JP4610990B2 - ベルトコンベヤ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、下水処理場や土木工事現場、製造工場などに設置されるベルトコンベヤ装置に関する。
下水処理場の汚泥搬送用コンベヤは、長尺な搬送ベルトを多数のベルト受けローラで保持したベルトコンベヤが一般的である。搬送ベルトはゴム製の無端ベルトで、水平方向に定ピッチで並ぶ多数のベルト受けローラ上を水平送りされる。搬送ベルトを略水平に保持するベルト受けローラは、移動する搬送ベルトとの摩擦抵抗で従動回転して、搬送ベルトの搬送を円滑なものにする。このベルトコンベヤは、搬送ベルトの幅方向での中央部を保持する水平ベルト受けローラと、搬送ベルトの幅方向両端部を逆ハ字状に保持する傾斜ベルト受けローラを有し(例えば、特許文献1参照)、具体例を図9及び図10に示す。
図9は、下水処理場の汚泥搬送用ベルトコンベヤ1の一部を示す。ベルトコンベヤ1はは、水平なフレーム2上に定ピッチPで複数のローラユニット3を設置し、ローラユニット3でゴム製の搬送ベルト10を保持する。フレーム2は、図10に示すような平行な2本で、各々の上面にローラユニット3がフレーム2と直交させて固定される。ローラユニット3は、2本のフレーム2上に両端部が固定された断面山形のベース部材4と、ベース部材4上に立設された軸受部材5と、軸受部材5に自由回転可能に支持されたベルト受けローラ6を有する。
ベルトコンベヤ1は、搬送ベルト10を図9で右方向に連続して搬送する。なお、搬送ベルト10は無端ベルトで、その両端部に図示しないベルト駆動系、無端ベルトをリターンさせるリターンローラなどが連接される。
1つのローラユニット3におけるベルト受けローラ6は、搬送ベルト10の幅方向での中央部を保持する水平ベルト受けローラ6aと、搬送ベルト10の幅方向両端部を保持する一対の傾斜ベルト受けローラ6bを有し、一対の傾斜ベルト受けローラ6bは逆ハ字状に同じ角度で傾斜する。中央の水平ベルト受けローラ6aと両側一対の傾斜ベルト受けローラ6bの各々が、ベース部材4の両端部に立設した2本の軸受部材5とベース部材4の中央部に立設した2本の軸受部材5の計4本の上端部で自由回転可能に支持される。ローラユニット3上に搬送ベルト10を載置すると、ゴム製の搬送ベルト10の幅方向中央部が水平ベルト受けローラ6aで水平に保持され、搬送ベルト10の幅方向両端部が一対の傾斜ベルト受けローラ6bで逆ハ字状に傾斜して保持される。
下水処理場の汚泥搬送用ベルトコンベヤ1においては、図9の実線と図10の鎖線で示すように搬送ベルト10の幅方向両端に沿って汚泥洩れを防止するスカート11と、搬送ベルト10上に定位置から汚泥(被搬送物)を投入する物品投入ユニット12が設置される。スカート11はゴム製の垂直板で、下端部が搬送ベルト10の幅方向両端部と隙間無く接触する。スカート11は、図示しない取付ブラケットで所定高さに支持される。物品投入ユニット12は、搬送ベルト10の真上に配置されるホッパー13を備える。
ベルトコンベヤ1を駆動させて搬送ベルト10を図9で右方向に搬送する間に、ホッパー13から汚泥を搬送ベルト10上に投入する。投入された汚泥は、搬送ベルト10の幅方向中央部に寄った状態で搬送ベルト10と共に搬送される。搬送ベルト10の幅方向両端部は逆ハ字状に傾斜するため、ここを汚泥が乗り上げる可能性が少なく、仮に乗り上げてもスカート11で押し戻されて、搬送ベルト10の幅方向両端から外に洩れることはない。また、このように汚泥が搬送ベルト10から外に洩れ難いように、ローラユニット3で搬送ベルト10の幅方向両端部を逆ハ字状に傾斜させている。
特開平8−301427号公報(図2)
汚泥を載せた搬送ベルト10が1つのローラユニット3から次のローラユニット3へと移動する間に、搬送ベルト10が汚泥の重みで大きくた垂れ下がらないように、隣接するローラユニット3の配列ピッチPを設定している。しかし、配列ピッチPの間にある搬送ベルト10上にホッパー13から汚泥が投入されると、ベルト上に局所的に加わる汚泥投入の衝撃力と汚泥重みによる過大な荷重で、搬送ベルト10が大きく垂れ下がることがある。このように隣接するローラユニット間で搬送ベルト10が大きく垂れ下がると、搬送ベルト10の幅方向端部がスカート11の下端より下方に垂れて両者間に隙間ができ、この隙間から汚泥が洩れてベルトコンベヤ1の周辺に落下し、コンベヤ周辺環境を汚し、ベルトコンベヤ1の駆動に支障をきたすことがある。
そこで、現状においては、ベルトコンベヤ1から周辺に汚泥が落下して周辺環境を汚すと、この汚泥を清掃して除去するようにしている。しかし、このような清掃作業は人手で頻繁に行う必要があり、ベルトコンベヤ1の保守管理が面倒になると共に、人件費が高く付く問題があった。また、隣接するローラユニット間の配列ピッチPを小さくすれば、ベルト変形による汚泥洩れが抑制できるが、配列ピッチPを小さくするほどローラユニット数が多くなり、ベルトコンベヤ1の設備費が高く付く。
本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたもので、目的とするところは、汚泥などの被搬送物の搬送ベルトからの洩れ、落下を抑制した保守管理が便利なベルトコンベヤ装置を提供することにある。
本発明は、定ピッチで並ぶ複数のベルト受けローラに略水平に保持された搬送ベルトを有するベルトコンベヤと、搬送ベルト上に被搬送物を投入する物品投入ユニットと、ベルトコンベヤの投入ユニットが配備された部所で隣接するベルト受けローラ間に設置され、この隣接するベルト受けローラ間を移動する搬送ベルトを下面側から保持する複数のキャリヤローラ、及び、この複数のキャリヤローラを回転自在にして一連に支持するローラ支持体を有する補助ローラユニットとを具備する。
ここで、ベルトコンベヤは、汚泥や土砂などの流動性の被搬送物を搬送ベルトに載せて搬送するもので、既設コンベヤが適用できる。また、物品投入ユニットも、汚泥などの流動性被搬送物を搬送ベルト上に落下投入するホッパーなどを有する既設ユニットが適用できる。ベルトコンベヤの隣接するベルト受けローラの間の空きスペースに補助ローラユニットを設置して、補助ローラユニットのキャリヤローラで搬送ベルトを保持する。キャリヤローラはベルト受けローラよりも小径のものが望ましく、小径の複数のキャリヤローラを同一面で平行に並べ、各キャリヤローラの両端部をローラ支持体で自由回転可能に支持して、補助ローラユニットとする。隣接するベルト受けローラの間に設置した補助ローラユニットで搬送ベルトを保持し、この補助ローラユニットで保持された搬送ベルト上に物品投入ユニットから被搬送物を投入する。被搬送物が投入された搬送ベルトは、その下面が補助ローラユニットのキャリヤローラで保持されているので垂れ下がるような変形がし難く、したがって、投入された被搬送物が搬送ベルトの幅方向端部から外に洩れ出る虞がなくなる。かつ、被搬送物の投入を受けた搬送ベルトは、キャリヤローラを従動回転させながら安定した姿勢で搬送されるため、搬送ベルト上に一度に大量の被搬送物を投入することができるようになり、汚泥などの被搬送物の搬送能率を上げることができる。
本発明においては、補助ローラユニットを、独立した複数の補助ローラユニットで構成して、この複数の補助ローラユニットを搬送ベルトの幅方向に配列することができる。例えば、幅の大きな搬送ベルトの場合、幅方向で中央部と両端部の3つの部所に分け、搬送ベルト幅方向の中央部に1つの補助ローラユニットを配備し、両端部に1ユニットずつ補助ローラユニットを配備する。このようにすると、被搬送物投入時に搬送ベルトに加わる荷重が3つの補助ローラユニットで分散されて、単位ユニットに加わる荷重が小さくなり、各補助ローラユニットが搬送ベルトをより安定して保持する。
また、本発明においては、ベルトコンベヤのベルト受けローラは、搬送ベルトの幅方向両端部を逆ハ字状に傾斜させて保持する傾斜ベルト受けローラを有し、さらに、補助ローラユニットのキャリヤローラは、前記傾斜ベルト受けローラと略同一角度で傾斜して隣接する傾斜ベルト受けローラ間に一連に並ぶ複数の傾斜キャリヤローラを有する構造とすることができる。
ここでのベルトコンベヤは、下水処理場における汚泥搬送用コンベヤに有効なもので、ベルト受けローラが、搬送ベルトの幅方向両端部を逆ハ字状に傾斜させて保持する左右一対の傾斜ベルト受けローラと、この左右一対の傾斜ベルト受けローラの間に配置された水平ベルト受けローラで構成される。或いは、ベルト受けローラは、搬送ベルトの幅方向中央から逆V字状に傾斜させて保持する左右一対の傾斜ベルト受けローラのみで構成することができる。このような傾斜ベルト受けローラに、補助ローラユニットのキャリヤローラの傾斜角をほぼ同一に合わせて、隣接する傾斜ベルト受けローラの間に補助ローラユニットの傾斜キャリヤローラを配置することで、傾斜ベルト受けローラ上を傾斜して搬送される搬送ベルトが、傾斜したまま補助ローラユニットの傾斜キャリヤローラに保持されて、安定した姿勢で搬送される。
また、本発明においては、複数の傾斜キャリヤローラを有する補助ローラユニットを、搬送ベルトの幅方向両端部に1ユニットずつ、共通の取付ベース上に搬送ベルト幅方向に前後移動可能に設置することができる。
このようにすれば、ベルトコンベヤが搬送ベルトの幅の相違する複数種類ある場合、各種類の搬送ベルトのいずれにも複数の補助ローラユニットをより適正なユニット間隔を持たせて配列することができ、複数種類のベルトコンベヤに有効に対処することができるようになる。また、複数の補助ローラユニットを共通の取付ベース上で前後移動させる作業は、手作業で行うことが実用上に望ましい。取付ベース上で前後移動させた補助ローラユニットの固定化は、ボルト止め、レバー操作によるワンタッチ止めの他、棒状の送りネジを回転させて補助ローラユニットを取付ベース上で前後移動させてから、送りネジの回転を止めて取付ベース上で静止させることができる。
このように取付ベース上で複数の補助ローラユニットを前後移動させる場合、取付ベースに補助ローラユニットの取付位置を明示する目盛りを形成することができる。この目盛りは、取付ベース上で補助ローラユニットを前後移動させる作業員が目視できる大きさで、目盛りを目視して補助ローラユニットを移動させることで、補助ローラユニットの正確な移動が作業性よく行うことができる。
また、本発明においては、ローラ支持体に複数の傾斜キャリヤローラの傾斜角を調整する角度調整手段を配備することができる。ここでの角度調整手段は、例えばローラ支持体に対して傾斜角度可変に連結された傾斜揺動板で、この傾斜揺動板上に複数の傾斜キャリヤローラを取り付ける。傾斜キャリヤローラの傾斜角は、傾斜ベルト受けローラを有するベルトコンベヤの種類変更に対応させて手動で調整することができる。
本発明のベルトコンベヤ装置によれば、ベルトコンベヤの隣接するベルト受けローラ間の搬送ベルト上に物品投入ユニットから汚泥などの被搬送物が投入されて、搬送ベルトに局所的に過大な荷重が掛かっても、この荷重は搬送ベルト下の補助ローラユニットのキャリヤローラに直接に加わるため、搬送ベルトが荷重で大きく垂れ下がることなくて、搬送ベルトからの被搬送物の洩れ、落下の虞がなくなる。そのため、ベルトコンベヤの周辺環境がクリーンに保たれ、頻繁に清掃する手間が省かれて、保守管理が容易であり、人件費の削減が可能になるという優れた効果を奏し得る。また、隣接するベルト受けローラの配列ピッチPを小さくするといった設計変更をする必要が無く、既設のベルトコンベヤがそのまま適用できて、設備投資的に有利なベルトコンベヤ装置が提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図8を参照して説明する。この実施の形態は、図9及び図10のベルトコンベヤ装置に適用したもので、同一部分または相当部分には同一符号を付して説明の重複を避ける。
図1〜図4で、ベルトコンベヤ1とスカート11、及び、物品投入ユニット12が図9と同じ既設の設備を適用している。このベルトコンベヤ1の物品投入ユニット12が配備される部所で隣接する一対のローラユニット3の間に、新たに補助ローラユニット20を設置する。補助ローラユニット20の具体例を図3及び図4に示す。
補助ローラユニット20は、複数のキャリヤローラ21と、このキャリヤローラ21を自由回転可能に支持する一対のローラ支持体22を有する。一対の各ローラ支持体22が対応する一対の取付ベース23上に、搬送ベルト幅方向に前後移動可能に固定される。一対の取付ベース23は角形などの鋼管で、各々の両端部が2本のフレーム2上に直交させて固定される。一対の取付ベース23の両端部に一対の補助ローラユニット20が互いに接近離反可能に設置される。一対の補助ローラユニット20は同一形状で、その一方が図3、図4に示される。
補助ローラユニット20のローラ支持体22は、一対の横台形の枠体31と、一対の枠体31の傾斜した上板の傾斜上部に架け渡されて固定された上部軸受板32と、一対の枠体31の傾斜した上板の傾斜下部に架け渡されて固定された下部軸受板33を備える。上部軸受板32と下部軸受板33が平行に対向して、両者間に複数、例えば7本のキャリヤローラ21が平行に並ぶ。各キャリヤローラ21は、ベルト受けローラ6の約半分の直径の小径ローラで、7本が小さなピッチで並び、各々の両端部が対応する軸受板32、33に自由回転可能に連接される。一対の枠体31の下板は水平で、それぞれが水平な取付ベース23の上面に摺接可能に設置される。
図4に示すように、取付ベース23は角形鋼管で、その上板の両端部に長さ方向にスリット34が形成される。枠体31の下板の両端部に取付穴35、36が形成され、取付穴35、36をスリット34に合わせて枠体31を取付ベース23上に載せ、取付穴35、36にボルト37を挿通して枠体31を取付ベース23上に固定する。一対の取付ベース23上に固定した1つの補助ローラユニット20が図3に示され、このときのキャリヤローラ21は、図10に示すベルトコンベヤ1の傾斜ベルト受けローラ6bとほぼ同じ角度で傾斜した傾斜キャリヤローラである。
ベルトコンベヤ1における2本のフレーム2上に直交させて固定した2本の取付ベース23の両端部に一対の補助ローラユニット20を取り付ける。一対の補助ローラユニット20の間隔は、搬送ベルト10の幅に対応させてあり、搬送ベルト10が幅の異なるものに変更されると、この変更に応じて取付ベース23上での一対の補助ローラユニット20の間隔が調整される。また、一対の補助ローラユニット20の間隔を大小に調整することで、傾斜キャリヤローラ21上の搬送ベルト10のスカート11に接触する部分の高さ位置が変動して、両者の接触状況を良好に調整することができる。このようなユニット間隔の調整は、取付ベース23と枠体31を固定するボルト37を緩め、スリット34を利用して取付ベース23上で枠体31を前後に摺動させて位置決めした後、ボルト37を締め込むことで行われる。図3と図4に示すように、取付ベース23に目盛り38を形成して、この目盛り38に枠体31のエッジを合わせて一対の補助ローラユニット20の間隔を調整するようにすれば、常に正確な調整が簡単迅速に行える。
図1と図2の状態において、隣接するローラユニット3のベルト幅方向両端部の傾斜ベルト受けローラ6bと、図2で左右一対の補助ローラユニット20の傾斜キャリヤローラ21がほぼ同じ角度で傾斜し、同じ傾斜面に沿って搬送ベルト10の長さ方向に並ぶ。この状態で搬送ベルト10上に物品投入ユニット12から例えば汚泥を投入すると、汚泥はキャリヤローラ21で保持された搬送ベルト10上に落下し、このときの荷重がキャリヤローラ21で受けられて、搬送ベルト10はほとんど垂れ下がる変形をすることがない。そのため、搬送ベルト10の幅方向両端とスカート11との間に隙間ができず、汚泥が洩れる心配がなくなる。
以上の実施の形態は、一対の取付ベース23上にそれぞれに枠体31を設置して、一対の枠体31上に軸受板32、33を介して複数の傾斜キャリヤローラ21を取り付けている。この場合、使用するキャリヤローラ21の径、数の増減に応じて、枠体31と取付ベース23の幅や数を増減させることができる。
図5で実施の形態を説明する。このベルトコンベヤ装置は、図5で左右一対の補助ローラユニット20を送りネジ41で同時に前後移動させて間隔調整する。送りネジ41は直線の棒ネジで、中央から両側に方向が互いに逆のネジ部41a、41bを有する。送りネジ41を角形鋼管の取付ベース23の内部に配置し、取付ベース23の両端部内に固定した軸受42で送りネジ41の両端部を回転可能に支持する。送りネジ41の一端部にハンドル43を蝶ナット44で着脱可能に固定する。左右一対の補助ローラユニット20のローラ支持体22を取付ベース23上に前後移動可能に設置する。ローラ支持体22の水平な下板に長さ方向に形成したガイドスリット(図示せず)に一対の止めネジ45を挿通し、止めネジ45を送りネジ41の各ネジ部41a、41bに螺装したナット部材46に締め付ける。
図5の実施の形態の場合、止めネジ45を緩め、ハンドル43で送りネジ41を正逆回転させると、一対の補助ローラユニット20が同時に同速で互いに接近移動または離反移動して、間隔調整が短時間で正確に行える。間隔調整が終了すると、止めネジ45を締め付けてナット部材46とローラ支持体22を固定して、取付ベース23上で一対の補助ローラユニット20を固定する。送りネジ41を取付ベース23の内部に配置することで、送りネジ41が汚泥などで汚れず、動作が安定して行われる。
図6に示すベルトコンベヤ装置は、幅の大きな搬送ベルト10に対応させたもので、搬送ベルト10の幅方向中央部の水平部分の真下に、水平な複数のキャリヤローラ21’を有する補助ローラユニット20’を配備している。複数のキャリヤローラ21’は、対応するローラ支持体22’に自由回転可能に支持され、ローラ支持体22’が取付ベース23の中央部上に固定される。このベルトコンベヤ装置の場合、搬送ベルト幅方向両端部に設置される一対の補助ローラユニット20の間隔が調整できるように、中央の補助ローラユニット20’の長さを短めに設定しておくことが望ましい。
図7に実施の形態を示す。同図に示される補助ローラユニット20は、ローラ支持体22に複数の傾斜キャリヤローラ21の傾斜角θを可変に調整する角度調整手段50を配設している。この場合のローラ支持体22は、取付ベース23上に前後移動可能にボルト止めされたスライド板52と、スライド板52の前後両端部上に固定された高さの異なる一対の支柱53、54と、低い支柱54の上端部に枢軸55で上下に回転可能に連結された傾斜揺動板56を備える。傾斜揺動板56上に、左右一対の軸受板32、33を介して複数の傾斜キャリヤローラ21が配備される。
傾斜揺動板56は、一対の軸受板32、33を左右両端部で固定する傾斜板56aと、傾斜板56aの両側辺から折曲した側板56bを有し、側板56bの図7で左端部が低い支柱54に枢軸55で連結され、右端部が高い支柱53の上端部に高さ調整ネジ57で連結される。図8に示すように、支柱53の上部に縦長の調整穴58を設け、側板56bの右端部に横長の止め穴59を設ける。枢軸55を支点に傾斜揺動板56を揺動回転させ、止め穴59を調整穴58に沿わせて上下動させ、傾斜揺動板56の傾斜角θが所望の値になった時点で止め穴59から調整穴58に調整ネジ57を挿通して、図示しないナットとで側板56bを支柱53に固定する。このように傾斜揺動板56を使用した角度調整手段50は、傾斜角θの微調整が可能であり、様々な角度の傾斜ベルト受けローラを有するベルトコンベヤに有効に適用できる。また、傾斜角θを大小に調整することで、傾斜キャリヤローラ21上の搬送ベルト10のスカート11と接触する高さ位置が変動して、搬送ベルト10をスカート11に良好に接触させることができる。
なお、本発明のベルトコンベヤ装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
ルトコンベヤ装置の一部省略部分を含む部分正面図である。 図1T1−T1線に沿う断面図である。 補助ローラユニットの斜視図である。 図3の補助ローラユニットの組立時の斜視図である。 実施の形態を示すベルトコンベヤ装置の部分断面図である。 ルトコンベヤ装置の部分断面図である。 施の形態を示すベルトコンベヤ装置における補助ローラユニットの部分側面図である。 図7の補助ローラユニットにおける部分分解側面図である。 従来のベルトコンベヤ装置の部分正面図である。 図7T2−T2線に沿う断面図である。
符号の説明
1 ベルトコンベヤ
2 フレーム
4 ベース部材
5 軸受部材
6 ベルト受けローラ
10 搬送ベルト
11 スカート
12 物品投入ユニット
13 ホッパー
20 補助ローラユニット
21 キャリヤローラ
22 ローラ支持体
23 取付ベース
31 スリット
31 枠体
50 角度調整手段
θ 傾斜角

Claims (3)

  1. 定ピッチで並ぶ複数のベルト受けローラに略水平に保持された搬送ベルトを有するベルトコンベヤと、
    前記搬送ベルト上に被搬送物を投入する物品投入ユニットと、
    前記ベルトコンベヤの前記投入ユニットが配備された部所で隣接するベルト受けローラ間の空きスペースに設置され、この隣接するベルト受けローラ間を移動する搬送ベルトを下面側から保持する複数のキャリヤローラ、及び、この複数のキャリヤローラを回転自在にして一連に支持するローラ支持体を有する補助ローラユニットとを具備し、
    前記ベルトコンベヤのベルト受けローラは、前記搬送ベルトの幅方向両端部を逆ハ字状に傾斜させて保持する傾斜ベルト受けローラを有し、
    前記補助ローラユニットのキャリヤローラは、前記傾斜ベルト受けローラと略同一角度で傾斜して隣接する傾斜ベルト受けローラ間に一連に並ぶ複数の傾斜キャリヤローラを有し、
    前記複数の傾斜キャリヤローラを有する補助ローラユニットを、前記搬送ベルトの幅方向両端部に1ユニットずつ、この一対の補助ローラユニットが共通の取付ベース上に、前記取付ベースの内部に配置した送りネジで搬送ベルト幅方向に同時に同速で互いに接近移動または離反移動して間隔調整するよう設置したことを特徴とするベルトコンベヤ装置。
  2. 前記取付ベースは、前記補助ローラユニットの取付位置を明示する目盛りを有することを特徴とする請求項に記載のベルトコンベヤ装置。
  3. 前記ローラ支持体に、前記複数の傾斜キャリヤローラの傾斜角を調整する角度調整手段を配備したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のベルトコンベヤ装置。
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