JP2007222493A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールの一部を発光させて装飾できるとともに、その構造が簡単でありメンテナンスが容易な遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機は、遊技に必要な複数種類の図柄を変動表示するリールユニット70と、遊技者が操作可能な停止ボタンと、遊技者による停止ボタンの操作に応じてリールユニット70の変動表示を停止させる主制御回路と、を備える。リールユニット70は、複数種類の図柄が表された回胴部71を有する複数のリール3Lと、このリール3Lを回転駆動するステッピングモータと、を備え、回胴部71の少なくとも一部には、蓄光性を有する材料で形成されて着脱可能な蓄光部材73が設けられる。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技機に関する。
例えば、停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表示する機械的回転リールを複数配列して構成した変動表示装置、あるいはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的にあるいは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合にコイン、メダル等の遊技媒体を払い出すことで遊技者に利益を付与するものである。
現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を有するものである。特に、所定の役の入賞が成立したときは、1回のコインの払い出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームが所定回数行える役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と略記する)と、遊技者に相対的に小さい利益を与える遊技を所定ゲーム数行える役(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記する)がある。
また、現在主流の機種においては、有効化された成立ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並び、コイン、メダル等が払い出される入賞が成立するには、内部的な抽籤処理(以下「内部抽籤」という)により役に当籤(以下「内部当籤」という)し、且つその内部当籤した役(以下「内部当籤役」という)の入賞成立を示す図柄の組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら内部当籤したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと入賞を成立させることができない。すなわち、停止操作のタイミングに熟練した技術が要求される(「目押し」といわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。
ここで、上述の図柄の変動表示や停止表示は、遊技機を構成する要素の中でも遊技の遊技性を決定する重要な要素であり、したがって、遊技機の興趣の向上に最も影響を与える要素である。そのため近年では、変化に富んだ図柄の変動表示を行うことを目的として、図柄自体が発光するリールを備える遊技機が提案されている。
第1に、蓄光性のインクで図柄が描かれたリールと、このリールに白色光を照射する白色照明と、を備える遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この遊技機によれば、リールに白色光が照射されると、蓄光性のインクで印刷された部分は蓄光し、その後も所定時間に亘って発光し続ける。これにより、変化に富んだ図柄の表示が可能となる。
第2に、蓄光性のインクで図柄が描かれたリールと、紫外線を照射する紫外線照射部と、を備え、ボーナスの内部当籤時には紫外線照射部によりリールを照射させる遊技機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2の遊技機によれば、ボーナスの内部当籤時には、リールに紫外線を照射することにより、リールを発光させて装飾できるとともに、ボーナスが当籤したことを遊技者に報知できる。
特公平7−114824号公報 特許第3592946号公報
しかしながら、これら特許文献1,2で提案されたリールでは、蓄光性のインクは、リールに直に塗布して描かれているため、このインクの蓄光性能又は発光性能などが劣化した場合には、リールを取り外してインクを塗布し直さなければならない。また、エネルギーを節約させるため、太陽光により蓄光させる場合には、その都度リールを取り外して野外に置かなければならない。
したがって、これら特許文献1,2で提案されたリールは、そのメンテナンスが容易ではなかった。
本発明の目的は、リールの一部を発光させて装飾できるとともに、その構造が簡単でありメンテナンスが容易な遊技機を提供することである。
本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技に必要な複数種類の図柄(例えば、後述の赤7の図柄121、青7の図柄122)を変動表示する変動表示手段(例えば、後述のリールユニット70)と、遊技者が操作可能な操作手段(例えば、後述の停止ボタン7L,7C,7R)と、遊技者による前記操作手段の操作に応じて前記変動表示手段の変動表示を停止させる停止制御手段(例えば、後述の、主制御回路55及び停止スイッチ7LS,7CS,7RS)と、を備える遊技機であって、前記変動表示手段は、前記複数種類の図柄が表された回胴部(例えば、後述の回胴部71)を有する複数のリール(例えば後述のリール3L,3C,3R)と、これらリールを回転駆動する駆動手段(例えば、後述のステッピングモータ49L,49C,49R)と、を備え、前記回胴部の少なくとも一部には、蓄光性を有する材料で形成されて着脱可能な蓄光部材(たとえば、後述の蓄光部材73)が設けられることを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、蓄光性を有する材料で形成された蓄光部材を、複数種類の図柄が表されたリールの回胴部に、着脱可能に設けた。したがって、リールを回転駆動して回胴部に表された図柄を変動表示させながら回胴部の一部を発光させることにより、リールを装飾できる。
また、蓄光性を有する材料でリールの一部を発光させているので、発光を電気制御するための制御回路や配線などを新たに設ける必要が無く、簡単な構造でリールの一部を発光させることができる。
特に、蓄光部材を着脱可能に設けたので、例えば蓄光部材の蓄光性能や発光性能が劣化した場合には、この蓄光部材のみをリールから取り外して、新たなものと交換するだけでよいので、メンテナンスを容易にできる。
また、例えば、遊技機が設置された遊技場の開店時に特に明るく発光させたい場合には、蓄光部材のみをリールから取り外して日光などの光源に照射させるだけでよいので、リールを明るく発光させるための電気代を節約できるとともに、メンテナンス性も向上できる。
(2) (1)に記載の遊技機において、前記回胴部に前記リールの外側から光を照射する外側照射手段(例えば、後述のリール外側照明150)をさらに備え、前記蓄光部材は、前記回胴部のうち特定の図柄(例えば、後述の赤7の図柄121)が表された部分に設けられることを特徴とする遊技機。
(2)の発明によれば、回胴部にリールの外側から光を照射する外側照射手段をさらに設けたので、蓄光部材に光を照射させることにより、蓄光部材をより明るく発光させることができる。
また、蓄光部材を、回胴部に表された複数種類の図柄のうち、特定の図柄が表された部分に設けたので、この特定図柄のみを発光させて、目立たせることができる。
これにより、遊技者は、駆動手段により変動表示される複数種類の図柄のうち、発光する特定図柄を容易に視認できるため、この特定図柄の目押しを容易にできる。
(3) (1)又は(2)に記載の遊技機において、前記回胴部に前記リールの内側から光を照射する内側照射手段(例えば、後述のリール内側照明752)をさらに備え、前記回胴部の少なくとも一部には貫通孔(例えば、後述の貫通孔711)が形成され、前記蓄光部材は、前記貫通孔を塞ぐようにして前記回胴部に設けられることを特徴とする遊技機。
(3)の発明によれば、リールの回胴部に貫通孔を形成し、さらにこの貫通孔を塞ぐようにして蓄光部材を設けた。これにより、リールの内側から光を照射して蓄光部材を発光させることができるので、回胴部にリールの内側から光を照射する内側照射手段を、リールの内側に配置することができる。
本発明の遊技機によれば、蓄光性を有する材料で形成された蓄光部材を、複数種類の図柄が表されたリールの回胴部に、着脱可能に設けた。したがって、リールを回転駆動して回胴部に表された図柄を変動表示させながら回胴部の一部を発光させることにより、リールを装飾できる。特に、蓄光部材を着脱可能に設けたので、例えば蓄光部材の蓄光性能や発光性能が劣化した場合には、この蓄光部材のみをリールから取り外して、新たなものと交換するだけでよいので、メンテナンスを容易にできる。
以下、実施例の遊技機について説明する。
図1は、本発明の一実施例の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆるパチスロ機である。この遊技機1は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカードなどの遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成している筐体1bは、箱状のキャビネット60と、このキャビネット60を開閉する前面ドア2と、を備える。
前面ドア2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2a、液晶表示部2b、及び固定表示部2cが設けられている。また、これらパネル表示部2a、液晶表示部2b、及び固定表示部2cは、液晶表示装置131の表示面に形成されたものである。
前面ドア2の背後には、遊技に必要な複数種類の図柄が表された複数のリール3L,3C,3Rと、これらリール3L,3C,3Rを回転駆動する駆動手段としてのステッピングモータ49L,49C,49Rと、を備え、これら複数種類の図柄を変動表示する変動表示手段としてのリールユニット70が設けられている(後述の図3参照)。各リール3L,3C,3Rは、回転自在に横一列に設けられており、一定の速度で回転する(例えば、80回転/分)。
また、液晶表示装置131のうち、液晶表示部2bが形成された領域には、リール3L,3C,3Rに表された複数の図柄の一部が表示される表示窓21L,21C,21Rが形成されており、これにより、遊技者は、リール3L,3C,3Rを外部から視認できる。
なお、これら液晶表示装置131及びリールユニット70については、図2及び図3を参照しながら後に詳述する。
パネル表示部2a、液晶表示部2b及び固定表示部2cの下方には略水平面の台座部4が形成されている。台座部4の右側には、メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。投入されたメダルは、クレジットされるか、ゲームに賭けられる。また、台座部4の左側には、押下操作により、クレジットされているメダルを賭けるための1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられている。
1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。
これらのBETスイッチ11〜13を操作することで、所定の表示ラインが有効化される(後述の図2参照)。BETスイッチ11〜13の操作及びメダル投入口10にメダルを投入する操作(遊技を行うためにメダルを投入する操作)を、以下「BET操作」という。また、BETスイッチ11〜13の上方には、操作部17が設けられている。操作部17は、液晶表示部2bに遊技履歴などの情報を表示するために操作される。
台座部4の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払い出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受け部5に溜められる。メダル受け部5の上方の左右には、遊技の演出に関する効果音などを出音するスピーカ9L,9Rが設けられている。
C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓21L,21C,21R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部4の前面部中央で、スタートレバー6の右側には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための操作手段としての3個の停止ボタン7L,7C,7Rが設けられている。なお、実施例では、一のゲーム(単位遊技)は、基本的にスタートレバー6が操作されることにより開始し、全てのリール3L,3C,3Rが停止したときに終了する。
ここで、本実施例では、全てのリールが回転しているときに行われるリールの停止操作(停止ボタンの操作)を第1停止操作、第1停止操作の次に行われる停止操作を第2停止操作、第2停止操作の次に行われる停止操作を第3停止操作という。また、各停止ボタン7L,7C,7Rの裏側には、停止スイッチ7LS,7CS,7RS(後述の図8参照)が配置されている。これらの停止スイッチは、対応する停止ボタンの操作(停止操作)を検知する。
図2を参照して、パネル表示部2a、液晶表示部2b、及び固定表示部2cについて説明する。
図2は、液晶表示装置131の表示面を示す正面図である。
液晶表示装置131は、図2中左側から順に、パネル表示部2a、液晶表示部2b、及び固定表示部2cで構成されている。
パネル表示部2aは、ボーナス遊技情報表示部16、BETランプ17a〜17c、払出表示部18、及びクレジット表示部19により構成される。ボーナス遊技情報表示部16は、7セグメントLEDから成り、ボーナス中の遊技情報を表示する。1−BETランプ17a、2−BETランプ17b及び最大BETランプ17cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。
1−BETランプ17aは、BET数が1枚のときに点灯する。2−BETランプ17bは、BET数が2枚のときに点灯する。最大BETランプ17cは、BET数が3枚のときに点灯する。払出表示部18及びクレジット表示部19は、夫々7セグメントLEDから成り、入賞が成立したとき(役が成立したとき)のメダルの払出枚数及びクレジットされているメダルの枚数を表示する。
液晶表示部2bには、上述の表示窓21L,21C,21Rのほか、窓枠表示領域22L,22C,22R及び演出表示領域23が形成される。この液晶表示部2bの表示内容は、リール3L,3C,3Rの回転及び停止態様、及び後述の液晶表示装置131(後述の図3参照)の動作により変化するようになっている。
表示窓21L,21C,21Rは、それぞれ、各リール3L,3C,3Rに対応して設けられ、リール3L,3C,3R上に配置された図柄の表示や、種々の演出表示を行う。
表示窓21L,21C,21Rには、表示ラインとして、水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、並びに、斜め方向にクロスアップライン8a及びクロスダウンライン8eが設けられる。これらの表示ラインは、遊技者が、前述のBETスイッチ11〜13を押下操作すること、又はメダル投入口10にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される(以下、有効化された表示ラインを「有効ライン」と記載する)。どの表示ラインが有効化されたかは、前述のBETランプ17a,17b,17cの点灯で表示される。ここで、表示ライン8a〜8eは、役の成否に関わる。
表示窓21L,21C,21Rは、少なくとも、対応するリール3L,3C,3Rが回転中のとき、及び、対応する停止ボタン7L,7C,7Rが押下操作可能なとき、遊技者がリール3L,3C,3R上の図柄を視認できるように、透過状態となる。
窓枠表示領域22L,22C,22Rは、各表示窓21L,21C,21Rを囲むように設けられ、リール3L,3C,3Rの前面に配置された表示窓21L,21C,21Rの窓枠を表したものである。
演出表示領域23は、液晶表示部2bの領域のうち、表示窓21L,21C,21R及び窓枠表示領域22L,22C,22R以外の領域である。この演出表示領域23は、ボーナスが成立可能であることを確定的に報知する画像(例えば、告知ランプ)の表示、ゲームの興趣を増大するための演出、遊技者がゲームを有利に進めるために必要な情報などの表示を行う。
固定表示部2cは、予め定めた図、絵などが描かれた領域である。この固定表示部2cに描かれた図、絵などと、演出表示領域23に表示された画像を連接させることにより一つの静止画像又は動画像を表示できるようにしても良い。
図3を参照して、液晶表示装置131、及びリールユニット70の具体的な構成について説明する。
図3は、液晶表示装置131及びリールユニット70の概略構成を示す斜視図である。
液晶表示装置131は、透明アクリル板132と、表示板133と、液晶パネル134と、導光板135と、反射フィルム136と、冷陰極管137a,137bと、外側照射手段としてのリール外側照明150と、を備える。これらに加えて、液晶表示装置131は、液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージや、液晶パネル134の端子部に接続したフレキシブル基板などを備える。
また、これら透明アクリル板132、表示板133、及び液晶パネル134などの液晶表示装置131の部材は、図示しないリールガラスベース、ベゼル金属枠、及びリアホルダなどにより一体化される。一体化された液晶表示装置131は、リールガラスベースの上下端部に形成されたブラケットを介して、前面ドア2の裏面に取り付けられる。
透明アクリル板132は、透光性のアクリル板であり、液晶表示装置131の前面を形成する。具体的には、透明アクリル板132は、液晶表示装置131を構成する部材のうち、最も前面ドア2に近い位置に設けられ、これにより、液晶パネル134や冷陰極管137a,137bなどを保護する。
表示板133は、透光性の板であり、透明アクリル板132に合わせて設けられている。この表示板133のうち、上述のパネル表示部2a及び固定表示部2c(上述の図2参照)に対応する領域には、図や絵などが描かれている。
ここで、図3では、パネル表示部2aに対応する表示板133の領域の裏側に配置される上述のボーナス遊技情報表示部16、払出表示部18、及びクレジット表示部19などの各種表示部や、BETランプ17a〜17cを動作させる電気回路の図示を省略している。
液晶パネル134は、薄膜トランジスタ層が設けられたガラス板などの透明な素子基板と、これに対向する透明な対向基板と、これらの基板の間に封入された液晶と、で形成され、対向基板を表示板133に向けて設けられている。この液晶パネル134の表示モードは、ノーマリーホワイトである。したがって、液晶パネル134に電圧を印加せずに、液晶を駆動していない状態では、素子基板側から入射した光は、対向基板を透過して外部から視認できる。
このように、ノーマリーホワイトの液晶パネル134を採用することにより、液晶を駆動できない事態が生じた場合であっても、表示窓21L,21C,21Rを透してリール3L,3C,3R上に配列された図柄を視認することができ、ゲームを継続することができる。つまり、液晶を駆動できない事態が発生した場合にも、リール3L,3C,3Rの回転及びその停止を中心としたゲームを行うことができる。
導光板135は、板状であり、その前面を液晶パネル134の素子基板に合わせて設けられる。この導光板135は、冷陰極管137a,137bから照射された光を液晶パネル134へ導光する。
冷陰極管137a,137bは、それぞれ、棒状の光源であり、導光板135の上端部及び下端部に沿って配置されている。
反射フィルム136は、例えば白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものであり、導光板135の裏面に貼り付けられる。この反射フィルム136は、冷陰極管137a,137bから導光板135に導入された光を液晶パネル134側に向けて反射させる。これにより液晶パネル134を照明する。
また、この反射フィルム136は、反射領域136A及び非反射領域(即ち透過領域)136BL,136BC,136BRにより構成されている。非反射領域136BL,136BC,136BRは、透明な材料で形成され入射した光を反射することなく透過させる。
非反射領域136BL,136BC,136BRの大きさ及び位置は、前述の表示窓21L,21C,21R(図2参照)と一致するように形成されている。
また、反射領域136Aは、導光板135に導入された光を正面側に向けて反射させる。
リール外側照明150は、棒状のハロゲンランプ138a,138bと、導光板135に設けられこれらハロゲンランプ138a,138bの両端をそれぞれ支持するランプホルダ139c,139d,139e,139fと、を備える。
ハロゲンランプ138a,138bは、それぞれ、非反射領域136BL,136BC,136BRの幅方向に沿った長さよりも長くなっている。
また、これらハロゲンランプ138a,138bは、それぞれ、非反射領域136BL,136BC,136BRの上方及び下方に配置される。これにより、リール外側照明150は、リール3L,3C,3Rの後述の回胴部71に、リール3L,3C,3Rの外側から白色光を照射する。
リールユニット70は、円筒状の複数のリール3L,3C,3Rと、これらリール3L,3C,3Rを回転可能に支持するブラケット部75L,75C,75Rと、これらリール3L,3C,3R及びブラケット部75L,75C,75Rを収容するリールボックス76と、を備える。
リールボックス76は、箱状の収容容器であり、その前面及び上面は開放されている。
ブラケット部75L,75C,75Rは、リール3L,3C,3Rの一部がリールボックス76の前面から突出するように、リールボックス76の側面と略平行にして、リールボックス76内部に設けられる。
このように形成されたリールユニット70は、リール3L,3C,3Rの回転が停止した場合に、表示させる図柄の各々の前方に表示窓21L,21C,21Rが位置するように、筐体1bの内部に設けられる。
図4から図6を参照して、リール3L,3C,3R、及びブラケット部75L,75C,75Rについて説明する。以下では、リール3L及びブラケット部75Lについて説明するが、リール3C,3R及びブラケット部75C,75Rも同様の構成である。
図4は、リール3L及びブラケット部75Lを示す拡大斜視図である。
ブラケット部75Lは、リール3Lを回転駆動するステッピングモータ49Lと、後述のリール3Lの回胴部71にリール3Lの内側から白色光を照射する内側照射手段としてのリール内側照明752と、リール3Lの回転を検知するホトセンサ755と、これらステッピングモータ49L、リール内側照明752、及びホトセンサ755が取り付けられる矩形状のブラケット751と、を備える。
ステッピングモータ49Lは、その回転軸がブラケット751に対して垂直になるように、ブラケット751の略中心に設けられる。
リール内側照明752は、リール3Lの内側から回胴部71の内周面に白色光を照射する3つのハロゲンランプ754と、これらハロゲンランプ754が設けられるランプケース753と、を備える。このランプケース753の内部は3つの部屋に仕切られており、それぞれの部屋には、各ハロゲンランプ754が設けられている。
ホトセンサ755は、後述のリール3Lの遮蔽板721を検出するセンサであり、ランプケース753の上端に設けられている。これにより、リール3Lの回転を検知する。
以上のように形成されたブラケット部75Lは、リール内側照明752をリールボックス76(上述の図3参照)の前面側に向けて、リールボックス76に収められる。
リール3Lは、ステッピングモータ49Lの回転軸に取り付けられる支持フレーム72と、この支持フレーム72に支持される円筒状の回胴部71と、を備える。
支持フレーム72は、ステッピングモータ49Lの駆動力を回胴部71へ伝達する。また、この支持フレーム72には、回胴部71の内部側に突出した遮蔽板721が設けられている。
回胴部71は、上述の非反射領域136BLと略等しい幅を有しており、その外周面には図柄列が表されている(後述の図5参照)。具体的には、この回胴部71の外周面は21等分されて、それぞれの面には、1つずつ所定の種類の図柄が表される。この回胴部71の構造については、後に図6を参照して詳述する。
図5は、各リール3L,3C,3Rに表された複数種類の図柄が、それぞれ21個ずつ配列された図柄列を示す図である。
各図柄には“00”〜“20”のコードナンバーが付され、データテーブルとして後で説明するROM32(後述の図8参照)に格納(記憶)されている。各リール3L,3C,3R上には、“赤7(図柄121)”、“青7(図柄122)”、“BAR(図柄123)”、“プラム(図柄124)”、“スイカ(図柄125)”、“Replay(図柄126)”、及び“チェリー(図柄127)”の複数種類の図柄で構成される図柄列が表されている。各リール3L,3C,3Rは、図柄列が図5の矢印方向に移動するように回転駆動される。
これらの図柄列は、それぞれ、リール3L,3C,3Rの回胴部71の外周面に直接印刷するか、又は、図柄列が印刷されたシートを回胴部71の外周面に貼り付けることによって、リール3L,3C,3Rの外周面に表される。本実施例では、図柄列は、回胴部71の外周面に直に印刷されたものとして説明するが、これに限るものではない。
また、以上のようにして回胴部71の外周面に表された複数種類の図柄のうち、特定の図柄として赤7の図柄121が表された部分には、後に図6を参照して詳述する蓄光部材73が着脱可能に設けられている。
ここで、実施例の役には、RB、リプレイ、スイカの小役、プラムの小役、上下チェリーの小役、及び中チェリーの小役が設けられている。RBは、第1種特別役物である。役(役データ)は、基本的に、遊技者に付与される利益と図柄組合せとが対応付けられた制御情報であり、リール3L,3C,3Rの停止制御、遊技状態の切り換え(移行)、遊技価値の付与などに用いられる制御情報である。
図6は、リール3Lの回胴部71の拡大斜視図である。具体的には、図6は、複数種類の図柄が表された回胴部71の外周面のうち、赤7の図柄121が表された部分の拡大斜視図である。
回胴部71のうち赤7の図柄121が表された部分には、蓄光性を有する材料で形成された蓄光部材73が着脱可能に設けられている。
具体的には、回胴部71の赤7の図柄121が表された部分には、貫通孔711が形成されている。この貫通孔711は、回胴部71の外周面のうち赤7の図柄121が表された領域内に形成され、この図柄121と略相似の形状である。また、貫通孔711には、内周面に沿って、透明で弾性を有する弾性材で形成された突起713が設けられている。この突起713は、貫通孔711の厚み方向略中央の位置に設けられている。
蓄光部材73は、透明で蓄光性を有する蓄光ガラスで形成されたものである。具体的には、この蓄光部材73は、平板状の蓄光ガラスを、回胴部71の内周縁と略同一の形状に切削することにより形成される。また、この蓄光部材73の厚み方向の略中央には、その周縁に沿って、上述の回胴部71の突起713と嵌合する溝731が形成されている。
ここで、蓄光部材73を形成する蓄光ガラスには、赤色に発光する蓄光ガラスを用いる。すなわち、この蓄光部材73は、ハロゲンランプからの高輝度な白色光や、ブラックライトからの紫外線などの光が照射されると、この光のエネルギーを吸収(蓄光)し、光が照射された時間に応じて赤色の光を発光する。
蓄光部材73は、外周面側から回胴部71の貫通孔711に押し込んで、回胴部71の突起713を蓄光部材73の溝731に嵌合させることにより、この貫通孔711を塞ぐようにして回胴部71に設けられる。
図7を参照して、リール外側照明150及びリール内側照明752により光が照射される部分について説明する。
図7は、図3中の線III−III断面図である。
上述のように、リールユニット70は、リール3L,3C,3Rの回転が停止した場合に、表示させる図柄の各々の前方に表示窓21L,21C,21Rが位置するように設けられているので、リール外側照明150のハロゲンランプ138a,138bは、リール3Lの外側から、回胴部71の外周面に光を照射する。より具体的には、リール外側照明150は、リール3Lの回胴部71の表示窓21L上の領域、すなわち、リール3Lの回胴部71のうち表示窓21Lに対向する領域を中心に、リール3Lの外側から光を照射する。
リール内側照明752の3つのハロゲンランプ754は、それぞれ、リール3Lの内側から、回胴部71の内周面に光を照射する。より具体的には、リール内側照明752は、リール3Lの回胴部71の表示窓21L上の領域、すなわち、リール3Lの回胴部71のうち表示窓21Lに対向する領域に、リール3Lの内側から光を照射する。
すなわち、遊技者の停止ボタン7Lの操作により、図7に示すように、回胴部71に設けられた蓄光部材73が表示窓21L上に停止した場合には、この蓄光部材73はリール外側照明150及びリール内側照明752によって光が照射される。これにより、蓄光部材73は蓄光し、その後も所定の時間に亘って赤色に発光する。
以上のようにして、蓄光性を有する材料で形成された蓄光部材73を、複数種類の図柄が表されたリール3Lの回胴部71に、着脱可能に設けた。したがって、リール3Lを回転駆動して回胴部71に表された図柄を変動表示させながら回胴部71の一部を発光させることにより、リール3Lを装飾できる。
また、蓄光性を有する蓄光ガラスでリール3Lの一部を発光させているので、発光を制御するための制御回路や配線などを新たに設ける必要が無く、簡単な構造でリール3Lの一部を発光させることができる。
特に、蓄光部材73を着脱可能に設けたので、例えば、蓄光部材73の蓄光性能や発光性能が劣化した場合には、この蓄光部材73のみをリール3Lから取り外して、新たなものと交換するだけでよいので、メンテナンスを容易にできる。
また、例えば、遊技機1が設置された遊技場の開店時に特に明るく発光させたい場合には、蓄光部材73のみをリール3Lから取り外して日光などの光源に照射させるだけでよいので、リール3Lを明るく発光させるための電気代を節約できるとともに、メンテナンス性も向上できる。
また、蓄光部材73を、回胴部71に表された複数種類の図柄のうち、赤7の図柄121が表された部分に設けたので、この赤7の図柄121のみを赤色に発光させて、目立たせることができる。これにより、遊技者は、ステッピングモータ49Lにより変動表示される複数種類の図柄のうち、赤7の図柄121を容易に視認できるため、この図柄121の目押しを容易にできる。
また、リール3Lの回胴部71に貫通孔711を形成し、さらにこの貫通孔711を塞ぐようにして蓄光部材73を設けた。これにより、リール3Lの内側から光を照射して蓄光部材73を発光させることができるので、図7に示すように、リール内側照明752をリール3Lの内側に配置することができる。
なお、蓄光ガラスで形成された蓄光部材73をリール3Lに設けるものとして説明したが、これに限らず、リール3C,3Rに蓄光部材を設ける形態にも本発明は適用可能である。
図8は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路55と、主制御回路55に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路55から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置131、スピーカ9L,9R、LED類101及びランプ類102を制御する副制御回路56とを含む回路構成を示す。
主制御回路55は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ちCPU31の動作プログラム上で、乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、あるいは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる内部抽籤テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群などが格納されている。また、副制御回路56へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。副制御回路56が主制御回路55へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路55から副制御回路56への一方向で通信が行われる。RAM33には、格納領域が設けられ、種々の情報が格納される。RAM33には、例えば、内部当籤役、持越役、現在の遊技状態などの情報等が格納される。
図8の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(1−BETランプ17a、2−BETランプ17b、最大BETランプ17c)と、ボーナス遊技情報表示部16、払出表示部18、クレジット表示部19などの表示部と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払い出すホッパー(払い出しのための駆動部を含む)40と、リール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、BETランプ17a,17b,17cを駆動制御するランプ駆動回路45、及びボーナス遊技情報表示部16、払出表示部18、クレジット表示部19などの表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、停止スイッチ7LS,7CS,7RS、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、メダルセンサ10S、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出し、遊技開始指令信号(ゲームの開始を指令する信号)を出力する。メダルセンサ10Sは、メダル投入口10に投入されたメダルを検出する。停止スイッチ7LS,7CS,7RSは、遊技者による停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて停止指令信号(図柄の変動の停止を指令する信号)を発生し、リール3L,3C,3Rの変動表示を停止させる。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達したとき、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
図8の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数を使用することにより、例えばROM32内に格納されている内部抽籤テーブルなどに基づいて内部当籤役などが決定される。内部当籤役(内部当籤役データ)は、その内部当籤役に対応する停止制御の態様などを介して、対応する図柄組合せと遊技者に付与される利益とが間接的に対応付けられているといえる。
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に表された図柄とを対応付けるために、図柄テーブル(図示せず)が、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。
さらに、ROM32内には、図柄組合せテーブルが格納されている。この図柄組合せテーブルでは、役の成立(入賞など)となる図柄の組合せ(表示役に対応する図柄の組合せ)と、表示役に対応するメダル払出枚数と、その入賞(成立)を表す図示しない入賞判定コード(成立判定コード)とが対応付けられている。上記の図柄組合せテーブルは、左リール3L,中央リール3C,右リール3Rの停止制御時、及び全リール3L,3C,3Rの停止後の入賞確認(表示役の確認)及び払出枚数の決定を行う場合に参照される。表示役(表示役データ)は、基本的に、有効ラインに沿って並ぶ図柄組合せに対応する役(成立役)である。遊技者には、表示役に対応する利益が付与される。
上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(内部抽籤処理など)により内部当籤役を決定した場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したタイミングで停止スイッチ7LS,7CS,7RSから送られる操作信号、及び決定された停止テーブルに基づいて、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
当籤した役の入賞を示す停止態様(即ち入賞態様)となれば、CPU31は、払出指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払い出を行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、メダル払出処理を終了する。
図9は、副制御回路56の構成を示すブロック図である。副制御回路56は、画像制御回路(gSub)56aと、音・ランプ制御回路(mSub)56bとから構成されている。この画像制御回路(gSub)56a又は音・ランプ制御回路(mSub)56bは、主制御回路55を構成する回路基板とは各々別の回路基板上に構成されている。
主制御回路55と画像制御回路(gSub)56aとの間の通信は、主制御回路55から画像制御回路(gSub)56aへの一方向で行われ、画像制御回路(gSub)56aが主制御回路55へコマンド、情報等を入力することはない。また、画像制御回路(gSub)56aと音・ランプ制御回路(mSub)56bとの間の通信は、画像制御回路(gSub)56aから音・ランプ制御回路(mSub)56bへの一方向で行われ、音・ランプ制御回路(mSub)56bが画像制御回路(gSub)56aへコマンド、情報等を入力することはない。
画像制御回路(gSub)56aは、画像制御マイコン81、シリアルポート82、プログラムROM83、ワークRAM84、カレンダIC85、画像制御IC86、制御RAM87、画像ROM(CROM(キャラクタROM))88及びビデオRAM89で構成される。
画像制御マイコン81は、CPU、割込コントローラ、入出力ポート(シリアルポートは図示)を備えている。画像制御マイコン81に備えられたCPUは、主制御回路55から送信されたコマンドに基づき、プログラムROM83内に格納された制御プログラムに従って各種の処理を行う。なお、画像制御回路(gSub)56aは、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、画像制御マイコン81の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。
シリアルポート82は、主制御回路55から送信されるコマンド等を受信する。プログラムROM83は、画像制御マイコン81で実行する制御プログラム、などが格納される。
ワークRAM84は、画像制御マイコン81が前述した制御プログラムを実行する場合の、作業用の一時記憶手段として構成される。ワークRAM84には、種々の情報が格納される。
カレンダIC85は、日付データを記憶する。画像制御マイコン81には、操作部17が接続されている。実施例では、この操作部17を遊技場の従業員等が操作することにより日付の設定等が行われるようになっている。画像制御マイコン81は、操作部17から送信される入力信号に基づいて設定された日付情報をカレンダIC85に記憶する。カレンダIC85に記憶された日付情報はバックアップされることとなる。
また、前述のワークRAM84とカレンダIC85は、バックアップ対象となっている。つまり、画像制御マイコン81に供給される電源が遮断された場合であっても、電源が供給され続け、記憶された情報等の消去が防止される。
画像制御IC86は、画像制御マイコン81により決定された演出内容(前述の報知態様演出など)に応じた画像を生成し、液晶表示装置131に出力する。
制御RAM87は、画像制御IC86の中に含まれている。画像制御マイコン81は、この制御RAM87に対して情報等の書き込みや読み出しを行う。また、制御RAM87には、画像制御IC86のレジスタと、スプライト属性テーブルと、カラーパレットテーブルと、が展開されている。画像制御マイコン81は、画像制御IC86のレジスタと、スプライト属性テーブルとを所定のタイミング毎に更新する。
画像制御IC86には、液晶表示装置131と、画像ROM88と、ビデオRAM89とが接続されている。なお、画像ROM88が画像制御マイコン81に接続された構成であってもよい。この場合、3次元画像データなど大量の画像データを処理する場合に有効な構成となる場合がある。画像ROM88は、画像を生成するための画像データ、ドットデータ等を格納する。ビデオRAM89は、画像制御IC86で画像を生成する場合の一時記憶手段として構成される。また、画像制御IC86は、ビデオRAM89のデータを液晶表示装置131に転送終了する毎に画像制御マイコン81に信号を送信する。
また、画像制御回路(gSub)56aでは、画像制御マイコン81が、音・ランプの演出の制御も行うこととなっている。画像制御マイコン81は、決定された演出に基づいて、音・ランプの種類及び出力タイミングを決定する。そして、画像制御マイコン81は、所定のタイミング毎に、音・ランプ制御回路(mSub)56bにシリアルポート82を介してコマンドを送信する。音・ランプ制御回路(mSub)56bでは、主に、画像制御回路(gSub)56aから送信されたコマンドに応じて、音・ランプの出力のみを行うこととなる。
音・ランプ制御回路(mSub)56bは、音・ランプ制御マイコン91、シリアルポート92、プログラムROM93、ワークRAM94、音源IC95、パワーアンプ96、音源ROM97で構成される。
音・ランプ制御マイコン91は、CPU、割込コントローラ、入出力ポート(シリアルポートは図示)を備えている。音・ランプ制御マイコン91に備えられたCPUは、画像制御回路(gSub)56aから送信されたコマンドに基づき、プログラムROM93内に格納された制御プログラムに従って音・ランプの出力処理を行う。また、音・ランプ制御マイコン91には、LED類101及びランプ類102が接続されている。音・ランプ制御マイコン91は、画像制御回路(gSub)56aから所定のタイミングで送信されるコマンドに応じて、このLED類101及びランプ類102に出力信号を送信する。これにより、LED類101及びランプ類102が演出に応じた所定の態様で発光することとなる。
シリアルポート92は、画像制御回路(gSub)56aから送信されるコマンド等を受信する。プログラムROM93は、音・ランプ制御マイコン91で実行する制御プログラム等を格納する。ワークRAM94は、音・ランプ制御マイコン91が前述した制御プログラムを実行する場合の、作業用の一時記憶手段として構成される。
音源IC95は、画像制御回路(gSub)56aから送信されたコマンドに基づいて音源を生成し、パワーアンプ96に出力する。パワーアンプ96は増幅器であり、このパワーアンプ96にはスピーカ9L,9Rが接続されている。パワーアンプ96は、音源IC95から出力された音源を増幅し、増幅した音源をスピーカ9L,9Rから出力させる。音源ROM97は、音源を生成するための音源データ(フレーズ等)等を格納する。
また、音・ランプ制御マイコン91には、音量調節部103が接続されている。音量調節部103は、遊技場の従業員等により操作可能となっており、スピーカ9L,9Rから出力される音量の調節が行われる。音・ランプ制御マイコン91は、音量調節部103から送信される入力信号に基づいて、スピーカ9L,9Rから出力される音を入力された音量に調節する制御を行う。
図10及び図11を参照して、実施例2の遊技機1Aについて説明する。
なお、以下の実施例2の説明にあたって、実施例1と同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図10は、リール3LAの回胴部71Aの内側の拡大斜視図である。具体的には、図10は、回胴部71Aの赤7の図柄121が表された部分の内側の拡大斜視図である。
図11は、図10中の線IV−IV断面図である。
本実施例では、リール3LA、3CA、3RAの回胴部71Aの構成が実施例1と異なる。具体的には、回胴部71Aの貫通孔711には、突起713が設けられておらず、回胴部71Aの内側に、蓄光部材73Aが配置される位置を決める位置決め突起714a,714b,714c,714dと、蓄光部材73Aを固定する固定部715a,715bと、が設けられている。以下では、リール3LAについて説明するが、リール3CA,3RAも同様の構成である。
位置決め突起714a,714b,714c,714dは、貫通孔711を囲うように、回胴部71Aの内側の面から略垂直に突出して形成されている。
固定部715a,715bは、それぞれ、回胴部71Aの両端に設けられている。これら固定部715a,715bは、回動軸716a,716bを介して、回胴部71Aに回動可能に支持される。これら固定部715a,715bを回動させることにより、これら固定部715a,715bの先端部分が、位置決め突起714a〜714dで囲われた領域、あるいは、これら位置決め突起714a〜714dで囲われた領域を除く領域に位置するようになっている。
蓄光部材73Aは、平板状の蓄光ガラスであり、上述の位置決め突起714a〜714dで囲われた領域に一致するように形成される。
以上のように形成された蓄光部材73Aを回胴部71Aに取り付ける手順について説明する。
まず、固定部715a,715bの先端部分を、位置決め突起714a〜714dで囲われた領域から退避させておく。
次に、蓄光部材73Aを、リール3LAの内側から、回胴部71Aの位置決め突起714a〜714dで囲われた領域に嵌め込む。
次に、固定部715a、715bの先端部分を、位置決め突起714a〜714dで囲われた領域内に位置させる。すると、固定部715a,715bの先端部分と回胴部71Aとで蓄光部材73Aが挟持される。
これにより、蓄光部材73Aは、貫通孔711を塞ぐようにして回胴部71Aに設けられる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られない。
実施例では、リール3Lの回胴部71を照射する外側照射手段及び内側照射手段として、リール外側照明150及びリール内側照明752を、それぞれ、リール3Lの外側及び内側に設けたが、これに限らない。例えば、リール外側照明のみを用いてリールの回胴部に光を照射してもよいし、リール内側照明のみを用いてリールの回胴部に光を照射してもよい。
このようにして、リールの回胴部に光を照射する手段として、リールの外側及び内側のいずれかのみを設けることにより、リールの周囲の構造を簡単にできるとともに、消費電力を節約できる。
また、実施例では、リール外側照明150及びリール内側照明752に、高輝度の白色光を照射するハロゲンランプ138a,138b及びハロゲンランプ754を設けたが、これらに限らない。すなわち、蓄光部材を形成する蓄光材料の特性に合わせて、これらハロゲンランプの替わりに、例えば、紫外線を照射するブラックランプなどを設けてもよい。
また、実施例では、蓄光部材73を、赤色に発光する蓄光ガラスで形成したが、これに限らない。例えば、緑色や青色に発光する蓄光ガラスで形成してもよい。すなわち、蓄光部材が発光する色は、リールに表された図柄の色や、遊技機の外観などに応じて設けてもよい。このように、蓄光部材が設けられる周囲の環境に応じて、蓄光ガラスが発光する色を変えることにより、遊技機をより効果的に装飾でき、かつ、遊技者による目押しの操作をより容易にできる。
遊技機の外観を示す斜視図である(実施例1)。 液晶表示装置の表示面を示す正面図である(実施例1)。 液晶表示装置及びリールユニットの概略構成を示す斜視図である(実施例1)。 リール及びブラケットの構造を示す拡大斜視図である(実施例1)。 リールに表された図柄列を示す図である(実施例1)。 リールの回胴部の拡大斜視図である(実施例1)。 図3中の線III−III断面図である(実施例1)。 回路構成を示すブロック図である(実施例1)。 回路構成を示すブロック図である(実施例1)。 リールの回胴部の内側の拡大斜視図である(実施例2)。 図10中の線IV−IV断面図である(実施例2)。
符号の説明
1 遊技機
1b 筐体
2 前面ドア
3L,3C,3R リール
21L,21C,21R 表示窓
49L,49C,49R ステッピングモータ
60 キャビネット
70 リールユニット
71 回胴部
73 蓄光部材
76 リールボックス
121 赤7の図柄
131 液晶表示装置
150 リール外側照明
711 貫通孔
752 リール内側照明

Claims (3)

  1. 遊技に必要な複数種類の図柄を変動表示する変動表示手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    遊技者による前記操作手段の操作に応じて前記変動表示手段の変動表示を停止させる停止制御手段と、を備える遊技機であって、
    前記変動表示手段は、前記複数種類の図柄が表された回胴部を有する複数のリールと、これらリールを回転駆動する駆動手段と、を備え、
    前記回胴部の少なくとも一部には、蓄光性を有する材料で形成されて着脱可能な蓄光部材が設けられることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記回胴部に前記リールの外側から光を照射する外側照射手段をさらに備え、
    前記蓄光部材は、前記回胴部のうち特定の図柄が表された部分に設けられることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または2に記載の遊技機において、
    前記回胴部に前記リールの内側から光を照射する内側照射手段をさらに備え、
    前記回胴部の少なくとも一部には貫通孔が形成され、
    前記蓄光部材は、前記貫通孔を塞ぐようにして前記回胴部に設けられることを特徴とする遊技機。
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