JP2007200348A - 移動通信端末及びアプリケーション制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メモリ不足によるアプリケーションプログラムの実行不能を防止して、アプリケーションプログラムをより円滑に制御すること。
【解決手段】 この移動通信端末1は、アプリケーションプログラム5が実行時に参照する参照パラメータ用のデータ領域を確保した後に、外部のWWWサーバ7からアプリケーションプログラム5をダウンロードするダウンロード部41と、アプリケーションプログラム5が受信する制御信号に含まれる参照パラメータを、データ領域に保存するパラメータ保存部44を備え、ダウンロード部41は、アプリケーションプログラム5に関する情報が記載されたADFファイルをWWWサーバ7から取得し、当該取得したADFファイルに含まれる情報に応じてデータ領域を確保するか否かを判定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 この移動通信端末1は、アプリケーションプログラム5が実行時に参照する参照パラメータ用のデータ領域を確保した後に、外部のWWWサーバ7からアプリケーションプログラム5をダウンロードするダウンロード部41と、アプリケーションプログラム5が受信する制御信号に含まれる参照パラメータを、データ領域に保存するパラメータ保存部44を備え、ダウンロード部41は、アプリケーションプログラム5に関する情報が記載されたADFファイルをWWWサーバ7から取得し、当該取得したADFファイルに含まれる情報に応じてデータ領域を確保するか否かを判定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、移動通信端末及びアプリケーション制御方法に関するものである。
従来から、携帯電話機等の移動通信端末にゲームや電子商取引等に用いられるアプリケーションプログラムをダウンロードして実行することが行われている。これらのアプリケーションプログラムを遠隔のサーバ等から制御するための技術としては、例えば、下記特許文献1に記載の移動機がある。この移動機では、サービス提供システムから使用不可情報等を含む制御信号が受信されることにより、アプリケーションプログラムを使用不可状態にする等の制御が行われている。
特開2003−244344号公報
また、これらのアプリケーションプログラムの中には、文字データ、音声データ、画像データ等のパラメータを遠隔のサーバから受信しながら動作するものが存在する。例えば、ニュース提供用アプリケーションプログラムにおけるニュースの表示及び再生、広告表示用アプリケーションプログラムにおける広告情報の表示等がこれに該当する。これらのパラメータを上述した制御信号として送信することができれば、効率的にアプリケーションプログラムの動作を制御可能である。
しかしながら、文字データ等のパラメータは制御情報の中でも比較的データ量が大きいものであるため、移動通信端末の限られたデータ資源においてパラメータ用のデータ容量を常に確保することは困難である。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、メモリ不足によるアプリケーションプログラムの実行不能を防止して、アプリケーションプログラムをより円滑に制御することを目的とする。
本発明の移動通信端末は、アプリケーションプログラムが実行時に参照する参照パラメータ用のデータ領域を確保した後に、外部からアプリケーションプログラムをダウンロードするダウンロード手段と、アプリケーションプログラムが受信する制御信号に含まれる参照パラメータを、データ領域に保存するパラメータ保存手段とを備え、ダウンロード手段は、アプリケーションプログラムに関する情報が記載された記述ファイルを外部から取得し、当該取得した記述ファイルに含まれる情報に応じてデータ領域を確保するか否かを判定する。
或いは、本発明のアプリケーション制御方法は、移動通信端末内のアプリケーションプログラムを遠隔の制御装置から制御するアプリケーション制御方法であって、移動通信端末が、外部からアプリケーションプログラムをダウンロードする前に、アプリケーションプログラムが実行時に参照する参照パラメータ用のデータ領域を確保するデータ領域確保ステップと、移動通信端末が、アプリケーションプログラムが受信する制御信号に含まれる参照パラメータを、データ領域に保存するパラメータ保存ステップとを備え、データ領域確保ステップでは、アプリケーションプログラムに関する情報が記載された記述ファイルを外部から取得し、当該取得した記述ファイルに含まれる情報に応じてデータ領域を確保するか否かを判定する。
このような移動通信端末及びアプリケーション制御方法では、移動通信端末によりアプリケーションプログラムのダウンロード時に、参照パラメータを格納するためのデータ領域が確保された後、遠隔の制御装置から移動通信端末に制御信号が送信され、移動通信端末により制御信号に含まれる参照パラメータがデータ領域に保存された後、アプリケーションプログラムによりその参照パラメータが読み出される。これにより、遠隔の制御装置から移動通信端末上のアプリケーションプログラムに対して確実に動作制御用のパラメータを引き渡すことができる。
また、制御信号にアプリケーションプログラムの識別情報及び参照パラメータを含む制御信号を受信する制御信号受信手段をさらに備え、パラメータ保存手段は、該識別情報によって識別されたアプリケーションプログラムに対応するデータ領域に参照パラメータを保存し、制御信号受信手段は、参照パラメータを受信した旨を該アプリケーションプログラムに対して通知することが好ましい。
また、制御装置が、制御信号にアプリケーションプログラムの識別情報及び参照パラメータを含む制御信号を移動通信端末に対して送信する制御信号送信ステップと、移動通信端末が、パラメータ保存ステップにおいて該識別情報によって識別されたアプリケーションプログラムに対応するデータ領域に参照パラメータを保存した後に、参照パラメータを受信した旨を該アプリケーションプログラムに対して通知するステップと、移動通信端末におけるアプリケーションプログラムが、当該通知に応じて、実行時にデータ領域から参照パラメータを読み出すパラメータ読出ステップとをさらに備えることも好ましい。
また、制御装置が、制御信号にアプリケーションプログラムの識別情報及び参照パラメータを含む制御信号を移動通信端末に対して送信する制御信号送信ステップと、移動通信端末が、パラメータ保存ステップにおいて該識別情報によって識別されたアプリケーションプログラムに対応するデータ領域に参照パラメータを保存した後に、参照パラメータを受信した旨を該アプリケーションプログラムに対して通知するステップと、移動通信端末におけるアプリケーションプログラムが、当該通知に応じて、実行時にデータ領域から参照パラメータを読み出すパラメータ読出ステップとをさらに備えることも好ましい。
この場合、アプリケーションプログラムは、参照パラメータの受信通知を契機として参照パラメータを読み出す構成を採ることができる。従って、パラメータの更新に対して即時かつタイムリーにアプリケーションプログラムの動作が制御可能となるとともに、例えば、アプリケーションが能動的にパラメータを読み出す場合と比較して、アプリケーションプログラムの機能構成がより単純化される。
本発明のアプリケーション制御方法によれば、メモリ不足によるアプリケーションプログラムの実行不能を防止して、アプリケーションプログラムをより円滑に制御することができる。
以下、図面とともに本発明による移動通信端末の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による移動通信端末の好適な一実施形態を示す概略構成図である。同図に示す移動通信端末1は、待受画像表示機能、ゲーム機能、ニュース表示機能等を実現するアプリケーションプログラムの動作可能な環境を有する通信端末である。このような通信端末の例としては、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistance)といったネットワークを介した情報通信が可能な機器が挙げられる。図1に示すように、移動通信端末1は、機能的な構成要素として、プログラム実行環境2と、データ領域3とを含んで構成されている。
プログラム実行環境2は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェア上に構成されるものであり、ファイルの管理、メモリの管理、データ入出力の管理、ユーザインタフェースの提供などを行なうOS(Operating System)等のシステムプログラムが常駐する動作環境である。また、プログラム実行環境2上には、移動通信端末1の基本機能である通話機能、電子メール送受信機能、及びインターネット接続機能等を実現するための基本プログラムが更に実行されている。
データ領域3は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク等のメモリ上に構築されており、OS等のシステムプログラムが利用するシステムデータ、基本プログラムが利用する電話帳データ等の基本データ、種々のプログラムファイル、及びアプリケーションプログラムが実行時に参照するデータ等を格納するデータ領域である。
また、上述したプログラム実行環境2上には、JAVA(登録商標)言語で記述されるアプリケーションプログラムを実行させるためのJAVA仮想マシンプログラム(図示せず)が常駐している。このJAVA仮想マシンプログラムは、JAVA言語で記述されるアプリケーションプログラムを移動通信端末1上で実行するために、上記言語をプログラム実行環境2において解釈可能なコードに変換してプログラム実行環境2に渡す。
以下、「アプリケーションプログラム」と言う場合は、システムプログラムや基本プログラム以外のプログラムであって、WWWサーバ等の外部からダウンロードされて実行されるプログラムを指すものとする。このようなアプリケーションプログラムの例としては、着信待受時に画像を表示するプログラム、ゲーム機能を提供するプログラム、ニュースを表示するプログラム等が挙げられる。アプリケーションプログラムの中には、ニュースを表示するプログラムの様に、データ格納部31に格納された文字データ、音声データ、画像データ等の参照パラメータを参照しながら動作する、いわゆるパラメータ参照型アプリケーションが存在する。
移動通信端末1においては、JAVA仮想マシンプログラムの機能により、プログラム実行環境2上でアプリケーションプログラム5a,5b,5cが実行可能とされる。アプリケーションプログラム5a,5b,5cは、移動体通信ネットワーク及びインターネットで構成されるネットワーク9を介してWWW(World Wide Web)サーバ7からダウンロードされたものである(詳細は、後述する。)。これらのアプリケーションプログラム5a,5b,5cのプログラムコードは、それぞれ、ダウンロードによりデータ領域3内のデータ格納部31に格納されており、起動時にデータ格納部31からプログラム実行環境2上に読み出される。
さらに、プログラム実行環境2上にはアプリケーションプログラム5a,5b,5cの実行を制御するためのアプリケーション管理手段4が搭載されている。アプリケーション管理手段4は、ネットワーク9を介して、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)の通信プロトコルを利用して、WWWサーバ7及び制御用サーバ8とデータ送受信が可能なように構成されている。なお、制御用サーバ8は、移動通信端末1上で実行されるアプリケーションプログラム5a,5b,5cの動作を遠隔制御するサーバである。
アプリケーション管理手段4は、アプリケーションプログラム5a,5b,5cの起動制御及び、アプリケーションプログラム5a,5b,5cの通信制御を行う。また、アプリケーション管理手段4は、WWWサーバ7からアプリケーションプログラム5a,5b,5cのプログラムコードをダウンロードするダウンロード機能、及び制御用サーバ8によるアプリケーションプログラム5の遠隔制御を中継する中継機能を有する。
アプリケーション管理手段4は、機能的な構成要素として、ダウンロード部(ダウンロード手段)41、制御信号受信部(制御信号受信手段)42、アプリケーション制御部43、及びパラメータ保存部(パラメータ保存手段)44を含んで構成されている。以下、各構成要素について説明する。
ダウンロード部41は、外部設備であるWWWサーバ7からアプリケーションプログラム5a,5b,5cのプログラムコードをダウンロードする部分である。具体的には、ダウンロード部41は、ユーザによるWebブラウザ等からのダウンロード要求に応じて、まず、ADF(Application Descriptor File)ファイルを取得する。ADFファイルは、例えば、WWWサーバ7内のアプリケーションプログラムの格納先、アプリケーションプログラムのサイズ、名称等のダウンロードしようとするアプリケーションプログラムに関する情報が記載されたファイルである。そして、ダウンロード部41は、このADFファイルの内容を参照してダウンロード可否を判定した後、WWWサーバ7からアプリケーションプログラム5a,5b,5cのプログラムコードのダウンロードを行う。
さらに、ダウンロード部41は、ダウンロードしたアプリケーションプログラム5a,5b,5cに対応するADFファイルの取得先URL(Uniform Resource Locator)を、アプリケーションプログラム5a,5b,5cに関連づけてデータ領域3内のデータ領域に記憶する。このADFファイルの取得先URLは、アプリケーション管理手段4がアプリケーションプログラム5a,5b,5cを一意に識別する情報として用いられる。
また、ダウンロード部41は、ダウンロードの際に、ダウンロード対象のアプリケーションプログラム5a,5b,5cがパラメータ参照型である場合には、参照パラメータ用の一定容量のデータ領域(参照パラメータ領域)をデータ格納部31内に確保する。なお、参照パラメータデータ領域は、ダウンロード対象のアプリケーションプログラム5a,5b,5c専用のデータ領域として確保される。
制御信号受信部42は、制御用サーバ8からアプリケーションプログラム5a,5b,5cを制御するための制御信号を受信する部分である。なお、移動通信端末1とネットワーク9との間は、複数回線が多重化されており、移動通信端末1において通話機能や電子メール送受信機能やインターネット接続機能が使用されていても、制御信号受信部42と制御用サーバ8との間の信号送受信が同時に可能とされる。
制御信号には、アプリケーションプログラム5a,5b,5cの動作状態を制御する制御情報、及びアプリケーションプログラム5a,5b,5cが参照する参照パラメータのうち少なくとも一方が含まれている。アプリケーションプログラム5a,5b,5cの動作状態の制御は、プログラム実行環境2において実行されているアプリケーションプログラム対する停止、再開、所定処理の実行等の制御には限られず、データ格納部31にダウンロードされているアプリケーションプログラム5a,5b,5c(未起動のものを含む)に対する起動可/不可状態への変更等の制御も含む。さらに、制御信号には、制御対象のアプリケーションプログラムを特定するためのADFファイルの取得先URLも含まれている。
制御情報は、制御用サーバ8により、アプリケーションプログラムを起動不可状態に変更したい場合は「停止」、アプリケーションプログラムを起動可状態に変更したい場合は「再開」と設定されるものである。また、参照パラメータは、制御用サーバ8により制御対象アプリケーションプログラムに配信したい文字情報等のデータが設定される。
また、制御信号受信部42は、参照パラメータを含む制御信号を受信した場合には、その旨を制御対象のアプリケーションプログラム5a,5b,5cに通知する機能も有する。通知先のアプリケーションプログラムは、制御信号に含まれるADFファイルの取得先URLにより特定する。この通知を受け付けたアプリケーションプログラム5a,5b,5cは、実行時に、後述のパラメータ保存部44の処理により保存された参照パラメータをデータ格納部31から読み出す。
さらに、制御信号受信部42は、制御情報を含む制御信号を受信した場合には、その制御信号に含まれるADFファイルの取得先URL及び制御情報をアプリケーション制御部43に出力し、参照パラメータを含む制御信号を受信した場合には、その制御信号に含まれるADFファイルの取得先URL及び参照パラメータをパラメータ保存部44に出力する。
アプリケーション制御部43は、制御信号受信部42から出力されたADFファイルの取得先URL及び制御情報に基づいて、アプリケーションプログラム5a,5b,5cの動作状態を変更する部分である。より詳細には、アプリケーション制御部43は、ADFファイルの取得先URLにより制御対象のアプリケーションプログラムを特定し、そのアプリケーションプログラムを起動可/不可状態へ遷移させる。起動不可状態へ遷移させる方法としては、制御対象のアプリケーションプログラム5a,5b,5cのプログラムコードを一部書き換えたり、アプリケーションプログラム5a,5b,5cが起動時に参照するパラメータを削除あるいは更新する方法が挙げられる。一方、起動可状態へ遷移させる場合は、上記のようにして更新、削除されたプログラムコード又はパラメータをもとに戻す方法が採られる。
例えば、制御信号受信部42からADFファイルの取得先URLが「URL1」及び制御情報「停止」が出力され、アプリケーションプログラム5aに対応するADFファイルの取得先URLが「URL1」である場合を考える。この場合、アプリケーション制御部43は、アプリケーションプログラム5aのプログラムコードを一部書き換える等により、アプリケーションプログラム5aの動作状態を起動不可状態に遷移させる。
図2は、アプリケーション制御部43の処理を説明する状態遷移図である。同図に示すように、制御対象のアプリケーションプログラムが起動可状態ST10にある場合に、制御用サーバ8から制御情報「停止」が送信されると、アプリケーション制御部43は、アプリケーションプログラムを起動不可状態ST20に遷移させる。同様の場合に、制御用サーバ8から制御情報「再開」が送信されると、アプリケーション制御部43は、アプリケーションプログラムを起動可状態のまま維持させる。一方、制御対象のアプリケーションプログラムが起動不可状態ST20にある場合に、制御用サーバ8から制御情報「再開」が送信されると、アプリケーション制御部43は、アプリケーションプログラムを起動可状態ST10に遷移させる。同様の場合に、制御用サーバ8から制御情報「停止」が送信されると、アプリケーション制御部43は、アプリケーションプログラムを起動不可状態のまま維持させる。このようにして、アプリケーションプログラムの動作状態が制御される。
図1に戻って、パラメータ保存部44は、制御信号受信部42から出力されたADFファイルの取得先URL及び参照パラメータに基づいて、その参照パラメータをADFファイルの取得先URLに対応するアプリケーションプログラム用の参照パラメータとしてデータ格納部31に保存する部分である。なお、参照パラメータは、ADFファイルの取得先URLに対応するアプリケーションプログラムのダウンロードの際にダウンロード部41によって確保された参照パラメータ領域に保存される。
次に、移動通信端末1の動作について説明するとともに、併せて移動通信端末1におけるアプリケーション制御方法について詳述する。図3は、アプリケーションプログラムダウンロード時の移動通信端末1の動作を示すフローチャート、図4は、アプリケーションプログラム制御時の移動通信端末1の動作を示すフローチャートである。
まず、図3を参照してアプリケーションプログラムダウンロード時の移動通信端末1の動作について説明する。
最初に、移動通信端末1がWebブラウザ等からのユーザのダウンロード要求を受け付ける(ステップS101)。その要求に応じて、ダウンロード部41がWWWサーバ7の所定の格納場所からADFファイルを取得する(ステップS102)。そして、ダウンロード部41は、ADFファイルを参照して、そのファイル内にリモートコントロールキーが含まれているか否かを判定する(ステップS103)。このリモートコントロールキーは、対象のアプリケーションプログラムがパラメータ参照型であることを示す項目である。
上記判定の結果、リモートコントロールキーが含まれていない場合(ステップS103;NO)には、ダウンロード部41は、WWWサーバ7に対して対象のアプリケーションプログラムの送信要求を行う(ステップS109)。これに対して、WWWサーバ7からダウンロード部41に対してアプリケーションプログラムのプログラムコードが記載されたプログラムファイルが送信され、ダウンロード部41は、そのプログラムファイルをデータ格納部31に格納する(ステップS110)。
一方、判定の結果、リモートコントロールキーが含まれている場合(ステップS103;YES)には、ダウンロード部41は、データ格納部31内におけるダウンロード対象アプリケーションプログラム5a,5b,5c専用の参照パラメータ領域の確保を指示する(ステップS104)。その後、ダウンロード部41は、この領域確保処理が成功したか否かを判定する(ステップS105)。判定の結果、領域確保処理が成功している場合(ステップS105;YES)には、処理をステップS109に移行して、プログラムファイルのダウンロードを行う。
一方、領域確保処理が失敗している場合(ステップS105;YES)には、ユーザに対して他のアプリケーションプログラムのプログラムファイルの削除確認を出力する(ステップS106)。この削除確認に対するユーザからの確認入力を受け付けると、ダウンロード部41は、該当のプログラムファイルを削除する(ステップS107)。そして、再度、ダウンロード対象のアプリケーションプログラム5a,5b,5c専用の参照パラメータ領域の確保を指示し(ステップS108)、処理をステップS105に戻す。以降、参照パラメータ領域が確保されるまでステップS106〜S108の処理が繰り返された後、プログラムファイルのダウンロード処理(ステップS109〜S110)が行われる。
次に、図4を参照してアプリケーションプログラム制御時の移動通信端末1の動作について説明する。
最初に、制御用サーバ8により送信された制御信号を、制御信号受信部42が受信する(ステップS201)。そして、制御信号受信部42は、制御信号に含まれるADFファイルの取得先URLを参照する(ステップS202)。さらに、制御信号受信部42は、移動通信端末1にダウンロードされている全てのアプリケーションプログラム5a,5b,5cに対応するADFファイルの取得先URLを、データ領域3からの読出等により特定する(ステップS203)。
その後、制御信号受信部42は、制御信号に含まれるADFファイルの取得先URLが、アプリケーションプログラム5a,5b,5cに対応するADFファイルの取得先URLのいずれかに一致しているか否かを判定する(ステップS204)。上記判定の結果、ADFファイルの取得先URLがいずれとも一致していない場合(ステップS204;NO)、処理をステップS210に移行して、制御結果「失敗」を制御用サーバ8に返信する。
一方、ADFファイルの取得先URLがいずれかと一致している場合(ステップS204;YES)、制御信号受信部42は、制御信号に含まれる制御内容に関するデータを参照する(ステップS205)。そして、制御信号受信部42は、制御内容に参照パラメータが含まれているか否かを判定する(ステップS206)。
制御内容に参照パラメータが含まれている場合(ステップS206;YES)、パラメータ保存部44がその参照パラメータをデータ格納部31内の参照パラメータ領域に保存する(ステップS207)。その後、制御信号受信部42は、実行中の制御対象アプリケーションプログラム5a,5b,5cに対して、参照パラメータ受信の旨を通知する(ステップS208)。この通知に基づいて、実行時のアプリケーションプログラム5a,5b,5cにより、データ格納部31から参照パラメータが読み出される。
一方、制御内容に参照パラメータが含まれていない場合(ステップS206;NO)、アプリケーション制御部43が制御情報に基づいて制御対象のアプリケーションプログラムの動作状態を遷移させる(ステップS209)。
以上のようなアプリケーションプログラム5a,5b,5cの制御の後、制御信号受信部42は制御用サーバ8に制御結果「成功」を送信する(ステップS210)。
ここで、図5には、移動通信端末におけるアプリケーション制御の処理シーケンスを詳細に示す。なお、同図において、制御内容通知信号が、移動通信端末1にダウンロードされたアプリケーションプログラム5a,5b,5cを制御するための制御信号である。
まず、制御用サーバ8において、制御対象の端末として移動通信端末1が特定される(ステップS301)。この特定の方法としては、特定のアプリケーションプログラムがダウンロードされた端末を抽出したり、特定の端末機種に属する端末を抽出したりすることが考えられる。その後、制御用サーバ8から移動通信端末1に対して制御依頼信号が送信される(ステップS302)。この制御依頼信号は、制御対象の端末に対してリモート制御を開始する旨を通知するためのものである。
これに対して、移動通信端末1の制御信号受信部42は、制御用サーバ8に対して、移動通信端末1の端末機種を特定するための端末機種特定情報を含む制御情報取得信号を返送する(ステップS303)。
制御用サーバ8は、制御情報取得信号を受信すると、その信号に含まれる端末機種情報を抽出して、移動通信端末1が制御対象の端末機種に属するものか否かを判定する(ステップS304)。判定の結果、制御対象の端末機種である場合には、処理を続行し、制御対象の端末機種でない場合には、処理を中止する。
次に、制御用サーバ8は、移動通信端末1に対して制御内容通知信号を送信する(ステップS305)。この制御内容通知信号には、制御対象のアプリケーションプログラム5a,5b,5cに対応するADFファイルの取得先URLが含まれている。移動通信端末1がこの制御内容通知信号を受信した後は、上述した制御処理(ステップS202〜S209)が行われる(ステップS306)。そして、移動通信端末1が制御用サーバ8に対して制御結果通知信号を送信して制御結果「成功/失敗」を通知する(ステップS307)。最後に、制御用サーバ8から制御結果応答信号が返され、処理を終了する(ステップS308)。
上述した移動通信端末1によれば、移動通信端末1によりアプリケーションプログラム5a,5b,5cのダウンロード時に、参照パラメータを格納するためのデータ領域が確保された後、遠隔の制御用サーバ8から移動通信端末1に制御信号が送信され、その制御信号に含まれる制御情報よりアプリケーションプログラム5a,5b,5cの起動可/不可状態等の動作状態が変更される。また、移動通信端末1により制御信号に含まれる参照パラメータがデータ格納部31に保存された後、アプリケーションプログラム5a,5b,5cによりその参照パラメータが読み出される。これにより、遠隔の制御用サーバ8から移動通信端末1にダウンロードされたアプリケーションプログラム5a,5b,5cの動作状態制御が可能となるとともに、その動作状態制御の際にアプリケーションプログラム5a,5b,5cに対して確実に動作制御用のパラメータを引き渡すことができる。
以下、図6を用いて、参照パラメータ領域確保による効果をより具体的に説明する。
図6において、(a)は、参照パラメータ領域を確保しない場合のデータ格納部のイメージを示す図、(b)は、本発明による移動通信端末におけるデータ格納部31のイメージを示す図である。
同図においては、アプリケーションプログラム5a、アプリケーションプログラム5b、アプリケーションプログラム5cの順にダウンロードした場合の例が示されている。図6(a)の場合、アプリケーションプログラム5a用の参照パラメータ領域は、参照パラメータ受信時にアロケートされている。一方、アプリケーションプログラム5b又はアプリケーションプログラム5c用の参照パラメータ領域が未だアロケートされていないため、アプリケーションプログラム5b又はアプリケーションプログラム5cに対する参照パラメータを受信しても保存できない虞がある。
これに対して、図6(b)に示されるように、移動通信端末1においては、アプリケーションプログラム5a,5b,5cのダウンロードの際に、それぞれのプログラムファイル領域に隣接する領域において参照パラメータ領域が確保されている。従って、制御用サーバ8から受信した参照パラメータをより確実に保存することができる。
また、制御信号受信部42によりアプリケーションプログラム5a,5b,5cに対して参照パラメータの受信通知が行われるので、アプリケーションプログラム5a,5b,5cは、参照パラメータの受信通知を契機として参照パラメータを読み出す構成を採ることができる。さらに、この受信通知は、アプリケーションプログラムが実行中であれば、その動作モード(例えば、省電力モード、待機中モード)に関係なく受信可能である。従って、参照パラメータの更新に対して即時かつタイムリーにアプリケーションプログラムの動作が制御可能となる。加えて、アプリケーションプログラムが能動的に読み出す場合と比較して、アプリケーションプログラムにおける参照パラメータの前回受信時刻や受信間隔等の管理が不要とされるので、アプリケーションプログラムのプログラム構成がより単純化される。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、アプリケーションプログラム5a,5b,5cはJAVA言語で記述されているプログラムに限られるものではなく、C言語等のその他の言語で記述されていても良い。
また、ダウンロード部41は、ダウンロードされるアプリケーションプログラムがパラメータ参照型である場合に参照パラメータ領域を確保していたが、ダウンロードされる全てのアプリケーションプログラム用の参照パラメータ領域を確保しても良い。
また、ダウンロード部41が確保する参照パラメータ領域のデータ容量は、ダウンロードされるアプリケーションプログラム毎に可変であっても良い。
また、アプリケーション管理手段4では、アプリケーションプログラム5に対応するADFファイルの取得先URLでアプリケーションプログラムが特定されていたが、これは上記URLに所定の演算を施した値が利用されていても良い。
1…移動通信端末、2…プログラム実行環境、3…データ領域、4…アプリケーション管理手段、5a,5b,5c(5)…アプリケーションプログラム、7…WWWサーバ、8…制御用サーバ、9…ネットワーク、31…データ格納部、41…ダウンロード部、42…制御信号受信部、43…アプリケーション制御部、44…パラメータ保存部。
Claims (4)
- アプリケーションプログラムが実行時に参照する参照パラメータ用のデータ領域を確保した後に、外部から前記アプリケーションプログラムをダウンロードするダウンロード手段と、
前記アプリケーションプログラムが受信する制御信号に含まれる参照パラメータを、前記データ領域に保存するパラメータ保存手段とを備え、
前記ダウンロード手段は、前記アプリケーションプログラムに関する情報が記載された記述ファイルを外部から取得し、当該取得した記述ファイルに含まれる情報に応じて前記データ領域を確保するか否かを判定する
ことを特徴とする移動通信端末。 - 前記制御信号に前記アプリケーションプログラムの識別情報及び前記参照パラメータを含む制御信号を受信する制御信号受信手段をさらに備え、
前記パラメータ保存手段は、該識別情報によって識別されたアプリケーションプログラムに対応する前記データ領域に前記参照パラメータを保存し、
前記制御信号受信手段は、前記参照パラメータを受信した旨を該アプリケーションプログラムに対して通知する
ことを特徴とする請求項1記載の移動通信端末。 - 移動通信端末内のアプリケーションプログラムを遠隔の制御装置から制御するアプリケーション制御方法であって、
前記移動通信端末が、外部からアプリケーションプログラムをダウンロードする前に、前記アプリケーションプログラムが実行時に参照する参照パラメータ用のデータ領域を確保するデータ領域確保ステップと、
前記移動通信端末が、前記アプリケーションプログラムが受信する制御信号に含まれる参照パラメータを、前記データ領域に保存するパラメータ保存ステップとを備え、
前記データ領域確保ステップでは、前記アプリケーションプログラムに関する情報が記載された記述ファイルを外部から取得し、当該取得した記述ファイルに含まれる情報に応じて前記データ領域を確保するか否かを判定する
ことを特徴とするアプリケーション制御方法。 - 前記制御装置が、前記制御信号に前記アプリケーションプログラムの識別情報及び前記参照パラメータを含む制御信号を前記移動通信端末に対して送信する制御信号送信ステップと、
前記移動通信端末が、前記パラメータ保存ステップにおいて該識別情報によって識別されたアプリケーションプログラムに対応する前記データ領域に前記参照パラメータを保存した後に、前記参照パラメータを受信した旨を該アプリケーションプログラムに対して通知するステップと、
前記移動通信端末における前記アプリケーションプログラムが、当該通知に応じて、実行時に前記データ領域から前記参照パラメータを読み出すパラメータ読出ステップとをさらに備える、
ことを特徴とする請求項3記載のアプリケーション制御方法。
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