JP2007207511A - 表示装置用光源装置及び希ガス蛍光ランプ - Google Patents

表示装置用光源装置及び希ガス蛍光ランプ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、端子間の絶縁性に優れた、水銀を含まない希ガス蛍光ランプを用いて、非発光部が小さく、ランプ全長に対して発光領域が大きく、信頼性の高い給電端子構造をした表示装置に用いられる表示装置用光源装置及びそれに用いる希ガス蛍光ランプを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、内面に発光層を有する直管状の発光管と、発光管の外周面に、発光管の略全長に亘って離隔して配置した一対の帯状の外部電極と、外部電極と電気的な接続関係を有し、外部電極の端部から導出した端子を備えた希ガス蛍光ランプにおいて、前記端子は希ガス蛍光ランプの径方向への付勢力を付与するような折り曲げ部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モニタ等の液晶表示装置や店頭表示装置に用いられる表示装置用光源装置及びそれに用いる希ガス蛍光ランプに関する。
液晶表示装置や店頭表示装置として、光源として冷陰極管ランプを用いた表示装置用光源装置が一般に普及している。図12は冷陰極管ランプを光源として装着した表示装置用光源装置を示す。
冷陰極管ランプは、一般に、製造および組み立てを簡素化して製造コストを削減するために、ランプホルダ83により、発光管1とリード線86とを接続している。またランプホルダ83は、リード線86を案内する面に円柱状の嵌合凸部84を備えている。そして、筐体81の底部82には、その両側方に嵌合孔85が形成されており、これらの嵌合孔85にランプホルダ83の嵌合凹部84が圧入されて嵌合固定されている。この際、冷陰極管ランプのリード線86は、嵌合孔85を挿通し、図示しない電源装置に組みつけられる。
また、冷陰極管ランプの光源からは、高輝度でかつ効率的な発光が得られているが、発光に必要な紫外線を得るために、ランプ内部に電極を設け、微量の水銀を封入している。しかし、近年は、環境の観点から水銀を含まない新しい光源が望まれており、水銀を含まない蛍光ランプとして、発光管の外周面に帯状の電極を配設し、発光管の内部に希ガスを封入し、これらの電極に電圧を印加して点灯する希ガス蛍光ランプが知られている。
従来この種の希ガス蛍光ランプは、情報機器の読取用光源として用いられ、特開平10−92386号に記載されるように、外部電極に端子を接続して、導出した構成が提案されている。
同公報に記載されている希ガス蛍光ランプについて、その端部のみを拡大した断面で表示すると、図13に示すような構成となる。図13(a)は発光管1の中心軸に沿った断面図、図13(b)は発光管1の封止部側から見た図である。発光管1の外周面には、例えばアルミニウムなどの金属部材よりなる一対の帯状の外部電極3が互いに対向するように貼着され、このときの外部電極間距離はLとなる。外部電極3の端部からは、例えば銅などよりなる端子4a、4bが、導電性ペースト5などにより接続される。発光管1の端部には、絶縁性のリング状のキャップ9が取り付けられており、キャップ9の外側面に沿って端子4a、4bが形成され、半田付け等によりリード線86が電気的に接続される。また、キャップ9の中央部には絶縁性に優れた接着剤10を充填し、端子4aと端子4bとの端子間距離Mの間の絶縁を確保している。
このような希ガス蛍光ランプでは、端子4a、4bの端子間距離Mが外部電極間距離Lより小さい構造であるため、希ガス蛍光ランプが小型化すると、端子間の絶縁性を保つことができなくなる。また、端子間の絶縁性を確保するために端子4a、4bの間に絶縁部材として接着剤10を介在させているが、さらに印加電圧が高くなると、端子4a、4b間で絶縁破壊が生じる恐れがある。さらに、端子4a、4b、キャップ9、接着材10が中心軸方向に伸びるように取り付けてあるため、希ガス蛍光ランプの全長が長くなり、発光管の中心軸方向の非発光部が大きくなるという問題もある。
特開平10−92386号公報
希ガス蛍光ランプを用いて表示装置用光源装置を構成するためには、複数本の希ガス蛍光ランプを平行に近接して並べて、照射面に均一に照射しなければならない。そこで、各々の外部電極型の希ガス蛍光ランプの電気的絶縁を確保する信頼性のある給電端子構造が必要とされている。また、液晶表示装置の小型化を実現するために、光の照射面積に対し給電構造などの非発光部が小さく、ランプ全長に対して発光領域が大きい希ガス蛍光ランプが必要とされている。
これより、この発明が解決しようとする課題は、端子間の絶縁性に優れた、水銀を含まない希ガス蛍光ランプを用いて、非発光部が小さく、ランプ全長に対して発光領域が大きく、信頼性の高い給電端子構造をした表示装置用光源装置及びそれに用いる希ガス蛍光ランプを提供することにある。
本願第1の発明は、内面に発光層を有する直管状の発光管と、発光管の外周面に、発光管の略全長に亘って離隔して配置した一対の帯状の外部電極と、外部電極と電気的な接続関係を有し、外部電極の端部から導出した端子を備えた希ガス蛍光ランプにおいて、前記端子は希ガス蛍光ランプの径方向への付勢力を付与するような折り曲げ部を有することを特徴とする。
また、本願第2の発明は、第1の発明において、前記端子の折り曲げ部は、希ガス蛍光ランプの端部から、希ガス蛍光ランプの中央部に向かって折り返されていることを特徴とする。
また、本願第3の発明は、第1の発明において、前記端子の折り曲げ部は、径方向に伸びる腕に設けられていることを特徴とする。
また、本願第4の発明は、第1乃至第3の発明において、前記発光管は、前記外部電極が被覆されるように透光性の絶縁部材を装着し、前記端子は、電気的導通部以外が絶縁部材で覆われていることを特徴とする。
また、本願第5の発明は、第1乃至第3の発明において、一方の端子は外部電極の中心軸方向の端部、他方の端子は他方の外部電極の中心軸方向の他の端部に設けられていることを特徴とする。
本願発明によれば、発光管端部を不透光性部材で覆う必要がないので、希ガス蛍光ランプの中心軸方向に非発光部の少なく、ランプ全長に対して発光領域が大きく、さらに、端子間距離が外部電極間距離より大きいので端子間の絶縁性に優れた表示装置用光源装置及びそれに用いる希ガス蛍光ランプを提供することができる。
また、端子が外部電極に希ガス蛍光ランプの径方向への付勢力を付与するので、電気的破断が発生しない信頼性の高い給電端子構造実現をした表示装置用光源装置及びそれに用いる希ガス蛍光ランプを提供することができる。
また、希ガス蛍光ランプの表示装置用光源装置の筐体への機械的据付と、希ガス蛍光ランプの電源装置への電気的接続を1回の作業で同時に行うことが可能となり、作業効率が大幅に改善する。
希ガス蛍光ランプをバックライト用光源として装着した液晶表示装置や店頭表示装置の表示装置用光源装置の構成について説明する。
図1は表示装置用光源装置を上から見た光源装置概略図である。表示装置用の光源は、表示面に光を均一に照射することが必要なため、図1に示すように、筐体81内部に複数本の希ガス蛍光ランプ80を並行に並べる。筐体81内部に配置されたそれぞれの希ガス蛍光ランプ80は、筐体81に対する希ガス蛍光ランプ80の高さ、および横方向の位置出しがされている。希ガス蛍光ランプ80への電力の供給部となる受け部8a、8bは筐体81の底部82もしくは筐体81の枠部87に固定され、図示しない電源装置に接続されている。
筐体81の長方向の内部長さは、希ガス蛍光ランプ80の全長と一致するように設計されている。希ガス蛍光ランプ80は、端子4a、4bが、受け部8a、8bに接触するように配置して通電させる。このように、筐体81の長方向の内部長さに、希ガス蛍光ランプ80の全長に合わせて配置することができるので、筐体81の内部を表示面より大きくして給電構造などの配置する非発光部を設ける必要が無く、希ガス蛍光ランプ80の全長に亘って光を照射して、表示面の長さとして使うことができる。
図1に示す表示装置用光源装置に装着される希ガス蛍光ランプ80を用いた光源装置について、本発明の第1の実施例を図2乃至図4を参照して説明する。
図2は図1に示す表示装置用光源装置に装着される希ガス蛍光ランプ80の電気的接続部を有する封止部分のみを拡大して中心軸X−Xに沿った断面で表示した拡大断面図である。図3は図2に示す希ガス蛍光ランプの端子4a、4bの斜視図である。図4は図2の希ガス蛍光ランプのA―A‘に沿った断面を表示した断面図である。
希ガス蛍光ランプは、発光管1、外部電極3および端子4a、4bより構成され、所定の位置に配置された受け部8a、8bの間に配置され、発光管1の封止側が筐体81に当接される。
発光管1は、例えばガラス管にて密閉状に構成された直管状のもので、封止側の側部11は、加熱しながら縮径加工し溶断して形成されている。この発光管1の中心軸X−X方向に延びる内表面の略全域にわたって蛍光層2が形成されている。発光管1の内部には、希ガスが封入されている。封入される希ガスとしては、例えばキセノンガスまたはキセノンと他の希ガスの混合ガスであり、その封入量は、例えば27kPaである。
発光管1の中心軸X−X方向に延びる外表面には、各々、互いに平行で中心軸X−X方向に延びる一対の外部電極3が形成されている。外部電極3は、例えばアルミニウムテープを幅1mmに切断したものが、発光管1の中心軸X−Xを挟んで対向位置に貼り付けられて構成している。また、外部電極3は、例えば導電性ペーストをスクリーン印刷し、焼付けて形成したものであってもよい。
外部電極3には、希ガス蛍光ランプの端部側に、電源装置と電気的に接続するための端子4a、4bが取り付けられる。端子4a、4bは、例えばリン青銅、ステンレス等の弾性を有する導電性部材よりなることが好ましい。これらの導電性部材には接点保護のためニッケル等のメッキ処理を施してもよい。接着部41は、端子4a、4bが外部電極3と接する部分であり、導電性ペースト5を介して外部電極3に接着される。外部電極3と端子4a、4bは、外部電極3と導電性ペースト5の接触面と、接着部41と導電性ペースト5の接触面において、面接触で電気的に接続されるため、点接触の場合に比べて接触不良が発生しにくくなる。
さらに、外部電極3と端子4a、4bの接続部分は、端子固定用保護チューブ6で覆われている。端子固定用保護チューブ6を外部電極3と端子4a、4bの接続部分に被せ、加熱して熱収縮させて発光管1の外周面に密着させる。これより、外部電極3および接着部41が外部と絶縁して確実に固定される。そして、保護チューブ7を、端子固定用保護チューブ6の中心軸X−X方向の発光管1の中央側がかかるように発光管1全体に被せ、保護チューブ7を加熱して熱収縮させて発光管1の外周面に密着させることにより、外部電極3が外部と絶縁される。
図3は、図2に示す希ガス蛍光ランプの組み付け前の端子4a単体を示す図である。
端子4aは、接着部41、開口部径方向突部43、折り曲げ部42、接触部45および斜部47より構成される。接着部41の中心軸X−X方向の希ガス蛍光ランプの端部側は折り曲げ部42となり、折り曲げ部42より垂直方向に折り曲げられ、開口部径方向突部43を形成する。開口部径方向突部43は、発光管の径方向外方側が中心軸X−X方向の発光管の中央側に折り曲げられ、斜部47を形成する。斜部47は、中心軸X−X方向の希ガス蛍光ランプの端部側に対して、中心軸X−X方向の発光管の中央側が、発光管の径方向外方に位置するように折り曲げられている。斜部47の中心軸X−X方向の発光管の中央側は、接着部41と並行になるように折り曲げられ、接触部45を形成する。
折り曲げ部42と、接触部45の中心軸X−X方向の発光管の中央側端部を結んだ斜面と、接着部41の上表面とがなす角度をθとおく。角度θは10°〜60°程度となることが好ましく、さらには30°程度であることが最も望ましい。θが10°以下となるときは、接触部45が接着部41に接触する恐れがある。また、θが60°以上となるときは、装置に装着するときに角度θが大きくなる方向に力が働く恐れがあり、端子4aが開いてしまい、装着しにくくなる。
このような構造の希ガス蛍光ランプの端子4aは、図2に示すように、端子固定用保護チューブ6の中心軸X−X方向の希ガス蛍光ランプの端部側から5〜10mm程度離れて、折り曲げ部42が位置するように組みつけられる。また、端子4a、4bに給電するために、筐体81に固定された一対の金属板よりなる受け部8a、8bを、図示しない電源装置と電気的に接続し、図4に示すように、端子4aと端子4bとの端子間距離Aや接触部45の位置に対して、受け部8aと受け部8bを適当な受け部間距離Bで配置して、受け部8a、8bと端子4a、4bの接触部45を接触させる。このとき、端子間距離Aは、一対の外部電極3の外部電極間距離Cより大きくなっている。また、受け部8a、8bは剛性のある金属よりなり、接触部45に矢印のように発光管1の径方向内側に力を与える。
接触部45の発光管1の径方向内側に加えられた力は接着部41に伝わり、接着部41は外部電極3の方向に押さえつけられるように付勢力が付与される。これより、接着部41には、常に外部電極3に押さえつけるように力が働くので、端子4a、4bと外部電極3との電気的破断などを発生させない信頼性のある給電端子構造を実現することができる。
また、端子4a、4bは接着部41から径方向外方に広がるように設けられているので、端子間距離Aは外部電極間距離Cより大きくなっている。端子間距離が大きいので、端子4aと端子4bとの間の絶縁性を確保することができる。
また、このような給電端子構造を有する希ガス蛍光ランプを表示装置用光源装置に据付けるときは、受け部8a、8bに端子4a、4bの接触部45が接するように希ガス蛍光ランプ配置するだけで、希ガス蛍光ランプ80の表示装置用光源装置内における位置決めをして固定することができ、さらに電気的に接続することができる。これより、希ガス蛍光ランプ80の表示装置用光源装置の筐体81への機械的据付と、希ガス蛍光ランプ80の電源装置(図示せず)への電気的接続を1回の作業で同時に行うことが可能となり、作業効率が大幅に改善する。
また、希ガス蛍光ランプに取り付けられるもののうち、電源装置との電気的な接続に必要とする部材は端子4a、4bのみであり、部品点数が少ない簡易的な構造を実現することができる。発光管1の中心軸X−X方向にキャップなどの不透光性部材を設ける必要がないので、希ガス蛍光ランプの端部から端部まで光を照射して、希ガス蛍光ランプの全長を表示面の長さとして使うことができる。これより、ランプ全長に対して発光領域が大きく、均一に光を照射できる面積に対して給電構造などの非発光部の占める面積を小さく抑えることができる。
このような給電構造を用いることによって、希ガス蛍光ランプを光源として用いた表示装置用光源装置を実現することができる。
本発明の第2の実施例を図5乃至図8を参照して説明する。
図5(a)は表示装置用光源装置に装着される希ガス蛍光ランプの電気的接続部を有する封止部のみを拡大して中心軸X−Xに沿った断面を表示した拡大断面図であり、図5(b)は図5(a)のB―B‘に沿った断面を表示した断面図である。図6は図5に示す希ガス蛍光ランプの端子4a、4bの斜視図である。図7は図5に示す希ガス蛍光ランプの端子を受け部8a、8bに接触させたときに働く力を説明するための断面図である。図8は図7に示す希ガス蛍光ランプが反時計回りに回転したときに働く力を説明するための断面図である。
第2の実施例は、図2に示す希ガス蛍光ランプにおいて、端子4a、4bが異なる形態のものを用いたものである。図5に示すように、端子4a、4bの外部電極3と接着されない一端が、径方向外方に広がり、腕44を形成しているものである。端子4a、4bはT字状の金属部材よりなり、発光管1の中心軸X−X方向に伸びる方を接着部41として、外部電極3の封止側に接着される。
図6は、図5に示す希ガス蛍光ランプの組み付け前の端子4a単体を示す図である。
図6に示すように、端子4aは接着部41と腕部44より構成される。接着部41の中心軸X−X方向の希ガス蛍光ランプの端部側は二方向に分岐されて、腕部44を形成する。腕部44はV字状に上部が開口したもので、角部441、末端部442、折り曲げ部443および開口部444より構成される。折り曲げ部443の両側に、V字状に発光管の径方向外方に開口した開口部444が形成される。開口部444の径方向外側は角部441となり、角部441において径方向内側に折り曲げられて末端部442が形成される。
このような構造の希ガス蛍光ランプの端子4aは、図5に示すように、端子固定用保護チューブ6の中心軸X−X方向の希ガス蛍光ランプの端部側から5〜10mm程度封止側に腕部44が位置するように組みつけられる。希ガス蛍光ランプは、端子4a、4bの角部441を受け部に接触して給電される。このときに、端子4a、4bに働く力を、図7を用いて説明する。図7は図5(b)において端子4a、4bに受け部8a、8bを接触させた図である。図7において、図示しない電源装置と電気的に接続された受け部8a、8bは、端子4a、4bに接触している。受け部8a、8bと接触する端子4a、4bの角部441は、矢印のように発光管1の径方向内側に力を受ける。角部441の発光管1の径方向内側に加えられた力は接着部41に伝わり、端子4a、4bの接着部41は外部電極3の方向に押さえつけられるように付勢力が付与される。これより、角部441には、常に外部電極3に押さえつけるように力が働くので、端子4a、4bと外部電極3との電気的破断などを発生させない信頼性のある給電端子構造を実現することができる。
図8は、表示装置用光源装置自体が振動して、図7に示す希ガス蛍光ランプが反時計回りに回転した場合を示したものである。図8に示すように、端子4aの腕部44の角部441のうち片方のみが受け部8aと接触するようになる。端子4bについても同様である。端子4a、4bの角部441の発光管1の径方向内側に加えられた力は接着部41に対して対称に働かないため、矢印のように時計回りに回転力が発生する。これより、希ガス蛍光ランプがある程度回転したとしても、片方の角部441が受け部8a、8bと接触し、ランプの回転方向と逆方向に回転力を与えるので、回転抑止力が働き、接触不良が発生しない。このような構造の端子4a、4bを用いることにより、電気的破断などを発生させない信頼性のある給電端子構造を実現することができる。
また、端子4a、4bは接着部41から径方向外方に広がるように設けられているので、端子間距離は外部電極間距離より大きくなっている。端子間距離が大きいので、端子4aと端子4bとの間の絶縁性を確保することができる。
また、このような給電端子構造を有する希ガス蛍光ランプを表示装置用光源装置に据付けるときは、受け部8a、8bに端子4a、4bの角部441が接するように希ガス蛍光ランプ配置するだけで、希ガス蛍光ランプ80の表示装置用光源装置内における位置決めをして固定することができ、さらに電気的に接続することができる。これより、希ガス蛍光ランプ80の表示装置用光源装置の筐体81への機械的据付と、希ガス蛍光ランプ80の電源装置(図示せず)への電気的接続を1回の作業で同時に行うことが可能となり、作業効率が大幅に改善する。
また、希ガス蛍光ランプに取り付けられるもののうち、電源装置との電気的な接続に必要とする部材は端子4a、4bのみであり、部品点数が少ない簡易的な構造を実現することができる。発光管1の中心軸X−X方向にキャップなどの不透光性部材を設ける必要がないので、希ガス蛍光ランプの端部から端部まで光を照射して、希ガス蛍光ランプの全長を表示面の長さとして使うことができる。これより、ランプ全長に対して発光領域が大きく、均一に光を照射できる面積に対して給電構造などの非発光部の占める面積を小さく抑えることができる。
このような給電構造を用いることによって、希ガス蛍光ランプを光源として用いた表示装置用光源装置を実現することができる。
本発明の第3の実施例は図9を参照して説明する。図9は表示装置用光源装置に装着される希ガス蛍光ランプの電気的接続部を有する封止部のみを拡大して中心軸に沿った断面を表示した拡大断面図である。
第3の実施例は、図9に示すように、第1の実施例における端子4a、4bを、例えばシリコンレジンよりなる透光性の絶縁部材46で覆ったものである。ただし、接触部45は、電気的導通のため絶縁部材46で覆わないようにしている。絶縁部材46は、0.5〜1.0mmの厚さで、例えばディッピングを行い端子4a、4bに絶縁部材46を密着して被覆させる。端子4a、4bを絶縁部材46で覆うことによって、端子4aと端子4bの絶縁距離は、絶縁部材46に沿った(あ)−(い)−(う)−(え)の距離とすることができるので、発光管1の外周面に沿って放電する沿面放電現象を抑制し、2つの端子4a、4bの絶縁距離をさらに大きくすることができる。
また、図10は、図9に示す実施例に比べて、端子4a、4bの径方向突部43を大きくしたものである。径方向突部43を大きくすることにより、受け部8a、8bと接触する端子4a、端子4bのそれぞれの接触部45を発光管1の径方向外方向に移動させて、受け部8aと受け部8bとの間隔を離すことができる。また、端子4a、4bの径方向突部43を大きくすることにより、端子4aと端子4bの絶縁距離(あ)−(い)−(う)−(え)をさらに大きくすることができる。これより、図9に示す希ガス蛍光ランプ以上に、発光管1の外周面に沿って放電する沿面放電現象を縒り効果的に抑制し、2つの端子4a、4bの絶縁距離をさらに大きくすることができる。
このような構造の希ガス蛍光ランプでは、発光管1の中心軸方向に不透光性部材を設ける必要がないので、希ガス蛍光ランプの端部から端部まで光を照射して、希ガス蛍光ランプの全長を表示面の長さとして使うことができるので、ランプ全長に対して発光領域が大きく、均一に光を照射できる面積に対して給電構造などの非発光部の占める面積を小さく抑えることができる。
このような給電構造を用いることによって、希ガス蛍光ランプを光源として用いた表示装置用光源装置を実現することができる。
本発明の第4の実施例は図11を参照して説明する。図11に示す希ガス蛍光ランプは、図2に示す希ガス蛍光ランプにおいて、端子4a、4bの組み付け位置を変更したものである。すなわち、一方の端子4aは、一方の外部電極3aの中心軸方向の一方の側部11a側の端部に設けられ、他方の端子4bは、他方の外部電極3bの中心軸方向の他方の側部11b側の端部に設けた希ガス蛍光ランプである。図11に示すように、端子4aが外部電極3aに取り付けられた発光管1の封止側とは中心軸方向の反対の封止側において、端子4bが外部電極3bに取り付けられる。このように構成することによって、端子4aと端子4bとの距離は、発光管1の中心軸方向の長さ程度に取ることができ、端子4aと端子4bの間での絶縁破壊による放電の生成を防ぐことができる。
このとき、電源装置と電気的に接続されている受け部8a、8bは、端子4a、4bが設置された側に設けていれば十分であり、端子4a、4bの位置に応じて配置されるものとする。
また、端子4a、4bの設置されない側に設けてある回転止め部88は樹脂等からなり、希ガス蛍光ランプが回転しないように設けている。なお、他の方法によって希ガス蛍光ランプの回転を抑止することも可能である。
このような構造の希ガス蛍光ランプでは、発光管1の中心軸方向に不透光性部材を設ける必要がないので、希ガス蛍光ランプの端部から端部まで光を照射して、希ガス蛍光ランプの全長を表示面の長さとして使うことができるので、ランプ全長に対して発光領域が大きく、均一に光を照射できる面積に対して給電構造などの非発光部の占める面積を小さく抑えることができる。
このような給電構造を用いることによって、希ガス蛍光ランプを光源として用いた表示装置用光源装置を実現することができる。
本発明の希ガス蛍光ランプを装着した表示装置用光源装置の説明図 本発明の第1の実施例に係る希ガス蛍光ランプの拡大側面図 本発明の第1の実施例に係る希ガス蛍光ランプの端子の斜視図 本発明の第1の実施例に係る希ガス蛍光ランプの断面図 本発明の第2の実施例に係る希ガス蛍光ランプの拡大側面図 本発明の第2の実施例に係る希ガス蛍光ランプの端子の斜視図 本発明の第2の実施例に係る希ガス蛍光ランプの断面図 本発明の第2の実施例に係る希ガス蛍光ランプの断面図 本発明の第3の実施例に係る希ガス蛍光ランプの断面図 本発明の第3の実施例に係る希ガス蛍光ランプの拡大側面図 本発明の第4の実施例に係る希ガス蛍光ランプの拡大側面図 従来技術に係る希ガス蛍光ランプを装着した表示装置用光源装置の説明図 従来技術に係る希ガス蛍光ランプの拡大側面図
符号の説明
1 発光管
2 蛍光層
3 外部電極
4a、4b 端子
5 導電性ペースト
6 端子固定用保護チューブ
7 保護チューブ
8 受け部
11 側部
41 接着部
42 折り曲げ部
43 開口部径方向突部
44 腕部
45 接触部
46 絶縁部
47 斜部
441 角部
442 末端部
443 折り曲げ部
444 開口部
45 絶縁部材
80 希ガス蛍光ランプ
81 筐体
82 底部
83 ランプホルダ
84 嵌合凸部
85 嵌合穴
86 リード線
87 枠部
88 回転止め部

Claims (7)

  1. 内面に発光層を有する直管状の発光管と、発光管の外周面に、発光管の略全長に亘って離隔して配置した一対の帯状の外部電極と、外部電極と電気的な接続関係を有し、外部電極の端部から導出した端子を備えた希ガス蛍光ランプにおいて、
    前記端子は希ガス蛍光ランプの径方向への付勢力を付与するような折り曲げ部を有することを特徴とする希ガス蛍光ランプ。
  2. 前記端子の折り曲げ部は、希ガス蛍光ランプの端部から、発光管の中央部に向かって折り返されてできていることを特徴とする請求項1に記載の希ガス蛍光ランプ。
  3. 前記端子の折り曲げ部は、径方向に伸びる腕に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の希ガス蛍光ランプ。
  4. 前記発光管は、前記外部電極が被覆されるように透光性の絶縁部材を装着し、前記端子は、電気的導通部以外が絶縁部材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の希ガス蛍光ランプ。
  5. 前記端子は、外部電極の中心軸方向の片側の端部に、一対で、ランプの中心軸に略対称に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の希ガス蛍光ランプ。
  6. 前記端子のうち、一方の端子は一方の外部電極の中心軸方向の端部、他方の端子は他方の外部電極の中心軸方向のもう一方の端部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の希ガス蛍光ランプ。
  7. 前記希ガス蛍光ランプを用いたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示装置用光源装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5472112B2 (ja) * 2008-09-22 2014-04-16 株式会社Gsユアサ エキシマランプ及びエキシマランプユニット及び紫外線照射装置

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