以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す概略ブロック図である。本実施形態のコンテンツ配信システム1は、コンテンツサーバ10と、コンテンツサーバ10にネットワーク20を介して接続される基地局22を介して無線通信する携帯電話機100と、を含む。
本実施形態のコンテンツ配信システム1は、利用者が携行する携帯電話機100において、受け付けた操作キーの操作のタイミングに応じてモバイルデジタルコンテンツを提供するものである。本実施形態において、携帯電話機100に提供されるモバイルデジタルコンテンツは、利用者のキー操作時間に応じて結果が導かれる占い、運勢、および診断などの情報の提供や、複数のキー操作の間の経過時間中に再生されるイメージ画像や動画や、ゲームなどのアプリケーションプログラムなどを含むことができる。
本実施形態の「待ち合わせ占い」コンテンツにおいて、利用者は待ち時間などの「細切れ時間」を利用することができ、携帯電話機100において操作キーの第1操作から第2操作の間の経過時間を測定し、経過時間に応じた占い結果を情報として利用者に提示することができる。このように、利用者の日常の充たされていない生活シーンや行動シーンを総括する「細切れ時間」という行動空間をターゲットとしてモバイルデジタルコンテンツを提供することにより、コンテンツの利用率の向上を果たすことが可能となる。
他の実施形態において、モバイルデジタルコンテンツは、ネットワーク上で端末に配信される情報、アプリケーションプログラムおよびサービスであり、たとえば、ニュースや各種情報、イメージ、動画、音楽、ゲーム、ツール、地図、電子書籍やデータベース、ポータルサイト、検索サービス、およびこれらの組み合わせが含まれる。これらのコンテンツは、携帯電話機100上で閲覧、再生、および動作させることが可能であり、たとえば、Java(登録商標)アプリケーション、たとえば、NTTドコモのiモード(登録商標)のiアプリ(登録商標)、auのEZアプリ(BREW(登録商標))、ボーダフォンのVアプリ(登録商標)などによって実現することができる。Java(登録商標)アプリケーションプログラムによって、たとえば、携帯電話機100の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)上への画像再生と同時に、LED(Light Emitting Diode)の点灯点滅制御や音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うことができ、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことが可能である。あるいは、ネットワーク20に必要に応じて接続し、リアルタイムに更新される情報の携帯電話機100への提供を行うことが可能である。
コンテンツサーバ10は、コンテンツ記憶部12と、コンテンツ配信部14と、インタフェース部16と、利用情報データベース18と、コンテンツ情報テーブル19と、を含む。
コンテンツ記憶部12は、上述したような様々なコンテンツを記憶する。コンテンツ配信部14は、コンテンツ記憶部12に記憶されているコンテンツを携帯電話機100からの要求に応じて携帯電話機100にインタフェース部16を介して配信する。インタフェース部16は、ネットワーク20上の基地局22を介して携帯電話機100に接続するためのインタフェース部である。
利用情報データベース18は、コンテンツサーバ10のコンテンツを利用する利用者の利用者情報およびコンテンツの利用状況などを記憶する。図3に利用情報データベース18に記憶される利用者情報30の構造の一例を示す。利用者情報30とは、本実施形態の占いコンテンツを利用する際に、占いに使用可能な個人情報を含む。利用者情報30は、たとえば、利用者ID、姓名、性別、生年月日、血液型、星座、干支などを含む。また、後述する「待ち合わせ占い」においては、たとえば、利用者に入力させた情報を含むことができる。ここでは、待ち合わせの相手および予定情報を含む。
本実施形態において、利用者情報30は、利用者がコンテンツの利用登録申し込み時に予め登録することもできるし、コンテンツを利用する都度コンテンツ配信システム1に携帯電話機100から情報を送信し、登録することもできる。
図4は、利用情報データベース18に記憶される利用状況記録32の構造の一例を示す。利用状況記録32は、利用者IDをキーとして、各利用者の携帯電話機100において利用されたコンテンツの利用状況をシリアル番号で採番して時系列で記憶する。コンテンツID、コンテンツを利用した時の携帯電話機100の地理的位置、コメントなどを記録可能な拡張エリア、利用年月日時などを記憶する。各利用者のコンテンツの利用毎に記憶され、管理される。本実施形態の待ち合わせ占いコンテンツでは、拡張エリアには、待ち合わせの「相手」および「予定」が記録される。
なお、利用状況記録32は、利用者の携帯電話機100から送信された情報が格納される。利用者は情報をコンテンツサーバ10に対して送信するか否かを選択することができる。利用状況記録32は、コンテンツ提供者が利用者のニーズなどを知る上での貴重な情報となり、コンテンツ開発に生かされることとなるため、コンテンツ提供側では、なるべく利用者がこれらの情報をコンテンツサーバ10に対して送信するための工夫が必要となる。たとえば、占いコンテンツの簡易結果は利用状況記録32の送信なしでも利用者に提供されるが、より詳細な結果は利用状況記録32をコンテンツサーバ10に送信することにより得られるようにする。
図5に、コンテンツ情報テーブル19の構造の一例を示す。コンテンツ情報テーブル19は、コンテンツIDをキーとして、コンテンツ名称、ファイル名、および格納場所を対応付けて記憶する。コンテンツ配信部14は、コンテンツが携帯電話機100から要求された時、コンテンツ情報テーブル19を参照し、コンテンツIDに基づいてコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ記憶部12にアクセスして対応するコンテンツを読み出し、携帯電話機100に配信する。
コンテンツ情報テーブル19は、図6に示すように、アプリケーション情報テーブル34、第1コンテンツ情報テーブル36、および第2コンテンツ情報テーブル38を含む。図6(a)に示すようにアプリケーション情報テーブル34は、コンテンツサーバ10から携帯電話機100に配信可能なコンテンツの情報がコンテンツIDに対応付けて記憶されている。たとえば、コンテンツサーバ10は、携帯電話機100に対して、待ち合わせ占い、たばこ占い、またはルーレット占いなどを提供可能である。たとえば、待ち合わせ占いコンテンツは、コンテンツIDが「0001」であり、ファイル名「m_uranai.class」で、「server01:\java01\uranai」に格納されていることがアプリケーション情報テーブル34に記憶されている。本実施形態において、アプリケーション情報テーブル34に登録されているコンテンツは、Java(登録商標)アプリケーションプログラムなどである。
また、図6(b)の第1コンテンツ情報テーブル36および図6(c)の第2コンテンツ情報テーブル38は、待ち合わせ占いの中でさらに使用される各種コンテンツの情報が記憶されている。すなわち、携帯電話機100において、待ち合わせ占いコンテンツを実行したとき、さらに条件に応じて携帯電話機100に提供されるコンテンツの情報が記憶されている。本実施形態の待ち合わせ占いコンテンツにおいて、第1操作や第2操作、あるいは経過時間や継続時間をトリガとして、利用者にコンテンツの提供が行うことができる。最終的な待ち合わせ占いの結果を示すコンテンツの情報は図6(c)の第2コンテンツ情報テーブル38に記憶され、待ち合わせ占いコンテンツ中で使用される各種コンテンツの情報は図6(b)の第1コンテンツ情報テーブル36に記憶される。
例として、第1コンテンツ情報テーブル36は、企業イメージ広告やニュースなどの動画ファイルを第1コンテンツとして複数記憶する。また、第2コンテンツ情報テーブル38は、占いの診断結果情報を含むHTMLファイルを第2コンテンツとして複数記憶する。
図1に戻り、携帯電話機100は、CPU(Central Processing Unit)102と、アンテナ104と、無線通信部106と、ROM(Read Only Memory)108と、RAM(Random Access Memory)110と、計時部112と、操作キー114と、操作受付部116と、LCD118と、LED120と、表示制御部122と、スピーカ124と、音声出力制御部126と、振動部128と、振動制御部130と、を含む。CPU102に、無線通信部106、ROM108、RAM110、計時部112、操作受付部116、表示制御部122、音声出力制御部126、および振動制御部130は、バス132を介して接続される。
CPU102は、ROM108に記憶されたプログラムを実行し、携帯電話機100の各種要素とともに装置全体を制御する。また、ROM108には、携帯電話機100に配信されたコンテンツ、およびコンテンツを動作させるのに必要なプログラムも記憶される。また、ROM108は、たとえば、SDメモリカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリスティック(登録商標)など携帯電話機100から脱着可能の装着されるカードタイプのメモリも含むことができる。
無線通信部106は、基地局22とアンテナ104を介して無線通信し、コンテンツサーバ10と通信を行う。ROM108は、この携帯電話機100の全体の動作を制御するためのプログラムなどが記録される。
RAM110は、CPU102による制御に必要なデータおよび制御動作時に一時記憶が必要なデータなどを記憶する。ROM108に記憶されているプログラムは一旦RAM110にロードされ、RAM110上で実行される。
計時部112は、現在時刻を計時する。操作キー114は、携帯電話機100の操作面や側面などに設けられた複数のキー、ボタンを含む。操作受付部116は、利用者の操作キー114の操作を受け付ける。
LCD118は、表示制御部122により制御されて、各種画面を表示する。LED120は、表示制御部122により点灯点滅制御される。表示制御部122は、CPU102からの指示に従って、LCD118およびLED120の画面表示および点灯点滅制御を行う。
スピーカ124は、音声出力制御部126により制御され、音声出力を行う。音声出力制御部126は、CPU102からの指示に従って、スピーカ124に音声出力を行う。
振動部128は、振動制御部130により制御され、所定の振動パターンで振動する。振動制御部130は、CPU102からの指示に従って振動部128の振動を制御する。
図2は、本実施形態のコンテンツ配信システム1の携帯電話機100の機能ブロック図である。図1および図2に示されるように、本実施形態の携帯端末(携帯電話機100)は、コンテンツを配信するコンテンツサーバ10にコンテンツの配信を要求し、ダウンロードするダウンロード部222と、ダウンロードしたコンテンツを格納するコンテンツ格納部216と、コンテンツを実行する実行部218と、実行部218が実行する実行コンテンツを決定する条件となる第1時刻を指定するために所定の操作キー114の操作を受け付け、操作キー114の操作を受け付けた時点の時刻を第1時刻として決定する第1時刻決定部(計時部112および第1時刻決定部202)と、第1時刻決定部(計時部112および第1時刻決定部202)が操作キー114の操作を受け付けた後、さらなる条件となる第2時刻を指定するために所定の操作キー114の操作を受け付け、操作キー114の操作を受け付けた時点の時刻を第2時刻として決定する第2時刻決定部(計時部112および第2時刻決定部204)と、第1時刻または第2時刻に基づいて、実行コンテンツを決定する決定部214と、決定部214が決定した実行コンテンツをコンテンツ格納部216から読み出し、実行部218が実行したとき、実行コンテンツを出力するコンテンツ出力部(LCD118、LED120、表示制御部122、スピーカ124、音声出力制御部126、振動部128、および振動制御部130)と、を備える。
携帯電話機100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
なお、本実施形態において、携帯電話機100は、ROM108に格納されたコンテンツであるJava(登録商標)アプリケーションプログラムをCPU102が実行することにより実現することができる。本実施形態のプログラムは、コンテンツサーバから配信されたコンテンツを格納するコンテンツ格納部を備えたコンピュータ(CPU102)を、コンテンツサーバ10にコンテンツの配信を要求し、ダウンロードする手段(ダウンロード部222)、ダウンロードしたコンテンツをコンテンツ格納部216に格納する手段、コンテンツを実行する手段(実行部218)、実行する手段(実行部218)が実行する実行コンテンツを決定する条件となる第1時刻を指定するために所定の操作キーの操作を受け付け、操作キーの操作を受け付けた時点の時刻を第1時刻として決定する手段(計時部112および第1時刻決定部202)、第1時刻を指定するための操作キーの操作を受け付けた後、さらなる条件となる第2時刻を指定するために所定の操作キーの操作を受け付け、操作キーの操作を受け付けた時点の時刻を第2時刻として決定する手段(計時部112および第2時刻決定部204)、第1時刻または第2時刻に基づいて、実行コンテンツを決定する手段(決定部214)、決定する手段(決定部214)が決定した実行コンテンツをコンテンツ格納部216から読み出し、実行する手段(実行部218)が実行したとき、実行コンテンツを出力する手段(LCD118、LED120、表示制御部122、スピーカ124、音声出力制御部126、振動部128、および振動制御部130)、として機能させるためのものである。コンテンツの起動は、ユーザがコンテンツを起動するための所定の操作を行うことにより行うことができる。あるいは、予め指定された時刻に合わせてタイマー起動させてもよい。
図2に示すように、携帯電話機100は、第1時刻決定部202と、第2時刻決定部204と、時間算出部205と、時間記録部206と、利用者情報受付部208と、利用者情報記憶部210と、対応テーブル記憶部(図中、「対応テーブル」と示す)212と、決定部214と、コンテンツ格納部216と、実行部218と、ダウンロード要求受付部220と、ダウンロード部222と、を備えている。
第1時刻決定部202は、実行部218が実行する実行コンテンツを決定する条件となる第1時刻を利用者の操作に従って決定するものである。第1時刻決定部202は、操作受付部116が第1時刻を指定するために所定の操作キー114の操作を受け付けた時点の時刻を計時部112から取得し、第1時刻として決定する。
第2時刻決定部204は、第1時刻決定部202が第1時刻を決定した後、実行部218が実行する実行コンテンツを決定するさらなる条件となる第2時刻を利用者の操作に従って決定するものである。第2時刻決定部204は、操作受付部116が第2時刻を指定するために所定の操作キー114の操作を受け付けた時点の時刻を計時部112から取得し、第2時刻として決定する。
時間算出部205は、第2時刻決定部204によって第2時刻が決定された後、第1時刻から第2時刻までの経過時間を算出する。さらに、時間算出部205は、第1時刻決定部202によって第1時刻が決定された後、前回の第2時刻から今回の第1時刻までの経過時間を引継時間として算出する。
時間記録部206は、図7に示すように、第1時刻決定部202および第2時刻決定部204で決定された第1時刻および第2時刻を記憶する。さらに、時間記録部206は、時間算出部205によって算出された経過時間、および引継時間が記憶される。時間記録部206は、このように第1時刻、第2時刻、経過時間、および引継時間を一組として採番して管理して複数組記憶することができる。なお、時間記録部206は、図7の構造に限定されない。
図2に戻り、利用者情報受付部208は、利用者が操作キー114を操作して入力した利用者情報または利用状況記録を操作受付部116を介して受け付ける。あるいは、利用者情報受付部208は、GPS受信部(不図示)から受信した位置情報を取得し、利用状況記録として受け付けることができる。さらに、利用者情報受付部208は、計時部112から現在時刻を取得し、利用状況記録として受け付けることができる。利用者情報とは、本実施形態の占いコンテンツに使用可能な個人情報を含み、たとえば、利用者ID、姓名、性別、生年月日、血液型、星座、干支などである。利用状況記録とは、たとえば、携帯電話機100において利用されたコンテンツの利用状況の記録であり、コンテンツID、位置情報、拡張エリア、利用年月日時などを含む。利用者情報受付部208が受け付けた利用者情報は、利用者情報記憶部210に記憶される。
利用者情報記憶部210は図3の利用者情報30と同じ構造の利用者情報を記憶することができる。なお、利用者情報受付部208が受け付けた生年月日から図8に示す星座対応表226および図9に示す西暦干支対応表228に基づいて、星座および干支を取得し、利用者情報記憶部210に記憶することができる。星座対応表226および西暦干支対応表228は、携帯電話機100のROM108(図1)に格納することができる。
利用者情報記憶部210は、さらに、図4の利用状況記録32と同じ構造を有する利用状況記録を記憶することができる。利用状況記録は、携帯電話機100において利用されたコンテンツの利用状況を記憶する。利用者IDは、コンテンツ配信サービス提供事業者毎に有することができ、ID毎に利用状況を管理することができる。利用者ID毎に、コンテンツID、コンテンツを利用した時の携帯電話機100の地理的位置、コメントなどを記録可能な拡張エリア、利用年月日時などを記憶する。利用されたコンテンツ毎に採番され管理される。本実施形態において、利用状況記録の拡張エリアには、待ち合わせの相手および予定の情報が記録される。
図2に戻り、対応テーブル記憶部212は、決定部214が実行コンテンツを決定する際、参照して条件に合ったコンテンツを決定するのに使用する各種対応テーブルを記憶する。決定部214は、この対応テーブル記憶部212の対応テーブルを参照して、第1時刻決定部202および第2時刻決定部204でそれぞれ決定された第1時刻および第2時刻に基づいて、実行コンテンツを決定する。
例として対応テーブル記憶部212は、図10に示すような様々な構造を有することができる。たとえば、図10(a)に示すように、対応テーブル212aは、第1時刻に対応付けてコンテンツIDを記憶する。決定部214は、第1時刻が決定したとき、すなわち1番目の操作キー114が操作されたとき、第1時刻に基づいて対応するコンテンツIDを取得し、実行部218に実行させる。この対応テーブル212aにおいて第1時刻に対応付けられているコンテンツは、利用者が次の2番目の操作キー114の操作をするまでの間、たとえば携帯電話機100のLCD118上に表示される動画像ファイルとすることができる。音声ファイルを含むこともできる。あるいは、振動部128やLED120の動作を制御するアプリケーションプログラムファイルを含むこともできる。
図10(b)に示す例では、対応テーブル212bは、第2時刻に対応付けてコンテンツIDを記憶する。決定部214は、第2時刻が決定したとき、すなわち2番目の操作キー114が操作されたとき、第2時刻に基づいて対応するコンテンツIDを取得し、実行部218に実行させる。この対応テーブル212bにおいて第2時刻に対応付けられているコンテンツは、たとえば、利用者に、次の1番目の操作キー114の操作を促すようなメッセージを含み、携帯電話機100のLCD118上に表示させる画像または動画像ファイルとすることができる。音声ファイルを含むこともできる。あるいは、振動部128やLED120の動作を制御するアプリケーションプログラムファイルを含むこともできる。
図10(c)に示す例では、対応テーブル212cは、第1時刻および第2時刻の間の経過時間に対応付けてコンテンツIDを記憶する。決定部214は、第2時刻が決定されたとき、すなわち2番目の操作キー114が操作されたとき、算出された経過時間に基づいて対応するコンテンツIDを取得し、実行部218に実行させる。この対応テーブル212cにおいて経過時間に対応付けられているコンテンツは、たとえば、この経過時間に応じて占われた結果を示す画像または動画像ファイルとすることができる。音声ファイルを含むこともできる。あるいは、振動部128やLED120の動作を制御するアプリケーションプログラムファイルを含むこともできる。
図10(d)に示す例では、対応テーブル212dは、前回の第2時刻および今回の第1時刻の間の引継時間に対応付けてコンテンツIDを記憶する。決定部214は、第1時刻が決定されたとき、すなわち1番目の操作キー114が操作されたとき、算出された引継時間に基づいて対応するコンテンツIDを取得し、実行部218に実行させる。この対応テーブル212dにおいて、引継時間に対応付けられているコンテンツは、たとえば、引継時間に応じて占われた結果を示す画像または動画像ファイルとすることができる。音声ファイルを含むこともできる。あるいは、振動部128やLED120の動作を制御するアプリケーションプログラムファイルを含むこともできる。
コンテンツ格納部216は、コンテンツサーバ10からダウンロードされたコンテンツが格納される。コンテンツ格納部216は、図6のコンテンツ情報テーブル19と同じ構造を有するアプリケーション情報テーブル、第1コンテンツ情報テーブル、および第2コンテンツ情報テーブルを有することができる。コンテンツ格納部216に格納されているコンテンツは、各情報テーブルによって管理される。
ダウンロード要求受付部220は、操作受付部116を介してダウンロード要求されたコンテンツを受け付ける。ダウンロード要求受付部220が要求を受け付けたとき、ダウンロード部222が無線通信部106を介してコンテンツサーバ10に決定部214が決定したコンテンツの配信を要求し、ダウンロードしコンテンツ格納部216に格納する。このとき、ダウンロードされたコンテンツを第1時刻、第2時刻、経過時間、または引継時間に対応付けた各対応テーブルとともにダウンロードし、対応テーブル記憶部212に格納する。
このように構成されたコンテンツ配信システム1の動作について、以下に図を用いて説明する。図11は、本実施形態のコンテンツ配信システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図12は、本実施形態の「待ち合わせ占い」コンテンツの説明をするための図である。この「待ち合わせ占い」は、待ち合わせ時間を利用して、待ち時間の長さを携帯電話機100で測定し、その時間の測定結果に応じて占いを行うものである。
はじめに、携帯電話機100において、図13に示すアプリケーションライブラリのメニュー画面300を画面表示部240に表示する。このメニュー画面300に表示されるアプリケーションは、予め携帯電話機100にダウンロードされ記憶されている。これらのアプリケーションは、そのアプリケーションの提供元に対して予めユーザ登録してその使用が許可されている。アプリケーションの使用については、無償または有償(たとえば月額使用料を課金)でもよい。図13の例では、待ち合わせ占い、タロット占いなどのアプリケーションがライブラリに登録されている。
アプリケーションのダウンロードは、携帯電話機100において、予め所定のコンテンツ提供サイトにアクセスし、所望のカテゴリを選択する。ここでは、コンテンツ提供サイトのURLはhttp://www.abc.com/uranai/menu.htmlとする。
図14に、コンテンツ提供サイトの占いカテゴリの占いメニューのコンテンツリスト画面310の一例を示す。コンテンツサーバ10において、コンテンツ情報テーブル19のアプリケーション情報テーブル34(図6(a))に登録されているコンテンツの一覧がメニューに含まれている。
ここで、利用者が携帯電話機100の操作キー114を操作して、待ち合わせ占いを選択すると、待ち合わせ占いのユーザ登録画面(不図示)に移行し、携帯電話機100において利用者情報の入力などが行われコンテンツサーバ10に送信される。コンテンツサーバ10では、送信された利用者情報が利用情報データベース18に登録され、蓄積される。図15に利用者情報30の一例を示す。なお、コンテンツ利用時にユーザ認証が必要な場合には、利用者情報30にパスワードなどの認証情報を含むこともできる。
コンテンツサーバ10において、利用者によって選択された待ち合わせ占いのファイル名および格納場所がアプリケーション情報テーブル34から取得される。そして、待ち合わせ占いコンテンツの携帯電話機100へのダウンロードが開始され、携帯電話機100にて受信されたコンテンツがコンテンツ格納部216に格納される。
コンテンツがダウンロードされると、携帯電話機100においては、図16のコンテンツ格納部216のアプリケーション情報テーブル320に、ダウンロードされたアプリケーションの情報が記憶される。図16に示すように、各コンテンツの情報は図13のメニュー画面300のメニューの順序に対応付けられたメニュー番号で管理されて記憶される。待ち合わせ占いは、メニュー番号「01」に対応付けられ、コンテンツのプログラムファイルは、携帯電話機100のコンテンツ格納部216にファイル名「m_uranai.class」として格納される。格納場所は、携帯電話機100の本体の記憶部であり、ディレクトリ「\APL\prog\」に格納されている。
利用者がメニュー画面300で操作キー114を操作して、待ち合わせ占いコンテンツを選択すると、メニュー画面300のメニュー番号「01」に対応する待ち合わせ占いコンテンツ(ファイル名「m_uranai.class」)がCPU102によりコンテンツ格納部216(ディレクトリ「\APL\prog\」)から読み出され、起動される(ステップS11)。
待ち合わせ占いコンテンツが実行されると、図12に示すように、携帯電話機100の画面表示部240に待ち合わせ占いの初期画面が表示される。その後、画面表示部240に条件入力画面250が表示され、利用者からの入力操作待ち状態となる(ステップS13のYES)。他のコンテンツの場合、特に情報入力が必要ない場合は、ステップS21に進む。
利用者が操作キー114を操作して、条件入力画面250の質問の選択肢ラジオボタン252を選択し、入力した情報(待ち合わせの相手および予定)を操作受付部116を介して利用者情報受付部208が受け付ける(ステップS15)。受け付けた情報は図17に示す利用者情報記憶部210の利用状況記録330に記憶される。このとき、利用者情報受付部208は、さらにGPS受信部から受信した位置情報を取得し、利用状況記録330に記録することができる。また、利用者情報受付部208は計時部112から現在時刻を取得し、利用状況記録330に記録する。
ここで、問合せ部(不図示)が、ステップS15で受け付けた情報をコンテンツサーバ10に送信するか否かを利用者に問合せ(ステップS17)、利用者が送信を許可した場合(ステップS17のYES)、コンテンツサーバ10に無線通信部106を介して情報を送信する(ステップS19)。コンテンツサーバ10では、コンテンツ配信部14が携帯電話機100から送信された情報をインタフェース部16を介して受信し、利用情報データベース18の利用状況記録32に記憶する。図18に利用状況記録32の例を示す。このように利用者毎にコンテンツの利用状況が記録されている。
また、ステップS15で受け付けた情報は、後述するステップS29の第2操作の受け付けを待っている待ち時間の間などに、無線通信部106を介してコンテンツサーバ10に送信することもできる。
図12に戻り、さらに利用者が操作キー114を操作して、条件入力指示ボタン254を押下する。操作受付部116を介して第1時刻決定部202が条件入力指示ボタン254の操作(第1操作)を受け付ける(ステップS21)。第1時刻決定部202は、ステップS21で第1操作を受け付けた時点の時刻を計時部112から取得し、実行部218が実行する実行コンテンツを決定する条件となる第1時刻を決定し、時間記録部206に記録する(ステップS23)。
図19に示すように、時間記録部206に新たなレコードが作成され、採番されて、第1時刻フィールドに第1時刻(2006年1月15日9時2分36秒)が記録される。さらに、前回の第2時刻(図19では、2006年1月12日10時5分5秒)を含むレコードが存在する場合、時間算出部205が前回の第2時刻と今回の第1時刻から引継時間(図19では2日22時間57分21秒)を算出し、引継時間フィールドに格納する。
決定部214は、ステップS21で第1操作を受け付けた後、時間記録部206にアクセスし、第1時刻(図19の2006年1月15日9時2分36秒)を取得するとともに、図20の対応テーブル212aにアクセスする。そして、対応テーブル212aの第1時刻に対応するコンテンツIDを取得し、第1コンテンツを決定する(ステップS25)。ここでは、図20に示すように、9時2分36秒に対応する4つのコンテンツID「0010101、0010102、0010103、0010104」のコンテンツに決定される。図20の例では、2時間毎にコンテンツIDが対応付けられている構成としているがこれに限定されない。所定の時間、分、秒毎に対応付けることができる。また、所定の日付、期間、月毎に異なる対応テーブル212aを準備して使用することもできる。また、随時対応テーブル212aを更新することもできる。
なお、本実施形態において、対応テーブル212aで第1時刻に対応付けられるコンテンツは、複数であるがこれに限定されない。ここで、複数のコンテンツは、図6(b)の第1コンテンツ情報テーブル36に示されるように企業イメージ広告およびニュースの動画ファイルである。A社、B社、C社、ニュースの順に動画ファイルがコンテンツサーバ10のLCD118に表示されることとなる。
また、企業イメージ広告をコンテンツとして企業から支払われる広告料は、表示開始当初に表示されるコンテンツほど高くすることができる。これは、表示開始時ほど利用者が注目する確率が高いからである。
そして、実行部218は、決定部214から受け渡されたコンテンツIDに対応するコンテンツをコンテンツ格納部216から取得し、実行する(ステップS27)。ここでは、図12に示すように、LCD118に第1コンテンツ表示画面260としてたとえば広告などのコンテンツを表示することができる。ここで実行されるコンテンツは、予めコンテンツサーバ10から携帯電話機100にダウンロードされ、コンテンツ格納部216に格納させておくことができる。あるいは、ステップS27でコンテンツIDが決定された時点で、コンテンツサーバ10にコンテンツIDに基づいてダウンロード要求し、コンテンツ格納部216に格納させることもできる。
上述したように本実施形態において、複数のコンテンツIDが第1時刻に対応付けられているので、複数のコンテンツを重畳的に変化させながら画面上に表示させることができる。各コンテンツの再生(実行)時間は、たとえば、30秒間くらいずつの長さとすることができる。各動画の再生と同時に、LEDの点灯点滅制御や音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うこともできる。これにより、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことが可能である。たとえば、コンテンツが広告の場合は、そのPR演出を可能とさせることができ、広告効果を飛躍的に向上させることができる。
図12において、第1コンテンツ表示画面260は、さらに確定指示ボタン262を含み、利用者からの第2操作の入力待ち状態となる。利用者は待ち合わせの相手が来たときなどに操作キー114を操作して、確定指示ボタン262を押下する。操作受付部116を介して第2時刻決定部204が確定指示ボタン262(第2操作)を受け付ける(ステップS29)。第2時刻決定部204は、ステップS29で第2操作を受け付けた時点の時刻を計時部112から取得し、実行部218が実行する実行コンテンツを決定する条件となる第2時刻を決定し、時間記録部206に記録する(ステップS31)。ステップS23で作成されたレコードの第2時刻フィールドに第2時刻が記録される。
さらに、時間算出部205が第1時刻および第2時刻から経過時間を算出し、経過時間フィールドに経過時間を格納する(ステップS33)。
決定部214は、ステップS29で第2操作を受け付けた後、時間記録部206にアクセスし、経過時間を取得する。そして、図21の対応テーブル212cにアクセスし、経過時間に対応するコンテンツIDを取得し、第2コンテンツを決定する(ステップS35)。図21の例では、経過時間は数秒単位で設定してあるが、これに限定されない。また、所定の時間帯、日付、期間、月毎に異なる対応テーブル212cを準備して使用することもできる。また、随時対応テーブル212cを更新することもできる。
そして実行部218は、決定部214から受け渡されたコンテンツIDに対応するコンテンツをコンテンツ格納部216から取得し、実行する(ステップS37)。ここでは、図12に示すように、LCD118に第2コンテンツ表示画面270としてたとえば占い結果が表示される。
なお、ステップS15で入力され、利用者情報記憶部210に記憶された情報は、決定部214がコンテンツを決定する際の条件として使用することもできる。その場合、対応テーブル212cには、図22に示すように、さらに条件毎にコンテンツIDを対応付けて記憶しておく。
また、ステップS11でコンテンツ格納部216に記憶されているコンテンツをCPU102が読み出す前に、携帯電話機100はコンテンツサーバ10にアクセスし、携帯電話機100にて利用可能なコンテンツを参照し、コンテンツサーバ10に対してダウンロード要求することもできる。
ダウンロード要求受付部220がダウンロード要求を受け付けたとき、ダウンロード部222が無線通信部106を介してコンテンツサーバ10に要求されたコンテンツの配信を要求し、ダウンロードしてコンテンツ格納部216に格納する。このとき、ダウンロードしたコンテンツを第1時刻、第2時刻、経過時間、または引継時間に対応付けた各種対応テーブルもともにコンテンツサーバ10からダウンロードされ、コンテンツ格納部216に格納される。
図23は、本実施形態の携帯電話機100におけるコンテンツ決定条件および実行のタイミングを示すタイミングチャートである。図23に示されるステップ番号は、図11のフローチャートのステップ番号に対応している。
図23(a)は、決定部214が、第1時刻、第2時刻および第1時刻と第2時刻の間の経過時間D1に基づいてコンテンツを決定する場合の例を示している。アプリケーションプログラムが起動され(S11)、必要に応じて入力情報を受け付けた後(S15)、操作受付部116が第1操作を受け付ける(S21)。第1時刻決定部202により第1時刻T1が決定されると、第1時刻T1に基づいて、決定部214が対応テーブル212a(図10(a))にアクセスし、第1時刻T1に対応するコンテンツIDを取得し、実行部218がコンテンツを実行する(S27)。ここでは、コンテンツIDが示すコンテンツが画像ファイルであった場合を示しており、LCD118に画像が表示される。たとえば、第1時刻T1に対応付けられているコンテンツは、季節や時刻に合った画像や広告画像などの動画像ファイル、ニュースなどの情報コンテンツ、パズルやゲームなどの娯楽コンテンツ、あるいは、楽曲などの音声ファイルなど様々なコンテンツとすることができる。上述したように、ステップS15で入力された情報や利用者のプロファイル情報などに基づいた対応テーブルを予め準備しておき、さらにコンテンツの内容を絞り込むこともできる。
さらに、経過時間D1が経過した後、ユーザが操作キー114を操作し、操作受付部116が第2操作を受け付ける(S29)。そして、第2時刻決定部204により第2時刻T2が決定されると、第2時刻に基づいて、決定部214が対応テーブル212b(図10(b))にアクセスし、第2時刻T2に対応するコンテンツIDを取得する。そしてそのコンテンツIDのコンテンツを実行部218が実行する(S37)。ここでは、コンテンツIDが示すコンテンツは、「待ち合わせ占い」の結果ファイルであった場合を示しており、LCD118に占いの結果が表示される。あるいは、第2時刻T2が決定されたとき、時間算出部205が経過時間D1を算出し、経過時間D1に基づいて、決定部214が対応テーブル212c(図10(c))にアクセスし、経過時間D1に対応するコンテンツIDを取得する。そして、そのコンテンツIDのコンテンツを実行部218が実行することもできる。
例として、ステップS21で選択された条件(待ち合わせの相手と予定)も対応テーブルに含むことができる。たとえば、対応テーブルには、継続時間D1が1分で、待ち合わせの相手が「恋人」で予定が「遊び」の場合には、「今日の二人の相性はばっちり!」という占い結果を含むコンテンツが対応付けられる。経過時間D1が1時間で、待ち合わせの相手が「恋人」で予定が「遊び」の場合には、「随分待たせた恋人におごってもらおう」という占い結果を含むコンテンツが対応付けられる。また、待ち合わせの相手が「友達」であれば、相手によって「恋人」が「友達」に置き換えられた「随分待たせた友達におごってもらおう」という占い結果を含むコンテンツが対応付けられる。
図23(b)は、決定部214が、第1時刻、第2時刻、経過時間D1に加えて、前回の第2時刻と今回の第1時刻の間の継続時間D2に基づいてコンテンツを決定する場合の例を示している。アプリケーションプログラムが起動され(S11)、必要に応じて入力情報を受け付けた後(S15)、操作受付部116が第1操作を受け付ける(S21)。第1時刻決定部202により第1時刻T1が決定されると、時間算出部205が前回第2時刻T2'に基づいて、継続時間D2を算出する。そして決定部214が対応テーブル212d(図10(d))にアクセスし、継続時間D2に対応するコンテンツIDを取得し、実行部218がコンテンツを実行する(S27)。あるいは、決定部214は、第1時刻または前回第2時刻に基づいて、コンテンツを決定することもできる。これらを組み合わせてもよい。ここでは、前回の第2時刻からの継続時間D2に応じた診断結果を示すファイルと、今回の第1時刻に基づいて決定された画像ファイルと、がLCD118に表示された場合を示している。
例として、継続時間D2が7日には、「久しぶりのデート、二人でのんびり公園を散歩するのがラッキー」という占い結果を含むコンテンツを対応付けることができる。また、継続時間D2が1日には、「わがままになりがち、気をつけよう」という占い結果を含むコンテンツを対応付けることができる。
さらに、経過時間D1が経過した後、ユーザが操作キー114を操作し、操作受付部116が第2操作を受け付ける(S29)。そして、第2時刻決定部204により第2時刻T2が決定されると、第2時刻に基づいて、図23(a)と同様の処理により、対応するコンテンツを表示することができる。
図23(c)は、決定部214が、時間記録部206に記録されている過去の時刻情報も条件として、コンテンツを決定する場合の例を示している。アプリケーションプログラムが起動され(S11)、必要に応じて入力情報を受け付けた後(S15)、操作受付部116が第1操作を受け付ける(S21)。第1時刻決定部202により第1時刻T1が決定されると、時間算出部205が前回第2時刻T2'に基づいて、継続時間D2を算出する。
たとえば、対応テーブル記憶部212は、今回第1時刻T1を基準として、さらに前々回の第1時刻T1"、前々回第2時刻T2"、前々回経過時間D1"、前回第1時刻T1'、前回継続時間D2'、前回第2時刻T2'、前回経過時間D1'、および今回継続時間D2などの過去の時刻情報の中から少なくとも一つ、または組み合わせて条件として、コンテンツを対応付ける対応テーブルを含むことができる。
たとえば、対応テーブルは今回第1時刻T1および過去の第2時刻(たとえば前々回第2時刻T2")を条件としてコンテンツを対応付けることができる。これにより、現時点から過去に遡った時点を基軸として、過去の情報を条件として未来の占いを行うことが可能となる。すなわち、たとえば、前々回第2時刻T2"が2ヶ月の場合、「もう少しマメに会わないと、恋人にふられてしまうかも、要注意!」という占い結果を含むコンテンツを対応付けることができる。
以上説明したように、本実施形態のコンテンツ配信システム1によれば、利用者が携帯する携帯電話機100において、2回のキー操作時間に応じて、コンテンツを決定し、実行することができるので、利用者の操作キー114に応じて指定される任意の長さの経過時間などを利用したコンテンツの提供が可能となる。また、利用者のキー操作時間に応じてコンテンツの実行条件を決定するので、偶然性の要素が加わり、コンテンツのアミューズメント性が向上するとともに、サービスの利用を利用者に繰り返し行わせる常習性も向上し、利用者のコンテンツサービスの利用率を向上させることができる。
(第二の実施の形態)
図24は、本発明の他の実施の形態に係るコンテンツ配信システム1における「たばこ占い」コンテンツの例を説明するための図である。本実施形態のコンテンツ配信システム1は、上記実施の形態のコンテンツ配信システム1と同様な構成を有する。以下、上記実施形態で使用した図1、図2および図6も用いて説明する。本実施形態は、上記実施の形態とは、携帯電話機100で実行されるコンテンツが「たばこ占い」である点が相違する。
本実施形態のコンテンツ配信システム1におけるたばこ占いコンテンツ実行時の携帯電話機100の動作について以下に説明する。図25は、本実施形態のたばこ占いコンテンツ実行時の携帯電話機100の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態のたばこ占いコンテンツとは、利用者400が喫煙する時間を計測し、計測された喫煙時間に基づいて占いを行い、診断結果を利用者400に提示するものである。利用者400は、一方の手にたばこ、他方の手に携帯電話機100を持ち、喫煙中に携帯電話機100上に提供される動画などのコンテンツを視聴することができる。さらには、喫煙後に、利用者400に喫煙時間に基づく占い結果を提供することができ、喫煙行為時の至福のひとときに、より一層の楽しみを演出することができる。
携帯電話機100には、予めコンテンツサーバ10(図1)からたばこ占いコンテンツがダウンロードされ、図2のコンテンツ格納部216に格納されているものとする。図25に示すように、まず携帯電話機100においてアプリケーションライブラリィのメニュー画面が表示される(ステップS201)。利用者400がメニューからたばこ占いを選択する操作を行うと(ステップS101)、携帯電話機100は、対応するコンテンツのファイル名および格納場所をコンテンツサーバ10のアプリケーション情報テーブル34(図6(a))から取得し、たばこ占いコンテンツが起動される(ステップS203)。携帯電話機100のLCD118(図1)には、たばこ占い開始画面410(図24)が表示される。
つづいて、利用者400がたばこに火を付け(ステップS103)、たばこ占い開始画面410の開始キー412を操作キー114を操作して押下する(ステップS105)。携帯電話機100では、操作受付部116を介して第1時刻決定部202(図2)が第1操作を受け付け(ステップS205)、計時部112から現在時刻を取得し、第1時刻を決定し、時間記録部206に記録する(ステップS207)。
そして、決定部214が対応テーブル212aを参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得する。さらに、コンテンツ格納部216の第1コンテンツ情報テーブルから対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ格納部216からコンテンツを読み出す(ステップS209)。そして、実行部218がコンテンツを実行する(ステップS211)。
コンテンツは、たとえば、企業のイメージ広告の動画像などであり、利用者400は喫煙中に携帯電話機100のLCD118を注視し、たばこ占い終了受付画面420のコンテンツ表示部422に表示される動画像を視聴することができる(ステップS107)。このとき、動画像の再生と同時に、LEDの点灯点滅制御や音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うこともできる。これにより、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことができる。
そして、喫煙終了時(ステップS109)、利用者400はたばこ占い終了受付画面420の終了キー424を操作キー114を操作して押下する(ステップS111)。携帯電話機100では、操作受付部116を介して第2時刻決定部204(図2)が第2操作を受け付け(ステップS213)、計時部112から現在時刻を取得し、第2時刻を決定し、時間記録部206に記録する(ステップS215)。
そして、時間算出部205が、第1時刻および第2時刻から経過時間を算出し、時間記録部206に記録する(ステップS217)。そして、決定部214が対応テーブル212cを参照し、経過時間に対応するコンテンツIDを取得する。さらに、コンテンツ格納部216の第2コンテンツ情報テーブルから対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ格納部216からコンテンツを読み出す(ステップS219)。そして、実行部218がコンテンツを実行する(ステップS221)。
携帯電話機100のLCD118には、図24のたばこ占い結果画面430が表示され、利用者400はたばこ占い結果を視聴することができる(ステップS113)。たばこ占い結果画面430は、1日に吸ったたばこの本数を示す本数表示部432、経過時間を示す経過時間表示部434、経過時間に基づく診断結果を示す診断結果表示部436、および動画表示部438を含むことができる。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100が実行する「たばこ占い」コンテンツによれば、たばこを吸っている手の他方の手に携帯電話機100を持ち、喫煙開始をトリガとして、3〜5分の喫煙時間に利用者にモバイルコンテンツを提供するとともに、喫煙終了をトリガとして、利用者に喫煙時間に基づく売らない結果を提供することができる。喫煙行為時の至福のひとときに、より一層の楽しみを演出することができる。
(第三の実施の形態)
図26は、本発明の他の実施の形態に係るコンテンツ配信システム1の携帯電話機100の部分構成を示す機能ブロック図である。本実施形態では、「タロット占い」コンテンツを例として説明する。本実施形態のコンテンツ配信システム1は、上記実施の形態のコンテンツ配信システム1とは、第1時刻および第2時刻の2つの時刻だけでなく、複数の時刻並びに複数の時刻間の経過時間に基づいて、実行するコンテンツを複数、時系列的に決定して実行する点で相違する。
本実施形態のコンテンツ配信システム1における携帯電話機100は、コンテンツを配信するコンテンツサーバ10にコンテンツの配信を要求し、ダウンロードするダウンロード部222(図2)と、ダウンロードしたコンテンツを格納するコンテンツ格納部216(図2)と、コンテンツを実行する実行部218(図2)と、実行部218が実行する実行コンテンツを決定する条件となる時刻を指定するために所定の操作キーの操作を受け付け、操作キーの操作を受け付けた時点の時刻を受け付ける時刻決定部(時刻決定部502)と、時刻決定部(時刻決定部502)が受け付けた時刻に基づいて、実行コンテンツを決定する決定部214(図2)と、決定部214が決定した実行コンテンツをコンテンツ格納部216から読み出し、実行部218が実行したとき、実行コンテンツを出力するコンテンツ出力部(図1の表示制御部122、音声出力制御部126、振動制御部130)と、を備え、時刻決定部(時刻決定部502)は、所定のタイミングで操作キーの操作を受け付けて複数の時刻を受け付け、決定部214は、複数の時刻に基づいて、実行コンテンツを決定する。
具体的には、時刻決定部502は、実行部218が実行する実行コンテンツを決定する条件となる複数の時刻を利用者の操作に従って決定するものである。時刻決定部502は、操作受付部116が時刻を指定するための所定の操作キー114の操作を受け付けた時点の時刻を計時部112から取得し、第N時刻(Nは1以上の自然数)として決定する。本実施形態のタロット占いコンテンツでは、タロットカードのシャッフル操作受付時が第1時刻となり、その後、3枚のタロットカードの中から順次好きなカードの選択操作を受け付ける度に、第2時刻、第3時刻、第4時刻となる。シャッフル操作を行った第1時刻から、続く第2、第3、第4時刻のそれぞれの間の第1、第2、第3経過時間に応じて、本実施形態の占い結果は動的に変化し、決定される。
図27は、本実施形態の時間記録部504の構造の一例を示す図である。時間記録部504は、時刻決定部502で決定された第N時刻を記憶する。また、上記実施形態と同様の時間算出部205によって、第n時刻と第(n+1)時刻(nは1〜(N−1)の自然数)の間の第n経過時間、並びに、前回第N時刻から今回の第1時刻までの間の経過時間を引継時間として算出され、時間記録部504にそれぞれ記憶される。
このように構成された本実施形態の携帯電話機100におけるタロット占いコンテンツ実行時の動作の一例について以下に説明する。図28および図29は、本実施形態の携帯電話機100におけるタロット占いコンテンツ実行時の動作の一例を示すフローチャートである。以下、上記実施形態の説明で用いた図1、図2、および図6も用いて説明する。
本実施形態のタロット占いコンテンツとは、タロットカードをシャッフルした後、3枚のカードを用いて恋愛運、金運、および健康運を占い、その結果を表示するものである。携帯電話機100には、予めコンテンツサーバ10(図1)からタロット占いコンテンツがダウンロードされ、図2のコンテンツ格納部216に格納されているものとする。
図28に示すように、まず携帯電話機100においてアプリケーションライブラリィのメニュー画面が表示される(ステップS401)。利用者400がメニューからタロット占いを選択する操作を行うと(ステップS301)、携帯電話機100は、対応するコンテンツのファイル名および格納場所をコンテンツサーバ10のアプリケーション情報テーブル34(図6(a))から取得し、タロット占いコンテンツが起動される(ステップS403)。携帯電話機100のLCD118(図1)には、タロット占い画面510(図30)が表示される。
タロット占い画面510には、タロットカードをシャッフルするシャッフルボタン512が設けられるとともに、恋愛運、金運、健康運を占うための3枚のカード、恋愛運カード514、金運カード516、健康運カード518がそれぞれ裏返しに表示されている。
つづいて、利用者400が操作キー114を操作してタロット占い画面510のシャッフルボタン512を押下する(ステップS303)。携帯電話機100では、操作受付部116を介して時刻決定部502(図26)が第1操作として受け付け(ステップS405)、計時部112から現在時刻を取得し、第1時刻を決定し、時間記録部504に記録する(ステップS407)。
そして、決定部214が対応テーブル212aを参照し、第1時刻に対応するコンテンツIDを取得する(ステップS409)。そして、実行部218が、コンテンツ格納部216の第1コンテンツ情報テーブルから対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ格納部216からコンテンツを読み出す。そして、実行部218がコンテンツを実行する(ステップS411)。
本実施形態において、ステップS411でコンテンツが実行されると、携帯電話機100のLCD118にカード選択画面520(図30)が表示される。カード選択画面520は、コンテンツ表示部522が設けられている。コンテンツ表示部522に表示されるコンテンツとは、たとえば、企業のイメージ広告の動画像とすることができる。利用者400は、シャッフルが終了するのを待ちながらコンテンツ表示部522に表示される動画像などのコンテンツを視聴することができる(ステップS305)。このとき、動画像の再生と同時に、LEDの点灯点滅制御や音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うこともできる。これにより、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことができる。
シャッフルが終了すると、各カードがブリンク表示(恋愛運カード選択待ちブリンク表示524、金運カード選択待ちブリンク表示526、健康運カード選択待ちブリンク表示528)され、選択待ち状態となる。
つづいて、利用者400は恋愛運カードを1枚目のカードとして選択し、カード選択画面520の恋愛運カード選択待ちブリンク表示524を、操作キー114を操作して押下する(ステップS307)。携帯電話機100では、操作受付部116を介して時刻決定部502(図26)が第2操作を受け付け(ステップS413)、計時部112から現在時刻を取得し、第2時刻を決定し、時間記録部504に記録する(ステップS415)。
そして、時間算出部205が、第1時刻および第2時刻から第1経過時間を算出し、時間記録部504に記録する(ステップS417)。そして、決定部214が対応テーブル212cを参照し、第1経過時間に対応するコンテンツIDを取得する(ステップS419)。そして、実行部218が、決定部214から受け渡されたコンテンツIDに対応するコンテンツについて、コンテンツ格納部216の第2コンテンツ情報テーブルから対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ格納部216からコンテンツを読み出し、コンテンツを実行する(ステップS421)。
携帯電話機100のLCD118には、図30の恋愛運結果表示画面530が表示され、利用者400はタロット占いの恋愛運の結果を視聴することができる(ステップS309)。恋愛運結果表示画面530は、結果恋愛運カード532と、恋愛運結果説明534と、を含むことができる。占い済み恋愛運カード536は表側が表示され、金運カード選択待ちブリンク表示526および健康運カード選択待ちブリンク表示528は裏側のままブリンク表示する。
つづいて、利用者400は金運カードを2枚目のカードとして選択し、恋愛運結果表示画面530の金運カード選択待ちブリンク表示526を、操作キー114を操作して押下する(ステップS311)。携帯電話機100では、操作受付部116を介して時刻決定部502(図26)が第3操作を受け付け(ステップS423)、計時部112から現在時刻を取得し、第3時刻を決定し、時間記録部504に記憶する(ステップS425)。
そして、時間算出部205が、第2時刻および第3時刻から第2経過時間を算出し、時間記録部504に記録する(ステップS427)。そして、決定部214が対応テーブル212cを参照し、第2経過時間に対応するコンテンツIDを取得する。さらに、コンテンツ格納部216の第2コンテンツ情報テーブルから対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ格納部216からコンテンツを読み出す(ステップS429)。
図29に進み、実行部218がコンテンツを実行する(ステップS431)。携帯電話機100のLCD118には、図30の金運結果表示画面540が表示され、利用者400はタロット占いの金運の結果を視聴することができる(ステップS313)。金運結果表示画面540は、結果金運カード542と、金運結果説明544と、を含むことができる。占い済み金運カード546は表側が表示され、健康運カード選択待ちブリンク表示528のみが裏側のままブリンク表示する。
つづいて、利用者400は健康運カードを3枚目のカードとして選択し、金運結果表示画面540の健康運カード選択待ちブリンク表示528を、操作キー114を操作して押下する(ステップS315)。携帯電話機100では、操作受付部116を介して時刻決定部502(図26)が第4操作を受け付け(ステップS433)、計時部112から現在時刻を取得し、第4時刻を決定し、時間記録部504に記憶する(ステップS435)。
そして、時間算出部205が第3時刻および第4時刻から第3経過時間を算出し、時間記録部504に記録する(ステップS437)。そして、決定部214が対応テーブル212cを参照し、第3経過時間に対応するコンテンツIDを取得する。さらに、コンテンツ格納部216の第2コンテンツ情報テーブルから対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ格納部216からコンテンツを読み出す(ステップS439)。実行部218がコンテンツを実行する(ステップS441)。
携帯電話機100のLCD118には、図30の健康運結果表示画面550が表示され、利用者400はタロット占いの健康運の結果を視聴することができる(ステップS317)。健康運結果表示画面550は、結果健康運カード552と、健康運結果説明554と、を含むことができる。占い済み健康運カード556は表側が表示される。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100が実行する「タロット占い」コンテンツによれば、複数のキー操作をトリガとしたモバイルコンテンツ配信を実現することができる。
(第四の実施の形態)
図31は、本発明の他の実施の形態に係るコンテンツ配信システム1の携帯電話機100の部分構成を示す機能ブロック図である。本実施形態では、「1〜36ルーレット占い」コンテンツを例として説明する。本実施形態の携帯電話機100は、上記実施の形態とは、決定部が第2操作受付時に、動的な演出をもって、抽選テーブルを用いてコンテンツを決定し、提示する点で相違する。本実施形態において、動的な演出とは、第1操作受付後、第2操作受付までの間に、ルーレット盤を回転させ、第2操作受付時に玉をルーレット盤に落下させる動画像を提示することである。
本実施形態の携帯電話機100は、上記実施形態の構成に加えて、ダウンロード部222がダウンロードするコンテンツは、コンテンツ格納部216に格納されたコンテンツをランダムに抽選決定するための乱数抽選テーブルを含み、コンテンツに含まれる乱数抽選テーブルを記憶する乱数抽選テーブル記憶部612を備え、決定部610は、操作キーの操作をトリガとして、乱数抽選テーブルにアクセスし、ランダムに抽選決定されたコンテンツを実行コンテンツとして決定する。
具体的には、携帯電話機100は、図2の携帯電話機100の決定部214および実行部218に替えて、決定部610および実行部620を備える。さらに、携帯電話機100は、ベット受付部602と、ベット記憶部604と、乱数抽選テーブル記憶部(以後「抽選テーブル」と示す)612と、ポイント加算部616と、ポイント記憶部618と、を含む。また、実行部620は、ルーレット制御部622および結果提示部624を含む。
ベット受付部602は、利用者が操作キー114を操作して入力した、ルーレットのベットを受け付ける。ベット記憶部604は、ベット受付部602が受け付けたベットを記憶する。本実施形態において、利用者が3種類の賭けを行うことができるものとする。すなわち、シングルナンバーベット(1〜36の何れかの中から1個の数字を賭ける。)、レンジベット(横2列の6個の数字の組、1〜6、7〜12、13〜18、19〜24、25〜30、31〜36の何れかに賭ける。ここでは、1〜6レンジと呼ぶものとする。)、赤黒ベット(赤または黒のどちらかに賭ける。)である。
本実施形態において、第1操作時に実行されるコンテンツは、ルーレットが回転する動画像であり、第1時刻によってLCD118に表示されるルーレットの回転数が変化するものとする。すなわち、本実施形態において、対応テーブル記憶部212は、第1時刻毎にルーレットの回転数が対応付けて定義される回転数テーブル(不図示)を含む。さらに、対応テーブル記憶部212は、経過時間または第2時刻に「著名占い師による只今の運勢」のコンテンツIDを対応付けた対応テーブルと、経過時間または第2時刻に「只今の運勢」のコンテンツIDを対応付けた対応テーブルと、を含むことができる。
決定部610は、第1時刻決定部202で第1時刻が決定された時、回転数テーブルを参照し、時間記録部206に記録された第1時刻に対応する回転数を取得し、実行部620に指示する。
また、決定部610は、第2時刻決定部204で第2時刻が決定された時、図32の抽選テーブル612を参照し、時間記録部206に記憶された経過時間に対応する抽選数値を取得する。図32に示すように、抽選テーブル612は、経過時間毎(たとえば、2秒単位)に、1〜36のルーレットの数値の抽選結果が記憶されている。経過時間によってルーレットの数値が抽選されて決定されるものとする。
決定部610は、得られた抽選数値と、利用者が賭けていた数値をベット記憶部604から読み出して比較し、当選または落選の判定を行う。本実施形態において、賭け方の種類毎に当選時の処理が異なるものとする。たとえば、シングルナンバーベットの場合、当選するとプレミアムとして利用者にポイントが付与され、加算される。すなわち、決定部610は、シングルナンバーベットが当選と判定したとき、ポイント加算部616に通知する。ポイント加算部616は、決定部610からの通知に従って、所定のポイントを加算し、ポイント記憶部618に記憶する。加算され累積されたポイントは、そのポイント数に応じて、利用者に所定の特典が与えられたり、所定の商品やサービスと交換したりすることができるものとする。
また、レンジベットの場合、当選すると「著名占い師による只今の運勢」のコンテンツを利用者は視聴することができる。すなわち、決定部610は、レンジベットが当選と判定したとき、予め対応テーブル記憶部212に記憶されている対応テーブルから経過時間または第2時刻に対応付けられている「著名占い師による只今の運勢」のコンテンツIDを取得し、実行部620に指示する。
さらに、赤黒ベットの場合、当選すると通常の「只今の運勢」のコンテンツを利用者は視聴することができる。すなわち、決定部610は、赤黒ベットが当選と判定したとき、予め対応テーブル記憶部212に記憶されている対応テーブルから経過時間または第2時刻に対応付けられている「只今の運勢」のコンテンツIDを取得し、実行部620に指示する。
実行部620のルーレット制御部622は、決定部610からの指示に従って、LCD118に表示されるルーレットの回転動画像の制御を行う。ルーレット制御部622は、第1時刻決定部202が第1時刻を受け付けた時、決定部610で決定されたルーレットの回転数に従って、LCD118に表示されたルーレットの回転を開始させる。さらに、ルーレット制御部622は、第2時刻決定部204が第2時刻を受け付けた時、決定部610で決定された抽選数値に対応する数値の位置に、ルーレットの玉を落下させて配置する動画像をLCD118に表示させる。
なお、動画像の再生と同時に、LEDの点灯点滅制御、効果音、音楽や音声などの音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うこともできる。これにより、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことができる。
結果提示部624は、第2時刻決定部204が第2時刻を受け付けた時、決定部610で決定されたコンテンツIDに対応するコンテンツを提示する。すなわち、決定部610からの指示に従って、「著名占い師による只今の運勢」または「只今の運勢」を提示する。あるいは、すべてのベットで落選した場合、落選結果を提示するとともに、利用者にリプレイを促すメッセージをLCD118に提示する。
このように構成された本実施形態の携帯電話機100における1〜36ルーレット占いコンテンツ実行時の動作の一例について以下に説明する。図33および図34は、本実施形態の携帯電話機100における1〜36ルーレット占いコンテンツ実行時の動作の一例を示すフローチャートである。以下、上記実施形態で説明に用いた図1、図2および図6も用いて説明する。
携帯電話機100には、予めコンテンツサーバ10(図1)からルーレット占いコンテンツがダウンロードされ、図2のコンテンツ格納部216に格納されているものとする。図33に示すように、まず携帯電話機100においてアプリケーションライブラリィのメニュー画面が表示される(ステップS601)。利用者400がメニューからルーレット占いを選択する操作を行うと(ステップS501)、携帯電話機100は、対応するコンテンツのファイル名および格納場所をコンテンツサーバ10のアプリケーション情報テーブル34(図6(a))から取得し、ルーレット占いコンテンツが起動される(ステップS603)。携帯電話機100のLCD118(図1)には、ルーレット占い画面630(図35)が表示される。
ルーレット占い画面630は、3通りのベット欄、シングルベット欄631、レンジベット欄632、および赤黒ベット欄633と、スタートボタン635と、ベットクリアボタン636と、が含まれる。シングルベット欄631、レンジベット欄632、赤黒ベット欄633に利用者が操作キー114を操作して数値または文字を入力すると(ステップS503)、操作受付部116が受け付け、ベット受付部602に受け渡す。ベット受付部602は、受け付けた各ベットをベット記憶部604に記憶する(ステップS605)。
ベットクリアボタン636は、ベット欄で入力されたベットをクリアするためのボタンである。利用者が操作キー114を操作してベットクリアボタン636を押下すると、操作受付部116を介してベット受付部602に通知される。ベット受付部602は、シングルベット欄631、レンジベット欄632、および赤黒ベット欄633に入力され、ベット記憶部604に記憶されていた各ベットを全てクリアする。
スタートボタン635は、ルーレットゲームの開始の指示を受け付けるボタンである。利用者400が操作キー114を操作してスタートボタン635を押下すると(ステップS505)、第1時刻決定部202が操作受付部116を介して第1操作として受け付け(ステップS607)、計時部112から現在時刻を取得し、第1時刻を決定し、時間記録部206に記録する(ステップS609)。
そして、決定部610が回転数テーブルを参照し、第1時刻に対応するルーレットの回転数を取得する。これによりコンテンツが決定することとなる(ステップS611)。実行部620は、決定部610が決定したルーレットの回転数に基づいて、ルーレットが回転する動画像を含むコンテンツを実行する(ステップS613)。表示制御部122がLCD118に図35のルーレット回転画面640を表示し、ルーレット盤642がステップS613で決定された回転数で回転する(ステップS507)。ルーレット回転画面640は、利用者400が賭けたベットを提示するベット情報644と、ルーレットの回転を停止させるためのストップボタン646と、を含む。
そして、利用者400が操作キー114を操作してルーレット回転画面640のストップボタン646を押下する(ステップS509)。携帯電話機100では、操作受付部116を介して第2時刻決定部204が第2操作として受け付け(ステップS615)、計時部112から現在時刻を取得し、第2時刻として決定し、時間記録部206に記録する(ステップS617)。
つづいて、時間算出部205が経過時間を算出し、時間記録部206に記憶する(ステップS619)。そして、決定部610は、図32の抽選テーブル612を参照し、時間記録部206に記録された経過時間に対応する当選数値を取得する(ステップS621)。ここでは、たとえば、数値「5」を取得したものとする。決定部610は、これらの結果を実行部620に通知する。
そして、実行部620のルーレット制御部622は、決定部610からの指示に従って、LCD118に表示されるルーレットの回転を停止させ、ルーレット占い結果画面650を表示する(ステップS623)。ルーレット占い結果画面650では、ルーレット盤652が表示され、ルーレット盤652上に玉654を落下させ、上記抽選で得られた当選数値「5」の上に玉654が配置される(ステップS511)。また、ルーレット占い結果画面650には、勝敗結果表示部656が表示される(ステップS513)。また、当選したベットについては、さらに、占い選択ボタン658および占い選択ボタン659を設け、各ボタンを利用者400が選択操作することにより、占い結果をLCD118に提示させることができる。
つづいて、図34に進み、決定部610は、ベット毎に、この当選数値「5」と、予め利用者400が賭けていた数値をベット記憶部604から読み出して比較し、当選または落選の判定を行う。
はじめに、シングルナンバーベットが当選か否かを判定する(ステップS625)。シングルナンバーベット「3」は落選なので(ステップS625のNO)、ステップS629に進む。シングルナンバーベットが当選した場合(ステップS625のYES)、ポイント加算部616は所定のポイントを加算し、ポイント記憶部618に記憶する(ステップS627)。
つづいて、レンジベットが当選か否かを判定する(ステップS629)。レンジベット「1:1〜6」は当選なので(ステップS629のYES)、ステップS631に進む。落選の場合(ステップS629のNO)、ステップS635に進む。
ルーレット占い結果画面650が表示されている状態で、利用者400が操作キー114を操作して、占い選択ボタン658を押下したとき、操作受付部116が受け付ける(ステップS515)。そして、決定部610は、対応テーブル記憶部212を参照して、当選したレンジベットについて、経過時間に対応付けられた「著名占い師による只今の運勢」コンテンツのコンテンツIDを取得する(ステップS631)。
そして、実行部620の結果提示部624が、コンテンツ格納部216の第1コンテンツ情報テーブルからコンテンツIDに対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツをコンテンツ格納部216から読み出し、実行する(ステップS633)。利用者400は、「著名占い師による只今の運勢」のコンテンツを視聴することができる(ステップS517)。
つづいて、赤黒ベットが当選か否かを判定する(ステップS635)。赤黒ベット「赤」は当選なので(ステップS635のYES)、ステップS637に進む。落選の場合(ステップS635のNO)、ステップS641に進む。
ルーレット占い結果画面650が表示されている状態で、利用者400が操作キー114を操作して、占い選択ボタン659を押下したとき(ステップS519)、操作受付部116が受け付ける。そして、決定部610は、対応テーブル記憶部212を参照して、当選した赤黒ベットについて、経過時間に対応付けられた「只今の運勢」コンテンツのコンテンツIDを取得する(ステップS637)。
そして、実行部620の結果提示部624が、コンテンツ格納部216の第1コンテンツ情報テーブルからコンテンツIDに対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツをコンテンツ格納部216から読み出し、実行する(ステップS639)。利用者400は、「只今の運勢」のコンテンツを視聴することができる(ステップS521)。
つづいて、全てのベットで落選の場合(ステップS641のYES)、結果提示部624は、図35のルーレット占い結果画面660をLCD118に表示する。ルーレット占い結果画面660には、ルーレット盤662と、ルーレット制御部622上の当選数値「12」に配置された玉664と、勝敗結果表示部666と、リプレイボタン668と、終了ボタン669と、が表示される。リプレイボタン668は、ルーレットゲームをリプレイさせるための指示を受け付けるボタンである。
利用者400が操作キー114を操作して、ルーレット占い結果画面660のリプレイボタン668を押下したとき(ステップS523)、携帯電話機100の操作受付部116がリプレイを受け付け(ステップS643)、図33のステップS605に戻る。また、利用者400は、図33のステップS503に戻る。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100が実行する「1〜36ルーレット占い」によれば、2回のボタン押下時に、ルーレットの回転および玉の落下という動的な演出をもって、コンテンツの抽選を行い、そして抽選されたコンテンツを提供することができる。また、抽選テーブル612を設けたことにより、各時刻および各時間に予め準備されている数のコンテンツをランダムに割り当てることができるので、コンテンツ総数が少なくても、利用者には多彩なコンテンツが提供されているように感じさせることができる。コンテンツ総数を少なく抑えることができるので、コンテンツ作成費のコストを削減することができる。
(第五の実施の形態)
図36は、本発明の他の実施の形態に係るコンテンツ配信システム1の携帯電話機100の部分構成を示す機能ブロック図である。本実施形態では、「電光掲示」コンテンツを例として説明する。本実施形態のコンテンツ配信システム1は、上記実施の形態のコンテンツ配信システム1と同様に、決定部が第2操作受付時に、動的な演出をもって、コンテンツを決定し、提示する。本実施形態において、動的な演出とは、第1操作受付後、第2操作受付までの間に、電光掲示の光を回転移動させる動画像を音または振動を伴って提示することである。
電光掲示占いとは、携帯電話機100のLCD118上に表示された電光掲示盤の画像上で、利用者が所望の位置を賭けて光が回転移動した後、賭け位置に停止するか否かによって占い結果が変化するものである。電光掲示の回転開始指示が第1操作となり、回転停止指示が第2操作となる。
本実施形態の携帯電話機100は、上記実施形態の構成に加え、ダウンロード部222がダウンロードするコンテンツは、第1時刻または第2時刻に対応付けられたコンテンツの動作を制御するためのパラメータのパラメータテーブルを含み、コンテンツに含まれるパラメータテーブルを記憶するパラメータ記憶部(回転パラメータ712)と、パラメータに応じてコンテンツの動作を制御する制御部(回転制御部722および停止判定部724)と、を備え、決定部710は、第1時刻決定部または第2時刻決定部が操作キーの操作を受け付けたとき、パラメータテーブルを参照し、第1時刻または第2時刻に対応するパラメータを決定する。
具体的には、携帯電話機100は、図2の携帯電話機100の決定部214および実行部218に替えて、決定部710および実行部720を備える。さらに、携帯電話機100は、賭け位置受付部702と、賭け位置記憶部704と、回転パラメータ記憶部(図中、「回転パラメータ」と示す)712と、を含む。また、実行部720は、回転制御部722と、停止判定部724と、結果提示部726と、を含む。
賭け位置受付部702は、利用者が操作キー114を操作して指定した賭け位置を受け付ける。賭け位置記憶部704は、賭け位置受付部702が受け付けた賭け位置を記憶する。回転パラメータ記憶部712は、図37に示すように、第1時刻(たとえば、5分毎)に対応付けられた回転数(rpm)が記憶される。ここで、正の数は右回り、負の数は左回りを意味する。
決定部710は、第1時刻決定部202で第1時刻が決定された時(電光掲示回転開始指示を受け付けた時)、回転パラメータ記憶部712を参照し、時間記録部206に記録された第1時刻に対応する回転数を取得し、実行部720に指示する。
また、決定部710は、第2時刻決定部204で第2時刻が決定された時(電光掲示回転停止指示を受け付けた時)、実行部720に電光掲示の回転移動を停止する指示を行う。さらに、決定部710は、電光掲示の回転移動が停止した位置と、予め利用者が賭けていた位置を賭け位置記憶部704から読み出して比較し、一致するか否かを判定する。
本実施形態において、対応テーブル記憶部212は、賭け位置が一致していた場合(以後、「当選」と呼ぶ)に使用する当選テーブルと、賭け位置が不一致だった場合(以後、「落選」と呼ぶ)に使用する落選テーブルとを含むことができる。各テーブルでは、第2時刻または経過時間にコンテンツIDが対応付けられている。
決定部710は、第2時刻決定部204が第2時刻を受け付けたとき、対応テーブル記憶部212を参照し、時間記録部206に記録された第2時刻または経過時間に対応するコンテンツIDを取得し、実行部720に通知する。
実行部720において、回転制御部722は、決定部710から通知された回転数の従って、LCD118に電光掲示が移動回転する動画像を表示させる。停止判定部724は、決定部710からの指示に従って、LCD118上に表示されている電光掲示の移動回転を停止させる。
結果提示部726は、決定部710の判定結果およびコンテンツIDに対応するコンテンツをコンテンツ格納部216から抽出し、提示する。たとえば、LCD118上に占い結果を表示する。このとき、画像表示とともに、LEDの点灯点滅制御や音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うこともできる。これにより、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことができる。
このように構成された本実施形態の携帯電話機100における電光掲示占いコンテンツ実行時の動作の一例について以下に説明する。図38は、本実施形態の携帯電話機100における電光掲示占いコンテンツ実行時の動作の一例を示すフローチャートである。以下、上記実施形態で説明に用いた図1、図2および図6も用いて説明する。
携帯電話機100には、予めコンテンツサーバ10(図1)から電光掲示占いコンテンツがダウンロードされ、図2のコンテンツ格納部216に格納されているものとする。図38に示すように、まず携帯電話機100においてアプリケーションライブラリィのメニュー画面が表示される(ステップS801)。利用者400がメニューから電光掲示占いを選択する操作を行うと(ステップS701)、携帯電話機100は、対応するコンテンツのファイル名および格納場所をコンテンツサーバ10のアプリケーション情報テーブル34(図6(a))から取得し、電光掲示占いコンテンツが起動される(ステップS803)。携帯電話機100のLCD118(図1)には、電光掲示占い画面730(図39)が表示される。
電光掲示占い画面730は、賭け位置入力欄732と、12個の電光掲示が円状に配置された電光掲示734と、スタートボタン736と、を含む。賭け位置入力欄732は、利用者が操作キー114を操作して賭け位置を1〜12の数値で入力するためのテキストボックスである。スタートボタン736は、利用者400が操作キー114を操作して電光掲示の回転移動開始の指示を行うためのものである。
利用者400が操作キー114を操作して賭け位置入力欄732に賭け位置を入力すると(ステップS703)、操作受付部116を介して賭け位置受付部702が賭け位置を受け付け、賭け位置記憶部704に記憶する(ステップS805)。
そして、利用者400が操作キー114を操作してスタートボタン736を押下すると(ステップS705)、第1時刻決定部202が操作受付部116を介して第1操作として受け付ける(ステップS807)。そして、計時部112から現在時刻を取得し、第1時刻を決定し、時間記録部206に記録する(ステップS809)。
そして、決定部710が回転パラメータ記憶部712を参照し、第1時刻に対応する電光掲示の回転数を取得する(ステップS811)。表示制御部122がLCD118に図39の電光掲示動作画面740を表示し、さらに、実行部720の回転制御部722が電光掲示734上で点滅表示742された光が順次矢印744方向に回転するように表示させる(ステップS813)。
図37の回転パラメータ記憶部712に示すように、回転数が正の数の場合は右回りに回転移動し、負の数の場合は左回りに回転移動する。利用者400は、電光掲示が回転する動画像を視聴することができる(ステップS707)。このとき、動画像の再生と同時に、LEDの点灯点滅制御や音声出力制御、あるいはバイブレータの振動制御などを行うこともできる。これにより、より臨場感のあるコンテンツの提供を行うことができる。
電光掲示動作画面740には、ストップボタン748が設けられ、利用者400が回転移動停止指示を行うためのものである。利用者400が操作キー114を操作してストップボタン748を押下したとき(ステップS709)、操作受付部116を介して第2時刻決定部204が第2操作として受け付ける(ステップS815)。そして、計時部112から現在時刻を取得し、第2時刻として決定し、時間記録部206に記録する(ステップS817)。
そして、第2時刻決定部204で第2時刻が決定されたとき決定部710は、実行部720に対して、電光掲示の停止を指示する。実行部720の停止判定部724は、決定部710からの指示に従って、回転移動表示させていた電光掲示の回転移動を停止させる(ステップS819)。
そして、決定部710は、電光掲示の停止位置と、賭け位置記憶部704に記憶されていた賭け位置を比較し、当選および落選を判定する。当選していた場合は、対応テーブル記憶部212の当選テーブルを参照し、落選していた場合は、対応テーブル記憶部212の落選テーブルを参照し、第2時刻に対応するコンテンツIDを取得し、実行部720に通知する(ステップS821)。
そして、実行部720の結果提示部726は、決定部710から受け取ったコンテンツIDに対応するコンテンツについて、コンテンツ格納部216の第2コンテンツ情報テーブルから対応するコンテンツの格納場所およびファイル名を取得し、コンテンツ格納部216からコンテンツを読み出し、コンテンツを実行する(ステップS823)。
携帯電話機100のLCD118には、図39の当選画面750または落選画面760が表示され、利用者400は占い結果を視聴することができる(ステップS711)。
当選画面750は、結果コンテンツ表示部754と、電光掲示752と、リプレイボタン756とが表示される。結果コンテンツ表示部754には、当選したので、「大当たり!!きっと良いことがあるよ!」が表示される。一方、落選画面760は、結果コンテンツ表示部762と、リプレイボタン756と、を含む。結果は、電光掲示734上に賭け位置746と、点滅表示742で表示される。
リプレイボタン756は、再度、電光掲示占いを行う指示を受け付けるものである。利用者400が操作キー114を操作して、リプレイボタン756を押下すると、図38において、ステップS703およびステップS805に再び戻る。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話機100が実行する「電光掲示占い」コンテンツによれば、2回のボタン押下時に、電光掲示が回転移動するという動的な演出をもって、コンテンツの抽選を行い、抽選されたコンテンツを提供することができる。
なお、本実施形態の上記説明において、電光掲示の回転方向および回転数制御についてのみ述べたが、この他に、たとえば、回転速度を可変にしたり、回転のみでなく所定の動作パターンで光を動作させたりすることも可能である。すなわち、第1時刻に回転速度の変化パターンを対応付けたテーブルや、第1時刻に光りの動作パターンを対応付けたテーブルを準備することができる。これにより、電光掲示の光の動きの速度変化と、その方向および方向複合型の組み合わせによって、その動的な演出をさらに盛り上げることが可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
たとえば、本実施形態のコンテンツ配信システム1において、占い、運勢、診断の結果を数値的指標に換算する指標換算部を含むことができ、指標換算部が換算した数値的指標をコンテンツ表示部に表示させることができる。数値的指標とは、たとえば、占い、運勢、診断の結果をパーセンテージで示したり、マークなどの個数(たとえば、ハートマーク3個半分など)で示したりすることができる。図40に結果画面280の一例を示す。結果画面280は、運勢を、パーセンテージで示す数値282(120%)と、にこにこマーク284の個数(6個)によって示している。
この構成によれば、単純な数値やマークの個数などで運勢などを示すことができるので、たとえば、利用者自身が単純明快な結果を得ることができるので、前回と今回との結果の比較が容易である。また、他人との比較なども簡単にできるので、互いに結果を比較し合うなどのコミュニケーションを取り易く、仲間を効果的に増やしていく助けとなる。また、結果データをデータベース化する場合にも、数値表現であれば、データサイズも小さくすることができるので、取り扱いが容易であり、記憶容量の削減や通信速度の高速化が図れる。
また、上記実施形態に加え、決定部214は、第1時刻または第2時刻から所定の経過時間後の未来の時刻を基準として、対応テーブル記憶部212を参照し、対応するコンテンツを決定することもできる。あるいは、第1時刻または第2時刻から所定時間前の過去の時刻を基準として、対応テーブル記憶部212を参照し、対応するコンテンツを決定することもできる。
上記実施形態において、2回または3回のキー操作時間に応じてコンテンツを決定する構成としたが、これに限定されない。たとえば、複数回のキー操作の時間を組み合わせた条件としてコンテンツを決定することもできる。
また、上記実施形態において、利用者が第1操作を行った後、次の操作を行う時間的な余裕がなくなり、操作を一時待機させるポーズ機能を有することもできる。すなわち、第1時刻決定部202が第1時刻を決定した後、第2時刻決定部204が第2操作を受け付ける前に、操作受付部116を介して利用者のポーズ指示を受け付けるポーズ受付部と、操作の再開指示を受け付ける再開受付部と、ポーズ受付部がポーズ指示を受け付けたとき、一旦、コンテンツの実行を中止処理する中止処理部と、再開受付部が再開指示を受け付けたとき、中止していたコンテンツの実行を再開する再開処理部と、を備える。再開された後、第2時刻決定部204が第2操作を受け付けることができる。