JP2007216494A - ケーブルビード先端処理方法 - Google Patents

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    • D07B7/167Auxiliary apparatus for joining rope components

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Abstract

【課題】複雑な装置を用いることなくケーブルビードの側素線の始端部を芯リング線の周面に確実に固定することができるとともに、ケーブルビード成形後の終端処理も簡単に行うことができ、且つ、側素線の始端部および終端部の処理の自動化が容易となるようにする。
【解決手段】芯リング線1の線周囲に側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形する際に、例えば板材からなる固定具3を挟んで側素線2の始端部2aを芯リング線1の周面にスポット溶接等で接合固定する。そして、固定具3を断面U字型に曲げた後、側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形し、巻き終わった側素線2の終端部2bを固定具3に挿入して、固定具3をかしめることにより側素線2の始端部2aと終端部2bを接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ゴムタイヤに使用するケーブルビードに関し、特に、芯リング線の線周囲に側素線を螺旋状に巻き付けてケーブルビードを成形する際に側素線の始端部(巻始め側端部)を芯リング線の周面に固定し、ケーブルビード成形後に側素線の終端部(巻終り側端部)を巻始め側端部に接続するケーブルビード先端処理方法に関する。
ケーブルビードは、芯リング線の線周囲に側素線を螺旋状に巻き付けて成形する。そして、成形後、一般的には側素線の始端部と終端部をパイプや半割り管で接続する。こうしたケーブルビードの製造において、芯リング線に側素線を能率良く巻き付けるためには、まず、その側素線の巻始め側端部(始端部)を芯リング線の周面に固定する必要がある。その側素線の始端部の固定方法として、例えば、進退自在な固定装置(予巻装置、チャック機構)を用いて正規の巻付けの前に側素線の先端部(始端部)を芯リング線に数回巻き付けて固定し、正規の巻付けに入ると固定装置を退避させるようにするものが知られており(例えば、特許文献1、2参照。)、また、芯リング線の外周に周回させる部分と側素線の始端部および終端部を挟入保持する部分とからなる半割りにした結合部材を予め芯リング線に取り付けておき、芯リング線に結合部材を取り付け、側素線の始端部を結合部材の一端側に挿入して保持し、その状態で側素線を巻き付けた後、その終端部を結合部材の他端側に挿入し保持するようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開昭50−129470号公報 特開2001−47169号公報 特開2005−238997号公報
このように、ケーブルビードの製造において、側素線の始端部を芯リング線の周面に固定する方法として、進退自在な固定装置を用いて側素線の始端部を芯リング線に数回巻き付けて固定する方法や、半割りにした結合部材を予め芯リング線に取り付けておく方法が従来から知られているが、進退自在な固定装置により数回巻き付けて固定する方法では、装置が複雑になるという問題があり、半割りにした結合部材を予め芯リングに取り付けておく方法では、製品の一部に径の太い部分ができるという問題があり、また、いずれの場合も、側素線の始端部および終端部の処理を自動化する場合は複雑な機構が必要で、信頼性に欠けるものになるという問題があった。
本発明は、複雑な装置を用いることなくケーブルビードの側素線の始端部を芯リング線の周面に確実に固定することができるとともに、ケーブルビード成形後の終端処理も簡単に行うことができ、且つ、側素線の始端部および終端部の処理の自動化が容易となるようにすることを目的とする。
本発明は、芯リング線の線周囲に側素線を螺旋状に巻き付けてケーブルビードを成形する際に側素線の巻始め側端部(始端部)を芯リング線の周面に固定し、ケーブルビード成形後に側素線の巻終り側端部(終端部)を巻始め側端部に接続するケーブルビード先端処理方法であって、側素線の巻始め側端部を、芯リング線の周面に固定したままケーブルビード成形後に巻始め側端部に側素線の巻終わり側端部を接続可能な態様で芯リング線に接合固定することを特徴とするケーブルビード先端処理方法を提供するものである。
この方法によれば、側素線の始端部を芯リング線にスポット溶接、ロウ付け、接着剤等で接合固定することにより、複雑な装置を用いることなくケーブルビードの側素線の始端部を芯リング線の周面に確実に固定して、撚りを安定させることができるとともに、側素線を巻き終わった後、固定した始端部を外すことなく、そのまま側素線の終端部を始端部に接続するようにできて、ケーブルビード成形後の終端処理が簡単となり、側素線先端処理の自動化が容易となる。
接合固定手段は、例えば、スポット溶接、ロウ付け、接着剤のいずれかであるのがよい。それにより、先端処理の自動化が一層容易となる。
また、側素線の巻始め側端部を、芯リング線の周面に固定したままケーブルビード成形後に巻始め側端部に側素線の巻終わり側端部を接続可能な態様で芯リング線に接合固定する手段は、例えば、真鍮等の板材からなる固定具を、側素線の巻始め側端部と芯リング線との間に、側素線の巻始め側端部の端面が該固定具の長手方向中央部に位置する配置で介設し、該固定具を挟んで側素線の巻始め側端部を芯リング線の周面に接合固定して、該固定具を側素線の外周に沿って芯リング線の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げて、その状態のまま側素線を巻き付けてケーブルビードを成形した後、側素線の巻終わり側端部を固定具の断面U字の内側に挿入し、該固定具を側素線の外周に沿ってかしめることにより、側素線の巻終わり側端部を巻始め側端部に接続するものであってよい。
この場合、側素線の始端部は固定具ともども芯リング線の周面にスポット溶接、ロウ付け、接着剤等で簡単かつ確実に接合固定することができ、その固定具を側素線の外周に沿って芯リング線の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げることにより、固定具を固定したまま側素線を巻き付けて、安定した撚りでケーブルビードを成形することができ、しかも、成形後に、側素線の終端部を固定具の断面U字の内側に挿入して固定具をかしめることにより、終端部を始端部に容易かつ確実に接続することができ、自動化も容易である。
上記固定具は、幅寸法が前記側素線の外周寸法と略同寸の細長矩形の板材を予め側素線の外周に沿う拡開形状に成形したものであってよい。この場合、固定具を側素線の外周に沿って芯リング線の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げる作業が容易である。
また、上記固定具は、ロール板を側素線の巻始め側端部と芯リング線との間に介設して接合固定した後、所定寸法にカットしたものであってよい。この場合、固定具供給の自動化が容易となる。
また、側素線の巻始め側端部を、芯リング線の周面に固定したままケーブルビード成形後に巻始め側端部に側素線の巻終わり側端部を接続可能な態様で芯リング線に接合固定する手段は、側素線の巻始め側端部に、ケーブルビード成形後に側素線の巻終わり側端部を接続するための接続具を予め取り付けて、その接続具から離れた位置で巻始め側端部を芯リング線の周面に直接接合固定し、その状態のまま側素線を巻き付けてケーブルビードを成形した後、その接続具により側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を接続するものであってもよい。
この場合、側素線の始端部はスポット溶接、ロウ付け、接着剤等で直接芯リング線の周面に簡単かつ確実に接合固定することができ、側素線を巻き付けてケーブルビードを成形した後、予め側素線の始端部に取り付けたおいたパイプや半割り管等の接続具により側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を確実に接続することができ、自動化も容易である。
また、本発明は、芯リング線の線周囲に側素線を螺旋状に巻き付けてケーブルビードを成形する際に側素線の巻始め側端部を芯リング線の周面に固定し、ケーブルビード成形後に側素線の巻終り側端部を巻始め側端部に接続するケーブルビード先端処理方法であって、側素線の巻始め側端部を粘着テープで芯リング線の周面に固定し、その状態のまま側素線を巻き付けてケーブルビードを成形し、成形後に粘着テープを取り外し、側素線の巻終わり側端部を接続するための接続具を取り付けて、この接続具により側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を接続することを特徴とするケーブルビード先端処理方法を提供する。
この方法によれば、側素線の始端部は粘着テープにより直接芯リング線の周面に簡単かつ確実に接合固定することができ、且つ、そのまま安定した撚りで側素線を巻き付けることができるとともに、巻き終わった後、粘着テープをカッター等で切って取り外すことにより、パイプや半割り管等の接続具を容易に取り付けることができ、この接続具により側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を確実に接続することができる。
このように、本発明によれば、側素線の巻始め側端部を、芯リング線の周面に固定したままケーブルビード成形後に巻始め側端部に側素線の巻終わり側端部を接続可能な態様で芯リング線に接合固定することにより、複雑な装置を用いることなくケーブルビードの側素線の始端部を芯リング線の周面に確実に固定して、撚りを安定させることができるとともに、側素線を巻き終わった後、固定した始端部を外すことなく、そのまま側素線の終端部を始端部に接続するようにできて、ケーブルビード成形後の終端処理が簡単となり、側素線先端処理の自動化が容易となる。そして、接合固定手段を、スポット溶接、ロウ付け、接着剤のいずれかとすることで、先端処理の自動化が一層容易となる。
また、特に、真鍮等の板材からなる固定具を、側素線の巻始め側端部と芯リング線との間に、側素線の巻始め側端部の端面が該固定具の長手方向中央部に位置する配置で介設し、該固定具を挟んで側素線の巻始め側端部を芯リング線の周面に接合固定して、該固定具を側素線の外周に沿って芯リング線の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げて、その状態のまま側素線を巻き付けてケーブルビードを成形した後、側素線の巻終わり側端部を固定具の断面U字の内側に挿入し、該固定具を側素線の外周に沿ってかしめることにより、側素線の巻終わり側端部を巻始め側端部に接続するようにすることで、側素線の始端部を簡単かつ確実に接合固定して安定した撚りでケーブルビードを成形することができるとともに、成形後に終端部を始端部に容易かつ確実に接続することができ、自動化も容易となる。
そして、その固定具を、幅寸法が前記側素線の外周寸法と略同寸の細長矩形の板材を予め側素線の外周に沿う拡開形状に成形したものとすることで、固定具を側素線の外周に沿って芯リング線の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げる作業が容易となる。
また、その固定具を、ロール板を側素線の巻始め側端部と芯リング線との間に介設して接合固定した後、所定寸法にカットしたものとすることで、固定具供給の自動化が容易となる。
また、側素線の巻始め側端部に、ケーブルビード成形後に側素線の巻終わり側端部を接続するための接続具を予め取り付けて、その接続具から離れた位置で巻始め側端部を芯リング線の周面に直接接合固定し、その状態のまま側素線を巻き付けてケーブルビードを成形した後、その接続具により側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を接続するようにすることで、側素線の始端部を芯リング線の周面に簡単かつ確実に接合固定することができるとともに、側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を確実に接続することができ、自動化も容易となる。
また、本発明によれば、側素線の巻始め側端部を粘着テープで芯リング線の周面に固定し、その状態のまま側素線を巻き付けてケーブルビードを成形し、成形後に粘着テープを取り外し、側素線の巻終わり側端部を接続するための接続具を取り付けて、この接続具により側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を接続することにより、側素線の始端部を芯リング線の周面に簡単かつ確実に接合固定することができ、且つ、そのまま安定した撚りで側素線を巻き付けることができるとともに、巻き終わった後、粘着テープを取り外して接続具を容易に取り付けることができ、この接続具により側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を確実に接続することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態を示している。図1はこの実施形態のケーブルビード先端処理方法の処理工程(a)〜(e)を示す説明図、図2はこの実施形態のケーブルビード先端処理方法により側素線の始端部を固定した状態を示す斜視図(a)、および巻き終わった側素線の始端部と終端部を接続した状態を示す斜視図(b)である。
この実施形態では、図1及び図2に示すように、芯リング線1の線周囲に側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形する際に、側素線2の始端部2a(巻始め側端部)を芯リング線1の周面に固定し、また、巻き付け終了後、側素線2の始端部2aと終端部(巻終わり側端部)2bを接続するのに、板材からなる固定具3を使用する。
芯リング線1および側素線2はともにスチールワイヤである。また、固定具3は、真鍮その他の金属の薄板を、幅寸法が側素線2の外周寸法と略同寸で長さ寸法が側素線2の線径の数倍から十数倍程度の細長矩形にカットし、それを予め側素線の外周に沿うようアールを付けて樋状の拡開形状に成形したものである。
そして、側素線2を巻き付ける際に、図1の(a)に示すように、まず固定具3を、側素線2の巻始め側端部2aと芯リング線1との間に、側素線2の巻始め側端部2aの端面が固定具3の長手方向中央部に位置する配置で介設し、次いで、図1の(b)に示すように、芯リング線1および側素線2の両側から電極4,5を当て、側素線2の始端部2aの固定具3と重なる部分の略中央で、固定具3を挟んで側素線2の始端部2aを芯リング線1の周面にスポット溶接で接合固定する。図において、wは溶接部を示す。なお、接合固定手段は、スポット溶接の他、ロウ付け、接着剤等であってもよい。
こうして側素線2の始端部2aを芯リング線1に接合固定した後、図1の(c)及び図2の(a)に示すように、固定具3を側素線2の外周に沿って芯リング線1の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げる。そして、その状態のまま図1の(d)に示すように、側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形する。
そして、巻き終わった側素線2の終端部2bを、始端部2aと向き合うように固定具3の断面U字の内側に挿入して、図1の(e)及び図2の(b)に示すように固定具3を側素線2の外周に沿ってかしめ、固定具3により側素線2の始端部2aと終端部2bを接続する。
この実施形態は、側素線2の始端部2aを固定する処理工程を、図3に示すように変更することが可能である。図3は、第1実施形態のケーブルビード先端処理方法における側素線の始端部処理の変形例の処理工程(a)〜(c)を示す説明図である。
この変形例は、上記固定具3に代えて、真鍮その他の金属のロール板6を使用する。ロール板6は、ロール幅が側素線2の線径の数倍から十数倍程度で、側素線2の外周寸法と略同寸分を図示しないロールから繰り出して、図3の(a)に示すように側素線2の始端部2aと芯リング線1との間に、側素線2の巻始め側端部2aの端面がロール幅の略中央に位置する配置で介設し、次いで、図3の(b)に示すように、芯リング線1および側素線2の両側から電極4,5を当てて、側素線2の始端部2aのロール板6と重なる部分の略中央でロール板6を挟んで側素線2の始端部2aを芯リング線1の周面にスポット溶接(ロウ付け、接着剤等であってもよい)で接合固定した後、所定寸法(側素線2の外周寸法と略同寸)にカットして、上記固定具3の拡開成形前の板材と同様の、幅寸法が側素線2の外周寸法と略同寸で長さ寸法が側素線2の線径の数倍から十数倍程度の細長矩形の平板状の固定具7とし、これを、図3の(c)に示すように、側素線2の外周に沿って芯リング線1の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げる。
こうして側素線2の始端部2aを固定した後は、上記第1実施形態と同様、図1の(d)に示すように側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形し、巻き終わった側素線2の終端部2bを、始端部2aと向き合うように固定具7の断面U字の内側に挿入して、図1の(e)及び図2の(b)に示すように固定具7を側素線2の外周に沿ってかしめ、固定具3により側素線2の始端部2aと終端部2bを接続する。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態のケーブルビード先端処理方法により側素線の始端部を固定した状態を示す斜視図(a)、および巻き終わった側素線の始端部と終端部を接続した状態を示す斜視図(b)である。
この実施形態では、ともにスチールワイヤからなる芯リング線1の線周囲に側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形する際に、図4の(a)に示すように、側素線2の始端部2aに、ケーブルビード成形後に側素線2の終端部2bを接続するための真鍮等の金属からなるパイプ状の接続具8を予め取り付ける。そして、その接続具8から離れた位置でスポット溶接(ロウ付け、接着剤等であってもよい)により始端部2aを芯リング線1の周面に直接接合固定し、その状態のまま側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形した後、図4の(b)に示すように、接続具8により側素線の始端部2aと終端部2bを接続する。接続具8は、パイプの他、半割り管であってもよい。
(第3実施形態)
図5及び図6は、本発明の第3実施形態を示している。図5はこの実施形態のケーブルビード先端処理方法の処理工程(a)〜(e)を示す説明図、図6はこの実施形態のケーブルビード先端処理方法により巻き終わった側素線の始端部と終端部を接続した状態を示す斜視図である。
この実施形態では、ともにスチールワイヤからなる芯リング線1の線周囲に側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形する際に、まず、図5の(a)に示すように、側素線2の始端部2aを粘着テープ9で巻いて芯リング線1の周面に固定し、その状態のまま図5の(b)に示すように、側素線2を巻き付けてケーブルビードを成形する。そして、図5の(c)、(d)に示すように、側素線2の始端部2aの固定が解除されるようカッター10で粘着テープ9を切り取り、図5の(e)及び図6に示すようにパイプ状の接続具8を取り付けて、この接続具8により側素線2の始端部2aと終端部2bを接続する。
図7は第3実施形態のケーブルビード先端処理方法における側素線の終端部処理の変形例を示す説明図である。側素線2の始端部2aと終端部2bを接続する処理は、上記パイプ状の接続具8に代えて、図7に示すように半割り管状の接続具11を用いてもよい。
以上、本発明の実施形態を図示の例について説明したが、本発明は、その他、様々に態様を変えて実施することが可能である。
本発明の第1実施形態のケーブルビード先端処理方法の処理工程(a)〜(e)を示す説明図である。 本発明の第1実施形態のケーブルビード先端処理方法により側素線の始端部を固定した状態を示す斜視図(a)、および巻き終わった側素線の始端部と終端部を接続した状態を示す斜視図(b)である。 本発明の第1実施形態のケーブルビード先端処理方法における側素線の始端部処理の変形例の処理工程(a)〜(c)を示す説明図である。 本発明の第2実施形態のケーブルビード先端処理方法により側素線の始端部を固定した状態を示す斜視図(a)、および巻き終わった側素線の始端部と終端部を接続した状態を示す斜視図(b)である。 本発明の第3実施形態のケーブルビード先端処理方法の処理工程(a)〜(e)を示す説明図である。 本発明の第3実施形態のケーブルビード先端処理方法により巻き終わった側素線の始端部と終端部を接続した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態のケーブルビード先端処理方法における側素線の終端部処理の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 芯リング線
2 側素線
2a 始端部(巻始め側端部)
2b 終端部(巻終わり側端部)
3 固定具
4、5 電極
6 ロール板
7 固定具
8 パイプ状の接続具
9 粘着テープ
10 カッター
11 半割り管状の接続具
w 溶接部

Claims (7)

  1. 芯リング線の線周囲に側素線を螺旋状に巻き付けてケーブルビードを成形する際に前記側素線の巻始め側端部を前記芯リング線の周面に固定し、ケーブルビード成形後に前記側素線の巻終り側端部を前記巻始め側端部に接続するケーブルビード先端処理方法であって、前記側素線の巻始め側端部を、前記芯リング線の周面に固定したままケーブルビード成形後に該巻始め側端部に前記側素線の巻終わり側端部を接続可能な態様で前記芯リング線に接合固定することを特徴とするケーブルビード先端処理方法。
  2. 接合固定手段が、スポット溶接、ロウ付け、接着剤のいずれかであることを特徴とする請求項1記載のケーブルビード先端処理方法。
  3. 板材からなる固定具を、前記側素線の巻始め側端部と前記芯リング線との間に、前記側素線の巻始め側端部の端面が該固定具の長手方向中央部に位置する配置で介設し、該固定具を挟んで前記側素線の巻始め側端部を前記芯リング線の周面に接合固定し、該固定具を前記側素線の外周に沿って前記芯リング線の線径方向外方へ向けて断面U字型に曲げて、その状態のまま前記側素線を巻き付けてケーブルビードを成形した後、前記側素線の巻終わり側端部を前記固定具の断面U字の内側に挿入し、該固定具を前記側素線の外周に沿ってかしめることにより、該側素線の巻終わり側端部を前記巻始め側端部に接続することを特徴とする請求項1または2記載のケーブルビード先端処理方法。
  4. 前記固定具が、幅寸法が前記側素線の外周寸法と略同寸の細長矩形の板材を予め前記側素線の外周に沿う拡開形状に成形したものであることを特徴とする請求項3記載のケーブルビード先端処理方法。
  5. 前記固定具が、ロール板を前記側素線の巻始め側端部と前記芯リング線との間に介設して接合固定した後、所定寸法にカットしたものであることを特徴とする請求項3記載のケーブルビード先端処理方法。
  6. 前記側素線の巻始め側端部に、ケーブルビード成形後に該側素線の巻終わり側端部を接続するための接続具を予め取り付けて、その接続具から離れた位置で該巻始め側端部を前記芯リング線の周面に直接接合固定し、その状態のまま前記側素線を巻き付けてケーブルビードを成形した後、前記接続具により該側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を接続することを特徴とする請求項1または2記載のケーブルビード先端処理方法。
  7. 芯リング線の線周囲に側素線を螺旋状に巻き付けてケーブルビードを成形する際に前記側素線の巻始め側端部を前記芯リング線の周面に固定し、ケーブルビード成形後に前記側素線の巻終り側端部を前記巻始め側端部に接続するケーブルビード先端処理方法であって、前記側素線の巻始め側端部を粘着テープで前記芯リング線の周面に固定し、その状態のまま前記側素線を巻き付けてケーブルビードを成形し、成形後に前記粘着テープを取り外し、該側素線の巻終わり側端部を接続するための接続具を取り付けて、該接続具により該側素線の巻始め側端部と巻終わり側端部を接続することを特徴とするケーブルビード先端処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101435285B1 (ko) * 2012-12-14 2014-08-27 한국타이어 주식회사 타이어용 케이블 비드

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