縮成形することにより、高密度の圧粉磁心を得ることができる。そして、このような高密度の圧粉磁心は、高磁束密度を有するものとなる。
さらに、本発明では、従来よりも低圧で圧縮成形することができるため、圧縮成形時に付与する圧力によって生じる上記金属粉末の変形(歪み)を低減することができ、成形後の圧粉磁心のヒステリシス損失を低減することができる。また、これと同時に、上記金属粉末の表面に被覆された上記絶縁皮膜の変形・破損も低減することができ、上記金属粉末間の絶縁性を充分に確保することができる。そして、この絶縁皮膜の存在によって、成形後の圧粉磁心の渦電流損失を低減することができる。これにより、鉄損の低い圧粉磁心を得ることができる。
このように、高磁束密度と低鉄損とを両立させた圧粉磁心を得ることができる。
また、上記金属粉末が圧粉磁心用粉末である場合の好ましい条件を以下に示す。
上記金属粉末は、最外径が500μm以下であることが好ましい(請求項10)。
この場合には、圧縮成形時の上記金属粉末の充填性を高める効果を充分かつ確実に得ることができる。
また、上記絶縁皮膜の厚さは、10〜1000nmであることが好ましい(請求項11)。
この場合には、圧縮成形時の上記金属粉末間の絶縁性を充分に確保することができる。
また、上記絶縁皮膜は、セラミック皮膜、樹脂皮膜、又はセラミックと樹脂の混合皮膜であることが好ましい(請求項12)。
この場合には、圧縮成形時の上記金属粉末間の絶縁性をより充分に確保することができる。
また、上記セラミック皮膜は、アルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア、チタニア、窒化硼素、窒化珪素のうちの少なくとも1種以上を含むことが好ましい(請求項13)。
この場合には、上記絶縁皮膜は、高い体積固有抵抗を有するものとなる。そのため、上記金属粉末間の絶縁性を向上させることができる。
また、上記樹脂皮膜は、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フェノール樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、シリコーンレジン、シランカップリング剤のうちの少なくとも1種以上を含むことが好ましい(請求項14)。
この場合には、上記絶縁皮膜は、高い電気絶縁性を有するものとなる。そのため、上記金属粉末間の絶縁性を向上させることができる。
上記第2の発明においては、上記充填工程では、上記金型に振動を与えて、上記金属粉末を充填することが好ましい(請求項16)。
この場合には、上記金属粉末を充分に密な状態で充填することができる。これにより、得られる上記圧粉体の密度を高めることができる。
また、上記充填工程では、超音波発生装置を用いて上記金型に振動を与えることが好ましい(請求項17)。
この場合には、上記金属粉末をより一層密な状態で充填することができる。これにより、得られる上記圧粉体の密度をさらに向上させることができる。
また、上記金属粉末としては、表面を絶縁皮膜で被覆してある圧粉磁心用粉末を用いることもできる。
この場合には、上記金属粉末としての圧粉磁心用粉末を圧縮成形することにより、高密度の圧粉磁心を得ることができる。そして、このよう高密度の圧粉磁心は、高磁束密度を有するものとなる。
さらに、本発明の製造方法では、従来よりも低圧で圧縮成形することができるため、上記金属粉末の変形(歪み)及び上記絶縁皮膜の変形・破損を低減することができる。そして、成形後の圧粉磁心のヒステリシス損失及び渦電流損失を低減することができる。これにより、鉄損の低い圧粉磁心を得ることができる。
このように、高磁束密度と低鉄損とを両立させた圧粉磁心を得ることができる。
また、上記金属粉末は、表面を絶縁皮膜で被覆してある圧粉磁心用粉末であって、上記成形工程前の表面積をS1、上記成形工程後の表面積をS2とした場合に、(S1−S2)/S1の値が0.2以下であることが好ましい(請求項17)。
この場合には、上記金属粉末の変形(歪み)及び上記絶縁皮膜の変形・破損を充分に低減することができる。これにより、得られる圧粉磁心の鉄損をさらに低くすることができる。
上記第3の発明においては、上記圧粉体は、相対密度が95%以上であることが好ましい(請求項20)。
この場合には、上記圧粉体は、空隙が少なく、充分に高い密度を有するものとなる。
また、上記圧粉体は、上記金属粉末の表面を絶縁皮膜で被覆してある圧粉磁心用粉末を圧縮成形してなる圧粉磁心とすることもできる。
この場合には、上記圧粉体は、高磁束密度と低鉄損とを両立させたものとなる。
また、上記圧粉体が圧粉磁心である場合の好ましい条件を以下に示す。
上記圧粉体は、密度が7.4Mg/m3以上であることが好ましい(請求項21)。
この場合には、上記圧粉体は、充分に高い密度を有するものとなる。これにより、上記圧粉体の磁束密度も充分に高いものとなる。
また、上記圧粉体は、飽和磁束密度が1.6T以上であることが好ましい(請求項22)。
この場合には、上記圧粉体は、充分に高い磁束密度を有するものとなる。
なお、上記圧粉体は、高密度焼結部品としてギア用部品(スプロケット等)、ポンプ用部品(ロータ、ベーン等)等に用いることができる。
また、上記圧粉体が圧粉磁心である場合には、モータ用コア、ソレノイドコア、リアクトル等に用いることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる金属粉末について説明する。
本例の金属粉末1は、図1に示すごとく、圧縮成形することによって圧粉体を得るための原料となる金属粉末である。そして、金属粉末1は、充填した際に、隣り合う金属粉末1同士が面接触しうる複数の接触可能面11を有している。
以下、これを詳説する。
本例の金属粉末1は、純鉄(Fe)であり、図1に示すごとく、一辺の長さが100μmの略立方体の形状を呈している。金属粉末1の最外径は170μmである。また、金属粉末1は、充填した際に、隣り合う金属粉末1同士が面接触しうる6つの接触可能面11を有している。接触可能面11は、略正方形の形状を呈している。なお、図1では、図を簡略化するために最も理想的な立方体の金属粉末1を示したが、実際はこのように正確な立方体ではなく、角部が丸みを帯びた形状である場合が多い。
また、図2に示すごとく、金属粉末1の表面10には、微小な凹凸が設けられている。なお、同図では、図を簡略化するために最も理想的な角部が直角の凹凸形状を示したが、実際は図3に示すごとく、角部が丸みを帯びた形状である場合が多い。
また、金属粉末1の表面10について、3次元形状測定顕微鏡(キーエンス社製:VK−8500)を用いて調べたところ、上記凹凸の凹部101の深さDは、約5μmであった。
また、本例の金属粉末1の場合、6つの接触可能面11の合計面積は、金属粉末1の全表面積(表面10の全面積)の90%である。すなわち、充填した際に、金属粉末1の表面10の多くの部分が、隣り合う金属粉末1と面接触することができる(図4参照)。
また、金属粉末1のタップ密度をA、金属粉末1の密度をBとした場合に、(A/B)×100(%)により表されるタップ充填率が90%であった(A=7.06Mg/m3、B=7.85Mg/m3)。
本例の金属粉末1のタップ密度は、タップデンサー(セイシン企業社製:KYT−2000)を用いて測定を行った。具体的には、重量300g(=a)の金属粉末1を100mlのメスシリンダに投入しながら、メスシリンダを10mmの高さから自由落下させる動作と引き上げる動作を繰り返して行い、メスシリンダの底部に振動を加える。金属粉末1の投入完了後、さらにメスシリンダの底部に20回の振動を加え、充填された金属粉末1の体積bを測定する。本例では、42.5ml(=b)であった。そして、タップ密度A(=a/b)の値を求めた。
次に、金属粉末1の製造方法について簡単に説明する。本例の金属粉末1の製造方法としては、鋳込成形法を用いた。
まず、金属粉末1を構成する材料となる純鉄を溶解して、溶湯を準備する。次に、この溶湯を1辺の長さが100μmの略立方体形状の凹部を有する鋳型に流し込む。なお、鋳型の内表面には、微小の凹凸が設けられており、その内表面の凹部の深さは5μmである。そして、鋳型内で溶湯を冷却し、凝固させる。最後に、鋳型から金属粉末1を取り出す。
以上により、一辺の長さが100μmの略立方体形状の金属粉末1を得る。
なお、本例の金属粉末1の製造方法において、上記鋳型の材質は、窒化珪素、アルミナ、マグネシア等のセラミック、鉄等の金属を用いることができる。また、金属粉末1を鋳型から取り出す際の容易性を考えると、熱膨張率の小さいセラミックを用いることが好ましい。また、溶湯を鋳型に流し込む際の熱衝撃を考えると、セラミックの中でも窒化珪素を用いることが望ましい。
また、金属粉末1の製造方法は、本例の鋳型成形法の他に、押し出し成形法、引き抜き成形法等を用いることもできる。例えば、断面が100μm四方の角線材を押し出し又は引き抜き成形によって成形し、それを100μmピッチで切断することにより、本例の金属粉末1と同様のものを得ることができる。
次に、上記の金属粉末1を用いた圧粉体2(図5参照)の製造方法について説明する。
本例の圧粉体2の製造方法は、金属粉末1を所定の金型内へ投入する投入工程と、金属粉末1を金型内に充填する充填工程と、金属粉末1を圧縮成形して、圧粉体2を得る成形工程とを有する。
以下、これを詳説する。
まず、投入工程では、成形する圧粉体2の形状を有する金型内に金属粉末1を投入する。
次に、充填工程では、超音波発生装置を用いて、金型に振動を与え、金属粉末1を密に充填する。このとき、図4に示すごとく、金属粉末1をできるだけ整列させ、接触可能面11同士を面接触させる。そして、金属粉末1間の隙間ができるだけ少なくなるように充填する。充填後における金型内の金属粉末1の充填密度は、4.6Mg/m3であった。なお、図4は、金型内に充填した金属粉末1の一部分を取り出して表したものである。同図は、理想的な充填状態を示してあるが、実際には接触可能面11同士が接触していない部分も生じうる。
次に、成形工程では、充填後の金属粉末1に対して800MPaの圧力を付与し、圧縮成形する。
以上により、図5の圧粉体2を得る。
次に、上記の製造方法により製造した圧粉体2について説明する。
本例の圧粉体2は、図5に示すごとく、円筒状(リング状)を呈している。圧粉体2の密度は7.8Mg/m3、相対密度は99.4%であった。
なお、圧粉体2は、金型の形状を変更することにより、用途に応じた様々な形状に成形することができる。
次に、本例の金属粉末1の作用効果について説明する。
本例の金属粉末1は、複数の接触可能面11を有している。そのため、金属粉末1は、充填した際に、隣り合う金属粉末1と複数の接触可能面11において確実に面接触することができる。これにより、充填した金属粉末1間に形成される隙間を低減することができ、金属粉末1の充填性を高めることができる。
そして、この充填性の高い金属粉末1を密に充填し、金属粉末1間の隙間を低減した状態で圧縮成形することにより、得られる圧粉体2は、成形後に存在する空隙が少なく、高密度を有するものとなる。
また、金属粉末1は充填性が高いため、圧縮成形する際に、金属粉末1間の隙間を埋めるための高い圧力を付与する必要がない。これにより、従来よりも低圧で圧縮成形して、高密度の圧粉体2を得ることができる。
また、本例では、接触可能面11の合計面積は、金属粉末1の全表面積の90%である。そのため、金属粉末1は、充填した際に、隣り合う金属粉末1と面接触する面積を充分に確保することができる。これにより、金属粉末1間の隙間を確実に低減することができ、充填性を充分に高めることができる。
また、金属粉末1の形状は、一辺の長さが100μmの略立方体であり、略正方形の接触可能面11を有する。そのため、金属粉末1は、充填した際に、隣り合う金属粉末1と効率よく面接触することができると共に、面接触する面積を大きくすることができる。これにより、金属粉末1間の隙間を大幅に低減し、充填性をより一層向上させることができる。
また、金属粉末1は、上述した方法により測定したタップ充填率が90%である。そのため、金属粉末1は、高い充填性を有するものとなる。これにより、金属粉末1を用いて得られる圧粉体2の高密度化を、充分かつ確実に図ることができる。
また、金属粉末1は、表面10に微小な凹凸を有しており、該凹凸の凹部101の深さDは、金属粉末1の最外径の10%以下であり、5μmである。そのため、圧縮成形時の金属粉末1同士の機械的結合を向上させることができる。これにより、金属粉末1を用いて得られる圧粉体2の強度を高めることができる。
また、本例の製造方法において、充填工程では、超音波発生装置を用いて金型に振動を与え、金属粉末1を充填する。そのため、金属粉末1をより一層密な状態で充填することができる。これにより、得られる圧粉体2の密度をさらに向上させることができる。
このように、本例によれば、充填性が高く、圧粉体の高密度化を実現することができる金属粉末、及びそれを用いた圧粉体並びにその製造方法を提供することができる。
なお、本例の金属粉末1としては、純鉄(Fe)を用いたが、これ以外にもFe−Al系、Fe−Si系、Fe−Al−Si系、Fe−Co系、Fe−Ni系、その他様々な種類の金属を用いることができる。
また、金属粉末1の形状としては、略立方体を採用したが、これ以外の様々な形状を用いることができる。例えば、略直方体(図6)、略三角錐(図7)、略四角錐(図8)等とすることもできる。
このとき、接触可能面11の形状は、略直方体の場合には、略正方形又は略長方形である。また、略三角錐の場合には、全ての面が略三角形である。また、略四角錐の場合には、1つの面が略正方形又は略長方形であり、残りの4つの面が略三角形である。
また、上記の形状を採用した場合であっても、接触可能面11の合計面積が金属粉末1の全表面積の70%以上であることが好ましい。また、タップ充填率は、60%以上であることが好ましい。また、70%以上であればより好ましい。
(実施例2)
本例は、実施例1の金属粉末1を用いて得られる圧粉体2の適用例を示したものである。
圧粉体2は、高密度焼結部品として、ギア部品のスプロケット(図9)やポンプ部品のロータ(図10)、ベーン等に用いることができる。
また、圧粉体2は、用途に応じた様々な形状に成形することができ、様々な材料に適用することができる。
(実施例3)
本例は、金属粉末として、表面を絶縁皮膜で被覆してある圧粉磁心用粉末を用いた例である。
本例の圧粉磁心用粉末3は、図11に示すごとく、圧縮成形することによって圧粉磁心を得るための原料となる金属粉末である。圧粉磁心用粉末3は、充填した際に、隣り合う圧粉磁心用粉末3が面接触しうる複数の接触可能面11を有しており、かつ、表面10を絶縁皮膜12で被覆してある。
以下、これを詳説する。
本例の圧粉磁心用粉末3は、純鉄(Fe)であり、図11に示すごとく、一辺の長さが100μmの略立方体の形状を呈している。圧粉磁心用粉末3の最外径は170μmである。また、圧粉磁心用粉末3は、充填した際に、隣り合う圧粉磁心用粉末3同士が面接触しうる6つの接触可能面11を有している。接触可能面11は、略正方形の形状を呈している。なお、図11では、図を簡略化するために最も理想的な立方体の圧粉磁心用粉末3を示したが、実際はこのように正確な立方体ではなく、角部が丸みを帯びた形状であることが多い。
また、図12に示すごとく、圧粉磁心用粉末3の表面10には、微小な凹凸が設けられている。なお、同図では、図を簡略化するために最も理想的な角部が直角の凹凸形状を示したが、実際は図13に示すごとく、角部が丸みを帯びた形状である場合が多い。
また、圧粉磁心用粉末3の表面10について、実施例1と同様の方法で調べたところ、上記凹凸の凹部101の深さdは、約5μmであった。
また、図11〜図13に示すごとく、圧粉磁心用粉末3の表面10全体は、平均厚み50nmのシリコーン樹脂よりなる絶縁皮膜12で被覆されている。
また、本例の圧粉磁心用粉末3の場合、6つの接触可能面11の合計面積は、圧粉磁心用粉末3の全表面積(表面10の全面積)の90%である。すなわち、充填した際に、圧粉磁心用粉末3の表面10の多くの部分が、隣り合う圧粉磁心用粉末3と面接触することができる(図14参照)。
また、圧粉磁心用粉末3のタップ密度をA、圧粉磁心用粉末3の密度をBとした場合に、(A/B)×100(%)により表されるタップ充填率が90%であった(A=7.02Mg/m3、B=7.80Mg/m3)。なお、圧粉磁心用粉末3のタップ密度Aは、実施例1と同様の方法で求めた。
次に、圧粉磁心用粉末3の製造方法について簡単に説明する。本例の製造方法としては、実施例1と同様に、鋳込み成形法を用いた。
まず、圧粉磁心用粉末3を構成する材料となる純鉄を溶解して、溶湯を準備する。次に、この溶湯を1辺の長さが100μmの略立方体形状の凹部を有する鋳型に流し込む。なお、鋳型の内表面には、微小な凹凸が設けられており、その内表面の凹部の深さは10μmである。そして、鋳型内において溶湯を冷却し、凝固させる。最後に、鋳型から圧粉磁心用粉末3を取り出す。これにより、一辺の長さが100μmの略立方体形状の圧粉磁心用粉末3を得る。
そして、得られた圧粉磁心用粉末3に対して、シリコーン樹脂溶液をスプレー塗布する方法、またはシリコーン樹脂溶液に圧粉磁心用粉末3を浸漬して引き上げる方法等により、表面10全体に平均厚み50nmのシリコーン樹脂よりなる絶縁皮膜12を形成する。
以上により、図11の圧粉磁心用粉末3を得る。
なお、本例の製造方法において、上記鋳型の材質は、窒化珪素、アルミナ、マグネシア等のセラミック、鉄等の金属を用いることができる。また、圧粉磁心用粉末3を鋳型から取り出す際の容易性を考えると、熱膨張率の小さいセラミックを用いることが好ましい。また、溶湯を鋳型に流し込む際の熱衝撃を考えると、セラミックの中でも窒化珪素を用いることが望ましい。
また、圧粉磁心用粉末3の製造方法は、本例の鋳込み成形法の他に、押し出し成形法、引き抜き成形法等を用いることもできる。例えば、断面が100μm四方の角線材を押し出し又は引き抜き成形によって成形し、それを100μmピッチで切断することにより、本例の圧粉磁心用粉末3と同様のものを得ることができる。
また、絶縁皮膜12の被覆方法としては、絶縁皮膜12が樹脂皮膜の場合、圧粉磁心用粉末3と樹脂粉末とを混合し、圧粉磁心用粉末3の表面10に樹脂粉末を付着させる方法、溶液状態の樹脂を圧粉磁心用粉末3にスプレーする方法等を用いることができる。
また、絶縁皮膜12がセラミック皮膜の場合、アルコキシド、ゾルゲル等の化学反応で圧粉磁心用粉末3の表面10に被覆する方法、セラミック微粉末を圧粉磁心用粉末3にスプレーする方法、その他PVD法、CVD法等を用いることができる。
また、絶縁皮膜12がセラミックと樹脂の混合皮膜の場合、溶液状態の樹脂中にセラミック粉末を分散させ、この混合溶液を圧粉磁心用粉末3にスプレーする方法等を用いることができる。
次に、上記の圧粉磁心用粉末3を用いた圧粉磁心4(図15参照)の製造方法について説明する。
本例の圧粉磁心4の製造方法は、圧粉磁心用粉末3を所定の金型内へ投入する投入工程と、圧粉磁心用粉末3を金型内に充填する充填工程と、圧粉磁心用粉末3を圧縮成形して、圧粉磁心4を得る成形工程とを有する。
以下、これを詳説する。
まず、投入工程では、成形する圧粉磁心4の形状を有する金型内に、圧粉磁心用粉末3を投入する。
次に、充填工程では、超音波発生装置を用いて、金型に振動を与え、圧粉磁心用粉末3を密に充填する。このとき、図14に示すごとく、圧粉磁心用粉末3を整列させ、接触可能面11同士を面接触させる。そして、圧粉磁心用粉末3間の隙間ができるだけ少なくなるように充填する。充填後における金型内の圧粉磁心用粉末3の充填密度は、5.5Mg/m3であった。なお、図14は、金型内に充填した圧粉磁心用粉末3の一部分を取り出して表したものである。同図は、理想的な充填状態を示してあるが、実際には接触可能面11同士が接触していない部分も生じうる。
次に、成形工程では、充填後の圧粉磁心用粉末3に対して800MPaの圧力を付与し、圧縮成形を行う。
以上により、図15の圧粉磁心4を得る。
なお、本例の製造方法において、圧縮成形時に付与する圧力によって生じる圧粉磁心用粉末3の変形(歪み)を評価するために、圧粉磁心用粉末3の成形前後における表面積を測定した。成形前の表面積S1は755m2/m3、成形後の表面積S2は650m2/m3であり、(S1−S2)/S1により表される成形前後における表面積の変化率は0.14であった。
次に、上記の製造方法により製造した圧粉磁心4について説明する。
本例の圧粉磁心4は、図15に示すごとく、円筒状(リング状)を呈しており、モータ用ステータコアとして用いられるものである。圧粉磁心4の密度は7.70Mg/m3、相対密度は98.7%であった。また、BHアナライザーにより測定した飽和磁束密度は1.82Tであり、400Hzの交流磁界での鉄損は40W/kgであった。
なお、圧粉磁心4は、金型の形状を変更することにより、用途に応じた様々な形状に成形することができる。
次に、本例の圧粉磁心用粉末3の作用効果について説明する。
本例の圧粉磁心用粉末3は、充填した際に、隣り合う圧粉磁心用粉末3が面接触しうる複数の接触可能面11を有している。すなわち、圧粉磁心用粉末3は、充填した際に、隣り合う圧粉磁心用粉末3と複数の接触可能面11において確実に面接触することができる。これにより、充填時に圧粉磁心用粉末3間に形成される隙間を低減することができ、圧粉磁心用粉末3の充填性を高めることができる。
そして、この充填性の高い圧粉磁心用粉末3を密に充填し、圧粉磁心用粉末3間の隙間を低減した状態で圧縮成形することによって得られる圧粉磁心4は、成形後に存在する空隙が少なく、高密度を有するものとなる。そして、このような高密度の圧粉磁心4は、高磁束密度を有するものとなる。
また、圧粉磁心用粉末3は充填性が高いため、圧縮成形する際に、圧粉磁心用粉末3間の隙間を埋めるための高い圧力を付与する必要がない。つまり、従来よりも低圧で圧縮成形して、高密度・高磁束密度の圧粉磁心4を得ることができる。
また、従来よりも低圧で圧縮成形することができるため、圧縮成形時に付与する圧力によって生じる圧粉磁心用粉末3の変形(歪み)を低減することができ、成形後の圧粉磁心4のヒステリシス損失を低減することができる。また、これと同時に、圧粉磁心用粉末3の表面10に被覆された絶縁皮膜12の変形・破損も低減することができ、圧粉磁心用粉末3間の絶縁性を充分に確保することができる。そして、この絶縁皮膜12の存在によって、成形後の圧粉磁心4の渦電流損失を低減することができる。これにより、鉄損の低い圧粉磁心4を得ることができる。
また、本例では、接触可能面11の合計面積は、圧粉磁心用粉末3の全表面積の90%である。そのため、圧粉磁心用粉末3は、充填した際に、隣り合う圧粉磁心用粉末3と面接触する面積を充分に確保することができる。これにより、圧粉磁心用粉末3間の隙間を確実に低減することができ、充填性を充分に高めることができる。
また、圧粉磁心用粉末3の形状は、一辺の長さが100μmの略立方体であり、略正方形の接触可能面11を有する。そのため、圧粉磁心用粉末3は、充填した際に、隣り合う圧粉磁心用粉末3と効率よく面接触することができると共に、面接触する面積を大きくすることができる。これにより、圧粉磁心用粉末3間の隙間を大幅に低減し、充填性をより一層向上させることができる。
また、圧粉磁心用粉末3は、上述した方法により測定したタップ充填率が90%である。そのため、圧粉磁心用粉末3は、高い充填性を有するものとなる。これにより、圧粉磁心用粉末3を用いて得られる圧粉磁心4の高磁束密度化・低鉄損化を、充分かつ確実に図ることができる。
また、圧粉磁心用粉末3は、表面10に微小な凹凸を有しており、該凹凸の凹部101の深さdは、圧粉磁心用粉末3の最外径の10%以下であり、5μmである。そのため、圧縮成形時の圧粉磁心用粉末3同士の機械的結合を向上させることができる。これにより、圧粉磁心用粉末3を用いて得られる圧粉磁心4の強度を向上させることができる。
また、絶縁皮膜12は、シリコーン樹脂よりなる厚さ50nmの樹脂皮膜である。そのため、絶縁皮膜12は、高い電気絶縁性を有するものとなる。これにより、圧粉磁心用粉末3間の絶縁性を向上させることができる。
また、本例の圧粉磁心4の製造方法において、充填工程では、超音波発生装置を用いて金型に振動を与え、圧粉磁心用粉末3を充填する。そのため、圧粉磁心用粉末3をより一層密な状態で充填することができる。これにより、得られる圧粉磁心4の密度・磁束密度をさらに向上させることができる。
また、圧粉磁心用粉末3は、成形工程前の表面積をS1、成形工程後の表面積をS2とした場合に、(S1−S2)/S1の値が0.14である。そのため、圧粉磁心用粉末3の変形(歪み)及び絶縁皮膜12の変形・破損を充分に低減することができる。これにより、圧粉磁心4の鉄損をさらに低くすることができる。
また、本例の圧粉磁心4の製造方法により製造された圧粉磁心4は、相対密度が98.7%である。そのため、圧粉磁心4は、空隙が少なく、高密度を有するものとなる。
また、圧粉磁心4は、密度が7.70Mg/m3であり、飽和磁束密度が1.82Tである。そのため、圧粉磁心4は、充分に高い密度を有すると共に、高い磁束密度を有するものとなる。
このように、本例によれば、充填性が高く、高磁束密度と低鉄損とを両立させた圧粉磁心を得ることができる圧粉磁心用粉末3を提供することができる。そして、この圧粉磁心用粉末3を用いて得られる圧粉磁心4は、高磁束密度と低鉄損とを両立させたものとなる。
なお、本例では、圧粉磁心用粉末3を構成する材料としては、本例の純鉄(Fe)を用いたが、これ以外にもFe−Al系、Fe−Si系、Fe−Al−Si系、Fe−Co系、Fe−Ni系等の金属を用いることができる。
また、絶縁皮膜12としては、本例のシリコーン樹脂よりなる樹脂皮膜以外にセラミック皮膜やセラミックと樹脂の混合皮膜等を用いることができる。
上記樹脂皮膜としては、本例のシリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フェノール樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、シリコーンレジン、シランカップリング剤等を1又は複数種類含んだものを用いることができる。
また、上記セラミック皮膜としては、アルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア、チタニア、窒化硼素、窒化珪素等を1又は複数種類含んだものを用いることができる。
また、本例の圧粉磁心用粉末3の形状としては、略立方体を採用したが、これ以外の様々な形状を用いることができる。例えば、略直方体(図6参照)、略三角錐(図7参照)、略四角錐(図8参照)等とすることもできる。
このとき、接触可能面11の形状は、略直方体の場合には、略正方形又は略長方形である。また、略三角錐の場合には、全ての面が略三角形である。また、略四角錐の場合には、1つの面が略正方形又は略長方形であり、残りの4つの面が略三角形である。
また、上記の形状を採用した場合であっても、接触可能面11の合計面積が圧粉磁心用粉末3の全表面積の70%以上であることが好ましい。また、タップ充填率は、60%以上であることが好ましい。また、70%以上であればより好ましい。
また、本例の圧粉磁心4は、モータ用ステータコアの形状に成形したが、圧粉磁心用粉末3を圧縮成形する金型の形状を変更することにより、用途に応じた様々な形状に成形することができる。圧粉磁心4は、上記以外にも、モータ用ロータコア、ノイズフィルタ、リアクトル等に適用することができる。
実施例1における、金属粉末を示す説明図。 実施例1における、金属粉末の表面を示す断面拡大図。 実施例1における、金属粉末の表面を示す断面拡大図。 実施例1における、金属粉末の充填状態を示す説明図。 実施例1における、圧粉体を示す説明図。 実施例1における、その他の形状の金属粉末を示す説明図。 実施例1における、その他の形状の金属粉末を示す説明図。 実施例1における、その他の形状の金属粉末を示す説明図。 実施例2における、ギア部品(スプロケット)を示す説明図。 実施例2における、ポンプ部品(ロータ)を示す説明図。 実施例3における、圧粉磁心用粉末を示す説明図。 実施例3における、圧粉磁心用粉末の表面を示す断面拡大図。 実施例3における、圧粉磁心用粉末の表面を示す断面拡大図。 実施例3における、圧粉磁心用粉末の充填状態を示す説明図。 実施例3における、圧粉磁心を示す説明図。
符号の説明
1 金属粉末
10 表面
101 凹部
11 接触可能面
12 絶縁皮膜
2 圧粉体
3 圧粉磁心用粉末
4 圧粉磁心

Claims (22)

  1. 圧縮成形することによって圧粉体を得るための原料となる金属粉末であって、
    上記金属粉末は、充填した際に、隣り合う該金属粉末同士が面接触しうる複数の接触可能面を有していることを特徴とする金属粉末。
  2. 請求項1において、上記接触可能面の合計面積は、上記金属粉末の全表面積の70%以上であることを特徴とする金属粉末。
  3. 請求項1又は2において、上記金属粉末の形状は、略立方体、略直方体、略三角錐、又は略四角錐のいずれかであり、上記金属粉末の上記各接触可能面の形状は、略正方形、略長方形、又は略三角形のいずれかであることを特徴とする金属粉末。
  4. 請求項3において、上記金属粉末は、一辺の長さが10〜500μmであることを特徴とする金属粉末。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記金属粉末のタップ密度をA、上記金属粉末の密度をBとした場合に、(A/B)×100(%)により表されるタップ充填率が60%以上であることを特徴とする金属粉末。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記金属粉末は、表面に微小な凹凸を有しており、該凹凸の凹部の深さは、該金属粉末の最外径の10%以下であることを特徴とする金属粉末。
  7. 請求項6において、上記凹部の深さは、1〜50μmであることを特徴とする金属粉末。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、上記金属粉末は、Fe系、Fe−Al系、Fe−Si系、Fe−Al−Si系、Fe−Co系、Fe−Ni系の金属のいずれかであることを特徴とする金属粉末。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、上記金属粉末は、表面を絶縁皮膜で被覆してある圧粉磁心用粉末であることを特徴とする金属粉末。
  10. 請求項9において、上記金属粉末は、最外径が500μm以下であることを特徴とする金属粉末。
  11. 請求項9又は10において、上記絶縁皮膜の厚さは、10〜1000nmであることを特徴とする金属粉末。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項において、上記絶縁皮膜は、セラミック皮膜、樹脂皮膜、又はセラミックと樹脂の混合皮膜であることを特徴とする金属粉末。
  13. 請求項12において、上記セラミック皮膜は、アルミナ、シリカ、マグネシア、ジルコニア、チタニア、窒化硼素、窒化珪素のうちの少なくとも1種以上を含むことを特徴とする金属粉末。
  14. 請求項12において、上記樹脂皮膜は、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フェノール樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、シリコーンレジン、シランカップリング剤のうちの少なくとも1種以上を含むことを特徴とする金属粉末。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の金属粉末を圧縮成形してなる圧粉体を製造する方法であって、
    上記金属粉末を所定の金型内へ投入する投入工程と、
    上記金属粉末を上記金型内に充填する充填工程と、
    上記金属粉末を圧縮成形して、上記圧粉体を得る成形工程とを有することを特徴とする圧粉体の製造方法。
  16. 請求項15において、上記充填工程では、上記金型に振動を与えて、上記金属粉末を充填することを特徴とする圧粉体の製造方法。
  17. 請求項16において、上記充填工程では、超音波発生装置を用いて上記金型に振動を与えることを特徴とする圧粉体の製造方法。
  18. 請求項15〜17のいずれか1項において、上記金属粉末は、表面を絶縁皮膜で被覆してある圧粉磁心用粉末であって、上記金属粉末における上記成形工程前の表面積をS1、上記成形工程後の表面積をS2とした場合に、(S1−S2)/S1の値が0.2以下であることを特徴とする圧粉体の製造方法。
  19. 請求項15〜18のいずれか1項に記載の圧粉体の製造方法により製造してなることを特徴とする圧粉体。
  20. 請求項19において、上記圧粉体は、相対密度が95%以上であることを特徴とする圧粉体。
  21. 請求項19又は20において、上記圧粉体は、表面を絶縁皮膜で被覆してある上記金属粉末である圧粉磁心用粉末を圧縮成形してなる圧粉磁心であって、密度が7.4Mg/m3以上であることを特徴とする圧粉体。
  22. 請求項21において、上記圧粉体は、飽和磁束密度が1.6T以上であることを特徴とする圧粉体。
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