JP2007202071A - 通信機器及びアンテナユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】棒状アンテナが破損した場合に伴う棒状アンテナの取り替えにおいて、破損片が筐体の内部に落下することを防止しかつ棒状アンテナの取り替えを容易化する。
【解決手段】筐体に脱着可能なアンテナユニットを備え、上記アンテナユニットAは、棒状アンテナ1と、該棒状アンテナ1の少なくとも一部が出し入れ可能な収納空間Sを有するケースユニット2,3とを備える
【選択図】図1
【解決手段】筐体に脱着可能なアンテナユニットを備え、上記アンテナユニットAは、棒状アンテナ1と、該棒状アンテナ1の少なくとも一部が出し入れ可能な収納空間Sを有するケースユニット2,3とを備える
【選択図】図1
Description
本発明は、棒状アンテナを有する通信機器及びアンテナユニットに関するものである。
棒状アンテナを有する通信機器としては、通信機器の筐体内にバッテリーを搭載した携帯電話機がある。
携帯電話機には、複数の筐体を折り畳み可能あるいは回転可能に接続したものや、単一筐体で構成されたもの等がある。そして、多くの携帯電話機は、筐体に対して伸縮可能な伸縮式アンテナ(棒状アンテナ)を備えている(特許文献1〜4参照)。
ほとんどの場合、伸縮式アンテナは棒状アンテナ自体が伸縮するのではなく、棒状アンテナを筐体の内部に収納している状態がアンテナを縮めた状態とされ、棒状アンテナが筐体の内部から引き出されている状態がアンテナを伸ばした状態とされる。そして、このような棒状アンテナは、筐体に対して固定された保持具(保持部)に挿通され、この保持具によって、その一部が保持されることによって、縮めた状態あるいは伸ばした状態に維持される。
この保持具は、簡単に棒状アンテナが脱離しないように、筐体に形成された、人の指が入らない程度の大きさの貫通孔の内壁にネジ止めされることによって筐体に固定されている。このため、保持具を筐体に固定するためには、専用工具を上記貫通孔に入れて行っている。
特開2001−94646号公報
特開2001−257514号公報
特開2004−343704号公報
特開平11−74954号公報
携帯電話機には、複数の筐体を折り畳み可能あるいは回転可能に接続したものや、単一筐体で構成されたもの等がある。そして、多くの携帯電話機は、筐体に対して伸縮可能な伸縮式アンテナ(棒状アンテナ)を備えている(特許文献1〜4参照)。
ほとんどの場合、伸縮式アンテナは棒状アンテナ自体が伸縮するのではなく、棒状アンテナを筐体の内部に収納している状態がアンテナを縮めた状態とされ、棒状アンテナが筐体の内部から引き出されている状態がアンテナを伸ばした状態とされる。そして、このような棒状アンテナは、筐体に対して固定された保持具(保持部)に挿通され、この保持具によって、その一部が保持されることによって、縮めた状態あるいは伸ばした状態に維持される。
この保持具は、簡単に棒状アンテナが脱離しないように、筐体に形成された、人の指が入らない程度の大きさの貫通孔の内壁にネジ止めされることによって筐体に固定されている。このため、保持具を筐体に固定するためには、専用工具を上記貫通孔に入れて行っている。
ところが、保持具には棒状アンテナが挿通状態とされているため、小さな貫通孔の内壁に保持具を固定することは困難となる。このため、専用工具によって筐体を傷つけることによる歩留まりの低下が生じたり、慎重な作業による製造時間の長時間化が生じたりする。
また、棒状アンテナの取り外しには上記専用工具が必要となるため、棒状アンテナが破損した場合には、一般ユーザが棒状アンテナを直接取り替えることが困難となる。このため、アンテナの取り替えるために携帯電話機を一旦預けて修理してもらう必要が生じ、その間、一般ユーザが自らの携帯電話機を使用できないという不便が生じる。
また、棒状アンテナが破損した場合には、破損によって生じた破損片がアンテナの取り替えの際に筐体の内部に落下し、この破損片によって筐体内部に収納された回路基板を傷つける恐れがある。
また、棒状アンテナの取り外しには上記専用工具が必要となるため、棒状アンテナが破損した場合には、一般ユーザが棒状アンテナを直接取り替えることが困難となる。このため、アンテナの取り替えるために携帯電話機を一旦預けて修理してもらう必要が生じ、その間、一般ユーザが自らの携帯電話機を使用できないという不便が生じる。
また、棒状アンテナが破損した場合には、破損によって生じた破損片がアンテナの取り替えの際に筐体の内部に落下し、この破損片によって筐体内部に収納された回路基板を傷つける恐れがある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、棒状アンテナが破損した場合に伴う棒状アンテナの取り替えにおいて、破損片が筐体の内部に落下することを防止しかつ棒状アンテナの取り替えを容易化することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信機器は、筐体に脱着可能なアンテナユニットを備え、上記アンテナユニットは、棒状アンテナと、該棒状アンテナの少なくとも一部が出し入れ可能な収納空間を有するケースユニットとを備えることを特徴とする。
また、本発明の通信機器においては、上記ケースユニットが、上記棒状アンテナの出入口を有するとともに該出入口において上記棒状アンテナを摺動可能に保持する導電性材料から成る保持部と、上記保持部と接続される絶縁性材料から成るケース体とを備え、上記筐体内に収納される回路基板と上記棒状アンテナとが上記保持部を介して導通されるという構成を採用することができる。
また、本発明の通信機器においては、上記ケースユニットが、上記保持部の上記出入口において、当該出入口に上記棒状アンテナが存在する場合には上記棒状アンテナの外側に位置し、上記出入口に上記棒状アンテナが存在しない場合には上記出入口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部を備えるという構成を採用することができる。
また、本発明の通信機器においては、上記ケースユニットが、上記棒状アンテナの出入口を有するとともに該出入口において上記棒状アンテナを摺動可能に保持する保持部を有し、上記保持部の上記出入口において、当該出入口に上記棒状アンテナが存在する場合には上記棒状アンテナの外側に位置し、上記出入口に上記棒状アンテナが存在しない場合には上記出入口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部を備えるという構成を採用することができる。
また、本発明の通信機器においては、上記蓋部が弾性を有し、先端部が上記保持部の上記出入口の内側方向に付勢するように設けられているという構成を採用することができる。
また、本発明の通信機器においては、上記出入口が、上記ケース体と反対寄りの径が上記ケース体寄りの径よりも大きいという構成を採用することができる。
また、本発明の通信機器においては、上記通信機器が、携帯通信端末であるという構成を採用することができる。
また、本発明のアンテナユニットは、棒状アンテナと、該棒状アンテナの少なくとも一部が出し入れ可能な収納空間を有し、通信機器の筐体の所定箇所に脱着可能とされるケースユニットとを備え、上記ケースユニットが、上記棒状アンテナの出入口と、上記出入口に上記棒状アンテナが存在する場合には上記棒状アンテナの外側に位置し、上記出入口において上記棒状アンテナが存在しない場合には上記出入口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、棒状アンテナが出し入れ可能な収納空間がケースユニットに覆われ、このケースユニットを備えるアンテナユニットが通信機器の筐体に対して脱着可能とされている。このため、棒状アンテナが破損した場合であっても、その破損片が収納空間の外部に出ることを防止することができる。また、アンテナユニットを交換する際には、アンテナユニットごと交換されるため、容易に棒状アンテナを交換することが可能となる。
したがって、本発明によれば、棒状アンテナが破損した場合に伴う棒状アンテナの取り替えにおいて、破損片が筐体の内部に落下することを防止しかつ棒状アンテナの取り替えを容易化することが可能となる。
したがって、本発明によれば、棒状アンテナが破損した場合に伴う棒状アンテナの取り替えにおいて、破損片が筐体の内部に落下することを防止しかつ棒状アンテナの取り替えを容易化することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る通信機器及びアンテナユニットの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は本発明の一実施形態であるアンテナユニットAの構成を示す組立斜視図である。また、図2がアンテナユニットAの斜視図であり、図3がアンテナユニットAの断面図である。これらの図に示すように、本実施形態のアンテナユニットAは、アンテナ1と、アンテナ保持具2(保持部)と、ケース3(ケース体)とを備えている。
図1は本発明の一実施形態であるアンテナユニットAの構成を示す組立斜視図である。また、図2がアンテナユニットAの斜視図であり、図3がアンテナユニットAの断面図である。これらの図に示すように、本実施形態のアンテナユニットAは、アンテナ1と、アンテナ保持具2(保持部)と、ケース3(ケース体)とを備えている。
アンテナ1は棒状に形状設定されており、アンテナ保持具2に形成された貫通孔21に挿通して設置されることによって、アンテナ軸方向に摺動移動可能とされている。アンテナ1の一方側の端部はアンテナトップ11とされており、またアンテナ1の他方側の端部はアンテナ1がケース3から完全に飛び出してしまうことを防止するための係止部12とされている。
係止部12は、アンテナ保持具2に形成された貫通孔21の直径よりも大きな長さを有している。そして、係止部12が貫通孔21に引っ掛かることによって、アンテナ1がケース3から飛び出すことが防止される。
また、アンテナ1の両端部近傍(以下、保持箇所13,14と称する)は、アンテナ保持具2によって保持可能となるように、貫通孔21の直径と略同一太く形成されている。
係止部12は、アンテナ保持具2に形成された貫通孔21の直径よりも大きな長さを有している。そして、係止部12が貫通孔21に引っ掛かることによって、アンテナ1がケース3から飛び出すことが防止される。
また、アンテナ1の両端部近傍(以下、保持箇所13,14と称する)は、アンテナ保持具2によって保持可能となるように、貫通孔21の直径と略同一太く形成されている。
アンテナ保持具2は、上述のようにアンテナ1が挿通される貫通孔21を有しており、貫通孔21にアンテナ1の保持箇所13,14が嵌合されることによってアンテナ1を保持する。例えば、アンテナ1の保持箇所13が貫通孔21に嵌合されている場合にはアンテナ1が伸ばされた状態で維持され、アンテナ1の保持箇所14が貫通孔21に嵌合されている場合にはアンテナ1が縮められた状態で維持される。
このアンテナ保持具2は、導電性材料から形成されており、アンテナ1の保持箇所13,14接触することによってアンテナ1と導通される。また、アンテナ保持具2は、ケース3と連結可能な突出部22を備えている。
また、アンテナ保持具2と接触するように、クッションとして機能するリング4が設置されている。
このアンテナ保持具2は、導電性材料から形成されており、アンテナ1の保持箇所13,14接触することによってアンテナ1と導通される。また、アンテナ保持具2は、ケース3と連結可能な突出部22を備えている。
また、アンテナ保持具2と接触するように、クッションとして機能するリング4が設置されている。
ケース3は、アンテナ保持具2と連結されており、その内部が中空とされている。このケース3の内部にアンテナ1が収納可能とされている。つまり、アンテナ保持具2によってアンテナ1の保持箇所14が保持されている場合には、アンテナトップ11を除くアンテナ1の部位がケース3の内部に収納される。
ケース3は、絶縁性材料から形成されており、その一部にアンテナ保持具2の突出部22が係合可能な窓部31を備えている。なお、図2及び図3に示すように、アンテナ保持具2は、ケース3の窓部31に露出して係合されている。
また、ケース3には、本実施形態のアンテナユニットAを通信機器の筐体にセット装着する際の位置決めに用いられる位置決め孔32が形成されている。
ケース3は、絶縁性材料から形成されており、その一部にアンテナ保持具2の突出部22が係合可能な窓部31を備えている。なお、図2及び図3に示すように、アンテナ保持具2は、ケース3の窓部31に露出して係合されている。
また、ケース3には、本実施形態のアンテナユニットAを通信機器の筐体にセット装着する際の位置決めに用いられる位置決め孔32が形成されている。
このように、アンテナ1が収納可能とされる収納空間Sは、アンテナ保持具2及びケース3によって形成されている。そして、本実施形態においては、本発明のケースユニットがアンテナ保持具2及びケース3によって構成されている。
なお、収納空間Sの長さは、アンテナトップ11を除くアンテナ1の部位の長さdよりも長いことが好ましい。
なお、収納空間Sの長さは、アンテナトップ11を除くアンテナ1の部位の長さdよりも長いことが好ましい。
このような構成を有する本実施形態のアンテナユニットAにおいては、収納空間Sがアンテナ保持具2及びケース3によって囲われているため、アンテナ1が破損した場合に収納空間Sの内部において発生した破損片が収納空間Sの外部に出ることを防止することができる。
例えば、アンテナ1を強く引っ張ってしまったために、アンテナ1の端部である係止部12が欠落した場合であっても、係止部12がケース3の内部から外部に出ることが防止される。
また、例えば、アンテナ1が、アンテナトップ11と保持箇所14との境で破断した場合には、収納空間Sの長さがアンテナトップ11を除くアンテナ1の部位の長さdよりも長く設定されていれば、残るアンテナ1の部位を全てケース3の内部に収納できると共に残るアンテナ1の部位がケース3の内部から外部に出ることが防止される。
例えば、アンテナ1を強く引っ張ってしまったために、アンテナ1の端部である係止部12が欠落した場合であっても、係止部12がケース3の内部から外部に出ることが防止される。
また、例えば、アンテナ1が、アンテナトップ11と保持箇所14との境で破断した場合には、収納空間Sの長さがアンテナトップ11を除くアンテナ1の部位の長さdよりも長く設定されていれば、残るアンテナ1の部位を全てケース3の内部に収納できると共に残るアンテナ1の部位がケース3の内部から外部に出ることが防止される。
図4は、アンテナユニットAを搭載した携帯電話機K(携帯通信端末)の組立斜視図である。また、図5は、携帯電話機Kの断面図である。これらの図に示すように、携帯電話機Kは、筐体10の内部に、携帯電話機Kの動作を制御するためのCPU等を搭載した回路基板20を収納している。また、携帯電話機Kは、必要な電力を供給するためのバッテリー30を備えている。
図6に示すように、筐体10にはバッテリー30が収納される空間の端部に沿って形成されたケースガイド41が形成されており、ケースガイド41の延在方向に沿って挿入口42及びアンテナガード43が形成されている。そして、挿入口42とアンテナガード43とは、連通孔44によって連通されている。そして、ケースガイド41及び連通孔44にアンテナユニットAのケース3が位置合わせされることによって、アンテナユニットAが筐体10に対して装着される。
具体的には、アンテナユニットAは、図6に示すように、バッテリー30取出用のカバー50を外した状態で矢印に沿って、アンテナトップ11側から挿入口42を介して連通孔44の内部に挿入する。そして、ケースガイド41に形成されたケースストッパー45がアンテナユニットAのケース3に形成された位置決め孔32に嵌め合わされることによって、ケース3が位置合わせされる。
このように装着されることによって、アンテナユニットAは、アンテナトップ11がアンテナガード43から突起した状態で、筐体10に組み込まれる。
具体的には、アンテナユニットAは、図6に示すように、バッテリー30取出用のカバー50を外した状態で矢印に沿って、アンテナトップ11側から挿入口42を介して連通孔44の内部に挿入する。そして、ケースガイド41に形成されたケースストッパー45がアンテナユニットAのケース3に形成された位置決め孔32に嵌め合わされることによって、ケース3が位置合わせされる。
このように装着されることによって、アンテナユニットAは、アンテナトップ11がアンテナガード43から突起した状態で、筐体10に組み込まれる。
なお、連通孔44の出口44aは、アンテナトップ11の平面視形状よりも大きく形成され、アンテナ保持具2の平面視形状よりも小さく形成されている。このため、アンテナユニットAを組み込むことによって、リング4が出口44a周囲の筐体とアンテナ保持具2との間に介在される。このリング4は、上述のようにクッションとして機能する。このため、アンテナユニットAを組み込んだ場合には、アンテナユニットAに対して適度な反力を与えることとなり、アンテナユニットAは、リング4とケースストッパー45との間においてアンテナ軸方向の移動が規制されることとなる。
なお、リング4によって、出口44aを介して塵や水等の異物の進入を防止することも可能である。
そして、バッテリー30取出用のカバー50を筐体10に取り付けることによって、アンテナユニットAは、カバー50の裏面と当接され、これによって筐体10に対して固定される。
なお、リング4によって、出口44aを介して塵や水等の異物の進入を防止することも可能である。
そして、バッテリー30取出用のカバー50を筐体10に取り付けることによって、アンテナユニットAは、カバー50の裏面と当接され、これによって筐体10に対して固定される。
また、図5に示すように、回路基板20には板バネ60が設置されており、この板バネ60がアンテナユニットAのケース3の窓部31から露出した、アンテナ保持具2の突出部22と当接されている。これによって、回路基板20とアンテナ保持具2とが導通される。すなわち、アンテナ保持具2がアンテナ1の給電点として構成されている。
このような携帯電話機Kは、アンテナ1が破損した場合に収納空間Sの内部において発生した破損片が収納空間Sの外部に出ることを防止することができるアンテナユニットAを備えている。したがって、アンテナ1が破損した場合であっても、アンテナ1の破損片が筐体の内部に落下することを防止することができる。
なお、ケース3に形成される窓部や位置決め孔等の貫通部分は、アンテナユニットAが携帯電話機Kの筐体10に装着された際に閉じられる構成とされているか、若しくは、想定される破損片よりも小さな大きさとされていることが好ましい。
なお、ケース3に形成される窓部や位置決め孔等の貫通部分は、アンテナユニットAが携帯電話機Kの筐体10に装着された際に閉じられる構成とされているか、若しくは、想定される破損片よりも小さな大きさとされていることが好ましい。
また、アンテナが筐体の内部に露出された従来の携帯電話機では、アンテナを筐体から取り外す際に破損片によって筐体内部が傷つかないように、慎重に作業を進める必要があった。しかしながら、本実施形態のアンテナユニットAによれば、破損片がケース3の外部に出ることがないため、アンテナの交換作業を容易に行うことができる。
したがって、本実施形態のアンテナユニットAを備える携帯電話機Kによれば、アンテナが破損した場合に伴うアンテナの取り替えにおいて、破損片が筐体の内部に落下することを防止しかつ棒状アンテナの取り替えを容易化することが可能となる。
また、上記携帯電話機Kにおいては、カバー50を取り外した場合にのみ、アンテナユニットAを取り替えることが可能となる。このため、携帯電話機Kの通常使用時にアンテナユニットAが脱落することを防止することができる。
なお、アンテナユニットAを筐体10に固着させるために、図7に示すように、ケースストッパー45の替わりにスライド式のノブ46を筐体10側に設置する構成を採用することもできる。この場合には、ケース3の位置決め孔32がスライド式のノブ46の先端部461が差し込み可能な位置に形成されており、ノブ46を図7に示す「LOCK」方向にスライドさせることによってアンテナユニットAが固定され、ノブ46を図7に示す「UNLOCK」方向にスライドさせることによってアンテナユニットAが取り外し可能とされる。
なお、図7に示すように、ノブ46をカバー50によって覆われる空間に配置することによって、携帯電話機Kの通常使用時にノブ46を誤って「UNLOCK」方向にスライドさせてしまうことを防止することができる。
なお、図7に示すように、ノブ46をカバー50によって覆われる空間に配置することによって、携帯電話機Kの通常使用時にノブ46を誤って「UNLOCK」方向にスライドさせてしまうことを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略する。
図8は、本実施形態のアンテナユニットが備えるアンテナ保持具2の拡大断面斜視図である。この図に示すように、本実施形態のアンテナユニットにおいては、貫通孔21は、ケース3寄りの径が小さな部分212とケース3と反対寄りの径が大きな部分211との段差構造とされている。すなわち、貫通孔21のケース3と反対寄りの径がケース体寄りの径よりも大きく設定されている。
例えば、アンテナ1がアンテナトップ11と保持箇所14との境で破断した場合には、アンテナ1の破断箇所が変形し、破断箇所が貫通孔21を通過できなくなる場合が想定される。このような場合には、破断箇所が収納空間Sの内部に入り込まずに通信機器の筐体の外部に突出してしまい、破断箇所が服や鞄に引っ掛かる等の不具合が生じる恐れがある。
これに対して、本実施形態のアンテナユニットのように、貫通孔21のケース3と反対寄りの径が大きくされていることによって、破断箇所が貫通孔21の径の大きな部分211の内部にまで入り込み、破断箇所が貫通孔21の外部すなわち通信機器の筐体外部に突出することを抑止することが可能となる。
これに対して、本実施形態のアンテナユニットのように、貫通孔21のケース3と反対寄りの径が大きくされていることによって、破断箇所が貫通孔21の径の大きな部分211の内部にまで入り込み、破断箇所が貫通孔21の外部すなわち通信機器の筐体外部に突出することを抑止することが可能となる。
なお、貫通孔21は、必ずしも段差構造とする必要はなく、図9に示すように、徐々に貫通孔21の径が変化するテーパ形状であっても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図10は、本実施形態のアンテナユニットが備えるアンテナ保持具2近傍の拡大斜視図である。なお、図10においては、説明の便宜上、アンテナ1を省略している。
この図に示すように、本実施形態のアンテナ保持具2の上面には、窪みが形成されており、窪みの中に可動蓋71(蓋部)と軸72が配置されている。軸72はアンテナ保持具2に固定されている。可動蓋71は軸72によって回転可能に支持されている。また、可動蓋71の一部は、弾性部73として構成されている。この弾性部73は、窪みの壁部23に当接されることによって可動蓋71を閉じる方向に付勢力を与えられている。
このような可動蓋71は、貫通孔21にアンテナ1が挿通されている場合には、アンテナ1当接し位置を規制されている。一方、アンテナ1がアンテナトップ11と保持箇所14との境で破断し、残るアンテナ1の部位が収納空間Sに入り込むことによって、貫通孔21にアンテナ1が存在しなくなった場合には、弾性部73の付勢力により可動蓋71が回動され、図11に示すように、可動蓋71によって貫通孔21が塞がれる。
この図に示すように、本実施形態のアンテナ保持具2の上面には、窪みが形成されており、窪みの中に可動蓋71(蓋部)と軸72が配置されている。軸72はアンテナ保持具2に固定されている。可動蓋71は軸72によって回転可能に支持されている。また、可動蓋71の一部は、弾性部73として構成されている。この弾性部73は、窪みの壁部23に当接されることによって可動蓋71を閉じる方向に付勢力を与えられている。
このような可動蓋71は、貫通孔21にアンテナ1が挿通されている場合には、アンテナ1当接し位置を規制されている。一方、アンテナ1がアンテナトップ11と保持箇所14との境で破断し、残るアンテナ1の部位が収納空間Sに入り込むことによって、貫通孔21にアンテナ1が存在しなくなった場合には、弾性部73の付勢力により可動蓋71が回動され、図11に示すように、可動蓋71によって貫通孔21が塞がれる。
このため、本実施形態のアンテナユニットによれば、破損して収納空間Sに入り込んだアンテナが再度収納空間Sの外部に出ることを防止することが可能となる。
なお、破損して収納空間Sに入り込んだアンテナが再度収納空間Sの外部に出ることを防止するためには、貫通孔21を必ずしも完全に塞ぐ必要はない。このため、可動蓋71の替わりに、アンテナ1が貫通孔21に挿通されていない場合に貫通孔21の一部を塞ぐゴム材等の設置しても良い。
なお、破損して収納空間Sに入り込んだアンテナが再度収納空間Sの外部に出ることを防止するためには、貫通孔21を必ずしも完全に塞ぐ必要はない。このため、可動蓋71の替わりに、アンテナ1が貫通孔21に挿通されていない場合に貫通孔21の一部を塞ぐゴム材等の設置しても良い。
なお、アンテナ1の破断箇所が変形している場合には、破断箇所が貫通孔21を通過できず、可動蓋71の動きを阻害する恐れがある。このため、上記第2実施形態のように、貫通孔21をケース3寄りの径が小さな部分211とケース3と反対寄りの径が大きな部分212との段差構造としたり(図12参照)、徐々に貫通孔21の径が変化するテーパ形状とする(図13参照)ことによって、貫通孔21内にアンテナの破断箇所を収納することが可能となり、可動蓋71の動きを確保することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳説したが、具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において設計変更等が可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の通信機器の一例として携帯電話機を挙げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話機以外の携帯テレビ等に適用することができる。
このように本発明の通信機器は、相互通信可能な機器に限るものではなく、受信あるいは発信のみが可能な機器も含む概念である。
また、本発明は、バッテリーを備える通信機器に限られるものではなく、外部の電源から電力を確保する据え置き型の通信機器に適用することも可能である。
このように本発明の通信機器は、相互通信可能な機器に限るものではなく、受信あるいは発信のみが可能な機器も含む概念である。
また、本発明は、バッテリーを備える通信機器に限られるものではなく、外部の電源から電力を確保する据え置き型の通信機器に適用することも可能である。
1……アンテナ(棒状アンテナ)、2……アンテナ保持具(保持部)、3……ケース(ケース体)、4……リング、10……筐体、11……アンテナトップ、12……係止部、13,14……保持箇所、20……回路基板、21……貫通孔(出入口)、22……突出部、23……壁部、30……バッテリー、31……窓部、32……位置決め孔、41……ケースガイド、42……挿入口、43……アンテナガイド、44……連通孔、44a……出口、45……ケースストッパー、46……ノブ(固定手段)、50……カバー、60……板バネ、71……可動蓋(蓋部)、72……軸、73……弾性部、A……アンテナユニット、K……携帯電話機(携帯通信端末)、S……収納空間
Claims (8)
- 筐体に脱着可能なアンテナユニットを備え、
前記アンテナユニットは、棒状アンテナと、該棒状アンテナの少なくとも一部が出し入れ可能な収納空間を有するケースユニットとを備える
ことを特徴とする通信機器。 - 前記ケースユニットは、
前記棒状アンテナの出入口を有するとともに該出入口において前記棒状アンテナを摺動可能に保持する導電性材料から成る保持部と、
前記保持部と接続される絶縁性材料から成るケース体と
を備え、
前記筐体内に収納される回路基板と前記棒状アンテナとが前記保持部を介して導通されることを特徴とする請求項1記載の通信機器。 - 前記ケースユニットは、前記保持部の前記出入口において、当該出入口に前記棒状アンテナが存在する場合には前記棒状アンテナの外側に位置し、前記出入口に前記棒状アンテナが存在しない場合には前記出入口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部を備えることを特徴とする請求項2記載の通信機器。
- 前記ケースユニットは、
前記棒状アンテナの出入口を有するとともに該出入口において前記棒状アンテナを摺動可能に保持する保持部を有し、
前記保持部の前記出入口において、当該出入口に前記棒状アンテナが存在する場合には前記棒状アンテナの外側に位置し、前記出入口に前記棒状アンテナが存在しない場合には前記出入口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部を備えることを特徴とする請求項1記載の通信機器。 - 前記蓋部は弾性を有し、先端部が前記保持部の前記出入口の内側方向に付勢するように設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の通信機器。
- 前記出入口は、前記ケース体と反対寄りの径が前記ケース体寄りの径よりも大きいことを特徴とする請求項2又は3記載の通信機器。
- 前記通信機器は、携帯通信端末であることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の通信機器。
- 棒状アンテナと、該棒状アンテナの少なくとも一部が出し入れ可能な収納空間を有し、通信機器の筐体の所定箇所に脱着可能とされるケースユニットとを備え、
前記ケースユニットは、
前記棒状アンテナの出入口と、
前記出入口に前記棒状アンテナが存在する場合には前記棒状アンテナの外側に位置し、前記出入口において前記棒状アンテナが存在しない場合には前記出入口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部と
を有することを特徴とするアンテナユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021087A JP2007202071A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 通信機器及びアンテナユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006021087A JP2007202071A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 通信機器及びアンテナユニット |
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---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP2007202071A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009152784A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Tokai Rika Co Ltd | 樹脂部材の嵌合構造及び車室内アンテナ装置 |
JP2013179700A (ja) * | 2013-06-10 | 2013-09-09 | Nec Corp | スライド式小型電子機器 |
KR101368788B1 (ko) | 2011-01-27 | 2014-02-27 | 주식회사 와이에스테크 | 안테나 로드 연결구 |
-
2006
- 2006-01-30 JP JP2006021087A patent/JP2007202071A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
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