JP2007221682A - 情報同期システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低価格の下で,移動する搬送体に添付されたRFIDタグのような記憶手段に記憶された情報を,例えば管理装置側の情報と的確に同期を取ることのできる現実的な情報同期システムの提供。
【解決手段】移動する搬送体に,近距離無線機能を備えた第1の情報記憶手段と上記近距離無線機能より遠距離の無線通信機能を備え上記第1の情報記憶手段とは別の第2の情報記憶手段を備えた無線通信端末とが備えられる。本発明は,このような上記第1の情報記憶手段に記憶された情報と上記第2の情報記憶手段に記憶された情報との間で同期を取るための情報同期システム。
【選択図】図2

Description

本発明は,移動する搬送体に,近距離無線通信機能を備えた第1の情報記憶手段を設けた場合に,特に,上記第1の情報記憶手段では通信不可能な遠距離の場所において上記第1の情報記憶手段に書き込みたい情報に対しても柔軟に同期を取ることができるようにした同期システムに関するものである。
生産・物流の効率化を実現する技術として,RFID(radio frequency identification)技術が期待されている。このようなRFID技術を使った物品の管理手法として,特許文献1〜3が知られているが,現状では,全ての状況で使いやすいとは言えず,導入の障害となっている。
一般に,RFIDタグにデータを書き込む場合,RFIDタグに情報を書き込んだらそれで全ての処理が終了するということは少ない。通常は,上記RFIDタグに書き込んだデータを更新して,商品管理や工程管理に役立てることが多い。
例えば,製品の加工などの工程を管理する場合,加工対象物にRFIDタグを付けておき,このRFIDタグに記憶された加工対象物の情報(ロット情報,加工の種類に関する情報,材料に関する情報,納期に関する情報など)を用いて加工工程を管理することが行なわれている。
この場合,加工工程に入ってきた加工対象物に添付されたRFIDタグには,加工対象物のロット番号や,納期,現在の加工段階などの初期的な情報が書き込まれているが,加工が行われる都度その情報は更新される必要がある。そして加工工程が終了した時点での更新済みの情報については,最終製品情報として上記RFIDタグから読み取られ,管理用にサーバなどに送られて,所定の管理状態におかれる。
特開2002−193448号公報 特開2002−046821号公報 特開平07−081725号公報
上記の加工工程のように,複数の工程においてRFIDタグの情報を更新するためには,情報更新の都度,RFIDタグ用のリードライト装置(以下,リードライト装置と略称する)を用いて,情報の書き込み,或いはRFIDタグから情報の読み取りを行なわねばならない。しかしこのようなシステムでは,複数の工程全てに高価なリードライト装置を設ける必要があり,コスト高とならざるを得ない。
一方,上記加工工程で更新された情報を,管理装置のサーバなどに伝えるには,数百メートル程度の通信範囲を持つ無線LANが好適である。
無線LANとの組み合わせでRFIDの運用手法を広げるための試みとしては,例えば,無線LAN機能付きRFIDリードライト装置がある(http://retail.fujitsu.com/jp/RFID/rf-handy.html)。これは,リードライト装置と,情報を転送する先の処理系との間を無線LANにより接続することにより,リードライト装置の利用できる範囲を広げようとするものである。
すなわち,リードライト装置と無線LAN端末を一体として携帯搬送できるようにして,無線LANによってサーバなどの処理系に無線接続したまま自由に移動できるようにしたものである。これにより,作業員がリードライト装置を管理対象物の搬送状態に応じて移動させてかざすことにより,任意の場所で管理対象物に付けられたRFIDタグとの通信を行うことができ,且つそこで得たRFIDタグの情報をサーバに転送することができる。
しかしながら,RFIDタグの通信範囲は数10cmときわめて狭いので,上記技術では,RFIDタグとの通信を行うリードライト装置を操作する作業員が,移動する加工対象物と一緒に動き回らねばならないので,作業員の負担は限りなく大きなものとなる。
また,上記技術の応用として,搬送装置(搬送体)に上記の無線LAN機能付きリードライト装置を設置し,搬送装置上の管理対象物に付加されたRFIDタグの情報を無線LANを介して遠隔に通信できるようにする,という考え方もありうる。
しかしながら,リードライト装置は高価であり,全ての搬送装置にリードライト装置を設置する,というのは現実的ではない。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,低価格の下で,移動する搬送体に添付されたRFIDタグのような記憶手段に記憶された情報を,例えば管理装置側の情報と的確に同期を取ることのできる現実的な情報同期システムの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明では,
移動する搬送体に,近距離無線機能を備えた第1の情報記憶手段と上記近距離無線機能より遠距離の無線通信機能を備え上記第1の情報記憶手段とは別の第2の情報記憶手段を備えた無線通信端末とが備えられる。本発明は,このような上記第1の情報記憶手段に記憶された情報と上記第2の情報記憶手段に記憶された情報との間で同期を取るための情報同期システムである。
そして本発明は,特徴として前記第1の情報記憶手段に対して情報の読み取り及び書き込みを行うリードライト手段と,
上記無線通信端末との間で無線通信を行うことが可能な無線通信基地局と,上記リードライト手段により読み取った第1の情報記憶手段の記憶情報を上記無線通信基地局及び上記無線通信端末を介して上記第2の情報記憶手段に書き込み,及び/若しくは上記無線通信端末及び上記無線通信基地局を介して読み取った上記第2の情報記憶手段に記憶された情報を上記リードライト手段を介して上記第1の情報記憶手段に書き込む同期制御手段と,を備える。
このように近距離でしか通信できない第1の記憶手段とリードライト手段の組み合わせからなる近距離通信手段と,それより通信距離の長い無線通信端末と無線通信基地局との組みあわせからなる遠距離通信手段の両方を備えることにより,上記第1の記憶手段(すなわち搬送体)がリードライト手段から所定の近距離に来たときだけ上記近距離通信手段によって通信を行い,それ以外の遠距離に搬送体があるときには,上記遠距離通信手段によってもっぱら第2の情報記憶手段に記憶された情報を更新しておく。
そして搬送体が上記近距離通信手段による通信が可能となったときには,両方の通信手段が交信可能となるので,その時に一挙に第1の記憶手段における記憶内容と第2の記憶手段における記憶内容との同期を達成してしまおうというものである。
このような構成により,前記した高価なリードライト手段を各搬送体に設置するようなコストのかかる装置を必要とすることなく,任意の場所で記憶内容の更新が可能となり,極めて実用的な情報同期システムを実現できるものである。
上記の構成において,前記リードライト手段と,前記無線通信基地局と,前記同期制御手段とは,上記搬送体に対して相対移動する同期装置に設けられることが有利である。有利な実施例としては,リードライト手段が設けられる同期装置を固定し,第1の情報記憶手段を設けた搬送体の方が地面に対して移動することになる。
また,合理的には,前記同期制御手段が,前記リードライト手段が前記第1の情報記憶手段の通信範囲に入ったときに前記同期を行うようにすることが望ましい。これによって,本発明の最大の目的であるリードライト手段の数を減らすことが出来る。
同期の時期としては,前記同期制御手段が,前記リードライト手段が前記第1の情報記憶手段の通信範囲に入ったときに前記リードライト手段により前記第1の情報記憶手段からの情報読み込みを行い,その後に,前記無線通信基地局及び無線通信端末を介して第2の情報記憶手段への書き込みを行うようにすることで,もっとも適切な状態での同期が可能となる。
同期の時期は上記の通りであるが,前記同期制御手段が,あらかじめ前記無線通信基地局及び無線通信端末を介して第2の情報記憶手段からの情報の読み込みを行なって記憶しておき,さらに前記リードライト手段が前記第1の情報記憶手段の通信範囲に入ったときに前記リードライト手段により前記第1の情報記憶手段への前記情報の書き込みを行うようにすることで,いつでもどこでも前記第2の情報記憶手段の記憶内容を更新することが出来るので,その後に前記のように同期を取ることによって,実質的にどこでも同期を取れるのと同様の効果を達成できることになる。
搬送体が移動中に同期を取る必要がある場合も生じる。この場合,第1の情報記憶手段とリードライト手段との相対速度が大きいと,第1の情報記憶手段とリードライト手段との更新が不能となる可能性がある。そこで,第1の情報記憶手段を前記リードライト装置を同期装置と共に,或いは単独で,所定の距離だけ前記搬送体と共に移動させるリードライト装置移動手段をさらに備えておけば,上記リードライト装置移動手段によって上記相対速度が0または極めて小さくなるので,上記のような更新不能といった不都合は回避される。
前記無線通信基地局の通信範囲が広い場合には,その通信範囲に複数の第1の情報記憶手段が存在する可能性が生じ,どの搬送体との交信が行われているのかわからなくなる可能性がある。そのような不都合を回避するためには,上記無線通信基地局の通信範囲を唯一の無線通信端末のみとしか無線通信できない範囲に設定することが有効である。
その具体的な方法の1つとして,前記同期装置の無線通信基地局が,その中にただ1つの搬送体しか入れないような通信距離の無線アンテナを介して,前記無線通信端末との通信を行うものが考えられる。
さらに別の方法として,前記無線通信基地局が,複数の無線通信端末と通信可能である場合に,無線信号の強度があらかじめ定めた強度を越えた無線通信端末と,あるいは無線強度が最も強い無線通信端末とのみ通信するように設定する場合も考えられる。
更に別の方法として,前記無線通信基地局が,複数の無線通信端末と通信可能である場合に,最初に無線通信可能となった無線通信端末とのみ通信するような制御方法も採用可能である。
各無線通信端末(搬送体)に固有のIDの固有情報が割り当てられている場合には,前記同期装置の通信範囲に複数の無線通信端末が存在する場合に,最初に各無線通信端末のもつ固有情報を読み取り,第1の情報記憶手段のもつ固有情報と一致する無線通信端末を同期対象として選択するような方法も有利である。
さらに,同期はたとえばどちらかの情報を正として,他方に上書きすることが一般的であるが,間違った方を上書きすると,情報の混乱を招くことになる。従って,前記第1の情報記憶手段の内容と前記第2の情報記憶手段の内容との同期を取る場合に,前記同期装置の設置位置により前記第1の情報記憶手段の内容を正として同期させるか,前記第2の情報記憶手段の内容を正として同期させるかを自動的に決定する手段を備えていればそのような不都合は完全に解決される。
上記のような上書きの順序について,別の方法として,前記第1の情報記憶手段及び無線通信端末が保持する同期対象の情報についての交信時刻に基づいて,いずれを正として同期を取るかを決定するようにしてもよい。
その場合,一般的には,最も交信時刻の新しい情報を正として同期を取ることが望ましい。
同期された情報内容は,種々の用途に用いられるよう,別のサーバなどの情報管理手段に蓄積しておくことが望ましい。例えば,前記同期装置が他の情報管理手段と接続されている場合に,前記同期装置が,第1の情報記憶手段及び/もしくは前記第2の情報記憶手段に記憶された情報の一部もしくは全部を上記他の情報管理手段に転送・保持するようにすれば,この目的は達成される。
さらに,前記同期装置が他の情報管理手段と接続されており,第1の情報記憶手段及び/もしくは前記第2の情報記憶手段に記憶された情報のうち同期させるものと,上記他の情報管理手段上のデータベースに転送・保持するものとを任意に選択可能であれば,管理対象の範囲が広がることになる。
また,前記同期装置が他の情報管理手段と接続されており,上記他の管理手段のデータベースに記憶された情報を上記第1の情報記憶手段及び/もしくは前記第2の情報記憶手段に書き込む手段を更に備えていれば,上記第1の情報記憶手段及び/もしくは前記第2の情報記憶手段についての保有する情報の範囲が広がって,更に有利となろう。
上記のように本発明によれば,
通信距離の長い無線通信端末と無線通信基地局との組みあわせからなる遠距離通信手段の両方を備えることにより,
上記第1の記憶手段(すなわち搬送体)がリードライト手段から所定の近距離に来たときだけ上記近距離通信手段によって通信を行い,それ以外の遠距離に搬送体があるときには,上記遠距離通信手段によってもっぱら第2の情報記憶手段に記憶された情報を更新しておく。
そして搬送体が上記近距離通信手段による通信が可能となったときには,両方の通信手段が交信可能となるので,その時に一挙に第1の記憶手段における記憶内容と第2の記憶手段における記憶内容との同期を達成してしまおうというものである。
このような構成により,前記した高価なリードライト手段を各搬送体に設置するようなコストのかかる装置を必要とすることなく,任意の場所できおく内容の更新が可能となり,極めて実用的な情報同期システムを実現できるものである。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るRFIDタグをつけた管理対象物の概念を示す概念図,図2は本発明の実施の形態に係る情報同期システム全体を示すための概念図,図3は本発明の実施例に係る情報同期システムの適用例を示す概念図,図4は図3に示したシステムに用いることのできる入荷エリアの概念図,図5は図3に示したシステムに用いることのできる出荷エリアの概念図である。
まず,図2の概念図を用いて,この実施形態の概略構成を説明する。
クレーン,搬送台車などの搬送体(キャリア)1は,加工対象などの管理対象物2を乗せて移動する。
上記管理対象物2には,RFIDタグ3が設けられている。RFIDタグ3は本発明における近距離無線機能を備えた第1の情報記憶手段の一例である。
搬送体1上には,さらに上記管理対象物2のほかに無線通信端末4が設けられている。上記無線通信端末4は例えば数100m以上と,上記RFIDタグ3より遠距離の無線通信機能を備えている。また無線通信端末4は,上記RFIDタグ3とは別のデータ記憶手段5(第2の情報記憶手段の一例)を備えているか或いは接続されている。
このように構成された搬送体1の無線通信端末4は,搬送体1とは別の,例えば同期装置6に設けられた無線通信基地局7,無線機能を有するPDA8,或いは無線LANを介して通信を行うLAN無線通信基地局9との間で,上記上記RFIDタグ3より遠距離の無線通信を行うことが可能である。
上記同期装置6,PDA8,LAN無線通信基地局9の中で,上記同期装置6は特別の構成を備えている。
即ち,上記同期装置6,PDA8,LAN無線通信基地局9は,上記無線通信端末4との間において,比較的遠距離の無線通信を行う。同期装置6は,その無線通信基地局7を介して無線通信端末4との間で遠距離無線通信を行う。更に上記同期装置6は,上記無線通信基地局7によって上記PDA8,LAN無線通信基地局9と同様の比較的遠距離の無線通信を行う機能のほかに,リードライト装置(リードライト手段の一例)RWを備えており,これにより,前記搬送体1上の管理対象物2に付加された前記RFIDタグ3との間において,近距離無線通信を行う機能を備えている。また,同期装置6には,上記リードライト装置RWと無線通信基地局7の他に,上記リードライト装置RWと無線通信基地局7を制御すると共に記憶機能を備えた同期制御部(同期制御手段の一例)10が備えられている。
これにより,搬送体1がRFIDタグ3のリードライト装置RWとの通信可能範囲に来たときに,RFIDタグ3とリードライト装置RWとが通信してRFIDタグ3の記憶情報が同期制御部10を介して無線通信基地局7に伝えられる。さらにこの情報は無線通信基地局7と搬送体1上の無線通信端末4との交信により無線通信端末4に接続されたデータ記憶手段5に記憶される。
また上記データ記憶手段5に記憶された情報は,無線通信端末4の通信範囲が広いため,任意のときに,無線通信端末4が,PDA8,LAN無線通信基地局9或いは同期装置6の無線通信基地局7と通信を行なって更新可能である。
さらに,上記データ記憶手段5に書き込まれた情報は,再び搬送体1が同期装置6の近傍に移動してきたときに,リードライト装置RWとRFIDタグ3とが交信することで,データ記憶手段5→無線通信基地局7→同期制御部10→リードライト装置RWを経て,RFIDタグ3側に書き込まれる。
これによって,最初にRFIDタグ3から読み取られた情報は,無線通信端末4のデータ記憶手段5に書き込まれ,その後,搬送体1が同期装置6から離れた場所ででもデータ記憶手段5に書き込まれた情報が更新され,最終的に更新後のデータが再度RFIDタグ3に書き込まれて,RFIDタグ3の記憶情報と無線通信端末4側のデータ記憶手段5側の情報との同期が図られる。
上記のように前記無線通信基地局,前記同期制御手段及びリードライト装置RWは上記搬送体に対して相対移動する同期装置に設けられているが,前記リードライト装置RWについては,さらに上記同期装置とは別に搬送可能な携帯装置に設けられてもよい。操作者が小型のリードライト装置RWのみを持ち運べる方が,操作がしやすい場合が多いからである。
次により詳しく,本実施形態について説明する。
本システムの1つの構成要素である搬送体1は,管理対象物2と,管理対象物2に取り付けられたRFIDタグ3と,無線通信端末4と,無線通信端末4に接続されたデータ記憶手段5とを載置して搬送する(図1及び2参照)。
RFIDタグ3はUHF帯などの比較的近距離の通信範囲を持つ無線信号を介して,外部より所定情報の読み書きや保存が可能な記憶装置であり,生産・物流管理への応用が期待されている。
搬送体1は,管理対象物2を搬送するための搬送装置であり,クレーンのように管理対象物2を吊り下げるものや,トレーに載せて搬送するものが考えられる。ベルトコンベアのように管理対象物2ごとに区切られていないものも考えられるが,この場合は,管理対象物2を管理する区画ごとに独立した部分として分けて考えればよい。
搬送体1は,前記のように無線通信端末4を内蔵している。これは,上記RFIDタグ3よりは広い通信範囲を持つ遠距離無線通信機能と,CPU,メモリなどを備えた端末で,RFIDタグ3と同じように,無線信号を介して,外部より所定の情報の読み書きや保存が可能である。また無線通信端末4は,IEEE802.11規格に対応した無線LANなどを介することで,RFIDタグ3よりも,長距離から,あるいは,速い速度で移動しながら通信を行うことができる。無線通信端末4が通信に用いる無線規格は,IEEE802.11規格に対応したもの以外でも,BlueTooth規格やZigBee規格と言ったIEEE802.15規格に含まれるものも考えられ,通信距離やノイズ耐性など,適応アプリケーションに適したものを選択すればよい。
上記無線通信端末4が上記のように遠距離の無線通信範囲を持つものであることから,上記搬送体1に内蔵された無線通信端末4へは,作業者に携帯された無線対応PDA8や,ネットワーク上のサーバに接続されたLAN無線通信基地局9,前記した同期装置6などが上記遠距離無線を介してアクセスし,RFIDタグ3に管理対象物2の情報を書き込んだり,無線通信端末4が保持する管理対象物2の情報を読み出したり,生産・物流の途中で発生した新たな情報を付加したりすることができる。
外部の前記同期装置6や,PDA8などの無線機器と搬送体1に内蔵された無線通信端末4とは,直接通信を行う形も考えられるが,途中に無線通信基地局7を設置して,この無線通信基地局7を介して通信を行う形も考えられる。以下,無線通信基地局7を利用する場合について説明する。
管理対象物2に取り付けられたRFIDタグ3の保持する情報と,無線通信端末4の保持する情報(データ記憶手段5に記憶されている)とを同期させるために,本システムでは,同期装置6を導入する。(図2参照)
これは,RFIDタグ3にアクセスするためのRFIDアンテナ11を備えたリードライト装置RWと,前記搬送体1側の無線通信端末4にアクセスするための無線通信基地局7,ならびに,これらを介して同期処理を行う同期制御部10を備えてなる。
同期制御部10は,RFIDタグ3及び無線通信端末4とそれぞれ通信を行なって,これらの保持する情報が同じとなるように同期処理を行う。具体的な同期処理の方法は後ほど再度述べる。
この同期装置6を,前記RFIDタグ3の電磁波が届く範囲内の所定の場所に設置して,同期処理を行うことにより,RFIDタグ3との通信ができない範囲に搬送体1がある場合や,搬送体1の移動速度が速すぎるためにRFIDタグ3とリードライト装置RWとの通信ができないといった,RFIDタグ3の使いにくい場所での使用範囲を飛躍的に広げることができる。その具体的な実現方法の一例は,一旦同期処理を行ってRFIDタグ3の情報を無線通信端末4側に移して,その後は,無線通信端末4側に記憶された情報にアクセスして情報の更新を行ない,更新された情報については,最終的に前記情報の経路と逆の経路をたどってRFIDタグ3に戻す,といった同期処理を行うというものである。
同期処理は具体的には,例えば,下のようなタイミングで行なわれる。
搬送体1が同期装置6の近傍に入り,搬送体1上のRFIDタグ3がリードライト装置RWに反応すると,リードライト装置RWは,RFIDタグ3の保持する情報を読み込み,それを同期制御部10に送信する。同期制御部10はRFIDタグ3の情報を受信すると,無線通信基地局7を介して,搬送体1上の無線通信端末4の応答を確認し,応答があれば,無線通信端末4側のデータ記憶手段5に受信情報を書き込む。
或いは上記のように,リードライト装置RWがRFIDタグ3の通信範囲に入ったときに,同期制御部10は,無線通信基地局7を介して無線通信端末4側のデータ記憶手段5に記憶された情報を読み込み,且つリードライト装置RWを介して,その情報をRFIDタグ3に書き込む。
これにより,上記同期制御部10の介在の下,RFIDタグ3からデータ記憶手段5に,あるいは,データ記憶手段5からRFIDタグ3に情報を転送させて,両者の記憶内容の相互の同期を可能とする。
この場合, 前記同期制御部10が,あらかじめ前記無線通信基地局7及び無線通信端末4を介して第2の情報記憶手段5からの情報の読み込みを行なって記憶しておき,さらに前記リードライト装置RWが前記第1の情報記憶手段であるRFIDタグ3の通信範囲に入ったときに前記リードライト装置RWにより前記RFIDタグ3への前記情報の書き込みを行うようにしても良い。
このように,通信距離が短いRFIDタグ3の通信範囲に同期装置6が入り,保持する情報の読み込みができたときに,同期装置6は同期処理を開始する。
リードライト装置RWのアンテナ11はリードライト装置RWに固定されていてもよいが,可搬型で,作業員が手動でアンテナを動かしてRFIDタグ3との通信を行うような場合も考えられる。リードライト装置RWそのものを可搬型にすることも可能である。3
この場合,まず,搬送体1が同期装置6の近傍のRFIDタグ3の通信範囲に入ると,作業員などが手動でリードライト装置RWのアンテナ11をRFIDタグ3にかざし,リードライト装置RWがRFIDタグ3の保持する情報を読み込み,それを同期制御部10に送信する。同期制御部10はRFIDタグ3の情報を受信すると,無線通信基地局7を介して,搬送体1上の無線通信端末4の応答を確認し,応答があれば,無線通信端末4の保持する情報を読み込む。
また搬送体が相当の速度で移動中に同期を取る必要がある場合も生じる。この場合,第1の情報記憶手段とリードライト手段との相対速度が大きいと,第1の情報記憶手段とリードライト手段との更新が不能となる可能性がある。そこで,第1の情報記憶手段を前記リードライト装置を同期装置6と共に,或いは単独で,所定の距離だけ前記搬送体1と共に移動させるリードライト装置移動手段をさらに備えておけば,上記リードライト装置移動手段によって上記相対速度が0または極めて小さくなるので,上記のような更新不能といった不都合は回避される。例えば,コンベアのそばに置かれて,コンベアに載置された管理対象物と一緒に一定距離だけ往復移動するアンテナの移動装置のようなものが考えられる。
こうして両方の保持する情報を取得すると,同期制御部10は,同期処理を行う。どちらのデータを保持するかについては,後記する。
無線通信端末4の通信範囲は,例えばIEEE802.11対応無線LANを用いた場合,数100mにも及ぶため,その通信範囲の中に,複数の無線通信端末4が存在してしまい,搬送体1上のRFIDタグ3と交信中の無線通信端末4を特定できない可能性がある。
無線通信端末4を特定するための手法として以下のような手法が考えられる。
まず,無線通信基地局7の通信エリアを必要なエリアのみに限定し,その中に存在する無線通信端末4が1つのみになる状況を作り,無線通信端末4を特定する手法が考えられる。
例えば,コンベア上に一定距離で搬送体1(無線通信端末4)が配置されて搬送されつつあるようなときに,上記無線通信端末4の通信範囲を上記搬送体1同士の間の距離より狭い通信範囲に限定させることが考えられる。或いは指向性アンテナを用いて無線信号が送信される方向を必要なエリアのみに限定することによっても達成可能である。
上記のように,無線通信基地局7の通信エリアを限定したとしても,その範囲内に複数の無線通信端末4が入ってきてしまうことはありうる。
その場合,まず,無線通信基地局7と無線通信端末4との通信に用いる無線信号の強度を比較して,強い方の無線通信端末4を特定することが考えられる。
また生産・物流現場では,搬送体1の移動するルートはある程度限定されるため,無線通信基地局7装置のアンテナ指向性などにより,そのルート上で最も無線信号強度が強くなる点と言うのはあらかじめ予測が可能である。従って,リードライト装置RWのループアンテナの中心点など,RFIDタグ3の信号を読み取る地点において,無線通信基地局7装置と無線通信端末4との通信の無線信号強度が最も強くなるように無線通信基地局7装置のアンテナ指向性を設計することにより,同期処理を行うべき無線通信端末4を特定することも可能である。
しかし同期装置6のリードライト装置RWを移動させながらRFIDタグ3の読み取りを行う構成の場合,RFIDタグ3の信号を読み取る地点を固定できない場合がある。
その場合には,通信エリアに入ってきた順番に無線通信端末4を特定する方法が考えられる。すなわち,最も早く通信範囲に入ってきた搬送体を通信相手として特定するものである。
前述のように,生産・物流現場では,搬送体1の移動するルートはある程度限定されているため,通信範囲を決めておけば,そこへ搬送体1が入ってきた順番を把握することは可能である。
従って,この方法の場合,例えば作業員がリードライト装置RWのアンテナを動かしてRFIDタグ3の情報を読み込むのであれば,作業員は作業エリアに搬送体1が入ってきた順番に,リードライト装置RWをかざしてRFIDタグ3の情報を読み込めばよい。
同期制御部10によってある無線通信端末4が選択されたとき,搬送体1上に表示ランプなどを設置し,そのことを作業員に示すようにすれば,この処理はより容易になると考えられる。
RFIDタグの中にはそのタグを識別するための固有ID番号が組み込まれているものがあるが,同期対象となる情報にRFIDタグ3を持つ固有ID番号が含まれていない場合,何らかの方法で同期処理を行い,無線端末4のデータ記憶手段5にその固有ID番号を書き込む必要があるが,この場合,その後の同期処理は以下のようになる。
作業員がリードライト装置RWのアンテナを動かして,ある搬送体1上のRFIDタグ3を読み込んだ時に,同期制御部10がまず通信範囲内にある全ての通信端末から固有ID番号情報を読み込み,RFIDタグ3のそれと一致するものを同期対象として選択する。
このようにすれば,作業員は搬送体1が通信範囲に入ってきた順番と関係なく,通信範囲内に存在する任意の搬送体1よりRFIDタグ3を読み込むことで同期処理が行えることになる。
同期処理の具体的内容としては,まず,同期装置6の設置位置によって,RFIDタグ3と無線通信端末4のどちらを正とするかを決定する方法が考えられる。
これはつまり,ある同期装置6では,RFIDタグ3の保持する内容を正として,その内容をそのまま無線通信端末4へコピーし,別の同期装置6では,無線通信端末4の保持する情報を正として,その内容をそのままRFIDタグ3へとコピーする,という方法である。
この方法は,例えば,無線通信端末4を使用する区間の始まりの場所に設置した同期装置6では,その時点でRFIDタグ3の保持する内容を正として無線通信端末4へのコピーし,無線通信端末4を使用する区間の終わりの場所に設置した同期装置6では,その時点で無線通信端末4の保持する内容を正としてRFIDタグ3へとコピーする,という方法である。こうすることで,無線通信端末4使用区間で無線通信端末4へと加えられた変更をRFIDタグ3への書き戻す,といった使い方ができる。
また,保存できる情報量に余裕がある場合には,RFIDタグ3及び/或いは無線通信端末4の保持する情報のなかにタイムスタンプを含ませる,という方法が考えられる。
この場合,情報が更新されるごとにその時刻情報をタイムスタンプとして記録しておき,同期処理を行うときには,RFIDタグ3の保持する情報と,無線通信端末4の保持する情報とのスタンプを比較し,より更新時刻の新しいものを正として古い情報を新しい情報で上書きする。
同期装置6にサーバ装置を接続しておき,同期処理が行われるたびに,RFIDタグ3及び/或いは無線通信端末4が持つ情報をネットワーク上のサーバ装置(LAN無線通信基地局9など)上のデータベースへと保存するようにすれば,製品管理上有用である。
この場合,第1の情報記憶手段であるRFIDタグ3及び/もしくは前記第2の情報記憶手段であるデータ記憶手段5に記憶された情報のうち同期させるものと,上記サーバ装置(LAN無線通信基地局9など)上のデータベースに転送・保持するものとを任意に選択可能とすることが望ましい。
また,一般に,RFIDタグ3の保持できる情報量は高々数100byte程度に制限されているが,無線通信端末4であれば数100Mbyte程度の情報を持たせるように構成することも容易であり,はるかに多くの情報を保持させることができる。
従って,無線通信端末4に情報を保持させている区間においては,RFIDタグ3の情報容量にこだわらずに画像データや音声データなど大容量の関連データを必要に応じて保持させておき,同期処理を行うときには,そのような大容量の情報は同期装置6に接続したLAN無線通信基地局9などのサーバ上のデータベースにのみ保存し,RFIDタグ3には情報の中の一部分のみを同期保存する,と言った使い方も考えられる。
このようにしておけば,後から,RFIDタグ3の固有ID番号などの情報を元に,関連する情報を上記サーバから検索することもでき,製品管理上有用である。
逆に,RFIDタグ3から無線通信端末4へと同期処理を行う場合,サーバ装置上のデータベースに保存された関連する大容量情報をRFIDタグ3の固有ID番号などの情報より検索し,無線通信端末4へと書き込み,その後の処理に活用することも可能である。
上記のように,前記同期装置6が他の情報管理手段であるLAN無線通信基地局9などのサーバ上のデータベースに記憶された情報を上記RFIDタグ3及び/もしくは前記データ記憶手段5に書き込むようにすることで,上記RFIDタグ3が任意の情報を取得することが出来るようになり,システムの価値が飛躍的に向上する。
本発明のシステムを,製品搬送システムや加工搬送システムなどへと適用した場合の例を以下に示す。
まず,本システムの概要を,図3を用いて説明する。
本システムは,予め定められた軌道R上を複数の搬送体1が移動しつつ,入荷エリアAにて製造ラインより製品を受け取り,出荷エリアBにて出荷ラインへと製品を引き渡すシステムである。
軌道上の移動経路には,検査エリアCや処理エリアDがあり,各エリアで作業員が製品の検査を行い,また,検査結果に応じての出荷処理を行うようになっている。
搬送体1は図1のような構成であり,RFIDタグ2と,例えばIEEE802.11g規格に準拠した無線通信端末4とを内蔵したものとなっている。この無線通信端末4は,無線通信基地局7を介して,同期装置6 内の同期制御部10と通信を行うようになっている。また,作業員の持つ無線対応PDA8や,LAN無線通信基地局9と交信できるようになっている。
「入荷エリアA」「出荷エリアB」には同期装置6−1,6−2が設置されており,搬送体1上の無線通信端末4と,製品に付加されたRFIDタグ3との同期処理を行う。同期装置6には,製品情報を管理する製品管理サーバ12がネットワークケーブルなどを介して接続されている。同期装置6の基本的な構成は図2のようなものであるが,詳しくは後ほど説明する。
また,「検査エリアC」「処理エリアD」には無線通信基地局7−1,7−2が設置されており,搬送体1上の無線通信端末4と作業員の持つ無線対応PDA8との通信を媒介する。
以下に本実施例のシステムがどのように動作するかの概略について順を追って説明する。
搬送体1が「入荷エリアA」に達すると,搬送体1には製造ラインよりRFIDタグ3の付加された製品(管理対象物2)が搭載される。「入荷エリアA」には同期装置6−1が設置されており,RFIDタグ3の情報と無線通信端末4の情報とが同期される。
このとき,無線通信端末4にはなんら製品に関する情報が付加されていない為,基本的にはRFIDタグ3の情報が無線通信端末4へと転記される。この手法としては,「入荷エリアA」における同期方式として機械的に「RFIDタグ3の情報を正として無線通信端末4に書き込む」として同期してもよい。あるいは,RFIDタグ3にタイムスタンプ付の情報をもたせ,RFIDタグ3の持つ情報に対応する,より新しい情報が無線通信端末4にあるかどうかを判断し,結果的に無線通信端末4がそのような情報をもっていないため,「RFIDタグ3の情報を正として無線通信端末4に書き込む」として同期しても良い。
このとき「入荷エリアA」の同期装置6−1は製品管理サーバ12と接続されているため,RFIDタグ3の固有ID番号をキーワードに,その製品に関するRFIDタグ3には記入されていない付加的な情報を製品管理サーバ12よりダウンロードして無線通信端末4に書き込んでもよい。
製品が搭載され,同期処理によって製品に関する情報が無線通信端末4側のデータ記憶手段5に書き込まれると,搬送体1は軌道Rに沿って移動し,「検査エリアC」へと到達する。
「検査エリアC」では,無線対応PDA8−1を持った作業員が無線通信基地局7−1を介して搬送体1上の無線通信端末4へとアクセスし,無線通信端末4の持つ製品情報を元に検査を行い,検査結果を同じく無線対応PDA8−1を用いて無線通信端末4へと書き込む。このとき,作業員は無線通信端末4の通信範囲が広いため,通常RFIDタグ3の読み書きができない距離からでも無線通信端末4の書込みができる。また,通常RFIDタグ3への読み書き時には,搬送体1の移動速度を1km/h程度の低速にする必要があるが,無線通信端末4の場合は,それ以上の速度で移動していても良い。
さて,搬送体1は「検査エリアC」を通過すると,次に「処理エリアD」へと到達する。
「処理エリアD」では,無線対応PDA8−2を持った作業員が無線通信基地局7−2を介して搬送体1上の無線通信端末4へとアクセスし,無線通信端末4の持つ製品情報や,「検査エリアC」で付加された検査情報を元に製品に対して処理を行い,また,処理結果を無線通信端末4へと書き込む。あるいは,単に結果を書き込むだけではなく,製品の写真や動画を撮影し,撮影データを無線通信基地局7−1を介して無線通信端末4へと書き込んでもよい。搬送体1への書き込み距離や書き込み時の通信速度に自由度があることは「検査エリア」と同様である。
最終的に搬送体1は「出荷エリアB」へと到達し,ここに設置された同期装置6−2を通過する際に,無線通信端末4(データ記憶手段5)に付加された,あるいは,変更された情報がRFIDタグ3へと転記される。この判断は,「出荷エリアD」における同期方式として機械的に「無線通信端末4の情報を正としてRFIDタグ3に書き込む」として同期してもよいし,RFIDタグ3および無線通信端末4にタイムスタンプ付の情報をもたせ,両者の持つ情報のタイムスタンプを比較して,古い情報を新しい情報で上書きする形で同期しても良い。
このとき「出荷エリア」の同期装置6−2は製品管理サーバ12と接続されており,無線通信端末4のもつ情報は,生産管理サーバ12の製品情報データベースへ記録される。
無線通信端末4が写真や動画の撮影データなどRFIDタグ3の記憶容量に収まらない情報を持っている場合,これらの情報はRFIDタグ3には転記されず,上記製品情報データベースへのみ記録されるが,これは後からRFIDタグ3の固有ID番号によって検索することが可能となる。
何らかの条件により,上記工程の途中において,製品からRFIDタグ3をはがさなければならない場合でも,「入荷エリアA」で同期処理を行った後にRFIDタグ3をはがし,「出荷エリアD」で同期処理を行う前に新たなRFIDタグ3を貼り付けることにより,RFIDシステムとして連続性を持ったまま問題なく機能する。
次に,図3中の2つの同期装置6−1,6−2のうち,同期装置6−1の動作について,図4を用いて詳しく説明する。
同期装置6−1は,軌道を囲むようにループ状にRFIDアンテナ11が設置されていて,搬送体1はアンテナ11のループの中心点を通過する。また,無線通信基地局7は指向性アンテナによって,RFIDアンテナ11のループの近傍でのみ通信可能で,かつ,ループの中心付近で最も信号強度が強くなるように構成されている。
搬送体1が軌道R上を移動し,この同期装置6のエリアにて同期処理を行う場合,RFIDタグ3,同期制御部10,及び無線通信端末4によって以下のような手順が実行される。
まず,リードライト装置RW−1によってRFIDタグ3の読み取りを行うため,搬送体1は移動速度を1km/h程度に落としてエリア内に進入する。リードライト装置RWの近傍だけ速度規制するだけであるので,この制御は簡単で実行可能である。
搬送体1がRFIDアンテナ11のループを通過する際に,搬送体1上の管理対象物2に付加されたRFIDタグ3の情報は,同期装置6のリードライト装置RWによって読み取られ,同期制御部10へと読み込まれる。
それをトリガにして,無線通信端末4のデータ記憶部5がもつ情報も,無線通信基地局7を介して同期制御部10へと読み込まれるが,無線通信基地局7と通信可能な無線通信端末4が複数ある場合には,前記した電波強度などの優先度に従って選択された無線通信端末4の情報が読み込まれる。
このようにして搬送体1に内蔵されている無線通信端末4の情報と,搬送体1が運搬している管理対象物2に付加されたRFIDタグ3の情報とが同期制御部10へと読み込まれ,その後それらの情報は前述の所定の手続きによって同期処理がなされた後に,それぞれRFIDタグ3,無線通信端末4のデータ記憶部5へと書き込み,書き換えがなされる。
また,同期装置6−2の動作について,図5の具体例を用いて詳しく説明する。
同期装置6−2には,有線で接続された可動式のリードライト装置RW−2が接続されており,作業員がこのリードライト装置RW−2を搬送体1が運搬している管理対象物2に付加されたRFIDタグ3にかざすことによって同期を行う。また,同期装置6−2の無線通信基地局7は,無線強度が強いので,ある程度の広さを持った一定のエリアを均一にカバーすることができ,またかなりの速度で移動している対象とも交信することが出来るので,このエリア内であれば複数の無線通信端末4と同様に通信を行うことができる。また,このエリアでは搬送体1は通常と同程度の速度(例えば,10km/h)にてエリア内へと進入しても無線通信端末4と交信することが出来る。
同期制御部10は,エリア内に搬送体1が進入してくると,侵入してきた順番に無線通信端末4のもつIPアドレスなどの識別番号をメモリ内のリストに保存する。
次に,作業員が可動式リードライト装置RW−1をRFIDタグ3にかざし,RFIDタグ3の情報を読み込むと,同期制御部10はメモリに貯えられたリストのうち最も古い端末との間で同期処理を行い,その後,メモリ上のその無線通信端末4の情報は消去する。つまり,同期制御部10のリストでは次に古くに進入してきた無線通信端末4が次の同期対象となる。
あるいは,次のようにしても良い。
RFIDタグ3の持つ固有ID番号が無線通信端末4の持つ同期対象情報に含まれる場合は,作業員がRFIDタグ3の情報を読み込んだ時点で,エリア内の全ての無線通信端末4より固有ID番号を読み出し,固有ID番号がRFIDタグ3と一致する無線通信端末4を選択して,その無線通信端末4との間で同期処理を行う。
このようなシステムにより,RFIDタグ3の使用が難しい遠く離れた対象とでも交信することが出来,無線LANなどの無線システムとの組み合わせにより,より利便性の高い生産管理システムが実現できる。
本発明の実施の形態に係るRFIDタグをつけた管理対象物の概念を示す概念図。 本発明の実施の形態に係る情報同期システム全体を示すための概念図。 本発明の実施例に係る情報同期システムの適用例を示す概念図。 図3に示したシステムに用いることのできる入荷エリアの概念図。 図3に示したシステムに用いることのできる出荷エリアの概念図。
符号の説明
1…搬送体(キャリア)
2…管理対象物
3…RFIDタグ
4…無線通信端末
5…データ記憶手段
6…同期装置
7…無線通信基地局
8…PDA(携帯型無線通信端末)
9…LAN無線通信基地局
11…RFIDタグアンテナ

Claims (18)

  1. 移動する搬送体に,近距離無線機能を備えた第1の情報記憶手段と上記近距離無線機能より遠距離の無線通信機能を備え上記第1の情報記憶手段とは別の第2の情報記憶手段を備えた無線通信端末とが備えられ,上記第1の情報記憶手段に記憶された情報と上記第2の情報記憶手段に記憶された情報との間で同期を取るための情報同期システムであって,
    前記第1の情報記憶手段に対して情報の読み取り及び書き込みを行なうリードライト手段と,
    上記無線通信端末との間で無線通信を行なうことが可能な無線通信基地局と,
    上記リードライト手段により読み取った第1の情報記憶手段の記憶情報を上記無線通信基地局及び上記無線通信端末を介して上記第2の情報記憶手段に書き込み,及び/若しくは上記無線通信端末及び上記無線通信基地局を介して読み取った上記第2の情報記憶手段に記憶された情報を上記リードライト手段を介して上記第1の情報記憶手段に書き込む同期制御手段と,
    を備えてなる情報同期システム。
  2. 前記リードライト手段と,前記無線通信基地局と,前記同期制御手段とが,上記搬送体に対して相対移動する同期装置に設けられてなる請求項1記載の情報同期システム。
  3. 前記無線通信基地局と,前記同期制御手段とが,上記搬送体に対して相対移動する同期装置に設けられ,前記リードライト手段が,上記同期装置とは別に搬送可能な携帯手段に設けられてなる請求項1記載の情報同期システム。
  4. 前記同期制御手段が,前記リードライト手段が前記第1の情報記憶手段の通信範囲に入ったときに前記同期を行なうものである請求項1〜3のいずれかに記載の情報同期システム。
  5. 前記同期制御手段が,前記リードライト手段が前記第1の情報記憶手段の通信範囲に入ったときに前記リードライト手段により前記第1の情報記憶手段からの情報読み込みを行い,その後に,前記無線通信基地局及び無線通信端末を介して第2の情報記憶手段への書き込みを行なうものである請求項1〜3のいずれかに記載の情報同期システム。
  6. 前記同期制御手段が,あらかじめ前記無線通信基地局及び無線通信端末を介して第2の情報記憶手段からの情報の読み込みを行なって記憶しておき,さらに前記リードライト手段が前記第1の情報記憶手段の通信範囲に入ったときに前記リードライト手段により前記第1の情報記憶手段への前記情報の書き込みを行なうものである請求項4に記載の情報同期システム。
  7. 前記リードライト手段を同期装置と共に,或いは単独で,所定の距離だけ前記搬送体と共に移動させるリードライト装置移動手段をさらに備えてなる請求項1〜6のいずれかに記載の情報同期システム。
  8. 前記無線通信基地局の通信範囲が,唯一の無線通信端末とのみしか無線通信できない範囲に設定されてなる請求項1〜7のいずれかに記載の情報同期システム。
  9. 前記無線通信基地局が,その中にただ1つの搬送体しか入れないような通信距離の無線アンテナを介して,前記無線通信端末との通信を行なうものである請求項8に記載の情報同期システム。
  10. 前記無線基地局が,複数の無線端末と通信可能である場合に,無線信号の強度があらかじめ定めた強度を超えた無線端末と,あるいは無線強度が最も強い無線端末とのみ通信するものである請求項1〜7のいずれかに記載の情報同期システム。
  11. 前記無線基地局が,複数の無線通信端末と通信可能である場合に,最初に無線通信可能となった無線通信端末とのみ通信する請求項1〜7のいずれかに記載の情報同期システム。
  12. 前記無線通信基地局の通信範囲に複数の無線通信端末が存在する場合に,最初に各無線通信端末のもつ固有情報を読み取り,前記第1の情報記憶手段のもつ固有情報と一致する無線通信端末を同期対象として選択する請求項1〜9のいずれかに記載の情報同期システム。
  13. 前記第1の情報記憶手段の内容と前記第2の情報記憶手段の内容との同期を取る場合に,前記同期装置の設置位置により前記第1の情報記憶手段の内容を正として同期させるか,前記第2の情報記憶手段の内容を正として同期させるかを決定する手段を更に備えてなる請求項1〜12のいずれかに記載の情報同期システム。
  14. 前記第1の情報記憶手段及び無線通信端末が保持する同期対象の情報についての交信時刻に基づいて,いずれを正として同期を取るかを決定する請求項1〜12のいずれかに記載の情報同期システム。
  15. 最も交信時刻の新しい情報を正として同期を取る請求項14記載の情報同期システム。
  16. 前記同期装置が他の情報管理手段と接続されており,前記同期装置が,前記第1の情報記憶手段及び/もしくは前記第2の情報記憶手段に記憶された情報の一部もしくは全部を上記他の情報管理手段に転送・保持する請求項1〜15のいずれかに記載の情報同期システム。
  17. 前記同期装置が他の情報管理手段と接続されており,前記第1の情報記憶手段及び/もしくは前記第2の情報記憶手段に記憶された情報のうち同期させるものと,上記他の情報管理手段上のデータベースに転送・保持するものとを任意に選択可能である請求項1〜15に記載の情報同期システム。
  18. 前記同期装置が他の情報管理手段と接続されており,上記他の管理手段のデータベースに記憶された情報を前記第1の情報記憶手段及び/もしくは前記第2の情報記憶手段に書き込む手段を更に備えてなる請求項1〜15のいずれかに記載の情報同期システム。
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