JP2007221883A - モータ装置、及びモータ装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機械的摩擦を与えずにブラシを整流子に設置すること。
【解決手段】 エンドプレート2の内部表面に、1対のブラシ回転軸29を垂直に設ける。そして、ブラシ回転軸29のそれぞれに、1対のブラシ11をブラシ回転軸29の周りに回転可能に保持する。エンドプレート2をモータ本体に取り付ける際には、それぞれのブラシ11を回転させて互いに開いた状態にし、その間に整流子を挿入して取り付ける。
ブラシ11の尾部を構成する内部端子12は、エンドプレート2の貫通孔を通ってエンドプレート2の外部に突出しており、この突出部分をスプリング導電体の貫通孔に係合させてブラシ11を回転させ、これによってブラシ11を整流子に付勢する。
【選択図】 図4
【解決手段】 エンドプレート2の内部表面に、1対のブラシ回転軸29を垂直に設ける。そして、ブラシ回転軸29のそれぞれに、1対のブラシ11をブラシ回転軸29の周りに回転可能に保持する。エンドプレート2をモータ本体に取り付ける際には、それぞれのブラシ11を回転させて互いに開いた状態にし、その間に整流子を挿入して取り付ける。
ブラシ11の尾部を構成する内部端子12は、エンドプレート2の貫通孔を通ってエンドプレート2の外部に突出しており、この突出部分をスプリング導電体の貫通孔に係合させてブラシ11を回転させ、これによってブラシ11を整流子に付勢する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、モータ装置、及びモータ装置の製造方法に関し、例えば、携帯電話で振動を発生させる小型モータに関する。
近年、携帯電話が広く普及している。これら携帯電話は、呼出音でユーザを呼び出す機能のほか、振動(着信バイブレータ)によってユーザを呼び出す機能も備えている。
この呼出振動は、携帯電話内部の回路基板上に固定された小型モータで偏心重りを回転させることにより発生する
一般に、このような小型モータは、回転子コイルに形成された整流子にブラシを付勢して回転子コイルに電流を供給している。
この呼出振動は、携帯電話内部の回路基板上に固定された小型モータで偏心重りを回転させることにより発生する
一般に、このような小型モータは、回転子コイルに形成された整流子にブラシを付勢して回転子コイルに電流を供給している。
このような小型モータのブラシ取り付け作業では、モータの底面を構成するエンドプレートに1対のブラシを固定しておき、エンドプレートの貫通孔から専用軸を挿入してブラシを弾性変形させて広げ、そこに整流子を挿入・装着していた。
このように、ブラシの取り付けは、手間がかかる作業となるため、これを簡略化するため、次のモータ組み立て方法が提案されている。
特開2001−252619公報
このように、ブラシの取り付けは、手間がかかる作業となるため、これを簡略化するため、次のモータ組み立て方法が提案されている。
この技術は、整流子の先端にテーパ状の部分を形成し、テーパ部分をブラシ間に滑らせて挿入し、これによってブラシを押し広げながら整流子を挿入するものである。
この技術により、ブラシの取り付け工程でブラシ分け治具が必要なくなるが、テーパ部分をブラシ間に滑り込ませるため、この際の機械的摩擦によりブラシが変形する可能性があった。
そこで、本発明の目的は、機械的摩擦を与えないように、ブラシを整流子に取り付けることである。
本発明は、前記目的を達成するために、一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端にエンドプレートが形成されたモータ装置であって、前記エンドプレートの内側に形成されたブラシ回転軸に回転可能に保持されたブラシと、前記エンドプレートに形成された貫通孔の外側から、前記ブラシを前記ブラシ回転軸の周りに回転させ、前記ブラシを整流子に付勢して固定する固定手段と、を具備したことを特徴とするモータ装置を提供する(第1の構成)。
第1の構成において、前記ブラシは、前記貫通孔を貫通して前記エンドプレートの外側に突起する内部端子を備えており、前記固定手段は、前記内部端子を前記エンドプレートの外側で固定するように構成することもできる(第2の構成)。
第2の構成において、前記固定手段は、前記内部端子と係合する係合部が形成されたスプリング導電体であって、前記係合部において前記内部端子と前記スプリング導電体の電気的接続がなされているように構成することもできる(第3の構成)。
また、本発明は、一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端にエンドプレートが形成されたモータ装置の製造方法であって、ブラシ回転軸によってブラシを保持したエンドプレートを、整流子を備えたロータが内蔵されたモータケースに取り付けるモータケース取付ステップと、前記エンドプレートに形成された貫通孔の外側から、前記ブラシを前記ブラシ回転軸の周りに回転させ、前記ブラシを前記整流子に付勢して固定する固定ステップと、を備えたことを特徴とするモータ装置の製造方法を提供する(第4の構成)。
第1の構成において、前記ブラシは、前記貫通孔を貫通して前記エンドプレートの外側に突起する内部端子を備えており、前記固定手段は、前記内部端子を前記エンドプレートの外側で固定するように構成することもできる(第2の構成)。
第2の構成において、前記固定手段は、前記内部端子と係合する係合部が形成されたスプリング導電体であって、前記係合部において前記内部端子と前記スプリング導電体の電気的接続がなされているように構成することもできる(第3の構成)。
また、本発明は、一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端にエンドプレートが形成されたモータ装置の製造方法であって、ブラシ回転軸によってブラシを保持したエンドプレートを、整流子を備えたロータが内蔵されたモータケースに取り付けるモータケース取付ステップと、前記エンドプレートに形成された貫通孔の外側から、前記ブラシを前記ブラシ回転軸の周りに回転させ、前記ブラシを前記整流子に付勢して固定する固定ステップと、を備えたことを特徴とするモータ装置の製造方法を提供する(第4の構成)。
本発明によれば、ブラシ間に整流子を挿入した後、ブラシを整流子に付勢するため、機械的摩擦を与えずにブラシを整流子に設置することができる。
(1)実施の形態の概要
エンドプレート2(図4)の内部表面に、1対のブラシ回転軸29を垂直に設ける。そして、ブラシ回転軸29のそれぞれに、1対のブラシ11をブラシ回転軸29の周りに回転可能に保持する。
エンドプレート2をモータ本体に取り付ける際には、それぞれのブラシ11を回転させて互いに開いた状態にし、その間に整流子を挿入して取り付ける。
ブラシ11の尾部を構成する内部端子12は、エンドプレート2の貫通孔を通ってエンドプレート2の外部に突出しており、この突出部分をスプリング導電体の貫通孔に係合させてブラシ11を回転させ、これによってブラシ11を整流子に付勢する。この状態でスプリング導電体は固定され、ブラシ11は整流子に付勢された状態に保持される。
このように、本実施の形態では、ブラシ11が保持されたエンドプレート2をロータを収納したモータケースに取り付けた後、整流子とブラシ11を一定の接触圧で接触させることができる。
エンドプレート2(図4)の内部表面に、1対のブラシ回転軸29を垂直に設ける。そして、ブラシ回転軸29のそれぞれに、1対のブラシ11をブラシ回転軸29の周りに回転可能に保持する。
エンドプレート2をモータ本体に取り付ける際には、それぞれのブラシ11を回転させて互いに開いた状態にし、その間に整流子を挿入して取り付ける。
ブラシ11の尾部を構成する内部端子12は、エンドプレート2の貫通孔を通ってエンドプレート2の外部に突出しており、この突出部分をスプリング導電体の貫通孔に係合させてブラシ11を回転させ、これによってブラシ11を整流子に付勢する。この状態でスプリング導電体は固定され、ブラシ11は整流子に付勢された状態に保持される。
このように、本実施の形態では、ブラシ11が保持されたエンドプレート2をロータを収納したモータケースに取り付けた後、整流子とブラシ11を一定の接触圧で接触させることができる。
(2)実施の形態の詳細
図1の各図は、本実施の形態に係る小型モータの外観を示した図である。このうち、図1(a)は、小型モータの側面を示しており、図1(b)は、小型モータの底面を示している。
図1(a)に示したように、小型モータ1は、小型円筒モータであって、エンドプレート2(モータケース蓋)、駆動部3、スプリング導電体6、回転軸5、重り4などから構成されている。小型モータ1の大きさは、駆動部3の直径で4ミリ以下程度である。
図1の各図は、本実施の形態に係る小型モータの外観を示した図である。このうち、図1(a)は、小型モータの側面を示しており、図1(b)は、小型モータの底面を示している。
図1(a)に示したように、小型モータ1は、小型円筒モータであって、エンドプレート2(モータケース蓋)、駆動部3、スプリング導電体6、回転軸5、重り4などから構成されている。小型モータ1の大きさは、駆動部3の直径で4ミリ以下程度である。
駆動部3は、電力を回転力に変換する機能部であって、内部にロータやステータを備えている。
ロータには、回転子コイルが巻装されており、当該回転子コイルの整流子とブラシが接することにより、ブラシを介して外部から直流電流が供給されるようになっている。
そして、回転子コイルが発生する磁界がステータの発する磁界と作用することにより、ロータが回転し、回転軸5が回転する。
ロータには、回転子コイルが巻装されており、当該回転子コイルの整流子とブラシが接することにより、ブラシを介して外部から直流電流が供給されるようになっている。
そして、回転子コイルが発生する磁界がステータの発する磁界と作用することにより、ロータが回転し、回転軸5が回転する。
重り4は、金属が略楕円柱状などに形成された偏心重りであり、回転軸5に取り付けられた負荷として機能している。
重り4の重心は、回転軸5の軸線とは一致しないようになっており(即ち、重心が回転軸5の軸線上にない)、回転軸5が回転すると、重り4によって振動が発生するようになっている。
重り4の重心は、回転軸5の軸線とは一致しないようになっており(即ち、重心が回転軸5の軸線上にない)、回転軸5が回転すると、重り4によって振動が発生するようになっている。
エンドプレート2は、樹脂などにより形成された略円盤状の部材であり、駆動部3の他端側(回転軸5、重り4が形成されている側と対向する側)に取り付けられており、更に、エンドプレート2の外側表面には、スプリング導電体6が固定されている。
エンドプレート2とスプリング導電体6には、ブラシの尾部に形成された内部電極(後述)が貫通する貫通孔が形成されており、この貫通した内部電極とスプリング導電体6が電極接続部8にて半田付けなどにより電気的に接続される。
エンドプレート2とスプリング導電体6には、ブラシの尾部に形成された内部電極(後述)が貫通する貫通孔が形成されており、この貫通した内部電極とスプリング導電体6が電極接続部8にて半田付けなどにより電気的に接続される。
スプリング導電体6は、1対のプラス電極とマイナス電極からなり、大きくわけて、基底部31、付勢部32、通電端子部33から構成されている。
これらの各部は、例えば、型で抜いた金属板を板金加工するなどして、一体加工されており、金属板外部端子として機能する。
これらの各部は、例えば、型で抜いた金属板を板金加工するなどして、一体加工されており、金属板外部端子として機能する。
基底部31は、エンドプレート2の外部表面に当接する部分であり、スプリング導電体6をエンドプレート2に固定すると共に、電極接続部8にてブラシと電気的に接続している。
付勢部32は、スプリング導電体6を折り曲げることにより形成されている。折り曲げ角度は、例えば、100度前後である。
付勢部32は、小型モータ1を回路基板に取り付けた際に、回路基板からの圧力によってたわみ、その際に発生する付勢部32の復元力によって通電端子部33を回路基板上の電極に付勢するブラシ弾性部として機能する。
通電端子部33は、付勢部32の先端を折り曲げることによって形成されている。通電端子部33は、回路基板上の電極と接触する接点であって、回路基板上の電源電極と接触する。
付勢部32は、スプリング導電体6を折り曲げることにより形成されている。折り曲げ角度は、例えば、100度前後である。
付勢部32は、小型モータ1を回路基板に取り付けた際に、回路基板からの圧力によってたわみ、その際に発生する付勢部32の復元力によって通電端子部33を回路基板上の電極に付勢するブラシ弾性部として機能する。
通電端子部33は、付勢部32の先端を折り曲げることによって形成されている。通電端子部33は、回路基板上の電極と接触する接点であって、回路基板上の電源電極と接触する。
図1(b)に示したように、エンドプレート2の外部表面には、スプリング導電体6を位置決めするための位置決め突起7が、各々のスプリング導電体6に対して2個ずつ形成されており、位置決め突起7をスプリング導電体6の基底部31に形成された位置決め用の貫通孔にはめることにより、スプリング導電体6のエンドプレート2に対する位置決めがなされる。
位置決め突起7は、スプリング導電体6が装着された後、熱かしめなどされてスプリング導電体6をエンドプレート2に固定する。
位置決め突起7は、スプリング導電体6が装着された後、熱かしめなどされてスプリング導電体6をエンドプレート2に固定する。
図2は、小型モータ1の回転軸5方向(ロータ軸方向)の断面図である。
駆動部3は、円筒状のモータケース(ハウジング)10の内部に、ブラシ11、マグネット13、回転子コイル17などが収納されて構成されている。
マグネット13は、円筒状のベアリングハウス16の周囲に、外側表面の極性が交互に変化するように複数取り付けられている。
ベアリングハウス16の両端には、ベアリング18が取り付けられ、回転軸5を回転可能に保持している。
駆動部3は、円筒状のモータケース(ハウジング)10の内部に、ブラシ11、マグネット13、回転子コイル17などが収納されて構成されている。
マグネット13は、円筒状のベアリングハウス16の周囲に、外側表面の極性が交互に変化するように複数取り付けられている。
ベアリングハウス16の両端には、ベアリング18が取り付けられ、回転軸5を回転可能に保持している。
回転軸5のエンドプレート2側の端部は、抜け止め用の抜止ブッシュ14を介してコイルホルダ15に固定されている。
一方、回転子コイル17は、円筒形状に形成されており、マグネット13の外周に所定距離を隔てて、マグネット13と同心となるように配置されている。
回転子コイル17の端部はコイルホルダ15に固定されており、回転子コイル17とマグネット13の間で発生する磁力によって、コイルホルダ15に固定された回転軸5が回転するようになっている。
一方、回転子コイル17は、円筒形状に形成されており、マグネット13の外周に所定距離を隔てて、マグネット13と同心となるように配置されている。
回転子コイル17の端部はコイルホルダ15に固定されており、回転子コイル17とマグネット13の間で発生する磁力によって、コイルホルダ15に固定された回転軸5が回転するようになっている。
コイルホルダ15の、エンドプレート2側の端面には、整流子19が複数取り付けられている。
整流子19は、回転子コイル17に接続されており、整流子19から回転子コイル17に電流が供給されるようになっている。
整流子19には、回転軸5と同軸をなす円筒部分が形成されており、この円筒部分の表面にブラシ11が付勢され、ブラシ11と整流子19の導通が図られる。
そして、回転軸5が回転すると、ブラシ11に接触する整流子19が回転に伴って順次切り替えられ、これによって、回転子コイル17に流れる電流の極性が順次逆転する。
ブラシ11には、エンドプレート2及びスプリング導電体6の貫通孔を貫通する内部端子12が一体形成されており、内部端子12の端部に電極接続部8が形成されている。
整流子19は、回転子コイル17に接続されており、整流子19から回転子コイル17に電流が供給されるようになっている。
整流子19には、回転軸5と同軸をなす円筒部分が形成されており、この円筒部分の表面にブラシ11が付勢され、ブラシ11と整流子19の導通が図られる。
そして、回転軸5が回転すると、ブラシ11に接触する整流子19が回転に伴って順次切り替えられ、これによって、回転子コイル17に流れる電流の極性が順次逆転する。
ブラシ11には、エンドプレート2及びスプリング導電体6の貫通孔を貫通する内部端子12が一体形成されており、内部端子12の端部に電極接続部8が形成されている。
図3は、ブラシ11の構造を説明するための図である。
ブラシ11は、内部端子12、環状部23、基部25、ばね部22、及び接点部21などを備えており、金属板を板金加工するなどして一体形成されている。
基部25は、内部端子12、環状部23、ばね部22を保持する部分である。
内部端子12は、スプリング導電体6を貫通して、半田付けなどにより電極接続部8を形成する尾部であり、エンドプレート2に取り付けた際に、エンドプレート2の盤面に垂直となる方向に形成されている。
ブラシ11は、内部端子12、環状部23、基部25、ばね部22、及び接点部21などを備えており、金属板を板金加工するなどして一体形成されている。
基部25は、内部端子12、環状部23、ばね部22を保持する部分である。
内部端子12は、スプリング導電体6を貫通して、半田付けなどにより電極接続部8を形成する尾部であり、エンドプレート2に取り付けた際に、エンドプレート2の盤面に垂直となる方向に形成されている。
ばね部22は、部材が円弧状に曲げられて構成されており、接点部21を整流子19に付勢するための弾性力を発揮する。
接点部21は、ばね部22によって整流子19に付勢され、整流子19とブラシ11の接点として機能する。
接点部21は、ばね部22によって整流子19に付勢され、整流子19とブラシ11の接点として機能する。
環状部23は、内部端子12と直角をなす方向に形成されており、中心部分に軸孔24が形成されている。
軸孔24には、エンドプレート2に形成された後述のブラシ回転軸が挿入され、スプリング導電体6がこの回転軸の周りにブラシ回転可能に保持される。
軸孔24には、エンドプレート2に形成された後述のブラシ回転軸が挿入され、スプリング導電体6がこの回転軸の周りにブラシ回転可能に保持される。
図4は、エンドプレート2にブラシ11を取り付けたところを示した斜視図である。
エンドプレート2の内側の表面には、ブラシ回転軸29が表面に垂直方向(回転軸5の軸線方向)形成してある。そして、ブラシ回転軸29をブラシ11の軸孔24に通すことにより、ブラシ11がブラシ回転軸29に回転可能に保持されている。このため、ブラシ11は、図中の矢線方向(即ち、エンドプレート2の表面に平行な平面内)に回転することができる。
なお、例えば、ブラシ回転軸29の先端外周に突起を形成するなど、軸孔24がブラシ回転軸29から抜けないように抜止機構が設けられている。
エンドプレート2の内側の表面には、ブラシ回転軸29が表面に垂直方向(回転軸5の軸線方向)形成してある。そして、ブラシ回転軸29をブラシ11の軸孔24に通すことにより、ブラシ11がブラシ回転軸29に回転可能に保持されている。このため、ブラシ11は、図中の矢線方向(即ち、エンドプレート2の表面に平行な平面内)に回転することができる。
なお、例えば、ブラシ回転軸29の先端外周に突起を形成するなど、軸孔24がブラシ回転軸29から抜けないように抜止機構が設けられている。
次に、図5を用いて、以上のようにブラシ11が取り付けられたエンドプレート2を小型モータ1の底部に取り付ける方法について説明する。
図5(a)は、ブラシ11を整流子19に付勢する前の状態を示しており、エンドプレート2の内側表面を見たところを示している。
この状態では、ブラシ11をブラシ回転軸29の周りに図中の矢線方向(反時計方向)に回転させておく。このようにブラシ11を回転させておくと、整流子19とブラシ11の間に間隙を設けることができる。
エンドプレート2の取り付けの際に、ブラシ11の回転角をこの角度に保持しながらエンドプレート2をモータケース10に装着すると、ブラシ11と整流子19を接触させずに、エンドプレート2をモータケース10に取り付けることができる。
図5(a)は、ブラシ11を整流子19に付勢する前の状態を示しており、エンドプレート2の内側表面を見たところを示している。
この状態では、ブラシ11をブラシ回転軸29の周りに図中の矢線方向(反時計方向)に回転させておく。このようにブラシ11を回転させておくと、整流子19とブラシ11の間に間隙を設けることができる。
エンドプレート2の取り付けの際に、ブラシ11の回転角をこの角度に保持しながらエンドプレート2をモータケース10に装着すると、ブラシ11と整流子19を接触させずに、エンドプレート2をモータケース10に取り付けることができる。
図5(b)は、ブラシ11を整流子19に付勢した状態を示しており、エンドプレート2の内側表面を見たところを示している。
この状態では、ブラシ11をブラシ回転軸29の周りに図中の矢線方向(時計方向)に回転させる。このようにブラシ11を回転させると、ブラシ11を整流子19に付勢することができる。
この状態では、ブラシ11をブラシ回転軸29の周りに図中の矢線方向(時計方向)に回転させる。このようにブラシ11を回転させると、ブラシ11を整流子19に付勢することができる。
図5(c)は、ブラシ11を整流子19に付勢した状態を、エンドプレート2の外側から見たところを示している。
エンドプレート2には、内部端子12を貫通させるための貫通孔51が形成されている。
貫通孔51の内径は、内部端子12がブラシ回転軸29の周りに回転する際に移動する移動空間が確保できる大きさとなっており、貫通孔51から突出する内部端子12をエンドプレート2の中心方向に移動させるとブラシ11が整流子19に付勢され、逆にエンドプレート2の中心から遠ざかる方向に移動するとブラシ11を整流子19から離すことができる。
エンドプレート2には、内部端子12を貫通させるための貫通孔51が形成されている。
貫通孔51の内径は、内部端子12がブラシ回転軸29の周りに回転する際に移動する移動空間が確保できる大きさとなっており、貫通孔51から突出する内部端子12をエンドプレート2の中心方向に移動させるとブラシ11が整流子19に付勢され、逆にエンドプレート2の中心から遠ざかる方向に移動するとブラシ11を整流子19から離すことができる。
図5(d)は、エンドプレート2にスプリング導電体6を装着したところを示している。
スプリング導電体6の基底部31には、内部端子12を貫通させる長孔形状の貫通孔52が形成されている。
スプリング導電体6の位置は、位置決め突起7によって所定の位置に位置決めされるが、これによって貫通孔52も位置決めされる。
スプリング導電体6の基底部31には、内部端子12を貫通させる長孔形状の貫通孔52が形成されている。
スプリング導電体6の位置は、位置決め突起7によって所定の位置に位置決めされるが、これによって貫通孔52も位置決めされる。
この貫通孔52の位置は、貫通孔52のエンドプレート2の中心から遠い方の端面が、ブラシ11を整流子19に付勢した状態の内部端子12に当接する位置である。
即ち、内部端子12が貫通孔52の端面に押されることにより、スプリング導電体6が整流子19に付勢され、貫通孔52は、内部端子12と係合する係合部として機能している。
このように、スプリング導電体6は、ブラシ11を整流子19に付勢して固定する固定手段として機能している。
そして、貫通孔52に内部端子12を通した後、内部端子12とスプリング導電体6を半田付けなどして電極接続部8が形成される。
即ち、内部端子12が貫通孔52の端面に押されることにより、スプリング導電体6が整流子19に付勢され、貫通孔52は、内部端子12と係合する係合部として機能している。
このように、スプリング導電体6は、ブラシ11を整流子19に付勢して固定する固定手段として機能している。
そして、貫通孔52に内部端子12を通した後、内部端子12とスプリング導電体6を半田付けなどして電極接続部8が形成される。
次に、図6を用いて本実施の形態の変形例について説明する。
図6(a)は、スプリング導電体6をエンドプレート2に装着する前の状態を示した図である。
スプリング導電体6には、切り込み部36が形成してあり、一方、エンドプレート2には、切り込み部36をガイドするガイド溝61が形成してある。
切り込み部36の先端には斜面部35が形成してあり、スプリング導電体6をガイド溝61に沿って移動させると、内部端子12が斜面部35をスライドしてエンドプレート2の中心方向に移動するようになっている。
図6(a)は、スプリング導電体6をエンドプレート2に装着する前の状態を示した図である。
スプリング導電体6には、切り込み部36が形成してあり、一方、エンドプレート2には、切り込み部36をガイドするガイド溝61が形成してある。
切り込み部36の先端には斜面部35が形成してあり、スプリング導電体6をガイド溝61に沿って移動させると、内部端子12が斜面部35をスライドしてエンドプレート2の中心方向に移動するようになっている。
図6(b)は、エンドプレート2にスプリング導電体6を装着したところを示している。
この状態では、内部端子12が、切り込み部36の側面によって、エンドプレート2の中心方向に移動した状態で保持されている。
この状態で、内部端子12をスプリング導電体6に半田付けなどし、電極接続部8が形成される。
この状態では、内部端子12が、切り込み部36の側面によって、エンドプレート2の中心方向に移動した状態で保持されている。
この状態で、内部端子12をスプリング導電体6に半田付けなどし、電極接続部8が形成される。
このように、スプリング導電体6を装着する前は、ブラシ11は整流子19に付勢されない状態となっており、スプリング導電体6をガイド溝61に沿ってエンドプレート2上をスライドさせると、切り込み部36の側面によって内部端子12が押されてブラシ11が整流子19に付勢される。
本変形例は、スプリング導電体6をスライドさせることによりブラシ11の整流子19への付勢を行うことができるため、スプリング導電体6の取り付け作業を容易化することができる。
本変形例は、スプリング導電体6をスライドさせることによりブラシ11の整流子19への付勢を行うことができるため、スプリング導電体6の取り付け作業を容易化することができる。
以上に述べた本実施の形態、及び変形例のように、エンドプレート2に回転自在に保持された1対のブラシ11を回転子回転軸(ロータ軸)の先端に設けた整流子19を挟み込むように挿入した後に、付勢部32が整流子19を押圧するように固定することによって次のような効果を得ることができる。
(1)ブラシ11に負荷をかけずにエンドプレート2をモータケース10に装着することができ、エンドプレート2を装着した後にブラシ11を整流子19に付勢することができる。
(2)専用治具などによるブラシ分け工程が不要となるので、組立工数が削減される。
(3)機械的摩擦を生じることなくブラシ11と整流子19を組み合わせることが可能となるので、組み立て時のブラシ11の変形による接触不良を防止することができる。
(4)エンドプレート2のブラシ11設置面(内側表面)の反対側の面(外側表面)に固定されるスプリング導電体6をブラシ固定手段として用いることができる。
(1)ブラシ11に負荷をかけずにエンドプレート2をモータケース10に装着することができ、エンドプレート2を装着した後にブラシ11を整流子19に付勢することができる。
(2)専用治具などによるブラシ分け工程が不要となるので、組立工数が削減される。
(3)機械的摩擦を生じることなくブラシ11と整流子19を組み合わせることが可能となるので、組み立て時のブラシ11の変形による接触不良を防止することができる。
(4)エンドプレート2のブラシ11設置面(内側表面)の反対側の面(外側表面)に固定されるスプリング導電体6をブラシ固定手段として用いることができる。
1 小型モータ
2 エンドプレート
3 駆動部
4 重り
5 回転軸
6 スプリング導電体
7 位置決め突起
8 電極接続部
10 モータケース
11 ブラシ
12 内部端子
29 ブラシ回転軸
2 エンドプレート
3 駆動部
4 重り
5 回転軸
6 スプリング導電体
7 位置決め突起
8 電極接続部
10 モータケース
11 ブラシ
12 内部端子
29 ブラシ回転軸
Claims (4)
- 一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端にエンドプレートが形成されたモータ装置であって、
前記エンドプレートの内側に形成されたブラシ回転軸に回転可能に保持されたブラシと、
前記エンドプレートに形成された貫通孔の外側から、前記ブラシを前記ブラシ回転軸の周りに回転させ、前記ブラシを整流子に付勢して固定する固定手段と、
を具備したことを特徴とするモータ装置。 - 前記ブラシは、前記貫通孔を貫通して前記エンドプレートの外側に突起する内部端子を備えており、
前記固定手段は、前記内部端子を前記エンドプレートの外側で固定することを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。 - 前記固定手段は、前記内部端子と係合する係合部が形成されたスプリング導電体であって、
前記係合部において前記内部端子と前記スプリング導電体の電気的接続がなされていることを特徴とする請求項2に記載のモータ装置。 - 一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端にエンドプレートが形成されたモータ装置の製造方法であって、
ブラシ回転軸によってブラシを保持したエンドプレートを、整流子を備えたロータが内蔵されたモータケースに取り付けるモータケース取付ステップと、
前記エンドプレートに形成された貫通孔の外側から、前記ブラシを前記ブラシ回転軸の周りに回転させ、前記ブラシを前記整流子に付勢して固定する固定ステップと、
を備えたことを特徴とするモータ装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006037834A JP2007221883A (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | モータ装置、及びモータ装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006037834A JP2007221883A (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | モータ装置、及びモータ装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007221883A true JP2007221883A (ja) | 2007-08-30 |
Family
ID=38498524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006037834A Pending JP2007221883A (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | モータ装置、及びモータ装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007221883A (ja) |
-
2006
- 2006-02-15 JP JP2006037834A patent/JP2007221883A/ja active Pending
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