JP2007213007A - 液晶表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多様な色表示の可能な液晶表示素子を提供する。
【解決手段】 第1基板と、第1基板と略平行に配置された第2基板と、第1基板と第2基板との間に形成された液晶層と、第1基板の液晶層が形成された側とは反対側に配置された第1偏光板と、第1偏光板の第1基板が配置された側とは反対側に配置された第1光源と、第2基板の液晶層が形成された側とは反対側に配置された、偏光状態にしたがって入射光を透過させ、または反射する透過・反射板と、透過・反射板の第2基板が配置された側とは反対側に配置された第2偏光板と、第2偏光板の透過・反射板が配置された側とは反対側に配置された第2光源とを有し、透過・反射板は、第1偏光板を透過する偏光状態の光を反射し、第2偏光板を透過する偏光状態の光を透過させる液晶表示素子を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示素子(liquid crystal display;LCD)に関する。
セグメントタイプ、ドットマトリックスタイプ、及び両者を複合したタイプの液晶表示素子において、表示に用いるセグメント部またはドット部以外の領域(非表示領域)の表示色を調整し、表示の見易さやデザイン性を向上させることが行われている。
図7(A)〜(C)は、非表示領域の色調を調整することの可能な液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。
図7(A)を参照する。液晶表示素子は、略平行に対向配置される上側基板50a及び下側基板50b、及び、その間に挟持される液晶層55を含んで構成される。上側基板50a及び下側基板50bは、たとえば平板なガラス基板(上側及び下側ガラス基板51a、51b)、その対向面上に、ITO(indium tin oxide)等の透明導電材で形成され、所定のパタンを有する電極(上側及び下側透明電極52a、52b)、及び各電極上に形成された配向膜(上側及び下側配向膜53a、53b)を備える。液晶層55は、たとえば正の誘電率異方性(Δε>0)をもつネマティック液晶で形成されるツイストネマティック液晶層であり、上側及び下側配向膜53a、53bのラビング方向によって定まるツイスト角は、たとえば90°である。
上側基板50a及び下側基板50bの外側に、一対の上側及び下側偏光板54a、54bが、ラビング方向に沿って直交ニコル状態に配置される。上側及び下側偏光板54a、54bは、それぞれ面内方向に透過軸を有し、透過軸の方向に偏光する光だけを透過させる。電圧を印加しない状態で、入射光の偏光方向は液晶分子の配向に従って回転し、偏光板を透過してノーマリホワイト表示を行う。図7(A)には、透過軸の方向を矢印で示した。
マルチカラーバックライト56が、下側偏光板54bの外側に配置される。マルチカラーバックライト56は、複数の色の光を出射することが可能なバックライトであり、たとえばRGBマルチカラーLED光源を用いる。
上側及び下側透明電極52a、52b間に接続される電圧印加手段で、液晶層55に電圧を印加することによって、液晶分子が水平方向から垂直方向に立ち上がることにより、入射光の偏光方向は液晶層の影響を受けないようになり、クロス偏光子により遮光される。
マルチカラーバックライト56から発せられ、液晶層55を通過した光が、上側偏光板54aを透過するとき、発せられた光の色によって「明」表示、上側偏光板54aに遮蔽されるときに「暗」表示が行われる。
「暗」表示を用いて、表示部を黒表示するノーマリホワイトタイプの液晶表示素子においては、バックライトの発光色を変化させることのできるマルチカラーバックライトを用いることで、非表示領域の色調を任意に変化させることが可能である。
図7(B)を参照する。図7(B)に示す液晶表示素子は、図7(A)に示すそれと比較した場合、上側及び下側偏光板54a、54bに代えて、上側及び下側カラー偏光板54c、54dを用いている点、及び、マルチカラーバックライト56の代わりに白色バックライト57を使用している点において異なる。
白色バックライト57は、たとえば冷陰極蛍光管(cold cathode fluorescent lamp;CCFL)を用いて構成される。無機白色LED(light emitting diode)、有機白色LED等を用いて構成される場合もある。
なお、上側及び下側カラー偏光板54c、54dは直交ニコル配置されている。
図7(A)の上側及び下側偏光板54a、54bは、たとえばニュートラルグレー色調の偏光板であるが、図7(B)の上側及び下側カラー偏光板54c、54dは、色素により染色したカラー偏光板である。白色バックライト57から出射した光を、上側及び下側カラー偏光板54c、54dを透過させることにより、上側及び下側カラー偏光板54c、54dによって定められる色に、背景色を設定することができる。
図7(C)を参照する。図7(C)に示す液晶表示素子は、図7(A)に示すそれと比較した場合、上側偏光板54aと上側基板50aとの間に、位相差板58が挿入されている点において異なる。位相差板58を挿入することによって、非表示領域の色調を調整することが可能である。
非表示領域の色調の調整は、液晶層の厚さ、液晶分子のねじれ度合いの調整、偏光板、位相差板の組み合わせ等によって行うことができる。
なお、図7(B)及び(C)に示した液晶表示素子については、素子完成後は、非表示領域の色を変えることはできない。
図8(A)及び(B)は、ドット部またはセグメント部の色調を調整することの可能な液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。
図8(A)を参照する。図8(A)に示す液晶表示素子は、図7(A)に示すそれと比較した場合、上側及び下側基板50a、50b間に、エリアカラーフィルタ60とブラックマスク59が配置されている点、及び、マルチカラーバックライト56の代わりに白色バックライト57を使用している点において異なる。
エリアカラーフィルタ60は、たとえば赤色部60r、緑色部60g、青色部60b、及び白色部60wを含んで構成される。図示の液晶表示素子においては、白色バックライト57から発せられた光が、エリアカラーフィルタ60の異なる色の領域(各色部60r,g,b,w)を透過することで、複数色の表示が可能になる。
ブラックマスク59は、色領域の境界を覆い、コントラストや色純度を高めるために配置される。
図8(B)を参照する。図8(B)に示す液晶表示素子は、図7(A)に示すそれと比較した場合、上側及び下側偏光板54a、54bが平行ニコル配置されている点において異なる。マルチカラーバックライト56から発せられた光が、下側偏光板54bで偏光され、電圧無印加時の液晶分子の配向状態に従って偏光方向を回転すると、上側偏光板54aの偏光方向と直交することとなり、遮光される。すなわち本図に示す液晶表示素子は、マルチカラーバックライトを用いたノーマリブラックタイプの液晶表示素子である。電圧印加時の発光色によって、複数色による表示を行うことができる。
表示領域と非表示領域とを、それぞれ別個独立に、かつ、液晶表示素子の製造後に任意の色調に制御することは困難である。マイクロカラーフィルタを用いたフルドットマトリクス液晶表示素子であれば、外観的には実質的な非表示領域と表示領域の色調整を独立して行えるように見せるのは可能ではあるが、マイクロカラーフィルタの使用によりコストが高くなる。
特にセグメントタイプや、セグメントとドットの複合タイプの液晶表示素子の場合は、低コストが求められるため、マイクロカラーフィルタ等カラーフィルタを用いないことが好ましい。(たとえば、特許文献1参照。)
特開昭49−074438号公報
本発明の目的は、多様な色表示の可能な液晶表示素子を提供することである。
本発明の一観点によれば、第1の基板と、前記第1の基板と略平行に配置された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に形成された液晶層と、前記第1の基板の前記液晶層が形成された側とは反対側に配置された第1の偏光板と、前記第1の偏光板の前記第1の基板が配置された側とは反対側に配置された第1の光源と、前記第2の基板の前記液晶層が形成された側とは反対側に配置された、偏光状態にしたがって入射光を透過させ、または反射する透過・反射板と、前記透過・反射板の前記第2の基板が配置された側とは反対側に配置された第2の偏光板と、前記第2の偏光板の前記透過・反射板が配置された側とは反対側に配置された第2の光源とを有し、前記透過・反射板は、前記第1の偏光板を透過する偏光状態の光を反射し、前記第2の偏光板を透過する偏光状態の光を透過させる液晶表示素子が提供される。
本発明によれば、多様な色表示の可能な液晶表示素子を提供することができる。
図1(A)及び(B)は、それぞれ図2以降を参照して詳説する実施例による液晶表示素子の、表示部を示す平面図、及び内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。
図1(A)を参照する。液晶表示素子の表示は、たとえば7セグメントの表示部30で行われる。表示部30は、表示単位(各セグメント)31〜37、及び背景領域38を含んで構成される。表示単位31〜37の各々には、それぞれ独立に駆動可能な電極が対応して設けられている。それらの電極に選択的に電圧を印加することにより、電極に対応する液晶層の液晶分子の配向状態を変化させ、たとえば「0」〜「9」の各数字を表示することができる。
本明細書においては、たとえば各数字の表示に用いられる表示単位を表示領域と呼び、それ以外の表示単位及び背景領域を非表示領域と呼ぶ。たとえば、数字の「7」を表示するとき、表示領域とは、表示単位31〜33を意味し、非表示領域とは、表示単位34〜37、及び背景領域38を意味する。
図1(B)を参照する。実施例による液晶表示素子は、略平行に対向配置される上側基板50a及び下側基板50b、及び、その間に挟持される液晶層55を含んで構成される。上側基板50a及び下側基板50bは、たとえば平板なガラス基板(上側及び下側ガラス基板51a、51b)、その対向面上に、ITO等の透明導電材で形成され、所定のパタンを有する電極(上側及び下側透明電極52a、52b)、及び各電極上に形成された配向膜(上側及び下側配向膜53a、53b)を備える。
上側基板50a及び下側基板50bの外側に、一対の上側及び下側偏光板54a、54bが配置される。上側及び下側偏光板54a、54bは、たとえば直線偏光板、円偏光板、または楕円偏光板である。上側及び下側偏光板54a、54bは、それぞれ面内方向に透過軸を有し、透過軸の方向に偏光する光だけを透過させる。円偏光板、楕円偏光板の場合は、さらに内側に位相差板を備える。
上側透明電極52aと下側透明電極52bとの間には、電圧印加手段68が接続されている。電圧印加手段68は、両電極52a、52b間に任意の電圧を印加し、液晶層55の液晶分子の配向状態を変えることができる。
下側基板50bと、下側偏光板54bとの間に、偏光分離透過・反射板67が配置される。偏光分離透過・反射板67は、入射光を、その偏光状態に従って透過または反射する。偏光分離透過・反射板67としては、たとえば(株)3M製のD−BEF(brightness enhane film)や(株)日東電工製の輝度向上フィルムPCF(polarization conversion film)等に用いられている広帯域コレステリックフィルムを使用することができる。
マルチカラーフロントライト66、及びマルチカラーバックライト56が、それぞれ上側偏光板54a、下側偏光板54bの外側に配置される。マルチカラーフロントライト66、及びマルチカラーバックライト56は、複数の色の光を選択的に出射することが可能なライトであり、たとえば側方にRGBマルチカラーLED光源を有し、入射する光を液晶層に向かって照射する。カラー光源としては、有機LED、無機LED、CCFL、FEランプ等を用いて構成することが可能である。出射光色の変化は、互いに異なる発光色の単色光源を複数用いる構成で実現してもよいし、発光色を変化することのできる単一光源を用いる構成で実現してもよい。マルチカラーフロントライト66は、液晶層からの光は透過させる。
マルチカラーバックライト56は、ドット、セグメント等の表示領域の表示を制御する。マルチカラーフロントライト66は、非表示領域の色表示を実現するのに用いられる。なお、両ライト56、66は連続点灯でも、セル応答に呼応した間欠点灯でもよい。
なお、液晶表示素子の表示に際しては、マルチカラーフロントライト66、マルチカラーバックライト56の両ライトの点灯や、これらと液晶セルの表示部の表示をするための動作(液晶セルの電気的スイッチング)を同期させる必要はない。
また、上側及び下側基板50a、50b、液晶層55、上側及び下側偏光板54a、54b、偏光分離透過・反射板67で構成される液晶セルは、マルチカラーバックライト56から発光される光に対して、ノーマリブラックタイプの液晶セルである。
このような液晶表示素子において、マルチカラーフロントライト66、及びマルチカラーバックライト56の発光色を制御することにより、表示領域と非表示領域を異なる色調で別個独立に表現することが可能となる。
以下、具体的な実施例について説明する。第1〜第3の実施例による液晶表示素子においては、図1における偏光分離透過・反射板67として、(株)3M製のD−BEFを用いた。D−BEFは面内方向に反射軸を有し、反射軸方向に偏光する光を反射する。また、第4及び第5の実施例による液晶表示素子においては、図1における偏光分離透過・反射板67として、(株)日東電工製の輝度向上フィルムPCFに用いられている広帯域コレステリックフィルムを使用した。広帯域コレステリックフィルムは、たとえば右円偏光を反射し、左円偏光を透過する。その逆を行う広帯域コレステリックフィルムもある。
図2は、第1の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。
液晶層55は、負の誘電率異方性(Δε<0)をもつ液晶材料を用いて形成し、垂直配向型の液晶表示素子とした。本図には、電圧無印加時の液晶分子の配向状態を示した。また、上側及び下側偏光板54a、54bとして、直線偏光板を用いた。図には、上側及び下側偏光板54a、54bの透過軸の方向を矢印で示してある。
上側及び下側偏光板54a、54bは直交ニコル配置とした。更に、D−BEF69の反射軸と、下側偏光板54bの透過軸とが直交するように(下側からの光がD−BEF69を透過するように)、両者を配置した。上側及び下側基板50a、50b、液晶層55、上側及び下側偏光板54a、54b、D−BEF69で構成される液晶セルは、マルチカラーバックライト56から発光される光を、電圧無印加状態で偏光状態を変えずに透過させ、上側偏光板54aで遮光するノーマリブラックタイプの液晶セルである。
第1の実施例による液晶表示素子の動作を説明する。第1の実施例による液晶表示素子の液晶分子は、前述のように、電圧無印加時には、上側及び下側基板50a、50bにほぼ垂直に配向している。このため、液晶層に入射した光は偏光方向を変化させることなく液晶層を透過する。
一方、電圧印加時には、非表示領域での液晶分子の配向状態は電圧無印加時と変わらないが、表示領域においては電圧無印加時から液晶分子が上側及び下側偏光板54a、54bの透過軸に対して面内方向45°の方向に向かって倒れ、液晶層に入射した光には複屈折効果が与えられる。液晶層は1/2波長板と同等な効果を有することとなり、入射光は、偏光方向を90°変化させて液晶層から出射する。
まず、電圧無印加時の動作について説明する。
マルチカラーフロントライト66から出射した光は、上側偏光板54aの透過軸方向に偏光方向を有する直線偏光となって液晶層55に入射する。光は液晶層55を偏光状態を変えることなく透過し、D−BEF69に入射する。D−BEF69の反射軸方向は、上側偏光板54aの透過軸方向と平行である。このため、液晶層55を透過したマルチカラーフロントライト66の光は、D−BEF69でほぼ100%反射され、再び液晶層55及び上側偏光板54aを透過する。透過した光は、観察者に視認される。
マルチカラーバックライト56から出射した光は、下側偏光板54bの透過軸方向に偏光方向を有する直線偏光となってD−BEF69に入射する。D−BEF69の反射軸方向と下側偏光板54bの透過軸方向とは直交するため、直線偏光は、D−BEF69を透過して、液晶層55に入射する。液晶層55では、偏光方向は変化しない。このため、液晶層55を出射した光は、下側偏光板54bと直交ニコル配置された上側偏光板54aに吸収される。
したがって、電圧無印加時においては、表示部の全領域において、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認されることになる。
次に、電圧印加時の動作について説明する。
マルチカラーフロントライト66から出射した光は、非表示領域においては、電圧無印加時と同じ理由で観察者に視認される。
一方、表示領域においては、マルチカラーフロントライト66から出射した光は、上側偏光板54aの透過軸方向に偏光方向を有する直線偏光となって液晶層55に入射する。液晶分子の配向状態は、電圧無印加時から変化しているので、液晶層55に入射した光は偏光方向を90°変化させて液晶層55を出射する。液晶層55を出射する直線偏光の偏光方向と、D−BEF69の反射軸方向とは直交している(D−BEF69の透過軸方向と平行である)。このため、液晶層55を出射した直線偏光は、D−BEF69、次いで下側偏光板54bを透過して、マルチカラーバックライト56側に伝播し、散乱等により消失する。このため、マルチカラーフロントライト66から出射した光は、観察者に視認されることはない。
マルチカラーバックライト56から出射した光は、非表示領域においては、電圧無印加時と同じ理由で観察者に視認されない。
一方、表示領域においては、マルチカラーバックライト56から出射した光は、下側偏光板54bの透過軸方向に偏光方向を有する直線偏光となって、D−BEF69を透過し、液晶層55に入射する。液晶層55では、偏光方向が90°変化される。このため、液晶層55を出射した光は、上側偏光板54aを透過し、観察者に視認される。
したがって、電圧印加時には、非表示領域においては、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認され、表示領域においては、マルチカラーバックライト56から発せられた光が観察者に視認されることになる。
このように、第1の実施例による液晶表示素子は、マルチカラーフロントライト66で非表示領域の色調を、マルチカラーバックライト56で表示領域の色調を、それぞれ独立に表現することができる。また、ライト56及び66から出射される光の色を選択することにより、それぞれ表示領域及び非表示領域の表示色を選択することができる。
上述のように、第1の実施例による液晶表示素子は、マルチカラーフロントライト66とマルチカラーバックライト56とが同時に点灯している場合であっても、任意の一箇所については一方の光のみが観察者に視認される。液晶表示素子が単純マトリクス駆動のようなオン/オフの2値動作を行うのであれば、両者の同時点灯が混色を生じさせることはほぼない。
本願発明者は、第1の実施例による液晶表示素子のマルチカラーフロントライト66を青色に点灯し、マルチカラーバックライト56を黄色に点灯した。そして、図1(A)の表示単位31〜33に対応する電極にのみ電圧を印加した。その結果、青色の背景に、黄色で「7」の数字が表示されることを確認した。
なお、偏光板と液晶セルとの間には、視角補償フィルム等を挿入してもよい。
図3は、第2の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。第1の実施例においては、垂直配向型の液晶セルを用いた。第2の実施例においては、上側及び下側偏光板54a、54b側にそれぞれ配置した補償セル(上側セル)70及び駆動セル(下側セル)71を含んで構成される2層構造の液晶セルを用いた点において、第1の実施例による液晶表示素子と異なっている。
補償セル70及び駆動セル71の液晶層55は、ともに正の誘電率異方性(Δε>0)をもつ同じ液晶材料を用いて形成し、各セル70、71をそれぞれ、左ねじれ角90°、右ねじれ角90°の水平配向型液晶表示素子とした。各セル70、71の液晶層55の厚さ方向の中央における液晶分子配向方向は互いに直交するようにし、また、両セル70、71の液晶層55の厚さは等しくした。本図には、電圧無印加時の液晶分子の配向状態を示してある。
表示動作は、駆動セル(下側セル)71への電圧印加のみで行い、補償セル(上側セル)70への通電は行わなかった。
補償セル70、駆動セル71、上側及び下側偏光板54a、54b、D−BEF69で構成される液晶セルは、マルチカラーバックライト56から発光される光に対して、ノーマリブラックタイプの液晶セルである。
第2の実施例による液晶表示素子の動作を説明する。前述のように、補償セル70には通電を行わないため、補償セル70の液晶分子は、常に、左ねじれ角90°の状態を保つ。したがって、補償セル70に入射した光は偏光方向を左向きに90°変化させて補償セル70を出射する。
駆動セル71は、電圧無印加時においては、入射光を偏光方向を右向きに90°変化させて出射する。すなわち、駆動セル71において、光は補償セル70においてと逆向きに偏光方向を90°変化される。そこで光は、2層構造の液晶セルに入射するときと等しい偏光方向で2層構造の液晶セルを出射することになる。
しかし、電圧印加時においては、非表示領域での液晶分子の配向状態は電圧無印加時と変わらないが、表示領域においては電圧無印加時から駆動セル71の液晶分子の配向状態が変化(上側及び下側基板50a、50bにほぼ垂直に配向)し、駆動セル71に入射した光は、偏光方向を変化させることなく駆動セル71から出射する。そこで光は、2層構造の液晶セルに入射するときと偏光方向を90°異ならせて、2層構造の液晶セルを出射することになる。
したがって、電圧無印加時、及び電圧印加時であっても非表示領域においては、2層構造の液晶セル(補償セル70及び駆動セル71)によって、光は、偏光方向を変化されない。一方、電圧印加時、表示領域においては、光は、偏光方向を90°変化されて、2層構造の液晶セルから出射する。
したがって、第2の実施例による液晶表示素子は、第1の実施例による液晶表示素子と同様に動作し、電圧無印加時においては、表示部の全領域において、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認され、電圧印加時には、非表示領域においては、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認され、表示領域においては、マルチカラーバックライト56から発せられた光が観察者に視認されることになる。
本願発明者は、第2の実施例による液晶表示素子のマルチカラーフロントライト66を青色に点灯し、マルチカラーバックライト56を黄色に点灯した。そして、図1(A)の表示単位31〜33に対応する電極にのみ電圧を印加した。その結果、青色の背景に、黄色で「7」の数字が表示されることを確認した。
本願発明者が、様々なねじれ角の液晶セルを検討した結果、補償セル70及び駆動セル71のねじれ角が70°〜240°のとき、第2の実施例による液晶表示素子は、実用上有効に作用することがわかった。
なお、補償セル(上側セル)70を、これと同等の光学的機能を有する液晶性ポリマ配向位相差板である(株)ポラテクノ社製のTwistarに置き換えても同様の効果が得られた。
図4は、第3の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。
第3の実施例による液晶表示素子は、上側基板50aと上側偏光板54aとの間に、位相差板72を備えた液晶表示素子である。
液晶分子のねじれ角、液晶層の厚さ、位相差板の位相差値、及び遅相軸の方位を適切に定めることにより、上側及び下側基板50a、50b、液晶層55、上側及び下側偏光板54a、54b、D−BEF69、及び位相差板72で構成される液晶セルを、マルチカラーバックライト56から発光される光に対して、ノーマリブラックタイプの液晶セルとした。ここで位相差板72は色調を調整する役割を果たす。
構成の詳細は以下の通りである。
液晶層55の厚さを6μmとし、液晶材料として、(株)大日本インキ製のRDP00333を用いた。液晶分子は、ねじれ角が左ねじれ240°であるねじれ水平配向とした。位相差板72として、位相差値600nmの一軸光学異方性の位相差板を用いた。また、位相差板72の遅相軸、上側偏光板54aの透過軸、D−BEF69の透過軸、及び下側偏光板54bの透過軸が、それぞれ液晶層55の中央分子配向方向となす角を140°、95°、70°、70°とした。
本図には、電圧無印加時の液晶分子の配向状態を示した。また、上側及び下側偏光板54a、54bの透過軸の方向、位相差板72の遅相軸の方向、及びD−BEF69の透過軸の方向を矢印で示した。
本願発明者は、第3の実施例による液晶表示素子のマルチカラーフロントライト66を青色に点灯し、マルチカラーバックライト56を黄色に点灯した。そして、図1(A)の表示単位31〜33に対応する電極にのみ電圧を印加した。その結果、青色の背景に、黄色で「7」の数字が表示されることを確認した。
第3の実施例においては、1枚の位相差板72を用いたが、複数の位相差板を用いることもできる。また、一軸光学異方性の位相差板に限らず、二軸光学異方性の位相差板を使用してもよい。
なお、液晶分子のねじれ角は、180°〜240°とするのが好ましい。
図5は、第4の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。
第4の実施例による液晶表示素子は、図2に示す第1の実施例による液晶表示素子と類似している。第1の実施例による液晶表示素子は、液晶層55を挟持する上側及び下側基板50a、50bのそれぞれ外側に、上側及び下側偏光板54a、54bが配置され、更にその外側に、それぞれマルチカラーフロントライト66及びマルチカラーバックライト56が配置されていた。そして、入射光を、その偏光状態に従って透過または反射する偏光分離透過・反射板として、D−BEFを、下側基板50bと下側偏光板54bとの間に挿入した。
第4の実施例による液晶表示素子は、まず、偏光分離透過・反射板67として、D−BEFではなく広帯域コレステリックフィルムを、下側基板50bと下側偏光板54bとの間に配置した点において、第1の実施例による液晶表示素子と異なる。
また、第1の実施例による液晶表示素子においては、上側及び下側偏光板54a、54bとして直線偏光板を用いたが、第4の実施例による液晶表示素子においては、上側偏光板54aとしては、上側直線偏光板54eと上側1/4波長板54gとを組み合わせた、上方からの光に対する円偏光板を採用し、下側偏光板54bとしては、下側直線偏光板54fと下側1/4波長板54hとを組み合わせた、下方からの光に対する円偏光板を採用した。なお、上側及び下側偏光板54a、54bは、ともにライト66、56側に直線偏光板、液晶セル側に1/4波長板を配置して形成し、直線偏光板の透過軸と、1/4波長板の遅相軸とのなす角は±45°とした。上側及び下側直線偏光板54e、54fの透過軸は互いに直交させた。ただし、直線偏光板54e、54fの透過軸の方位は、上側及び下側基板50a、50bに対しては任意でよい。
また、1/4波長板54g、54hの機能は、複数の波長板の組み合わせ(たとえば1/4波長板と1/2波長板との組み合わせ)を用いて実現してもよい。
第4の実施例による液晶表示素子においては、上側偏光板54aを右円偏光板とし、下側偏光板54bを左円偏光板とした。また、広帯域コレステリックフィルム73は、右円偏光を反射し、左円偏光を透過するものとした。
以下、x成分がy成分に対して遅相となる円偏光を右円偏光、進相となる円偏光を左円偏光とする。
これとは逆に、上側偏光板54aを左円偏光板、下側偏光板54bを右円偏光板、広帯域コレステリックフィルム73を、左円偏光を反射し、右円偏光を透過するものとしてもよい。上側偏光板54aと下側偏光板54bの円偏光方向を逆向きとし、広帯域コレステリックフィルム73が透過する円偏光方向と、下側偏光板54bの円偏光方向とを一致させる。
なお、広帯域コレステリックフィルムと円偏光板を貼り合わせた構成を採用する、(株)日東電工製NIPOCSや(株)メルク製TRANSMAXは、通常、バックライト上、または液晶セルの下側に貼り合わせられて使用される。この場合、広帯域コレステリックフィルムがライト側に配置される。本実施例においては、偏光板がライト側に配置される点において、これと異なる。
液晶層55は、負の誘電率異方性(Δε<0)をもつ液晶材料を用いて形成し、垂直配向型の液晶表示素子とした。本図には、電圧無印加時の液晶分子の配向状態を示した。また、電圧印加時の液晶層55のリタデーションは1/2波長(たとえば、x成分が1/2波長遅相)とした。
マルチカラーフロントライト66から出射した光は、上側直線偏光板54eの透過軸方向に偏光する光となって上側1/4波長板54gに入射し、x成分が1/4波長だけ遅相を受けて右円偏光となる。
電圧無印加時には、液晶層55に入射した光は偏光状態を変化させず液晶層55を出射する。マルチカラーフロントライト66から発せられ、上側1/4波長板54gを出射した右円偏光は、右円偏光のまま液晶層55を出射し、広帯域コレステリックフィルム73で反射される。反射光は右円偏光のまま液晶層を透過し、上側1/4波長板54gでy成分が1/4波長遅相を受ける。このため、入射時と同じ偏光方向の直線偏光となり、上側直線偏光板54eを透過し、観察者に視認される。逆に、マルチカラーバックライト56から出射した光は、下側1/4波長板54hでx成分が1/4波長進相を受け、左円偏光のまま液晶層を透過し、上側1/4波長板54gで1/4波長遅相を受けるので、下側偏光板54f偏光軸を90°回転した直線偏光となり、上側直線偏光板54eで遮光され、観察者に視認されない。
電圧印加時には、液晶層55の液晶分子の配向状態が変化するため、表示領域の液晶層55に入射した右円偏光は左円偏光となって液晶層55を出射する。また、左円偏光は右円偏光となって液晶層55を出射する。
マルチカラーフロントライト66から出射された光は、非表示領域においては、電圧無印加時と同様に観察者に視認される。表示領域においては、x成分が1/4波長遅相、1/2波長遅相され、左円偏光となって広帯域コレステリックフィルム73を透過し、下側1/4波長板54hで1/4波長進相を受け、下側直線偏光板54fを透過するため、観察者に視認されない。
一方、マルチカラーバックライト56から出射した光は、下側1/4波長板54h、液晶層55、上側1/4波長板54gで、それぞれ1/4波長進相、1/2波長遅相、1/4波長遅相を受けて、上側直線偏光板54eに入射するため、これを透過し、観察者に視認される。
上側及び下側基板50a、50b、液晶層55、上側及び下側偏光板54a、54b、広帯域コレステリックフィルム73で構成される液晶セルは、マルチカラーバックライト56から発光される光に対して、ノーマリブラックタイプの液晶セルである。なお、液晶セルと上側または下側偏光板54a、54bとの間には、視角補償板等の位相差板(位相差フィルム)は使用しなかったが、必要に応じて適宜使用することも可能である。
第4の実施例による液晶表示素子の動作は、第1の実施例による液晶表示素子の動作と同様である。したがって、電圧無印加時においては、表示部の全領域において、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認され、電圧印加時には、非表示領域においては、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認され、表示領域においては、マルチカラーバックライト56から発せられた光が観察者に視認されることになる。
第4の実施例による液晶表示素子も、第1の実施例による液晶表示素子と同様の効果を奏することができる。
本願発明者は、第4の実施例による液晶表示素子のマルチカラーフロントライト66を青色に点灯し、マルチカラーバックライト56を黄色に点灯した。そして、図1(A)の表示単位31〜33に対応する電極にのみ電圧を印加した。その結果、青色の背景に、黄色で「7」の数字が表示されることを確認した。
なお、偏光板と液晶セルとの間に、視角補償フィルム等を挿入してもよい。
図6は、第5の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。第4の実施例においては、垂直配向型の液晶セルを用いた。第5の実施例においては、上側及び下側偏光板54a、54b側にそれぞれ配置したツイストネマチック補償セル(上側セル)70及びツイストネマチック駆動セル(下側セル)71を含んで構成される2層構造のツイストネマチック液晶セルを用いた点において、第4の実施例による液晶表示素子と異なっている。
補償セル70及び駆動セル71の液晶層55は、ともに正の誘電率異方性(Δε>0)をもつ同じ液晶材料を用いて形成し、各セル70、71をそれぞれ、左ねじれ角90°、右ねじれ角90°の水平配向型液晶表示素子とした。各セル70、71の液晶層55の厚さ方向の中央における液晶分子配向方向は互いに直交するようにし、また、両セル70、71の液晶層55の厚さは等しくした。本図には、電圧無印加時の液晶分子の配向状態を示してある。両セル70、71の液晶層55のリタデーションは、ともに1波長とした。
表示動作は、駆動セル(下側セル)71への電圧印加のみで行い、補償セル(上側セル)70への通電は行わなかった。
補償セル70、駆動セル71、上側及び下側偏光板54a、54b、広帯域コレステリックフィルム73で構成される液晶セルは、マルチカラーバックライト56から発光される光に対して、ノーマリブラックタイプの液晶セルである。
第5の実施例による液晶表示素子の動作を説明する。前述のように、補償セル70には通電を行わないため、補償セル70は偏光回転子として機能する。したがって、補償セル70に入射した右円偏光は左円偏光となって補償セル70を出射する。また、左円偏光は右円偏光となって補償セル70を出射する。
駆動セル71は、電圧無印加時においては、補償セルと逆の回転方向を示す偏光回転子として機能する。また、電圧印加時においても、非表示領域ではそれと同様である。しかし、表示領域においては電圧無印加時から駆動セル71の液晶分子の配向状態が変化(上側及び下側基板50a、50bにほぼ垂直に配向)し、駆動セル71に入射した光は、偏光状態を変化させることなく駆動セル71から出射する。
したがって、電圧無印加時、及び電圧印加時であっても非表示領域においては、2層構造の液晶セル(補償セル70及び駆動セル71)に入射した光は、右円偏光ならば右円偏光のまま、左円偏光ならば左円偏光のまま、2層構造の液晶セルを出射する。一方、電圧印加時、表示領域においては、右円偏光は左円偏光となって、左円偏光は右円偏光となって、2層構造の液晶セルから出射する。
したがって、第5の実施例による液晶表示素子は、第4の実施例による液晶表示素子と同様に動作し、電圧無印加時においては、表示部の全領域において、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認され、電圧印加時には、非表示領域においては、マルチカラーフロントライト66から発せられた光が観察者に視認され、表示領域においては、マルチカラーバックライト56から発せられた光が観察者に視認されることになる。
本願発明者は、第5の実施例による液晶表示素子のマルチカラーフロントライト66を青色に点灯し、マルチカラーバックライト56を黄色に点灯した。そして、図1(A)の表示単位31〜33に対応する電極にのみ電圧を印加した。その結果、青色の背景に、黄色で「7」の数字が表示されることを確認した。
本願発明者が、様々なねじれ角の液晶セルを検討した結果、補償セル70及び駆動セル71のねじれ角が70°〜240°のとき、第5の実施例による液晶表示素子は、実用上有効に作用することがわかった。
なお、補償セル(上側セル)70を、これと同等の光学的機能を有する液晶性ポリマ配向位相差板である(株)ポラテクノ社製のTwistarに置き換えても同様の効果が得られた。
以上、実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。たとえば図3及び図6には、補償セル70の上側及び下側基板50a、50bがそれぞれ上側及び下側透明電極52a、52bを備える液晶表示素子を図示したが、補償セル70に電圧を印加しない場合は、これらは必要ではない。また、実施例においては、補償セル70を上方に、駆動セル71を下方に配置したが、これらの配置は逆でもよい。
また、すべての実施例において、ノーマリブラックタイプの液晶セルを用い、マルチカラーバックライトで表示領域の表示を行い、マルチカラーフロントライトで、非表示領域の表示を行った。ノーマリホワイトタイプの液晶セルを用い、マルチカラーバックライトで非表示領域の表示を行い、マルチカラーフロントライトで、表示領域の表示を行ってもよい。
更に、実施例においては、セグメントタイプの液晶表示素子について説明したが、セグメント表示とドット表示をともに行うことのできる液晶表示素子や、フルドットタイプの液晶表示素子であってもよい。
また、位相差板(位相差フィルム)は、上側基板50aと上側偏光板54aとの間、下側基板50bと下側偏光板54bとの間の一方または双方に挿入することが可能である。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者には自明であろう。
セグメントタイプ、セグメント表示とドット表示の複合タイプ、フルドットタイプの液晶表示素子に利用可能である。駆動方法は、単純マトリクス駆動でも、アクティブマトリクス駆動でもよい。
(A)及び(B)は、それぞれ図2以降を参照して詳説する実施例による液晶表示素子の、表示部を示す平面図、及び内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。 第1の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。 第2の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。 第3の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。 第4の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。 第5の実施例による液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。 (A)〜(C)は、非表示領域の色調を調整することの可能な液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。 (A)及び(B)は、ドット部またはセグメント部の色調を調整することの可能な液晶表示素子の内部構成例を示す概略的な分解斜視図である。
符号の説明
30 表示部
31〜37 表示単位
38 背景領域
50a 上側基板
50b 下側基板
51a 上側ガラス基板
51b 下側ガラス基板
52a 上側透明電極
52b 下側透明電極
53a 上側配向膜
53b 下側配向膜
54a 上側偏光板
54b 下側偏光板
54c 上側カラー偏光板
54d 下側カラー偏光板
54e 上側直線偏光板
54f 下側直線偏光板
54g 上側1/4波長板
54h 下側1/4波長板
55 液晶層
56 マルチカラーバックライト
57 白色バックライト
58 位相差板
59 ブラックマスク
60 エリアカラーフィルタ
60r 赤色部
60g 緑色部
60b 青色部
60w 白色部
66 マルチカラーフロントライト
67 偏光分離透過・反射板
68 電圧印加手段
69 D−BEF
70 補償セル
71 駆動セル
72 位相差板
73 広帯域コレステリックフィルム

Claims (10)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板と略平行に配置された第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に形成された液晶層と、
    前記第1の基板の前記液晶層が形成された側とは反対側に配置された第1の偏光板と、
    前記第1の偏光板の前記第1の基板が配置された側とは反対側に配置された第1の光源と、
    前記第2の基板の前記液晶層が形成された側とは反対側に配置された、偏光状態にしたがって入射光を透過させ、または反射する透過・反射板と、
    前記透過・反射板の前記第2の基板が配置された側とは反対側に配置された第2の偏光板と、
    前記第2の偏光板の前記透過・反射板が配置された側とは反対側に配置された第2の光源と
    を有し、
    前記透過・反射板は、前記第1の偏光板を透過する偏光状態の光を反射し、前記第2の偏光板を透過する偏光状態の光を透過させる液晶表示素子。
  2. 前記第1または第2の光源は、複数色の光を選択的に出射することができる請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 前記第1の偏光板及び前記第2の偏光板が、それぞれ第1の方向、及び、前記第1の方向と直交する第2の方向に透過軸を有する直線偏光板である請求項1または2に記載の液晶表示素子。
  4. 前記透過・反射板の反射軸の方向と前記第1の方向とが平行な方向である請求項3に記載の液晶表示素子。
  5. 前記第1の偏光板が右円偏光を透過する円偏光板であり、前記第2の偏光板が左円偏光を透過する円偏光板である、または、前記第1の偏光板が左円偏光を透過する円偏光板であり、前記第2の偏光板が右円偏光を透過する円偏光板である請求項1または2に記載の液晶表示素子。
  6. 前記第1及び第2の偏光板が、それぞれ直線偏光板と1/4波長板を含んで構成される請求項5に記載の液晶表示素子。
  7. 前記液晶層は、前記第1の基板と前記第2の基板との間に垂直配向して挟持される請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
  8. 前記液晶層は、第1の液晶層、第2の液晶層、及び、前記第1の液晶層と前記第2の液晶層との間に形成された第3の基板とを含んで構成され、
    前記第1及び第2の液晶層は、相互に逆方向にねじれ水平配向する液晶分子を含み、
    前記第1の液晶層の厚さ方向の中央に位置する液晶分子の配向方向と、前記第2の液晶層の厚さ方向の中央に位置する液晶分子の配向方向とが直交し、
    前記第1及び第2の液晶層のリタデーションが等しい
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
  9. 前記第1及び第2の液晶層の液晶分子のねじれ角が70°〜240°である請求項8に記載の液晶表示素子。
  10. 更に、前記第1の基板と前記第1の偏光板との間、または、前記第2の基板と前記第2の偏光板との間に配置された位相差板を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
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