JP2007219931A - 生産条件管理制御システム、生産条件管理制御方法、コンピュータプログラム、記録媒体、生産システムおよび生産方法 - Google Patents

生産条件管理制御システム、生産条件管理制御方法、コンピュータプログラム、記録媒体、生産システムおよび生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の生産設備の生産条件を一括して管理し、生産条件の変更をタイミング良く、間違いなく簡単に実行できる生産条件管理制御システム、生産条件管理制御方法、コンピュータプログラム、記録媒体、生産システムおよび生産方法を提供する。
【解決手段】生産条件管理制御システム1は、生産設備30などのそれぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力する生産条件入力部11と、生産条件入力部11から入力された機種ごとの生産条件を記憶する生産条件記憶部12と、次に生産する切替後機種を指定する切替後機種指定部13と、切替後機種指定部13で指定した切替後機種の生産条件を生産条件記憶部12から読み出して生産設備30などのそれぞれへ送信する生産条件送信部14と、生産設備30などに対応させた切替後生産条件記憶部15、生産条件変更指示部16、生産条件変更部17、実行生産条件記憶部18を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、機種を切替えて機器を組み立てる生産ラインに設けられた複数の生産設備それぞれの生産条件を集中して管理制御する生産条件管理制御システム、生産条件管理制御方法、コンピュータプログラム、記録媒体に関し、また、このような生産条件管理制御システムを適用した生産システムおよび生産方法に関する。
に関する。
例えば、家庭電化製品、電子機器、情報機器、通信機器などの各種製品(機器)を生産する生産工場では、機器を組み立てる生産ラインに複数の生産設備が配置されており、機器はこれらの生産設備により検査や組立などの処理を順次施されることにより生産されていく。また、これらの生産設備には、それぞれの生産条件が設定されており、生産する機種を変更する場合は、生産する機種に合わせて、それぞれの生産設備の生産条件を変更する必要がある。
従来、生産ラインに配置された生産設備の生産条件の変更は、作業者が各生産設備について一台ごとに実施しており、非常に煩雑な作業となっている。また、生産条件の変更を各生産設備で個別に実施することから、生産条件の設定間違いを起こしやすく、例えば一部の生産設備について、本来生産する機種とは異なる機種に関する生産条件を設定していても気が付きにくく、結果として不良品を生産してしまうことがある。
このような状況のもと、生産工場内に配置されている複数の生産設備を通信手段により相互に接続し、生産条件の変更を一括して行なう技術が提案されている。
例えば、自動車の生産工場について、締め付け回数に関するポカヨケ設備の設定変更を一括して行なうシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、押出成形品を製造するための押出成形ラインについて、各種生産設備の設定変更を一括して行なう技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
図10は、従来の生産条件制御システムの生産ラインで機種を切替えて機器を組み立てる状態を示す概念図である。
従来の生産条件制御システム101は、生産ライン120と、生産ライン120の途中に配置されて必要な組立(生産動作)を行なう生産設備130、140、150を備える。
生産ライン120は、一般的に例えばコンベア方式、フリーフロー方式で構成され、生産対象としての機器は開始位置120sから終了位置120eへ向けて流れ方向Fで搬送される。生産ライン120の適宜の位置に生産設備130、140、150が順次配置され、生産設備130、140、150のそれぞれに対応して配置された作業者WA、WB、WCにより生産ライン120を流れてくる機種(機器121、121、・・・)に対応した処理(検査、組立など)が施される。通常、生産設備130、140、150は、対応する作業者WA、WB、WCによりそれぞれ独立して制御される。
一般的に、生産ライン120で生産する機種の切替は、機種を切替える前に生産ライン120で組み立てられている機種Xが引き続き生産ライン120の途中に存在した状態で、開始位置120sで順次機種を切替えて次に生産する切替後機種としての機種Yを流すことによりなされる。
つまり、生産ライン120は、生産する機種を切替える前の切替前機種としての機種Xに引き続き、次に生産する切替後機種としての機種Yが混在する状態となる。同図では、作業者WAが生産ライン120にある機種Xの最終の機器121eを組み立てて、機種Yの最初の機器121sを組み立てる状態となっていることを示す。
ところで、特許文献1に記載の技術では、ホストコンピュータ側から作業工区内に配置されている全てのポカヨケ設備に対して、同一タイミングで一括して生産条件の変更を実施している。
したがって、特許文献1に記載の技術を生産条件制御システム101、生産ライン120にそのまま適用しようとしても、生産設備130、140、150は、上述したとおり処理対象としている機種が異なる状態(例えば、生産設備130は切替後機種Y、生産設備140、150は切替前機種X)となることがあることから、全ての生産条件を同一タイミングで一括して変更することはできない。つまり、生産ライン120では、生産ライン120内で機種が切替わっていく進行状況に合わせて、生産設備130、140、150の生産条件を順次変更していくことが必要となる。
また、特許文献2に記載の技術では、ホストコンピュータが機種切替前後の機種データから各生産設備の生産条件の変更タイミングを演算し、生産条件の変更を実施している。
したがって、特許文献2に記載の技術を生産条件制御システム101、生産ライン120に適用した場合には、生産設備130、140、150のそれぞれが配置されている位置の情報(生産ライン120の開始位置120sからどのくらいの位置に配置されているのか)から、次のようにして生産条件を変更することが可能と考えられる。
例えば、2番目に配置された生産設備140の場合、生産ライン120の開始位置120sから7台目の機器121の位置に配置されているので、生産ライン120の開始位置120sで機種の切替が行われた後、7台の機器121(機種X)を生産した後に生産条件の変更を実施することとして、生産条件の変更タイミングを演算することが可能とも考えられる。
しかしながら、実際の生産では、不良によりライン落ちさせる機器が発生することがあるなどの不確定要素が多く存在し、生産設備130、140、150それぞれの生産条件の変更タイミングをホストコンピュータで一括して演算することは極めて困難である。
例えば、上述した場合でも、生産ライン120の開始位置120sで機種の切替が行われた後に、生産ライン120の開始位置120sと生産設備140の位置との間で、不良により1台の機器121(機種X)がライン落ちしたときは、7台の機器121(機種X)から1台引いた6台の機器121(機種X)を生産した後に生産条件の変更を実施する必要があり、不良などの不確定要素を把握する必要が生じることから工程の管理が一層複雑になるという問題がある。
特開平6−329063号公報 特開平9−11319号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、生産ラインで使用している複数の生産設備の生産条件を一括して管理し、機種切替の流れに合わせて生産設備の生産条件の変更をタイミング良く、また、間違いなく簡単に実行できる生産条件管理制御システム、生産条件管理制御方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
また、本発明は本発明に係る生産条件管理制御システムを適用した生産システムおよび生産方法を提供することを他の目的とする。
本発明に係る生産条件管理制御システムは、生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインに設けられた複数の生産設備それぞれの生産条件を管理制御する生産条件管理制御システムであって、前記生産設備それぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力する生産条件入力部と、該生産条件入力部から入力された生産条件を記憶する生産条件記憶部と、機種を切替えて次に生産する切替後機種を指定する切替後機種指定部と、該切替後機種指定部で指定した前記切替後機種の生産条件を前記生産条件記憶部から読み出して前記生産設備それぞれへ送信する生産条件送信部と、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件送信部から送信された前記切替後機種の生産条件を記憶する切替後生産条件記憶部と、前記生産設備それぞれに対応させて機種の切替に伴う生産条件の変更を指示する生産条件変更指示部と、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件変更指示部からの生産条件の変更の指示により前記切替後機種の生産条件を前記切替後生産条件記憶部から読み出して実行生産条件記憶部に記憶させる生産条件変更部とを備えることを特徴とする。
この構成により、生産工場内の生産ラインで組み立てる機器の機種を切替える場合に、複数の生産設備の生産条件を一括して集中的に管理制御(変更設定)することが可能となり、生産ライン上での機器の機種切替の流れに合わせて、生産設備での生産条件の変更をタイミング良く、また、間違いなく簡単に実行することが可能となる。
また、本発明に係る生産条件管理制御システムでは、機種の切替に伴う前記切替後機種の先頭を前記生産条件変更指示部へ通知する機種切替タイミング通知部を備えることを特徴とする。
この構成により、機種切替に伴う機種の先頭を容易かつ自動的に認識することが可能となり、作業者の負担を低減し、生産効率を確実に向上することが可能となる。
また、本発明に係る生産条件管理制御方法は、生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインに設けられた複数の生産設備それぞれの生産条件を管理制御する生産条件管理制御方法であって、前記生産設備それぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力する生産条件入力ステップと、該生産条件入力ステップで入力された生産条件を生産条件記憶部に記憶する生産条件記憶ステップと、機種を切替えて次に生産する切替後機種を指定する切替後機種指定ステップと、該切替後機種指定ステップで指定した前記切替後機種の生産条件を前記生産条件記憶部から読み出して前記生産設備それぞれへ送信する生産条件送信ステップと、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件送信ステップにより送信された前記切替後機種の生産条件を切替後生産条件記憶部に記憶する切替後生産条件記憶ステップと、前記生産設備それぞれに対応させて機種の切替に伴う生産条件の変更を生産条件変更指示部により指示する生産条件変更指示ステップと、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件変更ステップでの生産条件の変更の指示により前記切替後機種の生産条件を前記切替後生産条件記憶部から読み出して実行生産条件記憶部に記憶させる生産条件変更ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインに設けられた複数の生産設備それぞれの生産条件を管理制御させるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力させる生産条件入力ステップと、コンピュータに、前記生産条件入力ステップで入力された生産条件を生産条件記憶部に記憶させる生産条件記憶ステップと、コンピュータに、機種を切替えて次に生産する切替後機種を指定させる切替後機種指定ステップと、コンピュータに、前記切替後機種指定ステップで指定した前記切替後機種の生産条件を前記生産条件記憶部から読み出して前記生産設備それぞれへ送信させる生産条件送信ステップと、コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件送信ステップにより送信された前記切替後機種の生産条件を切替後生産条件記憶部に記憶させる切替後生産条件記憶ステップと、コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させて機種の切替に伴う生産条件の変更を生産条件変更指示部により指示させる生産条件変更指示ステップと、コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件変更ステップでの生産条件の変更の指示により前記切替後機種の生産条件を前記切替後生産条件記憶部から読み出して実行生産条件記憶部に記憶させる生産条件変更ステップとを実行させることを特徴とする。
また、本発明に係る記録媒体は、本発明に係るコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする。
なお、本発明に係る生産条件管理制御方法、コンピュータプログラム、または記録媒体の構成により、本発明に係る生産条件管理制御システムと同様の作用を得られる。
また、本発明に係る生産システムは、生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインと、該生産ラインに配置されて機器を処理する複数の生産設備と、機種の切替に伴う前記生産設備それぞれの生産条件の変更を管理制御する生産条件管理制御システムとを備え、前記生産設備は機種の切替に伴って変更された生産条件を適用して機器を処理する生産システムであって、前記生産条件管理制御システムは、本発明に係る生産条件管理制御システムであることを特徴とする。
また、本発明に係る生産方法では、生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインと、該生産ラインに配置されて機器を処理する複数の生産設備と、機種の切替に伴う前記生産設備それぞれの生産条件の変更を管理制御する生産条件管理制御システムとを備え、前記生産設備は機種の切替に伴って変更された生産条件を適用して機器を処理する生産方法であって、前記生産条件管理制御システムは、本発明に係る生産条件管理制御システムであることを特徴とする。
なお、本発明に係る生産システムまたは生産方法の構成により、機種切替に伴う生産設備での生産条件の設定間違いを防止するが可能となり、機種切替に伴う不良品の発生を確実に回避し、機種切替に伴う生産システムでの各種の負担を軽減して生産効率を向上させることが可能となる。
本発明に係る生産条件管理制御システム、生産条件管理制御方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体によれば、生産ラインで処理する機器の機種を切替える場合に、生産ラインに配置された複数の生産設備の生産条件を一括して集中的に管理制御(変更設定)することが可能となり、生産ライン上に流される機器の機種切替の流れに合わせて、生産設備での生産条件の変更をタイミング良く、また、間違いなく簡単に実行することが可能となるという効果を奏する。
つまり、生産設備の生産条件の変更を一台一台個別に実施する手間を低減することができ、また、設定間違いによる不良品の発生を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る生産システムおよび生産方法によれば、生産ラインおよび複数の生産設備を備える生産システム、生産方法について、本発明に係る生産条件管理制御システムを適用することにより生産設備の生産条件を一括して集中的に管理制御(変更設定)し、生産ライン上に流される機器の機種切替の流れに合わせて生産設備での生産条件の変更をタイミング良く、また、間違いなく簡単に実行することにより機種切替に伴う生産設備での生産条件の設定間違いを防止し、機種切替に伴う不良品の発生を確実に回避し、機種切替に伴う生産システム、生産方法での各種の負担を軽減して生産効率を向上させることが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1に基づいて、本発明の実施の形態1に係る生産条件管理制御システム、生産条件管理制御方法、コンピュータプログラム、記録媒体について説明し、併せて生産システムおよび生産方法について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る生産条件管理制御システムおよび生産システムを構成するブロックを示すブロック図である。
本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1は、生産ライン20の適宜の位置に複数の生産設備として設けられた生産設備30、40、50でのそれぞれの生産条件を集中して管理、制御する構成としてある。生産ライン20は、生産対象としての製品(機器21。図7参照。)の機種の切替に伴い生産設備30、40、50のそれぞれの生産条件を変更し、生産設備30、40、50により切替後機種である機器21を処理(組み立てのような典型的な加工処理に限らず、検査、測定など生産に必要な各種の処理を含めて処理という。)することができる。また、生産設備30、40、50は、生産ライン20の流れ方向Fに順次配置してある。
なお、機器21としては、家庭電化製品、電子機器、情報機器、通信機器などの各種製品を対象とすることが可能であり、さらに他の製品などに対しても同様に適用することが可能である。また、生産ライン20としては、通常の一般的なコンベアの他に、パレットを搬送するフリーフロー構成のパレット式コンベアなどを対象とすることが可能であり、さらに他の生産ラインなどに対しても同様に適用することが可能である。つまり、本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1は、機器21、21、・・・を生産する生産ライン20を備える種々の生産工場において適用することが可能である。
生産条件管理制御システム1は、生産条件入力部11と、生産条件記憶部12と、切替後機種指定部13と、生産条件送信部14とを備える。この構成により生産設備30、40、50の生産条件を一括して集中的に管理制御することが可能となる。
生産条件管理制御システム1は、さらに、生産設備30、40、50のそれぞれに対応させて、切替後生産条件記憶部15A、15B、15C(以下、切替後生産条件記憶部15A、15B、15Cを相互に区別する必要がない場合には、切替後生産条件記憶部15と記載することもある。)と、生産条件変更指示部16A、16B、16C(以下、生産条件変更指示部16A、16B、16Cを相互に区別する必要がない場合には、生産条件変更指示部16と記載することもある。)と、生産条件変更部17A、17B、17C(以下、生産条件変更部17A、17B、17Cを相互に区別する必要がない場合には、生産条件変更部17と記載することもある。)と、実行生産条件記憶部18A、18B、18C(以下、実行生産条件記憶部18A、18B、18Cを相互に区別する必要がない場合には、実行生産条件記憶部18と記載することもある。)とを備える。
つまり、この構成により、生産ライン20で組み立てる機器21の機種を切替える場合に、生産設備30、40、50の生産条件を一括して集中的に管理制御することが可能となる。また、生産ライン20上での機器21の機種切替の流れ(機種変更の位置の移動)に合わせて、生産設備30、40、50でのそれぞれの生産条件の変更をタイミング良く、また、間違いなく簡単に実行することが可能となる。
生産条件入力部11は、生産設備30、40、50のそれぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力する(生産条件入力ステップ)構成としてある。生産条件入力部11は、例えばキーボード、コンピュータ画面に表示された入力ボタン、あるいは適宜のアイコンなどで構成される。
生産条件記憶部12は、生産条件入力部11から入力された機種ごとの生産条件を記憶する(生産条件記憶ステップ)構成としてある。生産条件記憶部12は、例えば磁気ディスクなど適宜の記憶装置を適用することができる。
切替後機種指定部13は、機種を切替えて次に生産する切替後機種を指定する(切替後機種指定ステップ)構成としてある。指定は、生産計画に応じて外部(例えば作業者、生産ライン20の管理者など。また、あらかじめプログラムしておき自動的に変更する構成とすることも可能である。)からの入力により適宜実行される。
生産条件送信部14は、切替後機種指定部13で指定した切替後機種の生産条件を生産条件記憶部12から読み出して生産設備30、40、50のそれぞれへ送信する(生産条件送信ステップ)構成としてある。
切替後生産条件記憶部15A、15B、15Cは、生産設備30、40、50のそれぞれに対応させて生産条件送信部14から送信された切替後機種の生産条件を記憶する(切替後生産条件記憶ステップ)構成としてある。なお、切替後生産条件記憶部15についても生産条件記憶部12と同様に適宜の記憶装置を適用することができる。
生産条件変更指示部16A、16B、16Cは、生産設備30、40、50のそれぞれに対応させて機種の切替に伴う生産条件の変更を生産条件変更部17A、17B、17Cそれぞれに指示する(生産条件変更指示ステップ)構成としてある。
生産条件変更部17A、17B、17Cは、生産設備30、40、50のそれぞれに対応させて生産条件変更指示部16A、16B、16Cからの生産条件の変更の指示により切替後機種の生産条件を切替後生産条件記憶部15A、15B、15Cからそれぞれ読み出して実行生産条件記憶部18A、18B、18Cにそれぞれ記憶させる(書き込む:生産条件変更ステップ)構成としてある。
実行生産条件記憶部18A、18B、18Cは、生産設備30、40、50のそれぞれに対応させて生産条件変更部17が切替後生産条件記憶部15から読み出して書き込んだ切替後機種の生産条件を記憶する構成としてある。なお、実行生産条件記憶部18についても切替後生産条件記憶部15と同様に適宜の記憶装置を適用することができる。
生産設備30、40、50のそれぞれは、実行生産条件記憶部18で記憶してある切替後機種の生産条件を適用経路30i、40i、50iにより適用され、機器21を処理する(処理ステップ)構成としてある。
つまり、生産設備30に対しては、切替後生産条件記憶部15A、生産条件変更指示部16A、生産条件変更部17A、実行生産条件記憶部18A、適用経路30iが相互に連携して動作する構成としてある。切替後生産条件記憶部15A、生産条件変更指示部16A、生産条件変更部17A、実行生産条件記憶部18A、適用経路30iは、生産設備30と併設する形態、一体化した形態のいずれでも可能である。
また、生産設備40に対しては、切替後生産条件記憶部15B、生産条件変更指示部16B、生産条件変更部17B、実行生産条件記憶部18B、適用経路40iが相互に連携して動作する構成としてある。切替後生産条件記憶部15B、生産条件変更指示部16B、生産条件変更部17B、実行生産条件記憶部18B、適用経路40iは、生産設備40と併設する形態、一体化した形態のいずれでも可能である。
また、生産設備50に対しては、切替後生産条件記憶部15C、生産条件変更指示部16C、生産条件変更部17C、実行生産条件記憶部18C、適用経路50iが相互に連携して動作する構成としてある。切替後生産条件記憶部15C、生産条件変更指示部16C、生産条件変更部17C、実行生産条件記憶部18C、適用経路50iは、生産設備50と併設する形態、一体化した形態のいずれでも可能である。
なお、生産条件管理制御システム1は、上述した各ステップにより説明したとおり、そのままで、本実施の形態に係る生産条件管理制御方法を実現することとなる。
上述したとおり、生産条件管理制御システム1(生産条件管理制御方法)は、適用経路30i、40i、50iを介して生産設備30、40、50と連携して動作することが可能な構成としてあることから、そのままで生産システム2(生産方法)として機能させ、実現させることとなる。
つまり、本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1(生産条件管理制御方法)を適用した生産システム2(生産方法)は、生産対象としての機器21の機種を切替えて処理する生産ライン20と、生産ライン20に配置されて機器21を処理する複数の生産設備(生産設備30、40、50)と、機種21の切替に伴う生産設備30、40、50それぞれの生産条件の変更を管理制御する生産条件管理制御システム1とを備え、生産設備30、40、50それぞれは機種21の切替に伴って変更された生産条件を適用して機器21を処理する構成してある。
さらに、生産条件管理制御システム1は、機種切替タイミング通知部19を備える。機種切替タイミング通知部19は、機種の切替に伴う切替後機種の先頭を生産条件変更指示部16へ通知する(機種切替タイミング通知ステップ)。生産ライン20を流れる切替後機種の先頭に機種切替タイミング通知部19を配置することにより、生産対象としての機器21の流れに従って切替後機種の先頭を生産設備30、40、50(生産条件変更指示部16A、16B、16C)それぞれに通知することができる。
例えば、生産ライン20で生産している機器21の機種を機種Xから機種Yへ切替える(実施の形態2参照。)ために切替後機種指定部13で切替後機種Yが指定(入力)されると、生産条件送信部14は、切替後機種指定部13で指定された切替後機種Yに関する生産設備30、40、50それぞれでの生産条件を生産条件記憶部12から読み出して、生産設備30、40、50(切替後生産条件記憶部15A、15B、15C)それぞれへ送信する。
つまり、生産条件送信部14から送信された切替後機種Yの生産条件は生産設備30、40、50それぞれの切替後生産条件記憶部15へ書き込まれ、記憶(格納)される。
次に、実際に切替後機種Yの生産を開始する場合、切替後機種Yの先頭に機種切替タイミング通知部19を生産ライン20上に載置して機器21(切替後機種Y)と同様に流す。つまり、切替後機種Yの先頭に対応させて配置した機種切替タイミング通知部19は、生産ライン20の上に機器21(機種X、機種Y)と同様に配置され、機器21と同様に流れ方向Fに従って移動する。
したがって、生産ライン20上で、機種切替タイミング通知部19が生産条件変更指示部16Aに対応する位置に進んだときは、生産条件変更指示部16Aに切替後機種の先頭を通知し、機種切替タイミング通知部19が生産条件変更指示部16Bに対応する位置に進んだときは、生産条件変更指示部16Bに切替後機種の先頭を通知し、機種切替タイミング通知部19が生産条件変更指示部16Cに対応する位置に進んだときは、生産条件変更指示部16Cに切替後機種の先頭を通知することができる。
この構成により、生産設備30、40、50それぞれに対応して配置された生産条件変更指示部16A、16B、16Cは、生産ライン20を移動してきた機種切替タイミング通知部19(つまりは、切替後機種Yの先頭位置)を検知することが可能となる。機種切替タイミング通知部19を検知した生産条件変更指示部16は、機種切替タイミングを検知(認識)、判定し、生産条件の変更の指示を生産条件変更部17に対して行なうことが可能となる。
生産条件変更指示部16からの指示により生産条件を切替えることとなった生産条件変更部17は、切替後生産条件記憶部15に格納されている切替後機種Yに関する生産条件を読み出し(呼び出し)、実行生産条件記憶部18に記憶させる。つまり、実行生産条件記憶部18には、切替後機種Yの生産条件が生産設備30、40、50それぞれに対応して記憶(格納)されることとなる。
上述したとおり、生産設備30、40、50それぞれは、切替後機種Yの先頭位置に対応して切替後機種Yの生産条件を実行生産条件記憶部18に記憶し、記憶した切替後機種Yの生産条件に応じて制御され、切替後機種Yに対する生産設備としての処理を確実に実行することが可能となる。
したがって、生産対象としての機種の変更(切替)に応じて生産設備30、40、50それぞれの生産条件を確実にタイミング良く切替えることが可能となり、生産設備30、40、50の生産条件を集中して正確に管理制御することが可能となる。つまり、生産条件の設定間違いなど機種の切替に伴う生産ライン20(生産システム2)での問題を確実に解消することが可能となる。
なお、生産条件管理制御システム1、生産システム2は、いわゆるコンピュータで制御することが可能である。あらかじめインストールしてあるコンピュータプログラムによってコンピュータに内蔵されたCPU(中央処理装置)などが制御手段(制御部)として上述した各部の制御(各ステップ)を実行することができる。なお、詳細については実施の形態2(図7)でさらに説明する。
また、上述した各ステップ(生産条件管理制御方法および生産方法)を実行するコンピュータプログラムは、適宜の記憶装置(例えばコンピュータが内蔵する記憶装置またはコンピュータに接続された外部記憶装置)を介して適宜の記録媒体に格納することが可能である。記録媒体に記録することにより、異なる場所にある生産ライン(生産システム)に対しても容易にコンピュータプログラムを適用することが可能となる。
なお、記録媒体としては、マスクROM、フラッシュROMといった半導体記憶素子、ハードディスク、フレキシブルディスク、MOディスク、CDROM、DVDROM、光磁気ディスク、ICカード、磁気テープなどを適用することができ、コンピュータプログラムを記録することが可能であればどのような他の記録媒体であっても良い。また、コンピュータプログラムそのものを通信により伝送して送信先の記録媒体に記録することも可能である。
<実施の形態2>
図2ないし図7に基づいて、本発明の実施の形態2に係る生産条件管理制御システム(生産条件管理制御方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体。生産条件管理制御システムを適用した生産システムおよび生産方法。)について説明する。また、本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1(図7参照。)では、機種切替タイミング通知部19を適用しないものとしてある。なお、基本的な構成は、実施の形態1と同様であるので適宜援用し、また説明を適宜省略する。
本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1(生産条件管理制御方法)では、生産システム2(図7参照。)の生産ライン20に配置された各生産設備(例えば生産設備30、40、50として図7で示すネジ締め忘れ防止設備31、41、51。)が、各生産設備による各生産工程で行なわれた締め付けでのネジの本数をカウントし、ネジ締め忘れの防止を行なうポカヨケ設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)の場合について説明を行なう。
なお、本実施の形態以外のその他の生産設備や調整設備においても、生産条件の項目が異なる(例えば、ネジ締め忘れ防止設備の場合は、締め付けを行なうネジの本数が生産条件となり、テレビを生産する場合のホワイトバランス調整機の場合は、調整する色度が生産条件となる。)だけで同様の取り扱いが可能である。
図2は、本発明の実施の形態2に係る生産条件管理制御方法および生産方法でのフローを示すフロー図である。
本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1(生産システム2)は、次に示すステップS1ないしステップS11で構成される生産条件管理制御方法(生産方法)を実行する構成としてある。
ステップS1:
まず、生産条件入力部11により、与件データをあらかじめ入力する。つまり、生産対象(機器21)としての機種ごとの各生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)での生産条件(ネジ締め本数)に関するデータをあらかじめ入力しておく(生産条件入力ステップ)。
生産条件入力部11から入力された生産条件(ネジ締め本数)は生産条件記憶部12に適宜格納(記憶)される(生産条件記憶ステップ)。
なお、生産条件記憶部12での記憶は、例えば、ネジ締め忘れ防止設備31、41、51と機種X、Y、Zを対応させ、対応関係に応じて生産条件としてのネジ締め本数を記憶させる構成としてある(図3参照。)。
ステップS2:
機種を切替えるか否かを判定する。なお、機種の切替は、切替後機種指定部13への入力(切替後機種の指定)の有無で判定することが可能である(切替後機種指定ステップ)。
機種の切替が無い場合(ステップS2:NO)には、ステップS3へ進む。機種の切替を行なう場合(ステップS2:YES)には、ステップS4へ進む。
ステップS3:
機種の切替がなく切替後機種の指定がされない場合は、ネジ締め忘れ防止設備31、41、51は、それまでに実行生産条件記憶部18に格納されているそれまでの生産条件(ネジ締め本数。図3参照。)に従って、生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)の制御としての処理(締め付けを行ったネジ締め本数のチェック)を継続することとなる(処理ステップ)。また、生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)としての処理をした後、ステップS11へ進む。
なお、本ステップでの切替後生産条件記憶部15と実行生産条件記憶部18で記憶される生産条件は、機種切替(機種の変更)がないことから同一の内容となっている(図4参照。)。
ステップS4:
切替後機種指定部13で指定された(切替後機種指定ステップ)切替後機種(例えば、切替前機種Xに対して切替後機種Y)を認識する。なお、具体的には、切替有りのモードとした後、切替後機種としての機種Yを切替後機種指定部13で指定(入力)する形態とすることにより、直接切替後機種Yを認識することが可能である。なお、このときの入力は、一般的には生産ライン20の管理者(あるいは作業者WA(図7参照)など)が生産計画に従って行なうこととなるが、他の生産ラインなどと連携して自動的に実行する形態とすることも可能である。
ステップS5:
生産条件送信部14は、切替後機種指定部13を介して指定された切替後機種Yに関するネジ締め忘れ防止設備31、41、51の生産条件(ネジ締め本数)を生産条件記憶部12から読み出し、ネジ締め忘れ防止設備31、41、51それぞれへ送信する(生産条件送信ステップ)。
ネジ締め忘れ防止設備31、41、51それぞれに対応する切替後生産条件記憶部15A、15B、15Cは、生産条件送信部14から送信された切替後機種Yの生産条件を適宜記憶(書き込み)する(切替後生産条件記憶ステップ)。なお、切替後生産条件記憶部15への書き込み制御は、生産条件送信部14により実行する形態など適宜設定することが可能である。
なお、本ステップでの切替後生産条件記憶部15と実行生産条件記憶部18で記憶される生産条件は、機種切替(機種の変更)がされたことから異なる内容となる(図5参照。)。
ステップS6:
本実施の形態では、機種切替タイミング通知部19を適用しないことから、生産設備としてのネジ締め忘れ防止設備31、41、51での機種切替は、作業者(例えば、ネジ締め忘れ防止設備31に対応する作業者WA、ネジ締め忘れ防止設備41に対応する作業者WB、ネジ締め忘れ防止設備51に対応する作業者WC。図7参照。)が実行する態様としてある。したがって、本ステップは、作業者自身が機種切替を実行する場合と実行しない場合とに区分される。
機種切替を実行する場合(ステップS6:YES)には、ステップS7へ進む。機種切替を実行しない場合(ステップS6:NO)には、ステップS9へ進む。
ステップS7:
生産ライン20の最初の生産工程であるネジ締め忘れ防止設備31で切替後機種としての機種Yの生産を開始する場合、ネジ締め忘れ防止設備31の作業者WAはネジ締め忘れ防止設備31の生産条件変更指示部16Aから、生産条件(ネジ締め本数)の変更を生産条件変更部17Aへ指示する(生産条件変更指示ステップ)。生産条件変更指示部16Aからの指示は、トリガ信号の形態で良いことから、例えば押しボタンで構成することができる。
つまり、本実施の形態では、ネジ締め忘れ防止設備31での機種Yの生産開始は、機種Yを視認した作業者WAが自ら行なうこととなる。作業を開始する直前に生産対象としての機種Yを確認した状態で生産条件を設定することができるので、タイミング良く設定することが可能であり、また、生産条件(ネジ締め本数)の変更を生産条件変更部17Aへ単に指示するトリガ信号を発生するだけで良いことから生産条件の設定間違いを生じることは全くない。
ステップS8:
生産条件変更指示部16を介して、生産条件(ネジ締め本数)の変更が指示されると、生産条件変更部17は切替後生産条件記憶部15に格納されている切替後機種Yに関する生産条件(ネジ締め本数)を読み出し、実行生産条件記憶部18に書き込む(記憶する)(生産条件変更ステップ)。
したがって、本ステップで切替後生産条件記憶部15の生産条件は、実行生産条件記憶部18にも生産条件として記憶されることから、切替後生産条件記憶部15と実行生産条件記憶部18の記憶内容は同一となる(図6参照。)。
ステップS9:
ネジ締め忘れ防止設備31は、適用経路30iを介して実行生産条件記憶部18Cに格納されている生産条件(ネジ締め本数)を取得し、取得した生産条件に従って、生産設備としての処理(締め付けを行ったネジ締め本数のチェック)を行なう(処理ステップ)。この構成により、生産条件の設定間違いなど機種の切替に伴う生産ライン20(生産システム)での問題を確実に解消することが可能となる。つまり、機種切替に伴う不良品の発生を確実に防止することが可能となり、生産ライン20での機種切替に伴う負担を軽減して生産効率を向上させることが可能となる。
ステップS10:
機種の変更に伴う全生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31に加えてネジ締め忘れ防止設備41、51)での生産条件の変更(機種切替)が完了したか否かを判定する。判定は、生産条件変更指示部16A、16B、16Cから一連の指示が生産条件変更部17A、17B、17Cに対してなされたことを適宜確認することにより行なうことが可能である。
生産ライン20に対応する全生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)の生産条件の変更が完了していない場合(ステップS10:NO)には、ステップS6へ戻り、処理を継続する。生産条件の変更が完了している場合(ステップS10:YES)には、ステップS11へ進む。
この構成により、生産ライン20にある全ての生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)について、ステップS6ないしステップS9の処理がなされたことを確認することにより、機種の切替に伴う生産条件の変更を機種切替の流れに合わせて、確実にタイミング良く、また、間違いなく簡単に実行することが可能となる。
ステップS11:
生産ライン20(生産システム2)での生産は終了するか否かを判定する。生産を終了する場合(ステップS11:YES)には、生産条件管理制御システム1、生産ライン20(生産システム2)での処理を終了し、生産を終了しない場合(ステップS11:NO)には、ステップS2へ戻る。
図3は、図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS1に対応して生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。
生産条件入力部11から入力された生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)と機種X、Y、Zに関する生産条件は、生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)と機種との相関を対応させて生産条件記憶部12に記憶する構成としてある。
例えば、ネジ締め忘れ防止設備31と機種X、Y、Zの組み合わせでは、ネジ締め本数は機種X、Y、Zそれぞれに対応して10本、5本、20本であることを記憶してある。他の組み合わせにおいても同様にそれぞれのネジ締め本数を記憶してある。
なお、生産条件記憶部12での記憶形態は図3の形式に限るものではない。
図4は、図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS3に対応して実行生産条件記憶部と切替後生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。
同図表では、実行生産条件記憶部18Aが記憶する生産条件を「実行生産条件」とし、切替後生産条件記憶部15Aが記憶する生産条件を「切替後生産条件」として示してある(以下同様である。)。なお、実行生産条件記憶部18Aおよび切替後生産条件記憶部15Aでの記憶形態は図4の形式に限るものではない。
例えば、ネジ締め忘れ防止設備31に対応する実行生産条件および切替後生産条件のいずれにおいても、処理対象としての機種名は切替前機種としての機種X、ネジ締め本数は10本であることが分かる。なお、ネジ締め忘れ防止設備41、51に対応する実行生産条件記憶部18B、18Cおよび切替後生産条件記憶部15B、15Cについても同様にネジ締め本数を記憶してある。
なお、ネジ締め忘れ防止設備31の場合を例示したが、ネジ締め忘れ防止設備41、51についても同様である。
図5は、図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS5に対応して実行生産条件記憶部と切替後生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。
例えば、ステップS5では、切替後生産条件記憶部15は、生産条件送信部14から送信された切替後機種Yの生産条件を記憶することから、切替後生産条件は変更され、また、実行生産条件は、そのまま維持される。
例えば、ネジ締め忘れ防止設備31に対応する実行生産条件は、機種名が機種X、ネジ締め本数が10本(つまり、図4の状態が維持してある。)であり、切替後生産条件は、機種名が切替後機種としての機種Y、ネジ締め本数が5本(つまり、図4の状態から変更されている。)であることが示される。
ネジ締め忘れ防止設備31の場合を例示したが、ネジ締め忘れ防止設備41、51についても同様である。
図6は、図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS8に対応して実行生産条件記憶部と切替後生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。
例えば、ステップS8では、切替後生産条件記憶部15の切替後生産条件は、生産条件変更部17により実行生産条件記憶部18に書き込まれることから、実行生産条件は切替後生産条件と同一となる。
例えば、ネジ締め忘れ防止設備31に対応する実行生産条件は、機種名が機種Y、ネジ締め本数が5本に変更され、切替後生産条件と同一となっていることが示される。
ネジ締め忘れ防止設備31の場合を例示したが、ネジ締め忘れ防止設備41、51についても同様である。
図7は、本発明の実施の形態2に係る生産条件管理制御システムおよび生産システムを構成するブロックのレイアウト例を示すブロック図である。
生産システム2が備える生産ライン20で、機器21が開始位置20sから投入され、生産ライン20の流れ方向Fに沿って終了地点20eまでの生産ライン20上を流され、必要な処理を施され、生産工程としての処理がなされる。
生産ライン20では、開始位置20sから終了位置20eまでの間に、例えば生産設備としてネジ締め忘れ防止設備31、41、51が配置され、ネジ締め忘れ防止設備31、41、51による処理を施されて機器21は生産ライン20での生産工程を終了する。
生産条件入力部11、生産条件記憶部12、生産条件送信部14は管理室10に、切替後機種指定部13は生産ライン20に、切替後生産条件記憶部15A、15B、15C、生産条件変更指示部16A、16B、16C、生産条件変更部17A、17B、17C、実行生産条件記憶部18A、18B、18Cはネジ締め忘れ防止設備31、41、51にそれぞれ対応させて設置してあり、それぞれがLAN(Local Area Network)などで構成された適宜の通信手段を介して相互に接続され、生産条件管理制御システム1、生産システム2として機能する構成としてある。
なお、生産条件管理制御システム1、生産システム2は、上述したとおり、いわゆるコンピュータ構成とすることが可能である。コンピュータにあらかじめインストールしてあるコンピュータプログラム(図2で示したフローを実行するコンピュータプログラム)によってコンピュータに内蔵されたCPU(中央処理装置)が制御手段(制御部)として上述した各部の制御(各ステップ)を実行することができる。なお、コンピュータ構成は通常知られているコンピュータ技術を適用することが可能であるので、詳細な説明は省略する。
なお、コンピュータプログラムは、図7の絵図で示すコンピュータ(例えば、生産条件入力部11、生産条件送信部14、生産条件変更部17など)が備える外部記録装置を介して、記録媒体からインストールすることが可能である。また、記録媒体によらず、LANを介してインストールすることも可能である。
つまり、生産条件入力部11、切替後機種指定部13、生産条件送信部14、生産条件変更部17は、適宜のコンピュータを利用してコンピュータ構成とすることが可能である。コンピュータ構成は、生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)の機能の複雑さ、生産ライン20の大きさなどを勘案して適宜設計することが可能である。
例えば、生産条件入力部11、生産条件記憶部12、生産条件送信部14を1台の主コンピュータで構成してコンピュータ室としての管理室10に配置することが可能である。
生産条件記憶部12、切替後生産条件記憶部15、実行生産条件記憶部18は、対応するコンピュータが備える内蔵メモリを適用することも可能であるが、生産条件が複雑であり、大記憶容量を必要とする場合には専用の記憶装置を備えるファイルサーバ、データベースサーバ形式とすることも可能である。
切替後生産条件記憶部15、生産条件変更指示部16、生産条件変更部17、実行生産条件記憶部18は、生産設備それぞれ(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)に対応させた副コンピュータで構成する形態とすることも可能である。
つまり、切替後生産条件記憶部15Aと、生産条件変更指示部16Aと、生産条件変更部17Aと、実行生産条件記憶部18Aとを生産設備30に対応する副コンピュータにより構成して機能させ、切替後生産条件記憶部15Bと、生産条件変更指示部16Bと、生産条件変更部17Bと、実行生産条件記憶部18Bとを生産設備40に対応する副コンピュータにより構成して機能させ、切替後生産条件記憶部15Cと、生産条件変更指示部16Cと、生産条件変更部17Cと、実行生産条件記憶部18Cとを生産設備Cに対応する副コンピュータにより構成して機能させることが可能である。
生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)自体が自動化してある場合には、作業者WA、WB、WCの配置を省略することも可能である(他の実施の形態でも同様である。)。
<実施の形態3>
実施の形態2では、機種切替タイミング通知部19を適用しない場合を示したが、本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1(生産条件管理制御方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体。生産条件管理制御システムを適用した生産システム2および生産方法。)では、機種切替タイミング通知部19を適用する形態としてある。なお、基本的な構成は、実施の形態1、実施の形態2と同様であるので適宜援用し、また説明を適宜省略する。
図8は、本発明の実施の形態3に係る生産条件管理制御方法および生産方法でのフローを示すフロー図である。基本的なフローは実施の形態2(図2)の場合と同様であるので、適宜説明を省略する。
本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1(生産システム2)は、次に示すステップS21ないしステップS31で構成される生産条件管理制御方法(生産方法)を実行することが可能な構成としてある。
本実施の形態では、生産条件変更指示部16を光学センサーで、機種切替タイミング通知部19を反射板で構成したものとして説明するが、生産条件変更指示部16および機種切替タイミング通知部19に対応する認識手段としてRFID(Radio Frequency Identification system)タグとRFIDリーダの組み合わせ、バーコードラベルとバーコードリーダの組み合わせなど他の認識方法を使用した場合にも同様の取り扱いを行なうことが可能である。
ステップS21〜ステップS25:
実施の形態2(図2)で説明したステップS1〜ステップS5と同様であるので説明を省略する。つまり、生産条件入力ステップ、生産条件記憶ステップ、切替後機種指定ステップ、生産条件送信ステップ、切替後生産条件記憶ステップに対応する処理がなされる。なお、ステップS23は、ステップS3に対応した処理ステップとしての処理がなされる。
ステップS26:
機種の切替を行なう場合に、切替前機種Xと切替後機種Yの間に機種切替タイミング通知部19を設置する。設置は作業者が適宜行なうことが可能であるが、設置装置を設けて自動的に生産ライン20に配置する形態とすることも可能である。
なお、上述したとおり、機種切替タイミング通知部19は、投射された光を反射する反射板で構成することにより光学センサーで構成した生産条件変更指示部16により容易に検出することが可能である。投射光の光源は、生産設備(ネジ締め忘れ防止設備31、41、51)に対応する適宜の位置から生産ライン20に投光する形態とすれば良く、この構成により対応する位置に到達した機種切替タイミング通知部19からの反射光を容易に発生させることが可能となる。
ステップS27:
機種切替タイミング通知部19を検知したか否かを判定する。生産ライン20での処理の進行に伴い、機種切替タイミング通知部19が、例えばネジ締め忘れ防止設備31の位置に進んで来ると、ネジ締め忘れ防止設備31に対応する生産条件変更指示部16A(光学センサー)が、機種切替タイミング通知部19(反射板)を検知することとなる(図9参照)。
機種切替タイミング通知部19を検知した場合(ステップS27:YES)には、ステップS28へ進む。機種切替タイミング通知部19を検知しない場合(ステップS27:NO)には、ステップS29へ進む。
ステップS28:
機種切替タイミング通知部19を検知した生産条件変更指示部16Aは、機種の切替に伴う生産条件の変更を生産条件変更部17Aへ指示する(生産条件変更指示ステップ)。生産条件変更指示部16Aから生産条件の変更を指示された生産条件変更部17Aは切替後生産条件記憶部15Aに格納されている切替後機種Yに関する生産条件(ネジ締め本数)を読み出し、実行生産条件記憶部18Aに書き込む(記憶する)(生産条件変更ステップ)。
ステップS29:
ネジ締め忘れ防止設備31は、実行生産条件記憶部18Aに格納されている生産条件(ネジ締め本数)に従って、生産設備としての処理(締め付けを行ったネジ締め本数のチェック)を行なう(処理ステップ)。
ステップS30、S31:
実施の形態2(図2)で説明したステップS10、S11と同様であるので、説明を省略する。
なお、実施の形態3は実施の形態2と同様の作用効果を生じる。また、機種切替タイミング通知部19を適用することにより、機種切替に伴う機種の先頭を容易かつ自動的に認識することが可能となることから、実施の形態2に比較してさらに機種切替での作業者の負担を確実に低減し、生産効率を確実に向上することが可能となる。
図9は、本発明の実施の形態3に係る生産条件管理制御システムおよび生産システムを構成するブロックのレイアウト例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る生産条件管理制御システム1(生産システム2)は、実施の形態2(図7)の場合と基本的には同様であるので、適宜説明を省略する。
生産システム2が備える生産ライン20では、機器21が開始位置20sから投入され、生産ライン20の流れ方向Fに沿って終了地点20eまでの生産ライン20上を流され、必要な処理を施され、生産工程としての処理がなされる。
生産ライン20では、開始位置20sから終了位置20eまでの間に、例えば生産設備としてネジ締め忘れ防止設備31、41、51が配置され、ネジ締め忘れ防止設備31、41、51による処理を施されて機器21は生産ライン20での生産工程を終了する。
生産条件入力部11、生産条件記憶部12、生産条件送信部14は管理室10に、切替後機種指定部13は生産ライン20に、切替後生産条件記憶部15A、15B、15C、生産条件変更指示部16A、16B、16C、生産条件変更部17A、17B、17C、実行生産条件記憶部18A、18B、18Cはネジ締め忘れ防止設備31、41、51にそれぞれ対応させて設置してあり、それぞれがLANなどで構成された適宜の通信手段を介して相互に接続され、生産条件管理制御システム1、生産システム2として機能する構成としてある。
機種切替タイミング通知部19は、切替前機種Xと切替後機種Yの間に配置され、機器21と共に生産ライン20上を移動する構成としてある。同図では、機種切替タイミング通知部19がネジ締め忘れ防止設備31に対応する位置に到達し、生産条件変更指示部16Aにより検出される状態を示してある。
本発明の実施の形態1に係る生産条件管理制御システムおよび生産システムを構成するブロックを示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る生産条件管理制御方法および生産方法でのフローを示すフロー図である。 図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS1に対応して生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。 図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS3に対応して実行生産条件記憶部と切替後生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。 図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS5に対応して実行生産条件記憶部と切替後生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。 図2で示した生産条件管理制御方法および生産方法のステップS8に対応して実行生産条件記憶部と切替後生産条件記憶部が記憶する生産条件の内容例を説明する一覧図表である。 本発明の実施の形態2に係る生産条件管理制御システムおよび生産システムを構成するブロックのレイアウト例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る生産条件管理制御方法および生産方法でのフローを示すフロー図である。 本発明の実施の形態3に係る生産条件管理制御システムおよび生産システムを構成するブロックのレイアウト例を示すブロック図である。 従来の生産条件制御システムの生産ラインで機種を切替えて機器を組み立てる状態を示す概念図である。
符号の説明
1 生産条件管理制御システム
2 生産システム
10 管理室
11 生産条件入力部
12 生産条件記憶部
13 切替後機種指定部
14 生産条件送信部
15、15A、15B、15C 切替後生産条件記憶部
16、16A、16B、16C 生産条件変更指示部
17、17A、17B、17C 生産条件変更部
18、18A、18B、18C 実行生産条件記憶部
19 機種切替タイミング通知部
20 生産ライン
20s 開始位置
20e 終了位置
21 機器
30、40、50 生産設備
30i、40i、50i 適用経路
31、41、51 ネジ締め忘れ防止設備(生産設備)
F 流れ方向

Claims (7)

  1. 生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインに設けられた複数の生産設備それぞれの生産条件を管理制御する生産条件管理制御システムであって、
    前記生産設備それぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力する生産条件入力部と、
    該生産条件入力部から入力された生産条件を記憶する生産条件記憶部と、
    機種を切替えて次に生産する切替後機種を指定する切替後機種指定部と、
    該切替後機種指定部で指定した前記切替後機種の生産条件を前記生産条件記憶部から読み出して前記生産設備それぞれへ送信する生産条件送信部と、
    前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件送信部から送信された前記切替後機種の生産条件を記憶する切替後生産条件記憶部と、
    前記生産設備それぞれに対応させて機種の切替に伴う生産条件の変更を指示する生産条件変更指示部と、
    前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件変更指示部からの生産条件の変更の指示により前記切替後機種の生産条件を前記切替後生産条件記憶部から読み出して実行生産条件記憶部に記憶させる生産条件変更部と
    を備えることを特徴とする生産条件管理制御システム。
  2. 機種の切替に伴う前記切替後機種の先頭を前記生産条件変更指示部へ通知する機種切替タイミング通知部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の生産条件管理制御システム。
  3. 生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインに設けられた複数の生産設備それぞれの生産条件を管理制御する生産条件管理制御方法であって、
    前記生産設備それぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力する生産条件入力ステップと、
    該生産条件入力ステップで入力された生産条件を生産条件記憶部に記憶する生産条件記憶ステップと、
    機種を切替えて次に生産する切替後機種を指定する切替後機種指定ステップと、
    該切替後機種指定ステップで指定した前記切替後機種の生産条件を前記生産条件記憶部から読み出して前記生産設備それぞれへ送信する生産条件送信ステップと、
    前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件送信ステップにより送信された前記切替後機種の生産条件を切替後生産条件記憶部に記憶する切替後生産条件記憶ステップと、
    前記生産設備それぞれに対応させて機種の切替に伴う生産条件の変更を生産条件変更指示部により指示する生産条件変更指示ステップと、
    前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件変更ステップでの生産条件の変更の指示により前記切替後機種の生産条件を前記切替後生産条件記憶部から読み出して実行生産条件記憶部に記憶させる生産条件変更ステップと
    を備えることを特徴とする生産条件管理制御方法。
  4. コンピュータに、生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインに設けられた複数の生産設備それぞれの生産条件を管理制御させるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させた機種ごとの生産条件をあらかじめ入力させる生産条件入力ステップと、
    コンピュータに、前記生産条件入力ステップで入力された生産条件を生産条件記憶部に記憶させる生産条件記憶ステップと、
    コンピュータに、機種を切替えて次に生産する切替後機種を指定させる切替後機種指定ステップと、
    コンピュータに、前記切替後機種指定ステップで指定した前記切替後機種の生産条件を前記生産条件記憶部から読み出して前記生産設備それぞれへ送信させる生産条件送信ステップと、
    コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件送信ステップにより送信された前記切替後機種の生産条件を切替後生産条件記憶部に記憶させる切替後生産条件記憶ステップと、
    コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させて機種の切替に伴う生産条件の変更を生産条件変更指示部により指示させる生産条件変更指示ステップと、
    コンピュータに、前記生産設備それぞれに対応させて前記生産条件変更ステップでの生産条件の変更の指示により前記切替後機種の生産条件を前記切替後生産条件記憶部から読み出して実行生産条件記憶部に記憶させる生産条件変更ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 請求項4に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  6. 生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインと、該生産ラインに配置されて機器を処理する複数の生産設備と、機種の切替に伴う前記生産設備それぞれの生産条件の変更を管理制御する生産条件管理制御システムとを備え、前記生産設備は機種の切替に伴って変更された生産条件を適用して機器を処理する生産システムであって、
    前記生産条件管理制御システムは、請求項1または請求項2に記載の生産条件管理制御システムであることを特徴とする生産システム。
  7. 生産対象としての機器の機種を切替えて処理する生産ラインと、該生産ラインに配置されて機器を処理する複数の生産設備と、機種の切替に伴う前記生産設備それぞれの生産条件の変更を管理制御する生産条件管理制御システムとを備え、前記生産設備は機種の切替に伴って変更された生産条件を適用して機器を処理する生産方法であって、
    前記生産条件管理制御システムは、請求項1または請求項2に記載の生産条件管理制御システムであることを特徴とする生産方法。
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