JP2007208343A - 通信装置、携帯電話機及びイヤフォン - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナとして兼用可能であるとともに、接続先の機器本体のサイズを小型化できるイヤフォンと、これを備える通信装置及び携帯電話機を提供する。
【解決手段】イヤフォンのコネクタ(プラグCN1)にインダクタ素子(B1,B2,B5〜B8)が設けられているため、これらを本体部100の回路基板に実装する場合に比べて、本体部の小型化を図ることができる。また、これらのインダクタ素子を本体部から排除することによって、本体部の内部スペースにゆとりが生じるため、本体部の実装設計を簡易化することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナとして兼用可能なイヤフォンと、これを備えた通信装置及び携帯電話機に関するものである。
近年、テレビジョン放送やラジオ放送などの受信機能を備えた携帯型の電子機器(以下、携帯機器と記す)が普及している。放送波を感度よく受信するためにはその周波数帯域に応じた適切なアンテナを設けなくてはならないが、イヤフォンによる音声再生機能を備えた携帯機器においては、このイヤフォンのケーブルをアンテナとして用いることがある。
アンテナとして兼用可能なイヤフォンに関して、以下のような特許文献1〜7が存在する。
特許文献1には、イヤフォンのケーブルの一部をアンテナ線及びシールド線として用いることにより、ケーブルが身体に触れた場合のアンテナ特性の変動を抑制することができるFM受信機が開示されている。
特許文献2には、イヤフォンをアンテナとして使用する場合以外ではアンテナ線として使用するケーブルをキャパシタ経由で接地することにより、外部へのノイズの輻射を抑制した機器が開示されている。
特許文献3には、アンテナ兼用型のイヤフォンと外部アンテナとを両方接続した場合に外部アンテナでの受信を優先させることが可能な受信機が開示されている。
特許文献4には、リモートコントローラを備えたイヤフォンにおいて、リモートコントローラに高周波チョークコイルを設けることによりプラグからリモートコントローラまでのケーブルをアンテナとして機能させるオーディオ機器が開示されている。
特許文献5には、イヤフォンに用いる同軸ケーブルの一端にスリーブアンテナを構成したイヤフォンアンテナが開示されている。
特許文献6には、携帯型の音響機器からの無線信号をイヤフォンのケーブルに併設されたアンテナにより受信して音声を再生する無線呼出し装置が開示されている。
特開平9−312894号公報 特開2001−257605号公報 特開平7−307694号公報 特開平9−331209号公報 特開2005−64742号公報 特開平8−149537号公報
ところで、イヤフォンのケーブルの一部をアンテナ線として使用する場合、アンテナ線とその他のケーブルは寄生容量により結合されているため、ケーブルに接続される電子回路のインピーダンスがアンテナの特性に影響を及ぼす。これを防ぐため、通常は、アンテナ線以外のケーブルと電子回路との間にコイルやフェライトビーズ、抵抗などのインダクタ素子が設けられている。インダクタ素子が高周波において高いインピーダンスを持つことにより、電子回路のインピーダンスがアンテナの特性に影響を及ぼさなくなる。
一般にこのインダクタンス素子は、図7及び図8に示すように、イヤフォンの接続先の携帯機器本体に設けられている(特許文献1〜4参照)。
図7は、アンテナとして兼用されるイヤフォンを備えた携帯機器の一般的な構成例を示す図である。
イヤフォン60は、携帯機器の本体60に接続されるプラグ61とスピーカ62を有しており、両者がアンテナ線63と信号線64によって接続されている。通常、アンテナ線63は、スピーカ62に駆動信号を供給するケーブルと兼用される。
携帯機器の本体60は、プラグ61に接続可能なジャック51と、アンテナ線63に接続される受信回路52と、信号線64にオーディオ信号を出力するオーディオ回路54を有しており、ジャック51とオーディオ回路54との間にインダクタ素子53が設けられている。
図8は、図7に示す携帯機器の本体60におけるジャック51とインダクタ素子53の配置の一例を示す図である。
図8の例において、ジャック51とインダクタ素子53は本体60に設けられた回路基板57上に実装されている。
この図7及び図8に示すように、携帯機器の本体にインダクタ素子を設ける場合、そのためのスペースを回路基板上に確保しなくてはならないため、機器本体の小型化が阻害されるという不都合がある。また、インダクタ素子によって他の部品の配置が制約されるため、機器本体の実装設計が困難になるという不都合もある。
イヤフォンに付属するリモートコントローラの機能は年々高度化しており、これに伴ってイヤフォンの信号線の数が増加しているため、本体に設けなくてはならないインダクタ素子の個数も増加し、上記の問題が一層顕著になっている。
また、携帯機器の本体にインダクタ素子を設けると、携帯機器の本体の部品構成やその配置に応じてアンテナの性能が変化してしまうという不都合が生じる。
例えば図8において、回路基板57の内層にグランドプレーン56が形成されており、インダクタ素子53からジャック51へ伸びる配線55とこのグランドプレーン56との間に寄生容量が生じている。配線55の寄生容量は、その配線の長さや、グランドプレーン56との距離、隣接する配線や部品との位置関係などに応じて様々に異なるため、携帯機器本体の構成が異なると寄生容量も異なる。イヤフォン60のアンテナ性能はこの寄生容量に応じて変化するため、接続される携帯機器本体の機種に応じてイヤフォン60のアンテナ性能がばらつくという不都合を生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、イヤフォンをアンテナに兼用できるとともに、当該イヤフォンの接続先の本体部を小型化できる通信装置及び携帯電話機を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、アンテナとして兼用可能であるとともに、接続先の機器本体のサイズを小型化できるイヤフォンを提供することにある。
本発明の第1の観点に係る通信装置は、第1コネクタを有するイヤフォンと、前記第1コネクタと着脱自在な第2コネクタと、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンに第1オーディオ信号を供給するオーディオ信号処理部と、前記第2コネクタに接続される受信部とを備える。前記イヤフォンは、前記第1コネクタから供給される前記第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、当該第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、電波を受信してその受信信号を前記第1及び第2コネクタを介して前記受信部へ出力するアンテナ線とを有する。前記第1信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第1インダクタ素子が設けられる。
好適には、前記アンテナ線は、前記第1及び第2コネクタを介して基準信号を供給され、前記第1スピーカは、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する。
前記オーディオ信号処理部は、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンに第2オーディオ信号を供給してよい。前記イヤフォンは、前記第1コネクタから供給される前記第2オーディオ信号を伝送する第2信号線と、前記第2信号線を介して供給される前記第2オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する第2スピーカとを有してよい。前記第2信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、前記所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第2インダクタ素子が設けられてよい。
前記アンテナ線は、前記第1及び第2コネクタを介して前記受信部に接続されてよい。前記第1コネクタを介して前記アンテナ線に接続される前記第2コネクタと前記受信部との間に、一端が基準電位に接続された第3インダクタ素子の他端が更に接続されてよい。
前記イヤフォンは、前記アンテナ線と前記第1コネクタとの間に接続され、前記所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第4インダクタ素子を有してよい。前記アンテナ線は、前記第1コネクタから前記第4インダクタ素子を介して前記基準信号を供給されるとともに、前記第1コネクタへ前記第4インダクタ素子を介さずに前記受信信号を出力してよい。
前記イヤフォンは、前記アンテナ線から分岐する分岐線を有してよい。前記第2スピーカは、前記アンテナ線及び前記分岐線を介して前記基準信号を供給されてよい。
本発明の第2の観点に係る携帯電話機は、第1コネクタを有するイヤフォンと、前記第1コネクタと着脱自在な第2コネクタと、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンに第1オーディオ信号を供給するオーディオ信号処理部と、前記第2コネクタに接続される受信部と、無線通信を行う通信部とを備える。前記通信部は、受話信号を受信して前記オーディオ信号処理部に出力するとともに前記オーディオ信号処理部から入力される送話信号を送信する。前記オーディオ信号処理部は、前記通信部から入力される受話音声の信号を前記第1オーディオ信号に変換するとともに、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンから供給される第3オーディオ信号を前記送話信号に変換する。前記イヤフォンは、前記第1コネクタから供給される前記第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、入力される音を前記第3オーディオ信号に変換するマイクロフォンと、前記マイクロフォンから前記第1コネクタへ前記第3オーディオ信号を伝送する第3信号線と、電波を受信してその受信信号を前記第1及び第2コネクタを介して前記受信部へ出力するアンテナ線とを有する。前記第1信号線と前記第1コネクタとの接続部分、並びに、前記第3信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、所定の周波数帯域の信号成分を抑制するインダクタ素子がそれぞれ設けられる。
好適には、前記アンテナ線は、前記第1及び第2コネクタを介して基準信号を供給され、前記第1スピーカは、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号の差に応じた音を発生する。
前記通信部が呼信号を着信すると、前記第1スピーカが報知音を発生するように前記オーディオ信号処理部を制御する制御部を備えてよい。前記イヤフォンは、指示を入力し、当該指示に応じた信号を発生する入力部と、前記入力部が発生した信号を前記第1コネクタへ伝送する第4信号線とを有してよい。前記制御部は、前記着信への応答を指示する前記入力部からの信号が前記第2コネクタを介して供給されると、前記着信に対する応答信号を送信するように前記通信部を制御してよい。前記第4信号線と前記第1コネクタとの接続部分にインダクタ素子が設けられてよい。
本発明の第3の観点に係るイヤフォンは、コネクタと、前記コネクタを介して供給される第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、電波を受信してその受信信号を前記コネクタへ出力するアンテナ線とを備える。前記第1信号線と前記コネクタとの接続部分に、所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第1インダクタ素子が設けられる。
好適には、前記アンテナ線は、前記コネクタを介して基準信号を供給され、前記第1スピーカは、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する。
前記イヤフォンは、前記コネクタを介して供給される第2オーディオ信号を伝送する第2信号線と、前記第2信号線を介して供給される前記第2オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する第2スピーカとを有してよい。前記第2信号線と前記コネクタとの接続部分には、前記所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第2インダクタ素子が設けられてよい。
前記コネクタは、複数の端子と、前記第1信号線、前記第2信号線及び前記アンテナ線と前記複数の端子とを中継する中継基板とを有してよい。前記第1インダクタ素子及び前記第2インダクタ素子は、前記中継基板上に設けられてよい。
前記コネクタは、ゴム材又は樹脂材料からなり、前記複数の端子、前記第1インダクタ素子、前記第2インダクタ素子及び前記中継基板を内包するように成形された外装部材を有してよい。
前記コネクタは、前記中継基板において少なくとも前記第1インダクタ素子及び前記第2インダクタ素子が設けられた部分を被覆する非導電性部材を更に有してよい。前記外装部材は、前記非導電性部材を内包するように成形されてよい。
本発明の第4の観点に係る通信装置は、第1コネクタを有するイヤフォンと、前記第1コネクタと着脱自在な第2コネクタを有する本体部とを備える。前記イヤフォンは、前記第1及び第2コネクタを介して前記本体部から供給される前記第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、当該第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、電波を受信してその受信信号を前記第1及び第2コネクタを介して前記本体部へ出力するアンテナ線とを有する。前記第1信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第1インダクタ素子が設けられる。
本発明によれば、イヤフォンをアンテナに兼用できるとともに、当該イヤフォンの接続先の本体部を小型化できる。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機(通信装置)の構成の一例を示す図である。
図1に示す携帯電話機は、プラグ(コネクタ)CN1を有するイヤフォン200と、このプラグCN1と着脱可能なイヤフォンジャック(コネクタ)CN2を有する本体部100を備える。
本体部100は、無線通信用のアンテナ101と、このアンテナ101によって無線通信を行う通信部102と、キー入力部103と、オーディオ信号処理部104と、本体スピーカ105と、本体マイクロフォン106と、表示部107と、記憶部108と、ラジオ放送やテレビ放送の受信部109と、制御部110を有する。
イヤフォン200は、左スピーカ201及び右スピーカ202と、リモートコントロール部203を有する。
通信部102は、図示しない通信網に接続される基地局と無線通信を行う。例えば通信部102は、制御部110から供給される送信データに所定の変調処理を施して無線信号に変換し、アンテナ101から送出する。また、アンテナ101において受信される基地局からの無線信号に所定の復調処理を施して受信データに変換し、制御部110に出力する。
キー入力部103は、例えば電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部110に入力する。
オーディオ信号処理部104は、本体スピーカ105やイヤフォン200のスピーカ(201,202)において出力される音声信号の処理、並びに、本体マイクロフォン106やイヤフォン200のマイクロフォン(204:図2参照)において入力される音声信号の処理を行う。
すなわち、本体マイクロフォン106やイヤフォン200のマイクロフォンから入力されるオーディオ信号に増幅、アナログ−デジタル変換、符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部110に出力する。また、制御部110から供給される音声データに復号化、デジタル−アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログのオーディオ信号に変換して本体スピーカ105やイヤフォン200のスピーカに出力する。
表示部107は、例えば液晶表示パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部110から供給される映像信号に応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、バッテリ残量、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
記憶部108は、制御部110において処理に利用される各種のデータを記憶する。例えば、制御部110に備わるコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータなどを保持する。
記憶部108は、例えば不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
受信部109は、アンテナとして機能するイヤフォン200により受信されたラジオ放送やテレビジョン放送の信号に対して、所定の受信処理を行う。例えば、制御部110により指示された周波数帯域に同調して、受信信号から特定のチャンネルの信号を取り出し、これに増幅、周波数変換、復調等の処理を行うことにより、放送波に含まれる音声や画像、文字などの情報を含んだ信号を出力する。
制御部110は、通信装置100の全体的な動作を統括的に制御する。すなわち、通信装置100の各種の処理(音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWebサイトの閲覧、放送波の受信処理、画像や音声の再生処理など)がキー入力部103の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ユニットの動作(通信部102における信号の送受信、音声処理部104における音声の入出力、表示部107における画像の表示、受信部109における放送波の受信など)を制御する。
例えば制御部110は、記憶部108に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーション等)に基づいて処理を実行するコンピュータを備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。
次に、本実施形態に係るイヤフォン200の詳細な構成の一例について、図2を参照して説明する。
図2の例において、プラグCN1は端子T11,T12,…,T19とインダクタ素子B1,B2,B5,…,B8を有し、イヤフォンジャックCN2は端子T21,T22,…,T29を有する。
プラグCN1をイヤフォンジャックCN2に装着すると、端子T11,T12,…,T19はそれぞれ端子T21,T22,…,T29に接続される。
プラグCN1内において端子T16及びT17と端子T19が短絡されているため、プラグCN1をイヤフォンジャックCN2に装着すると、端子T26及びT27は端子T29に短絡される。
端子T21,T22は、それぞれオーディオ信号処理部104の出力ラインに接続される。端子T21はスピーカ信号SRの出力ラインに接続され、端子T22はスピーカ信号SLの出力ラインに接続される。スピーカ信号SRは右スピーカ202、スピーカ信号SLは左スピーカ201を駆動するオーディオ信号である。
端子T24は、オーディオ信号処理部104のマイクロフォン信号SMCの入力ラインに接続される。マイクロフォン信号SMCは、リモートコントロール部203に設けられたマイクロフォン204から供給されるオーディオ信号である。
端子T23は、各オーディオ信号(SR,SL,SMC)に対して基準となる電位(基準信号SC)を供給するラインに接続されとともに、受信部109の受信信号SRFの入力ラインに接続される。受信信号SRFの入力ラインと基準電位G1との間には、イヤフォン200によって形成されるアンテナの終端インピーダンスを設定するインダクタ素子B3が接続される。
端子T25〜T28は、イヤフォン200から制御部110へ供給される制御信号(S1〜S4)をそれぞれ入力する。
端子T25は、制御部110においてリモートコントロール部203の有無を検出するためのコントローラ検出信号S1を入力する。
端子T26は、制御部110においてイヤフォンの有無を検出するためのイヤフォン検出信号S2を入力する。端子T26と制御部110の入力とを接続する配線には抵抗R1が挿入される。プラグCN1をイヤフォンジャックCN2に装着すると、この抵抗R1が端子T26、T16、T19及びT29を介して基準電位G1に接続されることにより、イヤフォンが接続されたことを示すイヤフォン検出信号S2が生成される。
端子T27は、イヤフォンがステレオ再生可能か否かを制御部110において検出するためのステレオ/モノラル検出信号S3を入力する。端子T26と制御部110の入力とを接続する配線には抵抗R2が挿入される。プラグCN1をイヤフォンジャックCN2に装着すると、この抵抗R2が端子T27、T17、T19及びT29を介して基準電位G1に接続されることにより、イヤフォンにおいてステレオ再生が可能であることを示すステレオ/モノラル検出信号S3が生成される。
端子T28は、リモートコントロール部203のキー入力部205が発生するキー入力検出信号S4を入力する。
端子T29は、本体部100の基準電位G1に接続される。
図2に例示するプラグCN1は、3本のケーブル(信号線L1,L2,アンテナ線ANT)を介して左スピーカ201及び右スピーカ202に接続される。
信号線L1は、端子T11と右スピーカ202との間に接続される。
信号線L2は、端子T12と左スピーカとの間に接続される。
アンテナ線ANTは、端子T13と左スピーカ201との間に接続される。
アンテナ線ANTの途中には分岐線BLが設けられており、この分岐線BLが右スピーカ202に接続される。
右スピーカ202は、信号線L1を介して供給されるスピーカ信号SRとアンテナ線ANT及び分岐線BLを介して供給される基準信号SCとの電位差に応じた音を発生する。左スピーカ201は、信号線L2を介して供給されるスピーカ信号SLとアンテナ線ANTを介して供給される基準信号SCとの電位差に応じた音を発生する。
図2に例示するリモートコントローラ部203は、マイクロフォン204とキー入力部205を有しており、4本のケーブル(信号線L3〜L6)を介してプラグCN1に接続される。
信号線L3は、端子T14とマイクロフォン204との間に接続される
信号線L6は、端子T19とマイクロフォン204との間に接続される。
マイクロフォン204は、信号線L6から供給される基準電位Gに対して入力の音声に応じた電位差を有するオーディオ信号を発生し、これを信号線L3にマイクロフォン信号SMCとして出力する。
信号線L4は、端子T15とキー入力部103との間に接続される。
信号線L5は、端子T18とキー入力部103との間に接続される。
キー入力部103は、例えば電源キーや通話キーなどの各種機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を信号線L6の基準電位G1に対して発生し、これを信号線L5からキー入力検出信号S4として制御部110に供給する。また、信号線L4と信号線L6とを所定値の抵抗素子で接続することにより、リモートコントロール部203が存在することを示すコントローラ検出信号S1を生成する。
インダクタ素子B1は、信号線L1と端子T11との接続部分に設けられる。
インダクタ素子B2は、信号線L2と端子T12との接続部分に設けられる。
インダクタ素子B5は、信号線L3と端子T14との接続部分に設けられる。
インダクタ素子B6は、信号線L4と端子T15との接続部分に設けられる。
インダクタ素子B7は、信号線L5と端子T18との接続部分に設けられる。
インダクタ素子B8は、信号線L6と端子T19との接続部分に設けられる。
インダクタ素子B1,B2,B5,…,B8は、例えばコイルやフェライトビーズ、抵抗素子などによって構成されており、受信部109において受信される放送波の周波数帯域において高インピーダンス、オーディオ帯域では低インピーダンスになる。
図3はイヤフォン200の外観の一例を示す図であり、図4はそのプラグCN1の外観の一例を示す図である。
図3及び図4の例において、プラグCN1は横長の平らな形状を有した平型プラグであり、その側面部分にイヤフォンジャックCN2と嵌合する横長の凸部が設けられている。
図4に例示するプラグCN1は、上述した端子T11,…,T19と各ケーブル(L1〜L6,ANT)とを中継するための中継基板206を有する。
中継基板206は、上述した凸部から伸びる各端子の電極に対して、その面がほぼ垂直となるように配置される。上述したインダクタ素子B1,B2,B5,…,B8が例えばチップ部品として中継基板206に実装される。
またプラグCN1は、ゴム材やエラストマーなどの弾性を有する樹脂材料などからなる外装部材207を有する。外装部材207は、中継基板206とこれに実装される各インダクタ素子を内包するように成形される。
図5は、プラグCN1に内包される中継基板206の外観の一例を示す図である。
図5の例に示す中継基板206は、端子T11,…,T19と半田付けによってそれぞれ接続されるビヤ穴H11,…,H19を有する。
ビヤ穴H11は、インダクタ素子B1を介してパッドPD1に接続される。パッドPD1には信号線L1が半田付けされる。
ビヤ穴H12は、インダクタ素子B2を介してパッドPD2に接続される。パッドPD2には信号線L2が半田付けされる。
ビヤ穴H13は、パッドPD7に接続される。パッドPD7にはアンテナ線ANTが半田付けされる。
ビヤ穴H14は、インダクタ素子B5を介してパッドPD3に接続される。パッドPD3には信号線L3が半田付けされる。
ビヤ穴H15は、インダクタ素子B6を介してパッドPD4に接続される。パッドPD4には信号線L4が半田付けされる。
ビヤ穴H16,H17,19は、インダクタ素子B8を介してパッドPD6に接続される。パッドPD6には信号線L6が半田付けされる。
ビヤ穴H18は、インダクタ素子B7を介してパッドPD5に接続される。パッドPD5には信号線L5が半田付けされる。
ここで、上述した構成を有する図1に示す携帯電話機の動作を説明する。
キー入力部103からラジオ放送やテレビジョン放送の受信を開始するように指示が入力されると、制御部110は端子T26から入力されるイヤフォン検出信号S2に基づいて、イヤフォンジャックCN2にイヤフォン200が接続されているか否か判定する。イヤフォン200が接続されていない場合、放送波を適切な感度で受信できないため、制御部110は「イヤフォンを装着してください」などのメッセージを表示部107に表示してユーザにイヤフォン200の装着を促す。イヤフォンジャックCN2にイヤフォン200が接続されると、制御部110は受信部109を起動する。
アンテナ線ANTは、寄生容量を介して信号線L1〜L6と結合されており、これらのケーブルによって放送波の受信アンテナが形成されている。また、信号線L1〜L6とプラグCN1との接続部分にはそれぞれインダクタ素子B1〜B6が設けられており、放送波の周波数帯域においてこれらのインダクタ素子が十分高いインピーダンスを持つため、プラグCN1、CN2を介して信号線L1〜L6に接続される本体部100の電子回路(オーディオ信号処理部104、制御部110)のインピーダンスは、アンテナの特性にほとんど影響を与えない。
受信部109は、このアンテナによって受信された放送波の信号をプラグCN1,CN2経由で入力する。そして、入力した受信信号から所定の周波数に同調する信号を取り出し、これに増幅、周波数変換、復調等の信号処理を施して、音声や画像の信号を再生する。
一方、制御部110は、端子T27から入力されるステレオ/モノラル検出信号S3に基づいて、イヤフォンジャックCN2に接続されたイヤフォン200がステレオ再生可能か否か判定し、判定結果に応じた形式(ステレオ又はモノラル)のオーディオ信号を出力するようにオーディオ信号処理部104を制御する。図2の例においてイヤフォン200はステレオ再生可能であるため、制御部110はオーディオ信号処理部104にステレオ形式のオーディオ信号(SR,SL,SC)を生成するよう指示する。
オーディオ信号処理部104は、受信部109において受信された信号に含まれる音声の信号にデジタル/アナログ変換や増幅などの信号処理を施し、制御部110の指示に従ってステレオ形式のオーディオ信号(SR,SL,SC)を生成する。このオーディオ信号が、イヤフォンジャックCN2、CN1と各ケーブル(L1,L2,ANT,BL)を介して右スピーカ202及び左スピーカ201に供給されることにより、これらのスピーカからラジオ放送やテレビジョン放送のステレオ音声が出力される。
このようにしてラジオ放送やテレビジョン放送の音声をイヤフォン200のスピーカ(201,202)から出力しているとき、通信部102において電話の呼信号が受信されると、制御部110は放送の音声を小さくするとともにスピーカ(201,202)から所定の報知音を出力するようにオーディオ信号処理部104を制御する。例えば、記憶部108に格納される報知音の音声データを読み出してオーディオ信号処理部104に供給し、オーディオ信号処理部104がこの音声データを復号化して報知音のオーディオ信号を生成するように制御する。
スピーカ(201,202)から出力される報知音を聞いたユーザが、報知音の出力中にリモートコントロール部203の受話キーを押下すると、そのキー入力検出信号S4が信号線L5、インダクタ素子B7、プラグCN1、CN2を介して本体部100に入力される。制御部110は、このキー入力検出信号S4に応じて、オーディオ再生を停止するようにオーディオ信号処理部104を制御するとともに、呼信号に対する応答信号を通信網へ送信するように通信部102を制御する。
応答信号の送信によって通話が開始すると、制御部110は受信回路109において受信された通話音声の再生を開始する。すなわち、通信部102において通話相手からの受話信号を受信し、オーディオ信号処理部104においてその復号化処理やデジタル/アナログ変換処理等を行い、受話信号をオーディオ信号に変換する。このオーディオ信号はイヤフォン200のスピーカ(201,202)へ供給され、スピーカ(201,202)から受話音声として出力される。
またこれと並行して、イヤフォン200のリモートコントロール部203に設けられたマイクロフォン204はユーザの送話音声をオーディオ信号に変換し、本体部100に入力する。制御部110は、オーディオ信号処理部104においてそのオーディオ信号のアナログ/デジタル変換や符号化等の処理を行い、これを送話信号に変換して通信部102から送信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、イヤフォンのコネクタ(プラグCN1)にインダクタ素子(B1,B2,B5〜B8)が設けられているため、これらを本体部100の回路基板に実装する場合に比べて、本体部の小型化を図ることができる。また、これらのインダクタ素子を本体部から排除することによって、本体部の内部スペースにゆとりが生じるため、本体部の実装設計を簡易化することができる。
また、インダクタ素子を本体部の内部に設けると、例えば図8に示すように、インダクタ素子からイヤフォンのケーブルまでの経路(回路基板の配線、ジャック、プラグの電極など)に生じる寄生容量によってアンテナ特性の劣化を生じるが、本実施形態によればそのような経路を経ずにインダクタ素子がイヤフォンのケーブルとほぼ直接接続されるため、アンテナ特性の劣化を抑制し、受信感度を向上することができる。
また、上記の寄生容量は本体部の回路構成やその内部の部品配置などに応じて大きく変化するが、本実施形態によればイヤフォンのアンテナ特性がそのような寄生容量の影響を受け難くなるため、接続先の本体部の構成に応じてアンテナ特性のばらつくことを効果的に防止できる。これにより、本体部の仕様に依存することなくイヤフォンのアンテナ性能を単独で規定することが可能になるため、イヤフォンの設計が容易になる。
また、本実施形態によれば、イヤフォンを伝わるノイズや静電気をイヤフォンのコネクタに設けたインダクタ素子によって減衰させることができるため、本体部の内部にノイズや静電気が進入し難くなり、装置の信頼性を高めることができる。
また、上述の特許文献5のようにイヤフォンのケーブルの途中に回路基板を設けてインダクタ素子を挿入する方式では、ケーブルの取扱いに注意しないと回路基板の部分が衣服などに当たって耳からイヤフォンが外れてしまったり、この部分に意図せず強い力がかかってケーブルが断線したり、ケーブルを巻き取って収納する際に回路基板の部分が邪魔になるなどの不都合を生じやすくなる。本実施形態によれば、ケーブルの途中にそのような回路基板を設けなくてもよいため、上記のような不都合を回避できる。
更に、本実施形態によれば、従来の回路基板においてインダクタ素子の代わりに短絡素子を実装することにより、回路基板を再設計することなく本実施形態のイヤフォンをそのまま用いることができるため、回路基板の流用によりコストを削減できる。
ここまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
図4に例示するプラグCN1では、ゴム材や樹脂材料などからなる外装部材207によって中継基板206が内包されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、中継基板206をエポキシ樹脂などの非導電性部材によって被覆し、中継基板206をこの非導電性部材も含めて内包するように外装部材207を成形してもよい。これにより、中継基板206における回路素子や配線同士の絶縁性を高めて信頼性を向上することができる。また、熱に強いエポキシ樹脂等の部材で中継基板206を被覆すれば、外装部材207を熱可塑性樹脂で成形する際の加熱工程において中継基板206を保護することができる。
図2に例示するイヤフォン200では、アンテナ線ANTがそのまま端子T13及びT23を介して本体部100の基準信号SCの配線に接続されているが、本発明はこれに限定されない。
例えば図6に示すように、アンテナ線ANTと端子T13との間にインダクタ素子B4を設けてもよい。図6の例において、プラグCN1には端子T10、イヤフォンジャックCN2には端子T20がそれぞれ設けられており、アンテナ線が端子T10に接続され、受信部109の入力配線が端子T20に接続される。アンテナ線ANTは、端子T23、T13及びインダクタ素子B4を介して基準信号SCを供給されるとともに、端子T20、10を介して受信部109に受信信号SRFを出力する。
図6に示すように、アンテナ線ANTと基準信号SCのラインとをインダクタ素子B4によって分離することにより、基準信号SCの供給ラインのインピーダンスがイヤフォンのアンテナ特性に与える影響を低減できる。
なお図6の例においては省略しているが、図2の例と同様に、受信部109の入力配線と基準電位G1との間にインダクタ素子B3を設けてもよい。
上記の実施形態ではイヤフォン200のケーブルの途中にリモートコントロール部203を設けているが、これを設けない形態も本発明に含まれる。
上記の実施形態ではステレオ再生可能なイヤフォンを例として挙げているが、モノラル再生用のイヤフォンにも本発明は適用可能である。
上記の実施形態ではスピーカに駆動信号を供給するケーブルの一部をアンテナ線として利用しているが、本発明はこれに限定されない。例えばスピーカに接続されない専用のアンテナ線をイヤフォンのケーブルに設けてもよい。アンテナ線は1本だけでもよいし複数本設けてもよい。
上記の実施形態では、基準信号SCの供給ラインと基準電位G1とを各々独立に設ける例が挙げられているが、これに限らず、両者を共通化してもよい。
また、基準信号SCとスピーカ信号SR,SLとの直流的な電位差がゼロになるようにオーディオ信号処理部104は基準信号SCを生成してもよい。この場合、基準信号SCを生成する回路の出力インピーダンスがアンテナ特性に影響を与えないようにするため、この回路の出力部にインダクタ素子を設けることが好ましい。
本発明の実施形態に係る携帯電話機(通信装置)の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るイヤフォンのより詳細な構成の一例を示す図である。 イヤフォンの外観の一例を示す図である。 イヤフォンのプラグの外観例を示す図である。 プラグに内包される中継基板の外観の一例を示す図である。 イヤフォンの他の構成例を示す図である。 アンテナとして兼用されるイヤフォンを備えた携帯機器の一般的な構成例を示す図である。 図7に示す携帯機器の本体におけるイヤフォンジャックとインダクタ素子の配置の一例を示す図である。
符号の説明
100…本体部、101…アンテナ、102…通信部、103,205…キー入力部、104…オーディオ信号処理部、105…本体スピーカ、106…本体マイクロフォン、107…表示部、108…記憶部、109…受信部、110…制御部、200…イヤフォン、201…左スピーカ、202…右スピーカ、203…リモートコントロール部、204…マイクロフォン、206…中継基板、207…外装部材、T10〜29…端子、B1〜B9…インダクタ素子、R1,R2…抵抗、CN1,CN2…コネクタ

Claims (16)

  1. 第1コネクタを有するイヤフォンと、前記第1コネクタと着脱自在な第2コネクタと、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンに第1オーディオ信号を供給するオーディオ信号処理部と、前記第2コネクタに接続される受信部とを備える通信装置において、
    前記イヤフォンは、前記第1コネクタから供給される前記第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、当該第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、電波を受信してその受信信号を前記第1及び第2コネクタを介して前記受信部へ出力するアンテナ線と、を有し、
    前記第1信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第1インダクタ素子が設けられる
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記アンテナ線は、前記第1及び第2コネクタを介して基準信号を供給され、
    前記第1スピーカは、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記オーディオ信号処理部は、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンに第2オーディオ信号を供給し、
    前記イヤフォンは、前記第1コネクタから供給される前記第2オーディオ信号を伝送する第2信号線と、前記第2信号線を介して供給される前記第2オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する第2スピーカと、を有し、
    前記第2信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、前記所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第2インダクタ素子が設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記アンテナ線は、前記第1及び第2コネクタを介して前記受信部に接続され、
    前記第1コネクタを介して前記アンテナ線に接続される前記第2コネクタと前記受信部との間に、一端が基準電位に接続された第3インダクタ素子の他端が更に接続される
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 前記イヤフォンは、前記アンテナ線と前記第1コネクタとの間に接続され、前記所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第4インダクタ素子を有し、
    前記アンテナ線は、前記第1コネクタから前記第4インダクタ素子を介して前記基準信号を供給されるとともに、前記第1コネクタへ前記第4インダクタ素子を介さずに前記受信信号を出力する
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の通信装置。
  6. 前記イヤフォンは、前記アンテナ線から分岐する分岐線を有し、
    前記第2スピーカは、前記アンテナ線及び前記分岐線を介して前記基準信号を供給される
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  7. 第1コネクタを有するイヤフォンと、前記第1コネクタと着脱自在な第2コネクタと、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンに第1オーディオ信号を供給するオーディオ信号処理部と、前記第2コネクタに接続される受信部と、無線通信を行う通信部とを備える携帯電話機において、
    前記通信部は、受話信号を受信して前記オーディオ信号処理部に出力するとともに前記オーディオ信号処理部から入力される送話信号を送信し、
    前記オーディオ信号処理部は、前記通信部から入力される受話音声の信号を前記第1オーディオ信号に変換するとともに、前記第2コネクタを介して前記イヤフォンから供給される第3オーディオ信号を前記送話信号に変換し、
    前記イヤフォンは、前記第1コネクタから供給される前記第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、入力される音を前記第3オーディオ信号に変換するマイクロフォンと、前記マイクロフォンから前記第1コネクタへ前記第3オーディオ信号を伝送する第3信号線と、電波を受信してその受信信号を前記第1及び第2コネクタを介して前記受信部へ出力するアンテナ線と、を有し、
    前記第1信号線と前記第1コネクタとの接続部分、並びに、前記第3信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、所定の周波数帯域の信号成分を抑制するインダクタ素子がそれぞれ設けられる
    ことを特徴とする携帯電話機。
  8. 前記アンテナ線は、前記第1及び第2コネクタを介して基準信号を供給され、
    前記第1スピーカは、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号の差に応じた音を発生する
    ことを特徴とする請求項7に記載の携帯電話機。
  9. 前記通信部が呼信号を着信すると、前記第1スピーカが報知音を発生するように前記オーディオ信号処理部を制御する制御部を備え、
    前記イヤフォンは、
    指示を入力し、当該指示に応じた信号を発生する入力部と、
    前記入力部が発生した信号を前記第1コネクタへ伝送する第4信号線とを有し、
    前記制御部は、前記着信への応答を指示する前記入力部からの信号が前記第2コネクタを介して供給されると、前記着信に対する応答信号を送信するように前記通信部を制御し、
    前記第4信号線と前記第1コネクタとの接続部分にインダクタ素子が設けられる
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の携帯電話機。
  10. コネクタと、前記コネクタを介して供給される第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、電波を受信してその受信信号を前記コネクタへ出力するアンテナ線とを備えるイヤフォンにおいて、
    前記第1信号線と前記コネクタとの接続部分に、所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第1インダクタ素子が設けられる
    ことを特徴とするイヤフォン。
  11. 前記アンテナ線は、前記コネクタを介して基準信号を供給され、
    前記第1スピーカは、前記第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する
    ことを特徴とする請求項10に記載のイヤフォン。
  12. 前記イヤフォンは、前記コネクタを介して供給される第2オーディオ信号を伝送する第2信号線と、前記第2信号線を介して供給される前記第2オーディオ信号と前記アンテナ線を介して供給される前記基準信号との差に応じた音を発生する第2スピーカと、を有し、
    前記第2信号線と前記コネクタとの接続部分には、前記所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第2インダクタ素子が設けられる
    ことを特徴とする請求項11に記載のイヤフォン。
  13. 前記コネクタは、
    複数の端子と、
    前記第1信号線、前記第2信号線及び前記アンテナ線と前記複数の端子とを中継する中継基板と
    を有し、
    前記第1インダクタ素子及び前記第2インダクタ素子は、前記中継基板上に設けられる
    ことを特徴とする請求項12に記載のイヤフォン。
  14. 前記コネクタは、ゴム材又は樹脂材料からなり、前記複数の端子、前記第1インダクタ素子、前記第2インダクタ素子及び前記中継基板を内包するように成形された外装部材を有する
    ことを特徴とする請求項13に記載のイヤフォン。
  15. 前記コネクタは、前記中継基板において少なくとも前記第1インダクタ素子及び前記第2インダクタ素子が設けられた部分を被覆する非導電性部材を更に有し、
    前記外装部材は、前記非導電性部材を内包するように成形される
    ことを特徴とする請求項14に記載のイヤフォン。
  16. 第1コネクタを有するイヤフォンと、前記第1コネクタと着脱自在な第2コネクタを有する本体部とを備える通信装置において、
    前記イヤフォンは、前記第1及び第2コネクタを介して前記本体部から供給される前記第1オーディオ信号を伝送する第1信号線と、当該第1信号線を介して供給される前記第1オーディオ信号に応じた音を発生する第1スピーカと、電波を受信してその受信信号を前記第1及び第2コネクタを介して前記本体部へ出力するアンテナ線と、を有し、
    前記第1信号線と前記第1コネクタとの接続部分には、所定の周波数帯域の信号成分を抑制する第1インダクタ素子が設けられる
    ことを特徴とする通信装置。
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