JP2007210736A - スクレーパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被運搬物がスクレーパ板を通過して下流側に運搬されることを防止し、被運搬物をベルトコンベアの進行方向側方に案内する際の抵抗を低減する。
【解決手段】スクレーパ装置は、ベルトコンベア11の上方に上下動可能に設けられた架台16と、架台16に設けられベルトコンベア11上に載せられて移動する被運搬物12を進行方向側方に案内するスクレーパ板21とを備える。スクレーパ板21が主スクレーパ板22と主スクレーパ板22の下流側に平行に設けられた補助スクレーパ板23を備え、主スクレーパ板22は架台16の下降時に下端がベルトコンベア11の上面に接触するように架台16に固定され、補助スクレーパ板23は架台16の下降時に自重により下端がベルトコンベア11の上面に接触するように架台16に上下動可能に設けられる。主スクレーパ板22は下端がベルトコンベア11の上流側に向かうように傾斜して架台16に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトコンベアの近傍に設けられ、そのベルトコンベアにより運搬された被運搬物をスクレーパ板を用いてベルトコンベアの外側方に案内するスクレーパ装置に関するものである。
従来、鉱石、砂利、石炭などのバラ物材料、又は箱、袋などのかさ物を一定の道筋に沿って一定距離を連続的に運搬する装置としてベルトコンベアが知られている。このベルトコンベアは駆動ローラと被動ローラの間に無端のベルトが掛け渡されて構成され、駆動ローラをモータ等により回転させることによりそのベルトを移動させるように構成される。そして、移動するベルト上に上述したバラ物又はかさ物を搭載することによりそのバラ物又はかさ物がベルトとともに移動して一定距離を連続的に運搬することができるようになっている。
一方、複数種類の材料を用いる業界では、その材料の種類毎にベルトコンベアを設けるとベルトコンベアが増加して設備が大型化するので、単一のベルトコンベアにより複数種類の材料を運搬することが行われる。そして、ベルトコンベアが運搬する材料毎にその種類毎に定められたバケット等の貯蔵設備や別のコンベア(以下、「バケット」という。)をそのベルトコンベアの側方に準備し、ベルトコンベアに載せられて運搬された材料がそれに対応するバケットに達した時点でベルトコンベアからその材料をそのバケット内に落とし込むことことにより、単一のベルトコンベアにより複数種類の材料を運搬可能にしている。
ここで、ベルトコンベアに載せられて運搬された材料をスクレーパ板を用いて掻き取ることが知られており(例えば、特許文献1参照。)、そのようなスクレーパ板を用いてベルトコンベアにより運搬された被運搬物をそのベルトコンベアの側方に設けられたバケット内に落とし込むスクレーパ装置が開発されている。このスクレーパ装置では、ベルトコンベアの上方に架台を上下動可能に設け、その架台の下降時にベルトコンベアの進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア上を横断するスクレーパ板をその架台に固定している。そして、このスクレーパ装置では、架台を下降させてベルトコンベア上にスクレーパ板を横断させると、ベルトコンベア上に載せられて移動する被運搬物はその移動方向に所定の角度を持つスクレーパ板に案内されてベルトコンベアの進行方向側方に案内され、ベルトコンベアの側端縁から側方に排出され、その被運搬物である材料に対応するバケットの内部に落とし込むことができるようになっている。
特開平7−251416号公報(明細書[0006]のスクレーパ、図1の符号12)
しかし、被運搬物が鉱石、砂利、石炭などのバラ物材料である場合には、被運搬物が比較的堅いものであるために、それらをベルトコンベアの外側方に案内するスクレーパ板に摩耗が生じる。架台に固定されたスクレーパ板が摩耗してそのスクレーパ板とベルトコンベアとの間に隙間が生じると、その隙間から被運搬物がそのスクレーパ板を越えて下流側に流れる不具合がある。
また、被運搬物である鉱石、砂利、石炭などのバラ物材料では、その移動方向に所定の角度を持つスクレーパ板によりベルトコンベアの進行方向側方に案内される際の抵抗が比較的大きく、そのバラ状物が実際に載せられたベルトを側方にずらすような場合も生じさせる。ベルトがスクレーパの端を越えて側方にずれると、その端を越えた部分に載せられた被運搬物がそのスクレーパ板を越えて下流側に流れることになる。このため、スクレーパ板により被運搬物をベルトコンベアの進行方向側方に案内される際の抵抗を低減してベルトの幅方向へのずれを抑制することが望まれる。
本発明の目的は、スクレーパ板に摩耗が生じても被運搬物が下流側に運搬されることを防止し得るスクレーパ装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、被運搬物をベルトコンベアの進行方向側方に案内する際の抵抗を低減し得るスクレーパ装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、ベルトコンベア11の上方に上下動可能に設けられた架台16と、架台16に設けられ架台16の下降時にベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア11上を横断しベルトコンベア11上に載せられて移動する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するスクレーパ板21とを備えたベルトコンベアのスクレーパ装置の改良である。
その特徴ある構成は、スクレーパ板21が主スクレーパ板22と主スクレーパ板22のベルトコンベア11の移動方向下流側に主スクレーパ板22と平行に設けられた補助スクレーパ板23を備え、主スクレーパ板22は架台16の下降時に主スクレーパ板22の下端がベルトコンベア11の上面に接触するように架台16に固定され、補助スクレーパ板23は架台16の下降時に自重により下端がベルトコンベア11の上面に接触するように架台16に上下動可能に設けられ、補助スクレーパ板23は下端がベルトコンベア11の上面に接触した状態でベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するように構成されたところにある。
この請求項1に記載されたスクレーパ装置では、補助スクレーパ板23を主スクレーパ板22の下流側に設けたので、主スクレーパ板22に摩耗が生じて主スプレーパ板22を越えて被運搬物12が下流側に流れると、補助スクレーパ板23がベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するので、その双方を越えて被運搬物12が下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
また、補助スクレーパ板23を架台16に上下動可能に設け、その自重によりその下面がベルトコンベア11の上面に接触するようにしたので、補助スクレーパ板23に摩耗が生じたとしても、その摩耗した量だけ補助スクレーパ板23が自重により下降して、その補助スクレーパ板23とベルトコンベア11との間に隙間が生じることは防止される。これにより、被運搬物12がその補助スクレーパ板23を越えて下流側に流れるような事態は有効に回避される。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、主スクレーパ板22の架台16に対する固定位置を上下に調整可能に構成されたことを特徴とする。
この請求項2に記載されたスクレーパ装置では、主スクレーパ板22に摩耗が生じて主スプレーパ板22の下端とベルトコンベア11との間に隙間が生じるようなったとしても、主スクレーパ板22の架台16に対する固定位置を上下に調整することによりその隙間を減少させることができ、補助スクレーパ板23の許容量を超えて被運搬物12が主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、主スクレーパ板22は上端より下端にかけて下端がベルトコンベア11の上流側に向かうように傾斜して架台16に固定され、主スクレーパ板22のベルトコンベア11に臨む下端面22dはベルトコンベア11の下流側に向かって上昇するように傾斜して形成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載されたスクレーパ装置では、被運搬物12の大部分を側方に案内する主スクレーパ板22を、その下端がベルトコンベア11の上流側に向かうように傾斜して架台16に固定するので、その主スクレーパ板22より側方に案内される被運搬物12はその主スクレーパ板22の傾斜に沿って持ち上げられつつベルトコンベア11の進行方向側方に案内される。このため被運搬物12が主スクレーパ板22とベルトコンベア11の双方に接触することに起因する抵抗を従来より減少させることができる。
また、主スクレーパ板22の下端面22dをベルトコンベア11の下流側に向かって上昇するように傾斜させることにより、主スクレーパ板22が持ち上げつつベルトコンベア11の進行方向側方に案内する被運搬物の量を増加させ、主スプレーパ板22を越えて下流側に流れる被運搬物の量を減少させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明であって、主スクレーパ板22の傾斜角度を調整可能に構成されたことを特徴とする。
この請求項4に記載されたスクレーパ装置では、被運搬物の種類等により主スクレーパ板22の傾斜角度を調整することにより、被運搬物12が主スクレーパ板22とベルトコンベア11の双方に接触することに起因する抵抗を調整することができる。
本発明のスクレーパ装置では、補助スクレーパ板を主スクレーパ板の下流側に設けたので、主スクレーパ板に摩耗が生じて主スプレーパ板を越えて被運搬物が下流側に流れると、補助スクレーパ板がベルトコンベア上に載って主スクレーパ板を通過する被運搬物をベルトコンベアの進行方向側方に案内する。このため、被運搬物が下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。ここで、補助スクレーパ板はを架台に上下動可能に設けられ、その自重によりその下面がベルトコンベアの上面に接触するようにしたので、補助スクレーパ板に摩耗が生じたとしても、その摩耗した量だけ補助スクレーパ板が自重により下降して、その補助スクレーパ板とベルトコンベアとの間に隙間が生じることは防止される。これにより、被運搬物がその補助スクレーパ板を越えて下流側に流れるような事態は有効に回避される。そして、主スクレーパ板の架台に対する固定位置を上下に調整可能に構成すれば、主スクレーパ板の架台に対する固定位置を上下に調整することにより主スプレーパ板の下端とベルトコンベアとの間に生じる隙間を減少させることができ、補助スクレーパ板の許容量を超えて被運搬物が主スクレーパ板を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
また、被運搬物の大部分を側方に案内する主スクレーパ板を、その下端がベルトコンベアの上流側に向かうように傾斜して架台に固定すれば、その主スクレーパ板より側方に案内される被運搬物はその主スクレーパ板の傾斜に沿って持ち上げられつつベルトコンベアの進行方向側方に案内される。このため被運搬物が主スクレーパ板とベルトコンベアの双方に接触することに起因する抵抗を従来より減少させることができる。また、主スクレーパ板の下端面をベルトコンベアの下流側に向かって上昇するように傾斜させれば、主スクレーパ板が持ち上げつつベルトコンベアの進行方向側方に案内する被運搬物の量を増加させ、主スプレーパ板を越えて下流側に流れる被運搬物の量を減少させることができる。そして、主スクレーパ板の傾斜角度を調整可能に構成すれば、被運搬物の種類等により主スクレーパ板の傾斜角度を調整することにより、被運搬物が主スクレーパ板とベルトコンベア11方に接触することに起因する抵抗を調整することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図4に示すように、本発明のスクレーパ装置10は、ベルトコンベア11により運搬される被運搬物12を、後述するスクレーパ板21を用いてベルトコンベア11の進行方向外側方に案内させるものである。ベルトコンベア11は駆動ローラ11aと被動ローラ11bの間に無端のベルト11cが掛け渡されて構成され、駆動ローラ11aを図示しないモータ等により回転させることによりそのベルト11cを移動させ、そのベルト11c上に載せられた被運搬物12を運搬可能に構成される。被運搬物12が実際に載せられる上側のベルト11cの下面にはその長手方向に所定の間隔をあけて複数の支持ローラ11dが設けられ、被運搬物12が載せられることに起因するベルト11cの弛みを防止するように構成される。
図4は、2本のベルトコンベア11,11がL字状に配置された場合を例示している。説明を簡単にするために、図4では、上流側のベルトコンベア11を側面視で示し、下流側のベルトコンベア11を上面視で示している。そして、上流側のベルトコンベア11の上流端には、被運搬物12を投入してそのベルトコンベア11上にその被運搬物12を載せるホッパ13が設けられる。一方、下流側のベルトコンベア11には本発明のスクレーパ装置10が所定の間隔をあけて複数(図4では4つ)設けられる。一方、スクレーパ装置10が設けられたベルトコンベア11の側方には、そのベルトコンベア11が運搬する材料毎に定められたバケット14が設けられ、ベルトコンベア11に載せられて運搬された材料がそれに対応するバケット14に達した時点でベルトコンベア11からその材料をそのバケット14内に落とし込むように本発明のスクレーパ装置10が設けられる。
図4では、4つのスクレーパ装置10が設けられたベルトコンベアの下流側端部にもバケット15が設けられ、いずれのスクレーパ装置10によっても外側方に落とし込まれずに、この下流側端部にまで達した被運搬物12はベルト11cが駆動ローラ11aに達して折り返す際に自重によりこのバケット15の内部に落ち込むように構成される。このようにして、単一のベルトコンベア11により、そのスクレーパ装置10の数に相応する複数種類の材料を運搬することが可能となり、その材料の種類毎にベルトコンベア11を設けことを不要として設備が大型化することを防止している。
図1〜図3に示すように、本発明のスクレーパ装置10は、ベルトコンベア11の上方に上下動可能に設けられた架台16と、その架台16に設けられたスクレーパ板21とを備える。この実施の形態では、ベルトコンベア11を跨ぐゲート状部材17が設けられ、このゲート状部材17に3個のクランク部材19(図1及び図2には1つのクランク部材、図3には2つのクランク部材を代表して示す。)を介して架台16が上下動可能に設けられる。具体的に説明すると、ゲート状部材17には回転軸19aが台座19bを介してベルトコンベア11の上方でそのベルトコンベア11を横断する方向に設けられる。この回転軸19aの両端にクランク部材19の中央部分が取付けられ、この回転軸19aを回転中心としてクランク部材19はゲート状部材17に枢支される。
一方、そのゲート状部材17の上部にはエアシリンダ18が取付けられる。そのエアシリンダ18の突出軸18aはベルトコンベア11の進行方向に平行にエアシリンダ18に対して出没可能に設けられ、その突出軸18aの先端はクランク部材19の上端に枢支される。そして、このクランク部材19の下端に架台16が枢支される。架台16の上流側端縁は上面視でベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってそのベルトコンベア11と交差するように構成される。そして、エアシリンダ18は図1に示すようにその突出軸18aを突出させることによりクランク部材19は回転軸19aを回転中心としてその下端を下げる方向に回転し、クランク部材19の下端に枢支された架台16を下降させるように構成される。一方、図2に示すように突出した突出軸18aを没入させることによりクランク部材19は回転軸19aを回転中心としてその下端を上げる方向に回転し、クランク部材19の下端に枢支された架台16を上昇させるように構成される。このようにして架台16はベルトコンベア11の上方に上下動可能に設けられる。
図1及び図2に示すように、架台16にはスクレーパ板21が設けられる。この実施の形態におけるスクレーパ板21は主スクレーパ板22と補助スクレーパ板23を備える。主スクレーパ板22は金属板であって、架台16のベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもって交差する上流側端縁に取付部材24を介して取付けられる。これに対して、補助スクレーパ板23は主スクレーパ板22の下流側にその主スクレーパ板22と平行に設けられる。ベルトコンベア11の移動方向上流側の架台16には上方に向かって突出する鉛直軸16aが複数形成され、取付部材24がこの鉛直軸16aに固定される。取付部材24は、鉛直軸16aに固定される鉛直板24aと、この鉛直板24aの上部にベルトコンベア11の上流側に向かって水平に設けられた水平板24bとを備える。鉛直板24aには上下方向に所定の間隔をあけて雌ねじ孔24c,24dが形成され、上側の雌ねじ孔24cにはベルトコンベア11の下流側から取付け用ねじ26が螺合され、下側の雌ねじ孔24dにはベルトコンベア11の下流側から角度調整用ねじ27が螺合される。
主スクレーパ板22は鉛直板24aに沿うように設けられ、上側の雌ねじ孔24cに対向する位置に取付孔22aが形成される。また、主スクレーパ板22には主スクレーパ板22が鉛直板24aに沿うように設けられた状態で水平板24bに下方から対向する位置調整板22bが設けられる。水平板24bには雌ねじ孔24eが形成され、この雌ねじ孔24eには上方から位置調整用ねじ28が螺合される。位置調整用ねじ28の下端は位置調整板22bに当接し、その位置調整用ねじ28を回転させて水平板24bに対して上下動させると、そのねじ28の下端が当接する位置調整板22bが主スクレーパ板22とともに上下動し、主スクレーパ板22の架台16に対する固定位置を上下に調整可能に構成される。
一方、鉛直板24aに形成された下側の雌ねじ孔24dに螺合された角度調整用ねじ27の先端は主スクレーパ板22に当接し、そのねじ27を回転させて鉛直板24aに対して先端の突出量を変化させると、その先端が当接する主スクレーパ板22が傾斜し、その突出量を変化させることにより主スクレーパ板22の傾斜角度を調整可能に構成される。また、鉛直板24aに形成された上側の雌ねじ孔24cにベルトコンベア11の下流側から螺合された取付け用ねじ26の先端は主スクレーパ板22に形成された取付孔22aに挿通され、取付孔22aを貫通した先端にナット31が螺合される。取付孔22aの孔径は取付け用ねじ26より大きく形成され、位置調整用ねじ28を回転させて主スクレーパ板22の架台16に対する固定位置を上下に調整し、角度調整用ねじ27を回転させて主スクレーパ板22の傾斜角度を調整した状態でナット31を取付け用ねじ26に螺合して締め付けることにより、主スクレーパ板22は上端より下端にかけてその下端がベルトコンベア11の上流側に向かうように傾斜して架台16に固定される。
一方、架台16に固定された主スクレーパ板22のベルトコンベア11に臨む下端面22dはベルトコンベア11の下流側に向かって上昇するように傾斜して形成される。また、図1に示すように、架台16の下降時に主スクレーパ板22の下端、特に下端面22dの上流側端縁がベルトコンベア11の上面に接触するように主スクレーパ板22が架台16に固定される。そして、この主スクレーパ板22は、図3に示すように、上面視において架台16の下降時にベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア11上を横断するように構成され、架台16を下降させてベルトコンベア11上にスクレーパ板21を横断させると、図3の実線矢印で示すように、ベルトコンベア11上に載せられて移動する被運搬物12はその移動方向に所定の角度を持つ主スクレーパ板22に案内されてベルトコンベア11の進行方向側方から排出され、その被運搬物12である材料に対応するバケット14の内部に落とし込むことができるように構成される。
図1に戻って、補助スクレーパ板23は補助支持部材23aと、その補助支持部材23aの主スクレーパ板22に対向する部分に取付けられた補助樹脂板23bからなり、補助支持部材23aには上方に向かって突出する取付軸23cが複数形成される。複数の取付軸23cは架台16に貫通して上下動可能に設けられ、架台16を下方から上方に貫通した取付軸23cの上端部分にはその取付軸23cが架台16から抜け落ちることを防止する大径部23dが形成される。補助スクレーパ板23はこの取付軸23cが架台16に対して上下動することにより架台16に対して上下動可能に取付けられ、これにより補助スクレーパ板23は架台16の下降時に主スクレーパ板22と平行に、ベルトコンベア11の進行方向に対して所定の角度をもってベルトコンベア11上を横断するように構成される。そして、この補助スクレーパ板23は架台16の下降時に自重によりその下端がベルトコンベア11の上面に接触するように架台16に設けられ、下端がベルトコンベア11の上面に接触した状態で補助スクレーパ板23はベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内するように構成される。
一方、図2に詳しく示すように、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23は、架台16が上昇するとその架台16とともにそれぞれ上昇し、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23の双方の下端とベルトコンベア11の上面との間には被運搬物12が通過可能な隙間が生じるように構成される。
このように構成されたスクレーパ装置は、そのベルトコンベア11を用いて複数種類の被運搬物12が運搬された際に、ベルトコンベア11に載せられて運搬された被運搬物12がそれに対応するバケット14に達した時点でベルトコンベア11からその被運搬物をそのバケット14内に落とし込むものである。このバケット14への落とし込みは、図1に示すように、エアシリンダ18の突出軸18aを突出させてクランク部材19を回転させることにより架台16を下降させ、主スクレーパ板22の下端をベルトコンベア11の上面に接触させることにより行われる。架台16を下降させてベルトコンベア11上に主スクレーパ板22を横断させると、図3の実線矢印で示すように、ベルトコンベア11上に載せられて移動する被運搬物12はその移動方向に所定の角度を持つ主スクレーパ板22に案内されてベルトコンベア11の進行方向側方から排出される。これにより、その被運搬物12である材料に対応するバケット14の内部に落とし込むことができる。これにより、単一のベルトコンベア11により複数種類の材料を運搬することを可能とする。
一方、被運搬物が鉱石、砂利、石炭などのバラ物材料である場合には、主スクレーパ板22に摩耗が生じ、主スクレーパ板22の下端とベルトコンベア11の間に隙間が生じる場合がある。また、ベルト11cのたわみやゆがみが生じた場合にも主スクレーパ板22の下端とベルトコンベア11の間に隙間が生じる場合がある。主スクレーパ板22の下端とベルトコンベア11の間に隙間が生じると、被運搬物12が主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態が生じるけれども、本発明のスクレーパ装置10では、主スクレーパ板22より下流側に補助スクレーパ板23を設けているので、その補助スクレーパ板23がベルトコンベア11上に載って主スクレーパ板22を通過する被運搬物12をベルトコンベア11の進行方向側方に案内する。
特に補助スクレーパ板23は架台16に対して上下動可能に設けており、補助スクレーパ板23の自重によりその下面がベルトコンベア11の上面に接触するようにしたので、例え補助スクレーパ板23が摩耗したとしても、またベルトコンベア11におけるベルト11cにたわみやゆがみが生じたとしても、その摩耗した量又はたわみやゆがみの量だけ補助スクレーパ板23が自重により下降して、その補助スクレーパ板23とベルトコンベア11との間に隙間が生じることを防止することができる。これにより、その隙間から被運搬物12が補助スクレーパ板23を越えて下流側に流れるような事態を回避することができる。この結果、被運搬物12が主スクレーパ板22と補助スクレーパ板23の双方を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
また、主スクレーパ板22の摩耗が進行して、主スクレーパ板22の下端とベルトコンベア11の間に生じる隙間が拡大した場合、主スクレーパ板22を通過する被運搬物12の量も増加する。このため、主スクレーパ板22の摩耗を放置すると、補助スクレーパ板23がベルトコンベア11の進行方向側方に案内することのできる被運搬物12の許容量を超えることも考えられる。しかしながら、主スクレーパ板22の架台16に対する固定位置を上下に調整可能に構成したので、主スクレーパ板22の架台16に対する固定位置を上下に調整することにより主スクレーパ板22の下端とベルトコンベア11の間に生じる隙間を減少させることができる。このように主スクレーパ板22の下端とベルトコンベア11の間に生じる隙間を減少させることにより、補助スクレーパ板23の許容量を超えて被運搬物12が主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
また、主スクレーパ板22の上端より下端にかけてその下端がベルトコンベア11の上流側に向かうように主スクレーパ板22を傾斜させて架台16に固定したので、この主スクレーパ板22により側方に案内される被運搬物12の大部分は、その主スクレーパ板22の傾斜に沿って持ち上げられつつベルトコンベア11の進行方向側方に案内される。このため被運搬物12が主スクレーパ板22とベルトコンベア11の双方に接触することに起因する抵抗を従来より減少させることができる。このため、被運搬物12が載せられたベルト11cのずれは抑制され、ベルト11cが主スクレーパ22の端を越えて側方にずれてその端を越えた部分に載せられた被運搬物12がその主スクレーパ板22を越えて下流側に流れるような事態を有効に回避することができる。
また、主スクレーパ板22の下端面22dをベルトコンベア11の下流側に向かって上昇するように傾斜させたので、主スクレーパ板22が持ち上げつつベルトコンベア11の進行方向側方に案内する被運搬物の量を増加させ、主スプレーパ板22を越えて下流側に流れる被運搬物の量を減少させることができる。そして、主スクレーパ板22の傾斜角度を調整可能に構成したので、被運搬物12の種類等により主スクレーパ板22の傾斜角度を調整することにより、被運搬物12が主スクレーパ板22とベルトコンベア11の双方に接触することに起因する抵抗を調整することも可能になる。
一方、ベルトコンベア11に載せられて運搬された被運搬物を通過させて下流側のバケットにその被運搬物を落とし込ませる場合には、架台16を上昇させる。すると、図2に詳しく示すように、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23は、架台16とともにそれぞれ上昇し、主スクレーパ板22及び補助スクレーパ板23の双方の下端とベルトコンベア11の上面との間に隙間を生じさせる。これにより、被運搬物12はその隙間を通過してベルトコンベア11の下流側に流れ、その下流側に設けられたスクレーパ装置10等により、その被運搬物の種類に対応するバケット14内に落とし込まれる。
本発明実施形態のスクレーパ装置を示す図3のA−A線断面図である。 その装置のスクレーパが上昇した状態を示す図1に対応する断面図である。 その装置の上面図である。 その装置がコンベアに設けられた状態を示す概念図である。
符号の説明
11 ベルトコンベア
16 架台
12 被運搬物
21 スクレーパ板
22 主スクレーパ板
22d 下端面
23 補助スクレーパ板

Claims (4)

  1. ベルトコンベア(11)の上方に上下動可能に設けられた架台(16)と、前記架台(16)に設けられ前記架台(16)の下降時に前記ベルトコンベア(11)の進行方向に対して所定の角度をもって前記ベルトコンベア(11)上を横断し前記ベルトコンベア(11)上に載せられて移動する被運搬物(12)を前記ベルトコンベア(11)の進行方向側方に案内するスクレーパ板(21)とを備えたベルトコンベアのスクレーパ装置において、
    前記スクレーパ板(21)が主スクレーパ板(22)と前記主スクレーパ板(22)のベルトコンベア(11)の移動方向下流側に前記主スクレーパ板(22)と平行に設けられた補助スクレーパ板(23)を備え、
    前記主スクレーパ板(22)は前記架台(16)の下降時に前記主スクレーパ板(22)の下端が前記ベルトコンベア(11)の上面に接触するように前記架台(16)に固定され、
    前記補助スクレーパ板(23)は前記架台(16)の下降時に自重により下端が前記ベルトコンベア(11)の上面に接触するように前記架台(16)に上下動可能に設けられ、
    前記補助スクレーパ板(23)は下端が前記ベルトコンベア(11)の上面に接触した状態で前記ベルトコンベア(11)上に載って前記主スクレーパ板(22)を通過する被運搬物(12)を前記ベルトコンベア(11)の進行方向側方に案内するように構成された
    ことを特徴とするスクレーパ装置。
  2. 主スクレーパ板(22)の架台(16)に対する固定位置を上下に調整可能に構成された請求項1記載のスクレーパ装置。
  3. 主スクレーパ板(22)は上端より下端にかけて前記下端がベルトコンベア(11)の上流側に向かうように傾斜して架台(16)に固定され、前記主スクレーパ板(22)の前記ベルトコンベア(11)に臨む下端面(22d)は前記ベルトコンベア(11)の下流側に向かって上昇するように傾斜して形成された請求項1又は2記載のスクレーパ装置。
  4. 主スクレーパ板(22)の傾斜角度を調整可能に構成された請求項3記載のスクレーパ装置。
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