JP2007207454A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】 電極の有効面積を大きくできて簡単な構造にすることができるようにして、カソード側を外部マニホールド方式、アノード側を内部マニホールド方式の燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】 タイル32の両面側をアノード33とカソード34で挟持させた燃料電池セルを、セパレータ35を介して多層に積層させる。セパレータ35は、センタープレート36と、アノード側の四角枠レール37と、カソード側レール38と、シールリング39と、流路形成板兼集電板40,41からなる。タイル32とセンタープレート36の各一端側と他端側の端に近い位置に設けた燃料ガスの給排用マニホールド42と43に、アノード33と流路形成板兼集電板40の各両端側の切欠部44,45を連通させる。カソード34と流路形成板兼集電板41の各両端側の切欠部46,47に、シールリング39を嵌合させる。側方にカソードの外部マニホールドを取り付ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、燃料の有する化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換させるエネルギー部門で用いる燃料電池セルをセパレータを介して積層してなる燃料電池スタックに関するものである。
燃料電池のうち、溶融炭酸塩型燃料電池は、電解質として溶融炭酸塩を多孔質物質にしみ込ませたタイル(電解質板)を、カソード(酸素極)とアノード(燃料極)の両電極で両面から挟み、カソード側に酸化ガスを供給すると共に、アノード側に燃料ガスを供給することにより、カソード側とアノード側での反応により発電が行われるようにしたものを1セルとし、各セルを仕切板としてのセパレータを介し多層に積層して積層型の燃料電池(以下、燃料電池スタックという)とするようにしてある。
又、上記燃料電池スタック内の各セルにプロセスガスとしての酸化ガスと燃料ガスを供給する手段として、従来より酸化ガスと燃料ガスをともに燃料電池スタックの側面から直接各セルへ供給する外部マニホールド方式と、セルやセパレータの周辺部に積層方向に貫通する酸化ガス用マニホールドと燃料ガス用マニホールドを設けて、酸化ガス用マニホールドに酸化ガスを、又、燃料ガス用マニホールドに燃料ガスをそれぞれ供給して各セルのカソード側に酸化ガスを供給すると共にアノード側に燃料ガスを供給する内部マニホールド方式とがある。
外部マニホールド方式は、燃料電池スタックの側面から直接酸化ガスと燃料ガスを供給するものであるため、燃料電池スタックにガス給排用の孔をあける必要がなく、構造が簡単である。又、酸化ガスと燃料ガスの流れ方向が直交する直交流方式とすることによりセパレータの構造も簡単にできる。しかし、ガスの流れが直交流方式の場合は、平行流方式に比してタイル全面を最適な温度に均一化させるのに難がある。
一方、内部マニホールド方式は、各セルや各セパレータの周辺部の一側に酸化ガスと燃料ガスの各供給側のマニホールドを形成し、反対側に酸化ガスと燃料ガスの各排出用のマニホールドを形成することによりガスの流れを平行流方式とすることができる。又、ガスシールの信頼性が高いという利点がある。
しかし、内部マニホールド方式の場合は、セパレータで電極の占める面積の割合いが小さく、電極の大きさに比し燃料電池スタックや該スタックの締付け装置が大きいという問題点がある。
すなわち、内部マニホールド方式の燃料電池スタックに用いられているセパレータの一例を示すと、図10及び図11に示す如く、セパレータ1を、センタープレート2と、中央部分を切り抜いて周辺部のみとしてあって上記センタープレート2の周辺部の両面側に位置させるアノード側マスクプレート3aとカソード側マスクプレート3bとの3つのプレートを重ね合わせ、且つセンタープレート2の周辺部と両マスクプレート3a及び3bとの間にコルゲート板4及び5を介在させて配置している。又、上記センタープレート2の中央部分の両面側にアノード6とカソード7の両電極を支持するためのコルゲート板4及び5を配置している。更に、周辺部に形成するマニホールドのうち、カソード7への酸化ガスOGの給排用マニホールド(図では供給用マニホールド8を示す)では、図10の如くセンタープレート2のマニホールド周辺部を折り曲げてアノード側マスクプレート3aに当接させ、該当接部を溶接にて接合させるようにしている。
一方、アノード6への燃料ガスFGの給排用マニホールド(図では供給用マニホールド9を示す)では、図11の如く、センタープレート2の周辺部を反対方向へ折り曲げてカソード側マスクプレート3bに当接させ、該当接部を溶接にて接合させるようにしている。
更に又、上記センタープレート2の周辺と両マスクプレート3a,3bの周辺とを溶接にて一体に接合させるようにした構成としてある。10はタイル(電解質板)である。
このように、内部マニホールド方式の燃料電池スタックで採用されているセパレータ1は、周辺部にマスクプレート3a及び3bがあり、これらマスクプレート3a及び3bの内側にアノード6及びカソード7が配置される構造となるため、電極の占める面積割合いが低くなるという問題があった。
そのため、内部マニホールド方式の燃料電池スタックにおいて、電極の占める面積割合いを高めるようにするものが提案されている。
図12(イ)(ロ)(ハ)は、その一例を示すもので、周辺部の一側に酸化ガスOGの供給用マニホールド11と燃料ガスFGの供給用マニホールド12が形成され且つ他側に酸化ガスOGの排出用マニホールド13と燃料ガスFGの排出用マニホールド14が形成されているタイル10に対応させて、セパレータのセンタープレート15を次のような構成としてある。すなわち、プレートをプレス成形して周辺を上方へ折り曲げた後、水平方向に外方へ折り曲げてウエットシール面Cを形成させると共に、上記酸化ガスOGの給排用マニホールド11,13に対応する位置に、アノード側となる上方へ凸状に折り曲げてウエットシール面Dとマニホールド11,13を形成している。一方、上記燃料ガスFGの給排用マニホールド12,14に対応する位置には、カソード側となる下方へ凸状に折り曲げてウエットシール面Eとマニホールド12,14を形成したセンタープレート15としてある。このセンタープレート15の周辺に、上下両端部を外側へ折り曲げて上下方向に柔軟性をもたせ且つセンタープレート15の形状に合わせて筒状に形成してある四角枠状のカソードレール16が配置してある。更に、上記カソードレール16の上端部の折り曲げ部を、センタープレート15周辺のウエットシール面Cの裏面とメタルタッチで接触させると共に、各マニホールド11,12,13,14の折り曲げ部には、ガスを流通させるオリフィス17aと18aを有するブロック状の頑丈な構造のディストリビュータ17と18を各々嵌合させて配置し、上下からの締め付け力を受けてウエットシール面のガスシール性能を確保する構成としてあり、センタープレート15の表裏両面には、ガス流路形成用のコルゲート板19,20が配置してある構成としてある。
したがって、タイル10の両面にアノード6とカソード7の両電極を重ね合わせてなるセルを、セパレータを介して積層させるときには、図12(ロ)(ハ)に示す如く、センタープレート15周辺のウエットシール面Cと、マニホールド部のウエットシール面D,Eを、タイル10に接触させると共に、カソードレール16の下端部の折り曲げ部の下面をタイル10に接触させるようにして、それ以外のところのタイルとコルゲート板19,20との間にアノード6とカソード7が挟持されるようになる。そのため、アノード6とカソード7は、タイル10の面積から図12(イ)のウエットシール面Cのほかウエットシール面D,Eの面積を減じた大きさとなり、従来のマスクプレートのある構成に比べ、電極の占める面積割合いが高くなるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
上記のような内部マニホールド方式の燃料電池スタックは、上下にエンドホルダーが配置してあり、たとえば、下部のエンドホルダーEHを通して酸化ガスOGの給排や、燃料ガスFGの給排を行うようにしたものでは、図13に示す如く、エンドホルダーEHの内部に燃料ガスFGのヘッダー12aが穿設され、且つ酸化ガスOGの流路が穿設されている。すなわち、図12(イ)に示す如く燃料電池スタックに設けられている酸化ガス給排用マニホールド11,13と燃料ガス給排用マニホールド12,14に連通するようにエンドホルダーEHには、酸化ガス給排用マニホールド11,13と燃料ガス給排用マニホールド12,14が設けられている。更に、エンドホルダーEHの内部には、ガス流量の少ない燃料ガスFGを外部から給排用マニホールド12へ供給したり、排出用マニホールド14から外部へ排出させるよう供給側ヘッダー12aと排出側ヘッダー14aがそれぞれ横方向に穿設してある。又、ガス流量が多い酸化ガスOGの場合は、外部に設けてある酸化ガス供給側ヘッダー11aと排出側ヘッダー13aが各酸化ガス供給用マニホールド11と排出用マニホールド13に各々エンドホルダーEHに穿設した流路11b,13bを介して連通させた構成としてある。そのため、エンドホルダーEHは厚板構造としてある。
又、従来、上述した外部マニホールド方式と内部マニホールド方式のそれぞれの利点を生かすため、内部マニホールド方式と外部マニホールド方式を組み合わせたものも提案されている。
この場合、高いガスシール性が要求されないカソード側に外部マニホールドを採用して安価に製作できるようにすると共に、加圧型のプラントで常圧プラントに比べて高いガスシール性が求められるアノード側にガスシールの信頼性が高い内部マニホールド方式を採用したものが提案されている。
図14はその一例を示すもので、タイル21の両面に、アノード22とカソード23の両電極を重ね合わせてなるセルをセパレータ24を介し積層してセル積層体としてある。セパレータ24は、プレス加工して両面側に凹凸が形成されているセンタープレート25と、中央部分を切り抜いて周辺部のみとしてあるマスクプレート26とからなり、センタープレート25の周辺部にマスクプレート26を重ねて周辺を接合した構成としてある。各セパレータ24の周辺部同士の間には、電気的に絶縁性を有し且つ燃料電池の運転状態で耐える耐熱性と耐食性を備えたシール材からなるガスシール部材27が挟持されている。上記ガスシール部材27が挟持されている部分のセパレータ24には燃料ガス用の内部マニホールド28が形成され、ガスシール部材27により内部マニホールド28は外部と気密にシールされ、内部マニホールド28を流れる燃料ガスFGは、アノード22側へのみ供給されるようにしてある。上記セパレータ24の外側は、酸化ガス用の外部マニホールド29が設けられ、外部マニホールド29から供給される酸化ガスOGがセパレータ24の間からカソード23側へのみ供給されるようにしてある。30はアノード集電板、31はカソード集電板である(たとえば、特許文献2参照)。
又、上記特許文献1にも、燃料ガスの給排用マニホールドのみをセンタープレートに設け、カソードレールに酸化ガスを通すための孔を設け、燃料電池スタックを内蔵する容器そのものにヘッダーの役割を持たせてスタックの側方から酸化ガスを供給できる外部マニホールド方式とすることが提案されている。
更に、セパレータの周辺部にマスクプレートを重ねて、セパレータとマスクプレートに燃料ガス用のマニホールドを設け、酸化ガスは燃料電池スタックの側方より供給するようにして、酸化ガスと燃料ガスを平行流で供給するようにしたものもある(たとえば、特許文献3参照)。
特許第3111573号公報 特開2000−215904号公報 米国特許第6777126 B1号明細書
ところが、カソード外部マニホールド方式、アノード内部マニホールド方式としてある特許文献2及び特許文献3に記載されているものでは、内部マニホールド部にセパレータの構成部材としてマスクプレート26が用いられているものであるため、セパレータ24の周辺部におけるマスクプレート26の占める割合いが大きい。
そのため、アノード22及びカソード23の両電極の占める面積割合いが低くなるという問題があり、電極の有効面積を大きくすることができなかった。
一方、特許文献1に記載されているカソードレールに孔をあけてカソード側を外部マニホールド方式とするようにしたものでは、アノード6及びカソード7の両電極をセパレータのセンタープレート15の周辺のシール面Cの内側まで大きくできる利点がある。しかし、アノード6及びカソード7の面積については、図12(イ)にあるセパレータのセンタープレート15の周縁部のウエットシール面Cだけでなく、ディストリビュータ17,18部のウエットシール面D,Eの面積分が小さくなる。又、内部マニホールド部に頑丈なブロック状のディストリビュータ17,18を嵌め込めるように、センタープレート15の周辺部を凸状に折り曲げ、更に周辺側を上方へ折り曲げてから外方へ水平に延びるように折り曲げてシール面Cを形成するようにしてあるため、アノード6、カソード7の電極は周辺部に孔があけられ、そこからガスがディストリビュータ17,18のオリフィス17a,18aを通し給排されるようになり、しかも、ディストリビュータ17,18の嵌合部は電極の周辺から離れている。そのため、図12(ハ)に示す如く、燃料ガス供給用マニホールド12から導かれた燃料ガスFGは、ディストリビュータ18のオリフィス18aを通り排出側へ流れ易く、アノード6の周辺側へは流れにくく、ガスの流配が十分とは云えない。これを避けるために、ディストリビュータ18のオリフィス18aを周辺側を大きくする等複雑な構造とする必要がある。又、特許文献1に記載されているものでは、センタープレート15として、周辺部から周辺にかけて複雑な折り曲げ構造とすること、頑丈なディストリビュータ17,18を用いることが特徴となるもので、全体として複雑な構造となっている。
そこで、本発明は、電極の有効面積を大きくできて簡単な構造にすることができるようにして、カソード側を外部マニホールド方式、アノード側を内部マニホールド方式の燃料電池スタックを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、タイルの両面側をアノードとカソードの両電極で挟持させるようにしてあるセルをセパレータを介し積層させ、各セルのアノード側に燃料ガスを、又、カソード側に酸化ガスをそれぞれ流すようにしてある燃料電池スタックにおいて、上記タイルとセパレータの平面形状を同じ大きさとして、燃料ガスがセパレータに沿って流れる方向の一端側と他端側の辺縁部を積層方向に燃料ガスが導かれるようにし、且つ上記アノードを、上記積層方向に導かれる燃料ガスを上記一端側の辺縁部から他端側の辺縁部まで流せるようにし、更に、上記カソードの上記酸化ガスの流れ方向の長さを、上記タイルと同じ寸法として、カソード側を外部マニホールド方式、アノード側を内部マニホールド方式とした構成とする。
具体的には、セパレータは、一端側の辺縁部に燃料ガス供給用マニホールドを形成すると共に他端側の辺縁部に燃料ガス排出用マニホールドを形成したセンタープレートと、アノードを内側に配置するように四角枠としてあるレールと、カソードの酸化ガス流れ方向と直交する側を内側に配置するように2本としたカソード側レールと、センタープレートの各マニホールドに燃料ガスを導くようにするシールリングとを備えて、センタープレートの両面側にガス流路を形成するようにし、アノードの一端側と他端側の各辺縁部に切欠部を設けて、上記四角枠のレールとの間で燃料ガス用のマニホールドが形成されるようにした構成とする。
更に、上下のエンドホルダーを薄板構造とし、且つ上下又は一方のエンドホルダーに、燃料電池スタック内部の複数の燃料ガス供給用マニホールドと複数の燃料ガス排出用マニホールドに対応する複数の燃料ガスの供給管と複数の排出管を備えた構成としたり、酸化ガス供給用の外部マニホールドから排出用の外部マニホールドへ流れる酸化ガスと燃料ガス供給用マニホールドから排出用マニホールドへ流れる燃料ガスを平行流となるようにして、上記ガスの流れ方向と直交する両側に締付装置を設けた構成とする。
本発明の燃料電池スタックによれば、次の如き優れた効果を奏し得る。
(1)タイルの両面側をアノードとカソードの両電極で挟持させるようにしてあるセルをセパレータを介し積層させ、各セルのアノード側に燃料ガスを、又、カソード側に酸化ガスをそれぞれ流すようにしてある燃料電池スタックにおいて、上記タイルとセパレータの平面形状を同じ大きさとして、燃料ガスがセパレータに沿って流れる方向の一端側と他端側の辺縁部を積層方向に燃料ガスが導かれるようにし、且つ上記アノードを、上記積層方向に導かれる燃料ガスを上記一端側の辺縁部から他端側の辺縁部まで流せるようにし、更に、上記カソードの上記酸化ガスの流れ方向の長さを、上記タイルと同じ寸法として、カソード側を外部マニホールド方式、アノード側を内部マニホールド方式とした構成としてあるので、電極をタイル及びセパレータの外周とほぼ同じ大きさにすることができることから、内部マニホールド方式であってアノード電極の占める面積を大きくすることができ、しかも、燃料ガスをアノードの一端側の辺縁部から他端側の辺縁部に流すことができて、電極の端までガスが流れて流配をよくすることができる。この場合、アノード側及びカソード側へ流すガスの流路を、流路形成板兼集電板により形成するようにすれば、センタープレートを平板状のものとすることができて、従来の如き複雑なプレス加工を不要とすることができる。又、上記ガス流路を、センタープレートに両面に突部が形成される程度のプレス加工を行うのみで形成するようにすると、上記流路形成板を単なるパンチ板(多孔板)とすることができる。
(2)(1)の構成において、セパレータは、一端側の辺縁部に燃料ガス供給用マニホールドを形成すると共に他端側の辺縁部に燃料ガス排出用マニホールドを形成したセンタープレートと、アノードを内側に配置するように四角枠としてあるレールと、カソードの酸化ガス流れ方向と直交する側を内側に配置するように2本としたカソード側レールと、センタープレートの各マニホールドに燃料ガスを導くようにするシールリングとを備えて、センタープレートの両面側にガス流路を形成するようにし、アノードの一端側と他端側の各辺縁部に切欠部を設けて、上記四角枠のレールとの間で燃料ガス用のマニホールドが形成されるようにした構成とすることにより、センタープレートに四角枠レール、カソード側レール、シールリングを接合するだけの簡単な構成でセパレータを構成することができる。これにより、アノード側にはシールリングがないことから、ウエットシール面の面積を周縁部の四角枠レールだけとすることができ、一方、カソード側は、シールリングがあるが、周縁部のウエットシール面は四角枠レールではなく2本のカソード側レールですむので、従来の複雑な構造とすることなく電極の有効面積を大きくすることができる。又、シールリングがアノード側四角枠レールの直下となり、上下からの締付力も十分に伝わり、ウエットシールからのガス洩れのない構造とすることができる。
(3)燃料電池スタックのエンドホルダーを薄板構造とすることにより、重量低減を図ることができると共に、熱容量が小さくなり、温度変化に対応できて、歪を小さくすることができる。又、薄板構造のため、柔構造となり、締付力を小さくでき、締付装置を小型化することができ、ガス洩れのおそれのない締め付けを行うことができる。更に、燃料ガスを供給したり、排出させる小口径の管を貫通させて用いることができる。
(4)酸化ガスと燃料ガスが平行流となるようにして、外部マニホールドのないスタック外側面に締付装置の締付ロッドを通すようにすることにより、外部マニホールドの外側に締付ロッドを通すよう締付装置を小型化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図7は本発明の実施の一形態を示すもので、図5にセルを分解して示す如く、矩形状として一端側としての左右方向一側の辺縁部の最も端に近い位置に燃料ガスFGの供給用マニホールド42を複数個(図では3個の場合を示している)前後方向に所要間隔で形成すると共に、他端側としての反対側の辺縁部の最も端に近い位置に燃料ガスFGの排出用マニホールド43を複数個前後方向に所要間隔で形成した平板状のタイル(電解質板)32と、該タイル32の大きさよりも僅かに小さくし且つ左右方向の一側と反対側の各辺縁部に、上記タイル32に設けた燃料ガス給排用マニホールド42,43に対応させて該マニホールド42,43に連通する大きさとしてある複数の切欠部44,45を形成したアノード33と、上記タイル32よりも前後方向の幅を小さくし且つ左右方向の長さをタイル32と同じ長さとして該左右方向の一側と反対側の各辺縁部に、上記タイル32に設けた燃料ガス給排用マニホールド42,43に対応させて後述するセパレータ35のシールリング39が嵌まる大きさで複数の切欠部46,47を上記アノード33の切欠部44,45よりも前後方向の寸法を大きくして形成したカソード34とを構成し、該アノード33とカソード34の両電極を、上記タイル32の両面側に重ね合わせて燃料電池セルとし、該燃料電池セルをセパレータ35を介して積層させるようにする。
上記セパレータ35は、平板状のセンタープレート36と、前後左右の周辺部を覆うようにするアノード側四角枠レール37と、前後側のみのカソード側レール38と、燃料ガスFGを流すための複数個(3個)のシールリング39と、アノード側の流路形成板兼集電板40と、カソード側の流路形成板兼集電板41とからなる構成としてある。
上記センタープレート36は、平板状としてあって、左右方向の一端側と反対側の各辺縁部に、上記タイル32に形成した燃料ガス給排用マニホールド42,43に対応する燃料ガス給排用マニホールド42,43を形成した構成としてある。
上記アノード側四角枠レール37は、上記センタープレート36と同じ大きさの外周と上記アノード33を嵌入できる内周を有する挟幅のリング状にしてあり、且つ所要高さとしてあって、上面がウエットシール面、下面がセンタープレート36へのメタルタッチ面となるようにしてある。
カソード側レール38は、上記センタープレート36の左右方向の長さと同じ長さとし且つ上記四角枠レール37の幅寸法と同じとして、所要高さを持たせた前後の2本からなる構成としてあり、内側にカソード34を配置するようにしてある。又、上面はセンタープレート36へのメタルタッチ面、下面はウエットシール面としてある。
又、上記シールリング39は、上記センタープレート36に設けた燃料ガス給排用マニホールド42,43と同じ大きさの内周と上記カソード34に設けた切欠部46,47に嵌入できる大きさの外周を有する筒状構造としてあり、カソード側レール38と同じ高さとし、上端面がセンタープレート36へのメタルタッチ面、下面がウエットシール面となるようにしてある。
更に、上記アノード側の流路形成板兼集電板40は、セパレータ35のセンタープレート36の片面に燃料ガスFGを流すようにガス流路を形成すると共に、燃料ガスFGをアノード33に沿わせるようにするように多数の孔を有するもので、アノード33と同じ大きさとしてあって、左右方向両側の各辺縁部にアノード33の切欠部44,45と同じ大きさの切欠部44,45を有し、アノード33と一緒に四角枠レール37の内側に配置されて四角枠レール37と切欠部44,45によりマニホールド42,43を形成するようにしてある。且つ中央部分は、図6(イ)に拡大した斜視図を示す如く、多数の孔とガス流路を形成するように任意の個所を下向きに所要高さ突出させて、多数のブリッジ状の流路形成用突部40bと該各突部40bの側部に開口する切欠き孔40aを形成するか、あるいはスリットを入れて下向きに折り曲げ形成してなる流路形成用突部を形成した構成としてある。
上記カソード側の流路形成板兼集電板41は、上記アノード側の流路形成板兼集電板40と同じように、セパレータ35のセンタープレート36の反対側の面に酸化ガスOGを流すようにガス流路を形成すると共に、酸化ガスOGをカソード34に沿わせるように多数の孔を有するもので、カソード34と同じ大きさとしてあって、左右方向両側の各辺縁部にカソード34の切欠部46,47と同じ大きさの切欠部46,47を有し、カソード34と一緒に前後のカソード側レール38の間に配置されるようにしてある。更に、図6(ロ)に拡大した斜視図を示す如く、多数の孔とガス流路を形成するように任意の個所を上向きに所要高さ突出させて、多数のブリッジ状の流路形成用突部41bと該突部41bの側部に開口する切欠き孔41aを形成するか、あるいはスリットを入れて上向きに折り曲げて流路形成用突部を形成した構成としてある。
セパレータ35を構成するセンタープレート36、四角枠レール37、カソード側レール38、シールリング39、アノード側及びカソード側の各流路形成板兼集電板40及び41は、上記のように構成してあるので、センタープレート36の周辺の上面に四角枠レール37を載せて、該レール37の下面とセンタープレート36の周辺の上面同士を全周にわたり溶接又はろう付けにて接合する。同様に、センタープレート36の下面に前後のカソード側レール38の上面のメタルタッチ面を当接させ、溶接又はろう付けにて接合し、センタープレート36と四角枠レール37及びカソード側レール38とを気密状態に一体化させる。
次に、四角枠レール37の内側にアノード側の流路形成板兼集電板40を配置して、下方へ突出している各突部41bの先端をセンタープレート36の上面に接触させて、センタープレート36の上面に燃料ガスFGの流路(通路)を形成させるようにする。
次いで、カソード側レール38の間にカソード側の流路形成板兼集電板41を配置して、上方へ突出している各突部41bの先端をセンタープレート36の下面に接触させて、センタープレート36の下面に酸化ガスOGの流路を形成させるようにすると共に、上記カソード側の流路形成板兼集電板41の左右両端部の各切欠部46,47に、それぞれシールリング39を嵌合させ、各シールリング39をセンタープレート36の各マニホールド42,43に一致させて、溶接又はろう付けにて気密に接合させ、セパレータ35を組み立て形成させるようにする。なお、シールリング39は、センタープレート36の下面にカソード側レール38を溶接するときに、センタープレート36の下面にマニホールド42,43と連通するように溶接またはろう付けで接合してから、カソード側の流路形成板兼集電板41の切欠部46,47に嵌合させるようにしてもよい。
本発明の燃料電池スタックは、上記構成を有するセパレータ35を用いて燃料電池セルを積層させる。この場合、タイル32の上下両面をアノード33とカソード34の両電極で挟持してなる燃料電池セルを構成する。アノード33は、セパレータ35のセンタープレート36の上方に燃料ガスFGの流路を形成している流路形成板兼集電板40の上面のフラットな面の上に載せられて、四角枠レール37の内側に配置され、左右方向両端部の切欠部44,45と四角枠レール37の内周面との間でセンタープレート36及びタイル32の各燃料ガス給排用マニホールド42,43と連通するマニホールドが形成されるようになる。
上記タイル32は、周辺が上記四角枠レール37の上端面に載置されて、該レール37の上面のウエットシール面で全周にわたりガス洩れがないようにウエットシールされるようになる。
又、カソード34の上側に、カソード側の流路形成板兼集電板41の下面のフラットな面を載せる。これにより燃料電池セルの上にセパレータ35が重ねられ、該セパレータ35を構成する前後のカソード側レール38の下端面のウエットシール面と左右に位置する各シールリング39の下端面のウエットシール面を、タイル32の上面に載せてガス洩れがないようにウエットシールさせるようにする。
このようにして、燃料電池セルの上にセパレータ35が置かれると、該セパレータ35のセンタープレート36上方のアノード側流路形成板兼集電板40の上面に、燃料電池セルのアノード33を載せる。
以後、同様にして燃料電池セルをセパレータ35のアノード側四角枠レール37の内側にアノード33を、又、カソード側レール38の内側にカソード34をそれぞれ配置するようにして、アノード33及びカソード34のセパレータ35に占める面積効率を大きくした燃料電池スタックとするようにする。
上記のように構成される本発明の燃料電池スタックは、図1に示す如く、上部と下部にエンドホルダー48と49を配置し、該上部と下部のエンドホルダー48と49は、薄肉構造として、燃料ガスFGの小口径の供給管50と小口径の排出管51とを、燃料電池スタックの内部に形成されている燃料ガス給排用マニホールド42と43に連通するように各マニホールド42,43に対応して複数個貫通させて備えた構成とするようにする。
又、本発明の燃料電池スタックは、側部に、酸化ガスOGを各段のセルに供給するようにするガスタクトからなる供給側の外部マニホールド52と、各セルから排出される酸化ガスOGを下流側へ排出させるようにする排出側の外部マニホールド53が装着させた構成とする。これにより、図1に示す如く、酸化ガスOGを側方へ開放されている各セルのカソード34側へ導入させるようにして、カソード側を外部マニホールド方式、アノード側を内部マニホールド方式とすることができるようにする。
図8(イ)(ロ)は、燃料電池スタックの締付状態を示すもので、図8(イ)に示す如く、燃料電池スタックの上下にエンドホルダー48,49を配置し、その外側に電流取出板59,60を配置する。上記上下の電流取出板59,60の外側にはそれぞれ上下の断熱材61,62を介して上下のボルスタ63,64を重ね合わせ、該上下のボルスタ63,64を締付ロッド54で締め付けるようにする。この際、締付ロッド54を、外部マニホールド52,53のない面側に配置し、該締付ロッド54に皿ばね等の弾性材を用いて締付け力を与えるようにする。これにより薄板構造としてある上下のエンドホルダー48,49に締付力を付与させることができる。
本発明の燃料電池スタックは、上記構成としてあるので、燃料ガスFGは、上下又は一方のエンドホルダー49の小口径供給管50を通してスタック内の燃料ガス供給用マニホールド42を通り供給される。各層の燃料電池セルでは、図2、図4に示す如く各燃料ガス供給用マニホールド42がセンタープレート36上面側のアノード側流路形成板兼集電板40により形成されるガス流路に連通させられているので、シールリング39を通してセンタープレート36のマニホールド42に導かれた燃料ガスFGは、各層でアノード33と接しながら流される。この際、センタープレート36に形成されている燃料ガス供給用マニホールド42は、最も周辺に近いところに形成されており、又、アノード33には、切欠部44が端部に形成されて、この切欠部44と四角枠レール37の内面との間に燃料ガス供給用マニホールド42が形成されるようにしてあり、又、排出側のマニホールド43も同様に最も端に近い位置に形成されているので、該マニホールド42から出てセンタープレート36の上側を流れる燃料ガスFGは、アノード33の端から中央部側へ流れ、反対側の端を通って排出側マニホールド43に入るようになる。これにより、アノード33のセパレータの大きさに占める電極面積の割合を大きくすることができる上に、アノード33の全面に燃料ガスFGを接触させることができることになり、有効に反応させることが可能となる。
一方、外部マニホールド52から供給される酸化ガスOGは、燃料電池スタックの側方から図1に示す如く、各セルのカソード34側に導入される。この際、酸化ガスOGの供給側には、タイル32とセパレータ35のセンタープレート36との間に位置している各シールリング39の外側を通って図3に矢印で示す如く酸化ガスOGは流され、この間にカソード34と接触させられる。各セルのカソード34側のガス流路を流された酸化ガスOGは、各セルから排出側の外部マニホールド53に流れ、ここから下流側へ排出される。
上記において、本発明の燃料電池スタックのアノード33側とカソード34側に流れる燃料ガスFGと酸化ガスOGは同一方向へ流される平行流となるようにしてあるため、温度分布が単調となり、燃料電池スタック内の温度分布による熱歪を少なくすることができる。
又、燃料電池スタックのカソード34側には、上記のように酸化ガスOGとして空気が流されることから、スタック内は冷却される。しかし、図13に示す如き従来の内部マニホールドのようにエンドホルダーとして、厚肉として内部に内部マニホールドに連通するガスヘッダや流路を穿設するようにして外部のガスヘッダーに接続するようにしてある厚肉構造のものを用いている場合は、エンド部にガスが流れにくいことから、冷えにくい。そのため、過度変化時の温度差が大きくなり、温度による歪も生じ易く、又、締付装置の構造も大型化するという問題がある。この点、本発明の燃料電池スタックでは、エンドホルダー48,49を薄板構造としているので、重量を低減できると共に、熱容量が小さくなって、温度変化に対応できるものとすることができる。これにより、歪を小さくできるものとすることができる。しかも、薄板構造であることから、全体として柔構造とすることができて締付けが容易で、シール性をよくすることができて、締付構造として簡易なものを使用できることになる。
図9は本発明の燃料電池スタックの実施の他の形態を示すもので、図1乃至図7において、耐食性を有する無垢材を筒状に成形してなるシールリング39に代えて、連結管方式のシールリング55としたものである。すなわち、外周を前記シールリング39の外周寸法と同じにし且つ中央部開口57の内周を該シールリング39の内周寸法と同じにした平板状の薄板56と、該薄板56の開口57とセンタープレート36のマニホールド42,43とを連通させて弾力性を有するようにした連結管58とからなるシールリング55としたものである。
このような構成としても、タイル32とセンタープレート36の燃料ガス給排用マニホールド42,43に連通させて、燃料ガスFGのみを流すことができ、前記シールリング39と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、図1乃至図7の実施の形態では、セパレータ35を構成するセンタープレート36を周辺に燃料ガス給排用マニホールド42,43を有する平板状のものとし、アノード側流路形成板兼集電板40とカソード側流路形成板兼集電板41に突部40bと41b及び切欠き孔40aと41aを設けてガス流路を形成させるようにした場合を示したが、センタープレート36をプレス加工して上下両面に凹凸を形成してガス流路を形成させるようにして、上記アノード側とカソード側の各流路形成板兼集電板40と41を単なるパンチ板兼集電板とするようにしてもよい。
又、燃料電池スタックは、各セル及びセパレータ35を水平にして上下に積層させるようにしたものを示したが、各セル及びセパレータを垂直方向に立てて水平方向に積層させて各セルのガスは下から上へ流れるようにしてもよく、この場合は、横置き容器に内蔵するときに積層段数を増やすことができると共に、陸上輸送の際の高さ方向の制約を受けるおそれがなく大型化しても可能である、等があって有利である。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の燃料電池スタックの実施の一形態を模式的に示す切断正面図である。 図1のII−II矢視図である。 図1のIII−III矢視図である。 図2のIV−IVから見た図1とは異なる部分の燃料電池スタックのみを模式的に示す切断正面図である。 本発明の燃料電池スタックにおける燃料電池セルとセパレータを分解して示す斜視図である。 本発明の燃料電池スタックにおけるセパレータに用いる流路形成板兼集電板の概要を示すもので、(イ)はアノード側の流路形成板兼集電板の一部を示す斜視図、(ロ)はカソード側の流路形成板兼集電板の一部を示す斜視図である。 本発明の燃料電池スタックにおけるセパレータに用いるシールリングとセンタープレートの関係の一例を示す概略図である。 本発明の燃料電池スタックの締付装置の一例を示すもので、(イ)は切断側面図、(ロ)は(イ)の一部切断平面図である。 本発明の燃料電池スタックにおけるセパレータに用いるシールリングとセンタープレートの関係の他の例を示す概略図である。 従来のカソード内部マニホールド方式とした場合のセパレータの断面図である。 従来のアノード内部マニホールド方式とした場合のセパレータの断面図である。 従来の燃料電池用セパレータの一例を示すもので、(イ)はセンタープレートの平面図、(ロ)は酸化ガス供給用マニホールド部の断面図、(ハ)は燃料ガス供給用マニホールド部の断面図である。 従来の内部マニホールド方式の燃料電池スタックにおけるエンドホルダーの平面図である。 従来の燃料電池スタックのカソード外部マニホールド方式、アノード内部マニホールド方式としたものの一例を示す断面図である。
符号の説明
32 タイル
33 アノード
34 カソード
35 セパレータ
36 センタープレート
37 アノード側四角枠レール
38 カソード側レール
39 シールリング
40 アノード側流路形成板兼集電板
41 カソード側流路形成板兼集電板
42 燃料ガス供給用マニホールド
43 燃料ガス排出用マニホールド
44,45,46,47 切欠部
48 上部エンドホルダー
49 下部エンドホルダー
50 供給管
51 排出管
54 締付ロッド(締付装置)
55 シールリング

Claims (4)

  1. タイルの両面側をアノードとカソードの両電極で挟持させるようにしてあるセルをセパレータを介し積層させ、各セルのアノード側に燃料ガスを、又、カソード側に酸化ガスをそれぞれ流すようにしてある燃料電池スタックにおいて、上記タイルとセパレータの平面形状を同じ大きさとして、燃料ガスがセパレータに沿って流れる方向の一端側と他端側の辺縁部を積層方向に燃料ガスが導かれるようにし、且つ上記アノードを、上記積層方向に導かれる燃料ガスを上記一端側の辺縁部から他端側の辺縁部まで流せるようにし、更に、上記カソードの上記酸化ガスの流れ方向の長さを、上記タイルと同じ寸法として、カソード側を外部マニホールド方式、アノード側を内部マニホールド方式とした構成を有することを特徴とする燃料電池スタック。
  2. セパレータは、一端側の辺縁部に燃料ガス供給用マニホールドを形成すると共に他端側の辺縁部に燃料ガス排出用マニホールドを形成したセンタープレートと、アノードを内側に配置するように四角枠としてあるレールと、カソードの酸化ガス流れ方向と直交する側を内側に配置するように2本としたカソード側レールと、センタープレートの各マニホールドに燃料ガスを導くようにするシールリングとを備えて、センタープレートの両面側にガス流路を形成するようにし、アノードの一端側と他端側の各辺縁部に切欠部を設けて、上記四角枠のレールとの間で燃料ガス用のマニホールドが形成されるようにした請求項1記載の燃料電池スタック。
  3. 上下のエンドホルダーを薄板構造とし、且つ上下又は一方のエンドホルダーに、燃料電池スタック内部の複数の燃料ガス供給用マニホールドと複数の燃料ガス排出用マニホールドに対応する複数の燃料ガスの供給管と複数の排出管を備えた請求項1又は2記載の燃料電池スタック。
  4. 酸化ガス供給用の外部マニホールドから排出用の外部マニホールドへ流れる酸化ガスと燃料ガス供給用マニホールドから排出用マニホールドへ流れる燃料ガスを平行流となるようにして、上記ガスの流れ方向と直交する両側に締付装置を設けた請求項1、2又は3記載の燃料電池スタック。
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