JP2007219035A - 透過型スクリーン - Google Patents

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Yuji Miki
祐二 三木
Yusuke Okawa
雄介 大川
Kohei Moronaga
耕平 諸永
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Abstract

【課題】 複数のレンズスクリーンをレンズ部が向かい合うように張り合わせてなる透過型スクリーンにおいて、温度変化による異常環境下、互いのレンズ形状が破損されることを低減する。
【解決手段】 単位凸レンズが2次元的に略マトリックス配置してなるマイクロレンズ部を有する拡散シートと、フレネルレンズからなるレンズ部を有するフレネルレンズシートとが、互いにレンズ部同士が向き合うように配置され、周辺部を固定された状態であり、かつ拡散シートのレンズ部が、単位凸レンズが2次元的に略マトリックス配置してなるマイクロレンズ部を有し、さらに、マイクロレンズ群の、単位体積当りの占有率が25%以下であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は透過型プロジェクションテレビなどに用いられる透過型スクリーンに関する。
一般に、透過型スクリーンを備えた背面投射型ディスプレイであるリアプロジェクションテレビは、光源から投射される映像光を透過型スクリーンの背面に入射させることにより、透過型スクリーンの前面に位置する観察者が、透過型スクリーンを透過してきた映像光を観察することができるように構成されたものである(例えば特許文献1参照)。
また、透過型スクリーンは、入射光を略平行化して出射するフレネルレンズ部を有するフレネルレンズシートと、このフレネルレンズからの出射光を拡散させるレンズ部を持つ拡散シートとを備えている。
そして、この2つのシートを映像光源側から観察者側に、フレネルレンズシート、拡散シートの順に配置することで、明るさ、視野角の広さといった特性が得られる。
特開2002−196422号公報
ところで、フレネルレンズシートのフレネルレンズ部は、同心円状に配列された凹凸からなる鋸歯状をなしており、鋭利な頂点部を有するものとなっている。そして、このようなフレネルレンズシートのフレネルレンズ部側には、拡散シートのレンズ部が対向配置されている。
そのため、拡散シートとフレネルレンズシートとを筐体に装着した際に、上記フレネルレンズ部に対して、拡散シートから大きな加重が加わっていると、フレネルレンズ部の鋭利な頂点部がつぶれる、いわゆる歯つぶれと呼ばれる現象が起こる問題がある。このフレネルレンズの歯つぶれが生じると、透過型スクリーン上に水濡れ状態(以下、ステインという)が観察され、映像表示上の大きな問題となる。
そして、この歯つぶれは、常温状態ではさほど起きないが、例えば40°C以上の高温状態で特に顕著になってしまう。つまり、高温状態では、例えば紫外線硬化型樹脂からなるフレネルレンズ部が軟らかくなってしまうのに加えて、例えばPET樹脂からなるシート基板を有する拡散シートが、例えばMS樹脂からなるレンズ基板を有するフレネルレンズシートよりも大きな割合で伸びることにより、この拡散シートからフレネルレンズ部に対して大きな加重が加わってしまうためである。
また、このフレネルレンズ部に対する加重は拡散シートのレンズ形状、主に単位面積あたりのレンズ占有率に起因する。
これに対し、例えば特許文献1に開示されるように、フレネルレンズ部を構成している材料である、例えば紫外線硬化型樹脂を硬くすることにより、上記歯つぶれを抑制することは可能であるが、このようにすると、紫外線硬化型樹脂の復元性が低下してしまうので、フレネルレンズ部に傷が発生しやすくなるのに加えて、フレネルレンズ部の成形性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、拡散シートのレンズ部の単位面積あたりの占有率を下げ、フレネルレンズ部の歯つぶれを抑制することができる透過型スクリーンを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の透過型スクリーンは、入射光を拡散させる複数の単位凸レンズ群よりなるレンズ部を有する拡散シートと、フレネルレンズ部を有するフレネルレンズシートとを有し、前記拡散シートとフレネルレンズシートとが、互いにレンズ部同士が向き合うように配置された状態で周辺部で固定され、かつ前記拡散シートのレンズ部において、各単位凸レンズの単位体積当りの占有率が25%以下であることを特徴とする。
なお、ここで単位体積とは、単位凸レンズがシリンドリカルレンズ群からなるレンチキュラーレンズである場合に、Aをレンズピッチ、Bを任意の距離、Cをレンズ高さと規定した時のA×B×(C/10)の値である。
また、単位凸レンズが2次元配置のマイクロレンズである場合、Aを左右方向(水平方向)のレンズピッチ、Bを上下方向(垂直方向)のレンズピッチ、Cをレンズ高さと規定した時のA×B×(C/10)の値である。
また、占有率とは、上記単位体積における、指定面積内(A×B)レンズのレンズ凸部頂点からC/10までのレンズ体積の占める割合をいう。
本発明の透過型スクリーンによれば、拡散シートのレンズ部において、各単位凸レンズの単位体積当りの占有率が25%以下であることから、拡散シートのレンズ部の単位面積あたりの占有率が十分下げたことにより、フレネルレンズ部の歯つぶれを抑制することができる効果がある。
以上本発明の好ましい実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における透過型スクリーン100の一例を示す模式図である。
図示のように、この透過型スクリーン100は、拡散シート10とフレネルレンズシート20を互いのレンズ部を対向させた状態で、各シートの周辺部を接着テープにて接合したものであり、フレネルレンズシート20の背面側に映像光源(図示せず)が配置されている。
拡散シート10は、映像光源側よりレンズ部11、樹脂シート12、紫外線硬化層13、遮光層14、粘着層15、拡散層16を有して構成される。
樹脂シート12の材質としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系/ スチレン系共重合樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。また、レンズ部11の材質としては、上記熱可塑性樹脂に加え、紫外線硬化樹脂や電子線硬化型樹脂等の電離放射線樹脂が用いられる。また、樹脂シート12には、光拡散材、たとえば、無機系ではアルミナ、シリカ等、有機系ではアクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系/スチレン系共重合樹脂を予め練り混むことも可能である。
また、拡散シート10のレンズ形状は、必要な視野角が得られる上に単位体積当りの占有率が25%以下になるように設計するのが望ましい。具体的には、図2に示すような従来用いられている、水平方向に並列したシリンドリカルレンズ群30からなる拡散シート10より、図3に示すような単位凸レンズが2次元的に略マトリックス状に配置されてなるマイクロレンズ群40からなる拡散シート10を用いるのが望ましい。
なお、図2に示す例の場合、単位体積は、Aをレンズピッチ、Bを任意の距離、Cをレンズ高さと規定した時のA×B×(C/10)の値とする。
また、図3に示す例の場合、単位体積は、Aを左右方向(水平方向)のレンズピッチ、Bを上下方向(垂直方向)のレンズピッチ、Cをレンズ高さと規定した時のA×B×(C/10)の値とする。また、占有率とは、上記単位体積における、指定面積内(A×B)レンズのレンズ凸部頂点からC/10までのレンズ体積の占める割合をいうものとする。
そして、拡散シート10のレンズ部11の単位面積あたりの占有率が低ければ、高温状況下におけるフレネルレンズシート20と拡散シート10との挙動の違いにより起こる、フレネルレンズシート20のレンズ部22と拡散シート10のレンズ部11との引っ掛かりが少なくなり、フレネルレンズの歯つぶれが抑制される。
さらに、拡散シート10におけるマイクロレンズ群40のレンズピッチが小さいほど、互いのレンズ同士の接点が増え、単位接点あたりの負荷が小さくなることで、レンズつぶれを抑制することができる。
一方、フレネルレンズシート20は、樹脂シート21とレンズ部22とを有する。
フレネルレンズシート20を構成する樹脂シート21の材質としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系/ スチレン系共重合樹脂等の熱可塑性樹脂材料、あるいは珪酸塩を成分に含む無機系材料も使用することができる。いずれの材料も光透過性が高いことが必須である。
レンズ部22のレンズピッチは、もちろん光学的に解像度やモワレといった現象に大きく影響するものであるばかりでなく、レンズシート同士を組み合わせ、スクリーンとする場合においても影響を及ぼす。
そして、フレネルレンズシートのレンズピッチが小さいほど、互いのレンズどうしの接点が増え、単位接点あたりの荷重が小さくなることで、レンズの潰れを抑制することができる。
このため、上述したマイクロレンズ群40を持つ拡散シート10とフレネルレンズシート20とを貼り合せることで、温度変化による異常環境化でもステインの起こりにくい透過型スクリーン100を得ることができる。
本発明の実施例では、拡散シート10においては厚さ1.85mm、縦500mm×横700mmのアクリル製の樹脂板を基材とし、フレネルレンズシート20においては厚さ3.00mm、縦500mm×700mmのアクリル製の樹脂板を基材とした。
これら基材には、拡散性微粒子の分散混合された光拡散陰気を塗布形成、または基材内部に拡散性微粒子を練り込むなどの光拡散機能を付与する処理が行われる。
拡散シート10は、PETフィルムに予め紫外線硬化性樹脂で水平方向に並列したシリンドリカルレンズ群、あるいは2次元的に略マトリックス配置されたマイクロレンズ群を形成し、さらに、レンズ部の反対側の非集光部に黒色の遮光部を形成した。
そして、これら樹脂板の基材とレンズシートを粘着層を介して貼り合せることで、拡散シートとした。
一方、フレネルレンズシート20は、上記と同様の樹脂板の基材上に、紫外線硬化樹脂でフレネルレンズ群を形成した。
ここで、拡散シートはレンズ形状の異なる3つのサンプルを作製した。
レンズ形状がシリンドリカルレンズで、PET厚が125μm、レンズピッチが155μmをサンプル1とした。
また、レンズ形状がシリンドリカルレンズで、PET厚が75μm、レンズピッチが98μmをサンプル2とした。
さらに、レンズ形状がマイクロレンズで、PET厚が75μm、レンズピッチが水平方向100μm、垂直方向が80μmをサンプル3とした。
上記サンプルとフレネルレンズシートとをテスト用の筐体に装着し、気温60°C、湿度45%の室内において24時間経過後のステイン状況を測定した。図4(表1)はこのテスト結果を示したものである。
図示のように、レンズ形状をマイクロレンズにすることで、ステインを良化することができた。また、視野角も向上した。
本発明の実施例による透過型スクリーンを示す断面図である。 拡散シートの一例を示す説明図である。 拡散シートの他の例を示す説明図である。 本発明の実施例による透過型スクリーンとサンプルとの特性テスト結果を示す表である。
符号の説明
10……拡散シート、11……レンズ部、12……樹脂シート、13……紫外線硬化層、14……遮光層、15……粘着層、16……拡散層、20……フレネルレンズシート、100……透過型スクリーン。

Claims (5)

  1. 入射光を拡散させる複数の単位凸レンズ群よりなるレンズ部を有する拡散シートと、フレネルレンズ部を有するフレネルレンズシートとを有し、
    前記拡散シートとフレネルレンズシートとが、互いにレンズ部同士が向き合うように配置された状態で周辺部で固定され、
    かつ前記拡散シートのレンズ部において、各単位凸レンズの単位体積当りの占有率が25%以下である、
    ことを特徴とする透過型スクリーン。
  2. 前記単位凸レンズが並列に配置されたシリンドリカルレンズ群よりなることを特徴とする請求項1記載の透過型スクリーン。
  3. 前記単位凸レンズが2次元的に配置されたマイクロレンズ群よりなることを特徴とする請求項1記載の透過型スクリーン。
  4. 前記単位凸レンズのレンズピッチが150μm以下であることを特徴とする請求項1記載の透過型スクリーン。
  5. 前記周辺部の固定が接着テープで行われることを特徴とする請求項1記載の透過型スクリーン。
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