JP2007216483A - ポリエステルフィルム製品の製造方法 - Google Patents
ポリエステルフィルム製品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007216483A JP2007216483A JP2006038596A JP2006038596A JP2007216483A JP 2007216483 A JP2007216483 A JP 2007216483A JP 2006038596 A JP2006038596 A JP 2006038596A JP 2006038596 A JP2006038596 A JP 2006038596A JP 2007216483 A JP2007216483 A JP 2007216483A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester film
- temperature
- cooling
- chamber
- heat treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
【課題】熱処理後の冷却処理時に低分子成分の析出による不具合が発生することを低コストで防止できるポリエステルフィルム製品の製造方法を提供する。
【解決手段】フィルム製造装置10は、ポリエステルフィルム12を加熱する熱処理室40と、熱処理後のポリエステルフィルム12を冷却する冷却室50とを備える。冷却室50では、ポリエステルフィルム12の温度が170℃以上の冷却ゾーン内の、ポリエステルフィルム12の搬送位置よりも上側の雰囲気温度が80℃以上に制御される。
【選択図】 図2
【解決手段】フィルム製造装置10は、ポリエステルフィルム12を加熱する熱処理室40と、熱処理後のポリエステルフィルム12を冷却する冷却室50とを備える。冷却室50では、ポリエステルフィルム12の温度が170℃以上の冷却ゾーン内の、ポリエステルフィルム12の搬送位置よりも上側の雰囲気温度が80℃以上に制御される。
【選択図】 図2
Description
本発明はポリエステルフィルム製品の製造方法に係り、特にテンター等によって二軸延伸して熱処理した後、冷却して製造する二軸延伸ポリエステルフィルム製品の製造方法に関する。
二軸延伸ポリエステルフィルム製品は、一般に、未延伸フィルムをまず長手方向に延伸し、その一軸延伸フィルムをテンターで幅方向に延伸して二軸延伸し、この二軸延伸フィルムを熱処理した後、冷却することにより製造される。また、別の方法として、未延伸フィルムをテンターで同時二軸延伸し、熱処理を施した後、冷却することによって、二軸延伸ポリエステル製品が製造される。
このような製造方法において、熱処理は高温で行われるため、フィルム表面からはオリゴマー等の低分子成分が昇華する。この昇華した低分子成分は、後段の冷却工程で冷却されて固化すると、工程汚れの原因となり、それがフィルムに付着して製品欠点の原因となる。
たとえば、冷却処理の初期では、高温のフィルムから昇華した低分子成分が冷却ゾーンの冷たい壁面に接触して析出するので、それがフィルムに落下して付着し、製品欠点が発生するおそれがあった。
このような低分子成分の昇華による不具合を防止するため、特許文献1は、ポリエステルフィルムの両面にポリエチレンナフタレンジカルボキシレートフィルムの層を形成し、これによって、フィルム表面へのオリゴマーの析出を抑制している。
また、特許文献2は、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、ある特定の表面粗さを有する皮膜層を設けており、これによって、表面のオリゴマー量を低減させている。
さらに、特許文献3には、熱処理用の熱風の循環経路に白金触媒を配置し、この白金触媒によって、フィルムから発生する低分子成分を燃焼処理する方法が記載されている。
特開昭63−197643号公報
特開平2−272713号公報
特開平11−342535号公報
しかしながら、特許文献1、2の方法は、ポリエステルフィルムの表面に別の層を形成するため、複合押出装置が別途必要になり、コストアップが免れないという問題があった。
また、特許文献3の方法は、白金触媒による触媒処理装置が別途必要になるため、コストアップが免れないという問題があった。
別の方法として、原料であるポリエステル樹脂チップに固相重合を施すことによって、含有低分子量の含有量を低減させて、低分子成分の析出を抑制する方法が提案されている。
しかし、この場合には、固相重合工程が増えることによってコストアップするという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、高温の熱処理後に冷却処理する際に、低分子成分の析出による不具合が発生することを、低コストで防止することのできるポリエステルフィルム製品の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、ポリエステルフィルムを加熱する熱処理工程と、該熱処理工程後のポリエステルフィルムを冷却する冷却処理工程とを経てポリエステルフィルム製品を製造する製造方法において、前記冷却処理工程は、前記ポリエステルフィルムの温度が170℃以上である冷却ゾーンの雰囲気温度及び/又は壁面温度を、80℃以上に制御することを特徴とする。
本発明の発明者は、ポリエステルフィルムの表面温度が170℃以上の冷却ゾーンにおいて雰囲気温度や壁面温度が80℃未満になると、昇華した低分子成分が析出してポリエステルフィルム製品に欠陥を発生させるという知見を得た。
請求項1の発明はこのような知見に基づいて成されたもので、ポリエステルフィルムの表面温度が170℃以上の冷却ゾーンにおいて、雰囲気温度や壁面温度を80℃以上に制御したので、析出した低分子成分がポリエステルフィルムに付着して欠陥を発生させることを防止することができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記雰囲気温度及び/又は壁面温度は、前記ポリエステルフィルムの走行位置の上側の温度であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ポリエステルフィルムの走行位置の上側の雰囲気温度及び/又は壁面温度を80℃以上に制御するので、ポリエステルフィルムの走行位置の上側で低分子成分が析出することを抑制することができる。これにより、析出した低分子成分が落下してポリエステルフィルムに付着し、ポリエステルフィルム製品に欠陥が発生することを確実に防止できる。
請求項3に記載の発明は請求項1又は2の発明において、前記熱処理工程の前段では、前記ポリエステルフィルムを延伸する延伸処理工程が行われることを特徴とする。
延伸処理工程の直後の熱処理工程は、ポリエステルフィルムを非常に高温で熱処理するため、冷却処理工程の初期において、ポリエステルフィルムから低分子成分が昇華しやすいという問題があるが、本発明では、昇華した低分子成分が析出してポリエステルフィルム製品に欠陥が発生することを防止できるので、延伸ポリエステルフィルム製品の製造に適している。
請求項4に記載の発明は請求項1〜3のいずれか1の発明において、前記冷却処理工程は、前記ポリエステルフィルムの走行方向に複数の冷却ゾーンを有するとともに、前記走行方向の下流側の冷却ゾーンが上流側の冷却ゾーンより温度が低いことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、ポリエステルフィルムを走行方向において段階的に冷却することができ、低分子成分の析出による欠陥の発生を防止しつつ、冷却処理を確実に行うことができる。
本発明によれば、ポリエステルフィルムの温度が170℃以上の冷却ゾーンにおいて、雰囲気温度や壁面温度を80℃以上に制御したので、ポリエステルフィルムから昇華した低分子成分の析出によってポリエステルフィルム製品の欠陥が発生することを防止することができる。
以下添付図面に従って本発明に係るポリエステルフィルム製品の製造方法の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るポリエステルフィルム製品の製造方法が適用されたフィルム製造装置の一例を示している。
図1に示すように製造装置10は主として、延伸前(未延伸)のポリエステルフィルム12を製膜する製膜工程部14と、製膜工程部14で製膜されたポリエステルフィルム12をその長手方向に縦延伸する縦延伸工程部16と、縦延伸されたポリエステルフィルム12をその幅方向に横延伸する横延伸工程部18と、二軸延伸されたポリエステルフィルム12をロール状に巻き取る巻取工程部20とで構成される。
製膜工程部14では、押出機22で溶融されたポリエステル樹脂がダイ24からシート状に連続的に押し出され、回転するドラム26上にキャストされる。そして、溶融樹脂がドラム26の表面で冷却固化されてポリエステルフィルム12が得られる。
このポリエステルフィルム12は、ドラム26から剥離された後、縦延伸工程部16において長手方向に縦延伸される。縦延伸工程部16では、まず、ポリエステルフィルム12を予熱し、ポリエステルフィルム12を加熱した状態で、二つのニップロール28、30に巻き掛ける。出口側のニップロール30は、入口側のニップロール28よりも早い速度でポリエステルフィルム12を搬送しており、これによって、ポリエステルフィルム12が縦方向に延伸される。
縦方向に延伸された一軸延伸ポリエステルフィルム12は、横延伸工程部18に送られる。横延伸工程部18では、まず、ポリエステルフィルム12を予熱し、ポリエステルフィルム12を加熱した状態で、幅方向に横延伸する。この横延伸工程部18では例えばテンターを好適に用いることができる。テンターは、ポリエステルフィルム12の幅方向の両端部をクリップで把持し、このクリップの間隔を広げることによって、ポリエステルフィルム12を横方向(幅方向)に延伸することができる。
横方向に延伸されたポリエステルフィルム12は、図2に示す熱処理室40に送られる。熱処理室40には、ポリエステルフィルム12の走行位置の上側と下側に、複数のチャンバ42、42…が設けられる。各チャンバ42には、エアの循環ライン44、44…の先端部が接続され、この循環ライン44の後端部は、熱処理室40の内部(且つ、チャンバ42の外部)に接続されている。また、各循環ライン44には、熱処理室40内のエアをチャンバ42内に循環送気するファン46と、その循環エアを加温して高い温度に調節する熱交換器48が配設されている。したがって、熱処理室40内のエアを高温に制御してチャンバ42に送気することができる。各チャンバ42は、ポリエステルフィルム12に対向する面が開口されており、チャンバ42内に送気された高温のエアをポリエステルフィルム12に吹きつけて、ポリエステルフィルム12の温度を高温に維持することができる。これにより、ポリエステルフィルム12が熱処理される。
この熱処理では、ポリエステルフィルム12が、前述したテンターのクリップによって端部を保持された状態で熱処理室40を通過するようになっており、ポリエステルフィルム12は結晶化温度よりも高温に維持される。これにより、延伸状態のポリエステルフィルム12の結晶化が促進されるので、延伸ポリエステルフィルム12の熱収縮率を低減させることができる。
熱処理されたポリエステルフィルム12は、冷却室50に送られる。冷却室50には、ポリエステルフィルム12の上側に複数のチャンバ52、52…が設けられ、ポリエステルフィルム12の下側に複数のチャンバ62、62…が設けられる。
各チャンバ52には、エアの循環ライン54、54…の先端部が接続され、この循環ライン54の後端部は、冷却室50の内部(且つ、チャンバ52の外部)に接続されている。各循環ライン54には、冷却室50内のエアをチャンバ52内に循環送気するファン56と、その循環エアを冷却して温度を調節する熱交換器58が配設されている。したがって、冷却室50内のエアを冷却してチャンバ52に送気することができる。各チャンバ52は、ポリエステルフィルム12に対向する下面が開口されており、チャンバ52内に送気された低温のエアがポリエステルフィルム12に吹きつけられる。これにより、ポリエステルフィルム12の上面が冷却される。
チャンバ52と同様に、チャンバ62には、エアの循環ライン64、64…の先端部が接続され、この循環ライン64の後端部は、冷却室50の内部(且つ、チャンバ62の外部)に接続されている。各循環ライン64には、冷却室50内のエアをチャンバ62内に循環送気するファン66と、その循環エアを冷却する熱交換器68が配設されている。したがって、冷却室50内のエアを冷却してチャンバ62に送気することができる。各チャンバ62は、ポリエステルフィルム12に対向する上面が開口されており、チャンバ62内に送気された低温のエアがポリエステルフィルム12に吹きつけられる。これにより、ポリエステルフィルム12の下面が冷却される。
ところで、ポリエステルフィルム12の上側には、各チャンバ52、52…の上流側にセンサ60、60…が設けられる。センサ60は、ポリエステルフィルム12の表面温度を非接触で測定するセンサであり、たとえば赤外線をポリエステルフィルム12に照射し、その反射光量を測定することによってポリエステルフィルム12の温度を測定する赤外線センサが用いられる。このセンサ60、60…は、制御装置70に接続されており、制御装置70は、各センサ60、60…の測定値に基づいて、それに対応する(各チャンバ52の)各熱交換器58、58…を制御し、各チャンバ52、52…に送気されるエアの温度を制御する。
具体的には、センサ60で測定したポリエステルフィルム12の表面温度が170℃以上の場合には、そのセンサ60に対応するチャンバ52から吹き出すエアの温度が80℃以上、好ましくは82℃以上になるように制御する。これにより、ポリエステルフィルム12の表面温度が170℃以上の冷却ゾーンにおいて、ポリエステルフィルム12近傍の雰囲気温度が80℃以上、好ましくは82℃以上に制御される。
さらに、制御装置70は、センサ60で測定したポリエステルフィルム12の温度が170℃未満の場合に、そのセンサ60に対応するチャンバ52から吹き出すエアの温度が80℃未満になるように制御する。これにより、ポリエステルフィルム12の冷却を効率良く行うことができる。
さらに、制御装置70は、ポリエステルフィルム12の走行方向の上流側から下流側にかけて、チャンバ52から吹き出すエアの温度が徐々に低くなるように制御する。これにより、ポリエステルフィルム12を確実に冷却することができる。
なお、制御装置70は、ポリエステルフィルム12の下側のチャンバ62、62…から吹き出すエアの温度を、その上側のチャンバ52、52…と同じ温度となるように制御することが好ましい。これにより、ポリエステルフィルム12の下側のエアが上側に周り込んだ際に不具合が発生することを防止することができる。
図1の冷却室50で冷却されたポリエステルフィルム12は、巻取工程部20でロール状に巻き取られる。これにより、延伸ポリエステルフィルム12が製造される。
次に上記の如く構成されたフィルム製造装置10の作用について説明する。
熱処理室40で熱処理されたポリエステルフィルム12は非常に高温になっており、フィルム表面からオリゴマー等の低分子成分が揮発している。このため、熱処理室40の後段の冷却室50でポリエステルフィルム12を冷却すると、冷却室50の前半で低分子成分が析出し、この析出した低分子成分がポリエステルフィルム12に付着して欠陥を発生させるおそれがある。具体的には、ポリエステルフィルム12の表面温度が170℃以上の冷却ゾーンにおいて雰囲気温度や壁面温度が80℃未満になると、析出した低分子成分によってポリエステルフィルム12に欠陥が発生する。
そこで、本実施の形態は、制御装置70がセンサ60、60…の測定値に基づいて各チャンバ52、52…から吹き出すエアの温度を制御することによって、ポリエステルフィルム12の表面温度が170℃以上の冷却ゾーンにおいてポリエステルフィルム12近傍の雰囲気温度を80℃以上に制御している。したがって、本実施の形態によれば、析出した低分子成分によってポリエステルフィルム12に欠陥が生じることを防止することができる。
また、本実施の形態は、複数のチャンバ52、52…を設け、このチャンバ52、52…ごとに温度制御を行い、ポリエステルフィルム12の走行方向に温度が徐々に低下するようにしたので、析出した低分子成分による欠陥の発生を防止しつつ、ポリエステルフィルム12を確実に冷却することができる。
なお、上述した実施の形態では、チャンバ52、52…から吹き出すエアの温度を制御することによってポリエステルフィルム12近傍の雰囲気温度を制御したが、冷却室50内の壁面温度を制御するようにしてもよい。この場合、冷却室50の壁面温度をポリエステルフィルム12の走行方向において複数箇所で測定するとともに、その測定位置ごとに壁面温度を制御できるように構成する。たとえば、冷却室50の壁面に複数のコイルをエリアごとに埋め込んだり、複数のライトで壁面をエリアごとに照射したりするように構成する。そして、ポリエステルフィルム12の表面温度が170℃以上のエリアにおいて壁面温度が80℃以上好ましくは82℃以上になるように温度制御する。これにより、壁面に低分子成分が析出し、この低分子成分がポリエステルフィルム12に落下して欠陥を発生させることを防止することができる。
なお、壁面温度の制御と、前述した雰囲気温度の制御とを同時に行うようにしてもよく、この場合には、壁面温度と雰囲気温度の両方が80℃以上好ましくは82℃以上になるように制御することが好ましい。
図1、図2に示したフィルム製造装置10において、ポリエステルフィルム12の表面温度と、冷却室50入口での雰囲気温度とを変化させながら試験を行った。そして、1週間の連続試験後に、ポリエステルフィルム12の欠陥の発生と、冷却室50の壁面やチャンバ52における低分子成分の析出を調べて、判定を行った。その結果を図3に示す。なお、図3における判定は、欠陥の発生と低分子成分の析出が全くないものを「◎」、低分子成分の析出が見られるものの、欠陥の発生がないものを「○」、低分子成分の析出と欠陥の発生が認められたものを「×」とした。
図3に示すように、ポリエステルフィルム12の温度が180℃の場合において、雰囲気温度が86℃以上である実施例1、2は、低分子成分の析出すら発生しなかった。また、雰囲気温度が80℃以上である実施例3、4は、低分子成分の析出が認められたものの、製品の欠陥は発生しなかった。
これに対して、雰囲気温度が80℃未満である比較例1〜3は、低分子成分の析出が原因と思われるポリエステルフィルム12の欠陥の発生が認められた。特に比較例3では、低分子成分の析出によってポリエステルフィルム12の製造そのものが困難となった。
図3の実施例1〜4、比較例1〜3には、ポリエステルフィルム12の温度が180℃の場合の試験結果を示したが、ポリエステルフィルム12の温度が170℃以上の場合は同様の試験結果が得られた。
また、比較例4、5に示すように、ポリエステルフィルム12の温度が170℃未満の場合には、ポリエステルフィルム12に欠陥が発生しなかった。
10…フィルム製造装置、12…ポリエステルフィルム、14…製膜工程部、16…縦延伸工程部、18…横延伸工程部、20…巻取工程部、22…押出機、24…ダイ、26…ドラム、40…熱処理室、50…冷却室、52…チャンバ、54…循環ライン、56…ファン、58…熱交換器、60…センサ、70…制御装置
Claims (4)
- ポリエステルフィルムを加熱する熱処理工程と、該熱処理工程後のポリエステルフィルムを冷却する冷却処理工程とを経てポリエステルフィルム製品を製造する製造方法において、
前記冷却処理工程は、前記ポリエステルフィルムの温度が170℃以上である冷却ゾーンの雰囲気温度及び/又は壁面温度を、80℃以上に制御することを特徴とするポリエステルフィルム製品の製造方法。 - 前記雰囲気温度及び/又は壁面温度は、前記ポリエステルフィルムの走行位置の上側の温度であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルフィルム製品の製造方法。
- 前記熱処理工程の前段では、前記ポリエステルフィルムを延伸する延伸処理工程が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリエステルフィルム製品の製造方法。
- 前記冷却処理工程は、前記ポリエステルフィルムの走行方向に複数の冷却ゾーンを有するとともに、前記走行方向の下流側の冷却ゾーンが上流側の冷却ゾーンより温度が低いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のポリエステルフィルム製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006038596A JP2007216483A (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | ポリエステルフィルム製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006038596A JP2007216483A (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | ポリエステルフィルム製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007216483A true JP2007216483A (ja) | 2007-08-30 |
Family
ID=38494260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006038596A Pending JP2007216483A (ja) | 2006-02-15 | 2006-02-15 | ポリエステルフィルム製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007216483A (ja) |
-
2006
- 2006-02-15 JP JP2006038596A patent/JP2007216483A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3763844B2 (ja) | 二軸延伸熱可塑性プラスチックフィルムの製造方法 | |
US5753172A (en) | Film bead heating for simultaneous stretching | |
JP6797279B2 (ja) | 熱可塑性樹脂フィルム及び熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 | |
JP6622680B2 (ja) | 縦延伸装置 | |
JP3765681B2 (ja) | ポリエステルフィルムの製造方法 | |
JP5819876B2 (ja) | 延伸フィルムの製造方法 | |
JP2018047593A (ja) | フィルムの製造方法 | |
JPH0617065B2 (ja) | 二軸延伸ポリエステルフイルムの熱処理法 | |
JP2007216483A (ja) | ポリエステルフィルム製品の製造方法 | |
US8691132B2 (en) | Heat treatment of thin polymer films | |
JP3852671B2 (ja) | 二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法 | |
KR20150035382A (ko) | 광학 필름의 제조 방법 | |
JPH08142209A (ja) | 熱可塑性フィルムの平面性改良方法 | |
JP2003211534A (ja) | フイルム製造方法 | |
JP2011037065A (ja) | 二軸延伸プラスチックフィルムの製造方法およびフィルム製造装置 | |
JPH03284934A (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法 | |
US11584111B2 (en) | Breathable thermoplastic film with reduced shrinkage | |
JP2003251693A (ja) | 二軸延伸ポリエステルフィルムの弛緩熱処理方法 | |
JP4967997B2 (ja) | 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 | |
JP2002001810A (ja) | 二軸延伸ポリエステルフィルムの弛緩熱処理方法 | |
EP3647345A1 (en) | Breathable thermoplastic film with reduced shrinkage | |
JP4979104B2 (ja) | ポリエチレンテレフタレートフィルムの製造方法 | |
JP2002192609A (ja) | 二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法 | |
JP2002301762A (ja) | 二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法 | |
JP2020037256A (ja) | フィルムの製造方法 |