JP2007216269A - レーザ加工機 - Google Patents
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Abstract
【課題】被加工材の表面やレーザ変位計のセンサー部分が汚染されている場合や、被加工材や加工ヘッドが傾いて被加工材と加工ヘッドの距離が一定とならない状態となる場合など、距離の検出を阻害する要因に対して焦点調整機構が安定して機能しないという問題があった。
【解決手段】加工ヘッドに、一端部が固定された第1アーム、この第1アームの他端部に、中央部を支点にして揺動自在に取付けられた第2アーム、この第2アームの両端部に、ノズルの両側に位置するよう所定間隔をおいてそれぞれ回動自在に取付けられ、被加工材上を転動するガイドローラを備え、レーザビームの照射中、ガイドローラと被加工材の接触面がレーザビームの焦点位置となるように、第1アーム、第2アーム、及びガイドローラの取付け位置を設定したものである。
【選択図】図1
【解決手段】加工ヘッドに、一端部が固定された第1アーム、この第1アームの他端部に、中央部を支点にして揺動自在に取付けられた第2アーム、この第2アームの両端部に、ノズルの両側に位置するよう所定間隔をおいてそれぞれ回動自在に取付けられ、被加工材上を転動するガイドローラを備え、レーザビームの照射中、ガイドローラと被加工材の接触面がレーザビームの焦点位置となるように、第1アーム、第2アーム、及びガイドローラの取付け位置を設定したものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、レーザ加工機に関するものである。
レーザ加工機において、溶接や切断などの加工で良好な品質を得るためには、被加工材(以下「ワーク」という)に対して一定のパワー密度で加工する必要がある。このため、レーザビームの焦点とワークとの相対位置を一定に保つための焦点調整機構を備えている。
従来の焦点調整機構としては、加工ヘッドにレーザ変位計を備え、このレーザ変位計を用いてワークとの距離を検出し、検出結果をフィードバックして焦点位置を制御する方法が提案されている(例えば特許文献1)。又、ワーク表面を焦点位置とするように配置された複数のガイドローラを備えたレーザ光照射ヘッド位置決め装置が提案されている(例えば特許文献2)。
従来の焦点調整機構としては、加工ヘッドにレーザ変位計を備え、このレーザ変位計を用いてワークとの距離を検出し、検出結果をフィードバックして焦点位置を制御する方法が提案されている(例えば特許文献1)。又、ワーク表面を焦点位置とするように配置された複数のガイドローラを備えたレーザ光照射ヘッド位置決め装置が提案されている(例えば特許文献2)。
特許文献1のレーザ加工機によれば、ワークの表面やレーザ変位計のセンサー部分が汚染されている場合、ワークや加工ヘッドが傾いている場合など、距離の検出を阻害する要因に対して焦点調整機構が安定して機能しないという問題があった。又、特許文献2のレーザ光照射ヘッド位置決め装置によれば、ワークや加工ヘッドに傾きを生じている場合など、ワークと加工ヘッドの距離が一定とならない状態となって焦点調整機構が機能しないという問題があった。
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、レーザビームの焦点とワークとの相対位置を一定に保つための焦点調整機構を備え、ワークに対して加工に適したパワー密度を安定して得ることにより、良好な品質で加工できるレーザ加工機を提供することを目的としている。
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、レーザビームの焦点とワークとの相対位置を一定に保つための焦点調整機構を備え、ワークに対して加工に適したパワー密度を安定して得ることにより、良好な品質で加工できるレーザ加工機を提供することを目的としている。
この発明に係わるレーザ加工機は、被加工材にレーザビームを照射する加工ヘッド、この加工ヘッドに、一端部が固定された第1アーム、この第1アームの他端部に、中央部を支点にして揺動自在に取付けられた第2アーム、この第2アームの両端部に、上記ノズルの両側に位置するよう所定間隔をおいてそれぞれ回動自在に取付けられ、上記被加工材上を転動するガイドローラを備え、上記レーザビームの照射中、上記ガイドローラと上記被加工材の接触面が上記レーザビームの焦点位置となるように、上記第1アーム、上記第2アーム、及び上記ガイドローラの取付け位置を設定したものである。
この発明のレーザ加工機によれば、ワークの表面状態や、ワークと加工ヘッドの位置関係によらず、ワークや加工ヘッドの傾きに対して、レーザビームの焦点とワークとの相対位置を一定に保つことができ、ワークに対して加工に適したパワー密度を安定して得られる。又、ワークや加工ヘッドの傾きに対して、レーザビームの反射光がローラに影響を与えないため、ローラの破損を防止できる。更に、構成部品が少ないため、小型で安価に製作できる。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるレーザ加工機の加工ヘッドを示す図であり、より具体的には加工の進行方向(矢印Aの反対方向)から見た場合を正面としたときの側面図、図2は、その正面図である。
図1及び図2において、1は、加工ヘッド、2は、レーザビームB1とアシストガスとを通すノズル、20は、レーザビームB1の光ファイバーであり、加工ヘッド1には、垂直状の第1アーム5の上端部5aが固定して取付けられ、その下端部5bには、水平状の第2アーム4が中央部の支軸6を支点にしてシーソ状に揺動自在に取付けられている。
この第2アームの両端部4a、4bには、ワーク10上を押圧されながら転動するガイドローラ3、3が、レーザビームB1(図5)の走査軸上でノズル2の両側(この場合は前後)に所定間隔(K1)(K2)をおいて支軸3a、3bを介してそれぞれ回動自在に取付けられている。
又、このガイドローラ3、3は、その軸方向中央部断面が、加工ヘッド走査軸上におけるレーザビーム焦点位置の前後に同一直線上一列状態となるよう配置され、更にレーザビームB1の照射中、ワークの表面状態や、ワークと加工ヘッドの位置関係によらず、ワークや加工ヘッドの傾きに対して、ガイドローラ3、3のワーク10への接触面10aが常にレーザビームB1の焦点位置となるように、第1アーム5、第2アーム4、及びガイドローラ3、3の取付け位置をあらかじめ設定して組立てられる。
なお、30は、ロボットアームである。
図1は、この発明の実施の形態1によるレーザ加工機の加工ヘッドを示す図であり、より具体的には加工の進行方向(矢印Aの反対方向)から見た場合を正面としたときの側面図、図2は、その正面図である。
図1及び図2において、1は、加工ヘッド、2は、レーザビームB1とアシストガスとを通すノズル、20は、レーザビームB1の光ファイバーであり、加工ヘッド1には、垂直状の第1アーム5の上端部5aが固定して取付けられ、その下端部5bには、水平状の第2アーム4が中央部の支軸6を支点にしてシーソ状に揺動自在に取付けられている。
この第2アームの両端部4a、4bには、ワーク10上を押圧されながら転動するガイドローラ3、3が、レーザビームB1(図5)の走査軸上でノズル2の両側(この場合は前後)に所定間隔(K1)(K2)をおいて支軸3a、3bを介してそれぞれ回動自在に取付けられている。
又、このガイドローラ3、3は、その軸方向中央部断面が、加工ヘッド走査軸上におけるレーザビーム焦点位置の前後に同一直線上一列状態となるよう配置され、更にレーザビームB1の照射中、ワークの表面状態や、ワークと加工ヘッドの位置関係によらず、ワークや加工ヘッドの傾きに対して、ガイドローラ3、3のワーク10への接触面10aが常にレーザビームB1の焦点位置となるように、第1アーム5、第2アーム4、及びガイドローラ3、3の取付け位置をあらかじめ設定して組立てられる。
なお、30は、ロボットアームである。
図3は、加工の進行方向にワーク10が傾いている場合を示す図である。
第2アーム4は、支軸6を中心に回転してガイドローラ3、3とワーク10が接触する。このため、レーザビームB1の焦点とワーク10の相対距離は変化しない。
図4は、進行する加工ヘッド1が垂直な方向に対し傾きを生じている場合(加工ヘッド1が垂直状態でワーク10の被加工面が傾く場合もある)を示す図である。図5はその部分拡大図である。
ガイドローラ3、3が加工の進行方向の軸上にあるため、レーザビームB1の焦点とワーク10との相対距離は変化しない。又、レーザビームB1の波長に対して反射する特性を持つワーク10の場合でも、レーザビームB1の反射光B2によってローラ3、3が損傷することがない。
第2アーム4は、支軸6を中心に回転してガイドローラ3、3とワーク10が接触する。このため、レーザビームB1の焦点とワーク10の相対距離は変化しない。
図4は、進行する加工ヘッド1が垂直な方向に対し傾きを生じている場合(加工ヘッド1が垂直状態でワーク10の被加工面が傾く場合もある)を示す図である。図5はその部分拡大図である。
ガイドローラ3、3が加工の進行方向の軸上にあるため、レーザビームB1の焦点とワーク10との相対距離は変化しない。又、レーザビームB1の波長に対して反射する特性を持つワーク10の場合でも、レーザビームB1の反射光B2によってローラ3、3が損傷することがない。
次に具体的な加工例について説明する。
例えば、厚み1.0(mm)のオーステナイト系ステンレス鋼SUS304を2枚用いて重ね合わせ溶接する場合について、図1を用いて説明する。
第2アーム4に取付けられたガイドローラ3、3は、直径10(mm)、幅4(mm)で、ワーク10と接する面は放物線状の曲面形状である。そして、ガイドローラ3、3が接触するワーク面がレーザビームB1の焦点位置となるように組立てられている。又、ロボットのロボットアーム30の先端に取付けられた加工ヘッド1には、ロボットによって25(N)の荷重が加えられ、ガイドローラ3、3でワーク10を押圧している。そして、加工ヘッド1を6000(mm/分)の速度でワーク10を溶接方向に沿って走査する。波長が約1(μm)のYAGレーザ発振器より光ファイバー20を経て、加工ヘッド1に組み込まれている光学系によってワーク10の表面に集光される。このとき、ワーク10の表面において、レーザビームB1のスポット径は0.6(mm)、出力は3500(W)である。先端部が直径8mmのガスノズルより流量0.02(m3/分)の窒素をワーク10に対して噴射する。以上の条件において、2枚のワークを重ね合わせて溶接した結果、ワーク10の表面が汚れている場合や、ワーク10、又は加工ヘッド1に傾きを生じている場合でも、レーザビームB1の焦点とワーク10との相対位置を一定に保つことができた。そして、ワーク10に対して加工に適したパワー密度を安定して得ることができ、良好な品質で溶接することができた。
例えば、厚み1.0(mm)のオーステナイト系ステンレス鋼SUS304を2枚用いて重ね合わせ溶接する場合について、図1を用いて説明する。
第2アーム4に取付けられたガイドローラ3、3は、直径10(mm)、幅4(mm)で、ワーク10と接する面は放物線状の曲面形状である。そして、ガイドローラ3、3が接触するワーク面がレーザビームB1の焦点位置となるように組立てられている。又、ロボットのロボットアーム30の先端に取付けられた加工ヘッド1には、ロボットによって25(N)の荷重が加えられ、ガイドローラ3、3でワーク10を押圧している。そして、加工ヘッド1を6000(mm/分)の速度でワーク10を溶接方向に沿って走査する。波長が約1(μm)のYAGレーザ発振器より光ファイバー20を経て、加工ヘッド1に組み込まれている光学系によってワーク10の表面に集光される。このとき、ワーク10の表面において、レーザビームB1のスポット径は0.6(mm)、出力は3500(W)である。先端部が直径8mmのガスノズルより流量0.02(m3/分)の窒素をワーク10に対して噴射する。以上の条件において、2枚のワークを重ね合わせて溶接した結果、ワーク10の表面が汚れている場合や、ワーク10、又は加工ヘッド1に傾きを生じている場合でも、レーザビームB1の焦点とワーク10との相対位置を一定に保つことができた。そして、ワーク10に対して加工に適したパワー密度を安定して得ることができ、良好な品質で溶接することができた。
このような構成によれば、ワーク10の表面状態、ワーク10や加工ヘッド1の傾きに対して、ワーク10に対して加工に適したパワー密度を安定して得られる。又、ワーク10や加工ヘッド1の傾きに対して、レーザビームB1の反射光B2がガイドローラ3、3に影響を与えないため、ガイドローラ3、3の破損を防止できる。更に、構成部品が少ないため、小型で安価に製作できる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるレーザ加工機の加工ヘッドを示す図であり、より具体的には加工の進行方向(矢印Aの反対方向)から見た場合を正面としたときの側面図、図7は、その正面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分については、説明を省略する。
図6及び図7において、この実施の形態2における水平状第2アーム41は、加工ヘッド1に、中央部の支軸6を介して直接取付けられてシーソ状に揺動する。
この第2アームの両端部41a、41bには、垂直状第3アーム51の上端部51aが支軸6aを介してそれぞれ上下動自在に取付けられ、この一対の垂直状第3アーム51には、この第3アーム自体を常時平行状態に保つための保持部、すなわち水平状第2アーム41と平行してもう1本の第4アーム42が設けられ、井桁状のフレームを形成している。
なお、第3アーム51を常時平行に保つ他の手段としては、図示しないが支軸6aの取付け部分を変更して、この部分に第3アーム51を常時平行に保つ保持部を設けることが考えられる。
垂直状第3アーム51の下端部51bには、ワーク上を転動するガイドローラ3、3が、レーザビームB1の走査軸上でノズルの前後に所定間隔をおいてそれぞれ支軸3a、3bを介して回動自在に取付けられている。
レーザビームB1の照射中、ガイドローラ3、3のワーク10への接触面10aが常にレーザビームB1の焦点位置となるように、第2アーム41、第3アーム51、及びガイドローラ3、3の取付け位置をあらかじめ設定して組立てられる。
又、前後それぞれのガイドローラ3、3は、ノズル2が進行する軌道上同一直線上となるようにノズル2と一列状態となるよう組立てられている。
この構成によれば、実施の形態1と同様の効果が期待できる。
図6は、この発明の実施の形態2によるレーザ加工機の加工ヘッドを示す図であり、より具体的には加工の進行方向(矢印Aの反対方向)から見た場合を正面としたときの側面図、図7は、その正面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分については、説明を省略する。
図6及び図7において、この実施の形態2における水平状第2アーム41は、加工ヘッド1に、中央部の支軸6を介して直接取付けられてシーソ状に揺動する。
この第2アームの両端部41a、41bには、垂直状第3アーム51の上端部51aが支軸6aを介してそれぞれ上下動自在に取付けられ、この一対の垂直状第3アーム51には、この第3アーム自体を常時平行状態に保つための保持部、すなわち水平状第2アーム41と平行してもう1本の第4アーム42が設けられ、井桁状のフレームを形成している。
なお、第3アーム51を常時平行に保つ他の手段としては、図示しないが支軸6aの取付け部分を変更して、この部分に第3アーム51を常時平行に保つ保持部を設けることが考えられる。
垂直状第3アーム51の下端部51bには、ワーク上を転動するガイドローラ3、3が、レーザビームB1の走査軸上でノズルの前後に所定間隔をおいてそれぞれ支軸3a、3bを介して回動自在に取付けられている。
レーザビームB1の照射中、ガイドローラ3、3のワーク10への接触面10aが常にレーザビームB1の焦点位置となるように、第2アーム41、第3アーム51、及びガイドローラ3、3の取付け位置をあらかじめ設定して組立てられる。
又、前後それぞれのガイドローラ3、3は、ノズル2が進行する軌道上同一直線上となるようにノズル2と一列状態となるよう組立てられている。
この構成によれば、実施の形態1と同様の効果が期待できる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態2で説明した図6及び図7において、ガイドローラ3、3が垂直状第3アーム51に遮蔽板7を介して取付けられたものである。
図8は、そのアーム部を拡大して模式的に示した斜視図である。
すなわち、この遮蔽板7は、ガイドローラ3、3をレーザビームB1から遮蔽し、ガイドローラ3、3を保護するガイドローラの保護機構を構成するものである。
この構成によれば、加工時のレーザビームB1の熱の影響を防止でき、ローラ3を損傷することなく加工できる。又、加工により飛散するドロス(dross)を防止でき、ローラ3の表面を汚染することなく加工できる。更に、ゴムや樹脂のローラを用いることができ、ワーク表面を傷つけることなく加工できる。
実施の形態3は、実施の形態2で説明した図6及び図7において、ガイドローラ3、3が垂直状第3アーム51に遮蔽板7を介して取付けられたものである。
図8は、そのアーム部を拡大して模式的に示した斜視図である。
すなわち、この遮蔽板7は、ガイドローラ3、3をレーザビームB1から遮蔽し、ガイドローラ3、3を保護するガイドローラの保護機構を構成するものである。
この構成によれば、加工時のレーザビームB1の熱の影響を防止でき、ローラ3を損傷することなく加工できる。又、加工により飛散するドロス(dross)を防止でき、ローラ3の表面を汚染することなく加工できる。更に、ゴムや樹脂のローラを用いることができ、ワーク表面を傷つけることなく加工できる。
実施の形態4.
実施の形態4にかかるレーザ加工機の加工ヘッドは、ガイドローラ3、3のワーク10への接触面が、レーザビームB1の焦点位置となるように、図1の第1アーム5、図6の第2アーム41又は第3アーム51に、高さ調整機構を設けたものである。
図9は、図1の加工ヘッド1と第1アーム5の取付け部分に、高さ調整機構を設けこの部分を拡大して示した部分拡大図である。
すなわち、図9においては、第1アーム5に小判穴8を設け、この穴に挿通した取付け軸9によって第1アーム5は、加工ヘッド1へ取付けられる。
このように小判穴8で第1アーム5の取付け位置を調整することによって、第1アーム5、第2アーム4、ガイドローラ3、3の組立時、ガイドローラとワークの接触面がレーザビームの焦点位置となるようレーザビームB1の焦点位置の調整が行われる。
なお、図示しないが、図6の第2アーム41、又は第3アーム51に、同様の小判穴8を設けることによって同様の調整を行うことができる。
この構成によれば、ガイドローラ3、3、第1アーム5、第2アーム41、第3アーム51の組立精度に依存することなく、ワーク10に対してレーザビームB1の焦点位置を自由に調整することができる。
実施の形態4にかかるレーザ加工機の加工ヘッドは、ガイドローラ3、3のワーク10への接触面が、レーザビームB1の焦点位置となるように、図1の第1アーム5、図6の第2アーム41又は第3アーム51に、高さ調整機構を設けたものである。
図9は、図1の加工ヘッド1と第1アーム5の取付け部分に、高さ調整機構を設けこの部分を拡大して示した部分拡大図である。
すなわち、図9においては、第1アーム5に小判穴8を設け、この穴に挿通した取付け軸9によって第1アーム5は、加工ヘッド1へ取付けられる。
このように小判穴8で第1アーム5の取付け位置を調整することによって、第1アーム5、第2アーム4、ガイドローラ3、3の組立時、ガイドローラとワークの接触面がレーザビームの焦点位置となるようレーザビームB1の焦点位置の調整が行われる。
なお、図示しないが、図6の第2アーム41、又は第3アーム51に、同様の小判穴8を設けることによって同様の調整を行うことができる。
この構成によれば、ガイドローラ3、3、第1アーム5、第2アーム41、第3アーム51の組立精度に依存することなく、ワーク10に対してレーザビームB1の焦点位置を自由に調整することができる。
1 加工ヘッド 2 ノズル
3 ガイドローラ 4 第2アーム
3a 支軸 5 第1アーム
6 支軸 7 遮蔽板
10 ワーク 10a 接触面
20 光ファイバー 30 ロボットアーム
3 ガイドローラ 4 第2アーム
3a 支軸 5 第1アーム
6 支軸 7 遮蔽板
10 ワーク 10a 接触面
20 光ファイバー 30 ロボットアーム
Claims (5)
- 被加工材にレーザビームを照射する加工ヘッド、この加工ヘッドに、一端部が固定された第1アーム、この第1アームの他端部に、中央部を支点にして揺動自在に取付けられた第2アーム、この第2アームの両端部に、上記ノズルの両側に位置するよう所定間隔をおいてそれぞれ回動自在に取付けられ、上記被加工材上を転動するガイドローラを備え、
上記レーザビームの照射中、上記ガイドローラと上記被加工材の接触面が上記レーザビームの焦点位置となるように、上記第1アーム、上記第2アーム、及び上記ガイドローラの取付け位置を設定したことを特徴とするレーザ加工機。 - 被加工材にレーザビームを照射する加工ヘッド、この加工ヘッドに、中央部を支点にして揺動自在に取付けられた第2アーム、この第2アームの両端部に、一端部が支軸を介してそれぞれ取付けられた第3アーム、この第3アームを平行状態に保持する保持部、上記第3アームの他端部に、上記ノズルの両側に位置するよう所定間隔をおいてそれぞれ回動自在に取付けられ、上記被加工材上を転動するガイドローラを備え、
上記レーザビームの照射中、上記ガイドローラと上記被加工材の接触面が上記レーザビームの焦点位置となるように、上記第2アーム、上記第3アーム、及び上記ガイドローラの取付け位置を設定したことを特徴とするレーザ加工機。 - 上記第3アームに、上記ガイドローラを上記レーザビームから遮蔽し、上記ガイドローラを保護するガイドローラの保護機構を設けたことを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機。
- 上記ガイドローラと上記被加工材の接触面がレーザビームの焦点位置となるよう上記第1アームの高さを調節する調整機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機。
- 上記ガイドローラと上記被加工材の接触面がレーザビームの焦点位置となるよう上記第2アーム又は上記第3アームの高さを調節する調整機構を設けたことを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-02-17 JP JP2006040884A patent/JP2007216269A/ja active Pending
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