JP2007095546A - ケーブル - Google Patents

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JP2007095546A
JP2007095546A JP2005284779A JP2005284779A JP2007095546A JP 2007095546 A JP2007095546 A JP 2007095546A JP 2005284779 A JP2005284779 A JP 2005284779A JP 2005284779 A JP2005284779 A JP 2005284779A JP 2007095546 A JP2007095546 A JP 2007095546A
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Yoshiaki Nagao
美昭 長尾
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】 優れた咬害防止効果を備えつつ、その咬害防止のための加工に手間を要することなく、良好な取り扱い性を有するケーブルを提供する。
【解決手段】 本発明のケーブル1は、光ファイバ心線を収容した内部コア2の外周を外被3により被覆してケーブル本体4が構成され、ケーブル本体4の外周側に、長手方向に沿う突起部11を周方向に複数形成する。突起部11の本数Nを、ケーブル本体4の直径をD、突起部11の直径をdとした場合に、3≦N≦π{D/(d+1)}を満たす本数とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂からなる外被によって被覆された電線や光ケーブルなどのケーブルに関する。
樹脂からなる外被によって被覆された電線や光ケーブルなどは、架空や地中等、様々な環境に布設される。そして、例えば、鼠、リスあるいはムササビ等の害獣から、咬害を受けて損傷することがある。
このため、金属管内にケーブルを入れたり、あるいはケーブル表面に金属テープを巻き付けて覆うことにより、害獣対策を施すことが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−174293号公報
ところで、上記のように金属管あるいは金属テープでケーブルの外周を覆うと、ケーブルが曲がり難くなり、また、ケーブル内からの光ファイバ心線等の引き出しが困難となり、取り扱い性に欠けてしまう。また、金属テープを巻き付ける構造のケーブルでは、ケーブルを覆うように金属テープを巻き付ける加工が必要であり、その作業に多大な手間を要してしまう。
ここで、金属管や金属テープを用いなくても、ケーブルを太くすることにより害獣に齧られ難くすることができるが、ケーブルを太くするとケーブルの質量増加や可撓性低下を招き、取り扱い性が悪化してしまう。
本発明は、優れた咬害防止効果を備えつつ、その咬害防止のための加工に手間を要することなく、良好な取り扱い性を有するケーブルを提供することを目的としている。
上記課題を解決することのできる本発明に係るケーブルは、樹脂からなる外被によって被覆されたケーブルであって、前記外被によって覆われたケーブル本体には、その外周側に、長手方向に沿う突起部が周方向に複数形成され、前記突起部の本数Nは、前記ケーブル本体の直径をD、前記突起部の直径をdとした場合に、3≦N≦π{D/(d+1)}を満たす本数であることを特徴としている。
また、本発明に係るケーブルにおいて、前記突起部の直径dが2mm以上かつ8mm以下であることが好ましい。
また、本発明に係るケーブルにおいて、前記突起部には、その内部に金属線が収納されていることが好ましい。
また、本発明に係るケーブルにおいて、前記突起部は、前記ケーブル本体に対して螺旋状に配設されていることが好ましい。なお、ここでいう螺旋状の配列は、螺旋の旋回方向が一方向のものに限らず、螺旋の旋回方向が長手方向に逆転している形態を含む。
本発明に係るケーブルによれば、ケーブル本体の外周側に長手方向に沿う突起部を形成するとともに、ケーブル本体の外周を突起部が覆うように突起部の数Nを3本以上とし、かつNがπ{D/(d+1)}以下となるようにケーブル本体の直径Dに関連して突起部の直径dと数Nを適切に設定しているため、鼠等の害獣に突起部を齧らせ、ケーブル本体を害獣の咬害から確実に保護することができ、ケーブル内部への被害をなくし、信頼性を大幅に向上させることができる。
以下、本発明に係るケーブルの実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態では、ケーブルとして内部に光ファイバ心線を収容した光ケーブルを一例として説明する。
図1は、実施形態のケーブルの構造を示す横断面図であり、図2は、ケーブルの外観を示す斜視図である。
図1に示すように、ケーブル1は、内部コア2を有しており、この内部コア2の外周側が、樹脂からなる外被3によって被覆されている。そして、この内部コア2を外被3によって被覆したものがケーブル本体4となっている。
内部コア2は、その内部に、例えばアラミドヤーンなどとともに複数本の光ファイバ心線及び抗張力体など(図示省略)が収容されている。
外被3は、例えば、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂からなるもので、この外被3によって内部コア2を覆ったケーブル本体4には、その外周側に、長手方向に沿う複数の突起部11が周方向に間隔をあけて形成されている。
これらの突起部11は、ケーブル1を咬もうとする害獣に対して、ケーブル本体4を咬ませずに、咬みやすく構成した突起部11の方を優先的に咬ませるものである。
また、突起部11は、断面視円形状に形成されており、ケーブル本体4の外被3とともに押出成形することにより、その一部がケーブル本体4の外周と一体的に連結されている。
また、図2に示すように、これらの突起部11は、ケーブル本体4に対して、長手方向に沿って一方向へ撚られて螺旋状に配設されている。なお、この螺旋の向きとしては、図3に示すように、長手方向の一定間隔で交互に撚り方向を反転(所謂SZ撚り)させても良い。
突起部11の本数Nは、ケーブル本体4の直径をDとして、突起部11の直径をdとした場合に、次式(1)を満たすように設定されている。
3≦N≦π{D/(d+1)} …(1)
突起部11を3本以上設けることで、ケーブル本体4の全周的に突起部11を配置して、略全方向からの害獣の咬害に対してケーブル本体4を保護することができる。例えば、突起部11を3本とした場合には、ケーブル本体4の中心軸を中心に120°づつの角度で各突起部11を配置することで、略全方向からの咬害に対応可能である。
また、ケーブル本体4の直径Dに関連して、突起部11の数Nがπ{D/(d+1)}以下となるように突起部11の直径dと数Nを設定することで、突起部11の直径dが小さいほど突起部11の数Nが多くなる。したがって、複数の突起部11がケーブル本体4の略全周を覆うように効果的に配置できる。
また、突起部11は、その直径dを害獣に咬まれやすい大きさに設定すると良い。
ここで、図4に、各種の外径の線材に対する害獣が齧った回数の関係を示す実験結果を示す。
この図4に示すように、各種の外径の線材に対して、1〜12mmの外径の線材が害獣によって齧られ、特に、齧られた回数が最も多かったのは、外径が4mmの場合であった。この結果を考慮し、突起部11の直径dとしては、1〜12mmとすることが好ましく、2〜8mmとすることがより好ましい。さらに咬まれやすいのは、直径dを3〜5mmとした場合である。
そして、上記実施形態のケーブル1によれば、ケーブル本体4の外周側に、長手方向に沿った形状の突起部11を周方向に複数形成し、これらの突起部11の本数Nを、上記式(1)を満たす本数としたことにより、鼠等の害獣に突起部11を齧らせ、ケーブル本体4を害獣の咬害から確実に保護することができ、内部コア2内の光ファイバ心線への被害をなくし、信頼性を大幅に向上させることができる。
特に、突起部11の直径dを2〜8mmとすることにより、これら突起部11を害獣に積極的に咬ませ、ケーブル本体4の咬害を確実になくすことができる。
しかも、突起部11は、ケーブル本体4に対して長手方向に沿って一方向に撚った螺旋状、あるいは一定間隔で交互に撚り方向を反転させた螺旋状に配設されているので、ケーブル1の可撓性を高めることができ、良好な取り扱い性を維持することができる。
なお、突起部11は、上式(1)を満たす範囲で、ケーブル本体4の周方向に隙間なく形成しても良いが、突起部11を害獣に咬ませ易くするために、突起部11同士の間に寸法Lの間隔をあけても良い。
また、突起部11としては、ケーブル本体4の外被3と同じポリエチレンとすることが好ましいが、害獣に咬まれた際の耐久性を高めるために、突起部11をさらに硬質な材料で形成しても良い。
また、図5に示すように、突起部11内に、鋼線等の金属線12を埋め込んでも良い。このようにすると、この突起部11の耐久性をさらに高めることができるとともに、突起部11に埋め込んだ金属線12をケーブル1の抗張力体として機能させることもでき、内部コア2内の抗張力体を設ける必要がなくなる(もしくは内部コア2内の抗張力体の断面積を減らせる)。
ここで、突起部11は、ケーブル本体4に対して螺旋状(図2に示した一方向の螺旋状または図3に示した長手方向で交互に反転する螺旋状)に配設されているので、各突起部11に金属線12を埋め込んでも十分な可撓性を確保することができ、良好な取り扱い性を維持することができる。
なお、突起部11の断面形状としては、断面視円形状に限定されず、あらゆる形状が適用可能である。
図6に示すものは、ケーブル本体4の外周に、断面視半円形状の突起部11Aを形成したものであり、図7に示すものは、断面視矩形状の突起部11Bを有するケーブル1である。
そして、これら断面視半円形状あるいは矩形状の突起部11A,11Bを形成した場合も、その本数Nを、前述した式(1)の範囲とし、直径(幅寸法)dを2〜8mmとすることにより、これらの突起部11A,11Bを害獣に積極的に咬ませ、ケーブル本体4の咬害を確実になくすことができ、内部コア2に収容されている光ファイバ心線を確実に保護することができる。
なお、突起部11,11A,11Bは、長手方向に連続して設けるのが好ましいが、必ずしも連続して設ける必要はなく、断続的に設けても良い。
また、上記実施形態では、ケーブルとして、内部コア2内に光ファイバ心線を収容し、その外周を外被3によって覆った光ケーブルを例にとって説明したが、本発明は、金属の導体電線を外被によって覆ったケーブル等、あらゆるケーブルに適用可能である。
本発明の実施形態に係るケーブルの構造を示す横断面図である。 ケーブルの外観を示す斜視図である。 ケーブルの外観を示す斜視図である。 各種の外径の線材に対する害獣が齧った回数の関係を示すグラフ図である。 突起部に金属線を埋め込んだケーブルの構造を示す横断面図である。 断面視半円形状の突起部を有するケーブルの横断面図である。 断面視矩形状の突起部を有するケーブルの横断面図である。
符号の説明
1 ケーブル
3 外被
4 ケーブル本体
11,11A,11B 突起部
12 金属線
d 突起部の直径
D ケーブル本体の直径
N 突起部の本数

Claims (4)

  1. 樹脂からなる外被によって被覆されたケーブルであって、
    前記外被によって覆われたケーブル本体には、その外周側に、長手方向に沿う突起部が周方向に複数形成され、前記突起部の本数Nは、前記ケーブル本体の直径をD、前記突起部の直径をdとした場合に、
    3≦N≦π{D/(d+1)}
    を満たす本数であることを特徴とするケーブル。
  2. 請求項1に記載のケーブルであって、
    前記突起部の直径dが2mm以上かつ8mm以下であることを特徴とするケーブル。
  3. 請求項1または2に記載のケーブルであって、
    前記突起部には、その内部に金属線が収納されていることを特徴とするケーブル。
  4. 請求項1から3の何れかに記載のケーブルであって、
    前記突起部は、前記ケーブル本体に対して螺旋状に配設されていることを特徴とするケーブル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010160918A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Furukawa Electric Co Ltd:The ケーブル
JP2012220857A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Furukawa Electric Co Ltd:The ケーブル

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