JP2007202439A - 魚釣用バケツ - Google Patents
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Abstract
【課題】柔軟なシート材によって形成する魚釣用バケツにおいて、保形性に優れ水を入れて自立させておくことができるものを実現する。
【解決手段】柔軟なシート材によって帽状に形成するバケツ本体1の開口端1a部分に、棒状で剛性を有する保形杆2の基端部分を固定する。この保形杆2は、バケツ本体1開口端部分の固定部において折り返し自在とし、先端部分に面ファスナー6などの係止手段を備えることによって、バケツ本体1の内部に折り返した状態で、バケツ本体の内側面下端部に着脱自在とする。保形杆2はバケツ本体の骨組みとして機能し保形性を実現するとともに、保形杆2を上方に折り返した状態では、バケツ本体1を押し縮め、嵩張らない状態で携行することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】柔軟なシート材によって帽状に形成するバケツ本体1の開口端1a部分に、棒状で剛性を有する保形杆2の基端部分を固定する。この保形杆2は、バケツ本体1開口端部分の固定部において折り返し自在とし、先端部分に面ファスナー6などの係止手段を備えることによって、バケツ本体1の内部に折り返した状態で、バケツ本体の内側面下端部に着脱自在とする。保形杆2はバケツ本体の骨組みとして機能し保形性を実現するとともに、保形杆2を上方に折り返した状態では、バケツ本体1を押し縮め、嵩張らない状態で携行することができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、魚釣に携行して水を汲み上げるために利用する他、釣魚を泳がせておく為などに利用する魚釣用バケツに関する発明である。
魚釣では、釣り場において水を汲み上げて利用する他、釣魚を泳がせておく為にバケツが利用されている。このような魚釣用バケツとして、嵩張らないために柔軟な塩化ビニール製シート材で製したバケツなどが知られている。また、バケツの保形性を保つために、開口縁部分に金属製フレームを設けるものがある。特許文献1には、防錆の為に金属製フレームの表面に、合成樹脂コーティングを施す思想が記載されている。また、保形性を高めるために、特許文献2には表裏二枚のシート材の間に板状のフレーム部材を配置する思想が開示されている。
特開2005―253370号公報
特開2002―186394号公報
従来の、単に柔軟なシート材によって帽状のバケツを形成するものでは、保形性がないため水を入れて自立させておくことができない。特許文献1に開示される、開口縁に金属フレームを設けるものでも、断面形状を保つことはできても、水を入れた状態で置いた場合に高さ方向に変形し易く、自立させておくことが困難である。特許文献2に開示されるように、バケツ本体全体にフレーム部材を設けるものでは、安定性に優れ、水を入れたバケツを自立させておくことはできるが、釣行に携行する場合に嵩張ってしまう欠点があった。
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑み、小さく縮めて嵩張らない状態で携行することができるとともに、水を入れた使用時において保形性に優れ、例えば釣り場に自立させて置いておくことができ、釣魚を泳がせておくほか、水を使用する広汎な目的に利用することができる簡便な魚釣用バケツを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、柔軟なシート材によって帽状に形成するバケツ本体1の、開口端1a部分の複数位置に、棒状で剛性を有する保形杆2の基端部分を固定する。保形杆2はバケツ本体1の開口端1a部分の固定部において折り返し自在とするとともに、保形杆2の先端部分をバケツ本体1の内側面下端部に着脱自在とする。
保形杆2をバケツ本体1の内側に折り返した状態で、保形杆2の先端部分をバケツ本体1の内側面下端部に固定することによって、柔軟なシート材で構成されるバケツ本体1は、保形性を確保して自立させることができる。また、保持杆2をバケツ本体1の内側面下端部に固定することなく、バケツ本体1の外に折り返すことによって、バケツ本体1を短く押し縮めることが可能となる。
保形杆2をバケツ本体1の内側に折り返した状態で、保形杆2の先端部分をバケツ本体1の内側面下端部に固定することによって、柔軟なシート材で構成されるバケツ本体1は、保形性を確保して自立させることができる。また、保持杆2をバケツ本体1の内側面下端部に固定することなく、バケツ本体1の外に折り返すことによって、バケツ本体1を短く押し縮めることが可能となる。
保形杆2は合成樹脂製の平板2aとし、柔軟な合成樹脂製シート材3,4によって密封する。平板2aを密封する柔軟な合成樹脂製シート材は、保持杆2の基端方向に延長し、この延長部分を保形杆2の折り返し部分5とする。そして、前記合成樹脂製シート材の延長部の基端部分をバケツ本体1に固定して、折り返し自在の保形杆2を実現するとともに、保形杆2の先端部分とバケツ本体の内側面下端部とを面ファスナー6によって着脱自在とする。このとき、バケツ本体1、平板2aを密封する合成樹脂製シート材3,4を熱可塑性材料によって形成するとともに、熱可塑性材料によって形成した吊り下げ支持部材7を付加し、バケツ本体1及び平板2aを密封する合成樹脂製シート材3,4とともに溶着することができる。
請求項1記載の魚釣り用バケツによれば、保形杆2をバケツ本体1の内側に折り返し、保形杆2の先端部分をバケツ本体1の内側面下端部に固定することによって柔軟なバケツ本体1を帽状に保持し、水を入れた状態で自立させることができる。バケツ本体1の内側面下端部におけるバケツ本体1と保形杆2の固定を解除し、保形杆2を上方に折り返すことによって、バケツ本体1を小さく押し縮め、嵩張らない状態で携行することができる。
また、バケツ本体1は、バケツ形状を保持するため、例えばロープを繋いで高い所から水を汲み上げるような場合に、従来の柔軟なバケツのように汲みにくいといった欠点がなく、容易に汲み上げることができる効果がある。
また、バケツ本体1は、バケツ形状を保持するため、例えばロープを繋いで高い所から水を汲み上げるような場合に、従来の柔軟なバケツのように汲みにくいといった欠点がなく、容易に汲み上げることができる効果がある。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明を、比較的簡単な構造で実施することができる。さらに、請求項3記載の発明によれば、バケツ本体1と保形杆2と吊り下げ支持部材7の三つを一体的に強固に固定することができるとともに、これら三つの部材を一体的に溶着することによって、該部分の強度を向上させ、安心して使用することができる魚釣用バケツを実現することができる。
以下、本発明に係る魚釣り用バケツの実施形態を添付の図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る魚釣用バケツ全体の縦断面図、図2は、バケツ本体と保形杆の固定部分の拡大断面図、図3は、バケツ本体と保形杆の固定部分のみの側面図、図4は、魚釣用バケツを押し縮めた状態の正面図、図5は、保形杆を半断面して示す正面図である。
本発明に係る魚釣用バケツのバケツ本体1は、塩化ビニール樹脂シート、その他の柔軟な合成樹脂製シート材によってバケツ形状、すなわち帽状に形成する。バケツ本体1の平面形状は、円形、楕円形あるいは方形とすることができる。なお、柔軟な合成樹脂製のシート材によって水を入れるための容器、具体的にはバケツを形成することは一般的に行われていることである。
バケツ本体1開口部分の複数位置、例えば円形断面のバケツ本体では、対向する二箇所あるいは等間隔の3ないし4箇所に、方形断面のバケツ本体では対向位置の二箇所又は四箇所に、バケツ形状を維持するための保形杆2を設ける。
保形杆2は、棒状であって剛性を有するものとし、その長さは、バケツ本体1の高さに近いものとし、基端部分をバケツ本体1の開口端部分に固定し、かつ固定部分において折り返し自在とする。図示例の場合、一定の厚みを備えた合成樹脂製の平板2aの表裏両側から合成樹脂製シート材3,4で挟み込み、周縁を囲繞する如く溶着2bすることによって密封している。
保形杆2は、棒状であって剛性を有するものとし、その長さは、バケツ本体1の高さに近いものとし、基端部分をバケツ本体1の開口端部分に固定し、かつ固定部分において折り返し自在とする。図示例の場合、一定の厚みを備えた合成樹脂製の平板2aの表裏両側から合成樹脂製シート材3,4で挟み込み、周縁を囲繞する如く溶着2bすることによって密封している。
合成樹脂製シート材3,4によって密封された保形杆2は、その基端部分において重ね合わせたシート材のみを延長させ、折り返し部分5とバケツ本体1に固定するための溶着部分8を形成している。すなわち、溶着部分8をバケツ本体1の外表面に溶着し、折り返し部分5をバケツ本体1の開口端1aを巻回させることによって折り返し自在としている。このように、折り返し自在とした保形杆2の先端部分には、バケツ本体1内に折り返したときにバケツ本体1の内面と対向する位置に、雄雌いずれか一方の面ファスナー、例えば雄ファスナー6aを固着しておくとともに、この雄ファスナーが対向するバケツ本体1の内側面に、雌ファスナー6bを固着している。
なお、シート材の折り返しによって形成するバケツ本体1の開口端には、バケツ本体1の開口端の平面形状を維持するために、鋼線などの金属製の保形リング11を縫い込んでいる。
なお、シート材の折り返しによって形成するバケツ本体1の開口端には、バケツ本体1の開口端の平面形状を維持するために、鋼線などの金属製の保形リング11を縫い込んでいる。
上記構成とし、保形杆2をバケツ本体1の内側に折り返して面ファスナー6で固定することによって、保形杆2が骨組みとして機能し、バケツ本体1のバケツ形状を維持し、バケツ本体1そのものを柔軟なシート材によって形成するものでありながら安定して自立させることができる。バケツ本体1の底面1bには、バケツ本体1を安定良く載置することができるように、剛性を有する脚片9,9が固定してある。
面ファスナー6による固定状態を解除し、保形杆2を上方に折り返した状態では、バケツ本体1は保形性に乏しくなり、図4に示すようにコンパクトに押し縮めることができ、押し縮めた状態では嵩張らないため、釣行に携行するのに便利である。
面ファスナー6による固定状態を解除し、保形杆2を上方に折り返した状態では、バケツ本体1は保形性に乏しくなり、図4に示すようにコンパクトに押し縮めることができ、押し縮めた状態では嵩張らないため、釣行に携行するのに便利である。
魚釣用バケツは、紐を付けて高い位置から低い水面の水を汲み上げる場合がある。そのため、図示例の魚釣用バケツでは、バケツ本体1の開口端1a部分に、吊り下げ支持部材7,7を設けるとともに、水面においてバケツ本体1を傾け易いように重り10を取り付けている。すなわち、柔軟な素材によるバケツでありながら、バケツ本体1がその形状を保持するため、重り10によってバケツ本体1を傾け、その内部に容易に水を汲むことができるものである。
なお、上記吊り下げ支持部材7の固定構造と保形杆2の固定構造を兼用することによって製作工程を減じるとともに、構造的により強固なものとなる実益を有する。
なお、上記吊り下げ支持部材7の固定構造と保形杆2の固定構造を兼用することによって製作工程を減じるとともに、構造的により強固なものとなる実益を有する。
すなわち、吊り下げ支持部材7を熱可塑性材料によって形成し、吊り下げ支持部材7、バケツ本体1及び保形杆2の溶着部分8を重ね合わせ、該重ね合わせた部分を溶着することによって一体化する。図面では、各部材を層状に表現しているが、上記三者が溶融して一体となった状態に溶着することができる。図3における、吊り下げ支持部材7の縦線を施した範囲が溶着領域12である。
図示実施形態のように、溶着領域12において、吊り下げ支持部材7とバケツ本体1及び保形杆2を溶着によって一体化した場合、該部分が全体として肉圧で大きな強度を有する部分となり、保形性の向上と強度の向上の点でより効果的で、製造工程も簡略化することができる。
本発明において、保形杆2は骨組みとして機能する剛性を有するものであって、かつバケツ本体1に固定する基端部分において、ジョイント構造など折り返し可能な構造であれば、保形杆2の断面形状及び材質は任意に選択することができるものである。
1…バケツ本体、 1a…開口端、 1b…底面、 2…保形枠、 2a…平板、 2b…溶着、 3,4…合成樹脂製シート材、 5…折り返し部分、 6…面ファスナー、 6a…雄ファスナー、 6b…雌ファスナー、 7…吊り下げ支持部材、 8…溶着部分、 9…脚片、 10…重り、 11…保形リング、 12…溶着領域。
Claims (3)
- 柔軟なシート材によって帽状に形成するバケツ本体の、開口端部分の複数位置に、棒状で剛性を有する保形杆の基端部分を固定し、該保形杆はバケツ本体開口端部分の固定部において折り返し自在とするとともに、保形杆の先端部分をバケツ本体の内側面下端部に着脱自在としたことを特徴とする魚釣用バケツ。
- 保形杆は合成樹脂製の平板とし、柔軟な合成樹脂製シート材によって密封し、該柔軟な合成樹脂製シート材を保形杆の基端方向へ延長し、該延長部を保形杆の折り返し部分としてその先端部分をバケツ本体に固定するとともに、保形杆の先端部分とバケツ本体の内側面下端部とを面ファスナーによって着脱自在としたことを特徴とする請求項1記載の魚釣用バケツ。
- バケツ本体、平板を密封する合成樹脂製シート材を熱可塑性材料によって形成するとともに、熱可塑性材料によって形成した吊り下げ支持部材を付加し、前記バケツ本体及び保形杆を密封する合成樹脂製シート材とともに溶着したことを特徴とする請求項2記載の魚釣用バケツ。
Priority Applications (1)
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JP2006023121A JP2007202439A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 魚釣用バケツ |
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JP2021029204A (ja) * | 2019-08-28 | 2021-03-01 | モリト株式会社 | 折り畳み可能なバケツ |
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2006
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