JP2001308979A - 携帯端末装置用のアダプタおよび携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置用のアダプタおよび携帯端末装置

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JP2001308979A
JP2001308979A JP2000124121A JP2000124121A JP2001308979A JP 2001308979 A JP2001308979 A JP 2001308979A JP 2000124121 A JP2000124121 A JP 2000124121A JP 2000124121 A JP2000124121 A JP 2000124121A JP 2001308979 A JP2001308979 A JP 2001308979A
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portable terminal
unit
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Takeshi Ikeda
毅 池田
Hiroshi Miyagi
弘 宮城
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NSC Co Ltd
Original Assignee
Nigata Semitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話の操作性を損なうことなく、複数の
電子機器の携帯性を向上させることができるようにす
る。 【解決手段】 ラジオ受信機能を内臓したアダプタ10
を携帯電話装置1に接続し、当該携帯電話装置1が着信
待ち中か、着信時または通話中かに応じて接続コード1
4に現れるバイアス電圧の変化に基づいて、携帯電話装
置1から供給される音声とアダプタ10内のラジオ部か
ら供給される音声との何れかを選択してイヤホンマイク
20に出力することにより、携帯電話装置1については
何ら構成を追加することなく、これに標準で装備されて
いるイヤホンマイク端子7にアダプタ10を接続するだ
けで、着信待ち中にはイヤホンマイク20でラジオ音声
を聞きつつ、着信時にはそのままの状態で通話を行うこ
とができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯端末装置用のア
ダプタおよび携帯端末装置に関し、例えば、着信待ち中
に携帯電話以外の他の機能を実行できるようにした携帯
電話装置用のアダプタに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、屋内・屋外のどこにいても通話や
メールのやり取りなどを自由に行うことができる便利さ
などから、携帯電話が広く普及し、多くの人がこれを使
用するようになってきている。そして、携帯電話装置の
携帯性を良くするために小型・軽量化のための研究が従
来から盛んに行われており、現に最近の携帯電話装置は
従来と比べて小型および軽量になってきている。
【0003】また、最近では、ラジオ受信機、コンパク
トディスク(CD)プレーヤ、ミニディスク(MD)プ
レーヤなどのオーディオ機器についても小型・軽量化が
進み、これらのオーディオ機器を常時携帯して音楽など
を聴取するユーザがますます増えている。また、このよ
うなオーディオ機器に限らず、電子機器は全般的に小型
化されてきており、その電子機器を常時携帯していつで
も自由に利用できるスタイルが定着してきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、オーディオ機器を始めとする様々な電子機器を携帯
電話装置と共に携帯するケースが非常に多くなってきて
いる。しかし、個々の電子機器が小型・軽量化されてき
ているとは言っても、複数の電子機器を同時に携帯する
ことは非常に面倒である。また、操作部や表示部などの
資源が複数の電子機器で重複して用いられており、無駄
が多かった。
【0005】このような不便さや無駄を解消するための
方法として、携帯電話装置とオーディオ機器などの他の
電子機器とを一体化して構成することが考えられる。し
かしながら、これでは最近の小型・軽量化の流れに反し
て携帯電話装置の本体が大きくなってしまい、主要な目
的である通話等のために携帯電話装置を使用するのが非
常に不便になってしまう。
【0006】また、携帯電話装置とオーディオ機器など
の他の電子機器とを一体化して構成すると、他の電子機
器の機能を使用することによって電池が消耗されてしま
い、通話可能時間が短くなってしまうという問題も生じ
る。最悪の場合は、電話機能以外の使用によって電池を
使い切ってしまい、肝心の通話を行うことができなくな
ってしまうことも考えられる。
【0007】なお、ここでは代表例として携帯電話装置
と他の電子機器との組合わせについて説明しているが、
以上のことは、携帯電話装置以外の複数の携帯端末装置
を一体化させる場合においても同様に言えることであ
る。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、携帯電話装置が大きくなって操作性が損
なうことなく、携帯電話装置やオーディオ機器などを含
む複数の電子機器の携帯性を向上させることができ、か
つ、複数の電子機器で重複して用いられている資源の無
駄を少なくすることができるようにすることを目的とす
る。また、本発明は、携帯電話の機能以外の動作で電池
を消耗してしまい、通話時間が短くなってしまう不都合
を防止することをも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯端末装
置用のアダプタは、携帯端末装置と電気的に接続して追
加の機能を実行するための携帯端末装置用のアダプタで
あって、上記携帯端末装置と電気的に接続するための第
1のインタフェース手段と、上記追加の機能を実行する
追加機能実行手段と、上記携帯端末装置の使用状態に応
じて上記第1のインタフェース手段に現れる状態の変化
に基づいて、上記携帯端末装置から上記第1のインタフ
ェース手段を介して供給される情報と、上記追加機能実
行手段から供給される情報との何れかを選択して出力す
る選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】ここで、上記第1のインタフェース手段
は、上記携帯端末装置のイヤホンマイク端子に接続する
ためのインタフェース部であっても良い。また、上記携
帯端末装置は携帯電話装置であり、上記選択手段は、上
記携帯電話装置が着信待ち中か、着信時あるいは通話中
であるかによって上記第1のインタフェース手段の接続
線に現れる電圧の変化に基づいて選択動作を行うように
しても良い。
【0011】本発明の他の態様では、着脱可能な音声入
出力手段と電気的に接続するための第2のインタフェー
ス手段を備えたことを特徴とする。また、上記選択手段
の出力線に電気的に接続された音声入出力手段を備える
ようにしても良い。
【0012】本発明のその他の態様では、上記第1のイ
ンタフェース手段は、上記アダプタ内の電池部から供給
される電源を上記携帯端末装置内の充電回路に供給する
ための接続線を有することを特徴とする。
【0013】本発明のその他の態様では、上記追加機能
実行手段は、ラジオ放送を受信してその音声を出力する
ラジオ受信手段であることを特徴とする。ここで、上記
第1のインタフェース手段は、上記ラジオ受信手段から
出力される音声を上記携帯端末装置内の音声出力手段に
供給するための接続線を有していても良い。また、上記
第1のインタフェース手段は、上記携帯端末装置内の操
作部から出力される操作情報を上記アダプタ内で上記ラ
ジオ受信手段の制御を行う制御手段に供給するための接
続線を有していても良い。
【0014】本発明のその他の態様では、上記追加機能
実行手段は、上記携帯端末装置で受信した圧縮音声デー
タを復号して再生する音声復号再生手段であることを特
徴とする。また、上記追加機能実行手段は、上記携帯端
末装置から供給される音声と上記音声入出力手段から供
給される音声とを記録媒体に記録するとともに、上記記
録媒体に記録された音声を再生する記録再生手段であっ
ても良い。
【0015】また、本発明のその他の態様では、携帯端
末装置と電気的に接続して追加の機能を実行するための
携帯端末装置用のアダプタであって、上記携帯端末装置
と電気的に接続するための第1のインタフェース手段
と、上記追加の機能を実行する追加機能実行手段と、上
記携帯端末装置の使用状態に応じて上記第1のインタフ
ェース手段に現れる状態の変化に基づいて、上記第1の
インタフェース手段と上記追加機能実行手段との接続の
有無を切り替える切替手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】本発明のその他の態様では、上記追加機能
実行手段は、FM文字放送を受信してその文字情報を出
力する文字放送受信手段であることを特徴とする。ここ
で、上記第1のインタフェース手段は、上記文字放送受
信手段から出力される文字情報を上記切替手段を介して
上記携帯端末装置内の情報表示手段に供給するための接
続線を有していても良い。
【0017】また、本発明の携帯端末装置は、追加の機
能を実行するアダプタと電気的に接続するためのイヤホ
ンマイク端子と、電池部に対して充電を行う充電回路と
を備え、上記イヤホンマイク端子と上記充電回路とを電
気的に接続したことを特徴とする。
【0018】本発明の他の態様では、追加の機能を実行
するアダプタと電気的に接続するためのイヤホンマイク
端子と、音声を出力する音声出力手段とを備え、上記イ
ヤホンマイク端子と上記音声出力手段とを電気的に接続
したことを特徴とする。
【0019】本発明のその他の態様では、追加の機能を
実行するアダプタと電気的に接続するためのイヤホンマ
イク端子と、操作部から出力される操作情報に従って各
種の制御を行う制御手段とを備え、上記イヤホンマイク
端子と上記制御手段とを電気的に接続したことを特徴と
する。
【0020】本発明のその他の態様では、追加の機能を
実行するアダプタと電気的に接続するためのイヤホンマ
イク端子と、情報を表示する情報表示手段とを備え、上
記イヤホンマイク端子と上記情報表示手段とを電気的に
接続したことを特徴とする。
【0021】本発明のその他の態様では、追加の機能を
実行するアダプタと電気的に接続するためのイヤホンマ
イク端子と、ネットワークに接続して圧縮音声データを
取り込んで蓄積するとともに、蓄積した圧縮音声データ
を読み出して出力する処理を行う制御手段とを備え、上
記イヤホンマイク端子と上記制御手段とを電気的に接続
したことを特徴とする。
【0022】本発明は上記技術手段より成るので、携帯
端末装置については何ら構成を追加することなく、これ
に標準で装備されているインタフェース(イヤホンマイ
ク端子)に本発明のアダプタを第1のインタフェース手
段を介して接続するだけで、携帯端末装置を使用してい
ないときにはアダプタの追加機能を実行しつつ、携帯端
末装置の使用時にはそのままの状態で自動的に切り替え
て使用することができるようになる。
【0023】また、本発明の他の特徴によれば、第2の
インタフェース手段を介して音声入出力手段をアダプタ
に着脱可能に取り付けることができるので、既存の音声
入出力手段(例えばイヤホンマイク)をそのまま本発明
のアダプタに適用することができ、既存の資源を有効に
活用することが可能となる。
【0024】また、本発明のその他の特徴によれば、ア
ダプタ内の電池部から第1のインタフェース手段を介し
て携帯端末装置に電源が供給され、当該携帯端末装置内
の電池部が充電されることとなるので、携帯端末装置で
電池残量が不足した場合などに充電を行って、携帯端末
装置をできるだけ長い時間使用できるようにすることが
可能となる。
【0025】また、本発明のその他の特徴によれば、ラ
ジオ受信手段などの追加機能実行手段から出力された音
声が第1のインタフェース手段を介して携帯端末装置に
送られ、当該携帯端末装置内の音声出力手段から出力さ
れることとなる。または、携帯端末装置内の操作部から
出力される操作情報が第1のインタフェース手段を介し
てアダプタに送られ、アダプタ内の追加機能実行手段が
この操作情報に従って動作することとなる。または、携
帯端末装置内で圧縮音声データの受信まで行われ、その
圧縮音声データが第1のインタフェース手段を介してア
ダプタに送られ、アダプタ内では復号再生の処理のみが
行われて音声が再生されることとなる。さらには、文字
放送受信手段などの追加機能実行手段から出力された文
字情報が第1のインタフェース手段を介して携帯端末装
置に送られ、当該携帯端末装置内の情報表示手段に表示
されることとなる。これらにより、携帯端末装置の資源
を有効に活用することが可能となり、重複する資源をア
ダプタに設けなくても済むようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は、第1の実施形態による携帯
端末装置用のアダプタおよびこれを適用した携帯電話装
置の構成例を示す図である。
【0027】図1において、1は携帯電話装置であり、
音声や画像、データなどの情報通信を無線で行うための
アンテナ2と、情報を表示する液晶ディスプレイ(LC
D)3と、様々な操作を行うためのキーパッド4と、音
声を出力するスピーカ5と、音声を入力するマイク6
と、イヤホンマイク等を接続可能なイヤホンマイク端子
7とを備えて構成される。上記イヤホンマイク端子7
は、携帯電話装置1の側面に設けられている。
【0028】また、10は本実施形態による携帯端末装
置用のアダプタであり、後述するように内部回路として
ラジオ部と電池部とを備えている。このアダプタ10
は、情報を表示するLCD11と、様々な操作を行うた
めの操作部12と、上記携帯電話装置1にアダプタ10
を接続するためのプラグ13と、当該プラグ13とアダ
プタ10の内部回路との間を電気的に接続する接続コー
ド14と、イヤホンマイク等を接続可能なイヤホンマイ
ク端子15とを備えている。
【0029】上記アダプタ10がその内部にラジオ部を
備える場合、上記操作部12としては、例えば、選局用
スイッチ12a、ボリューム用スイッチ12b、AMと
FMのバンド切替用スイッチ12c、電源スイッチ12
dなどが設けられる。
【0030】上記プラグ13および接続コード14によ
って本発明の第1のインタフェース手段が構成され、イ
ヤホンマイク端子15によって本発明の第2のインタフ
ェース手段が構成される。
【0031】また、20は携帯電話装置1を直接持たな
くても通話することができるように構成されたイヤホン
マイク(本発明の音声入出力手段)であり、イヤホン2
1と、マイク22と、上記携帯電話装置1あるいはアダ
プタ10にイヤホンマイク20を接続するためのプラグ
23と、当該プラグ23とイヤホン21やマイク22と
の間を電気的に接続する接続コード24とを備えてい
る。
【0032】図1の例では、アダプタ10のプラグ13
を携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に挿入接続す
るとともに、イヤホンマイク20のプラグ23をアダプ
タ10のイヤホンマイク端子15に挿入接続した状態を
示している。なお、イヤホンマイク20のプラグ23を
携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に直接挿入接続
することも可能である。
【0033】図2は、上記携帯電話装置1およびアダプ
タ10の内部構成を示す図である。図2に示すように、
携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7は、イヤホン出
力端子7aと、マイク入力端子7bと、グランド端子7
cとを備えている。これらの各端子7a,7b,7c
は、それぞれ図示しない電話部に接続されている。な
お、この電話部は、通話を行うための一切の処理を行う
機能ブロックであるものとする。この電話部としては公
知のものを使用することが可能なので、ここでは詳細な
説明を省略する。
【0034】上記イヤホンマイク端子7が備える3つの
端子7a,7b,7cうち、イヤホン出力端子7aから
は、上記電話部で処理された通話中の相手音声などが外
部へと出力される。また、マイク入力端子7bからは、
通話中などにマイク22から入力された自分の音声が上
記電話部に入力される。さらに、グランド端子7cは、
上記電話部のグランドと接続されている。このようにイ
ヤホンマイク端子7の各端子が電話部と接続されている
ので、イヤホンマイク20をイヤホンマイク端子7に直
接、あるいはアダプタ10を介して間接的に接続するこ
とにより、ユーザが携帯電話装置1を直接持たなくても
イヤホンマイク20を用いて通話することができるよう
になっている。
【0035】図2に示すように、上記マイク入力端子7
bには、抵抗R、コンデンサCおよびアンプAから成る
バイアス回路8が接続されており、このバイアス回路8
が上述の電話部に接続されている。このバイアス回路8
の抵抗Rは、スイッチ9を介して接地されている。この
スイッチ9は、着信待ち中(待ち受け中)の状態では、
消費電力を削減するためにオフとなっており、バイアス
電圧が印加されない状態となっている。一方、着信があ
ると、このスイッチ9はオンとなり、その後の通話中も
バイアス電圧が印加される状態となる。
【0036】また、本実施形態によるアダプタ10のプ
ラグ13は、イヤホン出力端子13aと、マイク入力端
子13bと、グランド端子13cとを備えている。これ
らの各端子13a,13b,13cは、それぞれ接続コ
ード14のイヤホン出力線14a、マイク入力線14
b、グランド線14cに接続されている。また、これら
のイヤホン出力端子13a、マイク入力端子13b、グ
ランド端子13cは、プラグ13が携帯電話装置1のイ
ヤホンマイク端子7に挿入されたときに、それぞれイヤ
ホン出力端子7a、マイク入力端子7b、グランド端子
7cと電気的に接続されるようになっている。
【0037】さらに、アダプタ10のイヤホンマイク端
子15は、イヤホン出力端子15aと、マイク入力端子
15bと、グランド端子15cとを備えている。このう
ちイヤホン出力端子15aは、上記接続コード14のイ
ヤホン出力線14aにスイッチ16を介して接続されて
いる。また、マイク入力端子15b、グランド端子15
cは、それぞれ上記接続コード14のマイク入力線14
bおよびグランド線14cに接続されている。
【0038】これらのイヤホン出力端子15a、マイク
入力端子15b、グランド端子15cは、イヤホンマイ
ク20のプラグ23がアダプタ10のイヤホンマイク端
子15に挿入されたときに、それぞれ上記プラグ23が
備えるイヤホン出力端子23a、マイク入力端子23
b、グランド端子23cと電気的に接続されるようにな
っている。
【0039】また、これらのイヤホン出力端子23a、
マイク入力端子23b、グランド端子23cは、それぞ
れ接続コード24のイヤホン出力線24a、マイク入力
線24b、グランド線24cに接続されている。そし
て、イヤホン出力線24aはイヤホン21のプラス端子
に接続され、マイク入力線24bはマイク22のプラス
端子に接続され、グランド線24cはイヤホン21およ
びマイク22のグランド端子に共通に接続されている。
【0040】上述のスイッチ16は、本発明の選択手段
を構成するものであり、一方の入力端子aにイヤホン出
力線14aが接続され、出力端子bにイヤホン出力端子
15aが接続されている。また、スイッチ16のもう一
方の入力端子cには、ラジオ部17が接続されている。
このラジオ部17は、図1の操作部12からの指示に応
じてラジオ放送の選局を行ったり、選局されたラジオ放
送を受信してその音声を出力するなど、ラジオに関する
一切の処理を行う機能ブロックである。
【0041】上記スイッチ16が一方の入力端子a側に
切り替えられたときは、携帯電話装置1からイヤホン出
力線14aを介して送られてくる音声が、イヤホン出力
端子15aおよびイヤホン出力線24aを介してイヤホ
ン21に出力される。一方、スイッチ16がもう一方の
入力端子c側に切り替えられたときは、アダプタ10内
のラジオ部17から送られてくる音声が、イヤホン出力
端子15aおよびイヤホン出力線24aを介してイヤホ
ン21に出力される。
【0042】このスイッチ16の切り替えは、マイク入
力線14bに印加される電圧の大きさに応じて制御され
る。このマイク入力線14bは、アダプタ10のプラグ
13が携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に挿入さ
れたときに、マイク入力端子7bを介してバイアス回路
8およびスイッチ9に電気的に接続される。このとき、
スイッチ9は、着信待ち中の状態ではオフとなっている
が、着信時および通話中はオンとなるため、マイク入力
線14bに印加される電圧の大きさは、着信待ち中のと
きと、着信時および通話中のときとで異なってくる。
【0043】そこで、このマイク入力線14bに印加さ
れる電圧の大きさを検出してスイッチ16の切り替えを
制御し、着信待ち中のときはスイッチ16を入力端子c
側に切り替え、着信時および通話中のときはスイッチ1
6を入力端子a側に切り替えるようにする。このように
することにより、着信待ち中のときにはラジオ部17の
音声をイヤホン21で聞き、着信時および通話中のとき
には携帯電話装置1からの音声をイヤホン21で聞くこ
とが可能となる。
【0044】もちろん、着信待ち中にラジオ音声をイヤ
ホン21で聞いている状態(スイッチ16が入力端子c
側に接続されている状態)において着信があっても、着
信に応じてバイアス回路8のバイアス電圧がマイク入力
線14bに印加され、スイッチ16が入力端子a側に切
り替えられるので、イヤホン21で着信音を確実に聴取
することができる。
【0045】上記アダプタ10内のラジオ部17は、電
池部18から電源の供給を受けて動作する。この電池部
18からの電源の供給は、図1に示した電源スイッチ1
2dがオンとされたときに行われる。また、図2では特
に図示していないが、アダプタ10は、図1に示したよ
うにLCD11を備えており、ラジオ部17により選局
されたバンド(AM/FM)や受信周波数、ボリュー
ム、電池残量などの情報がこのLCD11に表示され
る。
【0046】次に、上記のように構成した本実施形態に
よるアダプタ10および携帯電話装置1の動作を説明す
る。本実施形態のアダプタ10を携帯電話装置1に装着
し、更にアダプタ10にイヤホンマイク20を装着した
状態で、通話を行わない着信待ち中のときは、携帯電話
装置1内のスイッチ9はオフとなっており、これによっ
てアダプタ10内のスイッチ16は入力端子c側に接続
されている。したがって、アダプタ10の電源をオンに
して図1に示した操作部12を操作することにより、ラ
ジオ部17の音声をイヤホン21で聞くことができる。
【0047】このようにラジオ音声を聞いているときに
着信があると、携帯電話装置1内のスイッチ9がオンと
なり、マイク入力線14bにバイアス電圧が印加される
ことにより、アダプタ10内のスイッチ16が入力端子
a側に切り替えられる。これにより、それまでイヤホン
21に聞こえていたラジオ音声が遮断され、携帯電話装
置1の図示しない電話部から送られてくる着信音が上記
スイッチ16を介してイヤホン21に送られる。これに
応じてユーザが携帯電話装置1に設けられた図示しない
通話ボタンを押すと、通話を行うことができるようにな
る。
【0048】その後、通話を終了してユーザが終了ボタ
ンを押すと、携帯電話装置1内のスイッチ9が再びオフ
となり、これによってアダプタ10内のスイッチ16が
再び入力端子c側に切り替えられる。これにより、ラジ
オ部17から出力された音声がイヤホン出力端子15a
およびイヤホン出力線24aを介して再びイヤホン21
に送られ、イヤホン21でラジオ音声を聞くことができ
るようになる。
【0049】次に、アダプタ10の構成例について説明
する。本実施形態によるアダプタ10は、図1および図
2に示したように、内部回路としてラジオ部17と電池
部18のみを備え、イヤホンマイク端子15にイヤホン
マイク20を挿入接続できるように構成されているが、
本発明はこのような構成には限定されない。
【0050】例えば、図3(a)に示すように、マイク
を一体化させてアダプタを構成することも可能である。
すなわち、この図3(a)に示すアダプタ30は、図2
に示したラジオ部17と電池部18の他に、マイク22
に相当する構成を内部に備えている。そして、このアダ
プタ30のイヤホン端子31にイヤホン40を挿入接続
できるように構成されている。さらに、このアダプタ3
0の背面あるいは側面等にはクリップ32が備えられて
おり、例えばアダプタ30を衣類の襟口などにクリップ
させて保持することができるように構成されている。
【0051】また、図3(b)に示すように、イヤホン
を一体化させてアダプタを構成することも可能である。
すなわち、この図3(b)に示すアダプタ50は、図2
に示したラジオ部17と電池部18の他に、イヤホン2
1に相当する構成を備えている。この場合、アダプタ5
0は接続コード14を介して携帯電話装置1のイヤホン
マイク端子7に直接接続される。そして、この接続コー
ド14の途中でマイク22が分岐されている。このアダ
プタ50に図示しないフックを設け、フックを耳に掛け
ることによってアダプタ50をより確実に耳に保持する
ことができるように構成しても良い。
【0052】なお、ここでは、アダプタ10,30,5
0がそれ自体に操作部12を備えている構成を示した
が、この操作部12をアダプタ10,30,50とは別
に設けてリモートコントローラ(リモコン)として構成
し、アダプタ10,30,50内のラジオ部17を赤外
線や電波などの無線信号を使ってリモコンから制御でき
るようにしても良い。
【0053】また、図1の例ではアダプタ10とイヤホ
ンマイク20とをイヤホンマイク端子15を介して着脱
可能なように構成したが、このようなイヤホンマイク端
子15は設けず、アダプタ10とイヤホンマイク20と
を一体的に構成しても良い。また、図3(a)の例では
アダプタ30とイヤホン40とをイヤホン端子31を介
して着脱可能なように構成したが、このようなイヤホン
端子31は設けず、アダプタ30とイヤホン40とを一
体的に構成しても良い。
【0054】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、携帯電話装置1については何ら構成を追加する
ことなく、これに標準で装備されているイヤホンマイク
端子7に本実施形態によるアダプタ10のプラグ13を
挿入接続するだけで、電話の着信待ち中にラジオ音声を
イヤホン21から聴取しつつ、着信があったときにはそ
のままの状態で通話を行うことができるようになる。
【0055】本実施形態のアダプタ10は、ラジオ部1
7などの必要最小限の回路を備えるだけなのでそれ程大
きくはならず、携帯にも便利であるし、これが挿入接続
された状態でも携帯電話装置1の操作性を損なうことが
ない。これにより、携帯電話の操作性を損なうことな
く、携帯電話とラジオ受信機とを含む複数の電子機器の
携帯性を向上させ、希望に応じて電話をしたりラジオを
聞いたりすることが容易にできるようになる。
【0056】また、本実施形態では、アダプタ10内に
電池部18を設け、ラジオ部17の動作はこの電池部1
8からの電源を用いて制御するようにしているので、ラ
ジオ音声を聴取するときに携帯電話装置1内の電池を消
費することがなく、ラジオ音声を聴取しているがために
通話時間が短くなってしまう不都合を防止することがで
きる。
【0057】また、本実施形態では、アダプタ10にも
イヤホンマイク端子15を設け、これにイヤホンマイク
20を着脱可能なように構成したので、既存のイヤホン
マイク20を有効に利用することができる。すなわち、
既にイヤホンマイク20を持ち合わせているユーザが後
からアダプタ10を入手する場合にも、イヤホンマイク
20が無駄になることがなく、資源重複の無駄を少なく
することができる。
【0058】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態によるアダ
プタの概観は、図1あるいは図3に示したのとほぼ同様
に構成することができる。
【0059】また、図4は、第2の実施形態によるアダ
プタ60およびこれを適用した携帯電話装置1の内部構
成の例を示す図である。なお、図4において、図2に示
した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有す
るものであるので、これについての詳細な説明は省略す
る。
【0060】図4に示すように、本実施形態において、
携帯電話装置1は、図2に示した構成の他に、電池部6
3とこれを充電するための充電回路64とを備えてい
る。なお、これらの構成は携帯電話装置1に一般的に備
えられているものであり、図2では単に図示を省略して
いたものである。
【0061】本実施形態では、携帯電話装置1のイヤホ
ンマイク端子7として4端子のものを用い、イヤホン出
力端子7a、マイク入力端子7b、グランド端子7cの
他に電源端子7dを追加している。この電源端子7dに
は、上記充電回路64が接続されている。
【0062】また、アダプタ60のプラグ13も、携帯
電話装置1のイヤホンマイク端子7に合わせて4端子の
ものを用いている。すなわち、イヤホン出力端子13
a、マイク入力端子13b、グランド端子13cの他
に、電源端子13dを追加している。このプラグ13が
携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に挿入される
と、イヤホンマイク端子7の電源端子7dとプラグ13
の電源端子13dとが電気的に接続されるようになって
いる。
【0063】また、本実施形態のアダプタ60は、図2
に示した構成の他に、電池部18にその一端が接続され
たスイッチ61と、このスイッチ61の他端が接続され
たダイオード62とを備えている。このダイオード62
は、本実施形態において新たに追加された電源線14d
を介して上記プラグ13の電源端子13dと電気的に接
続されている。
【0064】上記スイッチ61は、携帯電話装置1が備
える電池部63に対して充電を行うか否かを切り替える
ためのスイッチである。すなわち、本実施形態では、図
1に示したアダプタ10が備える各スイッチ12a〜1
2dの他に、このスイッチ61に相当する操作子が更に
追加される。
【0065】次に、上記のように構成した本実施形態に
よるアダプタ60および携帯電話装置1の動作を説明す
る。本実施形態のアダプタ60を携帯電話装置1に装着
し、更にアダプタ60にイヤホンマイク20を装着した
状態で、着信待ち中のときにラジオ部17の音声をイヤ
ホン21で聞き、着信時および通話中は携帯電話装置1
からの音声をイヤホン21で聞くことができることは、
第1の実施形態と同様である。
【0066】本実施形態ではさらに、少なくともアダプ
タ60を携帯電話装置1に装着した状態で、スイッチ6
1をオンにすると、アダプタ60内の電池部18からダ
イオード62、電源線14dを介して携帯電話装置1側
に電源が供給され、これが充電回路64に与えられる。
充電回路64は、アダプタ60の電池部18から供給さ
れた電源を利用して携帯電話装置1内の電池部63に対
して充電を行う。
【0067】本実施形態ではこのように構成することに
より、着信待ち中にラジオ音声をイヤホン21で聴取す
ることができるだけでなく、携帯電話装置1内の電池部
63のバッテリ残量が少なくなってきたときには、アダ
プタ60内の電池部18から携帯電話装置1内の電池部
63に対して充電を行うことができる。つまり、携帯電
話装置1の電池部63とアダプタ60の電池部18とで
同種の電池を用いていれば、逆流防止用のダイオード6
2を設けるだけで、アダプタ60側から携帯電話装置1
側へと充電を行うことができる。これにより、外出先な
どで携帯電話装置1の電池切れが発生した場合にも即座
に対応することができる。
【0068】なお、携帯電話装置1の電池部63とアダ
プタ60の電池部18とで異なる種類の電池を用いるこ
とも可能である。例えば、通常、携帯電話装置1の電池
部63にはリチウム電池などが用いられるが、アダプタ
60の電池部18としてこれとは種類の違う乾電池など
を用いることも可能である。
【0069】ただし、この場合は、ダイオード62の代
わりに、電池部18から供給される電源電圧を所定レベ
ル以下に抑えて出力するレギュレータを用いる必要があ
る。すなわち、アダプタ60を携帯電話装置1に装着し
てスイッチ61をオンにすると、電池部18の電源が携
帯電話装置1に供給されて電池部63の充電が行われる
が、このとき電池部63に許容された規定電圧値を超え
て充電が行われると、電池部63の破損を招く恐れがあ
る。
【0070】そのため、この場合には、アダプタ60に
レギュレータを設け、当該アダプタ60から携帯電話装
置1に供給する電源電圧を所定レベルで一定となるよう
にする。この場合のレギュレータは、携帯電話装置1の
電池部63からアダプタ60の方に電流が逆流してくる
のを防止する機能も有している。
【0071】なお、上記図4に示す構成によれば、アダ
プタ60内に備えられた1つの電池部18を用いて、ラ
ジオ音声の聴取と携帯電話装置1に対する充電とを同時
に行うことができるが、これらの機能を選択的に行うこ
とができるように構成しても良い。例えば、図4に示し
たスイッチ61の代わりに図5のようなスイッチ65を
設け、電池部18からの電源の供給先をラジオ部17側
にするかダイオード62側にするかを切り替えるように
構成することが可能である。
【0072】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。第3の実施形態によるアダ
プタの概観は、図1あるいは図3に示したのと同様に構
成することができる。
【0073】また、図6は、第3の実施形態によるアダ
プタ70およびこれを適用した携帯電話装置1の内部構
成の例を示す図である。なお、図6において、図2に示
した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有す
るものであるので、これについての詳細な説明は省略す
る。
【0074】図6に示すように、本実施形態では、第2
の実施形態と同様に携帯電話装置1のイヤホンマイク端
子7として4端子のものを用い、イヤホン出力端子7
a、マイク入力端子7b、グランド端子7cの他に、ラ
ジオ入力端子7eを追加している。このラジオ入力端子
7eには、スピーカ5が接続されている。
【0075】また、本実施形態によるアダプタ70のプ
ラグ13も、携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に
合わせて4端子のものを用いている。すなわち、イヤホ
ン出力端子13a、マイク入力端子13b、グランド端
子13cの他に、ラジオ入力端子13eを追加してい
る。このアダプタ70のプラグ13が携帯電話装置1の
イヤホンマイク端子7に挿入されると、イヤホンマイク
端子7のラジオ入力端子7eとプラグ13のラジオ入力
端子13eとが電気的に接続されるようになっている。
【0076】また、本実施形態のアダプタ70は、図2
に示した構成の他に、ラジオ部17にその一端が接続さ
れたスイッチ71と、当該スイッチ71の他端が接続さ
れた増幅器72とを備えている。増幅器72は、本実施
形態において新たに追加したラジオ入力線14eを介し
て上記プラグ13のラジオ入力端子13eと電気的に接
続されている。上記スイッチ71によって本発明の切替
手段が構成される。
【0077】上記スイッチ71のオン/オフの切り替え
は、スイッチ16と同様にマイク入力線14bに印加さ
れる電圧の大きさに応じて制御される。すなわち、電話
の着信待ち中でマイク入力線14bにバイアス回路8の
バイアス電圧が印加されていないときには、スイッチ7
1はオンとなっている。一方、着信時および通話中のと
きでマイク入力線14bにバイアス電圧が印加されてい
るときには、スイッチ71はオフに切り替えられる。
【0078】上記増幅器72は、ラジオ部17からスイ
ッチ71を介して与えられるラジオ音声を増幅して出力
するものである。この増幅器72の増幅率は、例えば、
携帯電話装置1において通話を行うときにスピーカ5か
ら出力される相手音声に対する増幅率よりも大きな値に
設定される。好ましくは、増幅器72から出力されたラ
ジオ音声が携帯電話装置1のスピーカ5から放音された
ときに、スピーカ5に耳をあてることなくそのラジオ音
声を無理なく聴取できる程度に増幅する。
【0079】次に、上記のように構成した本実施形態に
よるアダプタ70および携帯電話装置1の動作を説明す
る。本実施形態のアダプタ70を携帯電話装置1に装着
した状態で、通話を行わない着信待ち中のときは、携帯
電話装置1内のスイッチ9はオフとなっており、これに
よってアダプタ70内のスイッチ16は入力端子c側に
接続され、スイッチ71はオンとなっている。
【0080】したがって、アダプタ70の電源をオンに
して図1に示した操作部12を操作することにより、ラ
ジオ部17の音声を増幅部72を介して携帯電話装置1
のスピーカ5に出力し、スピーカ5からラジオ音声を聞
くことができる。アダプタ70にイヤホンマイク20を
更に装着すれば、イヤホン21からもラジオ音声を聞く
ことができる。このとき、携帯電話装置1が備えるキー
パッド4を操作してスピーカ5のボリュームを小さくす
ることも可能である。
【0081】このようにラジオ音声を聞いているときに
着信があると、携帯電話装置1内のスイッチ9がオンと
なり、これによってアダプタ70内のスイッチ16が入
力端子a側に切り替えられるとともに、スイッチ71が
オフとなる。これにより、それまでスピーカ5やイヤホ
ン21から聞こえていたラジオ音声が遮断され、携帯電
話装置1の図示しない電話部から送られてくる着信音が
スピーカ5やイヤホン21から出力される。これに応じ
てユーザが携帯電話装置1に設けられた図示しない通話
ボタンを押すと、通話を行うことができるようになる。
【0082】その後、通話を終了してユーザが終了ボタ
ンを押すと、携帯電話装置1内のスイッチ9が再びオフ
となり、これによってアダプタ70内のスイッチ16が
再び入力端子c側に切り替えられるとともに、スイッチ
71がオンとなる。これにより、ラジオ部17から出力
された音声がイヤホン出力端子15aおよびイヤホン出
力線24aを介して再びイヤホン21に送られるととも
に、ラジオ入力線14eを介して携帯電話装置1のスピ
ーカ5に送られ、イヤホン21やスピーカ5からラジオ
音声を聞くことができるようになる。
【0083】本実施形態ではこのように構成することに
より、携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に対して
本実施形態によるアダプタ70のプラグ13を挿入接続
するだけで、電話の着信待ち中にラジオ音声をスピーカ
5あるいはイヤホン21から聴取しつつ、着信があった
ときにはそのままの状態で通話を行うことができるよう
になる。また、本実施形態では、携帯電話装置1に元々
備えられているスピーカ5を利用してラジオ音声を出力
できるように構成したので、アダプタ70自体にスピー
カを設ける必要がなく、資源重複の無駄を少なくするこ
とができる。
【0084】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。図7は、第4の実施形態に
よるアダプタ80およびこれを適用した携帯電話装置1
の内部構成の例を示す図である。なお、図7において、
図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機
能を有するものであるので、これについての詳細な説明
は省略する。
【0085】図7に示すように、本実施形態では、第2
の実施形態と同様に携帯電話装置1のイヤホンマイク端
子7として4端子のものを用い、イヤホン出力端子7
a、マイク入力端子7b、グランド端子7cの他に、デ
ータ出力端子7fを追加している。このデータ出力端子
7fには、制御部82が接続されている。この制御部8
2は、携帯電話装置1に備えられているキーパッド4の
操作状態を検出し、検出した操作情報をデータ出力端子
7fを介してアダプタ80へと出力する処理を行う。
【0086】また、本実施形態によるアダプタ80のプ
ラグ13も、携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に
合わせて4端子のものを用いている。すなわち、イヤホ
ン出力端子13a、マイク入力端子13b、グランド端
子13cの他に、データ出力端子13fを追加してい
る。このアダプタ80のプラグ13が携帯電話装置1の
イヤホンマイク端子7に挿入されると、イヤホンマイク
端子7のデータ出力端子7fとプラグ13のデータ出力
端子13fとが電気的に接続されるようになっている。
【0087】また、本実施形態のアダプタ80は、図2
に示した構成の他に、制御部81を備えている。この制
御部81は、本実施形態において新たに追加したデータ
出力線14fを介して上記プラグ13のデータ出力端子
13fと電気的に接続されている。そして、携帯電話装
置1の制御部82からデータ出力線14fを介して送ら
れてくるキーパッド4の操作情報をラジオ部17に与え
ることにより、ラジオ部17に関する選局、ボリューム
調整などの各種制御を行う。この制御部81は、電池部
18からの電源の供給を受けて動作する。
【0088】次に、上記のように構成した本実施形態に
よるアダプタ80および携帯電話装置1の動作を説明す
る。本実施形態のアダプタ80を携帯電話装置1に装着
し、更にアダプタ80にイヤホンマイク20を装着した
状態で、通話を行わない着信待ち中のときは、携帯電話
装置1内のスイッチ9はオフとなっており、これによっ
てアダプタ80内のスイッチ16は入力端子c側に接続
されている。
【0089】したがって、アダプタ80の電源をオンに
して、携帯電話装置1のキーパッド4を操作することに
より、その操作情報を携帯電話装置1内の制御部82か
らアダプタ80内の制御部81へとデータ出力線14f
を介して送信し、これによってラジオ部17を制御して
ラジオ音声をイヤホン21で聞くことができる。
【0090】このようにラジオ音声を聞いているときに
着信があると、携帯電話装置1内のスイッチ9がオンと
なり、これによってアダプタ80内のスイッチ16が入
力端子a側に切り替えられる。これにより、それまでイ
ヤホン21に聞こえていたラジオ音声が遮断され、携帯
電話装置1の図示しない電話部から送られてくる着信音
が上記スイッチ16を介してイヤホン21に送られる。
これに応じてユーザが携帯電話装置1に設けられた図示
しない通話ボタンを押すと、通話を行うことができるよ
うになる。
【0091】その後、通話を終了してユーザが終了ボタ
ンを押すと、携帯電話装置1内のスイッチ9が再びオフ
となり、これによってアダプタ80内のスイッチ16が
再び入力端子c側に切り替えられる。これにより、ラジ
オ部17から出力された音声がイヤホン出力端子15a
およびイヤホン出力線24aを介して再びイヤホン21
に送られ、イヤホン21でラジオ音声を聞くことができ
るようになる。
【0092】本実施形態ではこのように構成することに
より、携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に対して
本実施形態によるアダプタ80のプラグ13を挿入接続
するだけで、電話の着信待ち中にラジオ音声をイヤホン
21から聴取しつつ、着信があったときにはそのままの
状態で通話を行うことができるようになる。
【0093】しかも、アダプタ80内のラジオ部17に
対する各種の操作を携帯電話装置1のキーパッド4から
行うことができるので、図1に示したような操作部12
(電源スイッチ12dを除く)はアダプタ80に設けな
くても済み、携帯電話装置1が備えるキーパッド4とい
う資源を有効に活用することができる。また、キーパッ
ド4の操作に応じて設定されるバンド、受信周波数、ボ
リューム等の情報を携帯電話装置1が備えるLCD3に
表示することにより、アダプタ80からLCD11を省
略することも可能となる。
【0094】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。図8は、第5の実施形態に
よる携帯端末装置用のアダプタおよびこれを適用した携
帯電話装置の構成例を示す図である。なお、図8におい
て、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一
の機能を有するものであるので、これについての詳細な
説明は省略する。
【0095】図8において、第5の実施形態によるアダ
プタ90は、後述するように内部回路としてFM文字放
送対応ラジオ部(見えるラジオ部)と電池部とを備えて
いる。このアダプタ90は、選局情報やバッテリ残量な
どの情報を表示するLCD11と、選局用スイッチ12
aと、電源スイッチ12dと、プラグ13と、接続コー
ド14と、イヤホンマイク端子15とを備えている。
【0096】図9は、上記携帯電話装置1およびアダプ
タ90の内部構成の例を示す図である。図9に示すよう
に、本実施形態でも、携帯電話装置1のイヤホンマイク
端子7としては4端子のものを用いている。すなわち、
本実施形態において、イヤホンマイク端子7は、イヤホ
ン出力端子7aと、マイク入力端子7bと、グランド端
子7cと、文字放送ラジオ端子7gとを備えている。
【0097】上記4つの端子のうち、イヤホン出力端子
7a、マイク入力端子7bおよびグランド端子7cは、
携帯電話装置1内の図示しない電話部に接続されてい
る。また、文字放送ラジオ端子7gは、表示部93に接
続されている。この表示部93は、当該文字放送ラジオ
端子7gや携帯電話装置1内の図示しない電話部などか
ら与えられる情報をLCD3に表示する処理を行う。
【0098】また、アダプタ90のプラグ13も、携帯
電話装置1のイヤホンマイク端子7に合わせて4端子の
ものを用いている。すなわち、イヤホン出力端子13
a、マイク入力端子13b、グランド端子13cの他
に、文字放送ラジオ端子13gを追加している。この文
字放送ラジオ端子13gは、接続コード14の文字放送
ラジオ線14gに接続されている。また、この文字放送
ラジオ端子13gは、プラグ13が携帯電話装置1のイ
ヤホンマイク端子7に挿入されたときに、文字放送ラジ
オ端子7gと電気的に接続されるようになっている。
【0099】また、本実施形態では、接続コード14の
イヤホン出力線14a、マイク入力線14b、グランド
線14cは、それぞれイヤホンマイク端子15のイヤホ
ン出力端子15a、マイク入力端子15b、グランド端
子15cに直接接続されている。また、文字放送ラジオ
線14gは、スイッチ92を介して見えるラジオ部91
に接続されている。この見えるラジオ部91は、図8の
選局用スイッチ12aからの指示に応じてFM文字放送
の選局を行ったり、選局されたラジオ放送を受信してそ
の文字情報を出力したりするなど、見えるラジオに関す
る一切の処理を行う。
【0100】上記見えるラジオ部91は、電池部18か
ら電源の供給を受けて動作する。この電池部18からの
電源の供給は、図8に示した電源スイッチ12dがオン
とされたときに行われる。また、図9では特に図示して
いないが、アダプタ90は、図8に示したようにLCD
11を備えており、見えるラジオ部91により選局され
た受信周波数、電池残量などの情報がこのLCD11に
表示される。
【0101】上記スイッチ92の切り替えは、マイク入
力線14bに印加される電圧の大きさに応じて制御され
る。すなわち、電話の着信待ち中でマイク入力線14b
にバイアス回路8のバイアス電圧が印加されていないと
きには、スイッチ92はオンとなっている。一方、着信
時および通話中のときでマイク入力線14bにバイアス
電圧が印加されているときには、スイッチ92はオフに
切り替えられる。このスイッチ92によって本発明の切
替手段が構成される。
【0102】次に、上記のように構成した本実施形態に
よるアダプタ90および携帯電話装置1の動作を説明す
る。本実施形態では、接続コード14のイヤホン出力線
14a、マイク入力線14b、グランド線14cは、そ
れぞれイヤホンマイク端子15のイヤホン出力端子15
a、マイク入力端子15b、グランド端子15cに直接
接続されているので、本実施形態のアダプタ90を携帯
電話装置1に装着し、更にイヤホンマイク20をアダプ
タ90に装着しておけば、常に、携帯電話装置1から送
られてくる音声をイヤホン21で聞き、マイク22から
入力される音声を携帯電話装置1に出力することが可能
である。
【0103】このような状態において、着信待ち中で上
記スイッチ92がオンとなっているときは、アダプタ9
0の電源をオンにして図8に示した選局用スイッチ12
aなどを操作することにより、見えるラジオ部91から
出力された文字情報が文字放送ラジオ線14gを介して
携帯電話装置1側に送られ、表示部93に与えられてL
CD3に表示される。
【0104】このように見えるラジオの文字情報をLC
D3に表示しているときに着信があると、携帯電話装置
1内のスイッチ9がオンとなり、これによってアダプタ
90内のスイッチ92がオフに切り替えられる。これに
より、それまでLCD3に表示されていたFM文字放送
が遮断され、携帯電話装置1の図示しない電話部から送
られてくる文字情報、例えば発信元の電話番号や氏名な
どが表示部93によりLCD3に表示される。これに応
じてユーザが携帯電話装置1に設けられた図示しない通
話ボタンを押すと、通話を行うことができるようにな
る。
【0105】その後、通話を終了してユーザが終了ボタ
ンを押すと、携帯電話装置1内のスイッチ9が再びオフ
となり、これによってアダプタ90内のスイッチ92も
再びオンに切り替えられる。これにより、見えるラジオ
部91から出力された文字情報が文字放送ラジオ線14
gを介して再び携帯電話装置1側に送られ、表示部93
に与えられてLCD3に表示されるようになる。
【0106】なお、着信待ちの状態で見えるラジオ以外
の機能(例えば、メール機能やインターネットへの接続
機能、様々な情報登録機能など)を使いたい場合は、ア
ダプタ90を携帯電話装置1から取り外すか、アダプタ
90の電源をオフとすれば良い。このようにすれば、携
帯電話装置1内の図示しない電話部や他の機能部から表
示部93に送られる情報に従って、それぞれの機能で必
要な情報がLCD3に正しく表示される。
【0107】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、携帯電話装置1に標準で装備されているイヤホ
ンマイク端子7に対して本実施形態によるアダプタ90
のプラグ13を挿入接続するだけで、電話の着信待ち中
に見えるラジオの文字情報を携帯電話装置1のLCD3
に表示しつつ、着信があったときにはその着信情報をL
CD3に切り替えて表示することができるようになる。
【0108】このとき、上記アダプタ90内の見えるラ
ジオ部91で受信された文字放送情報を当該アダプタ9
0のLCD11に表示することももちろん可能である
が、これを携帯電話装置1のLCD3で表示するように
することにより、より大きな表示画面を用いて文字放送
情報を見やすく表示することができる。また、携帯電話
装置1に備えられているLCD3という資源を有効に活
用することもできるようになる。
【0109】なお、本実施形態によるアダプタ90につ
いても、図8および図9のようにアダプタ90とイヤホ
ンマイク20とを別体として構成したが、これらを一体
として構成するようにしても良い。また、図3(a)
(b)のようにアダプタ90とマイク22あるいはイヤ
ホン21とを一体的に構成することも可能である。
【0110】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態について説明する。図10は、第6の実施形態
による携帯端末装置用のアダプタおよびこれを適用した
携帯電話装置の構成例を示す図である。なお、図10に
おいて、図1に示した符号と同一の符号を付したものは
同一の機能を有するものであるので、これについての詳
細な説明は省略する。
【0111】図10において、第6の実施形態によるア
ダプタ100は、後述するように内部回路として復号再
生部と電池部とを備えている。このアダプタ100は、
音楽の再生状態やバッテリ残量などの情報を表示するL
CD11と、操作部12と、プラグ13と、接続コード
14と、イヤホンマイク端子15とを備えている。特
に、本実施形態の操作部12は、ボリューム用スイッチ
12b、電源スイッチ12d、再生スイッチ12eなど
を備えている。
【0112】図11は、上記携帯電話装置1およびアダ
プタ100の内部構成の例を示す図である。図11に示
すように、本実施形態でも、携帯電話装置1のイヤホン
マイク端子7としては4端子のものを用いている。すな
わち、本実施形態において、イヤホンマイク端子7は、
イヤホン出力端子7a、マイク入力端子7b、グランド
端子7cの他に、音声再生端子7hを備えている。この
音声再生端子7hは、制御部104に接続されている。
【0113】制御部104は、携帯電話装置1が備える
アンテナ2を用いてインターネットに無線で接続し、所
望の音楽配信サイトから圧縮された音楽データをダウン
ロードしてメモリ105に蓄積する処理を行う。また、
この制御部104は、アダプタ100から送られてくる
再生指示に従って、メモリ105に蓄積されている音楽
データを再生し、アダプタ100に送信する処理も行
う。
【0114】ここで、音楽データの圧縮方式としては、
MP3(MPEG-Audio Layer3)、AAC(Advanced Audi
o Coding)、AC-3(Dolby Digital)、ATRAC3
(Adaptive Transform Acoustic Coding)、TwinVQ、
WMA(Windows Media Audio)などを用いることが可
能である。
【0115】また、アダプタ100のプラグ13も、携
帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に合わせて4端子
のものを用いている。すなわち、イヤホン出力端子13
a、マイク入力端子13b、グランド端子13cの他
に、音声再生端子13hを備えている。この音声再生端
子13hは、接続コード14の音声再生線14hに接続
されている。また、この音声再生端子13hは、プラグ
13が携帯電話装置1のイヤホンマイク端子7に挿入さ
れたときに、音声再生端子7hと電気的に接続されるよ
うになっている。
【0116】また、本実施形態では、接続コード14の
イヤホン出力線14aは、スイッチ103を介してイヤ
ホンマイク端子15のイヤホン出力端子15aに接続さ
れている。すなわち、スイッチ103の一方の入力端子
aにイヤホン出力線14aが接続され、スイッチ103
の出力端子bにイヤホン出力端子15aが接続されてい
る。また、スイッチ103のもう一方の入力端子cには
復号再生部101が接続されている。
【0117】この復号再生部101は、携帯電話装置1
から音声再生線14hを介して送られてくる圧縮された
音楽データを復号・再生する処理を行うものであり、携
帯電話装置1の制御部104が持つMP3、AAC、A
C-3、ATRAC3、TwinVQ、WMAなどの何れか
の圧縮方式に対応した復号機能を有している。
【0118】また、上記接続コード14のマイク入力線
14b、グランド線14cは、それぞれイヤホンマイク
端子15のマイク入力端子15b、グランド端子15c
に直接接続されている。さらに、上記音声再生線14h
は、スイッチ102を介して復号再生部101に接続さ
れている。すなわち、スイッチ102の一端に音声再生
線14hが接続され、スイッチ102の他端に復号再生
部101が接続されている。
【0119】上記復号再生部101は、電池部18から
電源の供給を受けて動作する。この電池部18からの電
源の供給は、図10に示した電源スイッチ12dがオン
とされたときに行われる。また、図11では特に図示し
ていないが、アダプタ100は、図10に示したように
LCD11を備えており、復号再生部101により音楽
データが再生されている状態や、電池残量などの情報が
このLCD11に表示される。
【0120】上記スイッチ102,103の切り替え
は、マイク入力線14bに印加される電圧の大きさに応
じて制御される。すなわち、電話の着信待ち中でマイク
入力線14bにバイアス回路8のバイアス電圧が印加さ
れていないときには、スイッチ102はオンとなってお
り、スイッチ103は入力端子c側に接続されている。
一方、着信時および通話中のときでマイク入力線14b
にバイアス電圧が印加されているときには、スイッチ1
02はオフに切り替えられ、スイッチ103は入力端子
a側に切り替えられる。このスイッチ102によって本
発明の切替手段が構成され、スイッチ103によって本
発明の選択手段が構成される。
【0121】次に、上記のように構成した本実施形態に
よるアダプタ100および携帯電話装置1の動作を説明
する。本実施形態の携帯電話装置1は、上述したように
無線でインターネットに接続し、圧縮された音楽データ
をダウンロードする機能を持っている。すなわち、携帯
電話装置1のキーパッド4を操作することにより、所望
の音楽データをダウンロードしてメモリ105に蓄積す
ることが可能である。
【0122】ここでは、携帯電話装置1のメモリ105
に所望の音楽データが既に蓄積されているものとする。
そして、本実施形態のアダプタ100を携帯電話装置1
に装着し、更にアダプタ100にイヤホンマイク20を
装着した状態で、通話を行わない着信待ち中のときは、
携帯電話装置1内のスイッチ9はオフとなっており、こ
れによってアダプタ100内のスイッチ102がオンに
なるとともに、スイッチ103が入力端子c側に接続さ
れている。
【0123】このとき、例えばアダプタ100の電源を
オンにして図10に示した再生スイッチ12eを操作す
ると、その再生指示信号が音声再生線14hを介して携
帯電話装置1内の制御部104に伝えられる。この再生
指示を受けた制御部104は、メモリ105から蓄積さ
れている圧縮音楽データを読み出し、それを音声再生線
14hを介してアダプタ100側に送信する。
【0124】このようにして携帯電話装置1からアダプ
タ100に送られた圧縮音楽データは、復号再生部10
1において復号され、スイッチ103を介してイヤホン
マイク端子15からイヤホンマイク20へと出力され
る。これにより、携帯電話装置1を用いて所望のサイト
からダウンロードした音楽をイヤホン21で聞くことが
できる。
【0125】このように音楽を聞いているときに着信が
あると、携帯電話装置1内のスイッチ9がオンとなり、
これによってアダプタ100内のスイッチ102がオフ
になるとともに、スイッチ103が入力端子a側に切り
替えられる。これにより、それまでイヤホン21に聞こ
えていた音楽が遮断され、携帯電話装置1の図示しない
電話部から送られてくる着信音が上記スイッチ103を
介してイヤホン21に送られる。これに応じてユーザが
携帯電話装置1に設けられた図示しない通話ボタンを押
すと、通話を行うことができるようになる。
【0126】その後、通話を終了してユーザが終了ボタ
ンを押すと、携帯電話装置1内のスイッチ9が再びオフ
となり、これによってアダプタ100内のスイッチ10
2が再びオンに切り替えられるとともに、スイッチ10
3が再び入力端子c側に切り替えられる。これにより、
復号再生部101から再生された音楽データが再びイヤ
ホンマイク20へと出力され、イヤホン21で音楽を聴
くことができるようになる。
【0127】なお、以上の構成において、スイッチ10
2は必ずしも必要でないが、着信時にスイッチ102が
オフとなったことを復号再生部101が検知して、その
時点で復号処理を一時中断するようにすれば、通信が終
わって再びスイッチ102がオンになったときに、着信
によって中断されたところから続けて音楽を聴くことが
できる。なお、このような一時中断の制御は、マイク入
力線14b上の電圧の変化を復号再生部101が直接検
知して行うようにしても良い。
【0128】また、本実施形態では、アダプタ100か
ら携帯電話装置1に再生の指示を送った後は、メモリ1
05に蓄積されている音楽データを全て読み出すまで再
生処理が継続して行われる。これに対して、携帯電話装
置1とアダプタ100とを繋ぐ接続コード14の配線を
もう1本増やして、音楽の再生中でもアダプタ100か
ら携帯電話装置1に所望の指示を送れるように構成する
ことで、再生の一時停止、停止、早送り、巻戻しなどの
動作を行わせることも可能である。
【0129】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、携帯電話装置1に標準で装備されているイヤホ
ンマイク端子7に対して本実施形態によるアダプタ10
0のプラグ13を挿入接続するだけで、電話の着信待ち
中にダウンロードした音楽をイヤホン21で聴取しつ
つ、着信があったときにはそのままの状態で通話を行う
ことができるようになる。
【0130】また、本実施形態では、携帯電話装置1が
元々備えているインターネットへの接続機能を利用して
圧縮音楽データのダウンロードまでは携帯電話装置1に
行わせ、その復号再生処理のみをアダプタ100で行う
ようにしている。したがって、アダプタ100ではイン
ターネットへ接続して圧縮音楽データをダウンロードす
る機能は持たなくても良く、携帯電話装置1とメモリオ
ーディオプレーヤとを両方持つ場合と比べて資源重複の
無駄を少なくすることができる。
【0131】なお、本実施形態によるアダプタ100に
ついても、図10および図11のようにアダプタ100
とイヤホンマイク20とを別体として構成したが、これ
らを一体として構成するようにしても良い。また、図3
(a)(b)のようにアダプタ100とマイク22ある
いはイヤホン21とを一体的に構成することも可能であ
る。
【0132】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態について説明する。図12は、第7の実施形態
による携帯端末装置用のアダプタおよびこれを適用した
携帯電話装置の構成例を示す図である。なお、図12に
おいて、図1に示した符号と同一の符号を付したものは
同一の機能を有するものであるので、これについての詳
細な説明は省略する。
【0133】図12において、第7の実施形態によるア
ダプタ110は、後述するように内部回路として記録再
生部、メモリおよび電池部を備えている。このアダプタ
110は、記録再生の状態やバッテリ残量などの情報を
表示するLCD11と、操作部12と、プラグ13と、
接続コード14と、イヤホンマイク端子15とを備えて
いる。特に、本実施形態の操作部12は、ボリューム用
スイッチ12b、電源スイッチ12d、記録スイッチ1
2f、再生スイッチ12g、停止スイッチ12hなどを
備えている。
【0134】図13は、上記携帯電話装置1およびアダ
プタ110の内部構成の例を示す図である。図13に示
すように、本実施形態では、図2の例と同様に、携帯電
話装置1のイヤホンマイク端子7として3端子のものを
用いている。すなわち、本実施形態において、イヤホン
マイク端子7は、イヤホン出力端子7aと、マイク入力
端子7bと、グランド端子7cとを備えている。
【0135】また、本実施形態のアダプタ110は、メ
モリ111と、記録部112と、再生部113と、電池
部18とを内部回路として備えている。ここで、記録部
112は、上記記録スイッチ12fが押されたときに、
イヤホン出力線14aおよびマイク入力線14bから供
給される音声データをメモリ111に記録する処理を行
う。また、再生部113は、上記再生スイッチ12gが
押されたときに、当該メモリ111に記録されている音
声データを再生する処理を行う。
【0136】上記メモリ111は、例えばスタティック
RAM(SRAM)やフラッシュメモリなどの半導体メ
モリを用いることが可能である。また、ハードディスク
やミニディスク、コンパクトディスクなどのディスク状
記憶装置、あるいは磁気テープなどのテープ状記憶装置
を用いても良い。また、このメモリ111をメモリカー
ド等で構成し、アダプタ110に対して着脱可能に構成
しても良い。
【0137】本実施形態において、接続コード14のイ
ヤホン出力線14aは、スイッチ114を介してイヤホ
ンマイク端子15のイヤホン出力端子15aに接続され
ている。すなわち、スイッチ114の一方の入力端子a
にイヤホン出力線14aが接続され、スイッチ114の
出力端子bにイヤホン出力端子15aが接続されてい
る。また、スイッチ114のもう一方の入力端子cには
再生部113が接続されている。
【0138】上記記録部112および再生部113は、
電池部18から電源の供給を受けて動作する。この電池
部18からの電源の供給は、図12に示した電源スイッ
チ12dがオンとされたときに行われる。また、図13
では特に図示していないが、アダプタ110は、図12
に示したようにLCD11を備えており、記録部112
により音声データが記録されている状態、再生部113
により音声データが再生されている状態、電池残量など
の情報がこのLCD11に表示される。
【0139】上記スイッチ114の切り替えは、マイク
入力線14bに印加される電圧の大きさに応じて制御さ
れる。すなわち、電話の着信待ち中でマイク入力線14
bにバイアス回路8のバイアス電圧が印加されていない
ときには、スイッチ114は入力端子c側に接続されて
いる。一方、着信時および通話中のときでマイク入力線
14bにバイアス電圧が印加されているときには、スイ
ッチ114は入力端子a側に切り替えられる。
【0140】次に、上記のように構成した本実施形態に
よるアダプタ110および携帯電話装置1の動作を説明
する。本実施形態のアダプタ110を携帯電話装置1に
装着し、更にアダプタ110にイヤホンマイク20を装
着した状態で、通話を行っているときは、携帯電話装置
1内のスイッチ9がオンとなり、これによってアダプタ
110内のスイッチ114が入力端子a側に接続されて
いる。
【0141】これにより、携帯電話装置1の図示しない
電話部からイヤホン出力線14aに送られてくる相手の
音声などが上記スイッチ114を介してイヤホン21に
送られる。また、マイク22から入力される自己の音声
などがマイク入力線14bを介して携帯電話装置1に送
られ、図示しない電話部によって相手の携帯電話装置に
送信される。
【0142】このような通話状態のとき、イヤホン出力
線14aおよびマイク入力線14b上を流れる音声デー
タは、記録部112に供給されている。このとき、例え
ばアダプタ110の電源をオンにして記録スイッチ12
fを操作することにより、通話中の会話を記録部112
によってメモリ111に記録することができる。
【0143】一方、通話を行わない着信待ち中のとき
は、携帯電話装置1内のスイッチ9はオフとなってお
り、これによってアダプタ110内のスイッチ114は
入力端子c側に接続されている。このとき、図12に示
した再生スイッチ12gを操作すると、メモリ111に
記録されている会話の音声データが再生部113によっ
て読み出され、スイッチ114を介してイヤホンマイク
20へと出力される。これにより、メモリ111に記録
された会話をイヤホン21で聞くことができる。
【0144】このように過去の会話を聞いているときに
着信があると、携帯電話装置1内のスイッチ9がオンと
なり、これによってアダプタ110内のスイッチ114
が再び入力端子a側に切り替えられる。これにより、そ
れまでイヤホン21に聞こえていた過去の会話の音声が
遮断され、携帯電話装置1の図示しない電話部から送ら
れてくる着信音が上記スイッチ114を介してイヤホン
21に送られる。これに応じてユーザが携帯電話装置1
に設けられた図示しない通話ボタンを押すと、通話を行
うことができるようになる。
【0145】なお、本実施形態では、アダプタ110に
記録スイッチ12fと停止スイッチ12hとを設けてい
るが、着信時にマイク入力線14bにバイアス電圧が印
加されたことを記録部112が検知して自動的に記録動
作を開始し、通話終了に応じて上記マイク入力線14b
の印加電圧が元に戻ったことを記録部112が検知して
自動的に記録動作を停止するようにしても良い。
【0146】また、本実施形態では、携帯電話装置1の
イヤホンマイク端子7として3端子のものを用いている
が、例えば図4と同様に4端子のものを用い、アダプタ
110から携帯電話装置1内の電池部63を充電できる
ように構成しても良い。また、図6と同様に、アダプタ
110で再生された会話音声を携帯電話装置1に送り、
携帯電話装置1のスピーカ5から出力するようにしても
良い。また、図7と同様に、携帯電話装置1のキーパッ
ド4による操作情報をアダプタ110に送り、携帯電話
装置1からアダプタ110の録再動作を制御できるよう
にしても良い。
【0147】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、携帯電話装置1に標準で装備されているイヤホ
ンマイク端子7に対して本実施形態によるアダプタ11
0のプラグ13を挿入接続するだけで、通話中の会話を
メモリ111に記録し、電話の着信待ち中にその記録し
た会話を再生して聞くことができる。このように携帯電
話装置1以外の外部メモリ111を利用することによ
り、より長い時間会話を録音することができるようにな
る。また、実際の会話だけでなく、留守番電話により相
手のメッセージを記録するための外部メモリとしても利
用することが可能である。
【0148】なお、本実施形態によるアダプタ110に
ついても、図12および図13のようにアダプタ110
とイヤホンマイク20とを別体として構成したが、これ
らを一体として構成するようにしても良い。また、図3
(a)(b)のようにアダプタ110とマイク22ある
いはイヤホン21とを一体的に構成することも可能であ
る。
【0149】なお、上記に示した各実施形態は、何れも
本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したも
のに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定
的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発
明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱すること
なく、様々な形で実施することができる。
【0150】例えば、上記実施形態では、アダプタが備
える追加機能として、ラジオ受信機能、充電機能、見え
るラジオの受信機能、圧縮音声の復号再生機能、音声録
再機能などを例に挙げたが、これらに限定されるもので
はない。例えば、携帯電話装置1に対する拡張メモリ機
能、ページャ機能、携帯電話装置1でダウンロードした
ゲームソフトの実行機能、非接触ICカードとのデータ
通信機能などを適用することも可能である。
【0151】また、上記実施形態では音声情報や文字情
報を処理する機能について特に説明しているが、静止画
や動画を含む画像情報を処理する追加機能をアダプタに
よって実現することも可能である。例えば、インターネ
ットにアクセスしてダウンロードした静止画や動画をア
ダプタ内の拡張メモリに取り込み、アダプタ内で再生で
きるようにすることも考えられる。
【0152】また、上記実施形態では、アダプタ内に電
池部18を設け、アダプタ内の追加機能を実行するため
に当該電池部18から電源を供給しているが、アダプタ
内には電池部18を設けず、追加機能の動作に必要な電
源を携帯電話装置1内の電池部から供給するようにして
も良い。また、上記実施形態では、アダプタを携帯電話
装置に適用する場合を例にとって説明したが、PDA
(Personal Digital Assistants)などの他の携帯用電
子機器に適用することも可能である。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯端末装置に標準で装備されているインタフェースに
本発明のアダプタを接続するだけで、携帯端末装置を使
用していないときにはアダプタの追加機能を実行しつ
つ、携帯端末装置の使用時にはそのままの状態で切り替
えて使用することができるようになる。これにより、携
帯端末装置の操作性を損なうことなく、複数の機能を実
行する電子機器の携帯性を向上させ、希望に応じて各機
能を使い分けることが容易にできるようになる。
【0154】また、本発明の他の特徴によれば、着脱可
能な音声入出力手段と電気的に接続するための第2のイ
ンタフェース手段をアダプタが備えたので、既存の音声
入出力手段をそのまま本発明のアダプタに適用すること
ができ、既存の資源を有効に活用して、重複する資源の
無駄を少なくすることができる。
【0155】また、本発明のその他の特徴によれば、ア
ダプタ内の電池部から供給される電源を携帯端末装置内
の充電回路に供給するための接続線を上記第1のインタ
フェース手段に持たせたので、アダプタを携帯端末装置
に接続して追加の機能を実行することができるだけでな
く、携帯端末装置の電池残量が不足した場合などには充
電を行って、携帯端末装置の使用可能時間を長くするこ
とができる。また、この場合、アダプタ内の追加機能実
行手段は当該アダプタ内の電池部から供給される電源に
従って動作することとなるので、追加機能を実行すると
きに携帯端末装置内の電池を消費することがなく、追加
機能を実行しているがために携帯端末装置の使用可能時
間が短くなってしまう不都合を防止することができる。
【0156】また、本発明のその他の特徴によれば、ラ
ジオ受信手段などの追加機能実行手段から出力された音
声を第1のインタフェース手段を介して携帯端末装置に
送り、当該携帯端末装置内の音声出力手段から出力する
ようにしたり、携帯端末装置内の操作部から出力される
操作情報を第1のインタフェース手段を介してアダプタ
に送り、アダプタ内の追加機能実行手段がこの操作情報
に従って動作するようにしている。また、携帯端末装置
内で受信した圧縮音声データを第1のインタフェース手
段を介してアダプタに送り、アダプタ内で復号再生処理
のみを行うようにしたり、文字放送受信手段などの追加
機能実行手段から出力された文字情報を第1のインタフ
ェース手段を介して携帯端末装置に送り、当該携帯端末
装置内の情報表示手段に表示するようにしたので、携帯
端末装置の資源を有効に活用することができ、重複する
資源の無駄を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による携帯端末装置用のアダプ
タおよびこれを適用した携帯電話装置の構成例を示す図
である。
【図2】第1の実施形態によるアダプタおよび携帯電話
装置の内部構成例を示す図である。
【図3】アダプタの他の構成例を示す図である。
【図4】第2の実施形態によるアダプタおよび携帯電話
装置の内部構成例を示す図である。
【図5】第2の実施形態の変形例を示す図である。
【図6】第3の実施形態によるアダプタおよび携帯電話
装置の内部構成例を示す図である。
【図7】第4の実施形態によるアダプタおよび携帯電話
装置の内部構成例を示す図である。
【図8】第5の実施形態による携帯端末装置用のアダプ
タおよびこれを適用した携帯電話装置の構成例を示す図
である。
【図9】第5の実施形態によるアダプタおよび携帯電話
装置の内部構成例を示す図である。
【図10】第6の実施形態による携帯端末装置用のアダ
プタおよびこれを適用した携帯電話装置の構成例を示す
図である。
【図11】第6の実施形態によるアダプタおよび携帯電
話装置の内部構成例を示す図である。
【図12】第7の実施形態による携帯端末装置用のアダ
プタおよびこれを適用した携帯電話装置の構成例を示す
図である。
【図13】第7の実施形態によるアダプタおよび携帯電
話装置の内部構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話装置 2 アンテナ 3 LCD 4 キーパッド 5 スピーカ 6 マイク 7 イヤホンマイク端子 7d 電源端子 7e ラジオ入力端子 7f データ出力端子 7g 文字放送ラジオ端子 7h 音声再生端子 8 バイアス回路 9 スイッチ 10 携帯端末装置用のアダプタ 13 プラグ 14 接続コード 14a イヤホン出力線 14b マイク入力線 14c グランド線 14d 電源線 14e ラジオ入力線 14f データ出力線 14g 文字放送ラジオ線 14h 音声再生線 15 イヤホンマイク端子 16 スイッチ 17 ラジオ部 18 電池部 20 イヤホンマイク 60 携帯端末装置用のアダプタ 61 スイッチ 62 ダイオード 63 電池部 64 充電回路 70 携帯端末装置用のアダプタ 71 スイッチ 72 増幅器 80 携帯端末装置用のアダプタ 81 制御部 82 制御部 90 携帯端末装置用のアダプタ 91 見えるラジオ部 92 スイッチ 93 表示部 100 携帯端末装置用のアダプタ 101 復号再生部 102 スイッチ 103 スイッチ 104 制御部 105 メモリ 110 携帯端末装置用のアダプタ 111 メモリ 112 記録部 113 再生部 114 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 FF03 FF25 GG03 HH01 HH29 KK07 5K067 AA34 AA42 AA43 BB04 DD27 DD54 FF13 FF15 FF19 FF23 FF26 FF27 FF40 GG11 HH01 HH23 KK05 KK06 KK15 KK17 5K101 KK18 LL12 MM06 NN07 NN36 NN37

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末装置と電気的に接続して追加の
    機能を実行するための携帯端末装置用のアダプタであっ
    て、 上記携帯端末装置と電気的に接続するための第1のイン
    タフェース手段と、 上記追加の機能を実行する追加機能実行手段と、 上記携帯端末装置の使用状態に応じて上記第1のインタ
    フェース手段に現れる状態の変化に基づいて、上記携帯
    端末装置から上記第1のインタフェース手段を介して供
    給される情報と、上記追加機能実行手段から供給される
    情報との何れかを選択して出力する選択手段とを備えた
    ことを特徴とする携帯端末装置用のアダプタ。
  2. 【請求項2】 上記第1のインタフェース手段は、上記
    携帯端末装置のイヤホンマイク端子に接続するためのイ
    ンタフェース部であることを特徴とする請求項1に記載
    の携帯端末装置用のアダプタ。
  3. 【請求項3】 上記携帯端末装置は携帯電話装置であ
    り、上記選択手段は、上記携帯電話装置が着信待ち中
    か、着信時あるいは通話中であるかによって上記第1の
    インタフェース手段の接続線に現れる電圧の変化に基づ
    いて選択動作を行うことを特徴とする請求項1または2
    に記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  4. 【請求項4】 着脱可能な音声入出力手段と電気的に接
    続するための第2のインタフェース手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の携帯端末
    装置用のアダプタ。
  5. 【請求項5】 上記選択手段の出力線に電気的に接続さ
    れた音声入出力手段を備えたことを特徴とする請求項1
    〜3の何れか1項に記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  6. 【請求項6】 上記第1のインタフェース手段は、上記
    アダプタ内の電池部から供給される電源を上記携帯端末
    装置内の充電回路に供給するための接続線を有すること
    を特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の携帯端
    末装置用のアダプタ。
  7. 【請求項7】 上記追加機能実行手段は、ラジオ放送を
    受信してその音声を出力するラジオ受信手段であること
    を特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の携帯端
    末装置用のアダプタ。
  8. 【請求項8】 上記第1のインタフェース手段は、上記
    ラジオ受信手段から出力される音声を上記携帯端末装置
    内の音声出力手段に供給するための接続線を有すること
    を特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置用のアダプ
    タ。
  9. 【請求項9】 上記第1のインタフェース手段は、上記
    携帯端末装置内の操作部から出力される操作情報を上記
    アダプタ内で上記ラジオ受信手段の制御を行う制御手段
    に供給するための接続線を有することを特徴とする請求
    項7に記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  10. 【請求項10】 上記追加機能実行手段は、上記携帯端
    末装置で受信した圧縮音声データを復号して再生する音
    声復号再生手段であることを特徴とする請求項1〜6の
    何れか1項に記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  11. 【請求項11】 上記追加機能実行手段は、上記携帯端
    末装置から供給される音声と上記音声入出力手段から供
    給される音声とを記録媒体に記録するとともに、上記記
    録媒体に記録された音声を再生する記録再生手段である
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の携帯端末装
    置用のアダプタ。
  12. 【請求項12】 携帯端末装置と電気的に接続して追加
    の機能を実行するための携帯端末装置用のアダプタであ
    って、 上記携帯端末装置と電気的に接続するための第1のイン
    タフェース手段と、 上記追加の機能を実行する追加機能実行手段と、 上記携帯端末装置の使用状態に応じて上記第1のインタ
    フェース手段に現れる状態の変化に基づいて、上記第1
    のインタフェース手段と上記追加機能実行手段との接続
    の有無を切り替える切替手段とを備えたことを特徴とす
    る携帯端末装置用のアダプタ。
  13. 【請求項13】 上記第1のインタフェース手段は、上
    記携帯端末装置のイヤホンマイク端子に接続するための
    インタフェース部であることを特徴とする請求項12に
    記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  14. 【請求項14】 上記携帯端末装置は携帯電話装置であ
    り、上記切替手段は、上記携帯電話装置が着信待ち中
    か、着信時あるいは通話中であるかによって上記第1の
    インタフェース手段の接続線に現れる電圧の変化に基づ
    いて切替動作を行うことを特徴とする請求項12または
    13に記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  15. 【請求項15】 着脱可能な音声入出力手段と電気的に
    接続するための第2のインタフェース手段を備えたこと
    を特徴とする請求項12〜14の何れか1項に記載の携
    帯端末装置用のアダプタ。
  16. 【請求項16】 上記第1のインタフェース手段に電気
    的に接続された音声入出力手段を備えたことを特徴とす
    る請求項12〜14の何れか1項に記載の携帯端末装置
    用のアダプタ。
  17. 【請求項17】 上記追加機能実行手段は、FM文字放
    送を受信してその文字情報を出力する文字放送受信手段
    であることを特徴とする請求項12〜16の何れか1項
    に記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  18. 【請求項18】 上記第1のインタフェース手段は、上
    記文字放送受信手段から出力される文字情報を上記切替
    手段を介して上記携帯端末装置内の情報表示手段に供給
    するための接続線を有することを特徴とする請求項17
    に記載の携帯端末装置用のアダプタ。
  19. 【請求項19】 追加の機能を実行するアダプタと電気
    的に接続するためのイヤホンマイク端子と、 電池部に対して充電を行う充電回路とを備え、 上記イヤホンマイク端子と上記充電回路とを電気的に接
    続したことを特徴とする携帯端末装置。
  20. 【請求項20】 追加の機能を実行するアダプタと電気
    的に接続するためのイヤホンマイク端子と、 音声を出力する音声出力手段とを備え、 上記イヤホンマイク端子と上記音声出力手段とを電気的
    に接続したことを特徴とする携帯端末装置。
  21. 【請求項21】 追加の機能を実行するアダプタと電気
    的に接続するためのイヤホンマイク端子と、 操作部から出力される操作情報に従って各種の制御を行
    う制御手段とを備え、 上記イヤホンマイク端子と上記制御手段とを電気的に接
    続したことを特徴とする携帯端末装置。
  22. 【請求項22】 追加の機能を実行するアダプタと電気
    的に接続するためのイヤホンマイク端子と、 情報を表示する情報表示手段とを備え、 上記イヤホンマイク端子と上記情報表示手段とを電気的
    に接続したことを特徴とする携帯端末装置。
  23. 【請求項23】 追加の機能を実行するアダプタと電気
    的に接続するためのイヤホンマイク端子と、 ネットワークに接続して圧縮音声データを取り込んで蓄
    積するとともに、蓄積した圧縮音声データを読み出して
    出力する処理を行う制御手段とを備え、 上記イヤホンマイク端子と上記制御手段とを電気的に接
    続したことを特徴とする携帯端末装置。
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