JP2007215099A - コンテンツ再生装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツ蓄積サーバの性能向上及びコンテンツ蓄積サーバへのデコード対応情報の通知を必要とすることなく、コンテンツ蓄積サーバ内の種々のコーディックの楽曲データをコンテンツ再生装置において支障なく再生する。
【解決手段】コンテンツ再生装置23は、ファームウェアとして適宜更新可能となっているソフトエンコーダ40を装備する。コンテンツ蓄積サーバ22への楽曲データの送信要求に対して、コンテンツ蓄積サーバ22から受信した楽曲データが、デコーダ34が対応しているコーディックである場合には、該受信楽曲データをデコーダ34へ送り、楽曲の再生を行う。もし、受信楽曲データが、デコーダ34が未対応となっているコーディックである場合には、該受信楽曲データをソフトエンコーダ40において、デコーダ34が対応しているコーディックの楽曲データへエンコードしてから、デコーダ34へ送り、楽曲の再生を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを介してコンテンツ蓄積サーバからコンテンツデータを送付され、該コンテンツデータに係るコンテンツを再生するコンテンツ再生装置及びその制御方法に関する。
ネットワークを介してコンテンツ再生装置をコンテンツ蓄積サーバへ接続し、ユーザは、コンテンツ再生装置を操作して、コンテンツ蓄積サーバに蓄積されているコンテンツをコンテンツ再生装置において再生するホームAV(Audio Visual)ネットワークシステムが公知となっている。該システムでは、コンテンツ蓄積サーバは、各コンテンツを所定のコーディックで蓄積しており、コンテンツ再生装置は、デコーダを備え、コンテンツ蓄積サーバから受信するコンテンツデータをデコーダによりデコードして、コンテンツデータに係るコンテンツを再生している。コーディックには種々のものがあるので、デコーダが、コンテンツ蓄積サーバからの受信コンテンツデータのコーディックに対応していないときは、該コンテンツデータに係るコンテンツをコンテンツ再生装置において再生できないことになる。
特許文献1は、送信側クライアントと受信側クライアントとの間にサーバを介在させ、該サーバが、送信側クライアントが受信側クライアントへ送る圧縮データを、受信側クライアントにおいて解凍可能な圧縮形式へ変換し、該変換したものを受信側クライアントへ送ることを開示する。
特許文献2は、コンテンツ提供装置から端末装置へネットワークを介して提供したコンテンツが端末装置において表示できるようにするために、各端末装置の性能情報と各コンテンツの各コンテンツ要素の属性情報との対応表をサーバに備え付け、端末装置へコンテンツデータを送るときは、対応表からコンテンツ適応パラメータを抽出し、該コンテンツ適応パラメータに対応付けられているコンテンツ要素に限定して、端末装置へ送るようにしている。
特開平11−219324号公報 特開2005−190079号公報
特許文献1,2のシステムでは、コンテンツを再生するクライアントではなく、送信側のサーバが、コンテンツデータを、各クライアントに適合するように、変換しており、クライアントの個数が多いと、変換処理に関するサーバの負荷が増大して、高性能のサーバが必要となる。また、各クライアントは、自分が再生可能とするコーディックをサーバへ申告する必要があり、各クライアントは、場合によっては、電源のオン、オフに伴い、IPアドレスが変更されるごとに、サーバへ再生可能コーディック情報を一々申告しなければならず、サーバ及びクライアントの両方の処理が煩雑化及び膨大化する。
本発明の目的は、自機のデコーダがコンテンツ蓄積サーバから受信するコンテンツデータのフォーマットに対応していない場合にも、サーバの高性能化及びサーバへのデコート対応情報通知の煩雑化を回避しつつ、該フォーマットに係るコンテンツを支障なく再生できるようにしたコンテンツ再生装置及びその制御方法を提供することである。
本発明のコンテンツ再生装置は、デコーダを装備し、コンテンツ蓄積サーバからネットワークを介して受信するコンテンツデータをデコーダによりデコードして、コンテンツデータに係るコンテンツを再生する機能を有する。本発明のコンテンツ再生装置は次のものを備えている。
コンテンツ蓄積サーバからの受信コンテンツデータがデコーダによりデコード可能である第1のフォーマットであるか、デコード不可能である第2のフォーマットであるかを判別する判別手段、
第2のフォーマットのコンテンツデータを第1のフォーマットのコンテンツデータへ変換する変換手段、及び
受信コンテンツデータが第1のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータをデコーダにおけるデコード対象とし、また、該受信コンテンツデータが第2のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータを変換手段より第1のフォーマットへ変換した後のコンテンツデータを、デコーダにおけるデコード対象とするデコード対象切替手段。
本発明の制御方法が適用されるコンテンツ再生装置は、デコーダを装備し、コンテンツ蓄積サーバからネットワークを介して受信するコンテンツデータをデコーダによりデコードして、コンテンツデータに係るコンテンツを再生する機能を有する。本発明のコンテンツ再生制御方法は次のステップを備えている。
コンテンツ蓄積サーバからの受信コンテンツデータがデコーダによりデコード可能である第1のフォーマットであるか、デコード不可能である第2のフォーマットであるかを判別するステップ、及び
受信コンテンツデータが第1のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータをデコーダにおけるデコード対象とし、また、該受信コンテンツデータが第2のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータを第1のフォーマットへ変換した後のコンテンツデータを、デコーダにおけるデコード対象とするステップ。
本発明によれば、コンテンツ再生装置に変換手段を備え付け、コンテンツが未対応のフォーマットのコンテンツデータについては、該変換手段を使って、デコーダが対応可能なフォーマットのコンテンツデータへ変換して、それをデコーダにおけるデコード対象とするので、コンテンツ蓄積サーバの高性能化や、コンテンツ再生装置からコンテンツ蓄積サーバへのデコーダ対応フォーマットの通知の煩雑化を回避できる。
図1はホームAVネットワークシステム20を含むコンテンツ配信・再生システム10の構成図である。ホームAVネットワークシステム20は、ルータ21、コンテンツ蓄積サーバ22、及び少なくとも1個のコンテンツ再生装置23a,23b,・・・を有している。コンテンツ再生装置23は、典型的には、家庭内の各部屋に配備される。ルータ21は、スイッチングハブを兼ね、コンテンツ蓄積サーバ22及びコンテンツ再生装置23a,23b,・・・はLANケーブル24を介してルータ21の各ポートへ接続されている。
ルータ21はISP(Internet Services Provider)12を介してインターネット11へ接続され、コンテンツ蓄積サーバ22は、インターネット11上の所望のコンテンツ提供業者のサーバ(図示せず)から楽曲やビデオ等を購入して、そのデジタルコンテンツをインターネット11を介してダウンロードできるようになっている。
図2はコンテンツ蓄積サーバ22及びコンテンツ再生装置23のブロック図である。説明の便宜上、コンテンツ再生装置23は図1のコンテンツ再生装置23aとする。コンテンツ蓄積サーバ22とコンテンツ再生装置23とはホームネットワーク27を介して相互にデータを送受自在になっている。ホームネットワーク27は、具体的には、ルータ21及びLANケーブル24(図1)から構成されている。
コンテンツ蓄積サーバ22は、不揮発性記憶装置としてのHDD29(ハードディスク装置)を有している。所定のタイトルに係る楽曲やビデオ等のコンテンツのコンテンツデータは、所定のコーディック及びバージョンでHDD29に蓄積される。
コンテンツ再生装置23において、イーサネット(登録商標)カード32、CPU33及びデコーダ(復号器)34はバス35を介して相互に接続されている。コンテンツ再生装置23は、イーサネット(登録商標)カード32を介してホームネットワーク27へデータを送信したり、ホームネットワーク27からデータを受信したりする。キー37は、コンテンツ再生装置23の筐体に配備されるものだけでなく、コンテンツ再生装置23に対応付けられたリモコン上に配備されるものも含む。ユーザは、各種指示をコンテンツ再生装置23へ出す際には、キー37を操作する。
SDRAM(Synchronous DRAM)38は、CPU33が各種演算処理を行う際に利用するものであり、揮発性型である。フラッシュメモリ39は、ファームウェア等を書き換え自在に記憶し、不揮発性型となっている。コンテンツ再生装置23のユーザは、コンテンツ再生装置23のメーカーから提供されるCD−ROMやインターネット11上の所定のサイトを利用して、ファームウェア内の後述のエンコーダ用プログラムを含む各種プログラムを適宜、更新することができるようになっている。
ソフトエンコーダ40は、CPU33がフラッシュメモリ39内のエンコーダ用プログラムを読み出して、実現されるものである。メーカーからのコンテンツ再生装置23の出荷当初には、マイナーなコーディックであったり、存在しなかったりしたために、デコーダ34のデコード及びソフトエンコーダ40におけるエンコードが共に対応していなかったコーディックが、その後、メジャーになったり、新規に出現したりすることがある。さらには、コンテンツ再生装置23の出荷後に、コーディックのバージョンアップが行われることがある。ソフトエンコーダ40は、適宜、更新可能とされて、出荷後のコーディックの情勢変化に柔軟に対処できる。
デコーダ34は、SDRAM43を使用しつつ、コンテンツデータをデコードする。デコード後のオーディオ及びビデオのデジタル信号はDAC(デジタル/アナログ変換器)44においてアナログ信号へ変換されてから、スピーカやディスプレイ(図示せず)へ出力される。
ユーザは、コンテンツ再生装置23を使用して、所望のコンテンツを再生する。該コンテンツ再生装置23は、例えば、オーディオのコンテンツとしての楽曲のコーディックについてオーディオ再生するものとして、ユーザが、該コンテンツ再生装置23を使用して、所望の楽曲を再生する場合について以下に説明する。また、コンテンツ再生装置23のデコーダ34は、典型的には、MP3(MPEG Audio Layer-3)やWMA(Windows(登録商標) Media Audio)のコーディックのデコードに対応している。デコーダ34は、少なくとも1種類のフォーマットに対応しているものとする。
図3はコンテンツ再生装置23における楽曲再生処理ルーチン45の主要部のフローチャートである。楽曲再生処理ルーチン45はコンテンツ再生装置23に実装される。楽曲再生処理ルーチン45はファームウェアとして実装されてもよい。
ユーザは、所望の楽曲を再生する場合には、例えば、ジャンルやアーティストやアルバム等を指定することにより、それら分類に属する楽曲のリスト表示を指示し、コンテンツ再生装置23は、これを受付け(S46)、さらに、コンテンツ蓄積サーバ22へリストデータ送信要求を出す(S47)。コンテンツ蓄積サーバ22からリストデータが届くと、該リストデータに基づきリストをディスプレイに表示する(S48)。
ユーザは、ディスプレイのリストから、再生希望の楽曲を指定する。ユーザによる楽曲の指定数は1個に限定されない。複数となることもある。ユーザによる複数の楽曲の指定は、ユーザがリストから楽曲を1個ずつ選択して行われてもよいし、単一のフォルダや単一のアルバムを指定し、結果としてそれらフォルダ等の中の複数の楽曲をまとめて指定するように行われてもよい。
ユーザからの楽曲の指定を受付けると(S49)、指定楽曲の楽曲データの送信要求がコンテンツ蓄積サーバ22へ出される(S50)。なお、ユーザがまとめて複数の楽曲を指定した場合には、1番目に再生させる楽曲の楽曲データの送信要求をコンテンツ蓄積サーバ22へ出し、2番目以降に再生させる楽曲の楽曲データの送信要求は、その前の順番の楽曲の再生が終了しだい、出すことになる(S61からS50への戻りに着目)。
コンテンツ蓄積サーバ22から楽曲データを受信すると(S51)、該楽曲データのコーディックがデコーダ34の対応コーディックであるか否かを判定する(S56)。コーディック情報は、例えば、楽曲データに係るファイルのヘッダに含まれている。
該楽曲データのコーディックがデコーダ34の対応コーディックである場合には、該楽曲データをデコーダ34によりデコードすることにより、該楽曲データに係る楽曲を再生する(S57)。
これに対して、該楽曲データのコーディックがデコーダ34の未対応のコーディックである場合には、該楽曲データは、ソフトエンコーダ40を使って、デコーダ34の対応コーディックの1つのコーディックへエンコードしてから(S58)、エンコード後の楽曲データをデコーダ34によりデコードして、該楽曲データに係る楽曲を再生する(S57)。
なお、デコーダ34が複数のコーディックのデコードに対応している場合には、デコーダ34におけるデコード処理に先立ちCPU33からデコーダ34へコーディック情報が送られ、デコーダ34は、該コーディック情報に係るデコード方式で、入力される楽曲データをデコードすることになる。
例えば、デコーダ34がMP3のデコードには対応しているものの、WMAのデコードには未対応であるとする。この場合には、コンテンツ蓄積サーバ22から受信したWMAのデータは、ソフトエンコーダ40によりMP3へエンコードされてから、デコーダ34に入力され、再生されることになる。
S61では、ユーザが直接又は間接(楽曲を直接指定せず、アルバムとかを指定することにより楽曲を間接的に指定すること)に指定した楽曲の全部の再生が終了したか否かを調べ、未再生の楽曲が残っていれば、S50へ戻り、該全楽曲の再生が終了したならば、楽曲再生処理ルーチン45を終了する。
図4はコンテンツ再生装置23における別の楽曲再生処理ルーチン65の主要部のフローチャートである。楽曲再生処理ルーチン65はコンテンツ再生装置23に実装される。楽曲再生処理ルーチン65はファームウェアとして実装されてもよい。
ユーザは、所望の楽曲を再生する場合には、例えば、ジャンルやアーティストやアルバム等を指定して、そのリスト表示を指示し、コンテンツ再生装置23は、これを受付ける(S66)。次に、コンテンツ再生装置23からコンテンツ蓄積サーバ22へリストデータ及び楽曲データの送信要求を出す(S67)。コンテンツ蓄積サーバ22からリストデータ及び楽曲データを受信するとともに、該リストデータに基づきリストをディスプレイに表示する(S68)。なお、楽曲データは、対応楽曲のファイル形式でコンテンツ再生装置23へ届く。
受信した各楽曲ファイルは、そのヘッダ情報に基づきコーディックを検出することができる。受信した楽曲ファイルの中からデコーダ34の未対応コーディックであるものを探し、未対応のコーディックの楽曲ファイルの楽曲データについてすべて(S72が否)、ソフトエンコーダ40を使用して、デコーダ34の対応コーディックのエンコーダデータへエンコードし(S73)、エンコードしたエンコーダデータを揮発性記憶装置としてのSDRAM38へ記憶する(S74)。
なお、コンテンツ蓄積サーバ22から受信した楽曲ファイルがデコーダ34の対応コーディックとなっている場合には、該楽曲ファイルを著作権上、例えば一旦、破棄する。また、揮発性記憶装置としてのSDRAM38に記憶されるエンコード済み楽曲データは、コンテンツ再生装置23の電源が切られしだい、消失することになる。
この後(S72が正)、ユーザが再生希望の楽曲をリストから指定したのに伴い、該指定楽曲を受付ける(S75)。なお、S75では、S49(図3)のときと同様、ユーザは、まとめて複数の楽曲を指定することができる(S85からS79への戻りに着目)。
指定楽曲の楽曲データがコンテンツ再生装置23の記憶装置に記憶されているかを調べる(S79)。そして、記憶されているならば、該記憶装置内の楽曲データを読み出して、それをデコーダ34でデコードして、再生を行う(S80)。
これに対して、指定楽曲の楽曲ファイルがコンテンツ再生装置23の記憶装置に記憶されていなければ、すなわち、コンテンツ蓄積サーバ22のHDD29に記憶されている楽曲データのコーディックがデコーダ34の対応のものであれば、該楽曲データの送信要求をコンテンツ蓄積サーバ22へ出し(S81)、コンテンツ蓄積サーバ22から該楽曲データを受信し(S82)、該受信した楽曲データをデコーダ34でデコードして、再生を行う(S82)。
S85では、ユーザが直接又は間接(楽曲を直接指定せず、アルバムとかを指定することにより楽曲を間接的に指定すること)に指定した楽曲の全部の再生が終了したか否かを調べ、未再生の楽曲が残っていれば、S79へ戻り、該全楽曲の再生が終了したならば、楽曲再生処理ルーチン65を終了する。
図5はコンテンツ再生装置100のブロック図である。コンテンツ再生装置100は、デコーダ102を装備し、コンテンツ蓄積サーバからネットワークを介して受信するコンテンツデータ101をコンテンツデータ101によりデコードして、コンテンツデータ101に係るコンテンツを再生する機能を有する。なお、コンテンツの再生は、コンテンツデータに係るファイルの受信を終了してから行う再生だけでなく、ストリーミングでの再生であってもよいとする。
コンテンツ再生装置100は、デコーダ102の他に、基本的に、判別手段106、変換手段107及びデコード対象切替手段108を備えている。前述のコンテンツ再生装置23はコンテンツ再生装置100の具体例である。デコーダ102はデコーダ34に対応し、変換手段107はCPU33におけるソフトエンコーダ40に対応する。なお、デコーダ102をソフトデコーダから構成してもよいし、また、変換手段107をハードウェア素子としてもよい。
判別手段106は、コンテンツ蓄積サーバからの受信コンテンツデータ101がデコーダ102によりデコード可能である第1のフォーマットであるか、デコード不可能である第2のフォーマットであるかを判別する。変換手段107は、第2のフォーマットのコンテンツデータを第1のフォーマットのコンテンツデータへ変換する。
デコード対象切替手段108は、受信コンテンツデータ101が第1のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータをデコーダ102におけるデコード対象とし、また、該受信コンテンツデータ101が第2のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータ101を変換手段107より第1のフォーマットへ変換した後のコンテンツデータを、デコーダ102におけるデコード対象とする。
コンテンツは、オーディオコンテンツに限定されず、ビデオ(動画だけでなく静止画も含める。)コンテンツであってもよい。フォーマットとは、例えば、コーディックである。フォーマットには、コーディックだけでなく、コーディックのバージョンも含めてもよい。すなわち、デコーダ102は、所定のコーディックのバージョンのみに対応し、コーディックが同一であっても、別のバージョンのコーディックのデコードが不能であることがある。また、デコーダ102は、或るコーディックについて、自分が対応しているバージョンに対して、下位のバージョンのコンテンツデータ101はデコード可能であるものの、上位のバージョンのコンテンツデータ101はデコード不能であることがある。したがって、好ましくは、判別手段106は、コンテンツデータ101がデコーダによりデコード可能であるか否かの判別では、コンテンツ蓄積サーバから受信するコンテンツデータのコーディックだけでなくそのバージョンも考慮する。
デコーダ102がデコート可能である第1のコーディックは、少なくとも1個はあるものとし、典型的には複数である。オーディオのコーディックには、例えばMP3やWMAが存在する。判別手段106は、コンテンツデータがデコーダ102によりデコード可能であるか否かを、例えば、受信コンテンツデータ101のヘッダのコーディック情報に基づき判別する。
変換手段107は、例えば、更新自在のファームウェアから成るものである。変換手段107は、また、例えば、エンコーダであり、さらに具体的には、ソフトエンコーダ(図2のソフトエンコーダ40)である。変換手段107がファームウェアから成る場合、コンテンツ再生装置100のユーザは、コンテンツ再生装置100の購入後も、コンテンツ再生装置100のメーカーから配布されたCD−ROMや所定のWebサイトのプログラムのダウンロードを利用して、コンテンツ再生装置100のファームウェア変換手段107を適宜更新することができる。こうして、コンテンツ再生装置100のファームウェアを適宜更新して、広範なフォーマットのコンテンツデータの再生に柔軟に対処することができる。
好ましくは、変換手段107は、その変換処理を、該第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツがユーザにより再生対象として指定された後に行わせてもよいし、前に行わせてもよい。指定後に変換を行わせる場合には、現実に再生されるコンテンツのコンテンツデータのみを、それが第2のフォーマットである場合に、変換すればよいので、変換負担が軽減される。また、指定前に変換を行わせる場合には、第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツが指定されると、直ちにデコード開始できるので、迅速な再生開始を実現できる。
ユーザにより再生対象として指定される前とは、例えば、(a)コンテンツ再生装置100がコンテンツ蓄積サーバへ再生候補コンテンツのリストを要求して、コンテンツ蓄積サーバから該リストに係るデータを受信した時、(b)コンテンツ再生装置がコンテンツ蓄積サーバへ初めて接続された時、(c)コンテンツ再生装置に電源が投入されてコンテンツ再生装置がコンテンツ蓄積サーバへネットワークを介して接続開始された時、及び/又は(d)コンテンツ蓄積サーバにおける蓄積コンテンツに変更があった時である。
(d)の場合には、コンテンツ蓄積サーバからコンテンツ再生装置100へ、蓄積コンテンツの変更を知らせる通知が送られて、コンテンツ再生装置100は、それに基づき、対象のコンテンツデータをエンコードすることになる。また、(b),(c)の場合には、コンテンツ再生装置100は、直ちに、対象のコンテンツデータをエンコードすることなく、CPUの処理に余裕が出る時期まで待って、エンコードを実施することも有利である。
好ましくは、コンテンツ再生装置100は、記憶制御手段113を備える。記憶制御手段113は、変換手段107が、第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツがユーザにより再生対象として指定される前に、該コンテンツの第2のフォーマットのコンテンツデータの変換を行った場合、第1のフォーマットへ変換されたコンテンツのコンテンツデータをコンテンツ蓄積サーバへ送りその記憶装置に記憶させる。
著作権上、コンテンツデータのコピーが禁じられることがある。典型的には、変換手段107がフォーマット変換したコンテンツデータは、コンテンツ蓄積サーバの記憶装置において、変換前のコンテンツデータに上書きされる。なお、コンテンツ再生装置100が揮発性記憶装置を備えている場合、該揮発性記憶装置の記憶内容は、コンテンツ再生装置100の電源が切られしだい、消失するので、該揮発性記憶装置の記憶容量に問題がなければ、該揮発性記憶装置に、変換後のコンテンツデータを記憶させ、再生要求があったときには、揮発性記憶装置の変換済みのコンテンツデータをデコーダ102へ送るようにしてもよい(例:図4のS74)。
図6はコンテンツ再生方法120のフローチャートである。コンテンツ再生方法120が適用されるコンテンツ再生装置は、例えばコンテンツ再生装置100であり、コンテンツ再生装置100は、前述したように、デコーダ102を装備し、コンテンツ蓄積サーバからネットワークを介して受信するコンテンツデータをデコーダ102によりデコードして、コンテンツデータに係るコンテンツを再生する機能を有する。
S121では、コンテンツ蓄積サーバからの受信コンテンツデータ101がデコーダ102によりデコード可能である第1のフォーマットであるか、デコード不可能である第2のフォーマットであるかを判別する。
S122では、すなわち、受信コンテンツデータ101が第1のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータ101をデコーダ102におけるデコード対象とする。また、S123では、すなわち、該受信コンテンツデータ101が第2のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータ101を第1のフォーマットへ変換した後のコンテンツデータを、デコーダ102におけるデコード対象とする。
コンテンツ再生装置100の具体的構成の内、コンテンツ再生方法120にも適用可能であるものは、コンテンツ再生方法120の具体例に含める。すなわち、コンテンツ再生方法120において、第1のフォーマットから第2のフォーマットの変換は、ファームウェアを利用することができる。変換時期は、例えば、第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツがユーザにより再生対象として指定される前でも、指定された後でもよく、指定される前の場合の具体例としては、コンテンツ再生装置100の場合の具体例として説明済みの(a)〜(d)が挙げられる。
コンテンツ再生方法120の具体例において、第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツがユーザにより再生対象として指定される前に、変換して生成されたコンテンツデータは、コンテンツ蓄積サーバへ一旦返されて、コンテンツ蓄積サーバの不揮発性記憶装置に上書きで保存しておき、指定後に、コンテンツ再生装置100へ呼び戻してもよいし、コンテンツ再生方法120の揮発性記憶装置に保存して、指定を受けしだい、直ちに、保存したコンテンツデータを呼び出して、デコードしてもよい。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態における各構成要素を変形して具体化できる。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態に開示されている複数の構成要素を便宜、組み合わせて、追加したり、いくつかの構成要素を削除したりして、種々の発明を形成することができる。
ホームAVネットワークシステムを含むコンテンツ配信・再生システムの構成図である。 コンテンツ蓄積サーバ及びコンテンツ再生装置のブロック図である。 コンテンツ再生装置における楽曲再生処理ルーチンの主要部のフローチャートである。 コンテンツ再生装置における別の楽曲再生処理ルーチンの主要部のフローチャートである。 コンテンツ再生装置のブロック図である。 コンテンツ再生方法のフローチャートである。
符号の説明
100:コンテンツ再生装置、101:コンテンツデータ、102:デコーダ、106:判別手段、107:変換手段、108:デコード対象切替手段、113:記憶制御手段、120:コンテンツ再生方法。

Claims (6)

  1. デコーダを装備し、コンテンツ蓄積サーバからネットワークを介して受信するコンテンツデータを前記デコーダによりデコードして、前記コンテンツデータに係るコンテンツを再生する機能を有するコンテンツ再生装置において、
    前記コンテンツ蓄積サーバからの受信コンテンツデータが前記デコーダによりデコード可能である第1のフォーマットであるか、デコード不可能である第2のフォーマットであるかを判別する判別手段、
    第2のフォーマットのコンテンツデータを第1のフォーマットのコンテンツデータへ変換する変換手段、及び
    前記受信コンテンツデータが第1のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータを前記デコーダにおけるデコード対象とし、また、該受信コンテンツデータが第2のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータを前記変換手段より第1のフォーマットへ変換した後のコンテンツデータを、前記デコーダにおけるデコード対象とするデコード対象切替手段、
    を備えていることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記変換手段は、その変換処理を、第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツがユーザにより再生対象として指定された後に行うことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記変換手段は、その変換処理を、第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツがユーザにより再生対象として指定される前に行うものであり、
    ユーザにより再生対象として指定される前とは、前記コンテンツ再生装置が前記コンテンツ蓄積サーバへ再生候補コンテンツのリストを要求して、前記コンテンツ蓄積サーバから該リストに係るデータを受信した時、前記コンテンツ再生装置が前記コンテンツ蓄積サーバへ初めて接続された時、前記コンテンツ再生装置に電源が投入されて前記コンテンツ再生装置が前記コンテンツ蓄積サーバへネットワークを介して接続開始された時、及び/又は前記コンテンツ蓄積サーバにおける蓄積コンテンツに変更があった時であることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記変換手段が、第2のフォーマットのコンテンツデータに係るコンテンツがユーザにより再生対象として指定される前に、該コンテンツの第2のフォーマットのコンテンツデータの変換を行った場合、第1のフォーマットへ変換されたコンテンツのコンテンツデータを前記コンテンツ蓄積サーバへ送りその記憶装置に記憶させる記憶制御手段、
    を備えることを特徴とする請求項3記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記判別手段は、前記受信コンテンツデータが前記デコーダによりデコード可能であるか否かの判別では、前記受信コンテンツデータのコーディックだけでなくそのバージョンも考慮することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
  6. デコーダを装備し、コンテンツ蓄積サーバからネットワークを介して受信するコンテンツデータを前記デコーダによりデコードして、前記コンテンツデータに係るコンテンツを再生する機能を有するコンテンツ再生装置の制御方法において、
    前記コンテンツ蓄積サーバからの受信コンテンツデータが前記デコーダによりデコード可能である第1のフォーマットであるか、デコード不可能である第2のフォーマットであるかを判別するステップ、及び
    前記受信コンテンツデータが第1のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータを前記デコーダにおけるデコード対象とし、また、該受信コンテンツデータが第2のフォーマットである場合には、該受信コンテンツデータを第1のフォーマットへ変換した後のコンテンツデータを、前記デコーダにおけるデコード対象とするステップ、
    を備えていることを特徴とするコンテンツ再生装置の制御方法。
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