JP2007208113A - Led駆動装置 - Google Patents

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Jinichi Kitazawa
仁一 北澤
Joshi Akizuki
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Abstract

【課題】汎用性が高く、低消費電力駆動が行なえるLED駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】出力電圧可変電源に接続される抵抗可変部に一定電流を供給し、出力電圧可変電源の出力電圧を基準電流生成部によって制御させる。そして、その出力電圧可変電源を電源とする1個以上のLED素子の直列接続から成る複数のLED列から構成されるLED発光体のLED列それぞれに能動素子の一端を接続する。そして、その能動素子の制御電極に上記一定電流と同一電流を流す制御電流が、上記基準電流生成部から上記各能動素子の制御電極に与えられるカレントミラー部によって、上記各LED列に電流が供給される。そして、それら複数のLED列の一つの端子電圧を検出して、そのLED列の発光に必要な出力電圧可変電源の電圧になるようにLED数判別部が、上記抵抗可変部の抵抗値を制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、任意の複数個の数のLED素子が配列されたLED発光体を、低消費電力で駆動可能なLED駆動装置に関する。
LED発光体10は、光源として各種の電子機器に利用されている。例えば液晶パネル等のバックライト用の光源は、例えば図1に示すような平面形状が直方体で、ケース内側が凹形状に刳りぬかれたケース1の内側底面部に、ケース1の長手方向及び短辺方向に所定の間隔を空けてLED素子3が2次元配置されて形成される。短辺方向に配列されたLED素子3をケース1内側に、ケース1外側で短辺方向の一方にカソード電極5、他方にアノード電極7が設けられている。ケース1の凹部9には、必要に応じて透明な樹脂が充填され、更に必要に応じてケース1の発光側の表面には、LED素子3の光を散乱及び拡散させる拡散板がケース1と一体に形成される。図1の平面図では拡散板を省略している。
このようなLED発光体10は、輝度を一定に保つ必要性から、定電流駆動回路によって駆動される。図11に特許文献1に開示された駆動回路を示す。NPNトランジスタTR(以下、NPNを省略する)と、トランジスタTRのエミッタ電極と接地電位との間に接続されたエミッタ抵抗RE1と、エミッタ抵抗RE1が反転入力端子に接続されるオペアンプOP120と、その出力端子がベース抵抗RB1を介してトランジスタTRのベース電極に接続されて、定電流回路121を構成している。
オペアンプOP120は、非反転入力端子に入力される制御電圧Viと、エミッタ抵抗RE1の電圧降下VRE1が等しくなるようにトランジスタTRを制御する。つまり、オペアンプOP120が、トランジスタTRのエミッタ電流IE1とエミッタ抵抗RE1との電圧降下VRE1(VRE1=RE1×IE1)とViが等しくなるようにトランジスタTRを制御するので、制御電圧Viに応じた一定のエミッタ電流IE1が流れる定電流回路121として動作する。
定電流回路121を構成するトランジスタTRのコレクタ電極には、PNPトランジスタTR(以下、PNPを省略する)のコレクタ電極とベース電極が接続され、トランジスタTRのエミッタ電極はエミッタ抵抗RE2を介して電源Vccに接続されている。
トランジスタTRのベース電極は、トランジスタTRと同一特性を示すPNPトランジスタTR、TR、TRのベース電極に接続されている。トランジスタTR〜TRのそれぞれのエミッタ電極は、エミッタ抵抗RE2と同じ抵抗値のエミッタ抵抗RE3、RE4、RE5を介して電源Vccに接続されている。
今、トランジスタTRとTRは同一特性を示すトランジスタであり、トランジスタTRのコレクタ電流IC2は、定電流回路121によって一定の値に制御されている。また、トランジスタTRとTRのエミッタ抵抗RE2とRE3の値も等しいので、トランジスタTRのベース電流IB3は、トランジスタTRのベース電流IB2と等しくなる(IB3=IB2)。その結果、同一特性のトランジスタに同一のベース電流が流れるので、トランジスタTR〜TRのコレクタ電流IC2〜IC5も等しくなる、いわゆるカレントミラー回路を構成する。
このカレントミラー回路によって、各トランジスタTR〜TRのコレクタ電極に接続されたLED列122〜124に、定電流回路121で決定したトランジスタTR2のコレクタ電流IC2と同じ電流を供給することが出来る。LED列122、123、124には同一の電流が供給されるので、各LED素子は同一輝度で発光する。
特開2002−237745号公報
しかしながら、上記したような従来の技術では、LED発光体に合わせてLED駆動装置を専用設計する必要があった。図11に示す例では、各LED列122、123、124は2個のLED素子の直列接続で構成されている。各LED素子122a〜124bは、例えば順方向電流Iが20mAで順方向電圧Vが約3.5Vの電気的特性を持つとする。そうした場合、各LED列で約7.0Vの電圧降下が発生する。
LED発光体を構成するLED素子の数は、要求される仕様によって多種多様であり、例えば、LED列を4個のLED素子の直列接続で構成されるとすると、LED素子での電圧降下は約14.0Vであり、電源電圧Vccの値を変更するような設計変更が求められる。つまり、従来のLED駆動装置は、LED発光体に対して一品一様であり汎用性が無かった。ただし、例えば、LED列を4個のLED素子の直列接続される前提で設計されたLED駆動装置を、3個若しくは2個のLED素子の直列接続からなるLED発光体に用いることは可能である。しかしこの場合、トランジスタTR3〜TR5のコレクタ−エミッタ間の電圧VCEが、その分上昇しトランジスタTR3〜TR5で余分に電力を消費してしまう問題がある。
LED発光体の仕様は、上記したように多種多様であり、それぞれの仕様に合わせてLED駆動装置を専用設計していたのでは、納期の面及びコストの面で効率的でなかった。
この発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、LED発光体の、或る幅を持った仕様範囲に対応できるように汎用性を高め、且、低消費電力で駆動するLED駆動装置を提供することを目的とする。
この発明のLED駆動装置は、出力電圧可変電源に接続される抵抗可変部に一定電流を供給し、出力電圧可変電源の出力電圧を基準電流生成部によって制御させる。そして、その出力電圧可変電源を電源とする1個以上のLED素子の直列接続から成る複数のLED列から構成されるLED発光体のLED列それぞれに能動素子の一端を接続する。そして、その能動素子の制御電極に上記一定電流と同一電流を流す制御電流が、上記基準電流生成部から上記各能動素子の制御電極に与えられるカレントミラー部によって、上記各LED列に電流が供給される。そして、それら複数のLED列の一つの端子電圧を検出して、そのLED列の発光に必要な出力電圧可変電源の電圧になるようにLED数判別部が、上記抵抗可変部の抵抗値を制御する制御信号を生成し、その制御信号をLED数判別部と抵抗可変部との間に設けられた状態保持部が保持する。
以上のようにこの発明のLED駆動装置によれば、一定電流が供給される複数のLED列の一つの端子電圧あるいは複数の端子電圧からLED列のLED素子の数を検出して、そのLED素子数に必要な電源電圧になるように出力可変電源の電圧を制御することが出来るので、任意のLED素子数からなるLED列に対応可能な汎用性の高いLED駆動装置を提供することが可能になる。また、この発明のLED駆動装置によれば、上記の制御によって余分な電力消費も抑えることが出来る。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以降の説明において、同一のものには同一の参照符号を付け、説明は繰り返さない。
[第1実施形態]
[実施例1]
図2にこの発明のLED駆動装置の基本機能構成を示す。出力電圧可変電源20は、電圧入力端子21に入力される所定の直流電圧から、その所定直流電圧から異なった出力電圧Vppを生成するDC−DCコンバータ若しくはスイッチングレギュレータと一般的に呼ばれる出力電圧可変電源である。出力電圧Vppが出力される出力電圧可変電源20の電圧出力端子22に抵抗可変部23の一端が接続される。抵抗可変部23の他端には、一定電流を供給する基準電流生成部24が接続される。基準電流生成部24は、出力電圧可変電源20の出力電圧Vppの電圧値を制御する制御信号25を出力電圧可変電源20に出力する。
この出力電圧可変電源20と抵抗可変部23と基準電流生成部24、及び基準電流生成部24から出力電圧可変電源20へ接続される制御信号25の構成によって、抵抗可変部23に一定電流を供給する定電流回路を構成している。基準電流生成部24内に設けられた抵抗に発生する電圧降下の値(以降、制御電圧25と称する)が、ある一定値になるように電圧出力端子22の出力電圧Vppが制御される。
その電圧出力端子22に一端を接続する1個以上のLED素子の直列接続からなる複数のLED列10、10、10(図示せず)から成るLED発光体10の他端には、基準電流生成部24内に設けられ定電流値を決定する能動素子と同一特性の能動素子27、27、27(図示せず)の一端がそれぞれ接続される。
各能動素子27、27の制御電極は、基準電流生成部24内の能動素子の制御電極に接続され、抵抗可変部23に供給される一定電流と同一の電流をLED列10、10に供給するカレントミラー部28を構成している。複数のLED列10〜10から構成されるLED発光体10の一つのLED列10の能動素子27側の端VC1がLED数判別部29に接続されている。
LED数判別部29は、LED列10の能動素子27側の電圧値に応じて抵抗可変部23の抵抗値を制御する制御信号を生成し、状態保持部50に出力する。状態保持部50で保持された制御信号は、抵抗可変部23に接続されている。
以上のように構成されたLED駆動装置200においては、LED列10を構成するLED素子の数によって、出力電圧可変電源20の出力電圧Vppを可変制御することが可能になる。LED駆動装置200が駆動可能なLED10を構成するLED素子の最大数を4個とした場合を例に、その動作を説明する。
例えば、LED素子の順方向電圧V=3.5Vとし、4個のLED素子でLED列10を構成すると、LED列10と能動素子27との接続点VC1の電圧は、出力電圧Vppよりも約14V低下した電圧になる。この電圧からLED数判別部29は、LED列10のLED数を検出する。今、LED素子の数は最大4個の前提でLED駆動装置200が設計されているので、接続点VC1の電圧は、出力電圧Vppより約14V低下した電圧となる。このときにLED数判別部29が抵抗可変部23の抵抗値を最大値に設定する制御信号を生成するようにしておくことで、抵抗可変部23における電圧降下は最大になり、出力電圧Vppが最大となる。
駆動可能な最大のLED素子数が4個のLED駆動装置200において、LED列10,10のLED素子数を3個とした場合を考える。このときは、接続点VC1の電圧は出力電圧Vppよりも約10.5V低下した電圧になる。先ほどのLED素子数が4個のときよりも、接地電位から見た電圧は、約3.5V高くなる。この高い電圧をLED数判別部29が検出すると、抵抗可変部23の抵抗値を小さくする制御信号を生成する。その制御信号によって、抵抗可変部23の抵抗値が小さくなると、抵抗可変部23に流れる電流が増加しようとするが、この電流が一定値になるように出力電圧可変電源20が働き、出力電圧可変電源20の電圧出力端子22の電圧を低下させ電流値を一定に保つ。抵抗可変部23の抵抗値を小さくする制御信号は状態保持部50で保持され、LED数が3個の場合の出力電圧Vppが維持される。
このようにLED列10を構成するLED素子の数に応じて、出力電圧可変電源20の出力電圧を設定することが出来る。この結果、LED発光体10の多様な仕様に対応することができ、汎用性が高く、能動素子27,27に余分な電圧を印加することがない、低消費電力なLED駆動装置を実現することができる。
具体的なこの発明のLED駆動装置の実施例1を図4に示し、その動作を説明する。図4は図2に示したこの発明の基本機能構成と全く同じ構成である。したがって、各機能部の参照符号を同一とし、その接続関係の説明については省略する。
出力電圧可変電源20は、前述のようにDC-DCコンバータ若しくはスイッチングレギュレータと一般的に呼ばれるものであり、その具体的な構成例を図3に示す。
出力電圧可変電源20の電圧出力端子22に一端を接続する抵抗可変部23は、その電圧出力端子22に一端を接続する抵抗素子RC0と、抵抗素子RC0の他端に多段に直列に接続される抵抗素子RC1、RC2、RC3の4個の抵抗素子と、抵抗素子RC1〜RC3のそれぞれの両端に接続されるスイッチ素子SW、SW、SWとで構成される。スイッチ素子SW〜SWは、例えばCMOSデバイス(Complementary Metal Oxide Semiconductor )のアナログスイッチの例を示したが、リレーでも良い。このスイッチ素子SWは、LED数判別部29の出力端子Aの出力信号を保持する状態保持部50のR-Sラッチ50aのQ出力によって、オン/オフが制御される。スイッチ素子SWも同様にLED数判別部29の出力端子Bの出力信号を保持する状態保持部50のR-Sラッチ50bのQ出力によって、スイッチ素子SWも同様にLED数判別部29の出力端子Cの出力信号を保持する状態保持部50のR-Sラッチ50cのQ出力によってオン/オフが制御される。
抵抗可変部23の他端である抵抗素子RC3の一端は、基準電流生成部24を構成するNPNトランジスタ24a(以降、NPNは省略する)のコレクタとベース電極に接続される。トランジスタ24aのエミッタ電極は、出力電圧可変電源20の出力電圧を制御する制御電圧25を生成するエミッタ抵抗RE0を介して接地される。トランジスタ24aを流れる電流が増加すれば制御電圧25が上昇し、電流が減少すれば制御電圧25が低下する。
出力電圧可変電源20の出力電圧Vppには、1個以上のLED素子の直列接続から成る複数のLED列から構成されるLED発光体10の一端が接続されている。図4に示す実施例1では、各LED列10、10、10(図示せず、以降省略)は、4個のLED素子101a、101b、101c、101dの直列接続で構成されている。
LED発光体10の他端、つまり各LED列10、10のそれぞれのカソード電極は、能動素子27、27、27(図示せず、以降省略)を構成するトランジスタ27a、27aのコレクタ電極に接続される。各トランジスタ27a、27aのエミッタ電極は、エミッタ抵抗RE1、RE2を介して接地されている。トランジスタ27a、27aは、トランジスタ24aと同一特性のトランジスタであり、エミッタ抵抗RE1、RE2もエミッタ抵抗RE0と同じ抵抗値である。その結果、基準電流生成部24と能動素子27、27は、トランジスタ24aに流れる電流と同じ電流を能動素子27、27に流すカレントミラー部28を構成している。したがって、抵抗可変部23に流れる電流と同じ電流を各LED列10、10に流すことが出来る。
LED発光体10の一つのLED列10と能動素子27との接続点VC1は、LED数判別部29を構成する定電圧ダイオードVZ-1のカソード電極に接続されている。LED数判別部29は、同一のツェナー電圧を持つ3個の定電圧ダイオードVZ-1、VZ-2、VZ-3の直列接続と、定電圧ダイオードVZ-3のアノード電極に一端を接続し他端を接地する電流制限抵抗Rとからなる分圧部290と、3個のロジックレベル変換回路291〜293とで構成される。
ロジックレベル変換回路291〜293は、入力される電圧が低いときにロジックレベル“0”、つまり接地電位、入力される電圧がある程度以上で在ればロジックレベル“1”、つまり状態保持部の電源Vcc電位に変換するものである。
ロジックレベル変換回路291は、接続点VC1の電圧から定電圧ダイオードVZ-1のツェナー電圧V分降下した電圧をロジックレベルに変換して端子Aに出力する。ロジックレベル変換回路292は、更にもう1個の定電圧ダイオードVZ-2を介した電圧を変換して端子Bに出力する。ロジックレベル変換回路293は、更にもう1個の定電圧ダイオードVZ-3を介した電圧を変換して端子Cに出力する。
今、説明を簡単にする目的で、LED素子の順方向電圧Vと定電圧ダイオードのツェナー電圧Vとを同一の電圧値とする。更にその前提で、LED発光体10が発光時のLED列10と能動素子27との接続点VC1の電圧が約ツェナー電圧Vの1個分の電圧になるように、抵抗可変部23と基準電流生成部24、及び出力電圧可変電源20を設計しておく。
この前提でLED駆動装置200が動作を開始すると、LED数判別部29の分圧部290の定電圧ダイオードVZ-1のアノード電極の電位は、略0Vになる。定電圧ダイオードVZ-1のアノード電極は、ベース抵抗RB1を介してロジックレベル変換回路291を構成するNPNトランジスタ291a(以降、NPNを省略)のベース電極に接続されているので、このときトランジスタ291aにベース電流が流れない。したがって、トランジスタ291aはカットオフ状態となる。このトランジスタ291aのコレクタ電極は、抵抗素子291bを介して電源電圧Vccに接続されると共に、ロジックレベル変換回路291を構成する2段目のNPNトランジスタ291c(以降、NPNを省略)のベース電極に接続されている。トランジスタ291cのコレクタ電極は抵抗素子291dを介して電源電圧Vccに接続されている。したがって、トランジスタ291aがカットオフの時は、2段目のトランジスタ291cに抵抗素子291bを介して電源電圧Vccからベース電流が供給されるので、トランジスタ291cはオンする。トランジスタ291cがオンすると、抵抗素子291dを介して電源電圧Vccに接続されたトランジスタ291cのコレクタ電極である端子Aの電圧レベルは“0”となる。同様にロジックレベル変換回路292、293の端子B及び端子Cも分圧部290からの入力電圧が略0Vであるために“0”レベルとなる。すなわち、端子A〜Cは全部“0”である。
このLED数判別部29の端子Aは、状態保持部50を構成するR-Sラッチ50aのセット端子Sに接続されている。端子Bは状態保持部50のR-Sラッチ50bのセット端子Sに、端子Cは状態保持部50のR-Sラッチ50bのセット端子Sに接続されている。各R-Sラッチ50a〜50cのリセット端子には、LED駆動装置200が動作開始時(電源投入時)にスパイク状のパルス信号を生成するパワーオンクリヤー51が接続されている。
パワーオンクリヤー51は、電源入力端子21に電圧を供給する電源電圧Vccに一端を接続するコンデンサ51aと、コンデンサ51aの他端と接地電位と間に接続される抵抗素子51bの直列接続で構成され、コンデンサ51aと抵抗素子51bとの接続点を出力とするものである。LED駆動装置200が動作を開始する電源投入時に、電源入力端子21に電圧を供給すると電源電圧Vccが立ち上がり、コンデンサ51aへの充電電流が抵抗素子51bを介して流れる。この時に抵抗素子51bに発生するスパイク状のパルス波形でR-Sラッチ50a〜50cを初期化する。
したがって、動作開始時にR-Sラッチ50a〜50cの各Q出力は、全て“0”に初期化されている。その後、LED数判別部29が接続点VC1の電圧を検出しても、この場合、端子A〜Cが“0”であるので、R-Sラッチ50a〜50cの各Q出力の“0”は維持される。
この結果、抵抗可変部23のスイッチ素子SW、SW、SWは全てオフ状態となる。したがって、抵抗可変部23の抵抗値は、最大(RC0+RC1+RC2+RC3)となり、LED発光体10に、LED素子数4個の発光に必要な最大出力電圧が出力電圧可変電源より供給される。
以上説明した図4の構成において、LED発光体10のLED列10、10のLED素子数を3個に変更した場合の動作を次に説明する。LED素子数が3個の場合でも、パワーオンクリヤー51の働きで、動作開始時は抵抗可変部23の抵抗値が最大の状態で動作を開始する。つまり、上記したLED素子が4個のときと同じ電圧がLED発光体10に供給される。したがって、接続点VC1の電圧が上記説明したときよりも接地電位から見てLED素子1個分の順方向電圧V分上昇する。すると、この例では、LED素子の順方向電圧Vと定電圧ダイオードのツェナー電圧Vとが等しい値の例で説明しているので、LED数判別部29の分圧部290の定電圧ダイオードVZ-1のアノード電極の電位は、略0Vから約3.5Vになる。定電圧ダイオードVZ-1のアノード電極の電位が3.5Vになると、ロジックレベル変換回路291のトランジスタ291aにベース抵抗RB1を通じてベース電流が流れ、トランジスタ291aがオンする。トランジスタ291aがオンすると2段目のNPNトランジスタ291cに電源電圧Vccからベース電流が供給されなくなり、トランジスタ291cがカットオフする。すると抵抗可変部23のスイッチ素子SWに接続される端子Aの電圧レベルは“1”となる。このとき、ロジックレベル変換回路292の入力電圧である定電圧ダイオードVZ-2のアノード電極の電位は、略0V、ロジックレベル変換回路293の入力電圧である定電圧ダイオードVZ-3のアノード電極の電位も、略0Vである。したがって、端子A=“1”、端子B=“0”、端子C=“0”となる。
すると状態保持部50のR-Sラッチ50aだけがセットされ、抵抗可変部23のスイッチ素子SWがオンするので、抵抗可変部23の抵抗値はLED素子が4個直列の場合よりも抵抗素子RC1分小さくなる(RC0+RC2+RC3)。抵抗可変部23の抵抗値が小さくなると抵抗可変部23を流れる電流が増加しようとするが、電流値を一定とするように出力電圧可変電源20の出力電圧Vppは低下する。
出力電圧Vppが低下すると接続点VC1の電圧も低下し、このときLED数判別部29の端子A〜Cは、A=“1”,B=“0”,C=“0”からA=“0”,B=“0”,C=“0”に変化するが、状態保持部50のR-Sラッチ50a〜50cの“1”,“0”,“0”の状態、つまりA=“1”,B=“0”,C=“0”の状態は維持される。
LED発光体10のLED列10、10のLED素子数を2個或いは1個にした場合も同様に動作する。詳細な動作説明は省略するが、LED素子数が2個の場合は、LED数判別部29の端子AとBが“1”になる。この結果、抵抗可変部23の抵抗値はRC0+RC3となる。抵抗可変部23の抵抗値が小さくなることで、出力電圧可変電源20の出力電圧Vppは低下して、LED素子数2個に応じた電圧に設定される。LED素子数が1個の場合は、LED数判別部29の端子A,B,Cが“1”になる。この結果、抵抗可変部23の抵抗値はRC0となる。抵抗可変部23の抵抗値が小さくなることで、出力電圧可変電源20の出力電圧Vppは低下して、LED素子数1個に応じた電圧に設定される。
以上説明したように本発明のLED駆動装置は、LED素子の数に応じて、出力電圧Vppを設定することが出来る。
[実施例2]
ここまでの説明は、LED発光体10を構成する各LED列のLED素子の数が同じ前提で行なってきた。しかし図5に示すように各LED列のLED素子の数が同じでない場合もある。図5はLED発光体10の平面図であり、長方形のLED発光体10上に4列のLED列10〜10が形成されている。その両短辺側のLED列10と10はLED素子数が2個、中央部分のLED列10と10は3個となっている。要求仕様に合わせてLED列のLED素子数を変更することは良く行なわれる。
そこで、LED素子の数が異なるLED列から構成されるLED発光体10に、この発明を適用した実施例2を図6に示し、その動作を説明する。図6は先に説明済みの図4と基本的な機能構成は同一であり、その上にLED最大数検出部60が追加されている。
図4と異なる点について述べる。LED発光体10のLED列10のLED素子数が2個、隣のLED列10のLED素子数が3個であり、図4の4個より少なくなっている。更にLED列10と能動素子27との接続点VC2にLED数判別部29と同じ構成のLED数判別部29が接続され、その検出信号の端子Aは、LED数判別部29の端子AとANDゲート60aで論理積され、その出力が状態保持部50のR-Sラッチ50aのセット端子Sに接続されている。同様にLED数判別部29の端子Bは、LED数判別部29の端子BとANDゲート60bで論理積され、その出力が状態保持部50のR-Sラッチ50bのセット端子Sに接続されている。また、端子CはLED数判別部29の端子CとANDゲート60cで論理積され、その出力が状態保持部50のR-Sラッチ50cのセット端子Sに接続されている。これらANDゲート60a〜60cがLED最大数検出部60を構成している。
動作を開始すると実施例1の説明で明らかなように、LED数判別部29の端子A〜Cの各出力は、LED列10のLED素子数2個を検出して、A=“1”,B=“1”,C=“0”であり、LED数判別部29の端子A〜Cの各出力は、LED列10のLED素子数3個を検出して、A=“1”,B=“0”,C=“0”である。したがって、これらLED数判別部29とLED数判別部29の各出力信号の論理積を取るLED最大数検出部60の出力は、60aの出力“1”、60bの出力“0”、60cの出力“0”である。したがって、状態保持部50のR-Sラッチ50aがセットされて、抵抗可変部23のスイッチ素子SWがオンとなり、抵抗可変部23の抵抗値はRC0+RC2+RC3に設定される。つまりLED最大数検出部60を設けることで、LED発光体10のLED列を構成する最大のLED素子数3個に応じて出力電圧Vppを設定することが出来る。LED列10のLED素子数を1個、LED列10のLED素子数を2個の場合は、LED数判別部29の端子A〜Cの各出力は、A=“1”,B=“1”,C=“1”、LED数判別部29の端子A〜Cの各出力は、A=“1”,B=“1”,C=“0”である。これらLED数判別部29のLED数判別部29の各出力信号の論理積を取るLED最大数検出部60の出力は、60aの出力“1”、60bの出力“1”、60cの出力“0”である。したがって、状態保持部50のR-Sラッチ50aと50bがセットされて、抵抗可変部23のスイッチ素子SWとSWがオンとなり、出力電圧VppがLED素子2個を駆動する電圧に設定される。
このように、LED最大数検出部60を設けることで、LED列を構成するLED素子の数が異なったとしても、最大のLED数に合わせた出力電圧Vppにすることができる。
ここまでの説明では、LED列を構成するLED素子数最大4個、LED数判別部29の定電圧ダイオードの数を3個の実施例について、分かり易さを考えLEDの順方向電圧Vとツェナー電圧Vが同一電圧として説明を行った。この発明は説明に使用したLED素子数、LEDの順方向電圧値、定電圧ダイオードの数、ツェナー電圧値に限定されない。
LED数判別部の構成も定電圧ダイオードの直列接続である実施例に限定されない。この発明の技術思想において、LED数判別部はLED列の端子電圧VC1からLED列を構成するLED素子数を検出するものである。したがって、図7に示すようにLED列と能動素子との接続点VC1の電圧を、例えばA/Dコンバータ80でディジタル化し、そのディジタル化した信号を状態保持部50へ出力するように構成してもよい。
また各実施例に示したスイッチ素子SW〜SWにCMOSデバイスからなるアナログスイッチの例を示したが、上記したようにリレーでも良いし、図8に示すようにPNPトランジスタ91とNPNトランジスタ92からなるスイッチとしても良い。図8に示すスイッチ素子を例えば実施例1のスイッチ素子SWに適用する場合、PNPトランジスタ91のエミッタ電極が抵抗素子RC0側、コレクタ電極が抵抗素子RC2側に接続される。
更に、基準電流生成部24及び能動素子27は、どちらの極性の能動素子によっても構成することが可能である。図10に実施例1(図4)をPNPトランジスタで構成した例を示す。また、能動素子をバイポーラトランジスタで説明をしてきたが、図9に示すようにFETでも構成できる。
LED発光体の一例を示す図。 この発明のLED駆動装置の基本機能構成を示す図。 出力電圧可変電源20の具体的な構成例を示す図。 この発明の実施例1を示す図 LED素子数が異なるLED列からなるLED発光体の例を示す図。 この発明の実施例2を示す図。 LED数判別部29を他の構成とした実施例を示す図。 スイッチ素子の他の例を示す図。 FETで構成したカレントミラー部を示す図。 実施例1のカレントミラー部をPNPトランジスタで構成した例を示す図。 特許文献1に示された駆動回路を示す図。

Claims (2)

  1. 出力電圧可変電源と、
    上記出力電圧可変電源の電圧出力端子に一端を接続する抵抗可変部と、
    上記抵抗可変部の他端に接続され抵抗可変部に一定電流を供給すると共に上記出力電圧可変電源に制御信号を出力する基準電流生成部と、
    上記出力電圧可変電源の電圧出力端子に一端を接続する1個以上のLED素子の直列接続から成る複数のLED列で構成されるLED発光体と、
    上記基準電流生成部を含み、上記基準電流生成部から上記一定電流と同一電流を流す制御電流が各制御電極に与えられ、上記複数のLED列のそれぞれと直列に接続された複数の能動素子からなるカレントミラー部と、
    上記複数のLED列の一つの他端が接続され、その他端の電圧を検出し、そのLED列の発光に必要な電圧になるように上記抵抗可変部の抵抗値を制御する信号を生成するLED数判別部と、
    上記LED数判別部の出力する制御信号を保持して上記抵抗可変部の抵抗値を可変する状態保持部と、
    を備えることを特徴とするLED駆動装置。
  2. 請求項1に記載のLED駆動装置において、
    上記LED数判別部が上記複数のLED列のそれぞれに接続され、
    上記複数のLED数判別部の出力信号に応じて上記複数のLED列の中の最大のLED数を検出するLED最大数検出部を具備し、
    上記LED最大数検出部が上記抵抗可変部を制御するように構成されていることを特徴とするLED駆動装置。
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