JP2007199983A - 文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラム - Google Patents

文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯情報端末で、パーソナルコンピュータ用の文書ファイルをフォーマットの制限なく閲覧可能なシステムを提供する。
【解決手段】メール処理手段111は、メール分離手段1101で受信メールをメール本文と添付された文書とに分離し、該文書を画像変換手段1102でページ単位の画像に変換し、テキスト抽出手段1103でテキストを抽出し、データ登録手段1104で、画像とテキストとをサーバ113に登録し、添付ファイル情報付加手段1105でサーバ113へのアクセス用情報をメール本文に付加して、メール送信手段1106で携帯情報端末112に送信する。携帯情報端末112は、メール受信手段1108が受け取ったメールのアクセス用情報に従い、データダウンロード手段1109でサーバ113から画像とテキストとをダウンロードし、画像テキスト表示手段1110で、画像とテキストとの同時表示またはいずれかの切り替え表示をする。
【選択図】図1

Description

本発明は、文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムに関し、特に、携帯電話を始めとする低性能・多種類の携帯情報端末を用いて、パーソナルコンピュータ用に作成された文書ファイルなど幅広い形式の文書ファイルを閲覧可能とする文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムに関する。
近年、携帯電話を始めとする携帯情報端末の表示機能の高画質化・高精細化に伴い、これら携帯情報端末でも、パーソナルコンピュータ用に作成された文書ファイルも閲覧したいというニーズが高まってきている。しかし、携帯情報端末は、計算能力や表示能力、記憶容量などの点で、パーソナルコンピュータに比べ、劣っているという制限があり、パーソナルコンピュータ用に用いられているアプリケーションを、そのまま、搭載することはできない。一部の携帯情報端末においては、互換性を謳ったアプリケーションが搭載されている場合もあるが、前述のような制限により、その互換性は低く、実用的なものと言えるまでには至っていない。
そのため、前述のような制限を回避する種々な方法が模索されている。例えば、特許文献1に示す特開2004−272658号公報「携帯情報端末のテキストデータ入力支援方法及び装置」では、文書ファイルそのものを携帯情報端末で閲覧するのではなく、カメラで撮影した原稿の画像を文字認識することによって、文書の中身の把握を目指すシステムを提案している。
また、画面が小さいこと、表示できるファイルフォーマットが限定されていることなど、携帯電話の特性を考慮して、パーソナルコンピュータなどからのメール添付ファイルをFAXを併用して確認するシステムが、特許文献2に示す特開2003−37632号公報「電子メールアクセスシステム及び電子メールアクセス方法」で提案されている。しかし、FAXが必要であることから、携帯性が無い点が課題として残ってしまう。そこで、携帯電話のみでメール添付ファイルを確認するようなシステムが開発され、一部に実用化されている。
その例として、特許文献3に示す特開2003−37631号公報「電子メール転送方法」や特許文献4に示す特開2001−312446号公報「情報処理装置及び方法、情報処理システム、並びに媒体」などでは、パーソナルコンピュータからのメールを携帯電話に転送するシステムが提案されている。
また、一方では、SVG−Tiny(Scalable Vector Graphics−Tiny:W3C制定のモバイルツール向けグラフィックスフォーマット)のようなオープンな汎用フォーマットやJPEGなどの一般的な画像を表示可能な一部の携帯情報端末に対して、パーソナルコンピュータ用のファイルをこれらの汎用フォーマットや画像に変換するサービスやソフトウェアが提供されるようになってきている。
このようなサービスの一例として、特許文献5に示す特開2001−282589号公報「遠隔ファイル変換システム、媒体及び情報集合体」や特許文献6に示す特開2002−82887号公報「メールサーバ、メール処理方法、及びメール処理プログラム格納媒体」では、広く使われているPDF(Portable Document Format)フォーマットに変換するシステムが提案されている。
特開2004−272658号公報(第7−9頁) 特開2003−37632号公報(第5−6頁) 特開2003−37631号公報(第4−5頁) 特開2001−312446号公報(第8−11頁) 特開2001−282589号公報(第7−9頁) 特開2002−82887号公報(第4−6頁)
しかしながら、前記特許文献1では、カメラで撮影した原稿を文字認識する旨記載されているが、現状の文字認識の精度は100%ではなく、必ず、文字認識誤りが発生してしまう。その上、画像中の文字サイズの制限が大きく、照明条件などの撮影環境に、文字認識率が大きく影響されてしまい、実用的ではない。更に、飾り字や背景に模様がある見出しなどについては認識できなかったり認識率が大きく低下したりする。このため、文字認識だけに頼らない方法が必要であるが、文字認識以外にどのような方法を使うのか、そして、それをどのように文字認識と併用するのかといった方法については全く言及されていない。
また、前記特許文献3や前記特許文献4には、メール添付ファイルも携帯電話で読むことが可能となるように変換する旨の記載がなされているが、具体的な変換方法が記載されておらず、現状では、パーソナルコンピュータから送信される、多様なフォーマットの添付ファイルを携帯電話ですべては表示することができないと看做さざるを得ない。また、計算資源やメモリが不十分な携帯電話ならではの問題点とその解決方法についての記載も無く、更には、画面が小さい携帯電話であっても、ユーザが内容を確認できるための方策が示されておらず、これらの技術からは実用的なシステムを構築することができない。
また、一般的に、多くのパーソナルコンピュータ用アプリケーションのファイル(文書ファイル)形式について、そのフォーマット内容が非公開であるため、携帯情報端末に搭載されているアプリケーションは、パーソナルコンピュータ上のアプリケーションと互換性を維持することができず、携帯情報端末では、パーソナルコンピュータ用アプリケーションのファイルを正常に表示できない場合が多い。
また、仮に表示できるとしても、表示可能なアプリケーションの種類は大幅に限定されてしまう。更に、パーソナルコンピュータ用アプリケーションのファイルを正常に表示するためには一般に高性能の演算処理や大きな記憶領域を要し、多くの携帯電話では、そのファイルを搭載することができない。たとえ搭載できたとしても、当該ファイルの表示が遅く実用に耐えない場合が多い。
ここで、SVG−Tinyなどのように、標準化され、公開されている汎用フォーマットを利用する場合、各種アプリケーションのフォーマットを当該汎用フォーマットにあらかじめ変換できさえすれば、携帯情報端末での表示が可能である。ところが、この場合も、パーソナルコンピュータ用アプリケーションはそのフォーマット内容が非公開であるため、正確に変換できない場合が多い。特に、レイアウトやフォント、色が変わってしまう。
また、SVG−Tinyは、携帯情報端末での実行を想定したものではあるが、やはり処理が重く、特に、携帯電話のように演算能力や記憶領域の大きさが厳しく制限されているような端末では、表示が非常に遅くなる場合があるし、表示すらできない場合もある。SVG−Tiny以外の場合について、データをテキスト及びそのサイズやフォントなどの属性として保持したり、図形を線と座標のベクトル形式で保持したりするフォーマットであっても同様な問題が存在する。
ベクトル形式の例として広く普及しているものにPDFフォーマットがある。前記特許文献5や前記特許文献6では、このPDFフォーマットにファイルを変換するシステムを提案している。しかしながら、PDFフォーマットはベクトル形式であるため、前述のSVG−Tinyと同じ問題が存在する。すなわち、レイアウトやフォント、色が変わってしまう場合があるし、ファイルの種類によっては変換さえできない場合がある。その上、表示するためには高い演算能力や大きな記憶領域が必要であり、特に、携帯電話などの性能が不十分な携帯情報端末では、表示が非常に遅くなり、時には、表示すらできない場合さえ存在する。このため、ベクトル形式以外のフォーマットに変換すべきであるが、前記特許文献5や前記特許文献6では、PDFフォーマット以外のどのようなフォーマットへどのような手段で変換するのかについては一切言及していない。
一方、JPEGなどの画像を利用する場合、大部分の携帯情報端末では、これら画像を高速表示する機能が標準で備わっているため、高速に表示することができる。しかしながら、画像であるため、文字の潰れや、ジャギー(ギザギザ)の発生などにより、見辛くなり、内容を確認できなくなる場合がある。高解像度の画像とすれば、これらの問題を回避することができるが、携帯情報端末での表示が遅くなり、場合によっては表示すらできなくなってしまう。これらの観点から、JPEGなどの画像を携帯情報端末での文書閲覧用として利用する方法について、今まではほとんど検討されていなかった。
また、従来の携帯情報端末での文書ファイルの表示技術については、SVG−Tinyなどのフォーマットを用いて文書ファイルを表示可能とすることを目標として、文書ファイルをいかに正確に隅々まで解析して、表示できるか否かという点に検討の主眼が置かれていたため、文書ファイルの内容例えばレイアウトなどの見栄えをパーソナルコンピュータなどと同等に表示することができなかった。つまり、今までは、パーソナルコンピュータで作成された文書ファイルについて、文字情報といった中身と、レイアウトといった見栄えとの両方を、携帯情報端末で正確に提示する方法についてほとんど考慮されてこなかった。
また、携帯電話のように、通信回線のバンド幅が狭く、エラーが発生しやすい環境で、文書ファイルなどを高速にデータ伝送することも考慮されてこなかった。
さらに、携帯情報端末特有の、乏しい計算・記憶資源を考慮した文書ファイルに関するデータ変換方法や、データサイズの調整方法も考慮されてこなかった。
そこで、本発明の目的は、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)などに代表される携帯情報端末であっても、パーソナルコンピュータ用アプリケーションが作成した文書ファイルなどを含む幅広い文書ファイルを、フォーマットの制限なく、閲覧可能とする文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、携帯電話のような処理能力・記憶容量が大きく制限された携帯情報端末であっても、文書ファイルの内容把握を確実に可能とするために、効果的な表示を実現する文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、携帯電話のような処理能力・記憶容量が大きく制限された携帯情報端末であっても、表示までの待ち時間を低減し、高速に表示するためのデータ変換を施すことを可能とする文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)文書ファイルを含む添付ファイル付きのメールを処理するメール処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記メール処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記メール処理手段が処理するメールに添付されている文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記メール処理手段は、外部からのメールを受信して、メール本文と添付されている文書ファイルとを分離する、メール分離手段と、前記文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換手段と、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出手段と、前記画像変換手段によりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出手段により抽出したテキストと、を、前記サーバに登録する、データ登録手段と、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、添付ファイル情報として、前記メール分離手段により分離した前記メール本文に付加する、添付ファイル情報付加手段と、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を、当該メール本文内に指示されている前記携帯情報端末のアドレスに対して、前記ネットワークを介して送付する、メール送信手段と、を備え、
前記サーバは、前記メール処理手段によって登録された画像とテキストに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信手段を備え、
前記携帯情報端末は、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を前記メール処理手段から前記ネットワークを介して受け取る、メール受信手段と、受け取った前記添付ファイル情報に従って、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロード手段と、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示手段と、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロール手段と、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替手段と、を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(2)文書ファイルを処理する文書ファイル処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記文書ファイル処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記文書ファイル処理手段が処理する文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記文書ファイル処理手段は、外部からあらかじめ指定した箇所に配置された文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換手段と、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出手段と、前記画像変換手段によりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出手段により抽出したテキストと、を、前記サーバに登録する、データ登録手段と、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、アクセス情報として生成して保存する、アクセス情報生成手段と、前記アクセス情報生成手段が生成して保存した全ての前記アクセス情報のうち、いずれかを選択することが可能な一覧情報を生成して、前記サーバに登録する一覧生成手段を備え、
前記サーバは、前記文書ファイル処理手段によって登録された前記一覧情報に対する、または、前記文書ファイル処理手段によって登録された画像とテキストとに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、要求された前記一覧情報、または、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信手段を備え、
前記携帯情報端末は、前記サーバに前記ネットワークを介して前記一覧情報のダウンロード要求をすることにより、前記サーバに登録された前記一覧情報を前記ネットワークを介してダウンロードして一覧表示する一覧表示手段と、一覧表示された前記一覧情報の中から、ユーザが指定した前記アクセス情報に基づいて、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロード手段と、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示手段と、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロール手段と、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替手段と、を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(3)請求項1または2に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段は、前記テキスト抽出手段により前記文書ファイルからテキストを抽出した際に、文字毎の位置、サイズ、フォント種別を含む情報またはそのいずれかの1乃至複数の組み合わせの情報を抽出して、文字メタファイルとして保存する、文字メタファイル抽出手段を備え、当該文字メタファイル抽出手段により抽出された前記文字メタファイルを、当該文書ファイルの画像とテキストとともに、前記サーバに登録し、
前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの画像とテキストとをダウンロードする際に、当該文書ファイルの前記文字メタファイルをも同時にダウンロードする、複合データダウンロード手段を、前記データダウンロード手段の代わりに備え、かつ、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する際に、テキストを表示する場合、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルを解釈し、文字メタファイルに記述されている、文字の位置、サイズ、フォント種別を含む情報に従って、文字を配置して表示する複合データ表示手段を、前記画像テキスト表示手段の代わりに備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(4)請求項3に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、テキストと画像とを同時に表示する場合、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、テキストとそれに対応する画像とが常に画面上に同時に表示されるように、前記複合データ表示手段と連携して、テキストと画像とを同期してスクロールする、同期スクロール手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(5)請求項4に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、表示中のテキストの内、ユーザが指定した部分を識別する、指定範囲識別手段と、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、前記複合データ表示手段と連携して、前記指定範囲識別手段が指定した部分を、反転表示させたり、あるいは、枠で囲むと、同時に、対応する画像内のテキスト表示位置においても、反転表示させたり、枠で囲む処理を行う、テキストマーク手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(6)請求項3乃至5のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、前記複合データ表示手段と連携して、画像中のテキスト表示領域を削除し、代わりに、対応するテキストを、より大きいサイズに代表される、視認性の高いフォントの文字を上書き表示する、テキスト上書き手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(7)請求項3乃至5のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、表示している画像中のテキストの内、ユーザが指定した部分を識別する、指定範囲識別手段と、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、前記複合データ表示手段と連携して、前記指定範囲識別手段が指定した部分について、画像中のテキストを削除し、代わりに、対応するテキストを、より大きいサイズに代表される、視認性の高いフォントの文字を上書き表示する、テキスト上書き手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(8)請求項1乃至7のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、あらかじめ設定した、ファイルサイズ、画像サイズ、ページ数に代表されるダウンロードするデータについての制限を、データ制限として保持する、データ制限保持手段と、前記データ制限保持手段に保持された前記データ制限に収まるように、画像圧縮のアルゴリズムや、色数、画素サイズを変更するように、前記画像変換手段に指示する、画像サイズ調整手段と、前記データ制限に収まるように、前記テキスト抽出手段によって抽出されたテキストや、前記文字メタファイル抽出手段によって抽出された前記文字メタファイルを圧縮して、前記データ登録手段に引き渡す、テキスト圧縮手段と、前記データ制限に収まるように、ページ数を増減するように前記画像変換手段に指示する、ページ数調整手段と、前記データ制限に収まるように、前記サーバからダウンロードすべき画像、テキスト、前記文字メタファイルのいずれか1乃至複数の組み合わせのデータを選択し、選択したデータだけを前記データ登録手段に引き渡す、データ種別選択手段をと備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(9)請求項8に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、ユーザが前記データ制限保持手段に保持されるべき前記データ制限を作成する、データ制限作成手段と、作成した前記データ制限を、前記ネットワークを介して、前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段に対して送信する、データ制限送信手段を備え、
前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、前記ネットワークを介して、前記携帯情報端末から送信されてくる前記データ制限を受け取って、前記データ制限保持手段に引き渡す、データ制限受信手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(10)請求項1乃至9のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、画像とテキストとを表示する際に、ユーザがあらかじめ指定した、画像表示領域とテキスト表示領域とのそれぞれのサイズ、位置、領域数を表示領域設定として保持する、表示領域保持手段と、前記表示領域保持手段に保持した前記表示領域設定か、または、表示の都度、ユーザが指定した表示領域に従って、前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して表示領域を指示する、表示領域設定手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(11)請求項1乃至10のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、ユーザの指示によって、または、自動的に、画像を拡大、縮小、回転、変形に代表される画像変換を実施し、その画像変換結果を前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、画像変換手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(12)請求項1乃至11のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、ユーザの指示によって、または、自動的に、画像の濃淡補正、色彩補正、ボケ補正、ノイズ除去に代表される画像処理を実施し、その画像処理結果を前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、画像処理手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(13)請求項1乃至12のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、ユーザの指示によって、または、自動的に、テキスト表示領域のフォントサイズ、フォント種別、書体に代表されるフォント調整を実施し、そのフォント調整結果を前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して指示する、フォント調整手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(14)請求項1乃至13のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、自動的に、テキストをスクロールする、自動テキストスクロール手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(15)請求項1乃至14のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、ユーザが指定した画像サイズまたは画像分割数を、画像分割設定として保持する、画像分割設定保持手段と、前記画像分割設定保持手段に保持された前記画像分割設定に従って、前記画像変換手段が生成した画像を、分割して、前記画像分割設定とともに前記データ登録手段に引き渡す、画像分割手段と、を備え、当該画像分割手段により分割された画像と前記画像分割設定とを、当該文書ファイルのテキストとともに前記サーバに登録し、
前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの分割された画像とテキストと前記画像分割設定とをダウンロードした際に、前記画像分割設定に基づいて、分割された画像のうち、表示に必要な部分のみを選択して再構成し、前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、画像再構成手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(16)請求項1乃至15のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、ユーザが指定したファイルサイズに対する制限をファイルサイズ設定として保持する、ファイルサイズ設定保持手段と、当該ファイルサイズ設定保持手段に設定保持された前記ファイルサイズ設定に従って、前記データ登録手段が前記サーバに登録しようとする画像、テキスト、前記文字メタファイルを、データファイルに分割し、分割前後のファイルの対応関係を分割対応表として、分割した前記データファイルとともにデータ登録手段に引き渡す、ファイル分割手段と、を備え、当該ファイル分割手段により分割された前記データファイルと前記分割対応表とを、前記サーバに登録し、
前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの分割された前記データファイルと前記分割対応表とをダウンロードした際に、前記分割対応表に基づいて、分割された前記データファイルを再構成し、前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、ファイル再構成手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(17)請求項1乃至16のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、画像の文字認識により、画像の中からテキストを抽出し、文字毎の座標やフォント種別を含む文字メタ情報を抽出する文字認識手段と、前記文字認識手段による文字認識結果と、前記テキスト抽出手段により前記文書ファイルからテキストを抽出した際に、文字毎の位置、サイズ、フォント種別を含む情報またはそのいずれかの1乃至複数の組み合わせの情報として抽出した文字メタファイルとを比較し、互いを補完し合う新たな文字メタファイルを作成し、前記データ登録手段に引き渡す、マッチング手段と、を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(18)請求項1乃至17のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、画像とテキストとを表示する際に、自動的に、ページを切り替えて表示する、自動ページ切替手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(19)請求項1乃至18のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、全ページの画像を縮小画像で一覧表示し、ユーザが一覧表示された縮小画像の中から1つの縮小画像を選択すると、選択された縮小画像のページの画像及びテキストを表示する、サムネイル表示手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(20)請求項1乃至18のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
前記携帯情報端末が、全ページについてページ毎の概要やタイトルを一覧表示し、ユーザが一覧の中から1つの概要やタイトルを選択すると、選択された概要やタイトルに該当するページの画像及びテキストを表示する、目次表示手段を備えて、
構成されている、文書ファイル閲覧システム。
(21)文書ファイルを含む添付ファイル付きのメールを処理するメール処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記メール処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記メール処理手段が処理するメールに添付されている文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧方法であって、
前記メール処理手段は、外部からのメールを受信して、メール本文と添付されている文書ファイルとを分離する、メール分離ステップと、前記文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換ステップと、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出ステップと、前記画像変換ステップによりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出ステップにより抽出したテキストとを、前記サーバに登録する、データ登録ステップと、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、添付ファイル情報として、前記メール分離ステップにより分離した前記メール本文に付加する、添付ファイル情報付加ステップと、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を、当該メール本文内に指示されている前記携帯情報端末のアドレスに対して、前記ネットワークを介して送付する、メール送信ステップと、を有し、
前記サーバは、前記メール処理手段によって登録された画像とテキストに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信ステップを有し、
前記携帯情報端末は、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を前記メール処理手段から前記ネットワークを介して受け取る、メール受信ステップと、受け取った前記添付ファイル情報に従って、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロードステップと、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示ステップと、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロールステップと、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替ステップと、を有して、
構成されている、文書ファイル閲覧方法。
(22)文書ファイルを処理する文書ファイル処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記文書ファイル処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記文書ファイル処理手段が処理する文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧方法であって、
前記文書ファイル処理手段は、外部からあらかじめ指定した箇所に配置された文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換ステップと、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出ステップと、前記画像変換ステップによりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出ステップにより抽出したテキストとを、前記サーバに登録する、データ登録ステップと、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、アクセス情報として生成して保存する、アクセス情報生成ステップと、前記アクセス情報生成ステップが生成して保存した全ての前記アクセス情報のうち、いずれかを選択することが可能な一覧情報を生成して、前記サーバに登録する一覧生成ステップと、を有し、
前記サーバは、前記文書ファイル処理手段によって登録された前記一覧情報に対する、または、前記文書ファイル処理手段によって登録された画像とテキストとに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、要求された前記一覧情報、または、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信ステップを有し、
前記携帯情報端末は、前記サーバに前記ネットワークを介して前記一覧情報のダウンロード要求をすることにより、前記サーバに登録された前記一覧情報を前記ネットワークを介してダウンロードして一覧表示する一覧表示ステップと、一覧表示された前記一覧情報の中から、ユーザが指定した前記アクセス情報に基づいて、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロードステップと、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示ステップと、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロールステップと、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替ステップと、を有して、
構成されている、文書ファイル閲覧方法。
(23)請求項21または22に記載の文書ファイル閲覧方法において、
前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段は、前記テキスト抽出ステップにより前記文書ファイルからテキストを抽出した際に、文字毎の位置、サイズ、フォント種別を含む情報またはそのいずれかの1乃至複数の組み合わせの情報を抽出して、文字メタファイルとして保存する、文字メタファイル抽出ステップを有し、当該文字メタファイル抽出ステップにより抽出された前記文字メタファイルを、当該文書ファイルの画像とテキストとともに、前記サーバに登録し、
前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの画像とテキストとをダウンロードする際に、当該文書ファイルの前記文字メタファイルをも同時にダウンロードする、複合データダウンロードステップを、前記データダウンロードステップの代わりに有し、かつ、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する際に、テキストを表示する場合、前記複合データダウンロードステップがダウンロードした前記文字メタファイルを解釈し、文字メタファイルに記述されている、文字の位置、サイズ、フォント種別を含む情報に従って、文字を配置して表示する複合データ表示ステップを、前記画像テキスト表示ステップの代わりに有して、
構成されている、文書ファイル閲覧方法。
(24)請求項21乃至23のいずれかに記載の文書ファイル閲覧方法を、コンピュータが実行可能なプログラム論理として実現する文書閲覧プログラム。
本発明の文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムによれば、次のような効果を奏することができる。
第1の効果は、携帯情報端末上で、パーソナルコンピュータ用の文書ファイルを表示可能とするために、文書ファイルを、ページ毎に画像に変換する画像変換手段と、添付ファイルからテキストを抜き出すテキスト抽出手段とを、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、変換した画像と抽出したテキストとをサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、画像テキスト表示手段によって、変換した画像と抽出したテキストを同時に表示するか、または、切り替えて表示することを可能にすることにある。もって、携帯情報端末では、画像を高速に表示するためのハードウェアやファームウェア、基本ソフトウェアなどがあらかじめ搭載されている場合が多いので、画像を表示し、高速に文書を確認することができる。また、携帯情報端末には画像解像度の限界があるので、テキスト抽出手段により抽出したテキストを表示することにより、文字が潰れてしまって視認できなくなることを防止し、文書ファイルに記述されている内容をより確実に把握することができる。さらに、画像とテキストとを同時に表示することにより、ユーザが、画像上の文章に対するテキストを確認しやすくすることができる。
第2の効果は、文書ファイルからテキストを抽出する際に、文字毎の座標やサイズ、フォント種別などの全てまたはその組み合わせの一部を抽出し、文字メタファイルとして保存する文字メタファイル抽出手段を、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、変換した画像と抽出したテキストと共に、抽出した文字メタファイルをもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、複合データ表示手段によって、この文字メタファイルを解釈し、テキスト表示時に文字メタファイルに記述されている、文字の位置、サイズ、フォント種別などに従って、文字を配置して、携帯情報端末上に表示することができることにある。もって、テキストを画像上の文書の配置と似た配置で表示することができ、画像上の文章とテキストとの対応をより確実に得ることができる。
第3の効果は、携帯情報端末上で、テキストと画像とを同時に表示する際に、同期スクロール手段により、テキストと画像とを同期してスクロールすることができることにある。もって、画像上の文章とそれに対応するテキストとが同時にスクロールされるので、画像上の文章とテキストとの対応をより確実に得ることができる。
第4の効果は、携帯情報端末のユーザが、テキストマーク手段により、テキスト表示領域内で指定したテキスト部分を反転表示させたり、枠で囲んだりした場合に、同時に、対応する画像表示領域内のテキスト表示位置においても、反転表示させたり、枠で囲んだりすることができることにある。もって、指定したテキストに対応する、画像上の文章に目印を付すことができるので、画像上の文章とテキストとの対応をより確実に得ることができる。
第5の効果は、携帯情報端末上で、テキスト上書き手段により、画像表示領域中のテキスト表示領域を削除して、代わりに、よりサイズが大きいといった、視認性の高いフォントの文字を上書き表示することができることにある。もって、画像上の文章をより確実に判読できるようになる。
第6の効果は、指定範囲識別手段により、携帯情報端末のユーザが指定した部分を識別し、テキスト上書き手段により、ユーザが指定した部分について、画像中のテキスト表示領域を削除して、代わりに、よりサイズが大きいといった、視認性の高いフォントの文字を上書き表示することができることにある。もって、画像上で、ユーザが指定した文章をより確実に判読できるようになる。
第7の効果は、あらかじめ設定したデータ制限に収まるように、画像圧縮のアルゴリズムや、色数、画素サイズを変更する、画像サイズ調整手段と、データ制限に収まるように、抽出されたテキストや、抽出された文字メタファイルを圧縮する、テキスト圧縮手段と、データ制限に収まるように、ページ数を増減する、ページ数調整手段と、データ制限に収まるように、画像、テキスト、文字メタファイルから、ダウンロードすべきデータの組み合わせを選択する、データ種別選択手段とをメール処理手段としてあらかじめ有し、圧縮した画像サイズやテキスト、ページ数、データの組み合わせをサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、複合データ表示手段によって、確実に、文書ファイルを、携帯情報端末上に表示することができることにある。もって、ユーザが、文書ファイルの中身をより多く得られるようにすることができる。
第8の効果は、データ制限作成手段により、第7の効果に示した前記データ制限をユーザが携帯情報端末から任意の値に設定することができることにある。もって、ユーザが自由に携帯情報端末から必要なデータサイズを指定することができる。
第9の効果は、携帯情報端末において、表示領域保持手段の他に、表示領域設定手段を有することにより、ユーザが、画像表示領域とテキスト表示領域とのそれぞれのサイズ及び位置を設定することができることにある。もって、ユーザが見やすい配置で画像とテキストとを表示して、ユーザに対するストレスを低減させることができるため、文書ファイルの中身をより効率的に把握できるようになる。
第10の効果は、携帯情報端末において、画像変換手段により、ユーザが見やすいように、ユーザによって、または、自動的に、画像を拡大、縮小、回転及び変形させるような画像変換を行うことができることにある。もって、画像をより見やすくし、ユーザが画像の中身をより確実に把握できるようになる。
第11の効果は、携帯情報端末において、画像処理手段により、ユーザが見やすいように、ユーザによって、または、自動的に、画像の濃淡補正や、色彩補正、ボケ補正、ノイズ除去などの画像処理を実施することができることにある。もって、画像をより見やすくし、ユーザが画像の中身をより確実に把握できるようになる。
第12の効果は、携帯情報端末において、フォント調整手段により、ユーザが見やすいように、ユーザによって、または、自動的に、テキスト表示領域のフォントサイズやフォント種別、書体を変更することができることにある。もって、テキストをより見やすくし、ユーザがテキストの中身をより確実に把握できるようになる。
第13の効果は、携帯情報端末において、自動テキストスクロール手段により、ユーザが見やすいように、自動的にテキストをスクロールすることができることにある。もって、テキストを素早く見ることができ、ユーザが迅速にテキストの中身を把握できるようになる。
第14の効果は、携帯情報端末に表示する画像を画素単位で分割または等分割する、画像分割手段を、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、分割した画像とテキストと共に、分割画像設定に関する情報をもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、画像再構成手段によって、分割画像設定に関する情報を基にして、分割画像の中から、表示に必要な部分のみを選択して再構成することができることにある。もって、携帯情報端末で画像表示に必要なメモリを節約するために、メモリ搭載量の小さい携帯情報端末であっても、画像を表示できるようになる。また、画像ファイルとして表示に必要な部分しか読み込まないため、画像ファイル読み込み時間及び表示処理時間を短縮することができ、高速に表示できるようになる。
第15の効果は、携帯情報端末にダウンロードする画像ファイル、及び、テキストファイル、文字メタファイルを、あらかじめ設定したバイト数単位で分割または等分割するファイル分割手段を、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、分割したファイルと共に、分割対応表に関する情報をもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、ファイル再構成手段によって、分割対応表に関する情報を基にして、分割されたファイルを元に戻すことができることにある。もって、通信時に転送できるファイルサイズが制限されている携帯情報端末であっても、ファイルサイズの大きな画像を転送することができる。また、転送エラーが起こっても、再送の単位が小さく、再送の遅延を小さくすることができるので、ファイルを分割しない場合よりも早く転送・表示することができる。
第16の効果は、画像から文字認識により、テキスト及びその位置などを抽出する文字認識手段と、文字認識結果と抽出したテキストや文字メタファイルとを比較し、互いを補完し合う新たな文字メタファイルを作成する、マッチング手段とを、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、画像とテキストと共に、新たな文字メタファイルをもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、複合データ表示手段により、新たな文字メタファイルを基にして、画像とテキストとで補完し合って、テキストをより正確に表示することができることにある。もって、画像中に埋め込まれた文字についても、テキストとして表示することができる。
第17の効果は、携帯情報端末において、自動ページ切替手段により、自動的にページ切替表示することができることにある。もって、素早く文書内容を概観することができる。
第18の効果は、携帯情報端末において、サムネイル表示手段により、全ページの画像を縮小画像で一覧表示し、ユーザが縮小画像の一覧の中からいずれか1つの縮小画像を選択することによって、そのページの画像及びテキストを表示することができることにある。もって、素早く画像全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる。
第19の効果は、携帯情報端末において、目次表示手段により、全ページについてページ毎の概要やタイトルを一覧表示し、ユーザが一覧の中からいずれか1つの概要やタイトルを選択することによって、そのページの画像及びテキストを表示することができることにある。もって、素早くテキスト全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる。
以下、本発明による文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムの好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、携帯情報端末で文書ファイルを表示する際に、当該文書ファイルの画像イメージと文書ファイルから抽出したテキストとの両方を、同時または切り替えて表示するものであり、表示画像の解像度に限界がある携帯情報端末では、画像の文字が潰れてしまう場合があったとしても、抽出したテキストを表示することにより、ユーザが、画像上の文章に対するテキストを確認しやすくし、文書ファイルに記述されている内容をより確実に把握することができるようにする例を示している。
図1は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第1の実施形態を示すブロック図である。図1に示す第1の実施形態においては、文書ファイル閲覧システム110は、パーソナルコンピュータ115から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段111と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末112と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ113と、これらを相互に接続するネットワーク114と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ113は、例えばWebサーバとして構成する。
メール処理手段111とサーバ113とは、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、メール処理手段111とサーバ113とは、ネットワーク114を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良い。図1は、直接通信する場合を例示している。
一方、携帯情報端末112は、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートPCなどから構成される。携帯情報端末112は、メール処理手段111やサーバ113とは、無線あるいは有線などから構成されるネットワーク114を介して接続される。
メール処理手段111は、メール分離手段1101、画像変換手段1102、テキスト抽出手段1103、データ登録手段1104、添付ファイル情報付加手段1105、メール送信手段1106を少なくとも含んで構成されている。メール分離手段1101は、ネットワーク114を介して、例えば、パーソナルコンピュータ115から送信された電子メールを受信し、メール本文と添付ファイルとに分離するものである。画像変換手段1102は、受信した電子メールの添付ファイルをページ毎に画像に変換するものである。
また、テキスト抽出手段1103は、受信した電子メールの添付ファイルからテキストを抜き出すものである。データ登録手段1104は、画像変換手段1102によってページ毎に変換した画像と、テキスト抽出手段1103によって抽出したテキストとを、サーバ113に登録するものである。
また、添付ファイル情報付加手段1105は、携帯情報端末112がネットワーク114を介してサーバ113に登録された画像とテキストにアクセスすることを可能とするために、登録したサーバ113の名称やアドレスと、登録した場所など、アクセスに必要な情報を、添付ファイル情報として、携帯情報端末112へ送信するメール本文に付加するものである。メール送信手段1106は、添付ファイル情報付加手段1105によって添付ファイル情報が付加されたメールを、メール内で指示されている携帯情報端末112のアドレスに対して送付するものである。
サーバ113は、メール処理手段111によって登録された画像とテキストとを、アクセス要求があった携帯情報端末112に対して、ネットワーク114を介して送信するデータ送信手段1107を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末112は、メール受信手段1108、データダウンロード手段1109、画像テキスト表示手段1110、スクロール手段1111、ページ切替手段1112を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段1108は、メール処理手段111からの添付ファイル情報が付加されたメールを、ネットワーク114を介して、受け取るものである。データダウンロード手段1109は、メール受信手段1108が受信したメールに付加された添付ファイル情報に従って、サーバ113にアクセスして、サーバ113から画像とテキストとをダウンロードするものである。
また、画像テキスト表示手段1110は、ユーザ操作部116の操作に応じて、サーバ113からダウンロードした画像とテキストとを同時に画面表示するか、または、切り替えて画面表示するものである。スクロール手段1111は、テキストと画像それぞれをスクロール表示するものである。ページ切替手段1112は、閲覧ファイルとして複数のページが存在している場合、ページを切り替えて表示するものである。
(動作の説明)
次に、本発明の第1の実施形態として、図1に示す文書ファイル閲覧システム110について、その動作を説明する。
メール処理手段111は、直接通信によりまたはネットワーク114を介して、例えばパーソナルコンピュータ115から送信されてきた電子メールを受信する。ここで、受信した電子メールには、最終的な配信先である、携帯情報端末112のメールアドレスが記載されている。また、受信した電子メールには、携帯情報端末112へ送信するメール本文と添付ファイルとが含まれている。該添付ファイルについては、複数個含まれていても良い。また、該添付ファイルの符号化方式については、例えば実際に広く採用されているMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)フォーマットにエンコードされているものであっても良い。
パーソナルコンピュータ115からメール処理手段111へ電子メールを送信する手段としては、例えば、一般的なメールソフトとして、その宛先に、メール処理手段111のアドレスを指定し、本文中に、最終的な配送先である、携帯情報端末112のアドレスを記述する方法がある。その他、一般的なメールソフトを改造して、宛先として最終的な配送先である、携帯情報端末112のアドレスのみを記述することとし、メール処理手段111のアドレスについては、設定ファイル等にあらかじめ記述することにして、ユーザは、メールソフトに対してメール処理手段111のアドレスを明示的には指定しなくても良いものとすることも可能である。
メール処理手段111が、パーソナルコンピュータ115から電子メールを受信すると、メール分離手段1101は、受信した電子メールについて、メール本文と添付ファイルとを分離する。また、宛先である携帯情報端末112のメールアドレスを抽出する。
画像変換手段1102は、受信した電子メールから分離された添付ファイルを、ページ毎に、例えば、JPEGといったフォーマットの画像に変換する。一方、テキスト抽出手段1103は、受信した電子メールから分離された添付ファイルの中から、ページ毎にテキストデータを抜き出す。
ここで、画像変換手段1102とテキスト抽出手段1103とは、例えば、擬似プリンタドライバ形式を採用する。擬似プリンタドライバ形式とは、コンピュータのアプリケーションからは普通のプリンタのように扱われるものであるが、印刷指示を行うと、通常は、プリンタに送出されるべきページ毎の画像データを遮断して、プリンタへは送出しないで抜き取ることができる。同時に、通常は、プリンタに送出されるべきページ毎のテキストも遮断して、プリンタへは送出しないで抜き取ることができる。本実施形態の場合は、受信した電子メールから分離された添付ファイルの印刷指示を行うと、画像変換手段1102とテキスト抽出手段1103とのそれぞれが、当該添付ファイルを、ページ毎に、例えば、JPEGといったフォーマットの画像に変換したり、当該添付ファイルの中から、ページ毎にテキストデータを抜き出したりする。
なお、標準的なプリンタドライバの作成方法は、広く公開されており、公開されたプリンタドライバの作成方法を基にして、擬似プリンタドライバ形式を構成することができる。また、擬似プリンタドライバ形式は、印刷機能を備え、標準的なプリンタドライバに対応した、ほぼ全てのアプリケーションに対応することができる。ただし、一般に、擬似プリンタドライバ形式を実現するには、経験と高いスキルが必要であるため、通常、擬似プリンタドライバ形式を採用しないで、アプリケーションのファイルを独自に解釈する専用ソフトウェアを開発する場合が多い。
しかしながら、アプリケーションのファイルは、そのフォーマットが完全に非公開であったり、一部しか公開していなかったりするため、画像に変換できなかったり、テキストを抽出できなかったりすることがある。あるいは、たとえ、画像に変換できたとしても、レイアウトやフォント、色が元ファイルと異なってしまうことが多い。さらには、アプリケーション毎にフォーマットの解析が必要となり、多様なアプリケーションへの対応ができなくなる。
一方、擬似プリンタドライバ形式は、広範囲なアプリケーションに対応することができるが、万能ではなく、ごく一部、対応できないアプリケーションも存在する。対応できないアプリケーションについては、そのファイルフォーマットを解釈することができる、公開されている別のソフトウェアを、前記擬似プリンタドライバ形式と併用するようにしても良い。または、当該ファイルフォーマットを解釈するように独自に作成した専用ソフトウェアと、前記擬似プリンタドライバ形式とを併用しても良い。
更に、画像変換手段1102とテキスト抽出手段1103として、特開2004−359803号公報に記載されているような方法を利用して、例えば、対象ファイルを作成したアプリケーションを自動的に起動することにより画面キャプチャし、キャプチャしたこの画面から画像を自動生成し、同時に、該アプリケーションのテキスト部分を選択して保存する機能を自動実行することによってテキストを抽出するようにしても良い。
データ登録手段1104は、画像変換手段1102によって変換した画像とテキスト抽出手段1103によって抽出したテキストデータとをサーバ113に登録する。データ登録手段1104からの登録要求を受け取ったサーバ113では、例えば、添付ファイル毎に、サーバ113のあらかじめ定めた特定のフォルダにまとめて、画像とテキストデータとのそれぞれのファイルを配置する。
添付ファイル情報付加手段1105は、変換した画像ファイルや抽出したテキストファイルと、添付ファイル名や添付ファイルのページ番号との対応付け、及び、該画像ファイルやテキストファイルを登録したサーバ113の名称やアドレスと、登録したサーバ113のフォルダなど、該画像ファイルやテキストファイルへのアクセスに必要な情報を、添付ファイル情報として、メール分離手段1101にて分離した前記メール本文に付加する。ここで、サーバ113をWebサーバとして構成している場合は、添付ファイル情報は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)で示すようにしても良い。
メール送信手段1106は、添付ファイル情報付加手段1105によって添付ファイル情報が付加されたメール本文を、当該電子メール内に指示されている携帯情報端末112のアドレスに対して、ネットワーク114を介して送付する。
また、サーバ113のデータ送信手段1107は、携帯情報端末112からアクセス要求があった場合に、要求された画像とテキストとを登録フォルダから取り出して、要求元の携帯情報端末112に対して、ネットワーク114を介して送信する。
次に、携帯情報端末112側の各ブロックの動作について説明する。メール受信手段1108は、ネットワーク114を介して、メール処理手段111のメール送信手段1106から送信されてくる電子メールを受信する。携帯情報端末112のユーザが、受信した電子メールを開いて、メール本文に付加されている例えばURLで示された前記添付ファイル情報を、例えば、マウスでクリックしたり、タッチペンで指定したり、カーソルを重ねて、特定のボタンを押すなどユーザ操作部116の操作入力をすることによって選択すると、データダウンロード手段1109は、当該添付ファイル情報が示す画像やテキストファイルに対するアクセス要求を、サーバ113に対して、ネットワーク114を介して送信することによって、サーバ113のデータ送信手段1107から、要求した画像とテキストとをネットワーク114を介して受け取る。
画像テキスト表示手段1110は、データダウンロード手段1109によってサーバ113からダウンロードした画像とテキストとを、画面上に同時表示するか、または、画像のみの表示とテキストのみの表示とを切り替えて表示する。画像とテキストとを同時表示する場合、例えば、画像表示領域とテキスト表示領域とを、図22に示すように並べる。
図22は、携帯情報端末112上の画像表示領域とテキスト表示領域との配置例を示す模式図である。図22(A)は、画面の上側に画像表示領域を、下側にテキスト表示領域を割り当てる例を示し、図22(B)は、図22(A)に更に追加して画面の左上に画像表示領域に重複させてテキスト表示領域を確保している例を示している。また、図22(C)は、画面の左側に画像表示領域を、右側にテキスト表示領域を割り当てるとともに、画面左側の中央部には、画像表示領域に重複させてテキスト表示領域を確保している例を示している。
なお、画像とテキストとの同時表示か、画像のみかテキストのみかの選択は、ユーザが、例えば、携帯情報端末112上の特定のボタンを押すことによって指定することができる。
スクロール手段1111は、カーソルキーなどのキー入力や、マウス、ジョイスティックなどによるユーザ操作部116からの操作入力に従って、画像及びテキストの表示画面をスクロールして表示する。
ページ切替手段1112は、画像やテキストが複数ページに亘って存在している場合、ユーザが特定のキー操作やマウス操作、タッチパネル操作を行うといったユーザ操作部116からの操作入力により、ページを切り替えて表示する。
以上のように、図1に示す文書ファイル閲覧システム110においては、メール処理手段111側に画像変換手段1102、テキスト抽出手段1103を配置して、パーソナルコンピュータ115からの受信メールに添付されている添付ファイルを、携帯情報端末112でも表示可能な画像フォーマットの画像に変換するとともに、添付ファイルに含まれているテキストデータを抽出して、変換した画像と抽出したテキストとをサーバ113に登録し、携帯情報端末112に備えたデータダウンロード手段1109によりサーバ113より画像やテキストをダウンロードして、画像テキスト表示手段1110によって、携帯情報端末112の画面上に画像とテキストとの両方を同時にまたは切り替えて表示させることが可能になる。
なお、携帯情報端末112には、一般に、JPEGなどの画像を高速に表示するためのハードウェアやファームウェア、基本ソフトウェアなどがあらかじめ搭載されている場合が多く、画像を表示し、高速に文書を確認することができる。ただし、表示可能な画像には解像度の限界があり、文字が潰れてしまう場合がある。しかし、本実施形態では、メール処理手段111側のテキスト抽出手段1103にて抽出したテキストを表示することにより、文字の潰れが生じないようにし、文書ファイルに記述されている内容をより確実に把握することができる。また、画像とテキストとを同時に表示することにより、ユーザが、画像上の文章に対応するテキストが同時に表示されるので、その内容を確認し易くすることができる。
(他の実施形態)
次に、本発明の文書ファイル閲覧システム他の実施形態について、図を参照しながら、その構成と動作とを説明する。
(第2の実施形態)
まず、第2の実施形態の構成について、図2を用いて説明する。本実施形態においては、文書ファイルの画像イメージとテキストとを登録したサーバから、表示したい画像イメージとテキストを検索してダウンロードしやすくするために、登録された画像とテキストとの一覧を、携帯情報端末に表示する例を示している。
図2は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第2の実施形態を示すブロック図である。図2に示す第2の実施形態においては、文書ファイル閲覧システム120は、パーソナルコンピュータ125から受信した文書ファイルに関するデータを生成する文書ファイル処理手段121と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末122と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ123と、これらを相互に接続するネットワーク124と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ123は、例えばWebサーバとして構成する。
文書ファイル処理手段121とサーバ123とは、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、文書ファイル処理手段121とサーバ123とは、ネットワーク124を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良いし、あるいは、文書ファイル処理手段121とサーバ123とを一体化して構成しても良い。図2は、直接通信する場合を例示している。
一方、携帯情報端末122は、第1の実施形態と同様、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートPCなどから構成され、サーバ123とは、無線あるいは有線などから構成されるネットワーク124を介して接続される。
文書ファイル処理手段121は、画像変換手段1202、テキスト抽出手段1203、データ登録手段1204、アクセス情報生成手段1205、一覧生成手段1206を少なくとも含んで構成されている。画像変換手段1202は、ネットワーク124を介して、例えば、パーソナルコンピュータ125から受信したデータ中のあらかじめ指定した箇所に配置したファイルを、自動的に、ページ毎に、画像へと変換するものである。テキスト抽出手段1203は、指定した箇所に配置されている前記ファイルからテキストを抜き出すものである。
また、データ登録手段1204は、画像変換手段1202によってページ毎に変換した画像と、テキスト抽出手段1203によって抽出したテキストと、をサーバ123に登録するものである。
また、アクセス情報生成手段1205は、携帯情報端末122がネットワーク124を介してサーバ123に登録された画像とテキストにアクセスすることを可能とするために、登録したサーバ123の名称やアドレスと、登録した場所など、アクセスに必要な情報を、アクセス情報として保存するものである。一覧生成手段1206は、画像変換手段1202によって変換され、サーバ123に登録された全てのファイルについて、ファイル毎にアクセスするためのアクセス情報を、一覧表示可能な一覧情報として生成して、サーバ123に登録するものである。
サーバ123は、文書ファイル処理手段121によって登録された画像とテキストと一覧情報とを、アクセス要求があった携帯情報端末122に対して、ネットワーク124を介して送信するデータ送信手段1207を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末122は、一覧表示手段1208、データダウンロード手段1209、画像テキスト表示手段1210、スクロール手段1211、ページ切替手段1212を少なくとも含んで構成されている。一覧表示手段1208は、ネットワーク124を介して、サーバ123に登録されている一覧情報にアクセスして、サーバ123に登録された文書ファイルの一覧情報を受け取って、画面表示するものである。
また、データダウンロード手段1209は、一覧表示手段1208により一覧表示された文書ファイルの中から、ユーザがユーザ操作部126により指定した文書ファイルのダウンロード指示に従って、サーバ123にアクセスして、サーバ123から、対応した文書ファイルに関する、変換された画像と抽出されたテキストとをダウンロードするものである。
また、画像テキスト表示手段1210は、ユーザ操作部126の操作に応じて、サーバ123からダウンロードした画像とテキストとを同時に画面表示するか、または、切り替えて画面表示するものである。スクロール手段1211は、テキストと画像それぞれをスクロール表示するものである。ページ切替手段1212は、閲覧ファイルとして複数のページが存在している場合、ページを切り替えて表示するものである。
(動作の説明)
次に、本発明の第2の実施形態として図2に示す、文書ファイル閲覧システム120について、その動作を説明する。
ユーザは、パーソナルコンピュータ125のアプリケーションを用いて作成した文書ファイルを、ネットワーク124を介して、文書ファイル処理手段121に転送したりして、文書ファイル処理手段121内の特定のフォルダに配置させる。
画像変換手段1202は、常時、その特定のフォルダを監視しており、新たなファイルが配置されたことを検出した場合、あるいは、ユーザ操作部126によるユーザからのキーボード入力やマウス入力で指定したファイルの変換指示があった場合、当該ファイルの各ページを自動的に画像に変換する。テキスト抽出手段1203も、同様に、常時、その特定のフォルダを監視しており、新たなファイルが配置されたことを検出した場合、あるいは、ユーザ操作部126によるユーザからのキーボード入力やマウス入力で指定したファイルからのテキスト抽出指示があった場合、当該ファイルからテキストを自動的に抽出する。
画像変換手段1202とテキスト抽出手段1203とは、第1の実施形態と同様に、例えば、擬似プリンタドライバ形式を採用する。第1の実施形態の場合と同様に、擬似プリンタドライバ形式に対応することができないアプリケーションについては、そのファイルフォーマットを解釈することができる、公開されている別のソフトウェアを、前記擬似プリンタドライバ形式と併用するようにしても良い。または、当該ファイルフォーマットを解釈するように独自に作成した専用ソフトウェアと、前記擬似プリンタドライバ形式とを併用しても良い。
データ登録手段1204は、画像変換手段1202によって変換した画像とテキスト抽出手段1203によって抽出したテキストデータとをサーバ123に登録する。データ登録手段1204からの登録要求を受け取ったサーバ123では、例えば、添付ファイル毎に、サーバ123のあらかじめ定めた特定のフォルダにまとめて、画像とテキストデータとのそれぞれのファイルを配置する。
アクセス情報生成手段1205は、画像変換手段1202によって変換した画像ファイルやテキスト抽出手段1203によって抽出したテキストファイルと、添付ファイル名や添付ファイルのページ番号との対応付け、及び、該画像ファイルやテキストファイルを登録したサーバ123の名称やアドレスと、登録したサーバ123のフォルダなど、該画像ファイルやテキストファイルへのアクセスに必要な情報を、文書ファイル毎に、アクセス情報として生成して保存するとともに、一覧生成手段1206に渡す。
一覧生成手段1206は、アクセス情報生成手段1205から受け取った複数の文書ファイルのアクセス情報を、一覧できるように、一覧情報(一覧メタファイル)としてまとめ、例えば、HTML形式やXML形式を用いたファイルとして、サーバ123の特定のフォルダに特定のファイル名称を付して登録する。例えば、一般的なWebサーバにアクセスした場合、特定の指定が無い場合には、ルートフォルダの「index.html」というファイルを読み込むことになっているため、サーバ123がWebサーバであった場合は、この「index.html」内に一覧情報を記述しても良い。
また、サーバ123のデータ送信手段1207は、携帯情報端末122からアクセス要求があった場合に、要求された画像とテキストと一覧メタファイルとを登録フォルダから取り出して、要求元の携帯情報端末122に対して、ネットワーク124を介して送信する。
次に、携帯情報端末122側の各ブロックの動作について説明する。一覧表示手段1208は、ネットワーク124を介して、サーバ123のデータ送信手段1207から送信されてくる一覧メタファイルすなわち一覧情報を受け取り、当該一覧メタファイルに記述された情報を基にして、携帯情報端末122上の画面に、サーバ123に登録された全てのファイルについての情報を一覧表示する。携帯情報端末122のユーザが、一覧表示されたファイル情報の中からいずれかのファイルを、例えば、マウスでクリックしたり、タッチペンで指定したり、カーソルを重ねて、特定のボタンを押すなどの操作をすることによって選択すると、データダウンロード手段1209は、当該ファイル情報が示す画像やテキストファイルに対するアクセス要求を、サーバ123に対して、ネットワーク124を介して送信する。この結果、サーバ123のデータ送信手段1207から、要求した画像とテキストとをネットワーク124を介して受け取る。
画像テキスト表示手段1210は、データダウンロード手段1209によってサーバ123からダウンロードした画像とテキストとを、画面上に同時表示するか、または、画像のみの表示とテキストのみの表示とを切り替えて表示する。画像とテキストとを同時表示する場合、例えば、画像表示領域とテキスト表示領域とを、第1の実施形態の場合と同様に、図22に示すように並べる。なお、画像とテキストとの同時表示か、画像のみの表示かテキストのみの表示かの選択は、ユーザが、例えば、携帯情報端末122上の特定のボタンを押すことによって指定することができる。
スクロール手段1211は、カーソルキーなどのキー入力や、マウス、ジョイスティックなどによるユーザ操作部126からの操作入力に従って、画像及びテキストの表示画面をスクロールして表示する。
ページ切替手段1212は、画像やテキストが複数ページに亘って存在している場合、ユーザが特定のキー操作やマウス操作、タッチパネル操作を行うといったユーザ操作部126からの操作入力により、ページを切り替えて表示する。
以上のように、図2に示す文書ファイル閲覧システム120においては、文書ファイル処理手段121側にアクセス情報生成手段1205、一覧生成手段1206を配置することによって、携帯情報端末122は、サーバ123に登録されている全ての文書ファイルに関する情報を一覧表示させることが可能であり、ユーザが所望する文書ファイルを素早く検索することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態の構成について、図3を用いて説明する。本実施形態においては、文書ファイルの画像イメージ中から抽出したテキストを画像上の文書の配置と似た配置で表示することにより、画像上の文書すなわち文書ファイル中の文字列とテキストとの対応をより確実に得ることが可能となる例を示している。
図3は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第3の実施形態を示すブロック図である。図3に示す第3の実施形態においては、第1の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム130は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末132と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク134と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ133は、例えばWebサーバとして構成する。
メール処理手段131とサーバ133とは、第1の実施形態と同様、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、メール処理手段131とサーバ133とは、ネットワーク134を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良い。図3は、直接通信する場合を例示している。
一方、携帯情報端末132は、第1の実施形態と同様、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートPCなどから構成される。携帯情報端末132は、メール処理手段131やサーバ133とは、無線あるいは有線などから構成されるネットワーク134を介して接続される。
メール処理手段131は、第1の実施形態と同様に、メール分離手段1301、画像変換手段1302、テキスト抽出手段1303、データ登録手段1304、添付ファイル情報付加手段1305、メール送信手段1306を備えているが、更に、文字メタファイル抽出手段1313を少なくとも含んで構成されている。メール分離手段1301、画像変換手段1302、テキスト抽出手段1303、添付ファイル情報付加手段1305、メール送信手段1306のそれぞれは、図1にて示した第1の実施形態におけるメール分離手段1101、画像変換手段1102、テキスト抽出手段1103、添付ファイル情報付加手段1105、メール送信手段1106と同一のものであり、ここでの重複する説明は省略する。
データ登録手段1304は、画像変換手段1302によってページ毎に変換した画像と、テキスト抽出手段1303によって抽出したテキストと、後述する文字メタファイル抽出手段1313によって抽出された文字メタファイルとを、サーバ133に登録するものである。
文字メタファイル抽出手段1313は、テキスト抽出手段1303がファイルからテキストを抽出する際、文字毎の座標やサイズ、フォント種別、文字の位置などの全てまたはその組み合わせの一部を抽出し、文字メタファイルとして保存するものである。ここで、フォント種別には、例えば、フォントの書体、デザイン、色、太さ等がある。また、文字の位置とは、何行目の何番目の文字か、という情報以外に、ページ毎に画像化されたその画像上の座標を含む。
さらに、画像上の文字座標は、例えば、図23に示すように、画像左上コーナを原点として、文字の外接矩形の左上コーナの縦横座標と、文字の外接矩形の右下コーナとの縦横座標で示す。座標は例えば画素を単位として示す。図23は、画像上の文字座標の付与方法の一例を示す模式図であり、例えば、文字‘A’の座標は、文字の左上コーナ(x1,y1)と右下コーナ(x2,y2)とを用いて、
(x1,y1)−(x2,y2)
と表すことができる。
なお、座標系の付与方法については、前述した以外に、左下を原点とする方法、画像中央を原点とする方法など、数多くの方法がある。同様に、文字の座標の示し方についても、文字の外接矩形の左上コーナと外接矩形のサイズの組み合わせや、外接矩形の中心座標と外接矩形のサイズの組み合わせなど、数多くの方法がある。
また、文字メタファイルのファイル形式としては、例えば、XML形式やHTML形式を用いる。なお、テキストを別ファイルとせず、文字メタファイルに含めても良い。
文字メタファイルには、数多くの形式が存在しているが、単純な例を示すと、例えば、図24に示すように、文字毎に座標を付加して表現する形式がある。この場合、座標情報を削除すればテキストが得られるので、文字メタファイルにはテキストが含まれているとみなすことができる。ここに、図24は、文字メタファイルの表現形式の一例を示す模式図であり、抽出された文字列の文字ごとに、左上X,Y座標、右下X,Y座標を付加して表現する例を示している。
一方、図25に示すように、例えば、文字メタファイルは、文字そのものではなく、ページ毎の文字の順番で示すことができ、この場合、文字メタファイルには、テキストは含まれていない。ここに、図25は、文字メタファイルの表現形式の異なる例を示す模式図であり、抽出された文字列の文字そのものではなく、文字の出現順番に対応して、左上X,Y座標、右下X,Y座標を付加して表現する例を示している。
なお、文字メタファイルに含まれる情報である、文字毎の座標やサイズ、フォント種別については、例えば、擬似プリンタドライバ形式を用いて抽出する。擬似プリンタドライバ形式では抽出できない情報や、対応できないアプリケーションについては、第1の実施形態の場合と同様に、そのファイルフォーマットを解釈し、情報抽出が可能な公開されている別のソフトウェアを擬似プリンタドライバ形式と併用しても良い。あるいは、当該ファイルフォーマットを解釈し、情報の抽出が可能な独自に作成した専用ソフトウェアと、前記擬似プリンタドライバ形式とを併用しても良い。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末132に対して、ネットワーク134を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末132は、メール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段1308、スクロール手段1311、ページ切替手段1312は、第1の実施形態のメール受信手段1108、スクロール手段1111、ページ切替手段1112と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
複合データダウンロード手段1309は、ユーザがユーザ操作部136により指定した文書ファイル(画像及びテキスト)のダウンロード指示に従って、ネットワーク134を介して、サーバ133にアクセスして、サーバ133から画像及びテキストをダウンロードする際に、当該画像及びテキストと共にメール処理手段131によって登録されている前記文字メタファイルも同時にダウンロードするものである。
また、複合データ表示手段1310は、ユーザ操作部136の操作に応じて、サーバ133からダウンロードした画像とテキストとを同時に画面表示するか、または、切り替えて画面表示すると共に、テキストを表示する際に、一緒にダウンロードした文字メタファイルに記述されている、文字の位置、サイズ、フォント種別などに従って、文字を配置するものである。なお、当該文字メタファイルで指定されたフォント種別が、携帯情報端末132に用意されていない場合は、ユーザが前以て定めたか、あるいは、当該携帯情報端末132の製造時に前以て定められた設定に従って、代替フォントを用いることとしても良い。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態の構成について、図4を用いて説明する。本実施形態は、第2の実施形態と第3の実施形態とを複合した形態であり、本実施形態においては、文書ファイルの画像イメージとテキストと文字メタファイルとを登録したサーバから、表示したい文書ファイルの情報を検索してダウンロードしやすくするために、登録された画像とテキストと文字メタファイルとの一覧を、携帯情報端末に表示し、検索指示をして携帯情報端末に表示した文書ファイルの画像イメージ中から抽出したテキストを画像上の文書の配置と似た配置で表示することにより、画像上の文書すなわち文書ファイル中の文字列とテキストとの対応をより確実に得ることが可能となる例を示している。
図4は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第4の実施形態を示すブロック図である。図4に示す第4の実施形態においては、文書ファイル閲覧システム140は、第2の実施形態と同様に、パーソナルコンピュータ145から受信した文書ファイルに関するデータを生成する文書ファイル処理手段141と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末142と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ143と、これらを相互に接続するネットワーク144と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ143は、例えばWebサーバとして構成する。
文書ファイル処理手段141は、画像変換手段1402、テキスト抽出手段1403、データ登録手段1404、アクセス情報生成手段1405、一覧生成手段1406、文字メタファイル抽出手段1413を少なくとも含んで構成されている。画像変換手段1402、テキスト抽出手段1403、アクセス情報生成手段1405、一覧生成手段1406のそれぞれは、図2にて示した第2の実施形態における画像変換手段1202、テキスト抽出手段1203、アクセス情報生成手段1205、一覧生成手段1206と同一のものであり、ここでの重複する説明は省略する。また、データ登録手段1404、文字メタファイル抽出手段1413のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるデータ登録手段1304、文字メタファイル抽出手段1313と同一のものであり、ここでの重複する説明は省略する。
サーバ143は、文書ファイル処理手段141によって登録された画像とテキストと文字メタファイルと一覧情報とを、アクセス要求があった携帯情報端末142に対して、ネットワーク144を介して送信するデータ送信手段1407を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末142は、一覧表示手段1408、複合データダウンロード手段1409、複合データ表示手段1410、スクロール手段1411、ページ切替手段1412を少なくとも含んで構成されている。一覧表示手段1408、スクロール手段1411、ページ切替手段1412のそれぞれは、第2の実施形態の一覧表示手段1208、スクロール手段1211、ページ切替手段1212と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。また、複合データ表示手段1410は、図3にて示した第3の実施形態における複合データ表示手段1310と同一のものであり、ここでの重複する説明は省略する。
また、複合データダウンロード手段1409は、一覧表示手段1408により一覧表示された文書ファイルの中から、ユーザがユーザ操作部146により指定した文書ファイルのダウンロード指示に従って、サーバ143にアクセスして、サーバ143から、対応した文書ファイルに関する、変換された画像と抽出されたテキストと文字メタファイルとをダウンロードするものである。なお、当該文字メタファイルで指定されたフォント種別が、携帯情報端末142に用意されていない場合は、第3の実施形態と同様、ユーザが前以て定めたか、あるいは、当該携帯情報端末142の製造時に前以て定められた設定に従って、代替フォントを用いることとしても良い。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態の構成について、図5を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末152として、同期スクロール手段1514を更に備えることによって、複合データ表示手段1310が表示する画像上の文章とそれに対応するテキストとが同時にスクロールされるようにし、画像上の文章とテキストとの対応をより確実に得ることが可能となる例を示している。
図5は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第5の実施形態を示すブロック図である。図5に示す第5の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム150は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末152と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク154と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末132に対して、ネットワーク154を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末152は、メール受信手段1508、複合データダウンロード手段1509、複合データ表示手段1510、スクロール手段1511、ページ切替手段1512、同期スクロール手段1514を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段1508、複合データダウンロード手段1509、複合データ表示手段1510、スクロール手段1511、ページ切替手段1512のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
同期スクロール手段1514は、テキストと画像とを同時に表示する際に、複合データダウンロード手段1509がネットワーク154を介してサーバ133からダウンロードした文字メタファイルに基づいて、画像とそれに対応するテキストとが、常に画面上に同時に表示されるように、複合データ表示手段1510及びスクロール手段1511と連携して、テキストと画像とを同期してスクロールするものである。
同期したスクロールとは、例えば、図26で示すように、携帯情報端末152上のテキスト表示領域内において、ユーザがスクロールバーをスライドしたり、カーソルキーを特定方向に連続して移動したりすることなどにより、テキストをスクロールする際、画像表示領域内の、対応するテキスト部分が、常に、テキスト表示領域内のテキストと同じような位置にくるように、自動的にスクロールすることである。図26は、テキスト表示領域内のテキストと画像表示領域内のテキストとを同期スクロールさせる動作例を示す模式図であり、テキスト表示領域内のテキスト(文字)をスクロールすると、テキスト表示領域内のテキスト(文字)に対応する文字が表示されるように、画像表示領域も同時にスクロールする場合を例示している。
同期したスクロールは、例えば、テキスト表示領域内に表示されている文字に対応する画像表示領域内の文字の座標を文字メタファイルから読み取ることによって実現することができる。これとは反対に、ユーザが画像表示領域内の画像をスクロールさせた場合には、画像表示領域内のテキストと対応する、テキスト表示領域内のテキストが、常に表示されるように、テキスト表示領域内のテキストをスクロールさせることもできる。このようにして、画像とテキストとを同期させてスクロールすることにより、文書内容をより正確に把握することができるようになる。
また、同期したスクロールについては、例えば、ユーザが無効にすることができる。同期スクロールを無効にした場合は、、第1乃至第4の実施形態の場合と同様に、画像とテキストとをそれぞれ独立させてスクロールすることができるようになる。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、同期スクロール手段1514を追加して備えた文書ファイル閲覧システム150であるが、メール受信手段1508を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成される文書閲覧システムとすることができる。すなわち、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される第4の実施形態を基にして、同期スクロール手段1514を追加して、テキストと対応する画像とを同期スクロールする文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態の構成について、図6を用いて説明する。本実施形態は、図5に示した第5の実施形態のうち、携帯情報端末152のみが異なっており、携帯情報端末162として、指定範囲識別手段1615、テキストマーク手段1616を更に備えることによって、ユーザが画像上の指定した範囲の文章をより確実に判読できるようにする例を示している。
図6は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第6の実施形態を示すブロック図である。図6に示す第6の実施形態においては、第5の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム160は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末162と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク164と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末162に対して、ネットワーク164を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末162は、メール受信手段1608、複合データダウンロード手段1609、複合データ表示手段1610、スクロール手段1611、ページ切替手段1612、同期スクロール手段1614、指定範囲識別手段1615、テキストマーク手段1616を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段1608、複合データダウンロード手段1609、複合データ表示手段1610、スクロール手段1611、ページ切替手段1612、同期スクロール手段1614のそれぞれは、図5にて示した第5の実施形態におけるメール受信手段1508、複合データダウンロード手段1509、複合データ表示手段1510、スクロール手段1511、ページ切替手段1512、同期スクロール手段1514と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
指定範囲識別手段1615は、表示中のテキスト表示領域の内、ユーザがカーソルキーやポインティングデバイスや、タッチペンなどによるユーザ操作部166からの操作入力に従って、テキスト表示領域内のテキストを指定した部分を識別するものである。テキストマーク手段1616は、複合データダウンロード手段1609がダウンロードした文字メタファイルに基づいて、複合データ表示手段1610と連携して、指定範囲識別手段1615によってテキスト表示領域内のテキストの指定した部分について、反転表示や枠で囲む表示などを実施し、同時に、対応する画像表示領域内のテキスト表示位置においても、反転表示や枠で囲む表示などを実施するものである。
テキストマーク手段1616は、例えば、図27で示すように、テキスト表示領域の任意の文字や行を、ユーザが例えばカーソルで指定すると、文字メタファイルに記述されている文字の座標情報に基づいて、画像表示領域内の対応する文字、または、その文字を含む単語、または、その文字を含む行、または、その文字を含む段落を、枠で囲んだり、色や濃淡を反転したりする。図27は、テキスト表示領域内のテキストをマークした際に、画像表示領域内の対応するテキストもマークする動作例を示す模式図であり、テキスト表示領域の行を枠で指定した場合、画像表示領域内の対応するテキストも枠で囲まれる例を示している。
なお、枠で囲むか反転表示させるかは、ユーザが指定できるようにしている。また、枠の色や枠の線の形状、太さ、反転表示時の色などについては、ユーザが自由に設定できるようにしても良い。ここで、画像とテキストとが同期スクロールしないような設定をしている場合であっても、枠で囲んだり反転表示したりできるようにしても良い。これとは反対に、表示されている画像内にあるテキストに対応する、テキスト表示領域内のテキストに対して、枠で囲んだり、反転表示させたり、フォントスタイルや太さを変えたりしても良い。
このようにして、画像とテキストとで対応する部分にマークを付与することにより、文書内容をより正確に把握することができるようになる。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末152とから構成される第5の実施形態を基にして、指定範囲識別手段1615とテキストマーク手段1616とを追加して備えた文書ファイル閲覧システム160であるが、メール受信手段1608を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成される文書閲覧システムとすることができる。すなわち、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される第4の実施形態を基にして、指定範囲識別手段1615とテキストマーク手段1616とを追加して、ユーザが指定したテキストを枠で囲んだり反転表示したりする文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態の構成について、図7を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末172として、テキスト上書き手段1717を更に備えることによって、画像表示領域内のテキスト表示領域を上書きすることを可能にし、画像上の文章をより確実に判読できるようにする例を示している。
図7は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第7の実施形態を示すブロック図である。図7に示す第7の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム170は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末172と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク174と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末172に対して、ネットワーク174を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末172は、メール受信手段1708、複合データダウンロード手段1709、複合データ表示手段1710、スクロール手段1711、ページ切替手段1712、テキスト上書き手段1717を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段1708、複合データダウンロード手段1709、複合データ表示手段1710、スクロール手段1711、ページ切替手段1712のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
テキスト上書き手段1717は、複合データダウンロード手段1709がダウンロードした文字メタファイルに基づいて、複合データ表示手段1710と連携して、画像表示領域内のテキスト表示領域を削除し、代わりに、当該文字メタファイルに基づいて、対応するテキストについて、よりサイズが大きいといった、視認性の高いフォントの文字を画像表示領域内のテキスト表示領域に上書き表示するものである。ここで、画像表示領域内のテキスト表示領域については、文字メタファイル内の文字の座標から判別することができる。また、テキスト表示領域の削除方法としては、例えば、単純にテキスト部分を背景と同じ色で塗りつぶす方法がある。
なお、視認性の高いフォントとは、例えば、太いフォントや、サイズの大きいフォント、ゴシックなどの見やすいデザインのフォントなどを指している。あるいは、色を例えば赤くしても良い。どのようなフォントで代替するかは、ユーザが前以て指定したり、携帯情報端末172の製造時に前以て指定しておいても良い。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、テキスト上書き手段1717を追加して備えた文書ファイル閲覧システム170であるが、メール受信手段1708を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成される文書閲覧システムとすることができる。すなわち、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される第4の実施形態を基にして、テキスト上書き手段1717を追加して、画像中のテキストを視認性の高いフォントに置き換える文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
また、第5、第6の実施形態に対して、テキスト上書き手段1717を追加することにより、同様に、画像中のテキストを、視認性の高いフォントに置き換える新たな実施形態を構成することもできる。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態の構成について、図8を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末182として、指定範囲識別手段1815、テキスト上書き手段1817を更に備えることによって、画像表示領域内のユーザが指定した範囲のテキストを上書きすることを可能にし、画像上の文章をより確実に判読できるようにする例を示している。
図8は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第8の実施形態を示すブロック図である。図8に示す第8の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム180は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末182と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク184と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末182に対して、ネットワーク184を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末182は、メール受信手段1808、複合データダウンロード手段1809、複合データ表示手段1810、スクロール手段1811、ページ切替手段1812、指定範囲識別手段1815、テキスト上書き手段1817を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段1808、複合データダウンロード手段1809、複合データ表示手段1810、スクロール手段1811、ページ切替手段1812のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
指定範囲識別手段1815は、図6にて示した第6の実施形態における指定範囲識別手段1615と同等であり、表示中の画像表示領域内のテキスト表示領域の内、ユーザがカーソルキーやポインティングデバイスや、タッチペンなどによるユーザ操作部186からの操作入力に従って、画像表示領域内のテキスト表示領域にあるテキストを指定した部分を識別するものである。
テキスト上書き手段1817は、図7にて示した第7の実施形態におけるテキスト上書き手段1717とほぼ同等であり、複合データダウンロード手段1809がダウンロードした文字メタファイルに基づいて、複合データ表示手段1810と連携して、指定範囲識別手段1815によってユーザが指定した範囲の画像表示領域内のテキストを削除し、代わりに、当該文字メタファイルに基づいて、対応するテキスト部分について、よりサイズが大きいといった、視認性の高いフォントの文字を画像表示領域内の指定範囲に上書き表示するものである。
視認性の高いフォントへの変更方法については、第7の実施形態と全く同様である。ただし、第7の実施形態の場合、画像表示領域内の全てのテキストを視認性の高いフォントへ変更するものであったが、本実施形態の場合は、ユーザが指定した部分のテキストのみを、視認性の高いフォントへ変更するものである。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、指定範囲識別手段1815とテキスト上書き手段1817とを追加して備えた文書ファイル閲覧システム180であるが、メール受信手段1808を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成される文書閲覧システムとすることができる。すなわち、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される第4の実施形態を基にして、指定範囲識別手段1815とテキスト上書き手段1817とを追加して、画像中のテキストのうち指定した範囲を視認性の高いフォントに置き換える文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
また、第5、第6の実施形態に対して、指定範囲識別手段1815とテキスト上書き手段1817とを追加することにより、同様に、画像中のテキストのうち指定した範囲を、視認性の高いフォントに置き換える新たな実施形態を構成することもできる。
(第9の実施形態)
次に、第9の実施形態の構成について、図9を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、メール処理手段131のみが異なっており、メール処理手段191として、データ制限保持手段1918、画像サイズ調整手段1919、テキスト圧縮手段1920、ページ数調整手段1921、データ種別選択手段1922を更に備えることによって、ユーザが文書ファイルの中身をより多く把握することを可能にする例を示している。
図9は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第9の実施形態を示すブロック図である。図9に示す第9の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム190は、パーソナルコンピュータ195から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段191と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末192と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ193と、これらを相互に接続するネットワーク194と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ193は、例えばWebサーバとして構成する。
メール処理手段191とサーバ193とは、第3の実施形態と同様、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、メール処理手段191とサーバ193とは、ネットワーク194を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良い。図9は、直接通信する場合を例示している。
一方、携帯情報端末192は、第3の実施形態と同様、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートPCなどから構成され、第3の実施形態の図3に示す携帯情報端末132と同一のブロックからなっている。携帯情報端末192は、メール処理手段191やサーバ193とは、無線あるいは有線などから構成されるネットワーク194を介して接続される。
メール処理手段191は、メール分離手段1901、画像変換手段1902、テキスト抽出手段1903、データ登録手段1904、添付ファイル情報付加手段1905、メール送信手段1906、文字メタファイル抽出手段1913、データ制限保持手段1918、画像サイズ調整手段1919、テキスト圧縮手段1920、ページ数調整手段1921、データ種別選択手段1922を少なくとも含んで構成されている。
メール分離手段1901、画像変換手段1902、テキスト抽出手段1903、データ登録手段1904、添付ファイル情報付加手段1905、メール送信手段1906、文字メタファイル抽出手段1913のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール分離手段1301、画像変換手段1302、テキスト抽出手段1303、データ登録手段1304、添付ファイル情報付加手段1305、メール送信手段1306、文字メタファイル抽出手段1313と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
データ制限保持手段1918は、あらかじめ設定した、ファイルサイズ、画像サイズ、ページ数といったダウンロードするデータについての制限を、データ制限として保持するものである。画像サイズ調整手段1919は、データ制限保持手段1918に保持されているデータ制限に収まるように、画像圧縮のアルゴリズムや、色数、画素サイズを変更するように、画像変換手段1902に対して指示するものである。
データ制限保持手段1918に保持されるデータ制限については、例えば、CSV形式やXML形式のファイルとして保存する。ここで、データ制限内のファイルサイズについては、例えば、バイト単位で記述する。画像サイズについては、例えば、画像縦横それぞれの画素数で記述する。この他、画像の色数や、透過画像を示すビットの有無を、データ制限の一つとしても良い。これらのデータ制限については、変換する文書ファイル全体に適用しても良いし、ページ単位で適用することにしても良い。
また、テキスト圧縮手段1920は、データ制限保持手段1918に保持されているデータ制限に収まるように、テキスト抽出手段1903によって抽出されたテキストや、文字メタファイル抽出手段1913によって抽出された文字メタファイルを圧縮して、データ登録手段1904に引き渡すものである。画像圧縮のアルゴリズムについては、JPEG、JPEG2000、GIF、PNGなど数多くの方法が提案されており、それらを適用することができる。
また、色数を減らすことによっても、画像サイズを小さくすることができる。一方、文字メタファイルの圧縮方法については、ランレングス法など、一般的なデータ圧縮法として提案されている数多くの手法を適用することができる。
ページ数調整手段1921は、データ制限保持手段1918に保持されているデータ制限に収まるようにページ数を増減することを画像変換手段1902に指示するものである。ページ数の調整方法については、例えば、全ページを画像に変換し、全ページからテキストや文字メタファイルを抽出した後、ファイルサイズを算出し、その合計が、データ制限保持手段1918に保持されているデータ制限に収まるまで、順に終わりの方のページからデータを削除する方法がある。
また、1ページごとに順次ファイルサイズを算出し、その合計値が、データ制限保持手段1918に保持されているデータ制限を越えた段階で、画像変換手段1902による変換を停止し、変換した最後のページをさらに削除する方法もある。特定の画像フォーマット変換手法では、出力後のファイルサイズを指定できるものもあるが、正確に一致することは少ない。ただし、ある程度の目安にはなるので、変換時に変換後のサイズを一旦指定して、変換後に、データ制限保持手段1918に保持されているデータ制限に収まるように、ページ数を微調整する方法もある。
また、データ種別選択手段1922は、データ制限保持手段1918に保持されているデータ制限に収まるように、画像、テキスト、文字メタファイルから、ダウンロードすべきデータの組み合わせを選択して、選択したデータだけをデータ登録手段1904に対して引き渡すものである。データ種別選択手段1922では、例えば、画像のみ、あるいは、テキストのみ、文字メタファイルのみ、という選択を行うものであっても良い。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、データ制限保持手段1918、画像サイズ調整手段1919、テキスト圧縮手段1920、ページ数調整手段1921、データ種別選択手段1922を追加して備えた文書ファイル閲覧システム190であるが、第1、第2、第4〜第8の実施形態のいずれかに対して、データ制限保持手段1918、画像サイズ調整手段1919、テキスト圧縮手段1920、ページ数調整手段1921、データ種別選択手段1922を追加して、本実施形態と同様、あらかじめ設定したデータ制限に収まるようにデータを削減する、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム190であるが、例えば、添付ファイル情報付加手段1905とメール送信手段1906とをアクセス情報生成手段1405と一覧生成手段1406とに入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、あらかじめ設定したデータ制限に収まるようにデータを削減する、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第10の実施形態)
次に、第10の実施形態の構成について、図10を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、メール処理手段131と携帯情報端末132とが異なっており、メール処理手段201として、データ制限保持手段2018、画像サイズ調整手段2019、テキスト圧縮手段2020、ページ数調整手段2021、データ種別選択手段2022、データ制限受信手段2023を、また、携帯情報端末202として、データ制限作成手段2024、データ制限送信手段2025を更に備えることによって、ユーザが携帯情報端末202から必要なデータサイズを自由に指定することができ、かつ、ユーザが文書ファイルの中身をより多く把握することを可能とする例を示している。
図10は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第10の実施形態を示すブロック図である。図10に示す第10の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム200は、パーソナルコンピュータ205から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段201と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末202と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ203と、これらを相互に接続するネットワーク204と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ203は、例えばWebサーバとして構成する。
メール処理手段201とサーバ203とは、第3の実施形態と同様、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、メール処理手段201とサーバ203とは、ネットワーク204を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良い。図10は、直接通信する場合を例示している。
一方、携帯情報端末202は、第3の実施形態と同様、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートPCなどから構成される。携帯情報端末202は、メール処理手段201やサーバ203とは、無線あるいは有線などから構成されるネットワーク204を介して接続される。
メール処理手段201は、メール分離手段2001、画像変換手段2002、テキスト抽出手段2003、データ登録手段2004、添付ファイル情報付加手段2005、メール送信手段2006、文字メタファイル抽出手段2013、データ制限保持手段2018、画像サイズ調整手段2019、テキスト圧縮手段2020、ページ数調整手段2021、データ種別選択手段2022、データ制限受信手段2023を少なくとも含んで構成されている。
メール分離手段2001、画像変換手段2002、テキスト抽出手段2003、データ登録手段2004、添付ファイル情報付加手段2005、メール送信手段2006、文字メタファイル抽出手段2013のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール分離手段1301、画像変換手段1302、テキスト抽出手段1303、データ登録手段1304、添付ファイル情報付加手段1305、メール送信手段1306、文字メタファイル抽出手段1313と全く同等であり、また、データ制限保持手段2018、画像サイズ調整手段2019、テキスト圧縮手段2020、ページ数調整手段2021、データ種別選択手段2022は、図9にて示した第9の実施形態におけるデータ制限保持手段1918、画像サイズ調整手段1919、テキスト圧縮手段1920、ページ数調整手段1921、データ種別選択手段1922と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。なお、データの削減方法については、第9の実施形態で説明した方法と同じ方法を用いても良い。
データ制限受信手段2023は、携帯情報端末202からネットワーク204を介して受け取ったデータ制限を、データ制限保持手段2018に引き渡すものである。
一方、携帯情報端末202においては、メール受信手段2008、複合データダウンロード手段2009、複合データ表示手段2010、スクロール手段2011、ページ切替手段2012、データ制限作成手段2024、データ制限送信手段2025を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2008、複合データダウンロード手段2009、複合データ表示手段2010、スクロール手段2011、ページ切替手段2012は、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
データ制限作成手段2024は、キー入力や、ボタン選択のユーザ操作部206の入力操作などにより、ユーザが、メール処理手段201のデータ制限保持手段2018に保持されるべきデータ制限を作成するものである。データ制限送信手段2025は、データ制限作成手段2024にて作成されたデータ制限を、ネットワーク204を介してメール処理手段201のデータ制限受信手段2023に対して送信するものである。
以上のような構成からなる本実施形態の文書ファイル閲覧システム200は、データ制限作成手段2024とデータ制限送信手段2025とを携帯情報端末202に更に備え、データ制限受信手段2023をメール処理手段201に更に備えることによって、メール処理手段201のデータ制限保持手段2018に保持されるべきデータ制限(データサイズ)を携帯情報端末202のユーザが当該携帯情報端末202から任意の値に設定することができる点が、図9に示す第9の実施形態の場合と異なっている。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、メール処理手段201として、データ制限保持手段2018、画像サイズ調整手段2019、テキスト圧縮手段2020、ページ数調整手段2021、データ種別選択手段2022、データ制限受信手段2023を、メール処理手段131に追加し、また、携帯情報端末202として、データ制限作成手段2024、データ制限送信手段2025を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム200であるが、第1、第2、第4〜第8の実施形態のいずれかに対して、データ制限保持手段2018、画像サイズ調整手段2019、テキスト圧縮手段2020、ページ数調整手段2021、データ種別選択手段2022、データ制限受信手段2023と、データ制限作成手段2024、データ制限送信手段2025とを追加して、本実施形態と同様、ユーザがあらかじめ任意の値に設定したデータ制限に収まるようにデータを削減する、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム200であるが、例えば、添付ファイル情報付加手段2005とメール送信手段2006とをアクセス情報生成手段1405と一覧生成手段1406とに入れ替え、メール受信手段2008を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、ユーザがあらかじめ任意の値に設定したデータ制限に収まるようにデータを削減する、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第11の実施形態)
次に、第11の実施形態の構成について、図11を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末212として、表示領域保持手段2126、表示領域設定手段2127を更に備えることによって、ユーザが見やすい位置(場所)としてあらかじめ設定している表示領域に画像とテキストとを表示し、ユーザに対するストレスを低減させることを可能とし、文書ファイルの中身をより効率的に把握できるようにする例を示している。
図11は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第11の実施形態を示すブロック図である。図11に示す第11の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム210は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末212と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク214と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末212に対して、ネットワーク214を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末212は、メール受信手段2108、複合データダウンロード手段2109、複合データ表示手段2110、スクロール手段2111、ページ切替手段2112、表示領域保持手段2126、表示領域設定手段2127を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2108、複合データダウンロード手段2109、複合データ表示手段2110、スクロール手段2111、ページ切替手段2112のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
表示領域保持手段2126は、画像とテキストとを同時に表示する際に、ユーザがあらかじめ指定した、画像表示領域とテキスト表示領域とのそれぞれのサイズ及び位置と、領域の個数とを表示領域の設定情報として保持するものである。表示領域設定手段2127は、表示領域保持手段2126にあらかじめ保持されている表示領域か、あるいは、表示の都度ユーザが指定した表示領域に従って、複合データ表示手段2110に対して表示すべき領域を指示するものである。
表示領域の指定とは、例えば、図22(A)乃至(C)に示したような、画像表示領域とテキスト表示領域との複数の配置方法の中から、いずれかの配置方法をユーザが選択することができたり、または、任意の配置方法をユーザが指定することができる。
図22(A)乃至(C)のようにあらかじめ用意された配置方法の中から選択する場合、例えば、各配置方法におけるデザイン画像(表示画面例)を表示し、ユーザがカーソルキーやマウスなどのユーザ操作部216の操作入力によって指定する方法を用いることができる。一方、任意の配置方法をユーザが指定する方法としては、例えば、ユーザがキー操作やマウス操作、タッチパネル操作などのユーザ操作部216の操作入力によって、画像表示領域やテキスト表示領域の各表示領域を移動する方法を用いることができる。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末212として、表示領域保持手段2126、表示領域設定手段2127を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム210であるが、第1、第2、第4〜第10の実施形態のいずれかに対して、表示領域保持手段2126、表示領域設定手段2127を追加して、本実施形態と同様、ユーザ指定に基づく、携帯情報端末上での、画像表示領域とテキスト表示領域それぞれのサイズ及び位置、その個数を変更することができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム210であるが、例えば、メール受信手段2108を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、ユーザ指定に基づく、携帯情報端末上での、画像表示領域とテキスト表示領域それぞれのサイズ及び位置、その個数を変更することができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第12の実施形態)
次に、第12の実施形態の構成について、図12を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末222として、画像変換手段2228を更に備えることによって、画像をより見やすく変換し、ユーザが画像の中身をより確実に把握することができるようにする例を示している。
図12は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第12の実施形態を示すブロック図である。図12に示す第12の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム220は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末222と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク224と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末222に対して、ネットワーク224を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末222は、メール受信手段2208、複合データダウンロード手段2209、複合データ表示手段2210、スクロール手段2211、ページ切替手段2212、画像変換手段2228を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2208、複合データダウンロード手段2209、複合データ表示手段2210、スクロール手段2211、ページ切替手段2212のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
画像変換手段2228は、ユーザが見やすいように、ユーザの指示に基づいて、または、自動的に、画像を拡大、縮小、回転及び変形などを行う画像変換を実施し、その画像変換結果を複合データ表示手段2210に引き渡すものである。画像変換手段2228は、例えばアフィン変換により、画像を任意の形に変形させることができる。また、自動的な変換とは、例えば、画像が画像表示領域より小さい場合には、画像表示領域に丁度収まるように自動的に拡大したり、画像が逆さまに回転している状態になっている場合、正位になるように自動的に回転させたりするものである。ここで、画像の回転を自動的に検出するためには、例えば、文字認識や画像認識による、画像の向きの検出を行う方法を用いれば良い。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末222として、画像変換手段2228を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム220であるが、第1、第2、第4〜第11の実施形態のいずれかに対して、画像変換手段2228を追加して、本実施形態と同様、ユーザ指定に基づいて、あるいは、自動的に、携帯情報端末上で、画像をより見やすく変換することができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム220であるが、例えば、メール受信手段2208を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、ユーザ指定に基づいて、あるいは、自動的に、携帯情報端末上で、画像をより見やすく変換することができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第13の実施形態)
次に、第13の実施形態の構成について、図13を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末232として、画像処理手段2329を更に備えることによって、画像をより見やすくし、ユーザが画像の中身をより確実に把握できるようにする例を示している。
図13は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第13の実施形態を示すブロック図である。図13に示す第13の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム230は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末232と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク234と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末232に対して、ネットワーク234を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末232は、メール受信手段2308、複合データダウンロード手段2309、複合データ表示手段2310、スクロール手段2311、ページ切替手段2312、画像処理手段2329を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2308、複合データダウンロード手段2309、複合データ表示手段2310、スクロール手段2311、ページ切替手段2312のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
画像処理手段2329は、ユーザが見やすいように、ユーザの指示に基づいて、または、自動的に、画像の濃淡補正や、色彩補正、ボケ補正、ノイズ除去などの画像処理を実施し、その画像処理結果を複合データ表示手段2310に引き渡すものである。画像の濃淡補正としては、例えば、ガンマ補正や、ヒストグラム平坦化を用いる。
また、色彩補正としては、例えば、彩度を強調する補正を行う。また、画像認識により、対象物を認識し、例えば、対象物が人物の顔などの場合、より自然な肌色になるように、色彩を調整する方法もある。
また、ボケ補正としては、例えば、数多くの提案がなされているいずれかのエッジ強調法を用いる。また、ウィーナーフィルタを用いても良い。ノイズ除去としては、移動平均法やメディアンフィルタを初めとして数多く提案されている平滑化法を用いる。
以上のような画像処理を自動的に実施する場合、前以て設定しておいたパラメータに基づいて実施するようにする。また、ユーザが指示する場合、ユーザがキー操作、マウス操作、タッチパネル操作などのユーザ操作部236の操作入力により、任意の画像処理用のパラメータを指定する。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末232として、画像処理手段2329を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム230であるが、第1、第2、第4〜第12の実施形態のいずれかに対して、画像処理手段2329を追加して、本実施形態と同様、ユーザ指定に基づいて、あるいは、自動的に、携帯情報端末上で、画像をより見やすく画像処理することができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム230であるが、例えば、メール受信手段2308を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、ユーザ指定に基づいて、あるいは、自動的に、携帯情報端末上で、画像をより見やすく画像処理することができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第14の実施形態)
次に、第14の実施形態の構成について、図14を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末242として、フォント調整手段2430を更に備えることによって、テキストのフォントをより見やすくし、ユーザがテキストの中身をより確実に把握できるようにする例を示している。
図14は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第14の実施形態を示すブロック図である。図14に示す第14の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム240は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末242と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク244と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末242に対して、ネットワーク244を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末242は、メール受信手段2408、複合データダウンロード手段2409、複合データ表示手段2410、スクロール手段2411、ページ切替手段2412、フォント調整手段2430を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2408、複合データダウンロード手段2409、複合データ表示手段2410、スクロール手段2411、ページ切替手段2412のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
フォント調整手段2430は、ユーザが見やすいように、ユーザの指示に基づいて、または、自動的に、テキスト表示領域のフォントサイズやフォント種別、書体を変更するようにフォントを調整し、その調整結果を複合データ表示手段2410に対して指示するものである。フォントサイズやフォント種別、書体を自動的に設定する場合は、前以て定めておいた設定のフォントに基づいてテキストを表示する。一方、ユーザが指示する場合は、ユーザがキー操作、マウス操作、タッチパネル操作などのユーザ操作部246の操作入力により、任意のフォントの設定を指定する。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末242として、フォント調整手段2430を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム240であるが、第1、第2、第4〜第13の実施形態のいずれかに対して、フォント調整手段2430を追加して、本実施形態と同様、ユーザ指定に基づいて、あるいは、自動的に、携帯情報端末上で、テキストのフォントをより見やすいフォントに変更調整することができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム240であるが、例えば、メール受信手段2408を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、ユーザ指定に基づいて、あるいは、自動的に、携帯情報端末上で、テキストのフォントをより見やすいフォントに変更調整することができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第15の実施形態)
次に、第15の実施形態の構成について、図15を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末252として、自動テキストスクロール手段2531を更に備えることによって、テキストを自動的にスクロールして、閲覧すべきテキストを素早く見ることができ、ユーザが迅速にテキストの中身を把握できるようにする例を示している。
図15は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第15の実施形態を示すブロック図である。図15に示す第15の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム250は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末252と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク254と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末252に対して、ネットワーク254を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末252は、メール受信手段2508、複合データダウンロード手段2509、複合データ表示手段2510、スクロール手段2511、ページ切替手段2512、自動テキストスクロール手段2531を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2508、複合データダウンロード手段2509、複合データ表示手段2510、スクロール手段2511、ページ切替手段2512のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
自動テキストスクロール手段2531は、ユーザが見やすいように、自動的に、テキストをスクロールするものである。自動的なテキストスクロールは、例えば、ユーザがテキスト表示するページを切り替えたタイミングで開始する。あるいは、例えば、ユーザが特定のボタンを押すと、スクロールを開始するものである。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末252として、自動テキストスクロール手段2531を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム250であるが、第1、第2、第4〜第14の実施形態のいずれかに対して、自動テキストスクロール手段2531を追加して、本実施形態と同様、携帯情報端末上で、テキストを自動的にスクロールすることができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム250であるが、例えば、メール受信手段2508を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、携帯情報端末上で、テキストを自動的にスクロールすることができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第16の実施形態)
次に、第16の実施形態の構成について、図16を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、メール処理手段131と携帯情報端末132とが異なっており、メール処理手段261として、画像分割設定保持手段2632、画像分割手段2633をメール処理手段131に更に追加し、また、携帯情報端末262として、画像再構成手段2634を携帯情報端末132に追加すると共に、複合データダウンロード手段1309の代わりに分割複合データダウンロード手段2609を用いることによって、画像表示に必要なメモリを節約したメモリ搭載量の小さい携帯情報端末であっても、画像を表示することを可能にするとともに、画像ファイルとして必要な部分しか読み込まないことにより、画像ファイル読み込み時間及び表示処理時間を短縮し、高速表示を可能としている例を示している。
図16は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第16の実施形態を示すブロック図である。図16に示す第16の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム260は、パーソナルコンピュータ265から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段261と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末262と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ263と、これらを相互に接続するネットワーク264と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ263は、例えばWebサーバとして構成する。
メール処理手段261とサーバ263とは、第3の実施形態と同様、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、メール処理手段261とサーバ263とは、ネットワーク264を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良い。図16は、直接通信する場合を例示している。
一方、携帯情報端末262は、第3の実施形態と同様、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートPCなどから構成される。携帯情報端末262は、メール処理手段261やサーバ263とは、無線あるいは有線などから構成されるネットワーク264を介して接続される。
メール処理手段261は、メール分離手段2601、画像変換手段2602、テキスト抽出手段2603、データ登録手段2604、添付ファイル情報付加手段2605、メール送信手段2606、文字メタファイル抽出手段2613、画像分割設定保持手段2632、画像分割手段2633を少なくとも含んで構成されている。
メール分離手段2601、画像変換手段2602、テキスト抽出手段2603、データ登録手段2604、添付ファイル情報付加手段2605、メール送信手段2606、文字メタファイル抽出手段2613のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール分離手段1301、画像変換手段1302、テキスト抽出手段1303、データ登録手段1304、添付ファイル情報付加手段1305、メール送信手段1306、文字メタファイル抽出手段1313と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
画像分割設定保持手段2632は、ユーザが指定した画像サイズまたは画像分割数を、画像分割設定として保持するものである。また、画像分割手段2633は、画像変換手段2602が生成した画像を、画像分割設定保持手段2632に設定保持されている画像分割設定に従って分割し、分割画像としてデータ登録手段2604に引き渡すものである。なお、データ登録手段2604が、画像分割手段2633によって分割された、文書ファイルに関する分割画像及び分割テキストを、サーバ263に登録する際に、文字メタファイル抽出手段2613によって抽出された当該文書ファイルに関する文字メタファイルと、画像分割手段2633によって分割する際に用いた画像分割設定に関する情報も、同時に、サーバ263に登録する。
画像分割設定は、例えば、図28に示すように、画像の縦横方向に特定個数ずつの画素単位で分割するように設定する。特定の画素単位で分割した場合に端数となる領域については、その領域部分のみは、端数の画素数が示すサイズの画像となる。図28は、画像の縦横をあらかじめ定めた画素数単位に分割する分割例を示す模式図であり、横方向420画素×縦方向350画素の画像について、横方向を120画素単位ごとに、縦方向を100画素単位ごとに分割している例を示している。図28に示すように、横方向の端数となる第4番目の領域は、120画素ではなく、端数の60画素となり、一方、縦方向の端数となる第4番目の領域は、100画素ではなく、端数の50画素となっている。
あるいは、特定の画素単位で分割する代わりに、画像の縦横方向を特定の個数に画像を分割するようにしても良い。例えば、図29に示すように、縦方向を3分割に、横方向を4分割に、といったように分割する。これらの分割数で割り切れない画素の場合、その端数の画素分は、いずれかの分割画像に含めるようにする。図29は、画像の縦横をあらかじめ定めた分割数に分割する分割例を示す模式図であり、横方向1000画素×縦方向1000画素の画像について、横方向を3分割、縦方向を4分割している例を示している。図29に示すように、端数が生じる横方向の1000画素の画像を3分割する場合、2つの分割画像については333画素であり、残りの1つの分割画像のみを334画素としている。
サーバ263は、メール処理手段261によって登録された分割画像と分割テキストと文字メタファイルと画像分割設定とを、アクセス要求があった携帯情報端末262に対して、ネットワーク264を介して送信するデータ送信手段2607を少なくとも含んで構成されている。
一方、携帯情報端末262においては、メール受信手段2608、分割複合データダウンロード手段2609、複合データ表示手段2610、スクロール手段2611、ページ切替手段2612、画像再構成手段2634を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2608、複合データ表示手段2610、スクロール手段2611、ページ切替手段2612は、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
分割複合データダウンロード手段2609は、ユーザがユーザ操作部266により指定した文書ファイル(画像及びテキスト)のダウンロード指示に従って、ネットワーク264を介して、サーバ263にアクセスして、サーバ263から分割画像及び分割テキストをダウンロードする際に、当該分割画像及び分割テキストと共にメール処理手段261によって登録されている文字メタファイル及び画像分割設定も同時にダウンロードするものである。
また、画像再構成手段2634は、分割した画像から、表示に必要な部分のみを選択して再構成し、複合データ表示手段2610に引き渡すものである。すなわち、画像再構成手段2634は、例えば、画像表示領域での表示に必要な部分のみを用いて、表示用の画像を再構成する。例えば、図30に示すように、画像表示領域に必要な部分は、A,B,C,Dの4つの領域にそれぞれ含まれている一部分のみであり、他のE,Fの領域は表示しない場合は、E,Fの領域の画像を用いずに、これらA,B,C,Dの4つの領域の画像部分のみを用いて、画像を再構成する。E,Fの領域の画像のような不要な部分を用いることなく再構成するため、メモリ消費量が少なく、また、画像読み出し処理及び画像表示処理負担も少なくすることができる。図30は、元画像を複数の領域に分割した分割画像のうち、表示に用いる領域の分割画像のみを選択する例を示す模式図である。
従って、画像表示に必要なメモリを節約したメモリ搭載量の小さい携帯情報端末であっても、画像を表示することが可能である。また、画像ファイルとして必要な部分しか読み込まないことにより、画像ファイル読み込み時間及び表示処理時間を短縮し、高速表示をすることも可能としている。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、メール処理手段261として、画像分割設定保持手段2632、画像分割手段2633をメール処理手段131に、また、携帯情報端末262として、画像再構成手段2634を携帯情報端末132に追加すると共に、複合データダウンロード手段1309の代わりに分割複合データダウンロード手段2609を用いた文書ファイル閲覧システム260であるが、第1、第2、第4〜第15の実施形態のいずれかに対して、画像分割設定保持手段2632、画像分割手段2633、画像再構成手段2634を追加すると共に、分割複合データダウンロード手段2609を用いることにより、本実施形態と同様、メモリ搭載量の小さい携帯情報端末であっても、画像を表示することを可能にするとともに、画像ファイルとして必要な部分しか読み込まないことにより、画像ファイル読み込み時間及び表示処理時間を短縮し、高速表示を可能とする、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム260であるが、例えば、添付ファイル情報付加手段2605とメール送信手段2606とをアクセス情報生成手段1405と一覧生成手段1406とに入れ替え、メール受信手段2608を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、メモリ搭載量の小さい携帯情報端末であっても、画像を表示することを可能にするとともに、画像ファイルとして必要な部分しか読み込まないことにより、画像ファイル読み込み時間及び表示処理時間を短縮し、高速表示を可能とする、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第17の実施形態)
次に、第17の実施形態の構成について、図17を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、メール処理手段131と携帯情報端末132とが異なっており、メール処理手段271として、ファイルサイズ設定保持手段2735、ファイル分割手段2736をメール処理手段131に更に追加し、また、携帯情報端末272として、ファイル再構成手段2737を携帯情報端末132に追加すると共に、複合データダウンロード手段1309の代わりに分割複合データダウンロード手段2709を用いることによって、通信時に転送可能なファイルサイズが制限されている携帯情報端末であっても、ファイルサイズの大きな画像を転送することができ、また、転送エラーが起こっても、ファイルを分割していない場合よりも、再送の単位が小さく、再送の遅延が小さくなることにより、早く転送・表示することを可能としている例を示している。
図17は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第17の実施形態を示すブロック図である。図17に示す第17の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム270は、パーソナルコンピュータ275から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段271と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末272と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ273と、これらを相互に接続するネットワーク274と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ273は、例えばWebサーバとして構成する。
メール処理手段271とサーバ273とは、第3の実施形態と同様、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、メール処理手段271とサーバ273とは、ネットワーク274を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良い。図17は、直接通信する場合を例示している。
一方、携帯情報端末272は、第3の実施形態と同様、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)、ノートPCなどから構成される。携帯情報端末272は、メール処理手段271やサーバ273とは、無線あるいは有線などから構成されるネットワーク274を介して接続される。
メール処理手段271は、メール分離手段2701、画像変換手段2702、テキスト抽出手段2703、データ登録手段2704、添付ファイル情報付加手段2705、メール送信手段2706、文字メタファイル抽出手段2713、ファイルサイズ設定保持手段2735、ファイル分割手段2736を少なくとも含んで構成されている。
メール分離手段2701、画像変換手段2702、テキスト抽出手段2703、データ登録手段2704、添付ファイル情報付加手段2705、メール送信手段2706、文字メタファイル抽出手段2713のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール分離手段1301、画像変換手段1302、テキスト抽出手段1303、データ登録手段1304、添付ファイル情報付加手段1305、メール送信手段1306、文字メタファイル抽出手段1313と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
ファイルサイズ設定保持手段2735は、ユーザが指定したファイルサイズに対する制限をファイルサイズ設定として保持するものである。また、ファイル分割手段2736は、ファイルサイズ設定保持手段2735に設定保持されているファイルサイズ設定に従って、データ登録手段2704がサーバ273に登録する、画像、テキスト、文字メタファイルを、ファイルサイズが設定した制限内に収まるように分割し、分割の前後のファイルの対応関係を、分割対応表として、分割したデータ(画像、テキスト、文字メタファイル)と共に、データ登録手段2704に引き渡すものである。
ファイル分割する単位としては、例えば、バイト数を指定することにより、指定したバイト数を単位として分割する。あるいは、ファイルをいくつかに等分割するようにしても良い。携帯情報端末で多く使われている一般的な無線環境においては、同時に送受信可能なデータサイズが制限されており、ファイルをあらかじめ分割することにより、制限を越えないようにすることが必要である。また、送受信エラーとなった場合の再送受信も、ファイルを分割しなければ、再度、サイズの大きい元ファイルを再送受信することになるが、ファイルが分割されている場合、エラーとなった部分のみの再送受信とすることが可能になるので、再送受信に要する時間を短縮する効果もある。
サーバ273は、メール処理手段271によって登録された分割画像と分割テキストと文字メタファイルと分割対応表とを、アクセス要求があった携帯情報端末272に対して、ネットワーク274を介して送信するデータ送信手段2707を少なくとも含んで構成されている。
一方、携帯情報端末272においては、メール受信手段2708、分割複合データダウンロード手段2709、複合データ表示手段2710、スクロール手段2711、ページ切替手段2712、ファイル再構成手段2737を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2708、複合データ表示手段2710、スクロール手段2711、ページ切替手段2712は、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
分割複合データダウンロード手段2709は、ユーザがユーザ操作部276により指定した文書ファイル(画像及びテキスト)のダウンロード指示に従って、ネットワーク274を介して、サーバ273にアクセスして、サーバ273から分割ファイルをダウンロードする際に、当該分割ファイルと共にメール処理手段271によって登録されている文字メタファイル及び分割対応表も同時にダウンロードするものである。
ファイル再構成手段2737は、分割複合データダウンロード手段2709によってダウンロードした分割対応表に従って、分割されている分割ファイルを再構成し、複合データ表示手段2710に引き渡すものである。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、メール処理手段271として、ファイルサイズ設定保持手段2735、ファイル分割手段2736をメール処理手段131に、また、携帯情報端末272として、ファイル再構成手段2737を携帯情報端末132に追加すると共に、複合データダウンロード手段1309の代わりに分割複合データダウンロード手段2709を用いた文書ファイル閲覧システム270であるが、第1、第2、第4〜第16の実施形態のいずれかに対して、ファイルサイズ設定保持手段2735、ファイル分割手段2736、ファイル再構成手段2737を追加すると共に、分割複合データダウンロード手段2709を用いることにより、本実施形態と同様、通信時に転送可能なファイルサイズが制限されている携帯情報端末であっても、ファイルサイズの大きな画像を転送することができ、また、転送エラーが起こっても、ファイルを分割していない場合よりも、再送の単位が小さく、再送の遅延が小さくなることにより、早く転送・表示することを可能とする、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム270であるが、例えば、添付ファイル情報付加手段2705とメール送信手段2706とをアクセス情報生成手段1405と一覧生成手段1406とに入れ替え、メール受信手段2708を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、通信時に転送可能なファイルサイズが制限されている携帯情報端末であっても、ファイルサイズの大きな画像を転送することができ、また、転送エラーが起こっても、ファイルを分割していない場合よりも、再送の単位が小さく、再送の遅延が小さくなることにより、早く転送・表示することを可能とする、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第18の実施形態)
次に、第18の実施形態の構成について、図18を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、メール処理手段131のみが異なっており、メール処理手段281として、文字認識手段2838、マッチング手段2839を更に備えることによって、画像中に埋め込まれた文字についてもテキストとして表示可能とする例を示している。
図18は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第18の実施形態を示すブロック図である。図18に示す第18の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム280は、パーソナルコンピュータ285から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段281と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末132と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ283と、これらを相互に接続するネットワーク284と、を少なくとも含んで構成されている。サーバ283は、例えばWebサーバとして構成する。
メール処理手段281とサーバ283とは、第3の実施形態と同様、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから構成される。また、メール処理手段281とサーバ283とは、ネットワーク284を介して互いに接続されていても良いし、同一コンピュータシステム内で直接通信可能なように構成しても良い。図18は、直接通信する場合を例示している。
メール処理手段281は、メール分離手段2801、画像変換手段2802、テキスト抽出手段2803、データ登録手段2804、添付ファイル情報付加手段2805、メール送信手段2806、文字メタファイル抽出手段2813、文字認識手段2838、マッチング手段2839を少なくとも含んで構成されている。
メール分離手段2801、画像変換手段2802、テキスト抽出手段2803、データ登録手段2804、添付ファイル情報付加手段2805、メール送信手段2806、文字メタファイル抽出手段2813のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール分離手段1301、画像変換手段1302、テキスト抽出手段1303、データ登録手段1304、添付ファイル情報付加手段1305、メール送信手段1306、文字メタファイル抽出手段1313と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
文字認識手段2838は、文字認識により、画像の中からテキストを抽出し、文字毎の座標やフォント種別などを抽出するものである。また、マッチング手段2839は、文字認識手段2838による文字認識の結果と、文字メタファイル抽出手段2813により抽出された文字メタファイルとを比較し、お互いを補完し合う新たな文字メタファイルを作成して、データ登録手段2804に引き渡すものである。
文字認識手段2838は、テキストが画像に埋め込まれているため、テキスト抽出手段2803や文字メタファイル抽出手段2813によって、テキストやその座標が抽出できない場合であっても、文字認識により、画像の中からテキストを抽出し、文字毎の座標を得ることができる。フォントの大きさや種別、スタイルも得ることもできる。
マッチング手段2839は、文字認識手段2838による文字認識の結果と、テキスト抽出手段2803によって抽出されたテキストや、文字メタファイル抽出手段2813によって抽出された文字メタファイルとを比較し、お互いを補完する。例えば、テキスト抽出手段2803や文字メタファイル抽出手段2813では、画像中に埋め込まれた文字や、図形としてデザインされた文字をテキストとして抽出することができない場合や、特定のアプリケーションのファイルから一部の文字しか抽出できない場合がある。一方、文字認識のみでは、誤認識が含まれてしまう。
すなわち、テキスト抽出手段2803や文字メタファイル抽出手段2813、あるいは、文字認識手段2838のいずれの場合も、100%完全にテキスト及びその座標を抽出することができないことがあるので、マッチング手段2839によって、互いに補完し合うことが必要となる。例えば、図31に示すように、テキスト抽出手段2803や文字メタファイル抽出手段2813により抽出したテキストと、文字認識手段2838により認識した文字列とを、マッチング手段2839によって互いを補完し合うことにより、より完全な文章を得る可能性を高めることができる。ここで、補完の方法としては、例えば、広く使われているDPマッチングなどの方法を用いることができる。
図31は、テキスト抽出手段2803によるテキストの抽出結果と文字認識手段2838による文字認識結果とをマッチング手段2839により補完する動作例を示す模式図であり、互いに欠落している文字列を補い合うことによって、「・・・ため、安価に検索システムを構築できる。これらの・・・」という正しいテキストを得ることができる場合を例示している。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、メール処理手段281として、文字認識手段2838、マッチング手段2839をメール処理手段131に追加した文書ファイル閲覧システム280であるが、第1、第2、第4〜第17の実施形態のいずれかに対して、文字認識手段2838、マッチング手段2839を追加することにより、本実施形態と同様、テキスト抽出結果と文字認識結果とを互いを補完し合い、より完全な文章を得る可能性を高め、画像中に埋め込まれた文字についてもテキストとして表示可能とする、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム280であるが、例えば、添付ファイル情報付加手段2805とメール送信手段2806とをアクセス情報生成手段1405と一覧生成手段1406とに入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、画像中に埋め込まれた文字についてもテキストとして表示可能とする、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第19の実施形態)
次に、第19の実施形態の構成について、図19を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末292として、自動ページ切替手段2940を更に備えることによって、ユーザが素早く文書ファイルの内容を概観することができるようにする例を示している。
図19は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第19の実施形態を示すブロック図である。図19に示す第19の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム290は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末292と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク294と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末292に対して、ネットワーク294を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末292は、メール受信手段2908、複合データダウンロード手段2909、複合データ表示手段2910、スクロール手段2911、ページ切替手段2912、自動ページ切替手段2940を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段2908、複合データダウンロード手段2909、複合データ表示手段2910、スクロール手段2911、ページ切替手段2912のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
自動ページ切替手段2940は、自動的にページを切り替え表示するものであり、例えば、ユーザが特定のキー操作、マウス操作、タッチパネル操作などのユーザ操作部296の操作入力を実行することにより、自動的なページ切替を開始したり、終了したりする。ページ切替を順方向と逆方向とのいずれにするかは、例えば、ユーザが特定のキー操作、マウス操作、タッチパネル操作などのユーザ操作部296の操作入力をあらかじめ実行することにより、決定する。あるいは、順方向と逆方向とで、キー操作、マウス操作、タッチパネル操作の仕方や手順、あるいは、押すべきボタンが異なっていても良い。
また、ページ切替の速度については、例えば、あらかじめ定めた速度か、または、ユーザが特定のキー操作や、マウス操作、タッチパネル操作などを実行することによって決定するようにしても良い。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末292として、自動ページ切替手段2940を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム290であるが、第1、第2、第4〜第18の実施形態のいずれかに対して、自動ページ切替手段2940を追加することにより、本実施形態と同様、ユーザが素早く文書ファイルの内容を概観することができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム290であるが、例えば、メール受信手段2908を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、ユーザが素早く文書ファイルの内容を概観することができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第20の実施形態)
次に、第20の実施形態の構成について、図20を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末302として、サムネイル表示手段3041を更に備えることによって、素早く画像全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができるようにする例を示している。
図20は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第20の実施形態を示すブロック図である。図20に示す第20の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム300は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末302と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク304と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末302に対して、ネットワーク304を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末302は、メール受信手段3008、複合データダウンロード手段3009、複合データ表示手段3010、スクロール手段3011、ページ切替手段3012、サムネイル表示手段3041を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段3008、複合データダウンロード手段3009、複合データ表示手段3010、スクロール手段3011、ページ切替手段3012のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
サムネイル表示手段3041は、全ページの画像を縮小画像として一覧表示し、ユーザが一覧表示された縮小画像の中から、1つの縮小画像をキー操作やマウス操作、タッチパネル操作などのユーザ操作部306の操作入力により選択すると、その縮小画像に対応するページの元画像及びテキストを表示するものである。
縮小画像のサイズは、例えば、特定のサイズに前以て定めても良いし、または、ユーザが特定のキー操作、マウス操作、タッチパネル操作によって指定しても良い。縮小画像のサイズの指定方法としては、例えば、元画像の縦横を何分の1に縮小するかという縮尺率指定方法や、縦や横を指定したサイズ以下になるように縮小するサイズ指定方法、といった方法がある。
全ての縮小画像を画像表示領域に一度には表示し切れない場合は、例えば、画像表示領域をスクロールできるようにしても良い。あるいは、全縮小画像が一覧表示できるように、自動的に、縮小画像のサイズを調整しても良い。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末302として、サムネイル表示手段3041を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム300であるが、第1、第2、第4〜第19の実施形態のいずれかに対して、サムネイル表示手段3041を追加することにより、本実施形態と同様、素早く画像全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム300であるが、例えば、メール受信手段3008を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、文書ファイル処理手段と携帯情報端末とから構成され、素早く画像全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
(第21の実施形態)
次に、第21の実施形態の構成について、図21を用いて説明する。本実施形態は、図3に示した第3の実施形態のうち、携帯情報端末132のみが異なっており、携帯情報端末312として、目次表示手段3142を更に備えることによって、素早くテキスト全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができるようにする例を示している。
図21は、本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第21の実施形態を示すブロック図である。図21に示す第21の実施形態においては、第3の実施形態と同様、文書ファイル閲覧システム310は、パーソナルコンピュータ135から受信した文書ファイルに関するデータを生成するメール処理手段131と、文書ファイルを閲覧する携帯情報端末312と、文書ファイルに関するデータを登録するサーバ133と、これらを相互に接続するネットワーク314と、を少なくとも含んで構成されている。
サーバ133は、メール処理手段131によって登録された画像とテキストと文字メタファイルとを、アクセス要求があった携帯情報端末312に対して、ネットワーク314を介して送信するデータ送信手段1307を少なくとも含んで構成されている。
携帯情報端末312は、メール受信手段3108、複合データダウンロード手段3109、複合データ表示手段3110、スクロール手段3111、ページ切替手段3112、目次表示手段3142を少なくとも含んで構成されている。メール受信手段3108、複合データダウンロード手段3109、複合データ表示手段3110、スクロール手段3111、ページ切替手段3112のそれぞれは、図3にて示した第3の実施形態におけるメール受信手段1308、複合データダウンロード手段1309、複合データ表示手段1310、スクロール手段1311、ページ切替手段1312と全く同等であり、ここでの重複する説明は省略する。
目次表示手段3142は、全ページについてページ毎の概要やタイトルを一覧表示し、ユーザが、一覧の中からいずれか1つの概要やタイトルをキー操作やマウス操作、タッチパネル操作などのユーザ操作部316の操作入力により選択すると、その概要やタイトルに対応するページの画像及びテキストを表示するものである。
一覧に表示する概要やタイトルとして、例えば、メール処理手段131において文字メタファイル抽出手段1313により文字メタファイルを抽出する際に、各ページに含まれる文章のタイトルや章、節が得られる場合は、それをタイトルとして用いる。または、抽出されたタイトルの文字列ではなく、抽出されたテキストの最初の数文字をタイトルとする方法も存在する。更に、抽出されたテキストに基づいて文書内容を解析して、自動的に要約を作成してそれを概要とする方法もある。あるいは、要約の自動的な作成方法としては、数多くの手法が提案されており、それらを利用することにしても良い。または、単純に、ページ番号をタイトルとして付加しても良い。
全ての概要やタイトルを画像表示領域に一度に表示し切れない場合は、例えば、画像表示領域をスクロールできるようにしても良い。あるいは、全ての概要やタイトルが一覧できるように、自動的に、フォントのサイズを調整しても良い。
本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される第3の実施形態を基にして、携帯情報端末312として、目次表示手段3142を携帯情報端末132に追加した文書ファイル閲覧システム310であるが、第1、第2、第4〜第20の実施形態のいずれかに対して、目次表示手段3142を追加することにより、本実施形態と同様、素早くテキスト全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる、新たな実施形態の文書閲覧システムを構成することができる。
すなわち、本実施形態は、メール処理手段131と携帯情報端末132とから構成される図3に示す第3の実施形態を基にした文書ファイル閲覧システム310であるが、例えば、メール受信手段3108を一覧表示手段1408に入れ替えれば、文書ファイル処理手段141と携帯情報端末142とから構成される図4に示す第4の実施形態を基にした、素早くテキスト全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる、新たな文書ファイル閲覧システムとすることもできる。
以上に詳細に説明したように、本発明による文書ファイル閲覧システム、文書ファイル閲覧方法、及び、文書閲覧プログラムは、パーソナルコンピュータからのメールに添付された文書ファイルを携帯情報端末でサーバを介して受信し閲覧する場合と、サーバに蓄積されたパーソナルコンピュータ用文書ファイルに関する情報を、携帯情報端末に一覧表示して、いずれかの文書ファイルを選択して閲覧する場合との2つの利用形態を想定している。パーソナルコンピュータ向きに作成された文書ファイルであっても携帯情報端末において閲覧可能とする本発明においては、次のような効果を奏することできる。
第1の効果は、携帯情報端末上で、パーソナルコンピュータ用の文書ファイルを表示可能とするために、文書ファイルを、ページ毎に画像に変換する画像変換手段と、添付ファイルからテキストを抜き出すテキスト抽出手段とを、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、変換した画像と抽出したテキストとをサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、画像テキスト表示手段によって、変換した画像と抽出したテキストを同時に表示するか、または、切り替えて表示することを可能にすることにある。
もって、携帯情報端末では、画像を高速に表示するためのハードウェアやファームウェア、基本ソフトウェアなどがあらかじめ搭載されている場合が多いので、画像を表示し、高速に文書を確認することができる。また、携帯情報端末には画像解像度の限界があるので、テキスト抽出手段により抽出したテキストを表示することにより、文字が潰れてしまって視認できなくなることを防止し、文書ファイルに記述されている内容をより確実に把握することができる。さらに、画像とテキストとを同時に表示することにより、ユーザが、画像上の文章に対するテキストを確認しやすくすることができる。
第2の効果は、文書ファイルからテキストを抽出する際に、文字毎の座標やサイズ、フォント種別などの全てまたはその組み合わせの一部を抽出し、文字メタファイルとして保存する文字メタファイル抽出手段を、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、変換した画像と抽出したテキストと共に、抽出した文字メタファイルをもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、複合データ表示手段によって、この文字メタファイルを解釈し、テキスト表示時に文字メタファイルに記述されている、文字の位置、サイズ、フォント種別などに従って、文字を配置して、携帯情報端末上に表示することができることにある。もって、テキストを画像上の文書の配置と似た配置で表示することができ、画像上の文章とテキストとの対応をより確実に得ることができる。
第3の効果は、携帯情報端末上で、テキストと画像とを同時に表示する際に、同期スクロール手段により、テキストと画像とを同期してスクロールすることができることにある。もって、画像上の文章とそれに対応するテキストとが同時にスクロールされるので、画像上の文章とテキストとの対応をより確実に得ることができる。
第4の効果は、携帯情報端末のユーザが、テキストマーク手段により、テキスト表示領域内で指定したテキスト部分を反転表示させたり、枠で囲んだりした場合に、同時に、対応する画像表示領域内のテキスト表示位置においても、反転表示させたり、枠で囲んだりすることができることにある。もって、指定したテキストに対応する、画像上の文章に目印を付すことができるので、画像上の文章とテキストとの対応をより確実に得ることができる。
第5の効果は、携帯情報端末上で、テキスト上書き手段により、画像表示領域中のテキスト表示領域を削除して、代わりに、よりサイズが大きいといった、視認性の高いフォントの文字を上書き表示することができることにある。もって、画像上の文章をより確実に判読できるようになる。
第6の効果は、指定範囲識別手段により、携帯情報端末のユーザが指定した部分を識別し、テキスト上書き手段により、ユーザが指定した部分について、画像中のテキスト表示領域を削除して、代わりに、よりサイズが大きいといった、視認性の高いフォントの文字を上書き表示することができることにある。もって、画像上で、ユーザが指定した文章をより確実に判読できるようになる。
第7の効果は、あらかじめ設定したデータ制限に収まるように、画像圧縮のアルゴリズムや、色数、画素サイズを変更する、画像サイズ調整手段と、データ制限に収まるように、抽出されたテキストや、抽出された文字メタファイルを圧縮する、テキスト圧縮手段と、データ制限に収まるように、ページ数を増減する、ページ数調整手段と、データ制限に収まるように、画像、テキスト、文字メタファイルから、ダウンロードすべきデータの組み合わせを選択する、データ種別選択手段とをメール処理手段としてあらかじめ有し、圧縮した画像サイズやテキスト、ページ数、データの組み合わせをサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、複合データ表示手段によって、確実に、文書ファイルを、携帯情報端末上に表示することができることにある。もって、ユーザが、文書ファイルの中身をより多く得られるようにすることができる。
第8の効果は、データ制限作成手段により、第7の効果に示した前記データ制限をユーザが携帯情報端末から任意の値に設定することができることにある。もって、ユーザが自由に携帯情報端末から必要なデータサイズを指定することができる。
第9の効果は、携帯情報端末において、表示領域保持手段の他に、表示領域設定手段を有することにより、ユーザが、画像表示領域とテキスト表示領域とのそれぞれのサイズ及び位置を設定することができることにある。もって、ユーザが見やすい配置で画像とテキストとを表示して、ユーザに対するストレスを低減させることができるため、文書ファイルの中身をより効率的に把握できるようになる。
第10の効果は、携帯情報端末において、画像変換手段により、ユーザが見やすいように、ユーザによって、または、自動的に、画像を拡大、縮小、回転及び変形させるような画像変換を行うことができることにある。もって、画像をより見やすくし、ユーザが画像の中身をより確実に把握できるようになる。
第11の効果は、携帯情報端末において、画像処理手段により、ユーザが見やすいように、ユーザによって、または、自動的に、画像の濃淡補正や、色彩補正、ボケ補正、ノイズ除去などの画像処理を実施することができることにある。もって、画像をより見やすくし、ユーザが画像の中身をより確実に把握できるようになる。
第12の効果は、携帯情報端末において、フォント調整手段により、ユーザが見やすいように、ユーザによって、または、自動的に、テキスト表示領域のフォントサイズやフォント種別、書体を変更することができることにある。もって、テキストをより見やすくし、ユーザがテキストの中身をより確実に把握できるようになる。
第13の効果は、携帯情報端末において、自動テキストスクロール手段により、ユーザが見やすいように、自動的にテキストをスクロールすることができることにある。もって、テキストを素早く見ることができ、ユーザが迅速にテキストの中身を把握できるようになる。
第14の効果は、携帯情報端末に表示する画像を画素単位で分割または等分割する、画像分割手段を、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、分割した画像とテキストと共に、分割画像設定に関する情報をもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、画像再構成手段によって、分割画像設定に関する情報を基にして、分割画像の中から、表示に必要な部分のみを選択して再構成することができることにある。もって、携帯情報端末で画像表示に必要なメモリを節約するために、メモリ搭載量の小さい携帯情報端末であっても、画像を表示できるようになる。また、画像ファイルとして表示に必要な部分しか読み込まないため、画像ファイル読み込み時間及び表示処理時間を短縮することができ、高速に表示できるようになる。
第15の効果は、携帯情報端末にダウンロードする画像ファイル、及び、テキストファイル、文字メタファイルを、あらかじめ設定したバイト数単位で分割または等分割するファイル分割手段を、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、分割したファイルと共に、分割対応表に関する情報をもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、ファイル再構成手段によって、分割対応表に関する情報を基にして、分割されたファイルを元に戻すことができることにある。もって、通信時に転送できるファイルサイズが制限されている携帯情報端末であっても、ファイルサイズの大きな画像を転送することができる。また、転送エラーが起こっても、再送の単位が小さく、再送の遅延を小さくすることができるので、ファイルを分割しない場合よりも早く転送・表示することができる。
第16の効果は、画像から文字認識により、テキスト及びその位置などを抽出する文字認識手段と、文字認識結果と抽出したテキストや文字メタファイルとを比較し、互いを補完し合う新たな文字メタファイルを作成する、マッチング手段とを、メール処理手段や文書ファイル処理手段としてあらかじめ有し、画像とテキストと共に、新たな文字メタファイルをもサーバに登録することにより、携帯情報端末においては、サーバからダウンロードして、複合データ表示手段により、新たな文字メタファイルを基にして、画像とテキストとで補完し合って、テキストをより正確に表示することができることにある。もって、画像中に埋め込まれた文字についても、テキストとして表示することができる。
第17の効果は、携帯情報端末において、自動ページ切替手段により、自動的にページ切替表示することができることにある。もって、素早く文書内容を概観することができる。
第18の効果は、携帯情報端末において、サムネイル表示手段により、全ページの画像を縮小画像で一覧表示し、ユーザが縮小画像の一覧の中からいずれか1つの縮小画像を選択することによって、そのページの画像及びテキストを表示することができることにある。もって、素早く画像全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる。
第19の効果は、携帯情報端末において、目次表示手段により、全ページについてページ毎の概要やタイトルを一覧表示し、ユーザが一覧の中からいずれか1つの概要やタイトルを選択することによって、そのページの画像及びテキストを表示することができることにある。もって、素早くテキスト全体を概観し、特定の注目すべきページを素早く見つけ出し、表示することができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第2の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第3の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第4の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第5の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第6の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第7の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第8の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第9の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第10の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第11の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第12の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第13の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第14の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第15の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第16の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第17の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第18の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第19の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第20の実施形態を示すブロック図である。 本発明による文書ファイル閲覧システムのブロック構成に関する第21の実施形態を示すブロック図である。 携帯情報端末上の画像表示領域とテキスト表示領域との配置例を示す模式図である。 画像上の文字座標の付与方法の一例を示す模式図である。 文字メタファイルの表現形式の一例を示す模式図である。 文字メタファイルの表現形式の異なる例を示す模式図である。 テキスト表示領域内のテキストと画像表示領域内のテキストとを同期スクロールさせる動作例を示す模式図である。 テキスト表示領域内のテキストをマークした際に、画像表示領域内の対応するテキストもマークする動作例を示す模式図である。 画像の縦横をあらかじめ定めた画素数単位に分割する分割例を示す模式図である。 画像の縦横をあらかじめ定めた分割数に分割する分割例を示す模式図である。 元画像を複数の領域に分割した分割画像のうち、表示に用いる領域の分割画像のみを選択する例を示す模式図である。 テキスト抽出手段によるテキストの抽出結果と文字認識手段による文字認識結果とをマッチング手段により補完する動作例を示す模式図である。
符号の説明
110,120,130,140,150,160,170,180,190,200,210,220,230,240,250,260,270,280,290,300,310 文書ファイル閲覧システム
111,131,191,201,261,271,281
メール処理手段
112,122,132,142,152,162,172,182,192,202,212,222,232,242,252,262,272,292,302,312 携帯情報端末
113,123,133,143,193,203,263,273,283
サーバ
114,124,134,144,154,164,174,184,194,204,214,224,234,244,254,264,274,284,294,304,314 ネットワーク
115,125,135,145,195,205,265,275,285
パーソナルコンピュータ
116,126,136,146,156,166,176,186,206,216,226,236,246,256,266,276,296,306,316 ユーザ操作部
121,141 文書ファイル処理手段
1101,1301,1901,2001,2601,2701,2801
メール分離手段
1102,1202,1302,1402,1902,2002,2602,2702,2802 画像変換手段
1103,1203,1303,1403,1903,2003,2603,2703,2803 テキスト抽出手段
1104,1204,1304,1404,1904,2004,2604,2704,2804 データ登録手段
1105,1305,1905,2005,2605,2705,2805
添付ファイル情報付加手段
1106,1306,1906,2006,2606,2706,2806
メール送信手段
1107,1207,1307,1407,2607,2707
データ送信手段
1108,1308,1508,1608,1708,1808,2008,2108,2208,2308,2408,2508,2608,2708,2908,3008,3108 メール受信手段
1109,1209 データダウンロード手段
1110,1210 画像テキスト表示手段
1111,1211,1311,1411,1511,1611,1711,1811,2011,2111,2211,2311,2411,2511,2611,2711,2911,3011,3111
スクロール手段
1112,1212,1312,1412,1512,1612,1712,1812,2012,2112,2212,2312,2412,2512,2612,2712,2912,3012,3112
ページ切替手段
1205,1405 アクセス情報生成手段
1206,1406 一覧生成手段
1208,1408 一覧表示手段
1309,1409,1509,1609,1709,1809,2009,2109,2209,2309,2409,2509,2909,3009,3109 複合データダウンロード手段
1310,1410,1510,1610,1710,1810,2010,2110,2210,2310,2410,2510,2610,2710,2910,3010,3110 複合データ表示手段
1313,1413,1913,2013,2613,2713,2813
文字メタファイル抽出手段
1514,1614 同期スクロール手段
1615,1815 指定範囲識別手段
1616 テキストマーク手段
1717,1817 テキスト上書き手段
1918,2018 データ制限保持手段
1919,2019 画像サイズ調整手段
1920,2020 テキスト圧縮手段
1921,2021 ページ数調整手段
1922,2022 データ種別選択手段
2023 データ制限受信手段
2024 データ制限作成手段
2025 データ制限送信手段
2126 表示領域保持手段
2127 表示領域設定手段
2228 画像変換手段
2329 画像処理手段
2430 フォント調整手段
2531 自動テキストスクロール手段
2609,2709 分割複合データダウンロード手段
2632 画像分割設定保持手段
2633 画像分割手段
2634 画像再構成手段
2735 ファイルサイズ設定保持手段
2736 ファイル分割手段
2737 ファイル再構成手段
2838 文字認識手段
2839 マッチング手段
2940 自動ページ切替手段
3041 サムネイル表示手段
3142 目次表示手段

Claims (24)

  1. 文書ファイルを含む添付ファイル付きのメールを処理するメール処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記メール処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記メール処理手段が処理するメールに添付されている文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記メール処理手段は、外部からのメールを受信して、メール本文と添付されている文書ファイルとを分離する、メール分離手段と、前記文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換手段と、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出手段と、前記画像変換手段によりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出手段により抽出したテキストと、を、前記サーバに登録する、データ登録手段と、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、添付ファイル情報として、前記メール分離手段により分離した前記メール本文に付加する、添付ファイル情報付加手段と、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を、当該メール本文内に指示されている前記携帯情報端末のアドレスに対して、前記ネットワークを介して送付する、メール送信手段と、を備え、
    前記サーバは、前記メール処理手段によって登録された画像とテキストに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信手段を備え、
    前記携帯情報端末は、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を前記メール処理手段から前記ネットワークを介して受け取る、メール受信手段と、受け取った前記添付ファイル情報に従って、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロード手段と、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示手段と、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロール手段と、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替手段と、を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  2. 文書ファイルを処理する文書ファイル処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記文書ファイル処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記文書ファイル処理手段が処理する文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記文書ファイル処理手段は、外部からあらかじめ指定した箇所に配置された文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換手段と、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出手段と、前記画像変換手段によりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出手段により抽出したテキストと、を、前記サーバに登録する、データ登録手段と、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、アクセス情報として生成して保存する、アクセス情報生成手段と、前記アクセス情報生成手段が生成して保存した全ての前記アクセス情報のうち、いずれかを選択することが可能な一覧情報を生成して、前記サーバに登録する一覧生成手段を備え、
    前記サーバは、前記文書ファイル処理手段によって登録された前記一覧情報に対する、または、前記文書ファイル処理手段によって登録された画像とテキストとに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、要求された前記一覧情報、または、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信手段を備え、
    前記携帯情報端末は、前記サーバに前記ネットワークを介して前記一覧情報のダウンロード要求をすることにより、前記サーバに登録された前記一覧情報を前記ネットワークを介してダウンロードして一覧表示する一覧表示手段と、一覧表示された前記一覧情報の中から、ユーザが指定した前記アクセス情報に基づいて、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロード手段と、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示手段と、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロール手段と、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替手段と、を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  3. 請求項1または2に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段は、前記テキスト抽出手段により前記文書ファイルからテキストを抽出した際に、文字毎の位置、サイズ、フォント種別を含む情報またはそのいずれかの1乃至複数の組み合わせの情報を抽出して、文字メタファイルとして保存する、文字メタファイル抽出手段を備え、当該文字メタファイル抽出手段により抽出された前記文字メタファイルを、当該文書ファイルの画像とテキストとともに、前記サーバに登録し、
    前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの画像とテキストとをダウンロードする際に、当該文書ファイルの前記文字メタファイルをも同時にダウンロードする、複合データダウンロード手段を、前記データダウンロード手段の代わりに備え、かつ、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する際に、テキストを表示する場合、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルを解釈し、文字メタファイルに記述されている、文字の位置、サイズ、フォント種別を含む情報に従って、文字を配置して表示する複合データ表示手段を、前記画像テキスト表示手段の代わりに備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  4. 請求項3に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、テキストと画像とを同時に表示する場合、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、テキストとそれに対応する画像とが常に画面上に同時に表示されるように、前記複合データ表示手段と連携して、テキストと画像とを同期してスクロールする、同期スクロール手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  5. 請求項4に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、表示中のテキストの内、ユーザが指定した部分を識別する、指定範囲識別手段と、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、前記複合データ表示手段と連携して、前記指定範囲識別手段が指定した部分を、反転表示させたり、あるいは、枠で囲むと、同時に、対応する画像内のテキスト表示位置においても、反転表示させたり、枠で囲む処理を行う、テキストマーク手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、前記複合データ表示手段と連携して、画像中のテキスト表示領域を削除し、代わりに、対応するテキストを、より大きいサイズに代表される、視認性の高いフォントの文字を上書き表示する、テキスト上書き手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  7. 請求項3乃至5のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、表示している画像中のテキストの内、ユーザが指定した部分を識別する、指定範囲識別手段と、前記複合データダウンロード手段がダウンロードした前記文字メタファイルに基づいて、前記複合データ表示手段と連携して、前記指定範囲識別手段が指定した部分について、画像中のテキストを削除し、代わりに、対応するテキストを、より大きいサイズに代表される、視認性の高いフォントの文字を上書き表示する、テキスト上書き手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、あらかじめ設定した、ファイルサイズ、画像サイズ、ページ数に代表されるダウンロードするデータについての制限を、データ制限として保持する、データ制限保持手段と、前記データ制限保持手段に保持された前記データ制限に収まるように、画像圧縮のアルゴリズムや、色数、画素サイズを変更するように、前記画像変換手段に指示する、画像サイズ調整手段と、前記データ制限に収まるように、前記テキスト抽出手段によって抽出されたテキストや、前記文字メタファイル抽出手段によって抽出された前記文字メタファイルを圧縮して、前記データ登録手段に引き渡す、テキスト圧縮手段と、前記データ制限に収まるように、ページ数を増減するように前記画像変換手段に指示する、ページ数調整手段と、前記データ制限に収まるように、前記サーバからダウンロードすべき画像、テキスト、前記文字メタファイルのいずれか1乃至複数の組み合わせのデータを選択し、選択したデータだけを前記データ登録手段に引き渡す、データ種別選択手段をと備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  9. 請求項8に記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、ユーザが前記データ制限保持手段に保持されるべき前記データ制限を作成する、データ制限作成手段と、作成した前記データ制限を、前記ネットワークを介して、前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段に対して送信する、データ制限送信手段を備え、
    前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、前記ネットワークを介して、前記携帯情報端末から送信されてくる前記データ制限を受け取って、前記データ制限保持手段に引き渡す、データ制限受信手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、画像とテキストとを表示する際に、ユーザがあらかじめ指定した、画像表示領域とテキスト表示領域とのそれぞれのサイズ、位置、領域数を表示領域設定として保持する、表示領域保持手段と、前記表示領域保持手段に保持した前記表示領域設定か、または、表示の都度、ユーザが指定した表示領域に従って、前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して表示領域を指示する、表示領域設定手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、ユーザの指示によって、または、自動的に、画像を拡大、縮小、回転、変形に代表される画像変換を実施し、その画像変換結果を前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、画像変換手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、ユーザの指示によって、または、自動的に、画像の濃淡補正、色彩補正、ボケ補正、ノイズ除去に代表される画像処理を実施し、その画像処理結果を前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、画像処理手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、ユーザの指示によって、または、自動的に、テキスト表示領域のフォントサイズ、フォント種別、書体に代表されるフォント調整を実施し、そのフォント調整結果を前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して指示する、フォント調整手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、自動的に、テキストをスクロールする、自動テキストスクロール手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、ユーザが指定した画像サイズまたは画像分割数を、画像分割設定として保持する、画像分割設定保持手段と、前記画像分割設定保持手段に保持された前記画像分割設定に従って、前記画像変換手段が生成した画像を、分割して、前記画像分割設定とともに前記データ登録手段に引き渡す、画像分割手段と、を備え、当該画像分割手段により分割された画像と前記画像分割設定とを、当該文書ファイルのテキストとともに前記サーバに登録し、
    前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの分割された画像とテキストと前記画像分割設定とをダウンロードした際に、前記画像分割設定に基づいて、分割された画像のうち、表示に必要な部分のみを選択して再構成し、前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、画像再構成手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、ユーザが指定したファイルサイズに対する制限をファイルサイズ設定として保持する、ファイルサイズ設定保持手段と、当該ファイルサイズ設定保持手段に設定保持された前記ファイルサイズ設定に従って、前記データ登録手段が前記サーバに登録しようとする画像、テキスト、前記文字メタファイルを、データファイルに分割し、分割前後のファイルの対応関係を分割対応表として、分割した前記データファイルとともにデータ登録手段に引き渡す、ファイル分割手段と、を備え、当該ファイル分割手段により分割された前記データファイルと前記分割対応表とを、前記サーバに登録し、
    前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの分割された前記データファイルと前記分割対応表とをダウンロードした際に、前記分割対応表に基づいて、分割された前記データファイルを再構成し、前記画像テキスト表示手段または前記複合データ表示手段に対して引き渡す、ファイル再構成手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段が、画像の文字認識により、画像の中からテキストを抽出し、文字毎の座標やフォント種別を含む文字メタ情報を抽出する文字認識手段と、前記文字認識手段による文字認識結果と、前記テキスト抽出手段により前記文書ファイルからテキストを抽出した際に、文字毎の位置、サイズ、フォント種別を含む情報またはそのいずれかの1乃至複数の組み合わせの情報として抽出した文字メタファイルとを比較し、互いを補完し合う新たな文字メタファイルを作成し、前記データ登録手段に引き渡す、マッチング手段と、を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  18. 請求項1乃至17のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、画像とテキストとを表示する際に、自動的に、ページを切り替えて表示する、自動ページ切替手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  19. 請求項1乃至18のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、全ページの画像を縮小画像で一覧表示し、ユーザが一覧表示された縮小画像の中から1つの縮小画像を選択すると、選択された縮小画像のページの画像及びテキストを表示する、サムネイル表示手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  20. 請求項1乃至18のいずれかに記載の文書ファイル閲覧システムにおいて、
    前記携帯情報端末が、全ページについてページ毎の概要やタイトルを一覧表示し、ユーザが一覧の中から1つの概要やタイトルを選択すると、選択された概要やタイトルに該当するページの画像及びテキストを表示する、目次表示手段を備えて、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧システム。
  21. 文書ファイルを含む添付ファイル付きのメールを処理するメール処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記メール処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記メール処理手段が処理するメールに添付されている文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧方法であって、
    前記メール処理手段は、外部からのメールを受信して、メール本文と添付されている文書ファイルとを分離する、メール分離ステップと、前記文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換ステップと、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出ステップと、前記画像変換ステップによりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出ステップにより抽出したテキストとを、前記サーバに登録する、データ登録ステップと、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、添付ファイル情報として、前記メール分離ステップにより分離した前記メール本文に付加する、添付ファイル情報付加ステップと、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を、当該メール本文内に指示されている前記携帯情報端末のアドレスに対して、前記ネットワークを介して送付する、メール送信ステップと、を有し、
    前記サーバは、前記メール処理手段によって登録された画像とテキストに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信ステップを有し、
    前記携帯情報端末は、前記添付ファイル情報が付加された前記メール本文を前記メール処理手段から前記ネットワークを介して受け取る、メール受信ステップと、受け取った前記添付ファイル情報に従って、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロードステップと、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示ステップと、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロールステップと、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替ステップと、を有して、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧方法。
  22. 文書ファイルを処理する文書ファイル処理手段と、携帯電話に代表される携帯情報端末と、文書に関する情報を登録するサーバと、前記文書ファイル処理手段、前記携帯情報端末、前記サーバを相互に接続するネットワークから構成され、前記文書ファイル処理手段が処理する文書ファイルを前記携帯情報端末にて閲覧する文書ファイル閲覧方法であって、
    前記文書ファイル処理手段は、外部からあらかじめ指定した箇所に配置された文書ファイルを、ページ毎に、元ファイルのレイアウト、フォント、色を含む情報を前記携帯情報端末で忠実に再現可能な画像に変換する、画像変換ステップと、前記文書ファイルから抽出可能なテキストを忠実に抜き出す、テキスト抽出ステップと、前記画像変換ステップによりページ毎に変換した画像と、前記テキスト抽出ステップにより抽出したテキストとを、前記サーバに登録する、データ登録ステップと、前記サーバに登録した画像とテキストとにアクセスするために必要な情報を、アクセス情報として生成して保存する、アクセス情報生成ステップと、前記アクセス情報生成ステップが生成して保存した全ての前記アクセス情報のうち、いずれかを選択することが可能な一覧情報を生成して、前記サーバに登録する一覧生成ステップと、を有し、
    前記サーバは、前記文書ファイル処理手段によって登録された前記一覧情報に対する、または、前記文書ファイル処理手段によって登録された画像とテキストとに対する前記携帯情報端末からのダウンロード要求を前記ネットワークを介して受け取った際に、要求された前記一覧情報、または、画像とテキストとを要求元の前記携帯情報端末に前記ネットワークを介して送信する、データ送信ステップを有し、
    前記携帯情報端末は、前記サーバに前記ネットワークを介して前記一覧情報のダウンロード要求をすることにより、前記サーバに登録された前記一覧情報を前記ネットワークを介してダウンロードして一覧表示する一覧表示ステップと、一覧表示された前記一覧情報の中から、ユーザが指定した前記アクセス情報に基づいて、前記サーバに前記ネットワークを介してダウンロード要求をすることにより、前記サーバから画像とテキストとをダウンロードする、データダウンロードステップと、小画面であっても前記文書ファイルの内容を確実に把握できるように、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する、画像テキスト表示ステップと、表示されたテキストと画像とのそれぞれをスクロール表示するスクロールステップと、前記文書ファイルが複数ページの場合、ページを切り替えて表示するページ切替ステップと、を有して、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧方法。
  23. 請求項21または22に記載の文書ファイル閲覧方法において、
    前記メール処理手段または前記文書ファイル処理手段は、前記テキスト抽出ステップにより前記文書ファイルからテキストを抽出した際に、文字毎の位置、サイズ、フォント種別を含む情報またはそのいずれかの1乃至複数の組み合わせの情報を抽出して、文字メタファイルとして保存する、文字メタファイル抽出ステップを有し、当該文字メタファイル抽出ステップにより抽出された前記文字メタファイルを、当該文書ファイルの画像とテキストとともに、前記サーバに登録し、
    前記携帯情報端末が、前記ネットワークを介して、前記サーバから前記文書ファイルの画像とテキストとをダウンロードする際に、当該文書ファイルの前記文字メタファイルをも同時にダウンロードする、複合データダウンロードステップを、前記データダウンロードステップの代わりに有し、かつ、ユーザの要求に応じて、前記サーバからダウンロードした画像とテキストとを同時表示するか、または、画像とテキストとを切り替えていずれかを表示する際に、テキストを表示する場合、前記複合データダウンロードステップがダウンロードした前記文字メタファイルを解釈し、文字メタファイルに記述されている、文字の位置、サイズ、フォント種別を含む情報に従って、文字を配置して表示する複合データ表示ステップを、前記画像テキスト表示ステップの代わりに有して、
    構成されていることを特徴とする、文書ファイル閲覧方法。
  24. 請求項21乃至23のいずれかに記載の文書ファイル閲覧方法を、コンピュータが実行可能なプログラム論理として実現することを特徴とする文書閲覧プログラム。

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