JP2007201554A - 監視カメラシステム及び監視カメラの方向制御方法 - Google Patents

監視カメラシステム及び監視カメラの方向制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】監視カメラのパン及びチルト方向制御における使い勝手を改善する。
【解決手段】マウス38によって監視カメラ11に対してパン及びチルト方向の回転を制御するとともに、監視カメラ11から送信される映像データを受信するカメラ制御装置12と、カメラ制御装置12から送信される映像データを監視映像として表示する表示装置14とを備えた監視カメラシステム1において、カメラ制御装置12は、監視映像上のマウスダウン及びマウスアップによる2次元方向に基づき、パン方向及びチルト方向の各回転角度を決定するとともに、監視映像上にパン方向の回転中心pの存否を判定するマウスイベント処理部33を備え、パン方向の回転中心pが監視映像上に存在する場合であってマウスダウン位置が回転中心pをとおる水平線よりも下方である場合のみ、パン方向の回転角度を逆方向に変更するように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、監視カメラシステム及び監視カメラの方向制御方法に係り、特にパン方向及びチルト方向の回転駆動可能な監視カメラの方向制御の技術に関する。
装置本体のカバーがドーム形状に形成され、部屋の天井等に設置されるいわゆるドーム型の監視カメラ装置では、内蔵されるカメラをパン方向及びチルト方向に回転駆動することにより、略全方位の監視を行えるものがある。このような監視カメラ装置において、カメラのパン方向及びチルト方向の回転駆動を制御する方法については様々な方法が知られている。例えば、パン方向及びチルト方向それぞれの方向制御を実行させるための操作ボタンを設けておき、これらの操作ボタンを押下することにより所望の方向に動作させる方法や、スライドバーを設けておき、これをスライドさせて動作させる方法、そしてマウスやジョイスティック等のポインティングデバイスを用いてパン方向及びチルト方向の方向制御を行う方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、地面に対して略平行な室内天井にドーム型の監視カメラ装置を、室内を監視するために設置した場合を想定する。そして、設置面(天井)に平行な方向を基準としたカメラのチルト方向への回転の可動範囲を略180度とし、監視カメラ装置の下方を通過する監視対象者にカメラの視野を合わせて、操作者が例えば操作卓のジョイスティックの操作によって、チルト角度が0度に近い方向からチルト方向の一方向に真下を向く方向へとカメラを回転させ、さらにそのまま通過する監視対象者に視野を合わせて回転させ続けたとする。この場合、監視対象者が監視カメラ装置の真下を過ぎるとカメラで撮影された監視画像の上下の向きが逆になってしまい、監視者(操作者)にとって見にくくなってしまう。
そこで、チルト方向の回転角度により監視画像の上下の向きが逆転することをパン方向への180度の回転により補正するとともに、カメラの真下付近のみならずその他の場所を監視する際にも補正のためのパン方向への180度の回転が頻発することがなく、監視を良好に行なうことができる監視カメラ装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平8−181891号公報 特開2004−56239号公報
ところで、ドーム型の監視カメラ装置において、チルト方向への回転によりカメラの撮像方向がパンの回転軸に近づくとカメラの視野にパンの回転中心が入り込むようになる。このように、カメラの視野にパンの回転中心が存在する場合において、カメラのパン方向への回転動作を行うとその撮像映像の動きは曲線運動となる。より具体的には、例えば天井等の設置面に平行な方向を基準としたカメラのチルト方向への回転角度を略90度にした状態でパン方向への回転を行うと、カメラの視野内の撮像映像の動きは略円運動となる。このため、操作者によるパン操作のための手の動きと監視映像の回転方向とが逆になる場合があり、操作上の違和感が生じてしまい感覚的なカメラの方向の操作に支障を来たすことになる。
また、特許文献2に記載の監視カメラ装置を用いたとしても、カメラの真下付近の補正のためのパン回転動作が頻発する不具合は改善されるものの、上記のごとくパンの回転中心がカメラの視野内に入るチルト角度の状態でパン方向の回転動作をさせるとパン操作の方向と監視画面上のパン移動の方向とが逆転するという上記問題を有していることには変わりはない。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カメラの視野内にパンの回転中心が存在する状態でパン方向への回転動作をさせた場合でも、監視画面上での画像の動きと操作者のパン操作との不整合をなくし、操作上の違和感を飛躍的に軽減してカメラの方向操作の使い勝手を良好に行うことが可能な監視カメラシステム及び監視カメラの方向制御方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
パン方向及びチルト方向にそれぞれ回転駆動可能な監視カメラ(11)と、ポインティングデバイス(38)によって前記監視カメラに対して前記各方向への所望の角度の回転を制御するとともに、前記監視カメラから送信される映像データを受信するカメラ制御装置(12)と、このカメラ制御装置から送信される前記映像データを受信して監視映像として表示する表示装置(14)とを備えた監視カメラシステム(1)において、
前記カメラ制御装置は、
前記表示装置に表示される前記監視映像上の前記ポインティングデバイスによる第1及び第2のカーソル位置指定による2次元方向に基づき、前記パン方向及びチルト方向の各回転角度を決定するパン・チルト角度決定手段(32,33)と、
前記監視映像上に前記パン方向の回転中心座標の存否を判定するパン回転中心存否判定手段(32,33)とを備え、
前記パン方向の回転中心座標が前記監視映像上に存在すると判定された場合に、前記第1のカーソル位置指定による位置座標が、前記監視映像上の前記回転中心座標をとおる水平線よりも下方である場合のみ、前記パン・チルト角度決定手段において決定された前記パン方向の回転角度を逆方向に変更する
よう制御する構成にしたことを特徴とする監視カメラシステム(1)
を提供するものである。
請求項2に記載の発明は、
パン方向及びチルト方向にそれぞれ回転駆動可能な監視カメラ(11)と、ポインティングデバイス(38)によって前記所望の監視カメラに対して前記各方向への所望の角度の回転を制御するとともに、前記監視カメラから送信される映像データを受信するカメラ制御装置(12)と、このカメラ制御装置から送信される前記映像データを受信して監視映像として表示する表示装置とを備えた監視カメラシステム(1)における監視カメラの方向制御方法において、
前記表示装置に表示される前記監視映像上の前記ポインティングデバイスによる第1及び第2のカーソル位置指定(S701,S801)による2次元方向に基づき、前記パン方向及びチルト方向の各回転角度を決定するパン・チルト角度決定ステップ(S803)と、
前記監視映像上に前記パン方向の回転中心座標の存否を判定するパン回転中心存否判定ステップ(S804)とを有し、
前記パン方向の回転中心座標が前記監視映像上に存在すると判定された場合に、前記第1のカーソル位置指定による位置座標が、前記監視映像上の前記回転中心座標をとおる水平線よりも下方である場合のみ、前記パン・チルト角度決定ステップにおいて決定された前記パン方向の回転角度を逆方向に変更する(S805)
よう制御することを特徴とする監視カメラの方向制御方法
を提供するものである。
本発明によれば、表示装置に表示される監視カメラの監視映像内にパンの回転中心が存在する状態において、操作者が監視映像を所望の方向にパン移動させるべくポインティングデバイスを操作した場合に、第1及び第2のカーソル位置指定による2次元方向と画面上の監視映像の移動方向とを略一致させることができるので、ポインティングデバイスの操作上の違和感を飛躍的に改善して監視カメラの方向操作の良好な使い勝手を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態における監視カメラシステム全体の概略ブロック図である。同図において、監視カメラシステム1は、地面に対して略平行な室内の天井等に設置される監視カメラ11と、監視カメラシステム全体を制御するためのカメラ制御装置12とがネットワーク13を介してそれぞれ接続されるとともに、監視カメラ11で撮像された監視映像を表示するための表示装置14がカメラ制御装置12に接続された構成を有している。
なお、監視カメラシステム1においては、監視カメラ11を1台のみならず複数台ネットワーク13に接続する構成としてもよいが、本実施形態においては説明の便宜上、1台の監視カメラ11がネットワーク13に接続されているものとする。また、本実施形態においては、監視カメラシステム1はネットワークカメラシステムとしての構成であるが、これに限らず監視カメラ11とカメラ制御装置12とがネットワーク13を介さずに専用信号線で接続される形態であってもよい。
次に、監視カメラ11の概略内部ブロック図を図2に示す。同図において、監視カメラ11は、ネットワークインターフェース部(ネットワークI/F部)21と、カメラ制御部22と、ビデオカメラ部23と、パン・チルト駆動部24とを備えている。
監視カメラ11は、カメラ制御装置12から送信されたパケットデータ化されたコマンド及びコマンドパラメータ(詳細は後述)をネットワークI/F部21で受信し、この受信されたパケットデータからコマンド及びコマンドパラメータを抽出してカメラ制御部22に供給する。そして、カメラ制御部22は、供給されたコマンド及びコマンドパラメータに基づき、パン・チルト駆動部24を制御してビデオカメラ部23をパン方向及びチルト方向に回転させる。
また、ビデオカメラ部23で撮像された映像データは、カメラ制御部22で例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式によって符号化されて監視カメラ11に付与された識別子とともにネットワークI/F部21に供給され、ネットワークI/F部21でパケットデータ化されてネットワーク13に送出される。もちろん、他の符号化方式を採用してもよいし、非圧縮のまま映像データを送信するようにしてもよい。
パン・チルト駆動部24は、ビデオカメラ部23をパン方向及びチルト方向に回転駆動させる機能を有するが、本実施形態においては、監視カメラ11の設置面に平行な方向を基準としたビデオカメラ部23のチルト方向へのチルト可動範囲は略180度であり、パン方向へのパン可動範囲は前記基準方向に垂直な基準線を中心軸として略360度である。
次に、カメラ制御装置12の概略機能ブロック図を図3に示す。同図において、カメラ制御装置12は、システム制御部31と、操作制御部32と、マウスイベント処理部33と、コマンド変換部34と、ネットワークI/F部35と、描画処理部36と、表示制御部37とを備えている。
そして、操作制御部32には、マウス38が接続されている。なお、マウス38は一般的なマウスに限らず、表示装置14にカーソルを表示可能なポインティングデバイスを用いてもよい。
システム制御部31は、カメラ制御装置12全体を制御する機能を有し、操作制御部32と、マウスイベント処理部33と、コマンド変換部34と、ネットワークI/F部35と、描画処理部36と、表示制御部37とがそれぞれ機能的に接続されている。そして、システム制御部31は、監視カメラ11から供給されたJPEGデータを伸長する機能も有する。
操作制御部32は、操作者によるマウス38の操作に基づく操作信号を入力信号として受信し、マウス38が動かされている状態や具備するボタンが操作された状態を検知して、システム制御部31に割込み信号とマウスカーソルの位置座標データとを出力する機能を有する。
マウスイベント処理部33は、システム制御部31から割込み処理の開始が指示されることによって後述する割込み処理を実行する。コマンド変換部34は、パン方向及びチルト方向の目的地点として設定されたパン座標値及びチルト座標値や監視カメラ11のズーム設定値等をコマンドパラメータに変換し、コマンドとともにネットワークI/F部35に供給する機能を有する。
ここで、コマンド及びコマンドパラメータのフォーマットの例を図4に示す。同図を参照して具体例を挙げると、監視カメラ11のパン角度を60度に設定する場合は、カメラ制御装置12は「SET PAN=60」を設定先の監視カメラ11に送信し、このコマンド及びコマンドパラメータを受信した監視カメラ11は、カメラ制御部22がパン・チルト駆動部24を制御することによりビデオカメラ23のパン角度を60度に設定したのち、「OK PAN=60」をカメラ制御装置12に送信する。また、カメラ制御装置12が現在設定されている監視カメラ11のチルト角度を取得する場合は、カメラ制御装置12は「GET TILT」を取得先の監視カメラ11に送信し、このコマンド及びコマンドパラメータを受信した監視カメラ11は、現在設定されているチルト角度(例えば、120度)を「OK TILT=120」のコマンド及びコマンドパラメータとしてカメラ制御装置12に送信する。
図3の説明に戻り、ネットワークI/F部35は、コマンド変換部34から供給されたコマンド及びコマンドパラメータをパケットデータ化してネットワーク13に送出するとともに、ネットワーク13を介してカメラ制御装置12から供給されたパケットデータからコマンド及びコマンドパラメータ、又は符号化された映像データを抽出してシステム制御部31に供給する機能を有する。
描画処理部36は、操作制御部32からシステム制御部31を介して供給されるマウス38のカーソルの位置座標に基づきマウスカーソルを描画するため描画データを生成して表示制御部37に供給する機能を有する。そして、表示制御部37は、システム制御部31の制御のもと、表示装置14に表示するウィンドウを生成し、このウィンドウに表示される監視映像をマッピングしてその映像信号を表示装置14に出力する機能を有する。
次に、本実施形態における表示装置14に表示される制御画面について、図5の制御画面の例を参照して説明する。同図(a)において、表示装置14には、カメラ制御装置12から供給されたウィンドウデータが表示され、そして、ウィンドウ内の監視映像上にはパン・チルト操作領域51とズーム操作領域52とが設定されている。
監視カメラ11の方向制御を行うためには、パン・チルト操作領域51内の所望の位置にマウス38のマウスカーソルを置き、マウス38のボタンを押下することによって移動開始位置指定(第1のカーソル位置指定。以下、マウスダウン)を行う。ここでは、同図(a)に示す位置aを移動開始位置とする。次に、位置aから所望の方向に所望の距離だけボタンを押下したままマウスカーソルを移動させ(以下、マウスドラッグ)、ボタンの押下を止めて移動終了位置指定(第2のカーソル位置指定。以下、マウスアップ)を行う。ここでは、同図(a)に示す位置bを移動終了位置とする。
マウスイベント処理部33は、マウスダウンした位置からマウスアップするまでのマウスドラッグした距離及び方向に基づき、位置aに対応した画面が位置bに移動して見えるように、監視カメラ11のパン方向及びチルト方向の角度設定値を計算してコマンド変換部34でコマンドパラメータに変換し、コマンド及びコマンドパラメータをネットワークI/F部35から監視カメラ11に送信する。
一旦マウスダウンした後は、マウスアップするまで画面上の移動情報を連続的に監視カメラ11のパン及びチルト動作に反映させることによって、操作者はマウス38で監視映像自体を自在にスライドさせている感覚で操作することができる。このようにして、監視カメラ11のパン方向及びチルト方向の各角度を操作することにより、表示装置14に表示される映像がスライドした状態の表示例を図5(b)に示す。
また、監視カメラ11のズーム動作についても、ズーム操作領域52の中でパン・チルト操作の場合と同様の方法によって、マウスドラッグの距離及び方向に応じてビデオカメラ部23のズーム動作を行い、撮影映像の画角を変化させることができる。例えば、同図(b)の画面において、マウスカーソルをズーム操作領域52内の下方の位置cから上方の位置dまでマウスドラッグすることにより、同図(c)のように監視カメラ11からの映像データをズームアップすることができる。
以上説明したように、マウス38の操作によって監視カメラ11のパン・チルト・ズームを制御することにより、監視カメラ11の方向制御及びズーム制御を簡易に且つ感覚的に行うことができ、使い勝手を良くすることができる。
ところで、前述したように、監視カメラ11をチルト方向に回転動作させることにより監視カメラ11の撮影方向がパンの回転軸に近づくと、表示映像にパンの回転中心が入り込むようになる。表示映像内にパンの回転中心が存在する状態でパン方向への回転操作を行うと表示映像の動きは曲線の動きとなる。このため、マウス38のマウスドラッグにおける画面上左右方向の移動を全てそのままパン回転動作に変換すると、マウスドラッグの方向と表示映像の移動方向とが合致しない場合があるため操作上の違和感が生じてしまう。
具体的には、図6(a)のように、表示画面中にパンの回転中心pが存在する場合において、マウスドラッグを位置eから位置fまで行った場合は、図面上時計回りに表示映像がパン回転するため操作者にとっての違和感はない。しかし、マウスドラッグを位置gから位置hまで行った場合は、マウスドラッグの方向とパン回転の方向とが逆になるため操作者にとって違和感があり操作性がめざましく劣化する。
この問題を解決するために、本実施形態においては、表示映像中にパンの回転中心pが存在する場合、パンの回転中心pの位置座標とマウスダウンの位置座標とを比較し、マウスドラッグの方向とパンの回転方向とによる操作上の違和感が発生しにくい方向へ補正する処理を実行する。以下、補正処理の具体例を説明する。
図6(b)は、本実施形態における補正処理の具体例を説明するための表示画面の例である。同図において、表示画面上部の位置iから位置jへのマウスドラッグと、表示画面下部の位置kから位置lへのマウスドラッグとはそれぞれのドラッグの方向が同じであるため、いずれも表示映像は同一のパン方向(同図においては時計回り)へ回転することになる。ここで、パンの回転中心pを基準にした水平線61を境にして画面領域を上下に分割し、画面領域の下部側でマウスドラッグされた場合、すなわち位置kから位置lへのマウスドラッグの場合は、監視カメラ11のパン回転方向を逆転するように制御する。このように補正処理を実行することによって、操作上の違和感を大いに軽減することができる。
次に、本実施形態におけるカメラ制御装置12の動作の流れを図7〜図9のフローチャートを併せ参照して説明する。まず、図7を参照してマウス38のマウスダウン処理を説明する。操作者によってマウス38が操作されてマウスダウンが行われると、操作制御部32は割込み信号とマウスダウンの位置座標データとをシステム制御部31に出力し(ステップS701)、マウスイベント処理部33は、マウスダウンの位置座標データによりマウスダウンイベントがパン・チルト操作領域51内で検知されたか否かを判定する(ステップS702)。
パン・チルト操作領域51内でマウスダウンイベントが検知された場合は、監視カメラ11から現在設定されているパン角度及びチルト角度をそれぞれ取得し(ステップS703)、システム制御部31の一時記憶部(不図示)にパン・チルト開始フラグを設定する(ステップS704)。
ステップS702においてパン・チルト操作領域51内でマウスダウンイベントが検知されなかった場合、又はステップS704の処理の後、マウスイベント処理部33は、マウスダウンの位置座標データによりマウスダウンイベントがズーム操作領域52内で検知されたか否かを判定する(ステップS705)。
ズーム操作領域52内でマウスダウンイベントが検知された場合は、監視カメラ11から現在設定されているズーム設定値を取得し(ステップS706)、システム制御部31の一時記憶部にズーム開始フラグを設定してマウスダウン処理を終了する(ステップS707)。一方、ステップS705においてズーム操作領域52内でマウスダウンイベントが検知されなかった場合もマウスダウン処理を終了する。
上記パン・チルト開始フラグ及びズーム開始フラグは、それぞれマウスドラッグによるパン方向又はチルト方向の回転動作中、及びズーム動作中を表すフラグである。これらのフラグが一時記録部に設定されている間中、カメラ制御装置12は、監視カメラ11に対してマウス動作に連動したパン・チルト・ズームの動作を指示する。
次に、図8を参照してマウス38のマウスドラッグ処理を説明する。操作者によってマウスドラッグが行われると、マウスイベント処理部33は、マウスダウン位置から現在のマウスカーソル位置までの相対位置を計算して表示画面上の移動距離を取得する(ステップS801)。
次に、マウスイベント処理部33は、システム制御部31の一時記憶部にパン・チルト開始フラグが設定されているか否かを判定し(ステップS802)、パン・チルト開始フラグが設定されている場合は、マウスダウン時の監視カメラ11のパン及びチルトの各角度設定値と表示画面上の移動距離とに基づき、表示映像を画面上でスライドさせるように見せるためのパン方向及びチルト方向の回転角度値を計算する(ステップS803)。
次に、マウスイベント処理部33は、マウスダウン時の表示映像内にパンの回転中心pが存在するか否かを判定し(ステップS804)、パンの回転中心pが表示映像内に存在する場合は、最初のマウスダウン位置座標がパンの回転中心pを基準とした水平線61よりも下方に存在する場合にはパン方向の回転が逆になるように補正を行う(ステップS805)。
表示画面上のパンの回転中心pの存否判定とパンの回転中心pの位置座標の取得とについては、監視カメラ11の現在のチルト角度設定値とズーム設定値とから表示されている映像におけるチルト角度値の範囲を計算することにより行われる。
ステップS804においてマウスダウン時の表示画面内にパンの回転中心pが存在しないと判定された場合、又はステップS805の処理の後、パン方向及びチルト方向の角度設定値に基づくコマンド及びコマンドパラメータを監視カメラ11に送出する(ステップS806)。
ステップS802においてパン・チルト開始フラグが設定されていないと判定された場合、又はステップS806の処理の後、マウスイベント処理部33は、システム制御部31の一時記憶部にズーム開始フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS807)、ズーム開始フラグが設定されている場合は、マウスダウン時の監視カメラ11のズーム設定値と表示画面上の移動量とに基づきズーム設定値を計算する(ステップS808)。そして、計算されたズーム設定値に基づくコマンド及びコマンドパラメータを監視カメラ11に送出してマウスドラッグ処理を終了する(ステップS809)。一方、ステップS807においてズーム開始フラグが設定されていないと判定された場合もマウスドラッグ処理を終了する。
次に、図9を参照してマウス38のマウスアップ処理を説明する。マウスイベント処理部33は、マウスアップイベントを検知するとパン・チルト開始フラグ及びズーム開始フラグを解除する(ステップS901)して制御動作を停止しマウスアップ処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示装置14に表示される監視カメラ11の監視映像内にパンの回転中心pが存在する状態において、操作者が監視映像を所望の方向にパン移動させるべくマウス38を操作した場合に、マウスドラッグの方向と画面上の監視映像の移動方向とを略一致させることができるので、マウス38の操作上の違和感を飛躍的に改善して監視カメラ11の方向操作の良好な使い勝手を得ることができる。
また、操作者は、表示装置14の表示画面を見ながら監視画面のパン・チルト・ズームをマウス38を用いて簡易に且つ直感的に操作することができる。
本発明は、室内の天井等に設置するドーム型の監視カメラシステムにおいて有用である。
本発明の実施形態における監視カメラシステム全体の概略ブロック図を示したものである。 本発明の実施形態における監視カメラの概略内部ブロック図を示したものである。 本発明の実施形態におけるカメラ制御装置の概略機能ブロック図を示したものである。 コマンド及びコマンドパラメータのフォーマットの例を示した図である。 本発明の実施形態における表示装置に表示される制御画面の例を示した図である。 本発明の実施形態における表示装置に表示される制御画面の例を示した図である。 本発明の実施形態におけるカメラ制御装置のマウスダウン処理を説明するためのフローチャートの例を示したものである。 本発明の実施形態におけるカメラ制御装置のマウスドラッグ処理を説明するためのフローチャートの例を示したものである。 本発明の実施形態におけるカメラ制御装置のマウスアップ処理を説明するためのフローチャートの例を示したものである。
符号の説明
1 監視カメラシステム
11 監視カメラ
12 カメラ制御装置
13 ネットワーク
14 表示装置
21 ネットワークI/F部
22 カメラ制御部
23 ビデオカメラ部
24 パン・チルト駆動部
31 システム制御部
32 操作制御部
33 マウスイベント処理部
34 コマンド変換部
35 ネットワークI/F部
36 描画処理部
37 表示制御部
38 マウス

Claims (2)

  1. パン方向及びチルト方向にそれぞれ回転駆動可能な監視カメラと、ポインティングデバイスによって前記監視カメラに対して前記各方向への所望の角度の回転を制御するとともに、前記監視カメラから送信される映像データを受信するカメラ制御装置と、このカメラ制御装置から送信される前記映像データを受信して監視映像として表示する表示装置とを備えた監視カメラシステムにおいて、
    前記カメラ制御装置は、
    前記表示装置に表示される前記監視映像上の前記ポインティングデバイスによる第1及び第2のカーソル位置指定による2次元方向に基づき、前記パン方向及びチルト方向の各回転角度を決定するパン・チルト角度決定手段と、
    前記監視映像上に前記パン方向の回転中心座標の存否を判定するパン回転中心存否判定手段とを備え、
    前記パン方向の回転中心座標が前記監視映像上に存在すると判定された場合に、前記第1のカーソル位置指定による位置座標が、前記監視映像上の前記回転中心座標をとおる水平線よりも下方である場合のみ、前記パン・チルト角度決定手段において決定された前記パン方向の回転角度を逆方向に変更する
    よう制御する構成にしたことを特徴とする監視カメラシステム。
  2. パン方向及びチルト方向にそれぞれ回転駆動可能な監視カメラと、ポインティングデバイスによって前記所望の監視カメラに対して前記各方向への所望の角度の回転を制御するとともに、前記監視カメラから送信される映像データを受信するカメラ制御装置と、このカメラ制御装置から送信される前記映像データを受信して監視映像として表示する表示装置とを備えた監視カメラシステムにおける監視カメラの方向制御方法において、
    前記表示装置に表示される前記監視映像上の前記ポインティングデバイスによる第1及び第2のカーソル位置指定による2次元方向に基づき、前記パン方向及びチルト方向の各回転角度を決定するパン・チルト角度決定ステップと、
    前記監視映像上に前記パン方向の回転中心座標の存否を判定するパン回転中心存否判定ステップとを有し、
    前記パン方向の回転中心座標が前記監視映像上に存在すると判定された場合に、前記第1のカーソル位置指定による位置座標が、前記監視映像上の前記回転中心座標をとおる水平線よりも下方である場合のみ、前記パン・チルト角度決定ステップにおいて決定された前記パン方向の回転角度を逆方向に変更する
    よう制御することを特徴とする監視カメラの方向制御方法。
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