JP2007207795A - 太陽電池素子および太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池素子および太陽電池モジュール Download PDF

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幸弘 吉嶺
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茂治 平
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Abstract

【課題】 各部材間の接触界面に生じた内部応力によりストレスが蓄積された結果、太陽電池素子の接続面と集電極との接触界面、集電極とハンダとの接触界面等の異種材料間における密着性が低下し、太陽電池素子とタブ間における接触抵抗の増加あるいはタブの剥離等の問題が発生する虞がある。そこで、斯かる環境変化による影響を受け難く、長期間にわたる信頼性の向上した太陽電池素子等を提供する。
【解決手段】 光電変換機能を呈する光電変換部と、該光電変換部の受光面側に、当該受光面の一部を露出して設けられた集電極と、を有し、前記集電極は、硬化性の第1の樹脂と、導電性材と、前記第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂とを含み、前記集電極は、内部に、前記第2の樹脂の前記第1の樹脂に対する濃度比が受光面側の表面領域における濃度比よりも大きくされた領域を有する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、太陽電池素子及び太陽電池モジュールに関し、特に歩留及び信頼性を向上させる技術に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵のエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから新しいエネルギー源として期待されている。
かかる太陽電池を家屋或いはビル等の電源として用いるにあたっては、太陽電池1枚当たりの出力が精々数W程度と小さいことから、通常複数の太陽電池素子をタブと呼ばれる導電性の接続部材によって電気的に直列或いは並列に接続することで出力を数100Wにまで高めた太陽電池モジュールとして使用される。
上記タブは、通常太陽電池素子の接続面に予め設けられた集電極に、ハンダを用いて接続される。太陽電池素子の接続面を構成する材料が単結晶シリコン或いは多結晶シリコン等の比較的高い耐熱性を有する材料から構成される場合には、前記集電極はセラミック製の導電性ペーストを用いて形成される。また、前記接続面を構成する材料が非晶質半導体材料等の耐熱性をあまり有さない材料から構成される場合には、前記集電極は樹脂製の導電性ペーストを用いて形成される。この従来の樹脂製の導電性ペーストとして、特許文献1には、エポキシ樹脂を含む樹脂製の導電性ペーストが記載されている。
特開2005−217148号公報
太陽電池モジュールは通常家屋の屋根上など戸外に設置され長期間にわたって使用されるため、温度変化や湿度変化等周囲の環境変化の影響を受けやすい。特に太陽電池モジュールは、受光面側に配されるガラス、Si(シリコン)等の半導体材料から構成される太陽電池素子、背面側に配される耐候性の樹脂フィルム、太陽電池素子を内部に封止する樹脂製の封止材、太陽電池素子同士を接続するための金属製タブ等の熱膨張係数の異なる種々の部材によって構成されるために温度変化の影響を受けやすい。このため長期間の使用を続けるうちに、夫々の部材間の接触界面に熱変化により生じた内部応力によるストレスが蓄積される。このため、例えば太陽電池素子の接続面と集電極との接触界面、集電極とハンダとの接触界面等の異種材料間における接触界面での密着性が低下し、太陽電池素子とタブ間における接触抵抗の増加あるいはタブの剥離等の問題が発生する虞がある。
そこで、本発明は、斯かる環境変化による影響を受け難く、長期間にわたる信頼性の向上した太陽電池素子および太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る太陽電池素子は、光電変換機能を呈する光電変換部と、該光電変換部の受光面側に、当該受光面の一部を露出して設けられた集電極と、を有し、前記集電極は、硬化性の第1の樹脂と、導電性材と、前記第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂とを含み、前記集電極は、内部に、前記第2の樹脂の前記第1の樹脂に対する濃度比が受光面側の表面領域における濃度比よりも大きくされた領域を有することを特徴とする。
なお、前記第1の樹脂はエポキシ樹脂であり、前記第2の樹脂はシリコーン樹脂であってもよい。
本発明に係る太陽電池モジュールは、ガラスと樹脂フィルムとの間に、配線タブによって電気的に接続された複数の太陽電池素子が封止材によって封止されてなる太陽電池モジュールであって、前記太陽電池素子は、光電変換機能を呈する光電変換部と、該光電変換部の受光面側に設けられた集電極と、を有すると共に、前記集電極は、硬化性の第1の樹脂と、導電性材と、前記第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂とを含み、且つ前記集電極は、内部に、前記第2の樹脂の前記第1の樹脂に対する濃度比が受光面側の表面領域における濃度比よりも大きくされた領域を含み、前記配線タブは、前記集電極における前記表面領域に、ハンダによって接着されることを特徴とする。
本発明によれば、集電極は、硬化性の第1の樹脂と、この硬化性の第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂が含まれ、前記集電極内部において前記第2の樹脂の前記第1の樹脂に対する濃度比が、受光面側の表面領域における濃度比よりも大きくされた領域を集電極が有している。従って、本発明によれば前記第2の樹脂の前記第1の樹脂に対する濃度比が大きくされた領域の内部応力を小さくすることができるので、この領域で環境変化等の要因により集電極に加わるストレスを緩和することができる。このため本発明によれば、環境変化等の要因によりストレスが加わった場合にも、集電極に過剰なストレスが蓄積されることを抑制でき、このため集電極に過剰なストレスが蓄積されることによって生じるタブ剥がれ等の不良の発生が抑制された太陽電池素子及び太陽電池モジュールを提供することができる。
尚、第1の樹脂との間で第2の樹脂が海島構造を形成するとは、大勢を占める第1の樹脂の中に、第1の樹脂と混ざることなく、第2の樹脂が島部を形成する形態で散在することを示す。このように硬化性の第1の樹脂と、この第1の樹脂との間で海島構造を有する第2の樹脂と、さらに導電性材とを含む樹脂製の導電性ペーストから作製された本発明の集電極によれば、第2の樹脂の第1の樹脂に対する濃度比が大きくされた領域で多くの海島構造が形成される。この結果、この領域において第1の樹脂同士の結合が第2の樹脂によって分断されるために内部応力が小さくなり、外部から加わるストレスが緩和されることとなる。このような第2の樹脂としては、第1の樹脂に対して相溶性の低い樹脂を用いることができる。
さらに、本発明にあっては集電極が、第2の樹脂の第1の樹脂に対する濃度比が大きくされた領域を、受光面側の表面領域よりも内部に有している。従って、集電極の受光側の表面領域に上述のタブをハンダにより接着する際に、集電極とハンダとの接着性を損なうことがなく、このため集電極とタブとの接着性を良好に維持することができる。
以上の次第により、本発明によれば環境変化等の要因により太陽電池素子とタブとの接着界面にストレスが加わった場合にも、太陽電池素子とタブとの間の接着性を強固に維持できるので、タブ剥がれ等の発生を低減することができ、信頼性の向上した太陽電池素子及び太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の意義ないし効果は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。
ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る太陽電池素子を説明するための構造図であり、同図(A)は断面構造図、同図(B)は光の入射側から見た平面図を示している。尚、同図(A)は、同図(B)におけるバスバー6Bの長手方向に沿った断面の構造図である。
図1に示す太陽電池素子は、タブが接続される接続面に非晶質半導体層を有する太陽電池素子の一例であり、n型単結晶シリコン基板2の一主面上には実質的に真性(i型)の非晶質シリコン層3、p型非晶質シリコン層4が順次積層されている。また基板2の他主面上には実質的に真性(i型)の非晶質シリコン層7、n型非晶質シリコン層8が順次積層されている。そして、これらn型非晶質シリコン層8、実質的に真性の非晶質シリコン層7、n型単結晶シリコン基板2、実質的に真性の非晶質シリコン層3およびp型非晶質シリコン層4によって光電変換部100が構成されている。
また、p型非晶質シリコン層4上にはITOからなる透光性導電膜5、樹脂性の導電性ペーストからなる集電極6が順次積層され、n型非晶質シリコン層8上にはITOからなる透光性導電膜9、樹脂製の導電性ペーストからなる集電極10が順次積層されている。
そして、光電変換部100、透光性導電膜5,9、集電極6,10から本実施形態に係る太陽電池素子が構成される。
かかる太陽電池素子において、入射光は集電極6、透明導電膜5を通過してp型非晶質シリコン層4側からn型単結晶シリコン基板2方向に入射する。入射光を有効に基板2に入射させるために、光入射側に配される集電極6は透明導電膜5表面の一部を露出するように設けられる。具体的には集電極6は細長形状を有する互いに平行な複数のフィンガー部6A,6A・・・と、各フィンガー部6A,6A・・・同士を電気的に接続するためのバスバー部6B,6Bとから構成され(同図(B))、これら各フィンガー部6A,6A・・・およびバスバー部6B,6Bから露出する透光性導電膜5の表面から光が光電変換部100内に入射する。
また、各フィンガー部6A,6A・・・は、入射光の入射面積を増大させるためにできるだけ幅狭に形成される。一方バスバー部6B,6Bはタブを接着させるために、また電気抵抗をできるだけ小さくするために、少なくともタブと同程度の幅もしくはそれ以上の幅に形成される。
n型非晶質シリコン8の側に配される集電極10は、光の入射面とは反対側の面に配されているので透光性導電膜9上の全面に形成しても良いし、光入射側に配される集電極6と同様に複数のフィンガー部6A,6A・・・およびバスバー部6B,6Bから構成するようにしても良い。
そして、銅等の金属製薄板等の可撓性を有する導電性部材からなるタブ12が、相隣接する一方の太陽電池素子1の集電極6におけるバスバー部6Bと、他方の太陽電池素子1の集電極10とにハンダを用いて接着されることにより、相隣接する太陽電池素子1が互いに電気的に接続される。
そして、図2の断面構造図に示すように、タブ12によって電気的に接続された複数の太陽電池素子1が、光入射側に配されるガラス等からなる光入射側支持部材14と、耐候性フィルムからなる背面部材15との間に挟持され、樹脂材料からなる封止材13の内部に封止されることによって太陽電池モジュールが構成される。
次に、本発明の特徴部分となる集電極の構成について以下に詳細に説明する。
図3は、光入射側に配される集電極6の構造を説明するための拡大断面構造図である。同図に示す如く、本実施形態の集電極6は透光性導電膜5と接する側に配された第1層601と、集電極6とタブ12を接着するためのハンダからなるハンダ層200と接する側に配された第2層602との2層構造を有している。
第1層601および第2層602は、いずれも導電性材(導電性フィラー)と熱硬化性樹脂(本発明の第1の樹脂)と該熱硬化性樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂とによって構成された樹脂型の導電性ペーストから構成されており、第2の樹脂の第1の樹脂に対する濃度比が、前記ハンダの層と反対側の透光性導電膜5側に配された第1層601の領域において、ハンダ200と接する側に配された第2層602よりも大きくなるように構成されている。
従って、本発明によれば第1層601において海島構造が第2層602に比べてより多く形成されるために、熱硬化性樹脂同士の結合力が第2層602に比べて弱まり、この結果太陽電池モジュールを長期間使用することによって透明導電膜5とタブ12との間に蓄積される内部応力によるストレスを緩和する効果を奏する。
次に、本発明の効果について具体的に説明する。
[実験1]
本発明に係る第2の樹脂が電極中の内部応力に及ぼす効果を調べた結果について、以下に説明する。
まず、テクスチャ面を有するn型の単結晶シリコン基板を用い、この基板の表面に厚み50Åのi型非晶質シリコン層、厚み50Åのp型非晶質シリコン層、および厚み1500ÅのITO膜を形成した。そして、このITO膜の上に、本発明に係る第1の樹脂としてのビスフェノールA型のエポキシ樹脂と、第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂としてのシリコーン樹脂とを有する樹脂型の導電性ペーストを用いて、厚み10μm及び50μmの電極を形成した。尚、導電性ペーストは導電性フィラーとして1〜5μmΦの球状銀粉と5〜20μmΦのフレーク状銀粉を50wt%ずつ含有している。
そして、導電性ペースト中のシリコーン樹脂の濃度を0〜20wt%の間で変化させて電極を形成したサンプルにおける電極中の内部応力を以下のようにして調べた。
内部応力の正確な測定方法としては音弾性法などが知られているが、ここでは凹凸のテクスチャ面が形成されているシリコン基板表面上での内部応力を調べるために、碁盤目法(JIS K 5400準拠)を使用して剥離状況を調査することによって電極中の内部応力を調べた。
碁盤目法とは、試験片に所定間隔の碁盤目状の切り傷をつけ、その傷の状態を目視で観察し、その状態(欠損部の面積など)によって10段階の評価を行うものである。本実験では、125×125mmの大きさを有する基板を用いて30×30mmの大きさの電極を形成し、その中央付近に1mm間隔で11本の切り傷をつけ、さらにそれらに直行する様に1mm間隔11本の切り傷をつけることにより、10mm×10mmの領域に100個のマス目を形成し、それらの剥離状況を評価した。
上記碁盤目法により、厚み10μmで電極を形成したサンプルと、厚み50μmで電極を形成したサンプルとにおける欠損状態を比較し、両者の違いが大きい場合は、内部応力が高いと判断した。この理由は以下の通りである。
ITO膜上に形成した電極の剥離は、ITOと電極との間の密着性が低いことに起因する剥離と、電極内部の内部応力が高まったことに起因する剥離の2種類が考えられる。そこで、本実験にあっては、厚みの異なる2種類のサンプルにおける剥離状態を比較することで、電極内部の内部応力が大きいことに起因する剥離を評価した。即ち、ITOと電極との間の密着性が低い場合には、厚みの異なる2種類のサンプルのいずれにおいても剥離が大きいために、厚みの異なるサンプル間でそれ程剥離の状況に差は生じない。一方、ITOと電極との間の密着性が高い場合には、剥離は電極中の内部応力によって生じることとなる。ここで、膜中の内部応力は、膜の厚みが大きくなるほど大きくなることが知られている。従って、膜中の内部応力が大きいサンプルは、厚みが小さい場合には剥離しにくくても厚みが大きくなると剥離しやすくなるために、厚みの小さいサンプルと厚みの大きいサンプルとの間で剥離状態の差が大きくなる。
上記碁盤目法を用いて、具体的には、目視にて剥離の状況を0〜10点の範囲で点数を付け、膜厚が10μm及び50μmのサンプル間における点数の差が0であれば「低い」、2であれば「中間」、4以上であれば「高い」とした。表1に、本確認実験におけるシリコーン樹脂の濃度と内部応力との関係を示す。なお、同表において、シリコーン樹脂の濃度(重量パーセント。以下、wt%)はシリコーン樹脂のエポキシ樹脂に対する濃度比を表すものとする。
この表に示す通り、導電性ペースト中のシリコーン樹脂の濃度を大きくすることにより、電極中の内部応力を小さくすることができる。
これは先に述べたように、エポキシ樹脂とシリコーン樹脂とは相溶性が低いため、エポキシ樹脂とシリコーン樹脂とを混合するとペースト内部に海島構造ができ(シリコーン樹脂が島部)、その結果、エポキシ樹脂の内部応力がシリコーン樹脂により分断される形となり、樹脂全体として内部応力が低下するためと考えられる。
従って、シリコーン樹脂に限らず、エポキシ樹脂と相溶性が低い材料であればペースト中に海島構造を形成できるので、このペーストによって作成された電極中の内部応力を小さくすることができる。
同表によると、シリコーン樹脂の濃度が5wt%以上で内部応力を小さくでき、好ましくはシリコーン樹脂の濃度が20wt%以上である。
Figure 2007207795
[実験2]
次に、本発明に係る第2の樹脂がハンダとの接着性に及ぼす効果について、以下に説明する。
本実験においても、第1の樹脂としてのビスフェノールA型のエポキシ樹脂と、第2の樹脂としてのシリコーン樹脂とを含む樹脂型の導電性ペーストを用いて電極を形成した。尚、本実験においても導電性ペースト中には、導電性フィラーとして1〜5μmΦの球状銀粉と5〜20μmΦのフレーク状銀粉とを50wt%ずつ含有している。
そして、導電性ペースト中のシリコーン樹脂の濃度を0wt%〜30wt%の間で変化させて電極を形成した実験1と同様のサンプルを作製し、夫々の電極表面に銅箔からなるタブをハンダ付けし、その後剥離させた後にタブのハンダ付け面を目視にて観察することで、ハンダの接着性についての確認実験を行った。すなわち、ハンダ付けの際の熱によってタブのハンダと集電極中の銀ペーストが合金化してタブ表面に残るので、この剥離させたタブの表面のハンダと銀ペーストが合金化している面積割合を評価することでハンダの接着性の程度を評価した。この合金化している面積割合が高いほど、ハンダの接着性が高いといえる。
表2に、本実験における導電性ペースト中のシリコーン樹脂の濃度とハンダ接着性(目視による合金化している面積割合)の関係を表す。同表に示す通り、導電性ペースト中のシリコーン樹脂の濃度を減らすほど、ハンダ接着性を向上できることがわかる。なお、同表において、シリコーン樹脂の濃度(wt%)はシリコーン樹脂のエポキシ樹脂に対する濃度比を表すものとする。
同表によると、シリコーン樹脂の濃度が10wt%以下でハンダ接着性を50%以上とする事ができ、好ましくはシリコーン樹脂の濃度が5wt%以下で、ハンダ接着性を80%以上とする事ができる。
Figure 2007207795
以上説明した通り、硬化性の第1の樹脂と、この第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂と、導電性材と、を含む導電性ペーストを用いて電極を形成するにあたり、導電性ペースト中の第2の樹脂の濃度を増やすことにより電極中の内部応力を減らすことができ、導電性ペースト中の第2の樹脂の濃度を減らすことによりタブ付けの際のハンダとの接着性を向上させることができる。
従って、本発明のように集電極が、内部に、第2の樹脂の第1の樹脂に対する濃度比が受光面側の表面領域における濃度比よりも大きくされた領域を有することで、ハンダとの接着性を損なうことなく集電極とタブとの接着性を良好に維持することができる共に、電極の内部応力を小さくすることができる。
以下に、この点について具体的に説明する。
[実験3]
本実験では、テクスチャ表面を有するn型の単結晶シリコン基板上に、厚み50Åのi型非晶質シリコン層、厚み50Åのp型非晶質シリコン層、および厚み1500ÅのITO膜を形成し、そのITO膜上に、樹脂型の導電性ペーストを用いて厚み30μmの集電極を形成することによってサンプルを作製した。尚、集電極は図2に示す通り、複数のフィンガー部6A,6A,・・・とバスバー部6B,6Bとを有する形状に形成した。
ここで、導電性ペーストとしては、第1の樹脂としてのビスフェノールA型のエポキシ樹脂と、第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂としてのシリコーン樹脂と、導電性フィラーとしての1〜5μmΦの球状銀粉と5〜20μmΦのフレーク状銀粉を夫々50wt%ずつ含有するペースト材料を用いた。
そして、シリコーン樹脂の濃度を0wt%、5wt%、10wt%、20wt%とした樹脂ペーストを用い、単層構造の集電極を形成することにより、比較例1〜4のサンプルを形成した。
次に、集電極の構造を図3に示す2層構造とし、ITO側の第1層(厚み15μm)をシリコーン樹脂の濃度が20wt%の樹脂ペーストから形成し、ハンダ側の第2層(厚み15μm)をシリコーン樹脂の濃度が夫々10wt%、5wt%の樹脂ペーストから形成することにより、実施例1,2のサンプルを形成した。
さらに、集電極の構造を図3に示す2層構造とし、ITO側の第1層(厚み15μm)をシリコーン樹脂の濃度が5wt%の樹脂ペーストから形成し、ハンダ側の第2層(厚み15μm)をシリコーン樹脂の濃度が20wt%の樹脂ペーストから形成することにより、比較例5のサンプルを形成した。
そして、夫々のサンプルについて集電極のバスバー部に銅箔からなるタブをハンダにより接着し、集電極のハンダとの接着性およびタブ強度を測定した。
尚、ハンダとの接着性は、実験2と同様の方法で測定した。また、タブ強度は、バスバー部にハンダによって接着されたタブを基板の表面に対して直角に折り上げ、その折り上げた端部を基板の表面に対して垂直方向に、すなわち折り上げた方向に向けて引っ張り、タブが剥離した際にタブに加えていた強度で示した。具体的には、図4に示すように、測定対象のサンプル13を引き剥がし強度測定器20の試料台上(図示せず)に固定すると共に、クリップ21により、サンプル13の集電極(図示せず)上に半田付けしたタブ12を挟む。その後、引き剥がし強度測定器20のハンドル22を回すことにより、タブ12がサンプルから剥離するまでクリップ21を引っ張る。そして、引き剥がし強度測定器20のゲージ23に表示される引き剥がし強度の最大値を測定することにより、タブ強度を測定した。
表3に、比較例1〜5のサンプルおよび実施例1,2のサンプルについて測定した、ハンダとの接着性及びタブ強度を示す。なお、同表において、シリコーン樹脂の濃度(wt%)はシリコーン樹脂のエポキシ樹脂に対する濃度比を表すものとする。
Figure 2007207795
同表に示す通り、単層構造で集電極を形成した比較例1〜4のサンプルでは、樹脂ペースト中のシリコーン樹脂濃度を大きくして形成した集電極ほど、ハンダとの接着性が低下する一方で、タブ強度は増大する。これは、実験1で説明したように、樹脂ペースト中のシリコーン樹脂濃度を増やすほど集電極中の内部応力が小さくなるために、タブ強度が大きくなったものと考えられる。
次に、集電極を2層構造とし、ITO側の第1層をハンダ層側の第2層よりもシリコーン濃度が大きくなるように形成した実施例1,2のサンプルでは、ハンダ層側の第2層を同じシリコーン樹脂濃度の樹脂ペーストから形成した比較例3,比較例2のサンプルに比べ、ハンダ接着性低下させること無くタブ強度を向上できることがわかる。
また、集電極層を2層構造とし、ハンダ層側の第2層をシリコーン樹脂濃度を第1層よりも大きい樹脂ペーストから形成した比較例5のサンプルでは、ハンダ接着性が低下すると共にタブ強度も小さくなった。
これは、ハンダ層側の第2層をシリコーン樹脂濃度を第1層よりも小さくした樹脂ペーストから形成することによりハンダとの接着性が低下すると共に、ITO側の第1層をシリコーン樹脂濃度を第2層よりも大きくした樹脂ペーストから形成することにより第1層中での内部応力が大きくなり、これらの効果があいまってタブ強度が小さくなったものと考えられる。
同表によると、第2層のシリコーン樹脂の濃度が10wt%以下でハンダ接着性を50%以上、タブ強度を150g以上とする事ができ、好ましくはシリコーン樹脂の濃度が5wt%以下で、ハンダ接着性を80%以上、タブ強度を180g以上とする事ができる。
なお、本発明に係る太陽電池素子における集電極は、上述した2層構造に限られるものではなく、3層以上の層構造を持つものであっても良い。以下に、この例について説明する。
[実験4]
次に、3層以上の層構造の集電極を有する実施例3のサンプルを以下のようにして形成した。
まず、実験3と同様にして、n型単結晶シリコン基板の表面に、i型非晶質シリコン層、p型非晶質シリコン層およびITO膜を形成した。
次に、実験3で用いたのと同じ樹脂ペーストを用いて3層構造の集電極を形成した。このとき、ITO膜と接する第1層(厚み10μm)は、シリコーン樹脂濃度を5wt%とした樹脂ペーストから形成した。次いで第1層上に、シリコーン樹脂濃度を20wt%とした樹脂ペーストを用いて厚み10μmの第2層を形成した。最後に、第2層上にシリコーン樹脂濃度を5wt%とした樹脂ペーストを用いて厚み10μmの第3層を形成した。そして、このようにして形成した実施例3のサンプルの集電極上に銅箔からなるタブをハンダにより接着し、ハンダ接着性およびタブ強度を測定した。その結果、実施例3のサンプルのハンダ接着性は80%であり、タブ強度は200gであり、最も優れたタブ強度が得られた。これは、第1層のシリコン配合率を低くするにつれて、ペーストとITOとの接着力が向上させることができるので、上の実施例2で述べた効果とあいまって、実施例2に比べてタブ強度が更に向上したものと考えられる。
このように、3層以上の層構造を有する集電極においても、本発明は有効である。
尚、以上の実施形態にあっては硬化性を有する樹脂としてビスフェノールA型のエポキシ樹脂を用いた。しかしながら硬化性を有する樹脂としてはこれに限らず、スチルべン系、ビフェニル系などの2官能化合物を原料とするエポキシ樹脂、ポリフェノール系、フェノールノボラック系などの多官能フェノール化合物を原料とするエポキシ樹脂や、ジシクロペンタジエン系/フェノール系重付加物を原料とするエポキシ樹脂を用いることができる。また、エポキシ樹脂以外に、フェノール樹脂,アクリル系樹脂や、それらの混合樹脂を用いても良い。
また、硬化性の第1の樹脂との間で海島構造を有する第2の樹脂としては、上述の実施形態で説明したシリコーン樹脂に限られるものではなく、硬化性の第1の樹脂の種類に応じて適宜選択すればよい。
また、集電極上にタブを接着するハンダとしては、Pbフリー半田を用いることが好ましい。Pbフリー半田を用いる場合、その融点が従来のハンダに比べ高くなるが、本発明によれば内部応力の小さい集電極を有する太陽電池素子を提供できるので、ハンダ付けの際に生じる熱影響を低減することができる。従って、本発明はPbフリー半田を使用する際に特に有用性が高い。
また、上記の実施形態において樹脂ペースト中の導電性材として銀を用いた。しかし導電性材としては銀に限らず、銅、ニッケル、アルミニウムなどの金属や銀コート金属、炭素などの導電性を有する材料を用いることができる。
また、透光性導電膜として上述の実施形態ではITO膜を用いてたが、他の材料からなる透光性導電膜、例えばZnO、IZO膜を用いることも出来る。
また、上記した実施形態では、光電変換機能を呈する光電変換部にn型の単結晶シリコン基板とp型の非晶質半導体とで構成されるpn接合を有する太陽電池素子について説明したが、太陽電池素子としてはこれに限らず、多結晶シリコン等の多結晶半導体、非晶質シリコン等の非晶質半導体、或いは化合物半導体等の材料から構成されるpn或いはpin接合を有する太陽電池素子や、色素増感系、有機系の太陽電池においても同様に適用することができる。
本発明の実施の形態は、上で述べているように、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
本発明に係る太陽電池素子を説明するための構造図であり、同図(A)は断面構造図、また同図(B)は平面図である。 図1に示した太陽電池素子を用いた太陽電池モジュールの構成を示した断面図である。 本発明の実施形態による太陽電池素子の集電極の断面図である。 タブ強度の測定を行う装置を説明する模式図である。
符号の説明
1 太陽電池素子
2 n型単結晶シリコン基板
3 i型非晶質シリコン層
4 p型非晶質シリコン層
5 ITO膜
6 集電極
7 i型非晶質シリコン層
8 n型非晶質シリコン層
9 ITO膜
10 集電極
11 太陽電池モジュール
12 タブ
13 サンプル
100 光電変換部
200 ハンダ層
601 下部層
602 中部層

Claims (3)

  1. 光電変換機能を呈する光電変換部と、
    該光電変換部の受光面側に、当該受光面の一部を露出して設けられた集電極と、
    を有し、
    前記集電極は、硬化性の第1の樹脂と、導電性材と、前記第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂と、を含み、
    前記集電極は、内部に、前記第2の樹脂の前記第1の樹脂に対する濃度比が受光側の表面領域における濃度比よりも大きくされた領域を有する
    ことを特徴とする太陽電池素子。
  2. 前記第1の樹脂はエポキシ樹脂であり、前記第2の樹脂はシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池素子。
  3. ガラスと樹脂フィルムとの間に、配線タブによって電気的に接続された複数の太陽電池素子が封止材によって封止されてなる太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池素子は、光電変換機能を呈する光電変換部と、該光電変換部の受光面側に設けられた集電極と、を有すると共に、
    前記集電極は、硬化性の第1の樹脂と、導電性材と、前記第1の樹脂との間で海島構造を形成する第2の樹脂とを含み、且つ
    前記集電極は、内部に、前記第2の樹脂の前記第1の樹脂に対する濃度比が受光面側の表面領域における濃度比よりも大きくされた領域を含み、
    前記配線タブは、前記集電極における前記表面領域に、ハンダによって接着されることを特徴とする、太陽電池モジュール。
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