JP2017064756A - エレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂被覆電熱線の先端部から被覆樹脂を除去して露出させた芯線先端部に端子をスムーズに係合させることができるエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】スピンドル1の外周面に電熱線Wを巻回し、コテ4で電熱線Wを融着させて保形した後、電熱線Wを送り出し機構側の電熱線Wと切り離す。電熱線Wの端部を折り曲げて折り立て部W1を形成し、その先端部から被覆樹脂を除去して芯線W’を露出させる。端子6の芯線挿入孔6aに芯線W’を挿入後圧着する。挿入及び圧着工程の間、芯線W’をガイド板20で保持する。
【選択図】図5
【解決手段】スピンドル1の外周面に電熱線Wを巻回し、コテ4で電熱線Wを融着させて保形した後、電熱線Wを送り出し機構側の電熱線Wと切り離す。電熱線Wの端部を折り曲げて折り立て部W1を形成し、その先端部から被覆樹脂を除去して芯線W’を露出させる。端子6の芯線挿入孔6aに芯線W’を挿入後圧着する。挿入及び圧着工程の間、芯線W’をガイド板20で保持する。
【選択図】図5
Description
本発明は、エレクトロフュージョン継手(電気融着式継手)の電熱線コイルを製造するための装置及び方法に関する。
上下水道管やガス管などのプラスチック管(合成樹脂管)の管継手として用いられるエレクトロフュージョン継手は、通電によって発熱する被覆電熱線のコイルを内周側に埋設した成形品よりなっている。継手内にプラスチック管を挿通後、通電して接続面を加熱溶融することにより、エレクトロフュージョン継手とプラスチック管とが接続される。
かかるエレクトロフュージョン継手の電熱線コイルの製造方法として、スピンドルの外周に樹脂被覆電熱線を隙間なく巻回した後、樹脂被覆電熱線同士を融着させて一体化してコイルとし、その後、このコイルをスピンドルから抜き出す方法が行われている(例えば特許文献1〜3)。
樹脂被覆電熱線をスピンドルに巻回した後、樹脂被覆電熱線をその送り出し装置と巻回されたコイルとの間で切断する。この状態では、樹脂被覆電熱線の両端はコイルから接線方向に延出しているので、コイル軸心線と垂直方向に樹脂被覆電熱線両端部を折り曲げる。次いで、この折り曲げた樹脂被覆電熱線の先端部から被覆樹脂を除去して芯線を露出させ、この露出した芯線に端子を係合させ、カシメによって固着させる(特許文献2,3)。
樹脂被覆電熱線を折り曲げて被覆樹脂を除去した先端部に端子を装着し、カシメ固着する方法及び装置として、特許文献3の0027〜0028段落には、芯線を位置決め板で挟持して位置決め固定し、端子の孔に芯線の先端を係合させ、次いで位置決め板を反挟持方向に退避させた後、端子をさらに前進させて該孔に芯線を深く挿入した後、カシメを行うものが記載されている。
しかしながら、この方法では、位置決め板は、芯線が先端を端子の孔に差し込むまで芯線を挟持するものであり、その後芯線をさらに深く端子孔に挿入する際には芯線は位置決め板でガイドされない。そのため、芯線に反り(曲り癖)があった場合などには、芯線が端子孔の入口側に引っ掛って座屈する等により挿入不良となるおそれがある。
本発明は、樹脂被覆電熱線の先端部から被覆樹脂を除去して露出させた芯線先端部に端子をスムーズに係合させることができるエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
本発明のエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置は、樹脂被覆電熱線の先端から露出した芯線の先端部を端子の芯線挿入孔に挿入する挿入機構と、該端子を芯線に圧着させる圧着機構とを有する電熱線コイル製造装置において、露出した該芯線の先端部が端子の前記芯線挿入孔に挿入されるときから端子が圧着されるときまで露出した芯線を保持するガイド部材を備えたことを特徴とするものである。
本発明の一態様に係る電熱線コイル製造装置は、樹脂被覆電熱線が巻回されるスピンドルと、樹脂被覆電熱線をスピンドルに向って送り出す送り出し機構と、巻回された樹脂被覆電熱線に押し付けられるコテと巻回された樹脂被覆電熱線を前記送り出し機構側の樹脂被覆電熱線から切断するためのカッターと、巻回された樹脂被覆電熱線から接線方向に延在した樹脂被覆電熱線の端部を折り立てるための折り曲げ装置と、折り曲げた樹脂被覆電熱線の先端部から被覆樹脂を除去して芯線を露出させるストリッピング機構とを有する。
本発明の一態様では、前記ガイド部材は、芯線に端子を圧着した後の状態における端子の先端面から、芯線被覆樹脂の先端面までの距離Dと略同一の厚みtを有した1対のガイド板よりなり、各ガイド板は、先端辺同士を当接させた当接状態と、離隔させた離隔状態とをとりうるように進退装置によって進退されるものであり、各ガイド板の先端辺に半円形の凹部が形成され、各ガイド板の先端辺同士を当接させたときに該凹部同士が対面して円形のガイド孔が形成され、前記芯線が該ガイド孔に挿通されて保持される。
本発明の一態様では、前記端子の芯線挿入孔の入口側に、入口側ほど拡径するテーパ面が設けられており、前記ガイド孔の直径は、端子の先端面における該テーパ面の開口径よりも小さい。
本発明の一態様では、折り立て部のうち樹脂被覆部分が前記挿入方向に移動する際の案内を行うための案内部材を設けている。
本発明の電熱線コイルの製造方法は、かかる製造装置を用いて電熱線コイルを製造するものである。
本発明のエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置及び方法にあっては、露出した芯線の先端部を端子の芯線挿入孔に挿入した後、カシメにより圧着する。本発明では、この芯線の挿入時から圧着時まで継続して芯線をガイド部材で保持する。このため、芯線の芯線挿入孔への挿入時及び圧着時に芯線に座屈などの変形が生じない。
本発明の一態様では、送り出し機構から送り出した樹脂被覆電熱線をスピンドルの外周に巻回した後、電熱線を送り出し機構と巻回体との間で切断する。この電熱線の両端部は、電熱線巻回体から接線方向に直棒状に延出している。この電熱線巻回体から直棒状に延出する電熱線端部を折り立てた後、その先端部から被覆樹脂を除去し、芯線を露出させる。
本発明の一態様では、端子の芯線挿入孔入口部をテーパ面としているので、芯線が芯線挿入孔内にスムーズに差し込まれる。ガイド部材のガイド孔の孔径を該テーパ面の入口径よりも小さいものとすることにより、芯線の先端を芯線挿入孔に挿入するときに芯線が確実に芯線挿入孔内に導かれる。
このようにして本発明によれば、芯線を端子の芯線挿入孔に確実に挿入して芯線に端子を圧着することができるため、挿入不足による接続不良などが防止される。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1〜10は樹脂被覆電熱線を用いてエレクトロフュージョン継手の電熱線コイルを製造する装置及び方法を示している。なお、樹脂被覆電熱線の樹脂としては、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィンなどが例示され、芯線としては、鉄クロム線,銅ニッケル線,ニッケル線などが例示されるが、これに限定されない。
この電熱線コイル製造装置は、スピンドル1と、該スピンドル1を回転させるためのサーボモータ等の回転駆動装置(図示略)と、スピンドル1をその軸心線方向に進退させるための軸心線方向アクチュエータ(図示略)と、スピンドル1が内挿された筒状の排出スリーブ2と、スピンドル1の外周面の接線方向に樹脂被覆電熱線(以下、単に電熱線ということがある。)Wを送り出す電熱線送り出し機構3と、電熱線Wの巻き始端をスピンドル1の外周に押し付けて押えるための電熱線クランプ(図示略)と、スピンドル1の軸心線と垂直方向に進退可能であり、スピンドル1に巻回されたコイルCの外周面に接離可能なコテ4と、送り出し機構3から送り出された電熱線Wと電熱線巻回体との間で電熱線Wを切断するためのカッター(図示略)等を有する。コテ4は、ヒータを有した加熱コテである。該電熱線クランプは、スピンドル1と一体的にスピンドル1と同軸回転可能となっている。
電熱線コイル製造装置は、さらに、コイル状に巻回された電熱線Wの両端をスピンドル1の軸心線と垂直方向に折り曲げて折り立てる折り曲げ機構と、電熱線Wの両端から被覆樹脂を切り出して芯線W’を露出させるためのストリップ機構5と、電熱線Wの両端の露出芯線W’に端子6を係合させ、カシメによって固着するための端子係合及びカシメ機構(図5〜11)を有する。
この電熱線コイル製造装置を用いてコイルCを製造するには、電熱線Wを送り出し機構3からスピンドル1の軸心線と直交方向に送り出し、その始端をスピンドル1の外周面に沿わせ、電熱線クランプによってスピンドル1の外周面に固定した後、スピンドル1をその軸心線周りに回転させると共に、スピンドル1及びスリーブ2をその軸心線に徐々に後退させ、スピンドル1の外周面に電熱線Wを巻き付ける。なお、スピンドルに電熱線Wを巻回する場合、電熱線送り出し機構をスピンドルと平行に移動させ、スピンドルは移動させず、軸心回りの回転のみとしてもよい。
スピンドル1が1回転する間にスピンドル1は電熱線Wの幅分だけ後退する。これにより、スピンドル1の外周面に電熱線Wが隙間なく巻き付けられる(図1(b)〜(c))。
電熱線Wをスピンドル1に所定ターン巻き付けた後、スピンドル1を停止すると共に、送り出し機構3からの電熱線Wの送り出しを停止する。次いで、図1(d)の通り、加熱したコテ4を電熱線Wの巻回体の外周面に押し付ける。これにより、図2(a)の通り、巻回された電熱線Wのコテ押し付け部が融着し、電熱線Wがコイル状に保形される。図2(a)の符号4aは、コテ4を押し付けることにより形成された融着部を示す。この融着部4aはスピンドル1の軸心線と平行方向に延在する。
次に、図2(a)の通り、カッター(図示略)により送り出し機構3と巻回体との間で電熱線Wを切断した後、図2(b)の通りスピンドル1をその軸心回りに所定角度(図示の例では45゜)ずつ回転させながらコテ4を押し付けて複数条(図示の例では8条)の融着部4aを形成する。
次に、図3(a)の通り、折り曲げ機構(図示略)によって電熱線Wの両先端部をスピンドル1の軸心線と垂直方向に折り曲げて折り立て部W1を形成する。次いで、図3(b)〜(c)の通り、ストリップ機構5によって折り立て部W1の先端部から被覆樹脂を切り取って芯線W’を露出させる。
次いで、図4(a)の通り、端子6の根本部を芯線W’の先端に外嵌させ、カシメ機構によって端子6の根本部をカシメ加工し、端子6を芯線W’に圧着させる。しかる後、スピンドル1をスリーブ2内に後退させ、コイルCをスリーブ2の先端面で押すことにより、コイルCをスピンドル1から脱型する。この芯線W’の端子6への挿入及びカシメ固着機構については後述する。
上記説明ではスピンドル1を後退させることによりコイルCを脱型しているが、スリーブ2を前進させることによりコイルCを脱型してもよい。
図12は、このようにして製造されたコイルCを備えたエレクトロフュージョン継手の一例を示すものである。このエレクトロフュージョン継手10は、プラスチック管が差し込まれる差込孔11を両端側に有している。ただし、エレクトロフュージョン継手は差込孔11を3個以上有した多方継手であってもよく、また管の先端を封止するように差込孔を1個だけ有したキャップであってもよい。
次に、芯線W’の先端に端子6を取り付ける機構について図5〜10を参照して説明する。
図5(a)は、スピンドル1に巻回されたコイルCと、該コイルCから折り立てられた折り立て部W1の先端から突出する芯線W’と、この芯線W’を保持するためのガイド板20と、カシメ刃21と、端子6及びそのチャック22とを示すものであり、ガイド板20、カシメ刃21及びチャック22については縦断面として示されている。図5(b)は図5(a)の下部の拡大図である。図6(a)は図5(b)のVIa−VIa線断面図、図6(b)は図7(a)のVIb−VIb線断面図である。図7(a)〜(c)、図8(a)は端子の挿入工程を示すものであり、図7(c)は図7(b)の一部拡大図である。図8(b)はカシメ工程を示すものである。
図9は図8(a)の一部の拡大図である。
図5(a)の通り、スピンドル1は軸心線を水平方向としており、コイルCから折り立てられた樹脂被覆電熱線Wの折り立て部W1はスピンドル1の軸心線下方位置から鉛直下方に向って延出している。この折り立て部W1から芯線W’が鉛直下方に突出している。
1対の水平なガイド板20,20が、該芯線W’を挟んで配置されている。ガイド板20はリニアアクチュエータ(図示略)によって、先端辺20a,20a同士が接離するように水平方向に進退可能に設置されている。
ガイド板20の先端辺20aの辺長方向の中央部には、半円形の凹部20bが形成されている。ガイド板20,20の先端辺20a,20a同士を突き合わせた状態では、図6(b)のように凹部20b,20bによって円形のガイド孔20cが形成される。このガイド孔20cの直径は、芯線W’よりも若干大きく設定されている。ガイド孔20cの直径は芯線W’よりも0.05〜0.5mm程度大きいことが好ましい。またガイド孔20cの直径は、後述の端子6のテーパ面6tの最大直径(端子6の先端面における開口径)よりも小さい。
各ガイド板20,20の下側にそれぞれカシメ刃21,21が配置されている。各カシメ刃21,21はエアシリンダ等の進退駆動装置によってガイド板20,20と同一の水平方向に進退可能とされている。ガイド板20、そのリニアアクチュエータ、カシメ刃21及びその進退駆動装置は、共通の支持ベース(図示略)に設置されており、図示のスピンドル1直下位置と、それから退避した退避位置との間を往復移動可能とされている。
端子チャック22は、保持孔22aにエアチャックなどによって端子6を保持可能としている。チャック22は、リニアアクチュエータ等の横方向移動機構によって端子6のストック部(図示略)と、図示の芯線W’の直下位置とを往復移動可能とされていると共に、エアシリンダ等よりなる上下方向移動機構によって上下方向移動可能とされている。
端子6の図の下半部は、ピン状であり、その長手方向を鉛直上下方向として保持孔22a内に収容されて保持される。端子6は、長手方向の中間部にフランジ6fを有している。また、端子6は、その一端部(図では上端部)からフランジ6f付近まで延在する芯線挿入孔6aを有している。この芯線挿入孔6aの入口部は、入口側ほど拡径するテーパ面6tとなっている。テーパ面6tよりも奥側は等径孔部6eとなっている。
上記の端子取付機構によって端子6を芯線W’に固着する工程について次に説明する。
図5(a),(b)の通り、折り立て部W1が鉛直下向きとなる回転方向の位相にてスピンドル1が停止されている。ガイド板20及びカシメ刃21並びに端子6を保持した端子チャック22が該スピンドル1の下方位置に配置される。この際、ガイド板20,20間の中心位置に芯線W’が位置し、芯線W’の鉛直下方に端子6の芯線挿入孔6aが位置するように位置決めされている。また、ガイド板20,20の下面レベルから芯線W’が所定長さだけ下方に延出している。
次いで、図6(b)及び図7(a)のように、ガイド板20,20を前進させて先端辺20a,20aを突き合わせ、ガイド孔20cに芯線W’が挿通された状態とする。
次に、図7(b),(c)の通り、端子チャック22を上昇させ、端子6の芯線挿入孔6aに芯線W’の先端(下端)を挿入する。この際、芯線W’の先端が、テーパ面6tよりも奥側(下側)の等径孔部6eにまで入り込む。
テーパ面6tを設けてあるので、芯線W’の先端はスムーズに芯線挿入孔6aの該等径孔部6eにまで入り込む。また、芯線W’がガイド板20のガイド孔20cに挿通されているので、仮に芯線W’の先端がテーパ面6tに当っても、芯線W’が曲がることが防止される。この図7(b),(c)が芯線W’の芯線挿入孔6aへの1次挿入状態である。
この1次挿入を行った図7(b)の状態において、芯線挿入孔6aのうちテーパ面6tよりも奥側の等径孔部6e内における芯線W’の長さhは、芯線W’の直径d以下であることが好ましく、具体的には該直径dの30〜100%であることが好ましい。hがdよりも大きいと、芯線W’が座屈し易くなるおそれがある。
1次挿入後、図8(a)及び図9の通り、スピンドル1を下降させることにより、芯線W’を芯線挿入孔6aにさらに深く挿入させて2次(最終)挿入状態とする。この2次挿入状態では、端子6の上端と折り立て部W1の被覆樹脂R下側との距離Dを、ガイド板20の厚みtと同一か、それよりもごく僅か(例えば0.5mm以下)大きいものとする。
これにより、端子6のカシメ圧着後における端子6と被覆樹脂Rとの間の芯線W’露出長さが規定の長さDとなる。そのため、図10(a)のように被覆樹脂Rの長さL1が大きい場合と、図10(b)のように被覆樹脂の長さL2が小さい場合のいずれであっても、芯線W’を芯線挿入孔6a内の奥部まで規定挿入深さとなるように挿入することができる。
この2次挿入に際しても、芯線W’がガイド板20,20のガイド孔20cに挿通されているので、芯線W’に座屈等の変形が生じることがなく、芯線W’はスムーズに芯線挿入孔6a内に深く挿入される。
芯線W’の2次挿入後、図8(b)の通り、カシメ刃21,21をエアシリンダ等によって接近移動させ、端子6の上部を挟圧し、カシメ加工し、端子6を芯線W’先端部に固着する。
本発明では、図11に示すように、折り立てられた樹脂被覆電熱線(折り立て部W1)の樹脂Rによる被覆部分を案内するための案内部材25を設けてもよい。この案内部材は、前記ガイド板20と同様形状のものであり、1対の案内部材25の先端辺(対峙辺)の辺方向中央に凹部が形成されている。凹部の形状は、樹脂被覆電熱線の断面形状に応じ、半円形、半楕円形、長方形、方形、三角形、各種多角形などから適宜選択される。
案内部材25,25の先端辺同士を当接させると、該凹部同士が対面することにより、案内孔が形成される。この案内孔の大きさは、樹脂Rによる被覆部分よりもごく僅かに大きいものとなっている。この案内部材25を設けたことにより、樹脂R被覆部分における折り立て部W1の曲りや座屈が確実に防止され、芯線W’の芯線挿入孔6aへの挿入がより確実に行われるようになる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。例えば、ガイド板20のガイド孔20cや案内部材25の案内孔の内周面を高摺動性材料で構成してもよい。
図示は省略するが、図8(b)のように、端子6の上部をカシメ加工した後、カシメ刃21を後退させ、次いで端子6を引張り装置(図示略)によって下方に所定の引き下げ力を加え、端子6が芯線W’から抜けなければ合格とする品質検査を行ってもよい。
1 スピンドル
2 スリーブ
3 電熱線送り出し機構
4 コテ
5 ストリップ機構
6 端子
6a 芯線挿入孔
6t テーパ面
6e 等径孔部
20 ガイド板
20c ガイド孔
21 カシメ刃
22 端子チャック
25 案内部材
2 スリーブ
3 電熱線送り出し機構
4 コテ
5 ストリップ機構
6 端子
6a 芯線挿入孔
6t テーパ面
6e 等径孔部
20 ガイド板
20c ガイド孔
21 カシメ刃
22 端子チャック
25 案内部材
Claims (6)
- 樹脂被覆電熱線の先端部から露出した芯線の先端部を端子の芯線挿入孔に挿入する挿入機構と、
該端子を芯線に圧着させる圧着機構と
を有するエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置において、
露出した該芯線の先端部が端子の前記芯線挿入孔に挿入されるときから端子が圧着されるときまで露出した芯線を保持するガイド部材を備えたことを特徴とするエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置。 - 請求項1において、さらに、
樹脂被覆電熱線が巻回されるスピンドルと、
樹脂被覆電熱線をスピンドルに向って送り出す送り出し機構と、
巻回された樹脂被覆電熱線に押し付けられるコテと
巻回された樹脂被覆電熱線を前記送り出し機構側の樹脂被覆電熱線から切断するためのカッターと、
巻回された樹脂被覆電熱線から接線方向に延在した樹脂被覆電熱線の端部を折り立てるための折り曲げ装置と、
折り曲げた樹脂被覆電熱線の先端部から被覆樹脂を除去して芯線を露出させるストリッピング機構と
を備えたことを特徴とする電熱線コイル製造装置。 - 請求項1又は2において、前記ガイド部材は、芯線に端子を圧着した後の状態における端子の先端面から、芯線被覆樹脂の先端面までの距離Dと略同一の厚みtを有した1対のガイド板よりなり、
各ガイド板は、先端辺同士を当接させた当接状態と、離隔させた離隔状態とをとりうるように進退装置によって進退されるものであり、
各ガイド板の先端辺に凹部が形成され、
各ガイド板の先端辺同士を当接させたときに該凹部同士が対面してガイド孔が形成され、
前記芯線が該ガイド孔に挿通されて保持されることを特徴とするエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置。 - 請求項3において、前記端子の芯線挿入孔の入口側に、入口側ほど拡径するテーパ面が設けられており、
前記ガイド孔の直径は、端子の先端面における該テーパ面の開口径よりも小さいことを特徴とするエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記樹脂被覆電熱線のうち樹脂被覆部の前記挿入方向への移動を案内する案内部材を設けたことを特徴とするエレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電熱線コイル製造装置を用いてエレクトロフュージョン継手の電熱線コイルを製造するエレクトロフュージョン継手の電熱線コイルの製造方法。
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JP2015194203A JP2017064756A (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | エレクトロフュージョン継手の電熱線コイル製造装置及び製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110614333A (zh) * | 2019-10-29 | 2019-12-27 | 湖北三江航天红阳机电有限公司 | 一种细径小尺寸链环手工弯曲工装及成形方法 |
CN113145771A (zh) * | 2021-05-24 | 2021-07-23 | 港华辉信工程塑料(中山)有限公司 | 用于电熔管件的自动绕线设备 |
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2015
- 2015-09-30 JP JP2015194203A patent/JP2017064756A/ja active Pending
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