JP2007219843A - ノード管理装置及びノード管理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のPLC1を管理する開発・設定端末2において、アーカイブ生成部203が、複数のPLCのうち特定のPLCに格納するためのプログラムと当該プログラムの実行時に用いられる設定情報と特定のPLCのノード識別情報とを組み合わせてアーカイブファイルを生成し、アーカイブ送信部204がアーカイブ生成部203により生成されたアーカイブファイルを特定のPLCに対して送信する。
【選択図】図2
Description
PLCは、開発・設定端末によって外部から設定されたプログラムと設定情報に基づいて、被制御機器を制御する。
プログラムにノードの識別番号を埋め込むと、ノードの識別子が変更となった場合や、それまでとは異なるノードにプログラムを送る必要がある場合等のために、プログラムを編集するためのプログラムエディタが必要となるという問題がある。
また、ノードと転送する情報を関連付けるリンクテーブルを使わないことで、転送する情報のみを管理するようにする。
複数のノードを管理するノード管理装置であって、
前記複数のノードのうち特定のノードに格納するためのプログラムと前記プログラムの実行時に用いられる設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを取得し、取得した前記プログラムと前記設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを組み合わせてアーカイブファイルを生成するアーカイブ生成部と、
前記アーカイブ生成部により生成されたアーカイブファイルを前記特定の管理対象ノードに対して送信するアーカイブ送信部とを有することを特徴とする。
図1は、実施の形態1におけるシステム構成を示すものである。
PLC(1a、1b、1c)(ノード)は、PLC間ネットワーク3を介してつながっている。
プログラミングや設定を行うための開発・設定端末2は、一つの代表PLC(代表ノード)、ここではPLC(1a)とつながっている。PLC(1a、1b、1c)が制御に使用するプログラムやパラメータ(設定情報)は、開発・設定端末2(ノード管理装置)から各PLC(1a、1b、1c)へ転送される。
開発・設定端末2が接続されているPLC(1a)は、制御装置として動作するために必要な、プログラム101aとパラメータ102aを持つ。また、PLC間ネットワーク3と接続するためのPLC間ネットワークインタフェース(以下、インタフェースをI/Fとも記す)(103a)、開発・設定端末と接続するための開発・設定端末I/F(104a)を持つ。
さらに、アーカイブファイル(以下、単にアーカイブという)の受け渡しを行うためのアーカイブ転送部105aを持つ。アーカイブは、プログラムやパラメータ等のファイルを一つにまとめたものである。
図3に示すように、アーカイブは、アーカイブの宛先となるノードを示すノード情報(ノード識別子)、プログラム、プログラムの実行の際に必要となるパラメータを一つにまとめたファイルである。また、ノード情報は、プログラムとは独立のファイルとなっており、プログラム内にノード識別子が組み込まれている従来の形式とは区別される。
PLC接続I/F(201)は、PLCと接続するためのインタフェースである。
アーカイブ蓄積部202は、アーカイブを保管する。
アーカイブ生成部203は、プログラム、パラメータ、ノード情報を組み合わせてアーカイブを生成し、また、アーカイブに対する操作を行う。
アーカイブ送信部204は、アーカイブの受け渡し、すなわち、アーカイブ生成部203で生成されたアーカイブをPLC接続I/F(201)を介してPLC(1a)に送信する。
アーカイブ表示部205は、アーカイブの表示を行う。
アーカイブ表示情報生成部206は、アーカイブ蓄積部202に蓄積されているアーカイブからアーカイブ表示部205に表示するための表示用ノード情報エントリー(アーカイブ表示情報)を生成する。
入力部207は、開発・設定端末2のユーザからの各種指示を入力する。
本実施の形態では、概説すると、複数のPLCを管理する開発・設定端末2において、アーカイブ生成部203が、複数のPLCのうち特定のPLCに格納するためのプログラムと当該プログラムの実行時に用いられる設定情報と特定のPLCのノード識別情報とを組み合わせてアーカイブファイルを生成し、アーカイブ送信部204がアーカイブ生成部203により生成されたアーカイブファイルを特定のPLCに対して送信する。
図12において、開発・設定端末2は、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・ Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続され、また、代表PLCであるPLC(1a)を介してPLC間ネットワーク3と接続されている(図12ではPLC(1a)の図示を省略している)。また、他に、ローカルエリアネットワーク(LAN)や、ゲートウェイを介してインターネットに接続されていてもよい。
図13において、開発・設定端末2は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらの記憶装置は、アーカイブ蓄積部202の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
ファイル群924には、本明細書において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」、「〜の比較結果」等として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示・抽出のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、本明細書に示すフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
アーカイブ生成部203は、開発・設定端末2のユーザより入力部207を介して操作指示を受け取る(401)。
指示が作成ならば、アーカイブ生成部203は、入力部207を介してユーザから、プログラムを受け取り(402)(アーカイブ生成ステップ)、パラメータを受け取り(403)(アーカイブ生成ステップ)、ノード識別子を受け取る(404)(アーカイブ生成ステップ)という動作を行う。この402、403の動作はそれぞれ1回以上、404の動作は0回以上行なわれ、アーカイブ生成部203は、行なわれた個数のプログラム、パラメータ、ノード識別子を受け取る。受け取りが完了すると、受け取ったプログラム、パラメータ、ノード識別子を、図3に一例を示したアーカイブとしてまとめ(405)(アーカイブ生成ステップ)、処理を終える。
アーカイブ生成部203は、受け取ったアーカイブから、プログラムを読み出し(407)、パラメータを読み出し(408)、ノード識別子を読み出す(409)という動作を行う。この407、408、409の動作は、それぞれ0回以上行なわれ、アーカイブ生成部203は、複数のプログラム、複数のパラメータ、複数のノード識別子を読出し、処理を終える。
追加処理(410)では、ユーザより入力部207を介して追加対象を受け取り(411)、アーカイブに追加する(412)という動作を行う。
追加対象として受け取るのは、プログラム、またはパラメータ、またはノード識別子である。追加処理(410)は、1回以上行なわれ、行なわれた個数の対象がアーカイブに追加される。
修正処理(413)では、ユーザより入力部207を介して修正対象指定を受け取り(414)、修正対象をアーカイブから読出し(415)、ユーザより入力部207を介して修正内容を受け取り(416)、対象を修正し(417)、アーカイブ内の対象を上書きする(418)。
修正対象として受け取るのは、プログラム、またはパラメータ、またはノード識別子である。修正処理(413)は、1回以上行なわれ、行なわれた個数の対象が修正される。
削除処理(419)では、ユーザより入力部207を介して削除対象指定を受け取り(420)、指定された対象がノード識別子またはプログラムであり、それを削除するとアーカイブにはノード識別子が1つも含まれなくなるか、あるいは、プログラムが1つも含まれなくなる場合には(421)、削除処理を終了する。それ以外の場合には、削除対象をアーカイブから削除する(422)。
開発・設定端末I/Fが直接接続されていないPLC(1b、1c)の場合には、PLC接続I/F(201)、PLC(1a)の開発・設定端末I/F(104a)、PLC(1a)のPLC間ネットワークI/F(103a)、PLC(1b、1c)のPLC間ネットワークI/F(図中記載なし)、PLC(1b、1c)のアーカイブ転送部(図中記載無し)という経路でアーカイブを送信する。
図5を用いて、開発・設定端末2のアーカイブ送信部204によるアーカイブの送信動作を説明する。
アーカイブ送信動作(501)では、アーカイブ送信部204は、送信するアーカイブからノード識別子を読出し(502)、読み出したノード識別子を持つノード宛にアーカイブをPLC接続I/F(201)を介して送信する(503)(アーカイブ送信ステップ)。送信するアーカイブが複数ある場合には、アーカイブ送信動作(501)をアーカイブ個数回繰り返す。
PLCのアーカイブ転送部105aは、アーカイブ受信処理(601)を行う。アーカイブ受信処理(601)では、開発・設定端末2のアーカイブ送信部204から送信されたアーカイブを受信し(602)、ノード識別子を読み出す(603)。読み出したノード識別子が、自ノード宛である場合(604)、アーカイブに含まれるプログラムを読み出して保存し(605)、アーカイブに含まれるパラメータを読み出して保存する(606)という動作を行う。605、606の動作は複数回行なわれ、行なわれた回数分のプログラムとパラメータがPLC(1a)にプログラム101a、パラメータ102aとして保存される。
読み出したノード識別子が自ノード宛でない場合(607)、該当するノードにそのアーカイブを転送し(608)、次のノード識別子を調べる。ノード識別子がない場合(609)、処理を終える。受信するアーカイブが複数ある場合には、アーカイブ受信動作(601)をアーカイブの個数回繰り返す。
開発・設定端末2のアーカイブ表示情報生成部206は、ユーザより入力部207を介して処理指示を受け取り(701)、指示が表示である場合には、アーカイブ表示処理(702)を行う。アーカイブ表示処理(702)では、アーカイブ表示情報生成部206は、アーカイブ蓄積部202からアーカイブを取り出す(703)。取り出したアーカイブから、プログラムを読み出す(704)、パラメータを読み出す(705)という動作を行う。704と705の動作は複数回行なわれる。
続いて、アーカイブ表示情報生成部206は、ノード識別子の読出し処理(706)を行う。アーカイブ表示情報生成部206は、アーカイブからノード識別子を読み出し(707)、表示用ノード情報エントリー(アーカイブ表示情報)を作成し(708)、作成した表示用ノード情報エントリーにノード識別子を記す(709)。アーカイブ表示情報生成部206は、表示用ノード情報エントリーに、プログラムへのリンクの追加(710)、パラメータへのリンクの追加(711)を行う。704と705で複数のプログラムとパラメータが読み出されている場合には、710と711の動作は、複数回行なわれ、全てのプログラムとパラメータへのリンクが表示用ノード情報エントリーに記される。最後に、アーカイブ表示部205が、表示用ノード情報エントリーを表示する(712)。アーカイブ表示処理(702)は、複数回行なわれ、行なわれた個数の情報が表示される。
図8では、ノード識別子Node1を持つノードが、プログラムProg1とProg2、パラメータPara1へリンクされ、ノード識別子Node2を持つノードが、プログラムProg1とProg2、パラメータPara1へリンクされている。
図9は、実施の形態2でのアーカイブの一例を示したものである。これ以外の構成および動作は、実施の形態1の場合と同様である。
図10は、実施の形態3でのシステム構成例である。
開発・設定端末2は、PLC間ネットワーク3に直接接続されている。
動作においても、アーカイブの送信が、開発・設定端末2から、PLC接続I//F(201)、開発・設定端末I/F(104a)を介していた点が、PLC間ネットワークI/F(208)、PLC(1a)のPLC間ネットワークI/F(103a)を介すようにする点以外は、実施の形態1の場合と同様である。実施の形態1の場合と異なり、PLC(1a)とPLC(1b、1c)の間で経路の差異は生じない。
このため、従来、プログラムエディタやリンクテーブルの保持に必要であったメモリ領域を開放することができ、コンピュータの有限なメモリ資源を有効に活用でき、コンピュータのメモリの使用効率が向上するという効果も得られる。
Claims (7)
- 複数のノードを管理するノード管理装置であって、
前記複数のノードのうち特定のノードに格納するためのプログラムと前記プログラムの実行時に用いられる設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを取得し、取得した前記プログラムと前記設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを組み合わせてアーカイブファイルを生成するアーカイブ生成部と、
前記アーカイブ生成部により生成されたアーカイブファイルを前記特定の管理対象ノードに対して送信するアーカイブ送信部とを有することを特徴とするノード管理装置。 - 前記ノード管理装置は、
前記アーカイブ生成部により生成されたアーカイブファイルに含まれる前記プログラムと前記パラメータと前記特定のノードのノード識別情報を表示するためのアーカイブ表示情報を生成するアーカイブ表示情報生成部と、
前記アーカイブ表示情報生成部により生成されたアーカイブ表示情報を表示するアーカイブ表示部とを有することを特徴とする請求項1に記載のノード管理装置。 - 前記ノード管理装置は、
前記複数のノードを代表する代表ノードに接続され、前記代表ノードを経由して他のノードにアーカイブファイルを送信可能であり、
前記アーカイブ送信部は、
前記アーカイブ生成部により生成されたアーカイブファイルを前記代表ノードに送信することを特徴とする請求項1に記載のノード管理装置。 - 前記ノード管理装置は、
前記複数のノードの各々に接続され、
前記アーカイブ送信部は、
前記アーカイブ生成部により生成されたアーカイブファイルを前記特定のノードに送信することを特徴とする請求項1に記載のノード管理装置。 - 前記ノード管理装置は、
前記複数のノードとして、複数のPLC(Programmable Logic Controller)装置を管理することを特徴とする請求項1に記載のノード管理装置。 - 複数のノードを管理するノード管理方法であって、
前記複数のノードのうち特定のノードに格納するためのプログラムと前記プログラムの実行時に用いられる設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを取得し、取得した前記プログラムと前記設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを組み合わせてアーカイブファイルを生成するアーカイブ生成ステップと、
前記アーカイブ生成ステップにより生成されたアーカイブファイルを前記特定の管理対象ノードに対して送信するアーカイブ送信ステップとを有することを特徴とするノード管理方法。 - 複数のノードを管理するコンピュータに、
前記複数のノードのうち特定のノードに格納するためのプログラムと前記プログラムの実行時に用いられる設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを取得し、取得した前記プログラムと前記設定情報と前記特定のノードのノード識別情報とを組み合わせてアーカイブファイルを生成するアーカイブ生成処理と、
前記アーカイブ生成処理により生成されたアーカイブファイルを前記特定の管理対象ノードに対して送信するアーカイブ送信処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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