JP2007223372A - 車両のキャブロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数及び組付工数の増大を招くことなく、車両衝突時におけるキャブの前倒れを確実に防止することが可能なキャブロック装置の提供。
【解決手段】リンク11は、第1回転軸17を中心として回転自在に支持され、キャブロックレバーの動きに連動して回転しロック位置に達する。キャブロックフック12は、リンク11に対して第2回転軸24を中心に回転自在に支持され、リンク11の回転に伴って移動してロック位置に達する。キャブロックフック12は第1フック部29を有し、リンク11は第2フック部26を有する。キャブが非チルト状態であり、キャブロックフック12がロック方向へ移動するとき、第1フック部29は、シャシ側のストライカ4に下方から係合した後、ストライカ4に対して上方への引張力を付与する。また、キャブが非チルト状態であり、リンク11がロック位置にあるとき、第2フック部26はストライカ4の下方に位置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、チルト可能なキャブをシャシ側にロックするためのキャブロック装置に関する。
前端部側のチルト軸を中心としてチルト可能なキャブを備えたキャブオーバー型車両には、非チルト状態のキャブをシャシ側に確実且つ堅牢にロックするためのキャブロック装置が設けられている(特開平10−250639号公報参照)。
また、チルト可能なキャブオーバー型車両の場合、前突等の車両衝突時において、前方のチルト軸を中心とした回転力が作用し、キャブの後方に前上方への力が作用する。係る前上方への力によるキャブの前倒れを防止するために、キャブロック装置の他に別途フック部材を設けたものが提案されている(特許第2956819号公報参照)。
特開平10−250639号公報 特許第2956819号公報
しかし、キャブロック装置の他に別途フック部材を設ける場合、部品点数の増大及び組付工程の増大を招く。
そこで、本発明は、部品点数及び組付工数の増大を招くことなく、車両衝突時におけるキャブの前倒れを確実に防止することが可能なキャブロック装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、前端部側を中心としてチルト可能なキャブの後端部側を、非チルト状態でシャシ側にロックするキャブオーバー型車両のキャブロック装置であって、リンクとキャブロックフックとを備える。
リンクは、キャブの後端部に対して第1回転軸を中心として回転自在に支持され、キャブロックレバーの動きに連動して、初期位置からロック方向へ回転しロック位置に達すると共に、ロック位置からロック解除方向へ回転し初期位置へ戻る。キャブロックフックは、リンクに対して第2回転軸を中心として回転自在に支持され、リンクのロック方向への回転に伴って初期位置からロック方向へ移動してロック位置に達すると共に、リンクのロック解除方向への回転に伴ってロック位置からロック解除方向へ移動して初期位置へ戻る。キャブロックフックの移動軌跡は、第1回転軸を中心とした回転と第2回転軸を中心とした回転とにより規定される。
キャブロックフックは、第1フック部を有し、リンクは、第2フック部を有する。キャブが非チルト状態であり、キャブロックフックが初期位置からロック位置までロック方向へ移動するとき、第1フック部は、シャシに対して固定されたストライカに下方から係合した後、ストライカに対して上方への引張力を付与する。また、キャブが非チルト状態であり、リンクがロック位置にあるとき、第2フック部はストライカの下方に位置する。
上記構成では、非チルト状態のキャブをシャシ側にロックする場合、キャブロックレバーをロック方向へ操作する。このとき、リンクは、キャブロックレバーに連動して、第1回転軸を中心として初期位置からロック位置までロック方向へ回転し、キャブロックフックは、リンクの回転に伴って、初期位置からロック位置までロック方向へ移動する。係るキャブロックフックの移動により、キャブロックフックの第1フック部は、シャシに対して固定されたストライカに下方から係合した後、ストライカに対して上方への引張力を付与する。これにより、キャブがシャシ側に確実且つ堅牢にロックされる。
反対に、キャブのロックを解除する場合、キャブロックレバーをロック解除方向へ操作する。このとき、リンクは、キャブロックレバーに連動して、第1回転軸を中心としてロック位置から初期位置までロック解除方向へ回転し、キャブロックフックは、リンクの回転に伴って、ロック位置から初期位置までロック解除方向へ移動する。係るキャブロックフックの移動により、キャブロックフックの第1フック部は、ストライカから外れる。これにより、キャブとシャシ側とのロックが解除される。
また、キャブをシャシ側にロックした状態では、第1フック部がストライカに係合すると共に、第2フック部がストライカの下方に位置する。このため、車両衝突時においてキャブが前倒れ方向への移動を開始した場合、第2フック部が直ぐにストライカに係合してキャブの移動を規制する。ここで、第2フック部はリンクの一部分であるため、部品点数は増大しない。従って、部品点数及び組付工数の増大を招くことなく、第2フック部とストライカとの係合によって、車両衝突時のキャブの前倒れを防止することができる。
本発明によれば、部品点数及び組付工数の増大を招くことなく、車両衝突時におけるキャブの前倒れを防止することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係るキャブロック装置を備えたキャブオーバートラックのキャブの背面構造を示す外観斜視図、図2は図1のキャブロック装置をキャブ側から取り外した状態を示す斜視図、図3は図2のキャブロック装置の分解斜視図、図4は図3のキャブロック装置が組み立てられた状態を示す斜視図、図5はリンク及びキャブロックフックがロック位置にある状態を示す背面図、図6は初期位置のリンク及びキャブロックフックを模式的に示す背面図、図7〜図11はロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。なお、図中FRは車両前方を、UPは車両上方をそれぞれ示している。
図1に示す車両は、キャブ1の前端部側がシャシ側2に対しチルト軸(図示外)を中心としてチルト可能に支持されたキャブオーバートラックである。キャブ1の背面1aの車幅方向の左右両側には、非チルト状態のキャブ1の後端部側をシャシ側2にロックするキャブロック装置3がそれぞれ固定されている。また、各キャブロック装置3に対応して、シャシ側2の左右両側には、ストライカ4がそれぞれ固定されている。
各ストライカ4は、車両前後方向に離間して相対向する支持プレート5,6の上端部同士を連結する棒体状であり、支持プレート5,6の下端部はシャシ側2に固定されている。
キャブ1の背面1aの車幅方向一側(本実施形態では図1の左側)には、キャブロックレバー8が設けられている。キャブロックレバー8の一端側(図1の上端側)は、キャブ1に対して回転自在に支持されている。このキャブロックレバー8の一端側と、後述するキャブロック装置3のリンク11とは、車幅方向に沿って延びるロッド9を介して連結されている。キャブロックレバー8の他端側(図1の下端側)を車幅方向内側(図1の右側)へ回転させると、ロッド9はロック方向(図1の左方向)へ移動し、反対に車幅方向外側(図1の左側)へ回転させると、ロッド9はロック解除方向(図1の右方向)へ移動する。なお、キャブ1側には、キャブロック装置3が完全なロック状態となるロック位置とロック状態が完全に解除された初期位置(ロック解除位置)との少なくとも2カ所の位置において、ロックレバー8の回転を解除自在に阻止するロックレバー固定部(図示外)が設けられている。
左右のキャブロック装置3は、ほぼ同様の構成であるため、以下一方(図1中右側)のキャブロック装置3について説明し、その他方についての説明を省略する。
図2〜図5に示すように、キャブロック装置3は、ベース10とリンク11とキャブロックフック12とバネ部材40とスペーサ41とを備えている。リンク11は、ベース10に対し第1回転軸17を中心としてロック方向及びロック解除方向へ回転自在に支持される。キャブロックフック12は、リンク11に対し第2回転軸24を中心として回転自在に支持され、ベース10に対してロック方向及びロック解除方向へ移動自在となる。リンク11がロック方向へ回転するとキャブロックフック12もロック方向へ移動し、リンク11がロック解除方向へ回転するとキャブロックフック12もロック解除方向へ移動する。
ベース10は、相対向して離間する前後のプレート部(前プレート部13と後プレート部14)を有する。キャブ1の背面1aには、ベース10が固定されるブラケット15が設けられている。ブラケット15は略枠形状を有し、ベース10はその主要部分がブラケット15の内側に収容された状態でブラケット15に締結固定される。ブラケット15の下部には、キャブ1が非チルト状態のときにストライカ4及び前後の支持プレート部5,6の上部が挿通されるストライカ挿通孔16が形成されている。
前プレート部13及び後プレート部14には、車両前後方向に沿って延びる第1回転軸17が挿通され支持される第1回転軸支持孔(前プレート部13の第1回転軸支持孔は図示省略)18が形成されている。前プレート部13の下部には、キャブ1が非チルト状態のときにストライカ4を受け入れる係合シャフト収容凹部19が形成されている。
リンク11は、相対向して離間する板状の前後のリンク部材(前リンク部材20と後リンク部材21)と、両リンク部材20,21を連結する連結部22と、を有し、ベース10の前後のプレート部13,14の間に収容される。前後のリンク部材20,21の中間部には、第1回転軸17が挿通される第1回転軸挿通孔23がそれぞれ形成され、リンク11は、キャブ1の背面1aに対して第1回転軸17を中心として回転自在に支持される。
前リンク部材20及び後リンク部材21の一端側(図3の上端側)には、車両前後方向に沿って延びる第2回転軸24が挿通され支持される第2回転軸支持孔25がそれぞれ形成されている。前リンク部材20及び後リンク部材21の他端側(図3の下端側)には、略U状の第2フック部26がそれぞれ延設されている。後リンク部材21の一端側には、ロッド9が連結されるロッド連結軸27が後方へ突設されている。
ロッド9は、後リンク部材21の後方で、ブラケット7を介してロッド連結軸27に連結される。キャブロックレバー8(図1に示す)の他端側(図1の下端側)が車幅方向内側(図1の右側)へ回転し、ロッド9がロック方向(図1の左方向)へ移動すると、リンク11は、キャブロックレバー8の動きに連動し、第1回転軸17を中心として、初期位置(図6に示す位置)からロック位置(図5に示す位置)まで、ロック方向(図中矢印50方向)へ回転する。反対に、キャブロックレバー8の他端側が車幅方向外側へ回転し、ロッド9がロック解除方向(図1の右方向)へ移動すると、リンク11は、キャブロックレバー8の動きに連動し、第1回転軸17を中心として、ロック位置から初期位置まで、ロック解除方向(図中矢印51方向)へ回転する。
キャブロックフック12は、略L状の板形状を有し、リンク3の前後のリンク部材20,21の間に配置される。キャブロックフック12の一端側(図3の上端側)には、第2回転軸24が挿通される第2回転軸挿通孔28が形成され、キャブロックフック12は、リンク3に対して第2回転軸24を中心として回転自在に支持される。すなわち、キャブ1に対するキャブロックフック12の移動軌跡は、第1回転軸17を中心とした回転と第2回転軸24を中心とした回転とにより規定される。また、キャブロックフック12の他端側(図3の下端側)には、上方が開放された凹状の内側面30を有する第1フック部29が形成されている。
第2回転軸24の外周には、コイル状のバネ部材40とスペーサ41とが配置される。バネ部材40の一側40aはキャブロックフック12と係合し、他側40bはリンク11の連結部22と係合する。係るバネ部材40によって、キャブロックフック12は、リンク11に対してロック方向(図中矢印50方向)へ付勢される。また、特に図示していないが、リンク11には、キャブロックフック12のロック解除方向への移動範囲を規制するストッパが設けられている。このため、キャブロックフック12に外力が加わっていない状態(リンク11が初期位置にある状態を含む)では、バネ部材40とストッパとによって、キャブロックフック12はリンク11に対して所定位置に維持される。
キャブ1が非チルト状態であり、キャブロックレバー8(図1に示す)の他端側(図1の下端側)が車幅方向内側(図1の右側)へ回転し、ロッド9がロック方向(図1の左方向)へ移動し、リンク11が第1回転軸17を中心として初期位置からロック位置まで回転すると、キャブロックフック12は、リンク11の回転に伴って初期位置(図6に示す位置)からロック位置(図5に示す位置)までロック方向(図中矢印50方向)へ移動する。
初期位置からロック方向へ移動開始直後のキャブロックフック12は、バネ部材40とストッパとによってリンク11に対して所定位置に維持されたまま、第1回転軸17を中心として初期位置(図6に示す位置)からロック方向(図中矢印50方向)へ回転する。
キャブロックフック12のロック方向への移動が進み、図7に示すように、キャブロックフック12の内側縁がストライカ4と当接すると、バネ部材40の付勢力を受けているキャブロックフック12は、図8〜図11に示すように、ストライカ4に当接したままリンク11のロック方向への回転に伴ってロック方向へ移動する。係るロック方向への移動時において、ストライカ4からキャブロックフック12へロック解除方向への力が加わると、キャブロックフック12は、バネ部材40の付勢力に抗してリンク11に対し第2回転軸24を中心としてロック解除方向へ回転する。この第2回転軸24を中心とした回転を伴うことにより、第1フック部29は、ロック方向への移動に伴って下方からストライカ4へ近づく。
キャブロックフック12のロック方向への移動がさらに進むと、ロック位置の直前で第1フック部29の内側面30がストライカ4に下方から係合し、ロック位置で第1フック部29がストライカ4に対して上方への引張力を付与する。このため、キャブロックフック12がロック位置に達した状態では、キャブ1がシャシ側2に確実且つ堅牢にロックされる。
また、リンク11がロック位置に達すると、リンク11の第2フック部26は、ストライカ4の下方に位置する。なお、ロック位置において、第2フック部26をストライカ4に係合させていないため、第1回転軸17を中心として回転するリンク11に第2フック部26を形成しても、リンク11のロック方向への回転時に第2フック部26がストライカ4と干渉してリンク11の回転を阻害することがない。
一方、キャブロックレバー8の他端側が車幅方向外側へ回転し、ロッド9がロック解除方向(図1の右方向)へ移動し、リンク11が第1回転軸17を中心としてロック位置からロック解除方向へ回転すると、キャブロックフック12は、上記ロック方向への移動時と反対の移動軌跡を通り、初期位置へ戻る。
このように、本実施形態によれば、非チルト状態のキャブ1をシャシ側2にロックする場合、キャブロックレバー8をロック方向へ操作する。このとき、リンク11は、キャブロックレバー8に連動して、第1回転軸17を中心として初期位置からロック位置までロック方向へ回転し、キャブロックフック12は、リンク11の回転に伴って、初期位置からロック位置までロック方向へ移動する。係るキャブロックフック12の移動により、キャブロックフック12の第1フック部29は、シャシ側2に固定されたストライカ4に下方から係合した後、ストライカ4に対して上方への引張力を付与する。これにより、キャブ1がシャシ側2に確実且つ堅牢にロックされる。
反対に、キャブ1のロックを解除する場合、キャブロックレバー8をロック解除方向へ操作する。このとき、リンク11は、キャブロックレバー8に連動して、第1回転軸17を中心としてロック位置から初期位置までロック解除方向へ回転し、キャブロックフック12は、リンク11の回転に伴って、ロック位置から初期位置までロック解除方向へ移動する。係るキャブロックフック12の移動により、キャブロックフック12の第1フック部29は、ストライカ4から外れる。これにより、キャブ1とシャシ側2とのロックが解除される。
また、キャブ1をシャシ側2にロックした状態では、第1フック部29がストライカ4に係合すると共に、第2フック部26がストライカ4の下方に位置する。このため、車両衝突時においてキャブ1が前倒れ方向への移動を開始した場合、第2フック部26が直ぐにストライカ4に係合してキャブ1の移動を規制する。ここで、第2フック部26はリンク11の一部分であるため、部品点数は増大しない。従って、部品点数及び組付工数の増大を招くことなく、第2フック部26とストライカ4との係合によって、車両衝突時のキャブ1の前倒れを防止することができる。
なお、本実施形態では、前後のリンク部材20,21を連結部22によって連結したが、係る連結部22を設けることなく、図12に示すように、前後のリンク部材20,21を別体としてそれぞれベース10に支持してもよい。また、第2フック部26を前後のリンク部材20,21の両方に設けず、これらリンク部材20,21の一方のみに第2フック部26を設けてもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図13は本実施形態に係るキャブロック装置の背面図、図14は図13のキャブロックフックを示す斜視図、図15は初期位置のリンク及びキャブロックフックを模式的に示す背面図、図16〜図18はロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図、図19はロック位置のリンク及びキャブロックフックを模式的に示す背面図である。
本実施形態は、図13及び図14に示すように、ロッド連結軸27が後リンク部材21の一端側から前方(前リンク部材20側)へ突設されている点、及びロッド連結軸27が挿通される長孔状の軸挿通孔42がキャブロックフック12に形成されている点で、第1実施形態と相違する。なお、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、キャブロックレバー8をロック方向へ操作すると、図15〜図19に示すように、リンク11は、キャブロックレバー8に連動して、第1回転軸17を中心として初期位置からロック位置までロック方向へ回転する。係るリンク11の回転の際に、ロッド連結軸27はキャブロックフック12の軸挿通孔42内を移動するため、リンク11とキャブロックフック12とがロッド連結軸27によって相互に干渉することがない。そして、キャブロックフック12は、リンク11の回転に伴って、初期位置からロック位置までロック方向へ移動する。係るキャブロックフック12の移動により、キャブロックフック12の第1フック部29は、シャシ側2に固定されたストライカ4に下方から係合した後、ストライカ4に対して上方への引張力を付与する。これにより、キャブ1がシャシ側2に確実且つ堅牢にロックされる。
反対に、キャブ1のロックを解除する場合、キャブロックレバー8をロック解除方向へ操作する。このとき、リンク11は、キャブロックレバー8に連動して、第1回転軸17を中心としてロック位置から初期位置までロック解除方向へ回転し、キャブロックフック12は、リンク11の回転に伴って、ロック位置から初期位置までロック解除方向へ移動する。係るキャブロックフック12の移動により、キャブロックフック12の第1フック部29は、ストライカ4から外れる。これにより、キャブ1とシャシ側2とのロックが解除される。なお、ロック解除時もロック時と同様に、リンク11の回転の際に、ロッド連結軸27はキャブロックフック12の軸挿通孔42内を移動するため、リンク11とキャブロックフック12とがロッド連結軸27によって相互に干渉することがない。
また、キャブ1をシャシ側2にロックした状態では、第1フック部29がストライカ4に係合すると共に、第2フック部26がストライカ4の下方に位置する。このため、車両衝突時においてキャブ1が前倒れ方向への移動を開始した場合、第2フック部26が直ぐにストライカ4に係合してキャブ1の移動を規制する。ここで、第2フック部26はリンク11の一部分であるため、部品点数は増大しない。従って、部品点数及び組付工数の増大を招くことなく、第2フック部26とストライカ4との係合によって、車両衝突時のキャブ1の前倒れを防止することができる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、前後のリンク部材20,21(図13〜図19には、後リンク部材20のみを図示)を別体としてそれぞれベース10に支持してもよく、また、第2フック部26を前後のリンク部材20,21の一方のみに第2フック部26を設けてもよい。
本発明は、チルト可能なキャブをシャシ側にロックするためのキャブロック装置に適用することができる。
第1実施形態に係るキャブロック装置を備えたキャブオーバートラックのキャブの背面構造を示す外観斜視図である。 図1のキャブロック装置をキャブ側から取り外した状態を示す斜視図である。 図2のキャブロック装置の分解斜視図である。 図3のキャブロック装置が組み立てられた状態を示す斜視図である。 リンク及びキャブロックフックがロック位置にある状態を示す背面図である。 初期位置のリンク及びキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 第1実施形態の他の態様に係るリンクを示す斜視図である。 第2実施形態に係るキャブロック装置の背面図である。 図13のキャブロックフックを示す斜視図である。 初期位置のリンク及びキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック方向へ回転するリンク及び移動するキャブロックフックを模式的に示す背面図である。 ロック位置のリンク及びキャブロックフックを模式的に示す背面図である。
符号の説明
1:キャブ
1a:キャブの背面
2:シャシ側
3:キャブロック装置
4:ストライカ
5:支持プレート
6:支持プレート
7:ブラケット
8:キャブロックレバー
9:ロッド
10:ベース
11:リンク
12:キャブロックフック
13:前プレート部
14:後プレート部
15:ブラケット
16:ストライカ挿通孔
17:第1回転軸
18:第1回転軸支持孔
19:係合シャフト収容凹部
20:前リンク部材
21:後リンク部材
22:連結部
23:第1回転軸挿通孔
24:第2回転軸
25:第2回転軸支持孔
26:第2フック部
27:ロッド連結軸
28:第2回転軸挿通孔
29:第1フック部
30:第1フック部の内側面
40:バネ部材
41:スペーサ
42:軸挿通孔

Claims (1)

  1. 前端部側を中心としてチルト可能なキャブの後端部側を、非チルト状態でシャシ側にロックするキャブオーバー型車両のキャブロック装置であって、
    前記キャブの後端部に対して第1回転軸を中心として回転自在に支持され、キャブロックレバーの動きに連動して、初期位置からロック方向へ回転しロック位置に達すると共に、前記ロック位置からロック解除方向へ回転し前記初期位置へ戻るリンクと、
    前記リンクに対して第2回転軸を中心として回転自在に支持され、前記リンクの前記ロック方向への回転に伴って初期位置からロック方向へ移動してロック位置に達すると共に、前記リンクの前記ロック解除方向への回転に伴って前記ロック位置からロック解除方向へ移動して前記初期位置へ戻るキャブロックフックと、を備え、
    前記キャブロックフックの移動軌跡は、前記第1回転軸を中心とした回転と前記第2回転軸を中心とした回転とにより規定され、
    前記キャブロックフックは、第1フック部を有し、
    前記リンクは、第2フック部を有し、
    前記キャブが非チルト状態であり、前記キャブロックフックが前記初期位置から前記ロック位置まで前記ロック方向へ移動するとき、前記第1フック部は、前記シャシに対して固定されたストライカに下方から係合した後、前記ストライカに対して上方への引張力を付与し、
    前記キャブが非チルト状態であり、前記リンクが前記ロック位置にあるとき、前記第2フック部は前記ストライカの下方に位置する
    ことを特徴とする車両のキャブロック装置。
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