JP2007211424A - 横スライドシャッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッタ用軸部材を軸として多数のリンクが横断面においてジグザグ状をなしてシャッタ軌道を交互に横断する形で折り畳まれる構成とされてなる横スライドシャッタで、構造の複雑化やコストの増大を招くことなく、広げて延ばされている状態からその一側端部を押すことで、簡易円滑に、所望とする折り畳み状態が得られるようにする。
【解決手段】 各リンク21がジグザグ状をなしてシャッタが折り畳まれて縮められた状態から、シャッタをその一側端部を引張って各リンク21のジグザグのピッチを大きくするようにシャッタを延ばしきった際に、各シャッタ用軸部材3を回転中心として、開脚状をなす隣り合う一対のリンク相互の開脚角度θが170度で止められるように、この一対のリンク21の回転中心をなすシャッタ用軸部材3側に位置する各リンク21の端部にストッパをなす当り部23b,25bを形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、店舗の売り場と通路との境界、又はショーウインドと通路との境界等に設置され、横引きにより開閉するように構成された横スライドシャッタ(横引きシャッタともいわれる)に関する。
横スライドシャッタとしては、シャッタ軌道(ガイドレール)が上方に設けられた吊下げ式(上軌道)のものや、下方に設けられた床設置式(下軌道)のもの、或いは、これら両軌道の併用式のものがある。このような横スライドシャッタには、多数のリンク(ジョイントバー又は連結部材)を横方向に自身の両端部においてシャッタ用軸部材(中空軸部材(パイプ)又は中実軸部材)を軸として相互に連結することで、縦に延びる多数のシャッタ用軸部材を並列状に備え、一側端部を横方向に動かすことで、上方又は下方に設けられたシャッタ軌道に案内されて開かれ又は閉められるように構成されたものがある。このような横スライドシャッタ(以下、単にシャッタともいう)は、それを閉じるように延ばすことで正面視におけるシャッタ用軸部材相互の間隔が開き、縮めることで、リンクが横断面視においてジグザグ状になり、折り畳まれる形で収納されるように構成されている(特許文献1)。このようなシャッタは、通常、上軌道(レール)の吊下げ式とされるところ、このものでは、シャッタを折り畳んだとき、横断面視において、シャッタ軌道の内外に対する重量バランスの保持のため、各リンクにおける端部相互の中間位置においてシャッタ軌道に吊下げられるようにしたものがある。例えば、各リンクにおける端部相互の中間位置にも、シャッタ用軸部材と同様のパイプ(以下、中間軸部材ともいう)を配置し、その中間軸部材の上端部がシャッタ軌道にガイドされて動くように構成されたものがある(特許文献2)。
特許文献2に記載の吊下げ式の横スライドシャッタ(サイドパイプカーテン)は、例えば、各リンク(フレーム)の中間に位置する中間軸部材の上端に、回転体(車輪又は滑車)を取り付け、この回転体が上軌道(ガイドレール)に沿って転動するようにされて、上軌道に吊下げ状に取付けられる。このような横スライドシャッタでは、例えばその一側端部を柱又は壁に固定した状態で、他側端部を把持して横スライドシャッタを延ばすように、すなわち、シャッタを閉じるように動かすことで、各リンクの中間軸部材が上軌道にガイドされて移動する。このとき、シャッタを正面視したときのシャッタ用軸部材相互の間隔が広がり、直線軌道の場合には、横断面視において、各シャッタ用軸部材及び各リンクが、直線に近づくような形で並ぶようになる。もっとも、横スライドシャッタの実際の施工においては、シャッタを縮めて開けるときの折り畳みのし易さを考慮して、横スライドシャッタの取り付け間口(例えば店舗の売り場の間口)の寸法に対して、適度の余裕を持たせた幅寸法を有する横スライドシャッタが取り付けられる。このため、シャッタが最大限延ばされたとしても、各シャッタ用軸部材が軌道上において直線になるような設計、施工はされない。すなわち、隣接して折り畳まれる一対のリンク相互の横断面視における開脚角度は、シャッタ幅(間口)の全体において、平均で、170度〜180度程度になるように設定される。すなわち、このような状態にあれば、横スライドシャッタを縮めるように、すなわち、シャッタを開けるように、その一側端部を押して動かすことで、横断面視において、各リンクは開脚角度を小さくするようにジグザグ状に変位し、最終的には、隣接する一対のリンク相互が閉じあう形で折り畳まれる。そして、このときには軌道に沿って動く中間軸部材が1列に並ぶようになる。
このような横スライドシャッタにおいては、これを広げて延ばすとき(シャッタを閉じるとき)、或いは折り畳むとき(シャッタを開くとき)は、リンクの中間部に通された中間軸部材が軌道に沿って移動する。一方、各リンクにおける一端部に連結されたシャッタ用軸部材は、横断面視において、他端部に連結されたシャッタ用軸部材を軸としてリンクと共に揺動するように動く。そして、シャッタを閉じる(延ばす)ように動かすことで、シャッタを正面視したときのシャッタ用軸部材相互の間隔がひろがり、横断面視においては、各シャッタ用軸部材が軌道に沿うようにして並ぶようになり、シャッタを開ける(縮める)ように動かすことで、横断面視において各リンクはジグザグ状をなしてシャッタ軌道を交互に横断する形で折り畳まれるように構成されている。なお、このようなシャッタでは、両側端に位置するリンクは、その横断面視における端部が軌道上に位置すべきであることから、通常は、他のリンクの半分の長さを有するリンク(以下、半リンクともいう)が使用され、その半リンクの端部に通される軸部材が他の中間軸部材と同様にシャッタ軌道を通るように設定される。
このような横スライドシャッタは、シャッタの開閉が簡易かつ円滑に行うことができる、ということがその機能上からして強く要求される。そして、とりわけ重要なのは、その一側端部を押してシャッタを開けるために縮めるとき、シャッタを構成する上記した各リンクが延びている状態から、ジグザグ状に円滑にそのピッチを小さくし、所望とする折り畳み状態が得られる、ということである。
特開平10−196245 特開2005−30180
ところが、上記した従来の横スライドシャッタにおいては、これが展開されている(延ばされている)状態から、その一側端部を押して折り畳もうとする際には、円滑に折り畳むことができない場合があった。というのは、横スライドシャッタが展開されている(延ばされている)状態においては、シャッタの全長(全幅)には上記もしたように施工間口寸法よりも余裕が付与されて適度にジグザグになるとはいえ、横断面視において、各シャッタ用軸部材を連結しているリンクは、全体として見ると直線軌道では直線に近い状態になる。一方、このようなシャッタはそれが延ばされている状態では、必ずしもその全長において、リンクのジグザグ度(ジグザグのピッチ)が均一ないし平均になっているとは限らない。というのは、リンクや、ガイドをなす中間軸部材の上端(の回転体)と軌道との間には、適度の遊びが付与され、或いはシャッタ自体にも横振れがあるためである。つまり、横断面視において、隣接する一対のリンクが軌道に沿って延びている状態にあるとはいえ、その一部のものには、軌道に沿って延びることなく小さいピッチでジグザグになっている部位も存在する。そして、逆に、直線軌道に沿って直線に近い状態に延びきっている部位も存在するわけである。
展開されていてるシャッタのリンクに、このような軌道に沿う直線に近い状態の延び切り部位がある場合、シャッタの一側端部を押して折り畳もうとするときは、そのようなリンクの両端のシャッタ用軸部材が、リンクを所望とするジグザク方向に回転させることができない死点(デッドポイント)に存在することがあり、このときには、シャッタを単に押すだけでは円滑な折り畳み状態は得られない。したがって、このような場合には所望とするジグザグをなす折り畳み状態が得られるように、適宜に、そのような問題のあるリンクの部位をシャッタの正面又は背面から適宜に押すなどして折り畳みのきっかけ作りをすることが必要となる。しかも、展開されていてるシャッタのリンクに、このような軌道に沿う直線に近い状態の延び切り部位がある場合においては、その一部のリンクの両端部に通されたシャッタ用軸部材が、横断面において、本来折り畳まれるべき側の軌道の側とは反対側に位置してしまうこともある。すなわち、このようなリンクが存在する場合において、シャッタの一側端部を押して折り畳もうとするとき、それが一部とはいえ、逆向きに折り畳まれることになるため、円滑な折り畳み状態が得られないことは明らかである。
こうした問題に対して、特許文献2に記載の技術では、軌道(ガイドレール)の片側に案内板を設けるとともに、リンクの片方の端部の上端にローラーを設けて、このローラを案内板に当てることで、シャッタを展開したときでも、リンクが直線状に連なったり、逆折れが発生するのを防止する技術が提案されている。しかし、このような対策では、案内板や多数のローラーなどの別部品を要することから、構造の複雑化とともにコストの増大を招いてしまうという重大な問題がある。
本発明は、折り畳み式の横スライドシャッタにおける上記した問題点に鑑みてなされたもので、構造の複雑化やコストの増大を招くことなく、広げて延ばされている状態からその一側端部を押すことで、簡易円滑に、所望とする折り畳み状態が得られる横スライドシャッタを提供することにある。
請求項1に記載の本発明は、多数のリンクを横方向に自身の両端部においてシャッタ用軸部材を軸として相互に連結することで、縦に延びる多数のシャッタ用軸部材を並列状に備え、一側端部を横方向に動かすことで、上方又は下方に設けられたシャッタ軌道に案内されて開かれ又は閉められるように構成された横スライドシャッタであって、
前記リンクのうち、少なくとも、横方向に1つ飛びの位置にあるリンクの端部相互の中間位置に、前記シャッタ軌道に案内されるガイドを備え、
シャッタを開けるためにその一側端部を横方向に動かした際には、前記ガイドが前記シャッタ軌道に案内されて移動し、前記シャッタ用軸部材を軸として多数のリンクが横断面においてジグザグ状をなして前記シャッタ軌道を交互に横断する形で折り畳まれる構成とされてなる横スライドシャッタにおいて、
前記各リンクがジグザグ状をなしてシャッタが折り畳まれて縮められた状態から、シャッタをその一側端部を引張って各リンクのジグザグのピッチを大きくするようにシャッタを延ばしきった際に、
一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていること、に代えて、
各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、各リンクの両端部にストッパが形成されていること、としたことを特徴とする横スライドシャッタである。
請求項3に記載の本発明は、多数のリンクを横方向に自身の両端部においてシャッタ用軸部材を軸として、少なくとも、シャッタ用軸部材の上部及び下部の2段位置において相互に連結することで、縦に延びる多数のシャッタ用軸部材を並列状に備え、一側端部を横方向に動かすことで、上方に設けられたシャッタ軌道に案内されて開かれ又は閉められるように構成された横スライドシャッタであって、
前記リンクのうち、シャッタ用軸部材の上部において相互に連結しているものであって少なくとも、横方向に1つ飛びの位置にあるリンクの端部相互の中間位置に、前記シャッタ軌道に案内されるガイドを備え、
シャッタを開けるためにその一側端部を横方向に動かした際には、前記ガイドが前記シャッタ軌道に案内されて移動し、前記シャッタ用軸部材を軸として多数のリンクが横断面においてジグザグ状をなして前記シャッタ軌道を交互に横断する形で折り畳まれる構成とされてなる横スライドシャッタにおいて、
前記各リンクがジグザグ状をなしてシャッタが折り畳まれて縮められた状態から、シャッタをその一側端部を引張って各リンクのジグザグのピッチを大きくするようにシャッタを延ばしきった際に、
一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項3において、
一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていること、に代えて、
各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、各リンクの両端部にストッパが形成されていること、としたことを特徴とする横スライドシャッタである。
請求項5に記載の本発明は、請求項3又は4において、端部にストッパが形成されているリンクは、シャッタ用軸部材の上部及び下部の2段位置にあるものであることを特徴とする横スライドシャッタである。そして、請求項6に記載の本発明は、前記ガイドは、前記シャッタ軌道上を転動する回転体を備えており、シャッタは該回転体を介して前記シャッタ軌道に吊下げ状に取付けられるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の横スライドシャッタである。さらに、請求項7に記載の本発明は、180度未満の所定角度が、90度〜175度の範囲にあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の横スライドシャッタである。
本発明に係る横スライドシャッタによれば、シャッタを延ばしきった際でも、一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められる。すなわち、本発明の横スライドシャッタにおいては、シャッタを延ばしきった際でも、横断面において、直線状のシャッタ軌道に取り付けられてもシャッタ用軸部材が直線状に並ぶことはなく、多数のリンクは横断面視においてシャッタ軌道を緩やかではあるものの、ジグザグ状に横断する状態に保持される。したがって、リンクの両端のシャッタ用軸部材が、リンクを所望とする方向に回転させることができない死点(デッドポイント)に存在することもないし、シャッタ用軸部材が、横断面において、本来折り畳まれるべき側のシャッタ軌道の側と反対側に位置することもない。このため、その後において、シャッタを縮めるため、シャッタの一側端部をシャッタ軌道に沿って押す場合には、各リンクはシャッタが折り畳まれていた状態の、ピッチの小さいジグザグ状に向けて円滑に変位することができる。このように、本発明の横スライドシャッタによれば、案内板や多数のローラー等の別部品を要することなく、シャッタを延ばされている状態から折り畳む際には、その一側端部を押すことで、簡易円滑に、所望とする折り畳み状態が得られる。
なお、本発明の横スライドシャッタにおいて、ガイドは、少なくとも、横方向に一つ飛びの位置にあるリンクの端部相互間の中間位置に備えておればよく、したがって、全部のリンクの端部相互間の中間位置に備えていてもよい。しかし、好ましくは、全部ではなく、一つ飛びの位置にあるリンクの端部相互間の中間位置に備えているようにするとよい。本発明の横スライドシャッタにおいては、全リンクの端部相互間の中間位置にガイドを備えているように構成すると、実際にはシャッタの開閉時の抵抗が増大する。というのは、シャッタ軌道に案内されるガイドが全リンクの中間に設けてある場合には、軌道とガイドとの間に遊びがないと仮定すると、シャッタの一側端を押し又は引いて、シャッタを閉じ又は開こうとすると、すべてのリンクが同時に閉じ又は開くように動こうとするから、その開閉には大きな力が必要となる。一方、ガイドが、一つ飛びの位置にあるリンクの端部相互間の中間位置にある場合には、そのようなことがないため、その開閉には大きな力を要しない。これがその理由である。
請求項1に記載の横スライドシャッタにおいては、請求項2に記載の発明のように、前記ストッパを、各リンクの両端部に形成するのが、使用するリンクの種類の簡素化が図られるために好ましい。本発明の横スライドシャッタは、請求項3に記載の発明のように、多数のリンクにて、少なくとも、シャッタ用軸部材の上部及び下部の2段位置で相互に連結するものが、シャッタの開閉時における安定性も高く好ましいが、これに限定されるものではない。そして、この場合においても、請求項4に記載の発明のように、前記ストッパを、各リンクの両端部に形成するのが好ましい。なお、請求項5に記載の発明のように、請求項3又は4においては、ストッパが形成されている各リンクは、シャッタ用軸部材の上部及び下部の2段位置にあるものとするのが好ましい。
本発明の横スライドシャッタは、いずれも、請求項6に記載の発明のように、前記ガイドは、前記シャッタ軌道上を転動する回転体を備えており、シャッタは該回転体を介して前記シャッタ軌道に吊下げ状に取付けられるものであるのが好ましい。というのは、このような吊下げ構造とする場合には、軌道へのゴミのつまりも少なく、しかも開閉時の抵抗も小さいためである。本発明における、180度未満の所定角度は、リンクの長さ、ないし横断面視におけるガイドからシャッタ用軸部材までの寸法に応じ、シャッタが延びきった状態からその一側端部を横方に押すことで、円滑にリンクが閉じられる範囲において、適宜に設定すればよいが、一般には、請求項7に記載のように、180度未満の所定角度は、90度〜175度の範囲にあるとよい。
本発明を具体化した実施の形態について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。図1のAは本発明の横スライドシャッタを具体化した一部省略正面図、Bはその側面図である。図2は図1の正面図の部分拡大図及びその各部のさらなる拡大図である。図3はリンクによるシャッタ用軸部材相互の連結を説明する図である。図4はシャッタが延ばされるときの説明用の平面図およびその各部の拡大図、さらにリンクを説明する拡大平面図である。図5は図1の側面図の部分拡大図およびそのガイド部分のさらなる拡大図である。図6はシャッタが縮められている状態の正面図の部分拡大図である。図7はシャッタが縮められている状態の説明用の拡大横断面図である。図8は一対のリンクのストッパを説明する図であって、シャッタ用軸部材で連結する前の平面図及びストッパ部分の拡大図である。図9は一対のリンクをシャッタ用軸部材で連結した後の平面図及びストッパ部分の拡大図である。図10は一対のリンクのストッパを説明する図であって、Aはシャッタが延ばされて一対のリンクが開脚されているときの平面図及びストッパ部分の拡大図、Bはシャッタが延ばされて一対のリンクが開脚されきってストッパが作用しているときの平面図及びストッパ部分の拡大図である。
図1に示した横スライドシャッタ1は、縦に延びる一定長さ、一定太さのシャッタ用軸部材(例えば、アルミニウム製パイプ(円管))3を多数並列状に、その上端、下端を揃えて備え、これらを主体として次のように構成されている。なお、本形態のシャッタ1は、詳しくは後述するが、建物の天井T側(図1上側)に取付けられるシャッタ軌道(以下、レールともいう)11に吊下げ状に取付けられるタイプのものである。この横スライドシャッタ1は、多数のリンク21、31を横方向にそれ自身の両端部においてシャッタ用軸部材3を軸として、そのシャッタ用軸部材3の上下に所定の間隔をおいて4段の位置で、相互に連結して、縦に延びる多数の格子状のシャッタ用軸部材3として並列状に備えている。なお、詳しくは後述するが、本形態では、シャッタ用軸部材3と同様の軸部材(円管)5が各リンク21,31の端部相互間の中間に、それと平行に挿通されている。そして本形態では、上方に設けられたシャッタ軌道11に案内されて、その一側端部(図1右側端)を横方向に動かすことで、開かれ又は閉められるように構成されている。
このような本形態のシャッタ1において、シャッタ用軸部材3をその上端寄り部位と床面U近傍の下端寄り部位の2段位置において横に連結している各リンク21は同じ構成をしており、正面視(図1又は図2参照)において、矩形板状をなす矩形基板22の左右両端の辺23に沿って、その辺23の上下の中間から、上又は下に向けて、シャッタ用軸部材3を挿通するための円筒状の挿通部25を備えている。そして、各リンク21はそれぞれ正面視、凸字形を呈しており、この挿通部25内の空孔にシャッタ用軸部材3を内挿して組立てられている(図3参照)。本形態では、隣り合う一対のリンク21,21のうちの一方のものが、左右両端の挿通部25を下にし、他方のものが、左右両端の挿通部25を上にするように交互に配置され、その上下の挿通部25を重ねるように同軸状にしてシャッタ用軸部材3を通している(図3参照)。ただし、各リンク21とも、その左右両端部の挿通部25は、図4のリンクの拡大平面図に示したように、平面(横断面)において互いに矩形基板22の異なる面側に突出するように形成されている。本形態では、各リンク21は、それ自体は同一の構成をなしており、隣接するもの相互で、これを上下を逆にして横に連結している。そして、本形態では、図2に示したように、シャッタ用軸部材3が通されて連結している左右の各リンク21のうちの一方の挿通部25とそのシャッタ用軸部材3とがリベットRで固定されて、シャッタ用軸部材3を軸として各リンク21が相対的に自在に回転できる蝶番をなしている。なお、後述する中間軸部材5が通されている端部相互の中間の挿通部26とその中間軸部材5とはリベットRで固定されている。
また、本形態では、シャッタ用軸部材3をその上端、下端寄り部位の2段位置において横に連結している各リンク21の上下方向の中間においても、2段位置で、別のリンク31で、シャッタ用軸部材3を横に連結している。この中間におけるリンク(以下、中間リンクという)31は、シャッタ用軸部材3の長手方向における中間部位の撓み変形を防止して、隣接するシャッタ用軸部材3相互の間隔を適切に保持すると共に、シャッタ用軸部材3がその全長において円滑に横方向に移動するように、上下の中間において、上、下端寄り部位の各リンク21とともに、シャッタ用軸部材3を横に連結している。この中間における中間リンク31は、図2に示したように、正面視においてそれぞれ全体が横長矩形を呈しており、その左右両端には、上記したリンク21と同様に、基板の異なる面側に突出するように円筒状の挿通部35を備えており、この挿通部35内にシャッタ用軸部材3を挿通している。なお、この中間リンク31は、左右に交互に上下となって連なる形で配置されている。
このようなシャッタ1では、シャッタ用軸部材3を連結するリンク21,及び中間リンク31は、そのいずれも、横方向の端部相互の中間に、端部の挿通部25、35と同じ内径を有する円筒状の挿通部26,36を縦に備えており、本形態ではこの挿通部26,36にも、シャッタ用軸部材3と同様の軸部材(円管)5がそれと平行に挿通されている。なお、中間リンク31は、上記した各リンク21がシャッタ用軸部材3を軸として相対的に自在に回転できるように、図2に示したように、各軸部材3,5を通している挿通部35,36においてその各軸部材3,5をリベットRで固定している。この軸部材(以下、中間軸部材ともいう)5は、リンク21,31の両端部の挿通部25,35に通された軸部材3,3相互の間隔を半分にし、軸間ピッチをシャッタとして適切な大きさとしている。なお、各軸部材3,5は、その上端部および下端部の高さを同一にして配置されている。
このような中間軸部材5のうち、左右に連なるリンク21,31の、1つ飛びの位置にあるリンクの中間の挿通部26,36に挿通された軸部材の上端部には、天井T側に取付けられたシャッタ軌道11に案内されるガイド41が設けられている。本形態ではそのシャッタ軌道11は、横断面C形をなすリップ溝形状の金属材(条材)からなり、図5に示したように、溝の開口を下にしてウェッブを上にして天井Tにビス止などにより取付けられており、その溝の開口を挟む両側のリップ13の上面を軌道面としている。一方、ガイド41は、中間軸部材5の上端に2列の回転体(コロ)42,42を備えると共に、この2列の回転体42,42が両側の軌道面に載り、回転体の車軸に取付けられた吊下げ部材44を、接続部材45を介して中間軸部材5の上端部に連結して、シャッタ1を吊下げ支持し、軌道面上を転動するように構成されている。なお、2列の回転体42,42は、中間軸部材5の軸線回りに自在に回転できる継手機構を備えている。
このような横スライドシャッタ1は、図2、4に示したように、その一側端部を例えば柱に固定し、シャッタ1が展開されている状態(シャッタが閉じられている状態)から、他側端部を横方向に押し又は引いて開閉されるように使用されるが、図6に示したように、他側端部を横方向に押すと、シャッタ1を吊下げている回転体42がシャッタ軌道11に案内されて転動(移動)し、正面視ではシャッタ用軸部材3及び中間軸部材5とも相互の間隔が小さくなるように、多数のリンク21が折り畳まれる。図7は、折り畳まれたときの横断面を示したもので、多数のリンク21はシャッタ用軸部材3を軸としてジグザグ状をなし、シャッタ軌道11の中心線(C)上を交互に横断する形で折り畳まれる。そして、本形態では、上記もしたように、各リンク21とも両端部の挿通部25は、横断面において、互いに基板の異なる面側に突出するように形成されているため、各リンク21としては同一の構成のものを、隣接するもの相互間で上下を逆にして、シャッタ用軸部材3を軸として横に連結している。これにより、シャッタ1を縮めるように折り畳んだ際には、隣接するリンク相互つまりシャッタ用軸部材3を軸として連結された一対のリンク21,21は、単なるジグザグ状でなく、図7に示したように、閉じあう形で折り畳まれるように構成されている。なお、本形態のシャッタ1では、その左右の各端部がシャッタ軌道11の上に位置するように、その各端部のリンクは半分の長さの半リンク21bが使用されており、この半リンク21bの軌道11上に位置する端にも挿通部35が設けられ、中間軸部材5が挿通されている。そして、図7の左端の半リンク21bの端の挿通部35に通された中間軸部材5は、止金具51を介してネジ部材52により壁(又は柱)Kに固定されており、同図右端の半リンク21bの端の挿通部35に通された中間軸部材5は、止金具51を介して引き手Hの付いた支柱55に取り付けられており、この引き手Hを左に移動することでシャッタ1が折り畳まれるように構成されている。
本形態のシャッタ1は、このように折り畳まれて縮められた状態から、一側端部の引き手Hを引張って、各リンク21のジグザグのピッチを大きくするように延ばすことで、シャッタ1は、図2、図4に示したように展開されるのであるが、本形態のシャッタ1を構成するリンク21,31のうち、シャッタ用軸部材3の上端寄り部位と下端寄り部位にある凸字形状のリンク21はその左右各端部の挿通部25と辺23とが次のように形成されている。すなわち、本形態のシャッタ1をなす各リンク21は、前記したように、シャッタ1を縮めるように折り畳んだ際には、隣接する一対のリンク21,21が、閉じあう形で折り畳まれるように、閉じる方向にはシャッタ用軸部材3を軸として自由に回転できるように構成されている(図7参照)。一方、逆にこの状態からシャッタ1を一側端部を引張って各リンク21のジグザグのピッチを大きくするように延ばして延ばしきった際には、図4に示したように、各シャッタ用軸部材3を回転中心として、開脚状をなす一対のリンク21,21相互の開脚角度θが180度未満の所定角度(本形態では170度)で止められ、それ以上の開脚角度にならないように、図8、図9に示したように、各リンク21の端部には相互にストッパをなす当り部25b,23bが形成されている。この当り部25b,23bは、一対のリンク21相互の開脚角度θが170度まで開脚すると、一方のリンク21の挿通部25の側面に形成された当り部25bが、他方のリンク21の基板端部の辺23に形成された当り部23bに当って、それ以上の開脚とならないようにされている。すなわち、図8〜図10に示したように、各リンク21の左右の端部における挿通部25の側面と辺23には、一対のリンク21相互の開脚角度θが170度で止まるように、それぞれ当り部25b,23bが形成されている。そして、本形態では、シャッタ用軸部材3の上端寄り部位と下端寄り部位にある凸形形状のリンク21は、いずれも、その一対のものにおける開脚角度θが170度で止められるストップ手段付きのリンクとされている。
このように構成された本形態のシャッタ1におけるストップ手段付きの一対のリンク21は、上下を互いに逆にし、シャッタ用軸部材3をそれぞれのリンク21の端部に形成された筒状の挿通部25に挿通することで、シャッタ用軸部材3を枢軸として含む一対のリンク21が蝶番をなすように構成されている。これにより、シャッタ用軸部材3を軸とする一対のリンク21,21がシャッタ1を縮めるときには、図7に示したように、横断面視において閉じあってその開脚角度θが0度に近付くようにして折り畳まれる。一方、この折り畳み状態からシャッタ1を延ばしたときには、図4及び図10−Aに示したように、一対のリンク21,21が、横断面視においてその開脚角度θが0度から次第に大きくなるが、延ばし切ったとしても、その開脚角度θが170度となると、図10−Bに示したように、蝶番をなす一方のリンク21の挿通部25の側面の当り部25bと、他方のリンク21の基板端部の辺23のなす当り部23bとが、相互に干渉しあってそれ以上の開脚を止めるストッパをなすように形成されている。
かくして、本形態のシャッタ1によれば、1つ飛びの中間軸部材5の上端に設けられたガイドをなす2列の回転体42,42が、シャッタ軌道11をなす条材の軌道面上を転動して案内され、横断面視において、各リンク21がジグザグ状を成す形で折り畳まれ、或いはこのジグザクが延びるようにして展開されるが、その一側端部を引張って各リンク21のジグザグのピッチを大きくするようにシャッタを延ばしきった際においては、図4に示されるように、各一対のリンク21,21のなす開脚角度θは170度で止められる。このとき、中間軸部材5は、横断面においては軌道11上に並ぶようになる。もっとも、本形態では、ガイド41をなす回転体42,42は、1つ飛びの中間軸部材5の上端に取付けられているだけのため、回転体42,42の取り付けられていない中間軸部材5は軌道11上に規制された形で並ぶことはないが、上記した構成により、基本的には、回転体42,42の取付けられたものと同様に軌道11上に並ぶ。一方、その際には横断面において、シャッタ用軸部材3がシャッタ軌道11に沿って直線状には並ばない。すなわち、多数のリンク21はシャッタ軌道11を緩やかではあるがジグザグ状に横断する状態に保持される。このため、その後において、その状態からシャッタ1を縮めるため、その一側端部をシャッタ軌道11に沿って押す場合には、各リンク21はシャッタ1が折り畳まれていた状態のピッチの小さいジグザグ状に向けて円滑に変位することができる。このように、本形態のシャッタ1によれば、従来の横引きシャッタのように、案内板や多数のローラー等の別部品を要することなく、シャッタをその一側端部を押すことで、簡易円滑に、所望とする折り畳み状態を得ることができる。なお、本形態では、ガイド41をなす回転体42,42を、1つ飛びの中間軸部材5の上端に取付けたものにおいて説明したが、このようなガイド(回転体42)41は、全部の中間軸部材5の上端に取付けてもよい。ただし、このようにすると、回転体42が倍増していることから、シャッタを縮めて折り畳んだとき、その直径次第で折り畳み性が悪くなる。
前記形態では、リンクをシャッタ用軸部材3の上、下の4段位置において相互に連結し、その上端寄り部位と下端寄り部位の2段位置にあるリンク21の各端部に、その一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるようにストッパが形成されているものとして具体化したが、連結するリンクの段数や、ストッパを形成するリンクの段数は、シャッタの高さ、すなわちシャッタ用軸部材3の長さやそれ自体の強度ないし剛性に応じて適宜に設定すればよい。リンクをシャッタ用軸部材3の上下において多数設ける場合には、すべての段のリンクにストッパのあるものを用いてもよいし、上端寄り部位と下端寄り部位の2段位置にあるリンクに、ストッパが形成されているものを使用してもよい。
また、前記形態では、上端寄り部位と下端寄り部位の2段位置にあるリンクのうち、その全部のものの各端部(両端部)にストッパを形成したものとして具体化したが、本発明においては、全部のリンクの両端部にストッパを形成せず、一つ飛びの各シャッタ用軸部材3を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、この一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパを形成することとしてもよい。
本発明のシャッタは、上記した実施の形態のものに限定されるものではなく、適宜に設計変更して具体化できる。例えば、本発明のシャッタに使用されるリンクは、上記形状のものに限定されるものではなく、適宜の形状或いは構造のものとしても具体化できることはいうまでもない。また、シャッタを延ばしきった際の一対のリンクのなす最大の開脚角度は、リンクの長さに応じて、円滑な折り畳みないしリンクの動きが確保される範囲において適宜に設定すればよい。
なお、ストッパの構造は、一対のリンクが180度未満の所望とする開脚角度で開脚が止められればよく、したがって、その構造も適宜のものとして具体化すればよい。例えば、一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側の各端部のうちの一方に、ピンを打ち込むなどして、自由に開脚できず、180度未満の所望とする開脚角度で開脚が止められるようにしてもよい。
また、上記形態では、上方に設けられるシャッタ軌道に吊下げ状に取り付けられて案内されるシャッタにおいて具体化したが、本発明のシャッタは、床面などの下方に設けられるシャッタ軌道の上に立設状に設置されて案内されるシャッタにおいても具体化できる。また、その両軌道に案内されるシャッタにおいても具体化できる。さらに、シャッタ軌道が、直線でなく、円弧状等の曲線である場合においても同様の効果が得られる。なお、上記形態ではガイドに、2列の回転体を設けたものとして具体化したが、軌道の断面形状次第では1列の回転体とすることもできるし、回転体でなく単にスライドのみさせるスライダーにて案内されるものとすることもできる。
さらに、上記のシャッタにおいては、中間軸部材をリンクの左右端部相互の中間に、シャッタ用軸部材と平行に通したものとして具体化し、その中間軸部材の上端部にガイドをなす回転体を設けたものとして具体化したが、本発明のシャッタにおいてこのような中間軸部材は必須のものではない。すなわち、リンクのうち、横方向に少なくとも1つ飛びの位置にあるリンクの端部相互の中間位置に、シャッタ軌道に案内されるガイドを備えていればよい。
Aは本発明の横スライドシャッタを具体化した一部省略正面図、Bはその側面図。 図1の正面図の部分拡大図及びその各部のさらなる拡大図。 リンクによるシャッタ用軸部材相互の連結を説明する図。 シャッタが延ばされるときの説明用の平面図およびその各部の拡大図、さらにリンクを説明する拡大平面図。 図1の側面図の部分拡大図およびそのガイド部分のさらなる拡大図。 シャッタが縮められている状態の正面図の部分拡大図。 シャッタが縮められている状態の説明用の拡大横断面図。 一対のリンクのストッパを説明する図であって、シャッタ用軸部材で連結する前の平面図及びストッパ部分の拡大図。 一対のリンクをシャッタ用軸部材で連結した後の平面図及びストッパ部分の拡大図。 一対のリンクのストッパを説明する図であって、Aはシャッタが延ばされて一対のリンクが開脚されているときの平面図及びストッパ部分の拡大図、Bはシャッタが延ばされて一対のリンクが開脚されきってストッパが作用しているときの平面図及びストッパ部分の拡大図。
符号の説明
1 横スライドシャッタ
3 シャッタ用軸部材
11 シャッタ軌道
21 リンク
23b,25b 当り部(ストッパ)
41 ガイド
42 回転体

Claims (7)

  1. 多数のリンクを横方向に自身の両端部においてシャッタ用軸部材を軸として相互に連結することで、縦に延びる多数のシャッタ用軸部材を並列状に備え、一側端部を横方向に動かすことで、上方又は下方に設けられたシャッタ軌道に案内されて開かれ又は閉められるように構成された横スライドシャッタであって、
    前記リンクのうち、少なくとも、横方向に1つ飛びの位置にあるリンクの端部相互の中間位置に、前記シャッタ軌道に案内されるガイドを備え、
    シャッタを開けるためにその一側端部を横方向に動かした際には、前記ガイドが前記シャッタ軌道に案内されて移動し、前記シャッタ用軸部材を軸として多数のリンクが横断面においてジグザグ状をなして前記シャッタ軌道を交互に横断する形で折り畳まれる構成とされてなる横スライドシャッタにおいて、
    前記各リンクがジグザグ状をなしてシャッタが折り畳まれて縮められた状態から、シャッタをその一側端部を引張って各リンクのジグザグのピッチを大きくするようにシャッタを延ばしきった際に、
    一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
    前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていることを特徴とする横スライドシャッタ。
  2. 請求項1において、
    一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
    前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていること、に代えて、
    各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、各リンクの両端部にストッパが形成されていること、としたことを特徴とする横スライドシャッタ。
  3. 多数のリンクを横方向に自身の両端部においてシャッタ用軸部材を軸として、少なくとも、シャッタ用軸部材の上部及び下部の2段位置において相互に連結することで、縦に延びる多数のシャッタ用軸部材を並列状に備え、一側端部を横方向に動かすことで、上方に設けられたシャッタ軌道に案内されて開かれ又は閉められるように構成された横スライドシャッタであって、
    前記リンクのうち、シャッタ用軸部材の上部において相互に連結しているものであって少なくとも、横方向に1つ飛びの位置にあるリンクの端部相互の中間位置に、前記シャッタ軌道に案内されるガイドを備え、
    シャッタを開けるためにその一側端部を横方向に動かした際には、前記ガイドが前記シャッタ軌道に案内されて移動し、前記シャッタ用軸部材を軸として多数のリンクが横断面においてジグザグ状をなして前記シャッタ軌道を交互に横断する形で折り畳まれる構成とされてなる横スライドシャッタにおいて、
    前記各リンクがジグザグ状をなしてシャッタが折り畳まれて縮められた状態から、シャッタをその一側端部を引張って各リンクのジグザグのピッチを大きくするようにシャッタを延ばしきった際に、
    一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
    前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていることを特徴とする横スライドシャッタ。
  4. 請求項3において、
    一つ飛びの位置にある各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、
    前記一対のリンクの回転中心をなすシャッタ用軸部材側に位置する各リンクの端部にストッパが形成されていること、に代えて、
    各シャッタ用軸部材を回転中心として開脚状をなす一対のリンク相互の開脚角度が180度未満の所定角度で止められるように、各リンクの両端部にストッパが形成されていること、としたことを特徴とする横スライドシャッタ。
  5. 請求項3又は4において、
    端部にストッパが形成されているリンクは、シャッタ用軸部材の上部及び下部の2段位置にあるものであることを特徴とする横スライドシャッタ。
  6. 前記ガイドは、前記シャッタ軌道上を転動する回転体を備えており、シャッタは該回転体を介して前記シャッタ軌道に吊下げ状に取付けられるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の横スライドシャッタ。
  7. 180度未満の所定角度が、90度〜175度の範囲にあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の横スライドシャッタ。











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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111063A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd スライドドアおよび給電装置

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