JPWO2008029640A1 - 低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適したプレヤーにより高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法及び装置 - Google Patents

低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適したプレヤーにより高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適したプレヤーにより高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法及び装置を提供する。低ビットレートフォーマット、たとえばDVD−VRフォーマットのビデオデータの再生に適したプレヤーは、ビデオデータがトランスコードされない限り、高ビットレートフォーマット、たとえばBD−REフォーマットのビデオデータを再生し得ない。一般に、ビデオデータのトランスコードには、大きい記憶領域が必要である。高ビットレートフォーマットのビデオデータのためのオリジナルナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートフォーマットのビデオデータのための予測ナビゲーション情報が生成される。オリジナルナビゲーション情報及び予測ナビゲーション情報を使用して、トランスコードが区分毎に行われる。

Description

本発明は、低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適したプレヤーにより高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法及び装置に関する。本発明は、より詳細には、多くのフォーマットのシームレスAVメディアプレイバックに使用されるナビゲーション情報の予測に関する。本発明は、特に、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイスのためのリアルタイムストリーミングを達成し、かつ異種コンピューティングデバイスの間のディジタルメディアプレヤー(DMP)によって要求された、トランスコードされたAVメディアのオフラインプレイバックを可能にする装置及び方法を提供する。それぞれのコンピューティングデバイスが、異なるAVメディアフォーマットをサポートする。オリジナルAVメディアフォーマットをDMPによって要求されたAVメディアフォーマットにトランスコードする前に、ディジタルメディアサーバ(DMS)のナビゲーション情報の予測が起動される。たとえばユーザ編集後の、連続及び不連続AVメディアの両方が、ナビゲーション情報の予測によってサポートされる。
最近のネットワーキング技術の進歩により、家電(CE)製品及びハンドヘルドデバイスなどの、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイス間の通信が可能となった。ホームネットワークにおいて、ディジタル多用途ディスク(DVD)レコーダなどのネットワーク家電製品が広く行き渡っており、これらのそれぞれが、DMS又はDMPのいずれか又はその両方として機能し得る。これらのデバイスは、局所的に格納されているAVメディアをプレイバックする場合もあれば、ネットワークストリーミングを介して他のデバイス内の離れた所に格納されているAVメディアをプレイバックする場合もある。たとえば、DMSは、DMP要求があり次第、その記憶装置内に格納されているAVメディアをDMPにストリーミングする。
他方、ディジタル放送の高い普及率、及びブルーレイディスク(Blu−ray Disc)(BD)フォーマットなどの新しいAVメディアフォーマットの出現により、AVメディアフォーマットの数が増加してきている。このため、DMPによってサポートされていないDMSのAVメディアフォーマットをDMPでプレイバックしようとすると、フォーマットの互換性がないことに気づく。具体的には、DVD−VRデバイスは、局所的に又は離れた所に格納されているDVD−VRメディアをプレイバックし得る。しかし、これらのデバイスは、BDフォーマットなどの、新しいAVメディアフォーマットをサポートしていない。したがって、たとえ、ネットワークストリーミングにより又はSecure Digital(SD)カードなどのポータブルメディア記憶装置からコピーすることにより、DVD−VRデバイスにBDメディアを首尾良く取得し得たとしても、このDVD−VRデバイスは、BDメディアをプレイバックすることができない。ポータブルメディア記憶装置は、格納されているAVメディアをオフラインプレイバックするために、他のコンピューティングデバイスにポートされ得る。メディアデバイスが、サポートされている種類のAVメディアフォーマットのプレイバックのみに制限されることのないよう、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイス間の後方互換性及びインタオペラビリティが必要である。
映画のストリーミングについては、DVD−VRメディアのプレイバックを達成するには、いくつかのコンピューティングデバイス、たとえばDVD−VRデバイスに2種類の情報が必要である。第1の情報は、AVストリームを含むAVメディアである。しかし、AVメディアだけでは、DMPは、AVメディアが始めから終わりまで単に連続して再生されるだけの、通常のプレイバックモードを達成し得るに過ぎない。第2の情報は、通常のプレイバックモード又はトリックプレイモード(trick play mode)のいずれかで、AVメディアをプレイバックするのに必要なナビゲーション情報を含むナビゲーション情報である。ナビゲーション情報は、それぞれのAVメディアフォーマットによって定義され、プレイバック時間及びAVメディアの位置のマッピング情報を含む。ナビゲーション情報を用いて、シーク、早送り、及び巻戻しなどのトリックプレイモードが達成され得る。特に、それぞれのAVメディアフォーマットは、AVメディア及びナビゲーション情報の、明確に定義された構造を有する。1つの共通の例として、それぞれAVメディア及びナビゲーション情報ファイルとして、ビデオオブジェクトブロック(VOB)及び情報フォーマット(IFO)を定義するDVDフォーマットがある。
米国特許公報第6463445B1号明細書 米国公開特許公報第2004/0054689A1号明細書 欧州公開特許公報第1524855A1号明細書 欧州特許公報第0920203A2号明細書 米国公開特許公報第2003/0021587A1号明細書
既存の解決方法により、たとえネットワーク接続されたコンピューティングデバイス間の後方互換性及びインタオペラビリティが実現できたとしても、やはりいくつかの欠点が残る。第1に、既存の解決方法は、要求されたAVメディアをトランスコードし、そのトランスコードされたAVメディアに基づいて、これに対応するナビゲーション情報を生成する。したがって、要求されたAVフォーマットに基づいてナビゲーション情報を生成し得るよう、異なるAVメディアフォーマットに記憶空間を割り当てなければならない。この場合、特にAVメディアが非常に長く、かつDMS内に格納されているAVメディアの数が大きいと、メモリ及び記憶装置が多く消費される。
第2の欠点は、AVメディア全体をトランスコードするのに時間がかかるため、要求されたナビゲーション情報のDMPへのレンダリングが遅延することである。何故なら、全AVメディアのトランスコードが完了した後に初めて、所望のナビゲーション情報が生成され得るからである。この結果、既存の解決方法は、ナビゲーション情報が利用可能になるのを待ってから、AVメディアを要求しなければならない、DMPでのストリーミングされたAVメディアのリアルタイムプレイバックを回避している。これとは異なり、他の解決方法は、ナビゲーション情報を利用することなく、AVメディアアクセスのインタオペラビリティを実現している。しかし、トリックプレイモードが実現され得ないので、DMPでは通常のプレイバックのみが可能となる。
本発明は、マルチフォーマットAVメディアのシームレスプレイバックに使用されるナビゲーション情報の予測に関する。本発明は、特に、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイスのためのオンデマンドリアルタイムストリーミングを達成し、かつ異なるAVメディアフォーマットをサポートする異種コンピューティングデバイス、たとえば家電製品間のディジタルメディアプレヤー(DMP)によって要求されるトランスコードされたAVメディアのオフラインプレイバックを可能にする、DMSにおける装置及び方法を提供する。
本発明は、上記の欠点に対処するためのインテリジェントメカニズムを有する。記憶装置が多く消費されるという課題を回避するために、本発明では、要求されたAVメディアの範囲のみをトランスコードして、一時メディア記憶装置内に格納し、トランスコードされたAVメディアをDMPに送る。これは、特にネットワーク家電の間で大量のAVメディアが交換され得る家電ネットワーク内の、リソースが制限されたコンピューティングデバイスにとって重要である。本発明は、トランスコードされたAVメディアではなく、オリジナルナビゲーション情報に基づいて、ナビゲーション情報を予測する。トランスコードされたAVメディアをパーズすることなく、無視できる程の遅延で、予測ナビゲーション情報が生成され得るので、リアルタイムAVプレイバックをDMPで達成する助けとなる。
予測ナビゲーション情報は、高ビットレートフォーマットのビデオデータを低ビットレートフォーマットのビデオデータにトランスコードする前に生成され得る。
ビデオデータのトランスコードは、リアルタイムに行われ得る。したがって、視聴者は、待ち時間なしでビデオを観ることができる。
ビデオデータのトランスコードは、区分毎に行われる。したがって、メモリサイズは、1区分をトランスコードするのに十分な、小さいサイズとなり得る。
多くのコンピューティングデバイスを備えた、簡単な異種通信ネットワークを示す図である。 様々なサブシステム、ハードウェア構成部品、及びソフトウェア構成部品を示すDMSを示すブロック図である。 ナビゲーション情報予測の助けにより、トランスコードされたAVメディアのプレイバックが実現されるDMPを示すブロック図である。 DMSとDMPとの間のデータフローを示す通信チャートである。 予測ナビゲーション情報を作成するステップを示す図である。 オフラインAVメディア用の内部記憶装置とポータブル記憶装置との間のデータフローを示す通信チャートである。 異なるAVメディアフォーマットをサポートするDMSとDMPとの間の、予測ナビゲーション情報及びトランスコードされたAVメディア用のデータフローを示す通信チャートである。 リアルタイムストリーミング及びプレイバックを可能にする、ナビゲーション情報予測サブシステム及びAVメディアトランスコードマネージャを含むDMSを示すブロック図である。 ナビゲーション情報を予測するためにDMSによって遂行されるステップを例示するフローチャートである。 要求側のDMPとの互換性があるAVメディアフォーマットにオリジナルAVメディアをトランスコードするためにDMSによって遂行されるステップを例示するフローチャートである。 オリジナルナビゲーション情報及び予測ナビゲーション情報に基づいて範囲マッピングテーブルを生成するステップを示す図である。 ナビゲーション情報予測に使用される変換条件テーブルの一例を示す図である。 トランスコードされたAVメディアに対してパディングサブシステムが如何に働くかのステップを示す図である。 不連続ストリームのためのナビゲーション情報予測中にDMSによって遂行されるステップを示すフローチャートである。 ナビゲーション情報を予測している間の不連続の課題を識別し、解決するステップを示すフローチャートである。
符号の説明
102 通信ネットワーク
104 コンピューティングデバイス
106 内部メディア記憶装置
108 AVメディア
110 ナビゲーション情報
112 処理ユニット
114 ポータブルメディア記憶装置
116 ネットワーク接続
200 DMS
201 CPU
202 メディアレンダラ
204 トランスコーダサブシステム
206 ナビゲーション情報予測サブシステム
208 遠隔コンテント転送サブシステム
210 AV復号器
212 メディアディレクトリ
214 コンテント転送サブシステム
216 サーバアプリケーション
218 ファイルシステム
220 範囲マッピングサブシステム
222 パディングサブシステム
224 AVメディア
226 ナビゲーション情報
228 ローカルコンテント転送サブシステム
230 ネットワークインターフェース制御サブシステム
232 メディアディレクトリハンドラ
300 DMP
301 CPU
304 ファイルシステム
306 AVメディア
308 ナビゲーション情報
314 AV復号器
316 コンテント転送サブシステム
318 表示デバイス
320 メディアディレクトリ
322 メディアディレクトリハンドラ
特定の図を参照しながら、本発明について例示した図面を用いて、本発明の実施形態を補足する。また同じ例については、特定の図中の特定の例に含まれるものとする。
以下、添付図を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について記述する。図中の同様の参照符号は、同一の動作及びオペレーションを遂行する同一の構成部品を表すことに留意されたい。
本発明の実施形態は、AVメディアトランスコーダを必要とするDMS(ディジタルメディアサーバ)及びDMP(ディジタルメディアプレヤー)、ネットワーク又はオフラインAVメディアプレイバックを介したAVメディアストリーミング及びプレイバック、連続及び不連続AVメディアの両方のためのナビゲーション情報の予測、及び異なるフォーマットの2つのストリームの間の範囲マッピングに基づくメディア検索方法に関係する。本発明の実施形態はまた、予測ストリームサイズ及びトランスコードされたストリームサイズの整合性を確実にするためのパディングサブシステムに関する。本発明は、より詳細には、要求側のDMPにおいてトランスコードされたAVメディアのオフライン又はリアルタイムプレイバックを可能にするDMSによって提供されるナビゲーション情報予測の、装置、システム、及び方法に関する。
第1に、本発明を特定の一例について記述する。図2Aは、モニタ画面に高品質のピクチャを再現し得る、居間に置かれたブルーレイディスクレコーダであるDMS200を示している。図2Bは、モニタ画面に標準的な品質のピクチャを再現し得る、寝室に置かれた、表示デバイスを備えたDVD−VRプレヤーであるDMP300を示している。図1に示されているように、DMS200及びDMP300は、ホームネットワークシステムによって接続される。DMS200には、高品質のピクチャフォーマットの映画M1が格納されている。DMS200、即ちブルーレイディスクレコーダにより映画M1が居間で再生される場合、非常にクリアかつ高精度のピクチャが表示される。映画M1が、ホームネットワークを通じて、DMS200からDMP300に、即ちDVD−VRプレヤーに送信される場合、DMP300は、それ程高精度でないピクチャを作成する標準的な品質のピクチャフォーマットに映画M1をダウンコンバートする。上記より理解されるであろうが、DMP300により映画M1が寝室で再生される場合、ピクチャは、居間で再生されるピクチャほど高精度ではない。映画M1のダウンコンバートは、DMS200又はDMP300のいずれかで実施され得る。以下に記載した例においては、ダウンコンバートはDMS200で実施される。映画M1をDMS200からDMP300に送信するため、データは、コントローラによって制御されるデータ量の転送速度で、パケットで送信される。
図3Aを参照すると、DMS200とDMP300との間のデータ伝送の図が示されている。寝室にいる視聴者が、居間に置かれたDMP300内に格納されている映画M1を見たいと思った場合を想定する。まず第一に、DMP300が、予測ナビゲーション情報要求486をDMS200に送る。予測ナビゲーション情報要求486を受信すると、DMS200は、図3Bに示されている、オリジナルナビゲーション情報902及び変換条件テーブル1004に基づいて予測ナビゲーション情報912を準備する。ナビゲーション情報は、索引情報又はIFOとも呼ばれる。
図3Aについて述べると、映画M1のコンテント内にメタデータとして含まれているオリジナルナビゲーション情報902は、再生時間及びバイト位置のリスト、より詳細には、プレゼンテーションタイムスタンプのリスト、及びこれに対応する、オリジナルAVメディア内のバイトの位置のリストを含んでいる。たとえば、データの全くの始めから0.5秒の時間が経過するまでに、1200バイトのデータが存在する。したがって、始めから0.5秒のピクチャを見るためには、データストリームの始めから測定された1200バイトから開始したピクチャのフレームを復号する必要がある。始めからカウントされた1.5秒から、始めからカウントされた2.0秒までの、映画の一部分を見たいと思った場合、始めから測定された4500バイトから開始して、始めから測定された5999バイトまでのデータストリームの一部分が使用されるべきである。
上記に説明したオリジナルナビゲーション情報902は、DMS200、即ち20Mbps(この数は、単なる一例である)のビットレートを有するブルーレイディスクレコーダには適応できるが、DMP300、即ち10Mbps(この数は、単なる一例である)のビットレートを有するDVD−VRプレヤーには適応できないことに留意されたい。
本発明によれば、オリジナルナビゲーション情報902は、変換条件テーブル1004を使用して、DMP300、即ちDVD−VRプレヤーに適応できる予測ナビゲーション情報912に変換される。
図3Bに示されているように、変換条件テーブル1004は、ビットレート、サイズ、フレームレート、キーフレーム間隔、システムストリームフォーマット、オーディオエレメンタリストリームフォーマット、及びビデオエレメンタリストリームフォーマットなどの、様々なAVメディア属性を含む。変換条件テーブル1004内には、オリジナルAVメディアに特有の情報及びターゲットAVメディアに特有の情報が、属性のそれぞれについて記載されている。本明細書においては、オリジナルAVメディアの情報とは、ブルーレイディスクレコーダのDMS200を操作するのに必要な情報であり、ターゲットAVメディアの情報とは、DVD−VRプレヤーのDMP200を操作するのに必要な情報である。
変換条件テーブル1004によれば、オリジナルAVメディアのビットレートは20Mbpsであり、ターゲットAVメディアのビットレートは10Mbpsであり、オリジナルAVメディアのサイズは、画面幅対高さが16:9の画面比率を有するHDであり、ターゲットAVメディアのサイズは、画面幅対高さが3:2の画面比率を有するD1であり、両方のメディアのフレームレートは29.97であり、両方のメディアのキーフレーム間隔は15であり、オリジナルAVメディアのシステムストリームフォーマットはトランスポートストリームであり、ターゲットAVメディアのシステムストリームフォーマットはプログラムストリームであり、オリジナルAVメディアのオーディオエレメンタリストリームフォーマットはAC3であり、ターゲットAVメディアのオーディオエレメンタリストリームフォーマットはLPCMであり、両方のメディアのビデオエレメンタリストリームフォーマットはMPEG2であることが示されている。変換条件テーブル1004は、準備されて、DMS200内に格納されている。新しいデバイスがホームネットワークシステムに接続されると、その新しいデバイスの情報がDMS200に送られ、変換条件テーブル1004内にその新しいデバイスの情報が追加される。
変換条件テーブル1004においては、ビットレートは、本発明に必要な属性である。他の属性は省くことができる。
本発明によれば、オリジナルナビゲーション情報は、ビットレート情報を使用して、予測ナビゲーション情報に変換される。一般に、以下の関係が与えられ得る。
(オリジナルAVメディア内の位置):(ターゲットAVメディア内の位置)
=(オリジナルAVメディアビットレート):(ターゲットAVメディアビットレート)
したがって、
(ターゲットAVメディア内の位置)=(オリジナルAVメディア内の位置)
x(ターゲットAVメディアビットレート)/(オリジナルAVメディアビットレート)
が得られる。
たとえば、始めから0.5秒後に、ターゲットAVメディア内の(バイトの)位置が、
式 1200x(10/20)=600
で計算され得る。同様に、図3Bに示されているように、予測ナビゲーション情報を取得するために、異なる時間のターゲットAVメディア内の位置が計算される。
再び図3Aについて述べると、DMS200は、予測ナビゲーション情報を準備すると、ナビゲーション情報配信484として、予測ナビゲーション情報をDMP300に送る又は配信する。DMP300においては、予測ナビゲーション情報は、記憶装置内に格納されている488。
その後、ユーザが寝室で映画M1を観たいと思った場合、ユーザは再生信号を入力する。DMP300は、再生信号に応答して、映画M1の予測ナビゲーション情報を読み取り、トランスコードされたAVメディア要求482をDMS200に送る。たとえば、0.00〜0.50秒の映画M1の部分が要求された場合、DMP300は、0〜599バイトのトランスコードされたAVメディアストリーム要求を作成する。トランスコードされたAVメディアストリームのデータサイズのこのような要求は、時間領域、つまり0.00〜0.50秒内の要求に変更される。時間領域内の要求は、トランスコードされたAVメディア要求482として、DMP300からDMS200に送信される。次いで、DMS200において、時間領域要求及びオリジナルナビゲーション情報902を使用して、オリジナルAVメディア内の測定されたバイトの映画M1の一部分が検出される。この場合、このような一部分は、0〜1199バイトである。したがって、DMS200において、オリジナルAVメディア内の一部分(0〜1199バイト)が、BD−REフォーマットからDVD−VRフォーマットへの変換のために使われて処理される。DVD−VRフォーマットの映画M1のトランスコードされた部分は、1200バイトの約半分、つまりBD−REフォーマットの映画M1の同じ部分のデータサイズの約半分である、599バイト以下のデータサイズを有する。
次いで、約599バイトのデータである、DVD−VRフォーマットの映画M1のトランスコードされた部分が、トランスコードされたAVメディア配信480として、DMS200からDMP300へと送信される。次いで、DMP300において、DVD−VRフォーマットの映画M1のトランスコードされた部分は、0.00〜0.50秒の要求された時間の画面での再生に使用される。
その後、DMP300は、映画M1のその後の部分のための、600〜1499バイトの別のトランスコードされたAVメディアストリーム要求を作成することがある。
上記より明らかなように、低ビットレートフォーマットのビデオデータの再生に適したプレヤー、DMP300により、DMS200内に格納されている高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生するために、以下のステップが行われる。
(A1)DMS200内の高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取る。
(A2)DMS200においてオリジナルナビゲーション情報を予測ナビゲーション情報に変換する。この予測ナビゲーション情報は、低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる。
(A3)DMS200からDMP300に予測ナビゲーション情報を送る。
(A4)DMP300により、予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求する。この低ビットレートバイト情報は、DMP300による再生のための低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(A5)予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報を、再生のための開始時間及び終了時間を含む時間領域情報に変換する。
(A6)予測ナビゲーション情報及びオリジナルナビゲーション情報に基づいて、時間領域情報を高ビットレートバイト情報に変換する。この高ビットレートバイト情報は、高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(A7)高ビットレートバイト情報に基づいて、DMS200内に格納されているビデオデータから、高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を検索する。
(A8)DMS200において高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードする。
(A9)低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分をDMS200からDMP300に送る。
本発明の一例では、高ビットレートはオリジナルAVメディアビットレートに対応し、低ビットレートはターゲットAVメディアビットレートに対応するが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明では、低ビットレートから高ビットレートへの変換、又はその逆の変換も可能である。
上述した実施形態においては、ステップ(A6)、(A7)、及び(A8)は、DMS200内で行われるが、ステップ(A6)はDMP300内で行われ得ると説明されている。この場合、トランスコードされたAVメディア要求482は、時間領域内の要求ではなく、ステップ(A6)で得られた高ビットレート情報であり得る。また、ステップ(A8)は、DMP300内で行われ得る。
さらに、DMP300内で行われると説明したステップ(A5)は、DMS200内でも行われ得る。この場合、トランスコードされたAVメディア要求482は、時間領域内の要求ではなく、ステップ(A4)で得られた低ビットレート情報であり得る。
上述した実施形態においては、DMS200内に格納されているビデオデータは、区分毎に転送され、DMP300によって再生される。本発明は、低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適した、かつ高ビットレートフォーマットのビデオデータを格納するための記憶装置が設けられた、プレヤーに適用され得る。このようなプレヤーにより再生するために、以下のステップが行われる。
(B1)高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取る。
(B2)オリジナルナビゲーション情報を、低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる予測ナビゲーション情報に変換する。
(B3)予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求する。前記低ビットレートバイト情報は、プレヤーにより再生するための低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(B4)予測ナビゲーション情報及びオリジナルナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報を高ビットレートバイト情報に変換する。前記高ビットレートバイト情報は、高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(B5)高ビットレートバイト情報に基づいて、記憶装置から高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を検索する。
(B6)高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードする。
低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置のそれぞれに(低ビットレート)/(高ビットレート)を掛けることにより、ステップ(B4)が達成され得る。(復号器314のない)DMS200とDMP300とを組み合わせることにより、このようなプレヤーが構築され得る。
このようなプレヤーは、プレヤーが処理し得るビットレートより高いビットレートを有するビデオデータを再生し得るという利点を有する。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
図1は、ワイヤード又はワイヤレスのいずれかの、802.11又はイーサネット(登録商標)などのネットワーク接続116を介して、多くのコンピューティングデバイス104を接続する通信ネットワーク102のサンプルについて記述している。これらのコンピューティングデバイスのそれぞれが、それ自身の内部メディア記憶装置106と、ポータブルメディア記憶装置114と、処理ユニット112とを備える。処理ユニット112は、特定の機能を遂行する、ソフトウェア実行可能プロセッサ又はLSIプロセッサであり得る。これらのコンピューティングデバイスは、ネットワークにおいて、異なる能力、デバイス形態、及び移動式の振る舞いを有する、異なる機能及び目的を有することがある。
内部メディア記憶装置106は、ナビゲーション情報予測中に生成される範囲マップと共に、AVメディア108、変換条件テーブル、及びAVメディア用のナビゲーション情報110を含むが、これらに制限されるものではない。ナビゲーション情報110のフォーマット及びAVメディア108は、これらが常駐しているコンピューティングデバイスによってサポートされる。要求側のDMPのために生成されるAVメディア及びそのナビゲーション情報は、記憶容量の浪費を回避するために、内部メディア記憶装置106から取り外される。内部メディア記憶装置106以外に、それぞれのコンピューティングデバイスが、他のコンピューティングデバイスでのオフラインプレイバックのために予測ナビゲーション情報及びオリジナルAVメディアをコピーできるようにするポータブルメディア記憶装置114を備えることがある。
ナビゲーション情報は、AVメディアをプレイバックするのに必要である。ナビゲーション情報のコンテンツは、フォーマットに依存するAV構造のサイズ、プレゼンテーション時間、AV構造のアドレス、プレゼンテーション時間のAV構造のアドレスへのマッピング、及び他のAVメディア属性を含む。ナビゲーション情報の2例に、DVD−VRフォーマットのためのIFO、及びBD−REフォーマットのためのクリップ情報及び実際の再生リストがある。AV構造のアドレスとは、当該プレゼンテーション時間のためのAVメディアの始めからのAV構造のオフセット又はバイト位置であることに留意されたい。本文献の他の箇所に述べたAV構造の又はAVメディアのアドレスは、この段落で使用されたアドレスと同じである。
ネットワーク内のそれぞれのコンピューティングデバイスは、DMSとして働き、かつナビゲーション情報予測サブシステムを備えた、ネットワーク接続された他のコンピューティングデバイス内に格納されているAVメディアにアクセスし、プレイバックすることができる。さらに、コンピューティングデバイスはまた、オフラインプレイバックのためにDMSから予測ナビゲーション情報をコピーし得る。DMSは、新しいAVフォーマットをサポートしていない要求側のDMPが、DMS内に格納されているAVメディアをプレイバックできるよう、後方互換性機能を提供する。図2Aは、本発明のDMS内の構成部品を示している。DMS200は、様々なサブシステム、ハードウェア構成部品、及びソフトウェア構成部品、及び基本的に、CPU201、及び高ビットレートフォーマットのビデオデータを復号することができるAV復号器210を含む。AV復号器210は、CPU201の1つの機能として含まれ得る。以下、CPU201の機能について説明する。
メディアレンダラ202は、DMP要求に基づいて、ナビゲーション情報及びDMPと互換性があるAVメディアを作成することにより、サポートされたAVフォーマットなどのDMPの機能及び能力を満たす役割を果たす。例示的実施形態においては、メディアレンダラ202は、4つのサブシステム、即ちトランスコーダサブシステム204、ナビゲーション情報サブシステム206、及び範囲マッピングサブシステム220、及びパディングサブシステム222から構成される。
トランスコーダサブシステム204は、MPEGビデオ、MPEGES、MPEGTS、又はMPEGPSを含む、異なるフォーマットから及び異なるフォーマットに、AVメディアをトランスコードする。トランスコーダサブシステム204は、DMPから要求された信号内で指定された範囲に基づいて、AVメディア全体、又はAVメディアの一範囲又は一区分のみをトランスコードすることができる。一範囲又は一区分のみの場合は、符号化されるストリームの範囲は、DMPによって要求される範囲に基づく。異なるフォーマットのAVメディアは異なるAVデータ構造を有するので、異なるフォーマットは、1つのオリジナルメディアについて異なる範囲を有する。したがって、範囲マッピングサブシステム220は、オリジナルAVメディアフォーマットの範囲と要求されたAVメディアフォーマットの範囲との間の、これに対応する範囲を提供する。次に、パディングサブシステム222は、予測ストリームサイズとトランスコードされたストリームサイズとの間の整合性を確実にする役割を果たしており、これは、予測ナビゲーション情報に基づく、適切なAVプレイバックを保証するのに重要である。
他方、ナビゲーション情報予測サブシステム206は、要求側のDMPと互換性があるAVメディアフォーマットのためのナビゲーション情報を予測し、生成する役割を果たす。ナビゲーション情報の予測は、要求側のDMPと互換性があるフォーマットにオリジナルAVメディアをトランスコードする前に行われる。ナビゲーション情報予測サブシステム206の結果は、DMPによって要求されたAVメディアフォーマットと互換性があるナビゲーション情報である。
メディアディレクトリサービスを動作するメディアディレクトリ212においては、要求側のDMPに基づいてAVメディアタイプを判断する必要がある。メディアディレクトリは、異なるメディアタイプについてファイルシステム218内に格納されているAVメディア224及びナビゲーション情報226の両方を含む。ナビゲーション情報は、AVデータサイズ、AVビットレート、プレゼンテーション時間、不連続情報、及びAVストリーム情報を含むが、これらに制限されるものではない。メディアディレクトリハンドラ232は、AVフォーマットに従ってAVメディア及びナビゲーション情報を分類する。たとえば、メディアタイプ1は、DVD−VRデバイス準拠のPS及びIFOファイルであり、メディアタイプ2は、BD−REデバイス準拠のTS及びそのナビゲーション情報ファイルである。メディアディレクトリ212管理の一例として、ある特定のDVD−VRデバイスは、DMSのデフォルトメディアディレクトリ、たとえばディレクトリ/ディレクトリレベル1/ディレクトリレベル2/ディレクトリレベル3のみにアクセスできる。メディアディレクトリは、予め構成された固定ディレクトリ、又はAVメディア又はナビゲーション情報ファイルを要求側のデバイスに送る前に存在する動的に作成されたディレクトリのいずれかであり得る。
コンテントを転送するために、コンテント転送サブシステム214は、遠隔コンピューティングデバイス又はポータブルメディア記憶装置から要求が発信されるかどうかを判断する役割を果たす。サーバアプリケーション216は、遠隔コンテント転送サブシステム208及びネットワークインターフェース制御サブシステム230と共に、ネットワーク内の要求側のDMPへのコンテント転送を取り扱う。他方、ローカルコンテント転送サブシステム228は、内部メディア記憶装置106とポータブルメディア記憶装置114との間でコンテントを転送する役割を果たす。最後に、DMSが局所的にAVメディアをプレイバックできる場合、MPEG復号器などのAV復号器210が存在することがある。図6は、DMS200内のモジュール間の相互作用のより詳細な例を提示している。
本発明のDMSと共に働くためには、DMPは、ネットワーク能力又はポータブルメディア記憶装置のいずれかを備えたコンピューティングデバイスでなければならない。ネットワーク能力を備えている場合には、DMPは、通信ネットワークを介してDMS内のAVメディアにアクセスするよう要求する。ポータブルメディア記憶装置を備えている場合には、DMPは、DMSからコピーされた、予測ナビゲーション情報及びオリジナルAVメディアに基づいて、オフラインプレイバックを遂行する。オフラインプレイバックは、コピーされたオリジナルAVメディアをトランスコードする能力を有するDMPにおいて遂行される。DMPは、変換条件テーブルと共に、コピーされた予測ナビゲーション情報に基づいて、コピーされたオリジナルAVメディアをDMP内で再生可能なターゲットAVメディアフォーマットにトランスコードする。
DMPの一例が図2Bに表されている。DMP300は、基本的に、CPU301と、低ビットレートフォーマットのビデオデータを復号することが可能なAV復号器314と、表示デバイス318とを備えたDVDプレヤーである。以下、CPU301の機能について説明する。AV復号器314は、CPU301の1つの機能として含まれ得る。
数々の機能サブシステムには、コンテント転送サブシステム316と、ファイルシステム304内で、メディアディレクトリハンドラ322によって分類された、AVメディア306及びナビゲーション情報308の両方を含むメディアディレクトリ320と、表示デバイス318とが含まれる。リアルタイムAVメディアストリーミング及びプレイバックについては、DMPは、ネットワークを介してDMSと通信し、DMSから予測ナビゲーション情報及びAVメディアを要求する。オフラインプレイバックについては、DMPは、ポータブルメディア記憶装置を介してDMSからコピーされた、予測ナビゲーション情報及びAVメディアを取得する。コンテント転送サブシステム316は、要求信号がDMSから来る場合はネットワークを介して、又は要求信号がポータブルメディア記憶装置から来る場合はポータブルメディア記憶装置を介して、DMSへの又はDMSからのメディア転送を取り扱う。AV復号器314は、表示デバイス318でプレゼンテーションするために、コンテント転送サブシステム316から得られたAVメディアをレンダリングする役割を果たす。
DMSからのDMPによる予測ナビゲーション情報及びAVメディアの取得は、2つの異なる方法で行われ得る。第1に、予測ナビゲーション情報及びオリジナルAVメディアは、ポータブルメディア記憶装置を介してDMPでのオフラインプレイバックを可能にするようDMSからコピーされ得る。
図4は、このプロセスを例示するための、DMSのポータブルメディア記憶装置496と内部メディア記憶装置498との間の通信の流れを示している。図2Aに示されているように、DMSは、その内部メディア記憶装置498内に、オリジナルAVメディア490及びオリジナルナビゲーション情報492を格納する。DMSは、予測ナビゲーション情報を作成するためにナビゲーション情報予測サブシステム206も備える。予測ナビゲーション情報486のためにポータブルメディア記憶装置496から要求を受信すると、DMS内のナビゲーション情報予測サブシステム206は、その内部メディア記憶装置498内に格納されているオリジナルナビゲーション情報492に基づいて、予測ナビゲーション情報494を生成する。
以下、図7、図9、図10、図12、及び図13に基づいて、ナビゲーション情報の予測の詳細について詳しく述べる。要求されたナビゲーション情報が作成されると、予測ナビゲーション情報494は、要求側のポータブルメディア記憶装置496に伝送路を介して配信され484、ナビゲーション情報予測中に生成された範囲マップと共に、ポータブルメディア記憶装置内に格納される488。ポータブルメディア記憶装置496は、その後、ポータブルメディア記憶装置スロットと共にバンドルされた別のコンピューティングデバイスでのオフラインプレイバックを可能にするよう、コピーされた予測ナビゲーション情報478に対応するオリジナルAVメディアのコピーを要求することがある482。変換条件テーブルはまた、ポータブルメディア記憶装置にコピーされる必要がある。トランスコーダ入力パラメータを判断するために、変換条件情報が、コピーされたオリジナルAVメディアのトランスコード中に必要となる。要求されたオリジナルAVメディアが要求側のポータブルメディア記憶装置496に配信される480と、AVメディアは、ポータブルメディア記憶装置496内に格納される。
代替形態として、DMPが、通信ネットワークを介して、DMS内に格納されているAVメディア530をプレイバックしようとした時には必ず、図5に例示されている通信の流れが、DMS502とDMP504との間に発生する。第1に、DMPは、DMSから所望のナビゲーション情報の要求506を始動し、その後AVプレイバックを開始し得る。DMSは、DMP要求に基づいて、利用可能でない場合には、DMS内で即座に利用可能なオリジナルナビゲーション情報526に基づいて、要求された予測ナビゲーション情報518を生成する。要求されたAVメディアのトランスコードを動作する必要なく、予測ナビゲーション情報が作成され得るので、要求側のDMPは、要求されたナビゲーション情報520をリアルタイムで受信し得る。次に、508で、生成された予測ナビゲーション情報がDMPに送られる。
DMPは、受信されたナビゲーション情報520に基づいて、AVメディア要求510をDMSに送り、AVメディアの所望の範囲を指定することにより、ストリームプレイバックを起動する532。トランスコーダサブシステム204は、オリジナルAVメディア全体をトランスコードするのではなく、オリジナルAVメディア530の指定された範囲のみを検索し、要求されたAVフォーマットにトランスコードする528。次いで、トランスコードされたAVメディアは、要求側のDMPに配信され512、これにより、その表示デバイス318を介して、トランスコードされたAV画像のプレイバックが始まる534。トリックプレイ536(たとえば早送り、スキップ)を望む場合には、DMPは、DMSに対して、選択されたトリックプレイモードに対応するAVメディアの範囲を指定する要求を始動しなければならない514。次いで、AVメディアの要求された範囲のみをトランスコードするよう、トランスコードプロセスがDMSで起動され、次いで、DMPに配信される516。DMPは、要求された範囲のトランスコードされたAVメディアを受信すると、所望のトリックプレイ画像538をプレイバックする。通常のモード及びトリックプレイモードが、DMPによって選択され、プレイバックのためのAVメディアの所望の範囲が、DMSに向けられたAVメディア要求において指定される。
図5の通信の流れに基づき、図6は、DMS688内のメディアレンダラ600とDMP690との間の相互作用の、より詳細な実施形態を例示している。DMS688がDMP690からナビゲーション情報要求602を受信した時には必ず、所望のナビゲーション情報を準備するよう、ナビゲーション情報ジェネレータ694が起動される。予測ナビゲーション情報の生成に必要な、3つのソースがある。即ち、オリジナルナビゲーション情報ソース698、DMSの記憶装置内に連続及び不連続AVメディアの両方を含むオリジナルAVメディア696、及びトランスコードマネージャ692によって提供される変換条件情報614である。ナビゲーション情報ジェネレータ694は、オリジナルナビゲーション情報ソース記憶装置698から、オリジナルナビゲーション情報要求604を要求する。次いで、要求されたナビゲーション情報は、ナビゲーション情報ジェネレータ694に配信される606。ナビゲーション情報ジェネレータ694はまた、オリジナルAVメディアから情報を検索する必要がある場合には、オリジナルAVメディアを要求する608。次いで、要求されたオリジナルAVメディアは、ナビゲーション情報ジェネレータ694に配信される610。同時に、ナビゲーション情報ジェネレータ694は、トランスコードマネージャ692から得られ得る変換条件情報を要求し612、次いで、要求された変換条件情報614をナビゲーション情報ジェネレータ694に送る。
これらの3つのソースに基づき、ナビゲーション情報ジェネレータ694は、所望のナビゲーション情報のコンテンツを予測し、新しく生成されたナビゲーション情報616をDMP690に送る。同時に、予測ナビゲーション情報を準備している間に生成された範囲マップ情報が、DMSの範囲マップ情報記憶装置682内に格納される628。範囲マップ情報682は、トランスコードマネージャ692及びパディングハンドラ684の両方によって使用される。
DMP690が要求された予測ナビゲーション情報616を受信すると、DMP690は、予測ナビゲーション情報616のコンテンツに基づいて再生するためのAVメディアの範囲の要求618を開始する。所望のフォーマットのAVメディアの範囲を指定する要求618を受信すると、トランスコードのために検索することが必要な、これに対応する範囲のオリジナルAVメディアを判断するよう、トランスコードマネージャ692が起動される。第1に、トランスコードマネージャ692は、範囲マップ情報記憶装置682から範囲マップ情報を要求する630。範囲マップ情報は、検索され、トランスコードマネージャ692に配信される。範囲マップ情報634に基づき、トランスコーダマネージャ692は、連続及び不連続ストリームの両方を含むメディアストリーム記憶装置696から、オリジナルAVメディア620のこれに対応する要求された範囲のみを検索する。AVメディア622の範囲が得られると、トランスコードマネージャ692は、この範囲のオリジナルAVメディア622を、DMP690によってサポートされるフォーマットにトランスコードする。次いで、予測ストリームサイズとトランスコードされたストリームサイズとの間の整合性を維持するのにパディングが必要かどうかを判断するよう、範囲マップ情報記憶装置682から得られた範囲マップ情報632と共に、トランスコードされたAVメディア624がパディングハンドラ684に配信される。最後に、必要な場合にはパディングされた、トランスコードされたAVメディアが、要求側のDMP690に配信される626。本発明により、AVメディア全体をトランスコードするのに、より大きい記憶装置が必要な場合と比較して、より低消費のメモリ及び記憶装置が実現される。
ナビゲーション情報内の最も重要なデータは、プレゼンテーション時間とこれに対応するAVメディアのアドレス又は位置との間のマッピングである。図7は、DMS内のナビゲーション情報予測サブシステム798の詳細な流れを例示している。予測ナビゲーション情報を生成するためのソースは、オリジナルAVメディアのためのオリジナルナビゲーション情報及び変換条件テーブルである。
ナビゲーション情報サブシステムは、第1に、ステップ796で、オリジナルナビゲーション情報及び変換条件テーブルから必要な情報をパーズし、収集する。予測サブシステムは、ステップ794で、変換条件テーブルからオリジナルストリーム情報及びターゲットストリーム情報の両方を取得する。オリジナルストリーム情報は、不連続フラグ、記録時間、文字セットなどを含み、変換条件情報は、AVメディアビットレート、フレームレート、キーフレーム間隔、及びオリジナルストリーム及びターゲットストリームの両方のストリームサイズを含む。ステップ796及び794でパーズされた情報から、ステップ792で、プレゼンテーションタイムスタンプ及びオリジナルストリーム内のこれに対応するアドレスが抽出される。ステップ790で、変換条件情報に基づき、オリジナルストリームビットレートとターゲットストリームビットレートとの間に変更があるかどうかを判断するための検査が行われる。ターゲットストリームがオリジナルストリームビットレートとは異なるビットレートを有する場合、ステップ788で、要求されたフォーマットのそれぞれのAVデータ構造のサイズが、プレゼンテーション時間間隔及びターゲットビットレートに基づいて予測され、累算される。異なるビットレートを有していない場合、ステップ786で、トランスコードプロセスの後でも変わらないプレゼンテーション時間間隔に基づいて、それぞれのAVデータ構造について、オリジナルストリームアドレスとターゲットストリームアドレスとの間のマッピングが行われる。以下、図9を参照しながら、オリジナルストリームアドレスとターゲットストリームアドレスとの間のマッピングプロセスについて詳しく述べる。それぞれのAVデータ構造のマッピング後に検査される最後のAVデータ構造がステップ784で完了するまで、ステップ788及び786が繰り返される。最後に、ステップ782で、新しいAVメディア長が、累算された予測サイズのAVデータ構造から予測される。次いで、ステップ780で、予測ナビゲーション情報が、パーズされた情報に基づいて生成される。
図6についての記述において詳しく述べたように、要求された予測ナビゲーション情報がDMSから受信されると、DMPは、AVメディアプレイバックを始動し得る。オリジナルストリームサイズとターゲットストリームサイズとの間の整合性が如何に維持されるかについてのより良いピクチャを提供するために、図8は、必要な場合にパディングハンドラ684と共同して働くトランスコードマネージャ692によって遂行される高度なステップを示す図である。これらのステップは、システムのコンピュータ読取可能メモリユニット内に格納されており、かつプロセッサによって実行される、命令として実施される。ステップ812で、通常のモード又は特定のトリックプレイモードのいずれかによって起動され得る、AVメディアのためのDMP要求を受信すると、トランスコードマネージャ692は、ステップ814で、要求された範囲のAVメディアをトランスコードする。ナビゲーション情報を予測している間に生成された範囲マップ情報に基づいて、オリジナルAVメディアの範囲が得られる。DMPに送られるAVメディアのサイズが予測ストリームサイズとの整合性を有することを確実にするために、本発明は、DMSについて、予測ナビゲーション情報内に示された予測サイズを満たすよう、トランスコードされた範囲のAVメディアのサイズの調整に対する制御をDMSに提供する。ステップ820、824、及び826で、トランスコードプロセスが完了すると、トランスコード後、次のプロセスを判断するよう、トランスコードされたAVデータサイズが、予測されたAVデータサイズに対して検査される。この場合、DMS自体が、ナビゲーション情報内に記録された予測AVメディアサイズについての知識を有する。3つのケースが考えられる。即ち、第1に、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズに全く等しい826。第2に、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより大きい824。第3に、予測AVデータサイズがトランスコードされたAVデータサイズより大きい820。トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズに全く等しい場合826、ステップ816で、DMSは、トランスコードされたAVメディアをDMPにリアルタイムにストリーミングする。トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより大きい場合824、ステップ828で、DMSは、トランスコードされたAVメディアサイズが予測されたAVメディアサイズ以下であることを確認するよう、AVメディアを再トランスコードする。このことは、トランスコーダ入力パラメータを設定することにより、たとえばターゲットAVビットレートを下げることにより又はMPEGストリームフォーマットにより高いDCT係数を使用することにより行われ得る。次いで、再トランスコードされたAVメディアは、ステップ826、824、及び820を繰り返すことにより、予測AVメディアサイズに対して再び検査される。これは、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより大きくないことを確認するためである。最後に、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより小さい場合820、第1にステップ830で、サイズ差が判断され、その後ステップ822で、トランスコードされたAVデータのパディングが、予測されるサイズと全く等しくなる。すべての場合において、トランスコードされたAVメディアは、必要な場合にはトランスコード及びパディング又は再トランスコードの後に、ステップ816で、リアルタイムにDMPにストリーミングされる。AVメディアとこれに対応するナビゲーション情報との間の整合性が達成される。これは、DMPでの適切なプレイバックを確実にするのに重要である。
トランスコードマネージャは、ナビゲーション情報予測サブシステム206によって生成されたナビゲーション情報に基づいて、ステップ812で、DMPによって要求されたAVメディアの範囲をトランスコードする役割を果たす。通常のプレイバックモード又はトリックプレイモードのいずれかであり得るプレイバックモードにより、要求された範囲のAVメディアが、DMPによって始動された要求において指定される。DMS688とDMP690との間の接続が終了するまで、図8に例示されているすべてのステップが繰り返される。
要求されたAVメディアフォーマットのためのナビゲーション情報を予測している間、DMS内のナビゲーション情報予測サブシステム206によって採用される、2、3のステップがある。とりわけ、範囲マップ情報の生成は、DMPによるAVメディア要求に一致するよう、オリジナルAVメディア及びターゲットAVメディアの範囲を判断するのに重要である。範囲マップ情報は、2種類の情報、即ちプレゼンテーションタイムスタンプ及びAVメディア内のこれに対応するアドレス又は位置に基づいて生成される。AVメディア内のこれに対応する位置へのプレゼンテーションタイムスタンプのマッピングは、特定のプレゼンテーション時間にAVメディアのこれに対応する部分をプレゼンテーションするために復号器のための基準として役立つ。図9は、範囲マップ情報908がオリジナルナビゲーション情報902及び予測ナビゲーション情報912の両方に基づいて如何に生成され得るかについての一例を例示している。この例においては、プレゼンテーションタイムスタンプ及びAVメディア位置は、それぞれ、秒及びバイトで示されている。プレゼンテーションタイムスタンプに対応するオリジナルAVメディアの始めからのオリジナルAVデータのオフセット又はバイト位置914は、オリジナルナビゲーション情報902から検索され得る。同じプレゼンテーションタイムスタンプを、それぞれ916及び918で、オリジナルナビゲーション情報及び予測ナビゲーション情報の両方内の基準として利用することにより、要求されたナビゲーション情報を予測している906間に、たとえばストリームビットレート及びプレゼンテーション間隔に基づいてストリーム範囲を計算している間に、プレゼンテーションタイムスタンプに対応するターゲットAVメディアの始めからのターゲットAVデータのオフセット又はバイト位置920が導き出される。2つのナビゲーション情報902及び912から、基準として役立つすべてのプレゼンテーションタイムスタンプについて、オリジナルAVメディアとターゲットAVメディアのアドレスとを一致させることにより、範囲マップ情報908が作成され得る。
ナビゲーション情報を予測するための別の重要なソースは、変換条件テーブル1004である。変換条件テーブルは、DMPによって要求されたナビゲーション情報のコンテンツを予測するよう、DMSによって使用される。DMSは、変換条件テーブル1004を参照して、要求されたナビゲーション情報912を予測するのに必要な、ターゲットビットレート及び他のトランスコードパラメータを取得する。図10は、変換条件テーブルの一例を表している。変換条件テーブルは、オリジナルAVメディア及びターゲットAVメディアの両方の変換条件情報から構成される。変換条件情報は、オーディオ/ビデオビットレート、フレームレート、キーフレーム間隔、システム及びエレメンタリストリームレベルを含むAVメディアフォーマット、及びオリジナルAVメディア1002及びターゲットAVメディア1006の両方の長さなどの、AVメディア属性1008を含む。たとえば、オリジナルAVメディアがより低いビットレートでダウンコンバートされた場合には、プレゼンテーション間隔のためのAVデータ構造のサイズがオリジナルAVデータ構造のサイズから変わるにつれて、AVデータのプレゼンテーションタイムスタンプ及びこれに対応するアドレスのマッピングが変更される。図9及び図10のナビゲーション情報及び範囲マップの例について述べると、20Mbpsのオリジナルビットレートが10Mbpsだけ減少して10Mbpsとなった場合には、AVメディアのサイズは、ビットレートの減少により、トランスコード後に減少される。変換条件テーブル1004は、特にターゲットAVメディアサイズを予測する際のナビゲーション情報予測サブシステム206のソースとして役立つ。
AVメディア内のプレゼンテーションタイムスタンプとこれに対応するアドレスとの間のマッピングは、それぞれの当該AVメディアを変更する時には必ず編集しなければならないプレゼンテーション時間値に基づく。AV位置は、ターゲットビットレートに基づいて計算される。ビットレートは、時間間隔内でプレゼンテーションされる、ビットのAVメディアの総サイズを表す。したがって、たとえば、ビットレートが減少した場合には、それぞれのプレゼンテーション時間のAV位置も、より低いオフセットに減少する。ビットレートとAV位置との間の関係は比例関係である。
DMPでの適切なプレイバックを確実にするために、予測ナビゲーション情報とトランスコードされたAVメディアとの間の整合性が維持されなければならない。本発明においては、要求されたAVメディアをトランスコードし、要求されたフォーマットに作成した後、トランスコードされたAVメディアサイズが、DMPが参照する予測ナビゲーション情報内で予測され示される、要求されたAVメディアサイズとの整合性を有することを、DMSは確実にしなければならない。
図11は、トランスコードされたAVメディアサイズが予測AVメディアサイズより小さい場合の、図8のステップ812、814、820、830、及び822のプロセスの例を示している。トランスコードされるオリジナルAVメディアの範囲1126がDMSによって決まると、このオリジナルAVメディアの範囲は、トランスコードするため1118でトランスコーダ1112に送られる。トランスコードプロセス1112が完了すると、パディングハンドラ1104が、トランスコードされたAVデータ1116のサイズと要求内に示されている予測AVデータ1102のサイズとを比較する役割を果たす。2つのサイズの間の差1120に基づいて、パディングサイズ1124が決まる。これは、予測AVメディアサイズ及びトランスコードされたAVメディアサイズの範囲の間のサイズ差1120と等価である。要求された予測AVメディアサイズの整合性を確実にするよう、トランスコードされたストリーム1122の最後に、パディング1124が追加される。差がゼロであった場合、パディングの必要はない。
上記に記述したように、ナビゲーション情報予測サブシステム206は、連続及び不連続AVメディアの両方をサポートする。図12は、特に不連続AVメディアのためのナビゲーション情報予測サブシステム206によって遂行される、高度なステップを例示するフローチャート1200である。DMP又はポータブルメディア記憶装置のいずれかからステップ1202でナビゲーション情報の要求を受信すると、ナビゲーション情報予測サブシステム206は、ステップ1204で変換条件テーブルから変換条件情報を、及びステップ1206でオリジナルナビゲーション情報から必要な情報を検索している間に、オリジナルAVメディアがステップ1208で不連続を含むかどうかを検査する。たとえば、不連続フラグを検査する。不連続がストリーム内に存在した場合、不連続ストリームのためのナビゲーション情報を予測し生成するための解決方法が、ステップ1210で適用される。次に、DMSは、ステップ1212で要求された予測ナビゲーション情報を生成し、ステップ1214で、要求側のDMPにこれを送る、又は要求側のポータブルメディア記憶装置にこれをコピーする。
図13は、DMSなどのBD−REデバイス及びDMPなどDVD−VRを用いた、本発明における不連続ストリームのための解決方法の詳細な流れの一例を表している。BD−REの仕様に基づいて、多くの再生項目(PlayItem)のストリーム内で不連続が発生する。不連続情報は、BD−REナビゲーション情報ファイルから検索され得る。再生リストファイルにおいて、2つの連続する再生項目の、再生項目のプレゼンテーション終了時間を意味するOUT_TIMEと、その後に再生する再生項目のプレゼンテーション開始時間を意味するIN_TIMEとが等しくない時には必ず不連続が起きると解釈され得る。ステップ1302で、不連続が存在するかどうかを判断するために、2つの連続的な再生項目のIN_TIME及びOUT_TIMEが検査される。AVメディア1304内に不連続が発見されなかった場合には、ステップ1322で、予測ナビゲーション情報が更新される。また、AVメディア1306内で不連続が発見された場合には、ステップ1308、1310、及び1312で、AVメディア内で検出された不連続の種類が識別される。BD−REの仕様によれば、BD−REストリーム内の不連続は、4つのシナリオに分類され、識別されたシナリオのための解決方法が適用される。非常に小さい部分のストリームの削除による不連続については、削除されるべきAVメディアの一部分が、BD−RETS内に留まっている。ナビゲーション情報を予測し、その後、所望のAVメディアフォーマットにTSをトランスコードしている間に、ストリームのこの部分を消去するために、AVメディアのPES(パケット化されたエレメンタリストリーム)のPTS(プレゼンテーションタイムスタンプ)が、ステップ1322でのナビゲーション情報予測プロセスと合わせて、ステップ1314で調整される。何故なら、不連続ストリーム部分はトランスコードされないからである。ステップ1310でのシステムクロック又はプレゼンテーション時間の変更(たとえば、放送局によるチャネル切換又はユーザ編集)による不連続については、システム時間情報が、ステップ1318で得られ、その後、ステップ1320で新しいVOBが作成される。VOBの数は、オリジナルAVメディア内の再生項目の数に依存する。たとえば、TS内にこの種の不連続を有する再生項目の数が5つである場合、VOBの数は、5であるべきである。次いで、この後、不連続情報を含むよう、ステップ1322で予測ナビゲーション情報が更新される。最後に、ステップ1312で、ユーザ定義再生リスト内で不連続が検出された場合、ステップ1318、1320、及び1322が遂行される前に、ユーザ定義再生リスト内で組み合わせられるすべてのクリップのプレゼンテーション時間間隔を検索するよう、ブリッジクリップ情報が、第1にステップ1316で抽出されなければならない。
本発明は、低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適したプレヤーにより高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法及び装置において使用され得る。
本発明は、低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適したプレヤーにより高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法及び装置に関する。本発明は、より詳細には、多くのフォーマットのシームレスAVメディアプレイバックに使用されるナビゲーション情報の予測に関する。本発明は、特に、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイスのためのリアルタイムストリーミングを達成し、かつ異種コンピューティングデバイスの間のディジタルメディアプレヤー(DMP)によって要求された、トランスコードされたAVメディアのオフラインプレイバックを可能にする装置及び方法を提供する。それぞれのコンピューティングデバイスが、異なるAVメディアフォーマットをサポートする。オリジナルAVメディアフォーマットをDMPによって要求されたAVメディアフォーマットにトランスコードする前に、ディジタルメディアサーバ(DMS)のナビゲーション情報の予測が起動される。たとえばユーザ編集後の、連続及び不連続AVメディアの両方が、ナビゲーション情報の予測によってサポートされる。
最近のネットワーキング技術の進歩により、家電(CE)製品及びハンドヘルドデバイスなどの、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイス間の通信が可能となった。ホームネットワークにおいて、ディジタル多用途ディスク(DVD)レコーダなどのネットワーク家電製品が広く行き渡っており、これらのそれぞれが、DMS又はDMPのいずれか又はその両方として機能し得る。これらのデバイスは、局所的に格納されているAVメディアをプレイバックする場合もあれば、ネットワークストリーミングを介して他のデバイス内の離れた所に格納されているAVメディアをプレイバックする場合もある。たとえば、DMSは、DMP要求があり次第、その記憶装置内に格納されているAVメディアをDMPにストリーミングする。
他方、ディジタル放送の高い普及率、及びブルーレイディスク(Blu−ray Disc)(BD)フォーマットなどの新しいAVメディアフォーマットの出現により、AVメディアフォーマットの数が増加してきている。このため、DMPによってサポートされていないDMSのAVメディアフォーマットをDMPでプレイバックしようとすると、フォーマットの互換性がないことに気づく。具体的には、DVD−VRデバイスは、局所的に又は離れた所に格納されているDVD−VRメディアをプレイバックし得る。しかし、これらのデバイスは、BDフォーマットなどの、新しいAVメディアフォーマットをサポートしていない。したがって、たとえ、ネットワークストリーミングにより又はSecure Digital(SD)カードなどのポータブルメディア記憶装置からコピーすることにより、DVD−VRデバイスにBDメディアを首尾良く取得し得たとしても、このDVD−VRデバイスは、BDメディアをプレイバックすることができない。ポータブルメディア記憶装置は、格納されているAVメディアをオフラインプレイバックするために、他のコンピューティングデバイスにポートされ得る。メディアデバイスが、サポートされている種類のAVメディアフォーマットのプレイバックのみに制限されることのないよう、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイス間の後方互換性及びインタオペラビリティが必要である。
映画のストリーミングについては、DVD−VRメディアのプレイバックを達成するには、いくつかのコンピューティングデバイス、たとえばDVD−VRデバイスに2種類の情報が必要である。第1の情報は、AVストリームを含むAVメディアである。しかし、AVメディアだけでは、DMPは、AVメディアが始めから終わりまで単に連続して再生されるだけの、通常のプレイバックモードを達成し得るに過ぎない。第2の情報は、通常のプレイバックモード又はトリックプレイモード(trick play mode)のいずれかで、AVメディアをプレイバックするのに必要なナビゲーション情報を含むナビゲーション情報である。ナビゲーション情報は、それぞれのAVメディアフォーマットによって定義され、プレイバック時間及びAVメディアの位置のマッピング情報を含む。ナビゲーション情報を用いて、シーク、早送り、及び巻戻しなどのトリックプレイモードが達成され得る。特に、それぞれのAVメディアフォーマットは、AVメディア及びナビゲーション情報の、明確に定義された構造を有する。1つの共通の例として、それぞれAVメディア及びナビゲーション情報ファイルとして、ビデオオブジェクトブロック(VOB)及び情報フォーマット(IFO)を定義するDVDフォーマットがある。
米国特許公報第6463445B1号明細書 米国公開特許公報第2004/0054689A1号明細書 欧州公開特許公報第1524855A1号明細書 欧州特許公報第0920203A2号明細書 米国公開特許公報第2003/0021587A1号明細書
既存の解決方法により、たとえネットワーク接続されたコンピューティングデバイス間の後方互換性及びインタオペラビリティが実現できたとしても、やはりいくつかの欠点が残る。第1に、既存の解決方法は、要求されたAVメディアをトランスコードし、そのトランスコードされたAVメディアに基づいて、これに対応するナビゲーション情報を生成する。したがって、要求されたAVフォーマットに基づいてナビゲーション情報を生成し得るよう、異なるAVメディアフォーマットに記憶空間を割り当てなければならない。この場合、特にAVメディアが非常に長く、かつDMS内に格納されているAVメディアの数が大きいと、メモリ及び記憶装置が多く消費される。
第2の欠点は、AVメディア全体をトランスコードするのに時間がかかるため、要求されたナビゲーション情報のDMPへのレンダリングが遅延することである。何故なら、全AVメディアのトランスコードが完了した後に初めて、所望のナビゲーション情報が生成され得るからである。この結果、既存の解決方法は、ナビゲーション情報が利用可能になるのを待ってから、AVメディアを要求しなければならない、DMPでのストリーミングされたAVメディアのリアルタイムプレイバックを回避している。これとは異なり、他の解決方法は、ナビゲーション情報を利用することなく、AVメディアアクセスのインタオペラビリティを実現している。しかし、トリックプレイモードが実現され得ないので、DMPでは通常のプレイバックのみが可能となる。
本発明は、マルチフォーマットAVメディアのシームレスプレイバックに使用されるナビゲーション情報の予測に関する。本発明は、特に、ネットワーク接続されたコンピューティングデバイスのためのオンデマンドリアルタイムストリーミングを達成し、かつ異なるAVメディアフォーマットをサポートする異種コンピューティングデバイス、たとえば家電製品間のディジタルメディアプレヤー(DMP)によって要求されるトランスコードされたAVメディアのオフラインプレイバックを可能にする、DMSにおける装置及び方法を提供する。
本発明は、上記の欠点に対処するためのインテリジェントメカニズムを有する。記憶装置が多く消費されるという課題を回避するために、本発明では、要求されたAVメディアの範囲のみをトランスコードして、一時メディア記憶装置内に格納し、トランスコードされたAVメディアをDMPに送る。これは、特にネットワーク家電の間で大量のAVメディアが交換され得る家電ネットワーク内の、リソースが制限されたコンピューティングデバイスにとって重要である。本発明は、トランスコードされたAVメディアではなく、オリジナルナビゲーション情報に基づいて、ナビゲーション情報を予測する。トランスコードされたAVメディアをパーズすることなく、無視できる程の遅延で、予測ナビゲーション情報が生成され得るので、リアルタイムAVプレイバックをDMPで達成する助けとなる。
予測ナビゲーション情報は、高ビットレートフォーマットのビデオデータを低ビットレートフォーマットのビデオデータにトランスコードする前に生成され得る。
ビデオデータのトランスコードは、リアルタイムに行われ得る。したがって、視聴者は、待ち時間なしでビデオを観ることができる。
ビデオデータのトランスコードは、区分毎に行われる。したがって、メモリサイズは、1区分をトランスコードするのに十分な、小さいサイズとなり得る。
特定の図を参照しながら、本発明について例示した図面を用いて、本発明の実施形態を補足する。また同じ例については、特定の図中の特定の例に含まれるものとする。
以下、添付図を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について記述する。図中の同様の参照符号は、同一の動作及びオペレーションを遂行する同一の構成部品を表すことに留意されたい。
本発明の実施形態は、AVメディアトランスコーダを必要とするDMS(ディジタルメディアサーバ)及びDMP(ディジタルメディアプレヤー)、ネットワーク又はオフラインAVメディアプレイバックを介したAVメディアストリーミング及びプレイバック、連続及び不連続AVメディアの両方のためのナビゲーション情報の予測、及び異なるフォーマットの2つのストリームの間の範囲マッピングに基づくメディア検索方法に関係する。本発明の実施形態はまた、予測ストリームサイズ及びトランスコードされたストリームサイズの整合性を確実にするためのパディングサブシステムに関する。本発明は、より詳細には、要求側のDMPにおいてトランスコードされたAVメディアのオフライン又はリアルタイムプレイバックを可能にするDMSによって提供されるナビゲーション情報予測の、装置、システム、及び方法に関する。
第1に、本発明を特定の一例について記述する。図2Aは、モニタ画面に高品質のピクチャを再現し得る、居間に置かれたブルーレイディスクレコーダであるDMS200を示している。図2Bは、モニタ画面に標準的な品質のピクチャを再現し得る、寝室に置かれた、表示デバイスを備えたDVD−VRプレヤーであるDMP300を示している。図1に示されているように、DMS200及びDMP300は、ホームネットワークシステムによって接続される。DMS200には、高品質のピクチャフォーマットの映画M1が格納されている。DMS200、即ちブルーレイディスクレコーダにより映画M1が居間で再生される場合、非常にクリアかつ高精度のピクチャが表示される。映画M1が、ホームネットワークを通じて、DMS200からDMP300に、即ちDVD−VRプレヤーに送信される場合、DMP300は、それ程高精度でないピクチャを作成する標準的な品質のピクチャフォーマットに映画M1をダウンコンバートする。上記より理解されるであろうが、DMP300により映画M1が寝室で再生される場合、ピクチャは、居間で再生されるピクチャほど高精度ではない。映画M1のダウンコンバートは、DMS200又はDMP300のいずれかで実施され得る。以下に記載した例においては、ダウンコンバートはDMS200で実施される。映画M1をDMS200からDMP300に送信するため、データは、コントローラによって制御されるデータ量の転送速度で、パケットで送信される。
図3Aを参照すると、DMS200とDMP300との間のデータ伝送の図が示されている。寝室にいる視聴者が、居間に置かれたDMP300内に格納されている映画M1を見たいと思った場合を想定する。まず第一に、DMP300が、予測ナビゲーション情報要求486をDMS200に送る。予測ナビゲーション情報要求486を受信すると、DMS200は、図3Bに示されている、オリジナルナビゲーション情報902及び変換条件テーブル1004に基づいて予測ナビゲーション情報912を準備する。ナビゲーション情報は、索引情報又はIFOとも呼ばれる。
図3Aについて述べると、映画M1のコンテント内にメタデータとして含まれているオリジナルナビゲーション情報902は、再生時間及びバイト位置のリスト、より詳細には、プレゼンテーションタイムスタンプのリスト、及びこれに対応する、オリジナルAVメディア内のバイトの位置のリストを含んでいる。たとえば、データの全くの始めから0.5秒の時間が経過するまでに、1200バイトのデータが存在する。したがって、始めから0.5秒のピクチャを見るためには、データストリームの始めから測定された1200バイトから開始したピクチャのフレームを復号する必要がある。始めからカウントされた1.5秒から、始めからカウントされた2.0秒までの、映画の一部分を見たいと思った場合、始めから測定された4500バイトから開始して、始めから測定された5999バイトまでのデータストリームの一部分が使用されるべきである。
上記に説明したオリジナルナビゲーション情報902は、DMS200、即ち20Mbps(この数は、単なる一例である)のビットレートを有するブルーレイディスクレコーダには適応できるが、DMP300、即ち10Mbps(この数は、単なる一例である)のビットレートを有するDVD−VRプレヤーには適応できないことに留意されたい。
本発明によれば、オリジナルナビゲーション情報902は、変換条件テーブル1004を使用して、DMP300、即ちDVD−VRプレヤーに適応できる予測ナビゲーション情報912に変換される。
図3Bに示されているように、変換条件テーブル1004は、ビットレート、サイズ、フレームレート、キーフレーム間隔、システムストリームフォーマット、オーディオエレメンタリストリームフォーマット、及びビデオエレメンタリストリームフォーマットなどの、様々なAVメディア属性を含む。変換条件テーブル1004内には、オリジナルAVメディアに特有の情報及びターゲットAVメディアに特有の情報が、属性のそれぞれについて記載されている。本明細書においては、オリジナルAVメディアの情報とは、ブルーレイディスクレコーダのDMS200を操作するのに必要な情報であり、ターゲットAVメディアの情報とは、DVD−VRプレヤーのDMP200を操作するのに必要な情報である。
変換条件テーブル1004によれば、オリジナルAVメディアのビットレートは20Mbpsであり、ターゲットAVメディアのビットレートは10Mbpsであり、オリジナルAVメディアのサイズは、画面幅対高さが16:9の画面比率を有するHDであり、ターゲットAVメディアのサイズは、画面幅対高さが3:2の画面比率を有するD1であり、両方のメディアのフレームレートは29.97であり、両方のメディアのキーフレーム間隔は15であり、オリジナルAVメディアのシステムストリームフォーマットはトランスポートストリームであり、ターゲットAVメディアのシステムストリームフォーマットはプログラムストリームであり、オリジナルAVメディアのオーディオエレメンタリストリームフォーマットはAC3であり、ターゲットAVメディアのオーディオエレメンタリストリームフォーマットはLPCMであり、両方のメディアのビデオエレメンタリストリームフォーマットはMPEG2であることが示されている。変換条件テーブル1004は、準備されて、DMS200内に格納されている。新しいデバイスがホームネットワークシステムに接続されると、その新しいデバイスの情報がDMS200に送られ、変換条件テーブル1004内にその新しいデバイスの情報が追加される。
変換条件テーブル1004においては、ビットレートは、本発明に必要な属性である。他の属性は省くことができる。
本発明によれば、オリジナルナビゲーション情報は、ビットレート情報を使用して、予測ナビゲーション情報に変換される。一般に、以下の関係が与えられ得る。
(オリジナルAVメディア内の位置):(ターゲットAVメディア内の位置)
=(オリジナルAVメディアビットレート):(ターゲットAVメディアビットレート)
したがって、
(ターゲットAVメディア内の位置)=(オリジナルAVメディア内の位置)
x(ターゲットAVメディアビットレート)/(オリジナルAVメディアビットレート)
が得られる。
たとえば、始めから0.5秒後に、ターゲットAVメディア内の(バイトの)位置が、
式 1200x(10/20)=600
で計算され得る。同様に、図3Bに示されているように、予測ナビゲーション情報を取得するために、異なる時間のターゲットAVメディア内の位置が計算される。
再び図3Aについて述べると、DMS200は、予測ナビゲーション情報を準備すると、ナビゲーション情報配信484として、予測ナビゲーション情報をDMP300に送る又は配信する。DMP300においては、予測ナビゲーション情報は、記憶装置内に格納されている488。
その後、ユーザが寝室で映画M1を観たいと思った場合、ユーザは再生信号を入力する。DMP300は、再生信号に応答して、映画M1の予測ナビゲーション情報を読み取り、トランスコードされたAVメディア要求482をDMS200に送る。たとえば、0.00〜0.50秒の映画M1の部分が要求された場合、DMP300は、0〜599バイトのトランスコードされたAVメディアストリーム要求を作成する。トランスコードされたAVメディアストリームのデータサイズのこのような要求は、時間領域、つまり0.00〜0.50秒内の要求に変更される。時間領域内の要求は、トランスコードされたAVメディア要求482として、DMP300からDMS200に送信される。次いで、DMS200において、時間領域要求及びオリジナルナビゲーション情報902を使用して、オリジナルAVメディア内の測定されたバイトの映画M1の一部分が検出される。この場合、このような一部分は、0〜1199バイトである。したがって、DMS200において、オリジナルAVメディア内の一部分(0〜1199バイト)が、BD−REフォーマットからDVD−VRフォーマットへの変換のために使われて処理される。DVD−VRフォーマットの映画M1のトランスコードされた部分は、1200バイトの約半分、つまりBD−REフォーマットの映画M1の同じ部分のデータサイズの約半分である、599バイト以下のデータサイズを有する。
次いで、約599バイトのデータである、DVD−VRフォーマットの映画M1のトランスコードされた部分が、トランスコードされたAVメディア配信480として、DMS200からDMP300へと送信される。次いで、DMP300において、DVD−VRフォーマットの映画M1のトランスコードされた部分は、0.00〜0.50秒の要求された時間の画面での再生に使用される。
その後、DMP300は、映画M1のその後の部分のための、600〜1499バイトの別のトランスコードされたAVメディアストリーム要求を作成することがある。
上記より明らかなように、低ビットレートフォーマットのビデオデータの再生に適したプレヤー、DMP300により、DMS200内に格納されている高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生するために、以下のステップが行われる。
(A1)DMS200内の高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取る。
(A2)DMS200においてオリジナルナビゲーション情報を予測ナビゲーション情報に変換する。この予測ナビゲーション情報は、低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる。
(A3)DMS200からDMP300に予測ナビゲーション情報を送る。
(A4)DMP300により、予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求する。この低ビットレートバイト情報は、DMP300による再生のための低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(A5)予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報を、再生のための開始時間及び終了時間を含む時間領域情報に変換する。
(A6)予測ナビゲーション情報及びオリジナルナビゲーション情報に基づいて、時間領域情報を高ビットレートバイト情報に変換する。この高ビットレートバイト情報は、高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(A7)高ビットレートバイト情報に基づいて、DMS200内に格納されているビデオデータから、高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を検索する。
(A8)DMS200において高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードする。
(A9)低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分をDMS200からDMP300に送る。
本発明の一例では、高ビットレートはオリジナルAVメディアビットレートに対応し、低ビットレートはターゲットAVメディアビットレートに対応するが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明では、低ビットレートから高ビットレートへの変換、又はその逆の変換も可能である。
上述した実施形態においては、ステップ(A6)、(A7)、及び(A8)は、DMS200内で行われるが、ステップ(A6)はDMP300内で行われ得ると説明されている。この場合、トランスコードされたAVメディア要求482は、時間領域内の要求ではなく、ステップ(A6)で得られた高ビットレート情報であり得る。また、ステップ(A8)は、DMP300内で行われ得る。
さらに、DMP300内で行われると説明したステップ(A5)は、DMS200内でも行われ得る。この場合、トランスコードされたAVメディア要求482は、時間領域内の要求ではなく、ステップ(A4)で得られた低ビットレート情報であり得る。
上述した実施形態においては、DMS200内に格納されているビデオデータは、区分毎に転送され、DMP300によって再生される。本発明は、低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適した、かつ高ビットレートフォーマットのビデオデータを格納するための記憶装置が設けられた、プレヤーに適用され得る。このようなプレヤーにより再生するために、以下のステップが行われる。
(B1)高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取る。
(B2)オリジナルナビゲーション情報を、低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる予測ナビゲーション情報に変換する。
(B3)予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求する。前記低ビットレートバイト情報は、プレヤーにより再生するための低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(B4)予測ナビゲーション情報及びオリジナルナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報を高ビットレートバイト情報に変換する。前記高ビットレートバイト情報は、高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含む。
(B5)高ビットレートバイト情報に基づいて、記憶装置から高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を検索する。
(B6)高ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードする。
低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置のそれぞれに(低ビットレート)/(高ビットレート)を掛けることにより、ステップ(B4)が達成され得る。(復号器314のない)DMS200とDMP300とを組み合わせることにより、このようなプレヤーが構築され得る。
このようなプレヤーは、プレヤーが処理し得るビットレートより高いビットレートを有するビデオデータを再生し得るという利点を有する。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
図1は、ワイヤード又はワイヤレスのいずれかの、802.11又はイーサネット(登録商標)などのネットワーク接続116を介して、多くのコンピューティングデバイス104を接続する通信ネットワーク102のサンプルについて記述している。これらのコンピューティングデバイスのそれぞれが、それ自身の内部メディア記憶装置106と、ポータブルメディア記憶装置114と、処理ユニット112とを備える。処理ユニット112は、特定の機能を遂行する、ソフトウェア実行可能プロセッサ又はLSIプロセッサであり得る。これらのコンピューティングデバイスは、ネットワークにおいて、異なる能力、デバイス形態、及び移動式の振る舞いを有する、異なる機能及び目的を有することがある。
内部メディア記憶装置106は、ナビゲーション情報予測中に生成される範囲マップと共に、AVメディア108、変換条件テーブル、及びAVメディア用のナビゲーション情報110を含むが、これらに制限されるものではない。ナビゲーション情報110のフォーマット及びAVメディア108は、これらが常駐しているコンピューティングデバイスによってサポートされる。要求側のDMPのために生成されるAVメディア及びそのナビゲーション情報は、記憶容量の浪費を回避するために、内部メディア記憶装置106から取り外される。内部メディア記憶装置106以外に、それぞれのコンピューティングデバイスが、他のコンピューティングデバイスでのオフラインプレイバックのために予測ナビゲーション情報及びオリジナルAVメディアをコピーできるようにするポータブルメディア記憶装置114を備えることがある。
ナビゲーション情報は、AVメディアをプレイバックするのに必要である。ナビゲーション情報のコンテンツは、フォーマットに依存するAV構造のサイズ、プレゼンテーション時間、AV構造のアドレス、プレゼンテーション時間のAV構造のアドレスへのマッピング、及び他のAVメディア属性を含む。ナビゲーション情報の2例に、DVD−VRフォーマットのためのIFO、及びBD−REフォーマットのためのクリップ情報及び実際の再生リストがある。AV構造のアドレスとは、当該プレゼンテーション時間のためのAVメディアの始めからのAV構造のオフセット又はバイト位置であることに留意されたい。本文献の他の箇所に述べたAV構造の又はAVメディアのアドレスは、この段落で使用されたアドレスと同じである。
ネットワーク内のそれぞれのコンピューティングデバイスは、DMSとして働き、かつナビゲーション情報予測サブシステムを備えた、ネットワーク接続された他のコンピューティングデバイス内に格納されているAVメディアにアクセスし、プレイバックすることができる。さらに、コンピューティングデバイスはまた、オフラインプレイバックのためにDMSから予測ナビゲーション情報をコピーし得る。DMSは、新しいAVフォーマットをサポートしていない要求側のDMPが、DMS内に格納されているAVメディアをプレイバックできるよう、後方互換性機能を提供する。図2Aは、本発明のDMS内の構成部品を示している。DMS200は、様々なサブシステム、ハードウェア構成部品、及びソフトウェア構成部品、及び基本的に、CPU201、及び高ビットレートフォーマットのビデオデータを復号することができるAV復号器210を含む。AV復号器210は、CPU201の1つの機能として含まれ得る。以下、CPU201の機能について説明する。
メディアレンダラ202は、DMP要求に基づいて、ナビゲーション情報及びDMPと互換性があるAVメディアを作成することにより、サポートされたAVフォーマットなどのDMPの機能及び能力を満たす役割を果たす。例示的実施形態においては、メディアレンダラ202は、4つのサブシステム、即ちトランスコーダサブシステム204、ナビゲーション情報サブシステム206、及び範囲マッピングサブシステム220、及びパディングサブシステム222から構成される。
トランスコーダサブシステム204は、MPEGビデオ、MPEGES、MPEGTS、又はMPEGPSを含む、異なるフォーマットから及び異なるフォーマットに、AVメディアをトランスコードする。トランスコーダサブシステム204は、DMPから要求された信号内で指定された範囲に基づいて、AVメディア全体、又はAVメディアの一範囲又は一区分のみをトランスコードすることができる。一範囲又は一区分のみの場合は、符号化されるストリームの範囲は、DMPによって要求される範囲に基づく。異なるフォーマットのAVメディアは異なるAVデータ構造を有するので、異なるフォーマットは、1つのオリジナルメディアについて異なる範囲を有する。したがって、範囲マッピングサブシステム220は、オリジナルAVメディアフォーマットの範囲と要求されたAVメディアフォーマットの範囲との間の、これに対応する範囲を提供する。次に、パディングサブシステム222は、予測ストリームサイズとトランスコードされたストリームサイズとの間の整合性を確実にする役割を果たしており、これは、予測ナビゲーション情報に基づく、適切なAVプレイバックを保証するのに重要である。
他方、ナビゲーション情報予測サブシステム206は、要求側のDMPと互換性があるAVメディアフォーマットのためのナビゲーション情報を予測し、生成する役割を果たす。ナビゲーション情報の予測は、要求側のDMPと互換性があるフォーマットにオリジナルAVメディアをトランスコードする前に行われる。ナビゲーション情報予測サブシステム206の結果は、DMPによって要求されたAVメディアフォーマットと互換性があるナビゲーション情報である。
メディアディレクトリサービスを動作するメディアディレクトリ212においては、要求側のDMPに基づいてAVメディアタイプを判断する必要がある。メディアディレクトリは、異なるメディアタイプについてファイルシステム218内に格納されているAVメディア224及びナビゲーション情報226の両方を含む。ナビゲーション情報は、AVデータサイズ、AVビットレート、プレゼンテーション時間、不連続情報、及びAVストリーム情報を含むが、これらに制限されるものではない。メディアディレクトリハンドラ232は、AVフォーマットに従ってAVメディア及びナビゲーション情報を分類する。たとえば、メディアタイプ1は、DVD−VRデバイス準拠のPS及びIFOファイルであり、メディアタイプ2は、BD−REデバイス準拠のTS及びそのナビゲーション情報ファイルである。メディアディレクトリ212管理の一例として、ある特定のDVD−VRデバイスは、DMSのデフォルトメディアディレクトリ、たとえばディレクトリ/ディレクトリレベル1/ディレクトリレベル2/ディレクトリレベル3のみにアクセスできる。メディアディレクトリは、予め構成された固定ディレクトリ、又はAVメディア又はナビゲーション情報ファイルを要求側のデバイスに送る前に存在する動的に作成されたディレクトリのいずれかであり得る。
コンテントを転送するために、コンテント転送サブシステム214は、遠隔コンピューティングデバイス又はポータブルメディア記憶装置から要求が発信されるかどうかを判断する役割を果たす。サーバアプリケーション216は、遠隔コンテント転送サブシステム208及びネットワークインターフェース制御サブシステム230と共に、ネットワーク内の要求側のDMPへのコンテント転送を取り扱う。他方、ローカルコンテント転送サブシステム228は、内部メディア記憶装置106とポータブルメディア記憶装置114との間でコンテントを転送する役割を果たす。最後に、DMSが局所的にAVメディアをプレイバックできる場合、MPEG復号器などのAV復号器210が存在することがある。図6は、DMS200内のモジュール間の相互作用のより詳細な例を提示している。
本発明のDMSと共に働くためには、DMPは、ネットワーク能力又はポータブルメディア記憶装置のいずれかを備えたコンピューティングデバイスでなければならない。ネットワーク能力を備えている場合には、DMPは、通信ネットワークを介してDMS内のAVメディアにアクセスするよう要求する。ポータブルメディア記憶装置を備えている場合には、DMPは、DMSからコピーされた、予測ナビゲーション情報及びオリジナルAVメディアに基づいて、オフラインプレイバックを遂行する。オフラインプレイバックは、コピーされたオリジナルAVメディアをトランスコードする能力を有するDMPにおいて遂行される。DMPは、変換条件テーブルと共に、コピーされた予測ナビゲーション情報に基づいて、コピーされたオリジナルAVメディアをDMP内で再生可能なターゲットAVメディアフォーマットにトランスコードする。
DMPの一例が図2Bに表されている。DMP300は、基本的に、CPU301と、低ビットレートフォーマットのビデオデータを復号することが可能なAV復号器314と、表示デバイス318とを備えたDVDプレヤーである。以下、CPU301の機能について説明する。AV復号器314は、CPU301の1つの機能として含まれ得る。
数々の機能サブシステムには、コンテント転送サブシステム316と、ファイルシステム304内で、メディアディレクトリハンドラ322によって分類された、AVメディア306及びナビゲーション情報308の両方を含むメディアディレクトリ320と、表示デバイス318とが含まれる。リアルタイムAVメディアストリーミング及びプレイバックについては、DMPは、ネットワークを介してDMSと通信し、DMSから予測ナビゲーション情報及びAVメディアを要求する。オフラインプレイバックについては、DMPは、ポータブルメディア記憶装置を介してDMSからコピーされた、予測ナビゲーション情報及びAVメディアを取得する。コンテント転送サブシステム316は、要求信号がDMSから来る場合はネットワークを介して、又は要求信号がポータブルメディア記憶装置から来る場合はポータブルメディア記憶装置を介して、DMSへの又はDMSからのメディア転送を取り扱う。AV復号器314は、表示デバイス318でプレゼンテーションするために、コンテント転送サブシステム316から得られたAVメディアをレンダリングする役割を果たす。
DMSからのDMPによる予測ナビゲーション情報及びAVメディアの取得は、2つの異なる方法で行われ得る。第1に、予測ナビゲーション情報及びオリジナルAVメディアは、ポータブルメディア記憶装置を介してDMPでのオフラインプレイバックを可能にするようDMSからコピーされ得る。
図4は、このプロセスを例示するための、DMSのポータブルメディア記憶装置496と内部メディア記憶装置498との間の通信の流れを示している。図2Aに示されているように、DMSは、その内部メディア記憶装置498内に、オリジナルAVメディア490及びオリジナルナビゲーション情報492を格納する。DMSは、予測ナビゲーション情報を作成するためにナビゲーション情報予測サブシステム206も備える。予測ナビゲーション情報486のためにポータブルメディア記憶装置496から要求を受信すると、DMS内のナビゲーション情報予測サブシステム206は、その内部メディア記憶装置498内に格納されているオリジナルナビゲーション情報492に基づいて、予測ナビゲーション情報494を生成する。
以下、図7、図9、図10、図12、及び図13に基づいて、ナビゲーション情報の予測の詳細について詳しく述べる。要求されたナビゲーション情報が作成されると、予測ナビゲーション情報494は、要求側のポータブルメディア記憶装置496に伝送路を介して配信され484、ナビゲーション情報予測中に生成された範囲マップと共に、ポータブルメディア記憶装置内に格納される488。ポータブルメディア記憶装置496は、その後、ポータブルメディア記憶装置スロットと共にバンドルされた別のコンピューティングデバイスでのオフラインプレイバックを可能にするよう、コピーされた予測ナビゲーション情報478に対応するオリジナルAVメディアのコピーを要求することがある482。変換条件テーブルはまた、ポータブルメディア記憶装置にコピーされる必要がある。トランスコーダ入力パラメータを判断するために、変換条件情報が、コピーされたオリジナルAVメディアのトランスコード中に必要となる。要求されたオリジナルAVメディアが要求側のポータブルメディア記憶装置496に配信される480と、AVメディアは、ポータブルメディア記憶装置496内に格納される。
代替形態として、DMPが、通信ネットワークを介して、DMS内に格納されているAVメディア530をプレイバックしようとした時には必ず、図5に例示されている通信の流れが、DMS502とDMP504との間に発生する。第1に、DMPは、DMSから所望のナビゲーション情報の要求506を始動し、その後AVプレイバックを開始し得る。DMSは、DMP要求に基づいて、利用可能でない場合には、DMS内で即座に利用可能なオリジナルナビゲーション情報526に基づいて、要求された予測ナビゲーション情報518を生成する。要求されたAVメディアのトランスコードを動作する必要なく、予測ナビゲーション情報が作成され得るので、要求側のDMPは、要求されたナビゲーション情報520をリアルタイムで受信し得る。次に、508で、生成された予測ナビゲーション情報がDMPに送られる。
DMPは、受信されたナビゲーション情報520に基づいて、AVメディア要求510をDMSに送り、AVメディアの所望の範囲を指定することにより、ストリームプレイバックを起動する532。トランスコーダサブシステム204は、オリジナルAVメディア全体をトランスコードするのではなく、オリジナルAVメディア530の指定された範囲のみを検索し、要求されたAVフォーマットにトランスコードする528。次いで、トランスコードされたAVメディアは、要求側のDMPに配信され512、これにより、その表示デバイス318を介して、トランスコードされたAV画像のプレイバックが始まる534。トリックプレイ536(たとえば早送り、スキップ)を望む場合には、DMPは、DMSに対して、選択されたトリックプレイモードに対応するAVメディアの範囲を指定する要求を始動しなければならない514。次いで、AVメディアの要求された範囲のみをトランスコードするよう、トランスコードプロセスがDMSで起動され、次いで、DMPに配信される516。DMPは、要求された範囲のトランスコードされたAVメディアを受信すると、所望のトリックプレイ画像538をプレイバックする。通常のモード及びトリックプレイモードが、DMPによって選択され、プレイバックのためのAVメディアの所望の範囲が、DMSに向けられたAVメディア要求において指定される。
図5の通信の流れに基づき、図6は、DMS688内のメディアレンダラ600とDMP690との間の相互作用の、より詳細な実施形態を例示している。DMS688がDMP690からナビゲーション情報要求602を受信した時には必ず、所望のナビゲーション情報を準備するよう、ナビゲーション情報ジェネレータ694が起動される。予測ナビゲーション情報の生成に必要な、3つのソースがある。即ち、オリジナルナビゲーション情報ソース698、DMSの記憶装置内に連続及び不連続AVメディアの両方を含むオリジナルAVメディア696、及びトランスコードマネージャ692によって提供される変換条件情報614である。ナビゲーション情報ジェネレータ694は、オリジナルナビゲーション情報ソース記憶装置698から、オリジナルナビゲーション情報要求604を要求する。次いで、要求されたナビゲーション情報は、ナビゲーション情報ジェネレータ694に配信される606。ナビゲーション情報ジェネレータ694はまた、オリジナルAVメディアから情報を検索する必要がある場合には、オリジナルAVメディアを要求する608。次いで、要求されたオリジナルAVメディアは、ナビゲーション情報ジェネレータ694に配信される610。同時に、ナビゲーション情報ジェネレータ694は、トランスコードマネージャ692から得られ得る変換条件情報を要求し612、次いで、要求された変換条件情報614をナビゲーション情報ジェネレータ694に送る。
これらの3つのソースに基づき、ナビゲーション情報ジェネレータ694は、所望のナビゲーション情報のコンテンツを予測し、新しく生成されたナビゲーション情報616をDMP690に送る。同時に、予測ナビゲーション情報を準備している間に生成された範囲マップ情報が、DMSの範囲マップ情報記憶装置682内に格納される628。範囲マップ情報682は、トランスコードマネージャ692及びパディングハンドラ684の両方によって使用される。
DMP690が要求された予測ナビゲーション情報616を受信すると、DMP690は、予測ナビゲーション情報616のコンテンツに基づいて再生するためのAVメディアの範囲の要求618を開始する。所望のフォーマットのAVメディアの範囲を指定する要求618を受信すると、トランスコードのために検索することが必要な、これに対応する範囲のオリジナルAVメディアを判断するよう、トランスコードマネージャ692が起動される。第1に、トランスコードマネージャ692は、範囲マップ情報記憶装置682から範囲マップ情報を要求する630。範囲マップ情報は、検索され、トランスコードマネージャ692に配信される。範囲マップ情報634に基づき、トランスコーダマネージャ692は、連続及び不連続ストリームの両方を含むメディアストリーム記憶装置696から、オリジナルAVメディア620のこれに対応する要求された範囲のみを検索する。AVメディア622の範囲が得られると、トランスコードマネージャ692は、この範囲のオリジナルAVメディア622を、DMP690によってサポートされるフォーマットにトランスコードする。次いで、予測ストリームサイズとトランスコードされたストリームサイズとの間の整合性を維持するのにパディングが必要かどうかを判断するよう、範囲マップ情報記憶装置682から得られた範囲マップ情報632と共に、トランスコードされたAVメディア624がパディングハンドラ684に配信される。最後に、必要な場合にはパディングされた、トランスコードされたAVメディアが、要求側のDMP690に配信される626。本発明により、AVメディア全体をトランスコードするのに、より大きい記憶装置が必要な場合と比較して、より低消費のメモリ及び記憶装置が実現される。
ナビゲーション情報内の最も重要なデータは、プレゼンテーション時間とこれに対応するAVメディアのアドレス又は位置との間のマッピングである。図7は、DMS内のナビゲーション情報予測サブシステム798の詳細な流れを例示している。予測ナビゲーション情報を生成するためのソースは、オリジナルAVメディアのためのオリジナルナビゲーション情報及び変換条件テーブルである。
ナビゲーション情報サブシステムは、第1に、ステップ796で、オリジナルナビゲーション情報及び変換条件テーブルから必要な情報をパーズし、収集する。予測サブシステムは、ステップ794で、変換条件テーブルからオリジナルストリーム情報及びターゲットストリーム情報の両方を取得する。オリジナルストリーム情報は、不連続フラグ、記録時間、文字セットなどを含み、変換条件情報は、AVメディアビットレート、フレームレート、キーフレーム間隔、及びオリジナルストリーム及びターゲットストリームの両方のストリームサイズを含む。ステップ796及び794でパーズされた情報から、ステップ792で、プレゼンテーションタイムスタンプ及びオリジナルストリーム内のこれに対応するアドレスが抽出される。ステップ790で、変換条件情報に基づき、オリジナルストリームビットレートとターゲットストリームビットレートとの間に変更があるかどうかを判断するための検査が行われる。ターゲットストリームがオリジナルストリームビットレートとは異なるビットレートを有する場合、ステップ788で、要求されたフォーマットのそれぞれのAVデータ構造のサイズが、プレゼンテーション時間間隔及びターゲットビットレートに基づいて予測され、累算される。異なるビットレートを有していない場合、ステップ786で、トランスコードプロセスの後でも変わらないプレゼンテーション時間間隔に基づいて、それぞれのAVデータ構造について、オリジナルストリームアドレスとターゲットストリームアドレスとの間のマッピングが行われる。以下、図9を参照しながら、オリジナルストリームアドレスとターゲットストリームアドレスとの間のマッピングプロセスについて詳しく述べる。それぞれのAVデータ構造のマッピング後に検査される最後のAVデータ構造がステップ784で完了するまで、ステップ788及び786が繰り返される。最後に、ステップ782で、新しいAVメディア長が、累算された予測サイズのAVデータ構造から予測される。次いで、ステップ780で、予測ナビゲーション情報が、パーズされた情報に基づいて生成される。
図6についての記述において詳しく述べたように、要求された予測ナビゲーション情報がDMSから受信されると、DMPは、AVメディアプレイバックを始動し得る。オリジナルストリームサイズとターゲットストリームサイズとの間の整合性が如何に維持されるかについてのより良いピクチャを提供するために、図8は、必要な場合にパディングハンドラ684と共同して働くトランスコードマネージャ692によって遂行される高度なステップを示す図である。これらのステップは、システムのコンピュータ読取可能メモリユニット内に格納されており、かつプロセッサによって実行される、命令として実施される。ステップ812で、通常のモード又は特定のトリックプレイモードのいずれかによって起動され得る、AVメディアのためのDMP要求を受信すると、トランスコードマネージャ692は、ステップ814で、要求された範囲のAVメディアをトランスコードする。ナビゲーション情報を予測している間に生成された範囲マップ情報に基づいて、オリジナルAVメディアの範囲が得られる。DMPに送られるAVメディアのサイズが予測ストリームサイズとの整合性を有することを確実にするために、本発明は、DMSについて、予測ナビゲーション情報内に示された予測サイズを満たすよう、トランスコードされた範囲のAVメディアのサイズの調整に対する制御をDMSに提供する。ステップ820、824、及び826で、トランスコードプロセスが完了すると、トランスコード後、次のプロセスを判断するよう、トランスコードされたAVデータサイズが、予測されたAVデータサイズに対して検査される。この場合、DMS自体が、ナビゲーション情報内に記録された予測AVメディアサイズについての知識を有する。3つのケースが考えられる。即ち、第1に、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズに全く等しい826。第2に、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより大きい824。第3に、予測AVデータサイズがトランスコードされたAVデータサイズより大きい820。トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズに全く等しい場合826、ステップ816で、DMSは、トランスコードされたAVメディアをDMPにリアルタイムにストリーミングする。トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより大きい場合824、ステップ828で、DMSは、トランスコードされたAVメディアサイズが予測されたAVメディアサイズ以下であることを確認するよう、AVメディアを再トランスコードする。このことは、トランスコーダ入力パラメータを設定することにより、たとえばターゲットAVビットレートを下げることにより又はMPEGストリームフォーマットにより高いDCT係数を使用することにより行われ得る。次いで、再トランスコードされたAVメディアは、ステップ826、824、及び820を繰り返すことにより、予測AVメディアサイズに対して再び検査される。これは、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより大きくないことを確認するためである。最後に、トランスコードされたAVデータサイズが予測AVデータサイズより小さい場合820、第1にステップ830で、サイズ差が判断され、その後ステップ822で、トランスコードされたAVデータのパディングが、予測されるサイズと全く等しくなる。すべての場合において、トランスコードされたAVメディアは、必要な場合にはトランスコード及びパディング又は再トランスコードの後に、ステップ816で、リアルタイムにDMPにストリーミングされる。AVメディアとこれに対応するナビゲーション情報との間の整合性が達成される。これは、DMPでの適切なプレイバックを確実にするのに重要である。
トランスコードマネージャは、ナビゲーション情報予測サブシステム206によって生成されたナビゲーション情報に基づいて、ステップ812で、DMPによって要求されたAVメディアの範囲をトランスコードする役割を果たす。通常のプレイバックモード又はトリックプレイモードのいずれかであり得るプレイバックモードにより、要求された範囲のAVメディアが、DMPによって始動された要求において指定される。DMS688とDMP690との間の接続が終了するまで、図8に例示されているすべてのステップが繰り返される。
要求されたAVメディアフォーマットのためのナビゲーション情報を予測している間、DMS内のナビゲーション情報予測サブシステム206によって採用される、2、3のステップがある。とりわけ、範囲マップ情報の生成は、DMPによるAVメディア要求に一致するよう、オリジナルAVメディア及びターゲットAVメディアの範囲を判断するのに重要である。範囲マップ情報は、2種類の情報、即ちプレゼンテーションタイムスタンプ及びAVメディア内のこれに対応するアドレス又は位置に基づいて生成される。AVメディア内のこれに対応する位置へのプレゼンテーションタイムスタンプのマッピングは、特定のプレゼンテーション時間にAVメディアのこれに対応する部分をプレゼンテーションするために復号器のための基準として役立つ。図9は、範囲マップ情報908がオリジナルナビゲーション情報902及び予測ナビゲーション情報912の両方に基づいて如何に生成され得るかについての一例を例示している。この例においては、プレゼンテーションタイムスタンプ及びAVメディア位置は、それぞれ、秒及びバイトで示されている。プレゼンテーションタイムスタンプに対応するオリジナルAVメディアの始めからのオリジナルAVデータのオフセット又はバイト位置914は、オリジナルナビゲーション情報902から検索され得る。同じプレゼンテーションタイムスタンプを、それぞれ916及び918で、オリジナルナビゲーション情報及び予測ナビゲーション情報の両方内の基準として利用することにより、要求されたナビゲーション情報を予測している906間に、たとえばストリームビットレート及びプレゼンテーション間隔に基づいてストリーム範囲を計算している間に、プレゼンテーションタイムスタンプに対応するターゲットAVメディアの始めからのターゲットAVデータのオフセット又はバイト位置920が導き出される。2つのナビゲーション情報902及び912から、基準として役立つすべてのプレゼンテーションタイムスタンプについて、オリジナルAVメディアとターゲットAVメディアのアドレスとを一致させることにより、範囲マップ情報908が作成され得る。
ナビゲーション情報を予測するための別の重要なソースは、変換条件テーブル1004である。変換条件テーブルは、DMPによって要求されたナビゲーション情報のコンテンツを予測するよう、DMSによって使用される。DMSは、変換条件テーブル1004を参照して、要求されたナビゲーション情報912を予測するのに必要な、ターゲットビットレート及び他のトランスコードパラメータを取得する。図10は、変換条件テーブルの一例を表している。変換条件テーブルは、オリジナルAVメディア及びターゲットAVメディアの両方の変換条件情報から構成される。変換条件情報は、オーディオ/ビデオビットレート、フレームレート、キーフレーム間隔、システム及びエレメンタリストリームレベルを含むAVメディアフォーマット、及びオリジナルAVメディア1002及びターゲットAVメディア1006の両方の長さなどの、AVメディア属性1008を含む。たとえば、オリジナルAVメディアがより低いビットレートでダウンコンバートされた場合には、プレゼンテーション間隔のためのAVデータ構造のサイズがオリジナルAVデータ構造のサイズから変わるにつれて、AVデータのプレゼンテーションタイムスタンプ及びこれに対応するアドレスのマッピングが変更される。図9及び図10のナビゲーション情報及び範囲マップの例について述べると、20Mbpsのオリジナルビットレートが10Mbpsだけ減少して10Mbpsとなった場合には、AVメディアのサイズは、ビットレートの減少により、トランスコード後に減少される。変換条件テーブル1004は、特にターゲットAVメディアサイズを予測する際のナビゲーション情報予測サブシステム206のソースとして役立つ。
AVメディア内のプレゼンテーションタイムスタンプとこれに対応するアドレスとの間のマッピングは、それぞれの当該AVメディアを変更する時には必ず編集しなければならないプレゼンテーション時間値に基づく。AV位置は、ターゲットビットレートに基づいて計算される。ビットレートは、時間間隔内でプレゼンテーションされる、ビットのAVメディアの総サイズを表す。したがって、たとえば、ビットレートが減少した場合には、それぞれのプレゼンテーション時間のAV位置も、より低いオフセットに減少する。ビットレートとAV位置との間の関係は比例関係である。
DMPでの適切なプレイバックを確実にするために、予測ナビゲーション情報とトランスコードされたAVメディアとの間の整合性が維持されなければならない。本発明においては、要求されたAVメディアをトランスコードし、要求されたフォーマットに作成した後、トランスコードされたAVメディアサイズが、DMPが参照する予測ナビゲーション情報内で予測され示される、要求されたAVメディアサイズとの整合性を有することを、DMSは確実にしなければならない。
図11は、トランスコードされたAVメディアサイズが予測AVメディアサイズより小さい場合の、図8のステップ812、814、820、830、及び822のプロセスの例を示している。トランスコードされるオリジナルAVメディアの範囲1126がDMSによって決まると、このオリジナルAVメディアの範囲は、トランスコードするため1118でトランスコーダ1112に送られる。トランスコードプロセス1112が完了すると、パディングハンドラ1104が、トランスコードされたAVデータ1116のサイズと要求内に示されている予測AVデータ1102のサイズとを比較する役割を果たす。2つのサイズの間の差1120に基づいて、パディングサイズ1124が決まる。これは、予測AVメディアサイズ及びトランスコードされたAVメディアサイズの範囲の間のサイズ差1120と等価である。要求された予測AVメディアサイズの整合性を確実にするよう、トランスコードされたストリーム1122の最後に、パディング1124が追加される。差がゼロであった場合、パディングの必要はない。
上記に記述したように、ナビゲーション情報予測サブシステム206は、連続及び不連続AVメディアの両方をサポートする。図12は、特に不連続AVメディアのためのナビゲーション情報予測サブシステム206によって遂行される、高度なステップを例示するフローチャート1200である。DMP又はポータブルメディア記憶装置のいずれかからステップ1202でナビゲーション情報の要求を受信すると、ナビゲーション情報予測サブシステム206は、ステップ1204で変換条件テーブルから変換条件情報を、及びステップ1206でオリジナルナビゲーション情報から必要な情報を検索している間に、オリジナルAVメディアがステップ1208で不連続を含むかどうかを検査する。たとえば、不連続フラグを検査する。不連続がストリーム内に存在した場合、不連続ストリームのためのナビゲーション情報を予測し生成するための解決方法が、ステップ1210で適用される。次に、DMSは、ステップ1212で要求された予測ナビゲーション情報を生成し、ステップ1214で、要求側のDMPにこれを送る、又は要求側のポータブルメディア記憶装置にこれをコピーする。
図13は、DMSなどのBD−REデバイス及びDMPなどDVD−VRを用いた、本発明における不連続ストリームのための解決方法の詳細な流れの一例を表している。BD−REの仕様に基づいて、多くの再生項目(PlayItem)のストリーム内で不連続が発生する。不連続情報は、BD−REナビゲーション情報ファイルから検索され得る。再生リストファイルにおいて、2つの連続する再生項目の、再生項目のプレゼンテーション終了時間を意味するOUT_TIMEと、その後に再生する再生項目のプレゼンテーション開始時間を意味するIN_TIMEとが等しくない時には必ず不連続が起きると解釈され得る。ステップ1302で、不連続が存在するかどうかを判断するために、2つの連続的な再生項目のIN_TIME及びOUT_TIMEが検査される。AVメディア1304内に不連続が発見されなかった場合には、ステップ1322で、予測ナビゲーション情報が更新される。また、AVメディア1306内で不連続が発見された場合には、ステップ1308、1310、及び1312で、AVメディア内で検出された不連続の種類が識別される。BD−REの仕様によれば、BD−REストリーム内の不連続は、4つのシナリオに分類され、識別されたシナリオのための解決方法が適用される。非常に小さい部分のストリームの削除による不連続については、削除されるべきAVメディアの一部分が、BD−RETS内に留まっている。ナビゲーション情報を予測し、その後、所望のAVメディアフォーマットにTSをトランスコードしている間に、ストリームのこの部分を消去するために、AVメディアのPES(パケット化されたエレメンタリストリーム)のPTS(プレゼンテーションタイムスタンプ)が、ステップ1322でのナビゲーション情報予測プロセスと合わせて、ステップ1314で調整される。何故なら、不連続ストリーム部分はトランスコードされないからである。ステップ1310でのシステムクロック又はプレゼンテーション時間の変更(たとえば、放送局によるチャネル切換又はユーザ編集)による不連続については、システム時間情報が、ステップ1318で得られ、その後、ステップ1320で新しいVOBが作成される。VOBの数は、オリジナルAVメディア内の再生項目の数に依存する。たとえば、TS内にこの種の不連続を有する再生項目の数が5つである場合、VOBの数は、5であるべきである。次いで、この後、不連続情報を含むよう、ステップ1322で予測ナビゲーション情報が更新される。最後に、ステップ1312で、ユーザ定義再生リスト内で不連続が検出された場合、ステップ1318、1320、及び1322が遂行される前に、ユーザ定義再生リスト内で組み合わせられるすべてのクリップのプレゼンテーション時間間隔を検索するよう、ブリッジクリップ情報が、第1にステップ1316で抽出されなければならない。
本発明は、低ビットレートフォーマットのビデオデータ再生に適したプレヤーにより高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法及び装置において使用され得る。
多くのコンピューティングデバイスを備えた、簡単な異種通信ネットワークを示す図である。 様々なサブシステム、ハードウェア構成部品、及びソフトウェア構成部品を示すDMSを示すブロック図である。 ナビゲーション情報予測の助けにより、トランスコードされたAVメディアのプレイバックが実現されるDMPを示すブロック図である。 DMSとDMPとの間のデータフローを示す通信チャートである。 予測ナビゲーション情報を作成するステップを示す図である。 オフラインAVメディア用の内部記憶装置とポータブル記憶装置との間のデータフローを示す通信チャートである。 異なるAVメディアフォーマットをサポートするDMSとDMPとの間の、予測ナビゲーション情報及びトランスコードされたAVメディア用のデータフローを示す通信チャートである。 リアルタイムストリーミング及びプレイバックを可能にする、ナビゲーション情報予測サブシステム及びAVメディアトランスコードマネージャを含むDMSを示すブロック図である。 ナビゲーション情報を予測するためにDMSによって遂行されるステップを例示するフローチャートである。 要求側のDMPとの互換性があるAVメディアフォーマットにオリジナルAVメディアをトランスコードするためにDMSによって遂行されるステップを例示するフローチャートである。 オリジナルナビゲーション情報及び予測ナビゲーション情報に基づいて範囲マッピングテーブルを生成するステップを示す図である。 ナビゲーション情報予測に使用される変換条件テーブルの一例を示す図である。 トランスコードされたAVメディアに対してパディングサブシステムが如何に働くかのステップを示す図である。 不連続ストリームのためのナビゲーション情報予測中にDMSによって遂行されるステップを示すフローチャートである。 ナビゲーション情報を予測している間の不連続の課題を識別し、解決するステップを示すフローチャートである。
102 通信ネットワーク
104 コンピューティングデバイス
106 内部メディア記憶装置
108 AVメディア
110 ナビゲーション情報
112 処理ユニット
114 ポータブルメディア記憶装置
116 ネットワーク接続
200 DMS
201 CPU
202 メディアレンダラ
204 トランスコーダサブシステム
206 ナビゲーション情報予測サブシステム
208 遠隔コンテント転送サブシステム
210 AV復号器
212 メディアディレクトリ
214 コンテント転送サブシステム
216 サーバアプリケーション
218 ファイルシステム
220 範囲マッピングサブシステム
222 パディングサブシステム
224 AVメディア
226 ナビゲーション情報
228 ローカルコンテント転送サブシステム
230 ネットワークインターフェース制御サブシステム
232 メディアディレクトリハンドラ
300 DMP
301 CPU
304 ファイルシステム
306 AVメディア
308 ナビゲーション情報
314 AV復号器
316 コンテント転送サブシステム
318 表示デバイス
320 メディアディレクトリ
322 メディアディレクトリハンドラ

Claims (22)

  1. 低ビットレートフォーマットのビデオデータの再生に適したプレヤーにより、記憶装置内に格納されている高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法であって、
    前記高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取ることと、
    前記オリジナルナビゲーション情報を、前記低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる予測ナビゲーション情報に変換することと、
    前記予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求することとを含み、前記低ビットレートバイト情報が、前記プレヤーにより再生するために前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    さらに、前記予測ナビゲーション情報及び前記オリジナルナビゲーション情報に基づいて、前記低ビットレートバイト情報を高ビットレートバイト情報に変換することを含み、前記高ビットレートバイト情報が、前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    さらに、前記高ビットレートバイト情報に基づいて、前記記憶装置から前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を検索することと、
    前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードすることとを含む方法。
  2. 低ビットレートフォーマットのビデオデータの再生に適したプレヤーにより、記憶装置内に格納されている高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する装置であって、
    前記高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取ることと、
    前記オリジナルナビゲーション情報を、前記低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる予測ナビゲーション情報に変換することと、
    前記予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求することとを含み、前記低ビットレートバイト情報が、前記プレヤーにより再生するために前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    さらに、前記予測ナビゲーション情報及び前記オリジナルナビゲーション情報に基づいて、前記低ビットレートバイト情報を高ビットレートバイト情報に変換することを含み、前記高ビットレートバイト情報が、前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    さらに、前記高ビットレートバイト情報に基づいて、前記記憶装置から前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を検索することと、
    前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードすることとを含むオペレーションを行うことが可能なCPU(201、301)と、
    前記低ビットレートフォーマットのビデオデータを復号するための復号器(314)とを備えた装置。
  3. 低ビットレートフォーマットのビデオデータの再生に適したプレヤー(DMP)により、サーバ(DMS)の記憶装置内に格納されている高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する方法であって、
    前記サーバ内の前記高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取ることと、
    前記オリジナルナビゲーション情報を、前記サーバ内の前記低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる予測ナビゲーション情報に変換することと、
    前記予測ナビゲーション情報を前記プレヤーに転送することと、
    前記プレヤーにより、前記予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求することとを含み、前記低ビットレートバイト情報が、前記プレヤーにより再生するために前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    さらに、前記予測ナビゲーション情報及び前記オリジナルナビゲーション情報に基づいて、前記低ビットレートバイト情報を高ビットレートバイト情報に変換することを含み、前記高ビットレートバイト情報が、前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    さらに、前記高ビットレートバイト情報に基づいて、前記サーバ内の前記記憶装置から前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を検索することと、
    前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードすることとを含む方法。
  4. 前記低ビットレートバイト情報を前記変換することが、前記低ビットレートバイト情報を、前記高ビットレートバイト情報にさらに変換される時間領域情報に変換することを含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記予測ナビゲーション情報及び前記オリジナルナビゲーション情報に基づいて範囲マップ情報を生成することをさらに含み、前記範囲マップ情報が、低ビットレートバイト情報及びこれに対応する高ビットレートバイト情報を含む請求項3に記載の方法。
  6. 前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分のパディングをさらに有する請求項3に記載の方法。
  7. 変換条件情報を生成することをさらに含み、前記変換条件情報が、少なくとも、前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの属性である高ビットレートと、前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの属性である低ビットレートとを含む請求項3に記載の方法。
  8. 前記高ビットレートフォーマットのビデオデータが、BD−REフォーマットのビデオデータである請求項3に記載の方法。
  9. 前記低ビットレートフォーマットのビデオデータが、DVD−VRフォーマットのビデオデータである請求項3に記載の方法。
  10. 前記ナビゲーション情報が、索引情報である請求項3に記載の方法。
  11. 前記ナビゲーション情報が、IFOである請求項3に記載の方法。
  12. 低ビットレートフォーマットのビデオデータの再生に適したプレヤー(DMP)により、サーバ(DMS)の記憶装置内に格納されている高ビットレートフォーマットのビデオデータを再生する装置であって、
    前記サーバ内の前記高ビットレートフォーマットのビデオデータから、オリジナルナビゲーション情報を読み取ることと、
    前記オリジナルナビゲーション情報を、前記サーバ内の前記低ビットレートフォーマットのビデオデータに適応できる予測ナビゲーション情報に変換することと、
    前記予測ナビゲーション情報を前記プレヤーに転送することとを含むオペレーションを行うことが可能な、前記サーバ内に設けられた第1のCPU(201)と、
    前記プレヤーにより、前記予測ナビゲーション情報に基づいて、低ビットレートバイト情報内の前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分を要求することを含むオペレーションを行うことが可能な、前記プレヤー内に設けられた第2のCPU(301)とを備え、
    前記低ビットレートバイト情報が、前記プレヤーにより再生するために前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    前記第1のCPU及び前記第2のCPUの少なくとも1つが、
    前記予測ナビゲーション情報及び前記オリジナルナビゲーション情報に基づいて、前記低ビットレートバイト情報を高ビットレートバイト情報に変換することを含むオペレーションを行うことが可能であり、前記高ビットレートバイト情報が、前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分の開始バイト位置及び終了バイト位置を含み、
    前記第1のCPUが、
    前記高ビットレートバイト情報に基づいて、前記サーバ内の前記記憶装置から前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を検索することを含むオペレーションを行うことが可能であり、
    前記第1のCPU及び前記第2のCPUの少なくとも1つが、
    前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分を前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの一区分にトランスコードすることを含むオペレーションを行うことが可能である装置。
  13. 前記低ビットレートバイト情報を変換する前記オペレーションが、前記第1のCPUによって行われる請求項12に記載の装置。
  14. トランスコードする前記オペレーションが、前記第1のCPUによって行われる請求項12に記載の装置。
  15. 前記低ビットレートバイト情報を変換する前記オペレーションが、前記低ビットレートバイト情報を、前記高ビットレートバイト情報にさらに変換される時間領域情報に変換することを含む請求項12に記載の装置。
  16. 前記第1のCPU及び前記第2のCPUの少なくとも1つが、前記予測ナビゲーション情報及び前記オリジナルナビゲーション情報に基づいて、範囲マップ情報を生成するオペレーションを行うことが可能であり、前記範囲マップ情報が、低ビットレートバイト情報及びこれに対応する高ビットレートバイト情報を含む請求項12に記載の装置。
  17. 前記第1のCPU及び前記第2のCPUの少なくとも1つが、前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの前記一区分のパディングのオペレーションを行うことが可能である請求項12に記載の装置。
  18. 前記第1のCPU及び前記第2のCPUの少なくとも1つが、変換条件情報を生成するオペレーションを行うことが可能であり、前記変換条件情報が、少なくとも、前記高ビットレートフォーマットのビデオデータの属性である高ビットレートと、前記低ビットレートフォーマットのビデオデータの属性である低ビットレートとを含む請求項12に記載の装置。
  19. 前記高ビットレートフォーマットのビデオデータが、BD−REフォーマットのビデオデータである請求項12に記載の装置。
  20. 前記低ビットレートフォーマットのビデオデータが、DVD−VRフォーマットのビデオデータである請求項12に記載の装置。
  21. 前記ナビゲーション情報が、索引情報である請求項12に記載の装置。
  22. 前記ナビゲーション情報が、IFOである請求項12に記載の装置。
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