JP2007218901A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】基準面スタンドオフと測定面スタンドオフの間の差を感知するためのチョークドフローオリフィスを有するガスゲージ近接センサを提供する。
【解決手段】現在の近接センサとは異なり、本発明のガスゲージ近接センサは、マスフローコントローラの代わりにチョークドフローオリフィスを使用している。チョークドフローオリフィスを使用することにより、装置コストが低減し、システムの信頼性が改善される。ガス供給源は、ガスを近接センサ内に強制的に供給する。その時点で、質量流量の流速が圧力の変動の影響をほとんど受けなくなる音速状態を達成するために、ガスがチョークドフローオリフィスを通して強制的に供給される。ガスの流れは、チョークドフローオリフィスからセンサ流路システム内に進む。センサ流路システム内の質量流量センサは、制御動作をスタートするために使用することができる測定スタンドオフを検出するために流速を監視する。
【選択図】図1

Description

[0001] 本発明は、ガス供給源と、ガス供給源によりガスが供給されるように配置され、少なくとも1つの測定開口部を含む1つまたは複数の開口部を通してガスを排出するように配置され、そして、少なくとも1つの測定開口部において圧力の測定を行うように配置されているセンサ流路システムとを備える圧力センサに関する。
[0002] 多くの自動化製造プロセスは、製造ツールと加工中の製品または材料面との間の距離の感知を必要とする。半導体リソグラフィのような、ある状況においては、距離をナノメートルに近い精度で測定しなければならない。
[0003] このような精度をもった近接センサの開発に関連する問題は重要なものであり、特にフォトリソグラフィシステムの場合には重要である。フォトリソグラフィの場合には、非貫入性(non-intrusive)であり、かつ非常に短い距離を正確に検出することができる他に、近接センサは、汚染物を導入してはならないし、通常は半導体ウェーハである作業面と接触してはならない。汚染物を導入したり作業面と接触した場合には、半導体の品質を有意に劣化させるか完全にダメ(ruin)にしてしまう可能性がある。
[0004] 非常に短い距離を測定するために、いくつかのタイプの近接センサを使用することができる。近接センサの例としては、キャパシタンスゲージおよび光学式ゲージ等がある。リソグラフィ投影システムで使用した場合、これらの近接センサは重大な欠陥を有する。何故なら、ウェーハ上に堆積している材料の物理的性質が、これらのデバイスの精度に影響を与えるおそれがあるからである。例えば、電荷の濃度に依存するキャパシタンスゲージは、1つのタイプの材料(例えば、金属)が集中している場所では、偽近接度測定値を示すおそれがある。ガリウム・ヒ素(GaAs)およびインジウムリン(InP)のような非導電性および/または感光材料からできている新型のウェーハを使用した場合には、他のタイプの問題が発生する。これらの場合には、キャパシタンスゲージおよび光学式ゲージは間違った測定値を示すおそれがある。
[0005] 1990年9月4日付けのAndrew Baradaの「エアゲージセンサ」(Air Gauge Sensor)という名称の米国特許第4,953,388号(以後’388特許)、および1985年11月5日付けのMichel Deschapeの「空気測定回路」(Pneumatic Gauging Circuit)という名称の米国特許第4,550,592号(以後’592特許)は、エアゲージセンサを使用する近接感知のための他のアプローチを開示している。’388特許および’592特許は、その全文を参照により本明細書に組み込むものとする。これらのセンサは、測定ノズルと測定面との間の距離を測定するために、基準面および測定面上に空気の流れを放出し、センサ内の背圧の差を測定するための基準ノズルおよび測定ノズルを備えるセンサ流路システムを使用する。
[0006] さらに、その全文を参照により本明細書に組み込むものとする、1976年10月発行のFWPジャーナルの31〜42ページ掲載のBurrows,V.R.の「空気測定の原理と応用」(The Principles and Applications of Pneumatic Gauging)が空気測定の原理を記載している。エアゲージセンサは、ウェーハ面の電荷または電気的、光学的および他の物理的性質の濃度の影響を受けない。しかし、現在の半導体製造の場合には、ナノメートル程度の高い精度で近接度を測定しなければならない。しかし、初期のエアゲージセンサは、多くの場合、リソグラフィ投影装置での現在の精度要件に適合しない。
[0007] エアゲージセンサの精度を改善するために行った1つの改善点は、マスフローコントローラへの入力のところでマスフローコントローラおよびガス圧力レギュレータを使用することにより、ガス供給源からの流れを確実に安定させたことである。マスフローコントローラは、熱を発散するので、マスフローコントローラとエアゲージセンサの間に供給チューブを備えるセンサ流路システムから離れたところに装着される。しかし、この供給チューブは容積を有している。供給チューブの容積が大きければ大きいほど、エアゲージセンサの応答は遅くなる。熱を発散するので、マスフローコントローラは、通常、リソグラフィ投影装置のウェーハステージコンパートメントから遠く離れているキャビネット内に位置する。ウェーハステージコンパートメントは、リソグラフィ投影装置のコンパートメントであり、ウェーハがウェーハステージに支持されている状態で、ウェーハが放射線のパターン化されたビームで照射される。
[0008] さらに悪いことには、マスフローコントローラからの質量の流れは、マスフローコントローラの出力側の空気圧により左右される。出力側の空気圧は、測定開口部のところの圧力により左右され、そのためエアゲージセンサの精度が低下する。この欠点を克服する目的で、マスフローコントローラの出力側の圧力を安定させるためにマスフローコントローラの出力側にアキュムレータが設置されている。しかし、そのため、容積がさらに増大し、エアゲージセンサの応答が遅くなる。
[0009] 本発明の1つの目的は、配置の可能性を高めることができる圧力センサを提供することである。
[0010] 本発明は、請求項1に記載の圧力センサを提供する。流れの状態をチョークドフロー状態にするために、ガス供給源およびリストリクタが配置されているので、リストリクタを通る質量の流速は制御され、流れがチョークドフロー状態になる場所の下流のガス圧の変動により影響を受けなくなる。このチョークドフロー状態はリストリクタのところで起こる。センサ流路システムに供給されたガスは制御される。何故なら、リストリクタがセンサ流路システムの上流に位置するからである。このことは、マスフローコントローラがもはや必要ないことを意味する。マスフローコントローラの出力のところの圧力を安定させるためのアキュムレータも同様にもはや必要でなくなる。リストリクタは熱を発散しないので、リストリクタを非常に自由に設置することができる。すなわち、これによって、圧力センサの配置の可能性が高められる。
[0011] 添付の図面を参照しながら、本発明のさらなる実施形態、機能および利点、および本発明の種々の実施形態の構造および動作について以下に詳細に説明する。
[0012] 添付の図面を参照しながら、本発明について説明する。図面中、類似の参照番号は同一または機能的に類似している要素を示す。
[0017] 以下に特定の用途のための例示としての実施形態を参照しながら本発明について説明するが、本発明はこの実施形態に限定されないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書を読むことにより、本発明の範囲内の他の修正、用途および実施形態、および本発明が非常に役に立つ他の分野に気が付くであろう。
[0018] 2002年12月19日付けのGajdeczko他の「高分解能ガスゲージ近接センサ」(High Resolution Gas Gauge Proximity Sensor)という名称の同時係属、共通所有の米国特許出願第10/322,768号(以後’768特許出願)は、初期のエア・ゲージ近接センサの精度制限のいくつかを克服する高精度のガスゲージ近接スイッチを記載している。精度制限が克服されたのは、ガスの流れの中の乱流を低減し、それにより精度を向上するために多孔性バッファを導入したからである。その全文を参照により本明細書に組み込むものとする、’768特許出願は、高精度のガスゲージ近接センサを記載している。
[0019] 2003年8月25日付けのJoseph Lyonsの「高分解能ガスゲージ近接センサ」(High Resolution Gas Gauge Proximity Sensor)という名称の同時係属、共通所有の米国特許出願第10/646,720号(以後’720特許出願)は、さらに精度を向上し、測定動作中、測定面上の不感度エリアをなくすために、特種ノズルを使用している近接センサを記載している。’720特許出願の全文は、参照により本明細書に組み込むものとする。
[0020] 外部の音響干渉も、ガスゲージ近接センサに影響を与えるおそれがある。2004年5月27日付けのEbert他の「変調ガスの流れによるガスゲージ近接センサ」(Gas Gauge Proximity Sensor with a Modulated Gas Flow)という名称の同時係属、共通所有の米国特許出願第10/854,429号(以後’429特許出願)は、最小の音響干渉エネルギーを含む変調周波数でガスの流れを変調し、それにより測定精度を改善するガスゲージ近接センサを記載している。’429特許出願の全文は、参照により本明細書に組み込むものとする。
[0021] ’768、’720および’429特許出願が開示しているセンサは高い精度を有しているが、この精度は測定ノズルおよび基準ノズルの近くの局所的な環境状態の変化により影響を受けるおそれがある。ある環境においては、ノズルが多くの場合相互に非常に近接していても、環境状態の僅かな変動によりセンサの精度が影響を受けるおそれがある。2004年4月28日付けのCarter他の「高分解能ガスゲージ近接センサ」(High Resolution Gas Gauge Proximity Sensor)という名称の同時係属、共通所有の米国特許出願第10/833,249号(以後’249特許出願)は、測定ノズルおよび基準ノズルの両端の環境の違いを低減するチャンバを含むガスゲージ近接センサを記載している。’249特許出願の全文は、参照により本明細書に組み込むものとする。
[0022] 類似の問題が、近接センサの測定流路から排出されるガスまたは液体の流れと交差するガスまたは液体の直交流と関連している。より詳細に説明すると、例えば、パージ・ガスが、毎秒数メートル程度の速度の局所的直交風を含んでいる場合がある。直交風または直交流は、ゲージを不安定にしたり、ふらつかせたりして、近接センサ内に校正できない誤差を生じさせる。2004年12月7日付けのHerman Vogelの「流れのカーテンを含む近接センサ・ノズル・シュラウド」(Proximity Sensor Nozzle Shroud with Flow Curtain)という名称の同時係属、共通所有の米国特許出願第11/005,246号(以後’246特許出願)は、直交風への影響を低減するためにノズルの周囲にシュラウドを含む近接センサを記載している。’246特許出願の全文は、参照により本明細書に組み込むものとする。
[0023] 近接センサは、非侵襲性のものでなければならない。近接センサと作業面とが接触すると、半導体の品質または他の作業面の品質を有意に劣化させたり、全くダメにしてしまうおそれがある。しかし、最大レベルの精度を確保するためには、多くの場合、測定ノズルを作業面に非常に接近させなければならない。ある環境の場合には、もっと高いレベルの精度が必要になるので、ウェーハステージまたは他の作業プラットフォームの運動は、近接センサを作業面に近づけたり、それから遠ざけたりするほうが望ましい場合がでてくる。そのため、上下に運動する場合に、近接センサ・ヘッドの機械的安定性に関連する不正確のもう1つの原因が生じる。センサ・ヘッドを延長すると、不安定になり、それにより近接センサの精度が低下するおそれがある。2004年12月20日付けのPeter Kocherspergerの「機構の不安定を自己補償する近接センサ」(Proximity Sensor with Self Compensation for Mechanism Instability)という名称の同時係属、共通所有の米国特許出願第11/015,652号(以後’652特許出願)は、近接センサの精度に対する近接センサ・ヘッドのズレの影響を低減するための自己補償機構を含む引っ込ませることができる近接センサを開示している。’652特許出願の全文は、参照により本明細書に組み込むものとする。
[0024] 図1は、ガスゲージ近接センサ100を示す図である。ガスゲージ近接センサ100は、本発明を使用することにより改善することができる近接センサの1つのタイプであり、本発明の範囲を制限するものではない。ガスゲージ近接センサ100は、ガス圧力レギュレータ105、マスフローコントローラ106、中央流路112、測定流路116、基準流路118、測定流路リストリクタ120、基準流路リストリクタ122、測定プローブ128、基準プローブ130、ブリッジ流路136および質量流量センサ138を含む。ガス供給源102は、ガスゲージ近接センサ100に所望の圧力でガスを注入する。
[0025] 中央流路112は、ガス供給源102をガス圧力レギュレータ105およびマスフローコントローラ106に接続していて、分岐部114のところまで延びる。ガス圧力レギュレータ105およびマスフローコントローラ106は、ガスゲージ近接センサ100内の流速を一定に維持する。
[0026] ガスは、流路112に取り付けられているアキュムレータ108によりマスフローコントローラ106から流路112内に押し出される。アキュムレータ108は、マスフローコントローラの出力のところのガス圧を安定させるために流路112に取り付けられている。それは、マスフローコントローラの出力が出口のところのガス圧により左右されるからである。ある状況の場合には、この図には図示していないバッファをマスフローコントローラ106と分岐部114との間に設置することができる。バッファはガス供給源102が導入したガスの乱流を低減する。バッファ110の詳細については、’249特許出願を参照されたい。マスフローコントローラ106を出てから、ガスは中央流路112を通って分岐部114に供給される。中央流路112は分岐部114のところまで延び、測定流路116および基準流路118に分岐する。マスフローコントローラ106は、望ましくない空力騒音の発生を最小限度に低減する目的で、システムを通して層状で圧縮できない流体の流れを供給するために十分低い速度でガスを注入する。同様に、マスフローコントローラ106により確立された層状の流れ特性を維持するために、システムの幾何学的な形状を適当な大きさにすることができる。
[0027] マスフローコントローラ106のようなマスフローコントローラは高価であり、多くの場合、特に出力のところでの圧力の変動への依存性が低いものであることが指定されている場合には数千ドル以上する。マスフローコントローラ106は熱を発散するので、ガスゲージ近接センサ100の他の構成要素から離して装着される。柔軟な供給チューブが、マスフローコントローラ106を分岐部114に結合している。供給チューブは漏洩を起こし易い。漏洩は多くの場合、小規模のものであり、通常、他のタイプのシステムに影響を与えないが、漏洩がガスゲージ近接センサの性能に有意な影響を与える場合がある。さらに、チューブの容積は、コンデンサのような働きをする。ガスゲージ近接センサの周囲の局所的圧力が変化すると、そこを通る流れが変化し、チューブの容積の容量的機能のために流れが安定するまでに数秒かかる。マスフローコントローラの出力のところのガス圧を安定させるために、アキュムレータを追加した場合には、この影響はさらに大きくなる。
[0028] ブリッジ流路136は、測定流路116と基準流路118との間を結合している。ブリッジ流路136は、分岐部124のところで測定流路116に接続している。ブリッジ流路136は、分岐部126のところで基準流路118に接続している。一例を挙げて説明すると、分岐部114と分岐部124の間の距離と、分岐部114と分岐部126の間の距離は等しい。
[0029] ガスは、ガスゲージ近接センサ100内のすべての流路を通して流れることができる。流路112、116、118および136は、コンジット(チューブ、パイプ等)、またはガスを含むことができ、センサ100を通してガスを案内することができる任意の他のタイプの構造から形成することができる。好適には、流路は、例えば、局所的な乱流または不安定な流れを生じることにより、空力騒音を生じるおそれがある鋭角の屈曲部、凹凸または不必要な障害物を有していないことが好ましい。測定流路116および基準流路118の全体の長さは同じであってもよいし、または他の例のように同じでなくてもよい。
[0030] 基準流路118は基準ノズル130まで延びる。同様に、測定流路116は測定ノズル128まで延びる。基準ノズル130は、基準面134の上に位置する。測定ノズル128は、測定面132の上に位置する。フォトリソグラフィの場合には、測定面132は、多くの場合、半導体ウェーハ、ウェーハを支持するステージ、フラットパネルディスプレイ、プリントヘッド、マイクロまたはナノ流体デバイス等である。基準面134は、平坦な金属プレートであってもよいが、これに限定されない。ガス供給源102により注入されたガスは、各ノズル128、130から排出され、測定面132および基準面134に入射する。すでに説明したように、ノズルと対応する測定面または基準面との間の距離は、スタンドオフ(standoff)と呼ばれる。
[0031] 測定流路リストリクタ120および基準流路リストリクタ122は、流路内の乱流を低減する働きをし、抵抗素子として動作する。他の実施形態の場合には、オリフィスのような他のタイプの抵抗素子を使用することができる。しかし、オリフィスは乱流を低減しない。
[0032] 基準ノズル130は、既知の基準スタンドオフ142を隔てて固定基準面134の上に位置する。測定ノズル128は、未知の測定スタンドオフ140を隔てて測定面132の上に位置する。既知の基準スタンドオフ142は、最適なスタンドオフを表す所望する一定の値にセットされる。このような配置により、測定ノズル128の上流の背圧は未知の測定スタンドオフ140の関数になり、基準ノズル130の上流の背圧は既知の基準スタンドオフ142の関数になる。スタンドオフ140および142が等しい場合には、構成が対称的になり、ブリッジがバランスする。それ故、ブリッジ流路136を通してガスが流れなくなる。一方、測定スタンドオフ140および基準スタンドオフ142が異なっている場合には、測定流路116と基準流路118の間の圧力差により質量流量センサ138を通してガスが流れる。
[0033] 質量流量センサ138は、ブリッジ流路136に沿って位置するが、好適にはこの流路の中央に位置することが好ましい。質量流量センサ138は、測定流路116と基準流路118の間の圧力差によるガスの流れを感知する。これらの圧力差は、測定面132の垂直位置の変化によるものである。対称的なブリッジの場合、測定スタンドオフ140および基準スタンドオフ142が等しい場合には、表面132、134と比較した場合の両方のノズル128、130に対するスタンドオフは同じである。質量流量センサ138は、質量の流れを検出しない。何故なら、測定流路と基準流路との間には圧力差がないからである。測定スタンドオフ140と基準スタンドオフ142の間に違いがあると、測定流路116と基準流路118内の圧力に差ができる。非対称な配置の場合には、適当なオフセットを導入することができる。
[0034] 質量流量センサ138は、圧力差または圧力の不均衡によるガスの流れを感知する。圧力差ができるとガスが流れるが、その速度は測定スタンドオフ140の一意の関数である。すなわち、ガスゲージ100内への流速が一定であると仮定した場合、測定流路116と基準流路118内のガス圧の差は、スタンドオフ140および142の大きさの間の差の関数である。基準スタンドオフ142を既知のスタンドオフにセットすると、測定流路116と基準流路118内のガス圧の差は、測定スタンドオフ140(すなわち、測定面132と測定ノズル128の間の未知のスタンドオフ)の大きさの関数である。
[0035] 質量流量センサ138は、ブリッジ流路136を通るどちらの方向のガスの流れも検出する。ブリッジの構成により、流路116、118の間に圧力差ができた場合だけ、ブリッジ流路136を通してガスが流れる。圧力が不均衡である場合には、質量流量センサ138は、結果としてのガスの流れを検出し、適当な制御機能をスタートすることができる。質量流量センサ138は、視覚表示、音響表示、コンピュータ制御システムまたは他の信号手段により感知した流れを表示することができる。別の方法としては、質量流量センサの代わりに、差圧センサを使用することもできる。差圧センサは、測定スタンドオフと基準スタンドオフの間の差の関数である2つの流路間の圧力差を測定する。
[0036] 近接センサ100は、本発明によるノズルを有するデバイスの一例である。本発明は、近接センサ100と一緒の使用だけに限定されない。それどころか、本発明は、例えば、’388および’592特許および’768、’720、’429、’249、’286および’652特許出願に開示されている近接センサのような他のタイプの近接センサを改善するために使用することができる。
[0037] 図2は、本発明の一実施形態による近接センサ200の図面である。近接センサ200と近接センサ100の間の違いは、マスフローコントローラ106の代わりに、ガス供給源202からガスを受け取り、以下にさらに詳細に説明するセンサ流路システムの上流に位置するチョークドフローオリフィス207を使用していることである。ガス供給源202は、チョークドフローオリフィス207内に制御された圧力でガスを供給するガス圧力レギュレータ205を備える。センサ流路システムは、測定流路216と、基準流路218と、測定流路リストリクタ220と、基準流路リストリクタ222と、測定プローブ228と、基準プローブ230と、ブリッジ流路236と、質量流量センサ238とを備える。測定流路216および基準流路218は、分岐部214のところで結合している。
[0038] 中央流路212は、ガス供給源202をガス圧力レギュレータ205およびチョークドフローオリフィス207に接続していて、次に分岐部214まで延びる。ガス圧力レギュレータ205およびチョークドフローオリフィス207は、以下に説明するように、ガスゲージ近接センサ200内の質量の流速を一定に維持する。ガスは、チョークドフローオリフィス207から流路212内に押し出される。ある状況の場合には、この図に図示していないバッファをチョークドフローオリフィス207と分岐部214の間に設置することができる。チョークドフローオリフィス207を出てから、ガスは中央流路212を通って分岐部214に流れる。
[0039] チョークドフローオリフィスを通るガスが音速になると、ガス内にチョークドフロー状態ができる。図3のチョークドフローオリフィスを通るガスの流れの中には、上流の圧力Pに対する下流の圧力Pの比が約0.528以下になると音速状態が生じる。音速状態になると、チョークドフローオリフィス207から出るガスの速度は、約0.528以下のすべての圧力比の場合に速度が一定になる。その結果、チョークドフローオリフィス207を使用すると、少量の漏洩の場合に起こる小さな圧力降下の影響を受けなくなり、圧力センサの流路構造を通るガスの流れが一定になる。
[0040] すでに説明したように、オリフィス内の速度は、チョークドフロー状態における圧力の変動の影響を受けない。さらに、チョークドフローの場合、チョークドフローオリフィス207を通る質量流量は、チョークドフローオリフィスの下流の圧力差により影響を受けなくなる。それ故、質量流量も、同時に測定プローブ228および基準プローブ230の両方のところの圧力変動、いわゆる共通モード圧力変動の影響を受けなくなる。チョークドフロー状態は、最悪の共通モード圧力変動を推定することによって確立され、十分高い圧力でチョークドフローオリフィスにガスを供給する。最悪の場合の共通モード圧力変動は、リストリクタのすぐ下流の最大予想ガス圧力に対応する。これが、チョークドフローオリフィスに供給するガスの圧力のしきい値を決定する。以下に説明するように、本発明の一実施形態の場合には、チョークドフローオリフィスにガスを供給するためにガス圧力レギュレータを使用している。好ましい実施形態の場合には、規制された圧力はしきい値以上の一定の圧力である。
[0041] ウェーハの近接度を検出するために、近接センサ200をリソグラフィ装置内に設置した場合には、共通モード圧力変動が頻繁に起こる場合がある。例えば、このような変動は、リソグラフィ装置が設置されているクリーンルームの圧力の変化により起こる場合がある。このような圧力の変化が起こるおそれがあるのは、このようなクリーンルームの圧力が周囲圧力よりも高く維持されているからである。このような圧力に維持するのは、クリーンルーム内にゴミが絶対入らないようにするためである。オペレータがクリーンルームに入るためにドアを開ける度に圧力が降下する。また、リソグラフィ装置は、ウェーハテーブルのような高速で移動する部材を備える。ウェーハテーブルは、ウェーハを測定する際に、およびウェーハを照射する際にウェーハを支持するデバイスである。これらのウェーハテーブルは、高速で移動した場合、先頭波を発生し、先頭波は圧力の変化に対応する。
[0042] 共通モード圧力変動に敏感なのは望ましくない。何故なら、敏感だと測定の精度が低くなるからである。近接センサの測定値の精度は、基準流路218を通る質量流量の安定性に依存する。それは、基準流路218を通る一定の質量流量に対する質量流量センサ238を通る質量流量の関数として圧力差を表示するように、質量流量センサ238が校正されているからである。ブリッジ流路236を通して質量が流れていて、両方とも(等しい圧力差で)共通モード圧力変動のために変化する測定流路216および基準流路218を通して質量が流れている場合には、質量流量センサ238は、ブリッジ流路236を通る質量流量の変化を検出する。次に、このセンサは、ブリッジ流路236を通る質量流量の変化を、測定流路216および基準流路218両方を通る一定の空気の流れにおいて、測定プローブ238および基準プローブ230の間のもっと大きな圧力差によるものであると誤って解釈する。それ故、このセンサの測定値の精度は低くなる。ブリッジ流路を通る質量流量は変化する。何故なら、分岐部226から基準ノズル230への圧力プロファイルは直線的ではなく、分岐部224から測定ノズル228への圧力プロファイルも直線的ではないからである。
[0043] 圧力センサ100のマスフローコントローラ106は熱を発散するが、本発明の圧力センサからなるチョークドフローオリフィスは熱を発散しないので、このオリフィスは分岐部214から離れた位置に設置する必要はない。このオリフィスの有利な使用法については後で説明する。
[0044] リソグラフィ装置においては、ウェーハは露光ステーションのところで放射ビームに露光される。その前に測定ステーションのところでウェーハのいくつかの面が測定される。このような面とは、ウェーハを支持しているウェーハステージに対するウェーハの位置、ウェーハ上の整合マークの位置、およびウェーハの厚さである。現在のリソグラフィ装置においては、露光ステーションおよび測定ステーションは別々になっているが、以前のリソグラフィ装置の場合は、これらのステーションは一体となっていた。
[0045] 一実施形態においては、ウェーハ(または他の基板)は基板ステージにより支持されている。基板ステージの位置は、連続的に測定および制御され、必要な場合には、位置決め手段により変化する。基板ステージは、基板の1つの側面を実際に支持するテーブルを備える。圧力センサ(ガスゲージ近接センサ)は、すでに説明したように、ウェーハの位置を追跡しつつ、ガスゲージ近接センサの下でウェーハをスキャンしながら、圧力センサへのウェーハの近接度を測定するために、測定ステーションで使用することができる。ウェーハステージの位置を比較し、それによりウェーハをスキャンに沿った複数の位置でガスゲージ近接センサへのウェーハの近接度と比較することにより、ウェーハの厚さのマップが作成される。その結果、基板ステージに対する圧力センサの位置に関する所定の情報が使用される。
[0046] しかし、リソグラフィ装置は、非常に精度が高いが温度の変化に敏感な多くのデバイスを備えているので、非常に高い基準の温度制御が適用される。そのため、測定ステーションにおいては、しきい値を超える量の熱を発散するデバイスは使用できない。
[0047] 従来技術の近接センサのマスフローコントローラ106は、測定ステーションのところで使用することができないデバイスである。それ故、マスフローコントローラは、例えば、特殊な温度制御キャビネット内のような、測定ステーションから離れた位置に設置される。温度制御キャビネット内での熱の発散は別々に制御されるために、残りの機械の性能に影響を与えない。マスフローコントローラ106から測定流路116および基準流路118までガスを案内するために、長い中央流路112が使用される。その長さは数メートルになる場合がある。
[0048] 本発明の圧力センサからなるチョークドフローオリフィス207は、マスフローコントローラ106ほど多くの熱を発散しないので、このオリフィスを、測定開口部228および基準開口部230(または分岐部214、または測定流路216および基準流路218)から遠く離して設置する必要はない。
[0049] チョークドフローオリフィス207を自由に設置することができるので、チョークドフローオリフィスと測定プローブ228および基準プローブ230との間の空間はできるだけ小さくなるように選択される。そうするのは、空間が広ければ広いほど、近接センサ200の周波数応答が遅くなるからである。チョークドフローオリフィス207とリストリクタ220および222との間の空間は、チョークドフローオリフィスと測定プローブ228および基準プローブ230との間の空間の一部である。ある実施形態の場合には、リストリクタ207であるチョークドフローオリフィスは、センサ流路システムの入口(分岐部214および下流の圧力センサの一部)の近くまたは入口のところに設置される。リソグラフィ装置に対して、入口近くまたは入口に設置するということは、リストリクタ207が基板ステージコンパートメント内に位置することを意味する。すなわち、パターン形成された断面を含むビームで基板を照射しながら、基板を支持するための少なくとも1つの基板ステージを備えるように配置されているリソグラフィ装置のコンパートメント内に位置することを意味する。基板ステージコンパートメントは、通常非常に近くの温度コントローラの下に位置するリソグラフィ装置内のエリアである。そうするのは、このコンパートメントは、通常、基板ステージの位置を追跡する干渉計を備えているからである。干渉計は温度の変化に敏感である。
[0050] チョークドフローオリフィスを入口の近くまたは入口のところに設置すると、中央流路212の空間が遥かに小さくなる、すなわち、圧力センサ100の中央流路112の空間より数段小さくなる。それ故、圧力センサ200は、近接センサ100より遥かに速く局所的な圧力の変化に応答する。その頂面上では、近接センサ100のところで説明したようなアキュムレータを圧力センサ200で使用しない。このようなアキュムレータは容積を大きくし、それにより高い周波数の応答を遅くするので、この近接センサ200は近接センサ100より優れた周波数応答を有する。
[0051] ガス供給源202とチョークドフローオリフィス207の間には、チョークドフローオリフィス207にガス加圧ガスが供給される出力(図示せず)を有するガス圧力レギュレータ205が位置する。ガス圧力レギュレータ205は、ガス供給源202がガス圧力レギュレータ205に供給するガスのガス圧とは無関係に、その出力(図示せず)のところで一定の圧力でガスを供給する。このことは、ガス供給源202とガス圧力レギュレータ205の間に漏洩があった場合でも、ガス圧力レギュレータ205は一定の圧力でガスを供給することを意味する。チョークドフローオリフィス207は、ガス圧力レギュレータ205が供給するガスを受け取る入力(図示せず)を有する。ガス圧力レギュレータ205の出力は、チョークドフローオリフィス207の入力と結合している。チョークドフロー状態により制御された質量流量はチョークドフロー状態の上流の圧力の変動に左右されるが、この実施形態の圧力センサはこの圧力の変動に左右されない。何故なら、チョークドフロー状態の上流の圧力の変動は、ガス圧力レギュレータ205により制御されるからである。
[0052] 例えば、ガス供給源202が供給するガスの圧力が、圧力センサの使用目的に対して十分安定している他の実施形態の場合には、ガスはガス圧力レギュレータを有する圧力センサを通さないでチョークドフローオリフィスに供給される。
[0053] 一実施形態の場合には、圧力センサ200は、リストリクタ(207)に供給されたガスの温度を制御するように配置されている温度コントローラ(図示せず)を備える。これにより、チョークドフローオリフィス207の下流の質量流量がさらに安定する。何故なら、チョークドフローオリフィス207を通る質量流量は、チョークドフローオリフィスの上流のガスの温度にわずかに依存するからである。
[0054] チョークドフローオリフィス207のようなチョークドフローオリフィスは、特殊コントローラを製造している会社から入手することができる。例えば、コネチカット州トランブル所在のO’Keefe Control社は、使用することができる一体型ワイヤ・スクリーンを有するサファイア・オリフィスを販売している。
[0055] チョークドフローオリフィス207の後の近接センサ200のアーキテクチャは、近接センサ100のアーキテクチャと同じである。もちろん、中央流路212が、中央流路112より遥かに小さい空間を有しているという違いはある。チョークドフローオリフィス207の後のアーキテクチャの一部は、感知流路システムであると見なすことができる。以下に説明する感知流路システムは、近接センサを形成するためにガス供給源およびチョークドフローオリフィスと一緒に使用することができる感知流路システムの一例である。例えば、’388および’592特許および’768、’720、’429、’249、’246および’652特許出願が開示している感知流路システムのような他の感知流路システムも使用することができる。完全を期するために近接センサ200の他のアーキテクチャについても記述する。
[0056] 中央流路212は分岐部214のところまで延び、測定流路216および基準流路218に分岐する。チョークドフローオリフィス207は、望ましくない空力騒音の発生を最小限度に低減する目的で、システム全体に層状で圧縮できない流体の流れを供給するために、十分低い速度でガスを注入する。同様に、チョークドフローオリフィス207により確立された層状の流れ特性を維持するために、システムの幾何学的な形状を適当な大きさにすることができる。
[0057] ブリッジ流路236は、測定流路216と基準流路218との間を結合している。ブリッジ流路236は、分岐部224のところで測定流路216に接続している。ブリッジ流路236は、分岐部226のところで基準流路218に接続している。一例を挙げて説明すると、分岐部214と分岐部224の間の距離と、分岐部214と分岐部226の間の距離は等しい。流路216および218は、それぞれ流路リストリクタ220および222を含む。これらリストリクタについては以下に詳細に説明する。
[0058] ガスは、ガスゲージ近接センサ200内のすべての流路を通して流れることができる。流路212、216、218および236は、コンジット(チューブ、パイプ等)、またはガスを含むことができ、センサ200を通してガスを案内することができる任意の他のタイプの構造から形成することができる。好適には、流路は、例えば、局所的な乱流または不安定な流れを生じることにより、空力騒音を生じるおそれがある鋭角の屈曲部、凹凸または不必要な障害物を有していないことが望ましい。測定流路216および基準流路218の全体の長さは同じであってもよいし、または他の例のように同じでなくてもよい。
[0059] 基準流路218は基準ノズル230まで延びる。同様に、測定流路216は測定ノズル228まで延びる。基準ノズル230は、基準面234の上に位置する。測定ノズル228は、測定面232の上に位置する。フォトリソグラフィの場合には、測定面232は、多くの場合、半導体ウェーハ、ウェーハを支持しているステージ、フラットパネルディスプレイ、プリントヘッド、マイクロまたはナノ流体デバイス等である。基準面234は、平坦な金属プレートであってもよいが、これに限定されない。ガス供給源202により注入されたガスは、各ノズル228、230から排出され、測定面232および基準面234に入射する。すでに説明したように、ノズルと対応する測定面または基準面の間の距離はスタンドオフと呼ばれる。
[0060] 測定流路リストリクタ220および基準流路リストリクタ222は、流路内の乱流を低減する働きをし、抵抗素子として動作する。他の実施形態の場合には、オリフィスのような他のタイプの抵抗素子を使用することができる。しかし、オリフィスは乱流を低減しない。
[0061] 一実施形態の場合には、基準ノズル230は、既知の基準スタンドオフ242を隔てて固定基準面234の上に位置する。測定ノズル228は、未知の測定スタンドオフ240を隔てて測定面232の上に位置する。既知の基準スタンドオフ242は、最適なスタンドオフを表す所望する一定の値にセットされる。このような配置により、測定ノズル228の上流の背圧は、未知の測定スタンドオフ240の関数になり、基準ノズル230の上流の背圧は、既知の基準スタンドオフ242の関数になる。スタンドオフ240および242が等しい場合には、構成が対称的になり、ブリッジがバランスする。それ故、ブリッジ流路236を通してガスが流れなくなる。一方、測定スタンドオフ240および基準スタンドオフ242が異なっている場合には、測定流路216および基準流路218の間の結果としての圧力差により、質量流量センサ238を通してガスが流れる。
[0062] 質量流量センサ238は、ブリッジ流路236に沿って位置するが、好適にはこの流路の中央に位置することが好ましい。質量流量センサ238は、測定流路216と基準流路218の間の圧力差によるガスの流れを感知する。これらの圧力差は、測定面232の垂直位置の変化によるものである。対称的なブリッジの場合、測定スタンドオフ240および基準スタンドオフ242が等しい場合には、表面232、234と比較した場合の両方のノズル228、230に対するスタンドオフは同じである。質量流量センサ238は、質量の流れを検出しない。何故なら、測定流路と基準流路との間には圧力差がないからである。測定スタンドオフ240と基準スタンドオフ242の間に違いがあると、測定流路216と基準流路218内の圧力に差ができる。非対称な配置の場合には、適当なオフセットを導入することができる。
[0063] 質量流量センサ238は、圧力差または圧力の不均衡によるガスの流れを感知する。圧力差ができるとガスが流れるが、その速度は測定スタンドオフ240の一意の関数である。すなわち、ガスゲージ200内への流速が一定であると仮定した場合、測定流路216と基準流路218内のガス圧の差は、スタンドオフ240および242の大きさの間の差の関数である。基準スタンドオフ242を既知のスタンドオフにセットすると、測定流路216と基準流路218のガス圧の差は、測定スタンドオフ240(すなわち、測定面232と測定ノズル228の間の未知のスタンドオフ)の長さの関数である。
[0064] 質量流量センサ238は、ブリッジ流路236を通してどちらの方向のガスの流れも検出する。ブリッジの構成により、流路216、218の間に圧力差ができた場合だけ、ブリッジ流路236を通してガスが流れる。圧力が不均衡である場合には、質量流量センサ238は、結果としてのガスの流れを検出し、適当な制御機能をスタートすることができる。質量流量センサ238は、視覚表示、音響表示により感知した流れを表示することができる。別の方法としては、質量流量センサの代わりに、差圧センサを使用することもできる。差圧センサは、測定スタンドオフと基準スタンドオフの間の差の関数である2つの流路間の圧力差を測定する。
[0065] 近接センサ200は、本発明によるノズルを有するデバイスの一例である。本発明は、近接センサ200と一緒の使用だけに限定されない。それどころか、例えば、’388および’592特許および’768、’720、’429、’249、’286および’652特許出願が開示している近接センサのような他のタイプの近接センサを改善するために、マスフローコントローラの代わりにチョークドフローオリフィスを使用することができる。
[0066] 図4は、非常に短い距離を検出し、制御動作を行うためにガスの流れを使用するための方法400のフローチャートである。便宜上、ガスゲージ近接センサ200を参照しながら方法400について説明する。しかし、方法400は必ずしもセンサ200の構造により制限を受けないし、異なる構造のセンサにより実施することができる。
[0067] このプロセスは、ステップ410からスタートする。ステップ410において、オペレータまたは機械装置は、基準面の上方に基準プローブを置く。例えば、オペレータまたは機械装置は、既知の基準スタンドオフ214を隔てて基準面234上方に基準プローブ230を置く。別の方法としては、基準スタンドオフをセンサ組立体内、すなわちセンサ組立体の内部に配置することができる。基準スタンドオフは、通常一定に維持される特定の値に予め調整される。
[0068] ステップ420において、オペレータまたは機械装置は、測定面上方に測定プローブを置く。例えば、オペレータまたは機械装置は、測定ギャップ240を形成するために測定面232上方に測定プローブ228を位置させる。
[0069] ステップ430において、ガスがセンサ内に注入される。例えば、測定ガスは、一定の質量流速でガスゲージ近接センサ200内に注入される。
[0070] ステップ440において、ガスがチョークドフローオリフィスを通して強制的に供給される。例えば、ガスは音速状態を達成するためにチョークドフローオリフィス207を通して強制的に供給することができ、その点でチョークドフローオリフィスを流れる質量流量が圧力差にほとんど依存しなくなる。センサ内への一定のガスの流速が維持される。例えば、チョークドフローオリフィス207は、一定のガスの流速を維持する。
[0071] ステップ450において、ガスの流れは、測定流路と基準流路との間で分配される。例えば、ガスゲージ近接センサ200は、測定流路216と基準流路218との間で測定ガスの流れを均等に分配する。
[0072] ステップ460において、測定流路および基準流路内のガスの流れが、流路の断面を横切って均等に制限される。測定流路リストリクタ220および基準流路リストリクタ222は、空力騒音を低減し、ガスゲージ近接センサ200内で抵抗素子として機能するためにガスの流れを制限する。
[0073] ステップ470において、ガスは基準および測定プローブから強制的に排出される。例えば、ガスゲージ近接センサ200は、測定プローブ228および基準プローブ230からガスを強制的に排出する。ステップ480において、基準流路および測定流路を接続しているブリッジ流路を通してガスの流れが監視される。ステップ490において、基準流路と測定流路の間の圧力差に基づいて制御動作が行われる。例えば、質量流量センサ238は、測定流路216および基準流路218の間の質量流量の流速を監視する。この質量流量の流速に基づいて、質量流量センサ238は制御動作をスタートする。このような制御動作は、感知した質量流量を表示するステップ、感知した質量流量を表示するメッセージを送信するステップ、または質量流量または質量流量の固定基準値が感知されなくなるまで、基準面に対する測定面の位置を変更するサーボ制御動作をスタートするステップを含むことができる。ステップ495において、この方法400は終了する。
[0074] 今まで本発明の種々の実施形態について説明してきたが、これら実施形態は単に例示としてのものであって、本発明を制限するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなしに、形状および詳細を種々に変更することができることを理解することができるであろう。すでに説明したように、圧力センサは、ガス圧力レギュレータ205を備えていても備えていなくてもよい。また圧力センサは、1つまたはいくつかの測定流路を備えることができる。ガスをリストリクタ(207)から受け取り、そのガスをリストリクタからブリッジ(236)を有する1つまたは複数のコンジットの1つまたは複数のブリッジ分岐部(224)に案内するように配置されていて、1つまたは複数のブリッジ分岐部の上流に1つまたは複数の他の制限素子(220)を備える1つまたは複数のコンジット(216)を使用することができる。さらに、または別の方法としては、圧力センサは、基準流路218のようないくつかの基準流路を備えることができる。また基準流路を使用しなくてもよい。本発明は、例えば空気の使用に限定されない。代わりに本発明はガス圧センサにも適用される。
[0075] 指定の機能およびその関係の性能を示す方法ステップにより本発明を説明してきた。本明細書においては、説明の便宜上これらの方法ステップの境界を曖昧にしか定義していない。指定の機能およびその関係が正しく行える限り他の境界を定義することができる。それ故、このような任意の他の境界は、本発明の範囲および精神内に含まれる。それ故、本発明の範囲は上記の例示としての実施形態のどれかにより制限されるものではなく、添付の特許請求の範囲およびその等価物によってだけ定義すべきものである。
[0076] 詳細な説明は、特許請求の範囲を解釈するために主として使用すべきものである。概要および要約は、本発明者が考えた本発明の1つまたは複数のしかしすべてではない例示としての実施形態を記載しているが、特許請求の範囲を制限するためのものではない。
[0013] 近接センサを示す図である。 [0014] 本発明の一実施形態によるチョークドフローオリフィスを有するガス近接センサを示す図である。 [0015] チョークドフローオリフィスを示す図である。 [0016] 本発明の一実施形態によるチョークドフローオリフィスを有するガスゲージ近接センサを使用して非常に短い距離を検出するための方法のフローチャートである。

Claims (16)

  1. ガス供給源(202)と、
    前記ガス供給源によりガスが供給されるように配置され、少なくとも1つの測定開口部(228)を含む1つまたは複数の開口部(228,230)を通してガスを排出するように配置され、そして、前記少なくとも1つの測定開口部において圧力の測定を行うように配置されているセンサ流路システム(212,214,216,218,236)と、を備える圧力センサであって、
    前記センサ流路システムの上流に位置し、前記ガス供給源(202)からガスを受けるように配置されているリストリクタ(207)を備え、
    前記ガス供給源(202)および前記リストリクタ(207)が、前記センサ流路システム内に流入するガスのチョークドフロー状態を得るように配置されている、
    ことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記リストリクタ(207)がチョークドフローオリフィスを備える、
    ことを特徴とする、
    請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記リストリクタ(207)が前記センサ流路システムの入口の近くに位置し、
    前記入口が前記ガス供給源からガスを受けるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記リストリクタ(207)が前記センサ流路システムの前記入口のところに位置する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の圧力センサ。
  5. 前記ガス供給源(202)および前記リストリクタ(207)が、前記リストリクタのすぐ上流のガス圧と、前記リストリクタのすぐ下流の最大予想ガス圧に対応するしきい値と少なくとも同じである前記リストリクタのすぐ下流のガス圧との間の比を維持するように配置される、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  6. 前記ガス供給源が、調節された圧力で前記リストリクタにガスを供給するように配置されている圧力レギュレータ(205)を備える、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  7. 前記1つまたは複数の開口部が少なくとも1つの基準開口部(230)を備え、
    前記センサ流路システムが、前記少なくとも1つの測定開口部(228)と前記少なくとも1つの基準開口部(230)との間の圧力差を測定するように配置される、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  8. 前記センサ流路システムが、
    前記少なくとも1つの測定開口部(228)を備える測定ブランチ(216,220,228)と、
    前記少なくとも1つの基準開口部(230)を備える基準ブランチ(218,222,230)と、
    前記測定ブランチと前記基準ブランチとの間にあって、前記測定開口部および前記基準開口部の上流における前記少なくとも1つの測定開口部と前記少なくとも1つの基準開口部との間の圧力差を測定するように配置されているブリッジ(236,238)と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の圧力センサ。
  9. 前記ブリッジ(236,238)の上流に位置し、前記測定ブランチ(216,222,228)および前記基準ブランチ(218,220,230)の両方に、前記リストリクタ(207)を通して供給されたガスが送られるように配置されている分岐部(214)を備える、
    ことを特徴とする請求項8に記載の圧力センサ。
  10. 前記リストリクタ(207)からガスを受ける1つまたは複数のコンジット(216,218)を備え、
    前記1つまたは複数のコンジットは、ガスを前記リストリクタから、前記1つまたは複数のコンジット(216,218)の前記ブリッジ(236,238)の1つまたは複数のブリッジ分岐部(224,226)に案内するように配置され、かつ、前記1つまたは複数のブリッジ分岐部の上流に1つまたは複数の他の制限素子(220,222)を備える、
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の圧力センサ。
  11. 前記1つまたは複数の他の制限素子が多孔性バッファからなる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の圧力センサ。
  12. 前記リストリクタ(207)が受けたガスの温度を制御するように配置されている温度コントローラを備える、
    ことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  13. 前記請求項のいずれか1項に記載の圧力センサを備え、かつ、断面にパターンを有する放射ビームに基板を露光するための露光ステーションを備える、
    リソグラフィ装置。
  14. 前記基板を露光する前に前記基板の1つまたは複数の面を測定するための測定ステーションを備え、
    前記センサ流路システムおよび前記リストリクタが、前記リソグラフィ装置の前記測定ステーションのところに配置される、
    ことを特徴とする請求項13に記載のリソグラフィ装置。
  15. 前記リソグラフィ装置が、前記少なくとも1つの測定開口部(228)および前記基板に相対位置を与えるように配置されており、それにより、前記少なくとも1つの測定開口部から排出されたガスが前記基板に当たる、
    ことを特徴とする請求項14に記載のリソグラフィ装置。
  16. 前記リストリクタ(207)および前記センサ流路システムが、前記基板をパターン化された断面を有するビームで照射しながら、前記基板を支持するための少なくとも1つの基板ステージを有するように配置されている前記リソグラフィ装置の基板ステージコンパートメント内に位置する、
    ことを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
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