JP2007211742A - ポンプの軸封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 摩耗が生じやすいポンプケーシング(接液)側のシールを挟んで液圧差をなくさせ、つまり圧力バランスを図ることにより、シールからの移送液の浸入を阻止し、シールの摩損を防止し、寿命を格段に延長させられる、ポンプの軸封装置を提供する。
【解決手段】 ポンプ1における駆動側ケーシング5とポンプケーシング6との接合箇所で駆動モータ2により回転する回転軸3の周囲に配装されるポンプの軸封装置10−1で、回転軸3の周囲に、その軸方向に間隔をあけてシール14・14を配装するとともに、対向するシール14・14間をグリス充填室15に形成し、ポンプケーシング6への供給管18内とグリス充填室15内とをダイヤフラム20を介して液圧が等しくなるように連通させた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一軸偏心ねじポンプやロータリーポンプなどの駆動装置により回転されるポンプにおいて、駆動軸あるいは駆動軸に直接にまたは減速機構を介して連結された回転軸を備える駆動側ケーシングと、ポンプケーシングとの接合箇所で、駆動軸あるいは回転軸(以下、単に回転軸という)の周囲に配置され、回転軸とその周囲のケーシング(非回転部)との間隙部を密封し、移送液の浸入を阻止するための軸封装置に関するもので、とくに、摩耗性の高い移送液(たとえば、各種スラリー、脱水ケーキ、モルタル)を搬送するポンプに好適な軸封装置に関する。
この種の軸封装置に関する先行技術について、たとえば駆動装置により回転されるポンプにおける駆動側ケーシングとポンプケーシングとの接合箇所で前記駆動装置により回転する回転軸の周囲に配装されるポンプの軸封装置で、前記回転軸の外周面に相互に隣接して被装される少なくとも二つの、円環状シール支持部材のうち、一方のシール支持部材の中央開口周辺にリップパッキンを嵌め込み可能な環状凹部を形成し、該環状凹部内にリップパッキンを嵌着した構造の軸封装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この軸封装置によれば、一方に嵌着しているリップパッキンで回転軸の表面が摩耗あるいは摩損したときには、シール支持部材を入れ換えるとともに、リップパッキンを新しい物に交換することで、回転軸上のリップパッキンの位置すなわちシール位置が移動して摩耗や摩損のない位置にくることにより、回転軸の寿命が少なくとも倍に延びるとともに、軸封作用も初期組み立て時の状態に復元されるという利点がある。しかし、この軸封装置の場合でも、摩耗性の高い液の移送に使用すると、リップパッキンおよび回転軸が短期間で摩耗するから、頻繁にリップパッキンの位置を入れ替えたり、新しいものに取り替えたりする必要があり、また回転軸についても早期に交換する必要がある。
そこで、図4に示すように、断面略L形のリップパッキン14を嵌着可能な二種類のシール支持部材47・48を設け、一方のシール支持部材47はポンプケーシング46側に設けられた環状凹所49A内に、また他方のシール支持部材48は駆動側ケーシング45側に設けられた環状凹所49B内にそれぞれ装填し、両凹所49A・49B間にグリス等の潤滑剤の封入室50を形成し、その封入室50に充填剤を充填した構造の軸封装置が提案されている(同じく、特許文献1参照)。
特開2003−56715号公報(段落0018〜0021、0026〜0028並びに図2および図4)
上記の特許文献1における図4に示される軸封構造が現状では最も優れていると考えられる。しかし、その軸封構造においても、摩耗性の高い液を移送するポンプに適用しようとすると、次のような課題がある。
液の移送に際してキャビテーションを防ぐ目的で、ポンプの一次側(吸い込み口側)に押し込み圧をかける必要がある。このため、ポンプケーシング46側のシール支持部材47側のリップパッキン14を挟んで、ポンプケーシング46内の移送液Fと封入室50内の潤滑剤Gとの間に液圧差が生じ、シール支持部材47側のリップパッキン14と回転軸3との隙間から移送液Fが浸入し、シール支持部材47のリップパッキン14が擦られることになる。詳しくは、封入室50内に充填剤を注入する際に、エアーの浸入は避けられないから、液圧差で浸入したエアーが圧縮され、移送液のシール(リップパッキン14)への浸入を許すことになる。この結果、シール(リップパッキン14)が極めて短期間で摩損し、液漏れが生じるおそれがある。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、摩耗が生じやすいポンプケーシング(接液)側のシール(パッキン)を挟んで液圧差をなくさせ、つまり圧力バランスを図ることにより、シールからの移送液の浸入を阻止し、シールの摩損を防止し、寿命を格段に延長させられる、ポンプの軸封装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明にかかるポンプの軸封装置は、駆動装置により回転されるポンプにおける駆動側ケーシングとポンプケーシングとの接合箇所で前記駆動装置により回転する回転軸の周囲に配装されるポンプの軸封装置において、前記回転軸の周囲に、その軸方向に間隔をあけてシールを配装するとともに、対向する前記シール間をグリス等の潤滑剤充填室に形成し、前記ポンプケーシングへの給排液路内と前記潤滑剤充填室内とをダイヤフラムを介して液圧が等しくなるように連通させたことを特徴とする。
上記の構成を有する本発明のポンプの軸封装置によれば、ポンプケーシングへ吸い込まれる移送液の供給液路内あるいはポンプケーシングから吐出される移送液の排出液路内の液圧(圧力)と潤滑剤充填室内の液圧(圧力)とがダイヤフラムを介して等しく保たれることにより、ポンプケーシング内の移送液に接する側のシールを挟んでポンプケーシング内圧と潤滑剤充填室内圧との液圧差が0となる。したがって、摩擦性の高い液(たとえば、各種スラリー、脱水ケーキ)をポンプで移送する際に一次側にキャビテーション防止用の押し込み圧をかけた場合にも、潤滑剤充填室にその押し込み圧に等しい圧力がダイヤフラムを介して作用するので、摩耗が激しい接液(ポンプケーシング)側のシールは常に液圧がバランスし、ポンプケーシングの移送液がシールから潤滑剤充填室内に浸入するのが阻止される。また、接液側シールと反対側(駆動側ケーシング)のシールには、潤滑剤充填室内の圧力が作用し、駆動側ケーシングの方向へ押し付け力がかかっているが、シールが潤滑剤(グリスなど)で潤滑された状態になっているから、摩耗し難く、従来の構造に比べても格段に寿命が延びる。
請求項2に記載のように、前記給排液路用配管の、前記ポンプケーシングの給排液口の近傍において、前記配管壁の一部を弾性体被膜層(ダイヤフラム)で形成するとともに同被膜層の周囲を潤滑剤貯留部に形成した液圧連通管を介設し、この液圧連通管の前記潤滑剤貯留部と前記潤滑剤充填室とを潤滑剤連通管で接続することができる。
このように構成すれば、給排液用配管の途中に液圧連通管を介設し、ポンプケーシング接合箇所の駆動側ケーシング内の回転軸周囲の対向するシール部材間に潤滑剤充填室を形成して前記液圧連通管の潤滑剤貯留部と潤滑剤充填室とを連通管で連通することにより、既設のポンプから改造することが可能になる。また、この構成によれば、ポンプケーシングに供給あるいは排出される移送液の圧力、いいかえればポンプケーシング内の圧力がダイヤフラムを介して前記潤滑剤充填室に作用するから、ポンプケーシング内の移送液に接触するシールを挟んでポンプケーシング内圧と潤滑剤充填室内圧とが等しくなり、液圧差が0となる。これにより、ポンプケーシングの移送液がこれに接触するシールから潤滑剤充填室に浸入することがない。したがって、移送液が摩耗性の高い液であっても、シールが擦れて短期間で摩耗したり、摩損したりしない。
請求項3に記載のように、前記給排液路用配管の途中を分岐し、分岐管の一端をダイヤフラムを介設したダイヤフラム室の一方に接続し、同ダイヤフラム室の他方に前記潤滑剤充填室に一端を接続した潤滑剤連通管の他端を接続することができる。
このように構成すれば、上記請求項2の発明と同様の作用を奏するほか、ダイヤフラム室の容量を十分に確保できるので、キャビテーション防止用の一次側供給圧の変動などを的確に捉えて接液側シールからの移送液の浸入を防止できる。
請求項4に記載のように、前記潤滑剤充填室を円環状に形成し、前記潤滑剤連通管との接続口と対向する位置(非対向位置でも可能)にも別な開口を設け、同開口に開閉可能な栓を取り付けることができる。
このように構成すれば、別な開口を開けた状態で連通管接続口から潤滑剤を潤滑剤充填室に注入することにより、充填剤だけを効率良くかつ十分に注入することができ、空気の混入も最小限に抑えられる。
本発明にかかるポンプの軸封装置には、次のような優れた効果がある。すなわち、ポンプケーシングへの給排液(スラリーなど)とシール間の充填剤(グリスなど)とをダイヤフラムで仕切り、両者間の圧力変動によってダイヤフラムが低圧側へ変位することで圧力をバランスさせる構成としたから、ポンプケーシング内の液に接触する側のシールを挟んで液圧差が生じなくなり、したがってポンプケーシング内の液がシールから充填剤側へ浸入することが阻止される。また、もう一方のシールについては、給排液の圧力と充填剤の圧力とが加算され、比較的高い圧力が作用するが、シールが潤滑剤で潤滑された状態になっているから、摩耗し難く、従来の構造に比べても格段に寿命が延びる。この結果、充填剤を挟んだ両側のシールの摩耗・摩損が阻止され、長期にわたり安定して使用できる。また、構造的に既存のポンプ設備に対しても容易に適用可能であるという効果がある。
以下、本発明にかかるポンプの軸封装置について実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例にかかる軸封装置を一軸偏心ねじポンプに適用した実施の形態を概略的に示す正面図、図2は図1の要部(軸封装置)を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、本例の軸封装置10−1(図2)を備えた一軸偏心ねじポンプ1は電動モータ2の駆動軸に接続された回転軸3により運転されるもので、回転軸3を支持する駆動側ケーシング5とポンプケーシング6とが一体に接合されている。ポンプケーシング6は吸込口7を上部に備え、一軸偏心ねじポンプ本体1との接続口8を一端に備えている。
ねじポンプ本体31は公知の構造で、円筒状ステータ32の雌ねじ孔32a内に、雄ねじロータ33が偏心回転可能に嵌挿されている。ステータ一32先端の吐出口32bにスタッドエンド34が突設されている。また、ロータ33の基端と前記回転軸3の一端との間に、コネクチングロッド35の両端がそれぞれ偏心回転を可能にするピンジョイント式自在継手36を介して接続されている。
図2に示すように、駆動側ケーシング5の一端面とポンプケーシング6の一端面とが突き合わせるように接合され、ボルト・ナット(図示せず)等により締め付けて固定されているが、この接合箇所では両ケーシング5・6ともに外径を半径方向に拡大して円筒状に形成され、両ケーシング5・6の接合箇所に環状の凹所9が形成されている。この凹所9内において、軸方向の中間部が充填剤としてのグリスの充填室15に形成されている。充填室15は円環状でケーシング5の上端面に後述するグリス連通管23との接続口15aが、この接続口15aと対向する下端面に別な開口15bがそれぞれ設けられている。開口15bはねじ孔に形成され、雄ねじ部を備えたプラグ(栓)16が開閉可能に取り付けられ、閉塞されている。
二つの円環状シール支持部材11・12が、凹所9内でグリス充填室15を挟むように回転軸3の軸方向に間隔をあけて回転軸3の周囲に嵌め込まれている。本例の軸封装置10−1では、二つのシール支持部材11・12の厚み(回転軸3の軸方向に沿った長さ)が等しく、シール支持部材11では両側面にそれぞれ環状溝11a・11bが、シール支持部材12では一面に環状溝12aが形成されており、そこにはOリング13が装填されている。両シール支持部材11・12はそれぞれ金属材料、軟質ゴム、合成樹脂などのいずれかから形成されるが、本例の場合はステンレス製である。ポンプケーシング6側(接液側)のシール支持部材11の内周面側端部(図の右側)寄りに断面略L形のシールとしてのリップパッキン14を嵌着可能な断面略L形の環状凹部11cが形成され、この環状凹部11cにリップパッキン14が嵌着されている。他方のシール支持部材12の内周面12bは、回転軸3の外径に比べて口径が大きく形成され、その内周面12b側内腔部の端部(図の右側)寄りに断面略L形のリップパッキン14を嵌着可能な断面略L形の環状凹部12cが形成され、この環状凹部12cにリップパッキン14が嵌着されている。なお、本例の場合、リップパッキン(シール)14は硬質ゴムで形成されている。また、左右のリップパッキン14、14は、いずれも定位置に保持されるように、ストッパーリング部17aあるいはストッパーリングプレート17bで移動が阻止されている。
グリス充填室15の右壁(シール支持部材12側)には、シール支持部材12の内腔部に連通する環状路15cが形成され、環状路15cにグリスGが流入している。
ポンプケーシング6の吸込口7には、移送液Fの供給管18の一端部が接続されている。この供給管18の一部に液圧連通管19が介設されている。つまり、液圧連通管19は管壁がダイヤフラム(弾性体隔壁)20で構成され、ダイヤフラム20の周囲が環状のグリス貯留部21に形成されている。このグリス貯留部21とグリス充填室15とがL形連通管23で接続されている。液圧連通管19は供給管18の接続部18Aに介設され、この接続部18Aでは、外向きのフランジ18aを備えた供給管18同士がボルト・ナットでフランジ18aを突き合わせた状態で接続されている。液圧連通管19は円筒体からなり、その内周面側に円弧面状の凹部(グリス貯留部)21を形成し、この凹部21に連通する接続口22を外周面側に形成した構造で、円筒状のダイヤフラム20を液圧連通管19の内周面と上下両端面に被せた状態で、液圧連通管19を上下のフランジ18a・18a間に挟み込み、各フランジ18aを貫通する複数本のボルト24にて緊締することにより介設している。接続口22にL形連通管23の一端が接続され、他端がグリス充填室15の接続口15aに接続されている。
上記のようにして構成した本発明の実施例にかかる一軸偏心ねじポンプ1の作動態様につき、以下に軸封装置10−1を中心に説明する。
電動モータ2により回転軸3を回転させることにより、コネクチングロッド35が回転し、ロータ33がステータ32の雌ねじ孔32a内で偏心回転することで、ポンプ作用が生じる。供給管18内の移送液Fがキャビテーション防止用の押し込み圧下で吸込口7よりポンプケーシング6内に吸い込まれ、ステータ32を通りスタッドエンド34から送り出される。このとき、液圧連通管19のダイヤフラム20に押し込み圧力が作用しており、たとえばダイヤフラム20がグリス貯留部21側へ膨張、変形すると、グリス貯留部21内のグリスGが押し出され、L形連通管23からグリス充填室15へ伝達され、グリス充填室15内が加圧される。この加圧力はグリスGを介してポンプケーシング6側のシール支持部材11のリップパッキン14をポンプケーシング6側へ押し付け、ポンプケーシング6内の移送液Fによる圧力を受け、両圧力はバランスされる。この結果、シール支持部材11のリップパッキン14を挟んで差圧が生じないから、移送液Fが摩耗性の高い液の場合でもリップパッキン14が擦れにくいので、摩耗したり摩損したりしにくい。
一方、ポンプケーシング6と反対側に位置するシール支持部材12のリップパッキン14は、グリス充填室15内が加圧されるので常に高い圧力を受けるが、グリスGで潤滑された状態にあるため、摩耗したり摩損したりしにくい。このため、左右のシール支持部材11・12の各リップパッキン14の寿命が延び、長期間使用できる。
次に、図3は本発明の他の実施例にかかる軸封装置を拡大して示す断面図である。
本例の軸封装置10−2は、図3に示すように、ダイヤフラム室25を供給管18から分離して設け、供給管18を分岐してダイヤフラム室25の一方(移送液貯留部25a)側へ接続したところが、上記実施例の軸封装置10−1と相違する。詳しくは、供給管18を途中から分岐し、その分岐管26の一端をダイヤフラム室25の上端側接続口25cに接続する。ダイヤフラム室25は相対向する略円錐形の移送液貯留部25aとグリス貯留部25bとを突き合わせた形状からなり、両貯留部間25a・25bをダイヤフラム20で仕切っている。ダイヤフラム室25は略L形の分岐管26に吊設され、ダイヤフラム室25の下端側接続口25dとグリス充填室15の接続口15aとが直管状のグリス連通管27で接続されている。その他の構成は共通しているので、共通した構成には同一の符号を付して説明を省略している。
本例の軸封装置10−2のグリス貯留部25bは軸封装置10−1のグリス貯留部21に比べて容積が大きく、しかもダイヤフラム20を挟んで移送液貯留部25aと相対向しているので、ポンプケーシング6の内圧の変化、いいかえれば供給管18内の圧力変化をより敏感にかつ正確に(精度が高く)グリス充填室15の内圧に反映させられる。また、ダイヤフラム室25が供給管18から分離、独立しているので、設置するために広いスペースが必要になる。その他の作動態様については、上記実施例の軸封装置10−1と共通するので、説明を省略する。
以上に、本発明のポンプの軸封装置について二つの実施例を挙げて説明したが、下記のように実施することも可能である。
・一軸偏心ねじポンプを例示して説明したが、ポンプの種類については限定されるものではなく、たとえばギヤポンプの軸封装置にも適用できる。
・スタッドエンド34から移送液Fを吸い込み、供給管18へ吐出させる場合にも、同様に適用できる。
本発明の実施例にかかる軸封装置を一軸偏心ねじポンプに適用した実施の形態を概略的に示す正面図である。 図1の要部(軸封装置)を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施例にかかる軸封装置を拡大して示す断面図である。 現状で最も優れた構造であると考えられる軸封装置(ポンプの一部)を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 一軸偏心ねじポンプ
2 電動モータ
3 回転軸
5 駆動側ケーシング
6 ポンプケーシング
7 吸込口
8 接続口
9 凹所
10−1・10−2 軸封装置
11・12 円環状シール部材
13 Oリング
14 リップパッキン
15 グリス充填室(潤滑剤充填室)
17aストッパーリング部
17bストッパーリングプレート
18 供給管
19 液圧連通管
20 ダイヤフラム(弾性体隔壁)
21 グリス貯留部(潤滑剤貯留部)
22 接続口
23 L形連通管
25 ダイヤフラム室
25a移送液貯留部
25bグリス貯留部
26 分岐管
31 ポンプ本体
32 円筒状ステータ
33 雄ねじロータ

Claims (4)

  1. 駆動装置により回転されるポンプにおける駆動側ケーシングとポンプケーシングとの接合箇所で前記駆動装置により回転する回転軸の周囲に配装されるポンプの軸封装置において、
    前記回転軸の周囲に、その軸方向に間隔をあけてシールを配装するとともに、対向する前記シール間をグリス等の潤滑剤充填室に形成し、
    前記ポンプケーシングへの給排液路内と前記潤滑剤充填室内とをダイヤフラムを介して液圧が等しくなるように連通させたこと
    を特徴とするポンプの軸封装置。
  2. 前記給排液路用配管の、前記ポンプケーシングの給排液口の近傍において、前記配管壁の一部を弾性体被膜層で形成するとともに同被膜層の周囲を潤滑剤貯留部に形成した液圧連通管を介設し、この液圧連通管の前記潤滑剤貯留部と前記潤滑剤充填室とを潤滑剤連通管で接続したこと
    を特徴とする請求項1記載のポンプの軸封装置。
  3. 前記給排液路用配管の途中を分岐し、分岐管の一端をダイヤフラムを介設したダイヤフラム室の一方に接続し、同ダイヤフラム室の他方に前記潤滑剤充填室に一端を接続した潤滑剤連通管の他端を接続したこと
    を特徴とする請求項1記載のポンプの軸封装置。
  4. 前記潤滑剤充填室を円環状に形成し、前記潤滑剤連通管との接続口と対向する位置にも別な開口を設け、同開口に開閉可能な栓を取り付けたこと
    を特徴とする請求項2または3記載のポンプの軸封装置。
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