JP2007215327A - ケーブルサポート - Google Patents

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隆行 春田
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昌弘 前枝
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裕子 佐藤
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Abstract

【課題】ケーブル配線後にも該ケーブルに装着可能でかつケーブルの許容曲率半径よりも大きな曲率半径で配線する。
【解決手段】ケーブルサポート10は、所定の曲率半径で湾曲され、その湾曲線Lに沿ってケーブル18を収容する収容空間20が形成された硬質のガイド保持部材12と、このガイド保持部材12の長手方向の一端Aから他端Bに亘って連続して形成され、かつ収容空間20に連通するスリット14とを有し、このスリット14を介してケーブル18を収容空間20に収容可能とした。また、スリット14は、ガイド保持部材12の長手方向の一端から他端に亘って連続したスパイラル状に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、配線ケーブルを所定の曲率半径で湾曲させて案内保持するケーブルサポートに関する。
従来、ツイストペア線や同軸ケーブル、光ファイバーなどを使って、同じ建物の中にあるコンピュータやプリンタなどを接続し、狭い範囲でデータをやりとりするのにLANケーブル等が用いられている。そして、このLANケーブル等を配線するために、タイラップ(登録商標)等のケーブル結束具が用いられている。
この場合、例えば図29に示すように、ケーブル140を配線する際、タイラップ等のケーブル結束具141を用いてケーブル140を小さい曲率半径で鋭く曲げると、折り曲げた図4のX点において、ケーブル140に物理的に応力集中が生じるばかりでなく、電気的な特性劣化を招く。
これに対し、例えば図30に示すように、小さな曲率半径Rでスパイラル状に巻いた軟質パイプ150内に、ケーブル153を収容し、該ケーブル153に部分的な応力が集中しないようにしたスパイラルチューブ160が公知である(特許文献1参照)。
すなわち、このスパイラルチューブ160は、スパイラル状に巻回された軟質パイプ150にスリット151が形成されていて、パイプ内にケーブル153を収容している。そして、軟質パイプ150内に収容されたケーブル153を外方に強く引くと、スリット151の開口部が拡開して該ケーブル153をスリット151から外に取り出すことができる。
また、スパイラルチューブ160の長手方向の両端側を引っ張れば、スパイラル状に巻かれた軟質パイプ150を伸び縮みさせることができる。これにより、巻回されたケーブル153同士は直接接触することがなく、傷付け合わず、また、傷付いた部分同士が互いに接触しないというものである。
実用新案登録第3084935号公報(第4−5頁、図1)
しかし、前述したケーブル結束具141やスパイラルチューブ160は、これらケーブル結束具自身141やスパイラルチューブ160自身の形状により、ケーブルの変形を強制的に防止することを目的とするものではなかった。例えば、ケーブル結束具141では、任意に変形させて折曲することも可能であるし、また、スパイラルチューブ160では、ケーブル153を軟質パイプ150で被覆することにより、ケーブル153自身が互いに傷付け合わないように保護するのが主な目的であった。
このため、ケーブル配線方法によっては、例えばLANケーブル等の場合、ケーブル内のペア線の電気的特性を劣化させる等の原因となっていた。すなわち、例えばLANケーブルでは、所定の許容曲率半径よりも小さな曲率半径で曲げて配線すると、特性劣化の原因となるため、それよりも大きな曲率半径で配線することが推奨されている。一方、このような基準を知らない人が現場でケーブルの配線作業を行っている場合も多いのが実情である。
更に、図30に示したスパイラルチューブ160では、その曲率半径Rが小さいため、ケーブル153の特性劣化を招く。更に、ケーブル配線が終了した後では、ケーブル153にスパイラルチューブ160を巻き付けるのは困難であるため、スパイラルチューブ160により保護することはできなかった。更にまた、LANケーブル等においては、小さい曲げによりケーブル内のペア線の「より」の位置関係が変化し、信号にノイズが重畳する等、電気的特性が劣化してしまう。LANケーブルのペア線の「より」は、元々ノイズ対策のためになされているものだからである。
また、夫々の従来の技術では、施工業者及び配線担当者の作業能力に左右されるところが大きく、無意識のうちに特性を劣化させる施工をしているケースが見られる。これらは、ケーブル断線やノイズ等のマシントラブルの原因につながり、一方、配線施工上の問題にもかかわらず、システム設計を担当した通信機器メーカに責任が転嫁される場合が多い。
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ケーブル配線後にも該ケーブルに装着可能でかつケーブルの許容曲率半径よりも大きな曲率半径で配線することのできるケーブルサポートを提供することにある。
本発明のケーブルサポートは、所定の曲率半径で湾曲され、該湾曲線に略沿ってケーブルを収容する収容空間が形成された硬質のガイド保持部材を有しているので、収容したケーブルをその許容曲率半径よりも大きい曲率半径で強制的に湾曲させることが可能となり、電気的なケーブル特性の劣化を防止することが可能となる。
また、ガイド保持部材には、その長手方向の一端から他端に亘って連続して形成され、かつ前記収容空間に連通するスリットが形成されていて、このスリットを介して前記ケーブルを前記収容空間に収容することができるので、ケーブル配線後においても、ガイド保持部材をケーブルに容易に装着することが可能となる。
本発明によれば、所定の曲率半径でケーブルを収容する収容空間が形成された硬質のガイド保持部材と、該ガイド保持部材の長手方向の一端から他端に亘って連続して形成されたスリットとを有し、前記スリットを介して前記ケーブルを前記収容空間に収容可能としたので、ケーブル配線後にも該ケーブルに装着することができ、かつケーブルの許容曲率半径よりも大きな曲率半径で配線することができるので、ケーブルの電気的特性の劣化や応力集中を防止することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係るケーブルサポートの正面図、図2は、そのI−I線に沿う断面図、図3は、ケーブルにケーブルサポートを取付けた状態の正面図である。
図1において、ケーブルサポート10は、所定の曲率半径Rで湾曲されたガイド保持部材12と、このガイド保持部材12に形成されたスリット14を有している。ガイド保持部材12は硬質の部材からなり、図2に示すように、仮想断面が中空円筒状のガイド壁16を有する。このガイド保持部材12には、ガイド壁16により、湾曲線Lに沿ってケーブル18(図3参照)を収容する収容空間20が形成されている。また、この収容空間20とスリット14とは連通している。
本実施形態では、ガイド保持部材12は、断面が所定の中心角θにて切断された略円弧状をなしている。ここで、例えばガイド壁16の仮想断面が中空円筒状で、かつその直径がケーブル18の直径と略等しく形成されている場合は、スリット14を介してケーブル18を収容空間20に収容するために、θ=180°以下となる。
但し、ガイド壁16の仮想断面が中空円筒状で、かつその直径がケーブル18の直径よりも大きく形成されている場合は、ガイド保持部材12の断面の中心角θをθ=180°以上とすることができる。この場合は、大きな中心角でも、スリット14を介してケーブル18を収容空間20に収容することができるからである。なお、本実施形態では、ガイド保持部材12の断面形状が、略円弧状をなす場合を例として説明したが、これに限らず、例えば断面が楕円形状や、三角形又は四角形等の多角形状であっても良い。
また、スリット14は、ガイド保持部材12の長手方向の一端Aから他端Bに亘って連続して形成されている。そして、このスリット14を介してケーブル18を、外部から湾曲線Lに沿って収容空間20に収容することができる。このため、例えばLANケーブル等の各種のケーブル18を施工した後にも、該ケーブル18に対してケーブルサポート10を簡単に装着することができる。
よって、ケーブル敷設時にケーブルサポート10の装着を付け忘れた場合においても、該ケーブルサポート10をケーブル18に後付けすることができ、作業性の向上を図ることができる。そして、ガイド保持部材12が硬質の合成樹脂等からなる場合は、この後付け作業に際し、その収容空間20に可撓性のケーブル18を少し屈曲させながら、スリット14に沿って挿通していけば良い。
この点に関し、若しも、外部から収容空間20にケーブル18を挿通可能なスリット14が形成されてないとすると、配線作業の最初にて、ケーブル18の一端側からケーブルサポート10を挿入しておく必要があるため、付け忘れた場合は配線作業のやり直しを行う必要が生じる。これに対し、本実施形態によれば、ケーブル18を、ケーブルサポート10のスリット14に沿って挿通することができるため、ケーブル18の配線後にもケーブルサポート10の後付けが可能となる。
このスリット14は、図1に示したように、ガイド保持部材12の長手方向の一端Aから他端Bに亘って連続したスパイラル状に形成されている。これにより、ケーブル18の外被を覆うように該ケーブル18にケーブルサポート10を装着した場合に、ケーブルサポート10がケーブル18からみだりに離脱するおそれがない。これは、装着されたケーブルサポート10に対し、ケーブル18が離脱しようとしても、スパイラル状のガイド壁16がケーブル18の離脱を防止するからである。
なお、スリット14の形状は、スパイラル状に限るものではなく、例えばガイド保持部材12の長手方向に沿って正弦波状や平面視凹凸状に形成しても良い。このような形状であっても、配線されたケーブル18に対し、ケーブルサポート10を離脱しないように後付けすることができるからである。
また、ガイド保持部材12の材質は、例えば硬質の合成樹脂や硬質ゴム等の非導電性部材であることが好ましい。ガイド保持部材12の材質を、硬質の合成樹脂等としたのは、若しも軟質の弾性体等である場合は、ケーブル18の復元力等により該ケーブル18を所定の曲率半径で湾曲させておくことが困難となるからである。
また、ガイド保持部材12の材質として、非導電性部材が好ましいとしたのは、若しも金属のような導電性部材を用いた場合は、これが他の部材に接触して電気的なショート(短絡)等のおそれが生じるからである。従って、そのようなおそれのないことが明らかな場合には、ガイド保持部材12の材質として鉄やアルミニウム等の金属を用いることもできる。
更に、ガイド保持部材12は、ケーブル18の許容曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲されている。すなわち、ケーブル18の許容曲率半径は、該ケーブル18の種類によって異なっている。例えば、LANケーブルでは、ケーブル直径の略5倍以上の曲率半径で曲げて配線することが推奨されている。また、光ケーブルでは、例えば100mm以上の曲率半径で曲げて配線することが規定されている。
これは、ケーブル18の許容曲率半径よりも小さい半径でケーブル18を折り曲げると、ケーブル18の電気的特性や光特性の劣化を招くからである。このため、このような基準を知らない人が現場でケーブルの配線作業を行う場合においても、本実施形態のケーブルサポート10を用いれば、そのような弊害を防止することができる。
なお、ケーブルサポート10をケーブル18に装着した状態で、該ケーブルサポート10がケーブル18に沿って移動しないように、ガイド保持部材12の内側のガイド壁16に滑り止めのような摩擦付与手段を形成したり、滑り止めの塗料を塗ることも考えられる。但し、ケーブル18の曲げに対する復元力により、ケーブルサポート10には、元々その反力が作用するので、装着したケーブルサポート10に強制的な力が加わらない限り、みだりに移動することはないと考えられる。
また、本実施形態においては、ガイド保持部材12の表面又は内側面等に黒色と黄色の組み合わせによる警告色を施している。すなわち、例えば、図1及び図3におけるガイド保持部材12の表面側(斜線部)に、黒色と黄色の塗料を交互に施せば、視認性の向上が図られる。なお、警告色は、ガイド保持部材12内側のガイド壁16に、又は表面側と内側の双方に施しても良い。そして、この警告色により、ケーブルサポート10が装着された部分のケーブル18が、許容曲率半径で曲げられていることを作業者等に報知することができる。
次に、図4は、湾曲形成された板状又は棒状のガイド保持部材22の実施の形態を示している。
この実施の形態では、ガイド保持部材22の長手方向の一端と他端に、結束部23、23を有している。この結束部23には、図5に示すような市販のケーブル結束具25を挿通するための貫通孔24が形成されている。この貫通孔24は、ガイド保持部材22を含む平面と略直交する方向に貫通形成されている。そして、使用時には、図6に示すように、ガイド保持部材22の外径側にケーブル18をあてがい、結束部23の貫通孔24にケーブル結束具25を挿通してケーブル18を保持する。
なお、本実施の形態では、ガイド保持部材22の長手方向の一端と他端に、結束部23を設けた場合について説明したが、これに限らず、例えば長手方向の中間にも結束部23を設けても良い。また、便宜上ないし経済的観点から、図5に示す市販のケーブル結束具25を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、例えばケーブル結束具25と同じ機能を有する結束具を新たに成形して用いても良い。
図7は、前述した実施形態の変形例を示している。
すなわち、この変形例では、ガイド保持部材22’の長手方向の一端と他端の境界部26、26にて、市販のケーブル結束具25,25を成形手段により一体的に接続したものである。そして、使用時には、図6に示したと同様に、ガイド保持部材22’の外径側にケーブル18をあてがい、このケーブル18をケーブル結束具25により締め付けて保持する。なお、この場合も、必ずしも市販のケーブル結束具25を用いる必要はなく、ケーブル結束具25と同じ機能を有する結束具を新たに一体成形しても良い。
図8は、他の実施の形態を示している。
この実施の形態では、ガイド保持部材27の長手方向の一端と他端に、結束部28、28を有している。この結束部28には、図9(a)(b)に示すように、市販のケーブル結束具30を挿通するための開口部29が形成されている。この開口部29は、一側に開口しかつガイド保持部材27を含む平面と略直交する方向に貫通形成されている。そして、使用時には、図10に示すように、ガイド保持部材27の外径側にケーブル18をあてがい、結束部28の開口部29にケーブル結束具30を挿通してケーブル18を保持する。
なお、本実施形態においても、便宜上ないし経済的観点から、市販のケーブル結束具30を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、例えばケーブル結束具30と同じ機能を有する結束具を新たに成形して用いても良い。
図11は、前述した実施形態の変形例を示している。
すなわち、この変形例では、ガイド保持部材27’の長手方向の一端と他端の境界部31,31にて、市販のケーブル結束具30,30を成形手段により一体的に接続したものである。そして、使用時には、図10に示したと同様に、ガイド保持部材27’の外径側にケーブル18をあてがい、このケーブル18をケーブル結束具30により締め付けて保持する。なお、本変形例においても、便宜上、市販のケーブル結束具30を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、例えばガイド保持部材27’と結束具とを一体成形しても良いことは勿論である。
図12(a)〜(c)は、所定の曲率半径で湾曲されたガイド保持部材32の収容空間にケーブル18を収容可能とした実施の形態を示す。
この実施の形態では、各ガイド保持部材32,32’、32”は、不図示の湾曲線に沿って収容空間33が形成されていて、その長手方向の一端から他端に亘って連続してスリット34が形成されている。そして、このスリット34を介して、ケーブル18を収容空間33に収容可能としている。これらの各ガイド保持部材32,32’、32”は、夫々スリット34の形成位置が異なっている。
すなわち、図12(a)のガイド保持部材32は、スリット34が湾曲中心に向けて開口され、図12(b)のガイド保持部材32’は、スリット34が湾曲外側に向けて開口され、図12(c)のガイド保持部材32”は、スリット34が湾曲側面に向けて開口されている。そして、このスリット34により、各ガイド保持部材32,32’、32”は断面略半円状に形成されている。なお、ガイド保持部材32のスリット34のように、湾曲中心に向けて開口されていると、収容されたケーブル18がスリット34から飛び出すおそれがあるので、実際には少し側面寄りに開口させるのが好ましい。
図13は、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に、夫々結束部35、35を一体成形したものである。
この実施の形態では、ガイド保持部材32は、不図示の湾曲線に沿って収容空間33が形成されていて、その長手方向の一端から他端に亘って連続してスリット34が形成されている。そして、このスリット34を介して、ケーブル18を収容空間33に収容可能となっている。なお、この場合も、スリット34は湾曲中心に向けて開口しているが、このスリット34の形成位置は種々に変更することができる。
このようなガイド保持部材32において、その長手方向の一端と他端に設けられた夫々の結束部35には、例えば市販のケーブル結束具25(図5参照)を挿通するための貫通孔36が形成されている。そして、使用時には、図6に示したと略同様に、ガイド保持部材32の内側の収容空間33にケーブル18を収容し、このケーブル18をケーブル結束具25により締め付けて保持する。
なお、本実施の形態では、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に、夫々結束部35を一体成形した場合について説明したが、これに限らず、例えば長手方向の中間にも結束部35を設けても良い。
図14は、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に、フック37、37を一体成形した実施の形態を示す。
このガイド保持部材32の構成は、前述した図13の場合と同様である。また、使用時には、図10に示したと略同様に、ガイド保持部材32の内側の収容空間33にケーブル18を収容し、このケーブル18を、例えば市販のケーブル結束具30(図9参照)により締め付けて保持する。
図15は、ガイド保持部材32の長手方向の一端に(図示しないが他端にも)、周方向に沿って貫通孔38を形成した実施の形態を示す。
このガイド保持部材32の構成は、前述した図13の場合と同様である。また、この貫通孔38は、例えば市販のケーブル結束具25(図5参照)を挿通するために形成されている。なお、この実施形態では、貫通孔38の断面を矩形状に形成しているが、これに限らず、他の断面形状としても良い。
図16は、ガイド保持部材32の長手方向の一端に(図示しないが他端にも)、周方向に沿って溝39を形成した実施の形態を示す。
このガイド保持部材32の構成は、前述した図13の場合と同様である。また、この溝39は、例えば市販のケーブル結束具30(図9参照)を挿通するために形成されている。なお、この実施形態では、溝39の断面を円形状にしているが、これに限らず、例えば他の断面形状としても良い。
図17は、図7に示したケーブルサポート10に、後述する図18(a)のガイド保持部材51を一体的に結合したものである。
すなわち、図18(a)に示すように、ガイド保持部材51には不図示の湾曲線に沿って収容空間52が形成されていて、その長手方向の一端から他端に亘って連続してスリット53が形成されている。このスリット53は湾曲中心に向けて開口しているが、このスリット53の形成位置は種々に変更することができる。そして、このスリット53を介して、ケーブル18を収容空間52に収容可能としている。
本実施形態では、このスリット53の開口側と反対側の湾曲外側に、連結部54が突出するように形成されている。この連結部54は、断面矩形状の空間部55を有し、その一端に切り込み56が形成されている。この連結部54は、ガイド保持部材51の長手方向の一端から他端に亘って連続して形成されている。
そして、この連結部54の切り込み56に、図7に示したケーブルサポート10のガイド保持部材22’を嵌入して、一体的に取り付ける。
使用時には、図6に示したと略同様に、ガイド保持部材51の内側の収容空間52にケーブル18を収容し、このケーブル18をケーブル結束具25により締め付けて保持する。
また、図17において、図18(b)に示すようなガイド保持部材51’を一体的に結合しても良い。
このガイド保持部材51’は、ガイド保持部材51と略同様の構成を有するが、湾曲外側の肉厚部に連結部57が穿設されている点が相違している。この連結部57は、断面円形状の空間部58を有し、その一端に切り込み59が形成されている。この連結部57は、ガイド保持部材51’の長手方向の一端から他端に亘って連続して形成されている。
そして、この連結部57の切り込み59に、図7に示したケーブルサポート10のガイド保持部材22’を嵌入して、一体的に取り付ける。
使用時には、図6に示したと略同様に、ガイド保持部材51’の内側の収容空間52にケーブル18を収容し、このケーブル18をケーブル結束具25により締め付けて保持する。
図19は、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に、夫々固定部40とこの固定部40に挿通されるバンド41を形成した実施の形態を示す。
このガイド保持部材32の構成は、前述した図13の場合と同様である。固定部40には、バンド41が挿入される孔40aが形成されていて、この孔40aの内壁には、挿入されたバンド41が緩まないような不図示の係止部が形成されている。使用時には、ガイド保持部材32の内側の収容空間33にケーブル18を収容し、このケーブル18を固定部40とバンド41により締め付けて保持する。
なお、本実施形態では、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に固定部40等を設けた場合について説明したが、これに限らず、例えば長手方向の中間に固定部40等を適宜数取り付けても良い。
図20は、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に、先端にボール43の付いたワイヤ42を1対づつ取り付けた実施の形態を示す。
このガイド保持部材32の構成は、前述した図13の場合と同様である。そして、使用時には、ガイド保持部材32の内側の収容空間33にケーブル18を収容し、このケーブル18を1対のワイヤ42で囲み、更にボール43、43同士を絡ませてケーブル18を捕縛する。
なお、本実施形態では、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に、先端にボール43の付いたワイヤ42を1対づつ設けた場合について説明したが、これに限らず、例えばガイド保持部材32の長手方向の中間にも、これらボール43とワイヤ42を適宜対取り付けても良い。
図21は、2つのガイド保持部材32−1、32−2を隣接して取り付けた実施の形態を示している。このガイド保持部材32−1、32−2の構成は、前述した図13の場合と同様である。
すなわち、図22に示すように、一方のガイド保持部材32−1は、長手方向の一端と他端の一側面に凸部44が形成されている。また、図23に示すように、他方のガイド保持部材32−2は、長手方向の一端と他端の一側面に凹部45が形成されている。そして、これら凸部44と凹部45は、互いに嵌合可能な形状に形成されている。本実施形態では、ガイド保持部材32−1、32−2は合成樹脂で形成されているので、嵌合したときに、その弾性により密着して適度な嵌合状態が得られる。
なお、本実施の形態では、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端に、夫々凸部44と凹部45を設けた場合について説明したが、これに限らず、例えば長手方向の中間に、これら凸部44と凹部45を設けても良い。
図24は、同様にして、3つのガイド保持部材32−1、32−2、32−3を隣接して取り付けた実施の形態を示している。このガイド保持部材32−1、32−2、32−3の構成は、いずれも前述した図13の場合と同様である。
そして、図25(a)(c)に示すように、ガイド保持部材32−1は、長手方向の一端と他端の一側面に凹部45が形成され、ガイド保持部材32−3は、長手方向の一端と他端の他側面に凹部45が形成されている。また、図25(b)に示すように、ガイド保持部材32−2は、長手方向の一端と他端の両側面に凸部44が形成されている。そして、これら凸部44と凹部45は、互いに嵌合可能な形状に形成されている。その他は、前述した図21の場合と同様である。
図26は、成形手段によりガイド保持部材46−1、46−2、46−3を一体成形した実施の形態を示す。このように、3つのガイド保持部材46−1、46−2、46−3を一体成形することで、まとめて3本のケーブル18を許容曲率半径以上で敷設することができるので、作業性の向上が図られると共に、部品点数の削減が図られる。
図27は、ガイド保持部材32の長手方向の一端と他端、並びに中間に、結束部35、固定部40及びバンド41、凸部44と凹部45、を夫々設けた実施の形態を示している。このガイド保持部材32の構成は、前述した図13の場合と同様である。
この構成により、収容空間33に収容したケーブル18を、複数個所で任意に捕縛することができ、また、このようなガイド保持部材32を複数連結することもできる。
図28は、前述した図19において、ガイド保持部材32の固定部40及びバンド41を追加し、更に、これら固定部40及びバンド41に赤の着色(48)を施した実施の形態を示している。なお、図示しないが、同様にして、前述した結束部35(図13参照)、凸部44と凹部45(図22,図23参照)等に着色することで、作業者に作業位置を知らせることができる。また、この着色により、うす暗い場所においても視認性が良くなり、作業性の向上が図られる。
更に、このように、ガイド保持部材22に赤や黄等の警告色を施すことで、ケーブル18が許容曲げ半径以上の寸法で配線されている旨を、作業者等にアナウンスすることができる。
以上説明した本実施形態によれば、ケーブル18の許容曲率半径に適合したケーブルサポート10を用いることで、ケーブル特性の劣化やケーブル断線を抑制することができる。また、配線業者と通信機器メーカ等との間でのトラブルを減少することができ、関連業界に大きな貢献をなすことが期待される。すなわち、ケーブル特性の劣化やケーブル断線に起因して業者間でトラブルが発生したとしても、従来のように、仕様書等による間接的な指示ではなく、本実施形態のケーブルサポート10を推奨することで、関係者に直接的なアナウンスが可能となる。
従って、例えば、本実施形態のケーブルサポート10を、ケーブル18の曲げ部分に装着することを施工義務として契約した場合、万一トラブルが発生した場合においても、ケーブルサポート10の装着忘れ等、施工に問題があったことを追求し易く、相手側に対し対策に要する費用を請求しやすい等の利点を有する。
次に、本実施形態のケーブルサポート10の製造方法について説明する。
まず、金型等を用いた成形手段による場合は、所定形状の上型と下型、及び芯棒等を用意し、これらの金型部材によって形成したキャビティ空間に溶融した合成樹脂を流し込み、冷却して固化した後に取り出す。このような成形手段によれば、曲率半径やガイド保持部材12の断面径の異なる複数種類のケーブルサポート10を大量かつ安価に得ることができる。なお、この場合のガイド保持部材12の材質は、成形材料としての可塑性素材に限定されることになる。
また、図7に示したケーブルサポート10を製造するには、金型のキャビティ内に、例えば市販の2本のケーブル結束具25,25を載置し、更にこれに接するように溶融樹脂を流し込んで一体成形する。図11に示したケーブルサポート10を製造する場合も同様である。但し、必ずしも市販のケーブル結束具25,30を用いる必要はなく、その場合は、ケーブル結束具も含めて樹脂による一体成形を行うこともできる。
次に、加工手段による場合は、例えば、所定の曲率半径で湾曲された円筒状部材を用い、ジェット式の水流を噴射させて所定形状のスリット14を形成する。このとき、例えばガイド保持部材12の断面の中心角θがθ=180°以下である場合は、1個の円筒状部材から複数個のケーブルサポート10を得ることができる。更に、円筒状部材を用い、「糸のこぎり」によりスリット14を形成することもできる。この場合は、「糸のこぎり」を電動のミシン針のように駆動させてスリット14を形成する。
なお、以上の成形手段や加工手段は、従来から用いられている構成と同様のもので足りるので、ここではその詳しい説明は省略する。また、円筒状部材の他、棒状部材をスパイラル状に巻いてケーブルサポート10を作ることもできるが、この場合は、内側に保持されたケーブル18を案内するために、巻き数が多くなり、ケーブルサポート10の後付けが困難となること、コイルばねに類似した形状となり、曲げ剛性が低下する等の不具合が生じるおそれがある。これに対し、本実施形態のケーブルサポート10によれば、所定の曲げ剛性を備えた少ない巻き数のスリット14を有するもので足りる。
本実施形態によれば、適宜な成形手段や加工手段により、各種ケーブルの許容曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲された各種ケーブルサポートを、大量かつ安価に製造することができる。
(付記1)
所定の曲率半径で湾曲され、該湾曲線に略沿ってケーブルを収容する収容空間が形成された硬質のガイド保持部材と、
該ガイド保持部材の長手方向の一端から他端に亘って連続して形成され、かつ前記収容空間に連通するスリットと、を有し、
前記スリットを介して前記ケーブルを前記収容空間に収容可能とした、
ことを特徴とするケーブルサポート。
(付記2)
前記スリットは、前記ガイド保持部材にスパイラル状に形成されている、
ことを特徴とする付記1に記載のケーブルサポート。
(付記3)
前記ガイド保持部材は、断面略弧状をなしている、
ことを特徴とする付記1又は2に記載のケーブルサポート。
(付記4)
前記スリットは、前記湾曲線に略沿って前記ガイド保持部材に形成されている、
ことを特徴とする付記1又は3に記載のケーブルサポート。
(付記5)
前記ガイド保持部材は、硬質の合成樹脂等の非導電性部材からなる、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載のケーブルサポート。
(付記6)
前記ガイド保持部材は、前記ケーブルの許容曲率半径よりも大きい曲率半径で湾曲されている、
ことを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載のケーブルサポート。
(付記7)
前記ガイド保持部材に警告色を施した、
ことを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載のケーブルサポート。
(付記8)
前記ガイド保持部材は、筒状部材に前記スリットを形成したものである、
ことを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載のケーブルサポート。
(付記9)
前記ガイド保持部材に、ケーブル結束具を取り付ける結束部を形成した、
ことを特徴とする付記1〜8のいずれかに記載のケーブルサポート。
(付記10)
前記ガイド保持部材を、前記湾曲線と略平行に隣接して複数配置した、
ことを特徴とする付記1〜9のいずれかに記載のケーブルサポート。
本発明に係るケーブルサポートの正面図である。 同上のII−II線に沿う断面図である。 ケーブルにケーブルサポートを取付けた状態の正面図である。 ケーブルサポートの実施の形態を示す図である。 ケーブル結束具の外観を示す図である。 ケーブル結束具を用いてケーブルを結束した状態を示す図である。 ケーブルサポートの実施の形態を示す図である。 ケーブルサポートの実施の形態を示す図である。 (a)(b)は、ケーブル結束具の外観を示す図である。 ケーブル結束具を用いてケーブルを結束した状態を示す図である。 ケーブルサポートの実施の形態を示す図である。 (a)〜(c)は、ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 (a)(b)は、ガイド保持部材の外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ガイド保持部材の外観を示す図である。 ガイド保持部材の外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 (a)〜(c)は、ガイド保持部材の外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 ケーブルサポートの外観を示す図である。 従来のケーブル配線状態の外観図である。 従来のスパイラルチューブの外観図である。
符号の説明
10 ケーブルサポート
12 ガイド保持部材
14 スリット
16 ガイド壁
18 ケーブル
20 収容空間
22 ガイド保持部材
27 ガイド保持部材
32 ガイド保持部材
46 ガイド保持部材
51 ガイド保持部材
51’ ガイド保持部材
A 一端
B 他端
L 湾曲線

Claims (3)

  1. 所定の曲率半径で湾曲され、該湾曲線に略沿ってケーブルを収容する収容空間が形成された硬質のガイド保持部材と、
    該ガイド保持部材の長手方向の一端から他端に亘って連続して形成され、かつ前記収容空間に連通するスリットと、を有し、
    前記スリットを介して前記ケーブルを前記収容空間に収容可能とした、
    ことを特徴とするケーブルサポート。
  2. 前記スリットは、前記ガイド保持部材にスパイラル状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルサポート。
  3. 前記ガイド保持部材は、断面略弧状をなしている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブルサポート。
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